JP3813395B2 - 電池を内蔵する化粧具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として婦人用に使用される全体の形状を細長い形状としてなる化粧具に関し、たとえば、まつげを加熱してカールし、あるいは毛をカットするシェーバ等に使用される化粧具に関する。
【0002】
【従来の技術】
電池を内蔵する化粧具は、使用状態を示すパイロットランプを備えている。とくに、まつげカーラーのように、電源スイッチをオンにした状態が明確にわかり難い化粧具は、電源のオンオフを明確にするためにパイロットランプが必須である。
【0003】
ところで、まつげカーラーやシェーバー等の婦人用の化粧具は、全体の形状を細長い形状として、すっきりと美しい外観としている。この形状の化粧具は、細長い円筒状として、円筒型の電池を内蔵するにも好都合である。また、この形状の化粧具は、できる限りコンパクトにすると持ち運びも便利になる。ハンドバック等に入れて持ち運びできるからである。コンパクトな化粧具は、収納する電池を1本としている。この化粧具は、電源電圧が1.2〜1.5Vに制限される。DC/DCコンバータを内蔵させて、電源電圧を昇圧することもできるが、そうすると回路が複雑で大きくなり、また全体が重くて高価になる欠点もある。このため、ほとんど例外なく1本の電池で駆動されるように設計される。1本の電池で点灯できるパイロットランプは、フィラメントを内蔵するミニランプである。コンパクトな化粧具は、パイロットランプとして発光ダイオードを使用したいのであるが、発光ダイオードの点灯電圧は約2Vであるために、1本の電池では点灯できない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ミニランプは、ガラスにフィラメントを内蔵する構造のために、発光ダイオードのように小さくするのが難しい。このため、全体の形状を細長い棒状としている化粧具に内蔵するのが難しい。ミニランプの発光を正確にケースの外部に導くのが難しいからである。
【0005】
本発明は、この欠点を解決することを目的に開発されたもので、本発明の重要な目的は、簡単かつ容易にパイロットランプを定位置に配設して、しかもパイロットランプの発光を正確にケースの外部に導くことができる電池を内蔵する化粧具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の電池を内蔵する化粧具は、全体の形状を細長い棒状に形成すると共に、後部に有する握り部1に電池5を内蔵する本体ケース4と、この本体ケース4から先端に向かって突出する機関部Kとを備える。本体ケース4の内部には、絶縁プレート8と、使用状態を表示するパイロットランプPを備える。さらに、電池を内蔵する化粧具は、以下の全ての構成を有することを特徴とする。
(a) パイロットランプPは、フィラメントを内蔵する細長いミニランプ24と、このミニランプ24の発光を本体ケース4の外部に導く透光性のランプホルダー25とを備える。
(b) ランプホルダー25は、細長いミニランプ24を両側から挟着して保持する一対の保持壁25Aと、一対の保持壁25Aを連結している底プレート25Bと、保持壁25Aに一体成形して設けられると共に、本体ケース4に設けている光窓27に挿入されるロッド状に形成してなる透光ロッド26とを備える。
(c) ランプホルダー25は、保持壁25Aを本体ケース4の長手方向と平行な姿勢として絶縁プレート8に固定され、絶縁プレート8を介して本体ケース4に内蔵される。
(d) 細長いミニランプ24は、本体ケース4の長手方向と平行な姿勢で一対の保持壁25Aの間に配設されている。
(e) ミニランプ24は、保持壁25Aに連結している透光ロッド26の近傍にフィラメントが位置するようにランプホルダー25に装着して、フィラメントの発光を透光ロッド26に導いている。
【0007】
さらに、本発明の電池を内蔵する化粧具は、好ましくは、絶縁プレート8をプリント基板とし、プリント基板と機関部Kとを連結しているリード線15を、ランプホルダー25を覆う位置に配設する。このリード線15は、ランプホルダー25がプリント基板から外れるのを阻止する。
【0008】
さらに、本発明の電池を内蔵する化粧具は、好ましくは、絶縁プレート8の先端に、機関部Kのケーシングであるケーシングプラスチック14を連結する連結孔23を設ける。この連結孔23にケーシングプラスチック14の凸部22を嵌入して、ケーシングプラスチック14を絶縁プレート8に連結する。
【0009】
さらに、本発明の電池を内蔵する化粧具は、機関部Kを、まつげを加熱する加熱部2とし、好ましくは、本体ケース4の側面に光窓27を設ける。
【0010】
さらに、本発明の電池を内蔵する化粧具は、好ましくは、絶縁プレート8であるプリント基板に、電池5に接触される接点金属板36を固定し、かつ、絶縁プレート8を脱着できるように本体ケース4に装着する。
【0011】
さらに、本発明の電池を内蔵する化粧具は、機関部Kに、往復運動するシェーバーの刃を内蔵する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための電池を内蔵する化粧具を例示するものであって、本発明は電池を内蔵する化粧具を以下のものに特定しない。
【0013】
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
【0014】
図1ないし図5に示す電池を内蔵する化粧具は、全体の形状を細長い棒状に形成している。化粧具は、後部の握り部1に電池を内蔵する本体ケース4と、この本体ケース4から先端に向かって突出する機関部Kとを備える。
【0015】
本体ケース4は、細長い円筒状のケースで、後部を握り部1としている。本体ケース4は、外ケース4Bと、この外ケース4Bに挿入している内ケース4Aからなる。内ケース4Aはプラスチック製で、外ケース4Bは、アルミニウムやステンレス等の、底を閉塞している薄い金属円筒である。
【0016】
内ケース4Aは、下ケース4bと、この下ケース4b上面の開口部を閉塞する上ケース4aとからなる。下ケース4bは、図6の分解斜視図に示すように、後端部に、電池5を脱着自在に収納する電池室6を設けている。電池室6は、一本の単4電池を装着できる大きさとしている。ただ、電池室は、単4電池以外の電池を内蔵できる構造とすることもできる。
【0017】
さらに、内ケース1Aは、先端部の内部に、絶縁プレート8と、化粧具の使用状態を表示するパイロットランプPを備える。内ケース1Aは、下ケース4bの先端部を上ケース4aで閉塞して回路室7としており、この回路室7に、絶縁プレート8と、パイロットランプPとを配設している。
【0018】
絶縁プレート8は、絶縁性を有する板材で、回路室7の内部に脱着できるように装着している。絶縁プレート8には、パイロットランプPを連結している。絶縁プレート8は、回路室7内の所定の位置に装着されて、パイロットランプPを定位置に配設している。図に示す絶縁プレート8には、プリント基板を使用している。絶縁プレート8をプリント基板とする化粧具は、電池5から機関部KやパイロットランプPへの配線をスムーズにできる特長がある。ただ、本発明の化粧具は、絶縁プレートにプリント基板を使用せず、全ての配線をリード線やリード板で行うこともできる。
【0019】
パイロットランプPは、フィラメントを内蔵する細長いミニランプ24と、このミニランプ24の発光を本体ケース4の外部に導く透光性のランプホルダー25とを備える。ミニランプ24は、細長く成形されたガラス管の内部にフィラメントを有するランプで、一本の電池で発光できるものを使用している。
【0020】
ランプホルダー25は、細長いミニランプ24を両側から挟着して保持する一対の保持壁25Aと、一対の保持壁25Aを連結している底プレート25Bとを備える。ランプホルダー25は、保持壁25Aと底プレート25Bとで断面形状をコ字状に成形しており、一対の保持壁5Aの間に、細長いミニランプ24を挟着して保持している。ランプホルダー25は、透明または半透明で、プラスチックやアクリル、ガラス等の透光性を有する部材で成形されている。
【0021】
ランプホルダー25は、保持壁25Aを本体ケース4の長手方向と平行な姿勢として絶縁プレート8に固定し、絶縁プレート8を介して本体ケース4の内部に配設している。ランプホルダー25は、図4と図7の断面図に示すように、底プレート25Bの下面から突出する凸部41を有し、この凸部41を絶縁ホルダー8に開口した連結孔42に嵌入して、絶縁ホルダー8の所定の位置に正しい姿勢で連結している。細長いミニランプ24は、一対の保持壁25Aの間に位置して、本体ケース4の長手方向と平行な姿勢で配設されている。
【0022】
さらに、ランプホルダー25は、保持壁25から外側に突出して、本体ケース4に設けた光窓27に挿入される透光ロッド26を備える。透光ロッド26は、保持壁25Aに一体成形して設けられており、ロッド状に成形されている。透光ロッド26は、ミニランプ24からの光を、内部に透過させてケース外に導く。したがって、ミニランプ24は、保持壁25Aに連結している透光ロッド26の近傍にフィラメントが位置するようにランプホルダー25に装着して、フィラメントの発光を透光ロッド26に導いている。本体ケース4は、下ケース4bに、この透光ロッド26を挿入する貫通孔である光窓27を開口している。
【0023】
さらに、内ケース4Aは、先端を細く成形しており、この先端部分に、機関部Kのケーシングプラスチック14を連結している。内ケース4は、先端を開口すると共に、先端部の内側にケーシングプラスチック14を装着する嵌着凹部19を成形している。ケーシングプラスチック14は、後端から突出して嵌着凸部20を一体成形している。嵌着凸部20を嵌着凹部19に挿入して、ケーシングプラスチック14は内ケース4Aの所定の位置に連結される。この状態で、機関部Kが本体ケース4に連結される。
【0024】
さらに、ケーシングプラスチック14は、嵌着凸部20から握り部1の軸方向に延長して中央壁21を一体成形すると共に、この中央壁21の先端の下端面から突出して凸部22を設けている。ケーシングプラスチック14は、この凸部22を、絶縁プレート8の先端に開口した連結孔23に嵌入して、ケーシングプラスチック14を絶縁プレート8に連結している。
【0025】
さらに、プリント基板である絶縁プレート8は、電池5から供給される電力をリード線15を介して機関部Kに供給している。プリント基板は、機関部Kを駆動する抵抗とパイロットランプPのミニランプ24とを並列に接続している。機関部Kに接続されるリード線15は、図4と図5に示すように、ランプホルダー25の上面を覆う位置に配設している。この位置に配設されるリード線15は、ランプホルダー25がプリント基板から外れるのを有効に阻止できる。
【0026】
内ケース4Aは、下ケース4bと上ケース4aの先端部分を除くほぼ全体を円筒形状として、円筒状の外ケース4Bに隙間なく挿入できる形状としている。内ケース4Aは、電池室6の全体と、上ケース4aで閉塞されている回路室7の一部を外ケース4Bに挿入して、電池室6の脱着開口を閉塞する。回路室7の一部は、上ケース4aと外ケース4Bで二重に閉塞される。電池室6の脱着開口は、外ケース4Bのみで閉塞される。
【0027】
下ケース4bの電池室6は、外ケース4Bに挿入して脱着開口を閉塞するので、底面を二重構造としている。この二重構造を利用して、延長リード板28を下ケース4bの外側に固定している。延長リード板28は、下ケース4bと外ケース4Bの間に配線される。延長リード板28は、図6に示すように、後端を上方に折曲して、下ケース4bを外側から内側に貫通させて、電池5の後端極に接触させる。延長リード板28の先端は、図6に示すように、コ字状に切断されて、下ケース4bを外側から内側に貫通して突出する。この突出部は、下ケース4bの内面に沿って、スライドスイッチ29の接点に併用される。
【0028】
スライドスイッチ29は、機関部KとパイロットランプPへの電力の供給を制御する。スライドスイッチ29は、下ケース4bの外側に摺動できるように装着されるスイッチツマミ29Aと、このスイッチツマミ29Aに連結されて一緒に往復運動するスイッチ板29Bと、スイッチ板29Bに連結される摺動子29Cとからなる。スイッチツマミ29Aは、縦リブ30を下ケース4bのスリット31に貫通させて、スイッチ板29Bに連結している。スイッチ板29Bは節度のある状態で往復運動できるように、先端にフック32を一体成形している。フック32は、下ケース4bに一体成形された凸部33を越えて往復運動して節度出しをする。摺動子29Cは、スイッチ板29Bに連結されてスイッチ板29Bと一緒に往復運動し、二股に分岐された先端を下方に突出させている。摺動子29Cは、ぞれぞれの分岐路先端の突出部が、延長リード板28と中間リード板34の両方に接触して、スライドスイッチ29をオン状態とする。
【0029】
下ケース4bは、電池室6と回路室7の境界に隔壁35を有し、隔壁35に接点金属板36を装着している。接点金属板36は、後端をプリント基板に接続すると共に、先端を電池5の出力端子に弾性的に接触させている。図に示す化粧具は、電池5の−側端子を接点金属板36を介してプリント基板に接続し、電池5の+側端子を、延長リード板28とスライドスイッチ29と中間リード板34を介してプリント基板に接続している。
【0030】
スライドスイッチ29がオンとなると、電池5の電力が機関部KとパイロットランプPに通電される。このとき、機関部Kは、電池5に駆動されて使用状態となる。また、ミニランプ24は発光して、機関部Kが通電状態にあることを、ランプホルダー25の透光ロッド26を介して光窓27からケース外に表示する。図2に示す化粧具は、パイロットランプPの発光を認識しやすいように、光窓27を、本体ケース4の側面であって、スライドスイッチ29の上部に隣接して設けている。
【0031】
外ケース4Bは、スイッチツマミ29Aを案内する切欠部37を開口部に設けている。下ケース4bは、スイッチツマミ29Aをこの切欠部37に案内して、外ケース4Bの定位置に連結される。
【0032】
機関部Kは、本体ケース4の先端から突出して配設されている。機関部は、化粧具の種類に応じて、その機能を種々に変更することができる。図に示す化粧具は、機関部Kに加熱部2を備えるまつげカーラーである。
【0033】
加熱部2は、電池5で加熱されるヒータ9を内蔵している。ヒータ9は、通電されると発熱する電熱線で、ニクロム線を使用している。ヒータ9に使用するニクロム線は、電池5の電力で速やかに加熱するが、発生する熱によってヒータ9近傍のプラスチック等の部材を溶融することのない温度に発熱するように最適な抵抗値のものを使用する。図に示すヒータ9は、ニクロム線を絶縁ロッド10にコイル状に巻き付けており、この絶縁ロッド10をU曲して、加熱部2の内部に設けたU字溝内に配設している。
【0034】
さらに、加熱部2は、まつげをカールする側の面を開口して、ヒータ表出面11としている。ヒータ表出面11は、ヒータ9を外部に表出させている。加熱部2は、このヒータ表出面11でまつげを加熱してカールする。図に示す加熱部2は、ヒータ表出面11を、中央凹に湾曲して湾曲面としている。この形状のヒータ表出面11は、まつげをカールするときに、湾曲面をまぶたに沿わせて便利に使用できる特長がある。
【0035】
ヒータ表出面11は、開口部の前面に複数の平行リブ13を設けている。複数の平行リブ13は、まつげをカールする方向、すなわち、握り部1の軸方向と垂直な方向に延長して等間隔に設けている。開口部に配設される平行リブ13は、図8に示すように、ヒータ表出面11よりも外側にヒータ9が突出するのを確実に阻止している。さらに、平行リブ13は、先端縁を湾曲しており、肌を傷つけることなく、隣接する平行リブ13の間にまつげを滑らかに案内できる構造としている。
【0036】
さらに、機関部Kは、後端部に、加熱部2を本体ケース4に連結する中間連結部3を備える。中間連結部3は、ヒータ表出面11側を、弓形に湾曲してなる凹部湾曲面12としている。凹部湾曲面12の底部は、加熱部2のヒータ表出面11よりも後退するように、いいかえると、ヒータ表出面11を凹部湾曲面12の底部よりも突出させる位置に配設している。
【0037】
まつげカーラーである化粧具は、図5に示すように、加熱部2と中間連結部3と本体ケース4が、ヒータ表出面11の反対側面をほぼ同一平面としている。さらに、握り部1から加熱部2の先端に向かって、大きな曲率半径でヒータ表出面11側に湾曲させている。
【0038】
図に示す機関部Kは、加熱部2と中間連結部3とを、ケーシングプラスチック14で一体成形している。ケーシングプラスチック14は、本体ケース4よりも細く成形している。ケーシングプラスチック14は、ヒータ表出面11と凹部湾曲面12とを前面に有する前面ケース14Aと、前面ケース14Aの背面を閉塞する背面ケース14Bとからなる。前面ケース14Aと背面ケース14Bは、図9の拡大断面図で示すように、係止構造で連結している。前面ケース14Aは、先端縁に突出する爪14aを有し、この爪14aを背面ケース14Bの先端部の引掛凹部14bに挿入している。さらに、前面ケース14Aと背面ケース14Bは、加熱部2の近傍で、係止爪14cを嵌合部14dに嵌合させて、また中間連結部3の近傍で、係止部14eに係止フック14fを係止して連結している。
【0039】
前面ケース14Aは、図8に示すように、内部にU字溝16を有する。このU字溝16に、U曲されたヒータ9を装着して所定の位置に配設している。さらに、前面ケース14A内に配設されたヒータ9は、両端をリード線15に接続しており、リード線15を介して回路室7内に配設されたプリント基板に接続している。
【0040】
背面ケース14Bは、ヒータ9を所定の位置に配設する複数の位置決リブ14gを内側に一体成形している。これ等の位置決リブ14gは、ヒータ9をヒータ表出面11の方向に押圧して、ヒータ9をヒータ表出面11の所定の位置に保持している。
【0041】
さらに、背面ケース14Bは、ヒータ9の背面に位置して、ヒータ9の温度を検出するサーモラベル17を配設している。サーモラベル17は、嵌合部14dを配設する位置に設けられた貫通孔18に位置して配設している。貫通孔18に配設されるサーモラベル17は、ケーシングを介することなく直接にヒータ9の熱で加熱されるので、温度を正確に検出して表示できる特長がある。
【0042】
以上の構造の前面ケース14Aと背面ケース14Bは、ヒータ9を所定の位置に内蔵した状態で係合させて、細長い筒状のケーシングプラスチック14となる。ケーシングプラスチック14は、後端の嵌着凸部20を、内ケース4Aの先端部の嵌着凹部19に嵌入して、本体ケース4に連結している。
【0043】
さらに、図1ないし図3に示す電池を内蔵する化粧具は、機関部Kを被覆して、本体ケース4に脱着自在に装着できるキャップ38を備える。キャップ38は、本体ケース4の外径に等しい円筒状に成形している。キャップ38は、底を閉塞している薄い金属円筒で、外ケース4Bと同じ材質であるアルミニウムやステンレス等で成形される。
【0044】
さらに、図3に示すキャップ38は、外ケース4Bの先端に装着されて機関部Kを収納した状態で、ケーシングプラスチック14に係止できるように、内面に脱着凸部39を有する。ケーシングプラスチック14は、先端部の両側に脱着凹部40を成形している。キャップ38の脱着凸部39は、ケーシングプラスチック14の脱着凹部40に対向して成形されている。この構造のキャップ38は、ケーシングプラスチック14の脱着凹部40に脱着凸部39を係止させて、脱着自在に、しかも、確実に装着して、機関部Kを収納できる。
【0045】
以上の実施例の化粧具は、機関部Kを、まつげを加熱する加熱部2としている。ただ、本発明の電池を内蔵する化粧具は、機関部を加熱部に特定しない。機関部は、図示しないが、往復運動する刃を内蔵するシェーバーとすることも、あるいは、往復運動する研磨プレートを有する爪磨き器とすることもできる。機関部をシェーバーや爪磨き器とする化粧具は、機関部のケーシングプラスチックに刃や研磨プレートを配設し、本体ケースの内部にモーターを内蔵させて、このモーターの回転力を往復運動に変換して刃や研磨プレートを駆動することができる。
【0046】
【発明の効果】
本発明の電池を内蔵する化粧具は、簡単かつ容易にパイロットランプを定位置に配設して、しかもパイロットランプの発光を正確にケースの外部に導くことができる特長がある。それは、本発明の電池を内蔵する化粧具が、本体ケースの内部に、フィラメントを内蔵する細長いミニランプと、このミニランプの発光を本体ケースの外部に導く透光性のランプホルダーとを備え、このランプホルダーを独特の構造としているからである。
【0047】
このランプホルダーは、一対の保持壁で細長いミニランプを両側から挟着して保持すると共に、本体ケースに設けた光窓に挿入される透光ロッドを保持壁に一体成形して設けて、さらに、透光ロッドの近傍にフィラメントが位置するようにミニランプを装着している。さらに、ランプホルダーは、保持壁を本体ケースの長手方向と平行な姿勢として絶縁プレートを介して本体ケースに内蔵すると共に、細長いミニランプを、本体ケースの長手方向と平行な姿勢で一対の保持壁の間に配設している。したがって、このランプホルダーは、ミニランプを定位置に配設して、しかも、ミニランプの発光を透光ロッドに透過させて、正確にケースの外部に導くことができる。
【0048】
このように、細長いミニランプを内蔵して、しかも、確実にミニランプの発光をケースの外部に導くことができる本発明の化粧具は、全体の形状を細長い棒状に形成して、全体の外観を極めてすっきりと美しいデザインにできると共に、機関部の使用状態を確実にパイロットランプでケース外に表示して極めて便利に使用できる特長が実現できる。
【0049】
さらに、本発明の電池を内蔵する化粧具は、絶縁プレートをプリント基板とし、プリント基板と機関部とを連結するリード線を、ランプホルダーを覆う位置に配設することによって、ランプホルダーがプリント基板から外れるのをリード線で有効に阻止できる。この化粧具は、パイロットランプを、より確実に定位置に保持できるので、安心して使用できる特長が実現できる。
【0050】
さらに、本発明の電池を内蔵する化粧具は、絶縁プレートの先端に、機関部のケーシングプラスチックを連結する連結孔を設けて、この連結孔にケーシングプラスチックの凸部を嵌入して、ケーシングプラスチックを絶縁プレートに連結することによって、機関部のケーシングであるケーシングプラスチックを絶縁プレートに一体的に連結して、効率良く組み立てできる。
【0051】
さらに、本発明の電池を内蔵する化粧具は、まつげを加熱する加熱部を機関部として、極めて便利に使用できる。それは、加熱部を有する化粧具は、通電状態が認識し難いからである。さらに、この化粧具は、本体ケースの側面に光窓を設けることによって、加熱部の使用状態を、より認識しやすくして便利に使用できる。
【0052】
さらに、本発明の電池を内蔵する化粧具は、絶縁プレートであるプリント基板に、電池に接触される接点金属板を固定し、かつ、絶縁プレートを脱着できるように本体ケースに装着することによって、製造工程における組み立て性を向上できる特長がある。接点金属板が固定されたプリント基板を、一つのパーツとして本体ケースに簡単に装着できるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の電池を内蔵する化粧具の正面図
【図2】図1に示す電池を内蔵する化粧具の側面図
【図3】図1に示す電池を内蔵する化粧具の背面図
【図4】図1に示す電池を内蔵する化粧具の断面側面図
【図5】図1に示す電池を内蔵する化粧具の断面正面図
【図6】図1に示す電池を内蔵する化粧具の分解斜視図
【図7】図1に示す電池を内蔵する化粧具の本体ケースの要部拡大横断面図
【図8】図1に示す電池を内蔵する化粧具の加熱部の拡大横断面図
【図9】図4に示す電池を内蔵する化粧具の加熱部の拡大断面図
【符号の説明】
1…握り部
2…加熱部
3…中間連結部
4…本体ケース 4A…内ケース 4B…外ケース
4a…上ケース 4b…下ケース
5…電池
6…電池室
7…回路室
8…絶縁プレート
9…ヒータ
10…絶縁ロッド
11…ヒータ表出面
12…凹部湾曲面
13…平行リブ
14…ケーシングプラスチック
14A…前面ケース 14B…背面ケース
14a…爪 14b…引掛凹部 14c…係止爪
14d…嵌合部 14e…係止部 14f…係止フック
14g…位置決リブ
15…リード線
16…U字溝
17…サーモラベル
18…貫通孔
19…嵌着凹部
20…嵌着凸部
21…中央壁
22…凸部
23…連結孔
24…ミニランプ
25…ランプホルダー 25A…保持壁 25B…底プレート
26…透光ロッド
27…光窓
28…延長リード板
29…スライドスイッチ 29A…スイッチツマミ 29B…スイッチ板
29C…摺動子
30…縦リブ
31…スリット
32…フック
33…凸部
34…中間リード板
35…隔壁
36…接点金属板
37…切欠部
38…キャップ
39…脱着凸部
40…脱着凹部
41…凸部
42…連結孔
K…機関部
P…パイロットランプ

Claims (7)

  1. 全体の形状を細長い棒状に形成すると共に、後部に有する握り部(1)に電池(5)を内蔵する本体ケース(4)と、この本体ケース(4)から先端に向かって突出して機関部(K)とを備え、本体ケース(4)の内部には、絶縁プレート(8)と、使用状態を表示するパイロットランプ(P)を備える化粧具であって、以下の全ての構成を有することを特徴とする電池を内蔵する化粧具。
    (a) パイロットランプ(P)は、フィラメントを内蔵する細長いミニランプ(24)と、このミニランプ(24)の発光を本体ケース(4)の外部に導く透光性のランプホルダー(25)とを備える。
    (b) ランプホルダー(25)は、細長いミニランプ(24)を両側から挟着して保持する一対の保持壁(25A)と、一対の保持壁(25A)を連結している底プレート(25B)と、保持壁(25A)に一体成形して設けられると共に、本体ケース(4)に設けている光窓(27)に挿入されるロッド状に形成してなる透光ロッド(26)とを備える。
    (c) ランプホルダー(25)は、保持壁(25A)を本体ケース(4)の長手方向と平行な姿勢として絶縁プレート(8)に固定され、絶縁プレート(8)を介して本体ケース(4)に内蔵される。
    (d) 細長いミニランプ(24)は、本体ケース(4)の長手方向と平行な姿勢で一対の保持壁(25A)の間に配設されている。
    (e) ミニランプ(24)は、保持壁(25A)に連結している透光ロッド(26)の近傍にフィラメントが位置するようにランプホルダー(25)に装着して、フィラメントの発光を透光ロッド(26)に導いている。
  2. 絶縁プレート(8)がプリント基板で、プリント基板と機関部(K)とを連結しているリード線(15)が、ランプホルダー(25)を覆う位置に配設されて、リード線(15)がランプホルダー(25)のプリント基板からの外れを阻止するようにしてなる請求項1に記載の電池を内蔵する化粧具。
  3. 絶縁プレート(8)の先端に、機関部(K)のケーシングであるケーシングプラスチック(14)を連結する連結孔(23)を設けており、この連結孔(23)にケーシングプラスチック(14)の凸部(22)を嵌入して、ケーシングプラスチック(14)を絶縁プレート(8)に連結している請求項1に記載の電池を内蔵する化粧具。
  4. 機関部(K)がまつげを加熱する加熱部(2)である請求項1に記載の電池を内蔵する化粧具。
  5. 本体ケース(4)の側面に光窓(27)を設けている請求項4に記載の電池を内蔵する化粧具。
  6. 絶縁プレート(8)であるプリント基板に、電池(5)に接触される接点金属板(36)を固定し、かつ、絶縁プレート(8)を脱着できるように本体ケース(4)に装着してなる請求項1に記載の電池を内蔵する化粧具。
  7. 機関部が、往復運動するシェーバーの刃を内蔵している請求項1に記載の電池を内蔵する化粧具。
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