JP3817012B2 - 座標検出機能付液晶表示装置とその駆動回路 - Google Patents

座標検出機能付液晶表示装置とその駆動回路 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、座標入力を行うタブレットをマトリクス型ディスプレイと一体化した座標検出機能付液晶表示装置とその駆動回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の座標検出機能付液晶表示装置は、図11に示すブロック図のように構成されている。図11において、1は液晶パネル、2は検出用ペン、3は走査電極駆動回路、4は信号電極駆動回路、5は検出部、6は制御部、R(1〜m)は走査電極、S(1〜n)は信号電極である。また、図12は座標検出の原理とそのタイミングを示す図で、2は検出用ペン、r1〜r10,S1は液晶パネルの各電極、C1〜C10(Ca)は検出用ペン2と電極r1〜r10(S1)の間に生じた静電容量結合、P1〜P7は検出走査パルス、D1は検出信号波形、D2は検出信号波形D1の微分波形である。
【0003】
従来、液晶パネルの各電極をそのまま用いて座標検出を行う座標検出機能付液晶表示装置にあっては、1垂直走査期間(1フレーム)中に表示期間と検出期間とを設けて、液晶パネルの各走査電極,信号電極に対し順次検出走査パルスの印加を行うと、液晶パネルに近接した検出用ペン2と液晶パネルの電極間に生じた静電容量結合を介して、検出用ペン2に検出走査パルスによる検出信号波形D1が検出され、その検出タイミングからその座標位置を決定している。
【0004】
さらに、図13は図11に示す座標検出機能付液晶表示装置における座標検出の各信号のタイミングチャートである。図13において、Vpは検出用ペン2に検出された検出信号波形、dVp/dtは検出信号波形Vpの微分波形である。図13に示す検出信号波形Vpがピークに達した時間、あるいは微分波形dVp/dtが0になった時間等から、検出用ペン2の位置を判別する。
【0005】
前述した座標検出機能付液晶表示装置は主に単純マトリクス型液晶表示装置で実現する方法を説明したものである。最近ではアクティブマトリクス型液晶表示装置を用いて実現する方法も考案されている。アクティブマトリクス型液晶表示装置で実現する場合においても基本的な原理は単純マトリクス型液晶表示装置と同様である。しかし、従来のアクティブマトリクス型液晶表示装置の液晶パネルの場合には構造上の制約がある。以下、アクティブマトリクス型の液晶表示装置の液晶パネルを用いた場合の実現方法を説明する。
【0006】
動作期間は単純マトリクス型表示装置の液晶パネルの場合と同様で、1フレームが表示期間と検出期間に分かれ、表示期間には表示動作を検出期間には検出動作を行う。さらに、検出期間ではX座標(行方向)検出期間とY座標(列方向)検出期間に分け、走査電極および信号電極に順次検出走査パルスを印加する。検出走査パルスが印加された各電極と検出用ペンの間の容量を介して信号を検出し、その信号の検出タイミングによってX、Yの座標値を決定する。ただし、一般的に従来のアクティブマトリクス型液晶表示装置の液晶パネルには以下の制約がある。
【0007】
図14は従来のアクティブマトリクス型液晶表示装置の液晶パネルの構造を示す図である。図14に示すようにマトリクス状に配置された信号電極Sと走査電極Rの各交点に対応してスイッチング素子(TFT)7と、スイッチング素子7に接続された画素電極Hが配置されるアレイ基板8があり。さらにアレイ基板8に対向して配置された対向基板9には、対向電極Cが一般的にはベタの電極として配置される。この液晶パネルは、表面には対向基板9、裏面にはアレイ基板8を配置するという構造をとる。このような配置であると、対向電極Cが走査電極Rや信号電極Sからの信号をシールドすることになるために、検出用ペンで検出信号を充分に得ることができない。また、充分な検出信号を得るためにアレイ基板8の面を表にすると、スイッチング素子7や走査電極R、信号電極Sの反射がある。これを防ぐためには各電極の配線やスイッチング素子7に反射防止用のブラックマトリクス層を設ける必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このように座標検出機能付液晶表示装置に用いられるアクティブマトリクス型液晶表示装置の液晶パネルでは構造上、液晶パネルの各電極からの信号が対向電極によってシールドされることで、微弱になり検出用ペンで検出することが困難であるという問題があった。また、液晶パネルのアレイ面を表側にしても各電極の配線やスイッチング素子の反射、あるいはその反射を防止するためにブラックマトリクス層を設けなければならないという問題があった。
【0009】
本発明は、前記従来技術の問題点を解決することに指向するものであり、横電界方式のアクティブマトリクス型液晶表示装置の液晶パネルを採用し、対向電極によるシールド効果を軽減することにより、より精度の高い座標検出を行うことができる座標検出機能付液晶表示装置とその駆動回路を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明に係る座標検出機能付液晶表示装置は、マトリクス状に配置された複数の信号電極と走査電極およびその各交点に対応して設けられたスイッチング素子、スイッチング素子に接続された櫛形状の画素電極、および画素電極と咬合して形成され、各走査電極と平行な対向電極配線に接続された対向電極を有するアレイ基板と、アレイ基板に対向して配置された対向基板と、アレイ基板と対向基板に狭持された液晶層から成るアクティブマトリクス型の液晶パネルと、液晶パネルに有する走査電極,信号電極,対向電極に電圧を印加する各駆動手段と、液晶パネルに近接させたときに走査電極および信号電極との間に生じる静電容量結合を介して信号を検出する検出用導体と、検出用導体を通じて検出された信号から、検出用導体の位置を検出する検出手段を備えたことを特徴とする。
【0011】
また、液晶パネルに近接させたときに対向電極および信号電極との間に生じる静電容量結合を介して信号を検出する検出用導体を備えたことを特徴とする。
【0012】
また、前記座標検出機能付液晶表示装置の駆動回路には、表示期間に表示選択パルスを印加する走査電極を指定するための選択信号を、検出期間に検出走査パルスを印加する走査電極を指定するための選択信号を順次シフトして出力するシフトレジスタと、シフトレジスタの出力に応じて指定された電圧を選択し、走査電極に印加する選択手段を備えたことを特徴とする。
【0013】
また、前記シフトレジスタは、検出期間に検出走査パルスを印加する前記対向電極配線を指定するための選択信号を順次シフトして出力し、前記選択手段は、シフトレジスタの出力に応じて指定された電圧を選択し、対向電極配線に印加することを特徴とする。
【0014】
また、前記シフトレジスタは、表示期間に表示選択パルスを印加する走査電極を指定するための選択信号を順次シフトし、検出期間に検出走査パルスを印加する対向電極配線を指定するための選択信号を順次シフトして出力し、前記選択手段は、表示期間にシフトレジスタの出力に応じて指定された電圧を選択して走査電極に印加し、検出期間にシフトレジスタの出力に応じて指定された電圧を選択して対向電極配線に印加するように構成したものである。
【0015】
前記構成における本発明の請求項1の記載によれば、液晶パネルのアレイ基板上に対向電極を設けたことで、検出用導体と液晶パネル間の対向電極によるシールド効果を軽減することができる。
【0016】
また、本発明の請求項2の記載によれば、対向電極がアレイ基板の画素部分に配置されることから、検出用導体との静電容量結合において走査電極より大きな容量の対向電極を用いて、対向電極に検出走査パルスを走査させることで、より高い精度で検出することができる。
【0017】
また、本発明の請求項3の記載によれば、検出走査パルスの電圧値をスイッチング素子が導通状態にならない値とすることで、画素電極に関係ない信号が印加されることを防ぐことができる。
【0018】
また、本発明の請求項4または5の記載によれば、検出走査パルスの極性を1垂直走査期間毎に反転させることにより、印加される信号を交流化させることができる。
【0019】
また、本発明の請求項6の記載によれば、表示期間と検出期間において走査電極に印加される各電圧を選択することができる。
【0020】
また、本発明の請求項7の記載によれば、検出期間にのみ検出走査パルスを対向電極に印加することができる。
【0021】
また、本発明の請求項8の記載によれば、表示期間に表示選択パルスを印加する走査電極を指定するシフトレジスタを検出期間に検出走査パルスを印加する対向電極配線を指定するシフトレジスタとしても使用できる。
【0022】
また、本発明の請求項9または10の記載によれば、検出走査パルスの極性を1垂直走査期間毎に反転させることにより、印加される信号を交流化させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明における実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態における座標検出機能付液晶表示装置の液晶パネルに用いられるアレイ基板の各電極のパターン構成を示す部分平面図である。ここで、前記従来例を示す図14において説明した構成部材に対応し実質的に同等の機能を有するものには同一の符号を付してこれを示す。図1において、7はスイッチング素子(TFT)、Gは走査電極、Sは信号電極、Cは対向電極、C′は対向電極Cが接続される対向電極配線、Hは画素電極である。このように構成されるアレイ基板において、表示期間には、走査電極GにTFT7を導通状態にする表示選択パルスが印加されると、TFT7を通じて信号電極Sに印加された画像信号が画素電極Hに印加される。画素電極Hと対向電極Cとの電位差に応じて、液晶分子の配向状態が変化して画面の表示が行われる。
【0024】
図2は本発明の実施の形態1における座標検出機能付液晶表示装置の概略構成を示すブロック図である。ここでも、前記従来例の図11で説明した構成部材に対応するものには同一の符号を付して、さらに以下の各図においても同様とする。図2において、1は図1に示すアレイ基板を有する液晶パネル、2は検出用導体である検出用ペン、4は信号電極駆動回路、5は検出用ペン2からの検出信号の変化を検出する検出部、6は検出部5や各駆動回路を制御する制御部、10は走査電極駆動回路、11は対向電極駆動回路、G(1〜m)は走査電極、S(1〜n)は信号電極、C(1〜m)は対向電極である。
【0025】
また、図3は本実施の形態1における座標検出機能付液晶表示装置の座標検出の各信号を示すタイミングチャートである。図3に示すように1フレームには表示動作を行う表示期間と検出動作を行う検出期間とを設けている。さらに、図4は本実施の形態1における座標検出機能付液晶表示装置に使用する走査電極駆動回路の構成を示すブロック図である。図4において、12は表示選択パルスを印加する走査電極Gを指定する選択信号を順次シフトするシフトレジスタ、13は選択手段であるスイッチング回路、SW1は表示選択パルスの表示期間と検出期間とで電圧レベルを選択する第1選択回路、SW2は走査電極Gへの出力電圧を選択する第2選択回路、Q(1〜m)はシフトレジスタ12の出力、G(1〜m)は走査電極、Vsは検出期間において検出走査パルスが印加される走査電極Gに印加する電圧、Vonは走査電極Gに印加されTFTを導通状態にする時に印加する電圧、Voffは走査電極Gに印加されTFTを導通させない時に印加する電圧、SELは表示期間と検出期間を示す信号、CLKはシフトレジスタの転送クロック、FSはシフトレジスタのデータである選択信号である。
【0026】
1フレームの表示期間において、SELは“H”に設定され、図4に示す走査電極駆動回路のシフトレジスタ12に選択信号FSが入力され、入力された転送クロックCLKに同期してシフトレジスタ12により順次シフトされる。シフトレジスタ12の出力Qが“H”のとき、SW1はVonを出力し、SW2は走査電極GにSW1の出力を印加し、シフトレジスタ12の出力Qが“L”のとき、Voffを走査電極Gに印加するように切り替わり、走査電極Gに図3で示すように順次表示選択パルスを印加し、信号電極Sには表示選択パルスに同期して表示画像データに応じた信号を印加する。また、対向電極Cには対向電圧を印加する。これらの動作により、画素の液晶分子の配向状態を変化させて表示を行う。
【0027】
そして次の検出期間において、SELは“L”に設定され、図4に示す走査電極駆動回路のシフトレジスタ12に選択信号FSが入力され、入力される転送クロックCLKに同期してシフトレジスタ12により、順次選択信号はシフトされる。シフトレジスタ12の出力Qが“H”のとき、SW1はVsを出力し、SW2は走査電極GにSW1の出力を印加し、シフトレジスタ12の出力Qが“L”のとき、Voffを走査電極Gに印加するように切り替わり、図3で示すように行方向検出期間において、走査電極Gに順次検出走査パルスを印加する。
【0028】
この場合、検出信号の強度を上げるために複数本の走査電極Gに同時に検出走査パルスを印加する。また、検出走査パルスの電圧値は画素のTFTが導通状態にならないような値にする必要がある。図2に示す走査電極Gと検出用ペン2の間には静電容量結合が存在し、液晶パネル1上の検出用ペン2の位置に検出走査パルスが近づくと、図3に示す検出信号波形Vpのように検出用ペン2の電位が変化し、最も接近した時に最大となる。また、この検出用ペン2が検出した検出信号を微分回路を通して微分すると図3に示す微分波形dVp/dtとなり、この微分波形dVp/dtが正から負に変化する時点等を図2に示す検出部5で検出し、例えば、走査電極Gへの検出走査パルスの印加を開始した時点との時間差から、検出用ペン2が液晶パネルのどの走査電極G上に存在するかを決定する。
【0029】
同様に、図3に示すように列方向検出期間において信号電極Sにも順次検出走査パルスを印加する。この場合も、検出信号の強度を上げるために複数本の信号電極Sに同時に検出走査パルスを印加する。図2の信号電極Sと検出用ペン2の間には静電容量結合が存在し、前記した行方向検出期間と同じように信号電極Sへの検出走査パルスの印加を開始した時点との時間差から、検出用ペン2が液晶パネル上のどの信号電極S上に存在するかを決定する。
【0030】
なお、これらの出力電圧レベルは実施の形態1の説明で示した組み合わせに限定されるものではない。また、検出走査パルスを各フレーム毎に反転することにより、検出走査パルスにより液晶に印加されるDC成分を解消することができる。
【0031】
図5は本発明の実施の形態2における座標検出機能付液晶表示装置の概略構成を示すブロック図である。図5において、1は液晶パネル、2は検出用ペン、3は走査電極駆動回路、4は信号電極駆動回路、5は検出部、6は制御部、11′は対向電極駆動回路、G(1〜m)は走査電極、S(1〜n)は信号電極、C(1〜m)は対向電極である。図6は本実施の形態2における座標検出機能付液晶表示装置の座標検出の各信号を示すタイミングチャートである。1フレームに表示動作を行う表示期間と検出動作を行う検出期間を設けている。
【0032】
また、図7は本実施の形態2における座標検出機能付液晶表示装置に使用する対向電極駆動回路の構成を示すブロック図である。図7において、14は検出走査パルスを印加する対向電極(対向電極配線)Cを指定する選択信号を順次シフトするシフトレジスタ、15はスイッチング回路、SWは対向電極Cへの出力電圧を選択する選択回路、Q(1〜m)はシフトレジスタ14の出力、Vcomは検出走査パルスが印加されない時に対向電極Cに印加される電圧、Vsは検出期間において検出走査パルスが印加される対向電極Cに印加する電圧、CLKはシフトレジスタの転送クロック、FSはシフトレジスタのデータである選択信号である。
【0033】
1フレームの表示期間においては、走査電極Gに図6で示すように順次表示選択パルスを印加し、信号電極Sには表示選択パルスに同期して表示画像データに応じた信号を印加する。また、図7に示す対向電極駆動回路においてスイッチング回路15からは電圧Vcomが出力され、対向電極Cに印加される。これらの動作により、画素の液晶分子の配向状態を変化させて表示を行う。
【0034】
次に検出期間において、図7に示す対向電極駆動回路のシフトレジスタ14に選択信号FSが入力され、入力された転送クロックCLKに同期して、シフトレジスタ14により、順次選択信号はシフトされる。SWはシフトレジスタ14からの出力Qが“H”の時にVsを選択し、図6で示すように行方向検出期間において、対向電極Cに順次検出走査パルスを印加する。この場合、検出信号の強度を上げるために複数本の対向電極Cに同時に検出走査パルスを印加する。図5に示す対向電極Cと検出用ペン2の間には静電容量結合が存在し、液晶パネル1上の検出用ペン2の位置に検出走査パルスが近づくと、図6に示すように検出用ペン2の電位が変化し、最も接近した時に最大となる。この検出用ペン2が検出した検出信号波形Vpを微分回路を通して微分すると図6のような微分波形dVp/dtとなり、微分波形が正から負に変化する時点等を図5の検出部5で検出し、例えば、対向電極Cへの検出走査パルスの印加を開始した時点との時間差から、検出用ペン2が液晶パネルのどの対向電極C上に存在するかを決定する。
【0035】
同様に、図6で示すように列方向検出期間において信号電極Sに順次検出走査パルスを印加する。この場合も、検出信号の強度を上げるために複数本の信号電極Sに同時に検出走査パルスを印加する。図5の信号電極Sと検出用ペン2の間に静電容量結合が存在し、前記行方向検出期間の説明と同じように、図6に示す検出信号波形Vp,微分波形dVp/dtが最大,正から負に変化する時点等を検出部5で検出し、信号電極Sへの検出走査パルスの印加を開始した時点との時間差から、検出用ペン2が液晶パネルのどの信号電極S上に存在するかを決定する。
【0036】
なお、図7で示した駆動回路は一例にすぎず、液晶パネルの駆動方法や検出走査パルスの形態によってその構成は変わり、また表示期間と検出期間において、出力電圧が変更できればよい。また、出力電圧レベルは本実施の形態2で示した組み合わせに限定されるものではない。さらに、検出走査パルスをフレーム毎に反転することにより、検出走査パルスによる液晶に印加されるDC成分を解消することができる。
【0037】
図8は本発明の実施の形態3における座標検出機能付液晶表示装置の概略構成を示すブロック図である。図8において、1は液晶パネル、2は検出用ペン、4は信号電極駆動回路、5は検出部、6は制御部、16は走査および対向電極駆動回路、G(1〜m)は走査電極、S(1〜n)は信号電極、C(1〜m)は対向電極である。図9は本実施の形態3における座標検出機能付液晶表示装置の座標検出の各信号を示すタイミングチャートである。1フレームに表示動作を行う表示期間と検出動作を行う検出期間を設けている。
【0038】
また、図10は本実施の形態3における座標検出機能付液晶表示装置に使用する走査および対向電極駆動回路の構成を示すブロック図である。図10において、17は検出走査パルスを印加する走査電極または対向電極を指定する選択信号を順次シフトするシフトレジスタ、18はスイッチング回路、SW1は走査電極Gへの出力電圧を選択する第1選択回路、SW2は対向電極Cへの出力電圧を選択する第2選択回路、Q(1〜m)はシフトレジスタ17の出力、Vcomは検出走査パルスが印加されない時に対向電極Cに印加される電圧、Vsは検出期間において検出走査パルスが印加される対向電極Cに印加する電圧、Vonは走査電極Gに印加されTFTを導通状態にする時に印加する電圧、Voffは走査電極Gに印加されTFTを導通させない時に印加する電圧、SELは表示期間と検出期間を示す信号、CLKはシフトレジスタの転送クロック、FSはシフトレジスタのデータである選択信号である。
【0039】
1フレームの表示期間において、SELは“H”に設定され、図10に示す走査および対向電極駆動回路のシフトレジスタ17に選択信号FSが入力され、入力された転送クロックCLKに同期してシフトレジスタ17により順次シフトされる。SW1はシフトレジスタ17の出力Qが“H”のときに、走査電極GにVonを印加し、シフトレジスタ17の出力Qが“L”のときは走査電極GにVoffを印加するように切り替わる。この動作の結果、走査電極Gに図9で示すように順次表示選択パルスが印加される。信号電極Sには表示選択パルスに同期して表示画像データに応じた信号が印加される。また、表示期間においてはSW2は常にVcomを選択し、対向電極CにはVcomが印加される。
【0040】
次に検出期間において、SELは“L”に設定され、図10に示す走査および対向電極駆動回路のシフトレジスタ17に選択信号FSが入力され、入力される転送クロックCLKに同期してシフトレジスタ17により、順次選択信号はシフトされる。SW1は検出期間においてはVoffを選択し、走査電極GにはVoffが印加される。SW2はシフトレジスタ17の出力Qが“H”のときには対向電極CにVsを印加し、シフトレジスタ17の出力Qが“L”のときは対向電極CにVcomを印加するように切り替わる。この動作の結果、対向電極Cに図9で示す行方向検出期間のように順次検出走査パルスが印加される。この場合、検出信号の強度を上げるために複数本の対向電極Cに同時に検出走査パルスを印加する。
【0041】
図8の対向電極Cと検出用ペン2の間には静電容量結合が存在し、液晶パネル1上の検出用ペン2の位置に検出走査パルスが近づくと、図9に示すように検出用ペン2の電位が変化し、最も接近した時に最大となる。この検出用ペン2が検出した検出信号波形Vpを微分回路を通して微分すると図9のような微分波形
dVp/dtとなり、微分波形が正から負に変化する時点等を図8の検出部5で検出し、例えば、走査電極Gへの検出走査パルスの印加を開始した時点との時間差から、検出用ペン2が液晶パネル1のどの走査電極G上に存在するかを決定する。
【0042】
同様に、図9で示す列方向検出期間のように信号電極Sに順次検出走査パルスを印加する。この場合も、検出信号の強度を上げるために複数本の信号電極に同時に検出走査パルスを印加する。信号電極Sと検出用ペン2の間には静電容量結合が存在し、前記行方向検出期間で説明したように検出用ペン2の検出信号を検出部5で検出し、信号電極Sへの検出走査パルスの印加を開始した時点との時間差から、検出用ペン2が液晶パネルのどの信号電極上に存在するかを決定する。
【0043】
なお、図10で示した駆動回路も一例にすぎず、液晶パネルの駆動方法や検出走査パルスの電圧値等により、その構成は変わってくる。また、シフトレジスタ17が、表示期間では走査電極駆動回路のシフトレジスタとして、検出期間では対向電極駆動回路のシフトレジスタとして動作すればよい。さらに、出力電圧レベルは本実施の形態3で示した組み合わせに限定されるものではなく、検出走査パルスをフレーム毎に反転することにより、検出走査パルスにより液晶に印加されるDC成分を解消することができる。
【0044】
以上のことから、本発明の座標検出機能付液晶表示装置とその駆動回路によれば、アレイ基板上に画素電極を配置し、それに対向する基板上に対向電極を配置した従来のアクティブマトリクス型液晶パネルを採用する座標検出機能付液晶表示装置のように、検出用ペンと検出走査パルスが印加される電極の間に対向電極によるシールドがなくなり、検出用ペンに検出される信号の強度があがるので、より精度の良い座標検出を行うことができる。また、横電界方式の液晶パネルの構成上、対向電極は画素内にも存在することから、対向電極を検出用の電極として使用することにより、検出用電極と検出用ペンの間の結合容量をより大きく取ることができ、検出される信号の強度を上げることができる。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1記載の構成によれば、座標検出機能付液晶表示装置において、そのアレイ基板上に画素電極と対向電極を配置した横電界方式のアクティブマトリクス型液晶パネルを採用することにより、従来の座標検出機能付液晶表示装置のように検出用ペンと検出走査パルスが印加される電極の間に対向電極によるシールドがなく、検出用ペンに検出される信号の強度をあげることができるので、より精度の良い座標検出を行うことが可能となる。
【0046】
また、本発明の請求項2記載の構成によれば、横電界方式の液晶パネルであることから対向電極は画素内にも存在することになり、対向電極を検出用の電極として使用することによって、検出用電極と検出用ペンの間の結合容量をより大きく取ることができ、検出用ペンに検出される信号の強度を上げることができる。
【0047】
また、本発明の請求項3,4または5記載の構成によれば、検出走査パルスの電圧値をTFTが導通状態とならない値とし、さらに1フレーム毎に検出走査パルスの極性を反転させることにより、画素電極に関係のない信号を印加されることがなく、印加される信号のDC成分を解消することができる。
【0048】
また、座標検出機能付液晶表示装置の駆動回路において、本発明の請求項6記載の構成によれば、1フレーム毎の表示期間と検出期間において走査電極に印加される各電圧を選択することができ、請求項7記載の構成によれば、検出期間のみ検出走査パルスを対向電極に印加することができ、請求項8記載の構成によれば、表示期間に表示選択パルスを走査電極へ、検出期間に検出走査パルスを対向電極(対向電極配線)へ切り替え印加することができ、画素電極に関係のない信号が印加されることなく、シフトレジスタを共用することも可能となり周辺回路を削減することができる。
【0049】
また、本発明の請求項9または10記載の構成によれば、1フレーム毎に検出走査パルスの極性を反転させ、印加される信号のDC成分を解消することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における座標検出機能付液晶表示装置の液晶パネルに用いられるアレイ基板の各電極のパターン構成を示す部分平面図である。
【図2】本発明の実施の形態1における座標検出機能付液晶表示装置の概略構成を示すブロック図である。
【図3】本実施の形態1における座標検出機能付液晶表示装置の座標検出の各信号を示すタイミングチャートである。
【図4】本実施の形態1における座標検出機能付液晶表示装置に使用する走査電極駆動回路の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態2における座標検出機能付液晶表示装置の概略構成を示すブロック図である。
【図6】本実施の形態2における座標検出機能付液晶表示装置の座標検出の各信号を示すタイミングチャートである。
【図7】本実施の形態2における座標検出機能付液晶表示装置に使用する対向電極駆動回路の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の実施の形態3における座標検出機能付液晶表示装置の概略構成を示すブロック図である。
【図9】本実施の形態3における座標検出機能付液晶表示装置の座標検出の各信号を示すタイミングチャートである。
【図10】本実施の形態3における座標検出機能付液晶表示装置に使用する走査および対向電極駆動回路の構成を示すブロック図である。
【図11】従来の座標検出機能付液晶表示装置の概略構成を示すブロック図である。
【図12】座標検出の原理とそのタイミングを示す図である。
【図13】従来の座標検出機能付液晶表示装置における座標検出の各信号のタイミングチャートである。
【図14】従来のアクティブマトリクス型液晶表示装置の液晶パネルの構造を示す図である。
【符号の説明】
1…液晶パネル、 2…検出用ペン、 3,10…走査電極駆動回路、 4…信号電極駆動回路、 5…検出部、 6…制御部、 7…TFT、 8…アレイ基板、 9…対向基板、 11,11′…対向電極駆動回路、 12,14,17…シフトレジスタ、 13,15,18…スイッチング回路、 16…走査および対向電極駆動回路。

Claims (10)

  1. マトリクス状に配置された複数の信号電極と走査電極およびその各交点に対応して設けられたスイッチング素子、該スイッチング素子に接続された櫛形状の画素電極、および前記画素電極と咬合して形成され、各走査電極と平行な対向電極配線に接続された対向電極を有するアレイ基板と、該アレイ基板に対向して配置された対向基板と、前記アレイ基板と前記対向基板に狭持された液晶層から成るアクティブマトリクス型の液晶パネルと、
    該液晶パネルに有する走査電極,信号電極,対向電極に電圧を印加する各駆動手段と、前記液晶パネルに近接させたときに前記走査電極および前記信号電極との間に生じる静電容量結合を介して信号を検出する検出用導体と、該検出用導体を通じて検出された信号から、前記検出用導体の位置を検出する検出手段を備え、
    1垂直走査期間が、表示期間と検出期間からなり、前記表示期間は、前記スイッチング素子を導通状態にする表示選択パルスを順次前記走査電極に印加し、前記表示選択パルスに同期して表示画像データに応じた画像信号を前記信号電極に印加し、前記スイッチング素子を通じて前記画素電極に前記画像信号を書き込み、前記画素電極と対向電極の間に、前記アレイ基板および対向基板に対して、ほぼ平行な電界を発生させることにより、液晶分子の配列を変化させ、表示画像データを表示し、
    前記検出期間は、検出走査パルスを前記走査電極および前記信号電極に順次印加し、前記液晶パネルに検出用導体を近接させたときに前記検出用導体と前記走査電極および前記信号電極との間に生じる静電容量結合を介して前記検出用導体に生じる電圧の変化分を検出し、前記変化分を検出した時点から、前記検出用導体の前記液晶パネル上での位置を検出することを特徴とする座標検出機能付液晶表示装置。
  2. マトリクス状に配置された複数の信号電極と走査電極およびその各交点に対応して設けられたスイッチング素子、該スイッチング素子に接続された櫛形状の画素電極、および前記画素電極と咬合して形成され、各走査電極と平行な対向電極配線に接続された対向電極を有するアレイ基板と、該アレイ基板に対向して配置された対向基板と、前記アレイ基板と前記対向基板に狭持された液晶層から成るアクティブマトリクス型の液晶パネルと、
    該液晶パネルに有する走査電極,信号電極,対向電極に電圧を印加する各駆動手段と、前記液晶パネルに近接させたときに前記対向電極および前記信号電極との間に生じる静電容量結合を介して信号を検出する検出用導体と、該検出用導体を通じて検出された信号から、前記検出用導体の位置を検出する検出手段を備え、
    1垂直走査期間が、表示期間と検出期間からなり、前記表示期間は、前記スイッチング素子を導通状態にする表示選択パルスを順次前記走査電極に印加し、前記表示選択パルスに同期して表示画像データに応じた画像信号を前記信号電極に印加し、前記スイッチング素子を通じて前記画素電極に前記画像信号を書き込み、前記画素電極と対向電極の間に、前記アレイ基板および対向基板に対して、ほぼ平行な電界を発生させることにより、液晶分子の配列を変化させ、表示画像データを表示し、
    前記検出期間は、検出走査パルスを前記対向電極および前記信号電極に順次印加し、前記液晶パネルに検出用導体を近接させたときに前記検出用導体と前記対向電極および前記信号電極との間に生じる静電容量結合を介して前記検出用導体に生じる電圧の変化分を検出し、前記変化分を検出した時点から、前記検出用導体の前記液晶パネル上での位置を検出することを特徴とする座標検出機能付液晶表示装置。
  3. 前記検出期間において、走査電極に印加される検出走査パルスの電圧値は、スイッチング素子が導通状態にならない値であることを特徴とする請求項1記載の座標検出機能付液晶表示装置。
  4. 前記検出期間において、走査電極に印加される検出走査パルスの極性を1垂直走査期間毎に反転させることを特徴とする請求項1または3記載の座標検出機能付液晶表示装置。
  5. 前記検出期間において、対向電極に印加される検出走査パルスの極性を1垂直走査期間毎に反転させることを特徴とする請求項2記載の座標検出機能付液晶表示装置。
  6. マトリクス状に配置された複数の信号電極と走査電極およびその各交点に対応して設けられたスイッチング素子、該スイッチング素子に接続された櫛形状の画素電極、および前記画素電極と咬合して形成され、各走査電極と平行に配線された対向電極配線に接続された対向電極を有するアレイ基板と、該アレイ基板に対向して配置された対向基板と、前記アレイ基板と前記対向基板に狭持された液晶層から成るアクティブマトリクス型の液晶パネルを有し、
    1垂直走査期間が、表示期間と検出期間からなり、前記表示期間は、前記スイッチング素子を導通状態にする表示選択パルスを順次前記走査電極に印加し、前記表示選択パルスに同期して表示画像データに応じた画像信号を前記信号電極に印加し、前記スイッチング素子を通じて前記画素電極に前記画像信号を書き込み、前記画素電極と対向電極の間に、前記アレイ基板および対向基板に対して、ほぼ平行な電界を発生させることにより、液晶分子の配列を変化させ、表示画像データを表示し、前記検出期間は、検出走査パルスを前記走査電極および前記信号電極に順次印加し、前記液晶パネルに検出用導体を近接させたときに前記検出用導体と前記走査電極および前記信号電極との間に生じる静電容量結合を介して前記検出用導体に生じる電圧の変化分を検出し、前記変化分を検出した時点から、前記検出用導体の前記液晶パネル上での位置を検出する座標検出機能付液晶表示装置において、
    前記表示期間には、前記表示選択パルスを印加する前記走査電極を指定するための選択信号を順次シフトし、前記検出期間には、前記検出走査パルスを印加する前記走査電極を指定するための選択信号を順次シフトして出力するシフトレジスタと、該シフトレジスタの出力に応じて指定された電圧を選択し、前記走査電極に印加する選択手段を備えたことを特徴とする座標検出機能付液晶表示装置の駆動回路。
  7. マトリクス状に配置された複数の信号電極と走査電極およびその各交点に対応して設けられたスイッチング素子、該スイッチング素子に接続された櫛形状の画素電極、および前記画素電極と咬合して形成され、各走査電極と平行に配線された対向電極配線に接続された対向電極を有するアレイ基板と、該アレイ基板に対向して配置された対向基板と、前記アレイ基板と前記対向基板に狭持された液晶層から成るアクティブマトリクス型の液晶パネルを有し、
    1垂直走査期間が、表示期間と検出期間からなり、前記表示期間は、前記スイッチング素子を導通状態にする表示選択パルスを順次前記走査電極に印加し、前記表示選択パルスに同期して表示画像データに応じた画像信号を前記信号電極に印加し、前記スイッチング素子を通じて前記画素電極に前記画像信号を書き込み、前記画素電極と前記対向電極の間に、前記アレイ基板および対向基板に対して、ほぼ平行な電界を発生させることにより、液晶分子の配列を変化させ、表示画像データを表示し、前記検出期間は、検出走査パルスを前記対向電極および前記信号電極に順次印加し、前記液晶パネルに検出用導体を近接させたときに前記検出用導体と前記対向電極および前記信号電極との間に生じる静電容量結合を介して前記検出用導体に生じる電圧の変化分を検出し、前記変化分を検出した時点から、前記検出用導体の前記液晶パネル上での位置を検出する座標検出機能付液晶表示装置において、
    前記検出期間には、前記検出走査パルスを印加する前記対向電極配線を指定するための選択信号を順次シフトして出力するシフトレジスタと、該シフトレジスタの出力に応じて指定された電圧を選択し、前記対向電極配線に印加する選択手段を備えたことを特徴とする座標検出機能付液晶表示装置の駆動回路。
  8. マトリクス状に配置された複数の信号電極と走査電極およびその各交点に対応して設けられたスイッチング素子、該スイッチング素子に接続された櫛形状の画素電極、および前記画素電極と咬合して形成され、各走査電極と平行に配線された対向電極配線に接続された対向電極を有するアレイ基板と、該アレイ基板に対向して配置された対向基板と、前記アレイ基板と前記対向基板に狭持された液晶層から成るアクティブマトリクス型の液晶パネルを有し、
    1垂直走査期間が、表示期間と検出期間からなり、前記表示期間は、前記スイッチング素子を導通状態にする表示選択パルスを順次前記走査電極に印加し、前記表示選択パルスに同期して表示画像データに応じた画像信号を前記信号電極に印加し、前記スイッチング素子を通じて前記画素電極に前記画像信号を書き込み、前記画素電極と前記対向電極の間に、前記アレイ基板および対向基板に対して、ほぼ平行な電界を発生させることにより、液晶分子の配列を変化させ、表示画像データを表示し、前記検出期間は、検出走査パルスを前記対向電極および前記信号電極に順次印加し、前記液晶パネルに検出用導体を近接させたときに前記検出用導体と前記対向電極および前記信号電極との間に生じる静電容量結合を介して前記検出用導体に生じる電圧の変化分を検出し、前記変化分を検出した時点から、前記検出用導体の前記液晶パネル上での位置を検出する座標検出機能付液晶表示装置において、
    前記表示期間には、前記表示選択パルスを印加する前記走査電極を指定するための選択信号を順次シフトし、前記検出期間には、前記検出走査パルスを印加する前記対向電極配線を指定するための選択信号を順次シフトして出力するシフトレジスタと、前記表示期間には、前記シフトレジスタの出力に応じて指定された電圧を選択して前記走査電極に印加し、前記検出期間には、前記シフトレジスタの出力に応じて指定された電圧を選択して前記対向電極配線に印加する選択手段を備えたことを特徴とする座標検出機能付液晶表示装置の駆動回路。
  9. 前記検出期間において、走査電極に印加される検出走査パルスの極性を1垂直走査期間毎に反転させることを特徴とする請求項6記載の座標検出機能付液晶表示装置の駆動回路。
  10. 前記検出期間において、対向電極に印加される検出走査パルスの極性を1垂直走査期間毎に反転させることを特徴とする請求項7または8記載の座標検出機能付液晶表示装置の駆動回路。
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