JP2006302361A - 再生装置,再生制御方法およびプログラム - Google Patents

再生装置,再生制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 記憶媒体に記憶された膨大な数のコンテンツを簡単なユーザ操作で再生切り替えして,ユーザに対して受動的に視聴させることが可能な再生装置を提供すること。
【解決手段】 記憶媒体に記憶された複数のコンテンツデータを,複数のコンテンツグループA〜Eにグループ化するグループ設定部と;ユーザ入力に応じて,複数のコンテンツグループA〜Eの中から1のコンテンツグループCを選択するグループ選択部と;グループ選択部により1のコンテンツグループCが選択された時点において,当該選択されたコンテンツグループCに属する複数のコンテンツデータC1〜nを,当該選択された時点よりも前の再生開始時点から順次連続再生している場合の当該選択された時点に対応するコンテンツデータC1の再生データを出力する再生制御部と;を備えた再生装置が提供される。
【選択図】 図1

Description

本発明は,記憶媒体に記憶されている複数のコンテンツデータを再生する再生装置,再生制御方法およびプログラムに関する。
近年,配信サーバ(EMD(Electronic Music Distribution)サーバ等)から配信された音楽コンテンツデータなどのデジタルコンテンツデータ(以下「コンテンツ」という。)を再生可能なハードディスク内蔵型ポータブルプレーヤー等の再生装置が普及している。かかる再生装置は,記憶媒体の記憶容量の増大に伴い,膨大な数(例えば数千,数万個)のコンテンツを記憶可能であり,このうちからユーザの所望するコンテンツを再生する。
かかる再生装置においてコンテンツを再生する際には,ユーザが視聴を所望するコンテンツをコンテンツ単位で選択することが一般的であった。例えば,特許文献1には,再生装置の一例である情報処理装置の画面上に,当該情報処理装置に記憶されている複数のコンテンツの一覧(コンテンツ名,再生時間等)を表示し,かかる一覧表示を閲覧したユーザが視聴を所望するコンテンツをコンテンツ単位で選択入力(例えば,画面上で選択アイコンをスクロールさせてコンテンツを選択して決定する操作)することによって,当該選択されたコンテンツを再生することが記載されている。このように従来の再生装置では,再生装置に記憶されている複数のコンテンツを視聴するためには,「まずコンテンツを選択してから再生」する必要があった。
特開2001−175624号公報
しかしながら,上記従来の再生装置では,記憶媒体に膨大な数のコンテンツが記憶されている場合であっても,コンテンツを視聴するためには,ユーザは,まずいずれかのコンテンツを選択する操作が必要であり,多数のコンテンツを再生する際には選択操作が煩雑であるという問題があった。このため,ユーザが選択して視聴するコンテンツにどうしても偏りが生じ,記憶媒体に記憶されている膨大なコンテンツのうち視聴されないものが多くなってしまう。この結果,ユーザは,自身の所有する膨大なコンテンツのうち,過去に視聴したことがないがユーザ自身の嗜好に合致するコンテンツを視聴できる機会が非常に少なかった。
また,上記のようにコンテンツを選択してから再生する手法では,ユーザ主体で再生コンテンツが決定されるため,ユーザが明確な意志を持たずに任意のコンテンツを受動的に視聴したいという欲求には合致しないという問題があった。
一方,ユーザがコンテンツを選択しない再生手法としては,記憶媒体中の複数のコンテンツを自動的に無作為な順序で選択して再生する「シャッフル再生(ランダム再生)」が知られている。
しかし,このシャッフル再生では,コンテンツの先頭(例えば,音楽コンテンツの曲開始部分)にランダムに接することができても,ユーザが意思をもって当該コンテンツの再生を継続しなければ,当該コンテンツの所定位置(例えば音楽コンテンツにおける曲のさびの部分のように,ユーザが嗜好に合致するか否かを判断する上で重要な位置)に接することはできない。また,シャッフル再生は,複数のコンテンツを1ストリームのみで連続再生するものであるため,膨大なコンテンツの全てを再生するには多大な時間がかかる。従って,上記シャッフル再生では,膨大なコンテンツのうち,過去に視聴されていないがユーザの嗜好に合致するコンテンツが偶然に再生されて視聴される可能性が低いという問題があった。
そこで,本発明は,上記問題に鑑みてなされたものであり,本発明の目的とするところは,再生コンテンツをユーザ主体で個々に選択するという煩雑な選択操作ではなく,記憶媒体に記憶された膨大な数のコンテンツを簡単なユーザ操作で再生切り替えして,ユーザに対して受動的に視聴させることが可能な,新規かつ改良された再生装置,再生制御方法およびプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために,本発明のある観点によれば,記憶媒体に記憶された複数のコンテンツデータを,複数のコンテンツグループにグループ化するグループ設定部と;ユーザ入力に応じて,複数のコンテンツグループの中から1のコンテンツグループを選択するグループ選択部と;グループ選択部により1のコンテンツグループが選択された時点において,当該選択されたコンテンツグループに属する複数のコンテンツデータを,当該選択された時点よりも前の再生開始時点から順次連続再生している場合の当該選択された時点に対応するコンテンツデータの再生データを出力する再生制御部と;を備えることを特徴とする,再生装置が提供される。なお,「順次連続再生」とは,1つのコンテンツグループに属する複数のコンテンツを所定の配列順序に従って1つずつ連続的に再生する処理である。
かかる構成により,記憶媒体に記憶された膨大な数のコンテンツを複数のコンテンツグループに分け,各コンテンツグループに属する一連のコンテンツからなるコンテンツストリームが同時並行して再生される,或いは再生されているかのように処理し,選択された1のコンテンツグループのコンテンツストリームだけを実際に再生出力することができる。また,コンテンツグループを選択変更することで,出力されるコンテンツストリームを簡単に切り替えることができる。これにより,コンテンツの選択操作の煩雑さを改善し,記憶媒体に記憶された膨大な数のコンテンツを,簡単なユーザ操作で再生切り替えつつ,ユーザに対して受動的に視聴させることができる。
また,上記再生制御部は,各コンテンツグループに属する複数のコンテンツデータを,再生開始時点から順次連続再生する複数の再生部と;グループ選択部により1のコンテンツグループが選択された時点において,当該選択されたコンテンツグループに対応する再生部から入力されている再生データを選択して出力する再生出力切替部と;を含むようにしてもよい。
また,上記再生制御部は,再生開始時点からの経過時間を管理し,グループ選択部により1のコンテンツグループが選択された時点において,当該選択されたコンテンツグループに属する複数のコンテンツデータを再生開始時点から順次連続再生していると仮定した場合の当該選択された時点に対応するコンテンツデータを,経過時間に基づき特定する再生コンテンツ特定部と;再生コンテンツ特定部により特定されたコンテンツデータを再生し,再生データを出力する再生部と;を含むようにしてもよい。
また,上記再生部は,再生コンテンツ特定部により特定されたコンテンツデータを,当該コンテンツデータの先頭位置から再生するようにしてもよい。
また,上記再生部は,再生コンテンツ特定部により特定されたコンテンツデータを,選択された時点に対応する位置から再生するようにしてもよい。
また,上記再生部は,再生コンテンツ特定部により特定されたコンテンツデータを,当該コンテンツデータの特徴部を表す予め設定された所定位置から再生するようにしてもよい。
また,上記グループ設定部は,ユーザの選択入力に基づいて,複数のコンテンツデータを複数のコンテンツグループにグループ化するようにしてもよい。
また,上記グループ設定部は,コンテンツデータの属性を表す情報に基づいて,複数のコンテンツデータを複数のコンテンツグループにグループ化するようにしてもよい。
また,上記グループ設定部は,コンテンツデータの視聴頻度に基づいて,複数のコンテンツデータを複数のコンテンツグループにグループ化するようにしてもよい。
また,上記グループ設定部は,視聴頻度の高いコンテンツデータと視聴頻度の低いコンテンツデータとが略均等に分散されるように,複数のコンテンツデータを複数のコンテンツグループにグループ化するようにしてもよい。
また,上記グループ設定部は,複数のコンテンツデータを無作為に複数のコンテンツグループに割り振ってグループ化するようにしてもよい。
また,上記再生開始時点は,再生制御部の起動時点であるようにしてもよい。
また,上記再生開始時点は,再生制御部が起動した後に最初にグループ選択部により1のコンテンツグループが選択された時点であるようにしてもよい。
また,上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,記憶媒体に記憶された複数のコンテンツデータを,複数のコンテンツグループにグループ化するグループ設定ステップと;所定の再生開始時点から,複数のコンテンツグループの中の1のコンテンツグループに属する複数のコンテンツデータを順次連続再生して出力する第1の再生ステップと;ユーザ入力に応じて,複数のコンテンツグループの中から1のコンテンツグループに代えて他のコンテンツグループを選択するグループ選択ステップと;選択ステップにおいて他のコンテンツグループが選択された時点において,当該選択された他のコンテンツグループに属する複数のコンテンツデータを再生開始時点から順次連続再生している場合の当該選択された時点に対応するコンテンツデータを再生して出力する第2の再生ステップと;を含むことを特徴とする,再生制御方法が提供される。
また,上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,記憶媒体に記憶された複数のコンテンツデータを,複数のコンテンツグループにグループ化するグループ設定処理と;ユーザ入力に応じて,複数のコンテンツグループの中から1のコンテンツグループを選択するグループ選択処理と;グループ選択部により1のコンテンツグループが選択された時点において,当該選択されたコンテンツグループに属する複数のコンテンツデータを,当該選択された時点よりも前の再生開始時点から順次連続再生している場合の当該選択された時点に対応するコンテンツデータの再生データを出力する再生制御処理と;をコンピュータに実行させることを特徴とする,プログラムが提供される。
また,上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体が提供される。
以上説明したように本発明によれば,再生コンテンツを個々に選択するという煩雑な選択操作ではなく,視聴を所望するコンテンツグループを選択するという簡単な操作のみで,記憶媒体に記憶された膨大な数のコンテンツを切り替えて再生することができる。また,当該膨大な数のコンテンツをコンテンツグループ毎にストリームとして連続再生して,ユーザに対して受動的に視聴させることができる。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態)
以下に,本発明の第1の実施形態にかかる再生装置,再生制御方法およびプログラムについて説明する。
<概要>
まず,図1に基づいて,本実施形態にかかる再生装置を用いたコンテンツの再生制御方法の概要について説明する。なお,図1は,本実施形態にかかる再生装置を用いたコンテンツの再生制御方法の概要を示す概念図である。
本実施形態にかかる再生装置は,ハードディスクドライブ(Hard Disk drive;以下「HDD」)等の記憶媒体に保存されている膨大な数のコンテンツデータ(以下「コンテンツ」という。)を,再生してユーザに視聴させる手法(ユーザインターフェース)に特徴がある。つまり,本実施形態にかかる再生装置は,記憶媒体に保存されている膨大な数のコンテンツを複数のチャンネル(コンテンツグループに相当する。)に分け,これら各チャンネルに属する複数のコンテンツをコンテンツストリームとして連続再生しているように管理し,さらに,ユーザのチャンネル選択操作に応じて,コンテンツストリームを切り替えて再生出力し,ユーザに視聴させるものである。
具体的には,図1に示すように,再生装置の記憶媒体に記憶されている複数のコンテンツが,例えば5つのコンテンツグループA〜Eにグループ化されている。このグループ化は,例えば,ユーザの意図的な分類,コンテンツの属性情報,コンテンツの視聴頻度などに基づいてなされるが,詳細については後述する。
各コンテンツグループA〜Eに属する複数のコンテンツは,所定の順序で配列されており,全体として1つのコンテンツストリームとして取り扱われる。各コンテンツグループA〜Eに属するコンテンツは,一連のコンテンツストリームとして常に連続再生されている,或いは,擬似的に連続再生されているかのように管理される。例えば,コンテンツグループCの最初のコンテンツC1が再生終了した後には,即時,次のコンテンツC2が再生開始されるといったようにして,コンテンツグループCに属する複数のコンテンツが順次,連続的に再生される。さらに,コンテンツグループCに属する最後のコンテンツCnが再生された後には,再び最初のコンテンツC1に戻り,連続再生が継続される。
さらに,各コンテンツグループA〜Eには,それぞれチャンネルA〜Eが割り当てられており,ユーザが所望するチャンネルを選択することにより,選択されたチャンネルに対応するコンテンツグループ内のコンテンツを連続再生した再生データが出力されて,ユーザ視聴される。図1の例は,ユーザがコンテンツチャンネルCを選択して,コンテンツグループCに属するコンテンツを視聴している状態を示している。
このように,各コンテンツグループA〜Eのコンテンツストリームが,それぞれ同時並行して再生(若しくは疑似再生)されているが,実際に再生装置から再生データが出力(モニタ上への映像出力若しくはスピーカからの音声出力)されてユーザに視聴されるのは,ユーザによって選択された1つのチャンネル(コンテンツグループ)のコンテンツストリームのみである。
以上のようにして記憶媒体上の膨大なコンテンツを再生制御することにより,ユーザは,各コンテンツグループ(各チャンネル)のコンテンツストリームが常に同時並行して再生されているように感じることができる。そして,ユーザは,テレビジョン放送のチャンネルを切り替えるようにして,再生されるコンテンツストリームのチャンネルA〜Eを変更するだけで,記憶媒体上の膨大なコンテンツをザッピング(Zapping)感覚で受動的にブラウジングすることが可能となる。
なお,コンテンツは,例えば,音楽,講演,ラジオ番組等の音声(Audio)コンテンツや,映画,テレビジョン番組,ビデオプログラム,写真,絵画,図表等を構成する静止画若しくは動画からなる映像(Video)コンテンツ,電子図書(E−book),ゲーム,ソフトウェアなど,任意の種類のコンテンツであってよい。以下では,コンテンツとして,音声コンテンツ,特に,配信サーバから配信された音楽コンテンツおよび音楽CDからリッピングされた音楽コンテンツの例を挙げて説明するが,本発明のコンテンツはかかる例に限定されるものではない。
<再生装置の構成>
次に,本実施形態にかかる再生装置の構成について詳細に説明する。
本実施形態にかかる再生装置は,記憶媒体に記憶されているコンテンツを再生可能な装置であり,例えば,記憶媒体としてHDDが内蔵された携帯型プレーヤ(図2参照)などで構成される。
しかし,再生装置は,このようなHDD内蔵携帯型プレーヤの例に限定されず,例えば,HDDプレーヤ,メモリプレーヤなどの映像/音声データを再生可能な各種の再生機器(携帯型/据え置き型を問わない。)や,パーソナルコンピュータ(Presonal Computer)等のコンピュータ装置(ノート型,デスクトップ型を問わない。),PDA(Personal Digital Assistant),家庭用ゲーム機,情報家電,カーオーディオ機器,カーナビゲーション機器,携帯電話,PHSなどといった各種の電子機器で構成することもできる。
また,再生装置は,単一の装置のみならず,複数の装置を組み合わせて構成されてもよい。例えば,コンテンツを記憶する記憶装置とコンテンツを再生する再生装置とを相互接続して構成された装置(例えば,HDDレコーダとプレーヤとの組み合わせ,ストレージサーバと携帯型プレーヤとの組み合わせなど)も再生装置に含まれる。また,このときの装置間の接続形態は,USB(Univarsal Serial Bus)ケーブル等の有線ケーブルを介した有線接続であってもよいし,或いは,無線接続であってもよい。さらに,ホームネットワーク等のLAN(Local Area Network)用いた接続や,インターネット,衛星通信網等の公衆回線網などを用いた接続も含まれる。
また,コンテンツが記憶される記憶媒体は,上記HDDの例に限定されず,例えば,磁気ディスク,光ディスク,半導体メモリなど,任意の記憶媒体であってよい。さらに,上記記憶媒体は,再生装置に内蔵されてもよいし,或いは外付けされてもよい。また,記憶媒体は,再生装置が読み取り可能なリムーバブル記憶媒体であってもよい。
次に,図2に基づいて,本実施形態にかかる再生装置20の外観構成例について説明する。図2は,本実施形態にかかる再生装置20の一例であるHDD内蔵型オーディオプレーヤの外観構成を示す平面図である。
図2に示すように,例えばHDD内蔵型オーディオプレーヤとして構成される再生装置20は,ユーザが容易に持ち運びできる大きさの筐体21内に,HDDと再生部(図示せず。)が内蔵されたポータブルデバイス(PD)である。この筐体21の本体表面には,例えば,ユーザが再生装置20を操作するためのメイン操作ボタン206bと,コンテンツに関する情報や再生装置20の動作状態を表示するメイン表示パネル207aとが配設されている。また,筐体21の一端に配設された接続端子には,例えば,リモートコントローラ213付きのヘッドフォン214が接続される。このリモートコントローラ213にも,ユーザが再生装置20を操作するためのサブ操作ボタン206bと,コンテンツに関する情報や再生装置20の動作状態を表示するサブ表示パネル207aとが配設されている。
ユーザは,このような再生装置20を用いて,表示パネル207a,207bに表示された情報を閲覧しながら,操作ボタン206a,206bを操作して,上述したコンテンツグループを選択する(即ち,チャンネルを切り替える)ことにより,HDD内の複数の音楽コンテンツを鑑賞することができる。このとき,コンテンツグループの選択操作は,上記操作ボタン206a,206bを用いた単純な操作であり,ユーザは,かかる単純な操作によって,個々のコンテンツを選択することなく,HDD内の膨大なコンテンツの再生状態を迅速に切り替えて,受動的にブラウジングできる。
次に,図3に基づいて,本実施形態にかかる再生装置20のハードウェア構成について説明する。なお,図3は,本実施形態にかかる再生装置20の一例であるHDD内蔵型オーディオプレーヤのハードウェア構成を示すブロック図である。
図3に示すように,再生装置20は,例えば,制御装置201と,フラッシュメモリ202と,RAM203と,バス204と,入力装置206と,表示装置207と,ストレージ装置(HDD)208と,ドライブ209と,接続ポート211と,オーディオ出力回路212と,リモートコントローラ213と,ヘッドフォン214とを備える。
制御装置201は,マイクロコントローラなどで構成され,再生装置20内の各部を制御する。フラッシュメモリ202は,例えば,制御装置201の動作を制御するプログラムや,各種のデータを記憶する。また,RAM203は,例えばSDRAM(Synchronous DRAM)等で構成され,制御装置201の処理に関する各種データを一次記憶する。
バス204は,制御装置201,フラッシュメモリ202,RAM203,入力装置206,表示装置207,ストレージ装置(HDD)208,ドライブ209,接続ポート211およびオーディオ出力回路212などを接続するデータ線である。
入力装置206とリモートコントローラ213は,例えば,上記図2で示したような操作ボタン206a,206b,タッチパネル,ボタンキー,レバー,ダイヤル等の操作具と,当該操作具に対するユーザ操作に応じてユーザ入力信号を生成して制御装置201に出力する入力制御回路などから構成されている。再生装置20のユーザは,この入力装置206や,リモートコントローラ213を操作することにより,再生装置20に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
表示装置207は,例えばLCDパネルおよびLCD制御回路などで構成されており,上記図2のようなメイン表示パネル207aやサブ表示パネル207bなどが含まれる。この表示装置207は,制御装置201の制御に応じて,例えば,選択可能なコンテンツグループ(チャンネル)のリスト,再生中のコンテンツのタイトル情報,再生時間,再生装置20の動作内容などの各種情報をテキストまたはイメージで表示する。
ストレージ装置211は,再生装置20が備えた記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置である。このストレージ装置211は,例えば,大容量(例えば数十GB)の記憶容量を有するHDDで構成されており,膨大な数のコンテンツ(例えば,数千,数万曲の音楽コンテンツ)や,制御装置201のプログラム,処理データ等の各種のデータを格納する。
ドライブ209は,リムーバブル記憶媒体7用のリーダライタである。このドライブ209は,再生装置20にローディングされた磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク,または半導体メモリ等のリムーバブル記憶媒体7に対して,コンテンツ,プログラムなどの各種データを記録/再生する。再生装置20は,このドライブ209を備えることにより,リムーバブル記憶媒体7に記憶されているコンテンツを読み出して再生可能となるが,かかるドライブ209は必ずしも具備されなくてもよい。
接続ポート211は,情報処理装置(例えばPC)10などの外部装置に対して,再生装置20を接続するための接続部であり,例えば,USBコントローラ等の通信コントローラと,USB端子等の接続端子などで構成される。この接続ポート211によって,再生装置20は,USBケーブル等のローカルライン9を介して接続された情報処理装置10との間で,コンテンツや,コンテンツ属性情報(コンテンツのタイトル,アーティスト名,再生時間等)や,制御信号などといった各種データを送受信可能となる。
出力装置210は,再生されたコンテンツを出力(例えば,音楽コンテンツを音声出力)する装置である。この出力装置210は,図示のように,例えば,オーディオ出力回路212と,リモートコントローラ213と,ヘッドフォン214とから構成される。
オーディオ出力回路212は,後述するデコーダにより復号され,CPUによってDA変換されたアナログ音声データを増幅して,リモートコントローラ213に出力する。このアナログ音声データは,リモートコントローラ213からヘッドフォン214に出力され,ヘッドフォン214に内蔵されたスピーカから音声出力されて,ユーザにより鑑賞される。
次に,図4に基づいて,本実施形態にかかる再生装置20の機能構成について説明する。なお,図4は,本実施形態にかかる再生装置20の機能構成を概略的に示すブロック図である。
図4に示すように,再生装置20は,例えば,コンテンツ取得/提供部220と,コンテンツデータベース232やグループリストデータベース234を記憶する記憶部230と,グループ設定部240と,グループ選択部250と,再生制御部260とを備える。なお,記憶部230は,例えば,上記ストレージ装置208,フラッシュメモリ202,及び/又はリムーバブル記憶媒体7などで構成され,本実施形態にかかる記憶媒体に相当する。
コンテンツ取得/提供部220は,例えば,上記ドライブ209,接続ポート211を利用して,外部装置との間でコンテンツを取得/提供する処理を実行するプログラムなどで構成される。このコンテンツ取得/提供部220は,情報処理装置(PC)10や他の再生装置(PD)20などの外部装置との間で,ローカルライン9またはリムーバブル記憶媒体7b等を介して,コンテンツを提供/取得する。これによって,例えば,情報処理装置(PC)10を利用してコンテンツ配信サーバ(図示せず。)からダウンロードした配信コンテンツを,情報処理装置(PC)10から再生装置20に複製して,記録することができる。また,再生装置20自身がコンテンツ配信サーバとネットワークを介して通信可能であれば,当該コンテンツ配信サーバから配信コンテンツを直接的にダウンロードすることができる。
また,コンテンツ取得/提供部220は,市販の音楽CDやビデオDVD等のリムーバブル記憶媒体7aに記憶されているコンテンツをリッピングしたり,コンテンツをセルフレコーディング(自己録音,自己録画)したりすることによって,コンテンツを取得することもできる。なお,リッピングとは,音楽CD,ビデオDVD等の記憶媒体に記録されているデジタル形式の映像/音声コンテンツデータ(PCMデータ等)を抽出し,コンピュータで処理可能なファイル形式に変換して記録することをいう。また,セルフレコーディングとは,再生装置20が備えた撮像装置/集音装置(図示せず。)によって撮像/集音した音声等を,映像/音声のデジタルデータとして記録することをいう。
コンテンツ取得/提供部220は,以上のようにして取得したコンテンツをコンテンツデータベース232に記録する。なお,ストレージ装置(HDD)208の記憶容量が大容量であれば,コンテンツデータベース232に膨大な数のコンテンツを記憶可能である。このため,かかる再生装置20のユーザは,記憶容量の制限がないため,上記のような何らかの手法で取得可能なコンテンツであれば,視聴の意志の有無に関わらず,とりあえず大量に取得し,自身の嗜好に応じて取捨選択することなく,コンテンツデータベース232に記憶しておくことも可能である。このような場合には,コンテンツデータベース232には,例えば何万曲といった膨大な数のコンテンツが記憶されることになり,上述したような個々のコンテンツを選択して再生する手法では,ユーザ操作が煩雑となるだけでなく,膨大な数のコンテンツの中にはユーザの嗜好に合致しているにもかかわらず,ユーザに選択されないがために視聴されないコンテンツが大量に存在することになってしまう。
そこで,本実施形態にかかる再生装置20では,以下に説明するようなグループ設定部240,グループ選択部250および再生制御部260などを設けることによって,図1で説明したように,膨大なコンテンツを複数のコンテンツストリームとして管理し,チャンネルを変更するようにブラウジングできる再生制御手法を実現している。以下,本実施形態にかかる特徴である各部について説明する。
まず,グループ設定部240について説明する。グループ設定部240は,記憶媒体の一例であるストレージ装置(HDD)208に記憶されている複数のコンテンツを,所定のグループ化基準に基づいて,複数のコンテンツグループにグループ化する。このグループ化基準は,例えば,ユーザの意図的な分類,コンテンツの属性情報,コンテンツの視聴頻度,無作為などであるが,詳細については後述する(図7〜9等参照)。
さらに,グループ設定部240は,例えば,各コンテンツグループに属する複数のコンテンツの配列順序(即ち,再生順序)を設定する。例えば,この配列順序の設定は,ユーザ入力に基づいて実行してもよいし,或いは,ユーザ選定に依らずに,グループ設定部240が自動的に実行(例えば,予め設定された配列基準に基づいて設定する,無作為に設定するなど,)してもよい。ユーザ入力に基づいて配列を設定することより,各コンテンツグループ内のコンテンツをユーザ所望の順序で再生出力できるようになる。一方,グループ設定部240が自動的に配列設定することにより,ユーザ入力の負担を軽減できる。
ユーザ選定に依らずに,グループ設定部240が自動的に実行してもよい。
また,グループ設定部240は,上記のようにして複数のコンテンツをグループ化して配列順序を設定した結果を表すグループリスト情報を,コンテンツグループリスト234に記録する。このグループリスト情報は,例えば,各コンテンツグループに属するコンテンツを表すコンテンツ識別情報(例えば,コンテンツIDや,コンテンツの記憶アドレス情報など)と,各コンテンツグループに属するコンテンツの配列順序を表す配列順序情報とが含まれる。このようにグループリスト情報を保存しておくことにより,後述する再生制御部260は,再生時に,コンテンツグループリスト234から読み出したグループリスト情報に基づいて,各コンテンツグループ(チャンネル)ごとに再生すべきコンテンツとその再生順序を決定できるようになる。
次に,グループ選択部250について説明する。グループ選択部250は,ユーザ入力に応じて,上記グループ設定部240によって設定された複数のコンテンツグループの中から,1のコンテンツグループを選択する。
具体的には,上述したように,ユーザは,コンテンツグループの選択モード時に,再生装置20の入力装置206(図2の操作ボタン206a,206b等)を操作して,再生を所望するコンテンツグループ(チャンネル)を選択することができる。このようにユーザによって入力装置206が操作されると,入力装置206からグループ選択部250に,ユーザ入力信号が入力される。グループ選択部250は,このユーザ入力信号に基づきコンテンツグループを選択し,当該選択されたコンテンツグループを表すグループ選択信号を再生制御部260に出力する。例えば,コンテンツグループCの再生時にユーザによりコンテンツグループAが選択入力される(即ち,チャンネルAからチャンネルBに切り替えられる)と,グループ選択部250は,コンテンツグループAを表すグループ選択信号を再生制御部260に出力して,コンテンツグループAのコンテンツストリームを再生して出力するように指示する。
なお,再生装置20の起動時(電源がオンされたとき)には,グループ選択部250は,例えば,直前に選択されていたコンテンツグループを自動的に選択して,グループ選択信号を再生制御部260に出力するようにしてもよい。また,グループ設定部240は,コンテンツグループの選択モード時には,グループリストDB234から読み出したグループリスト情報に基づいて,選択可能なコンテンツグループの一覧を表示装置207に報じさせるようにしてもよい。これにより,ユーザは,当該コンテンツグループの一覧を閲覧して所望のコンテンツグループを選択することができる。
次に,再生制御部260について説明する。再生制御部260は,コンテンツグループの選択変更時(即ち,チャンネル切替時)に,グループ選択部260により1のコンテンツグループが選択された時点において,当該選択されたコンテンツグループに属する複数のコンテンツを,所定の再生開始時点から順次連続再生している場合の当該選択された時点に対応するコンテンツデータの再生データを出力する。
より詳細には,再生制御部260は,図1に示したように,各コンテンツグループに属する複数のコンテンツを,それぞれ,所定の再生開始時点から順次連続再生する。つまり再生制御部260は,各コンテンツグループのコンテンツストリームを上記再生開始時点から同時並行して連続再生するように管理している。なお,上記再生開始時点は,例えば,再生制御部260の起動時点,或いは,再生制御部260が起動した後に最初にグループ選択部250により1のコンテンツグループが選択された時点などである。
そして,再生制御部260は,上記複数のコンテンツストリームのうち,上記グループ選択部250によって選択されたコンテンツグループに属するコンテンツストリームの再生データのみを,出力装置210から出力する。このため,コンテンツグループの選択変更時には,グループ選択部250により新たなコンテンツグループが選択された時点において,当該選択されたコンテンツグループに属するコンテンツの再生データを選択して出力する。これにより,出力装置210から実際に出力される再生データが,選択変更前のコンテンツグループのコンテンツストリームから,新たに選択されたコンテンツグループのコンテンツストリームに切り替えられる。
ここで,図5に基づいて,本実施形態にかかる再生制御部260の構成について,より詳細に説明する。なお,図5は,本実施形態にかかる再生制御部260の構成を示すブロック図である。
図5に示すように,本実施形態にかかる再生制御部260は,各コンテンツグループA〜Eのコンテンツストリームが常に同時並行して連続再生されているように管理するために,各コンテンツグループA〜Eに属するコンテンツストリームを実際にデコード等して再生しておき,このように再生された複数の再生データを切り替えて,出力装置210に出力する再生制御手法を採用している。この再生制御手法は,実際に再生処理した複数のコンテンツストリームを単純にスイッチングして出力するだけでよいので,再生制御処理を簡素化できるという利点がある。
かかる再生制御手法を実現するため,本実施形態にかかる再生制御部260は,再生指示部262と,各コンテンツグループA〜Eに対応して設けられた第1〜5の再生部264A〜E(以下「再生部264」と総称する場合もある。)と,各再生部264A〜Eによって再生された再生データの出力を切り替える再生出力切替部266とを備える。
再生指示部262は,グループリストデータベース234から上記グループリスト情報を読み出し,このグループリスト情報に含まれるコンテンツ識別情報および配列順序情報に基づいて,各コンテンツグループ(チャンネル)ごとに再生すべきコンテンツとその再生順序を判断し,各再生部264A〜Eに対して再生すべきコンテンツを指示する。
再生部264は,少なくともコンテンツグループの設定数以上設置される。図示の例では,5つのコンテンツグループA〜Eに対応して,5つの第1〜5の再生部264A〜Eが設置されている。この第1〜5の再生部264A〜Eは,各コンテンツグループA〜Eに属する複数のコンテンツを順次連続再生してコンテンツストリームを生成し,このコンテンツストリームの再生データを再生出力切替部266に出力する。
なお,上記再生処理tpは,所定の圧縮規格(例えば,ATRAC3(Adaptive Transform Acoustic Coding 3),ATRAC3plus,ATRAC AD,MP3(MPEG−1 Audio Layer III)など)に従うデータ形式で保存されているコンテンツデータを,出力装置210から出力可能なデータ形式(アナログコンテンツデータ等)に変換する処理である。この再生処理には,少なくとも,圧縮符号化されたコンテンツを復号するデコード処理が含まれ,これ以外にも,例えば,暗号化されているコンテンツの暗号解読処理,サラウンド処理,PCM(Pulse Code Modulation)データへの変換処理,デジタルアナログ変換処理などが含まれる場合がある。
ここで,上記再生部264の構成例について図6に基づき説明する。図6は,本実施形態にかかる再生部264の構成例を示すブロック図である。
図6に示すように,再生部264は,上記再生指示部262からの再生指示に応じてコンテンツデータベース232からコンテンツを読み出すコンテンツ読出部2642と,コンテンツに付随するライセンスを評価するライセンス評価部2644と,暗号化されたコンテンツを解読する暗号解読部2646と,圧縮符号化されたコンテンツをデコードするデコーダ2648と,コンテンツのデジタルデータをアナログデータに変換するD/A変換部2649と,を備える。
より詳細に説明すると,コンテンツ読出部2642は,上記再生指示部262によって指示されるコンテンツをコンテンツデータベース232から順次読み出す。また,コンテンツ読出部2642は,例えば,コンテンツデータベース232内から,再生対象のコンテンツに関連づけて記憶されているコンテンツ属性情報(コンテンツのタイトル,アーティスト名,再生時間等のメタ情報)を読み出すこともできる。このように読み出されたコンテンツ関連情報は,必要に応じて表示装置207に表示されてもよい。
ライセンス評価部2644は,上記コンテンツ読出部2642から読み出されたコンテンツに付随するライセンスを評価して,コンテンツの再生可否を判断する。DRM(Digital Rights Management)技術により著作権管理されているコンテンツが再生対象である場合には,当該コンテンツに対応するライセンスに記述されている再生条件(再生回数制限,再生期限等)を満たす場合でなければ,当該コンテンツを再生することはできない。そこで,ライセンス評価部2644は,まず,再生対象のコンテンツに付随するライセンスと鍵情報を取得し,この鍵情報でライセンスを復号し,ライセンスの正当性を評価する。この結果,ライセンス評価部2644ライセンスが正当であると判断した場合には,ライセンス内の再生条件を評価して,再生可否を判断し,この判断結果を暗号解読部2646に出力する。
暗号解読部2646は,上記ライセンス評価部2644によって再生可能であると判断された場合に,鍵情報を用いて,暗号化されているコンテンツを解読(デクリプト)して,デコーダ2648に出力する。なお,著作権管理されていないコンテンツ(暗号化されていないコンテンツ)を再生する場合には,上記ライセンス評価部2644及び暗号解読部2646を省略してもよい。この場合,当該著作権管理されていないコンテンツの再生時には,読み出したコンテンツに対して,上記ライセンス評価処理および暗号解読処理を行わずに,デコード処理を行うようにすることができる。
デコーダ2648は,例えば,上記コンテンツ読出部2642によってコンテンツデータベース2648から読み出されたコンテンツ,或いは上記暗号解読部2646によって解読された著作権管理コンテンツに対して,デコード処理,サラウンド処理,PCMデータへの変換処理などを行い,D/A変換部2649に出力する。
D/A変換部2649は,上記デコーダ2648から入力されたデジタル形式のコンテンツデータ(PCMデータ等)を,アナログ形式のコンテンツデータ(再生データ)に変換して出力する。本実施形態では,D/A変換部2649は,このようにD/A変換した再生データを,再生出力切替部266に出力する。
以上のような構成の再生部264によって,コンテンツデータベース232に記憶されている所定の圧縮規格に従うデータ形式のコンテンツを,出力装置210から出力可能なデータ形式に変換することができる。
次に,図5に戻り,再生出力切替部266について説明する。再生出力切替部266は,上記グループ選択部250により1のコンテンツグループが選択された時点において,当該選択されたコンテンツグループに対応する1の再生部264から入力されている再生データを選択して出力する。
より詳細には,再生出力切替部266には,上記第1〜第5の再生部264A〜Bによって再生された各コンテンツグループの再生データがそれぞれ入力されている。再生出力切替部266は,このように入力される複数の再生データから,グループ選択部250によって選択された1つのコンテンツグループに対応する再生データを選択して,出力装置210に出力する。図5の例では,コンテンツグループCの再生データが選択されて,出力装置210から音声出力されている状態が示されている。このように,再生出力切替部266は,グループ選択部250による選択結果に応じて,複数のコンテンツグループの再生データを切り替えて出力する。
以上のように,本実施形態にかかる再生制御部260は,各コンテンツグループA〜Eに属する一連のコンテンツをコンテンツストリームとして常に実際に再生しておき,このように再生された複数の再生データを切り替えて,出力装置210に出力する。これによって,複数のコンテンツグループA〜Eのコンテンツストリームを同時並行して連続再生しつつ,ユーザのコンテンツグループ選択操作(チャンネル切替操作)に応じて選択された1のコンテンツグループの再生データのみを実際に出力して,ユーザに視聴させることができる。
以上,図3〜図6を参照しながら,本実施形態にかかる再生装置20の構成について詳細に説明した。なお,上述したコンテンツ取得/提供部220,コンテンツデータベース232,グループ設定部240,グループ選択部250および再生制御部260は,例えば,上記各処理を実行するハードウェアとして構成されてもよいし,或いは,上記各処理をコンピュータに実行させるプログラムモジュールを再生装置20にインストールすることによって構成されてもよい。例えば,再生制御部260の再生部264は,コンテンツ再生機能を有する再生回路で構成されてもよいし,あるいは再生装置20にインストールされたコンテンツ再生用ソフトウェアなどによって構成されてもよい。また,図6に示す再生部264の各部のうち,例えば,デコーダ2648およびD/A変換部2649を専用回路で構成し,その他の部分をプログラムモジュールで構成してもよい。
<コンテンツのグループ化方式>
次に,再生装置20の記憶媒体(ストレージ装置(HDD)208のコンテンツデータベース232等)に記憶されている複数のコンテンツを,所定のグループ化基準に基づきグループ化して,複数のコンテンツグループを設定する方式の具体例について説明する。
(1)ユーザの選択入力に基づいてコンテンツグループを設定する手法
再生装置20は,一般的に,所定の基準で選択されたコンテンツの集合を表すプレイリストを複数設定可能である。再生装置20は,このプレイリストの再生指示を受けると,当該プレイリストに含まれるコンテンツを順次連続再生する。
ユーザは,記憶媒体に記憶されている複数のコンテンツの中から,意図的にいくつかのコンテンツを選択して,上記プレイリストを作成することができる。このプレイリストは,例えば,ユーザの嗜好に適合するコンテンツを寄せ集めて構成したプレイリスト(例えば,2005年4月リリースの音楽コンテンツのうち,ユーザAがお気に入りの音楽コンテンツベスト10)や,ユーザが意図的に同一の属性を有するコンテンツを選択して構成したプレイリスト(例えば,ユーザAの嗜好に応じて選択した歌手Aのコンテンツのベストアルバム)など,多様に作成可能である。
また,コンテンツを提供する企業も,上記プレイリストを作成して,ユーザに提供することも可能である。例えば,当該企業は,最近のヒットチャート等に基づいて人気の高いコンテンツのプレイリストを作成したり,一般ユーザにはあまり知られていないが当該企業が推奨するコンテンツのプレイリストを作成したりもできる。
このように作成されるプレイリストが再生装置20内に複数設定されている場合,図7に示すように,複数のプレイリストA〜Fを各チャンネルA〜Eに割り当てることによって,プレイリスト単位で上記コンテンツグループを設定することができる。
割り当て手法の具体例としては,例えば,プレイリストを各チャンネルに1つずつ割り当てるようにする。もし,設定されたチャンネル数よりも,既存のプレイリスト数が多い場合には,複数のプレイリストを連結してチャンネル数にあわせて割り当てるようにしてもよい。図7の例では,チャンネルA〜Dにそれぞれ1つのプレイリストA〜Dが割り当てられ,チャンネルEには,プレイリストE及びFが割り当てられている。なお,このようにプレイリストを各コンテンツグループに割り当てる作業は,グループ設定部240がユーザの選択入力に基づいて行ってもよいし,グループ設定部240が自動的に行ってもよい。
以上のようにプレイリスト単位でコンテンツグループを設定することにより,ユーザは,チャンネルを切り替えるという簡単な操作で,異なるプレイリストを次々とブラウジング(拾い視聴)できるようになる。例えば,ユーザは,新曲のコンテンツを集めたプレイリストAが割り当てられているコンテンツグループAのコンテンツストリームを聴き飽きたときには,チャンネルAをチャンネルBに変更して,落ち着いた雰囲気の曲を集めたプレイリストBが割り当てられているコンテンツグループBのコンテンツストリームを聴くことができる。
なお,ユーザの選択入力に基づいてコンテンツグループを設定する手法としては,上記プレイリストを利用する例に限られず,例えば,ユーザが個々のコンテンツを選択してコンテンツグループに割り当てるようにしてもよい。かかる手法でも,コンテンツグループ設定時には,ユーザは個々のコンテンツの割り当て操作を行う必要があるが,一旦グループ設定されてしまえば,その後の再生時には,ユーザは再生対象のコンテンツを個々に選択操作する必要がないので,煩雑さを解消できる。
(2)コンテンツ属性情報に基づいてコンテンツグループを設定する手法
次に,コンテンツの属性を表すコンテンツ属性情報に基づいて複数のコンテンツを分類して,複数のコンテンツグループにグループ化する手法について説明する。
コンテンツの属性としては,例えば,コンテンツのアーティスト(音楽コンテンツの歌手,作詞者,作曲者,編曲者等),ジャンル(ポップス,ジャズ,ロック,レゲエ等),BPM(Bit per minute;音楽コンテンツの曲のテンポ),リリース時期(リリースされた年度,リリースされた月),リリース場所(洋楽,邦楽等),リリース企業(コンテンツを制作・販売する企業),コンテンツの再生時間などがある。
このコンテンツの属性を表すコンテンツ属性情報は,コンテンツに関連づけてコンテンツデータベース232等に記憶されている。このため,グループ設定部240は,上記コンテンツ属性情報に基づいて,コンテンツデータベース232に記憶されている複数のコンテンツを分類して,複数のコンテンツグループにグループ化することができる。
図8には,コンテンツのリリース年度に基づいてコンテンツを分類し,リリース年度(2000〜2005年)ごとにコンテンツグループA〜Eを設定する例が示されている。このようにコンテンツグループを設定することにより,ユーザは,所望のリリース年度のチャンネルを選択することで,コンテンツデータベース232に記憶された膨大なコンテンツのうち,当該所望のリリース年度のコンテンツを無作為な順序で連続して視聴できるようになる。さらに,チャンネルを切り替えるだけで,他のリリース年度のコンテンツを視聴することができる。
以上のようにコンテンツの属性単位でコンテンツグループを設定することにより,ユーザは,チャンネルを切り替えるという簡単な操作で,コンテンツ属性ごとに分類されたコンテンツストリームをブラウジングできるようになる。
(3)コンテンツの視聴頻度に基づいてコンテンツグループを設定する手法
次に,コンテンツの視聴頻度(再生頻度)に基づいて複数のコンテンツを分類して,複数のコンテンツグループにグループ化する手法について説明する。
ユーザは,コンテンツに関する自己の嗜好を有するため,コンテンツデータベース232に記憶されている複数のコンテンツには,過去に視聴した視聴頻度に差が生じる。このため,かかるコンテンツの視聴頻度(例えば,過去の視聴回数,視聴されていない期間など)に応じて,コンテンツを分類して,コンテンツグループを設定可能である。
例えば,コンテンツの視聴回数に応じてコンテンツを分類する例について説明する。この場合には,各コンテンツの過去の視聴回数を予めカウントして保存しておき,コンテンツグループ設定時に,視聴回数の多寡に応じてコンテンツを複数のクラスに分類し,各クラスのコンテンツグループを各チャンネルに割り当てる。このとき,視聴回数の多いクラスに属するコンテンツと,視聴回数の少ないクラスに属するコンテンツとが,各コンテンツグループに均等に分散されるように割り当てる。
例えば,図9には,コンテンツデータベース232に記憶されている複数のコンテンツを,視聴回数が多いコンテンツと視聴回数が少ないコンテンツの2つに分類し,これら2種類のコンテンツを無作為に各チャンネルに割り当てて,コンテンツグループを設定する例が示されている。
このようにコンテンツグループを設定することで,各コンテンツグループには,視聴回数が多いコンテンツと少ないコンテンツが混在して含まれることになる。このため,ある特定のコンテンツグループCに属するコンテンツを継続すると,過去の視聴頻度が高いコンテンツと低いコンテンツが混在して再生されるので,ユーザは,過去に全く視聴しなかった,或いは視聴頻度が低いコンテンツを視聴することになる。この結果,ユーザは,ユーザ自身の嗜好に合致したコンテンツに偶然に接する可能性が高まる。また,ユーザの嗜好は時間が経てば変化するものであり,この観点からも,上記のようにコンテンツグループを設定してストリーム再生することで,それまで未知だったけれども新たに興味を持つようになった種類のコンテンツを視聴できる可能性が高くなる。
さらに,再生頻度の高いコンテンツと,再生頻度の低いコンテンツとを折りませて視聴できるので,ユーザの嗜好に合わないコンテンツばかりが連続して再生されることがないので,ユーザの飽きを防止できる。
もちろん,ユーザは,選択中のチャンネルで再生されるコンテンツストリームが自己の嗜好に合わない場合には,チャンネルを切り替えて,他のコンテンツグループのコンテンツストリームを視聴することができる。
以上のようにコンテンツの視聴頻度に基づいてコンテンツグループを設定することにより,ユーザは,頻繁に視聴頻度が高いコンテンツと低いコンテンツが混在されたコンテンツストリームをブラウジングでき,さらに,視聴中のコンテンツが嗜好に合致しない場合には,チャンネルを切り替えるという簡単な操作で他のコンテンツグループをブラウジングできる。従って,コンテンツデータベース232に記憶された膨大なコンテンツの中から,自己の嗜好にあったコンテンツを偶然に発見できる機会が高まる。
また,上記のようなグループ設定によるコンテンツストリームの視聴は,明確な意志を持って特定のコンテンツを選択して再生するのではなく,何とはなしにコンテンツを視聴したいというユーザの要求にも合致するものである。
(4)コンテンツを無作為に各コンテンツグループに割り振る手法
この手法では,再生装置20のグループ設定部240は,チャンネル数(即ち,設定するコンテンツグループ数)に合わせて,コンテンツデータベース232に記憶されているコンテンツを無作為(ランダム)にコンテンツグループに割り振って,コンテンツグループを設定する。
これにより,ユーザが過去に視聴したことがあるコンテンツと,視聴したことがないコンテンツとが無作為に混在されたコンテンツストリームをブラウジングでき,さらに,視聴中のコンテンツが嗜好に合致しない場合には,チャンネルを切り替えるという簡単な操作で他のコンテンツグループをブラウジングできる。従って,コンテンツデータベース232に記憶された膨大なコンテンツの中から,自己の嗜好にあったコンテンツを偶然に発見できる機会が高まる。
また,上記のようなグループ設定によるコンテンツストリームの視聴は,明確な意志を持って特定のコンテンツを選択して再生するのではなく,何とはなしにコンテンツを視聴したいというユーザの要求にも合致するものである。
<再生制御方法>
次に,図10,図11に基づいて,上述した再生装置20を利用した本実施形態にかかる再生制御方法について説明する。なお,図10は,本実施形態にかかる再生制御方法を示すフローチャートである。また,図11は,図10の再生制御方法によって再生されるコンテンツを示す概念図である。
図10に示すように,まず,ステップS10では,再生装置20の記憶媒体に記憶された複数のコンテンツデータが,複数のコンテンツグループにグループ化される(ステップS10;グループ設定ステップ)。具体的には,上記グループ設定部240は,ストレージ装置(HDD)208のコンテンツデータベース22に記憶されている複数のコンテンツを,上述したような各種のグループ化基準に基づき分類して,複数のコンテンツグループを設定する。
次いで,ステップS12では,ストリーム再生モードが選択される(ステップS12)。ストリーム再生モードは,上記図1等で説明したように,複数のコンテンツグループに属するコンテンツを同時並行して順次連続再生するように管理しつつ,ユーザによって選択された1のコンテンツグループの再生データのみを出力する再生モードである。再生装置20は,かかるストリーム再生モードと,従来の通常再生モード(コンテンツを個々に選択して再生するモード)とを切替可能に構成されている。ユーザは,再生装置20の入力装置206を操作することによって,通常モードとストリーム再生モードとを選択可能であり,本ステップでは,通常再生モードに代えてストリーム再生モードが実行されたものとする。
また,再生装置20が電源OFFされる前に,ストリーム再生モードが選択されていた状態であった場合には,その後の電源ON時には,自動的にストリーム再生モードが選択される。なお,ストリーム再生モードと通常再生モードとを切り替えできない再生装置20の場合には,再生装置20の電源がONされると,自動的にストリーム再生モードが選択される。
さらに,ステップS14では,再生装置20の再生制御部260が起動する(ステップS14)。ステップS12でストリーム再生モードが選択される,或いは再生装置20の電源がONされた場合には,上記図5等で説明した再生制御部260が自動的に起動する。
その後,ステップS16では,上記再生制御部260が起動した時点(再生開始時点)から,各コンテンツグループに属する複数のコンテンツの連続再生が開始される(ステップS16)。上記ステップS14で再生制御部260が起動すると,再生制御部260の各再生部264A〜E(図6参照)は,コンテンツデータベース232から各コンテンツグループA〜Eの最初のコンテンツA1,B1,C1・・をそれぞれ読み出して再生を開始する。これにより,図11に示すように,再生開始時点である再生制御部260の起動時点から同時に,各コンテンツグループA〜EのコンテンツA〜Eを再生した複数の再生データが出力される。
次いで,ステップS18では,コンテンツグループA(チャンネルA)が選択される(ステップS18;第1のグループ選択ステップ)。具体的には,グループ選択部250は,ユーザの選択入力に基づいて,複数のコンテンツグループの中から1のコンテンツグループAを選択し,当該選択結果を表す再生制御部260に出力する。なお,前回のストリーム再生モード実行時に既にコンテンツグループAが選択されていた場合には,グループ選択部250は,ユーザの選択入力が無くとも,自動的にコンテンツグループAを選択するようにしてもよい。
さらに,ステップS20では,上記コンテンツグループAが選択された時点から,コンテンツグループAの再生データが出力される(ステップS20;第1の再生ステップ)。上記ステップS18でコンテンツグループAが選択されると,図11に示すように,コンテンツグループAが選択された時点から,コンテンツグループAに属する複数のコンテンツA1,A2・・・を順次連続再生した再生データが出力装置102から出力される。これによって,ユーザは,コンテンツグループAのコンテンツストリームA1,A2・・・を視聴できるようになる。
その後,ステップS22では,コンテンツグループAに代えてコンテンツグループBが選択され,チャンネルAからチャンネルBに切り替えられる(ステップS22;第2のグループ選択ステップ)。具体的には,グループ選択部250は,ユーザの選択入力に基づいて,再生中のコンテンツグループAに代えてコンテンツグループBを選択し,当該選択結果を表す再生制御部260に出力する。
次いで,ステップS24では,上記コンテンツグループBが選択された時点から,コンテンツグループBの再生データが出力される(ステップS20;第2の再生ステップ)。上記ステップS22でコンテンツグループBが選択されると,図11に示すように,コンテンツグループBが選択された時点から,コンテンツグループBに属する複数のコンテンツB1,B2・・・を順次連続再生した再生データのうち,当該選択された時点に対応するコンテンツB2の再生データが出力装置102から出力される。このとき,例えば,コンテンツB2の再生データ中の当該選択された時点以降の再生データが出力される。これによって,ユーザは,コンテンツグループBのコンテンツストリームB2,B3・・・を視聴できるようになる。
さらに,ステップS26では,コンテンツグループBに代えてコンテンツグループCが選択され,チャンネルBからチャンネルCに切り替えられる(ステップS26;第3のグループ選択ステップ)。具体的には,グループ選択部250は,ユーザの選択入力に基づいて,再生中のコンテンツグループBに代えてコンテンツグループCを選択し,当該選択結果を表す再生制御部260に出力する。このようなチャンネル切替動作は,例えば,コンテンツB3を視聴していたユーザが,他のコンテンツの視聴を所望したときに成される。
その後,ステップS28では,上記コンテンツグループCが選択された時点から,コンテンツグループCの再生データが出力される(ステップS28;第3の再生ステップ)。上記ステップS26でコンテンツグループCが選択されると,図11に示すように,コンテンツグループCが選択された時点から,コンテンツグループCに属する複数のコンテンツC1,C2・・・を順次連続再生した再生データのうち,当該選択された時点に対応するコンテンツC3の再生データが出力装置102から出力される。このとき,例えば,コンテンツC3の再生データ中の当該選択された時点以降の再生データが出力される。これによって,ユーザは,コンテンツグループCのコンテンツストリームC3・・・を視聴できるようになる。
次いで,ステップS30では,コンテンツグループCに代えて再びコンテンツグループBが選択され,チャンネルCからチャンネルBに戻される(ステップS30;第4のグループ選択ステップ)。具体的には,グループ選択部250は,ユーザの選択入力に基づいて,再生中のコンテンツグループCに代えてコンテンツグループBを再度選択し,当該選択結果を表す再生制御部260に出力する。このようなチャンネル切替動作は,例えば,コンテンツC3を少しの時間視聴したユーザが,やはり元のコンテンツB3の方が嗜好に合うため,コンテンツB3の視聴を再度所望したときに成される。
さらに,ステップS32では,上記コンテンツグループBが再度選択された時点から,コンテンツグループBの再生データが出力される(ステップS32;第4の再生ステップ)。上記ステップS28でコンテンツグループBが再度選択されると,図11に示すように,コンテンツグループBが再度選択された時点から,コンテンツグループBに属する複数のコンテンツB1,B2・・・を順次連続再生した再生データのうち,当該選択された時点に対応するコンテンツB3の再生データが出力装置102から出力される。このとき,例えば,コンテンツB3の再生データ中の当該選択された時点以降の再生データが出力される。これによって,上記のようにしてチャンネルCからチャンネルBに戻した,ユーザは,元々視聴していたコンテンツグループBのコンテンツB3・・・を再度視聴することができる。
このように,本実施形態にかかるストリーム再生モードでの再生制御手法によれば,チャンネルを元に戻す切替操作を早期に行えば,チャンネル切替前に視聴していたコンテンツを再び視聴できるという効果を奏する。この点で,ストリーム再生モードでの再生制御手法は,当該効果を奏さない従来の「シャッフル再生」とは大きく相違する。
その後,ステップS34では,ストリーム再生モードが終了する(ステップS34)。例えば,ユーザが,ストリーム再生モードから通常再生モードに切り替えた場合や,再生装置20の電源をOFFしたときには,ストリーム再生モードが終了する。この結果,再生制御部260の各再生部264A〜Eが再生動作を停止して,図11に示すように,全てのコンテンツグループA〜Eに関し再生データの生成が終了する。
以上,本発明の第1の実施形態にかかる再生装置20および再生制御方法について説明した。かかる再生装置20および再生制御方法によれば,複数の再生部264A〜Eと再生出力と切替部266を利用することにより,記憶媒体に記憶された複数のコンテンツをグループ化したコンテンツグループの全てに関し,各コンテンツグループのコンテンツを同時並行で実際に連続再生して複数の再生データのストリームを生成し,このうち,選択された1のコンテンツグループの再生データのみを出力装置210からする。これにより,実際に再生処理した複数の再生データのストリームを単純にスイッチングして出力するだけでよいので,再生制御処理を簡素化できるという利点がある。なお,かかる再生制御手法は,再生装置20が具備する制御装置201の処理能力が高く,RAM203等の記憶容量が大容量である場合に好適に実現可能である。
(第2の実施形態)
次に,本発明の第2の実施形態にかかる再生装置20,再生制御方法およびプログラムについて説明する。第2の実施形態再生装置20は,上記第1の実施形態にかかる再生装置20と比して,再生制御部260の構成が相違し,これに伴い,全てのコンテンツグループのコンテンツを実際に再生するのではなく,再生出力するコンテンツグループ以外のコンテンツグループについては疑似再生する点で相違する。なお,第2の実施形態再生装置20は,上記のような相違点以外の機能構成は,上記第1の実施形態の場合と略同一であるので,詳細説明は省略する。
<概要>
まず,図12に基づいて,第2の実施形態にかかる再生装置20における再生制御手法の概要について説明する。なお,図12は,第2の実施形態にかかる再生装置20を用いたコンテンツの再生制御方法の概要を示す概念図である。
本実施形態にかかる再生制御手法では,各コンテンツグループに属するコンテンツは,一連のコンテンツストリームとして擬似的に連続再生されているかのように管理され,実際に再生されて出力されるのは,1つのコンテンツグループのコンテンツのみである。そして,各コンテンツグループのコンテンツストリームに関する時間管理だけを行い,コンテンツグループが選択変更された時点で,変更先のコンテンツグループのコンテンツストリームにおいて,変更時点に合致するコンテンツを瞬時に特定して,再生出力する。
つまり,再生開始時点からの経過時間を管理しておき,コンテンツグループが新たに選択されたとき(チャンネル切替時)には,当該選択時点において,当該選択されたコンテンツグループに属する複数のコンテンツデータを所定の再生開始時点から順次連続再生していると仮定した場合の当該選択時点に対応するコンテンツデータを,経過時間と各コンテンツの再生時間情報とに基づき特定する。そして,選択されたコンテンツグループに含まれるコンテンツのうち,上記のように特定されたコンテンツ以降のコンテンツを配列順に順次連続再生して,再生データを出力装置210から出力する。
かかる再生制御手法を図12に基づき具体的に説明する。図12は,ある時点tcで,コンテンツグループAからコンテンツグループBに選択変更された状態(チャンネルAからチャンネルBに切り替えられた状態)を表している。再生装置20の再生制御部260は,コンテンツグループBに選択変更される前(時点tcより前)では,コンテンツグループAのコンテンツAcを再生出力している。そして,再生装置20は,コンテンツグループAからコンテンツグループBに選択変更された時点tcで,変更先のコンテンツグループBのコンテンツストリーム上の選択変更時点tcに相当するコンテンツBcを,瞬時にコンテンツデータベース232から読み出してデコードし再生データを出力する。
以下に,このような再生制御手法を実現するための再生装置20の構成と,再生制御処理の処理フローについて説明する。
<再生制御部の構成>
まず,図13に基づいて,本実施形態にかかる再生制御部260の構成について,より詳細に説明する。図13は,本実施形態にかかる再生制御部260の構成を示すブロック図である。なお,本実施形態にかかる再生制御部260は,上述した図4に示した再生制御部260に相当する構成要素である。
図13に示すように,再生制御部260は,再生指示部272と,各コンテンツグループA〜Eの全てに対応して設けられた1つの再生部274と,コンテンツグループ選択変更時に再生すべきコンテンツを特定する再生コンテンツ特定部276と,再生開始時点からの経過時間を検出する計時部278とを備える。
再生指示部272は,グループ選択部250によって選択されたコンテンツグループのコンテンツを順次連続再生するように再生部274に指示する。具体的には,再生指示部272は,グループ選択部250から入力されたグループ選択信号に対応するコンテンツグループを特定し,グループリストデータベース234から読み出した上記グループリスト情報に含まれる,当該特定したコンテンツグループに関するコンテンツ識別情報および配列順序情報に基づいて,当該特定したコンテンツグループ(チャンネル)ごとに再生すべきコンテンツとその再生順序を判断し,再生部274に対して再生すべきコンテンツを指示する。なお,コンテンツグループの選択変更時には,再生指示部272は,後述する再生コンテンツ特定部276によって指示されたコンテンツを所定の再生開始位置から再生するように,再生部274に指示する。
再生部274は,再生指示部272によって指示されたコンテンツグループに属する複数のコンテンツを,順次連続再生してコンテンツストリームを生成し,このコンテンツストリームの再生データを出力装置210に出力する。なお,この再生部274の具体的な機能構成は,上記図6で説明した機能構成と略同一であるので,詳細説明は省略する。
再生コンテンツ特定部276は,計時部278を利用して上記再生開始時点からの経過時間を管理する。また,再生コンテンツ特定部276は,グループ選択部250によりコンテンツグループが選択変更された時点tcにおいて,当該選択されたコンテンツグループに属する複数のコンテンツを上記再生開始時点から順次連続再生していると仮定した場合の当該選択された時点に対応するコンテンツを,上記経過時間とコンテンツに関連づけられた再生時間情報とに基づき特定する。さらに,再生コンテンツ特定部276は,このように特定されたコンテンツの再生開始位置(例えば,当該選択された時点に対応するフレーム位置)を決定する。
このコンテンツ特定処理の具体例について説明する。例えば,コンテンツに付加された符号化情報(コーデック情報)に,コンテンツを構成するフレーム長と,フレーム単位の秒数等の情報が含まれている場合には,再生コンテンツ特定部276は,当該フレーム長およびフレーム単位の秒数等の情報と,上記経過時間とに基づいて演算することにより,コンテンツグループの選択変更時点に該当するコンテンツおよびその再生開始位置を算出できる。また,サンプルフレームとその再生時間との関係を表すテーブルが保有されている場合には,再生コンテンツ特定部276は,当該テーブルと上記経過時間とに基づいて演算して,コンテンツグループの選択変更時点に該当するコンテンツおよびその再生開始位置を算出できる。また,再生コンテンツ特定部276は,コンテンツ再生切替時の遅延を考慮して,上記再生開始位置を,当該選択時点よりも多少後の時間に対応する位置に補正してもよい。
再生コンテンツ特定部276は,このように特定されたコンテンツ,および当該コンテンツの再生開始位置を,上記再生指示部272に指示する。
以上,本実施形態にかかる再生制御部260の構成について説明した。なお,上述した再生指示部272,再生部274,再生コンテンツ特定部276及び計時部278は,例えば,上記各処理を実行するハードウェアとして構成されてもよいし,或いは,上記各処理をコンピュータに実行させるプログラムモジュールを再生装置20にインストールすることによって構成されてもよい。
<再生制御方法>
次に,上述した再生制御部20を利用した本実施形態にかかる再生制御方法について説明する。本実施形態にかかる再生制御方法の全体的な処理フローは,上記第1の実施形態において図10で示した処理フローと略同一である。そこで,以下では,図14,図15に基づいて,コンテンツグループの選択変更前後の処理フローについて詳述する。なお,図14は,本実施形態にかかる再生制御方法におけるコンテンツグループ選択変更前後の処理フローを示すフローチャートである。また,図15は,図14の再生制御方法によって再生されるコンテンツを示す概念図である。
図14に示すように,まず,ステップS100では,上記コンテンツグループAが選択された状態で,コンテンツグループAの再生データが出力される(ステップS100;第1の再生ステップ)。上記コンテンツグループAが選択された状態では,再生制御部260の再生部274は,図15に示すように,再生開始時点t0から,コンテンツデータベース232からコンテンツグループAのコンテンツA1,A2・・を順次読み出して連続再生し,その再生データが出力装置120から出力される。この際,コンテンツグループBのコンテンツB1,B2,B3,B4・・は,実際には再生されておらず,擬似的に再生したと仮定したときの再生開始時点t0からの時間管理だけがなされている。この時間管理では,例えば,各コンテンツB1,B2,B3・・・の疑似的再生開始時点t0,t2,t3,t4・・を,RAM203等にキャッシュして保有しておく処理などである。
なお,本実施形態にかかる上記再生開始時点t0は,例えば,再生制御部260の起動後に最初にコンテンツグループAが選択された時点である。これにより,ストリーム再生モードにおいて,あるコンテンツグループのストリーム再生が実際に始まった時点を再生開始時点t0として,他のコンテンツグループの疑似再生を管理できるようになる。
次いで,ステップS102では,ある時点TcでコンテンツグループBが選択され,チャンネルAからチャンネルBに切り替えられる(ステップS102;グループ選択ステップ)。具体的には,グループ選択部250は,ユーザの選択入力に基づいて,コンテンツグループAに代えてコンテンツグループBを選択し,当該選択結果を表す再生制御部260に出力する。
すると,ステップS104では,再生開始時点t0からの経過時間Tに基づいて,上記選択変更後に再生すべきコンテンツB3が特定される(ステップS104)。具体的には,再生コンテンツ特定部276は,図15に示すように,上記キャッシュされている疑似的再生開始時点t0,t2,t3,t4・・のデータを検索して,コンテンツグループBの各コンテンツB1,B2,B3・・の疑似的再生開始時点t0,t2,t3,t4・・のうち,選択変更時点tcより前の時点であり,かつ,選択変更時点tcに最も近い疑似的再生開始時点t3を検出する。そして,検出された疑似的再生開始時点t3に対応するコンテンツC3を,再生すべきコンテンツとして特定する。
その後,ステップS106では,上記特定されたコンテンツB3における再生開始位置が決定される(ステップS106)。具体的には,再生コンテンツ特定部276は,選択変更時点tcと,上記特定されたコンテンツの疑似的再生開始時点t3との時間差「tc−t3」を演算し,当該時間差に相当するコンテンツB3のサンプルフレームの位置を,例えば,上記符号化情報に基づいて算出し,当該算出されたサンプルフレームの位置を再生開始位置として決定する。この再生開始位置は,上記選択変更時点tcにおいて疑似的に再生されている位置である。
次いで,ステップS108では,上記のように特定されたコンテンツB3が,上記決定された再生開始位置から再生され,再生データが出力される(ステップS108;第2の再生ステップ)。具体的には,再生制御部260の再生部274は,図15に示すように,コンテンツデータベース232から,コンテンツグループAのコンテンツA2に代えて,コンテンツグループBのコンテンツB3を読み出して再生する。このとき,コンテンツB3は,上のように決定された選択変更時点tcに対応する再生開始位置から再生される。さらに,コンテンツB3の再生終了後は,コンテンツB4・・が順次再生される。このように再生されたコンテンツグループBの再生データは,出力装置210から出力される。
このように,本実施形態にかかる再生制御手法では,再生装置20が複数のデコーダ等を具備しなくとも,再生対象以外の各コンテンツグループのコンテンツをコンテンツストリームとして連続再生しているように時間管理し,コンテンツグループの選択変更に瞬時に対応して,選択後のコンテンツグループのコンテンツを再生出力できる。このため,上記第1の実施形態と比べて,再生装置20が具備する制御装置201の処理能力が低く,RAM203等の記憶容量が小容量である場合であっても好適に実現可能である。また,コンテンツグループの選択変更時に,新たに選択されたコンテンツグループのコンテンツB3を,変更時点tcに対応する再生開始位置から再生できる。このため,複数のコンテンツグループの再生処理の同時並行性を,高いリアリティーで実現することができる。
次に,図16に基づいて,コンテンツグループの選択変更時(チャンネル切替時)に,新たに再生が開始されるコンテンツの再生開始位置の変更例について説明する。なお,図16は,本実施形態にかかるコンテンツグループの選択変更時に,新たに再生開始されるコンテンツB3の再生開始位置の変更例を示す概略図である。
図16の例では,上記図15と同様に,上記再生コンテンツ特定部276によって,コンテンツグループ選択変更後に最初に再生すべきコンテンツとして,コンテンツグループBのコンテンツB3が特定された場合を表している。
図16に示すように,当該コンテンツB3の再生開始位置を,当該コンテンツB3の先頭位置(コンテンツB3の擬似的再生開始時点t3に相当するフレーム位置)に決定してもよい。これにより,コンテンツグループ選択変更後には,常にコンテンツの先頭位置(曲の開始位置)からコンテンツが再生開始されることになる。従って,コンテンツを常に先頭から視聴したいというユーザの欲求を満たすことができる。
また,図16に示すように,当該コンテンツB3の再生開始位置を,当該コンテンツB3の特徴部を表す所定の位置(特徴部再生開始時点tpに相当するフレーム位置)に決定してもよい。このコンテンツB3の特徴部は,例えば,音楽コンテンツにおける曲のサビの部分や,その他,ユーザが当該コンテンツの嗜好を決定する上で重要な部分などである。かかる特徴部の位置は,コンテンツの制作者やユーザによって,コンテンツごとに予め設定される。当該特徴部を表す情報とコンテンツとは,相互に関連づけられて保存されている。この関連づけは,例えば,具体的には,コンテンツ自体に当該特徴部を表す情報を付加したり,コンテンツと当該特徴部を表す情報と関連づけてコンテンツデータベース232に保存したりすることなどによってなされる。
このように,選択変更後のコンテンツの再生開始位置をコンテンツの特徴部を表す所定の位置に決定することにより,コンテンツグループ選択変更後には,常にコンテンツの特徴部からコンテンツが再生開始されることになる。従って,ユーザは,コンテンツグループ選択変更後に即時,再生されるコンテンツの特徴部を視聴できるので,当該コンテンツが自己の嗜好に合致しているか否かを迅速に判断することができる。よって,コンテンツグループを頻繁に変更,即ち,チャンネルを頻繁に切り替えて,多数のコンテンツをザッピングすることにより,コンテンツデータベース232に記憶されている膨大なコンテンツの中から,ユーザの嗜好に合致するコンテンツを偶然に視聴する可能性を高めることができる。
以上,本発明の第1及び第2の実施形態にかかる再生装置20,およびこれを用いた再生制御方法について詳細に説明した。
上記実施形態によれば,膨大な数のコンテンツの中から再生対象のコンテンツを選択する際に,従来のように入力装置206を用いたスクロール及び選択操作等によってコンテンツを1つずつ選択するという煩雑な操作でなく,コンテンツグループ選択操作(即ち,チャンネル切替操作)という簡単な操作を行うだけで,多数のコンテンツを再生切り替えすることができる。
また,当該膨大な数のコンテンツをコンテンツグループ毎にストリームとして連続再生して,ユーザに対して受動的に視聴させることができる。このため,ユーザが明確な意志を持たずに任意のコンテンツを受動的に視聴したいという欲求に合致する。さらに,ストリームとしてユーザに視聴させるため,ストレージ装置208等の記憶媒体に保存しているにもかかわらず,ユーザがこれまで選択することなかったコンテンツや,再生されたことがないコンテンツの途中部分に対して,ユーザが偶然に接する機会が増大する。この結果,ユーザの嗜好に合致する未視聴のコンテンツが視聴される可能性を増大させることできるので,ユーザは再生時に,自己の嗜好に合致したコンテンツを再発見することが可能となる。
また,異なるコンテンツグループ間ではコンテンツの重複がないため,コンテンツグループを選択変更(チャンネル切替)することにより,ユーザの好みのコンテンツに接する可能性がさらに高くなる。
さらに,コンテンツグループの選択変更後であっても,元のコンテンツグループを再選択することにより,当該選択変更前に再生されていたコンテンツを再視聴することが可能である。より詳細には,各コンテンツグループのコンテンツを時間管理して再生制御しているため,比較的早期(例えば数分程度)の間に,同一のコンテンツグループを再選択する(即ち,チャンネルを元に戻す)ことによって,従来の「シャッフル再生」とは異なり,過去に選択していたコンテンツを再視聴することが可能である。従って,コンテンツを視聴する際のユーザの利便性が向上する。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明の第1の実施形態にかかる再生装置を用いたコンテンツの再生制御方法の概要を示す概念図である。 同実施形態にかかる再生装置の一例であるHDD内蔵型オーディオプレーヤの外観構成を示す平面図である。 同実施形態にかかる再生装置の一例であるHDD内蔵型オーディオプレーヤのハードウェア構成を示すブロック図である。 同実施形態にかかる再生装置の機能構成を概略的に示すブロック図である。 同実施形態にかかる再生制御部の構成を示すブロック図である。 同実施形態にかかる再生部の構成例を示すブロック図である。 同実施形態にかかるコンテンツグループをユーザの設定入力(プレイリスト)に基づいて設定する方式を示す概念図である。 同実施形態にかかるコンテンツグループをコンテンツの属性情報(リリース年度)に基づいて設定する方式を示す概念図である。 同実施形態にかかるコンテンツグループをコンテンツの視聴頻度に基づいて設定する方式を示す概念図である。 同実施形態にかかる再生制御方法を示すフローチャートである。 図10の再生制御方法によって再生されるコンテンツを示す概念図である。 本発明の第2の実施形態にかかる再生装置を用いたコンテンツの再生制御方法の概要を示す概念図である。 同実施形態にかかる再生制御部の構成を示すブロック図である。 同実施形態にかかる再生制御方法におけるコンテンツグループ選択変更前後の処理フローを示すフローチャートである。 図14の再生制御方法によって再生されるコンテンツを示す概念図である。 同実施形態にかかるコンテンツグループの選択変更時に,新たに再生開始されるコンテンツの再生開始位置の変更例を示す概略図である。
符号の説明
7 リムーバブル記憶媒体
9 ローカルライン
10 情報処理装置(PC)
20 再生装置(PD)
206 入力装置
208 ストレージ装置(HDD)
210 出力装置
220 コンテンツ取得/提供部
230 記憶部
232 コンテンツデータベース
232 グループリストデータベース
240 グループ設定部
250 グループ選択部
260 再生制御部
262 再生指示部
264 再生部
266 再生出力切替部
272 再生指示部
274 再生部
276 再生コンテンツ特定部
278 計時部


Claims (15)

  1. 記憶媒体に記憶された複数のコンテンツデータを,複数のコンテンツグループにグループ化するグループ設定部と;
    ユーザ入力に応じて,前記複数のコンテンツグループの中から1のコンテンツグループを選択するグループ選択部と;
    前記グループ選択部により1のコンテンツグループが選択された時点において,当該選択されたコンテンツグループに属する複数のコンテンツデータを,当該選択された時点よりも前の再生開始時点から順次連続再生している場合の当該選択された時点に対応するコンテンツデータの再生データを出力する再生制御部と;
    を備えることを特徴とする,再生装置。
  2. 前記再生制御部は,
    前記各コンテンツグループに属する複数のコンテンツデータを,前記再生開始時点から順次連続再生する複数の再生部と;
    前記グループ選択部により1のコンテンツグループが選択された時点において,当該選択されたコンテンツグループに対応する前記再生部から入力されている再生データを選択して出力する再生出力切替部と;
    を含むことを特徴とする,請求項1に記載の再生装置。
  3. 前記再生制御部は,
    前記再生開始時点からの経過時間を管理し,前記グループ選択部により1のコンテンツグループが選択された時点において,当該選択されたコンテンツグループに属する複数のコンテンツデータを前記再生開始時点から順次連続再生していると仮定した場合の当該選択された時点に対応するコンテンツデータを,前記経過時間に基づき特定する再生コンテンツ特定部と;
    前記再生コンテンツ特定部により特定されたコンテンツデータを再生し,再生データを出力する再生部と;
    を含むことを特徴とする,請求項1に記載の再生装置。
  4. 前記再生部は,前記再生コンテンツ特定部により特定されたコンテンツデータを,当該コンテンツデータの先頭位置から再生することを特徴とする,請求項3に記載の再生装置。
  5. 前記再生部は,前記再生コンテンツ特定部により特定されたコンテンツデータを,前記選択された時点に対応する位置から再生することを特徴とする,請求項3に記載の再生装置。
  6. 前記再生部は,前記再生コンテンツ特定部により特定されたコンテンツデータを,当該コンテンツデータの特徴部を表す予め設定された所定位置から再生することを特徴とする,請求項3に記載の再生装置
  7. 前記グループ設定部は,ユーザの選択入力に基づいて,前記複数のコンテンツデータを前記複数のコンテンツグループにグループ化することを特徴とする,請求項1に記載の再生装置。
  8. 前記グループ設定部は,コンテンツデータの属性を表す情報に基づいて,前記複数のコンテンツデータを前記複数のコンテンツグループにグループ化することを特徴とする,請求項1に記載の再生装置。
  9. 前記グループ設定部は,コンテンツデータの視聴頻度に基づいて,前記複数のコンテンツデータを前記複数のコンテンツグループにグループ化することを特徴とする,請求項1に記載の再生装置。
  10. 前記グループ設定部は,視聴頻度の高いコンテンツデータと視聴頻度の低いコンテンツデータとが略均等に分散されるように,前記複数のコンテンツデータを前記複数のコンテンツグループにグループ化することを特徴とする,請求項9に記載の再生装置。
  11. 前記グループ設定部は,前記複数のコンテンツデータを無作為に前記複数のコンテンツグループに割り振ってグループ化することを特徴とする,請求項1に記載の再生装置。
  12. 前記再生開始時点は,前記再生制御部の起動時点であることを特徴とする,請求項1に記載の再生装置。
  13. 前記再生開始時点は,前記再生制御部が起動した後に最初に前記グループ選択部により1のコンテンツグループが選択された時点であることを特徴とする,請求項1に記載の再生装置。
  14. 記憶媒体に記憶された複数のコンテンツデータを,複数のコンテンツグループにグループ化するグループ設定ステップと;
    所定の再生開始時点から,前記複数のコンテンツグループの中の1のコンテンツグループに属する複数のコンテンツデータを順次連続再生して出力する第1の再生ステップと;
    ユーザ入力に応じて,前記複数のコンテンツグループの中から前記1のコンテンツグループに代えて他のコンテンツグループを選択するグループ選択ステップと;
    前記選択ステップにおいて他のコンテンツグループが選択された時点において,当該選択された他のコンテンツグループに属する複数のコンテンツデータを前記再生開始時点から順次連続再生している場合の当該選択された時点に対応するコンテンツデータを再生して出力する第2の再生ステップと;
    を含むことを特徴とする,再生制御方法。
  15. 記憶媒体に記憶された複数のコンテンツデータを,複数のコンテンツグループにグループ化するグループ設定処理と;
    ユーザ入力に応じて,前記複数のコンテンツグループの中から1のコンテンツグループを選択するグループ選択処理と;
    前記グループ選択部により1のコンテンツグループが選択された時点において,当該選択されたコンテンツグループに属する複数のコンテンツデータを,当該選択された時点よりも前の再生開始時点から順次連続再生している場合の当該選択された時点に対応するコンテンツデータの再生データを出力する再生制御処理と;
    をコンピュータに実行させることを特徴とする,プログラム。

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