JP3794435B2 - 扉錠のケース - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は扉錠のケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
ハンドルや握り玉によってラッチを出入操作する扉錠においては、一般に、ラッチ機構を収容するケースをダイカストあるいはプレスによって形成するようにしている。
【0003】
このうちでも、特にプレスによる形成品は、ダイカストによる成形品と較べて製造コストの面で優れており、通常、図5に示したように、筺体aの前端縁に立上げた取付け片bに前板cをスポット溶接によって一体化するように構成しているが、この種のケースでは、ラッチに強い力を作用させるような強度試験を行ったような場合、筺体aを介して前板cの中央部分に内方へ向かう強い力が加わるため、扉の端面に取付けられた前板cの長手方向両端部が、2点鎖線で示したように、簡単に外方へ反り返ってしまうといった不都合が生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、ケースに強い力が作用した場合でも容易に変形することのない新たなプレス形成式の扉錠ケースを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明はこのような課題を達成するための扉錠のケースとして、四周に側板を立上げて箱状にプレス形成した筺体のうち、その両側に設けた上記側板の各前端縁に前板取付け片を外側に向けて折曲げ形成するとともに、上記筺体上面を覆う覆板には、その前端縁に前板を下向きに折曲げ形成し、さらに上記前板と上記前板取付け片の各面に、相互に噛み合い係合する断面凸状の補強部を長手方向に向けてプレス形成して、上記前板を上記前板取付け片の前面に接合させた状態で、上記覆板を上記筺体の開口部側に一体となるように結合したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
そこで以下に本発明の実施例について説明する。
図1は本発明の一実施例を示したものである。
【0007】
図において符号10は、内部にラッチ機構を収納する筺体で、プレスにより一体形成されるこの筺体10は、同じくプレスによって形成される上カバー20と結合され、1つの扉錠ケース1として構成される。
【0008】
つぎに、これらの各部の詳細について説明すると、筺体10は、底板11の四辺から前側板12と、両側板13、13と、後側板14を立上げることによって、上方が開いた浅い箱状に形成され、その内部には、図3に示したようなラッチ5と、カム片6と、操作片7等よりなるラッチ機構、つまり本出願人が特開平3−275874号公報で開示したようなラッチ機構を収納するように構成されている。
【0009】
この筺体10には、また、その両側板13、13の前端縁から左右に向けて前板取付け片16、16がL字状に折曲げ形成されていて、これらの前面に、後述する前板21を重ね合わせて取付けるように構成されている。
【0010】
これに対して、上カバー20は上記した筺体10の上端を覆い得る大きさの板体として形成され、さらにその前端縁には、扉30の端面に固定する前板26が下方に向けてL字状に折曲げ形成されている。
【0011】
この前板26には、断面凸形の補強部17が長手方向に絞り形成されていて、前板26自体の補強を図るとともに、前板取付け片16、16に設けた断面凸形の補強片17、17と噛合わせることによって、外れることなく接合させるように構成されている。
【0012】
なお、図中符号15は、上カバー20の後端に折曲げ形成した係合片25を受入れるべく、筺体10の後側板14に凹設した嵌合凹部を示しており、また、13a、15a、16aは、それぞれ上カバー20の対応する係合凹部23a、25a、26aにカシメ止めされる係合突部を示しており、またさらに、図中符号18、28は、前側板12と前板26の各対応する部分に設けたラッチ孔を示している。
【0013】
このように構成した筺体10と上カバー20を組付けるには、はじめに、筺体10内にラッチ5と、カム片6と、操作片7といったラッチ機構を構成する一群の部品を組付けた上、前板取付け片16の前面に前板26が接合するように位置合わせし、かつ後板14の嵌合凹部15に係合片25が嵌合するように位置合わせして、筺体10上に上カバー20を結合する。
【0014】
これにより、前板26と前板取付け片16は、それぞれの補強部27、17を噛合わせた状態で接合し合い、かつ各係合突部13a、15a、16aと係合凹部23a、25a、26aとが互いに係合し合うから、最後にこれらをカシメることによって、筺体10と上カバー20を結合一体とする。
【0015】
そして最後に、結合一体としたケース1を、図3に示したように、扉30の端面に設けた取付け孔31に嵌込んだ上、その上から装飾板33を当てて上下をネジ35により固定する。
【0016】
このようにして結合されると、前板取付け片16は、側板13に対して僅かにZ軸回りの変形が生じるような状態で折曲げられ、また側板13は、底板11に対して僅かにY軸回りに変形が生じるような状態で折曲げられているため、前板取付け片16は、底板11に対して少なくともX軸方向に対して強い剛性をもって取付けられることになり、他方、上板21前端縁に曲成された前板26は、僅かにX軸回りに変形が生じるような状態で取付けられることになる。
【0017】
したがって、これらの前板26と前板取付け片16とが接合されて一体化されると、前板26は、X軸回り、Y軸回り及びZ軸回りの全てに変形することなく、しかも、補強部17、27により長手方向にも変形することのない強い剛性が付与される。
【0018】
1mm厚の板材によってプレス形成した本願発明に係る扉錠ケースと、ダイカスト形成した1mm厚の扉錠ケースと、プレス形成した図4に示す従来の扉錠ケースのそれぞれに、同一試験機を用いてラッチに強い力を作用させる強度試験を行ったところ、本願発明に係わる扉錠ケースは、図4に実線で示したように、破線で示した従来のプレス形成品はもとより、1点鎖線で示したダイカスト成形品よりも著しく高い剛性を示すことが実証された。
【0019】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、筺体と覆板とを結合するようにしたので、側板を介して二重に折曲げ形成した前板取付け片によるX軸方向の強い剛性と、覆板から下向きに折曲げ形成した前板のY軸方向及びZ軸方向の剛性とによって、前板に、X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向の全ての剛性を付与させて、この種のプレス成形型の扉錠ケースをきめて強固に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す扉錠ケースの分解斜視図である。
【図2】同上ケースの組付状態を示した図である。
【図3】同上ケースの内部構造を示した図である。
【図4】同上ケースの強度を示した図である。
【図5】従来の扉錠ケースの一例を示した平面図である。
【符号の説明】
10 筺体
13 側板
16 前板取付け片
20 上カバー
26 前板

Claims (1)

  1. 四周に側板を立上げて箱状にプレス形成した筺体のうち、その両側に設けた上記側板の各前端縁に前板取付け片を外側に向けて折曲げ形成するとともに、上記筺体上面を覆う覆板には、その前端縁に前板を下向きに折曲げ形成し、さらに上記前板と上記前板取付け片の各面に、相互に噛み合い係合する断面凸状の補強部を長手方向に向けてプレス形成して、上記前板を上記前板取付け片の前面に接合させた状態で、上記覆板を上記筺体の開口部側に一体となるように結合したことを特徴とする扉錠ケース。
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