JP3818998B2 - 美白化粧料 - Google Patents
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Description
米200gを精製水800mlに加え、0.1N水酸化ナトリウム水溶液にてpHを6.0〜8.0に調整し、室温下で約24時間浸漬して抽出し、抽出液(固形分含量:約1.5重量%)約480mlをえた。
調製例1でえられた抽出液に、アクチナーゼ(至適pH8.0)5mgを添加して30〜40℃で1〜2時間かけて処理を行ない、つぎにペプシン(至適pH2.0)5mgを添加して30〜40℃で1〜2時間かけて処理を行ない、最後にトリプシン(至適pH8.0)5mgを添加して30〜40℃で1〜2時間かけて処理を行なった。
調製例1において、米のかわりに米糠を用いたほかは調製例1と同様にして抽出液(固形分含量:約1.5重量%)約480mlをえた。
調製例2において、調製例1でえられた抽出液のかわりに調製例3でえられた抽出液を用いたほかは調製例2と同様にして淡黄色透明の酵素分解物溶液(固形分含量:約2.0重量%)約250mlをえた。
調製例4において、ペプシンのかわりにパパイン(至適pH7.0)を用いたほかは調製例4と同様にして淡黄色透明の酵素分解物溶液(固形分含量:約2.0重量%)約250mlをえた。
ふすま200gを精製水800mlに加え、0.1N塩酸にてpHを6.0〜8.0に調整し、室温下で約24時間浸漬して抽出し、抽出液約480mlをえた。
調製例3でえられた抽出液100gを濃縮し、ついで真空凍結乾燥して抽出物の乾燥粉末約1.5gをえた。
調製例4でえられた酵素分解物溶液250gをスプレイドライ処理して分解物の乾燥粉末約5gをえた。
培養B16マウスメラノーマ細胞を、96穴マイクロプレート(CORNING社)に8000個/穴播種し、3容量%仔牛血清含有イーグル最少必須培地(MEM)で37℃、5%CO2の条件下で24時間プレ培養したのち、調製例3でえられた抽出液もしくは調製例4でえられた酵素分解物溶液を5容量%または10容量%添加した3容量%仔牛血清含有イーグルMEMと交換し、さらに37℃、5%CO2の条件下で48時間培養した。
培養B16マウスメラノーマ細胞を内径60mmのシャーレ(CORNING社)に10000個播種し、5容量%仔牛血清含有イーグルMEMで37℃、5%CO2の条件下で2日間プレ培養したのち、調製例4でえられた酵素分解物溶液を5容量%または10容量%添加した3容量%仔牛血清含有イーグルMEMと交換し、さらに37℃、5%CO2の条件下で3日間培養した。
調製例2および4でえられた酵素分解物溶液を用い、ヒトの皮膚に対する安全性をクローズドパッチテストを行なって調べた。
処方例1(クリーム)
[(A)成分] (部)
流動パラフィン 5.0
ヘキサラン
(トリオクタン酸グリセリル、(株)テクノーブル製) 4.0
パラフィン 5.0
セタノール 2.0
グリセリルモノステアレート 2.0
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート 6.0
ブチルパラベン 0.1
[(B)成分]
調製例1でえられた抽出液 10.0
グリセリン 5.0
カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.1
メチルパラベン 0.1
モイストン・C(ナチュラルモイスチャライジング
ファクター、(株)テクノーブル製) 1.0
精製水 全量が100.0部となる量
[(C)成分]
香料 0.3
前記(A)成分および(B)成分をそれぞれ80℃以上に加温後、(A)成分および(B)成分を混合撹拌した。これを50℃まで冷却後、前記(C)成分を加えてさらに撹拌混合して均一なクリームを調製した。
調製例1でえられた抽出液のかわりに調製例2でえられた酵素分解物溶液を用いたほかは処方例1と同様にしてクリームを調製した。
調製例1でえられた抽出液のかわりに調製例3でえられた抽出液を用いたほかは処方例1と同様にしてクリームを調製した。
調製例1でえられた抽出液のかわりに調製例4でえられた酵素分解物溶液を用いたほかは処方例1と同様にしてクリームを調製した。
[(A)成分] (部)
流動パラフィン 6.00
ヘキサラン
(トリオクタン酸グリセリル、(株)テクノーブル製) 4.00
ホホバ油 1.00
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート 2.00
大豆レシチン油 1.50
メチルパラベン 0.15
エチルパラベン 0.03
[(B)成分]
調製例1でえられた抽出液 30.00
グリセリン 3.00
1,3−ブチレングリコール 2.00
カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.30
ヒアルロン酸ナトリウム 0.01
精製水 全量が100.00部となる量
[(C)成分]
香 料 0.05
前記(A)成分および(B)成分をそれぞれ80℃になるまで加温したのち、(A)成分および(B)成分を混合撹拌した。これを50℃まで冷却後、前記(C)成分を加えてさらに撹拌し、均一な乳液を調製した。
[成 分] (部)
リン酸L−アスコルビルマグネシウム 2.0
エタノール 10.0
グリセリン 3.0
1,3−ブチレングリコール 2.0
メチルパラベン 0.2
クエン酸 0.1
クエン酸ナトリウム 0.3
カルボキシビニルポリマー 0.1
水溶性プラセンタエキス 1.0
調製例3でえられた抽出液 10.0
香 料 微量
精製水 全量が100.0部となる量
前記成分を混合して均一なローションを調製した。
[成 分] (部)
エタノール 10.0
グリセリン 5.0
1,3−ブチレングリコール 1.0
オレイルアルコール 0.1
ポリオキシエチレンソルビタンモノラウリン酸
エステル(20EO) 1.0
メチルパラベン 0.2
クエン酸 0.1
クエン酸ナトリウム 0.3
カルボキシビニルポリマー 0.3
調製例5でえられた酵素分解物溶液 1.0
香 料 微量
水溶性コラーゲン 1.0
精製水 全量が100.0部となる量
前記成分を混合して均一なエッセンスを調製した。
[成 分] (部)
ポリビニルアルコール 15.0
ヒドロキシメチルセルロース 5.0
プロピレングリコール 5.0
エタノール 10.0
メチルパラベン 0.1
調製例6でえられた酵素分解物溶液 10.0
香 料 微量
精製水 全量が100.0部となる量
前記成分を混合して均一なパックを調製した。
[成 分] (部)
ステアリン酸 15.0
ラウリン酸 5.0
ミリスチン酸 15.0
グリセリルモノステアレート 4.0
水酸化カリウム 7.0
グリセリン 8.0
調製例3でえられた抽出液 10.0
メチルパラベン 0.2
精製水 全量が100.0部となる量
前記成分を85℃に加温し混合して均一な洗顔料を調製した。
[成 分] (部)
硫酸ナトリウム 35.0
炭酸水素ナトリウム 52.0
ホウ砂 2.0
カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.0
赤色201 号 微量
香料 微量
調製例7でえられた凍結乾燥処理物 全量が100.0部となる量
前記成分を混合して均一な浴用剤を調製した。
[(A)成分] (部)
ヒマシ油 50.0
オクチルドデカノール 5.0
ラノリン 5.0
液状ラノリン 5.0
ミツロウ 4.0
オゾケライト 7.0
キャンデリラロウ 2.0
カルナバロウ 1.0
[(B)成分]
酸化チタン 1.0
色素(赤色201号など) 合計4.0
調製例8でえられたスプレイドライ処理物 全量が100.0部となる量
[(C)成分]
香料 微量
前記(A)成分および(B)成分をそれぞれ加温したのち、(A)成分および(B)成分を混合撹拌した。これを再加温し、前記(C)成分を添加して型に流し込み急冷して口紅を調製した。
[(A)成分] (部)
ステアリン酸 2.4
モノステアリン酸プロピレングリコール 2.0
セトステアリルアルコール 0.2
液状ラノリン 2.0
流動パラフィン 3.0
ミリスチン酸イソプロピル 8.5
プロピルパラベン 適量
[(B)成分]
調製例4でえられた酵素分解物溶液 全量が100.0部となる量
カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.2
ベントナイト 0.5
プロピレングリコール 4.0
トリエタノールアミン 1.1
メチルパラベン 適量
[(C)成分]
酸化チタン 8.0
タルク 4.0
着色顔料 適量
前記(A)成分および(B)成分をそれぞれ加温したのち、(A)成分および(B)成分を混合撹拌した。これを再加温し前記(C)成分を添加して型に流しこみ室温になるまで撹拌してリキッドファンデーションを調製した。
調製例1でえられた抽出液のかわりに精製水を用いたほかは処方例1と同様にしてクリームを調製した。
調製例7でえられた凍結乾燥処理物のかわりにマンニット(D−マンニトール)を用いたほかは処方例10と同様にして浴用剤を調製した。
調製例4でえられた酵素分解物溶液のかわりに精製水を用いたほかは処方例12と同様にしてリキッドファンデーションを調製した。
処方例1および比較処方例1でえられたクリームを用い、紫外線照射による色素沈着に対する抑制作用を調べた。
(評価基準)
A:処方例1でえられたクリームを塗布した箇所では、色素沈着がほとんど認められな い。
B:処方例1でえられたクリームを塗布した箇所では、比較処方例1でえられたクリー ムを塗布した箇所と比べて色素沈着が明らかに少ない。
C:処方例1でえられたクリームを塗布した箇所では、比較処方例1でえられたクリー ムを塗布した箇所と比べて色素沈着が少ない。
D:処方例1でえられたクリームを塗布した箇所では、比較処方例1でえられたクリー ムを塗布した箇所と比べて色素沈着がやや少ない。
参考例1において、処方例1でえられたクリームのかわりに処方例2でえられたクリームを用いたほかは参考例1と同様にして各被験者の紫外線照射部の色素沈着状態を評価した。
参考例1において、処方例1でえられたクリームのかわりに処方例3でえられたクリームを用いたほかは参考例1と同様にして各被験者の紫外線照射部の色素沈着状態を評価した。
参考例1において、処方例1でえられたクリームのかわりに処方例4でえられたクリームを用いたほかは参考例1と同様にして各被験者の紫外線照射部の色素沈着状態を評価した。
処方例10および比較処方例2でえられた浴用剤を用い、入浴による皮膚の色素沈着に対する抑制作用を調べた。
(評価基準)
A:色素沈着がほとんどなくなった。
B:色素沈着が明らかに少なくなった。
C:浴用剤を使用する前よりも色素沈着が少なくなった。
D:浴用剤を使用する前とほとんど変化がない。
E:浴用剤を使用する前よりも色素沈着がかえって多くなった。
処方例12および比較処方例3でえられたリキッドファンデーションを用い、くすみ感の改善効果を調べた。
(評価基準)
A:右ほおのほうがいちじるしくくすみが少なくなった。
B:右ほおのほうが明らかにくすみが少なくなった。
C:右ほおのほうが少しくすみが少なくなった。
D:左右のほおで差が認められない。
E:左ほおのほうが明らかにくすみが少なくなった。
Claims (3)
- 米または米糠を中性媒体で抽出してなる抽出物を酵素で処理してなる分解物を配合したことを特徴とする美白化粧料。
- 中性媒体による抽出が、pH5〜9、抽出温度4〜40℃、抽出時間室温で6時間〜7日間の抽出である請求項1記載の美白化粧料。
- 酵素が
(A)アクチナーゼと、
(B)ペプシン類、トリプシン類、パパイン類、ペプチターゼ類およびブロメラインからなる群より選ばれた蛋白分解酵素の少なくとも1種
とを組合わせたものである請求項1記載の美白化粧料。
Priority Applications (1)
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JP2003350708A JP3818998B2 (ja) | 2003-10-09 | 2003-10-09 | 美白化粧料 |
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---|---|---|---|
JP2003350708A JP3818998B2 (ja) | 2003-10-09 | 2003-10-09 | 美白化粧料 |
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-
2003
- 2003-10-09 JP JP2003350708A patent/JP3818998B2/ja not_active Expired - Lifetime
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