JP3815085B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ等の電子写真プロセスを利用した画像形成装置に関し、詳しくは、サイズの異なる多種類の用紙を収容することができるいわゆる複合トレイユニットを具備する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
いわゆる複合トレイユニットに関する技術を掲載した文献として、例えば、特開平8−208051号公報や特開平10−55082号公報がある。特開平8−208051号公報には、給紙方向及びこの逆方向へ移動自在な複数のトレイを支持すると共に反給紙方向側の一端部が回転自在に支持された支持プレートや、この支持プレートを回動させることにより、給紙方向側に移動させたトレイをピックアップローラに接近離間させる押上アーム等を備えた画像形成装置の用紙収容装置が掲載されている。この用紙収容装置を具備する画像形成装置では、所望のトレイを給紙方向へ移動させて支持プレートを回動させることにより、当該トレイに収容された最上位置の用紙の1面がピックアップローラに押圧され、用紙を取り出し可能な状態となる。このため、装置を複雑化、大型化することなく1つの給紙機構で複数の用紙収容トレイから用紙を取り出すことができる。
【0003】
また、特開平10−55082号公報に記載された画像形成装置では、多種用紙収容トレイ(複合トレイユニット)のスライドフレームの給紙方向側に1対の係止ピンを形成すると共に、プリンタ(画像形成装置)本体および多種用紙収容トレイのトレイフレームの当該係止ピンに対向する位置にそれぞれ係止孔が形成されている。このような画像形成装置では、用紙載置台(用紙収容トレイ)に積載された用紙を給紙機構に供給するためにスライドフレームを給紙方向側に所定量移動させると、1対の係止ピンが係止孔に挿入され、これにより用紙収容トレイが給紙方向側に移動している際に多種用紙収容トレイがプリンタ本体から引き出される事態を防止することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の特開平8−208051号公報および特開平10−55082号公報に記載の画像形成装置においては、いずれも以下のような問題があった。
【0005】
すなわち、上記公報に掲載された画像形成装置をはじめとする複合トレイユニットを備えた画像形成装置では、各用紙収容トレイは、当該用紙収容トレイに用紙を補給するための用紙補給位置と給紙機構が用紙を送り出すための給紙位置とに移動可能であるが、給紙動作中に用紙切れやペーパージャムが発生した場合、用紙収容トレイは給紙位置に維持されたままであった。そして、複合トレイユニットを画像形成装置本体から引き出すために、各用紙収容トレイを用紙補給位置に返還させるいわゆる引き出しボタンを作業者が押すことで、はじめて各用紙収容トレイを用紙補給位置に移動させることができた。つまり、複合トレイユニットを画像形成装置本体から引き出すためには、作業者は必ず引き出しボタンを押さなければならず、作業性及び生産性が悪く、煩わしさに耐えなかった。
【0006】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、用紙収容トレイを用紙補給位置に移動させる作業の煩わしさを解消できる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、用紙を収容可能な用紙収容トレイをトレイフレーム内に複数有する複合トレイユニットを備え、複合トレイユニットから送り出された用紙に画像を形成する画像形成装置において、複合トレイユニットに収容された用紙を送り出す給紙手段と、給紙手段から送られてきた用紙に画像を形成する画像形成手段と、各用紙収容トレイを、トレイフレーム内において、各用紙収容トレイに用紙を補給するための用紙補給位置と給紙手段が用紙を送り出すための給紙位置との間を移動させる移動手段と、移動手段および給紙手段に移動指令および給紙開始指令を各々送信する制御手段と、用紙収容トレイに収容された用紙を送り出せる給紙可能状態に複合トレイユニットがならないことを検出する給紙不可状態検出手段と、を備え、制御手段が移動手段又は給紙手段に移動指令又は給紙開始指令を送信した後、複合トレイユニットが給紙可能状態にならないことを給紙不可状態検出手段が検出した場合に、制御手段は、各用紙収容トレイを用紙補給位置に移動させる移動指令を移動手段に送信することを特徴とする。
【0008】
請求項1記載の発明に係る画像形成装置においては、各用紙収容トレイは、移動手段によって、用紙を補給するための用紙補給位置と用紙を送り出すための給紙位置とに移動させられる。また、給紙手段によって、給紙位置に配置された用紙収容トレイから画像形成手段に向けて用紙が送り出される。そして、上記移動手段および給紙手段は、制御手段の移動指令および給紙開始指令に従って各々駆動することになる。ここで、本発明においては、制御手段が移動手段又は給紙手段に移動指令又は給紙開始指令を送信した後、複合トレイユニットが例えば用紙切れやペーパージャム等の理由によって給紙可能状態にならないことが給紙不可状態検出手段によって検出された場合に、各用紙収容トレイは制御手段によって用紙補給位置に移動させられる。これにより、各用紙収容トレイを用紙補給位置に返還させるために作業者が引き出しボタンを押すという煩わしい作業が不要となり、作業性及び生産性が向上する。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、給紙不可状態検出手段は、給紙手段による用紙の送り出し動作が終了したことを検出する給紙終了検出手段を含み、制御手段が給紙手段に給紙開始指令を送信した後、所定時間が経過しても用紙の送り出し動作の終了が給紙終了検出手段により検出されない場合に、制御手段は、複合トレイユニットが給紙可能状態にならなかったとして、各用紙収容トレイを用紙補給位置に移動させる移動指令を移動手段に送信することを特徴とする。
【0010】
請求項2記載の発明に係る画像形成装置によれば、給紙終了検出手段によって、給紙手段による用紙の送り出し動作が終了したことが検出される。そして、制御手段が給紙手段に給紙開始指令を送信した後、所定時間が経過しても用紙の送り出し動作の終了が給紙終了検出手段により検出されない場合は、用紙収容トレイ内の用紙が無くなったり、ペーパージャムが発生した可能性がある。この場合、各用紙収容トレイは制御手段によって用紙補給位置に移動させられる。これにより、各用紙収容トレイを用紙補給位置に返還させるために作業者が引き出しボタンを押すという煩わしい作業が不要となり、作業性及び生産性が向上する。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の画像形成装置において、給紙不可状態検出手段は、各用紙収容トレイが給紙位置にあることを検出する第一のトレイ検出手段を含み、制御手段が移動手段に用紙収容トレイを給紙位置に移動させる移動指令を送信した後に、所定時間が経過しても用紙収容トレイが給紙位置に到達したことが第一のトレイ検出手段により検出されない場合に、制御手段は、複合トレイユニットが給紙可能状態にならなかったとして、各用紙収容トレイを用紙補給位置に移動させる移動指令を移動手段に送信することを特徴とする。
【0012】
請求項3記載の発明に係る画像形成装置によれば、第一のトレイ検出手段によって、各用紙収容トレイが給紙位置にあることが検出される。そして、制御手段が移動手段に用紙収容トレイを給紙位置に移動させる移動指令を送信した後、所定時間が経過しても用紙収容トレイが給紙位置に到達したことが第一のトレイ検出手段により検出されない場合は、当該用紙収容トレイに収容可能な用紙サイズよりも大きな用紙が当該トレイに収容され、用紙収容トレイからはみ出した用紙が用紙収容トレイの給紙位置への移動を妨げている可能性がある。この場合、各用紙収容トレイは制御手段によって用紙補給位置に移動させられる。これにより、各用紙収容トレイを用紙補給位置に返還させるために作業者が引き出しボタンを押すという煩わしい作業が不要となり、作業性及び生産性が向上する。
【0013】
請求項4記載の発明は、請求項1〜請求項3記載の画像形成装置において、各用紙収容トレイは、用紙補給位置と給紙位置との間の待機位置に移動可能であり、給紙不可状態検出手段は、各用紙収容トレイが待機位置にあることを検出する第二のトレイ検出手段を含み、制御手段が移動手段に各用紙収容トレイを用紙補給位置から待機位置に移動させる移動指令を送信した後に、所定時間が経過しても用紙収容トレイが待機位置に到達したことが第二のトレイ検出手段により検出されない場合に、制御手段は、複合トレイユニットが給紙可能状態にならなかったとして、各用紙収容トレイを用紙補給位置に移動させる移動指令を移動手段に送信することを特徴とする。
【0014】
請求項4記載の発明に係る画像形成装置によれば、各用紙収容トレイが用紙補給位置と各用紙収容トレイの何れかに対応する給紙位置との間の待機位置に移動可能であり、第二のトレイ検出手段によって、各用紙収容トレイが待機位置にあることが検出される。そして、制御手段が移動手段に各用紙収容トレイを待機位置に移動させる移動指令を送信した後、所定時間が経過しても各用紙収容トレイが待機位置に到達したことが第二のトレイ検出手段により検出されない場合は、当該用紙収容トレイに収容可能な用紙サイズよりも大きな用紙が当該トレイに収容され、用紙収容トレイからはみ出した用紙が用紙収容トレイの待機位置への移動を妨げている可能性がある。この場合、各用紙収容トレイは制御手段によって用紙補給位置に移動させられる。これにより、各用紙収容トレイを用紙補給位置に返還させるために作業者が引き出しボタンを押すという煩わしい作業が不要となり、作業性及び生産性が向上する。
【0015】
請求項5記載の発明は、請求項1〜請求項4記載の画像形成装置において、複合トレイユニットの全ての用紙収容トレイについて用紙の有無を確認することを指示する指示手段を更に備え、給紙不可状態検出手段は、用紙の有無を検出するための用紙検出位置に用紙収容トレイが位置する際に当該用紙収容トレイ内に用紙が収容されていないことを検出する用紙切れ検出手段を含み、移動手段は、制御手段からの移動指令に基づいて、各用紙収容トレイを用紙検出位置に移動させ、前記指示手段からの前記指示に従って、制御手段が各用紙収容トレイを用紙検出位置に移動させる移動指令を移動手段に送信した後、用紙切れ検出手段が全ての用紙収容トレイに用紙が収容されていないことを検出した場合に、制御手段は、複合トレイユニットが給紙可能状態にならなかったとして、各用紙収容トレイを用紙補給位置に移動させる移動指令を移動手段に送信することを特徴とする。
【0016】
請求項5記載の発明に係る画像形成装置によれば、用紙切れ検出手段によって、用紙収容トレイ内に用紙が収容されていないことを検出可能である。そして、作業者が例えば電源スイッチやリセットボタン等の指示手段によって全ての用紙収容トレイについて用紙の有無を確認することを指示すると、制御部は、各用紙収容トレイを用紙検出位置に移動させる移動信号を移動手段に送信する。用紙収容トレイが用紙検出位置に到達すると、用紙切れ検出手段は、当該用紙収容トレイに用紙が収容されているか否かを確認する。この用紙の有無の確認は、トレイフレームに収容された全ての用紙収容トレイについて行われる。その結果、用紙切れ検出手段が、いずれの用紙収容トレイにも用紙が収容されていないことを検出した場合は、各用紙収容トレイは制御手段によって用紙補給位置に移動させられる。これにより、各用紙収容トレイを用紙補給位置に返還させるために作業者が引き出しボタンを押すという煩わしい作業が不要となり、作業性及び生産性が向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明に係る画像形成装置の好適な実施形態について詳細に説明する。尚、同一要素には同一符号を用いるものとし、重複する記載は省略する。
【0018】
図1は、本実施形態の画像形成装置である複写機を示す概略構成図である。同図において、この複写機は、上面にコピーガラス1aが設けられた装置本体1と、この装置本体1の上部にコピーガラス1aを開閉自在に覆うように設置され、載置部(図示せず)に置かれた原稿を自動的にコピーガラス1a上に搬送する自動原稿搬送装置2と、装置本体1に出し入れ可能に設けられ、用紙を収容する複数(ここでは3つ)の給紙トレイユニット10,10a,10bとを備えている。
【0019】
装置本体1は、自動原稿搬送装置2によりコピーガラス1a上に搬送された移動原稿またはコピーガラス1a上に載置された固定原稿の画像を読み取って画像信号に変換する原稿読取部3と、この原稿読取部3からの画像信号に基づいて用紙上に可視像を形成する画像形成部4と、この画像形成部4に対して用紙を供給する給紙部5とを有している。
【0020】
画像形成部4は、帯電装置(図示せず)により帯電され、露光装置14からのレーザビームにより露光されることによって静電潜像を形成する感光体ドラム6と、この感光体ドラム6上に形成された静電潜像をトナー等の現像剤で画像として可視化すなわち現像する現像装置7と、この現像装置7により現像された画像を給紙部5から送られてきた用紙に転写する転写装置8と、この転写装置8により用紙に転写された画像を当該用紙に定着させて排出口13に送り出す定着装置9とを有している。
【0021】
給紙部5は、給紙トレイユニット10,10a,10bに対応して設けられた給紙装置11,11a,11bと、この給紙装置(給紙手段)11,11a,11bから送り出された用紙を画像形成部4に搬送するための複数の搬送ロール12とを有している。ここで、給紙トレイユニット10は複数種類の用紙を収容することができるいわゆる複合トレイユニットであり、給紙トレイユニット10a,10bは所定のサイズの用紙のみを収容する一般的なトレイユニットである。なお、1点鎖線Rは給紙装置11,11a,11bから送り出された用紙の搬送路である。
【0022】
次に、本実施形態に係る複写機の主要部分である複合トレイユニット10及びこれに対応した給紙装置11について説明する。
【0023】
図2は、給紙装置11の構成を含んだ複合トレイユニット10内の側面図であり、図3は、複合トレイユニット10内の上面図である。複合トレイユニット10は、装置本体1に対して出し入れ可能なトレイフレーム21を有し、このトレイフレーム21には、支持プレート23が給紙装置11と反対側の端部に設けられたヒンジ部材22を介して回動自在に支持されている。また、トレイフレーム21の底部略中央には押上アーム25が回動自在に取り付けられ、この押上アーム25はトレイリフトモータ26の回転により回動し、さらに、支持プレート23がヒンジ部材22を支点として押上アーム25の回動に従動して回動する。すなわち、、トレイリフトモータ26を図における反時計方向に回転(オン)させると支持プレート23が押し上げられ、トレイリフトモータ26を時計方向に回転(オン)させると支持プレート23が下げられる。
【0024】
なお、支持プレート23を押し上げる手段としては、これ以外にも、例えば支持プレート23にクランプされたタイミングベルトと、タイミングベルトを駆動するモータとを設け、タイミングベルトの上下動に連動して支持プレート23も上下動するようにしてもよい。
【0025】
支持プレート23上には、3つの用紙収容トレイT1,T2,T3が下から順に積み重ねられており、最下段の用紙収容トレイT1に最も大きなサイズの用紙が収容され、最上段の用紙収容トレイT3に最も小さなサイズの用紙が収容され、中段の用紙収容トレイT2に中間サイズの用紙が収容されるようになっている。また、図3に示すように、用紙収容トレイT1〜T3は、それぞれ、用紙を収容するための収容部28と、この収容部28の両側に位置する支持機構29,29とからなり、収容部28には用紙の収容位置及び用紙サイズを決めるための3つのガイド部材30が取り付けられている。
【0026】
ここでは、3つのガイド部材30で位置決めを行ういわゆるセンタレジ方式を採用しているが、収容部28の一側板と2つのガイド部材30で位置決めを行ういわゆるサイドレジ方式を採用してもよい。また、収容部28を支持機構29,29に対して給紙装置11と反対側の端部を中心に回動可能な構成とし、用紙収容トレイT1,T2の収容部28に用紙を入れやすくすることもできる。
【0027】
支持機構29には、用紙収容トレイT1〜T3を給紙装置11の位置する方向(以下、「給紙方向」という)およびその逆方向(以下、「反給紙方向」という)に移動させる駆動機構が設けられている。以下、この駆動機構の詳細を説明する。
【0028】
図4は、図3に示す複合トレイユニット10のIV-IV方向の断面図であり、用紙収容トレイT1〜T3の支持機構29の駆動機構が示されている。以下、用紙収容トレイT1に接続された支持機構を支持機構29a、用紙収容トレイT2に接続された支持機構を支持機構29b、用紙収容トレイT3に接続された支持機構を支持機構29cとする。この図において、用紙収容トレイT1の支持機構29(支持機構29a)の反給紙方向側の端部(以下、「後端部」という)には長孔31が形成され、この長孔31内にはカム40が軸32によって支持機構29aに対して回動自在に配置されている。カム40の先端部には、下方に突出する半円状の駆動部40aおよび上方に突出する略矩形状の係合部40bが形成されている。また、上記支持プレート23にはカム面41aを有する長孔41が形成されており、この長孔41にカム40の駆動部40aが入り込めるようになっている。
【0029】
支持機構29aの中央部には前後方向(図4で見て左右方向)に延びるカム溝34が形成されており、このカム溝34は、第1溝部34aと、この第1溝部34aから給紙方向に延び、第1溝部34aよりも深い第2溝部34bとで構成されている。また、支持機構29aの給紙方向側の端部(以下、「前端部」という)には前後方向に延びるガイド溝35が形成されている。
【0030】
用紙収容トレイT2の支持機構29(支持機構29b)の中央部には長孔36が形成され、この長孔36内にはカム42が軸37によって支持機構29bに対して回動自在に配置されている。このカム42は、上記カム40とほぼ同じ形状の駆動部42aおよび係合部42bを有し、駆動部42aはカム溝34の第1溝部34aに前後方向に摺動できるように収容されている。また、長孔36の後端部には段部36aが形成され、この段部36aにカム40の係合部40bが収容されている。また、支持機構29bの先端部には、上記ガイド溝35と同様のガイド溝38が形成されるとともに、下方に突出し、ガイド溝35内を摺動するスライド部43が形成されている。
【0031】
用紙収容トレイT3の支持機構29(支持機構29c)の先端部には、上記カム42の係合部42bを収容する溝39が形成されるとともに、下方に突出し、ガイド溝38内を摺動するスライド部44が形成されている。
【0032】
また、図3に示すように、用紙収容トレイT3の支持機構29の両側部にはラック46がそれぞれ取り付けられており、ラック46にはピニオン47が噛み合わせられ、このピニオン47はトレイシフトモータ48により回転するようになっている。このとき、複合トレイユニット10の前面側(図3の下側)のトレイシフトモータ48を時計方向へ回転(オン)させると、その回転がピニオン47を介してラック46に伝達され、用紙収容トレイT3が給紙方向(前方)へ移動し、トレイシフトモータ48を反時計方向へ回転(オン)させると、その回転がピニオン47を介してラック46に伝達され、用紙収容トレイT3が反給紙方向(後方)へ移動する。尚、上記支持機構29、押上アーム25、この押上アーム25を回動させて用紙収容トレイT1〜T3を回動させる上記トレイリフトモータ26(図2参照)、及びトレイシフトモータ48によって、用紙収容トレイT1〜T3を移動させる移動手段が構成されている。以下、用紙収容トレイT1〜T3の移動の一例を説明する。
【0033】
用紙収容トレイT1〜T3が図2に示すようにトレイフレーム21の最後部側にある状態において、トレイシフトモータ48(図3参照)を時計方向へ回転させると、その回転がピニオン47を介してラック46に伝達され、用紙収容トレイT3が給紙方向(前方)へ移動する。このとき、図4に示すように、用紙収容トレイT1〜T3はそれぞれカム40,42によって係合させられているため、用紙収容トレイT1,T2は用紙収容トレイT3とともに給紙方向へ移動する。そして、用紙収容トレイT1のカム40が支持プレート23の長孔41に達すると、カム40が回動してその駆動部40aが長孔41に入り込み、これにより用紙収容トレイT1はそれ以上給紙方向へ移動しなくなる。
【0034】
このようにカム40が回動した結果、カム40の係合部40bが上側の用紙収容トレイT2の溝36から抜け出し、これにより用紙収容トレイT2と用紙収容トレイT1との係合状態が解除され、用紙収容トレイT2の支持機構29bは用紙収容トレイT1の支持機構29a上を摺動する。このとき、用紙収容トレイT2のスライダ部43は用紙収容トレイT1のガイド溝35内を摺動し、用紙収容トレイT2のカム42は用紙収容トレイT1のカム溝34の第1溝部34aを摺動する。そして、カム42がカム溝34の第2溝部34bに達すると、カム42が回動して駆動部42aが第2溝部34bに入り込み、その先端側壁部に当接すると、用紙収容トレイT2はそれ以上給紙方向へ移動しなくなる。その後、トレイシフトモータ48をオフにすると、用紙収容トレイT3が停止する。
【0035】
また、複合トレイユニット10は、図2および図3に示すように、用紙収容トレイT3が後述する用紙補給位置にあるか否かを検出する第1トレイ位置センサ51と、用紙収容トレイT3が後述する待機位置にあるか否かを検出する第2トレイ位置センサ(第二のトレイ検出手段)52と、支持プレート23の先端部が押上アーム25によって押し上げられず最低レベルにあるか否かを検出する第1トレイレベルセンサ(第二のトレイ検出手段)53とを有している。
【0036】
位置センサ51,52は各々、互いに向き合う投光器および受光器より構成されており、投光器から出射された光が受光器で受光されるかどうかによって用紙収容トレイT3の位置を検出するフォトセンサであり、用紙収容トレイT1〜T3の一側面側に配置されたガイド部29gに所定の間隔を隔てて設けられている。ここで、用紙収容トレイT3が用紙補給位置(後述)にあるときは、用紙収容トレイT3の側面後端部に取り付けられた検出用片29hが第1トレイ位置センサ51の投光器から出射された光を遮り、受光器で受光できなくなる。また、用紙収容トレイT3が待機位置(後述)にあるときは、用紙収容トレイT3の検出用片29hが第2トレイ位置センサ52の投光器から出射された光を遮り、受光器で受光できなくなる。また、第1トレイレベルセンサ53にも、上記のようなフォトセンサが使用されている。
【0037】
尚、図3に示すように、複合トレイユニット10の前面部には、用紙収容トレイT1〜T3が用紙補給位置にある場合に点灯するインジケータ71が備えられている。ここで、用紙補給位置とは、用紙補給のために設定されている位置のことであり、本実施形態では図2に示すように用紙収容トレイT1〜T3の全てが最後部側にある位置をいう。
【0038】
また、装置本体1における複合トレイユニット10の挿入部には、複合トレイユニット10が装置本体1に差し込まれているか否かを検出するトレイ挿入センサ57が設けられている。
【0039】
給紙装置11は、図2に示すように、複合トレイユニット10の用紙収容トレイT1〜T3に収容された用紙に当接(圧接)して当該用紙を順次送り出すピックアップロール15と、このピックアップロール15からの用紙を重送を防止しながら送り出すフィードローラ16aおよびリタードローラ16bと、ピックアップロール15およびフィードローラ16aを駆動する給紙モータ17とを有している。フィードローラ16aと対をなすリタードローラ16bは、フィードローラ16aの回転により連れ回る。ここで、ピックアップロール15は、ソレノイド等により用紙に対して当接/離隔できるようにすることもできる。
【0040】
また、給紙装置11は、第2トレイレベルセンサ(第一のトレイ検出手段)54と、用紙切れセンサ(用紙切れ検出手段)55と、用紙通過センサ(給紙終了検出手段)56と、を有している。第2トレイレベルセンサ54は、用紙収容トレイT1〜T3がピックアップロール15で用紙を送り出すことができる高さ位置(以下、「給紙位置」という)にあるか否かを検出するセンサである。詳しくは、用紙収容トレイT1〜T3に収容された用紙の上面または用紙切れの場合は用紙収容トレイT1〜T3の底部上面によってピックアップロール15が押し上げられたか否かに応じて、用紙収容トレイT1〜T3が給紙位置にあるか否かを検出する。用紙切れセンサ55は、用紙収容トレイT1〜T3が給紙位置にあるときに、当該用紙収容トレイT1〜T3に用紙があるか否かを検出するセンサである。尚、本実施形態では、給紙位置が用紙の有無を検出するための用紙検出位置となっているが、用紙有無の検出は他の位置で行うようにしてもよい。用紙通過センサ56は、フィードローラ16aおよびリタードローラ16bの下流側に設けられ、給紙装置11により送り出された用紙が通過したか否かを検出するセンサである。なお、これらのセンサ54〜56にも、上述したようなフォトセンサが使用される。
【0041】
ここで、図5を用いて、用紙収容トレイT1〜T3の移動パターンを説明する。尚、図の見易さを考慮し、符号は図5(a)にのみ付した。図5(a)は、用紙収容トレイT1〜T3が上述の用紙補給位置にある場合を示している。この場合は、第1トレイ位置センサ51及び第1トレイレベルセンサ53がオンになる。また、複合トレイユニット10は、用紙収容トレイT1〜T3が用紙補給位置にある場合にのみ、画像形成装置本体1(図1参照)から抜き出せるように構成されている。図5(b)は、用紙収容トレイT1〜T3が待機位置にある場合を示している。この場合は、第2トレイ位置センサ52及び第1トレイレベルセンサ53がオンになる。
【0042】
なお、待機位置とは、図5(b)に示されているように、用紙収容トレイT1,T2が最も前方側にあり、用紙収容トレイT3が用紙収容トレイT2に対して最も後方側にある位置をいう。この待機位置は、最下段の用紙収容トレイT1に対応する給紙位置と最上段の用紙収容トレイT3に対応する給紙位置との間の移動経路のほぼ中間の位置である。
【0043】
図5(c)は、用紙収容トレイT3が給紙位置にある状態を示しており、用紙収容トレイT3は、図5(b)の待機位置から図5(f)のシフト位置を介して、この給紙位置に到達する。用紙収容トレイT3が給紙位置にある場合は、第2トレイレベルセンサ54がオンになる。図5(d)は、用紙収容トレイT2が給紙位置にある状態を示しており、用紙収容トレイT2は、図5(b)の待機位置から前後方向にシフトすることなく支持プレート23を回動させるだけで、この給紙位置に到達することができる。用紙収容トレイT2が給紙位置にある場合は、第2トレイ位置センサ52及び第2トレイレベルセンサ54がオンになる。
【0044】
図5(e)は、用紙収容トレイT1が給紙位置にある状態を示しており、用紙収容トレイT1は、図5(b)の待機位置から図5(g)のシフト位置を介して、この給紙位置に到達する。用紙収容トレイT1が給紙位置にある場合は、第2トレイレベルセンサ54がオンになる。以上が、用紙収容トレイT1〜T3の移動パターンである。
【0045】
続いて、図6を用いて、複合トレイユニット10及び給紙機構11の各種モータ等の駆動手段を制御するための制御系の構成について説明する。本実施形態に係る複写機は、図6に示すように、上述した構成の他に、用紙選択ボタン62、枚数設定ボタン63、給紙開始ボタン64、リセットスイッチ65等の入力手段と、装置本体1の上面前部に設けられた表示部72と、電源スイッチ66により作動しタイマを内臓したCPU80と、後述するフローチャートで示す処理プログラムが書き込まれたROM81と、CPU80による処理中にデータを一時的に記憶するRAM82とを備えている。
【0046】
用紙選択ボタン62は給紙する用紙を選択するための入力ボタンであり、枚数設定ボタン63は用紙選択ボタン62で選択された用紙の給紙枚数を設定するための入力ボタンであり、給紙開始ボタン64は用紙選択ボタン62で選択された用紙の給紙開始を指示するための入力ボタンであり、これらの入力ボタン62〜64は装置本体1の上面部に設けられている。また、リセットスイッチ65は、例えばメンテナンス終了後に後述するイニシャライズ動作(初期化)を行うことを指示するためのスイッチである。
【0047】
CPU80は、上記のセンサ51〜56、入力ボタン62〜64、リセットスイッチ65、電源スイッチ66からの信号を入力し、ROM81に書き込まれた処理プログラムを実行して、複合トレイユニット10のトレイシフトモータ48、トレイリフトモータ26及び給紙装置11の給紙モータ17に制御信号を出力すると共に、インジケータ71及び表示部72に表示信号を出力する。
【0048】
次に、図7〜図12を用いて、CPU80の制御手順を説明する。
【0049】
まず、図7〜図10を用いて、電源スイッチ66がオンにされたときや、例えばメンテナンス後にリセットスイッチ65が押されたときのイニシャライズ処理中のCPU80の制御手順、詳しくは、電源スイッチ66やリセットスイッチ65等の指示手段からの信号に従って用紙収容トレイT1〜T3の用紙の有無を検出する手順を説明する。
【0050】
電源投入されたり、リセット状態にされると、CPU80は、RAM82の記憶データ等の各種変数を初期化し(ステップ100)、続いて用紙収容トレイT1〜T3を待機位置に移動させるための駆動信号をトレイシフトモータ48に送信する(ステップ101)。その後、CPU80は、用紙収容トレイT1〜T3が待機位置(図5(b)参照)に到達したことを検出する第2トレイ位置センサ52及び第1トレイレベルセンサ53からの信号を所定の時間待つ(ステップ102)。尚、電源投入時に用紙収容トレイT1〜T3が用紙補給位置にある場合は、ステップ101において、CPU80は、トレイシフトモータ48のみに駆動信号を送信すればよいが、用紙収容トレイT1〜T3が用紙補給位置でなく給紙位置等にある場合は、CPU80は、トレイリフトモータ26にも信号を送信する。
【0051】
トレイシフトモータ48に駆動信号を送信してから所定の時間が経過しても用紙収容トレイT1〜T3が待機位置に到達しない場合(ステップ117)は、CPU80は、用紙収容トレイT1〜T3を用紙補給位置に移動させる信号をトレイシフトモータ48に送信する(ステップ118)。
【0052】
ここで、図13(a)を用いて、このように所定の時間内に用紙収容トレイT1〜T3が待機位置へ到達しない場合に、用紙収容トレイT1〜T3を用紙補給位置へ移動させる理由を説明する。図13(a)に示されているように、例えば、用紙収容トレイT2に、収容可能な用紙サイズよりも大きな用紙が積層されているとする。この場合、用紙収容トレイT2からはみ出した用紙の前端部がトレイフレーム21の内壁に当接するため、用紙収容トレイT2が最前端まで移動できず、待機位置に到達することができない。このため、CPU80は、所定の時間内に用紙収容トレイT1〜T3が待機位置へ到達しない場合は、用紙収容トレイT1〜T3のいずれかに、収容可能なサイズよりも大きな用紙が収容された可能性がある、すなわち、複合トレイユニット10が給紙可能な状態にならないと判断し、用紙収容トレイT1〜T3を用紙補給位置へ移動させる。これにより、作業者が各用紙収容トレイT1〜T3を用紙補給位置に返還させる引き出しボタン(図示せず)を押す必要が無くなり、作業性及び生産性が向上する。尚、ここでは、第2トレイ位置センサ52、第1トレイレベルセンサ53、及び、CPU80によって、複合トレイユニット10が給紙可能状態にならないことを検出する給紙不可状態検出手段が構成されている。また、用紙収容トレイT1〜T3が用紙補給位置に到達すると、インジケータ71が点灯し、作業者は複合トレイユニット10を複写機本体1から取り出せることを確認できる。
【0053】
用紙収容トレイT1〜T3を用紙補給位置に移動させる信号をトレイシフトモータ48に送信した後、CPU80は、表示部72に用紙交換メッセージを表示させる(ステップ119)。その後、CPU80は、複合トレイユニット10が複写機本体1から一旦引き出され後に再び挿入されるのを待ち(ステップ120)、複合トレイユニット10が挿入されたら、ステップ100にリターンする。尚、複合トレイユニット10の装置本体1への挿入は、上記トレイ挿入センサ57によって検出される。
【0054】
一方、ステップ102において、トレイシフトモータ48に駆動信号を送信してから所定の時間内に用紙収容トレイT1〜T3が待機位置に到達した場合は、CPU80は、用紙収容トレイT1〜T3を用紙収容トレイT3に対応した給紙位置(図5(c)参照)に移動させるための駆動信号をトレイシフトモータ48及びトレイリフトモータ26に送信する(ステップ103)。このとき、トレイシフトモータ48をオンにして用紙収容トレイT3を待機位置から前方にシフトさせることによって、用紙収容トレイT1〜T3を用紙収容トレイT3のシフト位置(図5(f)参照)に移動させる。そして、トレイリフトモータ26をオンにすることで用紙収容トレイT1〜T3を上方に移動させて、用紙収容トレイT1〜T3が用紙収容トレイT3の給紙位置に達したことを検出する第2トレイレベルセンサ54からの確認信号を待つ(ステップ104)。
【0055】
そして、トレイリフトモータ26に駆動信号を送信してから所定の時間が経過しても用紙収容トレイT1〜T3が用紙収容トレイT3の給紙位置に到達しない場合(ステップ121)は、CPU80は、ステップ118に進み、用紙収容トレイT1〜T3を用紙補給位置に移動させる信号をトレイリフトモータ26及びトレイシフトモータ48に送信する。その後、CPU80は、上述のステップ119,ステップ120の処理を行う。
【0056】
ここで、図13(b)を用いて、このように所定の時間内に用紙収容トレイT1〜T3が給紙位置へ到達しない場合に、用紙収容トレイT1〜T3を用紙補給位置へ移動させる理由を説明する。例えば、用紙収容トレイT3に、収容可能な用紙サイズよりも大きな用紙が積層されているとする。積層された用紙枚数が少ないと、用紙の先端部がトレイフレーム21の内壁に当接しても、用紙がカールして用紙収容トレイT1〜T3が待機位置に到達してしまう場合がある。この場合は、上記のステップ102及びステップ117の判断では、用紙収容トレイT3内に許容サイズよりも大きな用紙が収容されていることは検出されない。
【0057】
しかし、図13(b)に示されているように、用紙がカールしていると、トレイリフトモータ26によって用紙収容トレイT1〜T3を持ち上げた場合に当該カールした用紙が給紙機構11のガイド部分に引っかかってしまう。このため、用紙収容トレイT1〜T3は給紙位置まで移動することができず、第2トレイレベルセンサ54がオンにならない。このような理由で、CPU80は、所定の時間内に用紙収容トレイT1〜T3が給紙位置へ到達しない場合は、用紙収容トレイT3に収容可能なサイズよりも大きな用紙が収容された可能性がある、すなわち、複合トレイユニット10が給紙可能な状態にならないと判断し、用紙収容トレイT1〜T3を用紙補給位置へ移動させる。これにより、作業者が各用紙収容トレイT1〜T3を用紙補給位置に返還させる引き出しボタン(図示せず)を押す必要が無くなり、作業性及び生産性が向上する。尚、ここでは、第2トレイレベルセンサ54及びCPU80によって、複合トレイユニット10が給紙可能状態にならないことを検出する給紙不可状態検出手段が構成されている。
【0058】
一方、ステップ104において、トレイリフトモータ26に駆動信号を送信してから所定の時間内に用紙収容トレイT1〜T3が用紙収容トレイT3の給紙位置に到達した場合は、CPU80は、トレイリフトモータ26に停止信号を送信する(ステップ105)。続いて、CPU80は、用紙切れセンサ55からの信号に基づいて用紙収容トレイT3に用紙が収容されているか否かを判断し(ステップ106)、用紙収容トレイT3に用紙が無い場合は、RAM82のトレイT3用メモリM3にノーペーパー情報を登録する(ステップ122)。
【0059】
次に、CPU80は、用紙収容トレイT1〜T3を用紙収容トレイT3の給紙位置から用紙収容トレイT2の給紙位置(図5(d)参照)に移動させるための制御信号をトレイシフトモータ48及びトレイリフトモータ26に出力する(ステップ107)。その後、CPU80は、用紙収容トレイT1〜T3が用紙収容トレイT2の給紙位置に達したことを検出する第2レベルセンサ54からの確認信号を待つ(ステップ108)。
【0060】
そして、トレイリフトモータ26に駆動信号を送信してから所定の時間が経過しても用紙収容トレイT1〜T3が用紙収容トレイT2の給紙位置に到達しない場合(ステップ123)は、CPU80は、用紙収容トレイT2に収容された用紙が許容サイズよりも大きかったと判断してステップ118に進み、用紙収容トレイT1〜T3を用紙補給位置に移動させる信号をトレイリフトモータ26及びトレイシフトモータ48に送信する。その後、CPU80は、上述のステップ119,ステップ120の処理を行う。
【0061】
一方、ステップ108において、トレイリフトモータ26に駆動信号を送信してから所定の時間内に用紙収容トレイT1〜T3が用紙収容トレイT2の給紙位置に到達した場合は、CPU80は、トレイリフトモータ26に停止信号を送信する(ステップ109)。続いて、CPU80は、用紙切れセンサ55からの信号に基づいて用紙収容トレイT2に用紙が収容されているか否かを判断し(ステップ110)、用紙収容トレイT2に用紙が無い場合は、RAM82のトレイT2用メモリM2にノーペーパー情報を登録する(ステップ124)。
【0062】
次に、CPU80は、用紙収容トレイT1〜T3を用紙収容トレイT2の給紙位置から用紙収容トレイT1の給紙位置(図5(e)参照)に移動させるための制御信号をトレイシフトモータ48及びトレイリフトモータ26に出力する(ステップ111)。その後、CPU80は、用紙収容トレイT1〜T3が用紙収容トレイT1の給紙位置に達したことを検出する第2レベルセンサ54からの確認信号を待つ(ステップ112)。
【0063】
そして、トレイリフトモータ26に駆動信号を送信してから所定の時間が経過しても用紙収容トレイT1〜T3が用紙収容トレイT1の給紙位置に到達しない場合(ステップ125)は、CPU80は、用紙収容トレイT1に収容された用紙が許容サイズよりも大きかったと判断してステップ118に進み、用紙収容トレイT1〜T3を用紙補給位置に移動させる信号をトレイリフトモータ26及びトレイシフトモータ48に送信する。その後、CPU80は、上述のステップ119,ステップ120の処理を行う。
【0064】
一方、ステップ112において、トレイリフトモータ26に駆動信号を送信してから所定の時間内に用紙収容トレイT1〜T3が用紙収容トレイT1の給紙位置に到達した場合は、CPU80は、トレイリフトモータ26に停止信号を送信する(ステップ113)。続いて、CPU80は、用紙切れセンサ55からの信号に基づいて用紙収容トレイT1に用紙が収容されているか否かを判断し(ステップ114)、用紙収容トレイT1に用紙が無い場合は、RAM82のトレイT1用メモリM1にノーペーパー情報を登録する(ステップ126)。
【0065】
用紙収容トレイT1〜T3全てについて用紙の有無を確認した後、CPU80は、RAM82のメモリM1〜M3の各情報を読み込み、メモリM1〜M3の全てにノーペーパー情報が入っているか、すなわち、どの用紙収容トレイT1〜T3にも用紙が入っていないか否かを判断する(ステップ115)。
【0066】
そして、メモリM1〜M3の全てにノーペーパー情報が入っている、すなわち、どの用紙収容トレイT1〜T3にも用紙が入っていないと判断された場合は、CPU80は、用紙収容トレイT1〜T3を用紙補給位置に移動させる駆動信号をトレイリフトモータ26及びトレイシフトモータ48に送信する(ステップ127)。すなわち、何れの用紙収容トレイT1〜T3にも用紙が入っていない場合は複合トレイユニット10が給紙可能状態にならないため、本実施形態の複写機は、このような場合に用紙収容トレイT1〜T3を用紙補給位置に移動させるように構成されている。これにより、作業者が用紙収容トレイT1〜T3を用紙補給位置に返還させる引き出しボタン(図示せず)を押す必要が無くなり、作業性及び生産性が向上する。尚、ここでは、用紙切れセンサ55及びCPU80によって、複合トレイユニット10が給紙可能状態にならないことを検出する給紙不可状態検出手段が構成されている。
【0067】
用紙収容トレイT1〜T3を用紙補給位置に移動させる信号をトレイリフトモータ26及びトレイシフトモータ48に送信した後、CPU80は、表示部72に、用紙補給メッセージを表示させる(ステップ128)。その後、CPU80は、複合トレイユニット10が複写機の装置本体1から一旦引き出され後に再び挿入されるのを待ち(ステップ129)、複合トレイユニット10が挿入されたら、ステップ100にリターンし、再度、各用紙収容トレイT1〜T3について用紙有無の判断を行う。
【0068】
一方、ステップ115において、用紙収容トレイT1〜T3の何れかには用紙が入っていると判断された場合は、CPU80は、用紙収容トレイT1〜T3を待機位置に移動させる駆動信号をトレイリフトモータ26及びトレイシフトモータ48に送信し(ステップ116)、複合トレイユニット10は、給紙可能状態になる。以上が、イニシャライズ処理中のCPU80の制御手順である。
【0069】
次に、図11及び図12を用いて、イニシャライズ処理終了後のCPU80の制御手順を説明する。尚、ここでは、トレイフレーム21が装置本体1に挿入されてからの流れを説明する。
【0070】
まず、CPU80は、トレイ挿入センサ57からの信号に基づいてトレイフレーム21が装置本体1に挿入されているかどうかを判断し(ステップ201)、トレイフレーム21が装置本体1に挿入されていると判断されると、用紙収容トレイT1〜T3を用紙補給位置から待機位置に移動させるための制御信号をトレイシフトモータ48に出力する(ステップ202)。その後、CPU80は、用紙収容トレイT1〜T3が待機位置(図5(b)参照)に到達したことを検出する第2トレイ位置センサ52及び第1トレイレベルセンサ53からの信号を所定の時間待つ(ステップ203)。
【0071】
トレイシフトモータ48に駆動信号を送信してから所定の時間が経過しても用紙収容トレイT1〜T3が待機位置に到達しない場合(ステップ210)は、CPU80は、用紙収容トレイT1〜T3を用紙補給位置に移動させる信号をトレイシフトモータ48に送信する(ステップ211)。これは、上述のように、用紙収容トレイT1〜T3に収容できるサイズよりも大きな用紙が収容されている可能性があるためである。用紙収容トレイT1〜T3を用紙補給位置に移動させる信号をトレイシフトモータ48に送信した後、CPU80は、表示部72に用紙交換メッセージを表示させ(ステップ212)、その後、ステップ201にリターンする。
【0072】
一方、ステップ203において、トレイシフトモータ48に駆動信号を送信してから所定の時間内に用紙収容トレイT1〜T3が待機位置に到達した場合は、用紙選択ボタン62で給紙する用紙が選択されるのを待つ(ステップ204)。尚、この際にCPU80は、枚数設定ボタン63による印刷枚数の設定も受け付ける。そして、給紙する用紙が選択されると、用紙収容トレイT1〜T3を待機位置から給紙位置に移動させるための制御信号をトレイシフトモータ48及びトレイリフトモータ26に出力する(ステップ205)。その後、CPU80は、用紙収容トレイT1〜T3が給紙位置に到達したことを検出する第2トレイレベルセンサ54からの信号を所定の時間待つ(ステップ206)。
【0073】
トレイリフトモータ26に駆動信号を送信してから所定の時間が経過しても用紙収容トレイT1〜T3が給紙位置に到達しない場合(ステップ213)は、CPU80は、ステップ211に進み、用紙収容トレイT1〜T3を用紙補給位置に移動させる信号をトレイシフトモータ48に送信する(ステップ211)。その後、CPU80は、表示部72に用紙交換メッセージを表示させ(ステップ212)、ステップ201にリターンする。
【0074】
一方、ステップ206において、トレイリフトモータ26に駆動信号を送信してから所定の時間内に用紙収容トレイT1〜T3が給紙位置に到達した場合は、CPU80は、給紙位置に到達した用紙収容トレイT1〜T3に用紙が収容されているか否かを判断する(ステップ207)。尚、用紙収容トレイT1〜T3内の用紙の有無は、上述の用紙切れセンサ55からの信号に基づいて判断する。
【0075】
用紙切れセンサ55から用紙が無い旨の信号が送信された場合、CPU80は、用紙収容トレイT1〜T3を用紙補給位置に移動させる信号をトレイシフトモータ48及びトレイリフトモータ26に送信する(ステップ214)。その後、CPU80は、表示部72に用紙交換メッセージを表示させ(ステップ215)、複合トレイユニット10が複写機の装置本体1から一旦引き出され後に再び挿入されるのを待つ(ステップ216)。そして、複合トレイユニット10が挿入されたら、ステップ205にリターンする。
【0076】
一方、ステップ207において、用紙が用紙収容トレイに収容されていると判断された場合、CPU80は、給紙開始ボタン64で給紙開始が指示されるのを待つ(ステップ208)。そして、給紙開始が指示されると、用紙選択ボタン62で選択された用紙を送り出すための制御信号(給紙開始信号)を給紙モータ17に出力する(ステップ209)。これにより給紙動作が実行される。
【0077】
次に、図12において、CPU80は、用紙通過センサ56からの信号に基づいて枚数設定ボタン63で設定された枚数の給紙が終了したか否かを判断する(ステップ221)。そして、設定枚数の給紙が終了した場合、CPU80は、用紙収容トレイT1〜T3を給紙位置から待機位置に移動させるための制御信号をトレイシフトモータ48及びトレイリフトモータ26に出力する(ステップ222)。これにより、複合トレイユニット10からの給紙動作が終了する。
【0078】
一方、ステップ221において、設定枚数の給紙が終了しない場合、CPU80は、用紙切れセンサ55からの信号に基づいて、給紙位置にある用紙収容トレイに用紙が収容されているか否かを判断する(ステップ223)。
【0079】
そして、用紙切れであると判断された場合、複合トレイユニット10が給紙可能な状態にないため、CPU80は、用紙収容トレイT1〜T3を給紙位置から用紙補給位置に移動させるための制御信号をトレイシフトモータ48及びトレイリフトモータ26に出力する(ステップ224)。これにより、作業者が各用紙収容トレイT1〜T3を用紙補給位置に返還させる引き出しボタン(図示せず)を押す必要が無くなり、作業性及び生産性が向上する。その後、CPU80は、表示部72に用紙補給メッセージを表示させ(ステップ225)、トレイ挿入センサ57からの信号に基づいてトレイフレーム21が装置本体1に挿入されているかどうかを判断し(図11のステップ216)、以後上記と同様の処理を行う。尚、ここでは、用紙通過センサ56及びCPU80によって、複合トレイユニット10が給紙可能状態にならないことを検出する給紙不可状態検出手段が構成されている。
【0080】
また、ステップ223において、給紙位置にある用紙収容トレイに用紙が収容されていると判断された場合は、ピックアップロール15によって送り出された用紙にジャムが発生していることになる。このとき、複合トレイユニット10が給紙可能な状態にないため、CPU80は、用紙収容トレイT1〜T3を給紙位置から用紙補給位置に移動させるための制御信号をトレイシフトモータ48及びトレイリフトモータ26に出力する(ステップ226)。これにより、作業者が各用紙収容トレイT1〜T3を用紙補給位置に返還させる引き出しボタン(図示せず)を押す必要が無くなり、作業性及び生産性が向上する。その後、CPU80は、表示部72にジャム発生メッセージを表示させ(ステップ227)、トレイ挿入センサ57からの信号に基づいてトレイフレーム21が装置本体1に挿入されているかどうかを判断し(図11のステップ216)、以後上記と同様の処理を行う。以上が、イニシャライズ処理終了後のCPU80の制御手順である。
【0081】
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態の画像形成装置は、用紙収容トレイを用紙補給位置に強制的に戻すためのトレイ戻しボタンを備えていないが、かかるトレイ戻しボタンを具備する構成にしてもよい。また、上記実施形態では、画像形成装置として複写機を例にして説明したが、本発明は、この他プリンタ等の画像形成装置にも適用することができる。
【0082】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、制御手段が移動手段又は給紙手段に移動指令又は給紙開始指令を送信した後、複合トレイユニットが例えば用紙切れやペーパージャム等の理由によって給紙可能状態にならないことが給紙不可状態検出手段によって検出された場合に、各用紙収容トレイは制御手段によって用紙補給位置に移動させられる。これにより、各用紙収容トレイを用紙補給位置に返還させるために作業者が引き出しボタンを押すという煩わしい作業が不要となり、作業性及び生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る画像形成装置(複写機)を示す概略構成図である。
【図2】 図1に示す複合トレイの側面断面図である。
【図3】 図1に示す複合トレイの平面断面図である。
【図4】 図3に示す用紙収容トレイの支持機構の側面断面図である。
【図5】 用紙収容トレイの移動パターンを示す図である。
【図6】 図2に示す複合トレイユニット及び給紙機構の駆動手段を制御するための制御系構成図である。
【図7】 図6に示すCPUのイニシャライズ処理中の制御手順を示すフローチャートである。
【図8】 図6に示すCPUのイニシャライズ処理中の制御手順を示すフローチャートである。
【図9】 図6に示すCPUのイニシャライズ処理中の制御手順を示すフローチャートである。
【図10】 図6に示すCPUのイニシャライズ処理中の制御手順を示すフローチャートである。
【図11】 図6に示すCPUのイニシャライズ処理終了後の制御手順を示すフローチャートである。
【図12】 図6に示すCPUのイニシャライズ処理終了後の制御手順を示すフローチャートである。
【図13】 図13(a)は、トレイT2に収容された用紙が大きいため、用紙収容トレイT1〜T3が待機位置に移動できない状態を示す図である。図13(b)は、トレイT3に収容された用紙が大きいため用紙収容トレイT1〜T3が給紙位置に移動できない状態を示す図である。
【符号の説明】
1…装置本体、4…画像形成部、10…複合トレイ、11…給紙装置、17…駆動モータ、21…トレイフレーム、25…押上アーム(移動手段)、26…トレイリフトモータ(移動手段)28…収容部、29…支持機構(移動手段)、48…トレイシフトモータ(移動手段)、51…第1トレイ位置センサ、52…第2トレイ位置センサ(第二のトレイ検出手段)、53…第1トレイレベルセンサ(第二のトレイ検出手段)、54…第2トレイレベルセンサ(第一のトレイ検出手段)、55…用紙切れセンサ(用紙切れ検出手段)、56…用紙通過センサ(給紙終了検出手段)、57…トレイ挿入センサ、80…制御装置、T1〜T3…用紙収容トレイ。

Claims (5)

  1. 用紙を収容可能な用紙収容トレイをトレイフレーム内に複数有する複合トレイユニットを備え、前記複合トレイユニットから送り出された前記用紙に画像を形成する画像形成装置において、
    前記複合トレイユニットに収容された用紙を送り出す給紙手段と、
    前記給紙手段から送られてきた用紙に画像を形成する画像形成手段と、
    前記各用紙収容トレイを、前記トレイフレーム内において、前記各用紙収容トレイに用紙を補給するための用紙補給位置と前記給紙手段が用紙を送り出すための給紙位置との間を移動させる移動手段と、
    前記移動手段および前記給紙手段に移動指令および給紙開始指令を各々送信する制御手段と、
    前記用紙収容トレイに収容された前記用紙を送り出せる給紙可能状態に前記複合トレイユニットがならないことを検出する給紙不可状態検出手段と、を備え、
    前記制御手段が前記移動手段又は前記給紙手段に前記移動指令又は前記給紙開始指令を送信した後、前記複合トレイユニットが前記給紙可能状態にならないことを前記給紙不可状態検出手段が検出した場合に、前記制御手段は、前記各用紙収容トレイを前記用紙補給位置に移動させる移動指令を前記移動手段に送信することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記給紙不可状態検出手段は、前記給紙手段による前記用紙の送り出し動作が終了したことを検出する給紙終了検出手段を含み、
    前記制御手段が前記給紙手段に給紙開始指令を送信した後、所定時間が経過しても前記用紙の送り出し動作の終了が前記給紙終了検出手段により検出されない場合に、前記制御手段は、前記複合トレイユニットが前記給紙可能状態にならなかったとして、前記各用紙収容トレイを前記用紙補給位置に移動させる移動指令を前記移動手段に送信することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記給紙不可状態検出手段は、前記各用紙収容トレイが前記給紙位置にあることを検出する第一のトレイ検出手段を含み、
    前記制御手段が前記移動手段に前記用紙収容トレイを前記給紙位置に移動させる移動指令を送信した後に、所定時間が経過しても前記用紙収容トレイが前記給紙位置に到達したことが前記第一のトレイ検出手段により検出されない場合に、前記制御手段は、複合トレイユニットが給紙可能状態にならなかったとして、前記各用紙収容トレイを前記用紙補給位置に移動させる移動指令を前記移動手段に送信することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記各用紙収容トレイは、前記用紙補給位置と前記給紙位置との間の待機位置に移動可能であり、
    前記給紙不可状態検出手段は、前記各用紙収容トレイが前記待機位置にあることを検出する第二のトレイ検出手段を含み、
    前記制御手段が前記移動手段に前記各用紙収容トレイを前記用紙補給位置から前記待機位置に移動させる移動指令を送信した後に、所定時間が経過しても前記各用紙収容トレイが前記待機位置に到達したことが前記第二のトレイ検出手段により検出されない場合に、前記制御手段は、前記複合トレイユニットが前記給紙可能状態にならなかったとして、前記各用紙収容トレイを前記用紙補給位置に移動させる移動指令を前記移動手段に送信することを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか一項記載の画像形成装置。
  5. 前記複合トレイユニットの全ての前記用紙収容トレイについて前記用紙の有無を確認することを指示する指示手段を更に備え、
    前記給紙不可状態検出手段は、用紙の有無を検出するための用紙検出位置に前記用紙収容トレイが位置する際に当該用紙収容トレイ内に前記用紙が収容されていないことを検出する用紙切れ検出手段を含み、
    前記移動手段は、前記制御手段からの移動指令に基づいて、前記各用紙収容トレイを前記用紙検出位置に移動させ、
    前記指示手段からの前記指示に従って、前記制御手段が前記各用紙収容トレイを前記用紙検出位置に移動させる前記移動指令を前記移動手段に送信した後、前記用紙切れ検出手段が全ての前記用紙収容トレイに前記用紙が収容されていないことを検出した場合に、前記制御手段は、前記複合トレイユニットが前記給紙可能状態にならなかったとして、前記各用紙収容トレイを前記用紙補給位置に移動させる移動指令を前記移動手段に送信することを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか一項記載の画像形成装置。
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