JP3899806B2 - 電気光学装置の製造方法、電気光学装置および電子機器 - Google Patents

電気光学装置の製造方法、電気光学装置および電子機器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、元基板から切り出した基板を用いた電気光学装置、およびこの電気光学装置を用いた電子機器に関するものである。さらに詳しくは、元基板に対する切断位置を指示するための技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話機、携帯型コンピュータ、ビデオカメラ等といった電子機器の表示部として、液晶装置などといった電気光学装置が広く用いられている。液晶装置では、第1の基板と第2の基板をシール材によって貼り合わして、空セルと称せられる空のパネルを構成した後、シール材で区画された領域内に、電気光学物質としての液晶が封入されている。
【0003】
このような液晶装置に用いるパネルは、個々のパネルに対応した第1および第2の基板を一枚ずつ形成して貼り合わせる場合もあるが、小型の液晶装置を製造する場合には特に、複数のパネルを形成できる大きな元基板に対して複数の液晶装置分の配線パターンを形成するなど、製造工程の途中までは、大型の元基板のままで処理を行い、その後、元基板を個々の基板に分割することが多い。
【0004】
また、パネル1枚分の元基板を準備し、この元基板に対して、配線パターンなどの製造工程を行う場合においても、製造工程の後半において元基板の周縁部を除去した後、液晶の注入工程などを行うことがある。
【0005】
これらのいずれの場合でも、元基板に対する切断方法としては、カッター等を用いる方法、あるいは、元基板の表面に溝状の傷を形成し、その傷を形成した部分に応力を加えることによって基板を破断させる方法などが採用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
液晶装置を構成する基板を元基板から切り出す工程では、元基板に対する切断位置がずれて基板の寸法や切断位置が所定の公差内に入っていないと、後の実装工程等において不良が発生する危険性があるため、切断した基板に対する検査が必要になる。
【0007】
しかしながら、元基板に対する切断が正確に行われたか否かを知るためには、元基板から切り出した基板の寸法を何箇所も計測する必要があるなど、検査作業に多大な手間がかかるという問題点がある。
【0008】
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、元基板に対する切断位置を容易に検査でき、かつ、注入口から基板間に電気光学物質を注入した後、この注入口に対する封止材を適正な範囲に塗布することのできる電気光学装置の製造方法、電気光学装置、およびこの電気光学装置を用いた電子機器を提供することにある。
【0009】
また、本発明の課題は、このような電気光学装置の製造方法を、新たな工程を付加することなく実現可能な構成を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明では、第1の基板を形成するための元基板を切断予定線に沿って切断する切断工程と、前記第1の基板に第2の基板を貼り合わせた空パネルにおいて前記元基板に対する切断箇所で開口する注入口を介して基板間に電気光学物質を注入する注入工程と、前記注入口に封止材を塗布して当該注入口を封止する封止工程とを有する電気光学装置の製造方法において、前記元基板のうち、前記切断予定線に重なり、かつ、前記封止材の塗布範囲を指示する位置に所定幅のマークを形成する工程を具備し、前記切断工程では、切断箇所の両側に前記マークの一部が各々残るように前記切断予定線に沿って前記元基板を切断し、前記封止工程では、前記マークを基準に前記封止材を所定の範囲に塗布することを特徴とする。
【0011】
本発明では、元基板を切断するときの公差に対応する幅のマークを元基板に形成しておくので、切断予定線に沿って、元基板を切断したとき、切断箇所の両側にマークの一部が各々残っているか否かを確認すれば、切断が精度よく行われていたか否かを容易に検査できる。すなわち、切断が精度よく行われていれば、切断箇所の両側にマークの一部が各々残るのに対して、切断時の精度が悪ければ、切断箇所の一方にのみマークが残り、他方にマークが残らないからである。また、第1の基板と第2の基板とを貼り合わせた空パネルにおいて、基板に対して電気光学物質を注入するための注入口は、元基板に対する切断箇所で開口しているので、切断工程の良否を検査するのに用いたマークを、元基板に対する切断箇所のうち、注入口に塗布する封止材の塗布範囲を示す位置に形成しておけば、マークを基準に封止材を塗布できる。それ故、封止材の塗布量の多寡に起因する不具合の発生を回避できる。
【0012】
本発明において、前記マークは、例えば、前記注入口を挟む両側2箇所に各々形成されている場合があり、この場合には、前記封止工程において、前記注入口の両側2箇所に形成された前記マークの前記注入口側の端部に重ならない範囲に前記封止材を塗布すればよい。このように構成すると、封止材の塗布しすぎを防止することができる。
【0013】
本発明において、前記マークを、前記元基板に形成される配線あるいは電気素子を構成する薄膜と同時形成することが好ましい。このように構成すると、元基板にマークを形成するといっても、新たな工程を追加する必要がない。
【0014】
ここで、元基板に形成される配線あるいは電気素子の構成は、電気光学装置のタイプによって様々であるが、画素スイッチングの能動素子としてTFD素子を用いた電気光学装置では、配線あるいは電気素子を構成する薄膜として、Ta(タンタル)膜やCr(クロム)膜が用いられるので、前記マークをTa膜またはCr膜から形成すればよい。
【0015】
本発明において、前記元基板に対して、前記切断予定線を挟んだ両側に所定の距離を隔てて対向する第1のパターンと第2のパターンとを形成するとともに、前記第1のパターンと前記第2のパターンとの間に、これらのパターンと形態の異なる境界パターンを形成する工程を具備し、前記切断工程では、切断箇所の両側に前記境界パターンの一部が残るように前記元基板を前記切断予定線に沿って切断することが好ましい。このように構成するにあたって、第1のパターンと第2のパターンとを元基板を切断するときの公差に対応する距離を隔てて形成し、この間に境界パターンを形成する。従って、切断予定線に沿って元基板を切断したとき、切断箇所の両側に境界パターンの一部が各々残っているか否かを確認すれば、元基板に対する切断が精度よく行われていたか否かを容易に検査できる。すなわち、切断が精度よく行われていれば、切断箇所の両側に境界パターンの一部が各々残るのに対して、切断時の精度が悪ければ、切断箇所の一方にのみ境界パターンが残り、他方に境界パターンが残らないからである。
【0016】
本発明において、前記第1のパターンを、前記第1の基板として切り出される基板形成領域に形成される複数の配線の端部として形成する一方、前記第2のパターンは、前記基板形成領域から切り離される周辺領域に給電パターンとして形成し、前記境界パターンは、前記第1のパターンの各々を前記第2のパターンに電気的に接続する中継パターンとして形成し、前記切断工程を行う前に、前記第2のパターンから前記境界パターンを経て前記第1のパターンに給電して、前記第1のパターンまたは該第1のパターンに電気的に接続する導電膜に対して陽極酸化処理を行うことが好ましい。ここで行う前記陽極酸化処理は、例えば、前記導電膜、および該導電膜の表面に形成された絶縁膜を用いて、ダイオード素子やキャパシタ素子などといった電気素子を形成する陽極酸化処理である。元基板に形成される配線あるいは電気素子の構成は、電気光学装置のタイプによって様々であるが、画素スイッチングの能動素子としてTFD素子を用いた電気光学装置では、配線あるいは電気素子を構成する導電膜としてTa膜を形成し、このTa膜に対して、基板として切り出される周辺領域に形成した給電パターン(第2のパターン)から、中継パターンおよび配線を介して給電して陽極酸化を行った後、中継パターンの部分で元基板を切断して給電パターンと配線とを切断する。従って、元基板に対する切断予定線を跨ぐ領域に中継パターンが形成されることになるので、この中継パターンを、切断工程の良否を検査するための境界パターンとして、第1のパターンや第2のパターンと容易に区別できる形態で形成すれば、このようなパターンが密に形成されている領域に対して、切断工程の良否を検査するためのマーク等を追加する必要がない。
【0017】
本発明においては、前記元基板に対して、前記切断予定線を挟んだ両側に所定の距離を隔てて対向する第1のパターンおよび第2のパターンを形成する工程を具備し、前記切断工程では、切断箇所の両側で前記第1のパターンおよび第2のパターンが欠けないように前記元基板を前記切断予定線に沿って切断してもよい。このように構成するにあたって、第1のパターンと第2のパターンとを元基板を切断するときの公差に対応する距離を隔てて形成する。従って、切断予定線に沿って元基板を切断したとき、切断箇所の両側で第1のパターンおよび第2のパターンが欠けることなく残っているか否かを確認すれば、元基板に対する切断が精度よく行われていたか否かを容易に検査できる。すなわち、切断が精度よく行われていれば、切断箇所の両側に第1のパターンおよび第2のパターンが欠けずに残るのに対して、切断時の精度が悪ければ、切断箇所の一方で第1のパターンあるいは第2のパターンが欠けてしまうからである。
【0018】
本発明において、前記元基板に対して、所定幅をもって前記切断予定線を跨ぐ境界パターンを形成する工程を具備し、前記切断工程では、切断箇所の両側に前記境界パターンの一部が残るように前記元基板を前記切断予定線に沿って切断してもよい。このように構成するにあたって、境界パターンの幅を元基板を切断するときの公差に対応する寸法とする。従って、切断予定線に沿って元基板を切断したとき、切断箇所の両側で境界パターンの一部が各々残っているか否かを確認すれば、元基板に対する切断が精度よく行われていたか否かを容易に検査できる。すなわち、切断が精度よく行われていれば、切断箇所の両側に境界パターンの一部が残るのに対して、切断時の精度が悪ければ、切断箇所の一方にのみ境界パターンが残り、他方に境界パターンが残らないからである。
【0019】
このようなパターンについても、前記マークと同様、前記元基板に形成された配線または電気素子を形成する薄膜、例えば、Ta膜またはCr膜と同時形成することが好ましい。
【0020】
このような製造方法を用いて製造した電気光学装置では、例えば、以下の構成を有することになる。すなわち、第1の基板と第2の基板とがシール材で貼り合わされているとともに、該シール材の途切れ部分からなる注入口が封止材で封止された電気光学装置において、前記第1の基板の縁部分には、前記封止材の塗布範囲を示すとともに、前記第1の基板を元基板から切り出したときの切断位置を検査するためのマークが付されている。
【0021】
また、本発明に係る電気光学装置では、第1の基板と第2の基板とがシール材で貼り合わされているとともに、該シール材の途切れ部分からなる注入口が封止材で封止され、前記注入口は、前記第1の基板の縁部分で開口しており、前記第1の基板の縁部分には、この縁部分に沿って前記注入口の両側にマークが設けられていることを特徴とする。
【0022】
本発明において、前記マークは、前記注入口を挟む両側2箇所に形成され、前記封止材は、前記注入口の両側2箇所に形成された前記マークの前記注入口側の端部に重ならない範囲に塗布されている。
【0023】
本発明において、前記マークは、前記第1の基板に形成された配線または電気素子を形成する薄膜と同一の組成、例えば、Ta膜またはCr膜から構成されている。
【0024】
このような電気光学装置は、例えば、携帯電話機、携帯型コンピュータ、ビデオカメラ等といった電子機器の表示部として用いられる。
【0025】
【発明の実施の形態】
図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下に実施形態を説明するにあたっては、各種の電気光学装置のうち、能動素子としてTFD素子(Thin Film Diode)を用いたアクティブマトリクス方式の液晶装置を例に説明する。
【0026】
[液晶パネルの構成]
図1は、液晶装置の電気的構成を模式的に示すブロック図である。図2(a)、(b)はそれぞれ、液晶パネルにおいて液晶層を挟持する1対の基板のうち、素子基板における1画素分の平面図、および図2(a)のA−A線断面図である。
【0027】
図1に示すように、液晶装置に用いられる液晶パネル2では、複数の配線としての走査線51が行方向(X方向)に形成され、複数のデータ線52が列方向(Y方向)に形成されている。走査線51とデータ線52との各交差点に対応する位置には画素53が形成され、この画素53では、液晶層54と、画素スイッチング用のTFD素子56とが直列に接続されている。各走査線51は走査線駆動回路57によって駆動され、各データ線52はデータ線駆動回路58によって駆動される。本実施形態において、走査線駆動回路57およびデータ線駆動回路58は、図3を参照して後述する液晶駆動用IC8aおよび液晶駆動用IC8bにそれぞれ構成されている。
【0028】
図2(a)、(b)において、TFD素子56は、素子基板7aの表面に成膜された下地層61の上に形成された第1TFD素子56aおよび第2TFD素子56bからなる2つのTFD素子要素によって、いわゆるBack-to-Back構造として構成されている。このため、TFD素子56は、電流−電圧の非線形特性が正負双方向にわたって対称化されている。下地層61は、例えば、厚さが50〜200nm程度の酸化タンタル(Ta25)によって構成されている。第1TFD素子56aおよび第2TFD素子56bは、第1金属層62と、この第1金属層62の表面に形成された絶縁層63と、絶縁膜63の表面に互いに離間して形成された第2金属層64a、64bとによって構成されている。第1金属層62は、例えば、厚さが100〜500nm程度のTa単体膜、Ta合金膜等によって形成され、絶縁層63は、例えば、陽極酸化法によって第1金属層62の表面を酸化することによって形成された厚さが10〜35nmの酸化タンタル(Ta25)である。
【0029】
第2金属層64a、64bは、例えばクロム(Cr)等といった金属膜によって50〜300nm程度の厚さに形成されている。第2金属層64aは、そのまま走査線51となり、他方の第2金属層64bは、ITO(Indium Tin Oxide)等といった透明導電材からなる画素電極66に接続されている。なお、画素電極66はAl(アルミニウム)等といった光反射性材料によって形成されることもある。
【0030】
素子基板7aを構成する基板17aは、対向基板7aを構成する基板17b(図4参照)と同様、例えば、石英、ガラス、プラスチック等によって形成される。ここで、単純な反射型の場合には素子基板基板17aが透明であることは、必須要件ではないが、本実施形態のように透過型の場合には、素子基板基板17aは透明であることが必須の要件となる。
【0031】
[液晶装置の構成]
このようにして走査線51およびTFD素子56が形成された素子基板7aは、図3および図4を参照して説明するように、ITO等といった透明導電材からなるデータ線52がストライプ状に形成された対向基板7bと対向配置される。ここで、素子基板7aと対向基板7bは、一列分の画素電極66と1本のデータ線52とが互いに対向する位置関係となるように互いに貼り合わされる。
【0032】
図3および図4はぞれぞれ、液晶装置の分解斜視図およびその断面図である。
【0033】
図3および図4に示すように、液晶装置1は、例えば、液晶パネル2にFPC(Flexible Printed Circuit:可撓性プリント基板)3a、3bを接続し、さらに液晶パネル2の裏面側に導光体4を取り付け、さらに導光体4の裏面側に制御基板5を設けることによって形成される。
【0034】
液晶パネル2において、素子基板7aと対向基板7bとは、これらの基板のうちの一方に環状に塗布されたシール材6によって貼り合わされている。また、シール材6の途切れ部分によって液晶注入口6aが形成され、この液晶注入口6aは、封止材60によって塞がれている。
【0035】
素子基板7aのうち、対向基板7bから張り出す部分の表面には、ACF(Anisotropic Conductive Film:異方性導電膜)9によって液晶駆動用IC8aがCOG(Chip On Glass)実装されている。また、対向基板7bのうち、素子基板7aから張り出す部分には、ACF9によって液晶駆動用IC8bがCOG実装されている。
【0036】
図4に示すように、素子基板7aの内面には複数の画素電極66がマトリクス状に形成され、その外面には偏光板12aが貼着されている。また、対向基板7bの内面には複数のデータ線52がストライプ状に形成され、その外面には偏光板12bが貼着されている。そして、素子基板7aと対向基板7bとの基板間のうち、シール材6によって区画された間隙(セルギャップ)に、電気光学物質としての液晶Lが封入されている。
【0037】
なお、図4には示されていないが、素子基板7aおよび対向基板7bには必要に応じて上記以外の各種の光学要素が設けられる。例えば、液晶Lの配向を揃えるための配向膜が各基板の内面に設けられる。これらの配向膜は、例えば、ポリイミド溶液を塗布した後に焼成することによって形成される。このポリイミドのポリマー主鎖がラビング処理によって所定の方向へ延伸され、基板間に封入された液晶L内の液晶分子が配向膜の延伸方向に沿って方向配位する。また、カラー表示を行う場合には、対向基板7bに対して、画素電極66と対向する領域に、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)のカラーフィルタ(図示せず)が所定の配列で形成され、画素電極66に対向しない領域にはブラックマトリクス(図示せず)が形成される。さらに、カラーフィルタおよびブラックマトリクスを形成した表面には、その平坦化および保護のために平坦化層がコーティングされ、この平坦化層の表面にデータ線52が形成される。
【0038】
図3において、素子基板7aの張出し部分には複数の端子13aが形成され、これらの端子は、素子基板7aの表面に画素電極66を形成する際に同時に形成される。また、対向基板7bの張出し部分にも複数の端子13bが形成され、これらの端子は、対向基板7bの表面にデータ線52を形成する際に同時に形成される。FPC3bの端部には複数の端子22が設けられ、ACF等を用いてそれらの端子が対向基板7bの端子13bに導電接続されている。また、FPC3bの他の端部に形成された複数の端子23は、制御基板5の端子(図示せず)に接続されている。FPC3aでは、裏面側端部に複数のパネル側端子14が形成され、その反対側の端部においてその表面側には複数の制御基板側端子16が形成されている。ここで、FPC3aの表面には配線パターン18が適宜、形成され、この配線パターン18は、一方の端部で制御基板側端子16に直接に接続し、他方の端部がスルーホール19を介してパネル端子14に接続している。
【0039】
導光体4の液晶パネル2側の表面には、拡散板27が貼着等によって装着され、導光体4の液晶パネル2と反対側の表面には、反射板28が貼着等によって装着される。また、導光体4の1つの側面に設定された光取込み面4aに対向して発光手段としての複数のLED(Light Emitting Diode)21がLED基板38に支持されて配置されている。
【0040】
図4に示すように、導光体4は、ゴム、プラスチック等によって形成された緩衝材32を挟んで液晶パネル2の裏面側に取り付けられる。また、制御基板5は導光体4の反射板28が装着された面に対向して配設される。なお、制御基板5の端部には、外部回路との接続をとるための端子33が形成される。
【0041】
このように構成した液晶装置1において、LED21が発光すると、その光が導光体4へ導入され、その導入された光が反射板28で反射して液晶パネル2の方向へ進行し、拡散板27によって平面内で一様な強度となるように拡散された状態で液晶パネル2へ供給される。供給された光は導光体側の偏光板12aを通過した成分が液晶層へ供給され、さらに画素電極66とデータ線52との間に印加される電圧の変化に応じて画素毎に配向が制御された液晶によって画素毎に変調され、さらにその変調光を表示側の偏光板12bに通すことにより、外部に像を表示する。
【0042】
[液晶装置の製造方法]
図5は、本形態の液晶装置1の製造方法の一例を示す工程図である。図6は、液晶パネル2を構成する1対の基板を製造するのに用いた元基板を模式的に示す斜視図である。図7は、素子基板形成工程を示す工程断面図である。図8は、素子基板形成用の元基板に対するシール材印刷工程、および対向基板形成用の元基板に対するラビング工程までを終えた状態を模式的に示す斜視図である。図9は、素子基板形成用の元基板と、対向基板形成用の元基板とを貼り合わせて空のパネルを構成した状態を模式的に示す平面図である。図10(a)、(B)はそれぞれ、空のパネルを1次切断工程により短冊状に切断した状態を示す説明図、およびこの短冊状のパネルに液晶を注入した後、その注入口を封止材で封止した状態を示す説明図である。
【0043】
本形態において、液晶装置1および液晶パネル2を製造するにあたっては、図5に示す能動素子形成工程P1〜シール材印刷工程P5からなる素子基板形成工程と、カラーフィルタ形成工程P6〜ラビング処理工程P10からなる対向基板形成工程とは別々に行われる。
【0044】
まず、素子基板形成工程(能動素子形成工程P1〜シール材印刷工程P5)において、図6に示すような大面積の元基板24aを準備する。この元基板24aは、例えば、ガラス、プラスチック等といった透光性材料によって形成されている。ここで、元基板24aは、後々、一点鎖線で示す仮想の1次切断予定線L11、および二点鎖線で示す仮想の二次切断予定線L12に沿って切断されて素子基板7aが複数個取りされ、その周辺領域7cは、廃棄される。
【0045】
本形態では、この元基板24aに対して、まず、能動素子形成工程P1を行うことにより、液晶パネル複数枚分の配線51およびTFD素子56を形成する。図6では、便宜上、元基板24aの表面に液晶パネル6枚分のパターンが形成されている様子を示してあるが、実際の工程では、より多数の液晶パネル分のパターンが元基板24a上に形成される。
【0046】
能動素子形成工程P1は、例えば、図7に示すように行われる。すなわち、下地層形成工程(a)において、元基板24aの表面にTa酸化物、例えば、Ta25を一様な厚さに成膜して下地層61を形成する。
【0047】
次に、第1金属層形成工程(b)において、例えば、Taをスパッタリング等によって一様な厚さで成膜し、さらにフォトリソグラフィ技術を用いて走査線51の第1層、および第1金属層62などを同時に形成する。このとき、走査線51の第1層と第1金属層62とはブリッジ部(図示せず)で繋がっている。
【0048】
次に、絶縁層形成工程(c)において、走査線51の第1層を陽極端子として陽極酸化処理を行い、その走査線51および第1金属層52の表面に絶縁膜63として作用する陽極酸化膜を一様な厚さで形成する。これにより、走査線51の表面に絶縁層(第2層)が形成されるとともに、第1TFD素子56aおよび第2TFD素子56bの絶縁層63が形成される。なお、絶縁層形成工程(c)を行うにあたって、走査線51は、図8および図13(a)を参照して後述するように、周辺領域7cに形成された給電パターン59に対して、2次切断予定線L12に沿って形成された中継パターン55を介して接続されており、給電パターン59から各走査線51に対して電圧供給が行われる。
【0049】
次に、ブリッジ部除去工程(d)においては、例えば、ドライエッチングによりブリッジ部を元基板24aから除去する。これにより、第1TFD素子56aおよび第2TFD素子56bの第1金属層62および絶縁層63が走査線51から島状に分断される。
【0050】
次に、第2金属層形成工程(e)において、Crをスパッタリング等によって一様な厚さで成膜した後、フォトリソグラフィ技術を利用して、走査線51の第3層、第1TFD素子56aの第2金属層64a、および第2TFD素子56bの第2金属層64bを形成する。以上により、能動素子であるTFD素子56が元基板24aの表面に液晶パネルの枚数分だけ形成される。
【0051】
次に、図5の画素電極形成工程P2が行われる。具体的には、まず、図7の下地層形成工程(f)において、画素電極66に相当する領域の下地層61を除去して元基板24aを露出させた後、電極工程(g)において、画素電極66を形成するためのITOをスパッタリング等によって一様な厚さで成膜し、さらに、フォトリソグラフィ技術により、1画素分の大きさに相当する所定形状の画素電極66をその一部が第2金属層64b重なるように形成する。これらの一連の工程により、図2に示すTFD素子56および画素電極66が形成される。この状態における元基板7aの様子は、図8に示すとおりである。
【0052】
しかる後には、図5の配向膜工程P3において、元基板24aの表面にポリイミド、ポリビニルアルコール等を一様な厚さに形成することによって配向膜を形成した後、ラビング処理工程P4において、配向膜に対してラビング処理その他の配向処理を行う。
【0053】
次に、シール材印刷工程P5において、図8に示すように、ディスペンサーやスクリーン印刷等によってシール材6を環状に塗布する。なお、シール材6の一部分には、液晶の注入口6aが形成される。
【0054】
以上の素子基板形成工程とは別に、対向基板形成工程(カラーフィルタ形成工程P6〜ラビング処理工程P10)を行う。それには、まず、図6において、例えば、ガラス、プラスチック等といった透光性材料によって形成された大面積の大型基板24bを用意した後、カラーフィルタ形成工程P6において、元基板24bの表面上に液晶パネルの枚数分、カラーフィルタを形成する。
【0055】
この元基板24bは、後々、一点鎖線で示す仮想の1次切断予定線L21、および二点鎖線で示す仮想の二次切断予定線L22に沿って切断されて対向基板7bが複数個取りされる。なお、図6では、便宜上、元基板24bの表面に液晶装置6個分が表されているが、実際の工程では、より多数の液晶装置分が形成される。ここで、カラー表示が必要でない場合には、カラーフィルタを形成する必要はない。
【0056】
次に、平坦化層形成工程P7において、カラーフィルタの上に平坦化層(図示せず)を一様な厚さに形成して表面を平坦化する。
【0057】
次に、対向電極形成工程P8において、ITO膜等によりストライプ状の対向電極、すなわち、データ線52を形成する。
【0058】
次に、配向膜形成工程P9において、データ線52等の上にポリイミド等によって一様な厚さの配向膜を形成した後、ラビング処理工程P10において、配向膜に対してラビング処理等といった配向処理を施す。これにより対向基板側の元基板24bが完成する。
【0059】
その後、図8および図9に示すように、素子基板形成用の元基板24aと対向基板形成用の元基板24bとを位置合わせした上でシール材6を間に挟んで、元基板24a、24b同士を貼り合わせ(貼り合わせ工程P11)、さらに紫外線硬化、熱硬化又はその他の方法でシール材6を硬化させる(シール材硬化工程P12)。これにより、液晶装置複数個分を含んでいる空のパネル構造体2aが形成される。
【0060】
その後、空のパネル構造体2aに対して、図6を参照して説明した第1の切断予定線L11、L21に沿って切断溝を形成し、さらに切断溝を基準にパネル構造体2aを、図10(a)に示すような、短冊状のパネル構造体2bに切断する(1次切断工程P13)。この短冊状のパネル構造体2bにおいて、元基板24a、24bに対する切断箇所では、シール材6の途切れ部分からなる液晶注入口6aが外部に開口している。
【0061】
次に、露出した液晶注入口6aからパネル構造体2bの内側に液晶を減圧注入した後(液晶注入工程P14)、図10(b)に示すように、各液晶注入口6aに対して樹脂等の封止材60を塗布して、各液晶注入口6aを封止する(注入口封止工程P15)。なお、この工程により、パネル構造体2bに液晶が付着するので、液晶を注入し終えたパネル構造体2bは洗浄処理を受ける(洗浄工程P16)。
【0062】
その後、パネル構造体2bに対しては、図6を参照して説明した第2の切断予定線L12、L22に沿って切断溝を形成した後、この切断溝に沿って短冊状のパネル構造体2bにおいて元基板24a、24bを切断することにより、複数個の液晶パネル2が切り出される(2次切断工程P17)。
【0063】
しかる後に、液晶パネル2に液晶駆動用IC8a、8b、制御基板5などを実装し、さらにFPC3a、3bを接続することにより、液晶装置1が完成する(実装工程P18)。
【0064】
(本形態の特徴点)
図11(a)、(b)はそれぞれ、図8の丸Aで囲んだ領域を拡大して示す平面図、およびこの部分で元基板を精度よく切断したときの様子を示す説明図であり、図11(c)、(d)はいずれも、元基板を切断したときの精度が低かったときの様子を示す説明図である。図12は、本発明を適用した液晶装置の製造方法において、短冊状のパネルに対して液晶を注入した後、液晶注入口を封止材で封止した様子を示す説明図である。図13(a)、(b)はそれぞれ、図8の丸Bで囲んだ領域を拡大して示す平面図、およびこの部分で元基板を精度よく切断したときの様子を示す説明図であり、図13(c)、(d)はいずれも、元基板を切断したときの精度が低かったときの様子を示す説明図である。図14(a)、(b)はそれぞれ、図8の丸Cで囲んだ領域を拡大して示す平面図、およびこの部分で元基板を精度よく切断したときの様子を示す説明図であり、図14(c)、(d)はいずれも、元基板を切断したときの精度が低かったときの様子を示す説明図である。
【0065】
本発明に係る液晶装置1の製造方法において、貼り合わせ工程P11を行う直前の元基板24aは、図8に示すように構成され、この図8において、元基板24aの丸Aで囲んだ領域では、図11(a)に示すように、1次切断予定線L11に沿って、1次切断予定線L11に所定幅をもって重なる矩形のべたのマーク100が形成されている。このマーク100は、1次切断工程P13を行う以前に実施される能動素子形成工程P1において、第1金属層形成工程(b)で第1金属層52と同時形成されるTa膜、第2金属層形成工程(e)で第2金属層64a、64bと同時形成されたCr膜、あるいはこれらの膜を積層した多層膜である。
【0066】
ここで、マーク100は、シール材6の途切れ部分からなる液晶注入口6aの両側2箇所に形成されている。
【0067】
このように構成した素子基板形成用の元基板24aに対して対向基板形成用の元基板24bを貼り合わせてパネル構造体2aを構成した後、1次切断工程P13において、パネル構造体2aを1次切断予定線L11、21に沿って切断するとき、マーク100の幅方向の中央を通るように切断溝を形成してパネル構造体2aを切断する。ここで、マーク100の幅寸法W1については、この切断箇所の公差に対応した幅寸法にしてある。
【0068】
従って、パネル構造体2aを短冊状のパネル構造体2bに切断したとき、切断箇所の両側にマーク100の一部が各々残っているか否かを確認すれば、切断が公差をクリアする精度で行われていたか否かを容易に検査できる。すなわち、切断が精度よく行われていれば、図11(b)に示すように、切断箇所の両側にマーク100の一部が各々残るのに対して、切断時の精度が悪ければ、図11(c)、(d)に示すように、切断箇所の一方にのみマーク100が残り、他方にマーク100が残らない。
【0069】
このような1次切断工程P13を終えた後、短冊状のパネル構造体2bでは、10(a)および図11(b)に示すように、その切断箇所で液晶注入口6aが開口し、液晶注入口6aの両側2箇所にマーク100の一部が残っている。
【0070】
そこで、液晶注入工程P14においては、短冊状のパネル構造体3bの状態で液晶注入口6aから液晶を注入した後、封止工程P15においては、マーク100を基準にして、液晶注入口6aに封止材60を塗布する。すなわち、図12に示すように、液晶注入口6aの両側に位置するマーク100の端部に封止材60がかからないように、即ち、液晶注入口6aの両側に位置するマーク100の端部からはみ出さないように封止材60を塗布し、しかる後に、封止材60を硬化させる。それ故、液晶注入口6aを確実に封止できるとともに、封止材60を塗布しすぎることもない。
【0071】
また、本形態において、マーク100は、図7を参照して説明した素子基板形成工程において、第1金属層形成工程(b)で第1金属層52と同時形成されたTa膜、あるいは、第2金属層形成工程(e)で第2金属層64a、64bと同時形成されたCr膜であり、このような膜については、TFD素子56を形成する過程でフォトリソグラフィ技術を用いたパターニングにより形成できるので、マーク100を形成するといっても新たな工程を追加する必要がない。さらに、このようなTa膜やCr膜であれば、下地である基板から目立つので、これを基準にして1次切断工程P13に対する検査、あるいはマーク100を基準にしての封止材60の塗布を行うのが容易である。
【0072】
また、本形態では、その他の切断箇所においても、切断精度を容易に検査できるような構成が採用されている。
【0073】
まず、図8において丸Bで囲った領域では、図13に示すように、各走査線51の端部は、走査線51に一対一で対応する中継パターン55を介して給電パターン59に接続しており、この中継パターン55を横切るように2次切断予定線L12が通っている。従って、元基板24aにおいて、走査線51の端部と給電パターン59とは、2次切断予定線L12を挟んだ両側に第1のパターン201と第2のパターン202として所定の距離を隔てて対向し、かつ、第1のパターン201と第2のパターン202との間において、中継パターン55は、第1のパターン201および第2のパターン202と幅寸法、形状、色および形成位置などといった形態の異なる境界パターン203として形成されている。また、境界パターン203が形成されている領域の幅寸法W2は、この切断箇所での公差に対応する寸法になっている。
【0074】
それ故、2次切断工程P17において、短冊状のパネル構造体2bに対して2次切断予定線L12に沿って元基板24aを切断するとき、切断箇所の両側に境界パターン203(中継パターン55)の一部が残るように元基板24aを切断した後、切断箇所の両側に境界パターン203の一部が各々残っているか否かを確認すれば、元基板24aに対する切断が公差をクリアする精度で行われていたか否かを容易に検査できる。すなわち、切断が精度よく行われていれば、図13(b)に示すように、切断箇所の両側に境界パターンの一部が各々残るのに対して、切断時の精度が悪ければ、図13(c)、(d)に示すように、切断箇所の一方にのみ境界パターン203が残り、他方に境界パターン203が残らない。
【0075】
ここで、走査線51の端部からなる第1のパターン201、給電パターン59からなる第2のパターン202、および中継パターン55からなる境界パターン203は、1次切断工程P13および2次切断工程P17を行う以前に実施される能動素子形成工程P1において、第1金属層形成工程(b)で第1金属層52と同時形成されるTa膜、あるいは、陽極酸化処理後、このTa膜の表面に対して第2金属層形成工程(e)で第2金属層64a、64bと同時形成されたCr膜が積層された多層膜であり、このような膜は、TFD素子56を形成する過程でフォトリソグラフィ技術を用いたパターニングにより形成される。それ故、切断検査用の境界パターン203などを形成するといっても新たな工程を追加する必要がない。さらに、このようなTa膜やCr膜であれば、下地である基板から目立つので、これを基準にして2次切断工程P17に対する検査を容易に行うことができる。
【0076】
さらに、本形態において、図8において丸Cで囲った領域では、図14(a)に示すように、端子13aからなる第1のパターン301と、周辺領域に形成された第2のパターン302とが、2次切断予定線L12を挟んだ両側に所定の距離を隔てて対向し、かつ、第1のパターン301と第2のパターン302との間には、これらのパターン301、302と幅寸法の異なる境界パターン303が形成されている。ここで、境界パターン303が形成されている領域の幅寸法W3は、2次切断予定線L12で元基板24aを切断するときの公差に対応する寸法になっている。
【0077】
従って、2次切断工程P13において、短冊状のパネル構造体2bを2次切断予定線L12に沿って切断するときは、切断箇所の両側に境界パターン303の一部が残るように元基板24aを切断し、しかる後に、切断箇所の両側に境界パターン303の一部が各々残っているか否かを確認すれば、元基板24aに対する切断が公差をクリアする精度で行われていたか否かを容易に検査できる。すなわち、切断が精度よく行われていれば、図14(b)に示すように、切断箇所の両側に境界パターン303の一部が各々残るのに対して、切断時の精度が悪ければ、図14(c)、(d)に示すように、切断箇所の一方にのみ境界パターン303が残り、他方に境界パターン303が残らない。
【0078】
ここで、端子13aからなる第1のパターン301、第2のパターン302、および境界パターン303は、1次切断工程P13および2次切断工程P17を行う以前に実施される能動素子形成工程P1において、第1金属層形成工程(b)で第1金属層52と同時形成されるTa膜、第2金属層形成工程(e)で第2金属層64a、64bと同時形成されたCr膜、あるいはこれらの膜を積層した多層膜であり、このような膜は、TFD素子56を形成する過程でフォトリソグラフィ技術を用いたパターニングにより形成できる。それ故、切断検査用の境界パターン303を形成するといっても新たな工程を追加する必要がない。さらに、このようなTa膜やCr膜であれば、下地である基板から目立つので、これを基準にして二次切断工程P17に対する検査を容易に行うことができる。
【0079】
[その他の実施の形態]
図15(a)、(b)はそれぞれ、図13あるいは図14に示す構成に代えて採用することのできる切断予定線付近の構成を示す平面図、および説明図である。図16は、図13あるいは図14に示す構成に代えて採用することのできる切断予定線付近の別の構成を示す平面図である。図17は、図13あるいは図14に示す構成に代えて採用することのできる切断予定線付近のさらに別の構成を示す平面図である。
【0080】
図15(a)、(b)に示すように、元基板24aにおいて、端子13aは、Ta膜とCr膜の2層構造として形成される場合が多いので、例えば、第1のパターン401および第2のパターン402については、Ta膜とCr膜の2層構造とし、境界パターン403については、Ta膜のみから構成してもよい。このように構成した場合、Cr膜とTa膜とは、色相が異なるので、これらのパターン401、402、403の形状が同一でも、切断箇所の両側に境界パターン403の一部が各々残っているか否かを確認することが可能である。
【0081】
また、図16に示すように、元基板24aに対して、給電パターン59などを形成するときに、このパターンを、所定幅をもって二次切断予定線L12を跨ぐ境界パターン503として形成しておくとともに、切断工程では、切断箇所の両側に境界パターン503の一部が残るように元基板24aを二次切断予定線L12に沿って切断してもよい。
【0082】
この際に、境界パターン403が形成されている領域の幅寸法W5を、この部分を切断するときの公差に対応する寸法としておく。従って、二次切断予定線L12に沿って元基板24aを切断したとき、切断箇所の両側で境界パターンの一部が各々残っているか否かを確認すれば、元基板24aに対する切断が精度よく行われていたか否かを容易に検査できる。すなわち、切断が精度よく行われていれば、切断箇所の両側に境界パターン503の一部が残るのに対して、切断時の精度が悪ければ、切断箇所の一方にのみ境界パターン503が残り、他方に境界パターン503が残らないからである。このようなパターンについても、元基板24aに形成された配線または電気素子を形成する薄膜、例えば、Ta膜またはCr膜と同時形成することができる。
【0083】
さらに、図17に示すように、元基板24aに対して、2次切断予定線L12を挟んだ両側に所定の距離を隔てて対向する第1のパターン601および第2のパターン602を形成しておき、切断工程P17では、切断箇所の両側で前記第1のパターン301および第2のパターン302が欠けないように元基板24aを2次切断予定線L12に沿って切断してもよい。
【0084】
このような構成は、例えば、図13(a)を参照して説明した構成において、陽極酸化処理が終った後、切断工程を行う前に、中継パターン55を除去しておき、切断工程で発生した静電気が中継パターン55を介して基板内に侵入するような場合に相当する。
【0085】
このような構成においては、第1のパターン601と第2のパターン602とを元基板24aを切断するときの公差に対応する距離W6を隔てて形成する。従って、二次切断予定線L12に沿って元基板24aを切断したとき、切断箇所の両側で第1のパターン601および第2のパターン602が欠けることなく残っているか否かを確認すれば、元基板24aに対する切断が精度よく行われていたか否かを容易に検査できる。すなわち、切断が精度よく行われていれば、切断箇所の両側に第1のパターン601および第2のパターン602が欠けずに残るのに対して、切断時の精度が悪ければ、切断箇所の一方で第1のパターン601あるいは第2のパターン602が欠けてしまうからである。
【0086】
なお、上記実施形態では、能動素子としてTFD素子を用いたアクティブマトリクス方式の液晶装置1を例に説明したが、能動素子として薄膜トランジスタを用いたアクティブマトリクス方式の液晶装置、あるいはその他の電気光学装置に本発明を適用してもよいなど、請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々に改変できる。
【0087】
(電子機器の実施形態)
図18は、本発明に係る液晶装置を各種の電子機器の表示装置として用いる場合の一実施形態を示している。ここに示す電子機器は、表示情報出力源70、表示情報処理回路71、電源回路72、タイミングジェネレータ73、そして液晶装置74を有する。また、液晶装置74は、液晶表示パネル75及び駆動回路76を有する。液晶装置74および液晶パネル75としては、前述した液晶装置1および液晶パネル2を用いることができる。
【0088】
表示情報出力源70は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等といったメモリ、各種ディスク等といったストレージユニット、デジタル画像信号を同調出力する同調回路等を備え、タイミングジェネレータ73によって生成された各種のクロック信号に基づいて、所定フォーマットの画像信号等といった表示情報を表示情報処理回路71に供給する。
【0089】
表示情報処理回路71は、シリアル−パラレル変換回路や、増幅・反転回路、ローテーション回路、ガンマ補正回路、クランプ回路等といった周知の各種回路を備え、入力した表示情報の処理を実行して、その画像信号をクロック信号CLKと共に駆動回路76へ供給する。駆動回路76は、図1における走査線駆動回路57やデータ線駆動回路58、検査回路等を総称したものである。また、電源回路72は、各構成要素に所定の電圧を供給する。
【0090】
図19は、本発明に係る電子機器の一実施形態であるモバイル型のパーソナルコンピュータを示している。ここに示すパーソナルコンピュータは、キーボード81を備えた本体部82と、液晶表示ユニット83とを有する。液晶表示ユニット83は、前述した液晶装置1を含んで構成される。
【0091】
図20は、本発明に係る電子機器の他の実施形態である携帯電話機を示している。ここに示す携帯電話機90は、複数の操作ボタン91と液晶装置1を有している。
【0092】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、元基板を切断するときの公差に対応する幅のマークを元基板に形成しておくので、切断予定線に沿って、元基板を切断したとき、切断箇所の両側にマークの一部が各々残っているか否かを確認すれば、切断が精度よく行われていたか否かを容易に検査できる。すなわち、切断が精度よく行われていれば、切断箇所の両側にマークの一部が各々残るのに対して、切断時の精度が悪ければ、切断箇所の一方にのみマークが残り、他方にマークが残らないからである。また、第1の基板と第2の基板とを貼り合わせた空パネルにおいて、基板に対して電気光学物質を注入するための注入口は、元基板に対する切断箇所で開口しているので、切断工程の良否を検査するのに用いたマークを、元基板に対する切断箇所のうち、注入口に塗布する封止材の塗布範囲を示す位置に形成しておけば、マークを基準に封止材を塗布できる。それ故、封止材の塗布量の多寡に起因する不具合の発生を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した液晶装置の電気的構成を模式的に示すブロック図である。
【図2】(a)、(b)はそれぞれ、本発明を適用した液晶装置の液晶パネルにおいて液晶層を挟持する1対の基板のうち、素子基板における1画素分の平面図、および図2(a)のA−A線断面図である。
【図3】本発明を適用した液晶装置の分解斜視図である。
【図4】本発明を適用した液晶装置の断面図である。
【図5】本発明を適用した液晶装置の製造方法の一例を示す工程図である。
【図6】本発明を適用した液晶装置の液晶パネルを構成する1対の基板を製造するのに用いた元基板の説明図である。
【図7】本発明を適用した液晶装置の製造工程のうち、素子基板形成工程を示す工程断面図である。
【図8】本発明を適用した液晶装置の製造方法において、工程素子基板形成用の元基板に対するシール材印刷工程、および対向基板形成用の元基板に対するラビング工程までを終えた状態を模式的に示す斜視図である。
【図9】本発明を適用した液晶装置の製造方法において、素子基板形成用の元基板と、対向基板形成用の元基板とを貼り合わせて空のパネルを構成した状態を模式的に示す平面図である。
【図10】(a)、(B)はそれぞれ、図9に示す空のパネルを1次切断工程により短冊状に切断した状態を示す説明図、およびこの短冊状のパネルに液晶を注入した後、その注入口を封止材で封止した状態を示す説明図である。
【図11】(a)、(b)はそれぞれ、図8の丸Aで囲んだ領域を拡大して示す平面図、およびこの部分で元基板を精度よく切断したときの様子を示す説明図であり、(c)、(d)はいずれも、元基板を切断したときの精度が低かったときの様子を示す説明図である。
【図12】本発明を適用した液晶装置の製造方法において、短冊状のパネルに対して液晶を注入した後、液晶注入口を封止材で封止した様子を示す説明図である。
【図13】(a)、(b)はそれぞれ、図8の丸Bで囲んだ領域を拡大して示す平面図、およびこの部分で元基板を精度よく切断したときの様子を示す説明図であり、(c)、(d)はいずれも、元基板を切断したときの精度が低かったときの様子を示す説明図である。
【図14】(a)、(b)はそれぞれ、図8の丸Cで囲んだ領域を拡大して示す平面図、およびこの部分で元基板を精度よく切断したときの様子を示す説明図であり、(c)、(d)はいずれも、元基板を切断したときの精度が低かったときの様子を示す説明図である。
【図15】(a)、(b)はそれぞれ、図13あるいは図14に示す構成に代えて採用することのできる切断予定線付近の構成を示す平面図、および説明図である。
【図16】図13あるいは図14に示す構成に代えて採用することのできる切断予定線付近の別の構成を示す平面図である。
【図17】図13あるいは図14に示す構成に代えて採用することのできる切断予定線付近のさらに別の構成を示す平面図である。
【図18】本発明に係る液晶装置を用いた各種電子機器の構成を示すブロック図である。
【図19】本発明に係る液晶装置を用いた電子機器の一実施形態としてのモバイル型のパーソナルコンピュータを示す説明図である。
【図20】本発明に係る液晶装置を用いた電子機器の一実施形態としての携帯電話機の説明図である。
【符号の説明】
1 液晶装置(電気光学装置)
2 液晶パネル
2a 大型のパネル構造体
2b 短冊状のパネル構造体
6 シール材
6a 液晶注入口
7a 素子基板
7b 対向基板
8a、8b 液晶駆動用IC
12a、12b 偏光板
17a 素子基板を構成する基板
17b 対向基板を構成する基板
24a 素子基板形成用の元基板
24b 対向基板形成用の元基板
51 走査線
52 データ線
53 画素
54 液晶層
55 中継パターン
56 TFD素子
57 走査線駆動回路
58 データ線駆動回路
59 給電パターン
60 封止材
61 下地層
62 第1金属層
63 絶縁層
64a、64b 第2金属層
66 画素電極
100 マーク
201、301、401、601 第1のパターン
202、302、402、602 第2のパターン
203、303、403 境界パターン
L11、L21 1次切断予定線
L12、L22 2次切断予定線

Claims (12)

  1. 第1の基板を形成するための元基板を切断予定線に沿って切断する切断工程と、前記第1の基板に第2の基板を貼り合わせた空パネルにおいて前記元基板に対する切断箇所で開口する注入口を介して基板間に電気光学物質を注入する注入工程と、前記注入口に封止材を塗布して当該注入口を封止する封止工程とを有する電気光学装置の製造方法において、
    前記元基板のうち、前記切断予定線に重なり、かつ、前記封止材の塗布範囲を指示する位置に所定幅のマークを形成する工程を具備し、
    前記切断工程では、切断箇所の両側に前記マークの一部が各々残るように前記切断予定線に沿って前記元基板を切断し、
    前記封止工程では、前記マークを基準に前記封止材を所定の範囲に塗布することを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  2. 請求項1において、前記マークは、前記注入口を挟む両側2箇所に各々形成され、前記封止工程では、前記注入口の両側2箇所に形成された前記マークの前記注入口側の端部に重ならない範囲に前記封止材を塗布することを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  3. 請求項1または2において、前記マークを、前記元基板に形成される配線あるいは電気素子を構成する薄膜と同時形成することを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  4. 請求項1または2において、前記マークをTa膜またはCr膜から形成することを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  5. 請求項1ないし4のいずれかにおいて、前記元基板に対して、前記切断予定線を挟んだ両側に所定の距離を隔てて対向する第1のパターンと第2のパターンとを形成するとともに、前記第1のパターンと前記第2のパターンとの間には、これらのパターンと形態の異なる境界パターンを形成する工程を具備し、
    前記切断工程では、切断箇所の両側に前記境界パターンの一部が残るように前記元基板を前記切断予定線に沿って切断することを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  6. 請求項5において、前記第1のパターンを、前記第1の基板として切り出される基板形成領域に形成される複数の配線の端部として形成する一方、前記第2のパターンを、前記基板形成領域から切り離される周辺領域に給電パターンとして形成し、前記境界パターンを、前記第1のパターンの各々を前記第2のパターンに電気的に接続する中継パターンとして形成し、
    前記切断工程を行う前に、前記第2のパターンから前記境界パターンを経て前記第1のパターンに給電して、前記第1のパターンあるいは該第1のパターンに電気的に接続する導電膜に対して陽極酸化処理を行うことを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  7. 請求項6において、前記陽極酸化処理は、前記導電膜、および該導電膜の表面に形成された絶縁膜を用いて電気素子を形成するための陽極酸化処理であることを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  8. 請求項7において、前記電気素子は、画素スイッチング用のTFD素子であることを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  9. 請求項1ないし4のいずれかにおいて、前記元基板に対して、所定幅をもって前記切断予定線を跨ぐパターンを形成する工程を具備し、
    前記切断工程では、切断箇所の両側に前記パターンの一部が残るように前記元基板を前記切断予定線に沿って切断することを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  10. 請求項1ないし4のいずれかおいて、前記元基板に対して、前記切断予定線を挟んだ両側に所定の距離を隔てて対向する第1のパターンおよび第2のパターンを形成する工程を具備し、
    前記切断工程では、切断箇所の両側で前記第1のパターンおよび第2のパターンが欠けないように前記元基板を前記切断予定線に沿って切断することを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  11. 請求項5ないし10のいずれかにおいて、前記パターンの各々を、前記元基板に形成された配線あるいは電気素子を形成する薄膜と同時形成することを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  12. 請求項5ないし10のいずれかにおいて、前記パターンの各々をTa膜またはCr膜から形成することを特徴とする電気光学装置の製造方法。
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