JP3788347B2 - 車両サスペンション用バンパスプリング - Google Patents

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Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、車両サスペンション用バンパスプリングに係り、特に、ショックアブソーバのピストンロッドに対して外挿状態下に配置されて、該ショックアブソーバの作動ストロークを弾性的に制限せしめる車両サスペンション用のバンパスプリングに関するものである。
【0002】
【背景技術】
従来から、車両サスペンションを構成するショックアブソーバには、一般に、ゴムや発泡ウレタン等の材質からなる弾性体にて形成された筒状のパンパスプリングが、ピストンロッドに外挿されて、配設されており、大荷重の入力時に、このバンパスプリングが、ショックアブソーバのシリンダ(アブソーバプレート)と該ショックアブソーバのピストンロッドが取り付けられた車体側乃至は車輪側の部材(アッパーサポート)との間において、軸方向に圧縮変形せしめられることにより、ショックアブソーバの作動ストロークが弾性的に制限されるようになっている。
【0003】
ところで、かかるバンパスプリングには、車両の良好な乗り心地と操縦安定性を両立させるために、ショックアブソーバの作動ストロークが小さいときには、柔らかく、大きいときには充分硬くなる、非線形のバネ特性が要求され、且つダストカバー等の他部材への干渉を防止しつつ、ショックアブソーバの作動ストロークを充分に大きく確保することが、要求されている。
【0004】
このため、従来から、実開昭60−75109号公報、実開昭61−203807号公報、特開平6−229437号公報等に明らかにされているように、バンパスプリング本体の外周面に、合成樹脂等からなる拘束リングを配設して、バンパスプリング本体の外方への膨出変形を規制することにより、大荷重入力時におけるバンパスプリング本体の変形を制限して、硬いバネ特性の実現と、他部材の緩衝の防止を図りつつ、バンパスプリング本体の変形ストローク量を大きくして、小荷重入力時における低バネ特性を実現するようにしたバンパスプリングが、提案されている。
【0005】
また、近年における乗り心地重視の観点から、そのようなバンパスプリングとショックアブソーバのアブソーバプレートとの当接時における当たりを柔らかなものとなすために、例えば、実開昭62−11006号公報等に明らかにされているように、バンパスプリング本体の材質をゴムとせずに、発泡ウレタンを用いてなる構造としたバンパスプリングが提案されているが、その場合においても、上記した拘束リングが配設されたり、或いはショックアブソーバのアブソーバプレートが当接(衝突)することに対する耐久性の観点から、そのようなバンパスプリングのショックアブソーバ側の端部近くに、樹脂等からなる硬質リングを嵌め込んでなる構造のものも、検討されている。
【0006】
一方、特開2000−88031号公報等から明らかなように、ショックアブソーバにおけるシリンダとピストンロッドとのオイルシール部分への泥水や塵芥等の侵入を阻止するために、外挿したバンパスプリングを含んで、かかるピストンロッドを覆うように、該バンパスプリングを取り囲んで配置された薄肉筒状のダストカバーが設けられており、そして、そのようなダストカバーは、一般に、ゴム製とされている。しかして、近年の小型車の増加等の理由から、そのようなダストカバーの配置スペースを出来るだけコンパクトとする設計が採用される傾向があり、このため、ダストカバーをゴム製とすると、それ自体、剛性が弱いことに加えて、狭いスペースとなることにより、ダストカバーが周辺部材に干渉するという問題が惹起されるに至り、このため、特開平10−331899号公報等に示される如く、かかるダストカバーとして、鉄等の剛性材料からなる硬質の筒状部材(スリーブ)が、採用され始めている。
【0007】
しかしながら、ダストカバーを硬質のスリーブにて構成した場合において、その内部に、前述せる如き、拘束リング乃至は硬質リングを外周部に配設してなるバンパスプリングを配して、ショックアブソーバのピストンロッドに外挿し、ショックアブソーバのアブソーバプレートを衝突させて、かかるバンパスプリングに対して軸方向の大きな圧縮荷重を作用せしめたとき、バンパスプリングが、その軸方向において斜めに倒れ込み、蛇行状に変形して、硬質のダストカバーの内面に当接乃至は衝突し、これによって、異音が発生するという新たな問題を生じることが、明らかとなったのである。
【0008】
しかも、そのようなバンパスプリングの軸方向における変形、ひいては異音の発生の問題は、それを発泡ウレタン材質とした場合において、それがゴムよりも柔らかな材質であるが故に、より顕著な問題となっているのである。また、バンパスプリングの端部に硬質リングを配した場合においても、前記した変形は惹起され易く、それ故に異音発生の問題は、上記と同様に、顕著である。
【0009】
【解決課題】
ここにおいて、本発明は、かかる事情を背景にして為されたものであって、その解決課題とするところは、硬質スリーブからなるダストカバー内に配置せしめられる車両サスペンション用バンパスプリングにおいて、異音の発生が効果的に抑制乃至は阻止せしめられ得る構造を提供することにある。
【0010】
【解決手段】
そして、かかる課題を解決するために、本発明に従うところの車両サスペンション用バンパスプリングは、硬質スリーブからなるダストカバー内において、車両サスペンションを構成するショックアブソーバのピストンロッドに外挿配置され、該ショックアブソーバにおけるアブソーバプレートの当接によって、該ショックアブソーバの作動ストロークを弾性的に制限するように構成したバンパスプリングにして、弾性体にて形成された筒状のバンパスプリング本体の外周に、周方向に延びるすぐり部を形成して、軸方向に山部と谷部とが交互に配設されてなる外表面とすると共に、かかる山部のうち、前記ショックアブソーバのアブソーバプレートに最も近いものに、硬質のリングを配設する一方、かかる硬質リングよりも径方向外方に突出する高さにおいて、該バンパスプリング本体から一体的に突出する複数の突起を、該硬質リングの配設された山部に、且つ該硬質リングに隣接して、該バンパスプリング本体の周方向に所定の間隔を隔てて設けたことを特徴とするものである。
【0011】
要するに、このような本発明に従う車両サスペンション用バンパスプリングにあっては、筒状のバンパスプリング本体の外周部に設けられた硬質のリングよりも径方向外方に突出する高さの突が、かかるバンパスプリング本体に一体的に設けられていることによって、ショックアブソーバからの荷重の入力により、バンパスプリング本体が変形させられて、径方向外方に変位し、ダストカバーの内面に接触する恐れが生じても、かかるダストカバー内面には、硬質リングに先立って、前記した突が当接することとなり、これによって、硬質リングのダストカバー内面に対する接触乃至は衝突が効果的に回避乃至は抑制され得ることとなるのであり、以て、それらの間の衝突による異音の発生も有利に阻止乃至は緩和され得るのである。
【0012】
なお、かくの如き本発明に従う車両サスペンション用バンパスプリングの好ましい態様の一つによれば、前記バンパスプリング本体の前記ショックアブソーバ側に位置する端部に近接して、前記硬質リングが配設されている構成が、採用されることとなる。特に、このような硬質リングの配設形態において、ダストカバー内面との接触が惹起され易いところから、本発明が有利に適用されて、その特徴が効果的に発揮せしめられ得るのである。
【0013】
また、本発明によれば、前記バンパスプリングの外周面に周方向に延びるすぐり部が形成されて、軸方向に山部と谷部とが交互に配設されると共に、かかる山部の一つに、前記硬質リングと前記突が設けられている構成が、採用される。このように、バンパスプリング本体の軸方向に山部と谷部が形成されることにより、ショックアブソーバの当接初期における作動ストロークが小さいときには、柔らかなバネ特性が効果的に発現され得るのであり、そして、そのような山部の一つに、硬質リングと突が設けられることによって、かかる硬質リングのダストカバー内面に対する当接が、そのような突にて、効果的に阻止乃至は抑制され得るのである。
【0014】
そして、本発明にあっては、上記の山部のうち、前記ショックアブソーバのアブソーバプレートに最も近いものに、前記硬質リングが配設されている構成が、採用されることとなる。
【0015】
さらに、本発明に従う車両サスペンション用バンパスプリングの望ましい態様の他の一つによれば、前記硬質リングが、前記突よりも、前記ショックアブソーバのアブソーバプレートに近い位置に配設されており、これによって、バンパスプリング本体を硬質リングの存在下において成形する、所謂インサート成形操作を採用することなく、バンパスプリング本体のみを成形した後、それに硬質リングを組み付ける手法も採用することが出来ることとなり、以て、それらバンパスプリング本体と硬質リングとの組付け性の向上を図り得るのである。
【0016】
また、本発明にあっては、バンパスプリング本体を形成する弾性体は、発泡ウレタンであることが望ましく、このような材質からなるバンパスプリング本体を用いることによって、柔らかなバネ特性が有利に発現され得て、バンパスプリングとしての有利な特性が容易に発揮され得ることとなる一方、そのような柔らかなバネ特性によって惹起され易くなるダストカバー内面との接触乃至は当接による異音発生が、本発明に従うところの突起の存在によって、効果的に抑制乃至は阻止され得ることとなるのである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について、詳細に説明することとする。
【0018】
先ず、図1には、本発明に従う車両サスペンション用バンパスプリングの一具体例を自動車のサスペンション機構に装着せしめてなる形態が、示されている。そこにおいて、10は、バンパスプリングであって、このバンパスプリング10が、ショックアブソーバ12のピストンロッド14の突出先端側部分に外挿されて、配置せしめられていると共に、かかるピストンロッド14の先端部には、アッパーサポート16が取り付けられている。そして、そのアッパーサポート16の取付けプレート18を介して、ピストンロッド14は、従来と同様にして、自動車のボデーに取り付けられるようになっているのである。また、アッパーサポート16の取付けプレート18に対して、それから垂下した形態において、筒状のダストカバーが、バンパスプリング10を取り囲むように、更にはショックアブソーバ12の少なくとも上部部分を覆うようにして、固設されている。
【0019】
より具体的には、ショックアブソーバ12は、公知の構造のものであって、オイル等が封入されたシリンダ22と、かかるシリンダ22の端部プレートであるアブソーバプレート24から突出して、軸方向に突出/引込み作動可能とされたピストンロッド14とを備えており、図示はされていないが、シリンダ22が、その基部(ピストンロッド14の突出する側とは反対側の端部)側において、サスペンションアーム等に取り付けられる一方、ピストンロッド14が、アッパーサポート16の取付けプレート18を介してボデー側に取り付けられることにより、サスペンションアームの揺動に従って、ピストンロッド14が軸方向に作動せしめられる状態で、自動車のサスペンション機構に装着されるようになっている。なお、ピストンロッド14の突出先端部には、雄ネジ部が設けられており、ピストンロッド14をボデーに取り付けるための締付けナット26が螺着されるようになっている。また、アッパーサポート16の取付けプレート18の下面には、円筒形状を呈する鉄製のダストカバー20の一方の端部が溶着されて、取り付けられている一方、かかるダストカバー20は、ショックアブソーバ12の少なくともピストンロッド14の突出側部分を覆うように、垂下せしめられ、そして、図示はしないが、ダストカバー20の垂下した側の端部とショックアブソーバ12の基部側部分との間に、コイルスプリングが介装せしめられていることは、従来と同様である。
【0020】
そして、かかるショックアブソーバ12におけるピストンロッド14の突出先端側部分に外挿せしめられてなる形態において、バンパスプリング10が配置されている。このバンパスプリング10は、発泡ウレタン(ポリウレタンフォーム)からなる弾性体にて形成された厚肉円筒状のバンパスプリング本体30と、そのアッパーサポート16側端部に嵌め込まれた保持金具32とから構成されている。ここで、保持金具32は、その円環板状部の内周部に円筒部を設けてなる形状を呈しており、その円筒部がバンパスプリング本体30の内径部に図示の如く嵌合せしめられることによって、組み付けられ、ピストンロッド14に外挿せしめられている。
【0021】
また、バンパスプリング本体30は、全体として、略厚肉の円筒形状を呈しており、その内孔の径寸法が、ショックアブソーバ12のピストンロッド14の外径よりも大きく設定されていると共に、その外径寸法が、図において軸方向下方に行くに従って、全体として小径化されており、更に、その下端部分が薄肉屈曲形状とされて、ショックアブソーバ12のアブソーバプレート24に当接せしめられるようになっている。そして、かかるバンパスプリング本体30の外周面には、略V字状断面で、周方向に延びる凹溝たるすぐり部34が、軸方向に離間して、複数(ここでは2つ)形成されて、軸方向に山部と谷部とが交互に配設されていると共に、内周面にも、前記すぐり部34が形成されていない厚肉部分を、周方向に延びる浅底の凹溝が複数形成され、これによって、バンパスプリング本体30が略蛇腹形状とされており、以て、アブソーバプレート24の当接によって軸方向の荷重が及ぼされた際に、座屈的な変形が防止されて、軸方向に安定した弾性変形が生ぜしめられて、安定したバネ特性が発揮され得るようになっている。
【0022】
さらに、かくの如きバンパスプリング10におけるバンパスプリング本体30のショックアブソーバ12側に位置する端部に近接して、硬質の樹脂リング36が、配設されている。この樹脂リング36は、バンパスプリング本体30のスプリング特性の調節や耐久性の確保等の観点から設けられているものであって、ここでは、バンパスプリング本体30の、図において最下端側の山部に設けた周溝38内に、嵌合せしめられることによって、位置固定的に取り付けられているのである。
【0023】
そして、かかるバンパスプリング本体30の外周面には、更に、樹脂リング36の直上に位置するように、図2からも明らかな如く、軸方向に延び、すぐり部34に至る長手山状の複数の突起40が、周方向に所定の間隔を隔てて、バンパスプリング本体30から所定高さで一体的に突出する形態において設けられているのである。なお、それら複数の突起40は、何れも、樹脂リング36よりも径方向外方に突出する高さにおいて、換言すれば、それら複数の突起40の外接円の直径が樹脂リング36の外径よりも大きくなる高さにおいて、設けられているのであり、また、ここでは、隣接する突起40,40に接線を引いたとき、その接線よりも、樹脂リング36がバンパスプリング本体30の径方向内側に位置するように、突起40の高さ調整が行われている。
【0024】
従って、かくの如き構造のバンパスプリング10にあっては、ショックアブソーバ12におけるピストンロッド14の引込み作動によって、アブソーバプレート24が当接して、軸方向に荷重が入力せしめられた際、バンパスプリング本体30が軸方向に座屈変形乃至は抉り変形して、樹脂リング36が、図1において、左右方向に変位せしめられて、ダストカバー20の内面に当接乃至は衝突する恐れが生じた場合にあっても、そのような樹脂リング36よりも複数の突起40が径方向外方に突出せしめられているところから、かかる樹脂リング36が、ダストカバー20の内面に当接するよりも先に当接し、その変位を緩和することとなるところから、そのような樹脂リング36がダストカバー20の内面に当接乃至は衝突することが、効果的に阻止乃至は抑制され得ることとなるのであり、以て異音の発生が有利に解消乃至は抑制され得ることとなるのである。
【0025】
このように、周方向に配した複数の突起40の存在によって、硬質のダストカバー20とバンパスプリング本体30に嵌め込まれた樹脂リング36との間の干渉が、効果的に抑制乃至は阻止され得たことにより、また、車両サスペンション周りのコンパクト化にも大きく寄与することが出来るのである。
【0026】
また、樹脂リング36が、周方向に配された複数の突起40よりもショックアブソーバ12のアブソーバプレート24に近いバンパスプリング本体30の外周面位置に、配設されているところから、バンパスプリング本体30を予め発泡成形した後、その発泡成形物に設けた周溝38に樹脂リング36を嵌め込み、固定すれば、バンパスプリング10が完成することとなるのであり、そのため、そのようなバンパスプリング10の製作性が、樹脂リング36の存在下においてバンパスプリング本体30を発泡成形せしめるインサート成形手法による場合に比して、より一層高められ得ることとなるのである。
【0027】
以上、本発明の代表的な一つの具体例について詳述してきたが、それは文字通りの例示であって、本発明が、そのような具体例にのみ限定して解釈されるものでないことは、言うまでもないところである。
【0031】
例えば、バンパスプリング本体30を形成する弾性体として、例示の具体例にあっては、発泡ウレタンが用いられているが、従来からのゴム材質のものであっても何等差し支えなく、また、樹脂リング36を鉄等の金属材料からなる硬質のリングとすることも可能であり、更にダストカバー20にあっても、鉄材質の如き金属材質の他、樹脂材質等からなる硬質のスリーブを用いることも、可能である。
【0032】
また、バンパスプリング本体30の形状や構造にあっても、適宜に選定されるものであり、例えば、すぐり部34を形成する場合、例示の如きV字型断面以外の、半円状やU字状等の断面形状のすぐり部を採用することが可能である。従って、バンパスプリング本体30の具体的形状としては、例示のものに何等限定されるものではなく、軸方向全長に亘って蛇腹形状としたりすることが可能である。
【0033】
その他、一々列挙はしないが、本発明は、当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正、改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもないところである。
【0034】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明に従う車両サスペンション用バンパスプリングにあっては、バンパスプリング本体の外周部に配設された硬質リングに隣接して、かかる硬質リングよりも外方に突出する複数の突起が、バンパスプリング本体に一体的に設けられているところから、そのようなバンパスプリング本体を取り囲むように配設される硬質のダストカバーに対する硬質リングの当接乃至は衝突が、そのような突によって効果的に阻止乃至は抑制され得ることとなるのであり、以て、硬質リングのダストカバーに対する干渉によって惹起される異音の発生が、有利に解消乃至は緩和され得るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態としての車両サスペンション用バンパスプリングの配設構造の一例を示す縦断面説明図である。
【図2】 図1におけるA−A断面説明図である。
【符号の説明】
10 バンパスプリング
12 ショックアブソーバ
14 ピストンロッド
16 アッパーサポート
18 取付けプレート
20 ダストカバー
22 シリンダ
24 アブソーバプレート
26 締付けナット
30 バンパスプリング本体
32 保持金具
34 すぐり部
36 樹脂リング
38 周溝
40 突起

Claims (4)

  1. 硬質スリーブからなるダストカバー内において、車両サスペンションを構成するショックアブソーバのピストンロッドに外挿配置され、該ショックアブソーバにおけるアブソーバプレートの当接によって、該ショックアブソーバの作動ストロークを弾性的に制限するように構成したバンパスプリングにして、
    弾性体にて形成された筒状のバンパスプリング本体の外周に、周方向に延びるすぐり部を形成して、軸方向に山部と谷部とが交互に配設されてなる外表面とすると共に、かかる山部のうち、前記ショックアブソーバのアブソーバプレートに最も近いものに、硬質のリングを配設する一方、かかる硬質リングよりも径方向外方に突出する高さにおいて、該バンパスプリング本体から一体的に突出する複数の突起を、該硬質リングの配設された山部に、且つ該硬質リングに隣接して、該バンパスプリング本体の周方向に所定の間隔を隔てて設けたことを特徴とする車両サスペンション用バンパスプリング。
  2. 前記バンパスプリング本体の前記ショックアブソーバ側に位置する端部に近接して、前記硬質リングが配設されている請求項1に記載の車両サスペンション用バンパスプリング。
  3. 前記硬質リングが、前記突よりも、前記ショックアブソーバのアブソーバプレートに近い位置に配設されている請求項1又は請求項に記載の車両サスペンション用バンパスプリング。
  4. 前記弾性体が、発泡ウレタンである請求項1乃至請求項の何れかに記載の車両サスペンション用バンパスプリング。
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