JP3906160B2 - 荷台締結構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、荷台をシャシフレームに設ける荷台締結構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6〜図8は従来におけるトラックの一例を模式的に示すもので、ここに図示している従来のトラック1においては、キャブ2後部のシャシフレーム3上に縦根太4及び横根太5を介して箱形の荷台6が搭載されている。
【0003】
シャシフレーム3は車両前後方向へ左右一対で延在するサイドレール7を備えており、サイドレール7の側部には、トルクロッド8及びラテラルロッド(図示せず)等に接続されるサスペンションブラケット9を取り付ると共に、フレーム状の支持部10,11を介して燃料タンク12、エアタンク13を懸架し、更に、板状の支持部14を介してバッテリ15を載置している。ここで、図6、図7中、16はタイヤを、FAはフロントアクスルの配置場所を、RAはリアアクスルの配置場所を示す。
【0004】
縦根太4は、サイドレール7の上面の沿って配置されており、縦根太4の上部に配置される横根太5は、荷台6の床面を支持するよう、車両の幅方向に延在すると共に車両前後方向へ所定間隔を介して複数本で配置されている。ここで、サイドレール7と縦根太4は、Uボルトや対抗ブラケット(図示せず)を介して上下方向に締結されており、縦根太4と横根太5はボルト等(図示せず)により上下方向に締結されている。
【0005】
荷台6は、横根太5の上にボルト締結で敷設される床板17と、床板17の外周に形成される床外枠18と、床外枠18に立設する側壁19と、屋根を形成する上面20等とを備えて構成されている。ここで、サイドレール7から荷台6までの締結構造に関しては、次の特許文献1等が既に先行技術として公知となっている。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−264848号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、斯かる従来構造において荷台6に荷Cを積載した際には、図9に示す如く、サイドレール7においてホイールベース間の所定位置WBP及び車両後端部7Aが下方に撓むと共に、サイドレール7において車両前方7B及びリアアクスルの配置位置RAが上方に撓むため、サイドレール7が全体で上下方向に湾曲し、扉の開閉性が悪化するという問題があった。又、サイドレール7と横根太5がUボルト及び対抗ブラケットで固定された部分は、サイドレール7の上下方向の湾曲を抑制する傾向にあるが、図10に示す如く、横根太5の車両幅方向の外側端部5Aが下方に湾曲してしまうという問題があった。更に、シャシフレーム3に捩り方向の力が作用した場合には、Uボルト及び対抗ブラケットの回転拘束性が低いため、荷台6とシャシフレーム3が歪むという問題があった。更に又、サイドレール7や横根太5の湾曲や捻じれを防止するようフレーム自体を補強する際には重量が著しく増加するという問題があった。
【0008】
本発明は上述の実情に鑑みてなしたもので、荷の積載時におけるシャシフレームの湾曲を防止する荷台締結構造を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1は、車両のシャシフレームと、該シャシフレームの上方に設置される荷台と、前記シャシフレームの側部に設置されるサスペンションブラケット21とを備え、前記サスペンションブラケット21が、前記シャシフレームと荷台を接続して固定するよう構成されたことを特徴とする荷台締結構造、に係るものである。
【0010】
本発明の請求項2は、シャシフレームの上部に配置されて荷台の床面を構成する横根太を、サスペンションブラケット21に接続した請求項1記載の荷台締結構造、に係るものである。
【0011】
本発明の請求項3は、荷台の床面外周に位置する床外枠18を、サスペンションブラケット21に接続した請求項1又は2記載の荷台締結構造、に係るものである。
【0012】
本発明の請求項4は、車両のシャシフレームと、該シャシフレームの上方に配置される横根太5と、該横根太5の上に配置されて床面が形成される荷台6と、前記シャシフレーム3の側部に支持部31を介して設置されるタンク32とを備え、
前記支持部31は、シャシフレーム3の側部から横根太5bの下部まで延在する補強部35を備えてシャシフレーム3と荷台6の横根太5bを固定すると共に、横根太5bより大きい支持板36を備えて前記タンク32を固定したことを特徴とする荷台締結構造、に係るものである。
【0013】
本発明の請求項5は、車両のシャシフレーム3と、該シャシフレーム3の上方に配置される横根太5と、該横根太5の上に配置されて床面が形成される荷台6と、前記シャシフレーム3の側部に支持部41を介して設置されるバッテリ40とを備え、
前記支持部41は、シャシフレーム3の側部から横根太5cの下部まで延在する補強部44を備えてシャシフレーム3と荷台6の横根太5cを固定すると共に、補強部44に隣接して形成される側板45を備えて水平な載置板46を介し前記バッテリ40を搭載したことを特徴とする荷台締結構造、に係るものである。
【0014】
本発明の請求項6は、荷台の床面外周に位置する床外枠18を、支持部31,41に接続した請求項4又は5記載の荷台締結構造、に係るものである。
【0017】
このように、本発明の請求項1によれば、サスペンションブラケット21によりシャシフレームを荷台に固定するので、荷台の剛性を利用してシャシフレームの曲げ剛性を向上させ、荷の積載時におけるシャシフレームの湾曲を十分に防止し、結果的に扉の開閉性の改善を図ることができる。又、サスペンションブラケット21によりシャシフレームを荷台に固定して回転拘束性を高めるので、シャシフレームの捻り剛性を向上させてシャシフレームの捻じれを防止し、結果的に運転操作の安定性及び乗心地を向上させることができる。更に、サスペンションブラケット21によりシャシフレーム及び荷台を補強するので、重量が著しく増加するようなフレーム自体の補強を不要にし、車両全体の軽量化を図ることができる。更に又、サスペンションブラケット21を、サスペンションの支持以外にシャシフレーム及び荷台の補強に使用し得るので、製造コストを低減することができる。
【0018】
請求項2に示す如く、シャシフレームの上部に配置されて荷台の床面を構成する横根太を、サスペンションブラケット21に接続すると、サスペンションブラケット21により横根太をシャシフレームに固定するので、横根太の湾曲を防止し、荷台の床面の剛性を向上させることができる。又、サスペンションブラケット21により横根太をシャシフレームに固定して回転拘束性を高めるので、シャシフレームの捻り剛性を一層向上させてシャシフレームの捻じれを確実に防止し、結果的に運転操作の安定性及び乗心地を適切に向上させることができる。更に、サスペンションブラケット21により横根太を補強するので、重量が著しく増加するような横根太自体の補強を不要にし、車両全体の軽量化を図ることができる。
【0019】
請求項3に示す如く、荷台の床面外周に位置する床外枠18を、サスペンションブラケット21に接続すると、サスペンションブラケット21によりシャシフレームを荷台の床外枠18に固定するので、荷台の剛性を利用してシャシフレームの曲げ剛性を確実に向上させ、荷の積載時におけるシャシフレームの湾曲を最も適切に防止することができる。
【0020】
本発明の請求項4又は5によれば、支持部31,41の補強部35,44によりシャシフレームを荷台に固定するので、荷台の剛性を利用してシャシフレームの曲げ剛性を向上させ、荷の積載時におけるシャシフレームの湾曲を十分に防止し、結果的に扉の開閉性の改善を図ることができる。又、サイドレール7は、支持部31,41で横根太5b,5c及び床外枠18に接続されることにより、荷台6の剛性を加えて全体のシャシフレーム3の剛性を高めることができる。更に、支持部31,41によりシャシフレームを荷台に固定して回転拘束性を高めるので、シャシフレームの捻り剛性を向上させてシャシフレームの捻じれを防止し、結果的に運転操作の安定性及び乗心地を向上させることができる。更に又、支持部31,41によりシャシフレーム及び荷台を補強するので、重量が著しく増加するようなフレーム自体の補強を不要にし、車両全体の軽量化を図ることができる。更に又、支持部31,41を、タンク32又はバッテリ40の支持以外にシャシフレーム及び荷台の補強に使用し得るので、製造コストを低減することができる。
【0021】
請求項に示す如く、荷台6の床面外周に位置する床外枠18を、支持部31,41に接続すると、支持部31,41によりシャシフレーム3を荷台6の床外枠18に固定するので、荷台6の剛性を利用してシャシフレーム曲げ剛性を確実に向上させ、荷の積載時におけるシャシフレーム3の湾曲を最も適切に防止することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
【0025】
図1〜図3は本発明を実施する形態の第一例を示すもので、図6〜図10と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
【0026】
第一例の荷台締結構造が使用されるトラック1は、左右一対のサイドレール7の側面に、エアサスペンションを支持するサスペンションブラケット21を備えており、サスペンションブラケット21の上方に位置する所定の横根太5aには、ボルト孔(図示せず)を備えた締結板22を形成している。
【0027】
サスペンションブラケット21は、サイドレール7の側面にボルト締結し得るプレート状の取付座23と、取付座23から延在して横根太5aの締結板22にボルト締結し得る三角形の補強部24と、取付座23からトルクロッド8まで下方へ延在して形成される延在部25と備えている。又、サスペンションブラケット21の補強部24には床外枠18が溶接等により接続されている。ここで、サスペンションブラケット21を形成する取付座23、補強部24、延在部25は一体成形のものが好ましい。更に、サスペンションブラケット21に対するサイドレール7、床外枠18、横根太5aへの接続は、ボルト締結、溶接等、どのような固定手段でもよい。
【0028】
サスペンションブラケット21の延在部25は、トルクロッド8及びラテラルロッド26を接続しており、ラテラルロッド26には接続部材27を介してベローズ28やリアアスクル29を連結している。ここで、サスペンションブラケット21が支持するサスペンションは、エアサスペンション以外に、リーフサスペンション等の他の構成のサスペンションでもよい。
【0029】
以下、本発明を実施する形態の第一例の作用を説明する。
【0030】
荷台6に荷Cを積載した際には、サイドレール7におけるホイールベース間の所定位置WBP及び車両後端部7Aが下方に撓むと共に車両前方7B及びリアアクスルの配置位置RAが上方に撓むもうとする力に対し、サスペンションブラケット21の補強部24により対抗させる。又、同様に、横根太5の車両幅方向の外側端部5Aが下方に湾曲する力に対しても、サスペンションブラケット21の補強部24により対抗させる。
【0031】
このように、第一例の荷台締結構造によれば、サスペンションブラケット21の補強部24によりシャシフレーム3のサイドレール7を荷台6の横根太5a及び床外枠18に固定するので、サイドレール7の曲げ剛性を向上させ、荷Cの積載時におけるサイドレール7の湾曲を十分に防止し、結果的に扉の開閉性の改善を図ることができる。又、荷台6より幅の小さいサイドレール7は、サスペンションブラケット21で横根太5a及び床外枠18に接続されることにより、荷台6の剛性を加えて全体のシャシフレーム3の剛性を高めることができる。ここで、荷台6の剛性はサイドレール7の剛性より大幅に大きい。更に、サスペンションブラケット21によりシャシフレーム3を荷台6に固定して回転拘束性を高めるので、シャシフレーム3の捻り剛性を向上させてシャシフレーム3の捻じれを防止し、結果的に運転操作の安定性及び乗心地を向上させることができる。更に又、サスペンションブラケット21によりシャシフレーム3及び床外枠18を補強するので、重量が著しく増加するようなフレーム自体の補強を不要にし、車両全体の軽量化を図ることができる。又、サスペンションブラケット21を、サスペンションの支持以外にシャシフレーム3及び荷台6の補強に使用し得るので、製造コストを低減することができる。
【0032】
シャシフレーム3のサイドレール7の上部に配置されて荷台6の床面を構成する横根太5を、サスペンションブラケット21に接続すると、サスペンションブラケット21により横根太5をサイドレール7に固定するので、横根太5の車両幅方向の外側端部5Aが下方に湾曲するような横根太5の湾曲を防止し、荷台6の床面の剛性を向上させることができる。又、サスペンションブラケット21により横根太5をシャシフレーム3に固定して回転拘束性を高めるので、シャシフレーム3の捻り剛性を一層向上させてシャシフレーム3の捻じれを確実に防止し、結果的に運転操作の安定性及び乗心地を適切に向上させることができる。更に、サスペンションブラケット21により横根太5を補強するので、重量が著しく増加するような横根太5自体の補強を不要にし、車両全体の軽量化を図ることができる。
【0033】
荷台6の床面外周に位置する床外枠18を、サスペンションブラケット21に接続すると、サスペンションブラケット21によりシャシフレーム3を荷台6の床外枠18に固定するので、荷台6の剛性を利用してシャシフレーム3の曲げ剛性を確実に向上させ、荷Cの積載時におけるシャシフレーム3の湾曲を最も適切に防止することができる。
【0034】
サスペンションブラケット21は、シャシフレーム3に取り付ける取付座23と、該取付座23から床外枠18まで延在する補強部24とを備えると、軽量且つ簡単な構造でシャシフレーム3を補強するので、重量が著しく増加するようなフレーム自体の補強を不要にして車両全体の軽量化を図る共に製造コストを低減することができる。
【0035】
図4は本発明を実施する形態の第二例を示すもので、図6〜図10と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
【0036】
第二例の荷台締結構造は、シャシフレーム3及び荷台6の補強を、燃料タンクやエアタンク等の載置体を支持する支持部31で為し得るようにしたものであり、第二例の荷台締結構造が使用されるトラック1は、左右一対のサイドレール7の側面に、2箇所でタンク32を挟み込むよう支持する支持部31を備えており、2箇所の支持部31の上方に位置する横根太5bの下面には、ボルト孔(図示せず)を備えた締結板33を形成している。
【0037】
支持部31は、サイドレール7の側面にボルト締結し得る取付座34と、取付座34から補強部35を横根太5bの締結板33近傍まで延在して形成される三角形の補強部35と、補強部35を横根太5bの締結板33にボルト締結させると共にタンク32の両側の上方に位置するよう横根太5bの締結板33より大きな面積で形成される支持板36と備えている。又、支持部31の補強部35には床外枠18が溶接等により接続されている。ここで、支持部31を形成する取付座34、補強部35、支持板36は一体成形のものが好ましい。更に、支持部31に対するサイドレール7、床外枠18、横根太5bへの接続は、ボルト締結、溶接等、どのような固定手段でもよい。
【0038】
支持部31の支持板36は、横根太5bの締結板33から突出した余白部でバンド締結部材37を介してタンク32を懸架している。ここで、タンク32を交換する際には、バンド締結部材37を着脱してタンク32を交換する。
【0039】
以下、本発明を実施する形態の第二例の作用を説明する。
【0040】
荷台6に荷Cを積載した際には、サイドレール7におけるホイールベース間の所定位置WBP及び車両後端部7Aが下方に撓むと共に車両前方7B及びリアアクスルの配置位置RAが上方に撓むもうとする力に対し、支持部31の補強部35により対抗させる。又、同様に、横根太5の車両幅方向の外側端部5Aが下方に湾曲する力に対しても、支持部31の補強部35により対抗させる。
【0041】
このように、第二例の荷台締結構造によれば、支持部31の補強部35によりシャシフレーム3のサイドレール7を荷台6の横根太5b及び床外枠18に固定するので、サイドレール7の曲げ剛性を向上させ、荷Cの積載時におけるサイドレール7の湾曲を十分に防止し、結果的に扉の開閉性の改善を図ることができる。又、荷台6より幅の小さいサイドレール7は、支持部31で横根太5b及び床外枠18に接続されることにより、荷台6の剛性を加えて全体のシャシフレーム3の剛性を高めることができる。ここで、荷台6の剛性はサイドレール7の剛性より大幅に大きい。更に、支持部31によりシャシフレーム3を荷台6に固定して回転拘束性を高めるので、シャシフレーム3の捻り剛性を向上させてシャシフレーム3の捻じれを防止し、結果的に運転操作の安定性及び乗心地を向上させることができる。更に又、支持部31によりシャシフレーム3及び床外枠18を補強するので、重量が著しく増加するようなフレーム自体の補強を不要にし、車両全体の軽量化を図ることができる。又、支持部31を、タンク32の支持以外にシャシフレーム3及び荷台6の補強に使用し得るので、製造コストを低減することができる。
【0042】
シャシフレーム3のサイドレール7の上部に配置されて荷台6の床面を構成する横根太5を、支持部31に接続すると、支持部31により横根太5をサイドレール7に固定するので、横根太5の車両幅方向の外側端部5Aが下方に湾曲するような横根太5の湾曲を防止し、荷台6の床面の剛性を向上させることができる。又、支持部31により横根太5をシャシフレーム3に固定して回転拘束性を高めるので、シャシフレーム3の捻り剛性を一層向上させてシャシフレーム3の捻じれを確実に防止し、結果的に運転操作の安定性及び乗心地を適切に向上させることができる。更に、支持部31により横根太5を補強するので、重量が著しく増加するような横根太5自体の補強を不要にし、車両全体の軽量化を図ることができる。
【0043】
荷台6の床面外周に位置する床外枠18を、支持部31に接続すると、支持部31によりシャシフレーム3を荷台6の床外枠18に固定するので、荷台6の剛性を利用してシャシフレーム3の曲げ剛性を確実に向上させ、荷Cの積載時におけるシャシフレーム3の湾曲を最も適切に防止することができる。
【0044】
支持部31は、シャシフレーム3に取り付ける取付座34と、該取付座34から床外枠18まで延在する補強部35とを備えると、軽量且つ簡単な構造でシャシフレーム3を補強するので、重量が著しく増加するようなフレーム自体の補強を不要にして車両全体の軽量化を図る共に製造コストを低減することができる。
【0045】
図5は本発明を実施する形態の第三例を示すもので、図6〜図10と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
【0046】
第三例の荷台締結構造は、シャシフレーム3及び荷台6の補強を、バッテリ40等の載置体を支持する支持部41で為し得るようにしたものであり、第三例の荷台締結構造が使用されるトラック1は、左右一対のサイドレール7の側面に、2箇所でバッテリ40を挟み込むよう支持する支持部41を備えており、2箇所の支持部41の上方に位置する横根太5cには、ボルト孔(図示せず)を備えた締結板42を形成している。
【0047】
支持部41は、サイドレール7の側面にボルト締結し得る取付座43と、取付座43から延在して横根太5cの締結板42にボルト締結される三角形の補強部44と、取付座43及び補強部44に隣接して形成される側板45と備えている。又、支持部41の補強部44には床外枠18が溶接等により接続されている。ここで、支持部41を形成する取付座43、補強部44、側板45は一体成形のものが好ましい。更に、支持部41に対するサイドレール7、床外枠18、横根太5への接続は、ボルト締結、溶接等、どのような固定手段でもよい。
【0048】
二箇所の支持部41の側板45には、車両幅方向にスライド可能な水平な載置板46を支持しており、載置板46にはバッテリ40を搭載している。ここで、バッテリ40を交換する際には、載置板46を車両外方にスライド移動させてバッテリ40を交換する。
【0049】
以下、本発明を実施する形態の第三例の作用を説明する。
【0050】
荷台6に荷Cを積載した際には、サイドレール7におけるホイールベース間の所定位置WBP及び車両後端部7Aが下方に撓むと共に車両前方7B及びリアアクスルの配置位置RAが上方に撓もうとする力に対し、第二例と略同様に支持部41の補強部44により対抗させる。又、同様に、横根太5の車両幅方向の外側端部5Aが下方に湾曲する力に対しても、第二例と略同様に支持部41の補強部44により対抗させる。
【0051】
このように、第三例の荷台締結構造によれば、第二例と同様の作用効果を得ることができる。
【0052】
尚、本発明の荷台締結構造は、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、サスペンションブラケット、支持部の構成は、サイドレール及び荷台を補強し得るならば特定の構造に限定されるものでないこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0053】
【発明の効果】
以上、述べたように、本発明の荷台締結構造によれば、サスペンションブラケットや搭載体の支持部によりシャシフレームを荷台に固定するので、荷台の剛性を利用してシャシフレームの曲げ剛性を向上させ、荷の積載時におけるシャシフレームの湾曲を十分に防止することができる。又、同時に、シャシフレームの捻り剛性を向上させてシャシフレームの捻じれを防止することができる等の種々の優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の荷台締結構造の形態の第一例を示す概略正面図である。
【図2】本発明の荷台締結構造の形態の第一例を示す概略側面図である。
【図3】本発明の荷台締結構造の形態の第一例であってサスペンションブラケットを拡大して示す斜視図である。
【図4】本発明の荷台締結構造の形態の第二例であってタンクの支持部を拡大して示す斜視図である。
【図5】本発明の荷台締結構造の形態の第三例であってバッテリの支持部を拡大して示す斜視図である。
【図6】トラックの全体を示す一方の側面図である。
【図7】トラックの全体を示す他方の側面図である。
【図8】従来の荷台締結構造を示す概略正面図である。
【図9】従来の荷台締結構造においてサイドレールに湾曲を生じた状態を示す概略側面図である。
【図10】従来の荷台締結構造において横根太に湾曲を生じた状態を示す概略正面図である。
【符号の説明】
3 シャシフレーム
5 横根太
5a 横根太
5b 横根太
5c 横根太
6 荷台
18 床外枠
21 サスペンションブラケット
31 支持部
32 タンク(載置体)
35 補強部
36 支持板
40 バッテリ(載置体)
41 支持部
44 補強部
45 側板
46 載置板

Claims (6)

  1. 車両のシャシフレーム(3)と、該シャシフレーム(3)の上方に設置される荷台(6)と、前記シャシフレーム(3)の側部に設置されるサスペンションブラケット(21)とを備え、前記サスペンションブラケット(21)が、前記シャシフレーム(3)と荷台(6)を接続して固定するよう構成されたことを特徴とする荷台締結構造。
  2. シャシフレーム(3)の上部に配置されて荷台(6)の床面を構成する横根太(5)を、サスペンションブラケット(21)に接続した請求項1記載の荷台締結構造。
  3. 荷台(6)の床面外周に位置する床外枠(18)を、サスペンションブラケット(21)に接続した請求項1又は2記載の荷台締結構造。
  4. 車両のシャシフレーム(3)と、該シャシフレーム(3)の上方に配置される横根太(5)と、該横根太(5)の上に配置されて床面が形成される荷台(6)と、前記シャシフレーム(3)の側部に支持部(31)を介して設置されるタンク(32)とを備え、
    前記支持部(31)は、シャシフレーム(3)の側部から横根太(5b)の下部まで延在する補強部(35)を備えてシャシフレーム(3)と荷台(6)の横根太(5b)を固定すると共に、横根太(5b)より大きい支持板(36)を備えて前記タンク(32)を固定したことを特徴とする荷台締結構造。
  5. 車両のシャシフレーム(3)と、該シャシフレーム(3)の上方に配置される横根太(5)と、該横根太(5)の上に配置されて床面が形成される荷台(6)と、前記シャシフレーム(3)の側部に支持部(41)を介して設置されるバッテリ(40)とを備え、
    前記支持部(41)は、シャシフレーム(3)の側部から横根太(5c)の下部まで延在する補強部(44)を備えてシャシフレーム(3)と荷台(6)の横根太(5c)を固定すると共に、補強部(44)に隣接して形成される側板(45)を備えて水平な載置板(46)を介し前記バッテリ(40)を搭載したことを特徴とする荷台締結構造。
  6. 荷台(6)の床面外周に位置する床外枠(18)を、支持部(31,41)に接続した請求項4又は5記載の荷台締結構造。
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