JP3871949B2 - マスクデータ作成装置及びマスクデータ作成方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体集積回路の製造や液晶パネル製造などに適用される光およびX線リソグラフィ技術に関し、特にマスクデータの補正処理を行う為のマスクデータ作成方法及びマスクデータ作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体集積回路製造におけるリソグラフィ技術においては、年々ウエハ上に作り込むデバイスの集積度が上がり、デザインルールが小さくなってきた。これに伴い、光近接効果が大きな問題となっている。光近接効果とは、設計パターンの微細化が進み、光の波長程度に互いにパターンが近接した場合、ウエハ上においてそのパターンが設計した形状、寸法通りに転写されない現象である。光近接効果は、本来は転写時の光による効果を対象として用いられていた用語であったが、現在では、一般的にウェハプロセス全体を通して生ずる効果を指す。
【0003】
所望のデバイス性能を達成するためには、ウエハ上で設計パターンの所望の寸法及び形状を所定の精度で実現する必要がある。このため、プロセス変換差分を予めマスク上で補正する、光近接効果補正(Optical Proximity effect Correction; OPC)が近年盛んに検討されてきた。OPCは超解像技術(Resolution Enhancement Technology; RET)の一つとして盛んに検討され、現在では種々の手法が提案および実施されている。
【0004】
OPCおいては、補正対象の図形辺を適宜分割し、各分割辺に関して補正値を算出する。補正値は、補正対象の辺近傍の配置に関してプロセスシミュレーションを繰り返して求める。厳しいデザインルールのレイアウトにおいては、所望制度を満たす為に補正を行う対象個所が増える傾向にある。このためプロセスシミュレーションを行う回数が増加し、結果として多大な補正計算時間が必要となり、処理時間の削減が急務となっている。このような状況を鑑み、OPCにおいて、補正値算出を行うプロセスシミュレーションを行う個所を効率よくグルーピングし、一括して計算することにより補正時間を短縮することが求められている。
【0005】
1994年5月に出版された、Proc. SPIE 第2197巻294〜301頁、オプティカル・レーザー・マイクロリソグラフィVIIに掲載のファースト・プロキシミティ・コレクション・ウィズ・ゾーン・サンプリングと題する文献、およびProc. SPIE 第2197巻371〜376頁、オプティカル・レーザー・マイクロリソグラフィVIIに掲載のユーズィング・ビヘイビア・モデリング・フォー・プロキシミティ・コレクションと題する文献によれば、入力データに光近接効果補正を施す際には、補正対象図形の辺を適切なサイズに分割し、各分割辺毎に補正値算出点(ターゲットポイント)を設定する。又、各補正値算出点における補正値は、各点毎に、近傍の2〜4μm程度の小領域に関してプロセスシミュレーションを行い補正値を算出する。補正図形は、各分割辺ごとに、補正値算出点において算出した補正値を適用し、各辺を移動する図形処理を行って作成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、デザインルールの厳しいレイアウトでは、高精度に補正するために図形辺を細かく分割するため、補正値算出点が増加し、これにつれてプロセスシミュレーションを実行する回数も増加する。この結果、多大な補正処理時間を要する。また、一箇所の補正値を算出する為には近傍の配置をあわせてシミュレーションを行う必要があるため、例えば、メモリセルやメモリセル周辺部及びセルの配線部等のように補正値算出点が密集して配置されている場合、同一領域について複数回重複してシミュレーションを行うこととなり、シミュレーション時間の増大の原因となり、その結果データ処理時間を増大させてしまう。
【0007】
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、同一領域について複数回重複してシミュレーションを行うことを防ぎ、シミュレーション時間を短縮し、引いては、データ処理時間を短縮することができるマスクデータ作成装置及びマスクデータ作成方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
光近接効果補正において、従来行われてきた手法は、図2(a)のように補正対象図形を選択し、この補正対象図形の辺を図2(b)のように所定の方法に基づいて分割する。次に、各分割辺に補正値を算出するための点(以下、「補正値算出点」と記載)を図2(c)のように設定する。各補正値算出点における補正値は、プロセスシミュレーションを用いて求める。例えば図2(c)における辺41の補正値を求めるために、点42を補正値算出点とし、図2(d)に示すように点42近傍の小領域(プロセスシュミレーション半径43)に対してプロセスシミュレーションを行う。プロセスシミュレーションを必要に応じて繰り返して補正値を算出し、各補正値算出点において算出した補正値を各辺に適用し、各辺を移動する図形処理を行って補正図形を作成する。
【0009】
発明者らは、これらの手法を基に、この補正値算出点を一定の矩形領域でグルーピングし、この矩形領域によるグルーピングを複数箇所にて行うことにより、シミュレーション時間を縮小し、より高速に補正値算出点を算出できることを見出した。これより本発明の第1の特徴は、(イ)設計パターンから補正対象線分を抽出し、抽出した補正対象線分を補正に適した長さに分割する分割手段と、(ロ)各分割辺より補正値算出点を算出する補正値算出手段と、(ハ)補正値算出点及び補正対象となる図形形状を基に、互いに位置の異なる複数の第1計算中心点を設定する第1計算中心点算出手段と、(ニ)複数の第1計算中心点のそれぞれを中心とした複数の第1シミュレーション領域を作成し、互いに中心位置の異なる複数の第1シミュレーション領域の重なりによって発生する複数の矩形パターンをそれぞれ複数の第1矩形領域として得る第1矩形領域作成手段と、(ホ)複数の第1矩形領域において、複数の第1シミュレーション領域の重なり数の多い順に1つの第1矩形領域を第2矩形領域と定義し、第2矩形領域を基に、第2計算中心点を算出する第2計算中心点算出手段と、(ヘ)第2計算中心点を基に第2シミュレーション領域を得る第2シミュレーション領域作成手段と、(ト)第2シミュレーション領域においてプロセスシュミレーションを用いて各補正値算出点における補正値を算出するプロセスシミュレーション実行手段と、(チ)補正値を用いて、各辺に対し図形処理を行い補正図形を作成する補正図形作成手段とを含むマスクデータ作成装置であることを要旨とする。
【0010】
又、本発明の第1の特徴は、(リ)第2シミュレーション領域作成手段は、光近接効果の及ぶ範囲を決定する光近接効果範囲決定手段と、(ヌ)演算装置の能力及び設計パターンの規模に応じて、プロセスシュミレーションを行う第2シミュレーション領域を作成する為の第2領域半径を決定する第2領域半径決定手段と、(ル)光近接効果の及ぶ範囲及び第2シミュレーション領域を基に、第1計算中心点を2つ以上含む領域を作成する為の第1領域半径を決定する第1領域半径決定手段と、(ヲ)第1の方向の補正対象図形の周期性を調査し、周期性を有して配置された補正対象図形1次元アレイとして抽出する1次元アレイ抽出手段と、(ワ)第1の方向と2次元空間を成す第2の方向の補正対象図形の周期性を調査し、第2の方向に周期性を有して配置された1次元アレイを2次元アレイとして抽出する2次元アレイ抽出手段と、(カ)2次元アレイを構成する単位であるアレイ種セルの大きさが、第1シミュレーション領域及び第2シミュレーション領域の大きさより小さい場合、アレイ種セルを第3矩形領域として定義する第3矩形領域作成手段と、(ヨ)第3矩形領域を基に、アレイ第2計算中心点を算出するアレイ第2計算中心点算出手段と、(タ)アレイ第2計算中心点を中心とする複数のアレイシミュレーション領域において、プロセスシミュレーションを用いて各補正値算出点の補正値を算出するアレイプロセスシミュレーション実行手段とを更に備えることを加えてもよい。
【0011】
「第1矩形領域」は、必ずしも矩形である必要はなく、第1計算中心点の存在する箇所に応じて自在に変化する。「第2矩形領域」は、矩形でない場合は当該領域のバウンダリボックスをとることができる。「第1シミュレーション領域が重なっている領域」の「重なり」の程度は、各々の設計パターンに応じて異なる。だが、重なり合っている第1シミュレーション領域を区分けした複数の矩形領域の重なり数をカウントし、この重なり数を降順に並べた際に、最も数が多い矩形領域から順番に処理を行うものとする。
【0012】
「第2領域半径」とは、プロセスシミュレーションを行う範囲を決定する半径であり、これには、光近接効果の及ぶ範囲を考慮する必要がある。この光近接効果の及ぶ範囲を考慮して補正した、実際にプロセスシミュレーションによって計算を行うことができる第1計算中心点が存在する領域が、「第1領域半径」によって決定される領域となる。つまり、第2領域半径によって決定される領域は、実際にプロセスシミュレーションを行う領域であり、第1領域半径によって決定される領域は、実際にプロセスシミュレーションを行った効果が現れる領域である。また、「プロセスシミュレーション実行手段」及び「アレイプロセスシミュレーション実行手段」は、同様の機能を有する、プロセスのシミュレーションを行うプログラムである
【0013】
本発明の第2の特徴は、(イ)設計パターンから補正対象線分を抽出し、抽出した補正対象線分を補正に適した長さに分割するステップと、(ロ)各分割辺より補正値算出点を算出するステップと、(ハ)補正値算出点及び補正対象となる図形形状を基に、互いに位置の異なる複数の第1計算中心点を設定するステップと、(ニ)複数の第1計算中心点のそれぞれを中心とした複数の第1シミュレーション領域を作成し、互いに中心位置の異なる複数の第1シミュレーション領域の重なりによって発生する複数の矩形パターンをそれぞれ複数の第1矩形領域として得るステップと、(ホ)複数の第1矩形領域において、複数の第1シミュレーション領域の重なり数の多い順に1つの第1矩形領域を第2矩形領域と定義し、第2矩形領域を基に、第2計算中心点を算出するステップと、(ヘ)第2計算中心点を基に第2シミュレーション領域を得るステップと、(ト)第2シミュレーション領域においてプロセスシュミレーションを用いて各補正値算出点における補正値を算出するステップと、(チ)補正値を用いて、各辺に対し図形処理を行い補正図形を作成するステップとを含むマスクデータ作成方法であることを要旨とする。
【0014】
又、本発明の第2の特徴は、(リ)第2シミュレーション領域を作成するステップは、光近接効果の及ぶ範囲を決定するステップと、(ヌ)演算装置の能力及び設計パターンの規模に応じて、プロセスシュミレーションを行う第2シミュレーション領域を作成する為の第2領域半径を決定するステップと、(ル)光近接効果の及ぶ範囲及び第2シミュレーション領域を基に、第1計算中心点を2つ以上含む領域を作成する第1領域半径を決定するステップと、(ヲ)第1の方向の補正対象図形の周期性を調査し、周期性を有して配置された補正対象図形を第1の1次元アレイとして抽出するステップと、(ワ)第1の方向と2次元空間を成す第2の方向の補正対象図形の周期性を調査し、第2の方向に周期性を有して配置された1次元アレイを2次元アレイとして抽出するステップと、(カ)2次元アレイを構成する単位であるアレイ種セルの大きさが、第1シミュレーション領域及び第2シミュレーション領域の大きさより小さい場合、アレイ種セルを第3矩形領域として定義するステップと、(ヨ)第3矩形領域を基に、アレイ第2計算中心点を算出するステップと、(タ)アレイ第2計算中心点を中心とする複数のアレイシミュレーション領域において、プロセスシミュレーションを用いて各補正値算出点の補正値を算出するステップとを更に備えることを加えてもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態に係るマスクデータ作成装置及びマスクデータ作成方法を図面を参照して説明する。マスクデータ作成装置及びマスクデータ作成方法とは、設計パターンを基にマスクに形成されたパターンをウェハ上に転写して得られる転写パターンの設計パターンに対する忠実度を向上するために、設計パターンを補正してマスクデータを作成する為の装置及び方法である。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、平面寸法の関係等は現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法等は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
【0016】
(第1の実施の形態)
(マスクデータ作成装置) 本発明の第1の実施の形態に係るマスクデータ作成装置100について、図1を参照して説明する。マスクデータ作成装置100は、マスクデータ作成の為のプロセスシュミレーションを行う。図1に示すように第1の実施の形態に係るマスクデータ作成装置100は、処理制御装置(CPU)10がマスクデータ作成装置100全体の管理を行い、主記憶装置4に記憶されている制御用プログラムを実行することにより、各機能が実現される。又、CPU10は、入力装置1、出力装置2、通信制御装置3、主記憶装置4、設計パターン記憶装置5及び一時記憶装置6に接続され、各々の装置の制御を行う。
【0017】
CPU10は、分割手段11、補正値算出手段12、補正図形作成手段13、第1計算中心点算出手段14、第1矩形領域作成手段15、第2シミュレーション領域作成手段16、第2計算中心点算出手段17及びプロセスシミュレーション実行手段18を備えている。又、第2シミュレーション領域作成手段16は、光近接効果範囲決定手段16a、第2領域半径決定手段16b及び第1領域半径決定手段16cより構成される。
【0018】
分割手段11は、設計パターンから補正対象線分を抽出し、図3(a)のように、抽出した線分を補正対象図形の形状を考慮して補正に適した長さに分割する。補正値算出手段12は、各分割辺より1次元補正値算出点45及び2次元補正値算出点44の位置を算出する。補正図形作成手段13は、後述するプロセスシミュレーションを行い、各辺に対し算出した補正値を基に、各辺を移動するように、補正図形を作成する。第1計算中心点算出手段14は、補正値算出点及び補正対象となる図形形状を基に、計算中心点46を算出する。第1矩形領域作成手段15は、計算中心点を中心とした第1シミュレーション領域(図5(a)〜(d)参照)を作成し、第1シミュレーション領域が重なっている領域において、図6及び図7に示すように複数の第1矩形領域を作成する。第2計算中心点算出手段17は、第2矩形領域を基に算出された第2計算中心点を算出する。第2シミュレーション領域作成手段16は、第2計算中心点を基に、第2シミュレーション領域を作成する。プロセスシミュレーション実行手段18は、第2シミュレーション領域においてプロセスシュミレーションを用いて各補正値算出点における補正値を算出する。
【0019】
又、光近接効果範囲決定手段16aは、光近接効果の及ぶ範囲(以下、「マージン」と記載)を決定する。具体的には光の波長、露光条件及びレジストの現像条件等より決定する。このマージン52は、図7(c)に示すように、第2領域半径53から第1領域半径54を減算した結果の値となる。第2矩形領域(以下、「第1領域」と記載)54aは、正方形であり、「第1領域半径54」とは、第1領域54aに内接する円の半径で定義される。第2領域53aも、正方形であり、「第2領域半径53」とは、第2領域53aに内接する円の半径で定義される。ただし、縦横に対して異なる方向性(異方性)を持つプロセスを用いるに当たっては、第1領域54a、第2領域53aを長方形とする等の幅広い応用が可能である。第2領域半径決定手段16bは、演算装置の能力及び設計パターンの規模に応じて、プロセスシュミレーションを行う第2シミュレーション領域53aを作成する為の第2領域半径53(図7(c)参照)を決定する。具体的に、第2領域半径53は、1μm〜3μm程度が好ましい。第2領域半径53は、設計のデザインの条件、プロセスの条件等より決定される。第1領域半径決定手段16cは、マージン52及び第2シミュレーション領域53aを基に、第1計算中心点を2つ以上含む第1領域54aを作成する為の第1領域半径54(図7(c)参照)を決定する。具体的に、第1領域半径54は0.5μm程度が好ましい。
【0020】
入力装置1は、キーボード、マウス等により構成される。又通信制御装置3を介し外部装置より入力を行っても良い。ここで外部装置とは、CD−ROM、MO、ZIPなどの記憶媒体及びそのドライブ装置等を指す。出力装置2は、表示部及び印刷部(図示しない)を有しており、具体的に、液晶ディスプレイ、CRTディスプレイ等の表示装置、インクジェットプリンタ、レーザープリンタ等の印刷装置等により構成される。通信制御装置3は、通信回線を介してデータをマスクの作成を行う露光装置(図示せず)、他の汎用機等に送受信する為の制御信号を生成する。主記憶装置4は、ROM(ロム)及びRAM(ラム)が組み込まれている。ROMはCPU10において実行されるプログラムを格納しているプログラムメモリ等として機能し、RAMはCPU10におけるプログラム実行処理中に利用されるデータ等を格納する。設計パターン記憶装置5は、マスク設計のパターンのデータを記憶する。一時記憶装置6は、作業領域として利用されるバッファやデータメモリ等として機能する。
【0021】
(マスクデータ作成方法)
以下、マスクデータ作成装置100を用いたマスクデータの作成方法について図8のフロー図を参照して説明する。
【0022】
(イ)先ず、ステップS101にて、光近接効果補正において、補正対象となる図形(図3(a)参照)を設計パターン記憶装置5より取り出す。
【0023】
(ロ)ステップS102にて、分割手段11が、補正対象となる図形の辺をラインエンド近傍で、図3(b)において、短い横線で示すように分割する。
【0024】
(ハ)ステップS103にて、補正値算出手段12が、図3(c)に示すように、ラインエンド近傍の辺を2次元補正対象とし、白抜きの丸で示した2次元補正値算出点44を複数算出する。又、ラインエンド近傍以外の辺を1次元補正対象とし、黒塗りの丸で示した1次元補正値算出点45を複数算出する。第1計算中心点算出手段14が、2次元補正対象の辺について、ラインエンド毎に計算中心点46を算出する。計算中心点46は、図3(d)の斜線でハッチングした丸で示している。
【0025】
(ニ)次に、ステップS104にて、計算中心点46を基に、第1矩形領域作成手段15が補正を行う矩形領域を算出するシミュレーションについて説明する。例えば、図4において、ラインエンドに相当する辺を補正対象とし、計算中心点46が47a、47b、47c、47dであったとする。このとき、補正値算出手段12は、各計算中心点47a〜47dを中心に光近接効果の及ぶ、シミュレーションを行う所定の大きさの領域(第1シミュレーション領域)に関してプロセスシミュレーションを行い、補正対象辺の補正値算出点を算出する。具体的には、計算中心点47aを中心とした矢印で示す半径の内接する正方形の領域である1つ目の第1シミュレーション領域47aを図5(a)のように作成する。計算中心点47bを中心とした矢印で示す半径の内接する正方形の領域である2つ目の第1シミュレーション領域47bを図5(b)のように作成する。計算中心点47cを中心とした矢印で示す半径の内接する正方形の領域である3つ目の第1シミュレーション領域47cを図5(c)のように作成する。計算中心点47dを中心とした矢印で示す半径の内接する正方形の領域である4つ目の第1シミュレーション領域47dを図5(d)のように作成する。これらの複数の第1シミュレーション領域を規定する複数の正方形を、図6(a)のように重ね合わせ、結果、図6(a)に示すような複数の第1矩形領域を作成する。
【0026】
(ホ)ステップS105では、正方形のシミュレーション領域が部分的に重なっている部分である第1矩形領域の存在を確認すると、ステップS106にて、複数の第1矩形領域の内から1領域を選択し、対象矩形領域とする。ステップS107では、この対象矩形領域と他の正方形のシミュレーション領域との重なり具合をチェックする。つまり、対象矩形領域に重なっている他の正方形の数をカウントする。また、第1矩形領域がL字型等の非矩形形状であった場合、この非矩形のまま重なり数をカウントする。この動作を第1矩形領域毎に繰り返す。
【0027】
(ヘ)次に、ステップS108で、第1矩形領域のうち、正方形の重なり数が多い順に並べる。図6(b)においては、正方形の重なり数が最も多い第1矩形領域から並べると、矩形領域48aが最大で4個の第1シミュレーション領域47a、47b、47c、47d、矩形領域48bは3個の第1シミュレーション領域47a、47b、47c、矩形領域48cは3個の第1シミュレーション領域47b、47c、47d、矩形領域48dは3個の第1シミュレーション領域47a、47c、47d、その他の矩形領域は各1〜2個の正方形となる。
【0028】
(ト)次に、ステップS109では、第2計算中心点算出手段17が、正方形の重なり数が最も多い第1矩形領域48aを選択し、第1矩形領域48aを第2矩形領域49aとして、これを基に第2計算中心点49を求める(ステップS110)。各辺の補正値は第2計算中心点49の近傍についてシミュレーションを行うことにより算出する。ステップS111では、第2計算中心点49に対応する第2矩形領域49a内の第1計算中心点および補正値算出点を消去する。この処理を終えると、ステップS105へ戻る。尚、図6(c)では、第2矩形領域49a内として、点線上の第1計算中心点を換算しているが、線上の第1計算中心点を含むか否かについてはプログラマ等が設定できるものとする。
【0029】
(チ)すべての、正方形が重なった第1矩形領域についての処理を終えると、ステップS112にて、各々の第2計算中心点49を中心とした第2矩形領域49aを基に第2シミュレーション領域を作成する。この第2シミュレーション領域について、プロセスシミュレーション実行手段18が、プロセスシミュレーションを行い、各補正図形の辺の補正値を算出し、ステップS113にて、補正図形作成手段13が、求めた補正値を各補正図面の辺に適用して補正図形処理を行い、この図形処理を全て終えるとこのマスクデータ作成の動作を終了する。
【0030】
こうすることにより、従来例では4回のプロセスシミュレーションを行って算出していた補正値が、1回で算出できることになり、結果、プロセスシミュレーション時間の短縮につながる。又、第2の計算中心点49を発生する第2矩形領域49aは、基礎となる正方形の重なり数が最も多い領域として複数発生する場合はそのうちの一領域を適当に選択してもよい。また、計算中心点47a〜47dをグルーピングせずに、各分割辺に配置した、補正値算出点をグルーピングして第2の計算中心点を求めても良い。またさらに、第1の計算中心点は、第2の計算中心点に置換していくことができるが、必要に応じて各補正対象辺に対応する第1の計算中心点、又は補正値算出点を発生した計算中心点に置換せずに残し、他の計算中心点との重なりを調べる処理にかけてもよい。
【0031】
(マスクデータ作成方法の変更例)
ステップS104の、第1計算中心点47a〜47bを中心とする正方形のシミュレーション領域作成し、この正方形のシミュレーション領域を複数重ねることにより矩形領域を発生させる手法は、以下の手法にても可能である。
【0032】
(イ)先ず、各第1計算中心点47a〜47bを基にして、矢印で示す半径の円が内接する正方形として各シミュレーション領域を作成する。次に、第1矩形領域作成手段15は、この正方形のシミュレーション領域を重ね合わせ、図7(a)のように複数の第1矩形領域を作成する。
【0033】
(ロ)次に、第1矩形領域作成手段15は、第1矩形領域から1領域を選択して対象矩形領域とし、この対象矩形領域と他の正方形のシミュレーション領域との重なり具合をチェックする。つまり、対象矩形領域に重なっている他の正方形の数をカウントする。この動作を第1矩形領域毎に繰り返す。
【0034】
(ハ)第1矩形領域の内、基礎となる正方形との重なり数が多い順に降順に並べる。図7(b)においては、正方形との重なり数が最も多い領域から並べると、左下がりの傾斜でハッチングした矩形領域51aが最大で4個の正方形、右下がりの傾斜でハッチングした矩形領域51b、51c、51dは各3個の正方形、薄網でハッチングした矩形領域が各2個の正方形、その他の矩形領域は各1個の正方形となる。
【0035】
(ニ)次に、第2計算中心点算出手段17は、基礎となる正方形の重なり数が最も多い第1矩形領域51aを選択し、図7(c)に示すように、第2矩形領域(バウンダリボックス)として、この第2矩形領域51aを基に第2計算中心点55を求める。近接効果範囲決定手段16aが、露光条件やレジスト現像条件より光近接効果の及ぶ範囲を決定し、これをマージン52とする。第2領域半径決定手段16bが、演算装置の能力及び設計パターンの規模に応じてプロセスシュミレーションを行う第2領域半径53と、第2領域半径53の円が内接する第2領域(第2シミュレーション領域)53aを決定する。更に、第2領域半径53よりマージン52を減算することで第1領域半径54と、第1領域半径54の円の内接する第1領域54aを決定する。又、この第1領域54aは少なくとも2つ以上の第1計算中心点を有しているものとする。ちなみに、図7(c)では、第1領域54aは4つの第1計算中心点を有している。
【0036】
(ホ)次に、第2シミュレーション領域53aの有する第1計算中心点を消去する。その後、この第2シミュレーション領域53aについて計算を行い各辺の補正値を算出する。このとき、第2領域半径53は第1領域半径54より大きく、各補正対象辺の補正値を算出する為に十分な大きさを持っているものとする。
【0037】
この手法により、従来例では4回のプロセスシミュレーションを行って算出していた補正値が、1回で算出できるうえ、グルーピングされた各補正対象辺の補正値を計算するために十分な領域を確保することが出来る。なお、第1の実施の形態同様、新たに計算中心点を発生する領域は、正方形の重なり数が最も多い矩形領域が複数ある場合は、そのうちの一領域を適当に選択してもよい。
【0038】
(実施例)
第1の実施の形態に係るマスク作成装置及びマスク作成方法を半導体レイアウトに適用した実施例について説明する。補正図形に対しては、図10に示すように、第1計算中心点61a〜61jを設けている。第1の実施の形態に係るマスク作成方法を用いてグルーピングを行った結果、第2計算中心点として62a〜62fを算出した。尚、補正図形の幅は0.2μmm、第1領域半径65を0.6μm、第2領域半径64を1.5μm、マージン63を0.9μmと設定した。この時、第1計算中心点は13個であったのに対し第2計算中心点は6個に減少することができた。又、図11においては、第1計算中心点67a〜67rを設けている。第1の実施の形態に係るマスク作成方法を用いてグルーピングを行った結果、第2計算中心点として66a〜66cを算出した。この時、第1計算中心点は18個であったのに対し第2計算中心点は3個に減少することができた。
【0039】
このように、半導体デバイスの一層より抽出した、41μmm×57μmmの領域ついて、計算中心点を設定し、OPCを行った結果を、図9に示す。従来例では、計算中心点は3133個であるが、第1の実施の形態を用いた実施例では82%削除し、552個となった。これらの計算中心点を中心とするシミュレーション領域について、同じ配置をまとめるためパターンマッチングを行ったところ、パターンマッチング後の計算中心点数は従来例の2149個であるのに対し、実施例では77%削除して491個であった。更に、これらの計算中心点を中心とする領域についてシミュレーションを行い補正値を求め補正まで行ったところ、従来例では21,392秒を要したのに対し、実施例では85%削除し3,233秒で処理を行うことができた。
【0040】
このように、計算中心点として、第1計算中心点をグルーピング処理した第2計算中心点を用いてプロセスシミュレーションを行うことにより、プロセスシミュレーションに要する時間が短縮できることが確認された。
【0041】
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態においては、第1の実施の形態で説明されたマスクデータ作成装置及びマスクデータ作成方法に、更に、ASICやメモリデバイス等に用いられるアレイ配置構造を持った補正図形に対して、一括処理を行う機能を備えたマスクデータ作成装置及びマスクデータ作成方法について説明する。
【0042】
(マスクデータ作成装置)
本発明の第2の実施の形態に係るマスクデータ作成装置200は、図12に示すように、処理制御装置(CPU)30がマスクデータ作成装置200全体の管理を行い、主記憶装置24に記憶されている制御用プログラムを実行することにより、各機能が実現される。又、CPU30は、入力装置21、出力装置22、通信制御装置23、主記憶装置24、設計パターン記憶装置25及び一時記憶装置26に接続され、各々の装置の制御を行う。CPU30は、分割手段31、補正値算出手段32、補正図形作成手段33、第3計算中心点算出手段34、第3矩形領域作成手段35、第2シミュレーション領域作成手段36、第2計算中心点算出手段37、第2アレイ領域手段38及びプロセスシミュレーション実行手段39を備えている。又、第2シミュレーション領域作成手段36は、光近接効果範囲決定手段36a、第2領域半径決定手段36b及び第3領域半径決定手段36cより構成される。又、第2アレイ領域作成手段38は、1次元アレイ抽出手段38a、2次元アレイ抽出手段38b、アレイ第2計算中心点算出手段38c、第3矩形領域作成手段38d、プロセスシミュレーション実行手段39及びアレイプロセスシミュレーション実行手段40を備えている。
【0043】
尚、1次元アレイ抽出手段38a、2次元アレイ抽出手段38b、アレイ第2計算中心点算出手段38c、第3矩形領域作成手段38d及びアレイプロセスシミュレーション実行手段40以外の装置及び手段については、第1の実施の形態と同様のものを使用する為説明を割愛する。1次元アレイ抽出手段38aは、第1の方向(X軸)の補正対象図形の周期性69を調査し(図14(a)参照)、この周期性69を有して配置された補正対象図形を1次元アレイとして抽出する。2次元アレイ抽出手段38bは、第1の方向と2次元空間を成す第2の方向(Y軸)の補正対象図形の周期性70を調査し(図14(b)参照)、第2の方向に周期性を有して配置された1次元アレイを2次元アレイとして抽出する。第3矩形領域作成手段38dは、XY軸方向に配列する2次元アレイをアレイ領域710とし、図15(a)、(b)の太字点線で示すように作成する。更にアレイ領域を構成する最小単位であるアレイ種セルのアレイピッチ、アレイ種セルの大きさと第1シミュレーション領域及び第2シミュレーション領域の大きさを考慮して、アレイ領域を分割し、図15(a)に示すような複数の第3矩形領域(バウンダリボックス)71を作成するアレイ第2計算中心点算出手段38cは、第3矩形領域71を基に、アレイ領域における第2計算中心点である、アレイ第2計算中心点72を算出する(図15(b)参照)。第2シミュレーション領域作成手段36は、アレイ第2計算中心点42を基に、アレイ第2シミュレーション領域を作成する。アレイプロセスシミュレーション実行手段40は、アレイ第2計算中心点72を中心とする複数のアレイ第2シミュレーション領域において、プロセスシミュレーションを用いて各補正値算出点の補正値を算出する。
【0044】
(マスクデータ作成方法)
次に、第2の実施の形態に係るマスクデータ作成方法について、図16のフロー図を用いて説明する。
【0045】
(イ)先ず、ステップS201にて、光近接効果補正において、補正対象となる図形を設計パターン記憶装置25より取り出す。
【0046】
(ロ)ステップS202にて、必要に応じた図形処理を行い、図13(a)に示すような処理対象図形を生成する。ステップS203では、第1計算中心点算出手段34が、シミュレーション計算を行う計算中心点68を算出する(図13(b)参照)。
【0047】
(ハ)次にステップS204にて、1次元アレイ抽出手段38aが、図14(a)に示すように各第1計算中心点について、X軸方向並びの周期性69をチェックし、同一の周期を持つものを1次元アレイとして抽出する。図14(a)では、各第1計算中心点のうち、3点の周期性チェックの様子を示した。又、ステップS205にて、2次元アレイ抽出手段38bが、図14(b)に示すように各第1計算中心点について、1次元アレイに関してY軸方向の並びの周期性70をチェックし、同一の周期を持つ1次元アレイの配列を2次元アレイとして抽出する。図14(b)では、第1計算中心点のうち、3点の周期性チェックの様子を示した。第3矩形領域作成手段38dは、これらの周期性及びアレイピッチを考慮して、2次元アレイを構成する単位であるアレイ種セルの大きさが、第1シミュレーション領域及び第2シミュレーション領域の大きさより数分の一と小さい場合、図15(a)に示すように、複数の第3矩形領域(アレイ種セル外形)71を単位とする2次元アレイを構成する。
【0048】
(ニ)次にステップS206にて、アレイ第2計算中心点算出手段38cが、図15(b)に示すように、第3矩形領域71の中央にアレイ第2計算中心点72を算出し、配置する。次にステップS207において、アレイの領域に含まれない図形及び第1計算中心点を抽出する。このアレイの領域に含まれない図形73の第1計算中心点より、第2計算中心点を求めるステップS208〜S215については、第1の実施の形態のステップS104〜S111と同様の処理を行う為、説明を省略する。
【0049】
(ホ)すべてのアレイ領域についての第3矩形領域の処理を終えると、ステップS216にて、プロセスシミュレーション実行手段39がアレイ領域に含まれない図形73を第1の実施の形態に記載したようにプロセスシミュレーションし、アレイプロセスシミュレーション実行手段40が、アレイ第2計算中心点72を中心としたシミュレーション領域についてプロセスシミュレーションを行う。この後、ステップS217にて、補正図形作成手段33が、各々の補正図形の辺の補正値を算出し、求めた補正値を各補正図面の辺に適用する図形処理を行い、この図形処理を全て終えるとこのマスクデータ作成の動作を終了する。
【0050】
第2の実施の形態では、アレイの第3矩形領域(種セル)の大きさがプロセスシミュレーションを行う領域の大きさと比べ十分に小さいことからアレイの中央に新たな計算中心点を配置している。アレイの第3矩形領域の大きさがプロセスシミュレーションを行う領域の大きさと比して十分に小さくない場合は、種セル内の図形を、シミュレーション領域がカバーするように複数の計算中心点を配置することができる。また、アレイの第3矩形領域の大きさがプロセスシミュレーションを行う領域の大きさと比べて更に小さい場合には、複数の第3矩形領域をまとめた領域の中央に計算中心点を配置することができる。
【0051】
又、メモリセルやその周辺部など設計データにおいてアレイ構造を持つ領域について、計算中心点を特に効率よくグルーピングすることができる。さらに、アレイ配置に基づいてグルーピングしていることから、グルーピングの後パターンマッチングを行って同じ配置をまとめることにより、実際にシミュレーション計算を行う回数を削減し計算時間を短縮することができる。削減の効果は、アレイ構造を有する領域、または階層処理においてアレイ構造が一部展開されている領域が占める割合に依存し、図15(a)、(b)のようなアレイ領域において特に顕著である。
【0052】
【発明の効果】
上記により、本発明によって、マスクデータの作成において、同一領域について複数回重複してシミュレーションを行うことを防ぎ、シミュレーション時間を短縮し、引いては、データ処理時間を短縮することができるマスクデータ作成装置及びマスクデータ作成方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態に係るマスクデータ作成装置の構成を示す構成図である。
【図2】 従来行われてきた、光近接効果補正において使用される補正対象図形を示す図である。
【図3】 第1の実施の形態に係る光近接効果補正において使用される補正対象図形を示す図である。
【図4】 第1の実施の形態に係る矩形領域を算出するシミュレーションで使用する補正対象図である。
【図5】 第1の実施の形態に係る計算中心点を中心としたシミュレーション領域を示す図である。
【図6】 第1の実施の形態に係る複数の矩形領域を示す図である。
【図7】 第1の実施の形態の変更例に係る複数の矩形領域を示す図である。
【図8】 第1の実施の形態に係るマスクデータ作成方法を示すフロー図である。
【図9】 第1の実施の形態に係る実施例の結果を示す表である。
【図10】 第1の実施の形態に係る実施例で使用する補正図形を示す図である。
【図11】 第1の実施の形態に係る実施例で使用する補正図形を示す図である。
【図12】 第2の実施の形態に係るマスクデータ作成装置の構成を示す構成図である。
【図13】 第2の実施の形態にて使用するアレイ配置構成の補正図形を示す図である
【図14】 第2の実施の形態にて使用するアレイ配置構成の補正図形を示す図である
【図15】 第2の実施の形態にて使用するアレイ配置構成の補正図形を示す図である
【図16】 第2の実施の形態に係るマスクデータ作成方法を示すフロー図である。
【符号の説明】
1 入力装置
2 出力装置
3 通信制御装置
4 主記憶装置
5 設計パターン記憶装置
6 一時記憶装置
10 処理制御装置(CPU)
11 分割手段
12 補正値算出手段
13 補正図形作成手段
14 第1計算中心点算出手段
15 第1矩形領域作成手段
16 第2シミュレーション領域作成手段
16a 光近接効果範囲決定手段
16b 第2領域半径決定手段
16c 第1領域半径決定手段
17 第2計算中心点算出手段
18 プロセスシミュレーション実行手段
21 入力装置
22 出力装置23 通信制御装置
24 主記憶装置
25 設計パターン記憶装置
26 一時記憶装置
30 処理制御装置(CPU)
31 分割手段
32 補正値算出手段
33 補正図形作成手段
34 第1計算中心点算出手段
35 第1矩形領域作成手段
36 第2シミュレーション領域作成手段
36a 光近接効果範囲決定手段
36b 第2領域半径決定手段
36c 第1領域半径決定手段
37 第2計算中心点算出手段
38 アレイ領域作成手段
38a 1次元アレイ抽出手段
38b 2次元アレイ抽出手段
38c アレイ第2計算中心点算出手段
38d 第3矩形領域作成手段
39 プロセスシミュレーション実行手段
40 アレイプロセスシミュレーション実行手段
41 補正値を求める辺
42 補正値算出点
43 プロセスシミュレーション半径
44 2次元補正値算出点
45 1次元補正値算出点
46、47a、47b、47c、47d 計算中心点
48a、48b、48c、48d、51a、51b、51c、51d 矩形領域49 第2計算中心点
49a 第2矩形領域
52 マージン
53 第2領域半径
54 第1領域半径
55 第2計算中心点
61a、61b、61c、61d、61e、61f、61g、61h、61i、61j、67a、67b、67c、67d、67e、67h、67j、67h、67i、67j、67k、67l、67m、67n、67o、67p、67q、67r、68 第1計算中心点
62a、62b、62c、62d、62e、62f、66a、66b、66c、72 第2計算中心点
69 X軸方向並びの周期性
70 Y軸方向並びの周期性
71 再構成アレイ
73 アレイ領域に含まれない図形
100 マスクデータ作成装置
200 マスクデータ作成装置

Claims (6)

  1. 設計パターンから補正対象線分を抽出し、抽出した前記補正対象線分を補正に適した長さに分割する分割手段と、
    各分割辺より補正値算出点を算出する補正値算出手段と、
    前記補正値算出点及び補正対象となる図形形状を基に、互いに位置の異なる複数の第1計算中心点を設定する第1計算中心点算出手段と、
    前記複数の第1計算中心点のそれぞれを中心とした複数の第1シミュレーション領域を作成し、互いに中心位置の異なる前記複数の第1シミュレーション領域の重なりによって発生する複数の矩形パターンをそれぞれ複数の第1矩形領域として得る第1矩形領域作成手段と、
    前記複数の第1矩形領域において、前記複数の第1シミュレーション領域の重なり数の多い順に1つの第1矩形領域を第2矩形領域と定義し、前記第2矩形領域を基に、第2計算中心点を算出する第2計算中心点算出手段と、
    前記第2計算中心点を基に第2シミュレーション領域を得る第2シミュレーション領域作成手段と、
    前記第2シミュレーション領域においてプロセスシュミレーションを用いて各補正値算出点における補正値を算出するプロセスシミュレーション実行手段と、
    前記補正値を用いて、各辺に対し図形処理を行い補正図形を作成する補正図形作成手段
    とを含むことを特徴とするマスクデータ作成装置。
  2. 前記第2シミュレーション領域作成手段は、
    光近接効果の及ぶ範囲を決定する光近接効果範囲決定手段と、
    演算装置の能力及び設計パターンの規模に応じて、プロセスシュミレーションを行う第2シミュレーション領域を作成する為の第2領域半径を決定する第2領域半径決定手段と、
    前記光近接効果の及ぶ範囲及び前記第2シミュレーション領域を基に、前記第1計算中心点を2つ以上含む領域を作成する為の第1領域半径を決定する第1領域半径決定手段
    とを備えることを特徴とする請求項1に記載のマスクデータ作成装置。
  3. 第1の方向の前記補正対象図形の周期性を調査し、周期性を有して配置された前記補正対象図形1次元アレイとして抽出する1次元アレイ抽出手段と
    前記第1の方向と2次元空間を成す第2の方向の前記補正対象図形の周期性を調査し、前記第2の方向に周期性を有して配置された前記1次元アレイを2次元アレイとして抽出する2次元アレイ抽出手段と、
    前記2次元アレイを構成する単位であるアレイ種セルの大きさが、前記第1シミュレーション領域及び前記第2シミュレーション領域の大きさより小さい場合、前記アレイ種セルを第3矩形領域として定義する第3矩形領域作成手段と、
    前記第3矩形領域を基に、アレイ第2計算中心点を算出するアレイ第2計算中心点算出手段と、
    前記アレイ第2計算中心点を中心とする複数のアレイシミュレーション領域において、プロセスシミュレーションを用いて各補正値算出点の補正値を算出するアレイプロセスシミュレーション実行手段
    とを更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のマスクデータ作成装置。
  4. 設計パターンから補正対象線分を抽出し、抽出した前記補正対象線分を補正に適した長さに分割するステップと、
    各分割辺より補正値算出点を算出するステップと、
    前記補正値算出点及び補正対象となる図形形状を基に、互いに位置の異なる複数の第1計算中心点を設定するステップと、
    前記複数の第1計算中心点のそれぞれを中心とした複数の第1シミュレーション領域を作成し、互いに中心位置の異なる前記複数の第1シミュレーション領域の重なりによって 発生する複数の矩形パターンをそれぞれ複数の第1矩形領域として得るステップと、
    前記複数の第1矩形領域において、前記複数の第1シミュレーション領域の重なり数の多い順に1つの第1矩形領域を第2矩形領域と定義し、前記第2矩形領域を基に、第2計算中心点を算出するステップと、
    前記第2計算中心点を基に第2シミュレーション領域を得るステップと、
    前記第2シミュレーション領域においてプロセスシュミレーションを用いて各補正値算出点における補正値を算出するステップと、
    前記補正値を用いて、各辺に対し図形処理を行い補正図形を作成するステップ
    とを含むことを特徴とするマスクデータ作成方法。
  5. 前記第2シミュレーション領域を作成するステップは、
    光近接効果の及ぶ範囲を決定するステップと、
    演算装置の能力及び設計パターンの規模に応じて、プロセスシュミレーションを行う第2シミュレーション領域を作成する為の第2領域半径を決定するステップと、
    前記光近接効果の及ぶ範囲及び前記第2シミュレーション領域を基に、前記第1計算中心点を2つ以上含む領域を作成する第1領域半径を決定するステップ
    とを備えることを特徴とする請求項4に記載のマスクデータ作成方法。
  6. 第1の方向の前記補正対象図形の周期性を調査し、周期性を有して配置された前記補正対象図形を第1の1次元アレイとして抽出するステップと、
    前記第1の方向と2次元空間を成す第2の方向の前記補正対象図形の周期性を調査し、前記第2の方向に周期性を有して配置された前記1次元アレイを2次元アレイとして抽出するステップと、
    前記2次元アレイを構成する単位であるアレイ種セルの大きさが、前記第1シミュレーション領域及び前記第2シミュレーション領域の大きさより小さい場合、前記アレイ種セルを第3矩形領域として定義するステップと、
    前記第3矩形領域を基に、アレイ第2計算中心点を算出するステップと、
    前記アレイ第2計算中心点を中心とする複数のアレイシミュレーション領域において、プロセスシミュレーションを用いて各補正値算出点の補正値を算出するステップ
    とを更に備えることを特徴とする請求項4又は5に記載のマスクデータ作成方法。
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