JP3904789B2 - チェーン伝動装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は騒音の発生を抑え、軽量化を図るのに好適なチェーン伝動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
スプロケットにローラチェーンを掛けたチェーン伝動装置における、スプロケットの歯とローラチェーンのローラとの噛み合い状態を以下に説明する。
図8(a)〜(c)は従来のスプロケットとローラチェーンとの噛み合い状態を説明する作用図である。
(a)において、100はスプロケット、101はスプロケット100の回転中心、102…(…は複数個を示す。以下同様。)はスプロケット100の歯部、103…はスプロケット100の歯底、想像線で示す104はローラチェーンのリンクプレート(1個のみ図示)、105,106はローラチェーンのローラ、107,108はローラ105,106の回転中心である。
図では、スプロケット100の歯底103は回転中心101の真上に位置し、この歯底103にローラ105が噛み合った状態にある。
【0003】
(b)において、(a)の状態からスプロケット100が反時計回りに角度θ1だけ回転すると、ローラ105はスプロケット100の歯底103に噛み合ったまま移動するため、ローラ105の回転中心107は(a)の位置より距離α1だけ下降する。
【0004】
この時、ローラ105,106は一体的に移動し、ローラチェーンが無限遠から引張られた状態にあるとすると、ローラ106の回転中心108はローラ105の下降に伴って距離α1だけ下降する。
【0005】
(c)において、スプロケット100が反時計回りに更に回転して、(a)の状態から角度θ2だけ回転すると、ローラ105とスプロケット100の歯底103との噛み合いに加えて、ローラ106が歯底103と噛み合う。
この時、歯底103にローラ106が衝突するため、この衝突による騒音が発生する。
【0006】
この場合、ローラ105,106の回転中心107,108は(a)の位置よりα2だけ下降し、スプロケット100の回転中心101とローラ105,106の回転中心107,108との距離はRcosθ2となる。この場合のローラチェーンの巻き付き半径はRcosθ2、ローラチェーンの上下方向の振れ量α2はα2=R−Rcosθ2である。
【0007】
以上のように、スプロケット100にローラチェーンが噛み合う場合には、スプロケット100の歯底103とローラ106とによる騒音が発生するとともに、ローラチェーンの巻き付け半径が、上記したようにRcosθ2からRまで変化するため、ローラチェーンの振れが大きくなり、ローラチェーン自体からの騒音も発生する。
【0008】
このような騒音を低減するものとして、次図に示すような弾性体付きスプロケットとローラチェーンとを組合わせたチェーン伝動装置が知られている。
図9は従来の弾性体付きスプロケットとローラチェーンとの噛み合い状態を説明する作用図であり、図8に示した構成と同一構成については、同一符号を付け、詳細説明は省略する。
(a)において、110はスプロケット100の側面に取付けた環状の弾性体、111はローラ105を回転自在に支持するもう一つのリンクプレート(不図示)に回転自在に取付けたローラ、112はローラ111の回転中心である。
図では、スプロケット100の歯底103は回転中心101の真上に位置する。
【0009】
また、リンクプレート104の縁部は弾性体110に当たるため、ローラ105は、弾性体110と歯底103に噛み合っているローラ111とによって位置決めされ、スプロケット100の歯底103から浮き上がった状態にある。
この時のローラチェーンの巻き付き半径を(R+d1)とする。
ここで、リンクプレート104と弾性体110とが重なった部分、即ち、リンクプレート104の縁部によって弾性体110が押し縮められた部分には、ハッチングを施した。(以下同様。)
【0010】
(b)において、(a)の状態からスプロケット100が反時計回りに角度θ1だけ回転すると、ローラ105,106は一体的に移動し、リンクプレート104は弾性体110を押し縮め、ローラ105の回転中心107及びローラ106の回転中心108は(a)の位置より距離β1だけ下降する。
【0011】
(c)において、スプロケット100が反時計回りに更に回転し、(a)の状態から角度θ2だけ回転して歯部102が回転中心101の真上の位置にくると、ローラチェーンの張力により生じるリンクプレート104の押圧力によって弾性体110が更に縮み、ローラ105が歯底103に噛み合うとともに、ローラ106も弾性体110が縮むことで歯底103に噛み合う。
この場合のローラチェーンの巻き付き半径はRcosθ2、ローラチェーンの上下方向の振れ量β2は、β2=R+d1−Rcosθ2となる。
【0012】
この時、ローラ105,106が歯底103に衝突する前にリンクプレート104が弾性体110に当たることで、歯底103にローラ105,106が衝突するときの衝撃を吸収する。
【0013】
図10は従来のスプロケットの巻き付き半径の変化を説明するグラフであり、図8で説明した弾性体なしスプロケット及び図9で説明した弾性体付きスプロケットにおけるローラチェーンの巻き付き半径の変化を示すもので、縦軸は巻き付き半径、横軸は時間を表す。
破線で示した弾性体なしスプロケットでは、巻き付き半径はRcosθ2からRまで変化する。
また、一点鎖線で示した弾性体付きスプロケットでは、巻き付き半径はRcosθ2から(R+d1)まで変化する。
【0014】
以上より、弾性体付きスプロケット100では、弾性体110によって、弾性体なしスプロケット100に比較してローラチェーンの上下の振れ量d1がd1=β2−α2だけ大きくなるため、歯底103とローラ106との衝突音やローラチェーン自体の振れにより騒音の低減効果は小さくなるおそれがある。
【0015】
図9で説明したような弾性体110を備えたスプロケットとローラチェーンと組合わせたチェーン伝動装置をベースに、更なる騒音低減や品質向上のための改良を行ったチェーン伝動装置として、例えば、(1)実開昭61−82164号公報「消音チェーン機構」、(2)特開昭63−214566号公報「スプロケット」、(3)特開昭63−251654号公報「チェーン式伝動装置」に記載されたものが知られている。
【0016】
上記公報(1)の第1図には、スプロケットbのボス部14に弾性体からなる緩衝円環15を取付け、ローラチェーンaのリンクプレート11を略小判形に形成し、スプロケットbにローラチェーンaを噛み合わせた消音チェーン機構が記載されている。
【0017】
また、上記公報(2)の第3図には、リンクプレート6aをまゆ形にしたチェーン6と、外周部を波形状にしてチェーン6を均一に接触させるようにした弾性体13を側面に取付けたスプロケット3とが記載され、同公報(2)の第5図には、まゆ形のリンクプレート106aで構成するチェーン106と、環状の弾性体113を側面に取付けたスプロケットとが記載されている。
【0018】
更に、上記公報(3)の第3図には、ローラチェーン13のローラリンクプレート19を長円形状にし、ピンリンクプレート21をまゆ形状にし、駆動スプロケット11に環状弾性体17を備え、この環状弾性体17にローラリンクプレート19の端面19aを当てたチェーン式伝動装置が記載されている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報(1)の技術では、リンクプレート11が略小判形であるため、リンクプレート11の長手方向に直交する方向の中央部の断面の断面積が他の部分よりも大きく、リンクプレート11に2本のピン12を介して引張力が作用した場合の引張強度が中央部で最も大きくなるため、必要以上の強度となり、また、重量が増す。
【0020】
上記公報(2)の技術において、弾性体13とリンクプレート6aとの組合わせでは、リンクプレート6aの2ヵ所のピン側外周部が弾性体13にほぼ均等に当るため、同公報(2)の第5図に示した環状の弾性体113とリンクプレート106aとの組合わせと同様に、チェーン6が本来持っている弦振動が大きく、チェーン自体の振れによる騒音の発生することが考えられる。
【0021】
上記公報(3)の技術では、駆動スプロケット11の環状弾性体17にローラチェーン13のローラリンクプレート19が当たった場合には、駆動スプロケット11とローラチェーン13との衝突を抑えるが、環状弾性体17にローラチェーン13のピンリンクプレート21が当たらない構造なので、このピンリンクプレート21の部分では、駆動スプロケット11とローラチェーン13とが衝突して騒音の発生することが考えられる。
また、ローラリンクプレート19は長円形状であるため、上記公報(1)の技術と同様に、ローラチェーン13の重量が増す。
【0022】
そこで、本発明の目的は、スプロケットとローラチェーンとの噛み合い時の騒音の発生を効果的に抑えることができ、しかもローラチェーンの軽量化を図ることができるチェーン伝動装置を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、スプロケットの側面に環状の弾性体を取付け、この弾性体で前記スプロケットに掛けたローラチェーンのまゆ形リンクプレートのエッジを受け、スプロケットに前記ローラチェーンが噛み合う時の衝撃を吸収するチェーン伝動装置において、前記まゆ形リンクプレートを、外形がピンを中心とした円弧形状の2つの円弧部と、これらの円弧部間を連結するくびれ部とから構成し、前記弾性体に、前記スプロケットの回転中心と同心円状の外周面と、前記まゆ形リンクプレートの中央のくびれ部を押し上げながら当接することができるように前記外周面に形成された突出部とを設け、この突出部と、この突出部に隣り合う他の突出部との間には外周面を有し、突出部をスプロケットの歯部の側方に形成することによりスプロケットに対するローラチェーンの巻き付き半径の変化量を小さくしたことを特徴とする。
【0024】
まゆ形リンクプレートの中央のくびれ部に突出部を当てることで、スプロケットにローラチェーンが噛み合い始めるときに、突出部は、まゆ形リンクプレートの中央のくびれ部を押し上げながら当接することができるため、突出部でローラチェーンをスプロケットの径外方に押すことで、ローラチェーンのスプロケットへの巻き付け半径の変化を小さくすることができ、ローラチェーンの振れを小さくすることによって、ローラチェーンの振動、騒音を抑えることができる。
【0025】
また、スプロケットの歯底にローラチェーンのローラが衝突するときの衝突速度を低減することができ、その衝突による騒音の発生を抑えることができる。
更に、まゆ形リンクプレートを用いるため、長円形、小判形のリンクプレートを用いるよりも、リンクプレートの重量を小さくすることができ、ローラチェーンを軽量にすることができる。
【0026】
更に、突出部を、前記スプロケットの歯部の側方に形成したことで、スプロケットの歯部に噛み合うローラチェーンのローラの両側にまゆ形リンクプレートが配置され、これらのまゆ形リンクプレートのくびれ部が歯部の側方に位置するため、くびれ部に突出部を当て易くすることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るチェーン伝動装置を備えた自動二輪車の要部側面図であり、自動二輪車10は、車体フレーム11にエンジン及び変速機からなるパワーユニット12を取付け、このパワーユニット12の後部にスイング自在にスイングアーム13を取付け、このスイングアーム13の後端部に車軸14を介して後輪15を回転自在に取付け、パワーユニット12の出力側となるドライブスプロケット16と後輪15に取付けたドリブンスプロケット17とにローラチェーン18を掛けた車両である。
【0028】
後輪15は、ホイール21と、このホイール21に取付けたタイヤ22とからなる。
ここで、25はマフラ、26はシート、27はテールランプ、28はリヤフェンダである。
上記したドライブスプロケット16、ドリブンスプロケット17及びローラチェーン18は、本発明のチェーン伝動装置30を構成するものである。
【0029】
図2は本発明に係るチェーン伝動装置の側面図であり、チェーン伝動装置30のドライブスプロケット16にローラチェーン18が噛み合った状態を示す。
ドライブスプロケット16は、外周に歯部31…を形成し、両側面に環状弾性体32,32(奥側の符号31は不図示)を取付けたものである。
【0030】
ローラチェーン18は、ピン34,34を固定した一対のピンリンクプレート35,35(奥側の符号35は不図示)と、ローラを回転自在に挟み込む一対のローラリンクプレート36,36(奥側の符号36は不図示)とをピン34で交互に連結したものである。
【0031】
ピンリンクプレート35及びローラリンクプレート36は、外形が同一の大きさで、共にまゆ形にしたものである。なお、35a,36aはピンリンクプレート35及びローラリンクプレート36のそれぞれの中央のくびれ部である。
【0032】
ピンリンクプレート35とローラリンクプレート36とは、側面視同一形状とし、環状弾性体32と同一条件で当接するようにした。
スプロケットの歯数が奇数の場合は、同一の突出部38にピンリンクプレート35のくびれ部35aと、ローラリンクプレート36のくびれ部36aとが交互に当接するようになるが、突出部38に常に同一の条件で当接することができる。
【0033】
図3は本発明に係るチェーン伝動装置のスプロケットの斜視図であり、ドライブスプロケット16は、歯部31…のそれぞれの径内方における環状弾性体32,32の外周面32a,32aに、スプロケット軸に平行な突出部38…を備える。なお、41は歯先、42は歯底、43はパワーユニット12(図1参照)の出力軸に取付けるための取付穴である。
環状弾性体32の材質としては、硬質ゴムやウレタンが好適である。
【0034】
図4は図2の4−4線断面図であり、ドライブスプロケット16は、鋼製又は鋳鉄製のスプロケット本体45にボス部46及びこのボス部46から径外方に広がるディスク部47を形成し、ボス部46の外周面46a,46a及びディスク部47の側面47a,47aに環状弾性体32,32を溶着又は接着により接合したものである。
【0035】
ローラチェーン18は、ピン34にブッシュ51を嵌合し、このブッシュ51にローラ52を回転自在に嵌め、このローラ52をローラリンクプレート36,36で挟み込み、これらのローラリンクプレート36,36の外側からブッシュ51の両端部にOリング53,53を嵌め、これらのOリング53,53をローラリンクプレート36,36とピンリンクプレート35,35とで挟み込み、ピンリンクプレート35,35にピン34の両端部を固定したものである。
【0036】
Oリング53は、ピンリンクプレート35とローラリンクプレート36との間に潤滑のためのオイルを保持するためのものである。
ピンリンクプレート35とローラリンクプレート36は、エッジ35b,36bをドライブスプロケット16の環状弾性体32,32の外周面32aに当てるようにしたものである。
【0037】
このように、環状弾性体32は、ドライブスプロケット16にローラチェーン18が噛み合うときに、歯底42にローラ52が衝突する前に、外周面32a,32a及び突出部38をピンリンクプレート35,35の各エッジ35b,35b、特にくびれ部35a及びローラリンクプレート36,36の各エッジ36b,36b、特にくびれ部36aに当てることで、騒音の発生を抑えるためのものである。
【0038】
以上に述べたチェーン伝動装置30の作用を次に説明する。
図5(a)〜(e)は本発明に係るチェーン伝動装置の作用を説明する作用図である。
(a)は、ドライブスプロケット16にローラチェーン18が噛み合った状態を示す。なお、ドライブスプロケット16については、説明の都合上、歯数を少なくするとともに一部のみを示した。また、ローラチェーン18については、ローラを便宜上52A,52B,52Cとし、ローラリンクプレート36を1個のみ示した。(ローラ52B,52Cはローラリンクプレート36で支持するものであり、ローラ52Aはローラ52Bに隣り合うものである。)
ここで、16aはドライブスプロケット16の回転中心、52d,52e,52fはそれぞれローラ52A,52B,52Cの回転中心である。
【0039】
図では、ドライブスプロケット16の歯底42は、回転中心16aの真上に位置する。
また、ローラリンクプレート36のエッジ36bは環状弾性体32に当たるため、ローラ52Bは、環状弾性体16aと歯底42に噛み合っているローラ52Aとにより位置決めされ、ドライブスプロケット16の歯底42から浮き上がった状態にある。
この時のローラチェーン18の巻き付き半径は、図9に示したローラチェーンの巻き付き半径と同じ(R+d1)である。
【0040】
ここで、ローラリンクプレート36と環状弾性体32とが重なった部分、即ちローラリンクプレート36のエッジ36bによって環状弾性体32が押し縮められた部分には、ハッチングを施した。
【0041】
(b)において、(a)の状態からドライブスプロケット16が反時計回りに角度θ1だけ回転すると、ローラ52B,52Cは一体的に移動し、ローラリンクプレート36は環状弾性体32を押し縮め、ローラ52Bの回転中心52e及びローラ52Cの回転中心52fは(a)の位置より距離γ1だけ下降する。
この時、環状弾性体32の突出部38は、ローラリンクプレート36のくびれ部36aに当たり始める。
【0042】
(c)において、ドライブスプロケット16が反時計回りに更に回転し、(a)の状態から角度θ2だけ回転して歯先41が回転中心16aの真上の位置にくると、ローラチェーン18の張力によりローラリンクプレート36を介して環状弾性体32が縮み、ローラ52Bは歯底42に噛み合うとともに、ローラ52Cは歯底42に近づくが、突出部38がローラリンクプレート36のくびれ部36aに当たるため、突出部38がローラ52Cを上方へ押し上げ、ローラ52Cの下降量γ2は小さくなる。即ち、γ2<γ1となる。
この場合、ドライブスプロケット16の回転中心16aとローラ52Bの回転中心52eとの上下方向の距離はRcosθ2となるから、(b)におけるローラチェーン18の巻き付き半径(最小値)は(Rcosθ2+d2)、ローラチェーン18の上下方向の振れ量はγ1となる。
【0043】
(d)において、ドライブスプロケット16が更に回転し、(a)の状態から角度θ3だけ回転して歯底42が再び回転中心16aの真上の位置にくると、環状弾性体32が縮み、ローラ52Cは更に歯底42に近づき、(a)に示したローラ52Bと同じ位置となる。
(e)において、更にドライブスプロケット16が回転し、(a)の状態からの角度がθ4になると、環状弾性体32が更に縮み、ローラ52Cは歯底42に噛み合う。この時のローラ52Cの位置は、(c)に示したローラ52Bと同一である。
【0044】
図6は本発明に係るチェーン伝動装置のスプロケットの巻き付き半径の変化を説明するグラフであり、図8で説明した弾性体なしスプロケット及び図9で説明した弾性体付きスプロケットへのローラチェーンの巻き付き半径の変化と共に示す。グラフの縦軸は巻き付き半径、横軸は時間を表す。
実線で示した本実施の形態のチェーン伝動装置では、巻き付き半径は(Rcosθ2+d2)から(R+d1)まで変化する。
【0045】
即ち、本実施の形態では、最大巻き付き半径は従来技術2と同じ(R+d1)であるが、最小巻き付き半径は従来技術2よりも大きい、即ち環状弾性体32の突出部38によってローラチェーン18が従来技術2よりも径外方へd2だけ押し広げられることで大きくなる。
従って、本実施の形態は、従来技術2(弾性体付きスプロケット)よりも振れが小さくなるような環状弾性体32とすることで、ドライブスプロケット16との噛み合いがスムーズになり、騒音を抑えることができる。
【0046】
また、従来技術1、従来技術2及び本実施の形態の巻き付き半径が最小となる時点から巻き付き半径が最大になり、そして、再び巻き付き半径が最小となる時点までの時間をtとする。
【0047】
従来技術2では、時間tの間に巻き付き半径が2×(R+d1−Rcosθ2)だけ変化し、本実施の形態では、時間tの間に巻き付き半径が2×(R+d1−Rcosθ2−d2)だけ変化するから、従来技術2及び本実施の形態の単位時間当たりの巻き付き半径の変化(巻き付き半径変化率)CH1,CH2は、それぞれCH1=2×(R+d1−Rcosθ2)/t、CH2=2×(R+d1−Rcosθ2−d2)/tとなる。
【0048】
従って、CH1>CH2となる。即ち、本実施の形態の巻き付き半径変化率CH2は、従来技術2の巻き付き半径変化率CH1よりも小さい。このことは、本実施の形態では、歯底42にローラ52Cが当たる時の平均速度が従来技術2の場合よりも小さいことを表す。
【0049】
以上の図2及び図4で説明したように、ドライブスプロケット16の側面47aに環状弾性体32を取付け、この環状弾性体32でドライブスプロケット16に掛けたローラチェーン18のまゆ形のピンリンクプレート35のエッジ35b、ローラリンクプレート36のエッジ36bを受け、ドライブスプロケット16にローラチェーン18が噛み合う時の衝撃を吸収するチェーン伝動装置30において、環状弾性体32に、まゆ形のピンリンクプレート35の中央のくびれ部35a、ローラリンクプレート36の中央のくびれ部36aに当てる突出部38を備えたことを特徴とする。
【0050】
上記構成により、ドライブスプロケット16に噛み合うローラチェーン18に発生する振れを小さくすることができ、ローラチェーン18の各部の振動を小さくすることができて、ローラチェーン18自体から発生する騒音を抑えることができる。
【0051】
また、ドライブスプロケット16の歯底42にローラチェーン18のローラ52が衝突するときの衝突速度を低減することができ、その衝突による騒音の発生を抑えることができる。
更に、まゆ形のリンクプレート35,36を用いるため、長円形、小判形のリンクプレートを用いるよりも、リンクプレート35,36の重量を小さくすることができ、ローラチェーン18を軽量にすることができる。
【0052】
図7は本発明に係るチェーン伝動装置のローラチェーンにおけるリンクプレートの別の実施の形態を示す正面図である。
(a)において、ピンリンクプレート61は、外形が2つの円孤62,62と、これらの円孤62,62間を連結する平行な直線63,63とで形成したものであり、円孤62,62の中心にピン34,34(図2参照)を通すためのピン孔64,64を開けたものである。
直線63は、図2に示したドライブスプロケット16の突出部38を当てる部分である。
ここで、円孤62,62の直径をDi、平行な直線63,63間の距離をWとすると、W<Diとなる。
【0053】
(b)において、ピンリンクプレート65は、外形が2つの円孤66,66と、これらの円66,66に交わる半径Raの円弧67,67とで形成したものであり、円弧66,66の中心にピン孔64,64を開けたものである。
円弧67は図2に示したドライブスプロケット16の突出部38を当てる部分である。
ここで、円弧67,67間の距離をCとすると、C<Diとなる。
【0054】
尚、図3に示したドライブスプロケット16の突出部38の形状は、図に示した形状に限らず、例えば、断面形状が矩形、三角形、台形でもよい。
【0055】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1のチェーン伝動装置は、まゆ形リンクプレートを、外形がピンを中心とした円弧形状の2つの円弧部と、これらの円弧部間を連結するくびれ部とから構成し、弾性体に、スプロケットの回転中心と同心円状の外周面と、まゆ形リンクプレートの中央のくびれ部を押し上げながら当接することができるように外周面に形成された突出部とを設け、この突出部と、この突出部に隣り合う他の突出部との間には外周面を有し、突出部をスプロケットの歯部の側方に形成することによりスプロケットに対するローラチェーンの巻き付き半径の変化量を小さくしたので、まゆ形リンクプレートの中央のくびれ部に突出部を当てることで、スプロケットにローラチェーンが噛み合い始めるときに、突出部は、まゆ形リンクプレートの中央のくびれ部を押し上げながら当接することができるため、突出部でローラチェーンをスプロケットの径外方に押すことで、ローラチェーンのスプロケットへの巻き付け半径の変化を小さくすることができ、ローラチェーンの振れを小さくすることによってローラチェーンの振動、騒音を抑えることができる。
【0056】
また、スプロケットの歯底にローラチェーンのローラが衝突するときの衝突速度を低減することができ、衝突による騒音の発生を抑えることができる。
更に、まゆ形リンクプレートを用いるため、長円形、小判形のリンクプレートを用いるよりも、リンクプレートの重量を小さくすることができ、ローラチェーンを軽量にすることができる。
【0057】
更に、突出部を、スプロケットの歯部の側方に形成したので、スプロケットの歯部に噛み合うローラチェーンのローラの両側にまゆ形リンクプレートが配置され、これらのまゆ形リンクプレートのくびれ部が歯部の側方に位置するため、くびれ部に突出部を当て易くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るチェーン伝動装置を備えた自動二輪車の要部側面図
【図2】 本発明に係るチェーン伝動装置の側面図
【図3】 本発明に係るチェーン伝動装置のスプロケットの斜視図
【図4】 図2の4−4線断面図
【図5】 本発明に係るチェーン伝動装置の作用を説明する作用図
【図6】 本発明に係るチェーン伝動装置のスプロケットの巻き付き半径の変化を説明するグラフ
【図7】 本発明に係るチェーン伝動装置のローラチェーンにおけるリンクプレートの別の実施の形態を示す正面図
【図8】 従来のスプロケットとローラチェーンとの噛み合い状態を説明する作用図
【図9】 従来の弾性体付きスプロケットとローラチェーンとの噛み合い状態を説明する作用図
【図10】 従来のスプロケットの巻き付き半径の変化を説明するグラフ
【符号の説明】
16…スプロケット(ドライブスプロケット)、18…ローラチェーン、30…チェーン伝動装置、31…歯部、32…弾性体(環状弾性体)、32a…外周面、34…ピン、35,36,61,65…リンクプレート、35a,36a…くびれ部、35b,36b…エッジ、38…突出部、47a…スプロケットの側面。
Claims (1)
- スプロケットの側面に環状の弾性体を取付け、この弾性体で前記スプロケットに掛けたローラチェーンのまゆ形リンクプレートのエッジを受け、スプロケットに前記ローラチェーンが噛み合う時の衝撃を吸収するチェーン伝動装置において、
前記まゆ形リンクプレートは、外形がピンを中心とした円弧形状の2つの円弧部と、これらの円弧部間を連結するくびれ部とからなり、
前記弾性体は、前記スプロケットの回転中心と同心円状の外周面と、前記まゆ形リンクプレートの中央のくびれ部を押し上げながら当接することができるように前記外周面に形成された突出部とが設けられ、この突出部と、この突出部に隣り合う他の突出部との間には前記外周面を有し、前記突出部が前記スプロケットの歯部の側方に形成されていることによりスプロケットに対するローラチェーンの巻き付き半径の変化量を小さくしたことを特徴とするチェーン伝動装置。
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