JP2003201918A - 手で操縦される作業機の内燃エンジンのための気化器装置 - Google Patents

手で操縦される作業機の内燃エンジンのための気化器装置

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JP2003201918A
JP2003201918A JP2002371884A JP2002371884A JP2003201918A JP 2003201918 A JP2003201918 A JP 2003201918A JP 2002371884 A JP2002371884 A JP 2002371884A JP 2002371884 A JP2002371884 A JP 2002371884A JP 2003201918 A JP2003201918 A JP 2003201918A
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valve
carburetor
air passage
auxiliary
vaporizer
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JP2002371884A
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Hans Nickel
ニッケル ハンス
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Andreas Stihl AG and Co KG
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M17/00Carburettors having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of preceding main groups F02M1/00 - F02M15/00
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    • F02M17/04Floatless carburettors having fuel inlet valve controlled by diaphragm
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M1/00Carburettors with means for facilitating engine's starting or its idling below operational temperatures
    • F02M1/04Carburettors with means for facilitating engine's starting or its idling below operational temperatures the means to facilitate starting or idling being auxiliary carburetting apparatus able to be put into, and out of, operation, e.g. having automatically-operated disc valves
    • F02M1/06Carburettors with means for facilitating engine's starting or its idling below operational temperatures the means to facilitate starting or idling being auxiliary carburetting apparatus able to be put into, and out of, operation, e.g. having automatically-operated disc valves having axially-movable valves, e.g. piston-shaped
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Abstract

(57)【要約】 【課題】手で操縦される作業機の内燃エンジンのための
気化器装置において、内燃エンジンの始動特性を改善さ
せる。 【解決手段】空気通路(41)に並列に、補助空気通路
(4)を備えた補助気化器(3)が流動を誘導するよう
に接続されている。補助空気通路(4)はスロットルバ
ルブ(42)の下流側において空気通路(41)に開口
している。補助空気通路(4)内には、流動絞り(9)
を有する始動弁(10)が配置され、始動弁(10)は
印加差圧に依存して流動絞り(9)の流動抵抗を変化さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スロットルバルブ
により横断面積を変更可能な空気通路を備えた気化器を
有している、手で操縦される作業機の内燃エンジンのた
めの気化器装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内燃エンジンと気化器とを備えた手で操
縦される作業機は、高出力を得るため、およびその都度
有効な排ガス規制を満たすため、燃料と空気の比率を調
整するための適当な調整部を備えている。燃料と空気の
比率は内燃エンジンが暖まっている状態に調整されてい
る。長時間の停止状態の後に内燃エンジンを始動させる
と、特に低温環境で始動させると、気化器から供給され
る混合気が燃料不足になることがあり、始動が困難であ
る。
【0003】内燃エンジンの始動特性、特に冷間始動特
性を改善するため、始動段階中に混合気を濃化する装置
が知られている。たとえば、気化器の空気通路内におい
てスロットルバルブの上流側に配置されるチョークバル
ブにより吸い込み通路内の負圧を高めることができる。
負圧が高まることにより、内燃エンジンによって吸い込
まれる空気量に対し相対的に、吸い込まれる燃料の量が
増大する。混合気が濃厚になるので、始動条件が改善さ
れる。チョークバルブは内燃機関の始動直後に操作者に
よって開かれ、これにより、通常の作動のために設定さ
れた燃料・空気混合気の混合比率が発生する。チョーク
バルブの位置の配分には操作者のいくつかの注意が必要
である。チョーク弁の開弁が遅すぎると、燃料・空気混
合気が濃厚になるのでエンストすることがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、手で
操縦される作業機の内燃エンジンのための気化器装置に
おいて、内燃エンジンの始動特性を改善させることであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、空気通路に並列に、補助空気通路を備えた
補助気化器が流動を誘導するように接続され、補助空気
通路がスロットルバルブの下流側において空気通路に開
口し、補助空気通路内に、流動絞りを有する始動弁が配
置され、始動弁は印加差圧に依存して流動絞りの流動抵
抗を変化させることを特徴とするものである。
【0006】本発明は、補助空気通路を備えた補助気化
器を有する気化器装置を提案するものである。補助気化
器はスロットルバルブにより横断面積を変更可能な気化
器の空気通路に対し並列に流動を誘導するように接続さ
れ、補助空気通路はスロットルバルブの下流側において
気化器の空気通路に開口している。補助空気通路内には
流動絞りを備えた始動弁が配置されている。始動弁は、
印加差圧に依存して流動絞りの流動抵抗を変化させるよ
うに構成されている。内燃エンジンは始動過程時に補助
気化器を介して空気を吸い込む。流動絞りによりその下
流側で相対負圧が発生する。補助気化器の負圧ゾーンに
燃料が吸い込まれて燃料・空気混合気が形成される。こ
の場合燃料・空気混合気は始動過程にとって十分濃厚で
あるように調整されている。停止状態においては流動絞
りが比較的高い流動抵抗を有しているので、下流側に大
きな負圧が発生し、よって燃料搬送率が高くなる。たと
えばロープ引張りスタータを操作することにより始動過
程が始まると、補助気化器内に濃厚な燃料・空気混合気
が発生し、この濃厚な燃料・空気混合気は、冷えた内燃
エンジンで最初の点火が確実に行われるように調整され
ている。最初の点火で内燃エンジンが自動的に回転し始
めた後、補助気化器内の流動絞りに差圧が発生し、これ
により始動弁は自動的に流動絞りの流動抵抗を小さくさ
せる。その結果補助気化器内に形成される燃料・空気混
合気が希薄になって、内燃エンジンは自動的に回転を続
けることができる。このような気化器装置により、その
都度の種々の始動段階に対し最適な燃料・空気混合気が
自動的に発生する。始動時の最初の点火過程を支援する
ため、燃料・空気混合気は当初かなり濃厚になってい
る。差圧に依存している、流動絞りの流動抵抗の変化
は、内燃エンジンの始動後すぐに混合気を希薄にさせ
て、エンジンを確実に回転させ続ける。その後利用者は
気化器を通常の作動モードへ移行させることができる。
チョークバルブの構造的および製造技術的コスト並びに
その適時な操作は不要である。
【0007】有利な構成では、始動弁は、2つの異なる
流動抵抗をもつ2つの状態の間で切換え可能な切換え弁
として構成されている。この種の弁は構成が簡潔で、製
造が低コストである。流動状態があいまいであるような
弁の中間位置は回避される。
【0008】合目的な他の構成では、補助気化器のため
の遮断弁が設けられ、これにより内燃エンジンの始動に
成功した後補助気化器の作用を遮断することができる。
したがって、内燃エンジンが暖まっている状態での気化
器による混合気形成が補助気化器により阻害されないよ
う保証されている。この場合遮断弁がスロットルバルブ
と連結されているのが合目的であり、その際遮断弁は、
空気通路を実質的に密閉するスロットルバルブ始動位置
において開弁し、そして空気通路を少なくとも部分的に
開口させる作動位置においては閉弁している。このよう
な構成の場合、たとえばシングルレバーコントロールを
用いて気化器装置を始動位置へもたらすことができる。
この場合気化器の空気通路はスロットルバルブにより実
質的に密閉され、またこの領域で始動過程を阻害するよ
うな混合気形成は阻止されている。同時に遮断弁が開弁
しているので、上述のように内燃エンジンを確実に始動
させることができる。内燃エンジンが始動した後、操作
者は時間的に問題なくスロットルバルブを閉じた始動位
置から任意の作動位置へもたらすことができる。その際
補助気化器はスロットルバルブに連結されているので遮
断されている。気化器内での混合気形成は、好適なエン
ジン出力または好適な排ガスクオリティのために設定さ
れた燃料・空気比率で支障なく行われる。遮断弁とスロ
ットルバルブとの連結は誤操作を防止する。
【0009】始動弁が弁板を有し、弁板が絞り穴を備
え、弾性要素の予緊張力によりパッキンシートに対し押
圧されているのが合目的である。弁板の絞り穴により、
始動過程開始時の流動絞りの流動抵抗が設定される。弁
板における差圧が増大するに伴って該弁板は弾性要素の
予緊張力に抗してパッキンシートから離間し、これによ
り補助的に空気が弁板の周りを流動することができる。
これによって全流動抵抗が減少する。その結果燃料・空
気混合気の所望の希薄度が生じる。このような構造は構
成が簡潔であり、機能的に確実性がある。このため、弁
ケースと、特にパッキンシートを有し、弁ケースにねじ
込み可能なねじ込みスリーブとを設けるのが合目的であ
る。ねじ込みスリーブまたは弁板と弁ケース内の対向支
持部との間で弾性要素が保持されている。ねじ込みスリ
ーブをねじ込むと、弾性要素が予め緊張せしめられる。
弾性要素の予緊張力はねじ込み深さにより調整すること
ができる。この構成により、流動絞りの2つの絞り状態
間での切換え点を簡単に設定することができる。
【0010】弁ケースを、気化器の気化器ブロックにね
じ込み可能なねじ付きニップルとして構成すると、ねじ
付きニップルは別個の個別部材として簡単に製造でき
る。既存の気化器装置にわずかなコストで補助空気通路
を備えさせることができ、ねじ込みニップルをねじ込む
ことにより既存の気化器装置を本発明による気化器装置
に改変できる。大量生産に対する条件に対しては、弁ケ
ース、ねじ込みスリーブおよび(または)弁板をプラス
チック、特にPOMから製造するのが合目的である。こ
れに対して択一的な合目的な構成では、弁ケースは気化
器の気化器ブロックと一体に形成され、これにより製造
コストを節減することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を添付の
図面を用いて詳細に説明する。図1はダイヤフラム気化
器2を備えた気化器装置1の断面図である。ダイヤフラ
ム気化器2を空気通路41が貫通している。空気通路4
1は手で操縦される作業機の内燃エンジン(図示せず)
を出力制御するためのスロットルバルブ42を用いてそ
の横断面を変更可能である。スロットルバルブ42は吸
い込み空気流28に対し平行な位置で図示されている
が、これはダイヤフラム気化器2の全負荷位置に相当し
ている。空気通路41の空気フィルタ側の端部43は吸
い込み空気フィルタ24の清浄空気側25と連通してい
る。吸い込み空気フィルタ24により内燃エンジンは矢
印28の方向へ吸い込み空気流を吸い込む。
【0012】燃料管34を介して燃料51はダイヤフラ
ム気化器2内へ流入する。燃料51はダイヤフラムポン
プ52を介して搬送される。ダイヤフラムポンプ52は
ポンプダイヤフラム30と吸い込み弁31と排出弁32
とを有している。ダイヤフラムポンプ52は内燃エンジ
ンのクランクケースと連通している圧力接続部33を介
して、クランクケース内で変化する圧力で付勢される。
【0013】調整室45への燃料の供給は供給弁35を
介して調整ダイヤフラム6によって制御される。調整ダ
イヤフラム6は調整室45を補償室7から分離させてい
る。補償室7はホース44の形態の調整圧力管8を介し
て適当な制御圧力源と連通している。調整ダイヤフラム
6は弁レバー37を介して供給弁35の弁体36と結合
され、弁体36を通じて燃料51が調整室45へ流動す
る。供給弁35は弁レバー37に作用する弁ばね38を
介して閉弁方向へ弾性付勢されている。調整ダイヤフラ
ム6の両側の圧力差に依存して弁体36は弁ばね38の
予緊張力に抗して移動し、これによって燃料供給量が調
整される。
【0014】燃料51は調整室45から全負荷開口部3
9を介して吸い込み通路41へ流れる。全負荷開口部3
9は固定ノズルとして構成されていてよく、図示した実
施形態では主調整ねじ40によって調整可能である。吸
い込み通路41内で燃料51は燃焼空気流28と混合し
て燃料・空気混合気50が形成される。燃料・空気混合
気50のダイヤフラム気化器2への通過はスロットルバ
ルブ42を介して制御される。アイドリング位置での燃
料・空気混合気50の調製と全負荷位置での支援のた
め、複数のアイドリング開口部46が設けられている。
【0015】空気通路41に対し平行に、補助空気通路
4を備えた補助気化器3が接続されている。補助空気通
路4は一端が吸い込み空気フィルタ24の清浄空気側2
5に開口し、スロットルバルブ42下流側の他端が空気
通路41に開口している。補助空気通路4内には、流動
絞り9を備えた始動弁10と他のスロットルバルブ13
とが配置されている。流動絞り9の空気フィルタ24と
は逆の側において、始動穴26を備えた燃料管23が補
助空気通路4に開口している。燃料管23の他端27は
調整室45と連通している。使用例に応じては、燃料管
23の端部27をダイヤフラムポンプ52の排出弁32
の領域に連通させるか、或いは、燃料搬送用の他の適当
な部位と連通させるのも合目的である。燃料管23内に
は切換え可能な燃料弁56が配置され、燃料弁56は他
のスロットルバルブ13とともに補助気化器3用の遮断
弁12を形成している。開弁したスロットルバルブ42
と関連して補助空気通路4は他のスロットルバルブ13
により閉鎖され、燃料管23は燃料弁56により閉鎖さ
れ、これにより補助気化器3が遮断される。図示したダ
イヤフラム気化器2の代わりに、補助気化器3とともに
他の適当な気化器を備えた気化器装置1も合目的であ
る。
【0016】図2は図1の気化器装置において、空気通
路41を実質的に密閉させている始動位置でスロットル
バルブ42を図示したものである。遮断弁12と燃料弁
56とは図示していないレバー機構を介してスロットル
バルブ42と結合され、スロットルバルブ42が図示し
た閉弁位置にあるとき完全に開弁する。内燃エンジンが
始動すると、吸い込み空気流が矢印28に沿って補助空
気通路4を備えた補助気化器3によって案内される。こ
の場合燃料51は流動絞り9の下流側において燃料管2
3によって吸い込まれ、その際燃料濃厚混合気50が生
じる。始動弁10による他の混合気形成制御は図4と図
5を用いて詳細に説明する。
【0017】図3は図1および図2の気化器装置を、内
燃エンジンの始動過程直後において図示したものであ
る。この場合、スロットルバルブ42は図2に図示した
閉弁始動位置からアイドリング位置へもたらされてい
る。これに関連して遮断弁12は閉じている。スロット
ルバルブ42が図示したアイドリング位置にある場合、
吸い込み空気流28の一部はアイドリング穴46の、ス
ロットルバルブ42の上流側にある部分に吸い込まれ、
燃料51と混合される。スロットルバルブ42の下流側
にあるアイドリング穴46からは燃料・空気エマルジョ
ン47が流出して、アイドリング時の内燃エンジン用ア
イドリング混合気が形成される。図2および図3の気化
器装置の他の構成および図示の符号は図1の気化器装置
のそれに一致している。
【0018】使用例に応じては、遮断弁12とスロット
ルバルブ42との連結を、たとえばスロットルバルブ4
2のアイドリング位置で遮断弁12がまだ一部開いてい
るように行うのも合目的である。遮断弁12とスロット
ルバルブ42とを機械的に連結する以外に、電気的また
は空気圧的連結でもよい。この場合、空気圧的な連結は
特に空気通路41内の負圧を介して行われる。遮断弁1
2をスロットルバルブ42に対して連結せずに手動で制
御するようにしてもよい。他のスロットルバルブ13を
備えた遮断弁12の図示した構成以外にも、調整可能な
始動弁10或いは調整可能な流動絞り9を設けてもよい
し、または燃料管23を遮断するだけにしてもよい。図
示した実施形態では、補助空気通路4を備えた補助気化
器3は気化器ブロック21とは別個に構成されている。
気化器ブロック21に統合しても合目的である。
【0019】図4は始動弁10の実施形態の縦断面図
で、始動弁10の弁ケース19はねじ付きニップル22
として構成されている。弁ケース19の内部空間29は
雌ねじ48を備え、雌ねじ48にはねじ込みスリーブ2
0がねじ込まれている。内部空間29内には中心に絞り
穴14を備えた弁板18が配置され、弾性要素15によ
り予緊張圧でねじ込みスリーブ20に対して押圧されて
いる。弁板18は絞り穴14を取り囲んでいる環状肩部
53を有し、この環状肩部53により弁板18はねじ込
みスリーブ20のパッキンシート17に密接する。この
場合絞り穴14は吸い込み空気流28のための流動絞り
9を形成している。
【0020】弾性要素15は、図示した実施形態ではコ
イル圧縮ばね16として構成されている。他の適当な任
意の弾性要素15であってもよい。弁ケース19と弁板
18とねじ込みスリーブ20とはプラスチックから成っ
ており、図示した実施形態ではPOMから製造されてい
る。アルミニウムまたは他の金属で構成しても合目的で
ある。図示した実施形態では、ねじ付きニップル22は
気化器ブロック21にねじ込まれ、この場合補助空気通
路4は始動穴26(図2)とともに気化器ブロック21
に統合されて補助気化器3を形成している。
【0021】弁ケース19内へのねじ込みスリーブ20
のねじ込み深さを選定することにより、コイル圧縮ばね
16の予緊張力を、よってパッキンシート17に対する
弁板18の接触圧を調整することができる。弁板18が
パッキンシート17に対し当接している図示の当接位置
では、内燃エンジンの始動過程の開始持に絞り穴14に
より吸い込み空気流28の比較的強い絞りが行われる。
その結果、比較的燃料濃厚な燃料・空気混合気50が補
助気化器3(図2)内に形成される。
【0022】図5は図4の気化器装置の変形実施形態を
示すものであり、この変形実施形態では、弁ケース19
は気化器21と一体に構成され、内部空間29と補助空
気通路4と雌ねじ48とは段付き穴54として気化器ブ
ロック21に挿入されている。図4に図示した状態に比
べると、エンジン自動回転開始後の弁板18における差
圧が増大しているので、弁板18はコイル圧縮ばね16
の予緊張力に抗してパッキンシート17から持ち上げら
れる。弁板18の周側とねじ込みスリーブ20との間に
はリング状の隙間55が形成されている。この場合、流
動絞り9は絞り穴14とこれに対して流動技術的に並列
に接続されている隙間55とによって形成されている。
吸い込み空気流28はその一部が絞り穴14と隙間55
とによって案内され、その際流動絞り9の流動抵抗は図
4に図示した弁板18の位置に比べると減少している。
その結果始動穴26(図2)の領域により小さな負圧が
発生し、よって燃料濃厚度が少ない燃料・空気混合気5
0が発生し、これにより内燃エンジンは始動過程後、ス
ロットルバルブ42が閉じていても確実に回転を続ける
ことができる。
【0023】図4と図5に図示した始動弁10は、流動
抵抗が異なる2つの状態の間で切換え可能な切換え弁1
1として構成され、この場合切換え弁11は印加差圧に
依存して流動絞り9の流動抵抗を適合させる。その際コ
イル圧縮ばね16と弁板18とは弾性力および質量に関
し、内燃エンジンの回転数が低い場合に生じる吸い込み
圧力ピークが平坦になるように、または相殺されるよう
に整合している。連続的に変化可能な調整弁としての構
成も合目的であり、この場合にはたとえば円錐状のパッ
キンシート17が設けられ、差圧が増大するにつれて流
動絞り9の流動抵抗は連続的に減少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】補助気化器が並列に接続され、遮断弁が閉じて
いるダイヤフラム気化器を、スロットルバルブが全負荷
位置にあるときに図示した概観図である。
【図2】始動位置でスロットルバルブが閉じ且つ補助気
化器の遮断弁が開いているときの図1の気化器装置であ
る。
【図3】スロットルバルブがアイドリング位置にあると
きの図1の気化器装置である。
【図4】ねじ込みニップルとして構成され、パッキンシ
ートに当接する弁板を備えた始動弁の縦断面図である。
【図5】弁ケースが気化器ブロックの一部として構成さ
れた図4の気化器装置の変形実施形態を、弁板がパッキ
ンシートから離間した状態で示した図である。
【符号の説明】
1 気化器装置 2 ダイヤフラム気化器 3 補助気化器 4 補助空気通路 9 流動絞り 10 始動弁 11 切換え弁 13 他のスロットルバルブ 14 絞り穴 15 弾性要素 16 コイル圧縮ばね 17 パッキンシート 18 弁板 19 弁ケース 20 ねじ込みスリーブ 21 気化器ブロック 21 気化器 22 ねじ付きニップル 41 空気通路 42 スロットルバルブ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スロットルバルブ(42)により横断面積
    を変更可能な空気通路(41)を備えた気化器(2)を
    有している、手で操縦される作業機の内燃エンジンのた
    めの気化器装置において、 空気通路(41)に並列に、補助空気通路(4)を備え
    た補助気化器(3)が流動を誘導するように接続され、
    補助空気通路(4)がスロットルバルブ(42)の下流
    側において空気通路(41)に開口し、補助空気通路
    (4)内に、流動絞り(9)を有する始動弁(10)が
    配置され、始動弁(10)は印加差圧に依存して流動絞
    り(9)の流動抵抗を変化させることを特徴とする気化
    器装置。
  2. 【請求項2】始動弁(10)が、2つの異なる流動抵抗
    をもつ2つの状態の間で切換え可能な切換え弁(11)
    として構成されていることを特徴とする、請求項1に記
    載の気化器装置。
  3. 【請求項3】補助気化器(3)のための遮断弁(12)
    が設けられていることを特徴とする、請求項1または2
    に記載の気化器装置。
  4. 【請求項4】遮断弁(12)がスロットルバルブ(4
    2)と連結されていることを特徴とする、請求項3に記
    載の気化器装置。
  5. 【請求項5】遮断弁(12)が、空気通路(41)を実
    質的に密閉するスロットルバルブ(42)始動位置にお
    いて開弁し、空気通路(41)を少なくとも部分的に開
    口させる作動位置において閉弁していることを特徴とす
    る、請求項4に記載の気化器装置。
  6. 【請求項6】始動弁(10)が弁板(18)を有し、弁
    板(18)は絞り穴(14)を備え、弾性要素(15)
    の予緊張力によりパッキンシート(17)に対し押圧さ
    れていることを特徴とする、請求項1から5までのいず
    れか一つに記載の気化器装置。
  7. 【請求項7】弁ケース(19)と、特にパッキンシート
    (17)を有し、弁ケース(19)にねじ込み可能なね
    じ込みスリーブ(20)とが設けられ、ねじ込みスリー
    ブ(20)のねじ込み深さにより弾性要素(15)の予
    緊張力を調整可能であることを特徴とする、請求項6に
    記載の気化器装置。
  8. 【請求項8】弁ケース(19)が、気化器(2)の気化
    器ブロック(21)にねじ込み可能なねじ付きニップル
    (22)として構成されていることを特徴とする、請求
    項7に記載の気化器装置。
  9. 【請求項9】弁ケース(19)、ねじ込みスリーブ(2
    0)および(または)弁板(18)がプラスチック、特
    にPOMから形成されていることを特徴とする、請求項
    8に記載の気化器装置。
  10. 【請求項10】弁ケース(19)が気化器(2)の気化
    器ブロック(21)と一体に形成されていることを特徴
    とする、請求項7に記載の気化器装置。
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