JPH1156444A - まつ毛用化粧具 - Google Patents

まつ毛用化粧具

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JPH1156444A
JPH1156444A JP22275497A JP22275497A JPH1156444A JP H1156444 A JPH1156444 A JP H1156444A JP 22275497 A JP22275497 A JP 22275497A JP 22275497 A JP22275497 A JP 22275497A JP H1156444 A JPH1156444 A JP H1156444A
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heat
eyelashes
rod
brush
comb teeth
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JP22275497A
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Shoshuku Kin
正淑 金
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 まつ毛を容易にかつ美しく仕上げるまつ毛用
化粧具を提供すること。 【解決手段】 棒状体9と、棒状体9の長手方向他端部
側に設けられる櫛歯10とから成るブラシ部3を熱源手
段4によって加熱する。ブラシ部3は、熱源手段4によ
ってまつ毛をカールするために適した温度、たとえば4
0〜60℃に加熱される。このように加熱されたブラシ
部3を、まつ毛に接触させる。まつ毛はブラシ部3が接
触することによってカールしやすい状態となり、かつ櫛
歯10によってまつ毛を相互に平行に整列させながら、
巻き上げる。このようにしてまつ毛をカールして美しく
仕上げることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、まつ毛をカールさ
せるために用いられるまつ毛用化粧具に関する。
【0002】
【従来の技術】典型的な従来技術のまつ毛用化粧具は、
たとえば特開平6−46913号公報に開示される。こ
の従来技術において、まつ毛用化粧具であるアイラッシ
ュカーラは、はさみのように支点を中心として相互に近
接/離反する方向に角変位可能な2つの操作部と、一方
の操作部に前記支点に関して反対側に連なり、かつ所定
の間隔をあけて平行に延びる2つの棒状部材と、この2
つの棒状部材間に配置され、両端部が各棒状部材に固定
される上ブレードと、2つの棒状部材間に上ブレードよ
りも支点寄りに設けられ、他方の操作部に連動して、上
ブレードの下端縁に近接/離反する方向に変位する支持
部材とを含んで構成される。
【0003】上ブレードの下端縁は、瞼が延びる方向に
沿って略円弧状に湾曲して形成され、この下端縁に対向
する支持部材の上部には下端縁とほぼ同一の曲率で湾曲
する弾性部材が取付けられている。またアイラッシュカ
ーラは、上ブレードおよび支持部材の少なくとも一方を
加熱するニクロム線と、ニクロム線に電力を供給する電
源とを有する。各操作部には、ニクロム線と電源とを電
気的に接続/遮断するためのスイッチの端子がそれぞれ
備えられる。各操作部が相互に近接する方向に操作する
と、各端子が相互に接触して電気的に導通し、ニクロム
線に電源から電力が供給されて発熱し、前記ニクロム線
が設けられる上ブレードおよび支持部材の少なくとも一
方が加熱される。
【0004】このようなアイラッシュカーラを使用する
ときは、各操作部に手指を挿入して前記上ブレードの下
端縁と弾性部材とを開き、その間にまつ毛が介在される
ようにアイラッシュカーラを移動させ、この状態で前記
2つの操作部を軽く握ることによって相互に近接する方
向へ変位させる。このときスイッチがONされ、ニクロ
ム線が発熱し、上ブレードと弾性部材との間に挟まれた
まつ毛を加熱してカールしやすい状態となり、さらに各
操作部をより強く握ることによって上ブレードの下端縁
が弾性部材に喰い込み、まつ毛を局部的に屈曲させる。
このような操作を順次、まつ毛の付根から先端にかけて
複数箇所で行うことによって、まつ毛全体を上方にカー
ルさせることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来技術では、(a)相互に隣接するまつ毛同士が交差
しているときには、その状態のままで上ブレードおよび
弾性部材間に挟み込まれ、まつ毛が交差したままで屈曲
されてしまい、仕上がりの形状の美観が悪いという問題
を有する。また(b)上述したようにまつ毛全体を上方
にカールさせるためには、まつ毛を付け根から先端にか
けて複数箇所で、上ブレードと弾性部材との間に挟み込
み屈曲させなければならないので、手間がかかるといっ
た問題を有する。また(c)まつ毛の左右方向における
任意の特定領域だけを屈曲させようとしても、2つの棒
状部材間にわたって配置されている上ブレードおよび弾
性部材間に、まつ毛の前記特定領域以外の残余の領域も
挟み込まれてしまい、任意の特定領域だけを屈曲させる
ことができないという問題を有する。
【0006】本発明の目的は、まつ毛の全体および特定
領域に拘わらず希望する領域を、まつ毛同士が相互に交
差することなく整列させた状態で、容易にカールするこ
とができるようにしたまつ毛用化粧具を提供することで
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、使用者の手指によって把持される把持部と、長手方
向一端部が前記把持部に連結される棒状体と、前記把持
部から予め定める間隔を有し、かつ棒状体の長手方向他
端部から長手方向一端部に向かって設けられる複数の櫛
歯とを有するブラシ部と、ブラシ部を加熱するための熱
源手段とを含むことを特徴とするまつ毛用化粧具であ
る。
【0008】本発明に従えば、ブラシ部は棒状体と複数
の櫛歯とを有し、棒状体の長手方向一端部は把持部に連
結され、櫛歯は棒状体の長手方向他端部から長手方向一
端部に向かって、前記把持部から予め定める間隔をあけ
て設けられる。
【0009】ブラシ部を加熱する熱源手段は、たとえば
ブラシ部にニクロム線を設け、このニクロム線を発熱さ
せるための電池などを熱源として利用した構成であって
もよく、またはブラシ部に備えられる金属製の芯棒を蓄
熱体として設け、この芯棒を加熱するために熱湯を熱源
として利用した構成、もしくはガス燃焼を利用した構成
であってもよい。前記ブラシ部は、その表面が常温より
も高いまつ毛をカールするために適した温度、たとえば
40〜60℃の範囲内で希望する温度に達するまで熱源
手段によって加熱される。このようにして加熱されたブ
ラシ部を、まつ毛の表面に上方から接触させると、まつ
毛は加熱されてカールしやすい状態となる。この状態で
まつ毛を櫛歯によって巻上げて希望の形状に湾曲させ
る。
【0010】このようにして本発明の構成では、上述し
た従来技術と比較してまつ毛を複数箇所にわたって上ブ
レードと弾性部材との間に挟み込むという複数回の操作
を行うことなく、まつ毛の全体または任意の特定領域
を、ブラシ部を接触させて加熱しながら巻上げるという
1つの操作によってカールすることができる。またブラ
シ部には複数の櫛歯が設けられるので、まつ毛を整列さ
せた状態でカールすることができ、相互に隣接するまつ
毛同士が重なった状態でカールされてしまうという不具
合をなくすことができる。
【0011】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
発明の構成において、ブラシ部の棒状体は、前記熱源手
段によって発熱し、または熱源手段からの熱伝達によっ
て加熱され、熱伝導率の高い材料から成る熱放出部材
と、熱放出部材を覆い、前記複数の櫛歯が設けられ、耐
熱性合成樹脂から成る被覆層とによって形成されること
を特徴とする。
【0012】本発明に従えば、ブラシ部の棒状体は、前
記熱源手段によって加熱される熱放出部材と、熱放出部
材を覆い、前記複数の櫛歯が設けられる被覆層とによっ
て形成される。まつ毛用化粧具を用いてまつ毛をカール
するときは、上述のようにブラシ部の表面、より具体的
には、合成樹脂製の被覆層の表面に接触させて行うの
で、まつ毛が高温の熱放出部材に直接接触して傷んでし
まうといった不具合をなくすことができる。また熱放出
部材は被覆層に覆われるので、放熱による熱損失を少な
くすることができる。また被覆層は、合成樹脂から成る
ので、たとえばインサート成形などによって容易に形成
することができる。したがって無駄な熱放散が少ない熱
効率の良好な形状とし、まつ毛をカールするためにより
多くの熱量を複数の櫛歯付近に導くことができるブラシ
部を実現することができる。
【0013】請求項3記載の本発明は、請求項1または
2記載の発明の構成において、ブラシ部が予め定める温
度に達したことを表示する温度表示手段を含むことを特
徴とする。
【0014】本発明に従えば、まつ毛用化粧具は、ブラ
シ部が予め定める温度に達したことを表示する温度表示
手段を備えるので、使用者はブラシ部の表面温度がまつ
毛をカールするために適した温度に達したか否かを容易
に識別することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態であ
るまつ毛用化粧具1を示す断面図であり、図2は熱吸収
部16およびノズル26を拡大して示す斜視図である。
まつ毛用化粧具1は、まつ毛をカールするために用いら
れ、基本的には、使用者の手指によって把持される把持
部2と、把持部2に同軸に連結されるブラシ部3と、把
持部2内に設けられ、ブラシ部3を加熱するための熱源
手段4と、ブラシ部3に設けられる温度表示手段5とに
よって構成される。
【0016】前記把持部2は、ブラシ部3の長手方向一
端部が連結される中空の円錐部分6と、円錐部分6に同
軸に連なる中空の円筒部分7と、円筒部分7の底部を塞
ぐ蓋8とから成る。円錐部分6および円筒部分7は、耐
熱性および電気絶縁性を有するメラミン樹脂などの熱硬
化性合成樹脂によって一体的に形成される。また蓋8
は、円筒部分7の底部に着脱自在に螺着される。
【0017】ブラシ部3は、棒状体9と櫛歯10とから
成る。棒状体9は、銅および真鍮などの熱伝導率が比較
的高い材料から成る熱放出部材11と、熱放出部材11
を覆い、前記複数の櫛歯10が設けられ、耐熱性合成樹
脂から成る被覆層12とによって形成される。熱放出部
材11は、熱源手段4によって被覆層12の櫛歯10が
設けられる部分の表面温度がまつ毛をカールするために
適した温度範囲、たとえば40〜60℃の中で希望する
温度に昇温するまで加熱される。被覆層12を成す耐熱
性合成樹脂としては、たとえばエポキシ樹脂が選ばれ
る。このエポキシ樹脂は、上述したような40〜60℃
の温度範囲に対して、充分な耐熱性および良好な熱伝導
性を有し、かつ安価である。
【0018】上述したようにブラシ部3は把持部2に同
軸に連結される。より具体的には、前記把持部2の円錐
部分6の軸線上には、連通孔13が形成され、この連通
孔13には、リング状で、軸線を含む一仮想平面で切断
したときの断面形状が略コ字状の断熱部材14が嵌め込
まれ、ブラシ部3の棒状体9の熱放出部材11は、断熱
部材14に圧入して固定され、その長手方向一端部11
aは後述する燃焼室15に導かれる。また被覆層12
は、断熱部材14の外側表面に部分的に当接する。
【0019】熱源手段4は、上述した燃焼室15を有す
る熱吸収部16と、ブラシ部3を加熱するための燃焼室
15内での燃焼を、使用者によって操作するための着火
部17と、着火部17を介して燃焼室15へ供給される
燃料を貯留する燃料タンク18とを含んで構成される。
この燃料タンク18は、たとえばLPG(液化天然ガ
ス)が充填された小形の高圧用圧力容器によって実現さ
れる。
【0020】図1に示されるように、蓋8が円筒部分7
に螺着した状態では、燃料タンク18の底部が蓋8の内
部表面に押圧され、これによって燃料タンク18のノズ
ル孔18aは、着火部17に設けられる供給口19に圧
入される。前記供給口19には、Oリングなどによって
実現される図示しないシール手段が備えられ、燃料タン
ク18のノズル孔18aと供給口19との気密性を確保
することができる。本実施形態では、蓋8を前記円筒部
分7から離脱させることによって、燃料タンク18を交
換することができる。ノズル孔18aと供給口19とが
接続された状態では、燃料タンク18内のガス燃料は供
給口19に連通する供給管20を介して着火部17の図
示しない絞り弁に導かれる。
【0021】前記把持部2の円筒部分7の表面には操作
部21が設けられる。この操作部21は、使用者によっ
て押圧される押釦22と、着火部17に備えられる操作
片23と、押釦22を矢符A1で示される方向へ付勢す
る圧縮コイルばね24と、前記押釦22を円筒部分7に
揺動自在に連結する揺動軸25とを有する。押釦22
は、前記円筒部分7の長手方向他端部側(図1では左
側)寄りに配置される。より具体的には、使用者がまつ
毛用化粧具1を使用するときに前記円筒部分7を手で把
持した状態で、押釦22を指で操作することが容易とな
るような位置に配置される。この押釦22が配置される
円筒部分7には、押釦22の外側表面22aと円筒部分
7の外表面とが面一となるまで押釦22を矢符A2方向
に揺動軸25を中心に揺動させて、収納することができ
る釦穴22bが形成される。押釦22の内側表面22c
には、前記コイルばね24の一端部が嵌合する嵌合凹所
が形成される。
【0022】押釦22が図1に示される状態から矢符A
2方向へ揺動すると、操作片23は矢符A3で示される
方向へ変位する。この操作片23は、上述した供給管2
0に接続される絞り弁の弁体に接続されており、操作片
23が図1に示されるように配置された状態では、前記
絞り弁は閉状態に維持される。この状態から、操作片2
3が矢符A3方向へ変位することによって、絞り弁は閉
状態から開状態へ移行する。前記絞り弁が開状態へ移行
すると、供給管20とノズル26とが連通し、燃焼室1
5内に配置されるノズル26の炎孔27からタンク18
内のガス燃料が噴射される。使用者が押釦22から指を
離し、押釦22がコイルばね24のばね力によって矢符
A1方向へ揺動変化すると、前記絞り弁の弁体は、図示
しないばね力によって操作片23とともに矢符A4方向
へ変位する。これによって絞り弁は開状態から閉状態へ
移行する。操作片23は前記ばね力によって押釦22の
内側表面22cに弾発的に当接する。
【0023】また操作片23には、着火部17内に設け
られる着火装置に接続される。この着火装置は、コイル
と、コイルを挿通し、かつ操作片23に接続されるプラ
ンジャと、電極28とによって構成される。前記コイル
の両端部は、ノズル26の炎孔27および電極28に電
気的にそれぞれ接続される。前記ノズル26は、耐熱性
および導電性を有する鋼製である。電極28は耐熱性を
有する絶縁層29によって被覆され、前記燃焼室15内
の炎孔27付近に配置される。押釦22が、その内側表
面22cと釦穴22bとが当接するまで押圧されると、
プランジャは図示しないばねのばね力によって高速で前
記コイル内を通過する。これによってコイルに誘導電流
が発生し、炎孔27および電極28間に火花を発生させ
て、炎孔27から噴射される燃料を着火することができ
る。
【0024】熱吸収部16は、熱放出部材11が挿通す
る部分以外は中実の円錐部分16aと、前記燃焼室15
を形成する中空円筒部分16bとを有し、前記熱放出部
材11と同一またはわずかに小さい熱伝導率を有する材
料によって一体形成される。前記中空円筒部分16b
は、開口部30を有し、この開口部30からノズル26
が導かれる。中空円筒部分16bには、その周方向に間
隔をあけて複数の内側通気孔31が形成される。上述し
たようにして押釦22を矢符A1方向へ押圧し、燃焼室
15内でガス燃料を燃焼させた状態では、燃焼ガスの熱
によって熱吸収部16および熱放出部材11の長手方向
一端部11aが加熱され、熱放出部材11の長手方向他
端部に熱伝導する。これによって被覆層12の表面の櫛
歯10が配置される長さL12にわたる部分が加熱され
る。
【0025】把持部2の円筒部分7の前記押釦22が配
置される箇所よりも前記長手方向他端部側には、外側通
気孔32が、把持部2の円筒部分7の周方向に間隔をあ
けて複数形成される。このような開口部30、内側通気
孔31および外側通気孔32によって、酸素が供給さ
れ、または排気ガスが排出される。
【0026】前記熱吸収部16は、把持部2の円錐部分
6の内側表面に、その周方向に間隔をあけて複数(本実
施形態では4)形成されるリブ33および断熱部材14
によって、がたつくことなく固定される。前記リブ33
は、発泡ポリウレタンなどの優れた断熱性を有する材料
によって形成される。熱吸収部16の円錐部分16aの
外表面16a1は、前記円錐部分6の内表面よりも退避
した位置に配置される。このようにして、使用者に把持
される把持部7の熱吸収部16に対する断熱効果を得る
ことができる。
【0027】把持部2の円筒部分7の燃料タンク18が
収納される付近の内表面には、リブ34が前記内表面の
周方向に間隔をあけて複数形成され、このリブ34によ
って燃料タンク18ががたつくことなく固定される。
【0028】櫛歯10は、把持部2の先端部から予め定
める間隔L11を有し、かつ棒状体9の長手方向他端部
から長手方向一端部に向かって長さL12にわたって複
数設けられる。櫛歯10は、隣接する各櫛歯10同士が
間隔L13をあけて配置され、前記棒状体9の表面上か
ら一方方向(図1の上方向)に長さL14だけ延びて配
置される。間隔L11は、たとえば10〜15mmに選
ばれ、間隔L13は、たとえば0.5〜1.5mmにそ
れぞれ選ばれる。また長さL12は、たとえば20〜3
0mmに選ばれ、長さL14は、たとえば1〜1.5m
mにそれぞれ選ばれる。また棒状体9の直径D11は、
たとえば0.5〜2mmに選ばれ、さらに好ましくは
0.7〜0.8mmに選ばれる。
【0029】前記温度表示手段5は、たとえば示温テー
プによって実現される。この示温テープは、特定の温度
に達すると一定の変色をする顔料で、水銀、銀および銅
などの沃化物またはその錯化合物を用いた変色が可逆的
な示温顔料に適当なビヒクルと練り合わせて塗料とし、
テープ状に形成されたものであり、本実施形態におい
て、この温度表示手段5は櫛歯10が配置される棒状体
9の表面部分が、上述したまつ毛をカールするために適
した温度に達しないときは、たとえば赤色であり、前記
棒状体9の表面部分が前記適した温度に達すると赤色か
ら黒色に変色するように構成される。これによって使用
者は前記棒状体9の表面部分がまつ毛をカールするため
に適当な温度に達したか否かを容易に識別することがで
きる。
【0030】図3は、図1および図2に示されるまつ毛
用化粧具1を用いてまつ毛37をカールする様態を示す
概略図である。まつ毛は、上眼瞼の下縁と、下眼瞼の上
縁とに生えている。このうち上眼瞼の下縁のまつ毛は、
涙点付近から外眼角にわたって生えており、上眼瞼より
も下方へ伸びている。このまつ毛を図3では仮想線で示
し、参照符37を付す。まつ毛用化粧具1を使用して、
まつ毛37をカールするときは、押釦22を押圧して熱
源手段4によってブラシ部3を常温よりも高い温度で、
カールをするために適した温度、すなわち40〜60℃
の中で希望の温度まで加熱して、この加熱されたブラシ
部3をまつ毛37に接触させる。より具体的には、前記
温度まで加熱された棒状体9の櫛歯10が設けられる部
分の表面を、まつ毛37の希望の特定領域またはまつ毛
37の全体に接触させる。このようにしてまつ毛37を
加熱してカールさせやすい状態にするとともに、櫛歯1
0を用いて、まつ毛37をその延びる方向へ平行に整列
させながら矢符A5方向へ巻上げて、希望の形状に仕上
げる。次にブラシ部3をまつ毛37から離して、まつ毛
37を常温で冷却することによって硬化させる。このよ
うにして本実施形態では、まつ毛37の全体または任意
の特定領域をカールすることができ、したがって上述し
た従来技術に関連し述べたような、まつ毛を挟み込む構
成と比較して、隣接するまつ毛同士が交差して重なった
状態でカールするといった不具合をなくし、かつまつ毛
をカールするためにまつ毛の複数箇所を挟み込むことな
く、所望の形状に容易に美しく仕上げることができる。
またブラシ部3の棒状体9は熱を放出する熱放出部材1
1が耐熱性を有する被覆層12によって覆われているの
で、まつ毛37が高温の熱放出部材11に直接接触して
傷んでしまうといった不具合をなくすことができる。
【0031】被覆層12は合成樹脂によって形成される
ので、複雑な形状であっても容易に形成することができ
る。したがって、たとえば櫛歯10が設けられる表面に
効率的に熱伝導させて、まつ毛37をより少ないガス燃
料で美しい仕上がりに容易に形成することができるブラ
シ部3を実現することが可能である。
【0032】また上述した櫛歯10は棒状体9の長手方
向他端部寄りに設けられる。より具体的には把持部2か
ら予め定める間隔L11を有し、棒状体9の長手方向他
端部から長手方向一端部に向かって長さL12にわた
り、間隔14をあけて複数設けられる。このように把持
部2から間隔L11をあけて櫛歯10が設けられるの
で、上述したようにまつ毛37をカールさせる際に、前
記間隔L11が設けられない構成と比較して、櫛歯10
が使用者の肌39および眼球40に接触してしまうとい
った不具合をなくすことができる。また把持部2のブラ
シ部3が設けられる側に臨む端面が湾曲して形成される
ので、まつ毛37をカールする際に、眼球40の近傍に
鋭角な部分が近接して使用者に畏怖感を与えるといった
不具合をなくすことができる。櫛歯10は、被覆層12
から一方向(図1では上方)に平行に突出して形成され
るので、放射状に突出する構成と比較して、鏡を見なが
らまつ毛37を巻上げる際に眼球40の前方を各櫛歯が
遮ぎることなく、鏡に対して良好な視界を確保すること
ができる。
【0033】図4は本発明の実施の他の形態であるまつ
毛用化粧具41を示す断面図であり、図5はまつ毛用化
粧具41を示す斜視図である。なお、まつ毛用化粧具4
1は上述した図1〜図3に示す実施形態の構成に類似
し、対応する部分は同一の参照符を付し、説明は省略す
る。まつ毛用化粧具41は、基本的には把持部42と、
ブラシ部43と熱源手段44と、温度表示手段45とを
含んで構成される。
【0034】把持部42は、ブラシ部43の長手方向一
端部が連結される円錐部分46と、円錐部分46に連な
り、底壁47を有する有底円筒部分48とから成る。把
持部42は、メラミン樹脂などの耐熱性および電気絶縁
性を有する熱硬化性合成樹脂によって一体的に成形され
る。把持部2の直径D12は、たとえば2〜3cmに選
ばれる。
【0035】ブラシ部43は、棒状体49と、この棒状
体49の長手方向他端部側に配置される櫛歯10とを有
する。棒状体49は、熱源手段44から給電されて発熱
する熱放出部材であるニクロム線50と、このニクロム
線50を覆う被覆層51とから成る。前記把持部42の
円錐部分46には、その軸線と同軸の連通孔52が形成
され、棒状体49の長手方向一端部49aはこの連通孔
52に圧入し、把持部42内に導かれる。棒状体49
は、円錐部分49にEリング53によって抜け止めされ
た状態で、矢符B3,B4方向に回転自在に連結され
る。ニクロム線50は、単一本のニクロム線をその長手
方向中央部で折返して形成され、棒状体49の長手方向
全長にわたって配設される。このニクロム線50の長手
方向両端部は把持部42内で露出される。
【0036】熱源手段44は、NTCサーミスタ54
と、充電池55と、矢符B1,B2方向に摺動可能な操
作レバー56を有するスイッチ57と、抵抗58とを含
んで構成される。充電池55の正極は、導線59を介し
てスイッチ57の一方の端子60に接続される。またス
イッチ57の他方の端子61は、導線62を介してニク
ロム線50の長手方向一端部に接続されるとともに、導
線63を介して温度表示手段45に接続される。このニ
クロム線50を覆う被覆層51は、たとえばエポキシ樹
脂によって実現される。ニクロム線50の長手方向他端
部は導線64によって、充電池55の負極に接続され
る。
【0037】温度表示手段45は、たとえば発光ダイオ
ードによって実現される。この温度表示手段45は、上
述した導線63によってスイッチ57に接続され、また
導線65を介してNTCサーミスタ54に接続される。
さらにNTCサーミスタ54は、導線66、抵抗58お
よび導線67を介して充電池55の負極が電気的に接続
され、棒状体49の長手方向一端部49aに固定され
る。このNTCサーミスタ54は、常温では極めて電気
抵抗値が大きく、ある特定の温度に達すると、その電気
抵抗値は急激に小さくなるという性質を有する。前記特
定の温度は、本実施形態ではニクロム線50が通電され
発熱して、棒状体9の櫛歯10が配置される表面部分が
まつ毛37をカールするために適した温度範囲、たとえ
ば40〜60℃の希望する温度に達したときの棒状体4
9の長手方向他端部49aの温度が選ばれる。
【0038】前記スイッチ57は把持部42の有底円筒
部分48の長手方向他端部側(図4および図5では左
側)に配置され、これによって使用者は有底円筒部分4
8の外周面を手で把持した状態で、指でスイッチ57の
操作レバー56を操作することが容易となる。
【0039】スイッチ57がオフ状態のときは、温度表
示手段45は、消灯状態である。操作レバー56を矢符
B1方向へ摺動させスイッチ57をオフ状態からオン状
態へ移行させると、ニクロム線50が通電され、発熱を
開始する。棒状体49の櫛歯10が配置される表面温度
が、まつ毛37をカールするために適した温度に達して
いない状態では、NTCサーミスタ54の抵抗値が大き
く充電池55からの電流は、主にニクロム線50に通電
される。前記表面部分が前記適した温度に達すると、N
TCサーミスタ54の抵抗値が小さくなり、これによっ
て充電池55からの電流は、主に温度表示手段45、N
TCサーミスタ54および抵抗58が通電される。この
状態では温度表示手段45は消灯した状態から点灯した
状態へ移行する。
【0040】このような温度表示手段45によって、使
用者は前記棒状体49の表面部分が前記特定の温度に達
したか否かを容易に識別することができる。また温度表
示手段45が点灯した状態では、ニクロム線50には電
流は供給されず、したがってニクロム線50が前記特定
の温度を超えて発熱するといった不具合をなくすことが
できる。
【0041】前記把持部42の有底円筒部分48内に
は、充電池55を支持する側部リブ68,69が設けら
れる。また有底円筒手段48の充電池55よりも長手方
向一端部側には正極側リブ70が設けられ、正極側リブ
70には金具71が取付けられる。円筒部分48の充電
池55よりも長手方向他端部側には負極側リブ72が設
けられる。この負極側リブ72には円錐コイルバネ73
が固定される。円錐コイルバネ73には前記導線64,
67がそれぞれ連結され、充電池55を正極側リブ70
の金具71に押圧する方向に付勢する。このように充電
池55はその外周面が側部リブ68,69によって支持
され、かつ円錐コイルバネ73によって金具71に押圧
され、がたつくことを防止することができる。
【0042】また有底円筒部分48の底壁47にはコネ
クタ74が設けられる。このコネクタ74は2つの端子
75,76を有し、一方の端子75は導線77によって
前記正極側リブ70の金具71に接続され、また他方の
端子76は導線78によって円錐コイルバネ73に接続
される。このコネクタ74によって外部の充電器によっ
て接続され、充電池55を充電することができる。
【0043】上述した図1〜図5に示されるまつ毛用化
粧具1,41において、その把持部2,42の円錐部分
6,46と円筒部分7および有底円筒部分48とが連な
る部分には、くぼみ79が周方向にわたって設けられ
る。くぼみ79は、図6に示されるようにキャップ80
を嵌着するためのものである。このキャップ80は前記
把持部2,42と同径であり、くぼみ79に嵌着された
状態でブラシ部3,43を保護することができる。この
ようにまつ毛用化粧具1,41は、キャップ80を取付
けることによってバックなどの小物入れに入れて持ち歩
くときに、ブラシ部3,43にほこりが付着し、不衛生
となることを回避し、また棒状体9,49が前記持ち歩
いている状態で折れて破損してしまうといった不具合を
なくすことができる。またキャップ80を取付けること
によって、ブラシ部3,43が露出し美観が低下すると
いった不具合をなくすことができる。
【0044】またブラシ部43は、把持部42に対して
矢符B3,B4方向に回転自在に連結されるので、まつ
毛37をカールする際に、櫛歯10が突出する方向を、
使用者が、まつ毛37をカールしやすい方向に合わせる
ことができる。
【0045】図7は、本発明の実施のさらに他の形態で
あるまつ毛用化粧具81を示す正面図である。まつ毛用
化粧具81は、上述した各実施形態に類似し、対応する
部分には同一の参照符を付し、説明は省略する。まつ毛
用化粧具81は、把持部82とブラシ部83と熱源手段
84と温度表示手段5とから成り、外部電源と接続さ
れ、ブラシ部83を加熱するように構成されている。
【0046】把持部は、合成樹脂製で、略円柱状の形状
を有し、その長手方向長さL21は、たとえば5〜8c
mに選ばれ、また直径D21はたとえば1〜2cmに選
ばれる。把持部82のブラシ部83が連結される端面8
6は使用者に畏怖感を与えないようにするために、外方
に湾曲して形成される。ブラシ部83は、長手方向一端
部87aが把持部82に同軸に圧入して固定される棒状
体87と、棒状体87の長手方向他端部より設けられる
櫛歯88とから成る。棒状体87は熱放出部材であるニ
クロム線89とニクロム線89を覆う被覆層90とによ
って形成される。ニクロム線89の長手方向両端部はそ
れぞれ導線91,92に電気的に接続される。この導線
91,92は、把持部82によって被覆される。
【0047】図8は、まつ毛用化粧具81の把持部82
の長手方向他端部と熱源手段84とを示す拡大断面図で
ある。まつ毛用化粧具81の把持部82の長手方向他端
部にはピン端子93が設けられる。このピン端子93
は、正および負極部94,95と、前記正および負極部
94,95間に介在される絶縁部96とから成る。正極
部94には、導線91が接続され、また負極部95には
導線92が接続される。このピン端子93は把持部82
に形成されるコネクタ挿入溝97内の底面97aに断熱
部材98を介して固定される。
【0048】熱源手段84は、ハウジング99と、ハウ
ジング99の上面に設けられ、把持部82の長手方向他
端部が嵌合可能な嵌合凹所100と、嵌合凹所100の
底面100aから突出し、前記把持部82のコネクタ挿
入溝97に嵌合可能なコネクタ101と、制御部102
と、図示しない外部電源に接続される外部電源コネクタ
103とを含んで構成される。コネクタ101は、制御
部102に電気的に接続される正および負極端子10
4,105と、把持部82のコネクタ挿入溝97の内周
面を案内する案内筒106とを有する。正極端子104
は、その遊端部に案内筒106の軸線に近接する方向へ
湾曲する端子部107を有し、また負極端子105は、
前記正極端子104と同様に、案内筒106の軸線に近
接する方向に湾曲する端子部108を有する。把持部8
2の長手方向他端部が嵌合凹所100に嵌合され、把持
部82の底面82aと、前記嵌合凹所100の底面10
0aとが当接した状態では、コネクタ101は把持部8
2のコネクタ挿入溝97に挿入され、正極端子104の
端子部107とピン端子93の先端部分で露出する正極
部94の外周面とが接触し、負極端子105の端子部1
08とピン端子93の基端部分に配置される負極部95
とが接触し、これによって外部電源コネクタ103およ
び制御部102を介して導線91,92に通電され、ニ
クロム線89が発熱する。
【0049】図9は、ブラシ部83を拡大して示す断面
図である。ブラシ部83の棒状体87は、最も大きな直
径D22を有する部分が、前記櫛歯88が設けられる棒
状体87の長手方向他端部寄りに形成され、その直径D
22は、たとえば2〜3.5mmに選ばれ、前記大きな
直径D22を有する部分から長手方向一端部になるにつ
れて縮径し、棒状体87と把持部82とが連なる部分に
最も小さい直径D23を有する部分となる、いわば涙滴
形状に形成される。前記直径D23は、たとえば1.5
〜3.0mmに選ばれ、厚みt1は、たとえば0.3〜
0.4mmに選ばれる。このように涙滴形状に形成され
る棒状体87は、上述した図1〜図6に示される実施形
態の棒状体9,49と比較して、熱容量が大きく、した
がってまつ毛37をカールするために適した温度をより
長時間維持することができる。また櫛歯88は、棒状体
87の周方向にわたって放射状に突出して形成される。
したがって本実施形態のブラシ部43では、まつ毛37
を巻上げる際に、上述した櫛歯10と比較して、まつ毛
37が瞼の上下方向に不均一な角度を成して伸びている
ような場合であっても、各櫛歯88間にまつ毛を確実に
捕捉して均一に巻上げることができる。なお、このよう
なブラシ部83は、上述した図1〜図6に示す各実施形
態においても用いることが可能である。また本実施形態
では、ブラシ部83に代えて、図4に示されるブラシ部
43を用いることもできる。
【0050】本実施形態の構成では、上述した各実施形
態と比較して、把持部82内に燃料タンクおよび充電池
なども設けないので軽量化を図ることができ、操作性を
向上することができる。
【0051】図10は、本発明の実施のさらに他の形態
であるまつ毛用化粧具111を示す断面図である。な
お、本実施形態は、上述した各実施形態に類似し、対応
する部分には同一の参照符を付し、説明は省略する。こ
のまつ毛用化粧具111は、把持部112内に高温、た
とえば90〜100℃の液体を封入して、その液体の熱
を利用してブラシ部113を加熱させるように構成され
る。
【0052】ブラシ部113は、把持部112に同軸に
固定される棒状体116と、上述した実施形態と同様に
設けられる複数の櫛歯88とから成る。棒状体116
は、熱放出部材118と、熱放出部材118を被覆する
被覆層119とによって形成される。
【0053】熱放出部材118は、上述した涙滴形の形
状を有する銅製棒体で、その長手方向一端部118a
は、高温の液体が収納される熱源収容空間112内で露
出する。
【0054】前記把持部112の長手方向一端部側(図
10の右側)には、栓体120が螺着される。栓体12
0はシール部材121を有し、これによって熱源収容空
間122の気密性を確保することができる。把持部11
2の前記ブラシ部113が設けられる長手方向他端部側
(図10の左側)には外方に向かって凸に湾曲する湾曲
面123が形成される。前記熱源収容空間122内に封
入される液体としては、たとえば水が選ばれる。使用者
は栓体120を把持部112から離脱させ、90〜10
0℃の水を熱源収容空間122内に給湯して栓体120
を螺着させる。これによって熱放出部材118の長手方
向一端部118aから熱伝導して棒状体116の櫛歯8
8が設けられる表面を、まつ毛37をカールするために
適した温度となるまで加熱することができる。
【0055】図11は、本発明の実施のさらに他の形態
であるまつ毛用化粧具131を示す部分断面図である。
なお、この実施形態は、上述した各実施形態に類似し、
対応する部分には同一の参照符を付し、説明は省略す
る。
【0056】まつ毛用化粧具131は、木製または合成
樹脂製で略円形状に形成される把持部132と、把持部
132に連結される棒状体133、および棒状体133
の長手方向他端部側に設けられる櫛歯134を有するブ
ラシ部135と、高温の液体を封入し、ブラシ部135
を加熱するための熱源手段136とを有する。
【0057】棒状体133は、銅製で略円柱状に形成さ
れ、前記把持部132に圧入して固定される熱放出部材
137と、熱放出部材137を被覆する被覆層138と
から成る。棒状体133の長手方向他端部側(図11の
下側)の先端面には、略円錐体状の凹部139が形成さ
れる。
【0058】熱源手段136は、前記ブラシ部135が
挿込まれる挿込み凹所140を有する栓体141と、前
記高温の液体を封入する蓄熱部142とを有する。挿込
み凹所140は、把持部132の直径D41よりも大き
な直径D42を有する大径挿込み凹所144と、大径挿
込み凹所144に段差145を介して連なり、ブラシ部
135の棒状体133の直径D43よりも大きな直径D
44を有する小径挿込み凹所146とから成る。小径挿
込み凹所146の底部には、円錐体状の凸部147が形
成される。小径挿込み凹所146は、たとえばセラミッ
クによって実現され、高い蓄熱性を有する。挿込み凹所
140内にブラシ部135を挿入した状態では、把持部
132の長手方向他端側の角部148が段差145に当
接し、かつブラシ部135の先端部の凹部139に小径
挿込み凹所146の凸部147が嵌合する。
【0059】熱源手段136の栓体141と蓄熱部14
2とは、相互に螺着自在であり、これら栓体141およ
び蓄熱部142によって空間149が形成される。使用
者はまつ毛用化粧具131を使用するときは、高温、た
とえば90〜100℃の液体を空間149内に封入させ
る。使用者は前記液体を、蓄熱部142から栓体141
を離脱させて供給することができる。液体を供給すると
きは、蓄熱部142を水平面上に載置した状態で栓体1
41を離脱させ、前記高温の液体を蓄熱部142内に流
し込む。このとき溝150は、前記高温の液体の量を計
るための目安となる計量線であり、蓄熱部142内に液
体を供給し、この液体の液面と溝150とが重なった状
態で、前記供給を停止し、栓体141を蓄熱部142に
螺着させる。これによって小径挿込み凹所146は、空
間149内の高温の液体から熱伝達されて加熱され、ま
た空間149内の高温の液体の液位は小径挿込み凹所1
46の体積分だけ上昇して、空間149内を満たす。本
実施形態においてブラシ部135が前記挿込み凹所14
0内に挿入された状態では、小径挿込み凹所146の凸
部147がブラシ部135の凹部139に接触し、これ
によってブラシ部135の加熱をより高い効率で行うこ
とができる。
【0060】図11の本実施形態では、上述した図1〜
図10の実施形態と比較して、ブラシ部135を加熱す
る手段として高温にすることができる液体、たとえば水
を使用するので、充電池または燃料タンクなどが把持部
内に配置される構成と比較して、使用しないときは液体
を収容する必要がなく、たとえば旅行用として好適に用
いることができる。また把持部132には、上述した図
10に示される実施形態と比較して、熱源手段を備える
必要がないので、より軽量化を図ることができ、これに
よってまつ毛37をカールする際のブラシ部の操作性を
向上させることができる。
【0061】図12は、本発明の実施のさらに他の形態
であるまつ毛用化粧具1aのブラシ部151を拡大して
示す断面図である。なお、図12において把持部2aは
一部分のみを示す。本実施形態のブラシ部151は、上
述した図1〜図3、図6および図10に示される各実施
形態のブラシ部3,113に代えて用いることができ
る。ブラシ部151の棒状体152は、銅およびアルミ
ニウムなどの熱伝導性が良好な材料から成る熱放出部材
153と、エポキシ樹脂などの耐熱性合成樹脂から成
り、熱放出部材154を被覆する被覆層153とによっ
て形成される。
【0062】この棒状体152は、長手方向一端部15
6aが把持部2aに連結され、把持部2aと同一の軸線
155を有する直線部分156と、直線部分156の長
手方向他端部156bに連なり、使用者の開眼状態にお
いて、上眼瞼の下縁の湾曲した形状に対応して湾曲する
軸線157を有する湾曲部分158とから成る。直線部
分156の長手方向一端部156aは、把持部2a内に
挿入され、図示しない熱源手段に接続される。
【0063】直線部分156の長手方向他端部156b
は、把持部2aの先端部から離反する方向に上述した間
隔L11と同じ大きさだけ延びており、この長手方向他
端部156bには、前記湾曲部分158の基部158a
が連なる。直線部分156の長手方向一端部156aを
除く残余の領域において、被覆層154は、熱放出部材
153の周方向全周にわたってほぼ同一の厚みt1で、
熱放出部材153を被覆する。
【0064】棒状体152の湾曲部分158の外周面1
52aには、複数の櫛歯161が設けられる。各櫛歯1
61は、湾曲部分158の湾曲中心から遠去かる方向に
凸に突出して形成される。また各櫛歯161は、前記湾
曲軸線157に沿う方向に間隔L51をあけてそれぞれ
形成され、図13に拡大して示すように前記軸線157
を含む一仮想平面で切断した断面形状は、逆V字状とさ
れる。したがって前記軸線157に沿う方向に隣接する
各櫛歯161の相互に対向する対向面162a,162
bは、前記湾曲中心から遠去かるにつれて、相互に離反
する方向に傾斜している。
【0065】各櫛歯161の前記軸線157から最も離
反した先端部分163間の間隔L52は、まつ毛37の
直径よりも大きい値、たとえば0.5mm程度に選ばれ
る。また各櫛歯161間の前記外周面152a上の間隔
L51は、まつ毛37の直径と同一またはわずかに小さ
い値、たとえば0.3mm程度に選ばれる。各櫛歯16
1の前記軸線157を含む一仮想平面上における棒状体
152の外周面152aから高上がる高さhは、たとえ
ば1mm程度に選ばれる。各櫛歯161の先端角は鋭角
であり、その角度θはたとえば30度程度に選ばれる。
【0066】櫛歯161の各対向面162a,162b
の前記先端部分163とは反対側の基端部分164は、
棒状体152の外周面152aとなだらかに連なるよう
に、前記軸線157に近接する方向に凸に湾曲して形成
される。このように各櫛歯161を間隔L51をあけて
配置し、かつ前記外周面152aと各対向面162a,
162bとがなだらかに連なるように形成することによ
って、たとえば櫛歯161が前記湾曲軸線157方向に
密接して設けられて、各櫛歯161間に狭隘な部分が形
成され、櫛歯161の賦形性が悪くなるという不具合お
よび各櫛歯161間にほこりが付着するという不具合を
回避することができる。
【0067】図12を参照して、棒状体152の湾曲部
分158において熱放出部材153は、その軸線が前記
湾曲部分158の湾曲軸線157よりもわずかに櫛歯1
61寄りに配置される。より具体的には、前記軸線15
7を含む一仮想平面で切断した断面において、湾曲部分
158の熱放出部材153部分を被覆する被覆層154
部分は、前記櫛歯161が突出する一方側に厚みt2を
有し、前記一方側とは反対側には、厚みt2よりも大き
な厚みt3を有する。このように棒状体152の直線部
分156では、熱放出部材153と被覆層154とが同
軸となるようにして、さらに湾曲部分158では、櫛歯
161が設けられる側に熱放出部材153の軸線を寄せ
ることによって、熱損失を少なくして、まつ毛37をカ
ールするために必要な温度に迅速に達するように櫛歯1
61を効率的に加熱することができる。湾曲部分158
の先端面159は、丸みを帯びて形成され、これによっ
て使用者に畏怖感を与えるという不具合をなくすことが
できる。
【0068】図14は、棒状体152の湾曲部分158
および櫛歯161を部分的に拡大して示す斜視図であ
る。各櫛歯161は、棒状体152の湾曲部分158の
湾曲軸線157に垂直な一仮想平面に関して、棒状体1
52の周方向両側にわたって延び、その両側部161
a,161bは棒状体152の接線方向に立上がるよう
に、いわば三日月状に形成される。このように櫛歯16
1が形成されているので、まつ毛37を櫛歯161間に
挟持させて加熱するときに、まつ毛37をその付け根付
近まで櫛歯161によって挟持させるとともに、前記付
け根付近に棒状体152を近接させて効率的に加熱する
ことができる。また、まつ毛37が上眼瞼の上下方向に
不均一な角度を成してそれぞれ伸びる場合であっても、
上述した図7〜図11に示すブラシ部83,113,1
35と同様に各櫛歯161間にまつ毛37を捕捉して前
記上下方向に整列させることができる。
【0069】このように構成されるブラシ部151が取
付けられたまつ毛用化粧具を用いたまつ毛37のカール
の仕方の一例を述べると、まず熱源手段によってブラシ
部151を、櫛歯161の表面温度がまつ毛37をカー
ルするために適した温度に達するまで加熱する。このと
き使用者は、櫛歯161の表面温度が前記適した温度に
達したか否かを、上述した実施形態と同様の温度表示手
段5によって容易に識別することができる。
【0070】櫛歯161の表面温度が前記適した温度に
達した後、使用者はブラシ部151を前記直線部分15
6の軸線155が水平となるようにして、湾曲部分15
8をまつ毛37の下方に、櫛歯161がまつ毛37に臨
むように配置させる。この状態から湾曲部分158を上
方に平行移動させて、各櫛歯161間にまつ毛37の付
け根付近を挟持させながら上方へわずかに押し上げる。
本実施形態のブラシ部151では、上眼瞼の下縁の湾曲
した形状に対応した形状の湾曲部分158を有するの
で、この湾曲部分158によってまつ毛37の付け根付
近を、左右方向両側にわたって同時に上方へ押し上げる
ことができる。このようにしてまつ毛37をわずかに押
し上げた状態で、まつ毛37の付け根付近から離反する
方向に、矢符E1で示す方向に前記湾曲部分158を平
行移動させる。これによってまつ毛37は、各櫛歯16
1間を摺動して平行に整列するとともに、加熱されて前
記湾曲部分158が平行移動した矢符E1方向に沿って
カールされる。
【0071】このようにして本実施形態のブラシ部15
1を用いて、まつ毛37全体を左右方向両側にわたって
同時にカールさせることができる。各櫛歯161の先端
角は鋭角に形成されるので、まつ毛の付け根付近をブラ
シ部151によって上方へ押上げるときに、まつ毛37
を各櫛歯161間に案内することができる。これによっ
て、まつ毛37の一部分が各櫛歯161の先端部分16
3に接触して上方へ押上げられて前記まつ毛37の一部
分と残余の部分とが上下方向に段差を生じてカールさ
れ、仕上がり形状が悪くなるという不具合をなくすこと
ができる。また棒状体152の湾曲部分158が上眼瞼
の下縁の湾曲した形状に対向して形成されているので、
上述したようにまつ毛37の付け根付近を上方へ押上げ
た状態で使用者の眼の前方に良好な視界を確保すること
ができ、操作性が向上される。また湾曲部分158は、
直線部分156によって把持部2aから間隔L1だけ遠
去かった位置に配置されるので、把持部が使用者の顔に
不所望に接触するという不具合をなくすとともに、まつ
毛用化粧具の操作性を向上させることができる。なお、
ブラシ部151の櫛歯161は、棒状体152の周方向
両側にわたって延びて形成されていたけれども、これに
限定されることはなく、たとえば棒状体の周方向全体に
わたって延びて形成されてもよく、または図1〜図6に
示すように周方向一部分に、一方向に突出して形成され
てもよい。
【0072】なお、上述した各実施形態では、把持部を
形成する材料としてメラミン樹脂が用いられたけれど
も、本発明はこれに限定されることはなく、前記まつ毛
37をカールするのに適した温度に対し、充分な耐熱性
を有することを条件として、たとえばポリエチレンまた
はポリプロピレンなどの熱可塑性合成樹脂であってもよ
く、あるいは耐熱性および電気絶縁性を有する他の材料
であってもよい。また上述した被覆層および各櫛歯の他
の実施形態として、被覆層および各櫛歯は熱可塑性エラ
ストマ製であってもよい。このようにすることによって
まつ毛37が接触する領域に適度な弾性を付与すること
ができる。またブラシ部を加熱するための熱源手段とし
てLPGなどのガス燃焼を利用した構成、ニクロム線を
発熱させる構成および高温の液体の熱を伝達させる構成
をそれぞれ用いているけれども、本発明は、これに限定
されることはなく、たとえば誘導起電流によってコイル
を加熱させる構成であってもよく、または他の構成であ
ってもよい。
【0073】また被覆層の少なくとも櫛歯が形成される
部分は、複数の微細な連続気孔を有する多孔質合成樹脂
によって形成されてもよい。このように形成することに
よって、熱放出部材またはニクロム線に直接接触して温
められ、空気を各櫛歯間に導いてまつ毛37をその全周
にわたって効率的に加熱することができる。
【0074】さらに他の実施形態として、ブラシ部は把
持部に対して交換可能に設けられてもよく、これによっ
て形状の異なるブラシ部を、使用者の好みに応じて容易
に取替えることができるので利便性が向上される。
【0075】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、ブラシ
部は棒状体と複数の櫛歯とを有し、棒状体の長手方向一
端部は把持部に連結され、櫛歯は棒状体の長手方向他端
部から長手方向一端部に向かって、前記把持部から予め
定める間隔をあけて設けられる。
【0076】ブラシ部を加熱する熱源手段は、たとえば
ブラシ部にニクロム線を設け、このニクロム線を発熱さ
せるための電池などを熱源として利用した構成であって
もよく、またはブラシ部に備えられる金属製の芯棒を蓄
熱体として設け、この芯棒を加熱するために熱湯を熱源
として利用した構成、もしくは燃焼ガスを利用した構成
であってもよい。前記ブラシ部は、その表面が常温より
も高いまつ毛をカールするために適した温度、たとえば
40〜60℃の範囲内で希望する温度に達するまで熱源
手段によって加熱される。このようにして加熱されたブ
ラシ部を、まつ毛の表面に上方から接触させると、まつ
毛は加熱されてカールしやすい状態となる。この状態で
まつ毛を櫛歯によって巻上げて希望の形状に湾曲させ
る。
【0077】このようにして本発明の構成では、上述し
た従来技術と比較してまつ毛を複数箇所にわたって上ブ
レードと弾性部材との間に挟み込むという複数回の操作
を行うことなく、まつ毛の全体または任意の特定領域
を、ブラシ部を接触させて加熱しながら巻上げるという
1つの操作によってカールすることができる。またブラ
シ部には複数の櫛歯が設けられるので、まつ毛を整列さ
せた状態でカールすることができ、相互に隣接するまつ
毛同士が重なった状態でカールされてしまうという不具
合をなくすことができる。
【0078】請求項2記載の本発明によれば、ブラシ部
の棒状体は、前記熱源手段によって加熱される熱放出部
材と、熱放出部材を覆い、前記複数の櫛歯が設けられる
被覆層とによって形成される。まつ毛用化粧具を用いて
まつ毛をカールするときは、上述のようにブラシ部の表
面、より具体的には、合成樹脂製の被覆層の表面に接触
させて行うので、まつ毛が高温の熱放出部材に直接接触
して傷んでしまうといった不具合をなくすことができ
る。また熱放出部材は被覆層に覆われるので、放熱によ
る熱損失を少なくすることができる。また被覆層は、合
成樹脂から成るので、たとえばインサート成形などによ
って容易に形成することができる。したがって無駄な熱
放散が少ない熱効率の良好な形状とし、まつ毛をカール
するためにより多くの熱量を複数の櫛歯付近に導くこと
ができるブラシ部を実現することができる。
【0079】請求項3記載の本発明によれば、まつ毛用
化粧具は、ブラシ部が予め定める温度に達したことを表
示する温度表示手段を備えるので、使用者はブラシ部の
表面温度がまつ毛をカールするために適した温度に達し
たか否かを容易に識別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態であるまつ毛用化粧具1
を示す断面図である。
【図2】熱吸収部16およびノズル26を示す拡大斜視
図である。
【図3】まつ毛153をカールさせる様態を示す概略図
である。
【図4】本発明の実施の他の形態であるまつ毛用化粧具
41を示す断面図である。
【図5】まつ毛用化粧具41の斜視図である。
【図6】キャップ80を取付けたまつ毛用化粧具41を
示す斜視図である。
【図7】本発明の実施のさらに他の形態であるまつ毛用
化粧具81を示す正面図である。
【図8】把持部82の長手方向他端部および熱源手段8
4を示す部分断面図である。
【図9】ブラシ部113を拡大して示す断面図である。
【図10】本発明の実施のさらに他の形態であるまつ毛
用化粧具111を示す断面図である。
【図11】本発明の実施のさらに他の形態であるまつ毛
用化粧具131を示す断面図である。
【図12】本発明の実施のさらに他の形態であるまつ毛
用化粧具1aのブラシ部151を拡大して示す断面図で
ある。
【図13】ブラシ部151の棒状体152および櫛歯1
61付近を拡大して示す断面図である。
【図14】棒状体152の湾曲部分158および櫛歯1
61を部分的に拡大して示す斜視図である。
【符号の説明】
1,1a,41,81,111,131 まつ毛用化粧
具 2,2a,42,82,112,132 把持部 3,43,83,113,135,151 ブラシ部 4,44,84,136 熱源手段 5,45,85 温度表示手段 9,49,87,116,133,152 棒状体 10,88,117,134,161 櫛歯 11,118,137,153 熱放出部材 50,89 ニクロム線 12,51,90,119,138,154 被覆層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者の手指によって把持される把持部
    と、 長手方向一端部が前記把持部に連結される棒状体と、前
    記把持部から予め定める間隔を有し、かつ棒状体の長手
    方向他端部から長手方向一端部に向かって設けられる複
    数の櫛歯とを有するブラシ部と、 ブラシ部を加熱するための熱源手段とを含むことを特徴
    とするまつ毛用化粧具。
  2. 【請求項2】 ブラシ部の棒状体は、前記熱源手段によ
    って発熱し、または熱源手段からの熱伝達によって加熱
    され、熱伝導率の高い材料から成る熱放出部材と、熱放
    出部材を覆い、前記複数の櫛歯が設けられ、耐熱性合成
    樹脂から成る被覆層とによって形成されることを特徴と
    する請求項1記載のまつ毛用化粧具。
  3. 【請求項3】 ブラシ部が予め定める温度に達したこと
    を表示する温度表示手段を含むことを特徴とする請求項
    1または2記載のまつ毛用化粧具。
JP22275497A 1997-08-19 1997-08-19 まつ毛用化粧具 Pending JPH1156444A (ja)

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