JP2008064188A - Ea材 - Google Patents

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Toshiyuki Horimatsu
利行 堀松
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Abstract

【課題】安価な対策で確実に物体受け止め時における亀裂発生を防止することができるEA材を提供する。
【解決手段】EA材1は、前面1a、後面1b、側面1cを有している。この側面1cに沿って補強材としてワイヤ6が周回して設けられている。このワイヤ6は、前面1aと後面1bとの間に設けられている。ワイヤ6は、その両端部6aが結束されてループ状となっている。EA材1に対し物体Pが当った場合EA材1の拡幅方向への変形が防止される。ワイヤ6に対角線方向のブレースを設けてもよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、EA材(衝撃エネルギー吸収材)の取付構造に係り、特に自動車のトリムに適用するのに好適なEA材の取付構造
に関する。
自動車のドアトリムには、側面衝突(側突)時の衝撃エネルギー吸収(Energy Absorption:EA)のために、硬質ウレタンフォームよりなるEA材を取り付けている。このドアトリムに対し、硬質ウレタン製EA材を取り付けた構造の一例(特開2006−21614号の従来技術に記載)を第7図(a)に示す。この従来例では、硬質ウレタンフォームよりなるEA材1Aがトリム2に取り付けられている。EA材1Aから突設された耳状の凸部5に筒形のクリップ3が一体に設けられている。トリム2から突設された柱状の突起4が該クリップ3に挿入され、突起4の先端が拡径されてフランジ状押え部4aが形成され、これによりEA材1Aがトリム2に固定されている。
上記EA材1Aに人体などの物体Pが当った場合、第5図(b)の如く物体PがEA材1Aにめり込む如くしてEA材1Aが変形し、衝撃エネルギーが吸収される。ところが、この衝撃エネルギーが著しく大きい場合、EA材1Aが幅方向に押し広げられて亀裂CがEA材1Aに生じるおそれがある。
従来、車両用内装部品の割れ防止対策として鉄板やワリフ、不織布、ネット状の繊維系補強層を設けることが知られている(特開平7−329652号の0003、0008段落)。
特開2006−21614号 特開平7−329652号
EA材を鉄板で補強したのでは、EA材の重量が徒に大きくなる。また、鉄板の抜き型を必要とするため、かなりのコスト増となる。繊維系の補強材は金型へ取り付ける効率が良くない。
本発明は、安価な対策で確実に物体受け止め時(以下、受衝時ということがある。)における亀裂発生を防止することができるEA材を提供することを目的とする。
本発明のEA材は、物体を受け止める前面と、反対側の後面と、該前面と後面とをつなぐ側面とを有した発泡樹脂成形体よりなるEA材において、該側面を周回する補強材が設けられていることを特徴とするものである。
補強材はワイヤ又はバンドよりなることが好ましく、また、ワイヤの両端が連結されてループ状となっていることが好ましい。
補強材は、前記前面と後面との間に配置されていることが好ましく、特にEA材の前面と後面との中間又はそれよりも前面側に配置されていることが好ましい。
補強材は、前記発泡樹脂成形体の側面に露呈しているか、又は側面の表面直近に埋設された状態にて設けられていることが好ましい。
発泡樹脂成形体としては硬質ウレタンフォームが好適であるが、これに限定されるものではない。
本発明のEA材にあっては、側面を周回して補強材が設けられているので、受衝時(物体受け止め時)におけるEA材の拡幅方向の変形が抑制され、これにより、EA材の亀裂発生が防止される。また、受衝時にEA材が略々均等に厚みを減じる如く変形する(押し縮められる)ので、吸収エネルギーも増加する。
この補強材としては、ワイヤ又は帯状体が好適であり、特にワイヤを用いることにより、補強材を用いたことによるコスト増を僅少とすることができる。また、ワイヤを用いても、EA材の難燃性は全く低下しない。
ワイヤをループ状とした場合には、ワイヤ線径が小さい場合であっても、受衝時におけるEA材の拡幅方向の変形を十分に防止することができる。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。第1図(a)は実施の形態に係るEA材1を示す断面図、第1図(b)はこのEA材1の受衝時の模式的な断面図、第2図はEA材1の斜視図、第3図はワイヤの斜視図、第4図(a)はEA材1の成形用の金型の断面図、第4図(b)は第4図(a)のB部分の斜視図である。第5図及び第6図はワイヤの別の形状を示す平面図である。
この実施の形態においても、EA材1は、硬質ウレタンフォームよりなるものであり、トリム2に取り付けられている。EA材1のトリム2への取り付け構造は第5図と同じであるので、同一部分に同一符号を付してその説明を省略する。
この実施の形態においては、EA材1は、前面1a、後面1b、側面1cを有している。この側面1cに沿って補強材としてワイヤ6が周回して設けられている。このワイヤ6は、前面1aと後面1bとの間に設けられている。なお、ワイヤ6はEA材1の厚みの中間又はそれよりも前面1a側に設けられていることが好ましく、EA材1の厚さTに対するワイヤ6の前面1aからの距離tの比t/Tは0〜0.9特に0〜0.5程度が好適である。
ワイヤ6は、その一部が側面1cに露呈してもよく、全体がEA材1内に埋設されてもよい。ワイヤ6がEA材1内に埋設された場合、全周の20%以上において、側面1cからワイヤ6までの距離(即ち、ウレタンの被り厚さ)は20mm以下、例えば0〜10mm程度が好適である。
ワイヤ6は、その両端部6aが望ましくは結束されてループ状となっている。なお、この結束は図示の掛止ないし絡ませ状のものであってもよく、短い管にワイヤ6の両端を差し込んでカシメるようにして行ってもよい。
このワイヤ6入りのEA材1を成形する方法の一例を第4図を参照して説明する。
EA材1成形用の金型10は、下型11と上型12とからなる。下型11にリブ状の凸部13が設けられ、この凸部13の上にワイヤ6が配置される。凸部13は肉厚の小さい三角形板状の突片よりなる。凸部13は、アンダーカットが生じないように、縦辺が鉛直か、それよりもキャビティ側面に沿う方向に斜めとされる。この凸部13の上に載せたワイヤ6のズレ止めを図るためにマグネット14が下型11に設けられている。ワイヤ6を凸部13に載せた状態でウレタンの発泡成形を行うことにより、EA材1が成形される。
なお、第4図の成形方法はEA材1の成形法の一例であり、EA材1はこれ以外の方法で成形されてもよい。例えば、マグネット14は省略されてもよい。
このように構成されたEA材1に対し物体Pが当った場合、第1図(b)の如く物体PがEA材1にめり込む又は押し潰すようにEA材1が変形する。
この実施の形態では、ワイヤ6が側面1cを周回して設けられているので、この変形に際しEA材1の拡幅方向への変形が防止される。このため、EA材1を構成する硬質ウレタンフォームに亀裂(第5図のCなど)が生じることが防止される。これにより、EA材1の衝撃エネルギーの吸収量が増大する。また、EA材1の拡幅方向の変形が防止されるため、EA材1は全体的に略々均等に厚みを減じる如く変形するので、EA材1全体として衝撃エネルギーを吸収するようになり、これによっても衝撃エネルギーの吸収量が増加する。
この実施の形態では、補強材としてワイヤ6を用いているので、補強材を用いたことによるコスト増も僅少である。
なお、上記の単なるループ状のワイヤ6の代わりに、第5図に示すように対角線方向に延在するブレース6bを設けたワイヤ6Aを用いてもよい。
また、ワイヤの線径が太い場合には、ループ状のワイヤ6の代わりに、第6図に示すように、両端が連結されていないC字状のワイヤ6Bを用いてもよい。
上記実施の形態は本発明の一例であり、本発明は図示以外の形態をもとりうる。
例えば、ワイヤ6はEA材1の厚み方向に配置位置を異ならせて2個以上設けられてもよい。
また、ワイヤ6は一重ではなく二重以上に設けられてもよい。
ワイヤ6の代わりに帯板状の補強材を用いてもよい。
第1図(a)は実施の形態に係るEA材1を示す断面図、第1図(b)はこのEA材1の受衝時の模式的な断面図である。 EA材1の斜視図である。 ワイヤの斜視図である。 第4図(a)はEA材1の成形用の金型の断面図、第4図(b)は第4図(a)のB部分の斜視図である。 ワイヤの別の形状を示す平面図である。 ワイヤの別の形状を示す平面図である。 従来例の説明図である。
符号の説明
1,1A EA材
2 トリム
6,6A,6B ワイヤ

Claims (8)

  1. 物体を受け止める前面と、反対側の後面と、該前面と後面とをつなぐ側面とを有した発泡樹脂成形体よりなるEA材において、
    該側面に沿って該EA材を周回する補強材が設けられていることを特徴とするEA材。
  2. 請求項1において、該補強材は該周回方向に延在した線状体又は帯状体であることを特徴とするEA材。
  3. 請求項1又は2において、該補強材はワイヤ又はバンドよりなることを特徴とするEA材。
  4. 請求項3において、該ワイヤの両端が連結されてループ状となっていることを特徴とするEA材。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項において、該補強材は、前記前面と後面との間に配置されていることを特徴とするEA材。
  6. 請求項5において、該補強材は前記前面と後面との中間又はそれよりも前面側に配置されていることを特徴とするEA材。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項において、前記補強材は、前記発泡樹脂成形体の側面に露呈しているか、又は側面の表面直近に埋設された状態にて設けられていることを特徴とするEA材。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項において、前記発泡樹脂成形体は硬質ウレタンフォームよりなることを特徴とするEA材。
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