JP5586087B2 - 内燃機関の可変動弁機構 - Google Patents
内燃機関の可変動弁機構 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5586087B2 JP5586087B2 JP2010108439A JP2010108439A JP5586087B2 JP 5586087 B2 JP5586087 B2 JP 5586087B2 JP 2010108439 A JP2010108439 A JP 2010108439A JP 2010108439 A JP2010108439 A JP 2010108439A JP 5586087 B2 JP5586087 B2 JP 5586087B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- cam
- rocker arm
- lifter
- holder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、内燃機関の可変動弁装置において、ロッカーアームを取り外すことなくカムシャフトを取り外し可能とし、メンテナンス性を向上させることを目的とする。
この構成によれば、動弁カムに連動するロッカーアームに対して、リフタスプリングによってバルブリフタが常時当接させられる可変動弁機構において、動弁カムのカムホルダをシリンダヘッドのデッキ面に対して斜めに設けたため、動弁カムをカムホルダの傾斜方向側に取り外すことができる。このため、ロッカーアームを取り外すことなく動弁カムを取り外すことができ、メンテナンス性を向上させることができる。また、カムホルダの合わせ面が直押し側バルブリフタの頂面に平行であるため、直押し側バルブリフタから動弁カムに作用する力をカムホルダで効率良く受けることができる。また、ヘッド側ホルダとキャップとの合わせ面が、ロッカーアームとは反対側にデッキ面に対して下方に傾斜しており、動弁カムをロッカーアームと反対側に取り外しできるため、ロッカーアームを取り外すことなく動弁カムを取り外すことができ、メンテナンス性を向上させることができる。
この場合、カムホルダの合わせ面の傾斜は、ロッカーアームの動弁カムとの当接側を動弁カムから最も離間させた際に、カムホルダの合わせ面に直交する動弁カムのベース円の接線の延長線に対し、動弁カムと反対側にロッカーアームの当接側が位置するように傾斜しているため、動弁カムを取り外す際にロッカーアームの当接側が邪魔にならない。このため、ロッカーアームを取り外すことなく動弁カムを取り外すことができ、メンテナンス性を向上させることができる。
この場合、ロッカーアームが、より小さな振れ角で動弁カムとの接点から離間するため、動弁カムを容易に取り外すことができる。
この場合、アジャストスクリューを調整することにより、ロッカーアームの振れ角をより大きくすることができるため、動弁カムを容易に外すことができる。
さらに、ロッカーアームが、より小さな振れ角で動弁カムとの接点から離間するため、動弁カムを容易に取り外すことができる。
また、カムホルダの合わせ面が直押し側バルブリフタの頂面に平行であるため、直押し側バルブリフタから動弁カムに作用する力をカムホルダで効率良く受けることができる。
また、動弁カムをロッカーアームと反対側に取り外しできるため、ロッカーアームを取り外すことなく動弁カムを取り外すことができ、メンテナンス性を向上させることができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る内燃機関の可変動弁機構を備えた自動二輪車を示す左側面図である。なお、以下の説明中、前後左右及び上下といった方向の記載は車体に対してのものとする。
自動二輪車100の車体フレーム111は、車体前部に位置するヘッドパイプ112と、このヘッドパイプ112から車体中央まで後方に延びる左右一対のメインフレーム114と、メインフレーム114の後端部から下方に延びる左右一対のピボットプレート115と、メインフレーム114の後端部から車体後部まで延びるリヤフレーム(不図示)とを備えている。
ヘッドパイプ112には、フロントフォーク116が回動自在に取り付けられ、このフロントフォーク116の下端に前輪117が回転自在に支持されている。また、ヘッドパイプ112の上部には、操舵用ハンドル118が取り付けられている。
前側バンクBfの排気口には、左右一対の排気パイプ119の一端が接続され、排気パイプ119は、排気口から下側に延びた後に、車体後方に向かって引き回され、後側バンクBrの排気口から延びる左右一対の排気パイプ120に接続されて集合され、一本の排気管127(図3参照)を介して、内燃機関1の後方に設けられたマフラー(不図示)に連結されている。
内燃機関1の後部には、車体を停めるためのスタンド125が設けられている。また、内燃機関1の左側面の下部には、サイドスタンド126が設けられている。
また、自動二輪車100は、車体を覆う樹脂製の車体カバー150を有し、この車体カバー150は、車体フレーム111の前方から内燃機関1の前部までを連続的に覆うフロントカバー151と、シート142の下方を覆うリヤカバー152とを備えている。フロントカバー151の上部には、左右一対のミラー153が取り付けられている。また、フロントフォーク116には、前輪117の上方を覆うフロントフェンダ146が取り付けられている。
図2に示すように、前側バンクBfと後側バンクBrとの間には側面視でV字状に形成された空間であるVバンク空間Kが形成されている。
クランクケース3は上下割りで構成され、上クランクケース3Uと下クランクケース3Lとを有している。クランク軸2はクランクケース3U、3Lにより挟まれるようにして回転自在に軸支され、上クランクケース3Uには、それぞれ左右に2気筒が配列される前シリンダブロック3fと後シリンダブロック3rとが、側面視でV字をなすように斜め上方に延出されて一体に形成されている。
また、クランクケース3内には、クランク軸2とそれぞれ平行に配置されるメイン軸41、カウンタ軸42、及び、出力軸43が設けられている。クランク軸2を含むこれらの軸41、42、43は、クランク軸2の回転をメイン軸41、カウンタ軸42、及び、出力軸43の順に伝達する歯車伝達機構を構成している。カウンタ軸42とメイン軸41との間には、6段変速の変速歯車群が跨って配置され、これらによって変速装置が構成されている。出力軸43には、傘歯車(不図示)を介してドライブシャフト123(図1参照)が接続されている。
後シリンダヘッド4rには、第2気筒C2の燃焼室20に連通する吸気ポート21r及び排気ポート22r、及び、第3気筒C3の燃焼室20に連通する吸気ポート21r及び排気ポート22rが設けられている。
前シリンダヘッド4fの各吸気ポート21f、21fには、吸気ポート21f、21fに流れる吸気の量を調整する前側スロットルボディ60fが接続され、後シリンダヘッド4rの各吸気ポート21r、21rには、吸気ポート21r、21rに流れる吸気の量を調整する後側スロットルボディ60rが接続されている。
吸気バルブ11は、吸気バルブ開口81を塞ぐ弁体部11bと、弁体部11bを基端として延びるバルブステム11cとを有し、排気バルブ12は、排気バルブ開口82を塞ぐ弁体部12bと、弁体部12bを基端として延びるバルブステム12cとを有している。
バルブステム11c及びバルブステム12cは、吸気バルブ開口81及び排気バルブ開口82の上方に設けられたガイド筒83に摺動自在に嵌合されている。
これらの吸気バルブ11及び排気バルブ12は、図2に示すように、各シリンダヘッド4f、4rごとに1本ずつ配設されたカムシャフト25(動弁カム)で駆動されるユニカム方式の動弁機構10(可変動弁機構)によって開閉駆動される。
動弁機構10は、吸気バルブ11を有してカムシャフト25に直押しされる吸気側動弁機構10I(他方の動弁機構)と、排気バルブ12を有してロッカーアーム27により駆動される排気側動弁機構10E(一方の動弁機構)とを備えて構成されている。吸気側動弁機構10I及び排気側動弁機構10Eは、1本のカムシャフト25により駆動され、互いに連動して動作する。
後側バンクBrにおいて、カムシャフト25と吸気バルブ11との間には、カムシャフト25の下方で後シリンダヘッド4rに摺動可能に嵌合されるバルブリフタ13I(直押し側バルブリフタ)が設けられている。
また、前側バンクBf及び後側バンクBrの右端部には、上下に延びるカムチェーン室35が設けられており、カムシャフト25は、クランク軸2により駆動されカムチェーン室35を通るカムチェーン(不図示)によって回転駆動される。
バルブ休止機構80は、吸気側及び排気側で同様に構成されており、ここでは、主として排気側動弁機構10E側のバルブ休止機構80について説明する。また、バルブ休止機構80は、第2気筒C2及び第3気筒C3にそれぞれ設けられており、同一に構成されているため、ここでは、第2気筒C2のバルブ休止機構80について説明する。
また、リフタ85の上面とタペットねじ27bの下端との間には、タペットねじ27bの受け部材94が介装されている。リフタスプリング90はコイルばねであり、リフタ85内に収容され、スライドピンホルダ87の下面に当接して設けられている。
リフタ85は、後シリンダヘッド4rの上部に設けられた円筒状のリフタガイド孔91内に摺動自在に支持されている。リフタガイド孔91の内周面には、リフタ85を囲うように油供給溝91aが形成されている。
そして、油圧室95に制御油路73からの油圧が作用してスライドピン86がリターンスプリング89に抗してリターンスプリング89の付勢方向と反対側にスライドすると、ステム貫通孔93はステム孔87bに対して同軸となり、ステム孔87bに連通する。ステム貫通孔93の径は、バルブステムエンド12dの径よりも大きく形成されている。
すなわち、バルブ休止機構80は、油圧の制御によってスライドピン86を移動して、ステム当り面93aとステム貫通孔93とを選択的にバルブステムエンド12dに臨ませるように構成されている。
一方、第1気筒C1及び第4気筒C4はバルブ休止機構80を有しておらず、前側バンクBfは、内燃機関1の運転時には常に吸気バルブ11及び排気バルブ12の開閉が行われる常時稼働気筒である。
図5に示すように、中空に形成されたカムシャフト25は、リフタガイド孔91の上方においてクランク軸2(図2参照)と平行に車幅方向に延在して配置され、後シリンダヘッド4rの上部に設けられた複数のカムホルダ51によって回転自在に支持されている。カムホルダ51は、略円形の燃焼室20(図3参照)の中央に配置された点火プラグ71の前方に配置され、車幅方向において燃焼室20の中央に位置している。点火プラグ71は、筒状のプラグ孔部29に支持されている。なお、図6には、第3気筒C3のプラグ孔部29が図示されている。
一対のバルブリフタ13Iを支持するリフタガイド孔91は各吸気カム30の下方にそれぞれ位置しており、カムホルダ51は、後シリンダヘッド4rの上部において、一対のリフタガイド孔91の間に設けられている。
一対のロッカーアーム27は、各排気カム31に連続して排気側の各バルブリフタ13E側へ後方に延びるように配置されており、一対のタペットねじ27bは、後端側にかけて内側に屈曲するロッカーアーム27の後端に設けられている。
また、後シリンダヘッド4rの第3気筒C3(図3参照)においても、動弁機構10は第3気筒C3と略同一に構成されており、カムシャフト25はカムホルダ51と同一に構成されたカムホルダ(不図示)によって支持されている。
ロッカーアーム27は、排気側の端に上下に貫通するねじ支持孔部28を有し、タペットねじ27bは、ねじ支持孔部28内に挿通されるとともに上部に締め込まれるナット28aによって、ねじ支持孔部28に固定されている。タペットねじ27bの上下方向の位置は、ナット28aとタペットねじ27bとの締め込み具合によって調節可能である。
また、吸気側のバルブリフタ13Iはリフタスプリング90によって吸気カム30に常に押し付けられている。詳細には、吸気バルブ11の閉弁時には、バルブリフタ13Iは吸気カム30のベース円30aに当接しており、吸気バルブ11の開弁時には、ベース円30aから突出したカム山30bに当接する。
図6及び図7に示すように、カムホルダ51は、後シリンダヘッド4rの上部に一体に形成されたヘッド側ホルダ52と、ヘッド側ホルダ52に上方から連結されるキャップ53とを有して構成されている。ヘッド側ホルダ52及びキャップ53は、側面視で半円状のカムシャフト支持部52a、53aを前後の中間部にそれぞれ有しており、ヘッド側ホルダ52にキャップ53を連結することで、側面視で円形のシャフト支持孔54が形成される。カムシャフト25は、一対の吸気カム30(図5参照)の間に形成された軸部25aがシャフト支持孔54に嵌合されることで支持されている。
詳細には、カムホルダ51は、ヘッド側ホルダ52の上面とキャップ53の下面とを当接させて合わせ面55を構成し、この状態でシャフト支持孔54の両側に跨って設けられる一対のキャップ固定ボルト56によって、キャップ53がヘッド側ホルダ52に締結されることで組み立てられる。
また、合わせ面55は、吸気バルブ11のバルブ軸線V1に対して直交する平面であるとともに、バルブリフタ13Iの頂面32に平行な平面である。また、合わせ面55は面一な平面であり、ヘッド側ホルダ52の上面及びキャップ53の下面も面一となるため、ヘッド側ホルダ52及びキャップ53を容易に加工することができる。
ロッカーアーム27側の合わせ面55は、デッキ面19よりも上方に突出している。前方の側壁18側の合わせ面55は、デッキ面19及び中心O1よりも下方に位置している。キャップ53が取り付けられていない状態では、側壁18側の合わせ面55の上方には、中心O1よりも下方に位置する空間Mが形成される。
さらに、キャップ固定ボルト56が合わせ面55に対して垂直に設けられており、反力Fをキャップ固定ボルト56の軸方向と平行に受けることができるため、カムホルダ51によってカムシャフト25をより安定的に支持することができる。
図8は、カムシャフト25の周辺のメンテナンスを説明する一部破断側面図である。
カムシャフト25を後シリンダヘッド4rから取り外す際には、図8に示すように、ナット28aを緩めてタペットねじ27bを上方に移動させ、ねじ支持孔部28の下面をバルブリフタ13Eの上面の受け部材94に当接させるとともに、キャップ固定ボルト56を取り外し、キャップ53をヘッド側ホルダ52から取り外す。この状態では、ロッカーアーム27の排気カム31との当接側であるローラ27aは排気カム31から離れており、ローラ27aは最も離間した位置にある。
また、カムシャフト25をヘッド側ホルダ52に取り付ける際にも同様に、ローラ27aが邪魔にならないため、ロッカーアーム27が組み付けられた状態でカムシャフト25を容易に取り付けできるため、メンテナンス性を向上できる。
また、カムシャフト25をヘッド側ホルダ52に取り付ける際にも同様に、カムシャフト25が空間Mを通ることができ、ロッカーアーム27が組み付けられた状態でカムシャフト25を容易に取り付けできるため、メンテナンス性を向上できる。
さらに、カムホルダ51の合わせ面55が、吸気側のバルブリフタ13Iの頂面32に平行であるため、リフタスプリング90に付勢されるバルブリフタ13Iの押圧力によってバルブリフタ13Iの摺動方向にカムシャフト25を取り外しでき、この際に、ローラ27aが邪魔にならないため、カムシャフト25を容易に取り外しできる。
さらにまた、ナット28aによってタペットねじ27bの位置を調整することにより、ロッカーアーム27の振れ角をより大きくすることができ、ロッカーアーム27を接点G1から大きく離間させることができるため、カムシャフト25を容易に外すことができる。
また、ヘッド側ホルダ52とキャップ53とが合わさる合わせ面55が、ロッカーアーム27とは反対側にデッキ面19に対して下方に傾斜しており、カムシャフト25をロッカーアーム27と反対側に向けて取り外しできるため、ロッカーアーム27を取り外すことなくカムシャフト25を取り外すことができ、メンテナンス性を向上させることができる。
上記実施の形態では、合わせ面55は、吸気バルブ11のバルブ軸線V1に対して直交する平面であるとともに、バルブリフタ13Iの頂面32に平行な平面であるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、合わせ面55の傾斜角度は、少なくとも、シャフト支持孔54の中心O1よりも下方に位置する空間Mが形成される角度であれば良い。
また、自動二輪車100の細部構成については任意に変更可能であることは勿論である。
4r 後シリンダヘッド(シリンダヘッド)
10 動弁機構(可変動弁機構)
10E 排気側動弁機構(一方の動弁機構)
10I 吸気側動弁機構(他方の動弁機構)
12 排気バルブ(ポペットバルブ)
12c バルブステム
13E バルブリフタ
13I バルブリフタ(直押し側バルブリフタ)
19 デッキ面
25 カムシャフト(動弁カム)
26 ロッカシャフト(ロッカーアームシャフト)
27 ロッカーアーム
27a ローラ(動弁カムとの当接側)
27b タペットねじ(アジャストスクリュー)
31a ベース円(動弁カムのベース円)
32 頂面
51 カムホルダ
52 ヘッド側ホルダ
53 キャップ
55 合わせ面
86 スライドピン
90 リフタスプリング
91 リフタガイド孔
100 自動二輪車
G1 接点(ロッカーアームと動弁カムとの接点)
G2 接点(ロッカーアームがバルブリフタに接する接点)
S 延長線
T 線分
Claims (4)
- 動弁カム(25)に連動するロッカーアーム(27)によって駆動されポペットバルブ(12)のバルブステム(12c)間に介装されるバルブリフタ(13E)がリフタガイド孔(91)に摺動自在に支持されてリフタスプリング(90)により前記ロッカーアーム(27)に常時当接させる方向に付勢され、前記バルブリフタ(13E)内で油圧の制御によってスライドピン(86)を移動してバルブ動作を変更する内燃機関の可変動弁機構において、
前記動弁カム(25)のカムホルダ(51)をシリンダヘッド(4r)のデッキ面(19)に対して斜めに設け、
前記ロッカーアーム(27)によって駆動される一方の動弁機構(10E)に連動する他方の動弁機構(10I)は、バルブリフタを前記動弁カム(25)で直押しする構造とし、前記カムホルダ(51)の前記合わせ面(55)は、直押し側バルブリフタ(13I)の頂面(32)に平行に設けられ、
前記カムホルダ(51)は、前記シリンダヘッド(4r)側に形成されたヘッド側ホルダ(52)と、該ヘッド側ホルダ(52)に連結され前記ヘッド側ホルダ(52)との間に前記動弁カム(25)を支持するキャップ(53)と、前記動弁カム(25)が嵌合するシャフト支持孔(54)とを有し、前記合わせ面(55)は、前記ヘッド側ホルダ(52)と前記キャップ(53)とが合わさる面であり、該合わせ面(55)が、前記ロッカーアーム(27)とは反対側に前記デッキ面(19)に対して下方に傾斜し、傾斜して低くなった側の前記ヘッド側ホルダ(52)と前記デッキ面(19)との間には、前記シャフト支持孔(54)の中心(O1)よりも下方に位置する空間(M)が設けられ、
前記シャフト支持孔(54)の前記中心(O1)は、前記デッキ面(19)の高さに一致して設けられることを特徴とする内燃機関の可変動弁機構。 - 前記カムホルダ(51)の合わせ面(55)の傾斜は、前記ロッカーアーム(27)の前記動弁カム(25)との当接側(27a)を前記動弁カム(25)から最も離間させた際に、前記カムホルダ(51)の前記合わせ面(55)に直交する前記動弁カム(25)のベース円(31a)の接線の延長線(S)に対し、前記動弁カム(25)と反対側に前記ロッカーアーム(27)の前記当接側(27a)が位置するように傾斜していることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の可変動弁機構。
- 前記ロッカーアーム(27)を支持するロッカーアームシャフト(26)は、前記ロッカーアーム(27)と前記動弁カム(25)との接点(G1)と、前記ロッカーアーム(27)が前記バルブリフタ(13E)に接する接点(G2)とを結んだ線分(T)より下方に位置することを特徴とする請求項2記載の内燃機関の可変動弁機構。
- 前記ロッカーアーム(27)の前記バルブリフタ(13E)との接触部にアジャストスクリュー(27b)が設けられていることを特徴とする請求項2または3記載の内燃機関の可変動弁機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010108439A JP5586087B2 (ja) | 2010-05-10 | 2010-05-10 | 内燃機関の可変動弁機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010108439A JP5586087B2 (ja) | 2010-05-10 | 2010-05-10 | 内燃機関の可変動弁機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011236799A JP2011236799A (ja) | 2011-11-24 |
JP5586087B2 true JP5586087B2 (ja) | 2014-09-10 |
Family
ID=45325054
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010108439A Expired - Fee Related JP5586087B2 (ja) | 2010-05-10 | 2010-05-10 | 内燃機関の可変動弁機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5586087B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6318109A (ja) * | 1986-07-09 | 1988-01-26 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関の動弁機構 |
JP5037327B2 (ja) * | 2007-12-28 | 2012-09-26 | 本田技研工業株式会社 | 小型車両用パワーユニット |
JP5100474B2 (ja) * | 2008-03-31 | 2012-12-19 | 本田技研工業株式会社 | 4サイクルエンジンにおけるロッカシャフト支持構造 |
JP2009243401A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Honda Motor Co Ltd | 4サイクルエンジンにおけるシリンダヘッド構造 |
-
2010
- 2010-05-10 JP JP2010108439A patent/JP5586087B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011236799A (ja) | 2011-11-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5384413B2 (ja) | バルブ休止機構を備える内燃機関 | |
CA2603483C (en) | Multicylinder internal combustion engine | |
JP5345448B2 (ja) | 小型車両 | |
JP5378091B2 (ja) | 内燃機関の動弁系回転軸の固定構造 | |
JP2015068317A (ja) | 内燃機関の可変動弁装置 | |
JP2009275515A (ja) | 車両用パワーユニット | |
JP5474699B2 (ja) | 可変動弁機構を備える内燃機関 | |
JP5586087B2 (ja) | 内燃機関の可変動弁機構 | |
US20090217893A1 (en) | Four-stroke cycle internal combusion engine | |
JP4628466B2 (ja) | 気筒休止多気筒内燃機関の補機配置構造 | |
JP5563867B2 (ja) | 気筒休止機構を備える多気筒内燃機関 | |
JP5528886B2 (ja) | 気筒休止機構を備える多気筒内燃機関 | |
JP5571997B2 (ja) | 可変動弁機構を備える内燃機関 | |
JP4024018B2 (ja) | 4ストローク内燃機関のシリンダヘッド | |
JP5563866B2 (ja) | 可変動弁機構を備える内燃機関 | |
JP4201617B2 (ja) | 内燃機関 | |
JP5478401B2 (ja) | 内燃機関の動弁機構 | |
JP2010229945A (ja) | V型内燃機関 | |
JP5385658B2 (ja) | 自動二輪車用可変動弁機構付きv型内燃機関 | |
JP2004204706A (ja) | エンジンのシリンダヘッド構造 | |
JP5484959B2 (ja) | 内燃機関の潤滑構造及びカムシャフト | |
JP2008025412A (ja) | 内燃機関の動弁装置 | |
JP2018035693A (ja) | エンジンの頭上弁作動機構 | |
JP5331536B2 (ja) | V型内燃機関の吸気通路構造 | |
JP2011179377A (ja) | 可変動弁機構を備えた内燃機関 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20121127 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131128 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131203 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140130 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140715 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140718 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5586087 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |