JP3900828B2 - スクラッチ隠蔽層付情報媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、機密情報をスクラッチ隠蔽層で隠蔽するカードや抽選券の如き情報媒体に関するものであり、特に安全衛生や環境保全に配慮されたスクラッチ隠蔽層付情報媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば抽選券やゲーム用のカードなどにおいて、「当たり」、「外れ」などの機密情報データを隠蔽するために、隠蔽性を有するインキにより情報を隠蔽したスクラッチ印刷物が知られ、種々の分野で利用されている。
【0003】
このスクラッチ隠蔽層が施された印刷物として、例えば図1の模式的積層断面図に示すように、用紙などの基材(10)の上に絵柄、文字、数字などの機密情報データ層(12)が印刷されていて、その機密情報データ層(12)を覆うように剥離ニスなどによる易剥離層(14)が形成され、その易剥離層(14)の上にスクラッチ隠蔽層(20)が施されているもので、場合によっては、用紙の裏面に透かしても機密情報データが見えないようにするための透かし防止層(16)が施されたスクラッチ隠蔽層付シートであり、購入した顧客がコインや爪等でスクラッチ隠蔽層(20)をスクラッチオフ(引っ掻き落とすこと)して、その機密情報データを認識できるようになっている。
【0004】
上記スクラッチ隠蔽層(20)は、スクラッチインキを用いてスクリーン印刷法やグラビア印刷法あるいはアニロックスロールを介して印刷するフレキソ印刷法で厚さ5〜10μmに形成されるが、そのスクラッチインキの組成は、例えば隠蔽性を付与するアルミニウム粉15〜25重量部、アルミナ白等体質顔料を含めた着色顔料15〜25重量部、凝集破壊(団塊)性のあるSBR、NBR等合成ゴム系樹脂15〜25重量部、これらにトルエンやキシレン、メチルイソブチルケトン等芳香族炭化水素系溶剤35〜45重量部と消泡剤等助剤5〜15重量部を加えてスクリーン印刷用インキやグラビア印刷用インキあるいはフレキソ印刷用インキとしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のスクラッチ隠蔽層(20)を形成するスクラッチインキにトルエン等芳香族炭化水素系溶剤を使用しているが、このような有機溶剤の使用は、消防法(危険物第四類)や労働安全衛生法のうちの有機溶剤中毒予防規則(通称有規則という)に準拠した環境下即ち高価な施設と管理体制のもとで形成しなければならず、かつこのような施設と管理体制下にない上記機密情報データ層(12)などを施すオフセット印刷機とのインライン化が不可能でもあった。またトルエン、キシレン、塩化メチレンを主とした揮発性有機溶剤の排出の総量を規制する通称VOC(Volatile Organic Compound )規制や使用しているこれら溶剤等の把握と報告に関する「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律」通称PRTR(Pollutant Release and Transfea Register )法の遵守など環境保全に係わる負荷が増大するという問題のあるものであった。さらにまた、上記有機溶剤の使用は、製品に残留溶剤として残り、食品へのプレミアム商品等とした場合、その臭いが衛生性等に欠けるという問題があった。
【0006】
また、上記従来の有機溶剤型のスクラッチインキによるスクラッチ隠蔽層(20)では、比較的容易にコインなどでのスクラッチオフ(引っ掻き落とし)ができるが、セロハンテープによる剥離や紙などの角での擦れに弱く、顧客にわたる前に機密情報データが見えたりするという問題があった。
【0007】
本発明は、かかる従来技術の問題点を解決するものであり、その課題とするところは、消防法や有規則に準拠した高価な施設と管理体制を要せず、オフセット印刷機とのインライン化を可能にし、またVOC規制やPRTR法の遵守など環境保全に係わる負荷が少なく、かつ臭いがなく衛生的で、さらにスクラッチ隠蔽層が擦れなどによるキズの発生のしにくいスクラッチ隠蔽層付シート、カード等情報媒体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に於いて上記課題を達成するために、まず請求項1の発明では、基材上に機密情報データ層が印刷され、該機密情報データ層上に易剥離層を介して該機密情報データを隠蔽するスクラッチ隠蔽層が施された情報媒体において、前記スクラッチ隠蔽層に用いるインキが、アルミニウムを微粉末化して脂肪酸で表面処理したものを沸点の高いミネラルスピリットでペースト状にしたアルミニウムペーストと着色顔料および/またはチタン白体質顔料をインキ全体の20〜45重量%、バインダーとしてポリウレタン系樹脂やポリアクリロニトリル系樹脂やポリアクリル酸系樹脂のいずれかまたは2種類以上の樹脂エマルジョンをインキ全体の25〜50重量%、水をインキ全体の10〜35重量%、イソプロピルアルコールをインキ全体の5重量%を加えて攪拌してなる水性エマルジョンインキであることを特徴とするスクラッチ隠蔽層付情報媒体としたものである。
【0009】
上記請求項1の発明によれば、スクラッチ隠蔽層に用いるインキを上記のような材料の使用量でなる水性エマルジョンインキとすることによって、消防法(危険物第四類)や労安法(有規則)、あるいは環境保全関連のVOC規制、PRTR法などの対象となる有機溶剤を使用していないので、スクラッチ隠蔽層の形成に高価な施設や管理体制を要せず、かつオフセット印刷機とのインライン化による生産効率の向上を可能にし、またVOC規制やPRTR法の遵守など環境保全に係わる負荷が少くなり、よってトータル製造コストの低減に寄与するスクラッチ隠蔽層付情報媒体とすることができる。さらに商品に上記有機溶剤の残留溶剤の臭いのなく衛生的で、さらにまた、従来の凝集破壊性のあるSBR系合成ゴム樹脂等でなるバインダーの有機溶剤型インキに比べ、セロハンテープ剥離や擦れなどによる傷に強く、顧客にわたる前に機密情報データが露出したりする問題のないスクラッチ隠蔽層付情報媒体とすることができる。
【0010】
また、請求項2の発明では、前記易剥離層に用いるインキは、ポリウレタンアクリル樹脂、ポリアミド樹脂、ニトロセルロース樹脂のいずれかまたは2種類以上に、添加剤としてシリコン、ワックスを5重量%以下添加したインキで形成されていることを特徴とする請求項1記載のスクラッチ隠蔽層付情報媒体としたものである。
【0011】
上記請求項2の発明によれば、前記易剥離層に用いるインキは、ポリウレタンアクリル樹脂、ポリアミド樹脂、ニトロセルロース樹脂のいずれかまたは2種類以上に、添加剤としてシリコン、ワックスを5重量%以下添加したインキで形成されていることによって、グラビア印刷法等でオフセット印刷機とのインライン化による生産効率の向上を可能にするスクラッチ隠蔽層付情報媒体とすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を説明する。
本発明は、例えば絵柄や数字、文字などの機密情報データをスクラッチ隠蔽層で隠蔽するカードや抽選券の如きスクラッチ隠蔽層付情報媒体に関するものであり、特に安全衛生や環境保全に配慮されたスクラッチ隠蔽層付情報媒体に関するものである。
【0013】
上記本発明のスクラッチ隠蔽層付情報媒体は、図1の模式的側断面図に示すように、例えば用紙やプラスチックカードなどの基材(10)の上に絵柄、文字、数字などの機密情報データ層(12)が印刷されていて、その機密情報データ層(12)を覆うように剥離ニスなどによる易剥離層(14)が形成され、その易剥離層(14)の上にスクラッチ隠蔽層(20)が施されているスクラッチ隠蔽層付情報媒体(1)であって、前記スクラッチ隠蔽層(20)は、主体となるアルミニウムなどの金属ペーストとポリウレタン系樹脂などの合成樹脂が水と僅かな低級アルコールに分散された水性エマルジョンインキで形成されているものである。
【0014】
さらに必要に応じて、基材(10)の裏面に機密情報データ層(12)が透かしても見えないようにするための着色された透かし防止層(16)が施されたスクラッチ隠蔽層付シート(1)とすることもできるもので、このスクラッチ隠蔽層付情報媒体(1)を購入した顧客がコインや爪等でスクラッチ隠蔽層(20)を易剥離層(14)からスクラッチオフ(掻き落とし)して、その機密情報データを認識できるようになっている。
【0015】
上記スクラッチ隠蔽層(20)は、上記水性エマルジョンインキを用いてグラビア印刷法、スクリーン印刷法あるいはフレキソ印刷法などで形成され、そのインキの組成は、例えば隠蔽性とスクラッチ性を付与するためのアルミニウムペースト(アルミニウム微粉末を脂肪酸等で表面処理し、沸点の高いミネラルスピリットなどでペースト状としたもの)と着色顔料が20〜45重量部、バインダーとしてのポリウレタン系合成樹脂25〜50重量部、消泡剤等助剤1〜10重量部を、10〜35重量部の水と5重量部未満のイソプロピルアルコール等低級アルコールに分散させたものである。
【0016】
以上のような水性エマルジョンインキを用いてスクラッチ隠蔽層(20)とすることによって、上述したように消防法の危険物(第四類)や労安法の有規則の有機溶剤の対象外となり、よって高価な施設(例えば各電気系統の防曝処理や十分な換気設備等)や煩わしい管理体制(危険物の保存管理、職場環境測定や作業員の健康診断等)を必要とせず、さらに従来は絵柄、文字、数字等の機密情報データ層(12)や透かし防止層(16)などをオフセット印刷機で印刷し、スクラッチ隠蔽層(20)を消防法や労安法の遵守下(高価な施設と煩わしい管理体制下)で別工程として印刷していたが、本発明のスクラッチ隠蔽層付情報媒体(1)では、機密情報データ層(12)などを印刷するオフセット印刷機とのインライン化でスクラッチ隠蔽層(20)を形成でき、生産効率を上げることができる。
【0017】
またVOC規制やPRTR法の遵守など環境保全に係わる負荷が少くなり、よって上記の生産効率の向上と合わせトータルコストの低減に寄与するスクラッチ隠蔽層付情報媒体(1)とすることができる。
【0018】
以下に本発明のスクラッチ隠蔽層付情報媒体(1)の材料やそれを用いた各層の形成法等について詳細に説明する。
まずスクラッチ隠蔽層付情報媒体(1)の基材(10)としては、例えばインスタント抽選券やゲームカードなどでは、アート紙、コート紙あるいは上質紙等洋紙やコートボール、コートマニラ、両面カードなどの板紙、あるいは特殊証券用紙などが挙げられ、また有価証券としてのスクラッチカードなどでは、白色PET(ポリエチレンテレフタレート)、白色塩ビ(ポリ塩化ビニル)シートなどが挙げられ、適宜用途等に応じて選定される。
【0019】
また本発明のポイントであるスクラッチ隠蔽層(20)は、金属ペースト、合成樹脂、助剤を水と低級アルコールに分散せしめてエマルジョンインキで形成されるもので、その金属ペーストの金属としては、銅と亜鉛の合金であるブロンズパウダーを用いる場合もあるが、コスト等からアルミニウムパウダーが一般的であり、このアルミニウムを微粉末化して、脂肪酸等で表面を処理したものを沸点の高い炭化水素溶剤(ミネラルスピリットなど)でペースト状にしたアルミニウムペーストが用いられ、これに一般の印刷インキに使用する黄、マゼンタ、シアンまたは墨用の着色顔料、チタン白等体質顔料を含めてインキ全体の20〜45重量%とする。
【0020】
また、このインキを構成するバインダーとしての合成樹脂としては、例えばポリイソシアネートとポリオールとの反応によって得られるポリウレタン系樹脂や、ポリアクリロニトリル系樹脂、ポリアクリル酸系樹脂などが挙げられ、これら樹脂のエマルジョンをインキ全体の25〜50重量%でなるバインダーとして上記のアルミニウムペースト、着色顔料などに、10〜35重量%の水と5重量%未満のイソプロピルアルコールを加えて攪拌して水性のエマルジョンインキとして印刷されるものである。これに消泡剤や界面活性剤、防腐剤等助剤を数%添加するのが一般的である。
【0021】
前記スクラッチ隠蔽層(20)の形成は、上記の水性エマルジョンインキを用いて、グラビア印刷法、スクリーン印刷法あるいはアニロックスローラーを介して印刷するフレキソ印刷法などが全面塗布あるいは部分(パート)塗布に好適な方法として適用され、厚さ5〜10μm程度のスクラッチ隠蔽層(20)とすることができる。なおここで用いられる着色顔料は、銀色のアルミニウム粉に好みの色で着色されたスクラッチ隠蔽層(20)として商品価値の高いスクラッチ隠蔽層付情報媒体とすることもできる。
【0022】
さらに、本発明のスクラッチ隠蔽層付情報媒体を構成する易剥離層(14)としては、例えばポリウレタンアクリル樹脂、ポリアミド樹脂、ニトロセルロース樹脂に添加剤としてシリコンやワックス(ポリエチレンワックス等)を5重量%以下添加したインキをスクリーン印刷法、グラビア印刷法あるいはアニロックスローラを介して印刷するフレキソ印刷法等で全面あるいは部分(パート)塗布して得られる。さらに例えば、紫外線硬化型オフセットインキのビヒクル(印刷インキの着色顔料を除いた成分)にシリコンやワックスなどを僅かに添加したUV剥離ニスを用いて、オフセット印刷法にて全面または部分塗布で得ることもできる。
【0023】
また、本発明のスクラッチ隠蔽層付情報媒体を構成する機密情報データ層(12)としては、例えば絵柄、文字、数字記号などでなり、オフセット用の油性あるいは紫外線硬化型(UV)インキを用いてオフセット印刷法で形成されるのが一般的で、ナンバリングなど一部凸版方式の場合もある。また必要に応じて、すなわち機密情報データ層(12)が透かしてみると見える危惧がある場合、それを防ぐため基材(10)の裏面に、黒色に近い高濃度のオフセット用の油性あるいは紫外線硬化型(UV)インキを用いて全面または迷彩パターンをオフセット印刷法で印刷して透かし防止層(16)とすることができる。
【0024】
以上のような各材料やインキを用いてスクラッチ隠蔽層付情報媒体とするに際し、例えば基材(10)表面に機密情報データ層(12)、易剥離層(14)を、裏面に透かし防止層(16)を各々の紫外線硬化型(UV)インキまたはニスを用いてオフセット印刷機で印刷し、キセノンランプ等の紫外線照射で乾燥(硬化)し、その易剥離層(14)上にエマルジョンインキを用いてアニロックスローラを介して印刷転写するフレキソ印刷法にて印刷してスクラッチ隠蔽層(20)を形成してスクラッチ隠蔽層付情報媒体(1)を得ることができるように、本発明では、消防法や有規則の遵守に該当しない職場環境下でオフセット印刷機とのインライン化で一貫生産ができるスクラッチ隠蔽層付情報媒体(1)としたものである。
【0025】
【発明の効果】
本発明は以上の構成であるから、下記に示す如き効果がある。
即ち、基材上に機密情報データ層が印刷され、該機密情報データ層上に易剥離層を介して該機密情報データを隠蔽するスクラッチ隠蔽層が施された情報媒体において、前記スクラッチ隠蔽層に用いるインキを、アルミニウムを微粉末化して脂肪酸で表面処理したものを沸点の高いミネラルスピリットでペースト状にしたアルミニウムペーストと着色顔料および/またはチタン白体質顔料をインキ全体の20〜45重量%、バインダーとしてポリウレタン系樹脂やポリアクリロニトリル系樹脂やポリアクリル酸系樹脂のいずれかまたは2種類以上の樹脂エマルジョンをインキ全体の25〜50重量%、水をインキ全体の10〜35重量%、イソプロピルアルコールをインキ全体の5重量%を加えて攪拌してなる水性エマルジョンインキで形成していて、消防法(危険物第四類)や労安法(有規則)、あるいは環境保全関連のVOC規制、PRTR法などの対象となる有機溶剤を使用していないので、スクラッチ隠蔽層の形成に消防法等対応の高価な施設や管理体制を要せず、かつオフセット印刷機とのインライン化による生産効率の向上を可能にし、またVOC規制やPRTR法の遵守など環境保全に係わる負荷が少くなり、よってトータル製造コストの低減に寄与するスクラッチ隠蔽層付情報媒体とすることができる。
【0026】
さらに水性エマルジョンインキを用いることによって残留する有機溶剤の臭いがなく、食品等のプレミアム商品としてのスクラッチ隠蔽層付情報媒体とすることもできる。
【0027】
また、スクラッチ隠蔽層をポリウレタン系樹脂等でなるバインダーの水性エマルジョンで形成しているので、セロハンテープ剥離や擦れなどによる傷に強く、顧客にわたる前に機密情報データが露出したりする問題のなく、付随的効果としてそのスクラッチ隠蔽層上へオフセット印刷等印刷層の接着がよいスクラッチ隠蔽層付情報媒体とすることができる。
【0028】
従って本発明は、機密情報をスクラッチ隠蔽層で隠蔽する有価証券カードや抽選券あるいはゲームカードなどの如きスクラッチ隠蔽層付情報媒体において、優れた実用上の硬化を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスクラッチ隠蔽層付情報媒体の一実施の形態を側断面で模式的に表した説明図である。
【符号の説明】
1‥‥スクラッチ隠蔽層付情報媒体
10‥‥基材
12‥‥機密情報データ層
14‥‥易剥離層
16‥‥透かし防止層
20‥‥スクラッチ隠蔽層

Claims (2)

  1. 基材上に機密情報データ層が印刷され、該機密情報データ層上に易剥離層を介して該機密情報データを隠蔽するスクラッチ隠蔽層が施された情報媒体において、前記スクラッチ隠蔽層に用いるインキが、アルミニウムを微粉末化して脂肪酸で表面処理したものを沸点の高いミネラルスピリットでペースト状にしたアルミニウムペーストと着色顔料および/またはチタン白体質顔料をインキ全体の20〜45重量%、バインダーとしてポリウレタン系樹脂やポリアクリロニトリル系樹脂やポリアクリル酸系樹脂のいずれかまたは2種類以上の樹脂エマルジョンをインキ全体の25〜50重量%、水をインキ全体の10〜35重量%、イソプロピルアルコールをインキ全体の5重量%を加えて攪拌してなる水性エマルジョンインキであることを特徴とするスクラッチ隠蔽層付情報媒体。
  2. 前記易剥離層に用いるインキは、ポリウレタンアクリル樹脂、ポリアミド樹脂、ニトロセルロース樹脂のいずれかまたは2種類以上に、添加剤としてシリコン、ワックスを5重量%以下添加したインキであることを特徴とする請求項1記載のスクラッチ隠蔽層付情報媒体。
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