JPH10269020A - 座標検出機能付液晶表示装置とその駆動回路 - Google Patents

座標検出機能付液晶表示装置とその駆動回路

Info

Publication number
JPH10269020A
JPH10269020A JP7155297A JP7155297A JPH10269020A JP H10269020 A JPH10269020 A JP H10269020A JP 7155297 A JP7155297 A JP 7155297A JP 7155297 A JP7155297 A JP 7155297A JP H10269020 A JPH10269020 A JP H10269020A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
detection
liquid crystal
signal
period
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7155297A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3817012B2 (ja
Inventor
Shozo Fujiwara
正三 藤原
Takeshi Okuno
武志 奥野
Keisuke Tsuda
圭介 津田
Satoshi Asada
智 浅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP7155297A priority Critical patent/JP3817012B2/ja
Publication of JPH10269020A publication Critical patent/JPH10269020A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3817012B2 publication Critical patent/JP3817012B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Position Input By Displaying (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 横電界方式のアクティブマトリクス型の液晶
表示装置を採用し、高精度の位置検出を行う。 【解決手段】 表示期間はSELが“H”で、シフトレ
ジスタ12の選択信号は転送クロックに同期し順次シフト
される。出力Qが“H”でSW1はVonを出力しSW2
で走査電極GにVonが、また出力Qが“L”で走査電極
GにはVoffが印加される。走査,信号,対向電極には
表示選択パルス,表示選択パルスと同期し表示画像デー
タに応じた信号,対向電圧が印加される。検出期間はS
ELが“L”で、選択信号は同様に順次シフトされる。
出力Qが“H”でSW1はVsを出力しSW2で走査電
極GにVsが、出力Qが“L”で走査電極GにVoffが印
加される。走査電極Gへ印加する検出走査パルスで、検
出用ペンと走査電極G間の静電容量結合の電位変化を検
出、その印加開始の時間差から走査電極G上の位置を求
める。同様に、信号電極も順次検出走査パルスを印加、
検出用ペンの電位変化を検出し印加開始の時間差から位
置を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、座標入力を行うタ
ブレットをマトリクス型ディスプレイと一体化した座標
検出機能付液晶表示装置とその駆動回路に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の座標検出機能付液晶表示
装置は、図11に示すブロック図のように構成されてい
る。図11において、1は液晶パネル、2は検出用ペン、
3は走査電極駆動回路、4は信号電極駆動回路、5は検
出部、6は制御部、R(1〜m)は走査電極、S(1〜n)は
信号電極である。また、図12は座標検出の原理とそのタ
イミングを示す図で、2は検出用ペン、r1〜r10,S
1は液晶パネルの各電極、C1〜C10(Ca)は検出用ペ
ン2と電極r1〜r10(S1)の間に生じた静電容量結
合、P1〜P7は検出走査パルス、D1は検出信号波
形、D2は検出信号波形D1の微分波形である。
【0003】従来、液晶パネルの各電極をそのまま用い
て座標検出を行う座標検出機能付液晶表示装置にあって
は、1垂直走査期間(1フレーム)中に表示期間と検出期
間とを設けて、液晶パネルの各走査電極,信号電極に対
し順次検出走査パルスの印加を行うと、液晶パネルに近
接した検出用ペン2と液晶パネルの電極間に生じた静電
容量結合を介して、検出用ペン2に検出走査パルスによ
る検出信号波形D1が検出され、その検出タイミングか
らその座標位置を決定している。
【0004】さらに、図13は図11に示す座標検出機能付
液晶表示装置における座標検出の各信号のタイミングチ
ャートである。図13において、Vpは検出用ペン2に検
出された検出信号波形、dVp/dtは検出信号波形Vpの
微分波形である。図13に示す検出信号波形Vpがピーク
に達した時間、あるいは微分波形dVp/dtが0になった
時間等から、検出用ペン2の位置を判別する。
【0005】前述した座標検出機能付液晶表示装置は主
に単純マトリクス型液晶表示装置で実現する方法を説明
したものである。最近ではアクティブマトリクス型液晶
表示装置を用いて実現する方法も考案されている。アク
ティブマトリクス型液晶表示装置で実現する場合におい
ても基本的な原理は単純マトリクス型液晶表示装置と同
様である。しかし、従来のアクティブマトリクス型液晶
表示装置の液晶パネルの場合には構造上の制約がある。
以下、アクティブマトリクス型の液晶表示装置の液晶パ
ネルを用いた場合の実現方法を説明する。
【0006】動作期間は単純マトリクス型表示装置の液
晶パネルの場合と同様で、1フレームが表示期間と検出
期間に分かれ、表示期間には表示動作を検出期間には検
出動作を行う。さらに、検出期間ではX座標(行方向)検
出期間とY座標(列方向)検出期間に分け、走査電極およ
び信号電極に順次検出走査パルスを印加する。検出走査
パルスが印加された各電極と検出用ペンの間の容量を介
して信号を検出し、その信号の検出タイミングによって
X、Yの座標値を決定する。ただし、一般的に従来のア
クティブマトリクス型液晶表示装置の液晶パネルには以
下の制約がある。
【0007】図14は従来のアクティブマトリクス型液晶
表示装置の液晶パネルの構造を示す図である。図14に示
すようにマトリクス状に配置された信号電極Sと走査電
極Rの各交点に対応してスイッチング素子(TFT)7
と、スイッチング素子7に接続された画素電極Hが配置
されるアレイ基板8があり。さらにアレイ基板8に対向
して配置された対向基板9には、対向電極Cが一般的に
はベタの電極として配置される。この液晶パネルは、表
面には対向基板9、裏面にはアレイ基板8を配置すると
いう構造をとる。このような配置であると、対向電極C
が走査電極Rや信号電極Sからの信号をシールドするこ
とになるために、検出用ペンで検出信号を充分に得るこ
とができない。また、充分な検出信号を得るためにアレ
イ基板8の面を表にすると、スイッチング素子7や走査
電極R、信号電極Sの反射がある。これを防ぐためには
各電極の配線やスイッチング素子7に反射防止用のブラ
ックマトリクス層を設ける必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように座標検出機
能付液晶表示装置に用いられるアクティブマトリクス型
液晶表示装置の液晶パネルでは構造上、液晶パネルの各
電極からの信号が対向電極によってシールドされること
で、微弱になり検出用ペンで検出することが困難である
という問題があった。また、液晶パネルのアレイ面を表
側にしても各電極の配線やスイッチング素子の反射、あ
るいはその反射を防止するためにブラックマトリクス層
を設けなければならないという問題があった。
【0009】本発明は、前記従来技術の問題点を解決す
ることに指向するものであり、横電界方式のアクティブ
マトリクス型液晶表示装置の液晶パネルを採用し、対向
電極によるシールド効果を軽減することにより、より精
度の高い座標検出を行うことができる座標検出機能付液
晶表示装置とその駆動回路を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に係る座標検出機能付液晶表示装置は、マト
リクス状に配置された複数の信号電極と走査電極および
その各交点に対応して設けられたスイッチング素子、ス
イッチング素子に接続された櫛形状の画素電極、および
画素電極と咬合して形成され、各走査電極と平行な対向
電極配線に接続された対向電極を有するアレイ基板と、
アレイ基板に対向して配置された対向基板と、アレイ基
板と対向基板に狭持された液晶層から成るアクティブマ
トリクス型の液晶パネルと、液晶パネルに有する走査電
極,信号電極,対向電極に電圧を印加する各駆動手段
と、液晶パネルに近接させたときに走査電極および信号
電極との間に生じる静電容量結合を介して信号を検出す
る検出用導体と、検出用導体を通じて検出された信号か
ら、検出用導体の位置を検出する検出手段を備えたこと
を特徴とする。
【0011】また、液晶パネルに近接させたときに対向
電極および信号電極との間に生じる静電容量結合を介し
て信号を検出する検出用導体を備えたことを特徴とす
る。
【0012】また、前記座標検出機能付液晶表示装置の
駆動回路には、表示期間に表示選択パルスを印加する走
査電極を指定するための選択信号を、検出期間に検出走
査パルスを印加する走査電極を指定するための選択信号
を順次シフトして出力するシフトレジスタと、シフトレ
ジスタの出力に応じて指定された電圧を選択し、走査電
極に印加する選択手段を備えたことを特徴とする。
【0013】また、前記シフトレジスタは、検出期間に
検出走査パルスを印加する前記対向電極配線を指定する
ための選択信号を順次シフトして出力し、前記選択手段
は、シフトレジスタの出力に応じて指定された電圧を選
択し、対向電極配線に印加することを特徴とする。
【0014】また、前記シフトレジスタは、表示期間に
表示選択パルスを印加する走査電極を指定するための選
択信号を順次シフトし、検出期間に検出走査パルスを印
加する対向電極配線を指定するための選択信号を順次シ
フトして出力し、前記選択手段は、表示期間にシフトレ
ジスタの出力に応じて指定された電圧を選択して走査電
極に印加し、検出期間にシフトレジスタの出力に応じて
指定された電圧を選択して対向電極配線に印加するよう
に構成したものである。
【0015】前記構成における本発明の請求項1の記載
によれば、液晶パネルのアレイ基板上に対向電極を設け
たことで、検出用導体と液晶パネル間の対向電極による
シールド効果を軽減することができる。
【0016】また、本発明の請求項2の記載によれば、
対向電極がアレイ基板の画素部分に配置されることか
ら、検出用導体との静電容量結合において走査電極より
大きな容量の対向電極を用いて、対向電極に検出走査パ
ルスを走査させることで、より高い精度で検出すること
ができる。
【0017】また、本発明の請求項3の記載によれば、
検出走査パルスの電圧値をスイッチング素子が導通状態
にならない値とすることで、画素電極に関係ない信号が
印加されることを防ぐことができる。
【0018】また、本発明の請求項4または5の記載に
よれば、検出走査パルスの極性を1垂直走査期間毎に反
転させることにより、印加される信号を交流化させるこ
とができる。
【0019】また、本発明の請求項6の記載によれば、
表示期間と検出期間において走査電極に印加される各電
圧を選択することができる。
【0020】また、本発明の請求項7の記載によれば、
検出期間にのみ検出走査パルスを対向電極に印加するこ
とができる。
【0021】また、本発明の請求項8の記載によれば、
表示期間に表示選択パルスを印加する走査電極を指定す
るシフトレジスタを検出期間に検出走査パルスを印加す
る対向電極配線を指定するシフトレジスタとしても使用
できる。
【0022】また、本発明の請求項9または10の記載に
よれば、検出走査パルスの極性を1垂直走査期間毎に反
転させることにより、印加される信号を交流化させるこ
とができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明にお
ける実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の実施
の形態における座標検出機能付液晶表示装置の液晶パネ
ルに用いられるアレイ基板の各電極のパターン構成を示
す部分平面図である。ここで、前記従来例を示す図14に
おいて説明した構成部材に対応し実質的に同等の機能を
有するものには同一の符号を付してこれを示す。図1に
おいて、7はスイッチング素子(TFT)、Gは走査電
極、Sは信号電極、Cは対向電極、C′は対向電極Cが
接続される対向電極配線、Hは画素電極である。このよ
うに構成されるアレイ基板において、表示期間には、走
査電極GにTFT7を導通状態にする表示選択パルスが
印加されると、TFT7を通じて信号電極Sに印加され
た画像信号が画素電極Hに印加される。画素電極Hと対
向電極Cとの電位差に応じて、液晶分子の配向状態が変
化して画面の表示が行われる。
【0024】図2は本発明の実施の形態1における座標
検出機能付液晶表示装置の概略構成を示すブロック図で
ある。ここでも、前記従来例の図11で説明した構成部材
に対応するものには同一の符号を付して、さらに以下の
各図においても同様とする。図2において、1は図1に
示すアレイ基板を有する液晶パネル、2は検出用導体で
ある検出用ペン、4は信号電極駆動回路、5は検出用ペ
ン2からの検出信号の変化を検出する検出部、6は検出
部5や各駆動回路を制御する制御部、10は走査電極駆動
回路、11は対向電極駆動回路、G(1〜m)は走査電極、
S(1〜n)は信号電極、C(1〜m)は対向電極である。
【0025】また、図3は本実施の形態1における座標
検出機能付液晶表示装置の座標検出の各信号を示すタイ
ミングチャートである。図3に示すように1フレームに
は表示動作を行う表示期間と検出動作を行う検出期間と
を設けている。さらに、図4は本実施の形態1における
座標検出機能付液晶表示装置に使用する走査電極駆動回
路の構成を示すブロック図である。図4において、12は
表示選択パルスを印加する走査電極Gを指定する選択信
号を順次シフトするシフトレジスタ、13は選択手段であ
るスイッチング回路、SW1は表示選択パルスの表示期
間と検出期間とで電圧レベルを選択する第1選択回路、
SW2は走査電極Gへの出力電圧を選択する第2選択回
路、Q(1〜m)はシフトレジスタ12の出力、G(1〜m)は
走査電極、Vsは検出期間において検出走査パルスが印
加される走査電極Gに印加する電圧、Vonは走査電極G
に印加されTFTを導通状態にする時に印加する電圧、
Voffは走査電極Gに印加されTFTを導通させない時
に印加する電圧、SELは表示期間と検出期間を示す信
号、CLKはシフトレジスタの転送クロック、FSはシ
フトレジスタのデータである選択信号である。
【0026】1フレームの表示期間において、SELは
“H”に設定され、図4に示す走査電極駆動回路のシフ
トレジスタ12に選択信号FSが入力され、入力された転
送クロックCLKに同期してシフトレジスタ12により順
次シフトされる。シフトレジスタ12の出力Qが“H”の
とき、SW1はVonを出力し、SW2は走査電極GにS
W1の出力を印加し、シフトレジスタ12の出力Qが
“L”のとき、Voffを走査電極Gに印加するように切
り替わり、走査電極Gに図3で示すように順次表示選択
パルスを印加し、信号電極Sには表示選択パルスに同期
して表示画像データに応じた信号を印加する。また、対
向電極Cには対向電圧を印加する。これらの動作によ
り、画素の液晶分子の配向状態を変化させて表示を行
う。
【0027】そして次の検出期間において、SELは
“L”に設定され、図4に示す走査電極駆動回路のシフ
トレジスタ12に選択信号FSが入力され、入力される転
送クロックCLKに同期してシフトレジスタ12により、
順次選択信号はシフトされる。シフトレジスタ12の出力
Qが“H”のとき、SW1はVsを出力し、SW2は走
査電極GにSW1の出力を印加し、シフトレジスタ12の
出力Qが“L”のとき、Voffを走査電極Gに印加する
ように切り替わり、図3で示すように行方向検出期間に
おいて、走査電極Gに順次検出走査パルスを印加する。
【0028】この場合、検出信号の強度を上げるために
複数本の走査電極Gに同時に検出走査パルスを印加す
る。また、検出走査パルスの電圧値は画素のTFTが導
通状態にならないような値にする必要がある。図2に示
す走査電極Gと検出用ペン2の間には静電容量結合が存
在し、液晶パネル1上の検出用ペン2の位置に検出走査
パルスが近づくと、図3に示す検出信号波形Vpのよう
に検出用ペン2の電位が変化し、最も接近した時に最大
となる。また、この検出用ペン2が検出した検出信号を
微分回路を通して微分すると図3に示す微分波形dVp/
dtとなり、この微分波形dVp/dtが正から負に変化する
時点等を図2に示す検出部5で検出し、例えば、走査電
極Gへの検出走査パルスの印加を開始した時点との時間
差から、検出用ペン2が液晶パネルのどの走査電極G上
に存在するかを決定する。
【0029】同様に、図3に示すように列方向検出期間
において信号電極Sにも順次検出走査パルスを印加す
る。この場合も、検出信号の強度を上げるために複数本
の信号電極Sに同時に検出走査パルスを印加する。図2
の信号電極Sと検出用ペン2の間には静電容量結合が存
在し、前記した行方向検出期間と同じように信号電極S
への検出走査パルスの印加を開始した時点との時間差か
ら、検出用ペン2が液晶パネル上のどの信号電極S上に
存在するかを決定する。
【0030】なお、これらの出力電圧レベルは実施の形
態1の説明で示した組み合わせに限定されるものではな
い。また、検出走査パルスを各フレーム毎に反転するこ
とにより、検出走査パルスにより液晶に印加されるDC
成分を解消することができる。
【0031】図5は本発明の実施の形態2における座標
検出機能付液晶表示装置の概略構成を示すブロック図で
ある。図5において、1は液晶パネル、2は検出用ペ
ン、3は走査電極駆動回路、4は信号電極駆動回路、5
は検出部、6は制御部、11′は対向電極駆動回路、G
(1〜m)は走査電極、S(1〜n)は信号電極、C(1〜m)
は対向電極である。図6は本実施の形態2における座標
検出機能付液晶表示装置の座標検出の各信号を示すタイ
ミングチャートである。1フレームに表示動作を行う表
示期間と検出動作を行う検出期間を設けている。
【0032】また、図7は本実施の形態2における座標
検出機能付液晶表示装置に使用する対向電極駆動回路の
構成を示すブロック図である。図7において、14は検出
走査パルスを印加する対向電極(対向電極配線)Cを指定
する選択信号を順次シフトするシフトレジスタ、15はス
イッチング回路、SWは対向電極Cへの出力電圧を選択
する選択回路、Q(1〜m)はシフトレジスタ14の出力、
Vcomは検出走査パルスが印加されない時に対向電極C
に印加される電圧、Vsは検出期間において検出走査パ
ルスが印加される対向電極Cに印加する電圧、CLKは
シフトレジスタの転送クロック、FSはシフトレジスタ
のデータである選択信号である。
【0033】1フレームの表示期間においては、走査電
極Gに図6で示すように順次表示選択パルスを印加し、
信号電極Sには表示選択パルスに同期して表示画像デー
タに応じた信号を印加する。また、図7に示す対向電極
駆動回路においてスイッチング回路15からは電圧Vcom
が出力され、対向電極Cに印加される。これらの動作に
より、画素の液晶分子の配向状態を変化させて表示を行
う。
【0034】次に検出期間において、図7に示す対向電
極駆動回路のシフトレジスタ14に選択信号FSが入力さ
れ、入力された転送クロックCLKに同期して、シフト
レジスタ14により、順次選択信号はシフトされる。SW
はシフトレジスタ14からの出力Qが“H”の時にVsを
選択し、図6で示すように行方向検出期間において、対
向電極Cに順次検出走査パルスを印加する。この場合、
検出信号の強度を上げるために複数本の対向電極Cに同
時に検出走査パルスを印加する。図5に示す対向電極C
と検出用ペン2の間には静電容量結合が存在し、液晶パ
ネル1上の検出用ペン2の位置に検出走査パルスが近づ
くと、図6に示すように検出用ペン2の電位が変化し、
最も接近した時に最大となる。この検出用ペン2が検出
した検出信号波形Vpを微分回路を通して微分すると図
6のような微分波形dVp/dtとなり、微分波形が正から
負に変化する時点等を図5の検出部5で検出し、例え
ば、対向電極Cへの検出走査パルスの印加を開始した時
点との時間差から、検出用ペン2が液晶パネルのどの対
向電極C上に存在するかを決定する。
【0035】同様に、図6で示すように列方向検出期間
において信号電極Sに順次検出走査パルスを印加する。
この場合も、検出信号の強度を上げるために複数本の信
号電極Sに同時に検出走査パルスを印加する。図5の信
号電極Sと検出用ペン2の間に静電容量結合が存在し、
前記行方向検出期間の説明と同じように、図6に示す検
出信号波形Vp,微分波形dVp/dtが最大,正から負に
変化する時点等を検出部5で検出し、信号電極Sへの検
出走査パルスの印加を開始した時点との時間差から、検
出用ペン2が液晶パネルのどの信号電極S上に存在する
かを決定する。
【0036】なお、図7で示した駆動回路は一例にすぎ
ず、液晶パネルの駆動方法や検出走査パルスの形態によ
ってその構成は変わり、また表示期間と検出期間におい
て、出力電圧が変更できればよい。また、出力電圧レベ
ルは本実施の形態2で示した組み合わせに限定されるも
のではない。さらに、検出走査パルスをフレーム毎に反
転することにより、検出走査パルスによる液晶に印加さ
れるDC成分を解消することができる。
【0037】図8は本発明の実施の形態3における座標
検出機能付液晶表示装置の概略構成を示すブロック図で
ある。図8において、1は液晶パネル、2は検出用ペ
ン、4は信号電極駆動回路、5は検出部、6は制御部、
16は走査および対向電極駆動回路、G(1〜m)は走査電
極、S(1〜n)は信号電極、C(1〜m)は対向電極であ
る。図9は本実施の形態3における座標検出機能付液晶
表示装置の座標検出の各信号を示すタイミングチャート
である。1フレームに表示動作を行う表示期間と検出動
作を行う検出期間を設けている。
【0038】また、図10は本実施の形態3における座標
検出機能付液晶表示装置に使用する走査および対向電極
駆動回路の構成を示すブロック図である。図10におい
て、17は検出走査パルスを印加する走査電極または対向
電極を指定する選択信号を順次シフトするシフトレジス
タ、18はスイッチング回路、SW1は走査電極Gへの出
力電圧を選択する第1選択回路、SW2は対向電極Cへ
の出力電圧を選択する第2選択回路、Q(1〜m)はシフ
トレジスタ17の出力、Vcomは検出走査パルスが印加さ
れない時に対向電極Cに印加される電圧、Vsは検出期
間において検出走査パルスが印加される対向電極Cに印
加する電圧、Vonは走査電極Gに印加されTFTを導通
状態にする時に印加する電圧、Voffは走査電極Gに印
加されTFTを導通させない時に印加する電圧、SEL
は表示期間と検出期間を示す信号、CLKはシフトレジ
スタの転送クロック、FSはシフトレジスタのデータで
ある選択信号である。
【0039】1フレームの表示期間において、SELは
“H”に設定され、図10に示す走査および対向電極駆動
回路のシフトレジスタ17に選択信号FSが入力され、入
力された転送クロックCLKに同期してシフトレジスタ
17により順次シフトされる。SW1はシフトレジスタ17
の出力Qが“H”のときに、走査電極GにVonを印加
し、シフトレジスタ17の出力Qが“L”のときは走査電
極GにVoffを印加するように切り替わる。この動作の
結果、走査電極Gに図9で示すように順次表示選択パル
スが印加される。信号電極Sには表示選択パルスに同期
して表示画像データに応じた信号が印加される。また、
表示期間においてはSW2は常にVcomを選択し、対向
電極CにはVcomが印加される。
【0040】次に検出期間において、SELは“L”に
設定され、図10に示す走査および対向電極駆動回路のシ
フトレジスタ17に選択信号FSが入力され、入力される
転送クロックCLKに同期してシフトレジスタ17によ
り、順次選択信号はシフトされる。SW1は検出期間に
おいてはVoffを選択し、走査電極GにはVoffが印加さ
れる。SW2はシフトレジスタ17の出力Qが“H”のと
きには対向電極CにVsを印加し、シフトレジスタ17の
出力Qが“L”のときは対向電極CにVcomを印加する
ように切り替わる。この動作の結果、対向電極Cに図9
で示す行方向検出期間のように順次検出走査パルスが印
加される。この場合、検出信号の強度を上げるために複
数本の対向電極Cに同時に検出走査パルスを印加する。
【0041】図8の対向電極Cと検出用ペン2の間には
静電容量結合が存在し、液晶パネル1上の検出用ペン2
の位置に検出走査パルスが近づくと、図9に示すように
検出用ペン2の電位が変化し、最も接近した時に最大と
なる。この検出用ペン2が検出した検出信号波形Vpを
微分回路を通して微分すると図9のような微分波形dVp
/dtとなり、微分波形が正から負に変化する時点等を図
8の検出部5で検出し、例えば、走査電極Gへの検出走
査パルスの印加を開始した時点との時間差から、検出用
ペン2が液晶パネル1のどの走査電極G上に存在するか
を決定する。
【0042】同様に、図9で示す列方向検出期間のよう
に信号電極Sに順次検出走査パルスを印加する。この場
合も、検出信号の強度を上げるために複数本の信号電極
に同時に検出走査パルスを印加する。信号電極Sと検出
用ペン2の間には静電容量結合が存在し、前記行方向検
出期間で説明したように検出用ペン2の検出信号を検出
部5で検出し、信号電極Sへの検出走査パルスの印加を
開始した時点との時間差から、検出用ペン2が液晶パネ
ルのどの信号電極上に存在するかを決定する。
【0043】なお、図10で示した駆動回路も一例にすぎ
ず、液晶パネルの駆動方法や検出走査パルスの電圧値等
により、その構成は変わってくる。また、シフトレジス
タ17が、表示期間では走査電極駆動回路のシフトレジス
タとして、検出期間では対向電極駆動回路のシフトレジ
スタとして動作すればよい。さらに、出力電圧レベルは
本実施の形態3で示した組み合わせに限定されるもので
はなく、検出走査パルスをフレーム毎に反転することに
より、検出走査パルスにより液晶に印加されるDC成分
を解消することができる。
【0044】以上のことから、本発明の座標検出機能付
液晶表示装置とその駆動回路によれば、アレイ基板上に
画素電極を配置し、それに対向する基板上に対向電極を
配置した従来のアクティブマトリクス型液晶パネルを採
用する座標検出機能付液晶表示装置のように、検出用ペ
ンと検出走査パルスが印加される電極の間に対向電極に
よるシールドがなくなり、検出用ペンに検出される信号
の強度があがるので、より精度の良い座標検出を行うこ
とができる。また、横電界方式の液晶パネルの構成上、
対向電極は画素内にも存在することから、対向電極を検
出用の電極として使用することにより、検出用電極と検
出用ペンの間の結合容量をより大きく取ることができ、
検出される信号の強度を上げることができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
記載の構成によれば、座標検出機能付液晶表示装置にお
いて、そのアレイ基板上に画素電極と対向電極を配置し
た横電界方式のアクティブマトリクス型液晶パネルを採
用することにより、従来の座標検出機能付液晶表示装置
のように検出用ペンと検出走査パルスが印加される電極
の間に対向電極によるシールドがなく、検出用ペンに検
出される信号の強度をあげることができるので、より精
度の良い座標検出を行うことが可能となる。
【0046】また、本発明の請求項2記載の構成によれ
ば、横電界方式の液晶パネルであることから対向電極は
画素内にも存在することになり、対向電極を検出用の電
極として使用することによって、検出用電極と検出用ペ
ンの間の結合容量をより大きく取ることができ、検出用
ペンに検出される信号の強度を上げることができる。
【0047】また、本発明の請求項3,4または5記載
の構成によれば、検出走査パルスの電圧値をTFTが導
通状態とならない値とし、さらに1フレーム毎に検出走
査パルスの極性を反転させることにより、画素電極に関
係のない信号を印加されることがなく、印加される信号
のDC成分を解消することができる。
【0048】また、座標検出機能付液晶表示装置の駆動
回路において、本発明の請求項6記載の構成によれば、
1フレーム毎の表示期間と検出期間において走査電極に
印加される各電圧を選択することができ、請求項7記載
の構成によれば、検出期間のみ検出走査パルスを対向電
極に印加することができ、請求項8記載の構成によれ
ば、表示期間に表示選択パルスを走査電極へ、検出期間
に検出走査パルスを対向電極(対向電極配線)へ切り替え
印加することができ、画素電極に関係のない信号が印加
されることなく、シフトレジスタを共用することも可能
となり周辺回路を削減することができる。
【0049】また、本発明の請求項9または10記載の構
成によれば、1フレーム毎に検出走査パルスの極性を反
転させ、印加される信号のDC成分を解消することがで
きるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における座標検出機能付液
晶表示装置の液晶パネルに用いられるアレイ基板の各電
極のパターン構成を示す部分平面図である。
【図2】本発明の実施の形態1における座標検出機能付
液晶表示装置の概略構成を示すブロック図である。
【図3】本実施の形態1における座標検出機能付液晶表
示装置の座標検出の各信号を示すタイミングチャートで
ある。
【図4】本実施の形態1における座標検出機能付液晶表
示装置に使用する走査電極駆動回路の構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】本発明の実施の形態2における座標検出機能付
液晶表示装置の概略構成を示すブロック図である。
【図6】本実施の形態2における座標検出機能付液晶表
示装置の座標検出の各信号を示すタイミングチャートで
ある。
【図7】本実施の形態2における座標検出機能付液晶表
示装置に使用する対向電極駆動回路の構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】本発明の実施の形態3における座標検出機能付
液晶表示装置の概略構成を示すブロック図である。
【図9】本実施の形態3における座標検出機能付液晶表
示装置の座標検出の各信号を示すタイミングチャートで
ある。
【図10】本実施の形態3における座標検出機能付液晶
表示装置に使用する走査および対向電極駆動回路の構成
を示すブロック図である。
【図11】従来の座標検出機能付液晶表示装置の概略構
成を示すブロック図である。
【図12】座標検出の原理とそのタイミングを示す図で
ある。
【図13】従来の座標検出機能付液晶表示装置における
座標検出の各信号のタイミングチャートである。
【図14】従来のアクティブマトリクス型液晶表示装置
の液晶パネルの構造を示す図である。
【符号の説明】
1…液晶パネル、 2…検出用ペン、 3,10…走査電
極駆動回路、 4…信号電極駆動回路、 5…検出部、
6…制御部、 7…TFT、 8…アレイ基板、 9
…対向基板、 11,11′…対向電極駆動回路、 12,1
4,17…シフトレジスタ、 13,15,18…スイッチング
回路、 16…走査および対向電極駆動回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅田 智 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクス状に配置された複数の信号電
    極と走査電極およびその各交点に対応して設けられたス
    イッチング素子、該スイッチング素子に接続された櫛形
    状の画素電極、および前記画素電極と咬合して形成さ
    れ、各走査電極と平行な対向電極配線に接続された対向
    電極を有するアレイ基板と、該アレイ基板に対向して配
    置された対向基板と、前記アレイ基板と前記対向基板に
    狭持された液晶層から成るアクティブマトリクス型の液
    晶パネルと、 該液晶パネルに有する走査電極,信号電極,対向電極に
    電圧を印加する各駆動手段と、前記液晶パネルに近接さ
    せたときに前記走査電極および前記信号電極との間に生
    じる静電容量結合を介して信号を検出する検出用導体
    と、該検出用導体を通じて検出された信号から、前記検
    出用導体の位置を検出する検出手段を備え、 1垂直走査期間が、表示期間と検出期間からなり、前記
    表示期間は、前記スイッチング素子を導通状態にする表
    示選択パルスを順次前記走査電極に印加し、前記表示選
    択パルスに同期して表示画像データに応じた画像信号を
    前記信号電極に印加し、前記スイッチング素子を通じて
    前記画素電極に前記画像信号を書き込み、前記画素電極
    と対向電極の間に、前記アレイ基板および対向基板に対
    して、ほぼ平行な電界を発生させることにより、液晶分
    子の配列を変化させ、表示画像データを表示し、 前記検出期間は、検出走査パルスを前記走査電極および
    前記信号電極に順次印加し、前記液晶パネルに検出用導
    体を近接させたときに前記検出用導体と前記走査電極お
    よび前記信号電極との間に生じる静電容量結合を介して
    前記検出用導体に生じる電圧の変化分を検出し、前記変
    化分を検出した時点から、前記検出用導体の前記液晶パ
    ネル上での位置を検出することを特徴とする座標検出機
    能付液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 マトリクス状に配置された複数の信号電
    極と走査電極およびその各交点に対応して設けられたス
    イッチング素子、該スイッチング素子に接続された櫛形
    状の画素電極、および前記画素電極と咬合して形成さ
    れ、各走査電極と平行な対向電極配線に接続された対向
    電極を有するアレイ基板と、該アレイ基板に対向して配
    置された対向基板と、前記アレイ基板と前記対向基板に
    狭持された液晶層から成るアクティブマトリクス型の液
    晶パネルと、 該液晶パネルに有する走査電極,信号電極,対向電極に
    電圧を印加する各駆動手段と、前記液晶パネルに近接さ
    せたときに前記対向電極および前記信号電極との間に生
    じる静電容量結合を介して信号を検出する検出用導体
    と、該検出用導体を通じて検出された信号から、前記検
    出用導体の位置を検出する検出手段を備え、 1垂直走査期間が、表示期間と検出期間からなり、前記
    表示期間は、前記スイッチング素子を導通状態にする表
    示選択パルスを順次前記走査電極に印加し、前記表示選
    択パルスに同期して表示画像データに応じた画像信号を
    前記信号電極に印加し、前記スイッチング素子を通じて
    前記画素電極に前記画像信号を書き込み、前記画素電極
    と対向電極の間に、前記アレイ基板および対向基板に対
    して、ほぼ平行な電界を発生させることにより、液晶分
    子の配列を変化させ、表示画像データを表示し、 前記検出期間は、検出走査パルスを前記対向電極および
    前記信号電極に順次印加し、前記液晶パネルに検出用導
    体を近接させたときに前記検出用導体と前記対向電極お
    よび前記信号電極との間に生じる静電容量結合を介して
    前記検出用導体に生じる電圧の変化分を検出し、前記変
    化分を検出した時点から、前記検出用導体の前記液晶パ
    ネル上での位置を検出することを特徴とする座標検出機
    能付液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記検出期間において、走査電極に印加
    される検出走査パルスの電圧値は、スイッチング素子が
    導通状態にならない値であることを特徴とする請求項1
    記載の座標検出機能付液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記検出期間において、走査電極に印加
    される検出走査パルスの極性を1垂直走査期間毎に反転
    させることを特徴とする請求項1または3記載の座標検
    出機能付液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 前記検出期間において、対向電極に印加
    される検出走査パルスの極性を1垂直走査期間毎に反転
    させることを特徴とする請求項2記載の座標検出機能付
    液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 マトリクス状に配置された複数の信号電
    極と走査電極およびその各交点に対応して設けられたス
    イッチング素子、該スイッチング素子に接続された櫛形
    状の画素電極、および前記画素電極と咬合して形成さ
    れ、各走査電極と平行に配線された対向電極配線に接続
    された対向電極を有するアレイ基板と、該アレイ基板に
    対向して配置された対向基板と、前記アレイ基板と前記
    対向基板に狭持された液晶層から成るアクティブマトリ
    クス型の液晶パネルを有し、 1垂直走査期間が、表示期間と検出期間からなり、前記
    表示期間は、前記スイッチング素子を導通状態にする表
    示選択パルスを順次前記走査電極に印加し、前記表示選
    択パルスに同期して表示画像データに応じた画像信号を
    前記信号電極に印加し、前記スイッチング素子を通じて
    前記画素電極に前記画像信号を書き込み、前記画素電極
    と対向電極の間に、前記アレイ基板および対向基板に対
    して、ほぼ平行な電界を発生させることにより、液晶分
    子の配列を変化させ、表示画像データを表示し、前記検
    出期間は、検出走査パルスを前記走査電極および前記信
    号電極に順次印加し、前記液晶パネルに検出用導体を近
    接させたときに前記検出用導体と前記走査電極および前
    記信号電極との間に生じる静電容量結合を介して前記検
    出用導体に生じる電圧の変化分を検出し、前記変化分を
    検出した時点から、前記検出用導体の前記液晶パネル上
    での位置を検出する座標検出機能付液晶表示装置におい
    て、 前記表示期間には、前記表示選択パルスを印加する前記
    走査電極を指定するための選択信号を順次シフトし、前
    記検出期間には、前記検出走査パルスを印加する前記走
    査電極を指定するための選択信号を順次シフトして出力
    するシフトレジスタと、該シフトレジスタの出力に応じ
    て指定された電圧を選択し、前記走査電極に印加する選
    択手段を備えたことを特徴とする座標検出機能付液晶表
    示装置の駆動回路。
  7. 【請求項7】 マトリクス状に配置された複数の信号電
    極と走査電極およびその各交点に対応して設けられたス
    イッチング素子、該スイッチング素子に接続された櫛形
    状の画素電極、および前記画素電極と咬合して形成さ
    れ、各走査電極と平行に配線された対向電極配線に接続
    された対向電極を有するアレイ基板と、該アレイ基板に
    対向して配置された対向基板と、前記アレイ基板と前記
    対向基板に狭持された液晶層から成るアクティブマトリ
    クス型の液晶パネルを有し、 1垂直走査期間が、表示期間と検出期間からなり、前記
    表示期間は、前記スイッチング素子を導通状態にする表
    示選択パルスを順次前記走査電極に印加し、前記表示選
    択パルスに同期して表示画像データに応じた画像信号を
    前記信号電極に印加し、前記スイッチング素子を通じて
    前記画素電極に前記画像信号を書き込み、前記画素電極
    と前記対向電極の間に、前記アレイ基板および対向基板
    に対して、ほぼ平行な電界を発生させることにより、液
    晶分子の配列を変化させ、表示画像データを表示し、前
    記検出期間は、検出走査パルスを前記対向電極および前
    記信号電極に順次印加し、前記液晶パネルに検出用導体
    を近接させたときに前記検出用導体と前記対向電極およ
    び前記信号電極との間に生じる静電容量結合を介して前
    記検出用導体に生じる電圧の変化分を検出し、前記変化
    分を検出した時点から、前記検出用導体の前記液晶パネ
    ル上での位置を検出する座標検出機能付液晶表示装置に
    おいて、 前記検出期間には、前記検出走査パルスを印加する前記
    対向電極配線を指定するための選択信号を順次シフトし
    て出力するシフトレジスタと、該シフトレジスタの出力
    に応じて指定された電圧を選択し、前記対向電極配線に
    印加する選択手段を備えたことを特徴とする座標検出機
    能付液晶表示装置の駆動回路。
  8. 【請求項8】 マトリクス状に配置された複数の信号電
    極と走査電極およびその各交点に対応して設けられたス
    イッチング素子、該スイッチング素子に接続された櫛形
    状の画素電極、および前記画素電極と咬合して形成さ
    れ、各走査電極と平行に配線された対向電極配線に接続
    された対向電極を有するアレイ基板と、該アレイ基板に
    対向して配置された対向基板と、前記アレイ基板と前記
    対向基板に狭持された液晶層から成るアクティブマトリ
    クス型の液晶パネルを有し、 1垂直走査期間が、表示期間と検出期間からなり、前記
    表示期間は、前記スイッチング素子を導通状態にする表
    示選択パルスを順次前記走査電極に印加し、前記表示選
    択パルスに同期して表示画像データに応じた画像信号を
    前記信号電極に印加し、前記スイッチング素子を通じて
    前記画素電極に前記画像信号を書き込み、前記画素電極
    と前記対向電極の間に、前記アレイ基板および対向基板
    に対して、ほぼ平行な電界を発生させることにより、液
    晶分子の配列を変化させ、表示画像データを表示し、前
    記検出期間は、検出走査パルスを前記対向電極および前
    記信号電極に順次印加し、前記液晶パネルに検出用導体
    を近接させたときに前記検出用導体と前記対向電極およ
    び前記信号電極との間に生じる静電容量結合を介して前
    記検出用導体に生じる電圧の変化分を検出し、前記変化
    分を検出した時点から、前記検出用導体の前記液晶パネ
    ル上での位置を検出する座標検出機能付液晶表示装置に
    おいて、 前記表示期間には、前記表示選択パルスを印加する前記
    走査電極を指定するための選択信号を順次シフトし、前
    記検出期間には、前記検出走査パルスを印加する前記対
    向電極配線を指定するための選択信号を順次シフトして
    出力するシフトレジスタと、前記表示期間には、前記シ
    フトレジスタの出力に応じて指定された電圧を選択して
    前記走査電極に印加し、前記検出期間には、前記シフト
    レジスタの出力に応じて指定された電圧を選択して前記
    対向電極配線に印加する選択手段を備えたことを特徴と
    する座標検出機能付液晶表示装置の駆動回路。
  9. 【請求項9】 前記検出期間において、走査電極に印加
    される検出走査パルスの極性を1垂直走査期間毎に反転
    させることを特徴とする請求項6記載の座標検出機能付
    液晶表示装置の駆動回路。
  10. 【請求項10】 前記検出期間において、対向電極に印
    加される検出走査パルスの極性を1垂直走査期間毎に反
    転させることを特徴とする請求項7または8記載の座標
    検出機能付液晶表示装置の駆動回路。
JP7155297A 1997-03-25 1997-03-25 座標検出機能付液晶表示装置とその駆動回路 Expired - Fee Related JP3817012B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7155297A JP3817012B2 (ja) 1997-03-25 1997-03-25 座標検出機能付液晶表示装置とその駆動回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7155297A JP3817012B2 (ja) 1997-03-25 1997-03-25 座標検出機能付液晶表示装置とその駆動回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10269020A true JPH10269020A (ja) 1998-10-09
JP3817012B2 JP3817012B2 (ja) 2006-08-30

Family

ID=13464021

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7155297A Expired - Fee Related JP3817012B2 (ja) 1997-03-25 1997-03-25 座標検出機能付液晶表示装置とその駆動回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3817012B2 (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001033758A (ja) * 1999-07-26 2001-02-09 Nec Corp 液晶表示装置
US6319760B1 (en) 1998-10-28 2001-11-20 Hyundai Electronics Industries Co., Ltd. Manufacturing method of liquid crystal display having high aperture ratio and high transmittance
US6429918B1 (en) 1998-10-29 2002-08-06 Hyundai Display Technology Inc. Liquid crystal display having high aperture ratio and high transmittance
KR100464316B1 (ko) * 2001-09-27 2005-01-03 삼성전자주식회사 고분자 필름을 이용한 포인팅 장치, 그 장치의 생산 방법,그 장치를 위한 포인팅 정보 검출 장치 및 방법
US7075521B2 (en) * 2001-09-11 2006-07-11 Sharp Kabushiki Kaisha Input-output integrated type display device
JP2009003414A (ja) * 2007-05-18 2009-01-08 Seiko Epson Corp 表示装置および電子機器
JP2009258182A (ja) * 2008-04-11 2009-11-05 Sony Corp 表示装置とその駆動方法
JP2011008725A (ja) * 2009-06-29 2011-01-13 Sony Corp タッチセンサ、表示装置および電子機器
JP2011008726A (ja) * 2009-06-29 2011-01-13 Sony Corp タッチセンサ、表示装置および電子機器
JP2014194802A (ja) * 2006-06-09 2014-10-09 Apple Inc タッチ・スクリーン液晶ディスプレイ
US9268429B2 (en) 2006-06-09 2016-02-23 Apple Inc. Integrated display and touch screen
US9454277B2 (en) 2004-05-06 2016-09-27 Apple Inc. Multipoint touchscreen
US9710095B2 (en) 2007-01-05 2017-07-18 Apple Inc. Touch screen stack-ups
US9727193B2 (en) 2010-12-22 2017-08-08 Apple Inc. Integrated touch screens

Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6319760B1 (en) 1998-10-28 2001-11-20 Hyundai Electronics Industries Co., Ltd. Manufacturing method of liquid crystal display having high aperture ratio and high transmittance
US6429918B1 (en) 1998-10-29 2002-08-06 Hyundai Display Technology Inc. Liquid crystal display having high aperture ratio and high transmittance
JP2001033758A (ja) * 1999-07-26 2001-02-09 Nec Corp 液晶表示装置
US7075521B2 (en) * 2001-09-11 2006-07-11 Sharp Kabushiki Kaisha Input-output integrated type display device
KR100464316B1 (ko) * 2001-09-27 2005-01-03 삼성전자주식회사 고분자 필름을 이용한 포인팅 장치, 그 장치의 생산 방법,그 장치를 위한 포인팅 정보 검출 장치 및 방법
US9454277B2 (en) 2004-05-06 2016-09-27 Apple Inc. Multipoint touchscreen
US10908729B2 (en) 2004-05-06 2021-02-02 Apple Inc. Multipoint touchscreen
US10331259B2 (en) 2004-05-06 2019-06-25 Apple Inc. Multipoint touchscreen
US11604547B2 (en) 2004-05-06 2023-03-14 Apple Inc. Multipoint touchscreen
US11175762B2 (en) 2006-06-09 2021-11-16 Apple Inc. Touch screen liquid crystal display
US9244561B2 (en) 2006-06-09 2016-01-26 Apple Inc. Touch screen liquid crystal display
US9268429B2 (en) 2006-06-09 2016-02-23 Apple Inc. Integrated display and touch screen
JP2014194802A (ja) * 2006-06-09 2014-10-09 Apple Inc タッチ・スクリーン液晶ディスプレイ
US9575610B2 (en) 2006-06-09 2017-02-21 Apple Inc. Touch screen liquid crystal display
US10976846B2 (en) 2006-06-09 2021-04-13 Apple Inc. Touch screen liquid crystal display
US10191576B2 (en) 2006-06-09 2019-01-29 Apple Inc. Touch screen liquid crystal display
US11886651B2 (en) 2006-06-09 2024-01-30 Apple Inc. Touch screen liquid crystal display
KR20210131461A (ko) * 2006-06-09 2021-11-02 애플 인크. 터치 스크린 액정 디스플레이
US9710095B2 (en) 2007-01-05 2017-07-18 Apple Inc. Touch screen stack-ups
US10521065B2 (en) 2007-01-05 2019-12-31 Apple Inc. Touch screen stack-ups
JP2009003414A (ja) * 2007-05-18 2009-01-08 Seiko Epson Corp 表示装置および電子機器
JP2009258182A (ja) * 2008-04-11 2009-11-05 Sony Corp 表示装置とその駆動方法
JP2011008726A (ja) * 2009-06-29 2011-01-13 Sony Corp タッチセンサ、表示装置および電子機器
JP2011008725A (ja) * 2009-06-29 2011-01-13 Sony Corp タッチセンサ、表示装置および電子機器
US10409434B2 (en) 2010-12-22 2019-09-10 Apple Inc. Integrated touch screens
US9727193B2 (en) 2010-12-22 2017-08-08 Apple Inc. Integrated touch screens

Also Published As

Publication number Publication date
JP3817012B2 (ja) 2006-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0144543B1 (ko) 좌표검출 정확도가 높은 표시일체형 타블렛장치 및 그 구동방법
JP3678801B2 (ja) 表示一体型タブレット装置
US5357266A (en) Display-integrated type tablet device
KR101320500B1 (ko) 터치형 전기영동 표시장치
US4841290A (en) Display unit
JP3817012B2 (ja) 座標検出機能付液晶表示装置とその駆動回路
JP3698803B2 (ja) 座標入力装置
JPH08106358A (ja) タブレット機能付き液晶表示装置、アクティブマトリクス型液晶表示装置及びタブレット機能付き液晶表示装置の駆動方法
JPH09120334A (ja) タブレット付液晶表示装置
KR102189480B1 (ko) 터치패널 표시장치
JPH05233147A (ja) ディスプレイ一体型タブレット
JPH04337824A (ja) 表示一体型タブレット
JP3192522B2 (ja) 表示一体型タブレット装置およびその駆動方法
JP3329028B2 (ja) 座標検出装置付き表示装置
JP3183773B2 (ja) 表示一体型タブレット装置
JPH03296127A (ja) タブレット機能付きフラットディスプレイ
JP2638331B2 (ja) 座標入力装置
JP3009933B2 (ja) 表示一体型タブレット
JPH086722A (ja) 入力一体型液晶表示装置及び座標検出方法
JP3085837B2 (ja) 位置検出装置
JP2911083B2 (ja) 表示一体型タブレット装置
JPH0830373A (ja) 位置検出装置
JPH0863288A (ja) 入力一体型ディスプレイ装置
JPH06314165A (ja) 表示一体型タブレット装置およびその駆動方法
JPH0749669A (ja) マトリクスパネルの座標位置検出法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040308

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060420

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060523

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060609

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100616

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100616

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110616

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120616

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130616

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130616

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140616

Year of fee payment: 8

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees