JP3864962B2 - 後処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成された用紙の後処理を行う後処理装置及び後処理装置を備えた画像形成装置に関し、特に、中折り処理した用紙を積載後排出する後処理装置に関する。
従来、画像記録後の用紙に折り処理、或いは、綴じ処理を行う機能を有する後処理装置、及び、当該後処理装置を備えた画像形成装置が開発され、折り処理、或いは、綴じ処理された用紙束を閉じた状態で排出する技術が開示されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
特許文献1における用紙束排出の構成は、中折り(2つ折り)処理された用紙の谷側折り目部が用紙支持体の先端部に当接し積載され、積載された用紙枚数が所定枚数に達したとき、前記用紙支持体が移動して上方に配設したローラ対に用紙束を受け渡し排出するものである。前記ローラ対は逆転することにより、紙折り部にて中折り処理された用紙を前記用紙支持体に積載する機能も兼ねており、装置の小型化、簡略化が可能となっている。
特許文献2においては、多数枚の用紙から成る分厚い用紙束を中折り処理する際に、中綴じ処理された前記用紙束の搬送方向中央部を、中折り板部材により押圧しつつ第1折りローラ対の挟持位置に押し込み折り目部を形成し、用紙搬送方向に直交する方向に移動可能な第2折りローラにより前記折り目部を加圧しながら走行して、前記折り目部を強化している。
また、生産速度を大幅にアップさせるために、丁合された用紙束を掴む1つ以上のクランプを走行させる無端チェーンを備えた製本機が知られている(例えば、特許文献3参照)。
特開2001−151406号公報 特開2003−182928号公報 特開平10−35135号公報
近年、後処理装置への顧客の要望レベルも高くなり、少数枚から多数枚に亘る用紙束に対する折り処理、或いは、綴じ止め処理が望まれている。しかしながら、多数枚の用紙束になると、特許文献1や特許文献2に記載された構成では、ローラ対で閉じた状態の用紙束を排出するために、ローラと当接する用紙束の外側の用紙に搬送力が付与され、用紙間の摩擦により伝達されるはずの搬送力が用紙束全体には十分に伝わらず、搬送不良やしわの発生という問題が起きやすい。同様に、特許文献3に記載された構成でも、クランプと当接した用紙束の外側の用紙にしわが発生しやすい。
また、用紙束をローラやクランプで挟持して用紙束を搬送する場合、多数枚の用紙束に搬送力を伝えられるようにローラ対やクランプの挟持圧を設定すると、少数枚の用紙束においては用紙束に十分な搬送力を伝えられず、用紙束が搬送途中で脱落したり、用紙束が傾くなどの搬送不良が発生する一方、少数枚から多数枚に亘る用紙束に対応して挟持圧を制御するためには挟持圧調整装置などが必要となり、装置が大掛かりなものとなる。
本発明は、上述のような問題点を解決し、多数枚の用紙束であっても、積載された用紙束を搬送するときに搬送不良やしわの発生のない、簡単な構成で信頼性の高い後処理装置及び後処理装置を備えた画像形成装置を提供することにある。
本発明の目的は、下記の構成により達成することが出来る。
(1)1枚又は複数枚の用紙を中折りする中折り手段と、前記中折り手段により中折りされた用紙の折り目を揃えて積載する逆V字形状をした積載手段と、回転駆動により用紙の折り目下面からすくい上げて、前記積載手段上に積載されている用紙を取り出す用紙取り出し手段と、前記用紙取り出し手段の回転中心より離れた位置に設けられたアームと、前記アームに係合する係合部を有し、直線運動することにより前記アームを駆動させるスライド部材と、前記スライド部材を駆動する駆動手段と、を有することを特徴とする後処理装置。
(2)前記駆動手段は、回転速度及び/又は回転量を制御可能なモータを有することを特徴とする前記(1)に記載の後処理装置。
(3)1枚又は複数枚の用紙を中折りする中折り手段と、前記中折り手段により中折りされた用紙の折り目を揃えて積載する逆V字形状をした積載手段と、回転駆動により用紙の折り目下面からすくい上げて、前記積載手段上に積載されている用紙を取り出す用紙取り出し手段と、前記積載手段に積載された用紙の先端部のうち、前記用紙取り出し手段の用紙取り出し方向とは反対側の先端部を押し出す押し出し手段と、を有することを特徴とする後処理装置。
(4)前記(1)から前記(3)のいずれか1項に記載の後処理装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
請求項1の発明によれば、簡単な構成により、中折りされた用紙を積載手段に積載し、用紙取り出し手段により用紙の折り目下面からすくい上げて、積載手段上に積載された用紙を取り出すことにより、一部の用紙に局部的な力が加わらないため、用紙に損傷を与えることなく取り出すことが出来る。
また、直線運動するスライド部材により、用紙取り出し手段の回転中心より離れた位置に設けられたアームを駆動させることにより、用紙取り出し手段を小さい力で回転させることが出来、その結果、用紙取り出し手段の負荷変動を少なくし、用紙取り出し手段が急激に動いて、用紙のすくいあげに失敗したり、放り投げたりすることを防止出来る。
請求項2の発明によれば、駆動手段が、回転速度及び/又は回転量を制御可能なモータを有しているため、積載枚数、紙サイズ、紙重量等の条件が変化しても、回転速度及び/又は回転量を変化させ、用紙取り出し手段の揺動速度及び/又は移動範囲を最適になるように制御することが可能になり、用紙取り出し動作を安定して行うことが出来る。
請求項3の発明によれば、積載手段に積載された用紙の先端部のうち、用紙取り出し手段の用紙取り出し方向とは反対側の先端部を押し出す押し出し手段を設けることにより、用紙折り目の下面と積載手段との間に隙間が形成されるため、用紙取り出し手段を用紙に接触することなく用紙の折り目方向に確実に挿入することができる。
また、前記間隙が形成されると、用紙取り出し手段の用紙取り出し時の負荷を低減させることが出来、結果として、負荷変動が少なくなり取り出し動作をなめらかに行うことが出来る。
請求項4の発明によれば、請求項1〜請求項3の何れか1項の発明の効果を有する後処理装置を備えることにより高機能の画像形成装置を提供することが出来る。
以下に本発明における後処理装置及び後処理装置を備えた画像形成装置の実施の形態の一例について図を参照しながら説明する。
図1は後処理装置を備えた画像形成装置の全体構成図である。
ここで、後処理装置を備えた画像形成装置とは、後処理装置を内蔵した構成、又は、図示のごとく外付けにより一体化した構成であって、かつ、画像形成装置から制御が可能な画像形成装置をいう。
なお、後処理装置は単独で使用することが出来る構成とすることも可能である。
Aは画像形成装置、DFは自動原稿送り装置、LTは大容量給紙装置、Bは後処理装置である。
画像形成装置Aは、画像読み取り部(画像入力装置)1、画像処理部2、画像書き込み部3、画像形成部4、給紙カセット5A、5B、5C、手差し給紙トレイ5D、第1給紙部6A、6B、6C、6D、6E、レジストローラ6F、定着装置7、排紙部8、自動両面コピー給紙部(ADU)8B等を備えている。
画像形成装置Aの上部には、自動原稿送り装置DFが搭載され、図の左側面には、後処理装置Bが一体的に連結されている。
自動原稿送り装置DFの原稿台の上に載置された原稿dは矢印方向に搬送され画像読み取り部1の光学系により原稿の片面又は両面の画像が、イメージセンサCCD1Aに読み込まれる。
イメージセンサCCD1Aにより光電変換されたアナログ信号は、画像処理部2において、アナログ処理,A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等が行われた後、画像書き込み部3に画像情報信号として送られる。
画像形成部4は、電子写真プロセスを用いて画像形成する部位であり、感光体ドラム4Aに対して帯電、露光、現像、転写、分離、クリーニング等の処理が行われる。前記露光処理の工程では前記画像情報信号に基づく半導体レーザ(不図示)の出力光が感光体ドラム4Aに照射され静電潜像が形成される。更に、前記現像処理の工程では、前記静電潜像に対応したトナー像が形成される。
給紙カセット5A〜5C、手差し給紙トレイ5D、大容量給紙装置LT、及び、それらに対応した第1給紙部6A〜6Eのうちいずれかが選択されると、用紙Sが、レジストローラ6Fに向けて搬送される。用紙Sはレジストローラ6Fにより感光体ドラム4Aのトナー像と同期が取られて、転写手段4Bに向けて搬送されトナー像が転写される。
トナー像を担持した用紙Sは定着装置7により定着され、排紙部8から後処理装置Bに送り込まれる。
両面画像形成の場合には、片面に画像形成された用紙Sは搬送路切り換え板8Aにより自動両面コピー給紙部8Bに送り込まれ、画像形成部4において反対側の面に画像形成が行われ、定着装置7により定着された後、排出部8から後処理装置Bに送り込まれる。
次に、後処理装置Bの概要について、図2、図3、図4、及び、図5を用いて説明する。
図2は本発明に係わる後処理装置の正面図、図3は右側面図、図4は左側面図、図5は後処理装置における用紙の流れの一部を示す模式図である。
各図において、矢印X、Y、Zは方向を表す直交座標軸であり、各座標の正方向をX方向、Y方向、Z方向と称し、負方向は逆X方向、逆Y方向、逆Z方向と称するものとする。
なお、紙面に直交し、表面方向に矢印が向いている場合を◎、紙面裏面方向に矢印が向いている場合を○で表す。
画像形成装置で画像形成された用紙Sは、後処理装置Bの入り口部で搬送路切り換え手段により、何も処理せずにそのまま排出する搬送路、或いは、中折り処理、及び、ステープル処理を行う搬送路のどちらかに搬送される。
中折り処理、及び、ステープル処理を行う搬送路に送り込まれた用紙Sは複数枚重ねられた状態で中折り処理手段により中折りされ、逆V字形状をした積載手段に積載されて、積載枚数が所定枚数に達した後ステープル処理が行われた後、本発明に係わる用紙取り出し手段により取り出されて小口断裁されて排出される。
先ず、搬送路R1に入った用紙Sの搬送経路について図2を用いて説明する。
搬送路切り換え手段G1により搬送路R1に送り込まれた用紙Sは、搬送ローラ203〜207に挟持されて搬送され、搬送路切り換え手段G2の上方の搬送路R3又は下方の搬送路R4のいずれかに搬送される。
上方の搬送路R3に搬送された用紙Sは、排紙ローラ208によって、後処理装置Bの上部に配置されたサブ排紙トレイ(トップトレイ)209に排紙される。
下方の搬送路R4に搬送された用紙Sは、搬送ローラ210〜213に挟持されて搬送され、排紙ローラ214によって他の後処理装置等に送り込まれる。
次に、搬送路R2に入った用紙Sの搬送について、図2、図3、図5を用いて説明する。
搬送路切り換え手段G1により搬送路R2に入った用紙Sは、逆Y方向に搬送され、所定位置(図に示す位置P1)に一時停止して収納される。
位置P1において、後続の少数枚の用紙Sが重ね合わされて収納される。
上記の収納枚数は本実施の形態では3枚であるが、収納枚数はこれに限定されることはなく適宜設定することが出来る。
位置P1に収容された3枚の用紙Sは重ね合わされた状態で、搬送ローラ215、216、案内板(不図示)等により、Z方向に搬送された後、X方向に偏向され、位置P2に一時停止する(搬送路R5)。
なお、以下の説明において、特に断りのない限りは、3枚(又は複数枚)の用紙Sの替わりに単に用紙Sということとする。
位置P2に一時停止した用紙Sは所定のタイミングで搬送ローラ217、218、案内板等によりY方向に搬送された後逆Z方向に偏向される(搬送路R6)。
逆Z方向に偏向された用紙Sは搬送整合ベルト220により中折り手段230に送られる。
ここで、中折り手段230について図3を用いて説明する。
本実施の形態においては、用紙Sの長辺方向が搬送整合ベルト220の搬送方向と一致するように構成されている。
中折り手段230は、整合部材232、中折りローラ234、235、中折りナイフ236等から構成されている。
整合板232は中折りローラ234と235との当接点から用紙Sの長辺方向の長さの半分の長さの位置に配設されている。
逆Z方向に搬送された用紙Sは、搬送整合ベルト220に設けられた整合爪221により押されて後述する中折り用紙搬送手段250を構成するガイド板251上を搬送され、用紙Sの先端部が整合部材232に突き当たる位置で停止する。
続いて、搬送整合ベルト220の正逆回転により整合爪221が後退前進動作を行い、用紙S(3枚)の後端が押圧され搬送方向の幅が揃えられる。
上述した揃え動作完了後、中折りローラ234、235の当接点下方に設けられた中折りナイフ236がガイド板251上の用紙Sの長辺方向中央部を押し上げ、図に示す矢印方向に回転する中折りローラ234、235に用紙Sを食い込ませる。
食い込んだ用紙Sは中折りローラ234、235により長辺方向中央部に折り目が付けられた後、中折りローラ234、235の逆方向の回転によりガイド板251上に戻され、後述する中折り用紙搬送手段250によりX方向に搬送される。
用紙サイズが変更された場合には、不図示の制御手段により整合板232の位置、搬送整合ベルト220の動作等が用紙サイズに応じて変更されるように構成されている。
なお、ローラ237、折りナイフ238等を用いて用紙Sに対してZ折り(3つ折り)を行うことも可能である。
図2、図5に戻って、長辺方向中央部に折り目が付けられた用紙Sは中折り用紙搬送手段250の搬送ベルトに設けられた搬送爪252、及び、図示しない案内板等によりX方向に搬送され、積載手段310に積載される(搬送路R7)。
次に、積載手段310、用紙綴じ手段を構成する打針手段350及び受針手段370について図4を用いて説明する。
積載手段310は、逆V字形状をした折り目支持部材311と、辺縁支持部材312とからなり、折り目支持部材311は、折り目が付けられた用紙Sの谷側面(下面)の折り目a近傍を支持し、辺縁支持部材312は、折り目が付けられた用紙Sの谷側面の辺縁部を支持する。
ここで、折り目が付けられた用紙Sの谷側面とは、用紙に折り目に沿って折り曲げた時に、内側で互いに対向する用紙面のことをいい、外側の用紙面を山側面という。
積載手段310の上方には、上下方向に移動可能な押さえ手段330、及び、固定の打針手段350が配置されている。
積載された用紙Sの折り目aの下方には、受針手段370が上下方向に移動可能に配設されている。
用紙綴じ手段である打針手段350及び受針手段370は、用紙折り目方向にみて中央振り分け2箇所に配置されている。
上記構成により、積載手段310に積載された用紙Sが所定枚数に達すると、押さえ手段330が下降し用紙Sを押さえた状態で、受針手段370が上昇し、打針手段350によりステープル針が用紙Sの折り目部の2箇所に打針される。
なお、以降の説明において、本来は、複数枚の用紙Sを綴じたものを用紙束として区別すべきであるが、簡略化してそのまま用紙Sということとする。
用紙Sは、打針(中綴じ)処理が完了すると、本発明に係わる用紙取り出し手段400及び用紙の取り出しを補助する押し出し手段410により取り出され、断裁手段700にて小口(折り目の反対側の自由端部)が断裁される。
用紙取り出し手段400及び押し出し手段450の詳細は後述するものとし、ここでは、取り出された用紙Sの小口処理までの構成について、図4を用いて概略説明する。
用紙取り出し手段400により取り出された用紙Sは、搬送ベルト500上に山側面で支持されるように載置され、さらに搬送ベルト500に設置されたグリップ501で挟持される。
グリップ501で挟持された状態で、用紙Sは搬送ベルト500の回動により斜め下方に搬送され、グリップ501から開放された後、回動する搬送ベルト600に受け渡される。用紙Sが受け渡された後、搬送ベルト600は水平状態になり、用紙Sを断裁手段700側に搬送する。
搬送ベルト600上の所定位置に停止した用紙Sは、その小口が不揃いになっているため、断裁手段(トリマー)700により断裁され、小口が揃えられる。
断裁処理が終了すると、用紙Sは逆回転する搬送ベルト600により逆方向に搬送され、搬送ベルト600の先端部から矢示方向に落下する。落下した用紙Sは、回動する搬送ベルト800により搬送され、後処理装置Bの前面外側に配置された排紙トレイ900に排出される。
次に、本発明に係わる、用紙取り出し手段400及び用紙の取り出しを補助する押し出し手段450、及び、これらに関連する手段、部材等について説明する。
先ず、用紙取り出し手段400、及び、用紙取り出し手段400を用紙Sの折り目方向に移動(抜き差し)する抜き差し手段410について、図6、図7を用いて説明する。
図6は図4の用紙取り出し手段400及び抜き差し手段410の詳細正面図、図7は図6の矢印C方向からみた平面図であり、用紙取り出し手段400が受け渡し位置にある状態を示している。
用紙取り出し手段(取り出し手段ともいう)400は、支持部401及び長手部402からなる略L字形状をした一対の棒状部材403から構成されている。
取り出し手段400の支持部401は、折り目に略平行で、かつ、折り目方向に所定の長さを有するように形成されている。
長手部402の支持部401と反対側の端部は、後述する抜き差し手段410の揺動軸411に固定され、揺動軸411は揺動自在に軸支されている。
404は、長手部402上の中心Kより離れた位置に設けられたアームであり、図7に示すように、互いに反対方向(外側方向)に向くように配設されている。
取り出し手段400は、揺動軸411の中心Kを回転中心として、後述するスライド部材430を駆動する駆動手段440により、当該スライド部材430と係合しているアーム404を介して揺動され、用紙Sの谷側の折り目a近傍(以降、取り出し位置という)と、用紙Sを受け取りコンベア500に受け渡す位置(以降、受け渡し位置という)との間を往復する。
次に、抜き差し手段410の詳細について説明する。
前述した揺動軸411は、コの字形状をした揺動軸支持部材412に回転自在に支持されている。
413は揺動軸支持部材412にネジ等により固定されたスライドブロックで、2本のスライドブロック支持軸414、415に、図7の矢印L方向にスライド自在に支持されている。
416、417は連結部材で、スライドブロック413及びタイミングベルトからなる抜き差しベルト418を連結している。
抜き差しベルト418は、スライドブロック支持軸414、415に平行に設けられた2つのプーリ419、420に張架されている。
プーリ419には、正逆回転可能な抜き差しモータ421より駆動が伝えられる。
図6に示すように、前述の連結部材416は抜き差しベルト418の上側を走るベルト部分、連結部材417は下側を走るベルト部分に結合されている。
このような構成により、一対の棒状部材403は同時に互いの間隔を縮めたり、広げたりすることができる。
次に、スライド部材430及び駆動手段440の詳細について、図8、図9を用いて説明する。
図8は図7に示すスライド部材430及び駆動手段440の正面図、図9は図8の平面図である。
なお、スライド部材430及び駆動手段440は図7に示すように、一対のアーム404を作動させるために2箇所設けられているが構成は同じであるので、図8、図9に示す片側(図7の下側)のみ説明を行う。
図8に示すように、スライド部材430は、当該スライド部材430上に形成された上下方向の長孔431を介して取り出し手段400のアーム404と係合している。
スライド部材430は、スライド部材支持軸441、442にスライド自在に支持され、図8の矢印M方向(水平方向)に往復直線運動を行う。
443は結合部材で、スライド部材430とタイミングベルトからなる駆動ベルト444を結合している。
駆動ベルト444は、スライド部材支持軸441、442とに平行になるように2つのプーリ445、446に張架されている。
プーリ445は、歯車447、448を介してアーム駆動モータ449より駆動が伝達される。
アーム駆動モータ449は、パルスモータからなり、回転速度及び回転量が制御可能であり、取り出し手段400の揺動速度及び揺動範囲を最適な条件に選定することが出来る。
アーム駆動モータ449は、回転速度及び/又は回転量を制御可能なものであればよく、パルスモータ以外にも、例えば、サーボモータ等でも良い。
上記構成により、駆動手段440によりスライド部材430が往復直線運動を行い、スライド部材430に係合したアーム404が押されて取り出し手段400が回転中心Kを中心に、前記取り出し位置と前記受け渡し位置との間を揺動(回転)運動する。
以上説明したように、抜き差し手段410、スライド部材430及び駆動手段440の作用により、取り出し手段400は以下の4箇所を移動可能である(図6、図7参照)。
・T1(取り出し待機位置);取り出し手段400が前記取り出し位置にあり、かつ、取り出し手段400の支持部402の先端が図7の上下方向にみた用紙Sの端部から離間している状態。
・T2(取り出し開始位置);取り出し手段400が前記取り出し位置にあり、かつ、取り出し手段400の支持部402が用紙Sの谷側の折り目a近傍に挿入され、用紙Sを支持可能な状態。
・T3(取り出し終了位置);取り出し手段400が前記受け渡し位置にあり、かつ、取り出し手段400の支持部402が用紙Sを支持している状態。
・T4(取り出し退避位置);取り出し手段400が前記受け渡し位置にあり、かつ、取り出し手段400の支持部402が用紙Sから離間している状態。
次に、押し出し手段450について、図10、図11を用いて説明する。
図10は図4における押し出し手段450の詳細図、図11は図10の押し出し手段450を矢印D方向から見た図である。
押し出し手段450は、積載手段310に積載された用紙Sの先端部のうち、取り出し手段400の用紙取り出し方向とは反対側の用紙先端部を辺縁支持部材312に沿って、斜め上方に押し出す機能を有する。
451は押し出し部材で、押し出しスライド部材452に固定されており、図10に示すように、一端は積載手段310の辺縁支持部材312の用紙Sと接触する面よりも内側に入り込んでいる。
313は、押し出し部材451との干渉を避けるために、辺縁支持部材312に形成された切り欠き孔である。
押し出しスライド部材452は、図11に示すように、積載手段310に積載される用紙Sの最大長さ(用紙最大幅)Wよりも外側で、辺縁支持部材312に平行に設けた2つの押し出しスライド軸454、455にスライド自在に支持されている。
456、457は固定部材であり、押し出しスライド部材452とタイミングベルトからなる押し出しベルト458、459とを連結している。
押し出しベルト458はプーリ460、461に、押し出しベルト459はプーリ462、463にそれぞれ張架されている。
プーリ460は、歯車464、465を介して、正逆回転が可能な押し出しモータ466から回転が伝達される。
プーリ460の回転は回転伝達軸467によりプーリ462に伝えられ、押し出しベルト458、459は同一周速で回転するように構成されている。
上記構成により、押し出し部材451は、図10に示すように、押し出し待機位置V1と押し出し完了位置V2との間を移動する。
次に、上述した、取り出し手段400、抜き差し手段410、スライド部材430、駆動手段440、及び、押し出し手段450による用紙の取り出し動作について、図6〜図11を用いて説明する。
前述したように用紙Sの2箇所の折り目部に打針(中綴じ)が完了すると、押し出しモータ466が回転を開始し、押し出し部材451が、積載手段310に積載された用紙Sの先端部を押しながら、押し出し待機位置V1から押し出し完了位置V2にスライドする。この結果、図10に示すように、用紙Sの折り目aと積載手段310との間に隙間Uが形成される。
押し出し手段450が押し出し完了位置V2に到達すると、抜き差しモータ421が回転し、取り出し待機位置T1に待機していた取り出し手段400が、取り出し開始位置T2に移動する。
取り出し手段400が取り出し開始位置T2に移動すると、アーム駆動モータ449が回転し、取り出し手段400は用紙Sをすくいあげながら取り出し終了位置T3に移動し、用紙Sは、グリップ501(図4参照)によりコンベアー500上面に保持される。
取り出し手段400が取り出し完了位置T3に移動すると、押し出し部材451は、押し出し完了位置V2から押し出し待機位置V1に戻る。
グリップ501による用紙Sの押さえが完了すると、抜き差しモータ421が逆回転し、取り出し手段400が取り出し退避位置T4に退避し、退避後、取り出し手段400は、初期位置である取り出し待機位置T1に移動し、次の用紙取り出しに備える。
コンベアー500上に受け渡された用紙Sは、前述したように、下流側に搬送され断裁手段700(図4参照)により小口が断裁され機外に排出される。
上述した動作は、後処理装置又は画像形成装置の制御手段(不図示)により実行されるように構成されている。
なお、用紙サイズが変更された場合には、抜き差し手段410では、抜き差しモータ421が回転して、取り出し手段400の図7におけるL方向の待機位置、待機位置からの移動量を変更し、押し出し手段450では、押し出しモータ466が回転して、押し出し部材451のスライド方向の待機位置、待機位置からの移動量を変更して各用紙サイズに対応するように前記制御手段により制御される。
以上述べたように、中折りされた用紙を積載手段に積載し、用紙取り出し手段により用紙の折り目下面からすくい上げて用紙を取り出すことにより、一部の用紙に局部的な力が加わらないため、用紙束に損傷を与えることなく取り出すことが出来る。
また、直線運動するスライド部材により、用紙取り出し手段の回転中心より離れた位置に設けられたアームを駆動させることにより、用紙取り出し手段を小さい力で回転駆動させることが出来、その結果、用紙取り出し手段の負荷変動を少なくし、用紙取り出し手段が急激に動いて、用紙のすくい上げに失敗したり、放り投げたりすることを防止出来る。
更に、押し出し手段により用紙の先端部を押し出すことにより、用紙折り目の下面と積載手段との間に隙間が形成されるため、用紙取り出し手段を用紙に接触することなく用紙の折り目方向に確実に挿入することができる。
また、前記間隙が形成されると、用紙取り出し手段の用紙取り出し時の負荷を低減させることが出来、結果として、負荷変動が少なくなり取り出し動作をなめらかに行うことが出来る。
加えて、駆動手段が回転速度及び/又は回転量を制御可能なモータを有しているため、積載枚数、紙サイズ、紙重量等の条件が変化しても、回転速度及び/又は回転量を変化させ、用紙取り出し手段の揺動速度及び/又は移動範囲を、最適になるように制御することが可能になり、用紙取り出し動作を安定して行うことが出来る。
なお、本実施の形態では、用紙に中綴じ処理を行ったが、中折りされた用紙を積載手段に積載後、中綴じ処理せずに用紙取り出し手段により取り出すようにしても良い。
後処理装置を備えた画像形成装置の全体構成図。 後処理装置の正面図。 後処理装置の右側面図。 後処理装置の左側面図。 後処理装置における用紙の流れの一部を示す模式図。 図4の用紙取り出し手段400及び抜き差し手段410の詳細正面図。 図6の矢印C方向からみた平面図。 図7におけるスライド部材430及び駆動手段440の正面図。 図8のスライド部材430及び駆動手段440の平面図。 図4における押し出し手段450の詳細図。 図10の押し出し手段450を矢印D方向から見た図。
符号の説明
A 画像形成装置
B 後処理装置
K 回転中心
230 中折り手段
310 積載手段
311 折り目支持部材
312 辺縁支持部材
330 押さえ手段
350 打針手段
370 受針手段
400 用紙取り出し手段
401 支持部
402 長手部
403 棒状部材
404 アーム
410 抜き差し手段
411 揺動軸
418 抜き差しベルト
421 抜き差しモータ
430 スライド部材
431 係合部
440 駆動手段
441、442 スライド部材支持軸
444 駆動ベルト
449 アーム駆動モータ
450 押し出し手段
451 押し出し部材
454、455 押し出しスライド軸
458、459 押し出しベルト
466 押し出しモータ

Claims (4)

  1. 1枚又は複数枚の用紙を中折りする中折り手段と、
    前記中折り手段により中折りされた用紙の折り目を揃えて積載する逆V字形状をした積載手段と、
    回転駆動により用紙の折り目下面からすくい上げて、前記積載手段上に積載されている用紙を取り出す用紙取り出し手段と、
    前記用紙取り出し手段の回転中心より離れた位置に設けられたアームと、
    前記アームに係合する係合部を有し、直線運動することにより前記アームを駆動させるスライド部材と、
    前記スライド部材を駆動する駆動手段と、
    を有することを特徴とする後処理装置。
  2. 前記駆動手段は、回転速度及び/又は回転量を制御可能なモータを有することを特徴とする請求項1に記載の後処理装置。
  3. 1枚又は複数枚の用紙を中折りする中折り手段と、
    前記中折り手段により中折りされた用紙の折り目を揃えて積載する逆V字形状をした積載手段と、
    回転駆動により用紙の折り目下面からすくい上げて、前記積載手段上に積載されている用紙を取り出す用紙取り出し手段と、
    前記積載手段に積載された用紙の先端部のうち、前記用紙取り出し手段の用紙取り出し方向とは反対側の先端部を押し出す押し出し手段と、
    を有することを特徴とする後処理装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の後処理装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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