JP2003317867A - コネクタの離脱構造及びコネクタ離脱用治具 - Google Patents

コネクタの離脱構造及びコネクタ離脱用治具

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JP2003317867A JP2002126678A JP2002126678A JP2003317867A JP 2003317867 A JP2003317867 A JP 2003317867A JP 2002126678 A JP2002126678 A JP 2002126678A JP 2002126678 A JP2002126678 A JP 2002126678A JP 2003317867 A JP2003317867 A JP 2003317867A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成部品点数を削減し、構造を簡素化し、サ
イズを小型化した上で、容易にコネクタの離脱を行うこ
とが可能なコネクタの離脱構造及びコネクタ離脱用治具
を提供する。 【解決手段】 コネクタ離脱用治具3の治具本体17を
第一コネクタハウジング4のロックアーム6の貫通穴1
1に差し込んで、治具本体17の支点部18を第一コネ
クタハウジング4の支点用突起8に当接させる。そし
て、治具本体17を第一コネクタハウジング4の後部側
に押し倒すとともに、押し倒した治具本体17によりロ
ックアーム6の押圧操作部9を押圧して第一コネクタハ
ウジング4の第一係止部10と第二コネクタハウジング
12の第二係止部14との係合を解除する。さらに、該
係合の解除をしたままで治具本体17の係止突起19を
押圧操作部9に引っ掛けて治具本体17を前記後部側に
移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001 】
【発明の属する技術分野】本発明は、相嵌合する第一コ
ネクタと第二コネクタとをコネクタ離脱用治具を用いて
離脱させるコネクタの離脱構造と、前記コネクタ離脱用
治具とに関する。
【0002 】
【従来の技術】図10は、従来より一般的に知られてい
るレバー嵌合式コネクタを示す斜視図である。レバー嵌
合式コネクタAは相嵌合する一対のコネクタハウジング
101とコネクタハウジング102とから成り、一方の
コネクタハウジング101の外周壁101aには、嵌
合、離脱の操作を行うレバー103が回動自在に設けら
れている。
【0003 】コネクタハウジング101は、合成樹脂
材の成形加工により形成されており、図11に示される
如く、外周壁101aの内側には複数の端子収容室10
4が形成されている。また、コネクタハウジング101
には、スペーサ105が嵌着するようになっており、端
子収容室104内に収容された端子金具(図示せず)の
抜けが防止されている。端子収容室104の後方には、
電線挿入筒部106が連設されている。
【0004 】外周壁101aの両側には、レバー10
3を回動自在に支持するための支持突起107が設けら
れている。また、外周壁101aの両側中間部には、外
周壁101aの嵌合側縁部101bから支持突起107
に向けて切り込まれた導入溝108が開口形成されてい
る。外周壁101aの後端(電線挿入口101b側)上
下には、支持突起107と導入溝108とを結ぶ線に対
し対称となる位置に、くさび形の係止突起109、10
9′が先端109a、109a′を斜め後方に向けて対
向するように付設されている。
【0005 】他方のコネクタハウジング102は、コ
ネクタハウジング101と同様に合成樹脂材の成形加工
により形成されており、その内部にはコネクタハウジン
グ101内の端子金具と嵌合する複数の端子金具110
が収容されている。また、周壁102aの両側には、被
駆動ピン111が突設されている。
【0006 】レバー103は、両側の支承部103
a、103a間を操作部103bで連結した、ほぼ門型
の形状に形成されている。そして、支承部103aに設
けられた孔112をコネクタハウジング101の支持突
起107に嵌入することにより、コネクタハウジング1
01に対し支持突起107を軸として回動可能に装着さ
れている。
【0007 】レバー103の支承部103aの内側に
は、カム溝113が設けられており、操作部103bの
ほぼ中央部内側には、二本の可撓係止腕114、114
が付設されている。可撓係止腕114は、それぞれほぼ
L字形に形成されており、自由端部114aを操作部1
03b方向へ向け、基部114aがレバー103の操作
部103bに結合されている。自由端部114b相互間
には、板状の係止部115が架設されている。
【0008 】次に、双方のコネクタハウジング10
1、102を嵌合する際のレバー103の操作とロック
機構について説明する。尚、コネクタハウジング101
には、二つの係止突部109、109′が設けられてい
るが、一方の係止突部109にレバー103をロックす
る場合について説明する。
【0009 】図12に示されるように、他方のコネク
タハウジング102を一方のコネクタハウジング101
に接近させ、他方のコネクタハウジング102の被駆動
ピン111を、一方のコネクタハウジング101の導入
溝108内に導入してレバー103のカム溝113内に
位置させる。そして、この状態でレバー103を矢印方
向へ回動させると、被駆動ピン111がレバー103の
カム溝113に沿って一方のコネクタハウジング101
内に進入し、双方のコネクタハウジング101と102
が互いに嵌合する。
【0010 】このとき、図13に示されるように、レ
バー103に設けられた可撓係止腕114の係止部11
5が、一方のコネクタハウジング101の係止突部10
9の斜面部109bに当接する。さらに、レバー103
を矢印方向へ回動させて行くと、図14に示されるよう
に、可撓係止腕114が撓み、係止部115の係止端1
15aが係止突部109の先端109aに接近する。
【0011 】矢印方向へのレバー103の回動を継続
すると、係止部115の係止端115aが係止突部10
9の先端109aを乗り越える。係止端115aが係止
突部109を乗り越えると、上方へ撓んでいた可撓係止
腕114がそれ自体の弾性力により復元し、図15に示
されるように、係止部115の係止端115aが係止突
部109の下側に係合し、レバー103が一方のコネク
タハウジング101にロックされる。
【0012 】その後、レバー103のロックを解除す
る際には、図16に示されるように、可撓係止腕114
の係止部115とレバー103の操作部103bとを手
指で閉じるように摘むと、可撓係止腕114が上方へ撓
み、係止部115の係止端115aが係止突部109の
先端109aから外れ、レバー103が回動可能とな
る。そして、図16の矢印方向へレバー103を回動さ
せれば、嵌合操作の逆操作が行われ、レバー103のカ
ム溝113に沿って被駆動ピン111が移動し、一方の
コネクタハウジング101から他方のコネクタハウジン
グ102が離脱する。
【0013 】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術にあっては、図16の矢印方向へレバー103を回動
させることにより、小さな力で一方のコネクタハウジン
グ101と他方のコネクタハウジング102との離脱を
行うことができるようなっている。これは近年、ワイヤ
ハーネスのリサイクルにおいて効率よく解体するという
点に対し効果的である。
【0014 】しかしながら、レバー103を設けるこ
とにより、一方のコネクタハウジング101毎の構成部
品点数の増大につながり、コネクタ全体の構造も複雑化
してしまうという問題点を有している。また、レバー1
03の回動によりその回動範囲内のスペースが占有さ
れ、その結果、大型なコネクタになってしまうという問
題点も有している。
【0015 】本発明は、上述した事情に鑑みてなされ
るもので、構成部品点数を削減し、構造を簡素化し、サ
イズを小型化した上で、容易にコネクタの離脱を行うこ
とが可能なコネクタの離脱構造及びコネクタ離脱用治具
を提供することを課題とする。
【0016 】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
なされた請求項1記載の本発明のコネクタの離脱構造
は、相嵌合する第一コネクタと第二コネクタとをコネク
タ離脱用治具を用いて離脱させるコネクタの離脱構造で
あって、前記第一コネクタの第一コネクタハウジング
は、該第一コネクタハウジングの前後方向後部側に押圧
操作部を形成し且つ中間に第一係止部を形成し且つ前記
押圧操作部と前記第一係止部との間に貫通穴を形成した
可撓性のあるロックアームと、前記貫通穴より臨む位置
に形成した支点用突起とを有し、前記第二コネクタの第
二コネクタハウジングは、前記第一係止部が係合可能と
なる第二係止部を有し、前記コネクタ離脱用治具は、先
端に支点部を形成し且つ該支点部の近傍に係止突起を形
成した前記貫通穴に差し込み可能な治具本体を有し、前
記第一コネクタと前記第二コネクタとの嵌合状態からこ
れらを離脱させる際には、前記治具本体を前記貫通穴に
差し込んで前記支点部を前記支点用突起に当接させつつ
前記治具本体を前記第一コネクタハウジングの後部側に
押し倒すとともに、押し倒した前記治具本体により前記
押圧操作部を押圧して前記第一係止部と前記第二係止部
との係合を解除し、さらに該係合の解除をしたままで前
記係止突起を前記押圧操作部に引っ掛けて前記治具本体
を前記後部側に移動させることを特徴としている。
【0017 】請求項2記載の本発明のコネクタの離脱
構造は、相嵌合する第一コネクタと第二コネクタとをコ
ネクタ離脱用治具を用いて離脱させるコネクタの離脱構
造であって、前記第一コネクタの第一コネクタハウジン
グは、該第一コネクタハウジングの前後方向後部側に押
圧操作部を形成し且つ中間に第一係止部を形成した可撓
性のあるロックアームと、該ロックアームの左右両側で
あって前記押圧操作部と前記第一係止部との間に位置す
る一対の支点用突起とを有し、前記第二コネクタの第二
コネクタハウジングは、前記第一係止部が係合可能とな
る第二係止部を有し、前記コネクタ離脱用治具は、先端
に支点部を形成し且つ該支点部の近傍に係止突起を形成
した前記ロックアームの左右両側に差し込み可能な一対
の治具本体を有し、前記第一コネクタと前記第二コネク
タとの嵌合状態からこれらを離脱させる際には、前記一
対の治具本体を前記ロックアームの左右両側に差し込ん
で前記支点部を前記支点用突起に当接させつつ前記一対
の治具本体を前記第一コネクタハウジングの後部側に押
し倒すとともに、押し倒した前記一対の治具本体により
前記押圧操作部を押圧して前記第一係止部と前記第二係
止部との係合を解除し、さらに該係合の解除をしたまま
で前記係止突起を前記押圧操作部に引っ掛けて前記治具
本体を前記後部側に移動させることを特徴としている。
【0018 】上記課題を解決するためなされた請求項
3記載の本発明のコネクタ離脱用治具は、相嵌合する第
一コネクタと第二コネクタとをこれらの嵌合状態から離
脱させるコネクタ離脱用治具であって、前記第一コネク
タの第一コネクタハウジングに形成した可撓性のあるロ
ックアームの、前記第一コネクタハウジングの前後方向
後部側に存する押圧操作部よりも前方に位置する貫通穴
に差し込み可能な治具本体を有し、該治具本体は、前記
貫通穴より臨む位置に形成した前記第一コネクタハウジ
ングの支点用突起に当接する支点部と、前記押圧操作部
を押圧し前記ロックアームを撓ませた状態で前記押圧操
作部に引っ掛かる係止突起とを有することを特徴として
いる。
【0019 】請求項4記載の本発明のコネクタ離脱用
治具は、相嵌合する第一コネクタと第二コネクタとをこ
れらの嵌合状態から離脱させるコネクタ離脱用治具であ
って、前記第一コネクタの第一コネクタハウジングに形
成した可撓性のあるロックアームの、前記第一コネクタ
ハウジングの前後方向後部側に存する押圧操作部よりも
前方且つ左右両側に差し込み可能な一対の治具本体を有
し、該一対の治具本体は、前記ロックアームの左右両側
に形成した前記第一コネクタハウジングの一対の支点用
突起に当接する支点部と、前記押圧操作部を押圧し前記
ロックアームを撓ませた状態で前記押圧操作部に引っ掛
かる係止突起とを有することを特徴としている。
【0020 】請求項1、2に記載された本発明によれ
ば、第一コネクタと第二コネクタとの嵌合状態からコネ
クタ離脱用治具を用いてこれら二つのコネクタを離脱さ
せる構造の発明であり、また、請求項3、4に記載され
た本発明によれば、第一コネクタと第二コネクタとの嵌
合状態からこれら二つのコネクタを離脱させるコネクタ
離脱用治具の発明である。
【0021 】請求項1、3に記載された本発明の作用
を説明する。先ず、コネクタ離脱用治具の治具本体を第
一コネクタの第一コネクタハウジングにおけるロックア
ームの貫通穴に差し込んで、治具本体の支点部を第一コ
ネクタハウジングの支点用突起に当接させる。次に、支
点部を支点用突起に当接させたままで貫通穴に差し込ん
だ治具本体を第一コネクタハウジングの後部側に押し倒
し、治具本体でロックアームの押圧操作部を押圧する。
これにより、ロックアームが撓み、係合状態にあったロ
ックアームの第一係止部と第二コネクタの第二コネクタ
ハウジングの第二係止部との係合が解除される。続い
て、第一係止部と第二係止部との係合が解除されたまま
で、治具本体の係止突起を押圧操作部に引っ掛けつつ、
そのまま治具本体を第一コネクタハウジングの後部側に
移動させる。これにより、第一コネクタハウジングの前
部及び第二コネクタハウジングの奥壁の間隔が徐々に広
がって相嵌合する第一コネクタと第二コネクタとの離脱
が開始する。そして、ある程度間隔が広がると、第一コ
ネクタハウジング及び第二コネクタハウジング同士、特
に端子金具同士の摩擦抵抗が緩和される。この状態にお
いて、治具本体をさらに移動させると、容易に第一コネ
クタ及び第二コネクタが離脱し、コネクタの離脱に係る
作業が完了する。請求項1、3に記載された本発明によ
れば、少なくとも離脱に係る作業に必要な数だけコネク
タ離脱用治具を揃えればよく、コネクタハウジング毎の
構成部品点数の増大につながることはない。また、コネ
クタ離脱用治具は、第一コネクタ及び第二コネクタそれ
ぞれに対し別体になることから、コネクタ全体の構造が
複雑化したり大型化したりすることもない。請求項1、
3に記載された本発明のコネクタの離脱構造、コネクタ
離脱用治具は、構成部品点数を削減し、構造を簡素化
し、サイズを小型化した上で、容易にコネクタの離脱を
行うことができる。
【0022 】請求項2、4に記載された本発明の作用
を説明する。先ず、コネクタ離脱用治具の一対の治具本
体を第一コネクタの第一コネクタハウジングにおけるロ
ックアームの左右両側に差し込んで、一対の治具本体の
支点部を第一コネクタハウジングの一対の支点用突起に
当接させる。次に、支点部を支点用突起に当接させたま
までロックアームの左右両側に差し込んだ一対の治具本
体を第一コネクタハウジングの後部側に押し倒し、一対
の治具本体でロックアームの押圧操作部を押圧する。こ
れにより、ロックアームが撓み、係合状態にあったロッ
クアームの第一係止部と第二コネクタの第二コネクタハ
ウジングの第二係止部との係合が解除される。続いて、
第一係止部と第二係止部との係合が解除されたままで、
一対の治具本体の係止突起を押圧操作部に引っ掛けつ
つ、そのまま一対の治具本体を第一コネクタハウジング
の後部側に移動させる。これにより、第一コネクタハウ
ジングの前部及び第二コネクタハウジングの奥壁の間隔
が徐々に広がって相嵌合する第一コネクタと第二コネク
タとの離脱が開始する。そして、ある程度間隔が広がる
と、第一コネクタハウジング及び第二コネクタハウジン
グ同士、特に端子金具同士の摩擦抵抗が緩和される。こ
の状態において、治具本体をさらに移動させると、容易
に第一コネクタ及び第二コネクタが離脱し、コネクタの
離脱に係る作業が完了する。請求項2、4に記載された
本発明によれば、少なくとも離脱に係る作業に必要な数
だけコネクタ離脱用治具を揃えればよく、コネクタハウ
ジング毎の構成部品点数の増大につながることはない。
また、コネクタ離脱用治具は、第一コネクタ及び第二コ
ネクタそれぞれに対し別体になることから、コネクタ全
体の構造が複雑化したり大型化したりすることもない。
請求項2、4に記載された本発明のコネクタの離脱構
造、コネクタ離脱用治具は、構成部品点数を削減し、構
造を簡素化し、サイズを小型化した上で、容易にコネク
タの離脱を行うことができる。
【0023 】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明のコネクタの離脱構
造及びコネクタ離脱用治具の一実施の形態を示す斜視図
である。また、図2は図1の第一コネクタ及び第二コネ
クタの平面図、図3は図2のA−A線断面図、図4は図
2のB−B線断面図、図5はロックアームの貫通穴に差
し込まれた治具本体の支点部が支点用突起に当接し且つ
治具本体が後部側に押し倒されて押圧操作部に当接した
状態を示す断面図、図6はロックアームが撓み且つ治具
本体の係止突起が押圧操作部に引っ掛かった状態を示す
断面図、図7は第一コネクタと第二コネクタとの離脱が
開始した状態を示す断面図である。
【0024 】図1及び図2において、引用符号1、2
は雌型の第一コネクタ、雄型の第二コネクタを示してお
り、相嵌合するように構成されている。また、引用符号
3は第一コネクタ1と第二コネクタ2との嵌合状態から
これら二つのコネクタ1、2を離脱させる際に用いられ
るコネクタ離脱用治具を示している。
【0025 】第一コネクタ1は、合成樹脂製の第一コ
ネクタハウジング4と、図示しない複数の端子金具とを
備えて構成されている。複数の端子金具は、それぞれ第
一コネクタハウジング4内に形成された複数の端子収容
室に収容されており、ワイヤハーネスを構成する複数の
電線5の各端末が接続されている。複数の端子金具及び
複数の端子収容室は、既知のものと同じであるものと
し、その説明及び図示をここでは省略するものとする。
【0026 】第一コネクタハウジング4は、箱形形状
に形成されており、第一コネクタハウジング4の前面に
は、上記図示しない端子収容室に第二コネクタ2の後述
する図示しない端子金具を導入するための孔が複数形成
されている。第一コネクタハウジング4の後面には、図
示しない端子金具に対する挿入口が複数形成されてい
る。第一コネクタハウジング4の上面には、ロックアー
ム6と複数のガイドリブ7と支点用突起8とが形成され
ている。
【0027 】ロックアーム6は、その基端部が第一コ
ネクタハウジング4の前部側に連成されており、且つア
ーム先端が第一コネクタハウジング4の後部側にのびる
片持ちアーム状に形成されている。すなわち、ロックア
ーム6は、第一コネクタハウジング4の前後方向にのび
るように形成されている。ロックアーム6のアーム先端
上面には、押圧操作部9が形成されている。また、ロッ
クアーム6の中間上面には、突起状の第一係止部10が
形成されている。さらに、押圧操作部9と第一係止部1
0との間には、貫通穴11が形成されている。本形態に
おいて、貫通穴11よりも後部側が押圧操作部9である
ものとする。
【0028 】ロックアーム6は、押圧操作部9を押圧
することにより、アーム先端下面が第一コネクタハウジ
ング4の上面に接触する方向に弾性変形するようになっ
ている。複数のガイドリブ7は、ロックアーム6の左右
両側に形成されている。また、複数のガイドリブ7は、
第一コネクタハウジング4の前後方向にのびるように形
成されている。支点用突起8は、貫通穴11より臨む位
置に形成されている。また、支点用突起8は、コネクタ
離脱用治具3の支点となる部分(後述する)として形成
されている。
【0029 】第二コネクタ2は、合成樹脂製の第二コ
ネクタハウジング12と、図示しない複数の端子金具と
を備えて構成されている。複数の端子金具は、それぞれ
第二コネクタハウジング12内に形成された複数の端子
収容室に収容されており、ワイヤハーネスを構成する複
数の電線13の各端末が接続されている。複数の端子金
具及び複数の端子収容室は、既知のものと同じであるも
のとし、その説明及び図示をここでは省略するものとす
る。
【0030 】第二コネクタハウジング12は、前面が
開放された箱形形状に形成されている。また、第二コネ
クタハウジング12は、上記前面を介して内側に第一コ
ネクタハウジング4が嵌合するように形成されている。
第二コネクタハウジング12の上記内側には、奥壁(後
面を有する壁)を介して上記図示しない複数の端子金具
の電気接触部が突出しており、第一コネクタハウジング
4が嵌合した際には、上記孔を介して第一コネクタ1の
端子金具と電気的に接続されるようになっている。第二
コネクタハウジング12の上壁(上面を有する壁)に
は、第二係止部14と複数のガイド溝15と凹部16と
が形成されている。
【0031 】第二係止部14は、上記上壁の内側であ
って第一コネクタ1の第一係止部10が係合可能となる
突起状に形成されている。複数のガイド溝15は、第二
コネクタハウジング12の前後方向にのびており、第一
コネクタ1の複数のガイドリブ7を案内することができ
るように形成されている。凹部16は、コネクタ離脱用
治具3に対する逃がし部分であって、第一コネクタ1及
び第二コネクタ2の嵌合時において、貫通穴11を臨む
ことができるように前記前面を切り欠いて形成されてい
る。
【0032 】コネクタ離脱用治具3は、図1に示され
る如く、貫通穴11に差し込み可能な棒状の治具本体1
7を有している。また、コネクタ離脱用治具3は、治具
本体17に連成される図示しない操作部を有している。
治具本体17には、支点部18と係止突起19と押圧面
20とが形成されている。支点部18は、治具本体17
の一端(先端)に形成されており、その近傍には係止突
起19が形成されている。また、係止突起19がある面
には、押圧面20が形成されている。図示しない操作部
は、作業者にとって作業し易い形状に形成されている。
【0033 】次に、上記構成に基づいて、本発明のコ
ネクタの離脱構造及びコネクタ離脱用治具に係る作用を
説明する。
【0034 】図3及び図4において、コネクタの離脱
に係る作業を開始する際には、先ず、嵌合状態にある第
一コネクタ1及び第二コネクタ2の上方にコネクタ離脱
用治具3を配置する。具体的には、第一コネクタ1の貫
通穴11の上方にコネクタ離脱用治具3の治具本体17
を配置する。
【0035 】次に、コネクタ離脱用治具3の配置が終
わると、治具本体17を下方(矢線A方向)へ移動させ
上記作業を開始する。すなわち、治具本体17を貫通穴
11に差し込んで、支点部18を支点用突起8に当接さ
せる。続いて、貫通穴11に差し込んだ治具本体17
を、支点部18を支点用突起8に当接させたままで第一
コネクタハウジング4の後部側に押し倒し(矢線B参
照)、押圧面20で押圧操作部9を押圧する(図5参
照)。
【0036 】これにより、図6に示される如く、ロッ
クアーム6が撓み、係合状態にあった第一係止部10と
第二係止部14との係合が解除される。続いて、図7に
示される如く、第一係止部10と第二係止部14との係
合が解除されたままで、係止突起19を押圧操作部9に
引っ掛け(貫通穴11に引っ掛け)、そのまま治具本体
17を第一コネクタハウジング4の後部側に移動(矢線
C参照)させる。これにより、第一コネクタハウジング
4の前部21及び第二コネクタハウジング12の奥壁2
2の間隔が徐々に広がって相嵌合する第一コネクタ1と
第二コネクタ2との離脱が開始する。
【0037 】そして、ある程度間隔が広がると、第一
コネクタハウジング4及び第二コネクタハウジング12
同士、特に端子金具同士の摩擦抵抗が緩和される。この
状態において、治具本体17をさらに移動させると(又
は、作業者自身の手で第一コネクタ1及び第二コネクタ
2それぞれを引っ張ると)、容易に第一コネクタ1及び
第二コネクタ2が離脱し、コネクタの離脱に係る作業が
完了する。
【0038 】以上、図1ないし図7までを参照しなが
ら説明してきたように、第一コネクタ1と第二コネクタ
2との嵌合状態からこれら二つのコネクタ1、2を離脱
させるためにコネクタ離脱用治具3が用いられる。従っ
て、少なくとも離脱の作業に必要な数だけコネクタ離脱
用治具3を揃えればよく、従来のようなコネクタハウジ
ング毎の構成部品点数の増大につながることはない。ま
た、コネクタ離脱用治具3は、第一コネクタ1及び第二
コネクタ2それぞれに対し別体になることから、コネク
タ全体の構造が複雑化したり大型化したりすることもな
い。
【0039 】図8は本発明によるコネクタの離脱構造
及びコネクタ離脱用治具の他の一実施の形態を示す斜視
図である。また、図9は図8の第一コネクタ及び第二コ
ネクタの平面図である。
【0040 】図8及び図9において、引用符号31、
32は雌型の第一コネクタ、雄型の第二コネクタを示し
ており、相嵌合するように構成されている。また、引用
符号33は第一コネクタ31と第二コネクタ32との嵌
合状態からこれら二つのコネクタ31、32を離脱させ
る際に用いられるコネクタ離脱用治具を示している。
【0041 】第一コネクタ31は、合成樹脂製の第一
コネクタハウジング34と、図示しない複数の端子金具
とを備えて構成されている。複数の端子金具は、それぞ
れ第一コネクタハウジング34内に形成された複数の端
子収容室に収容されており、ワイヤハーネスを構成する
複数の電線35の各端末が接続されている。複数の端子
金具及び複数の端子収容室は、既知のものと同じである
ものとし、その説明及び図示をここでは省略するものと
する。
【0042 】第一コネクタハウジング34は、箱形形
状に形成されており、第一コネクタハウジング34の前
面には、上記図示しない端子収容室に第二コネクタ32
の後述する図示しない端子金具を導入するための孔が複
数形成されている。第一コネクタハウジング34の後面
には、図示しない端子金具に対する挿入口が複数形成さ
れている。第一コネクタハウジング34の上面には、ロ
ックアーム36と複数のガイドリブ37と一対の支点用
突起38とが形成されている。ガイドリブ37は、第一
コネクタハウジング34の側面にも形成されている。
【0043 】ロックアーム36は、その基端部が第一
コネクタハウジング34の前部側に連成されており、且
つアーム先端が第一コネクタハウジング34の後部側に
のびる片持ちアーム状に形成されている。すなわち、ロ
ックアーム36は、第一コネクタハウジング34の前後
方向にのびるように形成されている。ロックアーム36
のアーム先端上面には、押圧操作部39が形成されてい
る。また、ロックアーム36の中間上面には、突起状の
第一係止部40が形成されている。押圧操作部39は、
左右方向にのびるように形成されている。
【0044 】ロックアーム36は、押圧操作部39を
押圧することにより、アーム先端下面が第一コネクタハ
ウジング34の上面に接触する方向に弾性変形するよう
になっている。複数のガイドリブ37は、ロックアーム
36の左右両側及び上記側面に形成されている。また、
複数のガイドリブ37は、第一コネクタハウジング34
の前後方向にのびるように形成されている。一対の支点
用突起38は、ロックアーム36の左右両側であって押
圧操作部39と第一係止部40との間に位置するように
形成されている。また、一対の支点用突起38は、コネ
クタ離脱用治具33の支点となる部分(後述する)とし
て形成されている。
【0045 】第二コネクタ32は、合成樹脂製の第二
コネクタハウジング41と、図示しない複数の端子金具
とを備えて構成されている。複数の端子金具は、それぞ
れ第二コネクタハウジング41内に形成された複数の端
子収容室に収容されており、ワイヤハーネスを構成する
複数の電線42の各端末が接続されている。複数の端子
金具及び複数の端子収容室は、既知のものと同じである
ものとし、その説明及び図示をここでは省略するものと
する。
【0046 】第二コネクタハウジング41は、前面が
開放された箱形形状に形成されている。また、第二コネ
クタハウジング41は、上記前面を介して内側に第一コ
ネクタハウジング34が嵌合するように形成されてい
る。第二コネクタハウジング41の上記内側には、奥壁
(後面を有する壁)を介して上記図示しない複数の端子
金具の電気接触部が突出しており、第一コネクタハウジ
ング34が嵌合した際には、上記孔を介して第一コネク
タ31の端子金具と電気的に接続されるようになってい
る。第二コネクタハウジング41の上壁(上面を有する
壁)には、第二係止部43と複数のガイド溝44と凹部
45とが形成されている。ガイド溝44は、第二コネク
タハウジング41の側面にも形成されている。
【0047 】第二係止部43は、上記上壁の内側であ
って第一コネクタ31の第一係止部40が係合可能とな
る突起状に形成されている。複数のガイド溝44は、第
二コネクタハウジング41の前後方向にのびており、第
一コネクタ31の複数のガイドリブ37を案内すること
ができるように形成されている。凹部45は、コネクタ
離脱用治具33に対する逃がし部分であって、第一コネ
クタ31及び第二コネクタ32の嵌合時において、一対
の支点用突起38を臨むことができるように前記前面を
切り欠いて形成されている。
【0048 】コネクタ離脱用治具33は、図8に示さ
れる如く、ロックアーム36の左右両側に差し込み可能
な棒状の一対の治具本体46と、これらをつなぐ連結部
47とを有している。また、コネクタ離脱用治具33
は、連結部47に連成される図示しない操作部を有して
いる。一対の治具本体46には、支点部48と係止突起
49と押圧面50とが形成されている。支点部48は、
治具本体46の一端(先端)に形成されており、その近
傍には係止突起49が形成されている。また、係止突起
49がある面には、押圧面50が形成されている。図示
しない操作部は、作業者にとって作業し易い形状に形成
されている。
【0049 】次に、上記構成に基づいて、本発明のコ
ネクタの離脱構造及びコネクタ離脱用治具に係る作用を
説明する。
【0050 】コネクタの離脱に係る作業を開始する際
には、先ず、嵌合状態にある第一コネクタ31及び第二
コネクタ32の上方にコネクタ離脱用治具33を配置す
る。具体的には、第一コネクタ31の一対の支点用突起
38の上方にコネクタ離脱用治具33の一対の治具本体
46を配置する。
【0051 】次に、コネクタ離脱用治具33の配置が
終わると、一対の治具本体46を下方へ移動させ上記作
業を開始する。すなわち、一対の治具本体46をロック
アーム36の左右両側に差し込んで、一対の治具本体4
6の支点部48を一対の支点用突起38に当接させる。
続いて、ロックアーム36の左右両側に差し込んだ一対
の治具本体46を、支点部48を支点用突起38に当接
させたままで第一コネクタハウジング34の後部側に押
し倒し、押圧面50で押圧操作部39を押圧する。
【0052 】これにより、ロックアーム36が撓み、
係合状態にあった第一係止部40と第二係止部43との
係合が解除される。続いて、第一係止部40と第二係止
部43との係合が解除されたままで、係止突起49を押
圧操作部39に引っ掛け、そのまま一対の治具本体46
を第一コネクタハウジング34の後部側に移動(矢線C
参照)させる。これにより、第一コネクタハウジング3
4の前部及び第二コネクタハウジング41の奥壁の間隔
が徐々に広がって相嵌合する第一コネクタ31と第二コ
ネクタ32との離脱が開始する。
【0053 】そして、ある程度間隔が広がると、第一
コネクタハウジング34及び第二コネクタハウジング4
1同士、特に端子金具同士の摩擦抵抗が緩和される。こ
の状態において、一対の治具本体46をさらに移動させ
ると(又は、作業者自身の手で第一コネクタ31及び第
二コネクタ32それぞれを引っ張ると)、容易に第一コ
ネクタ31及び第二コネクタ32が離脱し、コネクタの
離脱に係る作業が完了する。
【0054 】以上、図8及び図9を参照しながら説明
してきたように、第一コネクタ31と第二コネクタ32
との嵌合状態からこれら二つのコネクタ31、32を離
脱させるためにコネクタ離脱用治具33が用いられる。
従って、少なくとも離脱の作業に必要な数だけコネクタ
離脱用治具33を揃えればよく、従来のようなコネクタ
ハウジング毎の構成部品点数の増大につながることはな
い。また、コネクタ離脱用治具33は、第一コネクタ3
1及び第二コネクタ32それぞれに対し別体になること
から、コネクタ全体の構造が複雑化したり大型化したり
することもない。
【0055 】その他、本発明は本発明の主旨を変えな
い範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
【0056 】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、2に記
載された本発明によれば、第一コネクタと第二コネクタ
との嵌合状態からこれら二つのコネクタを離脱させるた
めにコネクタ離脱用治具を用いる。少なくとも離脱の作
業に必要な数だけコネクタ離脱用治具を揃えればよく、
コネクタハウジング毎の構成部品点数の増大につながる
ことはない。また、コネクタ離脱用治具は、第一コネク
タ及び第二コネクタそれぞれに対し別体になることか
ら、コネクタ全体の構造が複雑化したり大型化したりす
ることもない。従って、構成部品点数を削減し、構造を
簡素化し、サイズを小型化した上で、容易にコネクタの
離脱を行うことが可能なコネクタの離脱構造を提供する
ことができるという効果を奏する。
【0057 】請求項3、4に記載された本発明によれ
ば、第一コネクタと第二コネクタとの嵌合状態からこれ
ら二つのコネクタを離脱させる際に用いる。少なくとも
離脱の作業に必要な数だけコネクタ離脱用治具を揃えれ
ばよく、コネクタハウジング毎の構成部品点数の増大に
つながることはない。また、第一コネクタ及び第二コネ
クタそれぞれに対し別体になることから、コネクタ全体
の構造が複雑化したり大型化したりすることもない。従
って、構成部品点数を削減し、構造を簡素化し、サイズ
を小型化した上で、容易にコネクタの離脱を行うことが
可能なコネクタ離脱用治具を提供することができるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコネクタの離脱構造及びコネクタ
離脱用治具の一実施の形態を示す斜視図である。
【図2】図1の第一コネクタ及び第二コネクタの平面図
である。
【図3】図2のA−A線断面図(コネクタの離脱に係る
作業開始時のコネクタ離脱用治具の位置関係を示す断面
図)である。
【図4】図2のB−B線断面図(コネクタの離脱に係る
作業開始時のコネクタ離脱用治具の位置関係を示す断面
図)である。
【図5】ロックアームの貫通穴に差し込まれた治具本体
の支点部が支点用突起に当接し且つ治具本体が後部側に
押し倒されて押圧操作部に当接した状態を示す断面図で
ある。
【図6】ロックアームが撓み且つ治具本体の係止突起が
押圧操作部に引っ掛かった状態を示す断面図である。
【図7】第一コネクタと第二コネクタとの離脱が開始し
た状態を示す断面図である。
【図8】本発明によるコネクタの離脱構造及びコネクタ
離脱用治具の他の一実施の形態を示す斜視図である。
【図9】図8の第一コネクタ及び第二コネクタの平面図
である。
【図10】従来例のレバー嵌合式コネクタの斜視図であ
る。
【図11】図10の一方のコネクタハウジング及びレバ
ーを示す断面図である。
【図12】図10の双方のコネクタハウジングを嵌合す
る過程を示す説明図である。
【図13】図12のコネクタハウジング相互の嵌合時に
おけるレバーの可撓係止腕の状態を示す説明図である。
【図14】図13のレバーを更に回動させレバーのロッ
クを開始する状態を示す説明図である。
【図15】図14のレバーの回動を継続してロックが行
われた状態を示す説明図である。
【図16】図15のレバーのロックを解除する操作を示
す説明図である。
【符号の説明】
1 第一コネクタ 2 第二コネクタ 3 コネクタ離脱用治具 4 第一コネクタハウジング 6 ロックアーム 8 支点用突起 9 押圧操作部 10 第一係止部 11 貫通穴 12 第二コネクタハウジング 14 第二係止部 17 治具本体 18 支点部 19 係止突起 20 押圧面 31 第一コネクタ 32 第二コネクタ 33 コネクタ離脱用治具 34 第一コネクタハウジング 36 ロックアーム 38 支点用突起 39 押圧操作部 40 第一係止部 41 第二コネクタハウジング 43 第二係止部 46 治具本体 48 支点部 49 係止突起 50 押圧面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E021 FA05 FB09 FC09 FC29 FC31 HB11 HB15 HC08 HC17 HC35 KA15 5E063 HA06 HA08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相嵌合する第一コネクタと第二コネクタ
    とをコネクタ離脱用治具を用いて離脱させるコネクタの
    離脱構造であって、 前記第一コネクタの第一コネクタハウジングは、該第一
    コネクタハウジングの前後方向後部側に押圧操作部を形
    成し且つ中間に第一係止部を形成し且つ前記押圧操作部
    と前記第一係止部との間に貫通穴を形成した可撓性のあ
    るロックアームと、前記貫通穴より臨む位置に形成した
    支点用突起とを有し、 前記第二コネクタの第二コネクタハウジングは、前記第
    一係止部が係合可能となる第二係止部を有し、 前記コネクタ離脱用治具は、先端に支点部を形成し且つ
    該支点部の近傍に係止突起を形成した前記貫通穴に差し
    込み可能な治具本体を有し、 前記第一コネクタと前記第二コネクタとの嵌合状態から
    これらを離脱させる際には、前記治具本体を前記貫通穴
    に差し込んで前記支点部を前記支点用突起に当接させつ
    つ前記治具本体を前記第一コネクタハウジングの後部側
    に押し倒すとともに、押し倒した前記治具本体により前
    記押圧操作部を押圧して前記第一係止部と前記第二係止
    部との係合を解除し、さらに該係合の解除をしたままで
    前記係止突起を前記押圧操作部に引っ掛けて前記治具本
    体を前記後部側に移動させることを特徴とするコネクタ
    の離脱構造。
  2. 【請求項2】 相嵌合する第一コネクタと第二コネクタ
    とをコネクタ離脱用治具を用いて離脱させるコネクタの
    離脱構造であって、 前記第一コネクタの第一コネクタハウジングは、該第一
    コネクタハウジングの前後方向後部側に押圧操作部を形
    成し且つ中間に第一係止部を形成した可撓性のあるロッ
    クアームと、該ロックアームの左右両側であって前記押
    圧操作部と前記第一係止部との間に位置する一対の支点
    用突起とを有し、 前記第二コネクタの第二コネクタハウジングは、前記第
    一係止部が係合可能となる第二係止部を有し、 前記コネクタ離脱用治具は、先端に支点部を形成し且つ
    該支点部の近傍に係止突起を形成した前記ロックアーム
    の左右両側に差し込み可能な一対の治具本体を有し、 前記第一コネクタと前記第二コネクタとの嵌合状態から
    これらを離脱させる際には、前記一対の治具本体を前記
    ロックアームの左右両側に差し込んで前記支点部を前記
    支点用突起に当接させつつ前記一対の治具本体を前記第
    一コネクタハウジングの後部側に押し倒すとともに、押
    し倒した前記一対の治具本体により前記押圧操作部を押
    圧して前記第一係止部と前記第二係止部との係合を解除
    し、さらに該係合の解除をしたままで前記係止突起を前
    記押圧操作部に引っ掛けて前記治具本体を前記後部側に
    移動させることを特徴とするコネクタの離脱構造。
  3. 【請求項3】 相嵌合する第一コネクタと第二コネクタ
    とをこれらの嵌合状態から離脱させるコネクタ離脱用治
    具であって、 前記第一コネクタの第一コネクタハウジングに形成した
    可撓性のあるロックアームの、前記第一コネクタハウジ
    ングの前後方向後部側に存する押圧操作部よりも前方に
    位置する貫通穴に差し込み可能な治具本体を有し、 該治具本体は、前記貫通穴より臨む位置に形成した前記
    第一コネクタハウジングの支点用突起に当接する支点部
    と、前記押圧操作部を押圧し前記ロックアームを撓ませ
    た状態で前記押圧操作部に引っ掛かる係止突起とを有す
    ることを特徴とするコネクタ離脱用治具。
  4. 【請求項4】 相嵌合する第一コネクタと第二コネクタ
    とをこれらの嵌合状態から離脱させるコネクタ離脱用治
    具であって、 前記第一コネクタの第一コネクタハウジングに形成した
    可撓性のあるロックアームの、前記第一コネクタハウジ
    ングの前後方向後部側に存する押圧操作部よりも前方且
    つ左右両側に差し込み可能な一対の治具本体を有し、 該一対の治具本体は、前記ロックアームの左右両側に形
    成した前記第一コネクタハウジングの一対の支点用突起
    に当接する支点部と、前記押圧操作部を押圧し前記ロッ
    クアームを撓ませた状態で前記押圧操作部に引っ掛かる
    係止突起とを有することを特徴とするコネクタ離脱用治
    具。
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