JP3851841B2 - コネクタの離脱構造及びコネクタ離脱用治具 - Google Patents

コネクタの離脱構造及びコネクタ離脱用治具 Download PDF

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Description

【0001 】
【発明の属する技術分野】
本発明は、相嵌合する第一コネクタと第二コネクタとをコネクタ離脱用治具を用いて離脱させるコネクタの離脱構造と、前記コネクタ離脱用治具とに関する。
【0002 】
【従来の技術】
図10は、従来より一般的に知られているレバー嵌合式コネクタを示す斜視図である。レバー嵌合式コネクタAは相嵌合する一対のコネクタハウジング101とコネクタハウジング102とから成り、一方のコネクタハウジング101の外周壁101aには、嵌合、離脱の操作を行うレバー103が回動自在に設けられている。
【0003 】
コネクタハウジング101は、合成樹脂材の成形加工により形成されており、図11に示される如く、外周壁101aの内側には複数の端子収容室104が形成されている。また、コネクタハウジング101には、スペーサ105が嵌着するようになっており、端子収容室104内に収容された端子金具(図示せず)の抜けが防止されている。端子収容室104の後方には、電線挿入筒部106が連設されている。
【0004 】
外周壁101aの両側には、レバー103を回動自在に支持するための支持突起107が設けられている。また、外周壁101aの両側中間部には、外周壁101aの嵌合側縁部101bから支持突起107に向けて切り込まれた導入溝108が開口形成されている。外周壁101aの後端(電線挿入口101b側)上下には、支持突起107と導入溝108とを結ぶ線に対し対称となる位置に、くさび形の係止突起109、109′が先端109a、109a′を斜め後方に向けて対向するように付設されている。
【0005 】
他方のコネクタハウジング102は、コネクタハウジング101と同様に合成樹脂材の成形加工により形成されており、その内部にはコネクタハウジング101内の端子金具と嵌合する複数の端子金具110が収容されている。また、周壁102aの両側には、被駆動ピン111が突設されている。
【0006 】
レバー103は、両側の支承部103a、103a間を操作部103bで連結した、ほぼ門型の形状に形成されている。そして、支承部103aに設けられた孔112をコネクタハウジング101の支持突起107に嵌入することにより、コネクタハウジング101に対し支持突起107を軸として回動可能に装着されている。
【0007 】
レバー103の支承部103aの内側には、カム溝113が設けられており、操作部103bのほぼ中央部内側には、二本の可撓係止腕114、114が付設されている。可撓係止腕114は、それぞれほぼL字形に形成されており、自由端部114aを操作部103b方向へ向け、基部114aがレバー103の操作部103bに結合されている。自由端部114b相互間には、板状の係止部115が架設されている。
【0008 】
次に、双方のコネクタハウジング101、102を嵌合する際のレバー103の操作とロック機構について説明する。尚、コネクタハウジング101には、二つの係止突部109、109′が設けられているが、一方の係止突部109にレバー103をロックする場合について説明する。
【0009 】
図12に示されるように、他方のコネクタハウジング102を一方のコネクタハウジング101に接近させ、他方のコネクタハウジング102の被駆動ピン111を、一方のコネクタハウジング101の導入溝108内に導入してレバー103のカム溝113内に位置させる。そして、この状態でレバー103を矢印方向へ回動させると、被駆動ピン111がレバー103のカム溝113に沿って一方のコネクタハウジング101内に進入し、双方のコネクタハウジング101と102が互いに嵌合する。
【0010 】
このとき、図13に示されるように、レバー103に設けられた可撓係止腕114の係止部115が、一方のコネクタハウジング101の係止突部109の斜面部109bに当接する。さらに、レバー103を矢印方向へ回動させて行くと、図14に示されるように、可撓係止腕114が撓み、係止部115の係止端115aが係止突部109の先端109aに接近する。
【0011 】
矢印方向へのレバー103の回動を継続すると、係止部115の係止端115aが係止突部109の先端109aを乗り越える。係止端115aが係止突部109を乗り越えると、上方へ撓んでいた可撓係止腕114がそれ自体の弾性力により復元し、図15に示されるように、係止部115の係止端115aが係止突部109の下側に係合し、レバー103が一方のコネクタハウジング101にロックされる。
【0012 】
その後、レバー103のロックを解除する際には、図16に示されるように、可撓係止腕114の係止部115とレバー103の操作部103bとを手指で閉じるように摘むと、可撓係止腕114が上方へ撓み、係止部115の係止端115aが係止突部109の先端109aから外れ、レバー103が回動可能となる。そして、図16の矢印方向へレバー103を回動させれば、嵌合操作の逆操作が行われ、レバー103のカム溝113に沿って被駆動ピン111が移動し、一方のコネクタハウジング101から他方のコネクタハウジング102が離脱する。
【0013 】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来技術にあっては、図16の矢印方向へレバー103を回動させることにより、小さな力で一方のコネクタハウジング101と他方のコネクタハウジング102との離脱を行うことができるようなっている。これは近年、ワイヤハーネスのリサイクルにおいて効率よく解体するという点に対し効果的である。
【0014 】
しかしながら、レバー103を設けることにより、一方のコネクタハウジング101毎の構成部品点数の増大につながり、コネクタ全体の構造も複雑化してしまうという問題点を有している。また、レバー103の回動によりその回動範囲内のスペースが占有され、その結果、大型なコネクタになってしまうという問題点も有している。
【0015 】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされるもので、構成部品点数を削減し、構造を簡素化し、サイズを小型化した上で、容易にコネクタの離脱を行うことが可能なコネクタの離脱構造及びコネクタ離脱用治具を提供することを課題とする。
【0016 】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためなされた請求項1記載の本発明のコネクタの離脱構造は、相嵌合する第一コネクタと第二コネクタとをコネクタ離脱用治具を用いて離脱させるコネクタの離脱構造であって、前記第一コネクタの第一コネクタハウジングは、該第一コネクタハウジングの前後方向後部側に押圧操作部を形成し且つ中間に第一係止部を形成し且つ前記押圧操作部と前記第一係止部との間に貫通穴を形成した可撓性のあるロックアームと、前記貫通穴より臨む位置に形成した支点用突起とを有し、前記第二コネクタの第二コネクタハウジングは、前記第一係止部が係合可能となる第二係止部を有し、前記コネクタ離脱用治具は、先端に支点部を形成し且つ該支点部の近傍に係止突起を形成した前記貫通穴に差し込み可能な治具本体を有し、前記第一コネクタと前記第二コネクタとの嵌合状態からこれらを離脱させる際には、前記治具本体を前記貫通穴に差し込んで前記支点部を前記支点用突起に当接させつつ前記治具本体を前記第一コネクタハウジングの後部側に押し倒すとともに、押し倒した前記治具本体により前記押圧操作部を押圧して前記第一係止部と前記第二係止部との係合を解除し、さらに該係合の解除をしたままで前記係止突起を前記押圧操作部に引っ掛けて前記治具本体を前記後部側に移動させることを特徴としている。
【0017 】
請求項2記載の本発明のコネクタの離脱構造は、相嵌合する第一コネクタと第二コネクタとをコネクタ離脱用治具を用いて離脱させるコネクタの離脱構造であって、前記第一コネクタの第一コネクタハウジングは、該第一コネクタハウジングの前後方向後部側に押圧操作部を形成し且つ中間に第一係止部を形成した可撓性のあるロックアームと、該ロックアームの左右両側であって前記押圧操作部と前記第一係止部との間に位置する一対の支点用突起とを有し、前記第二コネクタの第二コネクタハウジングは、前記第一係止部が係合可能となる第二係止部を有し、前記コネクタ離脱用治具は、先端に支点部を形成し且つ該支点部の近傍に係止突起を形成した前記ロックアームの左右両側に差し込み可能な一対の治具本体を有し、前記第一コネクタと前記第二コネクタとの嵌合状態からこれらを離脱させる際には、前記一対の治具本体を前記ロックアームの左右両側に差し込んで前記支点部を前記支点用突起に当接させつつ前記一対の治具本体を前記第一コネクタハウジングの後部側に押し倒すとともに、押し倒した前記一対の治具本体により前記押圧操作部を押圧して前記第一係止部と前記第二係止部との係合を解除し、さらに該係合の解除をしたままで前記係止突起を前記押圧操作部に引っ掛けて前記治具本体を前記後部側に移動させることを特徴としている。
【0018 】
上記課題を解決するためなされた請求項3記載の本発明のコネクタ離脱用治具は、相嵌合する第一コネクタと第二コネクタとをこれらの嵌合状態から離脱させるコネクタ離脱用治具であって、前記第一コネクタの第一コネクタハウジングに形成した可撓性のあるロックアームの、前記第一コネクタハウジングの前後方向後部側に存する押圧操作部よりも前方に位置する貫通穴に差し込み可能な治具本体を有し、該治具本体は、前記貫通穴より臨む位置に形成した前記第一コネクタハウジングの支点用突起に当接する支点部と、前記押圧操作部を押圧し前記ロックアームを撓ませた状態で前記押圧操作部に引っ掛かる係止突起とを有することを特徴としている。
【0019 】
請求項4記載の本発明のコネクタ離脱用治具は、相嵌合する第一コネクタと第二コネクタとをこれらの嵌合状態から離脱させるコネクタ離脱用治具であって、前記第一コネクタの第一コネクタハウジングに形成した可撓性のあるロックアームの、前記第一コネクタハウジングの前後方向後部側に存する押圧操作部よりも前方且つ左右両側に差し込み可能な一対の治具本体を有し、該一対の治具本体は、前記ロックアームの左右両側に形成した前記第一コネクタハウジングの一対の支点用突起に当接する支点部と、前記押圧操作部を押圧し前記ロックアームを撓ませた状態で前記押圧操作部に引っ掛かる係止突起とを有することを特徴としている。
【0020 】
請求項1、2に記載された本発明によれば、第一コネクタと第二コネクタとの嵌合状態からコネクタ離脱用治具を用いてこれら二つのコネクタを離脱させる構造の発明であり、また、請求項3、4に記載された本発明によれば、第一コネクタと第二コネクタとの嵌合状態からこれら二つのコネクタを離脱させるコネクタ離脱用治具の発明である。
【0021 】
請求項1、3に記載された本発明の作用を説明する。先ず、コネクタ離脱用治具の治具本体を第一コネクタの第一コネクタハウジングにおけるロックアームの貫通穴に差し込んで、治具本体の支点部を第一コネクタハウジングの支点用突起に当接させる。次に、支点部を支点用突起に当接させたままで貫通穴に差し込んだ治具本体を第一コネクタハウジングの後部側に押し倒し、治具本体でロックアームの押圧操作部を押圧する。これにより、ロックアームが撓み、係合状態にあったロックアームの第一係止部と第二コネクタの第二コネクタハウジングの第二係止部との係合が解除される。続いて、第一係止部と第二係止部との係合が解除されたままで、治具本体の係止突起を押圧操作部に引っ掛けつつ、そのまま治具本体を第一コネクタハウジングの後部側に移動させる。これにより、第一コネクタハウジングの前部及び第二コネクタハウジングの奥壁の間隔が徐々に広がって相嵌合する第一コネクタと第二コネクタとの離脱が開始する。そして、ある程度間隔が広がると、第一コネクタハウジング及び第二コネクタハウジング同士、特に端子金具同士の摩擦抵抗が緩和される。この状態において、治具本体をさらに移動させると、容易に第一コネクタ及び第二コネクタが離脱し、コネクタの離脱に係る作業が完了する。
請求項1、3に記載された本発明によれば、少なくとも離脱に係る作業に必要な数だけコネクタ離脱用治具を揃えればよく、コネクタハウジング毎の構成部品点数の増大につながることはない。また、コネクタ離脱用治具は、第一コネクタ及び第二コネクタそれぞれに対し別体になることから、コネクタ全体の構造が複雑化したり大型化したりすることもない。請求項1、3に記載された本発明のコネクタの離脱構造、コネクタ離脱用治具は、構成部品点数を削減し、構造を簡素化し、サイズを小型化した上で、容易にコネクタの離脱を行うことができる。
【0022 】
請求項2、4に記載された本発明の作用を説明する。先ず、コネクタ離脱用治具の一対の治具本体を第一コネクタの第一コネクタハウジングにおけるロックアームの左右両側に差し込んで、一対の治具本体の支点部を第一コネクタハウジングの一対の支点用突起に当接させる。次に、支点部を支点用突起に当接させたままでロックアームの左右両側に差し込んだ一対の治具本体を第一コネクタハウジングの後部側に押し倒し、一対の治具本体でロックアームの押圧操作部を押圧する。これにより、ロックアームが撓み、係合状態にあったロックアームの第一係止部と第二コネクタの第二コネクタハウジングの第二係止部との係合が解除される。続いて、第一係止部と第二係止部との係合が解除されたままで、一対の治具本体の係止突起を押圧操作部に引っ掛けつつ、そのまま一対の治具本体を第一コネクタハウジングの後部側に移動させる。これにより、第一コネクタハウジングの前部及び第二コネクタハウジングの奥壁の間隔が徐々に広がって相嵌合する第一コネクタと第二コネクタとの離脱が開始する。そして、ある程度間隔が広がると、第一コネクタハウジング及び第二コネクタハウジング同士、特に端子金具同士の摩擦抵抗が緩和される。この状態において、治具本体をさらに移動させると、容易に第一コネクタ及び第二コネクタが離脱し、コネクタの離脱に係る作業が完了する。
請求項2、4に記載された本発明によれば、少なくとも離脱に係る作業に必要な数だけコネクタ離脱用治具を揃えればよく、コネクタハウジング毎の構成部品点数の増大につながることはない。また、コネクタ離脱用治具は、第一コネクタ及び第二コネクタそれぞれに対し別体になることから、コネクタ全体の構造が複雑化したり大型化したりすることもない。請求項2、4に記載された本発明のコネクタの離脱構造、コネクタ離脱用治具は、構成部品点数を削減し、構造を簡素化し、サイズを小型化した上で、容易にコネクタの離脱を行うことができる。
【0023 】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明のコネクタの離脱構造及びコネクタ離脱用治具の一実施の形態を示す斜視図である。また、図2は図1の第一コネクタ及び第二コネクタの平面図、図3は図2のA−A線断面図、図4は図2のB−B線断面図、図5はロックアームの貫通穴に差し込まれた治具本体の支点部が支点用突起に当接し且つ治具本体が後部側に押し倒されて押圧操作部に当接した状態を示す断面図、図6はロックアームが撓み且つ治具本体の係止突起が押圧操作部に引っ掛かった状態を示す断面図、図7は第一コネクタと第二コネクタとの離脱が開始した状態を示す断面図である。
【0024 】
図1及び図2において、引用符号1、2は雌型の第一コネクタ、雄型の第二コネクタを示しており、相嵌合するように構成されている。また、引用符号3は第一コネクタ1と第二コネクタ2との嵌合状態からこれら二つのコネクタ1、2を離脱させる際に用いられるコネクタ離脱用治具を示している。
【0025 】
第一コネクタ1は、合成樹脂製の第一コネクタハウジング4と、図示しない複数の端子金具とを備えて構成されている。複数の端子金具は、それぞれ第一コネクタハウジング4内に形成された複数の端子収容室に収容されており、ワイヤハーネスを構成する複数の電線5の各端末が接続されている。複数の端子金具及び複数の端子収容室は、既知のものと同じであるものとし、その説明及び図示をここでは省略するものとする。
【0026 】
第一コネクタハウジング4は、箱形形状に形成されており、第一コネクタハウジング4の前面には、上記図示しない端子収容室に第二コネクタ2の後述する図示しない端子金具を導入するための孔が複数形成されている。第一コネクタハウジング4の後面には、図示しない端子金具に対する挿入口が複数形成されている。第一コネクタハウジング4の上面には、ロックアーム6と複数のガイドリブ7と支点用突起8とが形成されている。
【0027 】
ロックアーム6は、その基端部が第一コネクタハウジング4の前部側に連成されており、且つアーム先端が第一コネクタハウジング4の後部側にのびる片持ちアーム状に形成されている。すなわち、ロックアーム6は、第一コネクタハウジング4の前後方向にのびるように形成されている。ロックアーム6のアーム先端上面には、押圧操作部9が形成されている。また、ロックアーム6の中間上面には、突起状の第一係止部10が形成されている。さらに、押圧操作部9と第一係止部10との間には、貫通穴11が形成されている。本形態において、貫通穴11よりも後部側が押圧操作部9であるものとする。
【0028 】
ロックアーム6は、押圧操作部9を押圧することにより、アーム先端下面が第一コネクタハウジング4の上面に接触する方向に弾性変形するようになっている。複数のガイドリブ7は、ロックアーム6の左右両側に形成されている。また、複数のガイドリブ7は、第一コネクタハウジング4の前後方向にのびるように形成されている。支点用突起8は、貫通穴11より臨む位置に形成されている。また、支点用突起8は、コネクタ離脱用治具3の支点となる部分(後述する)として形成されている。
【0029 】
第二コネクタ2は、合成樹脂製の第二コネクタハウジング12と、図示しない複数の端子金具とを備えて構成されている。複数の端子金具は、それぞれ第二コネクタハウジング12内に形成された複数の端子収容室に収容されており、ワイヤハーネスを構成する複数の電線13の各端末が接続されている。複数の端子金具及び複数の端子収容室は、既知のものと同じであるものとし、その説明及び図示をここでは省略するものとする。
【0030 】
第二コネクタハウジング12は、前面が開放された箱形形状に形成されている。また、第二コネクタハウジング12は、上記前面を介して内側に第一コネクタハウジング4が嵌合するように形成されている。第二コネクタハウジング12の上記内側には、奥壁(後面を有する壁)を介して上記図示しない複数の端子金具の電気接触部が突出しており、第一コネクタハウジング4が嵌合した際には、上記孔を介して第一コネクタ1の端子金具と電気的に接続されるようになっている。第二コネクタハウジング12の上壁(上面を有する壁)には、第二係止部14と複数のガイド溝15と凹部16とが形成されている。
【0031 】
第二係止部14は、上記上壁の内側であって第一コネクタ1の第一係止部10が係合可能となる突起状に形成されている。複数のガイド溝15は、第二コネクタハウジング12の前後方向にのびており、第一コネクタ1の複数のガイドリブ7を案内することができるように形成されている。凹部16は、コネクタ離脱用治具3に対する逃がし部分であって、第一コネクタ1及び第二コネクタ2の嵌合時において、貫通穴11を臨むことができるように前記前面を切り欠いて形成されている。
【0032 】
コネクタ離脱用治具3は、図1に示される如く、貫通穴11に差し込み可能な棒状の治具本体17を有している。また、コネクタ離脱用治具3は、治具本体17に連成される図示しない操作部を有している。治具本体17には、支点部18と係止突起19と押圧面20とが形成されている。支点部18は、治具本体17の一端(先端)に形成されており、その近傍には係止突起19が形成されている。また、係止突起19がある面には、押圧面20が形成されている。図示しない操作部は、作業者にとって作業し易い形状に形成されている。
【0033 】
次に、上記構成に基づいて、本発明のコネクタの離脱構造及びコネクタ離脱用治具に係る作用を説明する。
【0034 】
図3及び図4において、コネクタの離脱に係る作業を開始する際には、先ず、嵌合状態にある第一コネクタ1及び第二コネクタ2の上方にコネクタ離脱用治具3を配置する。具体的には、第一コネクタ1の貫通穴11の上方にコネクタ離脱用治具3の治具本体17を配置する。
【0035 】
次に、コネクタ離脱用治具3の配置が終わると、治具本体17を下方(矢線A方向)へ移動させ上記作業を開始する。すなわち、治具本体17を貫通穴11に差し込んで、支点部18を支点用突起8に当接させる。続いて、貫通穴11に差し込んだ治具本体17を、支点部18を支点用突起8に当接させたままで第一コネクタハウジング4の後部側に押し倒し(矢線B参照)、押圧面20で押圧操作部9を押圧する(図5参照)。
【0036 】
これにより、図6に示される如く、ロックアーム6が撓み、係合状態にあった第一係止部10と第二係止部14との係合が解除される。続いて、図7に示される如く、第一係止部10と第二係止部14との係合が解除されたままで、係止突起19を押圧操作部9に引っ掛け(貫通穴11に引っ掛け)、そのまま治具本体17を第一コネクタハウジング4の後部側に移動(矢線C参照)させる。これにより、第一コネクタハウジング4の前部21及び第二コネクタハウジング12の奥壁22の間隔が徐々に広がって相嵌合する第一コネクタ1と第二コネクタ2との離脱が開始する。
【0037 】
そして、ある程度間隔が広がると、第一コネクタハウジング4及び第二コネクタハウジング12同士、特に端子金具同士の摩擦抵抗が緩和される。この状態において、治具本体17をさらに移動させると(又は、作業者自身の手で第一コネクタ1及び第二コネクタ2それぞれを引っ張ると)、容易に第一コネクタ1及び第二コネクタ2が離脱し、コネクタの離脱に係る作業が完了する。
【0038 】
以上、図1ないし図7までを参照しながら説明してきたように、第一コネクタ1と第二コネクタ2との嵌合状態からこれら二つのコネクタ1、2を離脱させるためにコネクタ離脱用治具3が用いられる。従って、少なくとも離脱の作業に必要な数だけコネクタ離脱用治具3を揃えればよく、従来のようなコネクタハウジング毎の構成部品点数の増大につながることはない。また、コネクタ離脱用治具3は、第一コネクタ1及び第二コネクタ2それぞれに対し別体になることから、コネクタ全体の構造が複雑化したり大型化したりすることもない。
【0039 】
図8は本発明によるコネクタの離脱構造及びコネクタ離脱用治具の他の一実施の形態を示す斜視図である。また、図9は図8の第一コネクタ及び第二コネクタの平面図である。
【0040 】
図8及び図9において、引用符号31、32は雌型の第一コネクタ、雄型の第二コネクタを示しており、相嵌合するように構成されている。また、引用符号33は第一コネクタ31と第二コネクタ32との嵌合状態からこれら二つのコネクタ31、32を離脱させる際に用いられるコネクタ離脱用治具を示している。
【0041 】
第一コネクタ31は、合成樹脂製の第一コネクタハウジング34と、図示しない複数の端子金具とを備えて構成されている。複数の端子金具は、それぞれ第一コネクタハウジング34内に形成された複数の端子収容室に収容されており、ワイヤハーネスを構成する複数の電線35の各端末が接続されている。複数の端子金具及び複数の端子収容室は、既知のものと同じであるものとし、その説明及び図示をここでは省略するものとする。
【0042 】
第一コネクタハウジング34は、箱形形状に形成されており、第一コネクタハウジング34の前面には、上記図示しない端子収容室に第二コネクタ32の後述する図示しない端子金具を導入するための孔が複数形成されている。第一コネクタハウジング34の後面には、図示しない端子金具に対する挿入口が複数形成されている。第一コネクタハウジング34の上面には、ロックアーム36と複数のガイドリブ37と一対の支点用突起38とが形成されている。ガイドリブ37は、第一コネクタハウジング34の側面にも形成されている。
【0043 】
ロックアーム36は、その基端部が第一コネクタハウジング34の前部側に連成されており、且つアーム先端が第一コネクタハウジング34の後部側にのびる片持ちアーム状に形成されている。すなわち、ロックアーム36は、第一コネクタハウジング34の前後方向にのびるように形成されている。ロックアーム36のアーム先端上面には、押圧操作部39が形成されている。また、ロックアーム36の中間上面には、突起状の第一係止部40が形成されている。押圧操作部39は、左右方向にのびるように形成されている。
【0044 】
ロックアーム36は、押圧操作部39を押圧することにより、アーム先端下面が第一コネクタハウジング34の上面に接触する方向に弾性変形するようになっている。複数のガイドリブ37は、ロックアーム36の左右両側及び上記側面に形成されている。また、複数のガイドリブ37は、第一コネクタハウジング34の前後方向にのびるように形成されている。一対の支点用突起38は、ロックアーム36の左右両側であって押圧操作部39と第一係止部40との間に位置するように形成されている。また、一対の支点用突起38は、コネクタ離脱用治具33の支点となる部分(後述する)として形成されている。
【0045 】
第二コネクタ32は、合成樹脂製の第二コネクタハウジング41と、図示しない複数の端子金具とを備えて構成されている。複数の端子金具は、それぞれ第二コネクタハウジング41内に形成された複数の端子収容室に収容されており、ワイヤハーネスを構成する複数の電線42の各端末が接続されている。複数の端子金具及び複数の端子収容室は、既知のものと同じであるものとし、その説明及び図示をここでは省略するものとする。
【0046 】
第二コネクタハウジング41は、前面が開放された箱形形状に形成されている。また、第二コネクタハウジング41は、上記前面を介して内側に第一コネクタハウジング34が嵌合するように形成されている。第二コネクタハウジング41の上記内側には、奥壁(後面を有する壁)を介して上記図示しない複数の端子金具の電気接触部が突出しており、第一コネクタハウジング34が嵌合した際には、上記孔を介して第一コネクタ31の端子金具と電気的に接続されるようになっている。第二コネクタハウジング41の上壁(上面を有する壁)には、第二係止部43と複数のガイド溝44と凹部45とが形成されている。ガイド溝44は、第二コネクタハウジング41の側面にも形成されている。
【0047 】
第二係止部43は、上記上壁の内側であって第一コネクタ31の第一係止部40が係合可能となる突起状に形成されている。複数のガイド溝44は、第二コネクタハウジング41の前後方向にのびており、第一コネクタ31の複数のガイドリブ37を案内することができるように形成されている。凹部45は、コネクタ離脱用治具33に対する逃がし部分であって、第一コネクタ31及び第二コネクタ32の嵌合時において、一対の支点用突起38を臨むことができるように前記前面を切り欠いて形成されている。
【0048 】
コネクタ離脱用治具33は、図8に示される如く、ロックアーム36の左右両側に差し込み可能な棒状の一対の治具本体46と、これらをつなぐ連結部47とを有している。また、コネクタ離脱用治具33は、連結部47に連成される図示しない操作部を有している。一対の治具本体46には、支点部48と係止突起49と押圧面50とが形成されている。支点部48は、治具本体46の一端(先端)に形成されており、その近傍には係止突起49が形成されている。また、係止突起49がある面には、押圧面50が形成されている。図示しない操作部は、作業者にとって作業し易い形状に形成されている。
【0049 】
次に、上記構成に基づいて、本発明のコネクタの離脱構造及びコネクタ離脱用治具に係る作用を説明する。
【0050 】
コネクタの離脱に係る作業を開始する際には、先ず、嵌合状態にある第一コネクタ31及び第二コネクタ32の上方にコネクタ離脱用治具33を配置する。具体的には、第一コネクタ31の一対の支点用突起38の上方にコネクタ離脱用治具33の一対の治具本体46を配置する。
【0051 】
次に、コネクタ離脱用治具33の配置が終わると、一対の治具本体46を下方へ移動させ上記作業を開始する。すなわち、一対の治具本体46をロックアーム36の左右両側に差し込んで、一対の治具本体46の支点部48を一対の支点用突起38に当接させる。続いて、ロックアーム36の左右両側に差し込んだ一対の治具本体46を、支点部48を支点用突起38に当接させたままで第一コネクタハウジング34の後部側に押し倒し、押圧面50で押圧操作部39を押圧する。
【0052 】
これにより、ロックアーム36が撓み、係合状態にあった第一係止部40と第二係止部43との係合が解除される。続いて、第一係止部40と第二係止部43との係合が解除されたままで、係止突起49を押圧操作部39に引っ掛け、そのまま一対の治具本体46を第一コネクタハウジング34の後部側に移動(矢線C参照)させる。これにより、第一コネクタハウジング34の前部及び第二コネクタハウジング41の奥壁の間隔が徐々に広がって相嵌合する第一コネクタ31と第二コネクタ32との離脱が開始する。
【0053 】
そして、ある程度間隔が広がると、第一コネクタハウジング34及び第二コネクタハウジング41同士、特に端子金具同士の摩擦抵抗が緩和される。この状態において、一対の治具本体46をさらに移動させると(又は、作業者自身の手で第一コネクタ31及び第二コネクタ32それぞれを引っ張ると)、容易に第一コネクタ31及び第二コネクタ32が離脱し、コネクタの離脱に係る作業が完了する。
【0054 】
以上、図8及び図9を参照しながら説明してきたように、第一コネクタ31と第二コネクタ32との嵌合状態からこれら二つのコネクタ31、32を離脱させるためにコネクタ離脱用治具33が用いられる。従って、少なくとも離脱の作業に必要な数だけコネクタ離脱用治具33を揃えればよく、従来のようなコネクタハウジング毎の構成部品点数の増大につながることはない。また、コネクタ離脱用治具33は、第一コネクタ31及び第二コネクタ32それぞれに対し別体になることから、コネクタ全体の構造が複雑化したり大型化したりすることもない。
【0055 】
その他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
【0056 】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1、2に記載された本発明によれば、第一コネクタと第二コネクタとの嵌合状態からこれら二つのコネクタを離脱させるためにコネクタ離脱用治具を用いる。少なくとも離脱の作業に必要な数だけコネクタ離脱用治具を揃えればよく、コネクタハウジング毎の構成部品点数の増大につながることはない。また、コネクタ離脱用治具は、第一コネクタ及び第二コネクタそれぞれに対し別体になることから、コネクタ全体の構造が複雑化したり大型化したりすることもない。従って、構成部品点数を削減し、構造を簡素化し、サイズを小型化した上で、容易にコネクタの離脱を行うことが可能なコネクタの離脱構造を提供することができるという効果を奏する。
【0057 】
請求項3、4に記載された本発明によれば、第一コネクタと第二コネクタとの嵌合状態からこれら二つのコネクタを離脱させる際に用いる。少なくとも離脱の作業に必要な数だけコネクタ離脱用治具を揃えればよく、コネクタハウジング毎の構成部品点数の増大につながることはない。また、第一コネクタ及び第二コネクタそれぞれに対し別体になることから、コネクタ全体の構造が複雑化したり大型化したりすることもない。従って、構成部品点数を削減し、構造を簡素化し、サイズを小型化した上で、容易にコネクタの離脱を行うことが可能なコネクタ離脱用治具を提供することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコネクタの離脱構造及びコネクタ離脱用治具の一実施の形態を示す斜視図である。
【図2】図1の第一コネクタ及び第二コネクタの平面図である。
【図3】図2のA−A線断面図(コネクタの離脱に係る作業開始時のコネクタ離脱用治具の位置関係を示す断面図)である。
【図4】図2のB−B線断面図(コネクタの離脱に係る作業開始時のコネクタ離脱用治具の位置関係を示す断面図)である。
【図5】ロックアームの貫通穴に差し込まれた治具本体の支点部が支点用突起に当接し且つ治具本体が後部側に押し倒されて押圧操作部に当接した状態を示す断面図である。
【図6】ロックアームが撓み且つ治具本体の係止突起が押圧操作部に引っ掛かった状態を示す断面図である。
【図7】第一コネクタと第二コネクタとの離脱が開始した状態を示す断面図である。
【図8】本発明によるコネクタの離脱構造及びコネクタ離脱用治具の他の一実施の形態を示す斜視図である。
【図9】図8の第一コネクタ及び第二コネクタの平面図である。
【図10】従来例のレバー嵌合式コネクタの斜視図である。
【図11】図10の一方のコネクタハウジング及びレバーを示す断面図である。
【図12】図10の双方のコネクタハウジングを嵌合する過程を示す説明図である。
【図13】図12のコネクタハウジング相互の嵌合時におけるレバーの可撓係止腕の状態を示す説明図である。
【図14】図13のレバーを更に回動させレバーのロックを開始する状態を示す説明図である。
【図15】図14のレバーの回動を継続してロックが行われた状態を示す説明図である。
【図16】図15のレバーのロックを解除する操作を示す説明図である。
【符号の説明】
1 第一コネクタ
2 第二コネクタ
3 コネクタ離脱用治具
4 第一コネクタハウジング
6 ロックアーム
8 支点用突起
9 押圧操作部
10 第一係止部
11 貫通穴
12 第二コネクタハウジング
14 第二係止部
17 治具本体
18 支点部
19 係止突起
20 押圧面
31 第一コネクタ
32 第二コネクタ
33 コネクタ離脱用治具
34 第一コネクタハウジング
36 ロックアーム
38 支点用突起
39 押圧操作部
40 第一係止部
41 第二コネクタハウジング
43 第二係止部
46 治具本体
48 支点部
49 係止突起
50 押圧面

Claims (4)

  1. 相嵌合する第一コネクタと第二コネクタとをコネクタ離脱用治具を用いて離脱させるコネクタの離脱構造であって、
    前記第一コネクタの第一コネクタハウジングは、該第一コネクタハウジングの前後方向後部側に押圧操作部を形成し且つ中間に第一係止部を形成し且つ前記押圧操作部と前記第一係止部との間に貫通穴を形成した可撓性のあるロックアームと、前記貫通穴より臨む位置に形成した支点用突起とを有し、
    前記第二コネクタの第二コネクタハウジングは、前記第一係止部が係合可能となる第二係止部を有し、
    前記コネクタ離脱用治具は、先端に支点部を形成し且つ該支点部の近傍に係止突起を形成した前記貫通穴に差し込み可能な治具本体を有し、
    前記第一コネクタと前記第二コネクタとの嵌合状態からこれらを離脱させる際には、前記治具本体を前記貫通穴に差し込んで前記支点部を前記支点用突起に当接させつつ前記治具本体を前記第一コネクタハウジングの後部側に押し倒すとともに、押し倒した前記治具本体により前記押圧操作部を押圧して前記第一係止部と前記第二係止部との係合を解除し、さらに該係合の解除をしたままで前記係止突起を前記押圧操作部に引っ掛けて前記治具本体を前記後部側に移動させる
    ことを特徴とするコネクタの離脱構造。
  2. 相嵌合する第一コネクタと第二コネクタとをコネクタ離脱用治具を用いて離脱させるコネクタの離脱構造であって、
    前記第一コネクタの第一コネクタハウジングは、該第一コネクタハウジングの前後方向後部側に押圧操作部を形成し且つ中間に第一係止部を形成した可撓性のあるロックアームと、該ロックアームの左右両側であって前記押圧操作部と前記第一係止部との間に位置する一対の支点用突起とを有し、
    前記第二コネクタの第二コネクタハウジングは、前記第一係止部が係合可能となる第二係止部を有し、
    前記コネクタ離脱用治具は、先端に支点部を形成し且つ該支点部の近傍に係止突起を形成した前記ロックアームの左右両側に差し込み可能な一対の治具本体を有し、
    前記第一コネクタと前記第二コネクタとの嵌合状態からこれらを離脱させる際には、前記一対の治具本体を前記ロックアームの左右両側に差し込んで前記支点部を前記支点用突起に当接させつつ前記一対の治具本体を前記第一コネクタハウジングの後部側に押し倒すとともに、押し倒した前記一対の治具本体により前記押圧操作部を押圧して前記第一係止部と前記第二係止部との係合を解除し、さらに該係合の解除をしたままで前記係止突起を前記押圧操作部に引っ掛けて前記治具本体を前記後部側に移動させる
    ことを特徴とするコネクタの離脱構造。
  3. 相嵌合する第一コネクタと第二コネクタとをこれらの嵌合状態から離脱させるコネクタ離脱用治具であって、
    前記第一コネクタの第一コネクタハウジングに形成した可撓性のあるロックアームの、前記第一コネクタハウジングの前後方向後部側に存する押圧操作部よりも前方に位置する貫通穴に差し込み可能な治具本体を有し、
    該治具本体は、前記貫通穴より臨む位置に形成した前記第一コネクタハウジングの支点用突起に当接する支点部と、前記押圧操作部を押圧し前記ロックアームを撓ませた状態で前記押圧操作部に引っ掛かる係止突起とを有する
    ことを特徴とするコネクタ離脱用治具。
  4. 相嵌合する第一コネクタと第二コネクタとをこれらの嵌合状態から離脱させるコネクタ離脱用治具であって、
    前記第一コネクタの第一コネクタハウジングに形成した可撓性のあるロックアームの、前記第一コネクタハウジングの前後方向後部側に存する押圧操作部よりも前方且つ左右両側に差し込み可能な一対の治具本体を有し、
    該一対の治具本体は、前記ロックアームの左右両側に形成した前記第一コネクタハウジングの一対の支点用突起に当接する支点部と、前記押圧操作部を押圧し前記ロックアームを撓ませた状態で前記押圧操作部に引っ掛かる係止突起とを有する
    ことを特徴とするコネクタ離脱用治具。
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