JP3806611B2 - ナビゲーション装置、音声の提供方法及びプログラム - Google Patents

ナビゲーション装置、音声の提供方法及びプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、目的地への経路及び現在位置の案内に加え、各種オーディオソースの再生が可能なナビゲーション装置、音声の提供方法及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、設置されている乗用車の運転者や同乗者に目的地への経路及び現在位置を案内する本来の用途に加え、オーディオソース、例えばテレビ番組等を同乗者向けに再生することが可能なナビゲーション装置が普及している。
【0003】
こうしたナビゲーション装置では、図5に示すように、テレビ放送の受信機10が、テレビ番組によるアナログ方式の音声信号P10を出力する。
【0004】
一方、案内音声用DSP40は、処理制御部30がGPSモジュール20からのGPS信号に応じて出力する制御信号に従って、案内音声データ格納メモリ50から必要なデジタル音声信号を読み出し、目的とするデジタル音声信号を合成する。そして、案内音声用DSP40は、合成したデジタル音声信号をデコードして案内音声の波形データを生成した後、さらに内蔵するD/Aコンバータで波形データからアナログ方式の音声信号P20を生成して出力する。
【0005】
アナログマルチプレクサ60は、処理制御部30が出力する制御信号に従って、上述した音声信号P10及びP20のいずれか一方を選択して、図示しないスピーカへ音声信号P30として出力する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
近年、デジタル方式のテレビ放送が開始されたことに伴って、デジタル方式のテレビ放送を受信・再生するための機器が少しずつ普及しつつある。また、デジタル方式のテレビ放送を受信・再生するための機器の十分な普及が確認された段階で、現行のアナログ方式のテレビ放送を全面的に廃止することが決まっている。
したがって、上述したナビゲーション装置についても、受信機10の部分が、デジタル方式のテレビ放送を受信・再生できるものに置き換わっていくことが予想される。
【0007】
デジタル方式のテレビ放送を受信・再生する受信機は、画像・音声を処理するため、DSP(リアルタイム処理に適したデジタル信号処理専用のマイクロプロセッサ)を搭載している。このDSPは、テレビ放送に含まれるデジタル信号の音声部分をデコードして音声の波形データを生成した後、さらに内蔵するD/Aコンバータで波形データからアナログ方式の音声信号を生成して出力する。
【0008】
このため、アナログ方式のテレビ放送の受信機を、デジタル方式のテレビ放送の受信機へ単純に交換した場合、ナビゲーション装置は、受信機内のDSP及び先に説明した案内音声用DSPの両方を備えることになる。また、各DSPから並行して出力されるアナログ方式の音声の一方のみをスピーカへ送るため、従来と同様にアナログマルチプレクサも必要となる。
【0009】
上述したように、受信機を単独でデジタル方式に交換するだけでは、回路構成の全体的な冗長性が高まってしまうという問題点がある。
【0010】
こうした回路構成の冗長化を防止するには、受信機内のDSP及び案内音声用DSPをひとつにまとめて共通化することが望ましい。しかしながら、単純にDSPを共通化した場合、共通化されたDSPは、受信機から出力されたデジタル信号と処理制御部から出力された案内音声のデジタル信号とから、出力された順序通りに、アナログの音声信号を生成し、スピーカへ出力することになる。
【0011】
このため、運転者向けに危険の回避を促す緊急性の高い案内音声であっても、そのスピーカへの出力は、先にDSPに入力された受信機からの音声信号がすべてスピーカへ出力された後となってしまい、結果的に、経路誘導の機能が十分に発揮されなくなってしまうという問題点がある。
【0012】
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、音声再生に関わる回路部分の共通化を図ることを目的とする。
また、本発明は、ナビゲーション装置本来の経路誘導の機能が十分に発揮されるようにすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るナビゲーション装置は、
オーディオソースから再生されたオーディオ音声を供給するオーディオ供給手段と、
経路を誘導するための案内音声を供給する案内供給手段と、
先に記憶した順に読み出し、前記オーディオ供給手段及び前記案内供給手段から独立に供給される前記オーディオ音声及び前記案内音声について共通に設けられ、前記オーディオ音声及び前記案内音声を読み出されるまで一時的に記憶する一時記憶手段と、
前記一時記憶手段により記憶されている音声を再生する再生手段と、を備える、
ことを特徴とする。
【0014】
前記案内音声を前記オーディオ音声に先駆けて前記再生手段により再生させる再生順序付け手段を、さらに備える、ようにしてもよい。
【0015】
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係るナビゲーション装置は、
オーディオソースから再生されたオーディオ音声を供給するオーディオ供給手段と、
経路を誘導するための案内音声を供給する案内供給手段と、
前記オーディオ供給手段及び前記案内供給手段から独立に供給される前記オーディオ音声及び前記案内音声について共通に設けられ、前記オーディオ音声及び前記案内音声を読み出されるまで一時的に記憶する一時記憶手段と、
前記一時記憶手段により記憶されている音声を再生する再生手段と、
前記案内音声を前記オーディオ音声に先駆けて前記再生手段により再生させる再生順序付け手段と、を備え、
前記再生順序付け手段は、
前記一時記憶手段に記憶された前記オーディオ音声を記憶の順序通り逐次読み出し、前記再生手段によって再生させるとともに、
前記一時記憶手段に記憶された前記案内音声を前記オーディオ音声に先駆けて読み出し、前記再生手段によって再生させる、ようにしてもよい。
【0016】
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点に係るナビゲーション装置は、
オーディオソースから再生されたオーディオ音声を供給するオーディオ供給手段と、
経路を誘導するための案内音声を供給する案内供給手段と、
前記オーディオ供給手段及び前記案内供給手段から独立に供給される前記オーディオ音声及び前記案内音声について共通に設けられ、前記オーディオ音声及び前記案内音声を読み出されるまで一時的に記憶する一時記憶手段と、
前記一時記憶手段により記憶されている音声を再生する再生手段と、
前記案内音声を前記オーディオ音声に先駆けて前記再生手段により再生させる再生順序付け手段と、を備え、
前記再生順序付け手段は、
前記オーディオ供給手段により供給された前記オーディオ音声を、供給の順序通り前記一時記憶手段に逐次記憶させるとともに、
前記案内供給手段により供給された前記案内音声を、逐次記憶された前記オーディオ音声に先駆けて前記再生手段によって再生されるよう、前記一時記憶手段に記憶させる、ようにしてもよい。
【0017】
前記再生順序付け手段は、
前記案内供給手段により供給された前記案内音声を、先に記憶されている前記オーディオ音声と置換して、前記一時記憶手段に記憶させる、ようにしてもよい。
【0018】
前記再生順序付け手段は、
前記案内供給手段により供給された前記案内音声を、先に記憶されている前記オーディオ音声の前に挿入して、前記一時記憶手段に記憶させる、ようにしてもよい。
【0019】
所在している位置情報を取得する位置情報取得手段を、さらに備え、
前記案内供給手段は、前記位置情報取得手段が取得した位置情報に基づいて、前記案内音声を供給する、ようにしてもよい。
【0023】
上記目的を達成するため、本発明の第の観点に係るプログラムは、
コンピュータを、
オーディオソースから再生されたオーディオ音声を供給するオーディオ供給手段と、
経路を誘導するための案内音声を供給する案内供給手段と、
先に記憶した順に読み出し、前記オーディオ供給手段及び前記案内供給手段から独立に供給される前記オーディオ音声及び前記案内音声について共通に設けられ、前記オーディオ音声及び前記案内音声を読み出されるまで一時的に記憶する一時記憶手段と、
前記一時記憶手段により記憶されている音声を再生する再生手段と、を備える、
ことを特徴とするナビゲーション装置として機能させる。
コンピュータを、
前記案内音声を前記オーディオ音声に先駆けて前記再生手段により再生させる再生順序付け手段と、を備える、
ことを特徴とするナビゲーション装置として機能させるようにしてもよい。
【0024】
上記目的を達成するため、本発明の第5の観点に係るプログラムは、
コンピュータを、
オーディオソースから再生されたオーディオ音声を供給するオーディオ供給手段と、
経路を誘導するための案内音声を供給する案内供給手段と、
前記オーディオ供給手段及び前記案内供給手段から独立に供給される前記オーディオ音声及び前記案内音声について共通に設けられ、前記オーディオ音声及び前記案内音声を読み出されるまで一時的に記憶する一時記憶手段と、
前記一時記憶手段により記憶されている音声を再生する再生手段と、
前記案内音声を前記オーディオ音声に先駆けて前記再生手段により再生させる再生順序付け手段と、を備え、
前記再生順序付け手段は、
前記一時記憶手段に記憶された前記オーディオ音声を記憶の順序通り逐次読み出し、前記再生手段によって再生させるとともに、
前記一時記憶手段に記憶された前記案内音声を前記オーディオ音声に先駆けて読み出し、前記再生手段によって再生させる、
ことを特徴とするナビゲーション装置として機能させる。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態にかかるナビゲーション装置について、以下図面を参照して説明する。
【0026】
図1は、この発明の実施の形態に適用されるナビゲーション装置の一例を示すブロック図である。図示するように、このナビゲーション装置は、デジタル方式のテレビ放送の受信機110と、GPSモジュール120と、案内音声データ格納メモリ130と、処理制御部140と、音声用FIFOメモリ150と、DSP160と、スピーカ170と、画像生成部180と、モニタ190とを備える。
【0027】
受信機110は、ISDB(Integrated Services Digital Broadcasting)やDVB(Digital Video Broadcasting)等の所定のデジタル放送規格に従って放送される番組を受信する。そして、受信機110は、オーディオソースとして、受信した番組のデジタル音声信号、例えばMPEG2(MPEG:Moving Picture Experts Group)等の信号用規格に従って生成されたデジタル音声信号を、音声用FIFOメモリ150へ供給する。また、受信機110は、デジタル画像信号を図示しない画像用FIFOメモリへ供給する。
【0028】
GPS(GPS:Global Positioning System)モジュール120は、複数のGPS衛星から送信される衛星電波をGPSアンテナを介して受信し、受信した各衛星電波の到達時間の差に基づいて、緯度、経度及び高度等からなる位置情報を生成する。そして、GPSモジュール120は、生成した位置情報を処理制御部140に順次供給する。
【0029】
案内音声データ格納メモリ130は、各種の音声メッセージを形成するための部品となるデジタル音声信号を予め記憶及び格納する。
【0030】
処理制御部140は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等を備えた1チッププロセッサ等からなり、ナビゲーション装置全体を制御する。
【0031】
具体的に処理制御部140は、操作パネル等を介して入力される目的地等を取得すると、CD−ROM等の記憶媒体に記憶された道路網情報等を探索し、例えば、現在地から目的地までを結ぶ最短の誘導経路を選定する。そして、選定した誘導経路を規定する誘導経路情報を、図示しない経路記憶部に格納する。
【0032】
また、処理制御部140は、経路記憶部に格納した誘導経路情報とGPSモジュール120から取得した位置情報とに従って、経路の誘導を利用者に指示する必要があるか否かを逐次判定する。そして、処理制御部140は、利用者に指示する必要がある場合、案内音声データ格納メモリ130から必要なデジタル音声信号を読み出し、目的とするデジタル音声信号を合成する。そして、処理制御部140は、合成したデジタル音声信号を後述するように音声用FIFOメモリ150に書き込むことにより、DSP160及びスピーカ170を介して経路を誘導するための案内用の音声メッセージを出力する。
【0033】
音声用FIFO(First-IN First-Out)メモリ150は、次述するDSP160の前段に設けられ、処理制御部140を介して供給される受信機110に由来のデジタル音声信号及び案内音声データ格納メモリ130に由来のデジタル音声信号を、DSP160により読み出されるまでの間、一時的に記憶する。
【0034】
DSP(DSP:Digital Signal Processor)160は、音声用FIFOメモリ150に記憶されたデジタル音声信号を、上述した読み出し先頭アドレスから逐次読み出してデコードし、音声の波形データを生成する。DSPが内蔵するD/Aコンバータは、音声の波形データからアナログ方式の音声信号を生成して出力する。そしてDSP160は、生成されたアナログ方式の音声信号を、スピーカ170へ出力する。
【0035】
スピーカ170は、ステレオスピーカ等からなり、DSP160から出力されてくるアナログ形式の音声を再生・出力する。
【0036】
画像生成部180は、処理制御部140によって制御され、自車位置を示すシンボル及び誘導経路等を地図画像に合成したナビゲーション画像を生成する。また、画像生成部180は、画像用FIFOメモリに格納されている受信機110から供給されたデジタル画像信号に基づいて、モニタ190に表示させる番組画像を生成する。
【0037】
モニタ190は、LCD(Liquid Crystal Display)又はCRT(Cathode Ray Tube)等からなり、画像生成部180により生成されたナビゲーション画像や番組画像等を表示する。
【0038】
次に、上記構成のナビゲーション装置の動作について、図2〜図4を用いて説明する。
なお、以下の処理は、受信機110で受信される番組の音声信号のスピーカ170への出力指示が利用者によって与えられた後、経路記憶部に予め記憶された誘導経路情報に基づくナビゲーション動作と並行して、一定時間ごとに繰り返し実行される。
【0039】
まず、音声用FIFOメモリ150への書込み処理について説明する。図2に示すように、処理制御部140は、経路記憶部から誘導経路情報を、GPSモジュール120から位置情報を、それぞれ取得する(ステップS110)。ここで誘導経路情報は、予め操作パネル等を介して入力された目的地等に到達するために通るべき経路として選定された誘導経路を規定する情報であり、経路記憶部に固定的に記憶されている。一方、位置情報は、緯度、経度及び高度等の情報からなる情報であり、複数のGPS衛星から受信される各衛星電波の到達時間の差に基づき、GPSモジュール120によって順次生成・供給される。
【0040】
処理制御部140は、ステップS110で取得した誘導経路情報及び位置情報に基づき、経路の誘導を利用者に指示する必要があるか否かを判定する(ステップS120)。例えば、位置情報によって示される自車の走行位置が、誘導経路情報によって規定される誘導経路上から大きく離れている場合、走行位置を誘導経路上に戻すべき旨の誘導を利用者に指示する必要がある。また、自車の走行位置が誘導経路上にあっても、曲がるべき交差点に近付いている場合、曲がるための準備をすべき旨の誘導を利用者に指示する必要がある。
【0041】
ステップS120にて、例えば自車が誘導経路上を走行中で曲がるべき交差点からも遠い等、経路の誘導を利用者に指示する必要がないと判定した場合、処理制御部140は、オーディオソースである受信機110から供給される番組の音声部分に該当するデジタル音声信号を、その供給の順序に従って逐次入力する(ステップS130)。
【0042】
そして、処理制御部140は、音声用FIFOメモリ150内の追加先アドレスに、入力したデジタル音声信号を逐次追加書込みする(ステップS140)とともに、追加先アドレスを更新して(ステップS150)、ステップ110の処理へ戻る。
このステップS130〜S150の逐次入力及び逐次追加書込みの場合、処理制御部140は、所定の単位、例えばAAU( Audio Access Unit/オーディオ復号単位)のデジタル音声信号を書き込むごとに、追加先アドレスを更新、例えば所定の単位でインクリメントする。
【0043】
例えば、図4(a)に示した音声用FIFOメモリ150内の斜線で表す信号記憶領域にデジタル音声信号が記憶されている場合、上述した追加先アドレスの値は、斜線領域の下端を指す値、すなわち符号A110で表す記憶位置を指す値となっている。上述した所定の単位が、例えば2kB(kB:キロバイト)となっていた場合に、この単位3つ分すなわち6kBに相当するデジタル音声信号が追加書込みされると、追加先アドレスの値は、6kB分インクリメントされ、例えば、図4(b)中に符号A130で表す記憶位置を指す値に更新される。
【0044】
一方、図2中のステップS120にて、例えば自車が誘導経路上の曲がるべき交差点に近付いている等、経路の誘導を利用者に指示する必要があると判定した場合、処理制御部140は、案内音声データ格納メモリ130から必要なデジタル音声信号を読み出し、経路の誘導を指示する案内用の音声メッセージに該当するデジタル音声信号を合成する(ステップS160)。
【0045】
そして、処理制御部140は、音声用FIFOメモリ150内の読み出し先頭アドレス以降に、ステップS320で合成したデジタル音声信号を上書きで書き込み、先に記憶されていた受信機110からのデジタル音声信号と置換して(ステップS170)、ステップ110の処理へ戻る。
【0046】
例えば、音声用FIFOメモリ150の記憶内容が図4(a)に示した通りであった場合に、処理制御部140が、経路の誘導を利用者に指示する必要があると判定したケースを想定する。また、このケースにおいて、処理制御部140によりステップS160で生成されたデジタル音声信号が、例えば単位5つ分すなわち10kBに相当するデジタル音声信号であったとする。
【0047】
この条件下では、音声用FIFOメモリ150の記憶内容は、経路の誘導に関わるデジタル音声信号が上書きされた直後、例えば、図4(c)に示すように、読み出し先頭アドレスすなわち符号A120で表す記憶位置の次の位置から10kB分の縦線領域が、経路の誘導に関わるデジタル音声信号に置換された内容となる。従って、図4(a)に示したように、符号A120で表す記憶位置の次の位置から10kB分に渡って記憶されていた番組の音声部分に該当するデジタル音声信号は、上述した上書きによって消去されたことになる。
【0048】
次に、音声用FIFOメモリ150からの読み出し処理について説明する。図3に示すように、DSP160は、音声用FIFOメモリ150内の読み出し先頭アドレスから、記憶されているデジタル音声信号を上述した所定の単位で読み出す(ステップS210)とともに、読み出し先頭アドレスを更新、すなわち所定の単位でインクリメントする(ステップS220)。
【0049】
ステップS210にて、音声用FIFOメモリ150から読み出したデジタル音声信号を、DSP160は、その信号用規格(MPEG2等)に従ってデコードし、音声の波形データを生成する(ステップS230)。DSPが内蔵するD/Aコンバータは、音声の波形データからアナログ方式の音声信号を生成して出力する(ステップS240)。そして、DSP160は、ステップS230により生成されたアナログ方式の音声信号を、スピーカ170へ出力して(ステップS250)、ステップS210の処理へ戻る。
【0050】
上述した実施の形態によれば、音声再生に関わる回路部分、すなわちDSP160とDSP160に読み出されるまでデジタル音声信号を一時的に記憶する音声用FIFOメモリ150とが、テレビ番組の音声部分及び案内用の音声メッセージについて共通化される。そして、この共通化により、ナビゲーション装置の製造コストを抑制できる。
【0051】
また、経路の誘導を利用者に指示する必要があった場合、音声用FIFOメモリ150内の読み出し先頭アドレス以降に案内用の音声メッセージのデジタル音声信号が上書きで書き込まれ、テレビ番組の音声部分のデジタル音声信号と置換される。このため、緊急性の高い案内用の音声を、テレビ番組の放送に由来する音声に先駆けて再生することが可能となり、ナビゲーション装置本来の経路誘導の機能が十分に発揮される。
【0052】
なお、この発明は上記実施の形態に限定されず、様々な変形および応用が可能である。
【0053】
上述した実施の形態では、経路の誘導を利用者に指示する必要があると判定した場合、経路の誘導を指示する案内用の音声メッセージに該当するデジタル音声信号を、音声用FIFOメモリ150内の読み出し先頭アドレス以降に、上書きで書き込み、先に記憶されていたデジタル音声信号と置換していた。しかし、置換するのではなく、先に記憶されていたデジタル音声信号の前に挿入するようにしてもよい。
【0054】
また、経路の誘導を利用者に指示する必要があると判定した場合に、さらに続いて、その必要性の度合いを判定するようにしてもよい。この場合、必要性が所定の基準より高いと判定した場合には、案内用の音声メッセージに該当するデジタル音声信号を、先に記憶されていたデジタル音声信号と置換あるいはその前に挿入する一方、必要性が所定の基準より低いと判定した場合には、オーディオ音声と同じく追加先アドレスに追加書込みする、というようにしてもよい。
【0055】
他方、案内用の音声メッセージを、番組のオーディオ音声に先駆けて再生する必要が全くなければ、常にオーディオ音声と同じく追加先アドレスに追加書込みするようにしてもよい。
【0056】
上述した実施の形態では、経路の誘導を利用者に指示する必要があると判定した場合、音声用FIFOメモリ150の記憶内容を、置換あるいは挿入により変更することで、案内用の音声メッセージに該当するデジタル音声信号が、他に先駆けて読み出されるようにしていた。しかし、音声用FIFOメモリ150の記憶内容を変更するのでなく、音声用FIFOメモリ150内のデジタル音声信号の中から、案内用の音声メッセージに該当するデジタル音声信号を他に先駆けて読み出し、デコードするようにしてもよい。
【0057】
上述した実施の形態では、案内音声データ格納メモリ130に予め格納した部品となるデジタル音声信号を組み合わせて、案内用の音声メッセージに該当するデジタル音声信号を生成していた。しかし、特別なメモリを備えずに、音声メッセージの部品となるデジタル音声信号すべてを、処理制御部140内のROMに予め格納しておくようにしてもよい。
【0058】
上述した実施の形態では、経路の誘導を利用者に指示する必要がないと判定した場合に、オーディオソースである受信機110から供給される番組の音声部分を、音声用FIFOメモリ150、DSP160、スピーカ170を介して出力して、利用者へ提供していた。しかし、このようなオーディオソースはデジタル方式のテレビ放送の受信機110のみに限られず、例えば、デジタル方式のラジオ放送の受信機、CD(Compact Disc)やMD(Mini Disc)やカセットテープ等の記録媒体から予めデジタル方式で記録されている音楽等を再生するための再生機等をオーディオソースとしてもよい。
【0059】
上述した実施の形態では、オーディオ音声及び案内音声のいずれについても、DSP160によってデコードされるまで、デジタル音声信号の形態で処理制御を進めていた。しかし、上述したように、案内音声をオーディオ音声に先駆けて再生することが可能であれば、オーディオ音声及び案内音声のいずれか一方又は両方について、デジタル音声信号以外の形態、例えばアナログ方式の音声信号の形態で処理制御を進めるようにしてもよい。
【0060】
上述した実施の形態では、ナビゲーション装置が地上を走行する乗用車に設置されていることを想定していた。しかし、ナビゲーション装置は、海上を航行する船舶や空中を飛行する航空機等に設置してもよい。さらに、特定の交通機械に設置するのでなく、自分の位置を把握するために個人が携帯するナビゲーション装置としてもよい。
【0061】
上述した実施の形態では、ナビゲーション装置の動作を処理するプログラムが、それぞれメモリ等にあらかじめ記憶されているものとして説明した。しかしながら、これらのプログラムは、FD、CD−ROM、DVDなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布するものとしてもよい。さらに、インターネット上のサーバ装置が有するディスク装置などに格納しておき、コンピュータに、例えば、搬送波に重畳して、ダウンロードなどするものとしてもよい。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、音声再生に関わる回路部分を共通化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るナビゲーション装置の構成の一例を示すブロック図である。
【図2】図1のナビゲーション装置で実行される音声用FIFOメモリへの書込み処理を説明するためのフローチャートである。
【図3】図1のナビゲーション装置で実行される音声用FIFOメモリからの読み出し処理を説明するためのフローチャートである。
【図4】図2及び図3に示した処理に伴うFIFOメモリの状態遷移を示す図である。
【図5】従来のナビゲーション装置の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
110 デジタル方式のテレビ放送の受信機
120 GPS(Global Positioning System)モジュール
130 案内音声データ格納メモリ
140 処理制御部
150 音声用FIFO(First-IN First-Out)メモリ
160 DSP(Digital Signal Processor)
170 スピーカ

Claims (10)

  1. オーディオソースから再生されたオーディオ音声を供給するオーディオ供給手段と、
    経路を誘導するための案内音声を供給する案内供給手段と、
    先に記憶した順に読み出し、前記オーディオ供給手段及び前記案内供給手段から独立に供給される前記オーディオ音声及び前記案内音声について共通に設けられ、前記オーディオ音声及び前記案内音声を読み出されるまで一時的に記憶する一時記憶手段と、
    前記一時記憶手段により記憶されている音声を再生する再生手段と、を備える、
    ことを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 前記案内音声を前記オーディオ音声に先駆けて前記再生手段により再生させる再生順序付け手段を、さらに備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
  3. オーディオソースから再生されたオーディオ音声を供給するオーディオ供給手段と、
    経路を誘導するための案内音声を供給する案内供給手段と、
    前記オーディオ供給手段及び前記案内供給手段から独立に供給される前記オーディオ音声及び前記案内音声について共通に設けられ、前記オーディオ音声及び前記案内音声を読み出されるまで一時的に記憶する一時記憶手段と、
    前記一時記憶手段により記憶されている音声を再生する再生手段と、
    前記案内音声を前記オーディオ音声に先駆けて前記再生手段により再生させる再生順序付け手段と、を備え、
    前記再生順序付け手段は、
    前記一時記憶手段に記憶された前記オーディオ音声を記憶の順序通り逐次読み出し、前記再生手段によって再生させるとともに、
    前記一時記憶手段に記憶された前記案内音声を前記オーディオ音声に先駆けて読み出し、前記再生手段によって再生させる、
    ことを特徴とするナビゲーション装置
  4. オーディオソースから再生されたオーディオ音声を供給するオーディオ供給手段と、
    経路を誘導するための案内音声を供給する案内供給手段と、
    前記オーディオ供給手段及び前記案内供給手段から独立に供給される前記オーディオ音声及び前記案内音声について共通に設けられ、前記オーディオ音声及び前記案内音声を読み出されるまで一時的に記憶する一時記憶手段と、
    前記一時記憶手段により記憶されている音声を再生する再生手段と、
    前記案内音声を前記オーディオ音声に先駆けて前記再生手段により再生させる再生順序付け手段と、を備え、
    前記再生順序付け手段は、
    前記オーディオ供給手段により供給された前記オーディオ音声を、供給の順序通り前記一時記憶手段に逐次記憶させるとともに、
    前記案内供給手段により供給された前記案内音声を、逐次記憶された前記オーディオ音声に先駆けて前記再生手段によって再生されるよう、前記一時記憶手段に記憶させる、
    ことを特徴とするナビゲーション装置
  5. 前記再生順序付け手段は、
    前記案内供給手段により供給された前記案内音声を、先に記憶されている前記オーディオ音声と置換して、前記一時記憶手段に記憶させる、
    ことを特徴とする請求項4に記載のナビゲーション装置。
  6. 前記再生順序付け手段は、
    前記案内供給手段により供給された前記案内音声を、先に記憶されている前記オーディオ音声の前に挿入して、前記一時記憶手段に記憶させる、
    ことを特徴とする請求項4に記載のナビゲーション装置。
  7. 所在している位置情報を取得する位置情報取得手段を、さらに備え、
    前記案内供給手段は、前記位置情報取得手段が取得した位置情報に基づいて、前記案内音声を供給する、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のナビゲーション装置。
  8. コンピュータを、
    オーディオソースから再生されたオーディオ音声を供給するオーディオ供給手段と、
    経路を誘導するための案内音声を供給する案内供給手段と、
    先に記憶した順に読み出し、前記オーディオ供給手段及び前記案内供給手段から独立に供給される前記オーディオ音声及び前記案内音声について共通に設けられ、前記オーディオ音声及び前記案内音声を読み出されるまで一時的に記憶する一時記憶手段と、
    前記一時記憶手段により記憶されている音声を再生する再生手段と、を備える、
    ことを特徴とするナビゲーション装置として機能させるためのプログラム。
  9. コンピュータを、
    前記案内音声を前記オーディオ音声に先駆けて前記再生手段により再生させる再生順序付け手段と、をさらに備える、
    ことを特徴とするナビゲーション装置として機能させるための請求項8に記載のプログラム。
  10. コンピュータを、
    オーディオソースから再生されたオーディオ音声を供給するオーディオ供給手段と、
    経路を誘導するための案内音声を供給する案内供給手段と、
    前記オーディオ供給手段及び前記案内供給手段から独立に供給される前記オーディオ音声及び前記案内音声について共通に設けられ、前記オーディオ音声及び前記案内音声を読み出されるまで一時的に記憶する一時記憶手段と、
    前記一時記憶手段により記憶されている音声を再生する再生手段と、
    前記案内音声を前記オーディオ音声に先駆けて前記再生手段により再生させる再生順序付け手段と、を備え、
    前記再生順序付け手段は、
    前記一時記憶手段に記憶された前記オーディオ音声を記憶の順序通り逐次読み出し、前記再生手段によって再生させるとともに、
    前記一時記憶手段に記憶された前記案内音声を前記オーディオ音声に先駆けて読み出し、前記再生手段によって再生させる、
    ことを特徴とするナビゲーション装置として機能させるためのプログラム。
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