JP3861008B2 - ターボファン及びそれを備えた空気調和装置 - Google Patents

ターボファン及びそれを備えた空気調和装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、吸込口より空気を吸い込み、熱交換器を通して熱交換させた後、吹出口より空調空気を室内空間に吹き出させるターボファン及びそれを備えた空気調和装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、設置スペース上有利な空気調和装置として、天井埋込型の空気調和装置が知られている。この天井埋込型空気調和装置として、図14に示すものを例にとって説明する。
図に示すように、この天井埋込型空気調和装置は、天井0内に配設されるケース本体1と該ケース本体1に装着される天井パネル1aとを有しており、この天井パネル1aの中央部には吸込口2が設けられ、また、この吸込口2の周囲には、コーナーを介して4つの吹出口3が設けられている。ケース本体1の内部には、その中央に、モータ4によって回転されるターボファン5を有しており、このターボファン5の周囲には、複数の熱交換器6が設けられている。
【0003】
そして、モータ4によってターボファン5が回転されると、吸込口2から室内の空気がターボファン5によって吸い込まれ、その後、このターボファン5の外周側へ送り出され、熱交換器6を通過することにより熱交換が行われ、吹出口3から空調空気として室内空間へ送り出されるようになっている。
なお、吸込口2には、空気中の塵埃を除去するためのエアフィルタ7が備えられ、また、吹出口3には、空調空気の吹き出し方向を変更自在とする風向き制御用のルーバ8がそれぞれ設けられている。
【0004】
上記構造の天井埋込型空気調和装置に設けられたターボファン5は、モータ4の回転軸4aが固定された主板11と、この主板11に、周方向へ間隔をあけて設けられた複数の羽根12と、これら羽根12の下端に固定された環状のシュラウド13とを有しており、各羽根12は、その内周側の前縁12aが外周側の後縁12bよりも、回転方向前方側へ向けられている。
これにより、このターボファン5が回転されることにより、吸込口2に設けられたベルマウス14を通して引き込まれた室内の空気が、各羽根12によって外周側へ押し出されることにより、熱交換器6へ送り出されるようになっている。
【0005】
また、この種の天井埋込型空気調和装置として、特開平5−39930号に開示されているように、羽根の後縁におけるシュラウド側の結合部の位置を、主板側における結合部の位置よりも反回転方向にオフセットさせるとともに、羽根の前縁におけるシュラウド側の結合部の位置を主板側における結合部の位置よりも回転方向側へオフセットさせることにより、ターボファンの外周側における吹き出し空気の均一化を向上させたものも知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような天井埋込型空気調和装置にあっては、吸込口2からターボファン5に吸い込まれる空気は、シュラウド13側では、軸方向の速度成分が大きいため、回転するターボファン5の各羽根12の前縁12aにおけるシュラウド13側にて、図15に示すように、剥離が生じてしまい、効率の低下や騒音の増大を招いてしまうという問題があった。
さらに、特開平5−39930号に示されている天井埋込型空気調和装置では、外周側へ吹き出す空気の均一化を向上させることができる反面、やはり、上記のように、羽根の前縁におけるシュラウド側では、依然として剥離が生じ、しかも、この場合、前縁及び後縁を逆方向へオフセットさせたことにより、羽根の弦長が長くなり、その分、重量の増加となるばかりか、製造が困難となってしまうという問題があった。
【0007】
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、重量の増加を招くことなく、容易に製造することができ、しかも、効率の向上及び騒音の低減が図られたターボファン及びそれを備えた空気調和装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載のターボファンは、回転される主板と、該主板の対向位置に設けられた環状のシュラウドと、これら主板とシュラウドとの間に、周方向へ沿って間隔をあけて設けられ、外周側の端部である後縁に対して内周側の端部である前縁が回転方向側へ傾けられた複数の羽根とを有し、回転されることにより、シュラウド側から空気を吸い込み、外周側へ吹き出すターボファンであって、前記羽根は、前記前縁から前記後縁にわたって、前記主板との接合端部に対して前記シュラウドとの接合端部の位置が、回転方向側へずらされ、前記羽根の前縁側におけるシュラウド側の端部が、回転方向側へ傾斜されていることを特徴としている。
【0009】
つまり、羽根の主板側との接合端部に対してシュラウド側との接合端部の位置が、前縁から後縁にわたって回転方向側へずらされてオフセットされているので、回転時に生じる回転方向後方側での剥離を抑えることができ、効率の向上及び騒音の低下を図ることができる。
また、前縁及び後縁のそれぞれを同一方向側へオフセットさせたものであるので、前縁と後縁とを逆方向へオフセットさせた構造と比較して、羽根の弦長が長くなることによる重量化及び製造の困難化を抑えることができる。
【0010】
また、上記のターボファンにおいて、前記羽根の前縁側におけるシュラウド側の端部が、回転方向側へ傾斜されている。
【0011】
このように、吸込側であるために、流入空気の軸方向の速度成分が特に大きくなる羽根の前縁側におけるシュラウド側の端部が、回転方向側へ傾斜されて、流入する空気の流入方向に沿わされているので、この部分にて反回転方向側に生じやすい剥離を確実に防ぎ、さらなる性能の向上及び騒音の低減を図ることができる。
【0012】
請求項記載のターボファンは、請求項記載のターボファンにおいて、前記羽根の前縁側におけるシュラウド側の端部は、回転方向側へ湾曲させることにより傾斜されていることを特徴としている。
【0013】
すなわち、羽根の前縁側におけるシュラウド側の端部を、回転方向側へ湾曲させることにより傾斜させたので、流入する空気を、剥離を生じさせることなく、しかも円滑に外周側へ送り出すことができ、さらなる性能の向上及び騒音の低減を図ることができる。
【0014】
請求項記載のターボファンは、請求項または請求項記載のターボファンにおいて、前記羽根の前縁側におけるシュラウド側の端部が、回転方向との直交面に対する傾斜角度が、30〜40°の範囲とされていることを特徴としている。
【0015】
つまり、回転方向側への傾斜角度が30〜40°とされた羽根の前縁側におけるシュラウド側の端部によって、流入する空気を、剥離を生じさせることなく円滑に取り込んで外周側へ送り出すことができる。
【0016】
請求項記載のターボファンは、請求項1記載のターボファンにおいて、前記羽根の前縁側におけるシュラウド側の端部に、反回転方向側に突起が設けられていることを特徴としている。
【0017】
すなわち、吸込側であるために、流入空気の軸方向の速度成分が特に大きくなる羽根の前縁側におけるシュラウド側の端部における剥離が生じやすい、反回転方向側に突起が設けられているので、この部分における剥離を確実に防止し、さらなる性能の向上及び騒音の低減を図ることができる。
【0018】
請求項記載のターボファンは、請求項1〜のいずれか1項記載のターボファンにおいて、前記前縁全体が回転方向側へ湾曲されて反回転方向へ膨出されていることを特徴としている。
【0019】
このように、前縁全体が回転方向側へ湾曲されて反回転方向へ膨出されているので、内周側からの空気の流入を極めて円滑に行うことができ、外周側へ良好に送り出させることができる。
【0020】
請求項記載のターボファンは、請求項1〜のいずれか1項記載のターボファンにおいて、前記後縁全体が回転方向側へ湾曲されて反回転方向へ膨出されていることを特徴としている。
【0021】
つまり、後縁全体が回転方向側へ湾曲されて反回転方向へ膨出されているので、外周側への空気の送り出しを円滑に行うことができ、また、外周側に設けられる、例えば、熱交換器等の部材との共鳴を抑えることができ、騒音のさらなる低減化を図ることができる。
【0022】
請求項記載のターボファンは、請求項1〜のいずれか1項記載のターボファンにおいて、前記羽根の前縁が、径方向内方へ向かって回転方向へ傾斜されてなり、その傾斜角度は、前記主板側及び前記シュラウド側に対して中央側が大きくされていることを特徴としている。
【0023】
このように、シュラウド側や主板側と比較して、軸方向の速度成分が少なく摩擦などの影響も少ないために径方向の速度成分が最も大きくなる羽根の中央部分において、傾斜角度が最も大きくされているので、内周側からの空気の取り入れを極めて円滑に行うことができる。
【0024】
請求項記載のターボファンは、請求項1〜のいずれか1項記載のターボファンにおいて、前記羽根の後縁が、径方向外方へ向かって反回転方向へ傾斜されてなり、その傾斜角度は、前記主板側及び前記シュラウド側に対して中央側が大きくされていることを特徴としている。
【0025】
このように、シュラウド側や主板側と比較して、中央部分における傾斜角度が大きくされているので、外周側へ送り出される空気の均一化を図ることができる。
【0026】
請求項記載のターボファンは、請求項1〜のいずれか1項記載のターボファンにおいて、前記羽根の前縁が、径方向内方へ向かって回転方向へ傾斜され、前記羽根の後縁は、径方向外方へ向かって反回転方向へ傾斜されてなり、それぞれの傾斜角度は、前記主板側及び前記シュラウド側に対して中央側が大きくされていることを特徴としている。
【0027】
つまり、流入空気を良好に取り入れ、均一的に送り出すことが可能となり、さらなる性能の向上を図ることができる。
【0028】
請求項10記載のターボファンは、請求項または請求項記載のターボファンにおいて、前記前縁側の傾斜角度が、前記主板側よりも前記シュラウド側が小さくされていることを特徴としている。
【0029】
すなわち、特に、軸方向の速度成分が大きいシュラウド側が小さくされて、空気の流入角度に沿った形状とされているので、さらに円滑に空気を取り入れることができる。
【0030】
請求項11記載のターボファンは、請求項、請求項または請求項10記載のターボファンにおいて、前記前縁側の傾斜角度が、回転方向に対して10〜30°の範囲とされていることを特徴としている。
【0031】
このように、10〜30°の範囲で傾斜された前縁を有する羽根によって確実かつ円滑に空気を流入させることができる。
【0032】
請求項12記載のターボファンは、請求項または請求項記載のターボファンにおいて、前記後縁側の傾斜角度が、前記シュラウド側よりも前記主板側が小さくされていることを特徴としている。
【0033】
つまり、流出空気の流れが偏りやすい主板側が小さくされているので、流出空気のさらなる均一化を図ることができる。
【0034】
請求項13記載のターボファンは、請求項、請求項または請求項12記載のターボファンにおいて、前記後縁側の傾斜角度が、回転方向に対して25〜45°の範囲とされていることを特徴としている。
【0035】
このように、25〜45°の範囲で傾斜された後縁を有する羽根によって、外周側へ送り出す空気の確実な均一化を図ることができる。
【0036】
請求項14記載のターボファンは、請求項1〜13のいずれか1項記載のターボファンにおいて、互いに隣接する前記羽根は、前縁側と後縁側とが互いに径方向にラップされてなり、このラップの角度の範囲は、前記羽根の最先端部から最後端部までの角度の範囲の1/4以下とされていることを特徴としている。
【0037】
すなわち、隣接する羽根の径方向へのラップの角度の範囲を、羽根の最先端部から最後端部までの角度の範囲の1/4以下としたので、羽根間における空気の流通を確実に確保することができるとともに、隣接の羽根同士をラップさせすぎることにより製造が困難となるような不具合を解消することができる。
【0038】
請求項15記載の空気調和装置は、ケース本体に設けられた吸込口から空気を吸い込み、この空気をケース本体内のターボファンによって熱交換器に流して熱交換させた後、吹出口から室内空間に空調空気として吹き出して空調を行う天井埋込型空気調和装置において、前記ターボファンとして、請求項1〜14のいずれか1項記載のターボファンを備えたことを特徴としている。
【0039】
このように、剥離を生じさせることなく極めて効率的に空気を取り込み、外周側へ均一に送り出すことができ、しかも、容易に製造することができかつ軽量化されたターボファンを備えているので、このターボファンによって室内の空気を極めて良好に取り込み、外周側に設置された熱交換器と良好に熱交換を行わせ、その空調空気を室内空間へ送り込むことにより、極めて効率的に空調を行うことができる。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態例のターボファン及びそれを備えた空気調和装置を図面を参照して説明する。
図1において、符号21は、本実施形態例のターボファンを備えた空気調和装置の一例としての天井埋込型空気調和装置である。なお、本実施形態例では、天井埋込型空気調和装置を例に説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、ターボファンを備えた空気調和装置に広く適用できるものである。
【0041】
図に示すように、この天井埋込型空気調和装置21は、天井30内に配設されるケース本体31と該ケース本体31に装着される天井パネル31aとを有しており、この天井パネル31aの中央部には吸込口32が設けられ、また、この吸込口32の周囲には、コーナーを介して4つの吹出口33が設けられている。ケース本体31の内部には、その中央に、モータ34によって回転されるターボファン35を有しており、このターボファン35の周囲には、複数の熱交換器36が設けられている。
【0042】
そして、モータ34によってターボファン35が回転されると、吸込口32から室内の空気がターボファン35によって吸い込まれ、その後、このターボファン35の外周側へ送り出され、熱交換器36を通過することにより熱交換が行われ、吹出口33から空調空気として室内へ送り出されるようになっている。
【0043】
なお、吸込口32には、空気中の塵埃を除去するためのエアフィルタ37が備えられ、また、吹出口33には、空調空気の吹き出し方向を変更自在とする風向き制御用のルーバ38がそれぞれ設けられている。
【0044】
次に、上記の天井埋込型空気調和装置21に設けられたターボファン35について説明する。
図2にも示すように、このターボファン35は、モータ34の回転軸34aが固定された主板41と、この主板41の外周側に、周方向へ間隔をあけて設けられた複数の羽根42と、これら羽根42の下端に固定された環状のシュラウド43とを有しており、図3及び図4にも示すように、各羽根42は、その内周側の前縁42aが外周側の後縁42bよりも、回転方向(図中矢印イ方向)側へ向けられている。
【0045】
これにより、このターボファン35が回転されることにより、吸込口32に設けられたベルマウス44を通して引き込まれた室内の空気が、各羽根42によって外周側へ押し出されることにより、熱交換器36へ送り出されるようになっている。
【0046】
図5に示すように、羽根42は、前縁42aから後縁42bにわたって、主板41側の接合端部42cに対してシュラウド43側の接合端部42dが、回転方向側へずらされてオフセットされている。
また、この羽根42の前縁42a側におけるシュラウド43側の端部は、回転方向側へ湾曲されて傾斜されている。そして、この羽根42の前縁42aの形状は、全体として、反回転方向側へ膨出する略楕円形状に湾曲されている。
なお、前縁42a側における主板41側の端部は、主板41に対して略直角に接合されている。
【0047】
また、この羽根42の後縁42b側の形状も、前縁42a側の形状に倣った形状とされている。つまり、この後縁42b側も、反回転方向側へ膨出するように回転方向側へ湾曲されている。
【0048】
これら羽根42は、隣接する羽根42と径方向にラップされるように設けられており、このラップ角度の範囲x1は、羽根42の前縁42a側の最先端部から後縁42b側の最後端部までの角度の範囲xの1/4以下とされている(図4参照)。
【0049】
ここで、各羽根42では、内周側から流入する空気の流入角が図6に示すようになっている。
つまり、前縁42aにおける空気の流入角は、中央部分にて最も大きく、主板41側及びシュラウド43側で小さくなっている。主板41側にて流入角が小さいのは、内周側から流入する空気が主板41との摩擦により径方向の速度が低減されるためであり、また、シュラウド43側にて流入角が小さいのは、シュラウド43側から流入する空気の軸方向の速度成分が大きいことから径方向の速度成分が小さいためである。
【0050】
また、各羽根42は、その前縁42aの回転方向に対する傾斜角度α及び後縁42bの回転方向に対する傾斜角度β(図7参照)が次のようになっている。
【0051】
図8に示すように、前縁42aにおける傾斜角度αは、主板41側から次第に大きくなり、中央部分にて最大となり、さらにシュラウド43へ向かって次第に小さくなるように形成されている。
【0052】
つまり、主板41側における傾斜角度をα41、中央部分における傾斜角度をαm、シュラウド43側における傾斜角度をα43とすると、αm>α41>α43となるように中央部分にて緩やかに大きくなる形状とされている。
ここで、この傾斜角度αの範囲としては、10°〜30°の範囲とされている。
【0053】
図9に示すように、後縁42bにおける傾斜角度βは、主板41側から次第に大きくなり、中央部分にて最大となり、さらにシュラウド43へ向かって次第に小さくなるように形成されている。
つまり、主板41側における傾斜角度をβ41、中央部分における傾斜角度をβm、シュラウド43側における傾斜角度をβ43とすると、βm>β43>β41となるように中央部分にて緩やかに大きくなる形状とされている。
【0054】
なお、後縁42b側では、主板41側の流れが大きくなり、流れに偏りが生じる傾向があるため、主板41側での傾斜角度β41がシュラウド43側での傾斜角度β43よりも小さくされている。
ここで、この傾斜角度βの範囲としては、25°〜45°の範囲とされている。
【0055】
このように上記実施形態例のターボファン35によれば、羽根42の主板41側との接合端部に対してシュラウド43側との接合端部の位置が、前縁42aから後縁42bにわたって回転方向側へずらされてオフセットされているので、回転時に生じる回転方向後方側での剥離を抑えることができ、効率の向上及び騒音の低下を図ることができる。
【0056】
また、前縁42a及び後縁42bのそれぞれを同一方向側へオフセットさせたものであるので、前縁42aと後縁42bとを逆方向へオフセットさせた構造と比較して、羽根42の弦長が長くなることによる重量化及び製造の困難化を抑えることができる。
【0057】
しかも、吸込側であるために、流入空気の軸方向の速度成分が特に大きくなる羽根42の前縁42a側におけるシュラウド43側の端部が、回転方向側へ傾斜されて、流入する空気の流入方向に沿わされているので、この部分にて反回転方向側に生じやすい剥離を確実に防ぎ、さらなる性能の向上及び騒音の低減を図ることができる。
【0058】
また、羽根42の前縁42a側におけるシュラウド43側の端部を、回転方向側へ湾曲させることにより傾斜させたので、流入する空気を、剥離を生じさせることなく、しかも円滑に外周側へ送り出すことができ、さらなる性能の向上及び騒音の低減を図ることができる。
【0059】
さらには、前縁42a全体が回転方向側へ湾曲されて反回転方向へ膨出されているので、内周側からの空気の流入を極めて円滑に行うことができ、外周側へ良好に送り出させることができる。
【0060】
また、後縁42b全体も回転方向側へ湾曲されて反回転方向へ膨出されているので、外周側への空気の送り出しを円滑に行うことができ、また、外周側に設けられる熱交換器36などの部材との共鳴を抑えることができ、騒音のさらなる低減化を図ることができる。
【0061】
しかも、シュラウド43側や主板41側と比較して、軸方向の速度成分が少なく摩擦などの影響も少ないために径方向の速度成分が最も大きくなる羽根42の中央部分において、前縁42aの傾斜角度αmが最も大きくされているので、内周側からの空気の取り入れを極めて円滑に行うことができる。
また、特に、軸方向の速度成分が大きいシュラウド43側が小さくされて、空気の流入角度に沿った形状とされているので、さらに円滑に空気を取り入れることができる。
【0062】
また、シュラウド43側や主板41側と比較して、中央部分における後縁42bの傾斜角度βmが大きくされているので、外周側へ送り出される空気の均一化を図ることができる。
また、流出空気の流れが偏りやすい主板41側が小さくされているので、流出空気のさらなる均一化を図ることができる。
つまり、流入空気を良好に取り入れ、均一的に送り出すことが可能となり、さらなる性能の向上を図ることができる。
【0063】
しかも、隣接する羽根42の径方向へのラップの角度x1の範囲を、羽根42の最先端部から最後端部までの角度xの範囲の1/4以下としたので、羽根42間における空気の流通を確実に確保することができるとともに、隣接の羽根42同士をラップさせすぎることにより製造が困難となるような不具合を解消することができる。
【0064】
そして、上記ターボファン35を備えた天井埋込型空気調和装置21によれば、剥離を生じさせることなく極めて効率的に空気を取り込み、外周側へ均一に送り出すことができ、しかも、容易に製造することができかつ軽量化されたターボファン35を備えているので、このターボファン35によって室内の空気を極めて良好に取り込み、外周側に設置された熱交換器36と良好に熱交換を行わせ、その空調空気を室内空間へ送り込むことにより、極めて効率的に空調を行うことができる。
【0065】
なお、上記の例では、羽根42の前縁42aのシュラウド43側の端部を、回転方向へ湾曲させて傾斜させたが、図10に示すように、屈曲させて直線的に傾斜させても良い。
【0066】
また、図11に示すものは、羽根42の前縁42aのシュラウド側43における反回転方向側に、突起51を設けたものであり、このように、反回転方向側に突起51を設けても、剥離を防ぐことが可能である。
【0067】
【実施例】
ここで、羽根42の前縁42aにおけるシュラウド43側の端部の、回転方向への傾斜角度の付け方について説明する。
図12に示すように、ターボファン35の各寸法を、
【0068】
De ;ファン吸込径
D1 ;羽根42の内径
D2 ;羽根42の外径
B;羽根42の吐出幅
【0069】
とし、また、
Q;風量
Ps ;静圧
N;回転数
γ;比重量
とすると、吸込みの平均流速VeAVE 及び前縁周速u1 は次式であらわされる。
【0070】
VeAVE =(4Q)/(60πDe 2 )(m/s)……(1)
u1 =πND1 /60(m/s)……(2)
【0071】
これらより、羽根42の前縁42aにおけるシュラウド43側の端部の傾斜角度∠Aは次式にてあらわされる。
【0072】
∠A=tan-1 {u1 /(2.5VeAVE )}±5°……(3)
【0073】
なお、対象としたターボファン35は、次の通りである。
【0074】
吐出幅B/外径D2 :0.2〜0.4
流量係数φD2 :0.1〜0.25
静圧係数ψS:0.4〜0.1
【0075】
ここで、流量係数φD2 、静圧係数ψSは、次式にて定義される。
【0076】
φD2 =(Q/60)/(π/4・D2 2 ・u2
ψS=ΔPs /(γ/g・u2 2
【0077】
また、この種のターボファン35の性能の具体例を図13に示す。
なお、図中アは、抵抗曲線であり、次式にて示される。
【0078】
φS={1.22×10×(ΔPs /γ)1/4 ・D2 /Q1/24 ・ψD2 2
【0079】
そして、回転数Nは、抵抗曲線と推定ファン性能曲線との交点における流量係数φD2 から逆算すると、
【0080】
φD2 =(Q/60)/(π/4・D2 2 ・u2
=(Q/60)/(π/4・D2 2 ・(N/60・πD2 ))
【0081】
したがって、N=Q/(φD2 ・π2 /4・D2 3 )となる。
【0082】
(具体例)
さらに、具体的な実施例を説明する。
【0083】
De =0.351(m)
D1 =0.334(m)
Q=30.6(m3 /min)
N=580(rpm)
【0084】
とすると、式(1)、(2)より、
吸込の平均流速VeAVE =(4Q)/(60πDe 2 )=5.3(m/s)
【0085】
前縁周速u1 =πND1 /60=10.1(m/s)
【0086】
となり、前縁42aのシュラウド43側の端部における傾斜角度∠Aは、式(3)より、
【0087】
∠A=tan-1 {u1 /(2.5VeAVE )}±5°=37°±5°
【0088】
つまり、上記条件の場合、約30°〜45°の範囲で前縁42aのシュラウド43側の端部に傾斜をつけることにより、この前縁42aのシュラウド43側の端部における剥離を確実に防ぐことができる。
【0089】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明のターボファン及びそれを備えた天井埋込型 空気調和装置によれば、下記の効果を得ることができる。
請求項1記載のターボファンによれば、羽根の主板側との接合端部に対してシュラウド側との接合端部の位置が、前縁から後縁にわたって回転方向側へずらされてオフセットされているので、回転時に生じる回転方向後方側での剥離を抑えることができ、効率の向上及び騒音の低下を図ることができる。
また、前縁及び後縁のそれぞれを同一方向側へオフセットさせたものであるので、前縁と後縁とを逆方向へオフセットさせた構造と比較して、羽根の弦長が長くなることによる重量化及び製造の困難化を抑えることができる。
【0090】
また、請求項記載のターボファンによれば、吸込側であるために、流入空気の軸方向の速度成分が特に大きくなる羽根の前縁側におけるシュラウド側の端部が、回転方向側へ傾斜されて、流入する空気の流入方向に沿わされているので、この部分にて反回転方向側に生じやすい剥離を確実に防ぎ、さらなる性能の向上及び騒音の低減を図ることができる。
【0091】
請求項記載のターボファンによれば、羽根の前縁側におけるシュラウド側の端部を、回転方向側へ湾曲させることにより傾斜させたので、流入する空気を、剥離を生じさせることなく、しかも円滑に外周側へ送り出すことができ、さらなる性能の向上及び騒音の低減を図ることができる。
【0092】
請求項記載のターボファンによれば、回転方向側への傾斜角度が30〜40°とされた羽根の前縁側におけるシュラウド側の端部によって、流入する空気を、剥離を生じさせることなく円滑に取り込んで外周側へ送り出すことができる。
【0093】
請求項記載のターボファンによれば、吸込側であるために、流入空気の軸方向の速度成分が特に大きくなる羽根の前縁側におけるシュラウド側の端部における剥離が生じやすい、反回転方向側に突起が設けられているので、この部分における剥離を確実に防止し、さらなる性能の向上及び騒音の低減を図ることができる。
【0094】
請求項記載のターボファンによれば、前縁全体が回転方向側へ湾曲されて反回転方向へ膨出されているので、内周側からの空気の流入を極めて円滑に行うことができ、外周側へ良好に送り出させることができる。
【0095】
請求項記載のターボファンによれば、後縁全体が回転方向側へ湾曲されて反回転方向へ膨出されているので、外周側への空気の送り出しを円滑に行うことができ、また、外周側に設けられる、例えば、熱交換器等の部材との共鳴を抑えることができ、騒音のさらなる低減化を図ることができる。
【0096】
請求項記載のターボファンによれば、シュラウド側や主板側と比較して、軸方向の速度成分が少なく摩擦などの影響も少ないために径方向の速度成分が最も大きくなる羽根の中央部分において、傾斜角度が最も大きくされているので、内周側からの空気の取り入れを極めて円滑に行うことができる。
【0097】
請求項記載のターボファンによれば、シュラウド側や主板側と比較して、中央部分における傾斜角度が大きくされているので、外周側へ送り出される空気の均一化を図ることができる。
【0098】
請求項記載のターボファンによれば、流入空気を良好に取り入れ、均一的に送り出すことが可能となり、さらなる性能の向上を図ることができる。
【0099】
請求項10記載のターボファンによれば、特に、軸方向の速度成分が大きいシュラウド側が小さくされて、空気の流入角度に沿った形状とされているので、さらに円滑に空気を取り入れることができる。
【0100】
請求項11記載のターボファンによれば、10〜30°の範囲で傾斜された前縁を有する羽根によって確実かつ円滑に空気を流入させることができる。
【0101】
請求項12記載のターボファンによれば、流出空気の流れが偏りやすい主板側が小さくされているので、流出空気のさらなる均一化を図ることができる。
【0102】
請求項13記載のターボファンによれば、25〜45°の範囲で傾斜された後縁を有する羽根によって、外周側へ送り出す空気の確実な均一化を図ることができる。
【0103】
請求項14記載のターボファンによれば、隣接する羽根の径方向へのラップの角度の範囲を、羽根の最先端部から最後端部までの角度の範囲の1/4以下としたので、羽根間における空気の流通を確実に確保することができるとともに、隣接の羽根同士をラップさせすぎることにより製造が困難となるような不具合を解消することができる。
【0104】
請求項15記載の空気調和装置によれば、剥離を生じさせることなく極めて効率的に空気を取り込み、外周側へ均一に送り出すことができ、しかも、容易に製造することができかつ軽量化されたターボファンを備えているので、このターボファンによって室内の空気を極めて良好に取り込み、外周側に設置された熱交換器と良好に熱交換を行わせ、その空調空気を室内空間へ送り込むことにより、極めて効率的に空調を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態例のターボファン及びそれを備えた空気調和装置を説明する天井埋込型空気調和装置の概略断面図である。
【図2】 本発明の実施形態例のターボファンの構造を説明するターボファンの側断面図である。
【図3】 本発明の実施形態例のターボファンの構造を説明するターボファンの斜視図である。
【図4】 本発明の実施形態例のターボファンの構造を説明するターボファンの平面図である。
【図5】 本発明の実施形態例のターボファンの構造を説明する内周側から視た羽根の斜視図である。
【図6】 本発明の実施形態例のターボファンにおける空気の流入角度を説明するグラフ図である。
【図7】 本発明の実施形態例のターボファンを構成する羽根の形状を説明する羽根の概略断面図である。
【図8】 本発明の実施形態例のターボファンを構成する羽根の前縁における傾斜角度を説明するグラフ図である。
【図9】 本発明の実施形態例のターボファンを構成する羽根の後縁における傾斜角度を説明するグラフ図である。
【図10】 本発明の実施形態例のターボファンを構成する羽根の他の形状の例を説明する羽根の前縁側における概略正面図である。
【図11】 本発明の実施形態例のターボファンを構成する羽根の他の構造の例を説明する羽根の前縁側における概略正面図である。
【図12】 本発明の実施例を説明するターボファンの概略斜視図である。
【図13】 本発明の実施例を説明するグラフ図である。
【図14】 天井埋込型空気調和装置の構成及び構造を説明する天井埋込型空気調和装置の概略断面図である。
【図15】 天井埋込型空気調和装置に設けられたターボファンの従来構造を説明するターボファンを構成する羽根の概略正面図である。
【符号の説明】
21 天井埋込型空気調和装置(空気調和装置)
31 ケース本体
32 吸込口
36 熱交換器
35 ターボファン
38 吹出口
41 主板
42 羽根
42a 前縁
42b 後縁
43 シュラウド
51 突起
α 傾斜角度
β 傾斜角度

Claims (15)

  1. 回転される主板と、該主板の対向位置に設けられた環状のシュラウドと、これら主板とシュラウドとの間に、周方向へ沿って間隔をあけて設けられ、外周側の端部である後縁に対して内周側の端部である前縁が回転方向側へ傾けられた複数の羽根とを有し、回転されることにより、シュラウド側から空気を吸い込み、外周側へ吹き出すターボファンであって、
    前記羽根は、前記前縁から前記後縁にわたって、前記主板との接合端部に対して前記シュラウドとの接合端部の位置が、回転方向側へずらされ
    前記羽根の前縁側におけるシュラウド側の端部が、回転方向側へ傾斜されていることを特徴とするターボファン。
  2. 前記羽根の前縁側におけるシュラウド側の端部は、回転方向側へ湾曲させることにより傾斜されていることを特徴とする請求項1記載のターボファン。
  3. 前記羽根の前縁側におけるシュラウド側の端部は、回転方向との直交面に対する傾斜角度が、30〜40°の範囲とされていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のターボファン。
  4. 前記羽根の前縁側におけるシュラウド側の端部には、反回転方向側に突起が設けられていることを特徴とする請求項1記載のターボファン。
  5. 前記前縁全体が回転方向側へ湾曲されて反回転方向へ膨出されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載のターボファン。
  6. 前記後縁全体が回転方向側へ湾曲されて反回転方向へ膨出されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載のターボファン。
  7. 前記羽根の前縁は、径方向内方へ向かって回転方向へ傾斜されてなり、その傾斜角度は、前記主板側及び前記シュラウド側に対して中央側が大きくされていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載のターボファン。
  8. 前記羽根の後縁は、径方向外方へ向かって反回転方向へ傾斜されてなり、その傾斜角度は、前記主板側及び前記シュラウド側に対して中央側が大きくされていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載のターボファン。
  9. 前記羽根の前縁は、径方向内方へ向かって回転方向へ傾斜され、前記羽根の後縁は、径方向外方へ向かって反回転方向へ傾斜されてなり、それぞれの傾斜角度は、前記主板側及び前記シュラウド側に対して中央側が大きくされていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載のターボファン。
  10. 前記前縁側の傾斜角度は、前記主板側よりも前記シュラウド側が小さくされていることを特徴とする請求項7または請求項9記載のターボファン。
  11. 前記前縁側の傾斜角度は、回転方向に対して10〜30°の範囲とされていることを特徴とする請求項7、請求項9または請求項10記載のターボファン。
  12. 前記後縁側の傾斜角度は、前記シュラウド側よりも前記主板側が小さくされていることを特徴とする請求項8または請求項9記載のターボファン。
  13. 前記後縁側の傾斜角度は、回転方向に対して25〜45°の範囲とされていることを特徴とする請求項8、請求項9または請求項12記載のターボファン。
  14. 互いに隣接する前記羽根は、前縁側と後縁側とが互いに径方向にラップされてなり、このラップの角度の範囲は、前記羽根の最先端部から最後端部までの角度の範囲の1/4以下とされていることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項記載のターボファン。
  15. ケース本体に設けられた吸込口から空気を吸い込み、この空気をケース本体内のターボファンによって熱交換器に流して熱交換させた後、吹出口から室内空間に空調空気として吹き出して空調を行う空気調和装置において、前記ターボファンとして、請求項1〜14のいずれか1項記載のターボファンを備えたことを特徴とする空気調和装置。
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