JP3769227B2 - エンジンの動弁装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロッカーアームを付勢する付勢手段とその支持部とを備えたエンジンの動弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジンの吸気バルブあるいは排気バルブを駆動するロッカーアームをカム側あるいはバルブ側に付勢する付勢部材を備えたエンジンの動弁装置は公知である。またエンジンの吸気バルブや排気バルブのリフト量を変更可能なリフト量可変手段を備えたエンジンの動弁装置が、特開平8−232623号公報により開示されている。この種のエンジンの動弁装置は、バルブとカムシャフトとの間に駆動ロッカーアームおよび自由ロッカーアームを配置し、連結切換機構で両ロッカーアームを連結することで、自由ロッカーアームの揺動を駆動ロッカーアームを介してバルブに伝達し、また連結切換機構で駆動ロッカーアームから自由ロッカーアームを切り離すことで、駆動ロッカーアームの揺動をバルブに伝達するようになっている。そして両ロッカーアームの連結を解除したとき、バルブとの接続を絶たれた自由ロッカーアームがカムから離反するのを防止するために、ロストモーション機構で自由ロッカーアームをカム側に付勢している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上記特開平8−232623号公報に記載されたものは、シリンダヘッドに設けたカムシャフトホルダに支持したカムシャフトの上面をカムシャフトキャップで押さえ、このカムシャフトキャップの上部に支持したロッカーアームシャフトの更に上部にロストモーション機構を配置しているため、ロストモーション機構が上方に大きく突出してエンジンの上下方向寸法が大型化する問題があり、しかもロストモーション機構を支持するための専用のホルダを備えているために部品点数が増加する問題がある。これを回避するために、ロッカーアームシャフトの下方のカムシャフトホルダあるいはカムシャフトキャップにロストモーション機構を配置することが考えられるが、その部分にはカムシャフトホルダにカムシャフトキャップを締結するボルトが配置されるために部品点数が増加するとともに、このボルトとの干渉を回避するためにロストモーション機構を配置する位置の設計自由度が制限される問題がある。
【0004】
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、ロッカーアームを付勢する付勢手段とその支持部とを備えたエンジンの部品点数の削減を図るとともに、該エンジンの上下方向寸法の小型化を図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、シリンダヘッドに形成したカムシャフトホルダに軸方向に挿入されるカムシャフトと、カムシャフトにより駆動されるバルブと、バルブのリフト量を変更可能なリフト量可変手段とを備え、前記リフト量可変手段は、第1カムに当接する自由ロッカーアームと、自由ロッカーアームを第1カムに当接する方向に付勢する付勢部材と、第2カムに当接してバルブを駆動する駆動ロッカーアームと、自由ロッカーアームおよび駆動ロッカーアームを連結あるいは連結解除する連結切換機構とを備えたエンジンの動弁装置において、前記付勢部材の支持部を、自由ロッカーアームの下方のカムシャフトホルダに一体に設けたことを特徴とするエンジンの動弁装置が提案される。
【0006】
上記構成によれば、付勢部材の支持部を自由ロッカーアームの下方のカムシャフトホルダに一体に設けたので、その支持部を自由ロッカーアームの上方に設ける場合に比べてエンジンの上下方向の寸法を小型化することができ、しかも付勢部材を支持するための専用のホルダが不要になるために部品点数が削減される。またシリンダヘッドに設けたカムシャフトホルダにカムシャフトを軸方向に挿入するので、カムシャフトを支持するカムシャフトキャップと、そのカムシャフトキャップをカムシャフトホルダに締結するボルトとが不要になって部品点数が減少するだけでなく、付勢部材の支持部が前記ボルトと干渉する虞がないため、付勢部材を配置する位置の設計自由度が増加する。
【0007】
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記支持部は凹部からなり、その凹部をカムシャフトホルダの上面に形成したことを特徴とするエンジンの動弁装置が提案される。
【0008】
上記構成によれば、凹部よりなる付勢部材の支持部をカムシャフトホルダの上面に形成したので、支持部を加工する工具が他部材と干渉し難くなって加工が容易になる。
【0009】
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、前記支持部の側面と、シリンダヘッドをシリンダブロックに締結するボルトの座面とを連結壁で接続したことを特徴とするエンジンの動弁装置が提案される。
【0010】
上記構成によれば、付勢部材の支持部の側面と、シリンダヘッドをシリンダブロックに締結するボルトの座面とを連結壁で接続したので、支持部の剛性を高めて付勢部材の支持剛性が向上する。
【0011】
また請求項4に記載された発明によれば、請求項1〜請求項3の何れか1項の構成に加えて、前記支持部と、ロッカーアームシャフトを支持するロッカーアームシャフト支持部とを連結壁で接続したことを特徴とするエンジンの動弁装置が提案される。
【0012】
上記構成によれば、付勢部材の支持部とロッカーアームシャフトを支持するロッカーアームシャフト支持部とを連結壁で接続したので、支持部およびロッカーアームシャフト支持部の両方を効果的に補強することができるので、付勢部材およびロッカーアームシャフトの支持剛性が向上する。
【0013】
また請求項5に記載された発明によれば、請求項2の構成に加えて、前記支持部は凹部からなり、その凹部とロッカーアームシャフトを支持するロッカーアームシャフト支持部とを連結壁で接続したことを特徴とするエンジンの動弁装置が提案される
上記構成によれば、凹部よりなる付勢部材の支持部の底部をカムシャフトから遠ざかる方向に傾斜させたので、カムシャフトホルダのジャーナル支持孔の周囲の肉厚を増加させてカムシャフトの支持剛性を高めることができる。
【0014】
また請求項6に記載された発明によれば、請求項1〜請求項5の何れか1項の構成に加えて、前記支持部は凹部からなり、その凹部の少なくとも一部を、カムシャフトホルダのカムシャフト方向の幅内に形成したことを特徴とするエンジンの動弁装置が提案される。 上記構成によれば、凹部よりなる支持部の少なくとも一部をカムシャフトホルダのカムシャフト方向の幅内に形成したので、動弁装置のカムシャフト方向の寸法を小型化することができる。
【0015】
尚、実施例の吸気バルブ16は本発明のバルブに対応し、実施例の平坦面24bは本発明のロッカーアームシャフト支持部に対応し、実施例の駆動用吸気カム29および休止用吸気カム28はそれぞれ本発明の第1カムおよび第2カムに対応し、実施例のスプリング45は本発明の付勢部材に対応する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。 図1〜図5は本発明の第1実施例を示すもので、図1はエンジンのシリンダヘッドの一部を示す平面図、図2は図1の要部拡大図、図3は図2の3−3線断面図、図4は図2の4−4線断面図、図5は図2の5−5線断面図である。
【0017】
直列多気筒エンジンはシリンダブロック11の上面に複数本のボルト12…で結合されたシリンダヘッド13を備える。シリンダヘッド13には燃焼室14および吸気ポート15が形成されており、吸気ポート15の下流端を開閉する吸気バルブ16のステム16aがシリンダヘッド13に設けたバルブガイド17に摺動自在に支持される。バルブガイド17の上部に設けたスプリングシート18と吸気バルブ16のステムエンドに設けたスプリングシート19との間にバルブスプリング20が配置されており、このバルブスプリング20で吸気バルブ16の傘部16bがバルブシート21に着座する方向に付勢される。シリンダ軸線L1を挟んで吸気バルブ16の反対側に設けられたプラグ挿入筒22の底部に、燃焼室14に臨む点火プラグ23が装着される。
【0018】
尚、本実施例のエンジンの排気系の構造は、シリンダ列線L2を挟んで前記吸気系の構造と実質的に対称であるため、以下吸気系を代表として説明する。排気系の各部材に付した符号は、それに対応する吸気系の部材に付した符号と同じである。
【0019】
シリンダヘッド13の上面に複数のカムシャフトホルダ24…が上向きに突設されており、これらのカムシャフトホルダ24…に1本のカムシャフト25が支持される。カムシャフトホルダ24はキャップを持たない一体構造であり、そこに形成された円形のジャーナル支持孔24aにカムシャフト25に形成したジャーナル25aが回転自在に嵌合する。カムシャフトホルダ24の頂部に形成した平坦面24bに、1本のロッカーアームシャフト26の下面に形成した平坦面26aを当接させた状態で、ロッカーアームシャフト26を上方から貫通するボルト27がカムシャフトホルダ24に締結される。カムシャフト25およびロッカーアームシャフト26はシリンダ軸線L1上に平行に配置される。
【0020】
次に、吸気バルブ16のリフト量を可変制御するリフト量可変手段Vの構造を説明する。
【0021】
カムシャフト25には、カム山を持たない休止用吸気カム28と、カム山を持つ駆動用吸気カム29とが隣接して設けられる。休止用吸気カム28の直径は駆動用吸気カム29のベース円の直径と同じであり、駆動用吸気カム29のカム山の最大半径はカムシャフトホルダ24のジャーナル支持孔24aの半径よりも小さくなっている。これにより、休止用吸気カム28および駆動用吸気カム29がカムシャフトホルダ24のジャーナル支持孔24aと干渉するのを回避しながら、カムシャフト25をカムシャフトホルダ24のジャーナル支持孔24aに挿入することができる。
【0022】
ロッカーアームシャフト26には駆動ロッカーアーム30の中間部が揺動自在に支持されており、駆動ロッカーアーム30の一端に設けたスリッパ34が前記休止用吸気カム28に当接するとともに、他端に設けたアジャストボルト32が吸気バルブ16のステムエンドに当接する。またロッカーアームシャフト26には自由ロッカーアーム33の中間部が揺動自在に支持されており、自由ロッカーアーム33の一端に設けたローラ31が前記駆動用吸気カム29に当接するとともに、他端に設けた受け部35がロストモーション機構36に支持される。
【0023】
駆動ロッカーアーム30および自由ロッカーアーム33の一端には同軸上に整列する同一内径のガイド筒37,38が固定されており、駆動ロッカーアーム30のガイド筒37に連結ピン39が摺動自在に嵌合し、自由ロッカーアーム33のガイド筒38に連結ピン39と同一直径の連結解除ピン40が摺動自在に嵌合する。連結解除ピン40はスプリングシート41との間に配置したスプリング42で連結ピン39に向けて付勢され、また連結ピン39の背面には該連結ピン39を油圧で連結解除ピン40に向けて付勢するための油室43が形成される。この油室43は、駆動ロッカーアーム30の内部に形成した油路30aを介してロッカーアームシャフト26の内部に形成した油路26bに連通する。前記ローラ31は、自由ロッカーアーム33のガイド筒38の外周にニードルベアリング44を介して回転自在に支持される。
【0024】
上記連結ピン39、連結解除ピン40、スプリング42および油室43は、バルブリフト可変手段Vの連結切換機構47を構成する。
【0025】
カムシャフトホルダ24の側面には水平な段部24cを介して切欠24dが形成されており、この切欠24dに自由ロッカーアーム33が嵌合する。つまりカムシャフトホルダ24の下部は厚く、それに連なる上部は段部24cを境にして薄くなっており、段部24cの上側の薄くなった切欠24dの部分に自由ロッカーアーム33が配置される。前記ロストモーション機構36は、カムシャフトホルダ24に一体に形成された筒状の凹部よりなる支持部24eと、上面が開放した支持部24eに嵌合する付勢部材としてのスプリング45と、このスプリング45の上端に設けられて自由ロッカーアーム33の受け部35に当接する当接部材46とを備える。
【0026】
しかして、車両の加速時やクルーズ時には、図2に示すようにロッカーアームシャフト26内の油路26bおよび駆動ロッカーアーム30の油路30aを介して油室43に油圧を供給し、連結ピン39および連結解除ピン40をスプリング42に抗して押し込むと、駆動ロッカーアーム30および自由ロッカーアーム33が連結ピン39により一体化される。その結果、カムリフトを有する駆動用吸気カム29にローラ31を当接させた自由ロッカーアーム33の揺動が連結ピン39を介して駆動ロッカーアーム30に伝達され、この駆動ロッカーアーム30により吸気バルブ16が開閉される。このとき、カムリフトを有していない休止用吸気カム28は、駆動ロッカーアーム30のスリッパ34に接したり離れたりするだけで実質的に機能しない。
【0027】
一方、車両の減速時に油室43に作用する油圧を解除すると、スプリング42の弾発力で連結解除ピン40が連結ピン39を押し戻すことにより、連結解除ピン40および連結ピン39の当接面が自由ロッカーアーム33および駆動ロッカーアーム30の境界面と同一面上に位置するようになり、自由ロッカーアーム33および駆動ロッカーアーム30の連結が解除される。その結果、駆動ロッカーアーム30のスリッパ34がカムリフトを有していない休止用吸気カム28に当接することで、駆動ロッカーアーム30は作動を停止して吸気バルブ16は閉弁状態に保持され、ポンピングロスの発生が防止される。このとき、自由ロッカーアーム33はカムリフトを有する駆動用吸気カム29により揺動するが、自由ロッカーアーム33および駆動ロッカーアーム30の連結が解除されているため、自由ロッカーアーム33の揺動が駆動ロッカーアーム30に伝達されることはない。そしてロストモーション機構36のスプリング45で付勢された当接部材46が、自由ロッカーアーム33の受け部35を上向きに押し上げることで、ローラ31が駆動用吸気カム29から離反するのを防止することができる。
【0028】
図4および図5に示すように、カムシャフトホルダ24に一体に設けたスプリング45の支持部24eの側面と、シリンダヘッド13をシリンダブロック11に締結するボルト12の座面13aとが、下方に向けて裾広がりに広がる連結壁24fによって連結されており、この連結壁24fで支持部24eの剛性を高めてスプリング45の支持剛性を高めることができる。またカムシャフトホルダ24の支持部24eの頂部と、その頂部よりも僅かに高い平坦面24bとが、下方に向けて裾広がりに広がる連結壁24gによって連結されており、この連結壁24gでカムシャフトホルダ24の剛性および支持部24eの剛性を相互に高め合うことができるので、スプリング45およびロッカーアームシャフト26の支持剛性が向上する。尚、図1および図2において、前記連結壁24f,24gは網かけにより表示してある。
【0029】
以上のように、ロストモーション機構36のスプリング45を収納する支持部24eを、自由ロッカーアーム33よりも下方に配置したので、それを自由ロッカーアーム33の上方に配置する場合に比べてエンジンの上下方向の寸法を小型化することができる。また支持部24eをカムシャフトホルダ24に一体に設けたので、その支持部24eを別部材で構成する場合に比べて部品点数を削減することができる。更に、カムシャフト25をカムシャフトホルダ24に支持するためにカムシャフトキャップと、そのカムシャフトキャップをカムシャフトホルダに締結するボルトとを使用せず、シリンダヘッド13に設けたカムシャフトホルダ24のジャーナル支持孔24aにカムシャフト25を軸方向に挿入して支持するので、前記カムシャフトキャップやボルトが不要になって部品点数が削減されるだけでなく、スプリング45の支持部24eが前記ボルトと干渉する虞がないため、ロストモーション機構36を配置する位置の設計自由度が増加する。しかも支持部24eがカムシャフトホルダ24の上面に開口するので、支持部24eを加工する工具がシリンダヘッド13の他の部分と干渉することがなく、支持部24eの加工が容易になる。
【0030】
図2から明らかなように、支持部24eの少なくとも一部(符号A参照)が、カムシャフトホルダ24のカムシャフト25方向の幅L内に形成されるので、即ち支持部24eがカムシャフト25の軸受幅内に形成されるので、動弁装置のカムシャフト25方向の寸法を小型化することができる。
【0031】
次に、図6に基づいて本発明の第2実施例を説明する。
【0032】
第1実施例ではロストモーション機構36の支持部24eの軸線がシリンダ軸線L1と平行に形成されていたが、第2実施例の支持部24eは、その軸線の下側がシリンダ軸線L1から離れる方向に、つまりカムシャフト25から離れる方向に傾斜している。その結果、支持部24eの底部とカムシャフトホルダ24のジャーナル支持孔24aとの間の肉厚Tが第1実施例(図4参照)よりも大きくなり、ジャーナル支持孔24aの外周壁の剛性を高めることができる。
【0033】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
【0034】
例えば、実施例のリフト量可変手段Vはバルブを作動状態と休止状態(リフト量=0)とで切り換えているが、リフト量を複数段階に切り換えるものであっても良い。
【0035】
また実施例は吸気バルブおよび排気バルブの両方がリフト量可変手段Vを備えているが、その一方だけがリフト量可変手段Vを備えるものであっても良い。
【0036】
また本発明はリフト量可変手段Vを備えていない動弁装置に対しても適用可能であり、エンジンの吸気バルブあるいは排気バルブを駆動するロッカーアームをカム側あるいはバルブ側に付勢する付勢部材を備えた動弁装置であれば良い。
【0037】
また実施例のリフト量可変手段Vは、油室43に油圧を作用させることで自由ロッカーアーム33および駆動ロッカーアーム30を結合して全筒運転状態とし、油室43から油圧を抜くことでスプリング42の弾発力で自由ロッカーアーム33および駆動ロッカーアーム30を切り離して休筒運転状態としているが、その関係を逆にすることができる。このようにすれば、油圧系が故障して油室に油圧が作用しなくなったときに、スプリングの弾発力で自由ロッカーアームおよび駆動ロッカーアームを結合して全筒運転状態とすることができ、エンジンの運転を支障なく継続することができる。
【0038】
【発明の効果】
以上のように請求項1に記載された発明によれば、付勢部材の支持部を自由ロッカーアームの下方のカムシャフトホルダに一体に設けたので、その支持部を自由ロッカーアームの上方に設ける場合に比べてエンジンの上下方向の寸法を小型化することができ、しかも付勢部材を支持するための専用のホルダが不要になるために部品点数が削減される。またシリンダヘッドに設けたカムシャフトホルダにカムシャフトを軸方向に挿入するので、カムシャフトを支持するカムシャフトキャップと、そのカムシャフトキャップをカムシャフトホルダに締結するボルトとが不要になって部品点数が減少するだけでなく、付勢部材の支持部が前記ボルトと干渉する虞がないため、付勢部材を配置する位置の設計自由度が増加する。
【0039】
また請求項2に記載された発明によれば、凹部よりなる付勢部材の支持部をカムシャフトホルダの上面に形成したので、支持部を加工する工具が他部材と干渉し難くなって加工が容易になる。
【0040】
また請求項3に記載された発明によれば、付勢部材の支持部の側面と、シリンダヘッドをシリンダブロックに締結するボルトの座面とを連結壁で接続したので、支持部の剛性を高めて付勢部材の支持剛性が向上する。
【0041】
また請求項4に記載された発明によれば、付勢部材の支持部とロッカーアームシャフトを支持するロッカーアームシャフト支持部とを連結壁で接続したので、支持部およびロッカーアームシャフト支持部の両方を効果的に補強することができるので、付勢部材およびロッカーアームシャフトの支持剛性が向上する。
【0042】
また請求項5に記載された発明によれば、凹部よりなる付勢部材の支持部の底部をカムシャフトから遠ざかる方向に傾斜させたので、カムシャフトホルダのジャーナル支持孔の周囲の肉厚を増加させてカムシャフトの支持剛性を高めることができる。
【0043】
また請求項6に記載された発明によれば、凹部よりなる支持部の少なくとも一部をカムシャフトホルダのカムシャフト方向の幅内に形成したので、動弁装置のカムシャフト方向の寸法を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 エンジンのシリンダヘッドの一部を示す平面図
【図2】 図1の要部拡大図
【図3】 図2の3−3線断面図
【図4】 図2の4−4線断面図
【図5】 図2の5−5線断面図
【図6】 本発明の第2実施例に係る、前記図4に対応する図
【符号の説明】
11 シリンダブロック
12 ボルト
13 シリンダヘッド
13a 座面
16 吸気バルブ(バルブ)
24 カムシャフトホルダ
24b 平坦面(ロッカーアームシャフト支持部)
24e 支持部
24f 連結壁
24g 連結壁
25 カムシャフト
28 休止用吸気カム(第2カム)
29 駆動用吸気カム(第1カム)
30 駆動ロッカーアーム
33 自由ロッカーアーム
45 スプリング(付勢部材)
47 連結切換機構
V リフト量可変手段

Claims (6)

  1. シリンダヘッド(13)に形成したカムシャフトホルダ(24)に軸方向に挿入されるカムシャフト(25)と、カムシャフト(25)により駆動されるバルブ(16)と、バルブ(16)のリフト量を変更可能なリフト量可変手段(V)とを備え、
    前記リフト量可変手段(V)は、第1カム(29)に当接する自由ロッカーアーム(33)と、自由ロッカーアーム(33)を第1カム(29)に当接する方向に付勢する付勢部材(45)と、第2カム(28)に当接してバルブ(16)を駆動する駆動ロッカーアーム(30)と、自由ロッカーアーム(33)および駆動ロッカーアーム(30)を連結あるいは連結解除する連結切換機構(47)とを備えたエンジンの動弁装置において、
    前記付勢部材(45)の支持部(24e)を、自由ロッカーアーム(33)の下方のカムシャフトホルダ(24)に一体に設けたことを特徴とするエンジンの動弁装置。
  2. 前記支持部(24e)は凹部からなり、その凹部をカムシャフトホルダ(24)の上面に形成したことを特徴とする、請求項1に記載のエンジンの動弁装置。
  3. 前記支持部(24e)の側面と、シリンダヘッド(13)をシリンダブロック(11)に締結するボルト(12)の座面(13a)とを連結壁(24f)で接続したことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のエンジンの動弁装置。
  4. 前記支持部(24e)と、ロッカーアームシャフト(26)を支持するロッカーアームシャフト支持部(24b)とを連結壁(24g)で接続したことを特徴とする、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のエンジンの動弁装置。
  5. 前記支持部(24e)は凹部からなり、その凹部の底部をカムシャフト(25)から遠ざかる方向に傾斜させたことを特徴とする、請求項2に記載のエンジンの動弁装置。
  6. 前記支持部(24e)は凹部からなり、その凹部の少なくとも一部を、カムシャフトホルダ(24)のカムシャフト(25)方向の幅内に形成したことを特徴とする、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載のエンジンの動弁装置。
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