JP3880650B2 - 携帯作業装置の内燃機関用のキャブレター - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯作業装置の内燃機関用のキャブレター、特にダイヤフラム式キャブレターに関する。より詳しくは、本発明は、吸気チャネルと、調節チャンバと、バイパスチャネルを有し、前記吸気チャネルは、ケーシング内に配置されており、ベンチュリ区間を有しており、当該吸気チャネルにはスロットルバルブが旋回可能に支承されており、前記調節チャンバはメーン燃料チャネルとアイドリングチャネルを介して吸気チャネルと連通しており、前記バイパスチャネルによって内燃機関のスタートのために、燃料/空気混合気の付加的量が吸気チャネルにスロットルバルブの下流側で供給可能である形式のキャブレターに関する。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関用のダイヤフラム式キャブレターはすでに公知である。このダイヤフラム式キャブレターでは、ベンチュリ区間を有する吸気チャネルと、旋回可能なスロットルバルブがケーシング内に配置されている。燃料の充填された調節チャンバはメーン燃料チャネルおよびアイドリングチャネルを介して吸気チャネルと連通している。キャブレターケーシングに取り付けられた別のケーシング部分にはバイパスチャネルが配設されている。このバイパスチャネルを通してスタート(始動)のため、燃料/空気混合気の付加量を吸気チャネルにスロットルバルブの下流側で供給することができる。この例では、空気チャネルおよび燃料チャネルが混合チャネルに導かれる。混合チャネルの端部にはバルブが配置されており、このバルブは別のチャネルへの通路(連通)を開閉する。この別のチャネルは吸気チャネル内でスロットルバルブの下流側に導かれている。
【0003】
公知の構成は構造が複雑であり、本来のキャブレターケーシングのほかに付加的な構造空間を必要とする。さらに、混合チャネルの端部における密閉が困難であり、そのため安全性の理由から、相互作用しかつ流通方向において順次に配置された2つの遮断装置が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、冒頭に述べた形式のキャブレターを改善し、キャブレターケーシング内のバイパスチャネルの製造が比較的に安価になり、その機能がさらに確実になるように改善することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この課題は本発明により、請求項1の特徴部分に記載の基本構成により解消される。即ち、上記の課題を解決するために、本発明の一視点により、携帯作業装置用のダイヤフラム式キャブレターであって、吸気チャネルと、調節チャンバと、バイパスチャネルを有し、前記吸気チャネルは、ケーシング内に配置されており、ベンチュリ区間を有しており、当該吸気チャネルにはスロットルバルブが旋回可能に支承されており、前記調節チャンバはメーン燃料チャネルとアイドリングチャネルを介して吸気チャネルと連通しており、前記バイパスチャネルによって内燃機関のスタートのために、燃料/空気混合気の付加的量が吸気チャネルにスロットルバルブの下流側で供給可能である形式のダイヤフラム式キャブレターが提供される。このダイヤフラム式キャブレターにおいて、バイパスチャネルには、燃料と空気の混合の前に両方の供給が同時に阻止されるよう、空気供給と燃料供給とを別個に阻止するための手段が設けられていること、前記バイパスチャネルは、ケーシング内を吸気チャネルに対して平行に延在する孔部と、該孔部を吸気チャネルと連通する少なくとも1つの第1の横断孔部とを有し、前記第1の横断孔部はスロットルバルブの下流側で吸気チャネルに合流すること、前記バイパスチャネルは第2の横断孔部を有し、該第2の横断孔部は、吸気チャネルの入口側端部で前記孔部に通じること、前記阻止手段を始動段階の終了まで、前記バイパスチャネルを開放する位置に保持する保持装置が設けられていること、及び前記保持装置は、前記ケーシングの外部に配置されることを特徴とする(形態1・基本構成)。なお、請求の範囲に付記した図面参照符号は、専ら理解を容易にするためのものであり、図示の態様に限定することを必ずしも意図しない。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に、上記基本構成を形態1として示し、更に、従属請求項の対象でもある好ましい実施の形態も示す。
(形態1) 上掲。
(形態2) 上記形態1のダイヤフラム式キャブレターにおいて、前記孔部は第3の横断孔部を貫通して直交して延在し、該第3の横断孔部の直径は前記孔部の直径よりも大きいことが好ましい。
(形態3) 上記形態2のダイヤフラム式キャブレターにおいて、前記孔部の直径は約3mmであり、第3の横断孔部の直径は約4mmであることが好ましい。
(形態4) 上記形態2又は3のダイヤフラム式キャブレターにおいて、第3の横断孔部は有底孔部として構成されており、前記孔部は第3の横断孔部を内部端面壁の近傍で横切ることが好ましい。
(形態5) 上記形態4のダイヤフラム式キャブレターにおいて、調節チャンバから発する燃料チャネルが設けられており、該燃料チャネルは端面壁の面において、第3の横断孔部に合流していることが好ましい。
(形態6) 上記形態5のダイヤフラム式キャブレターにおいて、前記燃料チャネルには絞りが配置されていることが好ましい。
(形態7) 上記形態2〜6のダイヤフラム式キャブレターにおいて、第3の横断孔部には、ピストンがピストン軸方向に摺動可能に案内されており、該ピストンは空気供給および燃料供給を阻止するための手段として用いることが好ましい。
(形態8) 上記形態7のダイヤフラム式キャブレターにおいて、前記ピストンの端面側は前記燃料チャネルの閉鎖素子として構成されており、前記ピストンの外周面は孔部を閉鎖することが好ましい。
(形態9) 上記形態7のダイヤフラム式キャブレターにおいて、前記ピストンはその端面に、前記端面壁に当接するべくシール用パッキングを有することが好ましい。
(形態10) 上記形態7〜9のダイヤフラム式キャブレターにおいて、前記ピストンの前記パッキングとは反対側に、ピストンを操作するためのロッドが取り付けられていることが好ましい。
(形態11) 上記形態7〜10のダイヤフラム式キャブレターにおいて、前記ピストンは閉鎖位置へとバネによって付勢されていることが好ましい。
(形態12) 上記形態11のダイヤフラム式キャブレターにおいて、バネは、圧縮コイルバネとして構成されており、該バネは一方ではピストンに、他方では第3の横断孔部を閉鎖するキャップに抗支されていることが好ましい。
(形態13) 上記形態12のダイヤフラム式キャブレターにおいて、前記保持装置は、ロッドに配置された放射状リングと、スロットルレバーの端部を有し、該端部は放射状リングの運動軌道に係合・離脱可能であることが好ましい。
(形態14) 上記形態13のダイヤフラム式キャブレターにおいて、前記放射状リングは、キャブレターのケーシングに指向する面と反対側に円錐台形状の外周面を有することが好ましい。
(形態15) 上記形態7〜11のダイヤフラム式キャブレターにおいて、前記ピストンの閉鎖位置と開放位置との間の行程は、約3−7mmであることが好ましい。
以下実施の形態について概説する。
【0007】
バイパスチャネルの特に簡単でスペースを節約する構成では、このバイパスチャネルが、ケーシング内を吸気チャネルに対して平行に延在する孔部およびこの孔部を吸気チャネルと連通する第1の横断孔部とを有する。この第1の横断孔部はスロットルバルブの下流側で吸気チャネルに開口(合流)している。有利にはバイパスチャネルは第2の横断孔部を有し、この第2の横断孔部は吸気チャネルの入口側端部で前記孔部に通じている。バイパスチャネルを形成する孔部は第3の(横断)孔部を通って直交して延在する。この第3の(横断)孔部の直径はバイパスチャネルを形成する孔部の直径よりも大きい。ここで孔部の直径は有利には、約3mmであり、第3の横断孔部の直径は対応して約4mmとすることが好ましい。
【0008】
第3の横断孔部は有底孔部として構成されており、バイパスチャネルを形成する孔部は第3の横断孔部を、内部端面壁近傍で横切る。端面壁の面では、第3の横断孔部へ燃料チャネルが合流している。この燃料チャネルは調節チャンバから発している。第3の横断孔部を有底孔部として構成し、バイパスチャネルを形成する孔部とは端面壁近傍で交差し、燃料チャネルの合流点をこの端面壁の領域におくことによって、ただ1つの要素によって燃料と空気の流入を各別に、すなわちそれらの混合の前に同時に遮断することができる。このために有利には、第3の横断孔部にピストンがピストン軸方向にスライド可能に案内されている。このピストンは空気供給と燃料供給を遮断するための手段として用いられる。このことは簡単には次のようにして達成される。すなわち、ピストンの端面側を燃料チャネルの閉鎖素子として構成し、ピストンの周面が空気の流入する孔部を閉鎖することによって達成される。燃料チャネルの気密性には空気供給孔部の気密性よりも高い要求が課せられるから、ピストンの端面側には有利にはシール用パッキング(実施例では扁平)が設けられる。このパッキングは端面壁に当接する。或いはこれに代って、端面側に、Oリングまたは燃料チャネルを閉鎖するためのニードル弁を設けることができる。
【0009】
空気供給を遮断するために付加的な密閉手段は必要ない。なぜなら漏れ率は無視できる程度であり、内燃機関の動作特性に影響を及ぼさないからである。ピストンを操作するために、パッキングの反対側のピストンにはロッドが結合されている。このロッドは有利には操作ノブと連結している。ピストンが操作者の不注意のためバイパスチャネルの開放位置に留まることがないようにするため(開放位置に留まると、内燃機関が過度に濃厚な混合気により駆動されてしまうこととなる)、ピストンが自動的にバイパスチャネルの閉鎖位置に戻るようにすると有利である。したがって有利には、ピストンを閉鎖位置にバネによって負荷する。バネは有利には圧縮コイルバネとして構成され、一方ではピストンに、他方では第3の横断孔部を閉鎖するキャップに抗支される。
【0010】
機関が始動後、所定時間間隔にわたって、バイパスチャネルにより調節された濃厚なガス混合気により駆動されるようにするため遮断手段、たとえば前記のピストンを所定の動作条件になるまでバイパスチャネルを開放位置に保持する保持装置を設けると有利である。この保持装置はたとえば、ロッドに配置された配置された放射状のリング並びにチョークレバーの端部を有することができる。ここで端部は放射状リングの運動路へ係合し、この位置から移動することができる。ロッドを用いたバイパスチャネルの開放位置へのピストンの運動を容易にするため、放射状リングは、キャブレターのケーシングに指向する面とは反対側に円錐台形状の外周面を有する。
【0011】
【実施例】
本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。
【0012】
図1はダイヤフラム式キャブレターを示す。ここで上半分はケーシング10の外見を示し、下半分は縦断面を示す。ダイヤフラム式キャブレター1のケーシング10にはベンチュリ区間3を備えた吸気チャネル2があり、吸気チャネル2には空気流通方向でベンチュリ区間3の下流に、シャフト4に配置されたスロットルバルブ5が設けられている。ケーシング10の下側領域には、調節チャンバ6があり、調節チャンバはメーン燃料チャネル7とアイドリングチャネル8を介して吸気チャネル2と連通している。メーン燃料チャネル7はベンチュリ区間3の領域で吸気チャネルに合流し、またメーン燃料弁9が設けられている。メーン燃料弁9の通過横断面は調整ねじ11によって調整することができる。アイドリングチャネル8にはアイドリング弁12があり、アイドリング弁は調整ねじ13によって調整することができる。アイドリング弁12の下流側ではアイドリングチャネルが分岐している。これは、スロットバルブ5の上流と下流(前、後)の異なる位置で吸気チャネルに合流するためである。
【0013】
吸気チャネル2に対して平行に孔部14が延在している。この孔部14は、吸気チャネル2の出口側端部にある第1の横断孔部15を介して(すなわち流通方向でスロットルバルブ5の下流で)、また入口側端部にある第2の横断孔部16を介して吸気チャネル2と連通している。このようにして孔部14と横断孔部15と16はスロットルバルブを有するバイパスチャネルを形成する。孔部14はたとえば有底孔部として構成されており、閉鎖ストッパ17等によって閉鎖することができる。孔部14は第3の横断孔部18と直角に交差する。第3の横断孔部18はあとで説明する燃料チャネル20を用いて調節チャンバと連通している。
【0014】
図2には、キャブレターの別の側面図が示されている。ここではわかりやすくするため、吸気管2と、バイパスチャネルを形成する孔部14、15、16は破線で示されている。ケーシング10ではシャフト4の端部にスロットルレバー21が固定されている。スロットルレバーは、スロットルバルブを操作するための図示しないガスケーブルまたはガスロッドを用いて矢印方向に旋回される。スロットルバルブの閉鎖位置は、スロットルレバー21に係合する、アイドリング調整のための操作ねじ23を用いて調整することができる。スロットルレバー21の自由端部は、ロッド25の運動軌跡でのスロットルバルブのアイドリング位置にある。このロッドは操作ノブ31と係合している。これは以下の図3から明らかである。
【0015】
図3は、図2の矢印IIIの方向から見た図である。ここでは単に一部でだけ装置が断面で示されている。ここで断面は、燃料チャネル20と第3の横断孔部の存在する平面を通って経過している。第3の横断孔部18は有底孔部として構成されている。この第3の横断孔部は内部端面壁18’近傍を直交して通過する孔部14の直径よりもやや大きな直径を有する。ここで直径は有利には、第3の横断孔部に対しては4mm、孔部14に対しては3mmである。
【0016】
内部端面壁18’には燃料チャネル20が合流(開口)しており、この燃料チャネルの入口側端部には燃料絞り(ないしオリフィス)19が装備されている。この燃料絞りの直径は有利には0.3mmである。第3の横断孔部18にはピストン26がその軸方向に摺動可能に配設されている。このピストンはロッド25と結合している。このピストン26の端面壁18’側の端面にはシール用パッキング27(図示例では扁平、形状はシールに適するよう適宜選択できるが、薄いものが好ましい)が設けられている。これにより端面壁18’に当接するときピストン26は燃料チャネル20を閉鎖する弁として機能する。閉鎖位置へはピストン26は圧縮コイルバネ29により付勢される。このバネは第3の横断孔部18を封鎖するキャップ30にリテインされており、ピストン26を自動的に閉鎖位置へ戻すために用いられる。
【0017】
そのほかに図3には、中に設けられたスロットルバルブ5を有する吸気チャネル2が示されている。シャフト4はケーシング10を通って延在し、ここでシャフト4の一方の端部にはスロットルレバー21が取り付けられている。このスロットルレバーには調整ねじ23が円錐状先端23’を以て係合している。これはスロットルバルブ5の閉鎖位置を調整するためである。スロットルレバー21の自由端部24は放射状リング28の後方(背面)でロッド25に係合している。このことは図2から明らかである。このようにしてピストン26はバネ29の力に対抗して、図3に示すような位置に保持される。この位置では燃料チャネル20も孔部14も開放している。
【0018】
図4および図5にはダイヤフラム式キャブレター1が、図2および図3と同じ方向から示されている。しかしここではピストン26が別の動作位置にある。すなわち、そのパッキング27を以て端面壁18’に当接する位置にある。これにより燃料チャネル20は閉鎖されている。同じようにピストン26はその周面を以て孔部14を閉鎖している。端面壁18’の近傍における孔部14の構成に基づき、閉鎖位置と開放位置との間の移動距離は最小にすることができる。孔部14の図示の直径が有利には3mmであれば、ピストン26の移動距離は例えば単に4mmでよい。ピストン26の閉鎖位置では、バネ29が部分的に弛緩している。ここでは、ピストンを確実に素子位置に維持するバネ力で十分である。スロットルレバー21の自由端部24は、ロッド25の放射状リング28との係合状態から外れている。リング28はダイヤフラム式キャブレターの反対側に円錐台形状の外周面28’を有する。
【0019】
内燃機関をスタートさせるために、ロッド25は操作ノブ31によって、図5に示された位置から矢印S方向に引張られる。その際、ピストン26はバネ29の力に対抗して摺動し、燃料チャネル20も孔部14も開放する。ピストン26が図3に示した位置に達すると直ちに、スロットルレバー21の端部24は放射状リング28の後方でロックされ、ロッド25とピストン26をその位置に保持する。第2の横断孔部16と孔部14を通って空気が吸入され、空気は燃料チャネル20から出てくる燃料と混合される。この混合気は吸気チャネル2にスロットルバルブ5の上流で第1の横断孔部15を通して供給される。内燃機関はこのようにして各付加的な量の空気および燃料を得る。これによってスタートフェーズの間はアイドリング回転数より明らかに高い回転数に到達することができる。装置はこの動作位置に、最初にガスが供給されるまで留まる。
【0020】
ガス供給の際にはスロットルバルブ5が操作され、その際スロットルレバー21は矢印22の方向に旋回される。これによって端部24は放射状リング28の係合領域から引き出され、ピストン26がバネ29により押圧スライドされバネ29はピストン26を孔部18の端面壁18’に押し付け、このようにして孔部14を通る空気供給と燃料チャネル20での燃料供給が停止する。
【0021】
【発明の効果】
本発明の基本構成(請求項1)により、キャブレターケーシング内のバイパスチャネルの製造工数が節減され、各別に空気チャネル及び燃料チャネルを開閉でき、特に両者をその混合(合流)前に確実に同時に閉止できる。請求項2以下の各従属請求項の構成は基本構成の効果に基づきさらに付加的な、より簡単ないしより確実な実施の形態を与え、夫々対応する付加的効果を与える。その詳細は、実施の形態及び実施例に記載の通りである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ダイヤフラム式キャブレターの一実施例の側面図、一部縦断面図である。
【図2】キャブレターの第2の側面図である。
【図3】図2の矢印IIIの方向から見た図である。
【図4】図2と同様の方向から見た図である。しかし別の機能位置にある。
【図5】図3と同様の方向から見た図であり、図4の機能位置にある。
【符号の説明】
1 ダイヤフラム式キャブレター
2 吸気チャネル
3 ベンチュリ区間
4 シャフト
5 スロットルバルブ
6 調節チャンバ
7 メーン燃料チャネル
8 アイドリング運転チャネル
9 メーン燃料弁
10 ケーシング
12 アイドリング弁

Claims (15)

  1. 携帯作業装置用のダイヤフラム式キャブレターであって、
    吸気チャネル(2)と、調節チャンバ(6)と、バイパスチャネルを有し、
    前記吸気チャネル(2)は、ケーシング(10)内に配置されており、ベンチュリ区間を有しており、当該吸気チャネルにはスロットルバルブ(5)が旋回可能に支承されており、
    前記調節チャンバ(6)はメーン燃料チャネル(7)とアイドリングチャネル(8)を介して吸気チャネル(2)と連通しており、
    前記バイパスチャネルによって内燃機関のスタートのために、燃料/空気混合気の付加的量が吸気チャネル(2)にスロットルバルブ(5)の下流側で供給可能である形式のダイヤフラム式キャブレターにおいて、
    バイパスチャネルには、燃料と空気の混合の前に両方の供給が同時に阻止されるよう、空気供給と燃料供給とを別個に阻止するための手段が設けられていること、
    前記バイパスチャネルは、ケーシング(10)内を吸気チャネル(2)に対して平行に延在する孔部(14)と、該孔部(14)を吸気チャネル(2)と連通する少なくとも1つの第1の横断孔部(15)とを有し、前記第1の横断孔部(15)はスロットルバルブの下流側で吸気チャネル(2)に合流すること、
    前記バイパスチャネルは第2の横断孔部(16)を有し、該第2の横断孔部は、吸気チャネル(2)の入口側端部で前記孔部(14)に通じること、
    前記阻止手段を始動段階の終了まで、前記バイパスチャネルを開放する位置に保持する保持装置(21、24、28)が設けられていること、及び
    前記保持装置(21、24、28)は、前記ケーシング(10)の外部に配置されること
    を特徴とするダイヤフラム式キャブレター。
  2. 前記孔部(14)は第3の横断孔部(18)を貫通して直交して延在し、該第3の横断孔部(18)の直径は前記孔部(14)の直径よりも大きいこと
    を特徴とする請求項1に記載のダイヤフラム式キャブレター。
  3. 前記孔部(14)の直径は約3mmであり、第3の横断孔部(18)の直径は約4mmであること
    を特徴とする請求項2に記載のダイヤフラム式キャブレター。
  4. 第3の横断孔部(18)は有底孔部として構成されており、
    前記孔部(14)は第3の横断孔部(18)を内部端面壁(18’)の近傍で横切ること
    を特徴とする請求項2又は3に記載のダイヤフラム式キャブレター。
  5. 調節チャンバ(6)から発する燃料チャネル(20)が設けられており、
    該燃料チャネルは端面壁(18’)の面において、第3の横断孔部(18)に合流していること
    を特徴とする請求項4に記載のダイヤフラム式キャブレター。
  6. 前記燃料チャネル(20)には絞り(19)が配置されていること
    を特徴とする請求項5に記載のダイヤフラム式キャブレター。
  7. 第3の横断孔部(18)には、ピストン(26)がピストン軸方向に摺動可能に案内されており、
    該ピストンは空気供給および燃料供給を阻止するための手段として用いること
    を特徴とする請求項2〜6の何れか一項に記載のダイヤフラム式キャブレター。
  8. 前記ピストン(26)の端面側は前記燃料チャネル(20)の閉鎖素子として構成されており、
    前記ピストン(26)の外周面は孔部(14)を閉鎖すること
    を特徴とする請求項7に記載のダイヤフラム式キャブレター。
  9. 前記ピストン(26)はその端面に、前記端面壁(18’)に当接するべくシール用パッキング(27)を有すること
    を特徴とする請求項7に記載のダイヤフラム式キャブレター。
  10. 前記ピストン(26)の前記パッキングとは反対側に、ピストン(26)を操作するためのロッド(25)が取り付けられていること
    を特徴とする請求項7〜9の何れか一項に記載のダイヤフラム式キャブレター。
  11. 前記ピストン(26)は閉鎖位置へとバネによって付勢されていること
    を特徴とする請求項7〜10の何れか一項に記載のダイヤフラム式キャブレター。
  12. バネは、圧縮コイルバネとして構成されており、
    該バネは一方ではピストン(26)に、他方では第3の横断孔部(18)を閉鎖するキャップ(20)に抗支されていること
    を特徴とする請求項11に記載のダイヤフラム式キャブレター。
  13. 前記保持装置は、ロッド(25)に配置された放射状リング(28)と、スロットルレバー(21)の端部(24)を有し、
    該端部は放射状リング(28)の運動軌道に係合・離脱可能であること
    を特徴とする請求項12に記載のダイヤフラム式キャブレター。
  14. 前記放射状リング(28)は、キャブレター(1)のケーシング(10)に指向する面と反対側に円錐台形状の外周面を有すること
    を特徴とする請求項13に記載のダイヤフラム式キャブレター。
  15. 前記ピストン(26)の閉鎖位置と開放位置との間の行程は、約3−7mmであること
    を特徴とする請求項7〜11の何れか一項に記載のダイヤフラム式キャブレター。
JP04838696A 1995-02-10 1996-02-09 携帯作業装置の内燃機関用のキャブレター Expired - Lifetime JP3880650B2 (ja)

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