JP3829513B2 - 再生装置、再生方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プログラム単位で管理されたオーディオデータ等を再生することのできる再生装置及び再生方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、CD(Compact Disc)や、いわゆるミニディスクなどに対応するオーディオ機器をはじめとして、楽曲等のオーディオデータを再生することのできるデジタルオーディオシステムが広く普及している。
また近年、再生装置に内蔵したHDD(ハードディスクドライブ)やフラッシュメモリ等の固体メモリを記録媒体として、楽曲等のプログラムを保存し、それらのHDDや固体メモリから楽曲データを読み出して再生出力するオーディオ機器も開発されている。
【0003】
このようなオーディオシステムでは、記録媒体に記録されるオーディオデータは、例えば楽曲ごとにプログラム単位で管理されているのが通常である。
従って、例えば通常の再生であれば、プログラムナンバ順に従って、順次オーディオデータが再生されていくことになる。
例えば最初にプログラムナンバ「1」の楽曲が再生され、続いてプログラムナンバ「2」の楽曲が再生され、というように順次最後のプログラムまでが再生される。
なお、一般には1つの楽曲としてのプログラムは「トラック」とも呼ばれているため、本明細書においては、上記プログラムについてトラックともいい、またプログラムナンバをトラックナンバともいうことにする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、既に知られているように、各種再生装置では、記録媒体に記録されている各楽曲をトラックナンバ順に再生する以外に、多様な再生方式が用意されている。
例えばまず再生する曲順に関して、上記の通常再生(トラックナンバ順の再生)以外に、シャッフル再生やプログラム再生、1曲再生と呼ばれる再生方式が知られている。シャッフル再生とは、再生装置が順次トラックナンバをランダムに選択して再生を行っていく方式である。従ってこの場合、ユーザーは次に再生される曲がわからないという楽しみがある。
またプログラム再生とは、ユーザーが曲順を指定して(曲順をプログラムして)再生させる方式であり、ユーザーは記録媒体に収録された曲のうちから所望の曲を所望の曲順で聴くことができるものとなる。
1曲再生とは、ある1トラックの再生を完了した時点で再生動作を終了させる再生である。
【0005】
さらに、1つのトラックの再生方式としても、その楽曲を最初から最後まで通して1回再生する通常再生以外に、リピート再生やイントロ再生がある。リピート再生は、或るトラックを繰り返し何回も再生する方式であり、またイントロ再生とは、各トラックのイントロ部分(例えば曲の開始から数秒程度)のみを再生していく方式である。
【0006】
これらの再生方式により、ユーザーは、記録媒体に収録されている楽曲等の再生を、多様に楽しむことができる。
【0007】
しかしながらこのような従来の再生方式は、いずれもユーザーが再生方式を指定して実行させるものであり、再生装置が行う再生表現としては、あくまでもユーザーの指定による表現形態に限られるものとなる。
また当然ながら再生される楽曲は記録媒体に収録された楽曲に限定されるため再生音声の多様性が限られる。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明はこのような事情に鑑みて、記録媒体からのプログラム(トラック)の再生に関し、より面白味のある再生方式を提供することを目的とする。特に、ユーザーのリスニングに対する楽しみを向上させるために、ユーザーの指定によらない多様な表現形態を実現していくとともに、記録媒体に収録されているプログラム(例えば1つの楽曲データや1つの動画データ)の範囲であるにも関わらず、出力される音声としての多様性が感じられるようにする。
【0009】
このために再生装置としては、データをプログラム単位で格納するとともに、各プログラムについて再生順序に相当するプログラムナンバを付与して管理している記録媒体から、データを読み出すことのできる読出手段と、前記読出手段で読み出されたデータに対して、所要の信号処理を行って、再生音声として出力することのできる信号処理手段と、前記記録媒体に記録されているデータについて、複数個設定されたプログラム内での再生箇所モードから前記再生箇所モードをランダムに選択して、前記読出手段及び前記信号処理手段に再生動作を実行させる再生制御手段と、を備える
再生態様としては、プログラム内での再生箇所をランダムに設定するものとする。即ちプログラム内での再生箇所モードを複数個設定し、制御手段は、その再生箇所モードをランダムに選択して読出手段によるデータ読出を実行させる。具体的には、データが楽曲等である場合、全体、サビの部分、イントロ部分、1コーラス部分など各種の再生箇所モードを用意して選択する。
また再生態様としては、データの信号処理にかかるものとする。即ち読出手段により読み出されたデータに対する信号処理モードを複数個設定し、制御手段は、信号処理モードをランダムに選択して信号処理手段による信号処理(データが音声データである場合の音声信号処理や、データが映像データである場合の映像信号処理)を実行させるようにする。具体的な例としては楽曲のテンポやピッチ(調性)、リバーブ/エコー/イコライジングなどの音響処理、混合再生など、各種の信号処理モードを用意して選択する。
【0010】
このような再生動作を実行することで、記録媒体に収録されている限られたプログラム(楽曲データ等)を、より多様に、かつユーザーの予測できないような楽しみのある再生音声を提供できることになる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以降、本発明の実施の形態について説明する。実施の形態としては、所定のメディア(ディスク状記録媒体、又はフラッシュメモリなどの固体メモリ素子)に対応して、少なくともオーディオデータ等のデータファイルについての記録再生が可能な記録再生装置とする。また、本例の特徴となる再生動作を、スーパーシャッフル再生と呼ぶこととする。
説明は次の順序で行う。
1.記録再生装置の構成
2.メディアに記録されるデータ内容及び再生態様例
3.スーパーシャッフル再生処理
【0012】
1.記録再生装置の構成
図1のブロック図は、実施の形態の記録再生装置としての一構成例を示している。
この図に示す記録再生装置1においては、ファイル格納部5が備えられる。このファイル格納部5は例えばディスクドライバとされ、所定のディスク状記録媒体(以降、単にディスクという)に対してデータの読出及び書込が可能な構成(もしくは読出のみが可能でもよい)を採るものである。また、本例においては、ディスクに対してオーディオデータが記録可能とされるが、このオーディオデータは、例えば楽曲ごとがそれぞれ1つのトラック(ファイル)として管理されているものとされる。
【0013】
なお、ファイル格納部5で記録再生動作が行われるディスクとしては、オーディオデータが記録又は再生可能なフォーマットであれば特に限定されない。一例としては、例えばミニディスク等の光磁気ディスクであっても良いし、CD方式に従った各種データが再生が可能なディスクとされてもよい。
更には、ファイル格納部5が、ハードディスクドライブ(HDD)とされる構成も考えられる。
また、例えばCDチェンジャードライバのように、収納した複数のディスクを選択的に再生できる装置部であってもよい。
またメディアとしては、ディスクメディアでない形態も考えられる。即ちファイル格納部5が、フラッシュメモリなどの固体メモリに対応して記録再生が可能なメモリドライバとしての構成を採っても構わない。
【0014】
なお、本発明でいう「プログラム」に対応する用語として、CDシステムやMDシステムで用いられている「トラック」という用語を用いてきたが、上記のように各種の記録媒体及びドライブの構成例が考えられるため、より汎用的な「ファイル」という用語も本発明でいう「プログラム」に対応する用語として用いることとする。例えば楽曲データであれば、1つの曲が1つのファイルとして収録されるものとする。
【0015】
いずれにしても本例では、ファイル格納部5は、取出可能な可搬性メディアもしくは取出不能な固定メディアに収録されている楽曲データとしての多数のファイルを、少なくとも読み出して出力することができる部位とされる。
【0016】
オーディオディオデータプロセッサ9は、記録時においては、入力されたオーディオデータについて例えば、所要の方式に従ったデータ圧縮処理、エラー訂正符号の付加処理、及びファイル格納部5でのメディアに適合した符号化処理等をはじめとする所要の信号処理を施して、記録データとして、データバス30を介してファイル格納部5に供給する。
また、再生時においては、ファイル格納部5にてメディアから読み出されたオーディオデータをデータバス30を介して取り込み、所要の方式に従った復調処理、データ伸張処理、エラー訂正処理等を行って再生オーディオデータとして出力する。
さらに後述するように選択された再生態様に合わせた各種の音響エフェクト処理、音声混合処理、音声のテンポ可変処理、ピッチ(音高/調性)変換処理などが可能とされる。
【0017】
この例の場合、上記オーディオディオデータプロセッサ9に対する記録データの入力系は二系統存在する。
1つは、A/Dコンバータ12から供給されるオーディオデータを入力する信号系である。この場合、A/Dコンバータ12に対しては、マイクロフォン端子T1から供給されたマイクロフォン音声信号が、マイクロフォンアンプ13を介して入力されるようになっている。また、A/Dコンバータ12に対しては、アナログオーディオ信号が入力されるライン入力端子T2も接続されている。
また、もう1つは、コネクタ11からデータインターフェイス10を介して外部機器から伝送されたデジタルオーディオデータを、データバス30を介して入力する信号系である。
【0018】
また再生時には、オーディオディオデータプロセッサ9から出力された再生オーディオデータは、D/Aコンバータ14によりアナログオーディオ信号に変換されアンプ15を介して、スピーカ16又はヘッドフォン端子(又はライン出力端子であってもよい)T3に対して出力される。
さらに、オーディオディオデータプロセッサ9から、データバス30を介して、データインターフェイス10−コネクタ11を経由して、デジタルオーディオ信号のまま、外部機器に対して出力することも可能とされている。
【0019】
また本例においては、データインターフェイス10を介して、オーディオデータ以外のデータの伝送も可能とされる。例えば、後述するようにして、トラックとしてのオーディオデータごとに対応して付随するとされる文字情報ファイルや画像ファイル(オーディオ関連データ)を上記データインターフェイスを介して取り込み、ファイル格納部5のメディアに対して記録するといったことも可能とされる。
【0020】
表示部8は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)を備えて構成され、表示ドライバ7によって駆動されることで表示が行われる。表示ドライバ7の動作は、所要の表示内容に応じてCPU2によって制御される。
例えば再生する曲のファイルナンバ、再生進行時間、或いは関連する文字情報等が存在する場合はそれらの情報をCPU2の制御によって表示部8に表示することができる。
【0021】
操作部6は、当該記録再生装置1における所要の動作を実行させるために、ユーザが操作する各種操作子が設けられているものとされる。この操作部6では、上記操作子に対して行われた操作に応じた操作情報信号をCPU2に対して送信する。CPU2においては、操作部6から送信された操作情報信号に応答した所要の制御処理を実行する。これによって、操作部6に対する操作に応じた機器の動作が得られる。
また操作部6における操作子のうち、特に本例の記録再生動作に関連するものとして、再生キー、停止キー、一時停止キー、録音キーなどの基本的な操作子が用意される他、再生モードを指示するキーとして、通常再生、シャッフル再生、プログラム再生、スーパーシャッフル再生が指定できる操作子が用意される。
【0022】
なお、ここでは図示しないが、例えば、操作部6と同等の操作が可能なリモートコントローラを備え、このリモートコントローラに対して行われた操作に応じて、当該記録再生装置1における所要の動作が実行されるように構成しても構わない。
【0023】
また、表示部8のアイコン等の表示と合わせていわゆるタッチパネル操作を可能とすることも考えられる。
例えば専用の入力ペンを用意し、例えば静電容量検出型などの方式でペンタッチ操作を可能とする。即ち入力ペンの先端に電極を設けるとともに表示部8の表示面に相当する範囲にマトリクス状に電極を配する。すると入力ペンが触れた位置が、マトリクス状の電極によって静電容量変化位置として検出できるため、その位置に表示されていた操作画像(アイコン)としての操作入力が行われたと判別できる。
なお他の例としては、表示面に対して2層にマトリクス状のスイッチ電極を配し、ペンやユーザーの指などで押圧された位置でスイッチ電極の接触が検出されるような機械的な構成も考えられる。
【0024】
CPU2は、当該記録再生装置1における所要の動作を実現するために、各機能回路部に対する制御及び、内部演算処理等を実行する。
ROM3には、CPU2が実行すべき所要の各種プログラムや、CPU2の処理に必要とされる各種データが記憶されている。
また、RAM4は、CPU2が利用すべきものとしてROM3から読み出したプログラムが保持されるほか、CPU2が実行した各種制御処理や演算処理によって得られたデータも保持される。
【0025】
以上のような記録再生装置の構成はあくまでも一例であって、本発明として適用されるな機器としての構成はこれに限定されるものではなく各種変更が可能である。
そしてこのような記録再生装置1では、ファイル収納部5内でCD、MD、HDDなどとされるディスクや固体メモリとしてのメディアに収録された複数の楽曲(ファイル)を各種の再生方式で再生していくことができる。
【0026】
再生方式としては、上述した通常再生、シャッフル再生、プログラム再生の他に、本例の特徴的な動作となるスーパーシャッフル再生が可能とされる。
このスーパーシャッフル再生とは、再生可能なファイル(メディアに収録されているファイル)を、各種多様な再生態様でランダムに再生していく動作である。特にシャッフル再生が曲順をランダムに指定して再生させていくことに比べて、スーパーシャッフル再生は、曲順と再生態様の両方をランダムに指定して再生させることとなり、ユーザーにとって、予測のつかない意外性のある再生を行うものである。
以下、このスーパーシャッフル再生動作について説明していくが、その動作に先立って、ファイル格納部5内のメディアに格納されるファイルデータの形態の一例について説明する。
【0027】
2.メディアに記録されるデータ内容及び再生態様例
メディアでのファイルデータの格納形態、管理形態の一例を図4〜図7で説明する。
図4はファイル格納部5内のメディアにおける格納形態の一例を示しており、メディア内の記録領域としては、管理データエリアとファイルデータ記録エリアが設けられる。
【0028】
ファイルデータ記録エリアにおいて示しているブロックBLK0〜BLK(x)は、メディア上の物理的な領域であり、このブロックとしての各領域が1又は複数用いられて1つのファイルが記録されるものである。即ちブロックとは所定のデータ長の固定的な領域とされ、記録されるファイルサイズに応じて必要量のブロックが用いられる。なおブロックBLK0〜BLK(x)における「0」〜「x」は、ブロックナンバとなり、つまり物理的なアドレスに相当することになる。
【0029】
管理データエリアには、上記ブロックBLK0〜BLK(x)を用いて記録される各ファイルの記録再生のための管理情報が記録されるが、特に再生管理のために、ファイルエントリ表とリンクリストが記録される。
ファイルエントリ表の例を図5に示す。
【0030】
ファイルエントリ表は図5(a)に示すように複数のファイルレコードFRC1〜FRC(N)で構成される。
各ファイルレコードは、ファイルデータ記録エリアに記録された1つのファイルに対応し、その記録位置や属性情報を記録する。
即ちファイルレコードは記録されているファイル数(例えば楽曲数)に相当する数だけ形成され、従ってファイルレコードFRC1〜FRC(N)が記録されている場合は、ファイルデータ記録エリアにはN個のファイルが存在することを意味する。また、ファイルレコードのナンバ(1〜N)は、N個のファイルの通常の再生の際のファイル順(曲順)ともなる。
【0031】
1つのファイルレコードは例えば図5(b)のように、少なくとも対応するファイルのファイルナンバ、ファイル名(またはファイルナンバかファイル名の一方)が記録される。
また、そのファイルの記録位置として、ファイルデータが開始される先頭ブロックナンバと、ファイルサイズが記録される。
さらに、ファイルの属性情報としは、ファイルデータの属性、例えばステレオ/モノラルの別、圧縮形式、エンファシスなど記録再生動作方式にかかる内容が記録される。また、必要に応じて付随情報を記録することもできる。例えばファイルデータの著作権情報やコピー許可情報、さらには上述したようなファイルの音声データ内容に対応するテキストデータや画像データなどが記録されるようにしてもよい。
【0032】
また、1つのファイルは通常複数のブロックに記録されることになり、従って、複数のブロックを時系列的にリンクさせる必要があるため、図6のようなリンクリストが形成される。
このリンクリストは、ファイルデータ記録エリアにおけるブロックBLK0〜BLK(x)のリンク情報を記録する表である。
このため図示するように、リンクリストはブロックの数だけのリンクレコードLRC0〜LRC(x)で構成される。
つまり各リンクレコードLRC0〜LRC(x)はそれぞれ各ブロックBLK0〜BLK(x)に対応し、リンクレコードLRC0〜LRC(x)によって各ブロックのリンク(つながりかた)が記録される。
【0033】
すなわち、各リンクレコードLRC0〜LRC(x)には、対応するブロックのブロックナンバ(BLK0〜BLK(x))と、その各ブロックからのリンクデータLD0〜LD(x)が記録される。リンクデータLD0〜LD(x)は、そのブロックのデータの次に続くべきデータが記録されているブロックのナンバを示すものとなる。また、次に続くべきデータがないときには、リンクデータの値は「0」となる。
【0034】
このようにファイルエントリ表とリンクリストによるファイル管理形態の例を図7に示す。
例えば記録された第1、第2のファイルに対して、ファイルエントリ表においてファイルレコードFRC1、FRC2が形成され、図示するようにファイル名や先頭ブロックナンバなどが記述されているとする。
ここで、ファイルレコードFRC1には先頭ブロックナンバが「4」とされ、ブロックBLK4が示されているとする。
また、リンクリストには、図示するようにブロックBLK4に対応するリンクレコードLRC4に、リンクデータとして「7」が記録されているとする。つまりブロックBLK7へのリンクを示している。
さらにリンクリストにおいてブロックBLK7に対応するリンクレコードLRC7にリンクデータ「2」が示され、ブロックBLK2に対応するリンクレコードLRC2にリンクデータ「10」が示され、ブロックBLK10に対応するリンクレコードLRC10にリンクデータ「12」が示され、ブロックBLK12に対応するリンクレコードLRC12にリンクデータ「0」、つまりリンク終了が示されている。
【0035】
これは、第1のファイルのデータが、ブロックBLK4を先頭として、ブロックBLK7→BLK2→BLK10→BLK12という5つのブロックに分かれて記録されている状態を示すものとなり、つまりファイル格納部5は、このようなファイルレコードの先頭ブロックナンバを起点とするリンクリストでのリンク管理に従って順次ブロックを読み出していくことで、時間軸上で適正な音声データストリームを読み出していくことが可能となる。
【0036】
第2のファイルについてもファイルレコードFRC2を起点として同様にリンク状態が管理され、ブロックBLK6→BLK3→BLK11→BLK14という各ブロックに時系列順にファイルデータが記録されていることが示される。
【0037】
なお、以上の図4〜図7のファイルデータ記録形態、管理形態は、例えばメディアがHDDや固体メモリとされる場合に好適な例であり、メディアとしてCDやMDが用いられる場合は、それらのメディアにおけるフォーマットに応じた記録や管理が行われることになる。例えばCD、MDでは既に公知の通り、TOC、U−TOCと呼ばれる管理情報が形成され、また各楽曲データがトラックとして記録されて管理される。
ただ、記録形態、管理形態が異なるものであっても、本例でいうスーパーシャッフル再生が可能とされることはいうまでもない。
【0038】
続いてスーパーシャッフル再生において実行される再生態様の例を述べていく。上述したように本例の記録再生装置1で行われるスーパーシャッフル再生は、曲順と再生態様の両方をランダムに選択して再生させる動作であるが、ここでいう再生態様とは、例えばファイルに対する再生位置的な態様や、信号処理的な態様がある。
このためCPU2は、再生態様のパラメータとして、図3に示すように再生場所パラメータや再生曲調パラメータを用意し、これらを順次ランダム選択していくものとなる。
【0039】
再生場所パラメータとしては、例えば図示するようなM個の再生場所に関するモードを設定して、その中で1つを選択していくものとする。
再生場所のモードとしては、図示するようにフルコーラス再生、イントロ再生、サビ再生、1コーラス再生、2コーラス再生、・・・A−B再生など、各種設定する。
【0040】
また再生曲調パラメータとしては、例えば図示するようなL個の再生処理に関するモードを設定して、その中で1つを選択していくものとする。
再生曲調(再生信号処理)のモードとしては、図示するように通常再生、アレンジ再生I、II、III・・・、音響エフェクト再生I・・・、ミックス再生など、各種設定する。
【0041】
再生場所や信号処理に関する各モードの内容や処理方式はそれぞれ次のようになる。
【0042】
・フルコーラス再生
フルコーラス再生とは、ファイルに対するいわゆる通常の再生のことであり、つまりファイル(楽曲)を最初から最後まで再生するモードのことをいう。
例えばある曲(ファイル)をフルコーラス再生する場合には、ファイルエントリ表からその曲に対応するレコードを探し、その中の先頭ブロックナンバを読みとったあと、そのブロックナンバのブロックのデータの読出を行う。その読出データはオーディオデータプロセッサ9を介して音声として再生出力されていく。次に、リンクリストから次のブロックナンバを読み取り、そのブロックナンバのブロックのデータ読出/再生出力を同様に行う。以下、リンク先がなくなるまで(リンクデータ「0」のリンクレコードを見つけるまで;すなわちファイルの終わりまで)、各ブロックからのデータ読出及びオーディオデータプロセッサ9による処理を介した再生出力を繰り返していく。これにより、例えば1曲を最初から最後まで通した再生が行われる。
【0043】
・A−B再生
A−B再生とは曲(ファイル)の中である2つの位置「A」「B」の間を再生するモードである。
再生しようとするある曲ZのサイズをZsizeとする。サイズの単位を例えば「バイト」だとする。するとこの場合Zsizeは整数だとみなしてよい。
曲ZのA−B再生を行う場合は、まず、0より大でZsizeより小なる2つの整数を任意に選ぶ(乱数でよい)。そして{Zsize/BLsize}個のブロックをリンクリストの順に従って読み取りオーディオデータプロセッサ9に転送する。ただしここで、「BLsize」とはブロックサイズ(単位:バイト)であり、また、{ * }の項は、数*より小さくない整数のうちの最小の整数を意味するものとする。
以上により、1つの曲の任意の場所の再生(A−B再生)を行なうことができる。ただしこの例では再生単位の粒度(最小再生単位)をブロックサイズ分のデータとしている。
【0044】
・イントロ再生
イントロ再生とは、曲の先頭部分のみを再生するモードである。
このためには、上記A−B再生において乱数を発生させる代わりに、A=0、B=Bintro(定数)とすればよい。
Bintroとはデータを再生したときに、曲の先頭として十分だと思われる時間、例えば15秒間、の再生になるようなデータ量を意味する定数である。
例えばオーディオデータがサンプリング周波数44.1KHzのリニアPCM信号のときは、
Bintro=(44100[Hz]×15[sec]×2[Ch])/BLsize
また、例えばオーディオデータがATRAC2圧縮方式で圧縮されているデータであるときは、
Bintro=(15[sec]/0.0224)×(424[byte]/BLsize)
などとして設定すればよい。
【0045】
・ サビ再生
サビ再生とは、いわゆる曲中のサビの部分を抽出して再生させるモードである。
このためには曲の中でサビがどこであるかを知らなければならないが、例えば上述した付随情報などでサビの位置を示すアドレス等が記録されていれば、そこの指定された部分の再生を行うようにすればよい。このようなサビ部分を示すデータは、楽曲を提供するメーカー側などで設定し、ユーザーサイドにおいてファイル格納部5に楽曲データが記録される際に、付随情報として同時に記録されるようにする(例えば通信ネットワークなどを通じて提供する)。また、CD−TEXT、DVDなどとして知られるディスクメディアには、曲に対応する各種情報をメディア上に記録可能であるため、その様なメディアを用いる場合は、予めサビ位置情報が記録されているようにすればよい。
一方、サビ位置情報が存在しない場合は、曲中でサビと思われる部分を自動的にサーチするような方式も考えられる。
例えば、サビとは通常、曲中で最も盛り上がる部分であり、音楽的な傾向としては音圧レベルがある程度継続的に高くなったり、或いは周波数的には高域成分が多くなるような部分となる。
従ってファイルデータに対して時間軸上で音量レベルや周波数分布をサーチしていくことで、サビと思われる箇所を判断することができる。従ってこのようなサーチにより抽出された部分を読出、サビ再生として再生させることも可能である。
【0046】
・1コーラス再生、2コーラス再生
これらは、曲の1コーラス、2コーラスという部分を再生させるモードである。
例えばそれぞれ、再生する曲Zのサイズの40%、80%をもって1コーラス再生、2コーラス再生と定義する。したがって、上記のA−B再生において乱数を発生させる代わりに、A=0、B=「Zsize×0.4/BLsize」またはB=「Zsize×0.8/BLsize」とする。
或いは、ファイルエントリ表内の各ファイルレコードに、ファイルの属性情報として1コーラスのデータサイズZcを記録しておいてもよい。A=0、B=「Zc/BLsize」としてA−B再生と同様に再生する。
【0047】
再生場所パラメータに関しては、例えばこれらのようにファイルに対する再生場所(区間)についての各種のモードを設定し、それぞれ例えば上記のような方法でファイル格納部5からの読出を行うものとなる。
つまりCPU2が再生場所パラメータを選択して、その再生場所パラメータで指定されたモードでの読出方式をファイル格納部5に指示することで、上記のような各種の再生区間の再生が実行される。
もちろんこれらは一例にすぎず、再生場所のモードとしてはさらに多様な例が考えられる。
【0048】
再生曲調パラメータによって選択される再生曲調(信号処理)のモードについては、それぞれ次のようになる。
【0049】
・通常再生
通常再生は、オーディオデータプロセッサ9で特殊な処理を行わずに再生処理するモードである。例えばファイル格納部5から転送されてくるオーディオデータについて、所要のデコード処理を行う他は、例えばユーザー操作に応じたイコライジング(トーン調性)などを行うのみとする。
【0050】
・アレンジ再生
アレンジ再生としては、I、II、III・・・として示したように各種のモードが考えられる。
例えば曲速度を変化させることや、曲の調性(音高)を変化させることなどがここでいうアレンジとなる。
曲速度については、例えばサンプリングレートを変更することで実現できる。サンプリングレートの変更はD/Aコンバータ14に入力するクロックとD/Aコンバータ自身のモードを変えることで実現できる。
オーディオデータを録音したサンプリング周波数を実現するために必要なクロック周期をfclk0 とすると、曲速度を速めるためにはクロック周期fclkをオーディオデータを録音したサンプリング周波数より早める(fclk>fclk0)。また曲速度を遅くするためにはクロック周期を遅くすればよい(fclk<fclk0)。
また曲のピッチ(調性)の変換は、デジタルデータ上での波形変換(周波数変換)を行うことで実現できる。
さらに、D/Aコンバータのクロックだけでなく、データ転送レートも合わせて変化させれば、曲速度の変化に応じて自然に再生音声の音程も変化するため、その様なモードを設定してもよい。
【0051】
・ミックス再生.
ミックス再生は、例えば2つの曲(ファイル)をミックスして同時に再生出力するようなモードである。
曲M1と曲M2のミキシングは例えば次のように行う。
ファイルエントリ表から曲M1と曲M2に対応するファイルレコードをそれぞれ探し、それぞれ先頭ブロックナンバを読み取る。そして先頭のブロックからデータを読み出して、その読み出したデータは例えばRAM4に格納する。
なお、曲M1または曲M2が圧縮データの場合は、オーディオデータプロセッサ9で伸長処理を行ってからRAM4に格納する。
RAM4に読み込まれたデータがSM1i,i={1,2,3,・・・}、SM2i,(i={1,2,3,・・・})であるとする。これらの信号をCPU2(もしくはオーディオデータプロセッサ9)で、
SM12i=(c1SM1i+c2SM2i)/2
(ただし、c1 および c2 は c1+c2 =1をみたす適当な非負の係数)
というように足し合わせ、そのデータSM12i,(i={1,2,3,・・・})をオーディオデータプロセッサ9を介してD/Aコンバータ14に転送し、再生出力する。以下、その2曲についての次ブロックについても同様に行い、いずれかのファイルが終わるまで(もしくは上記再生場所パラメータで選択された再生区間が終了するまで)繰り返せばよい。
【0052】
・音響エフェクト再生
音響エフェクト再生も、I、II、III・・・として示したように各種のモードが考えられる。
この場合、音響的なエフェクトとして、リバーブ、エコー、イコライジングなど各種の処理が考えられる。
これらのある音響処理や、複合的な音響処理を行うことにより、再生音声の雰囲気は大きく変わることが知られている。
従って各種モードとして、多様な音響処理を設定しておくことが考えられる。例えば極端なリバーブやエコーをかけることで曲調を大きく変化させるモードや、イコライジングやノイズ混入処理によりあたかも旧型のラジオで受信しているような音声としたりするモード、アナログレコード再生音声のようなモード、低域を強調して臨場感を高めたモード、コンサートホールの音響効果をシュミレーとしたようなモードなどが考えられる。
【0053】
再生曲調パラメータに関しては、例えばこれらのようにオーディオデータに対する信号処理についての各種のモードを設定する。
そしてCPU2が再生曲調パラメータを選択して、その再生曲調パラメータで指定されたモードでの信号処理をオーディオデータプロセッサ9等の必要部位に指示することで、上記のような曲調が変化するような各種のモードの再生が実行される。
もちろんこれらは一例にすぎず、再生曲調のモードとしてはさらに多様な例が考えられる。
【0054】
3.スーパーシャッフル再生処理
スーパーシャッフル動作を行う場合のCPU2の処理を説明していく。
スーパーシャッフル再生は、ユーザーが操作部6よりスーパーシャッフル再生の指示を行うことに応じて開始される。具体的には例えばスーパーシャッフル再生モードを選択したうえで再生操作を行うことで、CPU2が図2の処理を開始し、スーパーシャッフル再生を実行させる。
【0055】
即ちユーザーがスーパーシャッフル再生の指示となる操作を行うことに応じてCPU2の処理は図2のステップF101からF102に進み、まず乱数を発生させて再生場所パラメータmの値をランダムに選択する。つまり再生箇所モードとして上述したM個のモードのうちの1つを選択する。
またステップF103でも同様に乱数を発生させて再生曲調パラメータlの値をランダムに選択する。つまり再生曲調モードとして上述したL個のモードのうちの1つを選択する。
【0056】
続いて再生させるファイルナンバを選択することになる。即ちステップF105に進んで、乱数を発生させてファイルナンバnの値をランダムに選択する。つまり再生対象となるファイルとして、メディアに収録されているN個のファイルのうちの1つを選択する。
但し、もしステップF103で選択された再生曲調パラメータlの値が、上述したミックス再生モードに相当するものであった場合は、2つのファイルを選択する必要があるため、ステップF104からF106に進んで、乱数を発生させて2つのファイルナンバn1,n2の値をランダムに選択することになる。つまり再生対象となるファイルとして、メディアに収録されているN個のファイルのうちの2つのファイルを選択する。
【0057】
以上の処理を経ることで、再生対象となる1つのファイル(又はミックス再生の場合は2つのファイル)と、1つの再生箇所モードと、1つの再生曲調モードが、それぞれランダムに選択されたことになる。
そこでステップF107で、ファイル格納部5、オーディオデータプロセッサ9に指示を出し、選択されたファイルを、選択された再生箇所モードで、かつ選択された再生曲調モードで再生させる動作を実行させる。
【0058】
この再生動作が行われている期間は、ステップF108で、ファイル再生(選択された再生箇所モードでの再生)が完了したか否かを監視し、さらにステップF109でユーザーの停止操作の有無を監視している。
そして今回のファイル再生が完了したら、ステップF102に戻り、ステップF105又はF106までの処理で、続いて実行する再生のためのランダムな選択、即ち上記同様に再生対象となる1つのファイル(又は2つのファイル)と、1つの再生箇所モードと、1つの再生曲調モードを、それぞれランダムに選択して、ステップF107で再生を実行させる。
【0059】
ユーザーの停止操作があった場合は、処理はステップF109からF110に進み、再生動作停止を各部に指示して処理を終える。
【0060】
以上のようスーパーシャッフル再生のときは、1つのファイル再生毎に以上のようなランダムな選択を行って、選択されたファイルを選択された再生場所モード、再生曲調モードにより再生させていくことになる。
従って、例えば最初は、あるファイルのイントロ部分だけがアレンジ再生Iで再生され、次はあるファイルのサビの部分が通常再生され、さらに次はある曲の全体が音響エフェクトIIの処理で再生され・・・というように、ユーザーにとって全く予測なつかない再生が順次行われる。
また、ユーザーの知っている曲であり、かつファイル格納部5に収録されている曲であるという範囲でありながら、再生箇所が曲の一部であったり、上述したように特殊なアレンジや音響処理、ミックス処理などが行われるため、あたかもユーザーの知らないような曲となることもある。換言すれば、ユーザーに対してメディアに収録された曲の範囲以上に多様な曲が存在するように見せかけることも可能となる。
これらのことから、ユーザーにとって意外性があって非常におもしろい再生を提供することができる。
【0061】
なお、図2の処理では、ユーザーの停止処理によってスーパーシャッフル再生が終了されるようにしているが、例えば全てのファイルが1度でも選択され、再生が完了した時点で自動的にスーパーシャッフル再生を終了させてもよい。但し、このスーパーシャッフル再生では、たとえ同じファイル(曲)が選択されたとしても、その再生箇所モードや再生曲調モードによって異なる曲のように聞こえることもある。また特に実行可能な再生場所モードや再生曲調モードが多数設定された場合は、あるファイルが同一の再生態様で複数回再生されることは稀なこととなる。従って、あるファイルが複数回選択されたとしても、その再生毎に変わった箇所や曲調が楽しめることになるため、スーパーシャッフル動作はエンドレスに続けるようにし、その動作終了は図2のようにユーザー操作にゆだねるようにすることが好適とも考えられる。
【0062】
以上実施の形態の例を説明してきたが、本発明としては多様な変形例、適用例が考えられる。
特に再生態様として、再生場所モードや再生曲調モードは図3に例示した以外にも多様な例が考えられることはいうまでもない。つまり再生装置の処理能力に応じて可能な音響処理やメディアからの読出方式がモードとして設定されればよい。
【0063】
また再生態様として実行できる各種モードのうち、スーパーシャッフル再生時にランダム選択される範囲をユーザーが指定可能としてもよい。例えばミックス再生を好まないユーザーが、予め再生曲調パラメータとしてはミックス再生モードが選択されないように設定できるようにするなどである。このようにすれば、ユーザーにとって好ましくない再生態様を除去したうえで、それ以外の多様な再生態様がランダムに選択されたスーパーシャッフル再生が実現できる。
同様に、例えばスーパーシャッフル再生をBGM(バックグラウンドミュージック)として実行させる場合には、BGMとして余りにも不適切な再生曲調モードが選択されてしまうことが防止できるなどの利点も得られる。
【0064】
また上記例では、再生態様を、再生場所と再生曲調の2つのグループに分けて、それぞれランダムに選択するようにしたが、3つ以上のグループ分けを行ったり、或いはグループ分けを行わないでランダムな選択を行うことなども考えられる。
【0065】
また、ランダムな選択だけでなく、ある程度再生される曲と再生曲調/場所に関連性を待たせるため、あるファイルが選択された場合に選択される再生態様が制限されたり、或いは曲の特徴に合わせる目的で、ファイルに対して再生態様の各データの選択の優位性の重み付けを行うようにしてもよい。
【0066】
さらに、実施の形態では音声データ(楽曲等)の再生について述べてきたが、ファイルとして動画映像データを格納するようなシステムでも、本発明は適用可能である。すなわち、1つのファイルとしての動画映像内の再生位置のモードや、映像及び音声信号の処理モードを各種設定して、ランダムに選択していくことで、映像再生についてのスーパーシャッフルが実現できる。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように本発明では、記録媒体に対する再生動作の1つ(上記スーパーシャッフル)として、順次、プログラムナンバ及びプログラムの再生態様をランダムに選択して、再生を行うことができるようにしている。特に再生態様として、プログラム内での再生箇所をランダムに選択したり、音声データや映像データに対する信号処理方式をランダムに選択するようにしている。
これにより記録媒体に収録されているプログラム(楽曲等)として有限のプログラム数を対象とするにも関わらず、非常に多様性のある再生出力を行うことができ、聴いているユーザーに対して意外性を与えたり、飽きさせないなど、再生の楽しみを大きく広げることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の再生装置のブロック図である。
【図2】実施の形態の再生装置のスーパーシャッフル再生の処理のフローチャートである。
【図3】実施の形態の再生装置の再生態様の例の説明図である。
【図4】実施の形態の記録媒体の記録形態の説明図である。
【図5】実施の形態の記録媒体のファイルエントリ表の説明図である。
【図6】実施の形態の記録媒体のリンクリストの説明図である。である。
【図7】実施の形態の記録媒体のファイルのリンク形態の説明図である。
【符号の説明】
1 記録再生装置、2 CPU、3 ROM、4 RAM、5 ファイル格納部、6 操作部、7 表示ドライバ、8 表示部、9 オーディオディオデータプロセッサ、10 データインターフェイス、11 コネクタ、30 データバス

Claims (14)

  1. データをプログラム単位で格納するとともに、各プログラムについて再生順序に相当するプログラムナンバを付与して管理している記録媒体から、データを読み出すことのできる読出手段と、
    前記読出手段で読み出されたデータに対して、所要の信号処理を行って、再生音声として出力することのできる信号処理手段と、
    前記記録媒体に記録されているデータについて、複数個設定されたプログラム内での再生箇所モードから前記再生箇所モードをランダムに選択して、前記読出手段及び前記信号処理手段に再生動作を実行させる再生制御手段と、
    を備えたことを特徴とする再生装置。
  2. 前記再生制御手段は、前記読出手段により読み出されたデータに対して、複数個設定された信号処理モードから前記信号処理モードをランダムに選択して、前記読出手段及び前記信号処理手段に再生動作を実行させることを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  3. データをプログラム単位で格納するとともに、各プログラムについて再生順序に相当するプログラムナンバを付与して管理している記録媒体から、データを読み出すことのできる読出手段と、
    前記読出手段で読み出されたデータに対して、所要の信号処理を行って、再生音声として出力することのできる信号処理手段と、
    前記記録媒体に記録されているデータについて、複数個設定された前記読出手段により読み出されたデータに対する信号処理モードから前記信号処理モードをランダムに選択して、前記読出手段及び前記信号処理手段に再生動作を実行させる再生制御手段と、
    を備えたことを特徴とする再生装置。
  4. 前記再生制御手段は、前記記録媒体に記録されているデータについてプログラムナンバをランダムに選択して再生されるように制御することを特徴とする請求項1乃至3に記載の再生装置。
  5. 前記再生制御手段は、前記記録媒体に記録されているデータが連続的に再生されるように制御することを特徴とする請求項1乃至3に記載の再生装置。
  6. 前記再生箇所モードは、少なくとも全体再生、サビ再生、イントロ再生、コーラス部分再生、リピート再生の一つを含むことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  7. 前記信号処理モードは、少なくともテンポ、ピッチ、リバーブ、エコー、インコライジングの音響処理の1つを含むことを特徴とする請求項3に記載の再生装置。
  8. データをプログラム単位で格納するとともに、各プログラムについて再生順序に相当するプログラムナンバを付与して管理している記録媒体から、データを読み出すことのできる読出手順と、
    前記読出手順で読み出されたデータに対して、所要の信号処理を行って、再生音声として出力することのできる信号処理手順と、
    前記記録媒体に記録されているデータについて、複数個設定されたプログラム内での再生箇所モードから前記再生箇所モードをランダムに選択して、前記読出手順及び前記信号処理手順において再生動作を実行させる再生制御手順と、
    を備えたことを特徴とする再生方法。
  9. 前記再生制御手順は、前記読出手順により読み出されたデータに対して、複数個設定された信号処理モードから前記信号処理モードをランダムに選択して、前記読出手順及び前記信号処理手順において再生動作を実行させることを特徴とする請求項8に記載の再生方法。
  10. データをプログラム単位で格納するとともに、各プログラムについて再生順序に相当するプログラムナンバを付与して管理している記録媒体から、データを読み出すことのできる読出手順と、
    前記読出手段で読み出されたデータに対して、所要の信号処理を行って、再生音声として出力することのできる信号処理手順と、
    前記記録媒体に記録されているデータについて、複数個設定された前記読出手順により読み出されたデータに対する信号処理モードから前記信号処理モードをランダムに選択して、前記読出手順及び前記信号処理手順において再生動作を実行させる再生制御手順と、
    を備えたことを特徴とする再生方法。
  11. 前記再生制御手順は、前記記録媒体に記録されているデータについてプログラムナンバをランダムに選択して再生されるように制御することを特徴とする請求項8乃至10に記載の再生方法。
  12. 前記再生制御手順は、前記記録媒体に記録されているデータが連続的に再生されるように制御することを特徴とする請求項8乃至10に記載の再生方法。
  13. 前記再生箇所モードは、少なくとも全体再生、サビ再生、イントロ再生、コーラス部分再生、リピート再生の一つを含むことを特徴とする請求項8に記載の再生方法。
  14. 前記信号処理モードは、少なくともテンポ、ピッチ、リバーブ、エコー、インコライジングの音響処理の1つを含むことを特徴とする請求項10に記載の再生方法。
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