JPH09179599A - 音声記録再生装置 - Google Patents

音声記録再生装置

Info

Publication number
JPH09179599A
JPH09179599A JP7341855A JP34185595A JPH09179599A JP H09179599 A JPH09179599 A JP H09179599A JP 7341855 A JP7341855 A JP 7341855A JP 34185595 A JP34185595 A JP 34185595A JP H09179599 A JPH09179599 A JP H09179599A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
block
recorded
recording
memory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7341855A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisatsugu Suekane
久嗣 末兼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP7341855A priority Critical patent/JPH09179599A/ja
Publication of JPH09179599A publication Critical patent/JPH09179599A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Memory System (AREA)
  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】メモリの特定領域のみだけでなくメモリ全体を
均等に使用することによってメモリの寿命を延ばすこと
ができる音声記録再生装置を提供する。 【解決手段】デジタルデータに変換された音声データ、
音声データに付随する複数の付加データ、及び記録した
データを管理するための複数の管理データをデータごと
に、その書き換え頻度に応じた複数のグループに分類す
る分類手段と、ブロック単位で書き換え可能な固体メモ
リに、グループごとにその記録するメモリアドレスを固
定しないでデータを記録するデータ記録手段と、書き換
え頻度の高いデータグループが書き換え頻度の低いデー
タグループの記録したアドレスを管理する記録アドレス
管理手段とを構成するCPU105を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は音声記録再生装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】音声信号をデジタルデータに変換して書
き換え可能な固体メモリに記録し、該固体メモリから音
声信号を再生する音声記録再生装置が従来より知られて
いる。特開平6−162791号公報あるいは特開平7
−168600号公報はこのような音声記録再生装置を
開示している。
【0003】これらの装置においては、メモリ全体が所
定のブロック単位からなる複数のブロックに分割され、
記録すべきデータはこのブロック単位で複数のブロック
にまたがって記録される。そしてデータが記録された各
ブロックのアドレス及び各ブロックの順番をアクセステ
ーブルとしてメモリの特定領域に記録することによって
メモリ管理が行なわれる。また、記録日時や音声ファイ
ル名や記録者の名前や誤消去プロテクトなどの音声デー
タに付随する付加データもメモリの特定領域に音声デー
タと関連付けられて記録される。
【0004】また、記録したデータを書き換える場合を
考慮して、例えばフラッシュメモリのようにブロック単
位でデータを消去して書き換えることができるメモリが
用いられ、これによって構成を簡単にするとともにメモ
リの集積度をあげるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フラッ
シュメモリ等のメモリは一般に書き換え回数に限度があ
り、アクセステーブルなどのように頻繁に書き換える必
要のあるデータをメモリの特定領域に記録した場合、そ
の領域だけが他の領域より先に書き換え回数限度に達し
てメモリ全体が使用不能になる欠点があった。
【0006】また、メモリの特定領域にアクセステーブ
ルデータなどの管理データや音声データに付随する付加
データを記録した場合、データの一部だけを書き換える
ときにもブロック単位で消去していたので、ブロック単
位分のデータを別のメモリに記憶してから消去を実行し
て再度同じアドレスに書き直す必要があり、無駄な処理
時間とブロック単位分のメモリ領域が余分に必要であっ
た。
【0007】また、管理データや付加データをメモリの
特定領域の同じ場所にまとめて記録しているので、比較
的頻繁に書き換えられるデータを書き換えるたびに比較
的書き換え回数の少ないデータをも書き換えられてしま
い無駄な処理時間を費やしていた。
【0008】本発明の音声記録再生装置はこのような課
題に着目してなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、メモリの特定領域のみだけでなくメモリ全体を均
等に使用することによってメモリの寿命を延ばすことが
できる音声記録再生装置を提供することにある。
【0009】また、本発明の他の目的は、データ書き換
えのときに必要となるメモリ容量をできるだけ少なくす
ることができる音声記録再生装置を提供することにあ
る。
【0010】また、本発明の他の目的は、各種の管理デ
ータや付加データを書き換えるときに、書き換えなけれ
ばならないデータが最少限になるようにメモリ管理を行
なうことができる音声記録再生装置を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明に係る音声記録再生装置は、デジタル
データに変換された音声データ、音声データに付随する
複数の付加データ、及び記録したデータを管理するため
の複数の管理データをデータごとに、その書き換え頻度
に応じた複数のグループに分類する分類手段と、ブロッ
ク単位で書き換え可能な固体メモリに、グループごとに
その記録するメモリアドレスを固定しないでデータを記
録するデータ記録手段と、書き換え頻度の高いデータグ
ループが書き換え頻度の低いデータグループの記録した
アドレスを管理する記録アドレス管理手段とを具備す
る。
【0012】また、第2の発明に係る音声記録再生装置
は、音声信号をデジタルデータに変換し、第1のブロッ
ク単位で書き換え可能な固体メモリに記録し、該固体メ
モリから音声信号を再生する装置であって、デジタル化
された音声データ、音声データに付随する複数の付加デ
ータ、及び記録したデータを管理するための複数の管理
データをデータごとに、複数のグループのデータ群に分
類する分類手段と、グループごとにその記録するメモリ
アドレスを固定しない第2のブロック単位でデータを記
録する第1の記録手段と、グループを階層付けして上位
のグループのデータ群に下位のグループのデータ群を記
録したメモリアドレスデータを加えて記録する第2の記
録手段とを具備する。
【0013】また、第3の発明に係る音声記録再生装置
は、音声信号をデジタルデータに変換し、ブロック単位
で書き換え可能な固体メモリに記録し、該固体メモリか
ら音声信号を再生する装置であって、デジタルデータに
変換された音声データ、音声データに付随する複数の付
加データ、及び記録したデータを管理するための複数の
管理データについて、第1、第2、第3、第4、第5の
グループのデータ群に分類する分類手段を有し、第1の
グループのデータ群は、第2、第5のグループのデータ
群が記録されたメモリアドレスデータを含み、第2のグ
ループのデータ群は、第3、第4、第5のグループのデ
ータ群が記録されたメモリアドレスデータを含み、第4
のグループのデータ群は、第5のグループのデータ群が
記録されたメモリアドレスデータを含む。
【0014】また、第4の発明に係る音声記録再生装置
は、音声信号をデジタルデータに変換して、ブロック単
位で書き換え可能な固体メモリに記録し、該固体メモリ
から音声信号を再生する装置であって、デジタルデータ
に変換された音声データ、音声データに付随する複数の
付加データ、及び記録したデータを管理するための複数
の管理データのうち、いずれか一部のデータの内容を変
更して書き換えるときに、変更するデータが含まれる第
1のメモリブロック内の全てのデータについて、内容を
変更しないデータも含めて第2のメモリブロックに書き
換える第1の書き換え手段と、上記第1のメモリブロッ
クのアドレスデータが記録されていた第3のメモリブロ
ック内のデータを第2のメモリブロックのアドレスデー
タに変更して、第3のメモリブロック内の全てのデータ
について内容を変更しないデータも含めて第4のメモリ
ブロックに書き換える第2の書き換え手段とを具備す
る。
【0015】すなわち、第1の発明に係る音声記録再生
装置は、デジタルデータに変換された音声データ、音声
データに付随する複数の付加データ、及び記録したデー
タを管理するための複数の管理データをデータごとに、
その書き換え頻度に応じた複数のグループに分類して、
グループごとにその記録するメモリアドレスを固定しな
いでブロック単位で書き換え可能な固体メモリにデータ
を記録し、書き換え頻度の高いデータグループが書き換
え頻度の低いデータグループの記録したアドレスを管理
するようにする。
【0016】また、第2の発明に係る音声記録再生装置
は、音声信号をデジタルデータに変換し、第1のブロッ
ク単位で書き換え可能な固体メモリに記録し、該固体メ
モリから音声信号を再生する装置であって、デジタル化
された音声データ、音声データに付随する複数の付加デ
ータ、及び記録したデータを管理するための複数の管理
データをデータごとに、複数のグループのデータ群に分
類し、グループごとにその記録するメモリアドレスを固
定しない第2のブロック単位でデータを記録するととも
に、グループを階層付けして上位のグループのデータ群
に下位のグループのデータ群を記録したメモリアドレス
データを加えて記録するようにする。
【0017】また、第3の発明に係る音声記録再生装置
は、音声信号をデジタルデータに変換し、ブロック単位
で書き換え可能な固体メモリに記録し、該固体メモリか
ら音声信号を再生する装置であって、デジタルデータに
変換された音声データ、音声データに付随する複数の付
加データ、及び記録したデータを管理するための複数の
管理データについて、第1、第2、第3、第4、第5の
グループのデータ群に分類し、第1のグループのデータ
群は、第2、第5のグループのデータ群が記録されたメ
モリアドレスデータを含み、第2のグループのデータ群
は、第3、第4、第5のグループのデータ群が記録され
たメモリアドレスデータを含み、第4のグループのデー
タ群は、第5のグループのデータ群が記録されたメモリ
アドレスデータを含むようにする。
【0018】また、第4の発明に係る音声記録再生装置
は、音声信号をデジタルデータに変換して、ブロック単
位で書き換え可能な固体メモリに記録し、該固体メモリ
から音声信号を再生する装置であって、デジタルデータ
に変換された音声データ、音声データに付随する複数の
付加データ、及び記録したデータを管理するための複数
の管理データのうち、いずれか一部のデータの内容を変
更して書き換えるときに、変更するデータが含まれる第
1のメモリブロック内の全てのデータについて、内容を
変更しないデータも含めて第2のメモリブロックに書き
換えるとともに、上記第1のメモリブロックのアドレス
データが記録されていた第3のメモリブロック内のデー
タを第2のメモリブロックのアドレスデータに変更し
て、第3のメモリブロック内の全てのデータについて内
容を変更しないデータも含めて第4のメモリブロックに
書き換えるようにする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。
【0020】図1は本発明が適用される固体メモリ音声
記録再生装置の構成を示す図である。同図において、マ
イク101は、順に入力アンプ102、A/D変換器
(A/D)103、符号化器104を介してCPU10
5の第1端子に接続されている。また、スピーカ106
は順に出力アンプ107、D/A変換器(D/A)10
8、復号化器109を介してCPU105の第2端子に
接続されている。
【0021】さらに、CPU105の第3端子には液晶
表示部(LCD)112、第4端子には操作入力部11
3が各々接続されるとともに、第5端子にはインターフ
ェース部(I/F)111を介して固体メモリ110が
接続されている。
【0022】上記した構成において、音声記録時には、
マイク101から入力された音声信号は入力アンプ10
2で増幅され、A/D変換器103でデジタルデータに
変換される。A/D変換時のサンプリング周波数は8K
Hz、量子化数は8ビットである。A/D変換されたデ
ジタルデータは符号化器104でフレーム単位で圧縮処
理される。1フレームは25msec周期で1フレーム
あたり高音質モードで24バイト、低音質モードで12
バイトのデータに圧縮される。圧縮された音声データは
フレーム単位でCPU105に送られ、音声データに付
随する各種の付加データと各種の管理データと共にイン
ターフェース部111を介して固体メモリ110に記録
される。
【0023】また、音声再生時には固体メモリ110に
記録済の音声データが1フレーム単位でインターフェー
ス部111を介してCPU105に送られ、さらに復号
化器109にてフレーム単位で復号化されて8KHz周
期の8ビットデータに変換される。次にD/A変換器1
08でアナログ信号に変換され出力アンプ107で増幅
された後、スピーカ106より音声出力される。
【0024】また、CPU105は操作入力部113か
らの操作入力に従って録音、再生、消去等のモード設定
を行なう。また、固定メモリ110に記録された音声デ
ータをファイル単位で管理し、操作入力部113からの
操作入力に従って固体メモリ110に対して音声データ
の書き込み、読み出し、消去等の制御を行なう。さらに
操作入力部113からの操作入力に従って音声データに
付随する各種の付加データを設定して固体メモリ110
に記録したり、固体メモリ110に記録されている音声
データに付随する各種の付加データを読み出して液晶表
示部112に表示する。またCPU105は時計機能を
内蔵し、現在の日付・時刻をカウントする。
【0025】固体メモリ110はブロック単位で書き換
え可能な固体メモリであり、ここではメモリ容量は2M
バイトであり、1つのブロックは1Kバイトで2048
のブロックから構成されるものとする。固体メモリ11
0は音声記録再生装置本体と一体であってもよいし、別
体であってもよい。本体と別体の場合はインターフェー
ス部111には本体と固体メモリ110との通信を制御
する通信制御回路や静電気対策回路や接点回路が含まれ
る。また、本体と固体メモリ110が一体のときはイン
ターフェース部111を介さずにCPU105と固体メ
モリ110を直結してもよい。
【0026】図2は図1に示す液晶表示部(LCD)1
12の詳細な構成を示す図である。同図において、20
1は音声データファイルを示すセグメントで、ここでは
あらかじめ10個のファイル(1乃至10)が用意され
て表示されている。操作者はこれらのファイルから所望
のファイルを選択して録音・再生・消去を行なうことが
できる。選択中のファイルはファイルの枠線セグメント
が点滅表示され、図2ではファイル4が選択されている
状態を示す。少しでも音声データが記録されているファ
イルは太い枠線表示になり全く記録されていないファイ
ル、すなわち消去されているファイルは細い枠線表示に
なる。図2ではファイル1、2、4、7が太い枠線で表
示されており、これらのファイルには音声データが記録
されていることを示している。また、ファイル3、5、
6、8、9、10は細い枠線で表示されており、音声デ
ータが記録されていない状態を示している。
【0027】また、録音すなわち記録済のファイルには
録音時間に応じて枠内のバーセグメントが点灯される。
ここでは録音時間3分ごとに1つのセグメントが点灯さ
れ、図2は、ファイル1には3分以上、ファイル2には
3分未満、ファイル4には6分以上、ファイル7には9
分以上の音声データが記録されていることを示してい
る。
【0028】202はファイルの優先度(プライオリテ
ィ)を示すセグメントで、音声データを文章化するとき
の優先度を指定する。203はファイルごとの誤消去防
止プロテクトを示すセグメントであり、203が点灯し
ているファイルは消去できない。204は1ケタあたり
7ドット×5ドットで構成される8ケタのドットマトリ
ックス表示を行なうためのセグメントであり、各種の表
示を行なうことができる。205はドットマトリックス
表示のセグメント204が表示している内容を示すセグ
メントで、205が無点灯のときはドットマトリックス
表示のセグメント204は現在選択されているファイル
番号とファイル先頭からの時間を表示する。また、20
5が“TITLE”を表示しているとき、ドットマトリ
ックス表示のセグメント204は現在選択されているフ
ァイルのタイトル名を表示する。また、205が“NA
ME”を表示しているとき、ドットマトリックス表示の
セグメント204は現在選択されているファイルを録音
した人の名前を表示する。また、205が“SECRE
TARY”を表示しているとき、ドットマトリックス表
示のセグメント204は現在選択されているファイルを
文章化して欲しい宛先名を表示する。
【0029】さらに、206は消去操作を示すセグメン
トである。207は現在選択されているファイルが録音
された日時を表示するセグメントである。208は録音
可能な残り時間を表示するセグメントでここでは2Mバ
イトの固体メモリで全てのファイルを合わせて30分の
録音が可能である。
【0030】図3は図1に示す操作入力部113の詳細
な構成を示す図である。同図において、SW211、S
W213はファイル選択時のファイル移動と、ファイル
名・録音者名・宛先名を入力するときのドットマトリッ
クス表示のセグメント204に関するカーソル移動と、
アルファベット入力時のアルファベット選択を行なうS
Wである。SW212はドットマトリックス表示のセグ
メント204上のカーソル位置と、アルファベット入力
時の入力文字を確定するための確定SWである。SW2
14はアルファベット入力を行なうときのSWである。
SW215はドットマトリックス表示の表示内容を切換
える表示切り換えSWである。
【0031】初期状態においてはドットマトリックス表
示のセグメント204はファイル番号とファイル先頭か
らの現在位置時間を表示する。そして、操作者が特定の
ファイルを選択すべくSW211またはSW213を押
すたびに1つずつ次のファイルまたは前のファイルに移
動してファイル表示のセグメント201の太い枠線が点
滅する。これと同時に、ドットマトリックス表示のセグ
メント204は移動したファイルのファイル番号と、そ
のファイルが最後に録音・再生された現在位置を表示す
る。
【0032】ここで、表示切り換えSW215を押すと
ドットマトリックス表示はファイル名の表示に切換わ
る。ファイル名が入力されていないファイルではファイ
ル番号が表示される。ファイル名が表示されている状態
でSW211、SW213を押されると次々に次のファ
イルまたは前のファイルが選択されて、選択されたファ
イルのファイル名が表示される。
【0033】表示切り換えSW215が再度押されると
ドットマトリックス表示のセグメント204はファイル
ごとの録音者名を表示する。録音者名を入力していない
ファイルではブランク表示を行なう。さらに表示切り換
えSW215が押されるとドットマトリックス表示のセ
グメント204はファイルごとの宛先名を表示する。
【0034】また、ドットマトリックス表示のセグメン
ト204がファイル名、または録音者名、または宛先名
を表示しているときにアルファベット入力SW214が
押された場合は文字入力モードに移行する。この場合は
まずドットマトリックス表示のセグメント204の左端
のケタの最下部にカーソルが点滅表示されるので、操作
者はSW211、SW213で入力または修正したい文
字位置まで左右にカーソルを移動する。左端、右端に達
したら最大16文字分までスクロールする。入力または
修正したい文字位置にカーソルを移動した後、確定SW
212を押すと、カーソル表示している位置の文字が反
転表示または点滅表示に切り換わる。反転表示または点
滅表示中に選択SW211またはSW213を押すと表
示文字がアルファベット順に切換って表示される。
【0035】入力したい文字が選択された後、操作者は
確定SW212を押して入力確定する。入力確定すると
反転または点滅表示が通常の表示に切り換わるので、操
作者はSW211またはSW213で次に入力・修正し
たい文字位置にカーソルを移動する。全ての文字入力が
終了したら再びアルファベット入力SW214を押すと
カーソルは消えて入力した文字がメモリに書き込まれ
る。文字は各項目ごとに最大16文字まで入力できる。
ファイルごとに3項目ずつ入力でき、ここではファイル
名・録音者名・宛先名が入力されるがその他の目的に使
用してもかまわない。
【0036】入力できる文字の種類はアルファベットの
大文字26文字と小文字26文字と数字10文字、その
他記号およびブランク10文字と挿入を示す記号と削除
を示す記号の74種類である。操作者が挿入を示す記号
を選択して確定SW212を押すと、カーソル位置以降
の文字が1つずつ右にシフトしてカーソル位置にブラン
ク文字が挿入されて引き続き文字選択ができる。また、
操作者が削除を示す記号を選択して確定SW212を押
すとカーソル位置の文字が削除されてカーソル位置以降
の文字が1つずつ左にシフトする。
【0037】また、SW216はIマーク(インストラ
クションマーク)を記録するSWである。操作者がSW
216を押すと現在位置の音声データにIマークが記録
され、これによってIマークが記録された位置の音声デ
ータを後で検索再生することが可能になる。SW217
はPマーク(プライオリティマーク)を記録するSWで
あり、操作者がSW217を押すと現在選択されている
ファイルにプライオリティ表示202が点灯されて、音
声データを文章化する操作者が文章化するファイルの優
先度を指定することができる。すでにプライオリティ表
示202が点灯済みのファイルで操作者が再度SW21
7を押すと、プライオリティ記録を消去して表示202
を消灯する。
【0038】また、SW218は誤消去防止プロテクト
を設定するSWであり、操作者がSW218を押すと現
在選択されているファイルに誤消去防止プロテクトマー
クが記録されてセグメント203が点灯される。誤消去
防止プロテクトが設定されているファイルは消去するこ
とができない。すでに誤消去防止プロテクトが設定され
ているファイルについてSW218を押すと、誤消去防
止プロテクト記録が消去されて表示203が消灯され
る。
【0039】さらに、SW219、SW222は早戻
し、早送りSWでこれらのSWを押すと表示している現
在位置より早戻し、早送りが行なわれる。早戻し、早送
りはファイルごとに行なわれてファイル先端または終端
に達したときに停止される。SW220は録音・再生・
早送り・早戻しを停止するSWである。SW221は再
生SWであり、操作者が再生SW221を押すと表示し
ている現在位置より音声が再生される。再生はファイル
ごとに行なわれファイル終端に達したときに停止され
る。操作者が再生中にIマークSW216を押すと現在
位置以降の最も近い、Iマークが記録された音声データ
位置にスキップして再生が続行される。
【0040】また、選択されているファイルの現在位置
以降にIマーク記録がないときはスキップしないで再生
が続行される。ここでは早戻し・早送り再生で、ファイ
ル終端または先端に達したら停止して、それ以上は動作
しないようにしているが、停止しないで次のファイル先
端または前のファイル終端にスキップしてモードを続行
するようにしてもよい。または一度停止したあとSWの
再入力でスキップするようにしてもよい。
【0041】さらにSW223は消去SWであり、操作
者が消去したい部分の先頭で消去SW223を押すと消
去表示セグメント206が点滅されて消去先頭位置が記
憶される。次に操作者が早戻し・早送り・再生により消
去したい部分の終端位置に移動して再度SW223を押
すと、消去表示セグメント206が点灯されて消去終端
位置が記憶される。消去表示セグメント206が点灯し
てから5秒以内に操作者が再度SW223を押すことに
よって記憶した消去範囲の音声データが消去されて消去
表示セグメント206が消灯される。
【0042】また操作者がSW223を2度押し(数秒
間に2回連続して押す)すると現在選択しているファイ
ル全体の消去を指示したことになる。この場合はまずフ
ァイル表示201の太枠線が通常と異なる周期で点滅さ
れて消去表示セグメント206が点灯される。また、操
作者が5秒以内に再度SW223を押すとファイル全体
の音声データやファイルに付加されるデータ(ファイル
名・録音者名・宛先名を含む)が消去されて選択中のフ
ァイル表示201は細い枠線に変わる。
【0043】消去表示セグメントが点灯してから5秒以
内にSW223が押されないか、操作者によって他の操
作入力が行われた場合は消去操作を取消して消去を行な
わないようにする。また前述したように誤消去防止プロ
テクトのかかっているファイルではアラーム表示して消
去を行なわない。
【0044】SW224は録音SWであり、操作者がS
W219〜SW222と組み合わせて操作するか単独操
作することによって以下に述べるような4種類の録音モ
ードが実行される。
【0045】以下、図4を参照して録音モードについて
説明する。図4(a)は上書き録音モードの様子を示す
図であり、録音SW224と再生SW221を同時押し
することによって実行される。同図に示すように、録音
開始前のファイルには録音時間が5分の音声データA−
Cが録音されており、現在位置がファイル先頭から2分
のB点であるとする。ここでB点より上書き録音を1分
間行なうと録音開始前の音声データB−Dが消去され、
新たに録音された音声データB′−D′に置き換わる。
ファイル全体の録音時間A′−C′は変わらない。
【0046】図4(b)は挿入録音モードの様子を示す
図であり、録音SW224と停止SW220を同時押し
することによって実行される。録音開始前の現在位置B
点より1分間挿入録音すると、録音した音声データB′
−D′がB′点から挿入されて録音前の音声データB−
CはD′−C′になる。この場合、ファイル全体の録音
時間A′−C′は録音時間分だけ加算される。
【0047】図4(c)は目次録音モードの様子を示す
図であり、録音SW224と早戻しSW219を同時押
しすることによって実行される。このモードでは録音開
始前の現在位置B点がいずれにあっても、ファイル先頭
D′−A′に挿入録音される。目次録音すべき内容とし
てファイル内容の概要を録音することにより、後日再生
するときのファイル検索に利用することができる。ま
た、目次録音部の終端の音声データに目次信号を記録す
ることによって目次録音部のみを再生することもでき
る。
【0048】図4(d)は追加録音モードの様子を示す
図であり、録音SW224と早送りSW222を同時押
しすることによって実行される。このモードでは録音開
始前の現在位置B点にかかわらずに、まずファイル終端
にスキップして、ファイル終端部C′−D′に録音され
る。
【0049】上記した4つの録音モードは録音SW22
4と他の操作SW219〜222のいずれかを同時押し
することによって実行されるが、録音SW224が単独
で操作された場合に上記4つのモードのうちいずれかの
モードを実行するようにしても良い。特に消去済みのブ
ランクファイルでは上記4つの録音モードはいずれも同
じ動作になるので録音SW224のみで録音が行なえる
ようにしてもよい。またファイル終端位置から録音を行
なう場合は上書き録音・挿入録音・追加録音モードは同
じ動作になるので、目次録音モードとの区別のみ行えば
よい。
【0050】図5は図1に示す固体メモリ110の構成
を示す図である。ここではメモリ全体で2Mバイトの容
量を持ち、1Kバイトずつの2048個のブロックに分
割されて管理される。そして各ブロックはメモリアドレ
ス順にブロック0からブロック2047までのブロック
番号がつけられている。
【0051】また、固体メモリ110としてフラッシュ
メモリを用いており、記録するときには1バイトごとに
音声データが記録されるが、消去するときにはブロック
単位で消去される。したがって構成が簡単になって集積
度を上げることができる。図5に示すように、ここでは
固体メモリ110の消去ブロックは消去ブロック0乃至
消去ブロック511から構成され、各消去ブロックは4
Kバイトの大きさで4ブロックから構成されており、従
ってデータを書き換えるときには4ブロック分のデータ
が同時に書き換えられる。なお、固体メモリ110は消
去後は全てのビットのデータが1であり1バイトデータ
が“FFH”になるものとする。
【0052】さらに、固体メモリ110に記録される音
声データ、音声データに付随する付加データ及び記録し
たデータを管理するための管理データは、分類手段とし
てのCPU105によってデータごとに書き換え頻度に
応じた複数のグループ、ここでは5種類のグループに分
類されてグループごとにブロック単位で記録される。す
なわち、グループを階層付けして上位のグループのデー
タ群に下位のグループのデータ群を記録したメモリアド
レスデータを記録するようにする。そして、記録アドレ
ス管理手段としてのCPU105によって書き換え頻度
の高いデータグループが書き換え頻度の低いデータグル
ープの記録アドレスを管理するようにしている。
【0053】ここで、5種類のデータグループとは、記
録再生を行なっている現在位置に関するデータが記録さ
れた現在位置ブロック(第1のグループ)と、メモリ全
体の管理データが記録された全体データブロック(第2
のグループ)と、メモリ全体及び音声ファイルごとの付
加データが記録された付加データブロック(第3のグル
ープ)と、ブロックごとのメモリ使用状況と音声データ
ブロックのアクセス順番が記録されたアクセステーブル
ブロック(第4のグループ)と、音声データとこの音声
データと同時に記録された付加データが記録された音声
データブロック(第5のグループ)である。
【0054】本実施形態では以下の説明からわかるよう
に、第1のグループのデータ群は、第2、第5のグルー
プのデータ群が記録されたメモリアドレスデータを含
み、第2のグループのデータ群は、第3、第4、第5の
グループのデータ群が記録されたメモリアドレスデータ
を含み、第4のグループのデータ群は、第5のグループ
のデータ群が記録されたメモリアドレスデータを含んで
いる。
【0055】また、デジタルデータに変換された音声デ
ータ、音声データに付随する複数の付加データ、及び記
録したデータを管理するための複数の管理データのう
ち、いずれか一部のデータの内容を変更して書き換える
ときには、変更するデータが含まれる第1のメモリブロ
ック内の全てのデータについて、内容を変更しないデー
タも含めて第2のメモリブロックに書き換え手段として
のCPU105によって書き換える。同様にして、第1
のメモリブロックのアドレスデータが記録されていた第
3のメモリブロック内のデータを第2のメモリブロック
のアドレスデータに変更して、第3のメモリブロック内
の全てのデータについて内容を変更しないデータも含め
て第4のメモリブロックに書き換えるようにする。
【0056】以下に上記した5種類のデータグループの
各々について詳細に説明する。
【0057】図6は現在位置ブロックの構成を示す図で
ある。同図においてブロック先頭201には現在位置ブ
ロックを示す識別コード“FAH”が1バイトデータで
記録されている。202には全体データブロック番号が
2バイトデータで記録されている。203には現在選択
されているファイル番号が1バイトデータで記録されて
いる。204〜206にはファイルごとに最後に記録再
生された音声データの現在位置情報が記録される。ファ
イルごとの音声データの位置情報の内訳は、ブロック番
号2バイトとブロック先頭からのフレーム番号1バイト
の計3バイトからなる音声データ位置(211)に関す
る情報と、ファイル先頭からの時間(212)に関する
3バイトの情報と、ファイル先頭からのブロック数(2
13)に関する2バイトの情報から成る。ここでは10
個のファイルを使用するが、ファイルを多くする場合は
そのファイル分のメモリを使用すればよい。また、ファ
イルを選択するたびにファイル先頭もしくはファイル終
端に現在位置を移動するようにすれば現在位置情報はフ
ァイル数にかかわらず1つで良い。
【0058】また、207は本装置の現在の動作モード
を示す1バイトデータであり、通常は未書き込み状態、
すなわち“FFH”であるが、録音開始時には録音モー
ドに応じて“10H”〜“13H”のデータが記録され
る。また、消去開始時には消去モードに応じて“20
H”〜“22H”の音声データが記録される。残り93
9バイトは使用しない。
【0059】現在位置ブロックは録音・消去・再生・早
送り・早戻しを行なうたびにブロック0〜ブロック7に
順に記録される。その様子を図12(a)乃至(d)に
示す。最初はブロック0に音声データが記録されており
(図12(a))、現在位置ブロックを書き換えるとき
にはまずブロック1を新データに書き換えてからブロッ
ク0の先頭バイトに“00H”を記録する(図12
(b))。従って音声データを読み込むときはブロック
0〜ブロック7の先頭バイトのデータを読み込めば現在
位置ブロックの位置がわかる。
【0060】また、ブロック3に記録した状態(図12
(c))から音声データを書き換えるときには、ブロッ
ク4に新データを記録したあとでブロック0〜ブロック
3を消去する(図12(d))。書き換えた後で消去す
るのは消去中に異常が発生した場合に現在位置情報が不
正確になるのを防ぐためである。
【0061】以下順にブロック7まで書き換えれば次は
ブロック0に戻って記録し、ブロック4〜ブロック7を
消去する。ここではブロック0〜ブロック7に順に音声
データを記録しているが、これは消去ブロックが4ブロ
ック分の大きさのためであり消去ブロックの大きさが異
なれば、記録するブロック範囲を変更してもかまわな
い。消去ブロックの大きさが1ブロックまたは1ブロッ
ク以下の場合には、ブロック0とブロック1で交互に記
録しても良い。また現在位置データは100バイト程度
なので、1つのブロックを例えば128バイトの小さな
ブロックに分割して分割した小さなブロックで順に記録
するようにしても良い。
【0062】図7は全体データブロックの構成を示す図
である。ブロック先頭221には全体データブロックに
関する識別コード“FBH”が1バイトデータで記録さ
れている。222は次に記録するブロック番号を記録す
るための領域であり、ここでは現在位置ブロックを除く
4種類のブロックについてはデータ記録手段としてのC
PU105によって、アドレスを固定しないでブロック
8〜ブロック2047に順に記録していくので、次に記
録するブランクブロックの番号を領域222に記録して
おく。ただし、この場合は、音声信号がデジタルデータ
に変換されて固体メモリ110に記憶されるときの記録
単位(第1のブロック単位)とは異なる第2のブロック
単位でデータが記録される。
【0063】領域223はブランクブロックの数で録音
可能な残り時間の算出に用いられる。領域224はシス
テムが使用する使用ファイルの数で現在位置データ、管
理データ、付加データのメモリ容量計算に用いられる。
ここではファイル数は10で固定されているが、ファイ
ル数を多くする場合は領域224にファイル数を記録
し、前述したファイルごとの現在位置データと後述する
ファイルごとの管理データと付加データをファイルの数
だけ記録する。
【0064】225は後述するアクセステーブルブロッ
クのブロック番号を記録するための領域であり、ここで
は2Mバイトのメモリを使用するので、アクセステーブ
ルブロックは8ブロック必要になる。1ブロックにつき
ブロック番号が2バイトなので8ブロック分で16バイ
ト使用することになる。227〜229はファイルごと
の管理データを記録するための領域であり、1ファイル
あたり15バイトでここでは10ファイル分で150バ
イト使用する。この管理データの内訳は、ファイル先頭
の音声データブロック番号(231)に関する2バイト
の情報と、ファイル終端の音声データブロック番号(2
32)に関する2バイトの情報と、ファイルが使用して
いる音声データブロック数(233)に関する2バイト
の情報と、ファイルごとの録音済時間(234)に関す
る3バイトの情報と、ファイルが最後に録音終了したと
きの録音日時(235)に関する6バイトの情報から構
成される。録音日時(235)は最後に録音開始したと
きの日時であっても良いし、最初に録音開始または録音
終了したときの日時であってもかまわない。また未録音
のファイルのファイル管理データはブランク(“FF
H”)のままである。全体データブロックは録音・消去
するたびに書き換えられる。
【0065】図8は付加データブロックの構成を示す図
である。ブロック先頭241には付加データブロック識
別コード“FCH”が1バイトデータで記録されてい
る。242はメモリ全体に関する付加データを記録する
ための領域であり、243〜245はファイルごとの付
加データを記録するための領域でファイル分だけある。
全体付加データは図8に示すように、メーカー形式コー
ド(251)に関する4バイトの情報と、メモリ容量
(252)に関する2バイトの情報と、付加データ容量
(253)に関する1バイトの情報と、各種フラグ(2
54)に関する2バイトの情報と、暗唱番号(255)
に関する4バイトの情報と、メモリタイトル(256)
に関する16バイトの情報と、ブランクメモリ(25
7)とから構成される。
【0066】このうち、メーカー形式コード(251)
は本装置のメーカーコード、音声データのフォーマット
コード、メモリフォーマットコード、システムコード等
で構成されており、メモリの互換性や将来のバージョン
アップに使用される。また、メモリ容量(252)は使
用するメモリの容量が1Mバイト単位で記録される。こ
こでは2Mバイトのメモリを使用するので“2”が記録
される。メモリ容量(252)の値は実際のメモリ容量
と一致しなくてもかまわない。実際のメモリ容量の一部
を使用して他の部分を他の目的に使う場合や、1つのメ
モリを分割して複数のメモリに仮想して使用しても良
い。その場合は一部もしくは分割したそれぞれの部分に
対して本実施例が適用される。
【0067】付加データ容量(253)の領域には、全
体付加データ(242)、ファイル付加データ(243
〜245)のそれぞれのメモリ容量を記録する。ここで
はそれぞれ64バイト分のメモリを使用するので“40
H”が記録される。ただし全体付加データは識別コード
(241)の1バイトを差し引いた容量になる。254
はメモリ全体に関する各種フラグでメモリ全体の消去禁
止フラグ、録音禁止フラグ、再生禁止フラグ等からな
る。暗唱番号(255)は前述した再生禁止フラグがセ
ットされていたときに再生を許可するための暗唱番号で
あり、操作者の操作入力か再生禁止設定時に自動作成し
て操作者に告知する。メモリタイトル(256)はメモ
リ全体の内容やメモリ整理番号等がアスキーコードで1
6バイト分記録される。記録は操作者の操作入力によっ
て行なわれる。
【0068】図9は付加データブロックの中のファイル
付加データ(図8の243〜245)の構成を示す図
で、各種フラグ(261)に関する2バイトの情報と、
暗唱番号(262)に関する4バイトの情報と、ファイ
ルタイトル(263)に関する16バイトの情報と、録
音者名(264)に関する16バイトの情報と、宛先名
(265)に関する16バイトの情報と、ブランクメモ
リ(266)とから構成される。
【0069】このうち、各種フラグ(261)はファイ
ルごとの消去禁止フラグや録音禁止フラグや再生禁止フ
ラグやプライオリティフラグ等からなる。消去禁止フラ
グの設定されているファイルでは音声データ・付加デー
タの消去を禁止し、録音禁止フラグの設定されているフ
ァイルでは音声記録を禁止する。また、再生禁止フラグ
の設定されているファイルでは後述する暗唱番号が入力
されない限り再生を禁止する。プライオリティフラグは
再生を行う人にファイルの優先度を示すフラグで、ここ
ではプライオリティの有無だけを記録するが、数値デー
タにより優先順位を設定して記録しても良い。
【0070】暗唱番号(262)は前述した再生禁止フ
ラグが設定されているときに再生を許可するための暗唱
番号であり、操作者の操作入力か、再生禁止設定時、ま
たは録音終了時に装置側で自動作成して操作者に告知す
るようにしても良い。
【0071】ファイルタイトル(263)はファイルご
との音声データ内容に関するタイトルデータまたは整理
番号であり、録音者名(264)は録音を行なった人の
名前または部署名であり、宛先名(265)は音声デー
タを再生して文章化して欲しい人の名前あるいは音声デ
ータを文章化した文章を送付する宛先名を記録する。こ
こで、ファイルタイトル(263)、録音者名(26
4)、宛先名(265)はいずれも記録者の操作入力に
よりアスキーコードで一文字ずつ記録される。
【0072】なお、ここでは領域263にファイルタイ
トル、領域264に録音者名、領域265に宛先名を記
録しているが、他の目的に使用してもかまわない。例え
ば音声内容に関連する文章、物件がある場合にその文
書、物件内容を記録するようにしてもよい。ここで、音
声ファイルをファイルごと消去した場合は、該当するフ
ァイル付加データ(図8の243〜245)を消去して
ブランク“FFH”にする。
【0073】なお、図8の付加データブロックは付加デ
ータに変更があるたびに書き換えられる。
【0074】図10はアクセステーブルブロックの構成
を示す図である。アクセステーブルにはブロックの使用
状況と音声データブロックの接続順番を管理するデータ
を記録する。ここでは1ブロック=1Kバイトあたり4
バイトの管理データを使用して管理するので、図10に
示すような構成の1024(1K)バイトの管理データ
によって256ブロックのメモリを管理できる。すなわ
ちアクセステーブル1はブロック0〜ブロック255
を、アクセステーブル2はブロック256〜ブロック5
11を管理することになる。したがって2048ブロッ
クのデータを管理するので、2048÷256=8ブロ
ック分の管理データからなるアクセステーブルが必要に
なる。
【0075】上記した4バイトの管理データとして次の
ようなデータが記録される。すなわち、管理されるブロ
ックが消去済のブランクブロックであった場合には、4
バイトの管理データとして、“FFFF_FFFFH”
を記録して無記録状態にする。また、音声データブロッ
ク以外のデータブロックとして使用中のときは“F0F
F_FFFFH”を記録する。また、音声データブロッ
クとして使用中の場合は記録した順番に従って該当する
音声データブロックの前の記録済音声データブロック番
号2バイトと、次の記録済音声データブロック番号2バ
イトを記録する。該当する音声データブロックがファイ
ル先頭の音声データブロックまたはファイル終端の音声
データブロックのときは前の音声データブロック番号ま
たは次の音声データブロック番号の代わりに“FFFF
H”が記録される。
【0076】図11は音声データブロックの構成を示す
図である。ブロック先頭281には音声データブロック
識別コード“FDH”が1バイトデータで記録される。
次のブロック282からは音声データがフレームデータ
として1フレーム単位で記録される。1フレームは高音
質モードで24バイト、低音質モードで12バイトのデ
ータで構成される。高音質か低音質かは音声データ中の
フラグで識別される。また、音声データブロックの最後
から2バイト目(ブロック284)にはIマークが記録
されたフレームのブロック先頭からのファイル番号が記
録される。Iマークとは操作者によって操作入力部11
3から録音中の音声データに付加記録される信号で、I
マークを記録することによって再生するときの検索再生
が可能になる。ここでは1つの音声ブロックにつき1つ
のIマークを記録することができる。Iマークが記録さ
れなかった音声ブロックについてはブロック284のI
マークデータとしてブランクデータ“FFH”が記録さ
れる。
【0077】また、録音終了した後でIマーク記録を行
なうときには、現在位置の音声フレームが含まれる音声
データブロックのIマークデータが“FFH”のときの
みにフレーム番号を記録してIマーク記録を行なう。す
でにIマーク記録されているブロックではフレーム番号
が異なっていてもIマーク記録は行なわない。ここでは
Iマークのみを記録するが他の信号を記録するようにし
ても良い。例えば、音声データの重要度を示すSマーク
信号や目次録音で目次音声データの始端、終端を示す信
号を記録する。その場合は信号別にメモリ容量をとる
か、信号の種類とフレーム番号を記録するようにして1
ブロックにつき1種類のデータを記録するようにしても
良い。また、音声データブロックの最終ブロック(28
5)にはその音声データブロック内に記録されているフ
レーム数を記録する。
【0078】音声データブロックは録音時に記録されて
消去時に消去される。またファイル途中から録音開始ま
たはファイル途中で録音終了したときは、記録開始また
は記録終了した音声データブロック内の音声データをフ
レーム単位で新たな音声データブロックに書き換える。
【0079】図13は本実施形態に係る録音動作を説明
するためのフローチャートである。録音開始後、まずス
テップS401において現在位置ブロック内の現在位置
データと動作モードデータを変更して書き換える。ここ
では4つの録音モードを有している。すなわち記録済の
音声データを消去しながら記録を行なう上書き録音モー
ドと、現在位置に挿入して記録を行なう挿入録音モード
と、現在のファイル先頭に挿入して記録を行なう目次録
音モードと、ファイル終端に追加して記録を行なう追加
録音モードである。このうち上書き録音モードと挿入録
音モードでは現在位置を変更しないので図6に示す動作
モード(207)に関する情報の記録のみを行なう。録
音開始前の動作モードデータはブランクデータなので、
上書き録音モードと挿入録音モードでは現在位置ブロッ
ク全体の書き換えは必要ない。目次録音モードと追加録
音モードでは現在位置データ(図6の211〜213)
をファイル先頭またはファイル終端のメモリアドレスに
変更して、動作モードデータと共に現在位置ブロックを
書き換える。またステップS401では録音開始したメ
モリアドレスをCPU105内に記憶する。
【0080】次にS402のメモリ転送のステップで
は、上書き録音モードと挿入録音モードの場合のみ音声
データを固体メモリ110に転送して記録する。すなわ
ち、現在位置が含まれる音声データブロックにおいてブ
ロック先頭の音声フレームから現在位置の音声フレーム
までの音声データを次に記録するブランクブロックに転
送して記録する。ここでIマーク信号のような音声デー
タと同時に記録される付加データ(図11の284)が
転送データに付加されたデータの場合は併せて転送記録
する。
【0081】目次録音モードの場合は必らず現在位置が
音声データブロックの先頭にセットされるので転送する
必要はない。追加録音の場合はファイル終端にセットさ
れるので、現在位置以降のメモリはブランク状態のはず
である。したがって次に記録するブロック番号を現在位
置のブロック番号に変更して現在位置のブロックに追加
記録していく。ここで、上書き録音モードまたは挿入録
音モードであっても現在位置ブロック先頭またはブロッ
ク終端である場合、またはファイル終端である場合は音
声データを転送する必要はない。
【0082】S403以降のステップでは音声信号の記
録を行なう。まず、ステップS403の1フレーム符号
化のステップでは前述したように音声信号を1フレーム
ごとに符号化してデジタルデータに変換する。次にS4
04の1フレーム記録のステップでは、符号化された音
声データを1フレームごとに次に記録するブランクブロ
ックにブロック先頭から順に記録する。このとき、Iマ
ーク信号のような音声データに直接付加される付加信号
が入力された場合は記録中の音声ブロックに併せて記録
する。
【0083】次にステップS405において1ブロック
分の音声データを記録し終ったか否かを判断し、記憶し
終わった場合はステップS406に進んでアクセステー
ブルの記録を行なう。すなわち、記録終了した音声デー
タブロック番号に該当するアクセスデータブロックのテ
ーブルデータ(図10)を記録する。ここでは、記録終
了した音声データブロックの前の音声データブロックの
アクセステーブルデータのうちの、次の音声データブロ
ック番号データ(後半2バイト)に記録終了した音声デ
ータブロック番号を記録し、記録終了した音声データブ
ロックのアクセステーブルデータのうちの、前の音声デ
ータブロック番号データ(前半2バイト)に前の音声デ
ータブロック番号を記録する。通常はブランクブロック
に記録していくのでアクセステーブルデータはブランク
のままであるが、録音開始直後でメモリ転送を行なった
ために、前の音声データブロックのアクセステーブルデ
ータのうちの次の音声データブロック番号がすでに記録
済の場合は、録音終了後にまとめて書き直す。
【0084】そして、アクセステーブルブロックに音声
データブロックの接続順番を記録した後はステップS4
07に進み、次に音声データを記録するブランクブロッ
クを検出する。これはアクセステーブルデータで記録終
了した音声データブロック番号にメモリアドレス順で最
も近いブロック番号でアクセステーブルデータがブラン
ク(FFFF_FFFFH)であるものを検出する。検
出したブランクブロック番号はCPU105に記憶さ
れ、次の音声データは検出したブランクブロックに記録
される。
【0085】次にステップS408で上書き録音モード
か否かを判断し、上書き録音モードの場合はS409の
消去位置更新のステップに進んで消去データ位置を1フ
レーム更新する。すなわち、上書き録音モードでは音声
データを1フレームずつ記録するたびに古い音声データ
を1フレームずつ消去するので、古い音声データメモリ
位置を1フレームずつ更新してCPU105に記憶する
必要がある。古い音声データがファイル終端に達して無
くなった場合は更新する必要はない。ここで使用するメ
モリはブロック単位で消去する方式のメモリなので、ス
テップS410の判断で消去する音声データ容量が1ブ
ロック分になるまで実際の消去は行なわれない。ステッ
プS410で消去する音声データが1ブロック分になれ
ばステップS411で音声データを1ブロックを消去す
るとともに、S412のアクセステーブル消去のステッ
プで消去した音声データブロック番号に該当するアクセ
ステーブルブロックのテーブルデータを消去する。この
とき、テーブルデータをブランクデータに変更してアク
セステーブルブロックを新たなブランクブロックに書き
換えても良いし、いったんテーブルデータを0000_
0000Hに書きつぶして録音終了後にまとめて、ブラ
ンクデータに変更してアクセステーブルブロックを書き
換えても良い。
【0086】また固体メモリ110の消去ブロックの大
きさが1ブロックより大きい場合は、ステップS410
の判定を消去ブロックの区切りに達するまで保留する。
消去ブロックの区切りに達したら、消去ブロック単位で
消去を実行する。そのとき、同じ消去ブロック内に消去
しない音声データブロックが含まれる場合は、消去しな
い音声データブロックを新たなブランクブロックに記録
してアクセステーブルブロックを書き換えておく。消去
ブロックの大きさが1ブロック以下のときは1ブロック
ごとに判定して消去を実行する。
【0087】次にステップS413に進んで操作者が録
音終了操作を行なうか、あるいは記録した音声データ容
量が所定量に達するか、記録可能な残りブランクブロッ
ク数が所定値以下になるまで録音を続ける。
【0088】録音終了した場合はS414のメモリ転送
のステップに進んで、上書き録音モードと挿入録音モー
ドの場合のみメモリ転送を行なう。上書き録音モードの
場合は、録音終了したときの消去音声データ位置が含ま
れる音声データブロックについて消去音声データ位置以
降の消去しない音声データを、記録終了した音声データ
に引き続いて転送記録する。消去音声データ位置かブロ
ック先頭または終端である場合かあるいはファイル終端
に達して消去しない音声データが無い場合は転送の必要
はない。
【0089】また、挿入録音モードの場合は録音開始し
た音声データブロックについて録音開始した音声データ
メモリ位置以降の音声データを記録終了した音声データ
に引き続いて転送記録する。録音開始した音声データメ
モリ位置が音声ブロック先頭または終端である場合は転
送の必要はない。
【0090】次にS415のブロック消去のステップで
は、ステップS414でメモリ転送を行なって不要にな
った音声データブロックが発生した場合や、上書き録音
モード中で消去保留している音声データブロックが残っ
ている場合や、録音中にアクセステーブルブロックを書
き換えて、不要になったアクセステーブルブロックが残
っている場合などにブロック消去を行なう。消去ブロッ
クの大きさが1ブロックより大きく同じ消去ブロック内
に消去しないブロックが存在する場合は、消去しないブ
ロックデータを新たなブランクブロックに転送して記録
する。
【0091】S416のアクセステーブル記録のステッ
プでは、録音中止変更できなかったアクセステーブルデ
ータなどを変更してアクセステーブルブロックを書き換
える。書き換えるのはデータの変更のあったアクセステ
ーブルブロックのみで変更のなかったアクセステーブル
ブロックは書き換える必要はない。またステップS41
6では古いアクセステーブルブロック番号と次のステッ
プS417で書き換える古い全体データブロック番号に
ついて該当するアクセステーブルデータを消去し、次に
書き換える新たなブランクブロック番号のアクセステー
ブルデータを書き換えておく。
【0092】S417の全体データブロック記録のステ
ップでは、記録終了したファイルについての管理データ
及びメモリ全体の管理データを変更して全体データブロ
ックを書き換える。消去ブロックが1ブロックより大き
い場合は、同じ消去ブロック内に音声データブロック等
が含まれない方が望ましいが、含まれる場合は消去しな
いブロックを新たなブランクブロックに転送記録してア
クセステーブルブロックを書き換える。
【0093】最後にS418の現在位置ブロック記録の
ステップで、現在位置データ及び動作モードデータを変
更して現在位置ブロックを前述したようにメモリ所定領
域内で書き換えて録音を終了する。
【0094】図14は付加データの記録動作を説明する
ためのフローチャートである。前述した操作入力部11
3から操作者によって付加データが変更された場合は、
まずS421の付加データブロック記録のステップにお
いて付加データブロックを書き換える。次にS422の
アクセステーブルデータブロック記録のステップでは、
消去した古い付加データブロック番号に該当するアクセ
ステーブルデータと、古いアクセステーブルブロック番
号と、古い全体データブロック番号に該当するアクセス
テーブル番号を消去してアクセステーブルブロックを書
き換える。次にS423の全体データブロック記録のス
テップでは、書き換えた新しい付加データブロック番号
データ及び新しいアクセステーブルブロック番号データ
に変更して全体データブロック番号を書き換える。最後
にS424の現在位置ブロック記録のステップにおい
て、書き換えた新しい全体データブロック番号データに
変更して現在位置ブロックを書き換えて終了する。
【0095】図15は本装置の電源が投入された場合、
又はシステムリセットがかかった場合、又は固体メモリ
110が本体に接続された場合の初期処理を示すフロー
チャートである。まずステップS431で現在位置のブ
ロックを検出する。これは前述したようにメモリ先頭か
ら所定領域の範囲でブロック先頭バイトのデータを読み
出して現在位置ブロック識別コード“FAH”が記録さ
れているブロックを検出する。次のステップS432で
現在位置ブロックが検出された場合はS433の表示の
ステップに進んで現在位置ブロックのデータをCPU1
05に読み込んで現在位置のファイルデータやファイル
先頭からの位置データを液晶表示部(LCD)112に
表示する。更に全体データブロック番号データに基づい
て全体データブロックデータを読み込んでファイルごと
の録音時間を表示する。又、付加データブロック番号デ
ータに基づいて付加データブロックデータを読み込んで
メモリ全体もしくはファイルごとの付加データを表示す
る。
【0096】一方、ステップS432において現在位置
ブロックが検出されなかった場合はS434のメモリ全
消去のステップに進み、いったんメモリ全体を消去して
全てのファイルが無記録であることを表示する。この場
合は付加データの表示は全てリセット(ブランクデー
タ)にする。現在位置ブロックが検出されなかった場合
は、次に録音(又は付加データの記録)が行なわれるま
でいかなるデータの記録も行なわない。次に録音が行な
われたときに全てのデータをリセットして記録する。現
在位置ブロック以外のデータブロックは現在位置ブロッ
クを記録するメモリ所定領域(ここではメモリブロック
番号0〜7)を除く領域のメモリ先頭から順に記録して
いく。
【0097】本実施形態では現在位置ブロックが検出さ
れなかった場合は、メモリ全消去して記録を初めからや
り直すようにしているが、アラームまたは液晶表示など
で操作者にメモリの異常を知らせて使用できなくなるよ
うにしても良い。その場合は操作者が改めてメモリ全消
去の操作を行なうことによって録音可能になる。
【0098】図16は再生時の動作を説明するためのフ
ローチャートである。再生時はまずステップS441の
1フレーム読み出しのステップで、現在のメモリ位置よ
り1フレームずつ固体メモリ110から音声データを読
み出す。次にS442で1フレーム分の音声データの復
号化を行ない音声出力する。次にステップS443で1
ブロック分の音声データを読み出したか否かを判断し、
読み出した場合はS444のアクセステーブル読み出し
のステップに進み、読み出し終った音声データブロック
番号に該当するアクセステーブルブロックのアクセステ
ーブルデータを読み出して、次の音声データブロック番
号をCPU105に記憶する。
【0099】次にステップS445において再生中に操
作者が音声ファイル選択操作を行なったか否かを判断
し、行った場合はS446の現在位置ブロック記録のス
テップに進んでまずいったん現在の音声ファイルの現在
位置データを変更して現在位置ブロックを書き直す。同
時に新たに選択された音声ファイルの現在位置データを
現在位置ブロックから読み出して表示する。次にS44
7の全体データブロック読み出しのステップにおいて、
新たに選択された音声ファイルの管理データを全体デー
タブロックから読出し、次にS448の付加データブロ
ック読み出しのステップにおいて、付加データを付加デ
ータブロックから読み出して液晶表示部(LCD)11
2に表示する。再生はステップS446で読み出された
新たなファイルの現在位置より続けて行なう。ステップ
S445において操作者がファイル選択したときに選択
したファイルに音声データが無い場合は音声再生を終了
するか、あるいは音声データの無いファイルは選択でき
ないようにして音声データのあるファイルのみを選択で
きるようにしても良い。
【0100】次に、ステップS449において操作者が
再生終了操作を行なうか、あるいは現在再生中の音声フ
ァイルの終端に達した場合はS450の現在位置ブロッ
ク記録のステップに進み、現在位置ブロックの現在位置
データを再生終了した位置に書き換えて再生動作を終了
する。
【0101】本実施形態では再生終了後に現在位置デー
タを書き換えているが、再生中に固体メモリが本体から
切り離された場合を考えて、再生中に所定時間ごと、又
は音声データを所定容量だけ読み出すたびに書き換える
ようにしても良い。そうすれば次に固体メモリを接続し
たときに切り離したときの直前の位置から再生すること
が可能になる。
【0102】図17は消去動作を説明するためのフロー
チャートである。
【0103】消去操作により消去範囲が確定されたとき
は、まずS461の現在位置ブロック記録のステップに
おいて、現在位置ブロックの動作モードデータに消去モ
ードデータを記録して現在位置ブロックを書き換える。
次にS462のメモリ転送のステップにおいて消去開始
する音声データが含まれる音声データブロックについて
ブロック先頭から消去開始位置直前までの音声データを
新たなブランクブロックに転送記録する。ただし消去開
始位置が音声ブロック先頭もしくは終端の場合は転送す
る必要はない。次に、S463の1ブロック消去のステ
ップで音声データブロックを1ブロックずつ消去し、S
464のアクセステーブル読み出しのステップで次の音
声データブロック番号をアクセステーブルブロックから
読み出し、次のステップS465において消去終了位置
の含まれる音声データブロックが検出されるまで消去を
くり返す。消去ブロックの大きさが1ブロックより大き
い場合は消去ブロックの区切りになるまで消去を保留
し、消去ブロック単位で消去を行なう。ここで同じ消去
ブロック内に消去しない音声データが存在する場合は新
たなブランクブロックに転送記録しておく。
【0104】ステップS465において消去終了位置の
含まれる音声データブロックに達したならばS466の
メモリ転送のステップに進み、消去終了位置の直後の音
声データより音声データブロック終端の音声データをス
テップS462でメモリ転送記録したブロックに続けて
転送記録する。転送終了後に消去終了位置の含まれる音
声データブロックを消去する。転送終了位置が音声デー
タブロック先頭又は終端であれば転送する必要はない。
【0105】次にS467のアクセステーブル記録のス
テップにおいて、消去した音声データブロック番号に該
当するアクセステーブルデータをブランクにして、又、
転送記録した音声データブロックのアクセス順番を修正
してアクセステーブルブロックを書き換える。ステップ
S467においてアクセステーブルデータを書き換える
ときにはステップS467、S468、S469におい
て書き換えるアクセステーブルブロック、付加データブ
ロック、全体データブロックのアクセステーブルデータ
を変更しておく。次にS468の付加データブロック記
録のステップにおいて、消去された音声ファイルの付加
データを変更して付加データブロックを書き換える。消
去モードが部分消去で付加データを消去する必要がない
場合や、最初から付加データの無い場合は書き換える必
要はない。
【0106】次にS469の全体データブロック記録の
ステップにおいて、消去した音声ファイル及びメモリ全
体の管理データを変更して全体データブロックを書き換
える。
【0107】次にS470の現在位置ブロック記録のス
テップにおいて、動作モードをブランクデータに変更
し、現在位置をステップS466でメモリ転送した最初
の音声データ位置(すなわち消去終了位置の直後の音声
データ)に変更して現在位置ブロックを書き換える。
【0108】消去モードがファイル消去の場合は、ファ
イル先頭から終端までの音声データを消去し、消去する
ファイルの付加データを消去して付加データブロックを
書き換える。現在位置は消去したファイル番号でブラン
ク(指定ナシ)にしても良いし、消去したファイル番号
以降の音声データ記録済のファイル先頭になるようにし
ても良い。また録音者名や宛先名等の特定の付加データ
はファイル消去でも消去しないようにしても良い。消去
しないことによってファイルごとに使用目的に固定する
ことができる。
【0109】消去モードが全体消去の場合は、メモリ先
頭から順に1ブロックずつ消去し、全てのブロックを消
去後にアクセステーブルブロック・付加データブロック
・全体データブロック・現在位置ブロックを記録する。
記録するときには消去前に検出しておいた次のブランク
ブロックから記録するようにしてメモリ先頭から記録し
直すことはしない。メモリICにメモリ全体を消去する
機能がある場合はこれを使用しても良い。消去を行なう
ときに消去するファイルに消去プロテクトフラグがセッ
トされているときはアラーム表示して消去を行なわな
い。全体消去の場合はアラーム発音して、消去プロテク
トフラグがセットされていないファイルについて順にフ
ァイル消去する。
【0110】消去前に動作モードデータに消去モードを
記録することによって、消去中に電源が切れた場合や消
去中に固体メモリ110が本体から切り離された場合に
対応することができる。すなわち、電源投入時や固体メ
モリ110が本体に接続されたときに動作モードデータ
を読み出して、消去モードが記録されていた場合は、消
去中と判断してアクセステーブルブロックのアクセステ
ーブルデータを読み出して、メモリに実際に音声データ
が記録されているか否かを比較検査する。メモリの音声
データが消去されている場合は、消去されている音声デ
ータブロックについてアクセステーブルデータを書き換
えて、その他のブロックデータも修正して書き直すこと
により改めて音声処理を行なうことが可能になる。消去
前に消去開始位置と消去終了位置を現在位置ブロックに
記録しておいて、消去中に電源が切れた場合や消去中に
固体メモリ110が本体から切り離れたときは、次に電
源投入されたときか、固体メモリ110が本体に接続さ
れたときに継続して消去を行なうか、改めて消去をやり
直すようにしても良い。
【0111】以上上記したように、本発明の実施の形態
による音声記録再生装置においては、記録するデータを
その書き換え頻度に応じた複数のグループに分類してお
き、記録及びデータ書き換えを行なうときはグループご
とにすでに消去済のブランクメモリに記録する。そのと
き記録するデータ内容にかかわらず、記録するアドレス
は固定しない。データを書き換えるときも、別のアドレ
スのブランクメモリに記録して元のデータの記録されて
いたメモリを消去する。そして記録されたメモリのアド
レス管理は、書き換え頻度の多いデータのグループが書
き換え頻度の少ないデータのグループの記録したアドレ
スを管理することによって行なわれる。
【0112】したがって、記録されるデータは常に新た
なアドレスのブロックにブロック単位で記録されるの
で、特定のアドレスのメモリのみが頻繁に使用されるこ
となくメモリ全体で均等に使用されるようになる。これ
によって、メモリの寿命を大きく延ばすことができる。
また、データの一部を書き換えるときには新たなアドレ
スのブロックに書き換えるので、ブロック単位分のデー
タを一度に記憶する必要がなくバッファメモリが小さく
て済む。また、記録されるデータはその書き換え頻度に
応じた複数のグループに分類されて記録されるので、書
き換える必要のないデータを頻繁に書き換えるというよ
うな無駄な処理を省くことができる。さらに、書き換え
頻度の多いデータのグループが書き換え頻度の少ないデ
ータのグループの記録したアドレスを管理しているの
で、記録するメモリアドレスを固定しなくてもメモリ管
理が可能になる。
【0113】さらに、上記した具体的な実施形態から次
のような構成の技術的思想が導き出され、以下のような
効果を奏する。
【0114】(1) デジタルデータに変換された音声
データ、音声データに付随する複数の付加データ、及び
記録したデータを管理するための複数の管理データをデ
ータごとに、その書き換え頻度に応じた複数のグループ
に分類する分類手段と、ブロック単位で書き換え可能な
固体メモリに、グループごとにその記録するメモリアド
レスを固定しないでデータを記録するデータ記録手段
と、書き換え頻度の高いデータグループが書き換え頻度
の低いデータグループの記録したアドレスを管理する記
録アドレス管理手段と、を具備する音声記録再生装置。
【0115】(2) 音声信号をデジタルデータに変換
し、第1のブロック単位で書き換え可能な固体メモリに
記録し、該固体メモリから音声信号を再生する装置であ
って、デジタル化された音声データ、音声データに付随
する複数の付加データ、及び記録したデータを管理する
ための複数の管理データをデータごとに、複数のグルー
プのデータ群に分類する分類手段と、グループごとにそ
の記録するメモリアドレスを固定しない第2のブロック
単位でデータを記録する第1の記録手段と、グループを
階層付けして上位のグループのデータ群に下位のグルー
プのデータ群を記録したメモリアドレスデータを加えて
記録する第2の記録手段と、を具備する音声記録再生装
置。
【0116】(2−1) 複数のグループのデータ群の
うちいずれか1つのグループのデータ群は、音声データ
または音声データに付随する付加データまたは記録した
データを管理するための管理データのうち、いずれか2
種類以上のデータで構成されたデータ群である構成
(2)に記載の音声記録再生装置。
【0117】(2−2) 第1のブロック単位と第2の
ブロック単位が異なる構成(2)に記載の音声記録再生
装置。
【0118】(2−3) 第1のブロック単位が第2の
ブロック単位よりも大きい構成(2)に記載の音声記録
再生装置。
【0119】(2−4) 第1、第2のブロック単位が
いずれも256バイト以上の大きさである構成(2)に
記載の音声記録再生装置。
【0120】(2−5) 1つのグループのデータ群
は、1つまたは複数の第2のブロック単位のデータで構
成されており、書き換えるときには書き換える必要のあ
るデータのみを第2のブロック単位で書き換える構成
(2)に記載の音声記録再生装置。
【0121】(2−6) 階層付けした複数のグループ
のデータ群のうち、最上位に階層付けされたグループの
データ群はメモリアドレス空間の所定領域内に記録し、
最上位に階層付けされたグループのデータ群以外のグル
ープのデータ群は、前記所定領域以外に記録する構成
(2)に記載の音声記録再生装置。
【0122】(3) 音声信号をデジタルデータに変換
し、ブロック単位で書き換え可能な固体メモリに記録
し、該固体メモリから音声信号を再生する装置であっ
て、デジタルデータに変換された音声データ、音声デー
タに付随する複数の付加データ、及び記録したデータを
管理するための複数の管理データについて、第1、第
2、第3、第4、第5のグループのデータ群に分類する
分類手段を有し、第1のグループのデータ群は、第2、
第5のグループのデータ群が記録されたメモリアドレス
データを含み、第2のグループのデータ群は、第3、第
4、第5のグループのデータ群が記録されたメモリアド
レスデータを含み、第4のグループのデータ群は、第5
のグループのデータ群が記録されたメモリアドレスデー
タを含むことを特徴とする音声記録再生装置。
【0123】(3−1) 第1のグループのデータ群は
管理データのうち記録再生を行なっている現在位置に関
する管理データを含み、第2のグループのデータ群は管
理データのうちメモリ全体に関する管理データと音声フ
ァイルごとの管理データを含み、第3のグループのデー
タ群は付加データのうちメモリ全体に関する付加データ
または音声ファイルごとの付加データを含み、第4のグ
ループのデータ群は管理データのうちメモリの使用状況
と音声データが記録されたブロックの記録順番を管理す
るデータを含み、第5のグループのデータ群は音声デー
タと付加データのうち、音声データと同ときに記録され
た付加データを含む構成(3)に記載の音声記録再生装
置。
【0124】(3−2) 第1、第2、第3、第4、第
5のグループのデータ群の記録されるメモリアドレスは
固定されない構成(3)に記載の音声記録再生装置。
【0125】(3−3) メモリの所定領域には第1の
グループのデータ群が記録され、所定領域以外には第
2、第3、第4、第5のグループのデータ群が記録され
る構成(3)に記載の音声記録再生装置。
【0126】(4) 音声信号をデジタルデータに変換
して、ブロック単位で書き換え可能な固体メモリに記録
し、該固体メモリから音声信号を再生する装置であっ
て、デジタルデータに変換された音声データ、音声デー
タに付随する複数の付加データ、及び記録したデータを
管理するための複数の管理データのうち、いずれか一部
のデータの内容を変更して書き換えるときに、変更する
データが含まれる第1のメモリブロック内の全てのデー
タについて、内容を変更しないデータも含めて第2のメ
モリブロックに書き換える第1の書き換え手段と、上記
第1のメモリブロックのアドレスデータが記録されてい
た第3のメモリブロック内のデータを第2のメモリブロ
ックのアドレスデータに変更して、第3のメモリブロッ
ク内の全てのデータについて内容を変更しないデータも
含めて第4のメモリブロックに書き換える第2の書き換
え手段と、を具備する音声記録再生装置。
【0127】(4−1) 書き換えるときに書き換える
メモリアドレスを固定しない構成(4)に記載の音声記
録再生装置。
【0128】上記した構成(1)に記載の音声記録再生
装置によれば、特定のアドレスのメモリのみが頻繁に使
用されることなくメモリ全体で均等に使用されるように
なる。これによって、メモリの寿命を大きく延ばすこと
ができる。
【0129】また、上記した構成(2)乃至(2−6)
に記載の音声記録再生装置によれば、ブロック単位分の
データを一度に記憶する必要がなくメモリ容量が小さく
て済む。
【0130】また、上記した構成(3)乃至(3−3)
に記載の音声記録再生装置によれば、書き換える必要の
ないデータを頻繁に書き換えるというような無駄な処理
を省くことができる。
【0131】また、上記した構成(4)及び(4−1)
に記載の音声記録再生装置によれば、記録するメモリア
ドレスを固定しなくてもメモリ管理が可能になる。
【0132】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、特定の
アドレスのメモリのみが頻繁に使用されることなくメモ
リ全体で均等に使用されるようになる。これによって、
メモリの寿命を大きく延ばすことができる効果を奏す
る。
【0133】また、請求項2に記載の発明によれば、ブ
ロック単位分のデータを一度に記憶する必要がなくメモ
リ容量が小さくて済む効果を奏する。
【0134】また、請求項3に記載の発明によれば、書
き換える必要のないデータを頻繁に書き換えるというよ
うな無駄な処理を省くことができる効果を奏する。
【0135】また、請求項4に記載の発明によれば、記
録するメモリアドレスを固定しなくてもメモリ管理が可
能になる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される固体メモリ音声記録再生装
置の構成を示す図である。
【図2】図1に示す液晶表示部の詳細な構成を示す図で
ある。
【図3】図1に示す操作入力部の詳細な構成を示す図で
ある。
【図4】(a)は上書き録音モードについて説明するた
めの図であり、(b)は挿入録音モードについて説明す
るための図であり、(c)は目次録音モードについて説
明するための図であり、(d)は追加録音モードについ
て説明するための図である。
【図5】本実施形態に係る固体メモリの構成を示す図で
ある。
【図6】現在位置ブロックの構成を示す図である。
【図7】全体データブロックの構成を示す図である。
【図8】付加データブロックの構成を示す図である。
【図9】付加データブロックの中のファイル付加データ
の構成を示す図である。
【図10】アクセステーブルブロックの構成を示す図で
ある。
【図11】音声データブロックの構成を示す図である。
【図12】(a)乃至(d)は現在位置ブロックがブロ
ック0〜ブロック7に順に記録されるようすを説明する
ための図である。
【図13】本実施形態に係る録音動作を説明するための
フローチャートである。
【図14】付加データの記録動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図15】本装置の電源が投入された場合、又はシステ
ムリセットがかかった場合、又は固体メモリが本体に接
続された場合の初期処理を示すフローチャートである。
【図16】本実施形態に係る再生動作を説明するための
フローチャートである。
【図17】本実施形態に係る消去動作を説明するための
フローチャートである。
【符号の説明】
101…マイク、102…入力アンプ、103…A/D
(A/D変換器)、104…符号化器、105…CP
U、106…スピーカ、107…出力アンプ、108…
D/A(D/A変換器)、109…復号化器、110…
固体メモリ、111…I/F、112…LCD、113
…操作入力部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタルデータに変換された音声デー
    タ、音声データに付随する複数の付加データ、及び記録
    したデータを管理するための複数の管理データをデータ
    ごとに、その書き換え頻度に応じた複数のグループに分
    類する分類手段と、 ブロック単位で書き換え可能な固体メモリに、グループ
    ごとにその記録するメモリアドレスを固定しないでデー
    タを記録するデータ記録手段と、 書き換え頻度の高いデータグループが書き換え頻度の低
    いデータグループの記録したアドレスを管理する記録ア
    ドレス管理手段と、 を具備したことを特徴とする音声記録再生装置。
  2. 【請求項2】 音声信号をデジタルデータに変換し、第
    1のブロック単位で書き換え可能な固体メモリに記録
    し、該固体メモリから音声信号を再生する装置であっ
    て、 デジタル化された音声データ、音声データに付随する複
    数の付加データ、及び記録したデータを管理するための
    複数の管理データをデータごとに、複数のグループのデ
    ータ群に分類する分類手段と、 グループごとにその記録するメモリアドレスを固定しな
    い第2のブロック単位でデータを記録する第1の記録手
    段と、 グループを階層付けして上位のグループのデータ群に下
    位のグループのデータ群を記録したメモリアドレスデー
    タを加えて記録する第2の記録手段と、 を具備したことを特徴とする音声記録再生装置。
  3. 【請求項3】 音声信号をデジタルデータに変換し、ブ
    ロック単位で書き換え可能な固体メモリに記録し、該固
    体メモリから音声信号を再生する装置であって、 デジタルデータに変換された音声データ、音声データに
    付随する複数の付加データ、及び記録したデータを管理
    するための複数の管理データについて、第1、第2、第
    3、第4、第5のグループのデータ群に分類する分類手
    段を有し、 第1のグループのデータ群は、第2、第5のグループの
    データ群が記録されたメモリアドレスデータを含み、 第2のグループのデータ群は、第3、第4、第5のグル
    ープのデータ群が記録されたメモリアドレスデータを含
    み、 第4のグループのデータ群は、第5のグループのデータ
    群が記録されたメモリアドレスデータを含むことを特徴
    とする音声記録再生装置。
  4. 【請求項4】 音声信号をデジタルデータに変換して、
    ブロック単位で書き換え可能な固体メモリに記録し、該
    固体メモリから音声信号を再生する装置であって、 デジタルデータに変換された音声データ、音声データに
    付随する複数の付加データ、及び記録したデータを管理
    するための複数の管理データのうち、 いずれか一部のデータの内容を変更して書き換えるとき
    に、変更するデータが含まれる第1のメモリブロック内
    の全てのデータについて、内容を変更しないデータも含
    めて第2のメモリブロックに書き換える第1の書き換え
    手段と、 上記第1のメモリブロックのアドレスデータが記録され
    ていた第3のメモリブロック内のデータを第2のメモリ
    ブロックのアドレスデータに変更して、第3のメモリブ
    ロック内の全てのデータについて内容を変更しないデー
    タも含めて第4のメモリブロックに書き換える第2の書
    き換え手段と、 を具備したことを特徴とする音声記録再生装置。
JP7341855A 1995-12-27 1995-12-27 音声記録再生装置 Pending JPH09179599A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7341855A JPH09179599A (ja) 1995-12-27 1995-12-27 音声記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7341855A JPH09179599A (ja) 1995-12-27 1995-12-27 音声記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09179599A true JPH09179599A (ja) 1997-07-11

Family

ID=18349274

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7341855A Pending JPH09179599A (ja) 1995-12-27 1995-12-27 音声記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09179599A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11272300A (ja) * 1998-03-23 1999-10-08 Sony Corp 記録再生装置
JP2002340598A (ja) * 2001-05-16 2002-11-27 Kenwood Corp ナビゲーション装置、音声の提供方法及びプログラム
JP2005182793A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 Lexar Media Inc 頻繁にアクセスされたセクタの動作による不揮発性メモリに対するより速い書込み動作
JP2007328343A (ja) * 2007-06-04 2007-12-20 Sony Corp 再生装置及び再生方法
US7725652B2 (en) 1997-08-07 2010-05-25 Sony Corporation Storage and reproduction apparatus
USRE41977E1 (en) 1998-02-09 2010-11-30 Sony Corporation Recording and reproducing apparatus and terminal apparatus

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7725652B2 (en) 1997-08-07 2010-05-25 Sony Corporation Storage and reproduction apparatus
US9223539B2 (en) 1997-08-07 2015-12-29 Mobilemedia Ideas Llc Storage and reproduction apparatus
USRE41977E1 (en) 1998-02-09 2010-11-30 Sony Corporation Recording and reproducing apparatus and terminal apparatus
USRE42810E1 (en) 1998-02-09 2011-10-04 Sony Corporation Recording and reproducing apparatus and terminal apparatus
USRE43917E1 (en) 1998-02-09 2013-01-08 Sony Corporation Recording and reproducing apparatus and terminal apparatus
JPH11272300A (ja) * 1998-03-23 1999-10-08 Sony Corp 記録再生装置
JP2002340598A (ja) * 2001-05-16 2002-11-27 Kenwood Corp ナビゲーション装置、音声の提供方法及びプログラム
JP2005182793A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 Lexar Media Inc 頻繁にアクセスされたセクタの動作による不揮発性メモリに対するより速い書込み動作
JP2007328343A (ja) * 2007-06-04 2007-12-20 Sony Corp 再生装置及び再生方法
JP4735604B2 (ja) * 2007-06-04 2011-07-27 ソニー株式会社 再生装置及び再生方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6385690B1 (en) Recording method, managing method, and recording apparatus
US5903871A (en) Voice recording and/or reproducing apparatus
US5113383A (en) Information reproducing system and method
KR20000058003A (ko) 편집장치, 편집방법 및 기록매체
US6990554B2 (en) Data rewriting apparatus, control method, and recording medium
KR100761473B1 (ko) 휴대용 기기의 파일관리장치 및 파일관리방법
JP2000148569A (ja) 記録再生装置
EP1265243A2 (en) Data recording apparatus and data erasing apparatus
JPH09179599A (ja) 音声記録再生装置
JP2005141335A (ja) 情報記録再生装置とそのファイルアクセス方法
US20030007783A1 (en) Recording/reproducingdisk control device and disc apparatus comprising the same
US20030223319A1 (en) Optical disc player providing user-management function for MP3 files and method thereof
JP2000311104A (ja) 記録方法、管理方法、及び記録装置
JP4994779B2 (ja) 記録再生装置およびリムーバブル記録媒体
JPH09305464A (ja) 音声情報記録装置および音声情報再生装置
US20020008929A1 (en) Method of and apparatus for allocating recording space on a recording medium
KR100672049B1 (ko) 연결 녹화정보를 이용한 녹화 방법
JPH0561760A (ja) メモリカードの記憶管理方式
JP2002341899A (ja) データ再生装置
KR20040075420A (ko) 광디스크 장치에서의 재생 이력정보 관리방법
JP2000057038A (ja) 記録装置および記録方法、並びに再生装置および再生方法、並びに記録媒体
KR100531154B1 (ko) 재기록 가능한 광디스크의 데이터 기록 제어방법
JP3431400B2 (ja) 記録媒体用タイトル名入力装置
CN100468361C (zh) 信息记录介质、对信息记录介质的访问装置以及访问方法
JP2008009754A (ja) 情報処理装置および方法、並びにプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040521

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040608

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050117

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050607