JP3790482B2 - 作業車のエンジン搭載構造 - Google Patents

作業車のエンジン搭載構造 Download PDF

Info

Publication number
JP3790482B2
JP3790482B2 JP2002028350A JP2002028350A JP3790482B2 JP 3790482 B2 JP3790482 B2 JP 3790482B2 JP 2002028350 A JP2002028350 A JP 2002028350A JP 2002028350 A JP2002028350 A JP 2002028350A JP 3790482 B2 JP3790482 B2 JP 3790482B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
cylinder portion
vibration
mounting structure
cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002028350A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003226144A (ja
Inventor
章善 内島
吉秀 宮西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2002028350A priority Critical patent/JP3790482B2/ja
Publication of JP2003226144A publication Critical patent/JP2003226144A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3790482B2 publication Critical patent/JP3790482B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗用田植機、乗用芝刈り機、などの作業車のエンジン搭載構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記のような作業車の多くは、車体の後部に作業用の装置を連結するので、車体の前後重量バランスをとるために、運転座席の前方にエンジンを搭載配備してボンネットで覆っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
運転座席の前方にエンジンを搭載することは車体の前後重量バランスをとる上で有効となるものであるが、圃場や起伏の大きい箇所での走行性能を得るために最低地上高さを必要かつ十分に確保する必要があり、このためにエンジンの搭載位置を高くすると車体前部のエンジン搭載部が嵩高くなって前方見通しを悪化する問題があった。
また、近年、上記のような作業車においても運転環境を向上することが望まれており、その一つとしてエンジンの振動および騒音を抑制して運転部の静粛化を図ることが必要となっている。
【0004】
本発明は、作業車のエンジン搭載構造に関する上記のような問題点や要望を解消することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〔請求項1に係る発明の構成、作用、および効果〕
【0006】
請求項1に係る発明の作業車のエンジン搭載構造は、クランクケース部に対してシリンダ部が斜め上方に張出すようにシリンダ部を大きく傾斜させた状態にエンジンを配置し、前記クランクケース部の下部と前記シリンダ部とを防振材を介してエンジン重量を支持する車体固定部に防振支持し、シリンダ部の周囲に冷却風を強制供給する空冷手段を備え、前記空冷手段の冷却風流路中に、シリンダ部に対する防振支持部を位置させてあることを特徴とする。
【0007】
上記構成によると、車体に搭載した状態のエンジン全高は、シリンダ部を起立させた姿勢のエンジンの全高よりもよりも低いものとなり、車体に嵩低く搭載配置することができる。また、シリンダ部がクランクケース部より張出すためにシリンダ部が振られやすくなり、安定性が低下して振動しやすくなるが、クランクケース部の下部のみならずシリンダ部をも防振材を介して支持することでエンジンを支持することにより、防振効果の高いエンジン搭載状態が得られる。
又、上記構成によると、シリンダ部に対する防振支持部はシリンダ部からの熱の伝導や輻射によって加熱されやすいが、この防振支持部にエンジン冷却風があたることで熱の放散が促進され、防振支持部の防振ゴムが熱劣化することがない。
【0008】
従って、請求項1の発明によると、エンジンを嵩低く搭載できるとともに、シリンダ部の傾斜張出しに伴う安定性の低下をスパンの大きい合理的な防振支持によって効果的に抑制することができる。
そして、エンジンをクランクケース部とシリンダ部とで効果的に防振支持することができるものでありながら、高温となるシリンダ部の防振支持部に用いる防振ゴムの熱的耐久性が高いものとなり、長期間に亘って良好な防振性能を発揮させることができる。
【0009】
〔請求項2に係る発明の構成、作用、および効果〕
【0010】
請求項2に係る発明の作業車のエンジン搭載構造は、請求項1の発明において、前記クランクケース部の防振支持部を、シリンダ部張出し方向と反対側のクランクケース端部にのみ設けてある。
【0011】
上記構成によると、大きいスパンで、かつ、数少ない防振支持部で効果的にエンジンを防振支持することができる。
【0012】
〔請求項3に係る発明の構成、作用、および効果〕
【0013】
請求項3に係る発明の作業車のエンジン搭載構造は、請求項1または2の発明において、張出し傾斜された前記シリンダ部の下方に横長のステーを配備して、前記ステーとシリンダ部とをステー長手方向の複数箇所で連結するとともに、このステーの両端近傍に車体固定部に対する一対の防振支持部を設けてある。
【0014】
上記構成によると、シリンダ部における他部材の取付可能な箇所は限られるが、シリンダ部の下方に連結固定した横長のステーの車体固定部に対する取付箇所は、ステーの長さ形状や形状などによって比較的自由に設定することができる。
【0015】
従って、シリンダ部に連結した横長のステーを介して間接的に防振支持することで、シリンダ部を直接に防振支持する場合に比較して防振支持位置の設定が容易となり、効果の高い防振支持が行える。また、シリンダ部からの熱が防振支持部の防振ゴムに伝わりにくくなり、耐久性の高い防振支持を行える。
【0016】
〔請求項4に係る発明の構成、作用、および効果〕
【0017】
請求項4に係る発明の作業車のエンジン搭載構造は、請求項3の発明において、前記ステーの両端近傍に設けた車体固定部に対する一対の防振支持部を、前記ステーとシリンダ部との連結部位よりも外側に位置させてある。
【0018】
上記構成によると、シリンダ部の径に比較して大きいスパンでの防振支持が可能となり、ひねり振動などを含む複雑な振動に対しての防振効果も高いものとなる。
【0019】
〔請求項5に係る発明の構成、作用、および効果〕
【0020】
請求項5に係る発明の作業車のエンジン搭載構造は、請求項1〜4のいずれか一項の発明おいて、張出し傾斜された前記シリンダ部の下方に、エンジン動力を受ける変速構造部を入り込ませて配置してあることを特徴とする。
【0021】
上記構成によると、エンジンの傾斜したシリンダ部とエンジン動力を受ける変速構造部とが上下に重複することになり、エンジンと変速構造部とをコンパクトにまとめることができ、車体の小型化に有効となる。
【0022】
〔請求項6に係る発明の構成、作用、および効果〕
【0023】
請求項6に係る発明の作業車のエンジン搭載構造は、請求項5の発明において、前記クランクケース部に水平支承したエンジン出力軸と、前記変速構造部に水平支承した入力軸とをベルト伝動機構を介して連動連結してある。
【0024】
上記構成によると、シリンダ部がクランクケース部より張出すためにシリンダ部が振られやすくなり、安定性が低下して振動しやすくなる。また、変速構造部にかかる負荷変動に起因するベルト伝動機構の張力変動によってもエンジンが振られやすくなるが、クランクケース部の下部のみならずシリンダ部をも防振材を介して支持することで、防振効果の高いエンジン搭載状態が得られる。
【0025】
従って、請求項6の発明によると、エンジンと変速構造部とをコンパクトにまとめて配置することができるとともに、エンジン自体の姿勢およびベルト伝動機構の張力変動などによって安定性が低下しやすいエンジンを効果的に防振支持することが可能となった。
【0026】
〔請求項7に係る発明の構成、作用、および効果〕
【0027】
請求項7に係る発明の作業車のエンジン搭載構造は、請求項6記載の発明において、前記シリンダ部を前記変速構造部の上部に防振材を介して支持して、シリンダ部に対する防振支持部を構成してある。
【0028】
上記構成によると、シリンダ部の下方に入り込んだ変速構造部を、高位置の車体固定部として有効に利用することができ、専用の搭載台などを要することなくシリンダ部を好適に防振支持することができ、エンジン搭載構造の簡素化を図る上で有効となる。
【0029】
〔請求項8に係る発明の構成、作用、および効果〕
【0030】
請求項8に係る発明の作業車のエンジン搭載構造は、請求項1〜7のいずれか一項の発明において、前記エンジンを運転座席の前方に配備したボンネット内に収容配備するとともに、前記シリンダ部の傾斜張出し方向を後方上方向きとしてある。
【0031】
上記構成によると、エンジンと変速構造部とは前後にコンパクトにまとめられたものとなる。また、運転座席から見たエンジンは嵩低く、かつ、前下がり傾斜姿勢で配置されることになり、これを覆うボンネットも嵩の低い前下がりのものにできる。
【0032】
従って、請求項8の発明によると、車体の前後長の小型化に有効であるとともに、ボンネットを嵩低くかつ前下がりのものにして、前方見通しのよい車体を構成する上で有効となる。
【0033】
【発明の実施の形態】
図1に本発明に係るエンジン搭載構造を備えた作業車の一例である乗用田植機の全体側面が、図2にその全体平面が、また、図3のその全体正面がそれぞれ示されている。この乗用田植機は、操向自在な前輪1と操向不能な後輪2を備えた4輪駆動型の走行車体3の後部に、油圧シリンダ4によって駆動される昇降リンク機構5を介して4条植え仕様の苗植付け装置6が昇降自在に連結された構造となっている。
【0034】
苗植付け装置6は、前記昇降リンク機構5の後端下部にローリング自在に連結されており、走行機体3からの作業用動力を受けるフィードケース10、苗を載置して一定ストロークで往復横移動する苗のせ台11、フィードケース10から後ろ向き片持ち状に延出された左右一対の植付けケース12、各植付けケース11の後端部に左右一対づつ装備されたクランク式の植付け機構13、田面の植付け予定箇所を均平化する3個の整地フロート14、次行程の走行基準線を田面に引っ掻き形成してゆく起伏揺動自在な左右一対の線引きマーカ15、等を備えて構成されている。
【0035】
走行機体3における主フレーム20の前部には、前記前輪1を操向自在に支持したミッションケース21が連結され、このミッションケース21から前方に突設した前フレーム22の上部に、空冷式のガソリンエンジン23が後述のように防振支持されてボンネット24で覆われている。主フレーム20の後部には後輪2を備えた後部伝動ケース25がローリング自在に連結支持され、また、主フレーム20上部には運転ステップ26および後輪フェンダ27が配備され、この後輪フェンダ27の上部中央に運転座席28が備えられている。
【0036】
ミッションケース21の左側面には、前後進を無段に変速する走行用主変速装置としての油圧式無段変速装置(HST)30が連結され、これらミッションケース21と無段変速装置30とで走行車体3および苗植付け装置6に対する変速構造部Aが構成されている。そして、エンジン23の左側に水平支承した出力軸23cと無段変速装置30の左側に水平支承した入力軸30aとは、主クラッチとして機能するテンションクラッチ31を備えたベルト伝動機構32を介して連動連結されている。この無段変速装置30からの変速動力はミッションケース21内で走行系と作業系とに分岐され、走行系の分岐動力は、内装されたギヤ式の副変速装置で2段に変速されて左右の前輪1に伝達されるとともに、副変速装置からの出力の一部が後部伝動ケース25に軸伝達されて、左右の後輪2が前輪1と同調した速度で駆動される。また、分岐された作業系動力のうちの正転動力のみが一方向クラッチを介してミッションケース21の後部から取出され、苗植付け装置6に軸伝達されるようになっている。
【0037】
なお、無段変速装置30を操作する主変速レバー33と、ケース内のギヤ式副変速装置を切換え操作する副変速レバー34は、ボンネット24後方に設けられたステアリングハンドル35の左脇にそれぞれ前後揺動操作可能に配備されている。また、エンジン23に連係したアクセルレバー39がステアリングハンドル35の右脇に前後揺動操作可能に備えられている。
【0038】
運転ステップ26の右側前方には主クラッチ・ブレーキペダル36が配備されており、このペダル36を踏み込むことで、テンションクラッチ31を切り操作してエンジン23から無段変速装置30への動力伝達を断つとともに、ミッションケース内装のブレーキを操作して走行系に制動をかけるようになっている。また、運転ステップ26の右側後方には前輪用のデフロックペダル37が配備されており、このペダル34を踏み込むことで、左右の前輪1に対するデフ装置をデフロックし、左右の前輪1を等速で駆動することができるようになっている。また、運転座席28の右脇には苗植付け装置6を昇降する油圧シリンダ4を操作する昇降用レバーが配備されている。
【0039】
ステリングハンドル35を回動自在に軸支したハンドルポスト41は、その下端部に備えた板金製の取付け座41aを介してミッションケース21の上面にやや後傾姿勢で立設固定されるとともに、前フレーム22の下方に偏平なステアリングギヤケース42が取付けられており、ステリングハンドル35を回動操作すると、ステアリングギヤケース42の下面前部に装備したピットマンアーム43がギヤ減速されて回動され、ピットマンアーム43の左右両端にタイロッド44を介して連動連結された左右の前輪1が操向されるようになっている。
【0040】
走行機体3の前端部には、パイプ材をアーチ形に屈曲して形成した押え込みアーム46がその基端部の支点aを中心に前後に起伏揺動可能に装着されるとともに、この押え込みアーム46の上端部に、前記線引きマーカ15で形成した走行基準線に対する照準となるセンターマスコット47が装着されている。また、機体前部の左右には、予備苗を積載収容しておく予備苗のせ台48が立設配備されている。
【0041】
この押え込みアーム46は、前方へ大きく突出する作用姿勢と起立格納姿勢とに亘る一定範囲で起伏揺動可能に枢支されるとともに、その枢支基部に与えられた摩擦によって任意の揺動位置で摩擦保持することも可能となっており、畦越えや運搬車両の荷台への田植機の積み下ろしなどにおいて、走行機体3を微速で走行させながら作業者が地上に降りて操縦する場合に、前方に大きく倒して作用姿勢に倒して使用する。作用姿勢に倒伏された押え込みアーム46を地上の作業者が押え込むことで、機体前部が浮上るのを阻止することができるとともに、押え込みアーム46を左右に振って機体を引きずることで多少は機体の向きを強制的に修正することもできる。
【0042】
上記のように構成された乗用田植機において、本発明では、前記エンジン23を機体前部に以下のようにして搭載しており、その詳細な構造を図4〜図9に基づいて以下に説明する。
【0043】
前記エンジン23は、クランクケース部23aに対してシリンダ部23bが斜め後方上方に向けて張出すようにシリンダ部23bを、水平に対して約30°に傾斜させた仕様のものが利用されており、この張出されたシリンダ部23bの下方に前記変速構造部Aの前部が入り込むように配備され、エンジン23が嵩低く配備されるとともに、エンジン23と変速構造部Aとが前後方向にコンパクトにまとめられている。
【0044】
このエンジン23は、右側にエンジン動力で駆動される冷却風取入れ用のファン(図示せず)を内装した導風ケーシング51が備えられた空冷ガソリンエンジンであり、導風ケーシング51から送出された冷却風を導風カバー52で案内してシリンダ部23bの周囲に供給することでシリンダ部23bを強制空冷するようになっている。また、シリンダ部23bの左側には、排気ガスをマフラ53に導く排気管54が連結されており、導風カバー52によってシリンダ左側に導かれた冷却風で排気管54の根元付近を冷却するようになっている。また、シリンダ部23bの左側に導出された冷却風Fは後方下方に向けて流動し、無段変速装置30を冷却するようになっている。
【0045】
クランクケース部23aの下部前端部には連結金具61が連結され、この連結金具61と前記前フレーム22の前端に固着したコの字形の支持金具62とが防振ゴム(防振材)63を介して連結され、エンジン前部の防振支持部Bfが構成されている。
【0046】
後方上方に向かう傾斜姿勢で張出されたシリンダ部23bの下方には、板金構造の横長のステー64が連結固定されている。このステー64は、上下に向かう前板64aと前後に向かう後板64bとを溶接して構成された剛性の高いものであり、その左寄り箇所の上面から前方に向けて延出された連結アーム65に、シリンダ部23bの左側面がボルト連結されるとともに、ステー64の右より箇所の上面に立設された連結金具66にシリンダ部23bの右側面がボルト連結され、さらに、ステー64の長手方向中間部位に付設された連結金具67にシリンダ部23bの下面がボルト連結されている。このように、これら左右側面および下面の3個所において横長のステー64が左右水平姿勢でシリンダ部23bに強固に連結固定されているのである。
【0047】
また、前記無段変速装置30をミッションケース21に連結するボルト連結部の内、前方上部のボルト連結部に支持金具68が共締め固定されており、この支持金具68にステー64の左側の端部近くが防振ゴム(防振材)63を介して連結支持されている。また、前記ハンドルポスト41の取付け座41aの右側部に支持金具69が溶接固定されており、この支持金具69にステー64の右側の端部近くが防振ゴム(防振材)63を介して連結支持されている。つまり、シリンダ部23bを、中間部材としてのステー64を介して変速構造部Aの上部に配備した支持金具68,69に横方向に大きい左右間隔をもって防振支持させる左右一対の防振支持部Brが構成されているのである。
【0048】
ここで、前述のように、シリンダ部23bの左側には、冷却風Fを無段変速装置30に向けて流動させる冷却風流路が存在しており、シリンダ部23bを支持する左側の防振支持部Brはこの冷却風流路中に位置しており、シリンダ部23bからの熱および排気管54などからの熱によって加熱されやすい防振ゴム63を冷却するようになっている。
【0049】
〔別実施形態〕
本発明は、以下のような形態で実施することもできる。
【0050】
(1)シリンダ部23bを支持する防振支持部Brをシリンダ部23bの下側一個所だけ設け、クランクケース部23aの下部前端部の防振支持部Bfを左右一対設けて実施することもできる。この場合、シリンダ部23bを防振支持する車体固定部として、ハンドルポスト41の根元近くに支持金具を固定した構造とすることもできる。
(2)図10に示すように、クランクケース部23aの下部を前後2個所の防振支持部Bf,Bmで支持すれば一層防振機能の高いエンジン搭載が可能となる。
(3)本発明は、エンジンを車体後部に搭載して、このエンジンを覆うボンネット上に運転座席を配備した構造の作業車に適用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 乗用田植機の全体側面図
【図2】 乗用田植機の全体平面図
【図3】 乗用田植機の正面図
【図4】 車体前部の左側面図
【図5】 エンジン搭載部の左側面図
【図6】 エンジン搭載部の右側面図
【図7】 エンジン搭載部の平面図
【図8】 前部の防振支持部の正面図
【図9】 ステーの斜視図
【図10】 別の実施形態におけるエンジン搭載部の左側面図
【符号の説明】
23 エンジン
23a クランクケース部
23b シリンダ部
23c 出力軸
24 ボンネット
28 運転座席
30a 入力軸
32 ベルト伝導機構
63 防振材(防振ゴム)
64 ステー
A 変速構造部
Bf 防振支持部
Br 防振支持部

Claims (8)

  1. クランクケース部に対してシリンダ部が斜め上方に張出すようにシリンダ部を傾斜させた状態にエンジンを配置し、前記クランクケース部の下部と前記シリンダ部とを防振材を介してエンジン重量を支持する車体固定部に防振支持し、前記シリンダ部の周囲に冷却風を強制供給する空冷手段を備え、前記空冷手段の冷却風流路中に、シリンダ部に対する防振支持部を位置させてあることを特徴とする作業車のエンジン搭載構造。
  2. 前記クランクケース部の防振支持部を、シリンダ部張出し方向と反対側のクランクケース端部にのみ設けてある請求項1記載の作業車のエンジン搭載構造。
  3. 張出し傾斜された前記シリンダ部の下方に横長のステーを配備して、前記ステーとシリンダ部とをステー長手方向の複数箇所で連結するとともに、このステーの両端近傍に車体固定部に対する一対の防振支持部を設けてある請求項1または2に記載の作業車のエンジン搭載構造。
  4. 前記ステーの両端近傍に設けた車体固定部に対する一対の防振支持部を、前記ステーとシリンダ部との連結部位よりも外側に位置させてある請求項3記載の作業車のエンジン搭載構造。
  5. 張出し傾斜された前記シリンダ部の下方に、エンジン動力を受ける変速構造部を入り込ませて配置してある請求項1〜4のいずれか一項に記載の作業車のエンジン搭載構造。
  6. 前記クランクケース部に水平支承したエンジン出力軸と、前記変速構造部に水平支承した入力軸とをベルト伝動機構を介して連動連結してある請求項5記載の作業車のエンジン搭載構造。
  7. 前記シリンダ部を前記変速構造部の上部に防振材を介して支持して、シリンダ部に対する防振支持部を構成してある請求項6記載の作業車のエンジン搭載構造。
  8. 前記エンジンを運転座席の前方に配備したボンネット内に収容配備するとともに、前記シリンダ部の傾斜張出し方向を後方上方向きとしてある請求項1〜7のいずれか一項に記載の作業車のエンジン搭載構造。
JP2002028350A 2002-02-05 2002-02-05 作業車のエンジン搭載構造 Expired - Fee Related JP3790482B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002028350A JP3790482B2 (ja) 2002-02-05 2002-02-05 作業車のエンジン搭載構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002028350A JP3790482B2 (ja) 2002-02-05 2002-02-05 作業車のエンジン搭載構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003226144A JP2003226144A (ja) 2003-08-12
JP3790482B2 true JP3790482B2 (ja) 2006-06-28

Family

ID=27749596

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002028350A Expired - Fee Related JP3790482B2 (ja) 2002-02-05 2002-02-05 作業車のエンジン搭載構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3790482B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB0420360D0 (en) * 2004-09-13 2004-10-13 Belle Engineering Sheen Ltd Mounting apparatus and method

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003226144A (ja) 2003-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4704924B2 (ja) 乗用型草刈機
JP5473754B2 (ja) 作業車
JP5416441B2 (ja) 乗用型田植機
JP3862674B2 (ja) 乗用型移植機
JP3790482B2 (ja) 作業車のエンジン搭載構造
JP3652173B2 (ja) 乗用型芝刈機
JP5997469B2 (ja) 田植機
JP2012071795A (ja) 作業車
JP3377362B2 (ja) 乗用型移植機
JP2580417B2 (ja) 乗用田植機における機体フレ―ム構造
JP5889147B2 (ja) 作業機
JPH09300986A (ja) 乗用型移植機の原動部構造
JP7517265B2 (ja) 作業車両
JP2001105906A (ja) 移動農機のエンジン支持構造
JP3833092B2 (ja) 草刈り機
JP5174075B2 (ja) 乗用型作業機
JP6161977B2 (ja) 自動二輪車
JP5964100B2 (ja) 田植機
JP5508624B2 (ja) 乗用型農作業機
JP5829963B2 (ja) 田植機
EP4385867A1 (en) Gas tank of straddle-type vehicle with swing engine
JP5844191B2 (ja) 田植機
JPS6181716A (ja) 乗用芝刈機
JPH07285347A (ja) 車両のエンジンルーム構造
JP4488412B2 (ja) 乗用型作業車

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040512

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050908

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050915

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051109

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051208

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060203

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20060209

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060328

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060331

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3790482

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090407

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100407

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110407

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120407

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120407

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130407

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130407

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140407

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees