JP3667981B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザープリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
レーザプリンタや複写機あるいはファクシミリ等の画像形成装置で、給紙カセットを画像形成装置本体の下部に設けるものにおいて、増設給紙ユニットはさらにその下に設けられる。また、画像形成装置本体の給紙カセットには、増設給紙ユニットから送られた用紙を画像形成装置本体内の画像形成部に導くための用紙搬送路を設けられた画像形成装置が一般に知られている(例えば、特公平4−27138号公報等参照)。
【0003】
上記特公平4−27138号公報では、給紙カセットに用紙搬送機構を備え、給紙カセットを用紙の繰り出し側から装着・セットする画像形成装置が開示されている。このような画像形成装置においては、本体の給紙カセット内に増設給紙ユニットからの用紙搬送路を持つため、装置本体に給紙カセットが正規の位置に装着・セットされていないと、増設給紙ユニットから用紙を送ることができない。このため、従来では、本体の給紙カセットが、画像形成装置本体に装着・セットされているかどうかを検知する給紙カセットセット検知手段を画像形成装置本体に持ち、給紙カセットがセットされているときは増設給紙ユニットからの通紙を可能とし、セットされていないときは通紙を不可能とするように制御していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の給紙カセットセット検知は、増設給紙ユニットを使用する場合にのみ必要なものであり、増設給紙ユニットを使用しないユーザーにとっては不要なものであった。このため、この給紙カセットセット検知手段が画像形成装置本体に設けられていることにより、増設給紙ユニットを使用しないユーザーにも、本来不要なはずの機能(=給紙カセットセット検知)に対してのコストを負担させるという不具合(問題点)があった。
【0005】
また、増設給紙ユニットを上下段に重ねて複数個設置する場合は、同様に上段の増設給紙ユニットの増設給紙カセット内に用紙搬送路を持つ場合、上段の増設給紙ユニットの増設給紙カセットが装着・セットされていないと下段の増設給紙ユニットから用紙を送ることができない。このため従来は、下段の増設給紙ユニットの増設給紙カセットの増設給紙カセットセット検知手段を上段の増設給紙ユニットに持たせていた。しかしこの場合も上記と同様に、下段の増設給紙ユニットを使用しないユーザーにとっては不要なものであり、下段の増設給紙ユニットを使用しないユーザーに不要なコストを負担させるという不具合(問題点)があった。
【0006】
したがって、本発明は、上述したような事情に鑑みて、上記各問題点を解消することを目的とする。請求ごとの目的を挙げれば、以下のとおりである。
請求項1記載の発明の目的は、給紙カセットが給紙カセット支持部に装着・セットされたことを検知する給紙カセットセット検知手段を、増設給紙ユニット側に設けることにより、画像形成装置本体に給紙カセットセット検知手段を設けないため、増設給紙ユニットを使用しない場合でも増設給紙ユニットを使用するときに必要となる給紙カセットセット検知手段を、画像形成装置本体に設けることによるコストをユーザーに負担させるという不具合を防止することにある。
【0007】
請求項2記載の発明の目的は、給紙カセットセット検知手段に選択的に係合する給紙カセット被検知手段を給紙カセットに設けることにより、請求項1記載の発明の目的を確実に達成することにある。
【0008】
請求項3記載の発明の目的は、複数個の増設給紙ユニットを使用する場合、上段の増設給紙カセットが増設給紙ユニットに装着・セットされたことを検知する増設給紙カセットセット検知手段を、下段の増設給紙ユニット側に設けることにより、上段の増設給紙ユニットに増設給紙カセットセット検知手段を設けないため、増設給紙ユニットを1つしか使用しない場合でも、下段の増設給紙ユニットを使用するときに必要となる上段側増設給紙ユニットの増設給紙カセットセット検知手段を設けることによるコストをユーザーに負担させるという不具合を防止することにある。
【0009】
請求項4記載の発明の目的は、増設給紙カセットセット検知手段に選択的に係合する増設給紙カセット被検知手段を上段の増設給紙カセットに設けることにより、請求項3記載の発明の目的を確実に達成することにある。
【0010】
請求項5記載の発明の目的は、請求項3記載の発明の目的を達成することに加え、給紙カセットセット検知手段と増設給紙カセットセット検知手段とを同一機構の検知手段から構成することにより、部品の共通化を図ると共に、機構の単純化、低コスト化を実現することにある。
【0011】
請求項6記載の発明の目的は、請求項2または4記載の発明の目的を達成することに加え、給紙カセット被検知手段と増設給紙カセット被検知手段とを同一機構の被検知手段から構成することにより、部品の共通化を図ると共に、機構の単純化、低コスト化を実現することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、請求項1記載の発明では、画像形成部を備えた画像形成装置本体の下部に該画像形成装置本体に対して着脱自在に配設され、上記画像形成部へ給送する用紙を積載する給紙カセットと、上記給紙カセットを着脱自在に支持する給紙カセット支持部とを有し、該給紙カセットの下側には、上記画像形成部へ給送する用紙を積載する増設給紙カセットを着脱自在に収納する増設給紙ユニットを少なくとも1個設置することが可能であり、上記給紙カセットには、上記増設給紙ユニットの上記増設給紙カセットから給送された用紙を上記画像形成部に導くための用紙搬送路が設けられている画像形成装置において、上記給紙カセットが上記給紙カセット支持部に装着・セットされたことを検知する給紙カセットセット検知手段を、上記増設給紙ユニット側に設けたことを特徴とする。
【0013】
請求項2記載の発明では、請求項1記載の画像形成装置において、上記給紙カセットには、上記給紙カセットセット検知手段に選択的に係合する給紙カセット被検知手段が設けられていることを特徴とする。
【0014】
請求項3記載の発明では、請求項1または2記載の画像形成装置において、上記増設給紙ユニットを複数個上下段に重ねた状態で設置することが可能であり、上段の増設給紙カセットには、該上段の増設給紙カセットに相対向する下段の増設給紙ユニットから給送された用紙を上記画像形成部に導くための用紙搬送路が設けられており、上記上段の増設給紙カセットが上記増設給紙ユニットに装着・セットされたことを検知する増設給紙カセットセット検知手段を、上記下段の増設給紙ユニット側に設けたことを特徴とする。
【0015】
請求項4記載の発明では、請求項3記載の画像形成装置において、上記上段の増設給紙カセットには、上記増設給紙カセットセット検知手段に選択的に係合する増設給紙カセット被検知手段が設けられていることを特徴とする。
【0016】
請求項5記載の発明では、請求項3記載の画像形成装置において、上記給紙カセットセット検知手段と上記増設給紙カセットセット検知手段とが、同一機構の検知手段からなることを特徴とする。
【0017】
請求項6記載の発明では、請求項2または4記載の画像形成装置において、上記給紙カセット被検知手段と上記増設給紙カセット被検知手段とが、同一機構の被検知手段からなることを特徴とする。
【0018】
ここで、給紙カセットセット検知手段や増設給紙カセットセット検知手段の具体例としては、後述する実施形態で用いるマイクロスイッチ等のように、アクチュエータ等の機械的手段を動かすことで電気回路の断続を行う開閉器や、遮光板と透過型の光学センサとを備えたもの等種々のものを用いることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して実施例を含む本発明の実施の形態(以下、単に「実施形態」という)を説明する。各実施形態等に亘り、同一の機能および形状等を有する構成部品等については、同一符号を付すことによりその説明を省略する。
図1を参照して、本発明の第1の実施形態を示す画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの全体構成を説明する。同図において、符号100はレーザプリンタを、符号100Aはレーザプリンタ100のプリンタ本体側に配設された画像形成装置本体としての本体フレームをそれぞれ示す。このレーザプリンタ100は、像担持体としての感光体11を備え、電子写真方式によりトナー画像を形成する画像形成部90と、本体フレーム100Aの下部に該本体フレーム100Aに対して着脱自在に配設され、画像形成部90へ給送する用紙30を積載する給紙カセット1を備えた給紙部80と、給紙カセット1を着脱自在に支持する給紙カセット支持部と、手差し操作で用紙30’を画像形成部90へ給送する用紙30’を積載する手差し給紙トレイ23を備えた手差し給紙ユニット20と、画像形成部90で形成されたトナー像を加圧加熱して定着する定着ユニット13と、定着ユニット13で定着された用紙30や30’の先端および後端を検出する排紙センサ14と、定着済みの用紙30や30’を排出搬送する排紙コロ対15、15と、排紙コロ対15、15により排出搬送された定着済みの用紙30や30’を積載する排紙トレイ16とを具備している。
【0020】
また、給紙部80における給紙カセット1の下側には、画像形成部90へ給送する用紙30を積載する増設給紙カセット1’を着脱自在に収納する増設給紙ユニット110を少なくとも1個、すなわち複数個設置することが可能となっていて、図1に示す第1の実施形態では、増設給紙ユニット110を2個上下段に重ねた状態で設置されている。
【0021】
以下、上記各部および各ユニット周りの構造について簡明に述べる。
画像形成部90は、反時計回りに回転自在なドラム状の感光体11と、感光体11の周りに配設され、帯電・露光・現像・転写・クリーニングの各工程を行う工程部が回転方向の上流側からこの順に配置されている。そして、転写工程部には転写ローラ12が配設され、露光工程は周知のレーザ光走査装置により行われるようになっている。
【0022】
給紙部80は、上記した給紙カセット1と、上記した給紙カセット支持部と、給紙カセット1上の最上位の用紙30を画像形成部90へ給紙する給紙コロ5と、給紙コロ5から給送された用紙30を案内するガイド板6と、感光体11のトナー画像位置にタイミングを合わせて用紙30の先端を送出すべく回転駆動されるレジストローラ対9、10と、レジストローラ対9、10直前のガイド板6に設けられ、給送されて来た用紙30の先端および後端を検知するレジストセンサ8とを具備している。
【0023】
給紙カセット1は、給紙コロ5との協働作用により用紙30を1枚ずつ分離すべくバネで付勢された分離パッド2と、用紙30の最下位部分に当接し、給紙カセット1の筐体フレームの略中央部に可動可能に支持された底板81と、底板81の右端部位の最上位の用紙30を給紙コロ5に圧接する向きに引き上げ付勢する引張バネ(図示せず)と、給紙カセット1の筐体フレームの右側に形成された取っ手4と、この取っ手4と分離パッド2との間に配設され、増設給紙ユニット110の増設給紙カセット1’から給送された用紙30を画像形成部90に導くための用紙搬送路3と、後述するように下方の増設給紙ユニット110側に設けられた給紙カセットセット検知手段201(マイクロスイッチ)に選択的に係合する、給紙カセット1の筐体フレームの底壁部に形成された給紙カセット被検知手段としてのカセット凸部202とを具備している。
【0024】
上記給紙カセット支持部は、本体フレーム100Aにおける図1の紙面の手前側および奥側に配設された一対の支持レール(図示せず)で構成されている。これにより、給紙カセット1は、上記一対の支持レールを介して本体フレーム100Aに装着・セットされたとき、給紙コロ5に対して分離パッド2が当接して給紙可能とすると共に、本体フレーム100A側のガイド板6と用紙搬送路3とが位置を合わせて連通されるセット位置と、本体フレーム100Aから離脱されるとき、上記セット位置から図の右側に引き出される引出し位置との間で移動自在となっている。給紙カセット1は、250枚の用紙30を収納積載することが可能となっている。上記一対の支持レールは、給紙カセット1の右端および中央下方において図1の紙面の手前側および奥側に延びて配設された補強スティ56、56に結合されている。
【0025】
手差し給紙ユニット20は、上記した手差し給紙トレイ23と、手差し給紙トレイ23上の用紙30を給紙する給紙コロ21と、給紙コロ5との協働作用により用紙30’を1枚ずつ分離する分離パッドおよびバネを備えた分離ユニット22と、手差し給紙トレイ23上の用紙30’を給紙コロ21に圧接する向きに付勢するバネ23Aとを具備する。給紙コロ21からレジストローラ対9、10に至る分岐した用紙搬送路には、ガイド板7が配置されている。
【0026】
上段の増設給紙ユニット110には、上記した上段の増設給紙カセット1’と、増設給紙ユニット本体側に配設されたユニット本体フレーム55の図1の紙面の手前側および奥側に設けられ、上段の増設給紙カセット1’を着脱自在に支持する一対の支持レール(図示せず)と、ユニット本体フレーム55に回転自在に支持され、上段の増設給紙カセット1’上の最上位の用紙30をレジストローラ対9、10に向けて給紙する給紙コロ5’と、ユニット本体フレーム55に回転自在に支持され、給紙コロ5’から給送された用紙30を搬送する搬送ローラ対52、53と、ユニット本体フレーム55に固設され、給紙コロ5’から給送された用紙30を搬送ローラ対52、53に案内するガイド板54と、このガイド板54に配設され、給紙コロ5’から給送される用紙30の先端および後端を検知する用紙先端検知センサ51と、ユニット本体フレーム55の上部に固設され、給紙カセット1が上記一対の支持レールに装着・セットされてセット位置を占めたことを検知する給紙カセットセット検知手段201とを具備している。
【0027】
上段の増設給紙カセット1’は、給紙コロ5’との協働作用により用紙30を1枚ずつ分離すべくバネで付勢された分離パッド2’と、用紙30の最下位部分に当接し、上段の増設給紙カセット1’の筐体フレームの略中央部に可動可能に支持された底板81’と、底板81’上の右端部位の最上位の用紙30を給紙コロ5’に圧接する向きに引き上げ付勢する引張バネ(図示せず)と、上段の増設給紙カセット1’の筐体フレームの右側に形成された取っ手4’と、この取っ手4’と分離パッド2’との間に配設され、下段の増設給紙ユニット110の下段の増設給紙カセット1’から給送された用紙30を画像形成部90に導くための用紙搬送路3’と、上段の増設給紙カセット1’の筐体フレームの底壁部に形成された増設給紙カセット被検知手段としてのカセット凸部202’とを具備している。
【0028】
上段の増設給紙カセット1’は、上記一対の支持レールによって着脱自在に支持されるようになっていることにより、上記一対の支持レールを介してユニット本体フレーム55に装着されたとき、給紙コロ5’に対して分離パッド2’が当接して給紙可能とすると共に、上段の増設給紙ユニット110のガイド板54と上段の増設給紙カセット1’の用紙搬送路3’とが位置合わせて連通されるセット位置と、ユニット本体フレーム55から図の右側に離脱されるとき、上記セット位置から図の右側に引き出される引出し位置との間で移動自在となっている。上記一対の支持レールは、増設給紙カセット1’の右端および中央下方において図1の紙面の手前側および奥側に延びて配設された補強スティ56’、56’に結合されている。上段の増設給紙カセット1’は、500枚の用紙30を収納積載することが可能となっている。
【0029】
下段の増設給紙ユニット110および下段側の増設給紙カセット1’は、次に述べる特徴ある点を除き、上段の増設給紙ユニット110および上段の増設給紙カセット1’と同じ構造を有している。すなわち、下段の増設給紙ユニット110のユニット本体フレーム55の上部には、上段の増設給紙カセット1’がセット位置を占めたことを検知する増設給紙カセットセット検知手段201’が固設されていることである。
【0030】
給紙カセットセット検知手段201と増設給紙カセットセット検知手段201’とは、図2に詳しく示すように、同一機構の検知手段からなり、この実施形態では同一機構のアクチュエータ203、203’を備えたマイクロスイッチを用いている。これと同様に、給紙カセットセット被検知手段、増設給紙カセットセット被検知手段としての各カセット凸部202、202’も同一機構の被検知手段からなる。これと同じように、給紙カセット1と上段および下段の各増設給紙カセット1’とは、用紙収納積載枚数の相違に関連する部品を除き、同じ材質、同じ形状あるいは同じ機構からなる構成部品が使用されていて、部品の共通化が図られ、コンパクトかつ安価に製作されている。
【0031】
次に、動作を簡明に説明する。
まず、給紙カセット1からの給紙の場合を説明する。給紙スタート指令により、給紙コロ5が図中矢印の反時計回り方向に回転駆動されると、給紙カセット1内の最上位の用紙30が分離パッド2との協働作用によって1枚に分離され、ガイド板6を通過してレジストローラ対9、10のニップ部に付き当てられる。
【0032】
一方、図1の反時計回り方向に回転する感光体11の表面には、上記した工程順によりトナー像が形成される。このトナー像は感光体11と転写ローラ12との位置する転写位置において、感光体11の回転と同期してレジストローラ対9、10が回転駆動されることにより搬送される用紙30に転写ローラ12によって転写される。トナー像が転写された用紙30は、転写ローラ12の上方にさらに搬送され、定着ユニット13によってトナー像の定着が行われ、定着を完了した用紙30は排紙コロ対15、15により排紙搬送されて、排紙トレイ16に排出される。
【0033】
上段の増設給紙カセット1’からの給紙の場合では、以下の給紙動作のみ上記動作と相違する。すなわち、上段の増設給紙ユニット110における給紙コロ5’が反時計回り方向に回転駆動されると、上段の増設給紙カセット1’内の最上位の用紙30が分離パッド2’との協働作用によって1枚に分離され、こうして分離された用紙30は、ガイド板54を通過し、搬送ローラ対52、53の回転駆動によってさらに給紙カセット1内の用紙搬送路3を通過してガイド板6へと搬送される。
【0034】
次に、下段の増設給紙カセット1’からの給紙の場合では、以下の給紙動作のみ上段の増設給紙カセット1’からの給紙動作と相違する。すなわち、下段の増設給紙ユニット110における給紙コロ5’が反時計回り方向に回転駆動されると、下段の増設給紙カセット1’内の最上位の用紙30が分離パッド2’との協働作用によって1枚に分離され、こうして分離された用紙30は、下段の増設給紙ユニット110におけるガイド板54を通過し、下段の増設給紙ユニット110における搬送ローラ対52、53の回転駆動によってさらに上段の増設給紙カセット1’内の用紙搬送路3’を通過して上段の増設給紙ユニット110におけるガイド板54へと搬送される。
【0035】
次に、給紙カセット1および増設給紙カセット1’の特徴ある着脱動作について述べる。
例えば、上段の増設給紙カセット1’から用紙30を画像形成部90へ送る場合、それより上部にある給紙カセット1が引き出された状態だと給紙カセット1に設けられた用紙搬送路3が正規の位置状態からずれた状態になるため用紙30を送ることができなくなる。このため、上記したように上段や下段の増設給紙ユニット110には、その上部にある給紙カセット1や上段の増設給紙カセット1’が正規の位置であるセット位置に正しくセットされているかどうかを検知する、給紙カセットセット検知手段201や増設給紙カセットセット検知手段201’が設けられている。
【0036】
図1においてオペレータ(ユーザー)が給紙カセット1の取っ手4を図の左側に押し込むことにより、給紙カセット1がセット位置を占めたとき、図2に示すように、給紙カセット1のカセット凸部202が、給紙カセットセット検知手段201のアクチュエータ203を仮想線で示すオフ状態から実線で示すオン状態に押し動かし、上段の増設給紙ユニット110の給紙カセットセット検知手段201(マイクロスイッチ)がオンになることで、上部の給紙カセット1が正規のセット位置を占めていて給紙可能状態にあることが検知される。
【0037】
このように、給紙カセットセット検知手段201は、本体フレーム100Aの下部に1つの増設給紙ユニット110を重ねて使用するときの、本体フレーム100A側の給紙カセット1のセット位置を検知する手段として、また、増設給紙ユニット110を重ねて複数個使用するときの下段側の増設給紙ユニット110がその上部の上段の増設給紙カセット1’のセット位置を検知する手段としてそれぞれ使用される。
【0038】
なお、本発明は、第1の実施形態に限らず、例えば、特公平4−27138号公報に開示されているような画像形成装置、すなわち複数の給紙カセットを有し、それらの給紙カセットに用紙搬送機構を備え、給紙カセットを用紙の繰り出し側から装着・セットする画像形成装置にも適用することができることはいうまでもない。
【0039】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、上述した従来の問題点を解消した画像形成装置を提供することができる。請求項ごとの特有の効果を挙げれば次のとおりである。
請求項1記載の発明によれば、給紙カセットが給紙カセット支持部に装着・セットされたことを検知する給紙カセットセット検知手段を、増設給紙ユニット側に設けことにより、画像形成装置本体に給紙カセットセット検知手段を設けないため、例えば給紙カセットしか使用しない場合にはその給紙カセットが最下段に位置し、その最下段に位置する給紙カセットの給紙カセットセット検知手段を省くことができるので、画像形成装置本体側の構成が簡単になるとともに、増設給紙ユニットを使用しない場合でも増設給紙ユニットを使用するときに必要となる給紙カセットセット検知手段を、画像形成装置本体に設けることによるコストをユーザーに負担させるという不具合を防止することができる。
【0040】
請求項2記載の発明によれば、給紙カセットセット検知手段に選択的に係合する給紙カセット被検知手段を給紙カセットに設けことにより、請求項1記載の発明の効果を確実に奏することができる。
【0041】
請求項3記載の発明によれば、複数の増設給紙ユニットを使用する場合、上段の増設給紙カセットが上段の増設給紙ユニットに装着・セットされたことを検知する増設給紙カセットセット検知手段を、下段の増設給紙ユニット側に設けことにより、上段の増設給紙ユニットに増設給紙カセットセット検知手段を設けないため、例えば上段の増設給紙ユニットしか使用しない場合にはその上段の増設給紙ユニットが最下段に位置し、その最下段に位置する上段の増設給紙ユニットの増設給紙カセットセット検知手段を省くことができるので、上段の増設給紙ユニット側の構成が簡単になるとともに、上段の増設給紙ユニットしか使用しない場合でも、下段の増設給紙ユニットを使用するときに必要となる上段増設給紙ユニットの増設給紙カセットセット検知手段を設けることによるコストをユーザーに負担させるという不具合を防止することができる。
【0042】
請求項4記載の発明によれば、増設給紙カセットセット検知手段に選択的に係合する増設給紙カセット被検知手段を上段の増設給紙カセットに設けことにより、請求項3記載の発明の効果を確実に奏することができる。
【0043】
請求項5記載の発明によれば、請求項3記載の発明の効果を奏することができ、給紙カセットセット検知手段と増設給紙カセットセット検知手段とを同一機構の検知手段から構成することにより、部品の共通化が図れると共に、機構の単純化、低コスト化を実現することができる。
【0044】
請求項6記載の発明によれば、請求項2または4記載の発明の効果を奏することができ、給紙カセット被検知手段と増設給紙カセット被検知手段とを同一機構の被検知手段から構成することにより、部品の共通化が図れると共に、機構の単純化、低コスト化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すレーザプリンタの要部の断面構成図である。
【図2】図1の要部の拡大正面図である。
【符号の説明】
1 給紙カセット
1’ 増設給紙カセット
3、3’ 用紙搬送路
30、30’ 用紙
90 画像形成部
100A 画像形成装置本体としての本体フレーム
110 増設給紙ユニット
201 給紙カセットセット検知手段
201’ 増設給紙カセットセット検知手段
202 給紙カセット被検知手段としてのカセット凸部
202’ 増設給紙カセット被検知手段としてのカセット凸部

Claims (6)

  1. 画像形成部を備えた画像形成装置本体の下部に該画像形成装置本体に対して着脱自在に配設され、上記画像形成部へ給送する用紙を積載する給紙カセットと、上記給紙カセットを着脱自在に支持する給紙カセット支持部とを有し、該給紙カセットの下側には、上記画像形成部へ給送する用紙を積載する増設給紙カセットを着脱自在に収納する増設給紙ユニットを少なくとも1個設置することが可能であり、上記給紙カセットには、上記増設給紙ユニットの上記増設給紙カセットから給送された用紙を上記画像形成部に導くための用紙搬送路が設けられている画像形成装置において、
    上記給紙カセットが上記給紙カセット支持部に装着・セットされたことを検知する給紙カセットセット検知手段を、上記増設給紙ユニット側に設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、
    上記給紙カセットには、上記給紙カセットセット検知手段に選択的に係合する給紙カセット被検知手段が設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または2記載の画像形成装置において、
    上記増設給紙ユニットを複数個上下段に重ねた状態で設置することが可能であり、
    上段の増設給紙カセットには、該上段の増設給紙カセットに相対向する下段の増設給紙ユニットから給送された用紙を上記画像形成部に導くための用紙搬送路が設けられており、
    上記上段の増設給紙カセットが上記増設給紙ユニットに装着・セットされたことを検知する増設給紙カセットセット検知手段を、上記下段の増設給紙ユニット側に設けたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3記載の画像形成装置において、
    上記上段の増設給紙カセットには、上記増設給紙カセットセット検知手段に選択的に係合する増設給紙カセット被検知手段が設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項3記載の画像形成装置において、
    上記給紙カセットセット検知手段と上記増設給紙カセットセット検知手段とが、同一機構の検知手段からなることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項2または4記載の画像形成装置において、
    上記給紙カセット被検知手段と上記増設給紙カセット被検知手段とが、同一機構の被検知手段からなることを特徴とする画像形成装置。
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