JP3776200B2 - 車両用座席 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車等の車両に適用される折畳み可能な座席に関する。
【0002】
【従来の技術】
車体の後部に荷室を有する自動車において、必要に応じて荷室を拡張するために、折畳み可能な後部座席が採用されることがある。例えば、車体の床部にヒンジ部によってシートクッションの前部を跳ね上げ可能に支持するとともに、車体の床部に設けたリクライニング機構によってシートバック部を前倒れ可能に支持される。そして荷室を拡張する必要があるときに、シートクッションを前方に跳ね上げたのち、シートバックを前倒れさせる。こうすることにより、前方に倒されたシートバックの背面が実質的に荷室の床の一部となる。
【0003】
シートバックの上部にヘッドレストが設けられている座席では、上記のような折畳み構造を採用すると、シートバックの前倒れ時にヘッドレストがシートクッションと干渉することがある。このため、ヘッドレストを収納位置に回動させることができるようにした座席も提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような折畳み可能なヘッドレストを備えた座席は、ヘッドレストを収納位置まで折畳む動作と、シートクッションを跳ね上げる動作と、シートバックを前倒れさせる動作を別々に行う必要があり、折畳む際に手間がかかるという問題があった。
【0005】
また、実開平2−44530号公報に示されるように、ヘッドレストを手で前方に倒したときに、リクライニング機構のロックが解除されるようにしたものも提案されているが、この場合も、ヘッドレストの前倒れ操作とは別にシートクッションの跳ね上げ動作を行う必要があり、操作性に難がある。
【0006】
従って本発明の目的は、簡単な操作により、シートクッションとシートバックとヘッドレストを収納位置に移動させることができるような座席を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を果たすための本発明の車両用座席は、請求項1に記載した通りであり、シートクッションを跳ね上げたとき、この跳ね上げ動作に連動して、シートバックがばねよって前倒れ方向に移動するとともに、上記シートバックの前倒れ動作に連動してヘッドレストが収納位置まで倒れる。
【0008】
請求項に記載された発明において、第1の連動機構は、上記シートクッションの跳ね上げ動作に連動して引かれる第1の連動部材を有し、この第1の連動部材が引かれたときに上記リクライニング機構のロック手段をロック解除方向に駆動することにより上記シートバックを前倒れさせ、上記シートクッションが跳ね上げられた状態において上記第1の連動部材が引かれない位置に戻るものである。シートクッションを跳ね上げたとき、このシートクッションの跳ね上げ動作に連動して第1の連動部材が引かれ、リクライニング機構の解除レバーがロック解除方向に動くことにより、ばねの弾力によってシートバックが前倒れ方向に移動する。そしてシートバックの前倒れ動作に連動して第2の連動部材が引かれることにより、ヘッドレストのロック手段のロックが解除され、ヘッドレスト用ばねによってヘッドレストが収納位置に倒れる。
【0009】
請求項3に記載された発明においては、ヘッドレストのロック部材が上記第2の連動部材によってロック解除方向に操作されたときに、ロック部材が受け部から外れることにより、ヘッドレスト用ばねによってヘッドレストが収納位置に倒れる。
【0010】
そして請求項4に記載された発明では、第1の連動部材として機能するインナワイヤを有する第1の操作ケーブルによって、シートクッションの跳ね上げ動作がシートバックヒンジ部の解除レバーに伝達される。
【0011】
請求項5に記載された発明では、第2の連動部材として機能するインナワイヤを有する第2の操作ケーブルによって、シートバックの前倒れ動作がヘッドレストのロック部材に伝達される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示された車両の後部座席などに適用される座席10は、シートクッション11と、シートクッション11の後部に設けられたシートバック12と、シートバック12の上端部に設けられたヘッドレスト13を備えている。シートクッション11は、車体の床部15を構成するフロアパネル上に設けられている。シートバック12の後方に荷室16がある。
【0013】
シートクッション11の前部は床部15に設けられたヒンジ部20によって回動可能に支持されており、シートクッション11の後端側を倒立させる方向にもち上げることにより、シートクッション11がヒンジ部20を中心に車体前方に倒立状態となるまで跳ね上がることができるようになっている。
【0014】
ヒンジ部20の詳細が図2および図3に示されている。このヒンジ部20は、ボルト21によって車体の床部15(図1参照)に固定されるヒンジベ−ス22と、ヒンジベ−ス22の下部に水平方向のヒンジ軸23によって前後方向に回動自在に設けられたヒンジブラケット24とを備えている。ヒンジブラケット24は、シートクッション11のフレーム11a(図3に一部のみ示す)に固定される。
【0015】
上記ヒンジベース22の上部に、レバー軸30によって回動レバー31が前後方向に回動可能に設けられている、レバー軸30には上下方向に往復回動可能な連係部材32も設けられている。ヒンジブラケット24の下部にはリンク軸35によってプルリンク36が回動自在に取付けられている。プルリンク36の上部に水平方向に延びる作動部材としての作動ピン37が設けられている。
【0016】
ヒンジベース22の両側部に、互いに向き合う左右一対の側壁40が設けられている。この側壁40に上下方向に沿うガイド溝41が形成されている。このガイド溝41に上記作動ピン37が挿通されており、ガイド溝41の長手方向(上下方向)に作動ピン37が移動できるようになっている。
【0017】
上記連係部材32は、リターンばね45によって、図3において反時計回り方向に付勢されており、連係部材32の底壁46が回動レバー31の前面側に当接するようにしている。連係部材32の前部に突起状の作動部47が設けられている。この作動部47は、作動ピン37がガイド溝41に沿って上方から移動してきたときに、作動ピン37が上方から突き当たることのできる位置に突出している。
【0018】
このため作動ピン37が作動部47に向かって降下すると、作動ピン37によって作動部47が押下げられることにより、図5に示すように連係部材32と回動レバー31とが一体となって、レバー軸30を中心に反時計回り方向に回転する。そして作動ピン37が更に下方に移動したときに、図6に示すように作動部47が作動ピン37から外れるようになる。
【0019】
図7に示すように、上記連係部材32は作動ピン37が作動部47の下側から接する際には、作動ピン37の上昇に伴ってリターンばね45を撓ませつつ回動レバー31とは独立して時計回りに回転し、作動ピン37が作動部47を乗り越えた時点でリターンばね45の弾力によって連係部材32が元の位置に復帰し、図3に示すように底壁46が回動レバー31に当接するようになっている。
【0020】
ヒンジベース22と回動レバー31に第1の連動部材として機能する操作ケーブル50の一端側が接続されている。操作ケーブル50はアウタチューブ51の内側にインナワイヤ52を移動自在に挿通したものであり、アウタチューブ51の一端51aがヒンジベース22のケーブル接続部53に固定され、インナワイヤ52の一端52aが回動レバー31のケーブル接続部54に接続されている。従って回動レバー31が図3において反時計回り方向に回動すると、インナワイヤ52がアウタチューブ51から引き出される方向に移動する。
【0021】
操作ケーブル50の他端側は、図8に示すように、シートバックヒンジ部の一例としてのリクライニング機構60の近傍に位置している。リクライニング機構60は、車体の床部15に固定されるリクライニングベース61と、リクライニングベース61に設けたリクライニング軸62を中心に前後方向に回動自在な可動ブラケット63と、リクライニングベース61に対して可動ブラケット63を所望の傾斜角度に係止可能なラッチ機構等を用いたロック手段(図示せず)と、ロック手段をロック解除方向に駆動することのできるリクライニング解除レバー64と、リクライニングベース61に対して可動ブラケット63を前倒れ方向に付勢する渦巻きばね等のリクライニング用ばね65と、リクライニング解除レバー64をロック位置に戻すリターンばね66などを備えている。可動ブラケット63はシートバック12のフレーム12aに固定されている。
【0022】
従って上記リクライニング機構60は、リクライニング解除レバー64をロック解除方向に操作したときに、上記ロック手段がロック解除状態に切換わる。このとき、上記ばね65の弾力によって、可動ブラケット63と一体にシートバック12が前方に倒れることができる。
【0023】
上記リクライニングベース61に、第1の操作ケーブル50のアウタチューブ51の他端51bが固定されている。インナワイヤ52の他端52bはリクライニング解除レバー64に接続されている。従ってインナワイヤ52の他端52bがアウタチューブ51内に引き込まれる方向に移動したときに、リクライニング解除レバー64がロック解除方向に回動する。
【0024】
上記操作ケーブル50と、ヒンジ部20のレバー31、連係部材32およびプルリンク36等は、シートクッション11の跳ね上げ動作に連動する第1の連動機構を構成している。
【0025】
一方、ヘッドレスト13は、図9および図10に示されるように構成されている。すなわち、このヘッドレスト13は、左右一対のステ−70を有する固定側フレーム71と、この固定側フレーム71に対して前後方向に回動可能に設けられた可動側フレーム72を備えている。
【0026】
可動側フレーム72は、板金等をプレス成形してなる左右一対の基部75と、各基部75に両端部が溶接された門形のヘッドフレーム76を備えて構成されている。ヘッドフレーム76の外側はパッド材77(図10に示す)によって覆われている。
【0027】
基部75には、支軸80を挿通する孔81と、この孔81を中心とする円弧に沿う長孔82が形成されている。また、基部75の前壁85に係止孔86が形成されている。基部75の下壁87に挿通孔88が形成され、この挿通孔88の下側からステー70の上端部が挿入されるようになっている。
【0028】
ステー70は、シートバック12のフレーム12a(図8に一部のみ示す)の上端部分に着脱可能に挿着される。このステー70の上端部にステーブラケット90が設けられている。ステーブラケット90に水平方向の支軸80が設けられており、この支軸80を可動側フレーム72の基部75の孔81に挿入することによって、可動側フレーム72が前後方向に回動可能に支持されている。ステーブラケット90にロッド挿通孔92とケーブル接続部93が設けられている。
【0029】
左右一対の基部75にわたって水平方向に延びる連結ロッド100が設けられている。この連結ロッド100の両端部は、それぞれ基部75の長孔82に挿入されている。連結ロッド100の両端部分に、それぞれロック部材101とばね102が設けられている。ロック部材101の一端側にフック状の係止部103が設けられている。ロック部材101の他端側にケーブル接続部104が設けられている。左右一対のロック部材101は、連結ロッド100を介して互いに連動関係をもって回動することができる。
【0030】
フック状の係止部103は、可動側フレーム72の係止孔86の下縁側の受け部86aに係合可能な形状となっており、この係止部103が係止孔86から前方に突き出た状態で、係止部103が下降する方向にロック部材101が回動したときに、係止部103が受け部86aに係合するようになっている。このロック部材101は、ばね102によって、下方すなわち受け部86aと係合する方向に付勢されている。ロック部材101と受け部86aとばね102等は、ヘッドレスト13のロック手段を構成する。
【0031】
可動側フレーム72は、引っ張りばねを用いたヘッドレスト用ばね110によって、前方に倒れる方向、すなわち収納位置の方向に付勢されている。この引っ張りばね110の上端111は連結ロッド100のばね係止部112に係止されている。ばね110の下端113は、このばね110にテンションを与えた状態で基部75のばね係止部114に係止されている。
【0032】
可動側フレーム72が図10に示すように使用位置にあって、係止部103が受け部86aに係合しているロック状態の時には、ばね110の弾力によって、可動側フレーム72が図10において反時計回り、すなわち図11に示す収納位置の方向に回動付勢される。
【0033】
上記ヘッドレスト13と上記リクライニング機構60との間に、第2の連動部材として機能する第2の操作ケーブル120が配索されている。この操作ケーブル120も、アウタチューブ121の内側にインナワイヤ122を移動自在に挿通したものであり、図9等に示すようにアウタチューブ121の一端121aがステーブラケット90のケーブル接続部93に固定され、インナワイヤ122の一端122aがロック部材101のケーブル接続部104に接続される。従ってインナワイヤ122の一端122aがアウタチューブ121に引き込む方向に移動するとき、ロック部材101が図10において時計回り方向に回動する。
【0034】
第2の操作ケーブル120の他端側は、図8に示すリクライニング機構60の位置まで導かれている。そしてリクライニング機構60の可動ブラケット63にアウタチューブ121の他端121bが固定され、インナワイヤ122の他端122bがリクライニングベース61に接続されている。従って可動ブラケット63がリクライニングベース61に対して前倒れ方向に回動したときに、インナワイヤ122の他端122bがアウタチューブ121から引き出される方向に相対移動する。
【0035】
従って上記操作ケーブル120は、シートバック12の前倒れ動作に連動してロック部材101のロック状態を解除するための第2の連動機構を構成する。
次に、上記構成の座席10の作用について説明する。図1(A)は通常の座席使用状態を示している。この使用状態では、シートクッション11は乗員が着座できるようにおおむね水平となっており、シートバック12はほぼ起立した姿勢となっている。このときヒンジ部20においては、図3に示すように連係部材32の作動部47の上方に作動ピン37が位置している。
【0036】
図1(B)に示すように、シートクッション11をヒンジ部20を中心に、手で前方に跳ね上げると、図4に示すようにヒンジブラケット24が上昇するにつれてプルリンク36の位置が次第に下がってゆき、これに伴い、作動ピン37の位置も下がってゆく。
【0037】
そしてシートクッション11がある程度の角度まで回動上昇した時点で、作動ピン37が作動部47に対して上方から接触する。作動ピン37がさらに降下を続けることにより、図5に示すように作動ピン37によって作動部47が回動降下するため、連係部材32を介して回動レバー31がレバー軸30を中心に反時計回りに回動するとともに、第1の操作ケーブル50のインナワイヤ52の一端52aが図5に矢印Pで示す方向に引かれる。そしてインナワイヤ52が十分引かれたとき、リクライニング機構60のリクライニング解除レバー64がロック解除方向に操作される。このため、ばね65の反発荷重によってシートバック12は図1(C)に示すように前倒れ方向に回動する。
【0038】
そしてシートバック12が前倒れ方向に回動する途中において、第2の操作ケーブル120のインナワイヤ122が引かれることにより、ヘッドレスト13のロック部材101がロック解除方向に回動し、これにより、係止部103が受け部86aから外れるとともに、ばね110の弾力によって可動側フレーム72が前方すなわち図11に示す収納位置まで倒れる。こうして図1(D)に示すように座席10が折畳み状態となり、荷室16を拡張することができる。
【0039】
上記座席10を図1(D)に示す折畳み状態から図1(A)の座席使用状態に戻すには、シートバック12を手で起立位置まで起こしたのち、手でシートクッション11を水平位置に戻す。そののち、手でヘッドレスト13を元の使用位置に戻すと、ロック部材101の係止部103が受け部86aに引っ掛かることにより、元のロック状態に戻すことができる。
【0040】
上記のように、シートバック12を起立させたのちシートクッション11を水平な状態に戻す際には、図7に示すように作動ピン37が作動部47の下側から当接するため、作動ピン37と作動部47が連係部材32と一体にレバー軸30を中心に回動上昇する。この場合、連係部材32は回動レバー31とは独立して回動上昇するため、回動レバー31が操作ケーブル50のインナワイヤ52を引く方向に移動することが回避され、リクライニング機構60はロック状態を維持できる。
【0041】
【発明の効果】
請求項1に記載した本発明の構成によれば、シートクッションを跳ね上げるだけの簡単な操作により、シートバックの前倒れ動作と、ヘッドレストの収納位置への移動を連続して行うことができ、第1の連動機構と第2の連動機構によって上記シートバックとヘッドレストを確実に収納位置に連動させることができる。そして請求項3に記載した発明によれば、ヘッドレストのロック手段によって、使用状態でのヘッドレストの保持と、ロック解除時のヘッドレストの収納位置への移動を簡単な構成によって実現することができる。
【0042】
請求項4および請求項5に記載した発明によれば、連動機構を構成する連動部材としてケーブルを用いるため、シートクッション前部のヒンジ部からシートクッション後部のシートバックヒンジ部に至る間と、シートクッションからヘッドレストに至る間に、連動部材を座席のフレーム等に沿って容易に配置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示す車両用座席の作動態様を示す側面図。
【図2】 図1に示された座席におけるヒンジ部の分解斜視図。
【図3】 上記座席のヒンジ部の断面図。
【図4】 上記ヒンジ部のブラケットが少し回動上昇した状態の断面図。
【図5】 上記ヒンジ部のレバーが回動した状態の断面図。
【図6】 上記ヒンジ部のブラケットが起立した状態の断面図。
【図7】 上記ヒンジ部のブラケットが回動降下する途中の状態の断面図。
【図8】 上記座席におけるシートバックヒンジ部の斜視図。
【図9】 上記座席におけるヘッドレストの分解斜視図。
【図10】 図9に示されたヘッドレストが使用位置にあるときの断面図。
【図11】 図9に示されたヘッドレストが収納位置にあるときの断面図。
【符号の説明】
10…座席
11…シートクッション
12…シートバック
13…ヘッドレスト
20…ヒンジ部
50…第1の操作ケーブル(第1の連動部材)
60…リクライニング機構(シートバックヒンジ部)
65…ばね
101…ロック部材
110…ヘッドレスト用ばね
120…第2の操作ケーブル(第2の連動部材)

Claims (5)

  1. 車体の床部に設けられたヒンジ部の水平方向のヒンジ軸を中心に跳ね上げ可能なシートクッションと、
    上記シートクッションの後方に、ロック手段を有するリクライニング機構によって前後方向に回動可能に支持されかつばねによって前倒れ方向に付勢されるシートバックと、
    上記シートバックの上部に水平方向の支軸を中心に回動可能に設けられかつロック手段によって使用位置に保持可能でかつヘッドレスト用ばねによって収納位置に向かって付勢されるヘッドレストと、
    上記シートクッションの跳ね上げ動作に連動して引かれる第1の連動部材を有しかつこの第1の連動部材が引かれたときに上記リクライニング機構の上記ロック手段をロック解除方向に駆動することにより上記ばねによって上記シートバックを前倒れさせかつ上記シートクッションが跳ね上げられた状態において上記第1の連動部材が引かれない位置に戻る第1の連動機構と、
    上記シートバックの前倒れ動作に連動して引かれる第2の連動部材を有しかつこの第2の連動部材が引かれたときに上記ヘッドレストのロック手段をロック解除方向に駆動することにより上記ヘッドレスト用ばねによって上記ヘッドレストを上記使用位置から上記収納位置の方向に倒す第2の連動機構と、
    を具備したことを特徴とする車両用座席。
  2. 上記ヒンジ部は、
    車体の床部に固定されるヒンジベースと、
    上記ヒンジベースに上記ヒンジ軸によって回動自在に設けられ、上記シートクッションに固定されるヒンジブラケットとを有し、
    上記第1の連動機構は、
    上記ヒンジベースにレバー軸によって回動可能に設けられ、上記第1の連動部材が接続された回動レバーと、
    上記レバー軸に回動可能に設けられ、上記回動レバーと一体に回転する連係部材と、
    上記ヒンジブラケットに取付けられたプルリンクと、
    上記プルリンクに設けられた作動ピンと、
    上記連係部材に設けられ、上記作動ピンが上方から移動してきたときに上記作動ピンが上方から突き当たることのできる位置に突出し、上記作動ピンが更に下方に移動したときに上記作動ピンから外れる作動部と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の車両用座席。
  3. 上記ヘッドレストのロック手段は、上記ヘッドレストの固定側フレームに水平方向の軸線回りに回動可能に設けられかつ上記ヘッドレストが上記使用位置にあるときにヘッドレストの可動側フレームの受け部に係合するロック部材と、上記ロック部材を上記受け部に係合させる方向に付勢するばねとを具備したことを特徴とする請求項2記載の車両用座席。
  4. 上記第1の連動部材がアウタチューブとインナワイヤとからなる第1の操作ケーブルであり、上記インナワイヤの一端を上記シートクッションの跳ね上げ動作に伴って移動するレバーに接続するとともに、上記インナワイヤの他端を上記リクライニング機構の解除レバーに接続したことを特徴とする請求項2記載の車両用座席。
  5. 上記第2の連動部材がアウタチューブとインナワイヤとからなる第2の操作ケーブルであり、上記インナワイヤの一端を上記ヘッドレストの上記ロック部材に接続し、かつ上記インナワイヤの他端は上記シートバックの前倒れ時に上記インナワイヤの一端を引く方向に相対移動する部分に接続したことを特徴とする請求項3記載の車両用座席。
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