JP3835024B2 - 内燃機関の電磁駆動装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の電磁駆動装置に係り、特に、電磁石が発する電磁力とバネが発するバネ力とを協働させることにより吸気弁又は排気弁を開閉駆動する内燃機関の電磁駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば、特開昭59−213913号に開示される如く、電磁駆動弁が知られている。電磁駆動弁は、内燃機関の吸気弁又は排気弁として機能する弁体と、弁体に連結されたアーマチャとを備えている。以下、弁体及びアーマチャを可動部と称す。アーマチャの上方にはアッパ電磁石及びアッパスプリングが配設されている。また、アーマチャの下方にはロア電磁石及びロアスプリングが配設されている。アーマチャはアッパスプリング及びロアスプリングにより、アッパ電磁石とロア電磁石との中間の中立位置に保持されている。アッパ電磁石及びロア電磁石は、それぞれ、励磁電流が供給されることによりアーマチャを吸引する電磁力を発生する。
【0003】
上記従来の電磁駆動弁によれば、アッパ電磁石に励磁電流を供給することで、可動部をアッパ電磁石側に変位させることができる。また、ロア電磁石に励磁電流を供給することで、可動部をロア電磁石側に変位させることができる。従って、上記従来の電磁駆動弁によれば、アッパ電磁石及びロア電磁石に適当なタイミングで励磁電流を供給することで、排気弁又は吸気弁を任意のタイミングで開閉させることができる。
【0004】
上記従来の電磁駆動弁において、可動部が全閉位置又は全開位置にある場合には、アッパ電磁石又はロア電磁石が発する電磁力とロアスプリング又はアッパスプリングが発する付勢力とを協働させることで、可動部を要求に応じて速やかに駆動することができる。一方、電磁駆動弁への電源が遮断された状態では、アッパ電磁石及びロア電磁石の何れにも通電されないため、可動部はアッパスプリング及びロアスプリングにより全閉位置と全開位置との間の中立位置に保持されている。この状態では、アーマチャはアッパ電磁石又はロア電磁石から離間し、かつ、可動部に作用するロアスプリング及びアッパスプリングの付勢力は釣合状態にある。従って、可動部を中立位置から駆動するには、何れのスプリングの付勢力も利用できず、かつ、アーマチャが電磁石から離間した状態で、アーマチャに磁気吸引力を作用させなければならない。このため、可動部が中立状態にある場合には、電磁石へ供給すべき電力が増大すると共に、電磁駆動弁を速やかに作動させることが困難となる。
【0005】
このため、上記従来の電磁駆動弁においては、内燃機関の始動時に、可動部を中立位置から全閉位置又は全開位置へ移動させるべく、アッパ電磁石及びロア電磁石に、可動部の共振周期に等しい周期で変化する励磁電流を供給することとしている。かかる手法によれば、可動部の質量とスプリングとによる共振現象を利用して可動部を駆動することで、可動部を中立位置から全閉位置又は全開位置へ変位させることができる。以下、上記の如く、電磁駆動弁の始動時に、固有振動を利用して可動部を中立位置から全閉位置又は全開位置へ移動させるべく実行される上記の処理を「初期駆動」と称す。
【0006】
しかし、初期駆動は、可動部の振動に伴って大きな作動音が発生し、また、各電磁石に交互に励磁電流を供給する必要があるため消費電力が増大する等の問題を有している。そこで、内燃機関の始動時に、このような初期駆動を行うことなく可動部を全閉位置に保持し得る構成として、特開平10−148110号に開示される電磁駆動弁が提案されている。
【0007】
この電磁駆動弁は、アーマチャを開弁側に付勢するアッパスプリングの、アーマチャとは反対側の端部に設けられたソレノイドを備えている。ソレノイドに通電されない状態では、アッパスプリングは上方に後退し、アーマチャはアッパ電磁石に当接する。また、ソレノイドに通電された状態では、アッパスプリングがソレノイドによりアーマチャに向けて押し出され、アーマチャは中立位置に保持される。かかる構成によれば、ソレノイドを非通電状態とするだけで、可動部を全閉位置に保持することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、内燃機関の運転中は、アーマチャが中立位置に保持された状態を基準として、アッパ電磁石及びロア電磁石によりアーマチャ及び弁体を開閉駆動することが必要である。このため、上記の構成では、内燃機関の運転中には、ソレノイドに通電してアッパスプリングがアーマチャ側に押し出された状態を維持しなければならず、消費電力が増大してしまう。
【0009】
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、初期駆動を必要とすることなく、かつ、省電力化を有効に図りつつ、内燃機関の始動時にアーマチャを全閉位置又は全開位置に保持することが可能な内燃機関の電磁駆動装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的は、請求項1に記載する如く、
内燃機関の吸気弁又は排気弁として機能する弁体と、該弁体と連動するアーマチャと、該アーマチャに開弁方向及び閉弁方向の電磁力をそれぞれ付与する一対の電磁コイルと、該電磁コイルをそれぞれ保持する一対のコアと、前記アーマチャを前記一対のコア間の中立位置に向けて付勢する一対のスプリングとを備える内燃機関の電磁駆動装置であって、
前記コアの少なくとも一方に設けられ、前記アーマチャが該少なくとも一方のコアの近傍に達した際に両者間に磁気吸引力を作用させる永久磁石と、
前記内燃機関の停止指令が発せられた場合に、前記アーマチャが前記永久磁石の磁気吸引力により全閉位置又は全開位置に保持されるまで前記電磁コイルへの通電制御を行った後、前記電磁コイルへの通電を停止する停止時制御手段とを備える内燃機関の電磁駆動装置により達成される。
【0011】
請求項1記載の発明において、永久磁石は、少なくとも一方のコアに設けられ、アーマチャがこのコアの近傍に達した際に、両者間に磁気吸引力を作用させる。停止時制御手段は、内燃機関の停止指令が発せられた場合に、アーマチャが永久磁石の磁気吸引力により全閉位置又は全開位置に保持されるまで電磁コイルへの通電制御を行った後、電磁コイルへの通電を停止する。このため、電磁コイルへの通電制御が停止された後も、アーマチャは永久磁石の磁気吸引力により全閉位置又は全開位置に保持される。従って、本発明によれば、次に内燃機関が始動される際に、初期駆動を行うことなくアーマチャを全閉位置又は全開位置に保持することが可能となり、初期駆動に伴う作動音の増加や消費電力の増加を防止できる。また、アーマチャを保持すべく電磁コイルへ通電することが不要であるため、内燃機関の停止中に電力が消費されるのを防止できる。更に、内燃機関の運転中は、永久磁石の磁気吸引力がアーマチャをコアに引き寄せる力として作用するため、電磁コイルに供給すべき電力が低減され、これにより、一層の省電力化が図られる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施例であるシステムの構成図である。本実施例のシステムは、内燃機関の各吸気弁及び各排気弁に対応して設けられた電磁駆動弁10を備えている。図1に示す如く、電磁駆動弁10は弁体12を備えている。弁体12は内燃機関の吸気弁又は排気弁として機能する。弁体12は、内燃機関の燃焼室14内に露出するようにロアヘッド16に配設されている。ロアヘッド16には吸気ポート18が形成されている。吸気ポート18には弁体12に対する弁座20が形成されている。排気ポート18は、弁体12が弁座20から離座することにより導通状態となり、また、弁体12が弁座20に着座することにより遮断状態となる。ロアヘッド16の上部にはアッパヘッド22が連結されている。
【0013】
弁体12には弁軸24が固定されている。弁軸24は、バルブガイド26により軸方向に摺動可能に保持されている。バルブガイド26はロアヘッド16に保持されている。ロアヘッド16の、バルブガイド26の上部を囲む部位には円筒部28が形成されている。また、弁軸24の上端部にはロアリテーナ30が固定されている。ロアリテーナ30と円筒部28の底面との間には、両者を離間させる向きの付勢力を発生するロアスプリング32が配設されている。ロアスプリング32はロアリテーナ30を介して弁軸24及び弁体12を上向き、すなわち、弁体12の閉弁方向に付勢している。
【0014】
弁軸24の上端面には、アーマチャシャフト34の下端面が当接している。アーマチャシャフト34はロッド状に形成された非磁性部材である。また、アーマチャシャフト34の上端部には、アッパリテーナ36が固定されている。アッパリテーナ36の上部には、アッパスプリング38の下端部が当接している。アッパスプリング38の周囲には、円筒状のアッパキャップ40が配設されている。アッパキャップ40の上部にはアジャスタボルト42が螺着されている。アッパスプリング38の上端部はスプリング座部44を介してアジャスタボルト42に当接している。アッパスプリング38はアッパリテーナ36を介してアーマチャシャフト34を下向きに付勢している。従って、アッパスプリング38は弁軸24及び弁体12を下向き、すなわち、弁体12の開弁方向に付勢している。
【0015】
アーマチャシャフト34の軸方向中間部の外周には、径方向外向きに突起するアーマチャ保持部34aが形成されている。アーマチャ保持部34aの周囲には、アーマチャ46が接合されている。アーマチャ46は軟磁性材料から構成された円盤状の部材である。アーマチャ46の上方にはアッパコア48が配設されている。また、アーマチャ46の下方にはロアコア50が配設されている。アーマチャシャフト34は、アッパコア48及びロアコア50の中央部を貫通し、その貫通穴に設けられたブッシュ52、54により軸方向に摺動可能に保持されている。
【0016】
アッパコア48及びロアコア50は、それぞれ、上端部及び下端部にフランジ部48a及び50aを有する略円筒状の磁性部材である。アッパコア48及びロアコア50は、それらのフランジ部48a及び50aがアッパヘッド22を上下から挟むように、アッパヘッド22に形成された円筒部22aに嵌着されている。アッパコア48及びロアコア50のアーマチャ46と対向する側の面には、それぞれ、環状溝48b及び50bが設けられている。環状溝48b及び50bには、それぞれ、アッパコイル56及びロアコイル58が収容されている。
【0017】
アッパコイル56及びロアコイル58は駆動回路60に接続されている。駆動回路60には、電子制御ユニット(以下、ECUと称す)62から、各電磁駆動弁10の作動を許可/禁止するイネーブル信号、及び、電磁駆動弁10の開閉を指令する制御信号が供給される。駆動回路60は、イネーブル信号がオン状態である場合に、ECU62から供給される制御信号に応じて、アッパコイル56及びロアコイル58に所定の指令電流を供給する。駆動回路60への電源供給は、電源リレー64によりオン/オフされる。電源リレー64のオン/オフはECU62により制御される。
【0018】
アッパコア48は、その上底面から環状溝48bの底面へ至る環状スリット48cを備えている。同様に、ロアコア50は、その下底面から環状溝50bの底面へ至る環状スリット50cを備えている。環状スリット48c、50cには、それぞれ、アッパ磁石66及びロア磁石68が収容されている。アッパ磁石66及びロア磁石68は環状に形成された永久磁石であり、径方向に(例えば、内径側がS極、外径側がN極となるように)分極されている。
【0019】
上記したアッパキャップ40はその下端部にフランジ部40aを備えている。フランジ部40aは、アッパコア48のフランジ部48aを上方から覆うように配置されている。また、アッパヘッド22の下面にはロアキャップ70が配設されている。ロアキャップ70は、ロアコア50のフランジ部50aを下方から覆うように配置されている。そして、固定ボルト72が、アッパキャップ40のフランジ部40a、アッパヘッド22、及びロアキャップ58を貫通して締着されることにより、アッパコア48とロアコア50とが所定の間隔を隔てるようにアッパヘッド22の内部に固定されている。なお、上記したアジャスタボルト42は、アーマチャ46の中立位置がアッパコア48とロアコア50との中間点となるように調整されている。
【0020】
次に、電磁駆動弁10の動作について説明する。
電磁駆動弁10において、アーマチャ46がアッパコア48に当接した状態では、アッパ磁石66が発する磁束がアッパコア48とアーマチャ46との間を循環することで、アーマチャ46とアッパコア48との間に磁気吸引力が作用する。アッパ磁石66は、この磁気吸引力が、アッパスプリング38の付勢力に抗してアーマチャ46とアッパコア48とが当接した状態を維持するのに十分な大きさとなるように構成されている。このため、アッパコイル56に通電されることなく、アーマチャ46がアッパコア48に当接した状態(図1に示す状態)が維持される。この状態では、弁体12は弁座20に着座する。以下、アーマチャ46がアッパコア48に当接した位置を、アーマチャ46又は弁体12の全閉位置と称す。
【0021】
アーマチャ46が全閉位置に維持されている状態で、アッパ磁石66が発する磁束とは逆方向の磁束を生じさせる方向の指令電流がアッパコイル56に供給されると、アーマチャ46とアッパコア48との間に作用していた磁気吸引力がアッパスプリング38の付勢力より小さくなる。このため、アーマチャ46は、アッパスプリング38に付勢されることにより図1における下方へ向けて変位する。アーマチャ46の変位量が所定値に達した時点で、ロア磁石68が発する磁束と同方向の磁束を生じさせる方向の指令電流がロアコイル58に供給されると、今度はアーマチャ46をロアコア50側へ吸引する吸引力、すなわち、弁体12を図1において下方へ変位させる吸引力が発生する。
【0022】
アーマチャ46に対して上記の吸引力が作用すると、アーマチャ46は、弁体12と共に、ロアスプリング32の付勢力に抗して図1における下方へ向けて変位する。この際、上記の如く、ロアコイル58が発する磁束とロア磁石68が発する磁束とが同方向とされていることで、アーマチャ46がロアロア50の近傍に達すると、磁石68が発する磁束の分だけ、アーマチャ46を下方に変位させる吸引力が増加する。弁体12の変位は、アーマチャ46がロアコア50と当接するまで継続する。以下、アーマチャ46がロアコア50に当接した位置を、アーマチャ46又は弁体12の全開位置と称す。
【0023】
アーマチャ46が全開位置に達した時点で、ロアコイル58への通電が停止されると、ロアコイル58による吸引力は消滅し、ロア磁石68が発する磁束による磁気吸引力のみがアーマチャ46とロアコア50との間に作用する。ロア磁石68は、この磁気吸引力が、ロアスプリング32の付勢力に抗してアーマチャ46とロアコア50とが当接した状態を維持するのに十分な大きさとなるように構成されている。このため、ロアコイル58への通電が停止された後も、弁体12及びアーマチャ46は全開位置に維持される。
【0024】
アーマチャ46及び弁体12が全開位置に維持されている状態で、ロア磁石68の磁束を打ち消す方向の磁束を生じさせる方向の指令電流がロアコイル58に供給されると、アーマチャ46とロアコア50との間に作用する吸引力は、ロアスプリング32の付勢力より小さくなる。このため、アーマチャ46はロアスプリング32に付勢されることにより、図1における上方へ向けて変位する。アーマチャ46の変位量が所定値に達した時点で、アッパ磁石66が発する磁束と同方向の磁束を生じさせる方向の指令電流がアッパコイル56に供給されると、今度はアーマチャ46をアッパコア48側へ吸引する吸引力、すなわち、弁体12を図2において上方へ変位させる吸引力が発生する。
【0025】
アーマチャ46に対して上記の吸引力が作用すると、アーマチャ46は、弁体12と共に、アッパスプリング38の付勢力に抗して図1における上方へ向けて変位する。この際、上記の如く、アッパコイル56が発する磁束とアッパ磁石66が発する磁束とが同方向とされていることで、アーマチャ46がアッパコア48の近傍に達すると、アッパ磁石66が発する磁束の分だけ、アーマチャ46を上方に変位させる吸引力が増加する。弁体12の変位は、アーマチャ46がアッパコア48と当接するまで、すなわち、全閉位置に達するまで継続する。そして、上記の如く、アッパコイル56への通電が停止されると、弁体12及びアーマチャ46は全閉位置に保持される。
【0026】
なお、以下の記載において、アーマチャ46を全閉位置又は全開位置から開放すべくアッパコイル56又はロアコイル58に供給される指令電流(すなわち、アッパ磁石66又はロア磁石68が発する磁束とは逆方向の磁束を生じさせる方向の指令電流)を開放電流と称し、また、アーマチャ46を全閉位置又は全開位置に向けて吸引すべくアッパコイル56又はロアコイル58に供給される指令電流(すなわち、アッパ磁石66又はロア磁石68が発する磁束と同方向の磁束を生じさせる方向の指令電流)を吸引電流と称す。
【0027】
以上説明したように、電磁駆動弁10によれば、アッパコイル56及びロアコイル58に吸引電流及び開放電流を供給することにより、弁体12を全開位置と全閉位置との間で変位させることができる。従って、ECU62が内燃機関のクランク角に基づいて駆動回路60に制御信号を供給することで、弁体12をクランク角に同期したタイミングで開閉駆動させることができる。以下、クランク角に同期したタイミングで弁体12を開閉駆動させる制御を、通常制御と称す。
【0028】
上述の如く、本実施例では、アッパ磁石66及びロア磁石68が発する磁気吸引力によりアッパコイル56及びロアコイル58に通電することなく、アーマチャ46を全開位置又は全閉位置に保持することができる。また、アッパ磁石66及びロア磁石68が発する磁気吸引力が、アーマチャ46を全閉位置又は全開位置へ向けて変位させる際にアーマチャ46へ作用することで、アッパコイル56及びロアコイル58へ供給すべき吸引電流が小さく抑制される。このように、本実施例では、アッパ磁石66及びロア磁石68が設けられていることで、アーマチャ46を全開位置又は全閉位置に保持するための電流が不要となり、また、吸引電流も抑制されることで、電磁駆動弁10の省電力化が図られている。
【0029】
ところで、内燃機関の始動前のようにアッパコイル56及びロアコイル58の何れにも通電されていない状態で、アッパスプリング38及びロアスプリング32により、アーマチャ46が全閉位置と全開位置との間の中立位置に保持されているものとすると、内燃機関の始動時に、先ず、アーマチャ46を全閉位置又は全開位置まで変位させ、その位置に保持することが必要となる。アーマチャ46を中立位置から全閉位置又は全開位置まで変位させる手法として、アーマチャ46、アーマチャシャフト34、弁体12等の可動部と、アッパスプリング38及びロアスプリング32とからなるバネ−質量系の固有振動周期に等しい周期でアッパコイル48及びロアコイル58に交互に励磁電流を供給することにより、可動部の固有振動を励起させる制御(すなわち、初期駆動)が従来より知られている。しかし、かかる初期駆動を実行するためには、内燃機関の始動時に通常制御時とは異なる制御プログラムが必要となる。また、初期駆動の実行中は、各コイルへ大きな電流を供給しなければならず、消費電力が増加してしまう。更に、初期駆動の実行中は、アーマチャ46や弁体12等の振動により大きな作動音が発生する。
【0030】
これに対して、本実施例のシステムは、初期駆動を実行することなく、かつ、省電力化を有効に図りつつ、内燃機関の始動時にアーマチャ46、すなわち、弁体12が全閉位置又は全開位置に保持された状態を実現し得る点に特徴を有している。
図2は、内燃機関の運転停止指令が発生された場合の各種制御信号のタイムチャートの一例を示す。図2において、(A)は、内燃機関の運転指令信号を、(B)は、電磁駆動弁10のアッパコイル56に供給される吸引電流を、(C)は、電磁駆動弁10に対するイネーブル信号を、(D)は、電源リレー64に対するオン/オフ信号を、それぞれ示す。なお、図2(A)には、内燃機関の停止指令が異なる2つのタイミングで発せられた場合の運転指令信号をそれぞれ実線及び破線で示している。
【0031】
図2に実線で示す状況下では、時刻t0において内燃機関の停止指令が発せられ、運転指令信号がオフ状態に切り換えられている。この時点では、弁体12は全閉状態ではないため、イネーブル信号は引き続きオン状態に維持される。時刻t1〜t2において、アッパコイル56に対して吸引電流が供給されることで、弁体12は全閉位置へ向けて変位する。時刻t3において、弁体12が全閉位置に保持されると、イネーブル信号がオフ状態に切り換えられることにより、アッパコイル56及びロアコイル58への通電が禁止される。そして、全ての電磁駆動弁10についてイネーブル信号がオフ状態となった時刻t4において電源リレー64がオフ状態に切り換えられる。
【0032】
なお、図2(A)に破線で示す如く、弁体12が全閉位置にあるタイミング (すなわち、アッパコイル56への吸引電流の供給が終了したタイミング)で内燃機関の停止指令が発せられた場合は、その後、速やかにイネーブル信号がオフ状態とされる。
上述の如く、本実施例では、内燃機関の停止指令が発せられた後も、弁体12は全閉位置に達するまで通常制御時と同様のタイミングで駆動され、弁体12が全閉位置に保持された後に、アッパコイル56及びロアコイル58への通電が停止される。上述の如く、弁体12が全閉位置に保持された状態は、アッパコイル56への通電が行われなくとも、アッパ磁石66が発する磁気吸引力により維持される。このため、次に内燃機関の運転が開始される際には、弁体12及びアーマチャ46は全閉位置に保持されていることになる。従って、本実施例によれば、内燃機関の始動時に、初期駆動を行うことなく、弁体12の開弁タイミングとなった時点でアッパコイル56に開放電流を供給することのみで、弁体12の開閉駆動を直ちに開始することができる。
【0033】
図3は、本実施例において、上記の機能を実現すべくECU62が実行する制御ルーチンのフローチャートである。図3に示すルーチンは、内燃機関の運転指令信号がオン状態からオフ状態に切り換えられた時点(すなわち、内燃機関の停止指令が発せられた時点)で、各電磁駆動弁10ごとに実行されるルーチンである。図3に示すルーチンが起動されると、先ずステップ100の処理が実行される。
【0034】
ステップ100では、弁体12が全閉位置に保持されているか否かが判別される。かかる判別は、アッパコイル56へ供給された指令電流の状態に基づいて行うことができ、例えば、アッパコイル56へ吸引電流が供給された後、開放電流が供給される前のタイミングであれば、弁体12は全閉位置に保持されていると判別することができる。あるいは、弁体12又はアーマチャシャフト34の変位を計測するセンサを設け、そのセンサの検出信号に基づいてステップ100における判別を行ってもよい。ステップ100において、弁体12が全閉位置に保持されていなければ、次にステップ102の処理が実行される。
【0035】
ステップ102では、内燃機関のクランク角に基づいて、弁体12の閉弁タイミングであるか否かが判別される。その結果、弁体12の閉弁タイミングでなければ、ステップ103において、通常制御に従ってアッパコイル56及びロアコイル58への通電が制御された後、再びステップ102の処理が実行される。一方、ステップ102において、弁体12の閉弁開始タイミングであると判別された場合は、次にステップ104の処理が実行される。
【0036】
ステップ104では、弁体12を閉弁させる処理、具体的には、ロアコイル58に開放電流を供給した後、所定のタイミングでアッパコイル56に吸引電流を供給する処理が実行される。ステップ104に続くステップ106では、弁体12を全閉位置に保持するための処理、具体的には、アッパコイル56に対する指令電流をゼロとする処理が実行される。ステップ106の処理が終了すると、次にステップ108の処理が実行される。
【0037】
一方、上記ステップ100において、弁体12が全閉位置に保持されている場合は、直ちにステップ108の処理が実行される。
ステップ108では、イネーブル信号がオフ状態とされる。ステップ108の処理が終了すると、次にステップ110の処理が実行される。
ステップ110では、内燃機関が備える全ての電磁駆動弁10について、イネーブル信号がオフ状態とされたか否かが判別される。その結果、肯定判別された場合は、次にステップ112において電源リレー64がオフ状態とされた後、本ルーチンは終了される。一方、ステップ110において否定判別された場合は、ステップ112の処理は実行されることなく本ルーチンは終了される。
【0038】
なお、複数の駆動回路60の電源が共通の電源リレー64でオン/オフされる場合は、上記ステップ110及び112において、共通の電源リレー64に対応する全ての電磁駆動弁10についてイネーブル信号がオフ状態となった場合に、その電源リレー64をオフ状態とすることとしてもよい。
上述の如く、本実施例では、内燃機関の始動時に初期駆動を実行することなく、弁体12を全閉位置又は全開位置に保持しておくことができるため、初期駆動を行うための制御プログラム等の制御手段を不要とすることができる。また、初期駆動が不要となるのに伴って、内燃機関の始動時における電磁駆動弁10の省電力化及び作動音の低減を図ることができ、また、内燃機関の始動後、直ちに弁体12の開閉駆動を開始することができる。更に、本実施例では、内燃機関の停止中における弁体12の全閉位置への保持は、アッパ磁石66の磁気吸引力により行われるので、コイルへの通電は不要である。従って、本実施例によれば、内燃機関10の停止中に電磁駆動弁10が電力を消費するのを防止することもできる。
【0039】
なお、上記実施例においては、ECU62が図3に示すルーチンのステップ100〜108を実行することにより特許請求の範囲に記載した停止時制御手段が実現されている。
ところで、上記実施例においては、内燃機関の停止時に弁体12が全閉位置に保持されるものとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、弁体12は全閉位置又は全開位置の何れかに保持されればよい。例えば、全ての弁体12を全開位置に保持することとしてもよく、あるいは、弁体12を吸気弁と排気弁とに区別し、吸気弁については全閉位置に保持し、排気弁については全開位置に保持することとしてもよく、その逆に、吸気弁については全開位置に保持し、排気弁については全閉位置に保持することとしてもよい。
【0040】
また、上記実施例においては、アッパコア48及びロアコア50の双方に永久磁石(すなわち、アッパ磁石66及びロア磁石68)を設けることとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、内燃機関の停止時に弁体12を全閉位置又は全開位置の何れに保持するかに応じて、アッパコア48又はロアコア50の何れか一方にのみ永久磁石を設けることとしてもよい。すなわち、弁体12を全閉位置に保持する場合は少なくともアッパコア48に永久磁石を設ければよく、また、弁体12を全開位置に保持する場合は少なくともロアコア50に永久磁石を設ければよい。
【0041】
また、内燃機関の出荷時においても、弁体12を全閉位置又は全開位置に保持しておくことにより、出荷後、内燃機関が最初に運転される際に電磁駆動弁10の始動を円滑に行うことができる。
更に、上記実施例では、内燃機関の運転停止指令が発せられた後、弁体12を通常制御に従った閉弁タイミングで閉弁させるものとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、内燃機関の運転停止指令が発せられた場合に、通常制御の閉弁タイミングにかかわらず強制的に弁体12を閉弁させてもよい。
【0042】
【発明の効果】
上述の如く、本発明によれば、初期駆動を実行することなく、内燃機関の始動時にアーマチャを全閉位置又は全開位置に保持することができる。従って、内燃機関の始動時に、初期駆動に伴う作動音の増加や消費電力の増加を防止することができる。また、アーマチャを保持すべく電磁コイルに通電することが不要であるため、消費電力の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるシステムの構成図である。
【図2】図2(A)は、内燃機関の運転指令信号の一例を示すタイムチャートである。図2(B)は、アッパコイルに供給される吸引電流の一例を示すタイムチャートである。
図2(C)は、ECUが発生するイネーブル信号の一例を示すタイムチャートである。
図2(D)は、電源リレーのオン/オフ状態の変化の一例を示すタイムチャートである。
【図3】本実施例においてECUが実行するルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
10 電磁駆動弁
12 弁体
32 ロアスプリング
38 アッパスプリング
46 アーマチャ
48 アッパコア
50 ロアコア
56 アッパコイル
58 ロアコイル
62 ECU
66 アッパ磁石
68 ロア磁石
Claims (1)
- 内燃機関の吸気弁又は排気弁として機能する弁体と、該弁体と連動するアーマチャと、該アーマチャに開弁方向及び閉弁方向の電磁力をそれぞれ付与する一対の電磁コイルと、該電磁コイルをそれぞれ保持する一対のコアと、前記アーマチャを前記一対のコア間の中立位置に向けて付勢する一対のスプリングとを備える内燃機関の電磁駆動装置であって、
前記コアの少なくとも一方に設けられ、前記アーマチャが該少なくとも一方のコアの近傍に達した際に両者間に磁気吸引力を作用させる永久磁石と、
前記内燃機関の停止指令が発せられた場合に、前記アーマチャが前記永久磁石の磁気吸引力により全閉位置又は全開位置に保持されるまで前記電磁コイルへの通電制御を行った後、前記電磁コイルへの通電を停止する停止時制御手段とを備えることを特徴とする内燃機関の電磁駆動装置。
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