JP3875392B2 - 演算増幅器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は演算増幅器に関し、特にCMOS回路を用いたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の演算増幅器は、図12に示されるような構成を備えている。この演算増幅器は、二つの入力信号IN−、IN+を入力され、この二入力信号の差に応じた信号をノードN1から出力する差動段と、ノードN1の出力信号に基づいて、二入力信号IN−、IN+の差に応じた信号OUTを出力する出力段とを備えている。
【0003】
差動段は、Pチャネル形MOSトランジスタTP101及びTP102と、Nチャネル形MOSトランジスタTN101、TN102及びTN103を有する。トランジスタTP101及びTP102のソースが電源電圧VDD端子に接続され、ゲートが共にトランジスタTP101のドレインに接続されている。
【0004】
さらに、トランジスタTN101のドレインがトランジスタTP101のドレインに接続され、トランジスタTN102のドレインがトランジスタTP102のドレインに接続されている。トランジスタTN101のゲートには入力信号IN−が入力され、トランジスタTN102のゲートには入力信号IN+が入力され、トランジスタTN101及びTN102のソースはトランジスタTN103のドレインに共通に接続され、トランジスタTN103のソースは接地されている。トランジスタTN103のゲートは、出力段のトランジスタTN104のゲートと共に一定のバイアス電圧VBIASを入力されて、常時オンしている。
【0005】
出力段は、Pチャネル形MOSトランジスタTP103及びNチャネル形MOSトランジスタTN104を有する。トランジスタTP103はソースが電源電圧VDD端子に接続され、ゲートがノードN1に接続され、ドレインが出力端子OUTに接続されている。トランジスタTN104は、ドレインが出力端子OUTに接続され、ソースが接地され、ゲートに一定の電圧VBIASを入力されて常時オンしている。
【0006】
このような構成を備えた演算増幅器では、出力端子から取り出される出力電流に制限がある。これは、トランジスタTN104のゲートに一定のバイアス電圧VBIASが入力されてゲート・ソース間電圧が常時一定であり、ハイレベルの出力信号OUTを出力する場合であっても常時トランジスタTN104を介して電流が流れるからである。
【0007】
従って、より大きい出力電流を得るためには、出力段のトランジスタTP103のサイズを大きく設定する以外になかった。
【0008】
このような問題を改善するものとして、プッシュ・プル型と呼ばれる演算増幅器が提案されており、その回路構成を図13に示す。図12に示された上記演算増幅器と同様な差動段と出力段とを有するが、その間にNチャネル形MOSトランジスタTN104及びTN105を有するレベルシフト段が設けられている。
トランジスタTN104のソースは電源電圧VDD端子に接続され、ゲートが差動段のノードN1に接続され、ソースがトランジスタTN105のドレインと共にトランジスタTN104のゲートにノードN2により接続されている。トランジスタTN105のゲートには、トランジスタTN103と共にバイアス電圧VBIASが入力され、ソースが接地されている。
【0009】
この演算増幅器では、出力段のトランジスタTN104のゲートには一定のバイアス電圧VBIASではなく、レベルシフト段の出力ノードN2の信号が入力される。ノードN2の信号は、差動段の出力ノードN1の電位をレベルシフト段でレベル変換した電位を有する。
【0010】
即ち、差動増幅段の出力ノードN1が接地電圧Vccへ向かって降下するときは、出力段のトランジスタTP103はオンへ向かって導通抵抗が減少する。この場合、トランジスタTN4はオフに向かって導通抵抗が増加し、レベル変換された出力ノードN2の電位はより接地電圧Vssへ向かって降下するので、トランジスタTN104はよりオフへ向かうように動作する。従って、出力信号OUTが電源電圧Vssレベルへ向かって上昇するときは、トランジスタTN104がよりオフへ向かって導通抵抗が大きくなり、このトランジスタTN104に流れる電流が小さくなるように変化するので、出力端子OUTからはより大きい電流を取り出すことができる。
【0011】
しかし、この演算増幅器ではレベルシフト段の出力ノードN2がソースフォロワになっているので、このノードN2の電位はトランジスタTN104の閾値により制限される。これにより、出力端子OUTから取り出される電流も制限される。
【0012】
さらに、出力段のトランジスタTN104に流れる電流は予測が困難であり、その結果としてトランジスタTP103及びTN104に流れる貫通電流を制御することはできないという問題があった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、従来の演算増幅器には大きい出力電流を得るには出力段のトランジスタのサイズを大きくする以外にないという問題や、出力段の貫通電流を制御することができないという問題があった。
【0014】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、出力電流の増加及び貫通電流の制御が可能な演算増幅器を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の演算増幅器は、第1の入力信号と第2の入力信号とを入力され、この第1の入力信号と第2の入力信号との差に基づいた第1の出力信号を生成して出力する差動段と、前記第1の出力信号を与えられて所定レベルにシフトした第2の出力信号を生成して出力するレベルシフト段と、前記第1の出力信号と前記第2の出力信号とを与えられ、この第1及び第2の出力信号に基づいて前記第1の入力信号と前記第2の入力信号との差に対応する第3の信号を出力する出力段とを備え、前記レベルシフト段は差動差分増幅器で構成され、これにより前記差動段から出力されて与えられた前記第1の出力信号と前記レベルシフト段から出力された前記第2の出力信号との間に線形性が成立することを特徴としている。
【0016】
ここで、前記レベルシフト段は、電源端子にソースを接続され、ゲートに第1のバイアス電圧を入力される第1のPチャネル形MOSトランジスタと、電源端子にソースを接続され、ゲートに第2のバイアス電圧を入力され、ドレインが前記第1のPチャネル形MOSトランジスタのドレインに接続された第2のPチャネル形MOSトランジスタと、電源端子にソースを接続され、ゲートに前記第2のバイアス電圧を入力される第3のPチャネル形MOSトランジスタと、電源端子にソースを接続され、ゲートに前記第2の出力信号を入力され、ドレインが前記第3のPチャネル形MOSトランジスタのドレインに接続された第4のPチャネル形MOSトランジスタと、ソースが前記第1及び第2のPチャネル形MOSトランジスタのドレインに接続され、ゲートに第3のバイアス電圧を入力される第5のPチャネル形MOSトランジスタと、ソースが前記第3及び第4のPチャネル形MOSトランジスタのドレインに接続され、ゲートに前記第3のバイアス電圧を入力され、ドレインから前記第2の出力信号を出力する第6のPチャネル形MOSトランジスタと、ドレインが前記第5のPチャネル形MOSトランジスタのドレインに接続され、ゲートに第4のバイアス電圧を入力される第1のNチャネル形MOSトランジスタと、ドレインが前記第6のPチャネル形MOSトランジスタのドレインに接続され、ゲートに前記第4のバイアス電圧を入力される第2のNチャネル形MOSトランジスタと、ドレインが前記第1のNチャネル形MOSトランジスタのソースに接続され、ゲートに前記第1の出力信号を入力され、ソースが接地された第3のNチャネル形MOSトランジスタと、ドレインが前記第1のNチャネル形MOSトランジスタのソースに接続され、ゲートが前記第5のPチャネル形MOSトランジスタのドレインに接続され、ソースが接地された第4のNチャネル形MOSトランジスタと、ドレインが前記第2のNチャネル形MOSトランジスタのソースに接続され、ゲートが前記第5のPチャネル形MOSトランジスタのドレインに接続され、ソースが接地された第5のNチャネル形MOSトランジスタと、ドレインが前記第2のNチャネル形MOSトランジスタのソースに接続され、ゲートに前記第2のバイアス電圧を入力され、ソースが接地された第6のNチャネル形MOSトランジスタとを有するように構成してよい。
【0017】
あるいは、このレベルシフト段に対して極性を反転させてもよく、例えば、電源端子にソースを接続され、ゲートに前記第1の出力信号を入力される第1のPチャネル形MOSトランジスタと、電源端子にソースを接続され、ドレインが前記第1のPチャネル形MOSトランジスタのドレインに接続された第2のPチャネル形MOSトランジスタと、電源端子にソースを接続され、ゲートが前記第2のPチャネル形MOSトランジスタのゲートに接続された第3のPチャネル形MOSトランジスタと、電源端子にソースを接続され、ゲートに第1のバイアス電圧を入力され、ドレインが前記第3のPチャネル形MOSトランジスタのドレインに接続された第4のPチャネル形MOSトランジスタと、ソースが前記第1及び第2のPチャネル形MOSトランジスタのドレインに接続され、ゲートに第2のバイアス電圧を入力され、ドレインが前記第2及び第3のPチャネル形MOSトランジスタのゲートに接続された第5のPチャネル形MOSトランジスタと、ソースが前記第3及び第4のPチャネル形MOSトランジスタのドレインに接続され、ゲートに前記第2のバイアス電圧を入力され、ドレインから前記第2の出力信号を出力する第6のPチャネル形MOSトランジスタと、ドレインが前記第5のPチャネル形MOSトランジスタのドレインに接続され、ゲートに第3のバイアス電圧を入力される第1のNチャネル形MOSトランジスタと、ドレインが前記第6のPチャネル形MOSトランジスタのドレインに接続され、ゲートに前記第3のバイアス電圧を入力される第2のNチャネル形MOSトランジスタと、ドレインが前記第1のNチャネル形MOSトランジスタのソースに接続され、ゲートに第4のバイアス電圧を入力され、ソースが接地された第3のNチャネル形MOSトランジスタと、ドレインが前記第1のNチャネル形MOSトランジスタのソースに接続され、ゲートに前記第1のバイアス電圧を入力され、ソースが接地された第4のNチャネル形MOSトランジスタと、ドレインが前記第2のNチャネル形MOSトランジスタのソースに接続され、ゲートに前記第1のバイアス電圧を入力され、ソースが接地された第5のNチャネル形MOSトランジスタと、ドレインが前記第2のNチャネル形MOSトランジスタのソースに接続され、ゲートに前記第2の出力信号を入力され、ソースが接地された第6のNチャネル形MOSトランジスタとを有するように構成してもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
第1の実施の形態による演算増幅器は、図1に示されるように、差動段としての差動増幅器DAと、レベルシフト段としての差動差分増幅器(Differential-Difference Amplifier 、以下、DDAという)と、出力段としてPチャネル形MOSトランジスタTP1、Nチャネル形MOSトランジスタTN1、容量C1及びC2を備えている。
【0019】
差動段としての差動増幅器DAは、図12及び図13に示されたように、Pチャネル形MOSトランジスタTP101及びTP102と、Nチャネル形MOSトランジスタTN101〜TN103を有する増幅器として構成してもよい。
【0020】
DDAは、例えば文献、“A Versatile Building Block: The CMOS Differential Difference Amplifier" IEEE J.Solid-state Circuits, vol. sc-22, pp. 287, Apr. 1987 ”にも記載されているが、具体的な構成及び動作については後述する。
【0021】
出力段は、Pチャネル形MOSトランジスタTP1及びNチャネル形MOSトランジスタTN1と、容量C1及びC2を有している。トランジスタTP1のソースが電源電圧VDD端子に接続され、ゲートが差動増幅段の出力ノードN11に接続されて出力信号NGPを入力され、ドレインが出力端子OUTに接続されており、トランジスタTN1のドレインが出力端子OUTに接続され、ゲートがDDAの出力ノードN12に接続されて出力信号NGNを入力され、ソースが接地されている。ここで、トランジスタTP1のゲートとドレイン間に容量C1が接続され、トランジスタTP11のゲートとノードN12との間に容量C2が接続されているが、いずれも位相補償として付加されたものである。
【0022】
本実施の形態による演算増幅器は、レベルシフト段にDDAを用いている点に特徴がある。差動段DAの出力ノードN11から出力され、DDAの一方の入力端子に入力される信号をNGPとし、DDAの出力ノードN12から出力され、DDAの他方の入力端子に入力される信号をNGNとする。また、DDAを駆動するための二種類のバイアス電圧をVBP、VBNとする。さらに、信号NGNとバイアス電圧VBNとを入力されて差動増幅する増幅部のゲインをA1、信号NGPとバイアス電圧VBPとを入力されて差動増幅する増幅部のゲインをA2、これらの増幅部を含むDDA全体としてのゲインをA3とする。ここで、信号NGP及びNGNと、バイアス電圧VBP及びVBNと、ゲインA1〜A3との間には、DDAの性質に従い以下のような線形の関係式が成立する。
NGN=A3{A1(VBN−NGN)−A2(VBP−NGP)}… (1)
このような式が成立する場合の本実施の形態における演算増幅器の構成を、図2に示す。ここでは、上記(2)式を以下のように表している。
NGN=A(NGP)+B … (2)
但し、A、Bはそれぞれ定数とする。
【0023】
ここで、ゲインA1〜A3の間に、A1=A2、A1×A3>>1が成立するとすると、上記(1)式は次のように書き変えることができる。
NGN=VBN+NGP−VBP … (3)
上記(2)又は(3)式から明らかなように、VBN及びVBPは一定電圧ゆえ、差動段の出力電圧NGPに所定電圧(VBN−VBP)だけレベルシフトを行うことになる。このように、本実施の形態によれば、レベルシフト段に入出力間に線形性を有するDDAを用いたことにより、DDAから出力されて出力段のトランジスタTN1のゲートに印加される信号NGNの電圧を電源電圧Vcc付近まで振幅させることができる。よって、トランジスタTN1の最大電流値まで電流を取り出すことが可能であり、負荷駆動能力を向上させることができる。さらに、DDAの入出力間に線形性があることから、出力段のトランジスタTN1のゲートに入力する信号NGNのレベルを制御することで、出力段のトランジスタTP1及びTN1の間に流れる貫通電流を制御することも可能である。
【0024】
また、A1=A2、A1×A3>>1という関係式が成立しないような場合であっても、ゲインA1〜A3の設定と、バイアス電圧VBN及びVBPの設定とにより、DDAの出力信号NGNを所望の値に調整することができる。よって、このような場合にも出力電流を大きく取り出すことは可能であり、また制御電流を制御することもできる。
【0025】
上記第1の実施の形態による差動増幅器をトランジスタレベルの回路の一例として示したものが、図3における第2の実施の形態である。差動段として、Pチャネル形MOSトランジスタTP11〜TP17と、Nチャネル形MOSトランジスタTN11〜TN14とを有している。電源電圧VDD端子と接地電圧Vss端子との間に、トランジスタTP14及びTP16のそれぞれのソース及びドレインと、トランジスタTN11及びTN13のそれぞれのドレイン及びソースが直列に接続され、これと並列となるように、電源電圧VDD端子と接地電圧Vss端子との間にトランジスタTP15及びTP17のそれぞれのソース及びドレインと、トランジスタTN12及びTN14のそれぞれのドレイン及びソースが直列に接続される。トランジスタTP14及びTP15のゲートはトランジスタTP16のドレインに接続され、トランジスタTP16及びTP17のゲートにはバイアス電圧VBP2が入力される。トランジスタTN11及びTN12のゲートにはバイアス電圧VBN2が入力され、トランジスタTN13及びTN14のゲートにはバイアス電圧VBN1が入力される。
【0026】
さらに、電源電圧VDD端子とトランジスタTN11のソースとの間には、トランジスタTP11及びTP12のそれぞれのソース及びドレインが直列に接続され、トランジスタTP11のドレインとトランジスタTN11のソースとの間には、トランジスタTP13のソース及びドレインが直列に接続されている。トランジスタTP11のゲートにはバイアス電圧VBP1が入力され、トランジスタTP12のゲートには入力信号IN−が入力され、トランジスタTP13のゲートには入力信号IN+が入力される。
【0027】
この入力信号IN−及びIN+を入力されるトランジスタTP12及びTP13と、一定のバイアス電圧VBN1を入力されて動作するトランジスタTP11とが組み合わせられていることで、高いコンダクタンスを得ることができる。
【0028】
トランジスタTP12及びTP13のゲートにそれぞれ入力信号IN−及びIN+が入力されると、トランジスタTP17のドレインが接続された差動段の出力ノードN11から、入力信号IN−とIN+の電位差を増幅した信号が出力される。
【0029】
レベルシフト段は、Pチャネル形MOSトランジスタTP18〜TP23とNチャネル形MOSトランジスタTN15〜TN20を有している。トランジスタTP18及びTP19のソースが電源端子に接続され、ドレインが共にトランジスタTP22のソースに接続され、トランジスタTP18のゲートに一定のバイアス電圧VBN1が入力され、トランジスタTP19のゲートに一定のバイアス電圧VBP2が入力される。トランジスタTP20及びTP21のソースが電源端子に接続され、ドレインが共にトランジスタTP23のソースに接続され、トランジスタTP20のゲートにバイアス電圧VBP1が入力され、トランジスタTP21のゲートにレベルシフト段の出力ノードN12から出力される信号NGNが入力される。トランジスタTP22及びTP23のゲートには、一定のバイアス電圧VBP2が入力される。
【0030】
トランジスタTN15のドレインはトランジスタTP22のドレインに接続され、ソースがトランジスタTN17及びTN18のドレインに共通に接続され、トランジスタTN16のドレインはノードN12に接続され、ソースがトランジスタTN19及びTN20のドレインに共通に接続され、トランジスタTN15及びTN16のゲートには共に一定のバイアス電圧VBN2が入力される。トランジスタTN17〜TN20のソースは接地されており、トランジスタTN17のゲートはノードN11に接続され、トランジスタTN18及びTN19のゲートはトランジスタTP22及びTN15のドレインに接続され、トランジスタTN20のゲートにはバイアス電圧VBP1が入力される。
【0031】
ここで、本実施の形態では4種類のバイアス電圧VBP1、VBP2、VBN1及びVBN2を用いている。このバイアス電圧は、例えば図6に示されるような一般に用いられているバイアス発生回路により発生してもよい。このバイアス発生回路は、定電流源CIと、Pチャネル形MOSトランジスタTP61〜TP63と、Nチャネル形MOSトランジスタTN61〜TN63とを有し、4種類のバイアス電圧を発生する。このバイアス電圧の相互の高低は、以下のようである。
VBP1>VBP2、VBN2>VBN1 … (4)
レベルシフト段において、トランジスタTP18及びTP21でゲインA1を有する1つの増幅部が形成され、トランジスタTN17及びTN20でゲインA2を有する1つの増幅部が形成され、レベルシフト段全体でゲインA3を有する増幅段が形成されている。トランジスタTP19及びTP20、TP22及びTP23、TN15〜TN20は、トランジスタTP18及びTP20を含む増幅部の入出力と、トランジスタTN17及びTN20を含む増幅部の入出力の間に線形性が成立するように、即ちこれらのトランジスタが非飽和領域で動作するように駆動する電流源に相当する。
【0032】
トランジスタTP18のソース、ドレイン間の電圧をVDS1、流れる電流をIP1とし、トランジスタTP21のソース、ドレイン間の電圧をVDS2、流れる電流をIP2とする。トランジスタTP19及びTP20は飽和領域で動作するので、ソース、ドレイン間の抵抗成分は、非飽和領域で動作しているトランジスタTP18及びTP21の抵抗成分よりもはるかに小さい。よって、電圧VDS1及びVDS2は、それぞれトランジスタTP19及びTP20により決定される。
【0033】
ここで、トランジスタTP19及びTP20は同一サイズに設定され、さらにゲートに共にバイアス電圧VBP1を入力される。このため、電圧VDS1は電圧VDS2にほぼ等しく、これを電圧Vdsp とする。電流IP1及びIP2の間には、以下の関係が成立する。
IP2−IP1=2K・Vdsp (NGN−VBN) … (5)
但し、K=W/2L・εSi/tox・μ … (6)
ここで、Wはチャネル幅、Lはチャネル長、εSiはシリコン膜の誘電率、toxはゲート酸化膜厚、μはチャネル中のキャリア移動度とする。
【0034】
さらに、トランジスタTN17のドレイン、ソース間に流れる電流をIN1、トランジスタTN20のドレイン、ソース間に流れる電流をIN2とすると、同様に以下のような関係が成り立つ。
IN2−IN1=2K・Vdsn (VBP−NGP) … (7)
上記(5)及び(7)式より、上記(1)式と同様な関係が成立する。
NGN=B3{B1(VBN−NGN)−B2(VBP−NGP)}… (8)
但し、B1〜B3は、いずれも定数とする。
【0035】
ここで、レベルシフト段の入力ノードN11に、差動段から出力された信号NGPが入力されると、バイアス電圧VBN1及びVBP1と、ゲインA1、A2、A3とにより、信号NGNが出力ノードN12から出力される。
【0036】
出力段は、Pチャネル形MOSトランジスタTP24及びNチャネル形MOSトランジスタTN21を有する。トランジスタTP24のソースは電源電圧端子に接続され、ドレインは出力端子OUTに接続され、ゲートは差動段の出力ノードN11に接続されている。トランジスタTN21のドレインは出力端子OUTに接続され、ソースは接地され、ゲートはレベルシフト段の出力ノードN12に接続されている。
【0037】
以上説明したような本実施の形態によれば、レベルシフト段にDDAを用いたことにより、出力段のトランジスタTN1のゲートに印加する信号NGNの電圧を電源電圧Vcc付近まで振幅させることが可能である。よって、トランジスタTN1から最大電流値まで電流を取り出すことができるので、出力段の負荷駆動能力を向上させることができる。また、レベルシフト段の入出力間に線形性があることから、出力段のトランジスタTN1のゲートに入力する信号NGNのレベルを制御することができ、これにより出力段のトランジスタTP1及びTN1の間に流れる貫通電流を制御することが可能である。
【0038】
図1に示された第1の実施の形態における差動段の具体的な回路構成は、図3に示された構成に限らず様々な変形が可能である。図4に、差動段の他の構成例を示す。この構成は、図12に示された回路における差動段と同様であり、Pチャネル形MOSトランジスタTP31〜TP32とNチャネル形MOSトランジスタTN31〜TN33を有し、トランジスタTN31及びTN32のゲートにそれぞれ入力信号IN−及びIN+が入力され、トランジスタTN33のゲートにバイアス電圧VBIASが入力される。
【0039】
あるいは、図5に示されたように差動段を構成することもできる。この差動段は折り返しカスケード型と称されるものであり、Pチャネル形MOSトランジスタTP33〜TP36と、Nチャネル形MOSトランジスタTN34〜TN38とを有している。
【0040】
トランジスタTP33及びTP34のソースが電源電圧端子に接続され、ゲートに共にバイアス電圧VBIAS2が入力される。トランジスタTP33のドレインにトランジスタTP35のソースが接続され、トランジスタTP34のドレインにトランジスタTP36のソースが接続され、トランジスタTP35及びTP36のゲートにバイアス電圧VBIAS3が入力される。トランジスタTP35のドレインにトランジスタTN37のドレインが接続され、トランジスタTP36のドレインにトランジスタTN38のドレイン及び出力端子OUTが接続され、ゲートが共にトランジスタTN37のドレインに接続され、ソースが共に接地されている。さらに、トランジスタTP33のドレインにトランジスタTN35のドレインが接続され、トランジスタTN35のゲートに入力信号IN+が入力され、トランジスタTP34のドレインにトランジスタTN34のドレインが接続され、トランジスタTN34のゲートに入力信号IN−が入力される。トランジスタTN34及びTN35のソースは、共にトランジスタTN36のドレインに接続され、トランジスタTN36のゲートにはバイアス電圧VBIAS1が入力され、ソースが接地されている。
【0041】
このように、入力信号IN−及びIN+をそれぞれゲートに入力されるトランジスタTN34及びTN35と、一定のバイアス電圧VBIAS1を入力されるトランジスタTN36とを組み合わせることで、図4に示された差動段よりもより電流駆動能力を高めることができる。
【0042】
また、第1の実施の形態におけるレベルシフト段は、上述のようにDDAとして構成されており、その具体的な回路構成は図3に示されたものには限定されず様々な変形が可能である。例えば、図7に示されたようなDDAによりレベルシフト段を構成してもよい。このレベルシフト段は、Pチャネル形MOSトランジスタTP47〜TP54と、Nチャネル形MOSトランジスタTN47〜TN54と、抵抗R1及びR2とを備えている。
【0043】
トランジスタTP47及びTP48のソースが共に電源端子に接続され、ゲートに共にバイアス電圧VBP1が入力される。トランジスタTP47のドレインにトランジスタTP49のソースが接続され、トランジスタTP48のドレインにトランジスタTP51のソースが接続され、トランジスタTP49及びTP51のゲートに共にバイアス電圧VBP2が入力される。トランジスタTP49のドレインにトランジスタTN51のドレインが接続され、トランジスタTP51のドレインにトランジスタTN52のドレインが接続され、トランジスタTN51及びTN52のゲートに共にバイアス電圧VBN2が入力される。トランジスタTN51のソースにトランジスタTN53のドレインが接続され、トランジスタTN52のソースにトランジスタTN54のドレインが接続され、トランジスタTN53及びTN54のゲートが共にトランジスタTP49のドレインに接続され、ソースが共に接地されている。
【0044】
トランジスタTP47のドレインにトランジスタTN47のドレインが接続され、トランジスタTP48のドレインにトランジスタTN48のドレインが接続され、トランジスタTN47のゲートに入力信号NGPが入力され、トランジスタTN48のゲートにバイアス電圧VBP1が入力される。トランジスタTN47のソースにトランジスタTN49のドレインが接続され、トランジスタTN48のソースにトランジスタTN50のドレインが接続され、トランジスタTN49及びTN50のゲートに共にバイアス電圧VBN1が入力され、ソースが共に接地されている。トランジスタTN47のソースとトランジスタTN48のソースとは、抵抗R1により接続されている。
【0045】
さらに、トランジスタTN51のソースにトランジスタTP53のドレインが接続され、トランジスタNT52のソースにトランジスタTP54のドレインが接続され、トランジスタTP53のゲートにバイアス電圧VBN1が接続され、トランジスタTP54のゲートに信号NGNを出力するノードが接続されている。トランジスタTP53のソースにはトランジスタTP51のドレインが接続され、トランジスタTP54のソースにはトランジスタTP52のドレインが接続され、トランジスタTP51及びTP52のソースは共に電源電圧端子に接続され、ゲートに共にバイアス電圧VBP1が入力される。
【0046】
この図7に示されたDDAによりレベルシフト段を構成した場合には、図3におけるレベルシフト段よりも素子数が増加する。しかし、ゲインA1〜A3の入力信号NGPに対する依存性が少なくなり、入出力間の直線性が向上する。
【0047】
上述した実施の形態はいずれも一例であり、本発明を限定するものではない。例えば、図1に示された第1の実施の形態では、差動段の差動増幅器DAの出力信号NGPが、レベルシフト段のDDAにおける反転入力端子に入力され、DDAの出力信号NGNがDDAの反転入力端子に帰還されている。そして、出力段において、差動段の出力信号NGPがトランジスタTP1のゲートに入力され、レベルシフト段の出力信号NGNがトランジスタTN1のゲートに入力されている。
【0048】
しかし、第1の実施の形態における極性を全て反転したものであってもよく、この場合の構成を第3の実施の形態として図8に示す。差動段の差動増幅器DAの出力信号NGNが、レベルシフト段のDDAにおける非反転入力端子に入力され、DDAの出力信号NGPがDDAの非反転入力端子に帰還されている。さらに出力段において、差動段の出力信号NGNがトランジスタTN71のゲートに入力され、レベルシフト段の出力信号NGPがトランジスタTP71のゲートに入力されている。
【0049】
この第3の実施の形態のレベルシフト段における入力信号NGNと出力信号NGPとの間には、ゲインA1〜A3の間にA1=A2、A1×A3>>1が成立する場合には、図9及び以下の(9)式に示されたような関係が成立する。
NGP=A(NGN)+B … (9)
ここで、A、Bはそれぞれ定数とする。
また、第3の実施の形態におけるレベルシフト段の回路構成をより具体化したものとして、例えば図10又は図11に示されたものがある。図10に示されたレベルシフト段は、トランジスタTP81及びTP84で構成されゲインA1を有する増幅部と、トランジスタTN83及びTN86で構成されゲインA2を有する増幅部と、この二つの増幅部が線形性を有する範囲内で動作するように、電流源として駆動するトランジスタTP82,TP83、TP85、TP86、TN81、TN82、TN84,TN85を有している。このレベルシフト段は、図3に示されたレベルシフト段の極性を全て反転したものに相当する。
【0050】
トランジスタTP81〜TP84のソースが電源電圧端子に接続され、トランジスタTP81のゲートに入力信号NGNが入力され、トランジスタTP82及びTP83のゲートがともにトランジスタTP85のドレインに接続され、トランジスタTP84のゲートにバイアス電圧VBN1が入力される。トランジスタTP81及びTP82のドレインにトランジスタTP85のソースが接続され、トランジスタTP83及びTP84のドレインにトランジスタTP86のソースが接続され、トランジスタTP85及びTP86のゲートにはバイアス電圧VBP2が入力される。
【0051】
トランジスタTP85のドレインにトランジスタTN81のドレインが接続され、トランジスタTP86のドレインにトランジスタTN82のドレインが接続され、トランジスタTN81及びTN82のゲートにバイアス電圧VBN2が入力される。トランジスタTN81のソースにトランジスタTN83及びTN84のドレインが接続され、トランジスタTN82のソースにトランジスタTN85及びTN86のドレインが接続され、トランジスタTN83のゲートにバイアス電圧VBP1が入力され、トランジスタTN84及びTN85のゲートにバイアス電圧VBN1が入力され、トランジスタTN86のゲートにバイアス電圧NGPが入力され、トランジスタTN83〜TN86のソースが接地されている。
【0052】
このような構成を備えたレベルシフト段において、トランジスタTP81のゲートに信号NGNが入力されると、トランジスタTP86のドレインとトランジスタTN82のドレインとが接続されたノードから信号NGPが出力される。
【0053】
図11に示されたレベルシフト段は、Pチャネル形MOSトランジスタTP87〜TP92と、Nチャネル形MOSトランジスタTN87〜TN92を有している。このレベルシフト段は、トランジスタTP87及びTP90で構成されゲインA1を有する増幅部と、トランジスタTN89及びTN92で構成されゲインA2を有する増幅部と、この二つの増幅部が線形性を有する範囲内で動作するように、電流源として駆動するトランジスタTP88、TP89、TP91、TP92、TN87、TN88、TN90、TN91を有している。
【0054】
トランジスタTP87〜TP90のソースが電源電圧端子に接続され、トランジスタTP87のゲートに入力信号NGNが入力され、トランジスタTP88及びTP89のゲートにバイアス電圧VBP1が入力され、トランジスタTP90のゲートにバイアス電圧VBN1が入力される。トランジスタTP87及びTP88のドレインにトランジスタTP91のソースが接続され、トランジスタTP89及びTP90のドレインにトランジスタTP92のソースが接続され、トランジスタTP91及びTP92のゲートにはバイアス電圧VBP2が入力される。
【0055】
トランジスタTP91のドレインにトランジスタTN87のドレインが接続され、トランジスタTP92のドレインにトランジスタTN88のドレインが接続され、トランジスタTN87及びTN88のゲートにバイアス電圧VBN2が入力される。トランジスタTN87のソースにトランジスタTN89及びTN90のドレインが接続され、トランジスタTN88のソースにトランジスタTN91及びTN92のドレインが接続され、トランジスタTN89のゲートにバイアス電圧VBP1が入力され、トランジスタTN90及びTN91のゲートにトランジスタTP91のドレインが接続され、トランジスタTN92のゲートにバイアス電圧NGPが入力され、トランジスタTN89〜TN92のソースが接地されている。
【0056】
このレベルシフト段においても、図10に示されたレベルシフト段と同様に、トランジスタTP87のゲートに信号NGNが入力されると、トランジスタTP92のドレインとトランジスタTN88のドレインとが接続されたノードから信号NGPが出力される。
【0057】
このように、上記第1、第2の実施の形態における極性を反転したDDAを用いてレベルシフト段を構成しても、同様に出力段のトランジスタのゲートに入力する信号NGPの電圧を電源電圧Vcc付近まで振幅させることができる。このため、出力段のトランジスタTP1から最大電流値まで電流を取り出すことが可能であり、負荷駆動能力を向上させることができる。さらに、出力段のトランジスタTP1のゲートに入力する信号NGPのレベルを制御することで、出力段のトランジスタTP1及びTN1の間に流れる貫通電流を制御することが可能である。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の演算増幅器によれば、レベルシフト段にDDAを用いたことにより、DDAから出力され出力段に与える信号を電源電圧付近まで振幅させることで、負荷駆動能力を向上させることができると共に、出力段に与える信号のレベルを制御することで、出力段において流れる貫通電流を制御することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による演算増幅器の構成を示した回路図。
【図2】同演算増幅器におけるレベルシフト段の入出力間の関係式を表示したブロック図。
【図3】本発明の第2の実施の形態による演算増幅器の構成を示した回路図。
【図4】上記第1の実施の形態による演算増幅器の差動段の一例を示した回路図。
【図5】上記第1の実施の形態による演算増幅器の差動段の他の構成例を示した回路図。
【図6】上記第2の実施の形態によるバイアス電圧を発生する回路の一例を示した回路図。
【図7】上記第1の実施の形態による演算増幅器におけるレベルシフト段の一例を示した回路図。
【図8】本発明の第3の実施の形態による演算増幅器の構成を示した回路図。
【図9】同演算増幅器におけるレベルシフト段の入出力間の関係式を表示したブロック図。
【図10】同演算増幅器におけるレベルシフト段の一例を示した回路図。
【図11】同演算増幅器におけるレベルシフト段の他の例を示した回路図。
【図12】従来の演算増幅器の構成を示した回路図。
【図13】従来の演算増幅器の他の構成を示した回路図。
【符号の説明】
DA 差動増幅器
DDA 差動差分増幅器
NGP、NGN 信号
VBP、VBP1、VBP2、VBN、VBN1、VBN2 バイアス電圧
A1、A2、A3 ゲイン
TP1、TP11〜TP24、TP31〜TP36、TP47〜TP54、TP61〜TP63、TP71、TP81〜TP92 Pチャネル形MOSトランジスタ
TN1、TN11〜TN21、TN31〜TN38、TN47〜TN54、TN61〜TN64、TN71、TN81〜TN92 Nチャネル形MOSトランジスタ
C1、C2 容量
CI 定電流源

Claims (3)

  1. 第1の入力信号と第2の入力信号とを入力され、この第1の入力信号と第2の入力信号との差に基づいた第1の出力信号を生成して出力する差動段と、
    前記第1の出力信号を与えられて所定レベルにシフトした第2の出力信号を生成して出力するレベルシフト段と、
    前記第1の出力信号と前記第2の出力信号とを与えられ、この第1及び第2の出力信号に基づいて前記第1の入力信号と前記第2の入力信号との差に対応する第3の信号を出力する出力段と、
    を備え、
    前記レベルシフト段は差動差分増幅器で構成され、これにより前記差動段から出力されて与えられた前記第1の出力信号と前記レベルシフト段から出力された前記第2の出力信号との間に線形性が成立することを特徴とする演算増幅器。
  2. 前記レベルシフト段は、電源端子にソースを接続され、ゲートに第1のバイアス電圧を入力される第1のPチャネル形MOSトランジスタと、電源端子にソースを接続され、ゲートに第2のバイアス電圧を入力され、ドレインが前記第1のPチャネル形MOSトランジスタのドレインに接続された第2のPチャネル形MOSトランジスタと、電源端子にソースを接続され、ゲートに前記第2のバイアス電圧を入力される第3のPチャネル形MOSトランジスタと、電源端子にソースを接続され、ゲートに前記第2の出力信号を入力され、ドレインが前記第3のPチャネル形MOSトランジスタのドレインに接続された第4のPチャネル形MOSトランジスタと、
    ソースが前記第1及び第2のPチャネル形MOSトランジスタのドレインに接続され、ゲートに第3のバイアス電圧を入力される第5のPチャネル形MOSトランジスタと、ソースが前記第3及び第4のPチャネル形MOSトランジスタのドレインに接続され、ゲートに前記第3のバイアス電圧を入力され、ドレインから前記第2の出力信号を出力する第6のPチャネル形MOSトランジスタと、
    ドレインが前記第5のPチャネル形MOSトランジスタのドレインに接続され、ゲートに第4のバイアス電圧を入力される第1のNチャネル形MOSトランジスタと、ドレインが前記第6のPチャネル形MOSトランジスタのドレインに接続され、ゲートに前記第4のバイアス電圧を入力される第2のNチャネル形MOSトランジスタと、
    ドレインが前記第1のNチャネル形MOSトランジスタのソースに接続され、ゲートに前記第1の出力信号を入力され、ソースが接地された第3のNチャネル形MOSトランジスタと、ドレインが前記第1のNチャネル形MOSトランジスタのソースに接続され、ゲートが前記第5のPチャネル形MOSトランジスタのドレインに接続され、ソースが接地された第4のNチャネル形MOSトランジスタと、ドレインが前記第2のNチャネル形MOSトランジスタのソースに接続され、ゲートが前記第5のPチャネル形MOSトランジスタのドレインに接続され、ソースが接地された第5のNチャネル形MOSトランジスタと、ドレインが前記第2のNチャネル形MOSトランジスタのソースに接続され、ゲートに前記第2のバイアス電圧を入力され、ソースが接地された第6のNチャネル形MOSトランジスタと、
    を有することを特徴とする請求項1記載の演算増幅器。
  3. 前記レベルシフト段は、電源端子にソースを接続され、ゲートに前記第1の出力信号を入力される第1のPチャネル形MOSトランジスタと、電源端子にソースを接続され、ドレインが前記第1のPチャネル形MOSトランジスタのドレインに接続された第2のPチャネル形MOSトランジスタと、電源端子にソースを接続され、ゲートが前記第2のPチャネル形MOSトランジスタのゲートに接続された第3のPチャネル形MOSトランジスタと、電源端子にソースを接続され、ゲートに第1のバイアス電圧を入力され、ドレインが前記第3のPチャネル形MOSトランジスタのドレインに接続された第4のPチャネル形MOSトランジスタと、
    ソースが前記第1及び第2のPチャネル形MOSトランジスタのドレインに接続され、ゲートに第2のバイアス電圧を入力され、ドレインが前記第2及び第3のPチャネル形MOSトランジスタのゲートに接続された第5のPチャネル形MOSトランジスタと、ソースが前記第3及び第4のPチャネル形MOSトランジスタのドレインに接続され、ゲートに前記第2のバイアス電圧を入力され、ドレインから前記第2の出力信号を出力する第6のPチャネル形MOSトランジスタと、
    ドレインが前記第5のPチャネル形MOSトランジスタのドレインに接続され、ゲートに第3のバイアス電圧を入力される第1のNチャネル形MOSトランジスタと、ドレインが前記第6のPチャネル形MOSトランジスタのドレインに接続され、ゲートに前記第3のバイアス電圧を入力される第2のNチャネル形MOSトランジスタと、
    ドレインが前記第1のNチャネル形MOSトランジスタのソースに接続され、ゲートに第4のバイアス電圧を入力され、ソースが接地された第3のNチャネル形MOSトランジスタと、ドレインが前記第1のNチャネル形MOSトランジスタのソースに接続され、ゲートに前記第1のバイアス電圧を入力され、ソースが接地された第4のNチャネル形MOSトランジスタと、ドレインが前記第2のNチャネル形MOSトランジスタのソースに接続され、ゲートに前記第1のバイアス電圧を入力され、ソースが接地された第5のNチャネル形MOSトランジスタと、ドレインが前記第2のNチャネル形MOSトランジスタのソースに接続され、ゲートに前記第2の出力信号を入力され、ソースが接地された第6のNチャネル形MOSトランジスタと、
    を有することを特徴とする請求項1記載の演算増幅器。
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