JP4150859B2 - 用紙断裁装置、用紙後処理装置及び画像形成システム - Google Patents

用紙断裁装置、用紙後処理装置及び画像形成システム Download PDF

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Description

本発明は複数枚の用紙を断裁する用紙断裁装置、用紙断裁装置を有する用紙後処理装置及び用紙断裁装置を有する画像形成システムに関する。
電子写真方式の画像形成装置のように高速の画像形成装置には、各種の後処理を行う用紙後処理装置が接続され、画像形成した用紙に対して、穿孔処理、綴じ処理、折り処理等の各種の後処理を1台の装置内で行うことを可能にした多機能な画像形成システムが普及している。
各種の後処理装置には、複数枚の用紙の束の端縁を揃える用紙断裁装置があり、例えば、特許文献1では、中折り処理、中綴じ処理された用紙の小口を断裁する断裁装置を備えた画像形成システムが開示されている。特許文献1に記載された用紙断裁装置は、ギロチン式と称されるもので、断裁刃を紙面に直角な方向から押し当てて断裁するものである。
特許文献2には、断裁刃を紙面に対して斜め方向から押し当てて断裁する用紙断裁装置が開示されている。
特開2003−228205号公報 特開2003−191196号公報
特許文献1に記載されたギロチン式の断裁装置は、断裁刃の駆動に大きな力が必要であり、しかも、駆動手段のパワーを使用範囲の最高値に設定する必要があるために、大電力のモータが必要になるなど、装置が大きくなるとともに、消費電力が大きくなるという問題がある。特に、画像形成システムを構成する後処理装置に断裁装置を組み込むことが困難になる。
特許文献2の断裁装置では、用紙を支持する台が断裁刃を受ける刃受け部材としても機能するが、多数回の断裁動作により、台が断裁刃により、切除されて刻み溝が形成され、該刻み溝が原因で、切り残しが出たり、断裁面が不均一になる等の問題がある。
本発明は従来の用紙断裁装置におけるこのような問題を解決することを目的とし、特に、画像形成システムの一部として用いるのに好適な用紙断裁装置、かかる用紙断裁装置を備えた用紙後処理装置及び画像形成システムを提供することを目的とする。
前記目的は下記の発明のいずれかにより達成される。
(請求項1)
断裁位置に略水平に載置された用紙を断裁する断裁刃と、
前記用紙の下面側から前記断裁刃を接触させるとともに、当該断裁刃を少なくとも前記用紙の紙面に沿った第1方向に移動させて前記用紙を断裁する刃駆動機構と、
前記断裁位置において前記用紙の上面に位置して前記断裁刃を受ける板状の刃受け部材と、
前記第1方向と交叉する第2方向に前記刃受け部材を変位させる受け部材駆動機構と、を有することを特徴とする用紙断裁装置。
(請求項2)
前記受け部材駆動機構は、前記刃受け部材を、前記第2方向のうちの一方向にのみ変位させることを特徴とする請求項1に記載の用紙断裁装置。
(請求項3)
前記断裁位置で用紙を押さえる作動位置と退避位置との間を移動する用紙押さえ部材を有し、前記刃受け部材は前記受け部材駆動機構により、前記用紙押さえ部材に対して変位可能に設けられたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の用紙断裁装置。
(請求項4)
前記用紙押さえ部材を前記作動位置と前記退避位置とに移動させる押さえ部材駆動機構を有することを特徴とする請求項3に記載の用紙断裁装置。
(請求項5)
前記用紙押さえ部材の下端部に、前記刃受け部材が設けられていることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の用紙断裁装置。
(請求項
所定回数の断裁作動毎に前記受け部材駆動機構を作動させ、前記刃受け部材を変位させる制御手段を有することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の用紙断裁装置。
(請求項
用紙を折り畳む折り手段と、請求項1〜のいずれか1項に記載の用紙断裁装置を有することを特徴とする用紙後処理装置。
請求項8
用紙に画像を形成する画像形成装置と、請求項1〜のいずれか1項に記載の用紙断裁装置を有することを特徴とする画像形成システム。
請求項1〜のいずれかに記載の発明により、小電力で駆動可能、且つ、小型であり、しかも枚数の多少にかかわらず、処理仕上がりのよい断裁処理が可能な用紙断裁装置が実現される。また、用紙を支持する刃受け部材が未使用部に変位されつつ断裁が行われるので、断裁刃により刃受け部材に形成される刻み溝が常に許容範囲内の深さに抑えられ、切り残し、断裁面の不揃い等の断裁不良が防止される。
請求項2の発明により、刃受け部材が未使用部に更新されつつ断裁が行われる。よって、より断裁不良を防止できる。
請求項の発明により、刃受け部材の未使用部に自動的に更新されるので、長期間にわたって良好な断裁性能が安定して維持される。
請求項の発明により、少数枚から多数枚までの様々な厚さの冊子を作成することができる小型の用紙後処理装置が実現される。
請求項の発明により、少数枚から多数枚までの様々な厚さの冊子を作成することができる小型の画像形成システムが実現される。
以下に、本発明の実施の形態を図を参照しながら説明する。
図1は本発明の要旨断裁装置及び用紙後処理装置を有する画像形成システムの全体構成図である。
Aは画像形成装置、DFは自動原稿送り装置、LTは大容量給紙装置、Bは後処理装置である。
画像形成装置Aは、画像読み取り部(画像入力装置)1、画像処理部2、画像書き込み部3、画像形成部4、給紙カセット5A、5B、5C、手差し給紙トレイ5D、第1給紙部6A、6B、6C、6D、6E、レジストローラ6F、定着装置7、排紙部8、自動両面コピー給紙部(ADU)8B等を備えている。
画像形成装置Aの上部には、自動原稿送り装置DFが搭載され、図の左側面には、後処理装置Bが一体的に連結されている。
自動原稿送り装置DFの原稿台の上に載置された原稿dは矢印方向に搬送され画像読み取り部1の光学系により原稿の片面又は両面の画像が、イメージセンサCCD1Aに読み込まれる。
イメージセンサCCD1Aにより光電変換されたアナログ信号は、画像処理部2において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等が行われた後、画像書き込み部3に画像情報信号として送られる。
画像形成部4は、電子写真プロセスを用いて画像形成する部位であり、感光体ドラム4Aに対して帯電、露光、現像、転写、分離、クリーニング等の処理が行われる。前記露光処理の工程では前記画像情報信号に基づく半導体レーザ(不図示)の出力光が感光体ドラム4Aに照射され静電潜像が形成される。更に、前記現像処理の工程では、前記静電潜像に対応したトナー像が形成される。
給紙カセット5A〜5C、手差し給紙トレイ5D、大容量給紙装置LT、及び、それらに対応した第1給紙部6A〜6Eのうちいずれかが選択されると、用紙Sが、レジストローラ6Fに向けて搬送される。用紙Sはレジストローラ6Fにより感光体ドラム4Aのトナー像と同期が取られて、転写手段4Bに向けて搬送されトナー像が転写される。
トナー像を担持した用紙Sは定着装置7により定着され、排紙部8から後処理装置Bに送り込まれる。
両面画像形成の場合には、片面に画像形成された用紙Sは搬送路切り換え板8Aにより自動両面コピー給紙部8Bに送り込まれ、画像形成部4において反対側の面に画像形成が行われ、定着装置7により定着された後、排出部8から後処理装置Bに送り込まれる。
次に、後処理装置Bの概要について、図2、図3、図4、及び、図5を用いて説明する。
図2は本発明の実施の形態に係る後処理装置の正面図、図3は右側面図、図4は左側面図、図5は後処理装置における用紙の流れの一部を示す模式図である。
各図において、矢印X、Y、Zは方向を表す直交座標軸であり、各座標の正方向をX方向、Y方向、Z方向と称し、負方向は逆X方向、逆Y方向、逆Z方向と称するものとする。
なお、紙面に直交し、表面方向に矢印が向いている場合を◎、紙面裏面方向に矢印が向いている場合を○で表す。
画像形成装置で画像形成された用紙Sは、後処理装置Bの入り口部で搬送路切り換え手段により、何も処理せずにそのまま排出する搬送路、或いは、中折り処理、及び、中綴じ処理を行う搬送路のどちらかに搬送される。
中折り処理、及び、中綴じ処理を行う搬送路に送り込まれた用紙Sは複数枚重ねられた状態で中折りされ、逆V字形状をした積載手段に積載されて、積載枚数が所定枚数に達した後中綴じ処理が行われた後、用紙取り出し手段により取り出されて、本発明に係わる断裁装置により小口断裁された後排出される。
先ず、図2を用いて、搬送路R1に入った用紙Sの搬送経路について説明する。
搬送路切り換え手段GD1により搬送路R1に送り込まれた用紙Sは、搬送ローラ203〜207に挟持されて搬送され、搬送路切り換え手段GD2の上方の搬送路R3又は下方の搬送路R4のいずれかに搬送される。
上方の搬送路R3に搬送された用紙Sは、排紙ローラ208によって、後処理装置Bの上部に配置されたサブ排紙トレイ(トップトレイ)209に排紙される。
下方の搬送路R4に搬送された用紙Sは、搬送ローラ210〜213に挟持されて搬送され、排紙ローラ214によって他の後処理装置等に送り込まれる。
次に、図2、図5を用いて、搬送路R2に入った用紙Sの搬送について説明する。
搬送路切り換え手段GD1により搬送路R2に入った用紙Sは、逆Y方向に搬送され、所定位置(図に示す位置P1)に一時停止して収納される。
位置P1において、後続の少数枚の用紙Sが重ね合わされて収納される。
上記の収納枚数は本実施の形態では3枚であるが、収納枚数はこれに限定されることはなく適宜設定することが出来る。
位置P1に収容された3枚の用紙Sは重ね合わされた状態で、搬送ローラ215、216、案内板(不図示)等により、Z方向に搬送された後、X方向に偏向され、位置P2に一時停止する(搬送路R5)。
なお、以下の説明において、特に断りのない限り、複数枚の用紙が重なったものを用紙束SSという。
位置P2に一時停止した用紙束SSは所定のタイミングで搬送ローラ217、218、案内板等によりY方向に搬送された後逆Z方向に偏向される(搬送路R6)。
逆Z方向に偏向された用紙束SSは搬送整合ベルト220により、用紙を折り畳む折り手段の一例である中折り手段230に送られる。
ここで、中折り手段230について図3を用いて説明する。
本実施の形態においては、用紙束SSの長辺方向が搬送整合ベルト220の搬送方向と一致するように構成されている。
中折り手段230は、整合部材232、中折りローラ234、235、中折りナイフ236等から構成されている。
整合板232は中折りローラ234と235との当接点から用紙束SSの長辺方向の長さの半分の長さの位置に配設されている。
逆Z方向に搬送された用紙束SSは、搬送整合ベルト220に設けられた整合爪221により押されて後述する中折り用紙搬送手段250を構成するガイド板251上を搬送され、用紙束SSの先端部が整合部材232に突き当たる位置で停止する。
続いて、搬送整合ベルト220の正逆回転により整合爪221が後退前進動作を行い、用紙束SS(3枚)の後端が押圧され搬送方向の幅が揃えられる。
上述した揃え動作完了後、中折りローラ234、235の当接点下方に設けられた中折りナイフ236がガイド板251上の用紙束SSの長辺方向中央部を押し上げ、図に示す矢印方向に回転する中折りローラ234、235に用紙束SSを食い込ませる。
食い込んだ用紙束SSは中折りローラ234、235により長辺方向中央部に折り目が付けられた後、中折りローラ234、235の逆方向の回転によりガイド板251上に戻され、後述する中折り用紙搬送手段250によりX方向に搬送される。
用紙サイズが変更された場合には、不図示の制御手段により整合板232の位置、搬送整合ベルト220の動作等が用紙サイズに応じて変更されるように構成されている。
なお、ローラ237、折りナイフ238等を用いて用紙束SSに対してZ折り(3つ折り)を行うことも可能である。
図2、図5に戻って、長辺方向中央部に折り目が付けられた用紙束SSは中折り用紙搬送手段250の搬送ベルトに設けられた搬送爪252、及び、図示しない案内板等によりX方向に搬送され、積載手段310に積載される(搬送路R7)。
次に、積載手段310、中綴じ手段を構成する打針手段350及び受針手段370について図4を用いて説明する。
積載手段310は、逆V字形状をした折り目支持部材311と、同じく逆V字形状をした辺縁支持部材312とからなり、折り目支持部材311は、折り目が付けられた用紙束SSの谷側面(下面)の折り目a近傍を支持し、辺縁支持部材312は、折り目が付けられた用紙束SSの谷側面の辺縁部を支持する。
ここで、折り目が付けられた用紙束SSの谷側面とは、用紙に折り目に沿って折り曲げた時に、内側で互いに対向する用紙面のことをいい、外側の用紙面を山側面という。
積載手段310の上方には、上下方向に移動可能な押さえ手段330、及び、固定の打針手段350が配置されている。
積載された用紙束SSの折り目aの下方には、受針手段370が上下方向に移動可能に配設されている。
用紙綴じ手段である打針手段350及び受針手段370は、用紙折り目方向にみて中央振り分け2箇所に配置されている。
上記構成により、積載手段310に積載された用紙束SSが所定枚数に達すると、押さえ手段330が下降し用紙束SSを押さえた状態で、受針手段370が上昇し、打針手段350によりステープル針が用紙束SSの折り目部の2箇所に打針される。
次に、図2、図4を用いて、中綴じ処理された用紙束SSの取り出しについて説明する。
用紙束SSを取り出す取り出し手段420は、支持手段421、駆動手段(参照符号無し)等で構成されている。
支持手段421は、積載手段310に積載された用紙束SSの両端部に配設された支持部材422、423を有しており、当該支持部材422、423は、用紙束SSの折り目部を支持するために一端が直角に曲げられた折り曲げ部422A、423Aを有する棒状部材で形成されている。
支持部材422、423の他端は支持軸424の周りに回動自在に支持されている。
支持部材422、423は、図2の左右方向にみて、前記駆動手段により、積載された用紙束SSを支持するために用紙束SSの折り目部に挿脱可能に構成されている。
また、支持部材422、423は、図4に示すように、前記駆動手段により、積載手段310に積載された用紙束SSを取り出す取り出し位置と用紙束SSを受け取りコンベア500に移載する受け渡し位置との間を、支持軸424を中心にして揺動する。
斯かる構成により、積載手段310に積載された用紙束SSが所定枚数に達し、中綴じ手段により中綴じ処理が完了すると、支持部材422、423は積載された用紙の折り目部近傍に挿入され用紙束SSの折り目部を支持した後、前記取り出し位置から前記受け渡し位置に回動し、受け取りコンベア500上に載置し、載置された用紙束SSをグリップ501で挟持する。
グリップ501で挟持された用紙束SSは受け取りコンベア500の回動に連動して斜め下方に搬送され、グリップ501から開放された後、断裁コンベア600に受け渡される。
断裁コンベア600は用紙束SSが受け渡された後には水平状態になり、続いて、用紙束SSは後述する折り目押さえ部材により折り目部を押さえられた状態で断裁手段700側に搬送され所定位置に停止し、不揃いになっている小口(折り目の反対側の自由端部)が本発明に係わる断裁装置700により断裁され小口が揃えられる。
断裁処理が終了すると用紙束SSは断裁コンベア600により逆方向に搬送され、断裁コンベア600の先端部から矢示方向に落下し回収コンベア800により回収され、後処理装置Bの前面外側に配置された排紙トレイ850に排出される。
次に、図6〜図8を用いて本発明に係わる断裁装置700の詳細について説明する。
先ず、図6を用いて、中折り、中綴じされた用紙束SSを受け取りコンベア500から断裁コンベア600に受け渡し、受け渡し後断裁装置700にて小口断裁をするために所定位置に停止させるための機構について説明する。
図6は、断裁コンベア600及び用紙束SSの搬送機構の模式図である。
図6(a)に示すように、受け取りコンベア500の用紙搬送方向下流側終点付近でグリップ501が開き、挟持していた用紙束SSを解放する。
解放された用紙束SSは、傾斜して停止している断裁コンベアー600の搬送ベルト601の上側のベルトに近接し、平行に設けられた用紙載置台602上の斜面を滑り、搬送ベルト601に固定されたストッパ爪603に当接し停止する。
用紙束SSの停止後、整合部材604が図の実線で示す位置から点線で示す位置に回動する。
整合部材604の回動後、搬送ベルト601が図の矢印Fで示す方向に移動し、ストッパ爪603により用紙束SSの折り目部を整合部材604に当接させて停止する。
このように、用紙束SSを整合部材604に当接させることにより用紙の搬送方向の曲がりが修正される。
ストッパ爪603の停止後、折り目押さえ部材605が、図の矢印Gで示す方向に下降して、用紙載置台602とほぼ同じ平面を有するように設けられた受け板606との間に用紙束SSを挟持する。
用紙束SSの挟持が完了すると、断裁コンベア600が回転しストッパ爪603は、図の点線で示す位置に退避する。
ストッパ爪603の退避が完了すると、整合部材604、折り目押さえ部材605及び受け板606は用紙束SSを挟持したまま、断裁コンベア600と一体的に、断裁コンベア600のプーリ607の中心を支点として、図6(b)に示す水平位置に回動し停止する。
断裁コンベア600の回動が完了すると、用紙束SSは折り目押さえ部材605及び受け板606により挟持されたまま、用紙載置台602上を滑りながら、図の矢印H方向に移動し、各用紙のサイズによって決められた所定の位置に停止する。
所定位置に停止した用紙束SSは、用紙断裁装置700によって小口を断裁されるが、その断裁機構について、図7〜9を用いて説明する。
用紙断裁装置700の上部には、用紙断裁装置の枠体700Aに支持された軸708が設けられる。軸708には、互いに反対方向の雄ネジ708A、708Bが設けられ、雄ネジ708Aには雌ネジユニット706が、雄ネジ708Bには雌ネジユニット707がそれぞれ螺合する。
上下動可能な小口押さえ部材701と雌ネジユニット706、707とを連結棒704、705が連結する。すなわち、連結棒704の上端は雌ネジユニット706に、下端は小口押さえ部材701の左端部に回転自在にそれぞれ支持される。同様に、連結棒705の上端は雌ネジユニット707に、下端は小口押さえ部材701の右端部にそれぞれ回転自在に支持される。軸708はモータ709と歯車G1を介して連結され、モータ709の回転により、雌ネジユニット706、707が左右に移動し、連結棒704、705の傾斜が変化して、小口押さえ部材701は上下に平行移動する。
このように、モータ709、軸708、雌ネジユニット706、707及び連結棒704、705は小口押さえ部材701を平行に上下動させる押さえ部材駆動機構を構成する。
用紙束SSは固定の支持台702と刃受け部材701Aとの間に保持される。小口押さえ部材701は、雄ネジ708A,708Bを含む大きな減速比の駆動機構により駆動されるので、高い圧力で用紙束SSを押さえ保持する。刃受け部材701Aはポリプロピレン樹脂等の樹脂材で構成された板状部材である。
上端縁に刃先が形成された断裁刃703には、コロ715、716が固定され、コロ715、716は右下がりに傾斜したガイド部材717、718にそれぞれガイドされる。ガイド部材717、718は図示しないが、枠体700Aに固定される。
刃駆動部材725は図示しないが、雄ネジ7726、727に螺合する雌ネジを有し、雄ネジ726、727により駆動されて左右に平行移動する。雄ネジ726、727は歯車G2〜G5を介してモータ728により駆動される。一方刃駆動部材725には、垂直な長孔725Aが設けられ、長孔725Aには、断裁刃703の基部703Aに固定された2本のピン719が嵌入する。
モータ728、歯車G2〜G5、雄ネジ726、727、刃駆動部材725は断裁刃703の刃駆動機構を構成し、モータ728の回転により、断裁刃703は左右に移動する。断裁刃703はガイド部材717、718のガイドにより、用紙束SSの紙面に沿った第1方向である水平成分と上下成分の合成した斜め方向すなわち、矢印Jで示す運動をする。このように、断裁刃703はモータ728の駆動により、矢印Jで示すように、斜めに移動する。
図8、9に示すように、小口押さえ部材701の下端部は刃受け部材701Aで構成されており、刃受け部材710Aは小口押さえ部材701にその端部に設けられた凹部720により保持されており、小口押さえ部材701に対して、矢印Kで示すように、断裁刃703の長手方向であり、方向Jの水平成分である第1方向に直交する方向にスライド可能である。
刃受け部材701Aの両端部上面には、ラック722、723が形成され、これらは、小口押さえ部材701に設けられた開口701D、701Eにより上方に露出している。
ラック722,723にはピニオンG7、G8がそれぞれ係合し、ピニオンG7、G8はそれぞれ軸730の両端部に固定された歯車G10、G11に係合する。軸730は一方向クラッチG12、歯車G9を介して、ソレノイドSLに連結される。すなわち、ソレノイドSLのプランジャ731に固定されたラック732が歯車G9に噛み合い、軸730は歯車G9の一方向の回転により駆動される。
一方向クラッチG12の作用によって、ソレノイドSLのオンによるプランジ731の上昇運動のみが、歯車G9を介して軸730に伝達され、ソレノイドSLがオフして、プランジャ731が降下する運動は軸730に伝達されない。
ソレノイドSL、ラック732、一方向クラッチG12、歯車G7〜G11、ラック722、723は刃受け部材701Aの受け部材駆動機構を構成し、ソレノイドSLの作動により、刃受け部材701Aは矢印K方向にのみ歩進する。このように、刃受け部材701Aは前記第2方向の1方向Kにのみ移動する。
次に、断裁装置700の作動を説明する。
待機状態においては、雌ネジユニット706は左端に、雌ネジユニット707が右端に位置して、小口押さえ部材701は上限位置にある。
用紙束SSが断裁装置700に導入されると、モータ709が起動して、雌ネジユニット706、707を駆動し、小口押さえ部材701が下降する。小口押さえ部材701が検知手段PSにより検知された位置で、モータ709が停止し、小口押さえ部材701が停止する。小口押さえ部材の停止位置は検知手段PSの位置設定により決定され、検知手段PSの位置は、用紙束SSを形成する用紙の枚数により決定される。従って、画像形成システムの操作部において、設定した用紙束SSを構成する用紙の枚数により、小口押さえ部材701の下降位置が設定される。
小口押さえ部材701は、後に説明する断裁時に、多数枚重なった用紙に対して断裁刃703により横方向からの力が加わったときにもずれが生じないように大きな圧力で用紙束SSを押さえる。
用紙束SSの押さえが完了した段階で、モータ728が起動して、断裁刃703を矢印Jの左上方に移動させる。断裁刃703のこの移動により、用紙束SSが断裁される。断裁刃703の断裁作用は、刃のスライドによる断裁なので、比較的小さな駆動力による断裁が可能であり、しかも、断裁する用紙の枚数が多くなっても、断裁刃のストロークが変わるのみで、駆動力は変わらない。
積載用紙の全てが断裁されると、断裁刃703の刃先が刃受け部材701Aに接触して、断裁刃703の駆動力が増大する。この駆動力の増大、すなわち、モータ709の負荷の増大によるモータ駆動電流の増大を検知して、モータ709の駆動を停止する。このようにして、用紙束SSを構成する用紙の全てが断裁される。
小口断裁処理が完了すると、モータ728が逆回転し、下刃703は図7の右斜め下方の所定位置に下降する。
下刃703の下降が完了すると、小口押さえ部材701が初期位置まで上昇する。
小口押さえ部材701の上昇完了後、用紙束SSの折り目部近傍を挟持していた折り目押さえ部材605及び受け板606が図6(b)に示す位置に戻ると、折り目押さえ部材605が上昇、整合部材604が用紙搬送面より下方に退避し、用紙束SSの挟持が解除される。
続いて、断裁コンベア600が回転し、ストッパ爪603により、小口断裁された用紙束SSは、図4に示すように、断裁コンベア600の先端部から矢示方向に落下し回動する回収コンベア800により搬送され、後処理装置Bの前面外側に配置された排紙トレイ850に排出される。
以上述べた一連の動作により、用紙束SSの小口断裁処理が完了する。
断裁動作の繰り返しにより、刃受け部材701Aが断裁刃703により、僅かづつではあるが、切除される結果、図9に示すように、刃受け部材701Aに刻み溝Tが形成される。この刻み溝Tの深さが大きくなると、用紙の切り残し、断裁された小口の端面が平坦でなくなる等の断裁不良が発生する場合がある。
本発明においては、前記に説明したように、刃受け部材701Aを断裁刃703の移動方向Jのうちの用紙束SSの紙面の沿った方向の成分に交叉する方向の1方向Kに変位させて、刃受け部材701Aの未使用部分を断裁刃703の刃先を受ける位置に設定している。すなわち、ソレノイドSLを作動させることにより、前記に説明した受け部材駆動機構が作動して、刃受け部材701AをK方向に歩進させる。
これにより、図9に示すよう複数の刻み溝Tが形成されはするが、許容限度内の深さに制限することができ、刻み溝による断裁不良が発生することはない。
図8における制御手段CRは断裁動作の回数をカウントし、カウント値が所定値、例えば、700回に達してときに、ソレノイドSLを作動させて、刃受け部材701Aを変位させる。
本発明の実施の形態に係る画像形成システムの全体構成図。 後処理装置の概略正面図。 図2の後処理装置の右側面図。 図2の後処理装置の左側面図。 後処理装置における用紙の流れの一部を示す模式図。 断裁コンベア600及び用紙束SSの搬送機構の模式図。 本発明の実施の形態に係る用紙断裁装置700の正面図。 押さえ部材の斜視図である。 用紙断裁部の拡大図である。
符号の説明
A 画像形成装置
B 後処理装置
700 用紙断裁装置
701 小口押さえ部材
701A 刃受け部材
703 断裁刃
703A 連結部
704、705 連結棒
706、707 雌ネジユニット
708 軸
709、728 モータ
715、716 コロ
717、718 ガイド部材
725 刃駆動部材
PS 検知手段
G1〜G11 歯車
G12 一方向クラッチ
SL ソレノイド

Claims (8)

  1. 断裁位置に略水平に載置された用紙を断裁する断裁刃と、
    前記用紙の下面側から前記断裁刃を接触させるとともに、当該断裁刃を少なくとも前記用紙の紙面に沿った第1方向に移動させて前記用紙を断裁する刃駆動機構と、
    前記断裁位置において前記用紙の上面側に位置して前記断裁刃を受ける板状の刃受け部材と、
    前記第1方向と交叉する第2方向に前記刃受け部材を変位させる受け部材駆動機構と、を有することを特徴とする用紙断裁装置。
  2. 前記受け部材駆動機構は、前記刃受け部材を、前記第2方向のうちの一方向にのみ変位させることを特徴とする請求項1に記載の用紙断裁装置。
  3. 前記断裁位置で用紙を押さえる作動位置と退避位置との間を移動する用紙押さえ部材を有し、前記刃受け部材は前記受け部材駆動機構により、前記用紙押さえ部材に対して変位可能に設けられたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の用紙断裁装置。
  4. 前記用紙押さえ部材を前記作動位置と前記退避位置とに移動させる押さえ部材駆動機構を有することを特徴とする請求項3に記載の用紙断裁装置。
  5. 前記用紙押さえ部材の下端部に、前記刃受け部材が設けられていることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の用紙断裁装置。
  6. 所定回数の断裁作動毎に前記受け部材駆動機構を作動させ、前記刃受け部材を変位させる制御手段を有することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の用紙断裁装置。
  7. 用紙を折り畳む折り手段と、請求項1〜のいずれか1項に記載の用紙断裁装置を有することを特徴とする用紙後処理装置。
  8. 用紙に画像を形成する画像形成装置と、請求項1〜のいずれか1項に記載の用紙断裁装置を有することを特徴とする画像形成システム。
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