JP3777542B2 - ノズル装置及び塗布装置及び塗布方法 - Google Patents

ノズル装置及び塗布装置及び塗布方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえばLCD(Liquid Crystal Display)や半導体デバイス等の製造プロセスにおいて被処理基板に塗布膜を形成するための塗布装置及び塗布方法並びにノズル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、LCDや半導体デバイスの製造プロセスにおけるリソグラフィー工程では、被処理基板(ガラス基板、半導体基板)上にレジスト液を塗布するために、いわゆるスピンコート法が常用ないし多用されている。しかし、従来一般のスピンコート法では、被処理基板をかなりの高速度でスピン回転させるため、多量のレジスト液が遠心力で基板の外へ飛散して、無駄に捨てられたりパーティクルの原因になるという問題がある。また、基板が大型化すると、スピン回転時に基板外周部において周速度が大きいために空気の乱流を引き起こしやすく、レジスト膜の膜厚の変動ひいては解像度の低下を招きやすいといった問題もある。
【0003】
そこで、スピンコート法に替わる新しいレジスト塗布法として、図15に示すように、被処理基板1上でレジストノズル2を走査させながらレジストノズル2よりレジスト液Rを細径の線状で連続的に吐出させることにより、高速回転を要することなく基板1上に万遍無く所望の膜厚でレジスト液Rを塗布するようにした技法(スピンレス法)が提案されている。このスピンレス法に使用されるレジストノズル2は、口径の非常に小さい(たとえば100μm程度の)吐出口を有し、相当高い圧力でレジスト液Rを吐出するように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、レジストノズルにおいては、吐出動作を止めた際に、吐出口付近にレジスト液が付着または残留しやすく、これがそのまま放置されて乾燥固化すると、次回の塗布処理の際にレジスト吐出流を妨げたり、または乱すおそれがあり、あるいはパーティクルの発生源になることもある。そこで、塗布処理領域に隣接して設置されるノズル待機部に、吐出動作を終えて帰還したレジストノズルに対して、吐出口付近の部分に洗浄液または溶剤を吹き掛けてレジストを洗い流すためのノズル洗浄機構が備えられている。
【0005】
しかしながら、上記のような従来のノズル洗浄機構は、塗布処理中の合間にレジストノズルの吐出口付近を洗浄またはクリーニングすることはできないだけでなく、洗浄効率もさほど高いものではない。特に、上記のようなスピンレス法に使用される微細径型のレジストノズルは、吐出口周辺部にレジストが付着または残留する度合いが大きいため、従来のノズル洗浄機構では対応しきれない。
【0006】
本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、吐出口付近に付着または残留した処理液を吐出中断時等の短い合間を利用して短時間できれいに取り除くようにした処理液吐出用のノズル装置を提供することを目的とする。
【0007】
本発明の別の目的は、処理液吐出用ノズルの吐出口付近に付着または残留した処理液を吐出中断時等の短い合間を利用してきれいに取り除いて、塗布処理の効率と品質を向上させる塗布装置および塗布方法を提供することにある。
【0008】
本発明の他の目的は、ノズル吐出口付近の汚れを取り除くための洗浄能力および効率を向上させる処理液吐出用のノズル装置、塗布装置および塗布方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明のノズル装置は、被処理基板上に上方から処理液を滴下するためのノズル装置において、1個または複数個の吐出口とそれらの吐出口に連通する処理液導入口とを有し、処理液を前記処理液導入口より導入して前記吐出口より吐出するノズル本体と、前記ノズル本体の少なくとも前記吐出口付近の部分を所定の隙間を空けて覆い、前記吐出口と対向する位置に開口部を有するノズルカバーと、前記ノズル本体の少なくとも前記吐出口付近の部分に溶剤を供給するために前記ノズルカバーの内側に設けられた溶剤噴射ノズルと、前記ノズル本体の吐出口付近に存在する液体を前記隙間の開口端部を介してバキューム吸引により除去するために、前記ノズルカバーの前記開口部を除く前記隙間の開口端部にほぼ気密に接続されているバキューム手段とを有する。
【0010】
上記の構成においては、ノズル装置内(ノズルカバーの内側)に溶剤噴射ノズルを設けており、この溶剤噴射ノズルよりノズル本体の吐出口付近の部分に溶剤を吹き付けることにより、その部分に付着または残存している処理液を洗い落とすことができる。そこに、バキューム手段を作動させると、バキューム手段からのバキューム吸引力がノズルカバー内側の隙間(エジェクト通路)を介してノズル本体の吐出口付近に及ぶことにより、吐出口付近から洗い落とされた処理液はノズルカバーの開口部より中に吸い込まれた気流や溶剤噴射ノズルより供給された溶剤と一緒にエジェクトまたはバキューム系統へ排出される。
【0011】
本発明のノズル装置において、好ましくは、ノズルカバー内の隙間(エジェクト通路)がノズル本体の吐出口の配列方向と平行な両側面に沿って延在する構成であってよい。かかる構成により、エジェクト通路を可及的に狭めて、バキューム手段からのバキューム吸引力を効率的にノズル本体の吐出口付近に及ぼすことができる。この場合、ノズル本体の両側面をノズル吐出口側に向かって次第に細くなるようにテーパ状に形成することで、エジェクト通路内のバキューム伝達性を一層高めることができる。
【0012】
また、吐出口付近を効率的に隈なく洗浄するために、好ましくは、溶剤噴射ノズルがノズル本体の吐出口と1対1の対応関係で配置される構成であってよい。この場合、溶剤噴射ノズルがノズル本体の吐出口列を挟んで両側に千鳥状に配置される構成、つまり各隣接する2つのノズル本体の吐出口にそれぞれ対応する2つの溶剤噴射ノズルがノズル本体の吐出口列に対して両側に分かれて配置される構成が、設計および製作面だけでなく洗浄効率の面でも一層好ましい。
【0013】
また、ノズル本体の吐出口付近に向けて溶剤噴射ノズルより溶剤を吹き付けるに際してバキューム吸引も同時に行うことにより、バキューム手段のバキューム吸引力を可変制御することにより溶剤噴射流の向きを可変制御してもよい。
【0014】
また、ノズル本体における処理液の吐出を止めた後は、先ず第1の時間だけ溶剤噴射ノズルより溶剤を噴射させると同時にバキューム手段にバキューム吸引を行わせ、溶剤噴射ノズルの溶剤噴射を止めた後に第2の時間だけバキューム手段のバキューム吸引を継続させてよい。このように、溶剤噴射ノズルを稼動させた直後にバキューム乾燥を行うことで、短い所要時間でウエット式の吐出口洗浄を実施することができる。
【0015】
本発明の第1の塗布装置は、被処理基板上に処理液を塗布するための塗布装置であって、本発明のノズル装置と、前記ノズル装置のノズル本体に処理液を供給するための処理液供給手段と、前記ノズル装置の溶剤噴射ノズルに溶剤を供給するための溶剤供給手段と、前記ノズル装置のバキューム手段にバキュームを供給するためのバキューム供給手段と、被処理基板をほぼ水平に保持する保持手段と、
前記基板上に処理液の塗布膜を形成するために前記基板に対して相対的に前記ノズル装置を水平方向で走査する走査手段とを有する。
【0016】
この第1の塗布装置の好適な一態様として、走査中にノズル装置において処理液吐出動作を間欠的に中断させ、その中断時間の間にノズル装置において第1の時間だけ溶剤噴射ノズルより溶剤を噴射させると同時にバキューム手段に前記バキューム吸引を行わせ、前記溶剤噴射ノズルの溶剤噴射を止めた後に第2の時間だけバキューム手段のバキューム吸引を継続させる走査中にノズル装置において処理液吐出動作を間欠的に中断させ、その中断時間の間にバキューム手段を作動させてバキューム吸引を行わせてよい。そうすることで、塗布処理中にノズル本体の吐出口付近を随時きれいに洗浄することができる。
【0017】
本発明の第1の塗布方法は、ノズル装置を用いて被処理基板上に処理液を塗布するための塗布方法であって、ほぼ水平に保持されている前記基板に対して、前記ノズル装置の吐出口より処理液を吐出させ、かつ前記ノズル装置を相対的に水平方向に走査する第1の工程と、前記ノズル装置が処理液の吐出を中断した合間または終了した後に、前記ノズル装置内で、少なくとも前記吐出口付近の部分に溶剤を吹き付けるとともにバキューム吸引によって前記吐出口付近から液を取り除く第2の工程とを有する。好ましくは、第2の工程では、第1の時間だけ前記吐出口付近の部分に溶剤を吹き付けると同時に前記バキューム吸引を行い、前記溶剤の吹き付けを止めた後に第2の時間だけ前記バキューム吸引を継続させてよい。
【0018】
上記第1の塗布方法においては、走査方式の塗布処理(第1の工程)の過程で、またはその結果として、ノズル装置の吐出口付近に処理液が付着または残留する。第2の工程では、ノズル装置内で、吐出口付近の部分に溶剤が吹き付けられることにより、そこに付着または残留していた処理液が洗浄されるとともに、それら溶剤および洗浄液がバキューム吸引によって気流と一緒にバキューム系統へ排出される。これにより、ノズル装置が移動している最中にもノズル装置内で吐出口付近の部分を随時洗浄することができる。
【0019】
本発明の第2の塗布装置は、被処理基板上に処理液を塗布するための塗布装置であって、本発明のノズル装置と、前記ノズル装置のノズル本体に処理液を供給するための処理液供給手段と、前記ノズル装置の溶剤噴射ノズルに溶剤を供給するための溶剤供給手段と、前記ノズル装置のバキューム手段にバキュームを供給するためのバキューム供給手段と、被処理基板をほぼ水平に保持する保持手段と、前記基板上に処理液の塗布膜を形成するために前記基板をスピン回転させる回転手段とを有する。
【0020】
本発明の第2の塗布方法は、ノズル装置を用いて被処理基板上に処理液を塗布するための塗布方法であって、ほぼ水平に保持されている前記基板に対して、前記ノズル装置の吐出口より処理液を吐出させて、前記基板上に処理液を供給する第1の工程と、前記ノズル装置が処理液の吐出を中断した合間または終了した後に、前記ノズル装置内で、少なくとも前記吐出口付近の部分に溶剤を吹き付けるとともにバキューム吸引によって前記吐出口付近から液を取り除く第2の工程と、前記ノズル装置が前記基板に対する処理液の供給を終了した後に、前記基板をスピン回転させる第3の工程とを有する。好ましくは、第2の工程では、第1の時間だけ前記吐出口付近の部分に溶剤を吹き付けると同時に前記バキューム吸引を行い、前記溶剤の吹き付けを止めた後に第2の時間だけ前記バキューム吸引を継続させてよい。
【0021】
上記第2の塗布方法においては、基板のスピン回転によるレベリング工程(第3の工程)が後に控えているので、塗布工程(第1の工程)では基板上に処理液を大まかな分布で供給してよい。もっとも、処理液の吐出を止めたノズル装置の吐出口付近には処理液が付着または残留する。第2の工程では、ノズル装置内で、吐出口付近の部分に溶剤が吹き付けられることにより、そこに付着または残留していた処理液が洗浄されるとともに、それら溶剤および洗浄液がバキューム吸引によって気流と一緒にバキューム系統へ排出される。これにより、ノズル装置が移動している最中にもノズル装置内で吐出口付近の部分を随時洗浄することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図14を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
【0031】
図1に、本発明のノズル装置、塗布装置および塗布方法が適用可能な構成例として塗布現像処理システムを示す。この塗布現像処理システムは、クリーンルーム内に設置され、たとえばLCD基板を被処理基板とし、LCD製造プロセスにおいてフォトリソグラフィー工程の中の洗浄、レジスト塗布、プリベーク、現像およびポストベークの各処理を行うものである。露光処理は、このシステムに隣接して設置される外部の露光装置(図示せず)で行われる。
【0032】
この塗布現像処理システムは、大きく分けて、カセットステーション(C/S)10と、プロセスステーション(P/S)12と、インタフェース部(I/F)14とで構成される。
【0033】
システムの一端部に設置されるカセットステーション(C/S)10は、複数の基板Gを収容するカセットCを所定数たとえば4個まで載置可能なカセットステージ16と、このステージ12上のカセットCについて基板Gの出し入れを行う搬送機構20とを備えている。この搬送機構20は、基板Gを保持できる手段たとえば搬送アームを有し、X,Y,Z,θの4軸で動作可能であり、後述するプロセスステーション(P/S)12側の搬送装置38と基板Gの受け渡しを行えるようになっている。
【0034】
プロセスステーション(P/S)12は、上記カセットステーション(C/S)10側から順に洗浄プロセス部22と、塗布プロセス部24と、現像プロセス部26とを基板中継部23、薬液供給ユニット25およびスペース27を介して(挟んで)横一列に設けている。
【0035】
洗浄プロセス部22は、2つのスクラバ洗浄ユニット(SCR)28と、上下2段の紫外線照射/冷却ユニット(UV/COL)30と、加熱ユニット(HP)32と、冷却ユニット(COL)34とを含んでいる。
【0036】
塗布プロセス部24は、レジスト塗布ユニット(CT)40と、減圧乾燥ユニット(VD)42と、エッジリムーバ・ユニット(ER)44と、上下2段型アドヒージョン/冷却ユニット(AD/COL)46と、上下2段型加熱/冷却ユニット(HP/COL)48と、加熱ユニット(HP)50とを含んでいる。
【0037】
現像プロセス部26は、3つの現像ユニット(DEV)52と、2つの上下2段型加熱/冷却ユニット(HP/COL)54と、加熱ユニット(HP)56とを含んでいる。
【0038】
各プロセス部22,24,26の中央部には長手方向に搬送路36,52,58が設けられ、主搬送装置38,54,60が各搬送路に沿って移動して各プロセス部内の各ユニットにアクセスし、基板Gの搬入/搬出または搬送を行うようになっている。なお、このシステムでは、各プロセス部22,24,26において、搬送路36,52,58の一方の側にスピンナ系のユニット(SCR,CT,DEV等)が配置され、他方の側に熱処理系のユニット(HP,COL等)が配置されている。
【0039】
システムの他端部に設置されるインタフェース部(I/F)14は、プロセスステーション12と隣接する側にイクステンション(基板受け渡し部)57およびバッファステージ56を設け、露光装置と隣接する側に搬送機構59を設けている。
【0040】
図2に、この塗布現像処理システムにおける処理の手順を示す。先ず、カセットステーション(C/S)10において、搬送機構20が、ステージ12上の所定のカセットCの中から1つの基板Gを取り出し、プロセスステーション(P/S)12の洗浄プロセス部22の搬送装置38に渡す(ステップS1)。
【0041】
洗浄プロセス部22において、基板Gは、先ず紫外線照射/冷却ユニット(UV/COL)30に順次搬入され、最初の紫外線照射ユニット(UV)では紫外線照射による乾式洗浄を施され、次の冷却ユニット(COL)では所定温度まで冷却される(ステップS2)。この紫外線洗浄では主として基板表面の有機物が除去される。
【0042】
次に、基板Gはスクラバ洗浄ユニット(SCR)28の1つでスクラビング洗浄処理を受け、基板表面から粒子状の汚れが除去される(ステップS3)。スクラビング洗浄の後、基板Gは、加熱ユニット(HP)32で加熱による脱水処理を受け(ステップS4)、次いで冷却ユニット(COL)34で一定の基板温度まで冷却される(ステップS5)。これで洗浄プロセス部22における前処理が終了し、基板Gは、主搬送装置38により基板受け渡し部23を介して塗布プロセス部24へ搬送される。
【0043】
塗布プロセス部24において、基板Gは、先ずアドヒージョン/冷却ユニット(AD/COL)46に順次搬入され、最初のアドヒージョンユニット(AD)では疎水化処理(HMDS)を受け(ステップS6)、次の冷却ユニット(COL)で一定の基板温度まで冷却される(ステップS7)。
【0044】
その後、基板Gは、レジスト塗布ユニット(CT)40でレジスト液を塗布され、次いで減圧乾燥ユニット(VD)42で減圧による乾燥処理を受け、次いでエッジリムーバ・ユニット(ER)44で基板周縁部の余分(不要)なレジストを除かれる(ステップS8)。
【0045】
次に、基板Gは、加熱/冷却ユニット(HP/COL)48に順次搬入され、最初の加熱ユニット(HP)では塗布後のベーキング(プリベーク)が行われ(ステップS9)、次に冷却ユニット(COL)で一定の基板温度まで冷却される(ステップS10)。なお、この塗布後のベーキングに加熱ユニット(HP)50を用いることもできる。
【0046】
上記塗布処理の後、基板Gは、塗布プロセス部24の主搬送装置54と現像プロセス部26の主搬送装置60とによってインタフェース部(I/F)14へ搬送され、そこから露光装置に渡される(ステップS11)。露光装置では基板G上のレジストに所定の回路パターンを露光される。そして、パターン露光を終えた基板Gは、露光装置からインタフェース部(I/F)14に戻される。インタフェース部(I/F)14の搬送機構59は、露光装置から受け取った基板Gをイクステンション57を介してプロセスステーション(P/S)12の現像プロセス部26に渡す(ステップS11)。
【0047】
現像プロセス部26において、基板Gは、現像ユニット(DEV)52のいずれか1つで現像処理を受け(ステップS12)、次いで加熱/冷却ユニット(HP/COL)55の1つに順次搬入され、最初の加熱ユニット(HP)ではポストベーキングが行われ(ステップS13)、次に冷却ユニット(COL)で一定の基板温度まで冷却される(ステップS14)。このポストベーキングに加熱ユニット(HP)53を用いることもできる。
【0048】
現像プロセス部26での一連の処理が済んだ基板Gは、プロセスステーション(P/S)24内の搬送装置60,54,38によりカセットステーション(C/S)10まで戻され、そこで搬送機構20によりいずれか1つのカセットCに収容される(ステップS1)。
【0049】
この塗布現像処理システムにおいては、塗布プロセス部24のレジスト塗布ユニット(CT)40に本発明を適用することができる。以下、図3〜図20につき本発明をレジスト塗布ユニット(CT)40に適用した実施形態を説明する。
【0050】
図3および図4に、塗布プロセス部12におけるレジスト塗布ユニット(CT)40、減圧乾燥ユニット(VD)42およびエッジリムーバ・ユニット(ER)44の要部の構成を示す。
【0051】
これらの塗布系処理ユニット群(CT)40、(VD)42、(ER)44は支持台60の上に処理工程の順序にしたがって横一列に配置されている。支持台60の両側に一対のガイドレール62,62が敷設され、これらガイドレール62,62に沿って平行移動する一組または複数組の搬送アーム64,64により、ユニット間で基板Gを直接(主搬送路52側の主搬送装置54を介することなく)やりとりできるようになっている。
【0052】
減圧乾燥ユニット(VD)42は、上面が開口しているトレーまたは底浅容器型の下部チャンバ66と、この下部チャンバ66の上面に気密に密着または嵌合可能に構成された蓋状の上部チャンバ68とを有している。下部チャンバ66はほぼ四角形で、中心部には基板Gを水平に載置して支持するためのステージ70が配設され、底面の四隅には排気口72が設けられている。下部チャンバ66の下から各排気口72に接続する排気管74は真空ポンプ(図示せず)に通じている。下部チャンバ66に上部チャンバ68を被せた状態で、両チャンバ66,68内の処理空間を該真空ポンプにより所定の真空度まで減圧できるようになっている。
【0053】
エッジリムーバ・ユニット(ER)44には、基板Gを水平に載置して支持するステージ76と、基板Gを相対向する一対の角隅部にて位置決めするアライメント手段78と、基板Gの四辺の周縁部(エッジ)から余分なレジストを除去する4個のリムーバヘッド80等が設けられている。アライメント手段78がステージ76上の基板Gを位置決めした状態で、各リムーバヘッド80が基板Gの各辺に沿って移動しながら、基板各辺の周縁部に付着している余分なレジストを溶剤たとえばシンナーで溶解して除去するようになっている。
【0054】
レジスト塗布ユニット(CT)40は、上面が開口しているカップ状の処理容器82と、この処理容器82内で基板Gを水平に載置して保持するための昇降可能なステージ84と、このステージ84を昇降させるために処理容器82の下に設けられた昇降駆動部86と、ステージ84上の基板Gに対して上方からレジスト液を滴下するためのレジストノズル88をXY方向で駆動するノズル走査機構90と、稼動していないレジストノズル88を処理容器82の外でメンテナンスするためのノズルメンテナンス部91と、各部を制御するコントローラ(図示せず)とを有している。ノズルメンテナンス91は、後述するノズル洗浄部92およびノズル待機部93を備えている。
【0055】
図5に、ノズル走査機構90の構成を示す。このノズル走査機構90では、Y方向に延びる一対のYガイドレール94,94が処理容器82(図5では図示省略)の両側に配置されるとともに、両Yガイドレール94,94の間にX方向に延在するXガイドレール96がY方向に移動可能に架け渡されている。所定位置たとえば片側のYガイドレール94の一端に配置されたY方向駆動部98が,無端ベルト等の伝動機構(図示せず)を介してXガイドレール96を両Yガイドレール94,94に沿ってY方向に駆動するようになっている。また、Xガイドレール96に沿ってX方向にたとえば自走式または外部駆動式で移動できるキャリッジ(搬送体)100が設けられており、このキャリッジ100にレジストノズル88が着脱可能に取り付けられる。
【0056】
レジストノズル88の後背部には、キャリッジ100に着脱可能に取付されるための連結部材102が固着または一体形成されている。図示の例の連結部材102は垂直方向に延びる円柱部104を有しており、この円柱部102aの外壁面に形成された左右一対の盲孔またはざぐり穴104a(図6)にキャリッジ100側の左右一対のノズル保持アーム100aの先端部が両側から着脱可能に嵌るようになっている。
【0057】
レジストノズル88の上部には、レジスト液容器およびポンプ等からなるレジスト液供給部(図示せず)に通じる可撓性のレジスト供給管106と空気圧式真空装置からなるエジェクタ装置(図示せず)に通じる可撓性のバキューム管またはエジェクタ管108が接続されている。これらレジスト供給管106およびエジェクタ管108にはコントローラによって制御可能な開閉弁(図示せず)がそれぞれ設けられている。
【0058】
図6にレジストノズル88の構成を示す。レジストノズル88は、レジスト供給管106に接続されるノズル本体110と、このノズル本体110の下面ないし側面を包囲するノズルカバー112と、エジェクタ管108に接続されるマニホールド114とを有する。
【0059】
ノズル本体110は、図6および図7に示すように、レジスト供給管106の終端よりレジスト液を導入するための導入口110aと、導入したレジスト液をいったん溜めるバッファ室110bと、このバッファ室110bの底面より垂直下方に延びる1個または複数個の吐出流路110cと、各吐出流路110cの終端に設けられた微細径の吐出口110dとを有している。ノズル本体110の外形面では、吐出口110dの配列方向と平行な両側面110e,110fが、吐出口110d側に向かって次第に細くなる(幅が狭まる)ようにテーパ状に形成されている。
【0060】
ノズルカバー112は、図6に示すように、ノズル本体110の下面(吐出面)および両側面110e,110fを比較的狭い隙間116を空けて覆い、吐出口110dと対向する位置にスリット状の開口部112aを有している。ノズル本体110とノズルカバー112との間の隙間116は、レジストノズル88内のエジェクト通路を構成するものであり、吐出口110d付近では連続しているのが好ましいが、ノズル本体110およびノズルカバー112の上部では吐出口110aの配列方向に垂直な隔壁部(図示せず)によって分断されていてもよく、マニホールド114に通じていればよい。図示の例では、ノズル本体110の両側面の上端部で隙間116が開口し、この上部隙間開口部116aを気密に覆うようにマニホールド114が形成または取付されている。
【0061】
ノズル本体110およびノズルカバー112は、シンナー等の溶剤に対して変質し難い材質たとえばテフロン(商品名)等で構成されるのが好ましく、あるいは金属等の剛体の表面にそのような耐薬品性に優れた材質をコーティングしたものでもよい。
【0062】
図8および図9に、ノズルメンテナンス部91(図3)に設けられるノズル洗浄部92およびノズル待機部93の構成をそれぞれ示す。
【0063】
図8に示すように、ノズル洗浄部92は、レジスト用の洗浄液たとえばシンナーCを収容する洗浄液槽120からなる。塗布処理の終了後に、ノズル走査機構90がレジストノズル88をノズルメンテナンス部91まで移送し、この洗浄液槽120でレジストノズル88を少なくとも吐出部(吐出口110d付近の部分)が洗浄液Cに浸かるように沈めることで、吐出口110d近傍に付着または残留しているレジストが洗い落されるようになっている。
【0064】
洗浄液槽120には、洗浄液タンク(図示せず)より必要に応じて洗浄液Cを供給または補給するための洗浄液供給管(図示せず)や、ノズル洗浄に使用した洗浄液Cを排出するための洗浄液排出管(図示せず)等が接続されていてよい。また、上記のようなノズル洗浄浴が行われない間は開閉可能な蓋体(図示せず)で洗浄液槽120の上面を閉じておいてもよい。
【0065】
図9に示すように、ノズル待機部93は、上面にレジストノズル88を受け入れるための凹所122aが形成されているノズル保持体122からなる。このノズル保持体122の凹所122aは、レジストノズル88のノズルカバー112がすっぽり入る形状を有している。凹所122aの上面周縁部にはシール部材たとえばOリング124が取り付けられている。ノズルカバー112が凹所122aに挿入されレジストノズル88のマニホールド104がフランジ部としてOリング124を介してノズル保持体122の上面に載せられることで、レジストノズル88がノズル保持体122に装着されるとともに、ノズル保持体122の凹所122aが大気から密閉され、凹所122aの底部に気密な空間126が形成されるようになっている。
【0066】
ノズル保持体122の凹所122aには、底面中心部つまりレジストノズル88の吐出口110dと対向する位置にドレイン口128が形成されるとともに、ドレイン口128の周囲に溝状の溶剤溜り130が形成されている。この溶剤溜り130には、溶剤供給部(図示せず)より配管132およびノズル保持体122内の流路122bを介してレジスト用の溶剤たとえばシンナーSが引かれる。上記のようにして、レジストノズル88がノズル保持体122に装着されると、凹所122a底部の密閉空間126には溶剤溜り130から発生する溶剤の蒸気が充満するようになっている。ドレイン口128はドレイン管134を介して廃液処理部(図示せず)に通じている。ドレイン管134の途中には開閉弁136が設けられてよい。
【0067】
次に、この実施形態のレジスト塗布ユニット(CT)40における作用を説明する。
【0068】
先ず、主搬送路52側の主搬送装置54(図1)により塗布処理前の基板Gがレジスト塗布ユニット(CT)40に搬入される。レジスト塗布ユニット(CT)40では、昇降駆動部86によりステージ84が処理容器82の上面開口から上に出る位置まで持ち上げられ、主搬送装置54により基板Gがステージ84上に移載される。ステージ84の上面には、基板Gを保持するために、たとえばバキューム式の吸着手段(図示せず)が設けられてもよい。
【0069】
ステージ84上に基板Gが載置されると、次に昇降駆動部86によりステージ84が処理容器82内の所定位置まで降ろされ、その位置で基板Gに対するレジスト塗布処理が実行される。
【0070】
より詳細には、ノズル走査機構90が、レジストノズル88をノズルメンテナンス部91のノズル待機部93から処理容器82の内側へ移動させ、ステージ84に載置されている基板Gの上方でXY方向に走査する。走査中にレジストノズル88は、レジスト液供給部よりレジスト供給管106を介してレジスト液の供給を受け、各吐出口110dより微細径の吐出流でレジスト液Rを所定の圧力および流量で基板Gに向けて滴下する。
【0071】
この実施形態でも、たとえば図10に示すように、直角ジグザグ状の走査パターンで基板Gの端から端まで走査し、基板G上で相隣接する滴下ラインをライン幅方向に繋げることで、基板Gの上面(被処理面)全体を覆うようなレジスト塗布膜を形成することができる。この場合、レジストノズル88が各ライン走査の折り返しのためいったん基板Gの外へ出ている間に、レジストノズル88の吐出口110d付近に付着または残留しているレジストを取り除くことができる。
【0072】
より詳細には、レジストノズル88が各ライン走査の終端部で基板Gの外へ出た直後またはその直前に、レジスト液供給部側でレジスト液Rの供給を止め、レジストノズル88のレジスト吐出動作を中断させる。次いで、レジストノズル88用のエジェクタ装置が作動して、エジェクタ管108、吸気マニホールド114およびエジェクト通路(隙間)116を介してレジストノズル88の吐出口110d付近に負圧またはバキュームの吸引力を及ぼす。吐出口110dの正面はノズルカバー112の開口部112aが開いているので、図6の点線の矢印で示すように、外の空気が開口部112aから強い風圧で流入し、吐出口110d近傍に付着または残留しているレジスト液も外からの空気流と一緒にエジェクト通路(隙間)116→吸気マニホールド114→エジェクタ管108の経路を通ってエジェクタ装置へ吸い込まれる。
【0073】
このレジストノズル88では、ノズル本体110の吐出口110dの配列方向と平行な両側面110e,110fをテーパ状に形成し、これらのテーパ側面110e,110fにノズルカバー114の内壁面をほぼ一定の間隔または隙間を維持するように倣わせてエジェクト通路(隙間)116を可及的に狭くしているので、吐出口110d付近に強力なバキューム吸引力を効率よく与えることができる。このバキューム式のノズル吐出口クリーニング処理は、レジストノズル88が基板Gの外でライン走査の折り返しまたは1ピッチ移動を行っている合間に実行されてよい。
【0074】
このように、この実施形態では、塗布処理のためのノズル走査の途中でレジストノズル88を基板Gの外へ出す時は、レジスト吐出動作を一時中断し、その中断時間中にレジストノズル88の吐出口110d付近に付着または残留しているレジストをバキューム吸引力で瞬時に取り除くことができる。これによって、レジストノズル88の吐出口110dが詰まったり吐出流が乱れるような不具合がなくなり、吐出口110d付近からパーティクルを発生させることもなくなる。しかも、基板Gの外でレジスト液を無駄に吐出して捨てることもないので、そのぶんレジスト液の消費量を節減できる。
【0075】
上記のような塗布処理のノズル走査が終了したならば、レジストノズル88のレジスト吐出動作を止めて、ノズル走査機構90がレジストノズル88を処理容器82の外へ退出させるべくノズルメンテナンス部91のノズル洗浄部92へ移送する。このノズル退出移送の途中に、上記と同様にバキューム式の吐出口クリーニングを行ってもよい。ノズル洗浄部92では、上記したようにノズル走査機構90のノズルハンドリング機能を用いて洗浄液槽120内の洗浄液にレジストノズル88の吐出部を浸け込む(図8)。レジストノズル88の吐出口110d付近にレジストの取り残しがあったとしても、このウェット洗浄によって洗い流される。
【0076】
ノズル洗浄部92でウェット洗浄を施されたレジストノズル88は、ノズル走査機構90によって隣のノズル待機部93へ移される。ノズル待機部93では、上記したように、レジストノズル88がノズル保持体122に装着または保持されると、レジストノズル88の吐出部がノズル保持体122の凹所122a底部に形成される気密な空間126内で溶剤溜り130より発生される溶剤蒸気に晒される(図9)。この溶剤蒸気の雰囲気の中で、レジストノズル88の内部(吐出口110d、吐出流通路110c、バッファ室110b)に残存しているレジスト液は液相状態を安定に維持することができる。また、ノズル待機部93では、必要に応じてダミーディスペンスを行うことも可能である。
【0077】
一方、処理容器82の中では、レジストノズル88の退出後に、基板Gを搬出するため、昇降駆動部86がステージ84を処理容器82の上面開口から上に出る位置まで上昇させる。直後に、搬送アーム64,64が、基板Gをステージ84から受け取り、隣接する減圧乾燥ユニット(VD)42へ移送する。
【0078】
図11に、別の実施例によるレジストノズル140の構成を示す。図中、上記した実施例におけるレジストノズル88のものと実質的に同様の構成または機能を有する部分には同一の符号を付してある。
【0079】
この実施例によるレジストノズル140は、上記実施例のレジストノズル88において、ノズルカバー112の内側に、ノズル本体110のノズル吐出口110d付近の部分に向けてレジスト用の溶剤たとえばシンナーSを吹き付けるための1個または複数個の溶剤噴射ノズル142を設ける構成を特徴とする。
【0080】
これらの溶剤噴射ノズル142は、たとえば、ノズルカバー112の開口部112a付近の内壁にノズル本体110の吐出口110dに向けて形成された1個または複数個の溶剤噴射口として構成されてよい。各溶剤噴射ノズル142は、ノズルカバー112の内部に形成された溶剤流路144を介してノズルカバー112の側面に気密に取り付けられたマニホールド146に通じている。ノズルカバー112内の溶剤流路144は、溶剤噴射ノズル142付近の終端部で各々独立に分岐した流路に形成されていればよく、中間部ないしマニホールド146側では幾つかのブロック単位で連続した流路に形成されてよい。マニホールド146は溶剤供給管148を介して溶剤容器およびポンプ等からなる溶剤供給部(図示せず)に通じている。溶剤供給管148の途中にコントローラによって制御機能な開閉弁(図示せず)が設けられてよい。
【0081】
このレジストノズル140において、ノズル本体110の吐出口110dを一列に複数個設ける場合は、洗浄効率の面から同数の溶剤噴射ノズル142を吐出口110dと1対1の対応関係で配置するのが好ましく、さらに好ましくは図12に示すように、溶剤噴射ノズル142をノズル本体110の吐出口列に対して千鳥状に配置する構成、つまり各隣接する2つの吐出口110dにそれぞれ対応する2つの溶剤噴射ノズル142を吐出口列に対して両側に分けて配置する構成としてよい。このような千鳥状の配置構成とすることで、溶剤噴射ノズル142のピッチ間隔が大きくなって設計・製作が容易になるだけでなく、洗浄効率も一層向上する。
【0082】
このレジストノズル140において、ノズル本体110の吐出口110d付近の部分に溶剤噴射ノズル142より溶剤Sを吹き付けるときは、溶剤供給部より溶剤供給管148、マニホールド146およびノズル内の溶剤流路144を介して溶剤噴射ノズル142に溶剤Sを圧送する。これと同時に、エジェクタ装置を作動させて、エジェクタ管108、マニホールド114およびノズル内エジェクト通路(隙間)116を介してノズル吐出部にバキューム吸引力を及ぼす。そうすると、溶剤噴射ノズル142より噴射された溶剤Sは、ノズル本体110の吐出口110d付近に当たってからバキューム吸引力によってエジェクト通路116側に引き込まれ、同じバキューム吸引力によって開口部112aからノズル内に吸い込まれる空気流と一緒にエジェクタ系統へ排出される。
【0083】
その際、エジェクタ装置よりノズル吐出部に及ぼすバキューム吸引力の大きさ(強さ)を可変制御または加減することで、図13に示すように、溶剤噴射ノズル142より噴射される溶剤Sの向きを可変制御またはスキャンすることができる。つまり、バキューム吸引力を弱くすることで溶剤噴射ノズル142からの溶剤Sをノズル本体110の吐出口110dまたはその極近傍に当てることも可能であり、バキューム吸引力を強くすることでノズル本体110の吐出口110dより比較的離れた部分たとえば吐出面の周縁部付近に当てることも可能である。
【0084】
このように、このレジストノズル140では、バキューム吸引力の下でノズル本体110の吐出口110d付近に溶剤噴射ノズル142より溶剤Sを吹き付けることにより、レジストノズル140自体で洗浄効率の高いウエット洗浄を行えるようになっている。通常、このウエット洗浄を終了した後は、エジェクタ装置側のバキューム吸引をそのまま継続させてバキューム乾燥を行ってよい。
【0085】
この実施形態のレジスト塗布ユニット(CT)40において、この実施例のレジストノズル140を使用する場合、全体的な動作は上記実施例のレジストノズル88を使用した場合と殆ど同じでよい。塗布処理のためのノズル走査中にレジストノズル140を一時的に基板Gの外へ出すときは、レジスト吐出動作をいったん中断し、その合間にノズル本体110の吐出部に対して上記のようなウエット洗浄とバキューム乾燥とを順次実施してよい。このノズル吐出部洗浄によって、レジスト吐出動作を止めた直後にレジストノズル88の吐出口110d近傍に付着または残留しているレジストを、短時間で十全に取り除くことができる。
【0086】
あるいは、上記のようなノズル吐出部洗浄をいったん行った後、レジストノズル140が再び基板G上に入る直前に、ノズル本体110の吐出口110dないし吐出流路110cに溶剤噴射ノズル142より溶剤Sを吹き付けてもよい。この溶剤吹き付けによって、次のレジスト吐出動作の開始または再開時に吐出流路110cないし吐出口110dよりレジスト液をスムースに出やすくすることも可能である。
【0087】
この実施例のレジストノズル140は、塗布処理のノズル走査を終了した後、処理容器82からノズルメンテナンス部91側へ退出する途中で上記のようなウエット洗浄を行えるので、レジスト待機部93へ直行してよい。したがって、ノズルメンテナンス部91側ではノズル洗浄部92を省くことができる。
【0107】
14に、この実施形態におけるレジスト塗布ユニット(CT)40の塗布処理部の変形例を示す。この変形例では、スピンチャック190上に基板Gを載置して、静止状態の基板G上にレジスト液Rを大まかに分布させて供給する第1工程と、基板G上でレジスト液Rを広げて塗布膜をレベリング(膜厚均一化)するために基板Gをスピン回転させる第2工程とを順次行うようにしている。第1工程では、上記ノズル走査機構90(図5)を用いることができる。
【0108】
従来一般のスピンコート法では基板中心部にレジスト液を滴下してから2000〜3000rpm以上の高速度でスピン回転させるのに対して、この変形例の方式では基板上にレジスト液をある程度広く分布させてからたとえば1000rpm程度の低速度でスピン回転させるため基板の外に飛散するレジスト液を少なくすることができる。
【0109】
14において、スピンチャック190の回転軸190aは駆動部192内に設けられている回転駆動部(図示せず)に作動結合されている。スピンチャック190の上面に設けられているチャック吸引口(図示せず)は回転軸190a内に貫通している空気通路を介して負圧源たとえば真空ポンプ(図示せず)に接続されている。駆動部192内には、スピンチャック190を昇降移動させるための昇降駆動部(図示せず)も設けられている。基板Gの搬入/搬出時にはスピンチャック190が上昇して外部搬送装置つまり主搬送装置54(図1)と基板Gのやりとりを行うようになっている。
【0110】
スピンチャック190を取り囲むように回転カップ194が回転可能に設けられ、さらに回転カップ194の外側にドレインカップ196が固定配置されている。両カップ194,196のいずれも上面が開口している。回転カップ194の底部は、筒状の支持部材198を介して駆動部192内の回転駆動部に作動接続されている。
【0111】
回転カップ194の上方には、ロボットアーム200により上下移動可能な蓋体202が配置されている。回転カップ194の上方で上記実施例のレジストノズルたとえばレジストノズル150を走査させるとき、つまり基板G上にレジスト液Rを供給する工程(第1工程)の間は、蓋体202がノズル走査機構90の上方に退避している。第1工程が終了して、塗布膜のレベリングを行う工程(第2の工程)に際して蓋体202が降りてきて回転カップ194の上面を閉じる。なお、図示省略するが、蓋体202および回転カップ194の上面は相互に係合する構成になっている。そして、駆動部192の回転駆動によりスピンチャック190と回転カップ194および蓋体202が一緒に回転することにより、基板G上でレジスト液Rが遠心力で広げられ、基板Gの外に飛散したレジスト液Rは回転カップ194に受けられる。スピンチャック198の下面には回転カップ194の底面を密閉するためのリング状シール部材204が取付されている。
【0112】
回転カップ194に回収されたレジスト液Rは、カップ194底部の外周縁部に形成されているドレイン口204を通ってドレインカップ196へ導かれ、ドレインカップ196底部のドレイン口206より廃液処理部(図示せず)へ送られる。なお、スピン回転中にドレイン口206より空気が流出して回転カップ194内部が負圧になるのを防止するために、回転カップ194の上部または蓋体202に適当な給気口(図示せず)が設けられてよい。回転カップ194側からドレインカップ196内に流入した空気はドレインカップ196の外周面に形成された排気口208より排気系統(図示せず)へ排出される。
【0113】
本発明は、上記した実施形態におけるようなレジスト液(処理液)を微細径で吐出する微細径型ノズルに適用して特に好適なものである。しかし、任意の吐出口を有する種々の処理液吐出ノズルに適用可能である。
【0114】
また、本発明は、処理液吐出ノズルを用いて被処理基板上に処理液を供給する任意のアプリケーションに適用可能であり、走査式でなくても、たとえば静止状態で処理液を吐出供給する方式にも適用可能である。本発明における処理液としては、レジスト液以外にも、たとえば層間絶縁材料、誘電体材料、配線材料等の液体も可能である。本発明における被処理基板はLCD基板に限らず、半導体ウエハ、CD基板、ガラス基板、フォトマスク、プリント基板等も可能である。
【0115】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のノズル装置によれば、吐出口付近に付着または残留した処理液を吐出中断時等の短い合間を利用して短時間できれいに取り除くことができる。また、ノズル吐出口付近の汚れを取り除くための洗浄能力および効率を向上させることもできる。
【0116】
本発明の塗布装置によれば、処理液吐出用ノズルの吐出口付近に付着または残留した処理液を吐出中断時等の短い合間を利用して短時間できれいに取り除いて、塗布処理の効率と品質を向上させることができる。また、処理液吐出用ノズルのノズル吐出口付近の汚れを取り除くための洗浄能力および効率を向上させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の適用可能なノズル装置および塗布装置を含む塗布現像処理システムの構成を示す平面図である。
【図2】 実施形態の塗布現像処理システムにおける処理の手順を示すフローチャートである。
【図3】 実施形態の塗布現像処理システムにおける塗布系処理ユニット群の要部の構成を示す平面図である。
【図4】 実施形態の塗布現像処理システムにおける塗布系処理ユニット群の要部の構成を示す正面図である。
【図5】 実施形態のレジスト塗布ユニットに含まれるノズル走査機構の構成を示す斜視図である。
【図6】 第1の実施例によるレジストノズルの構成を示す縦断面図である。
【図7】 第1の実施例のレジストノズルにおけるノズル本体の構成を示す縦断面図である。
【図8】 実施形態のレジスト塗布ユニットに備えられるノズル洗浄部の構成を示す縦断面図である。
【図9】 実施形態のレジスト塗布ユニットに備えられるノズル待機部の構成を示す縦断面図である。
【図10】 実施形態のレジスト塗布ユニットにおけるレジスト塗布方式を模式的に示す斜視図である。
【図11】 第2の実施例によるレジストノズルの構成を示す縦断面図である。
【図12】 第2の実施例のレジストノズルにおける溶媒噴射ノズルの配置構成を模式的に示す図である。
【図13】 第2の実施例によるレジストノズルの一作用を模式的に示す部分拡大断面図である。
【図14】 実施形態のレジスト塗布ユニットにおける塗布処理部の一変形例の構成を示す一部断面正面図である。
【図15】 スピンレス法によるレジスト塗布方法を模式的に示す図である。
【符号の説明】
40 レジスト塗布ユニット(CT)
88 レジストノズル
90 ノズル走査機構
92 ノズル洗浄部
93 ノズル待機部
106 レジスト供給管
108 エジェクト管
110 ノズル本体
110a 導入口
110d 吐出口
112 ノズルカバー
112a 開口部
114 マニホールド
116 エジェクト通路(隙間)
120 洗浄液槽
122 ノズル保持体
122a 凹所
126 気密空間
130 溶媒溜り
142 溶剤噴射ノズル
148 溶剤供給管
190 スピンチャック
192 駆動部
194 回転カップ

Claims (14)

  1. 被処理基板上に上方から処理液を滴下するためのノズル装置において、
    1個または複数個の吐出口とそれらの吐出口に連通する処理液導入口とを有し、処理液を前記処理液導入口より導入して前記吐出口より吐出するノズル本体と、
    前記ノズル本体の少なくとも前記吐出口付近の部分を所定の隙間を空けて覆い、前記吐出口と対向する位置に開口部を有するノズルカバーと、
    前記ノズル本体の少なくとも前記吐出口付近の部分に溶剤を供給するために前記ノズルカバーの内側に設けられた溶剤噴射ノズルと、
    前記ノズル本体の吐出口付近に存在する液体を前記隙間の開口端部を介してバキューム吸引により除去するために、前記ノズルカバーの前記開口部を除く前記隙間の開口端部にほぼ気密に接続されているバキューム手段と
    を有するノズル装置。
  2. 前記ノズルカバー内の前記隙間が、前記ノズル本体の前記吐出口の配列方向と平行な両側面に沿って延在する請求項1に記載のノズル装置。
  3. 前記ノズル本体の前記吐出口の配列方向と平行な両側面が、前記吐出口側に向かって次第に細くなるようにテーパ状に形成されている請求項1または請求項2に記載のノズル装置。
  4. 前記ノズルカバーの前記隙間の開口端部が、前記隙間の最上部位置に設けられる請求項1〜3のいずれか一項に記載のノズル装置。
  5. 前記溶剤噴射ノズルが、前記ノズル本体の吐出口と1対1の対応関係で配置される請求項1〜4のいずれか一項に記載のノズル装置。
  6. 各隣接する2つの前記ノズル本体の吐出口にそれぞれ対応する2つの前記溶剤噴射ノズルが、前記ノズル本体の吐出口列に対して両側に分かれて配置される請求項5に記載のノズル装置。
  7. 前記溶剤噴射ノズルより噴射される溶剤の向きを可変制御するために前記バキューム手段のバキューム吸引力を可変制御する請求項1〜6のいずれか一項に記載のノズル装置。
  8. 前記ノズル本体における処理液の吐出を止めた後に第1の時間だけ前記溶剤噴射ノズルより溶剤を噴射させると同時に前記バキューム手段に前記バキューム吸引を行わせ、前記溶剤噴射ノズルの溶剤噴射を止めた後に第2の時間だけ前記バキューム手段のバキューム吸引を継続させる請求項1〜7のいずれか一項に記載のノズル装置。
  9. 被処理基板上に処理液を塗布するための塗布装置であって、
    請求項1〜7のいずれか一項に記載のノズル装置と、
    前記ノズル装置のノズル本体に処理液を供給するための処理液供給手段と、
    前記ノズル装置の溶剤噴射ノズルに溶剤を供給するための溶剤供給手段と、
    前記ノズル装置のバキューム手段にバキュームを供給するためのバキューム供給手段と、
    被処理基板をほぼ水平に保持するための保持手段と、
    前記基板上に処理液の塗布膜を形成するために前記基板に対して相対的に前記ノズル装置を水平方向で走査する走査手段と
    を有する塗布装置。
  10. 前記走査中に前記ノズル装置において処理液吐出動作を間欠的に中断させ、その中断時間の間に前記ノズル装置において第1の時間だけ前記溶剤噴射ノズルより溶剤を噴射させると同時に前記バキューム手段に前記バキューム吸引を行わせ、前記溶剤噴射ノズルの溶剤噴射を止めた後に第2の時間だけ前記バキューム手段のバキューム吸引を継続させる請求項9に記載の塗布装置。
  11. 被処理基板上に処理液を塗布するための塗布装置であって、
    請求項1〜8のいずれか一項に記載のノズル装置と、
    前記ノズル装置のノズル本体に処理液を供給するための処理液供給手段と、
    前記ノズル装置の溶剤噴射ノズルに溶剤を供給するための溶剤供給手段と、
    前記ノズル装置のバキューム手段にバキュームを供給するためのバキューム供給手段と、
    被処理基板をほぼ水平に保持するための保持手段と、
    前記基板上に処理液の塗布膜を形成するために前記基板をスピン回転させる回転手段と
    を有する塗布装置。
  12. ノズル装置を用いて被処理基板上に処理液を塗布するための塗布方法であって、
    ほぼ水平に保持されている前記基板に対して、前記ノズル装置の吐出口より処理液を吐出させ、かつ前記ノズル装置を相対的に水平方向に走査する第1の工程と、
    前記ノズル装置が処理液の吐出を中断した合間または終了した後に、前記ノズル装置内で、少なくとも前記吐出口付近の部分に溶剤を吹き付けるとともにバキューム吸引によって前記吐出口付近から液を取り除く第2の工程と
    を有する塗布方法。
  13. ノズル装置を用いて被処理基板上に処理液を塗布するための塗布方法であって、
    ほぼ水平に保持されている前記基板に対して、前記ノズル装置の吐出口より処理液を吐出させて、前記基板上に処理液を供給する第1の工程と、
    前記ノズル装置が処理液の吐出を中断した合間または終了した後に、前記ノズル装置内で、少なくとも前記吐出口付近の部分に溶剤を吹き付けるとともにバキューム吸引によって前記吐出口付近から液を取り除く第2の工程と、
    前記ノズル装置が前記基板に対する処理液の供給を終了した後に、前記基板をスピン回転させる第3の工程と
    を有する塗布方法。
  14. 前記第2の工程では、第1の時間だけ前記吐出口付近の部分に溶剤を吹き付けると同時に前記バキューム吸引を行い、前記溶剤の吹き付けを止めた後に第2の時間だけ前記バキューム吸引を継続させる請求項12または請求項13に記載の塗布方法。
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