JP3768431B2 - 挿入型イヤホン - Google Patents

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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/10Earpieces; Attachments therefor ; Earphones; Monophonic headphones
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、挿入型イヤホンに関するものであり、特に、そのイヤーチップの構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、挿入型イヤホンは、音道管を有するレシーバユニットと、このレシーバユニットに装着されたイヤーチップとを備えてなり、イヤーチップを外耳道に挿入した状態で使用するように構成されている。
【0003】
この挿入型イヤホンのイヤーチップは、上記音道管の音道と連通する音道を形成する筒状部と、この筒状部の先端部からその基端部側へ略パラボラ状に広がるように形成された環状フランジ部とからなっている。そして、このイヤーチップを外耳道に挿入したとき、その環状フランジ部により挿入型イヤホンを保持するとともに、該環状フランジ部が外耳道の壁面に密着して音漏れの発生を防ぐようになっている。
【0004】
このような挿入型イヤホンにおいて安定した音質を得るためには、イヤーチップを外耳道に挿入したときに、その音道形状が大きく変形しないようにすることが肝要である。このため、イヤーチップの筒状部をある程度厚肉に形成することにより十分な剛性を確保するようにしている。そして、外耳道の壁面に対する環状フランジ部の密着性については、専ら環状フランジ部の変形作用のみによって確保するようにしている。
【0005】
この場合において、2重構造の環状フランジ部を有するイヤーチップを採用すれば、環状フランジ部による挿入型イヤホンの保持機能と外耳道の壁面に対する密着機能とをある程度分離させることができる。
【0006】
具体的には、図4に示す挿入型イヤホン110のイヤーチップ114のように、筒状部114Aの先端部からその基端部側へ略パラボラ状に広がるように形成された第1環状フランジ部114Bと、筒状部114Aの中間部からその基端部側へ略パラボラ状に広がるように形成された第2環状フランジ部114Cとを備えた構成とし、第1環状フランジ部114Bの外径を第2環状フランジ部の外径よりも小さい値に設定すれば、第1環状フランジ部114Bを音響特性上有利な(十分な音圧が確保可能な)外耳道2の奥部において壁面2aに密着させるとともに、第2環状フランジ部114Cをイヤーチップ装着時の違和感が比較的小さい外耳道2の入口部分において壁面2aに当接させて挿入型イヤホン110の保持を図ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようにイヤーチップの環状フランジ部を単に2重構造にしただけでは、次のような問題がある。
【0008】
すなわち、外耳道2は、単純な円筒形状ではなく複雑な曲面形状で延びているので、イヤーチップ114を外耳道2に挿入したとき、その壁面2aに対して第1環状フランジ部114Bの周方向各部位が不均一に当接する。その際、図示のように、第1環状フランジ部114Bの内周端部114Baが、一般的な単一構造のイヤーチップの環状フランジ部と同様に厚肉で形成されているとすると、この内周端部114Baおよびその近傍部位はほとんど変形せずに、その外周側部分114Bbのみが大きく変形する。しかもこのとき、第1環状フランジ部114Bは、外周側部分114Bbの壁面当接部およびその近傍部位のみが変形するだけであるので、第1環状フランジ部114B全体としては外耳道2の壁面2aに対する押圧力が不足しやすくなる。
【0009】
このため、イヤーチップ114の外耳道2に対する密着性を十分に確保することができず、音漏れの発生を効果的に防止することができない、という問題がある。
【0010】
また、イヤーチップ114をより強く密着させるために、さらに耳の奥まで挿入してしまう場合があるが、このような場合にも内周端部114Baおよびその近傍部位はさほど変形しないため、外耳道2の奥の第1湾曲部2bまでイヤーチップ114がそのままの形で到達してしまい、第1湾曲部2bによりイヤーチップ114の音道114aの先端部が塞がれてしまう、という問題もある。
【0011】
その反面、第1環状フランジ部114Bの外周側部分114Bbの壁面当接部においては、外耳道2の壁面2aを局部的に強く圧迫することとなるので、イヤーチップ114の長時間装着によりユーザに違和感ないし苦痛を与えてしまう、という問題がある。
【0012】
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、音漏れの発生を効果的に防止するとともにイヤーチップの装着感を向上させることができる挿入型イヤホンを提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、イヤーチップの第1環状フランジ部の形状に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
【0014】
すなわち、本願発明に係る挿入型イヤホンは、
音道管を有するレシーバユニットと、このレシーバユニットの音道管に装着されたイヤーチップとを備えてなり、上記イヤーチップを外耳道に挿入した状態で使用するように構成された挿入型イヤホンにおいて、
上記イヤーチップが、上記音道管の音道と連通する音道を形成する筒状部と、この筒状部の先端部から該筒状部の基端部側へ略パラボラ状に広がるように形成された第1環状フランジ部と、上記筒状部の中間部から該筒状部の基端部側へ略パラボラ状に広がるように形成された第2環状フランジ部とを備えてなり、
上記第1環状フランジ部の外径が、上記第2環状フランジ部の外径よりも小さい値に設定されており、
上記第1環状フランジ部が、該第1環状フランジの内周端部から外周端部まで略同一肉厚で形成されるとともに、該第1環状フランジ部の内周端部近傍部位が略半ドーナッツ形状に形成されており、
上記筒状部の先端面と上記第1環状フランジ部の内周端部近傍部位における外表面との接続部分が、断面円弧状曲線で滑らかに形成されている、ことを特徴とするものである。
【0015】
上記「イヤーチップ」は、その環状フランジ部として第1および第2環状フランジ部のみが形成された構成としてよいことはもちろんであるが、これら以外の環状フランジ部が追加形成された構成としてもよい。
【0016】
上記「第1環状フランジ部」は、その内周端部から外周端部まで略同一肉厚で形成されたものであれば、その肉厚寸法の具体的な値は特に限定されるものではない。
【0017】
上記「略半ドーナッツ形状」とは、筒状部の中心軸線を含む断面形状が略円弧形状に設定された回転体形状を意味するものである。
【0018】
【発明の作用効果】
上記構成に示すように、本願発明に係る挿入型イヤホンは、レシーバユニットの音道管に装着されたイヤーチップが、音道管の音道と連通する音道を形成する筒状部と、この筒状部の先端部および中間部からその基端部側へ各々略パラボラ状に広がるように形成された第1および第2環状フランジ部とを備えているが、第1環状フランジ部は、その外径が第2環状フランジ部の外径よりも小さい値に設定されており、その内周端部から外周端部まで略同一肉厚で形成されるとともに、その内周端部近傍部位が略半ドーナッツ形状に形成されているので、次のような作用効果を得ることができる。
【0019】
すなわち、イヤーチップを外耳道に挿入すると、その壁面に対して第1環状フランジ部が部分的に当接して壁面から反力を受けるが、このとき第1環状フランジ部はその内周端部近傍部位がまず変形する。これは、内周端部から外周端部まで略同一肉厚で形成された第1環状フランジ部においては、径が小さい内周端部近傍部位に相対的に大きな応力を生じるからである。その際、この内周端部近傍部位は略半ドーナッツ形状に形成されているので、その略円弧状断面の曲率半径を周方向各部位によって変化させるようにして変形する。この内周端部近傍部位の変形により、その外周側部分は壁面当接前の形状と略同一形状を維持したまま回動し、外耳道における反対側の壁面に当接する。このとき、外周側部分の周方向各部位において外耳道の壁面に対する押圧力に差異があれば、内周端部近傍部位の変形作用により押圧力が平均化されるので、第1環状フランジ部は常に外耳道の壁面に対して全周略均一な押圧力で当接することとなる。
【0020】
このため、第1環状フランジ部を外耳道の壁面に対して確実に密着させることができ、これにより音漏れの発生を効果的に防止することができる。しかも、第1環状フランジ部の外周側部分は外耳道の壁面に対して全周略均一な押圧力で当接するので、その押圧力を小さい値に設定しても密着性を十分に確保することができる。したがって、第1環状フランジ部によって外耳道の壁面を局部的に強く圧迫してしまうおそれをなくすことができ、これによりイヤーチップの装着感を向上させることができる。
【0021】
このように本願発明によれば、挿入型イヤホンにおいて、音漏れの発生を効果的に防止するとともにイヤーチップの装着感を向上させることができる。
【0022】
しかも本願発明においては、第1環状フランジ部を外耳道の壁面に確実に密着させることができるので、第2環状フランジ部については、挿入型イヤホンの保持機能に特化した構成とすることができる。そして、このように挿入型イヤホンの保持機能と外耳道の壁面に対する密着機能とを略完全に分離させることにより、挿入型イヤホンの音響性能を最大限に発揮させることが可能となる。
【0023】
上述したように、本願発明の構成を採用することにより、第1環状フランジ部の外耳道の壁面に対する押圧力を小さい値に設定しても十分な密着性を確保することができるので、第1環状フランジ部の薄肉化を図ることが可能となるが、肉厚をあまりにも小さくすると、その外周側部分が壁面当接前の形状と略同一形状を維持したまま回動しにくくなる。このような観点から、第1環状フランジ部の肉厚は0.3〜0.6mmに設定することが好ましい。
【0024】
また上述したように、第1環状フランジ部の内周端部近傍部位は略半ドーナッツ形状に形成されているが、この内周端部近傍部位における外表面の曲率半径を1.0〜1.5mmに設定することが、該内周端部近傍部位の変形によって外周側部分を壁面当接前の形状と略同一形状を維持したまま回動させるようにする上で好ましい。ここでいう「曲率半径」とは、筒状部の中心軸線を含む断面に沿った曲率半径を意味するものである。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
【0026】
図1は、本願発明の一実施形態に係る挿入型イヤホン10を示す一部断面側面図であり、図2は、図1の要部側断面図である。
【0027】
これらの図に示すように、本実施形態に係る挿入型イヤホン10は、レシーバユニット12とイヤーチップ14とからなっている。レシーバユニット12は、その前端部(図1において右端部)に音道管16を有しており、この音道管16にイヤーチップ14が装着されている。そして、この挿入型イヤホン10は、イヤーチップ14を外耳道に挿入した状態で使用するようになっている。
【0028】
レシーバユニット12は、レシーバ本体18と、このレシーバ本体18を収容するハウジング20と、レシーバ本体18に接続されたコード22とを備えてなっている。
【0029】
レシーバ本体18は、略直方体の外形形状を有するバランスドアーマチャ型の電磁型レシーバで構成されており、その前端面の下端部に放音孔18aが形成されるとともに、その上面後端部近傍部位に端子18bが設けられている。そして、このレシーバ本体18は、コード22を介して端子18bから入力される信号電流に応じた音波を放音孔18aから放射するようになっている。
【0030】
ハウジング20は、レシーバ本体18を挿着固定するフレーム24と、コード22の端末部を収容した状態でフレーム24に後方側から嵌合固定されたコード固定用ブロック26と、フレーム24およびコード固定用ブロック26を筒状に覆う外装部材28とからなっている。
【0031】
フレーム24は、例えばポリカーボネート樹脂等からなる射出成形品であって、レシーバ本体18の前部が後方側から挿入される挿入空間24Aaを形成するレシーバ本体挿入部24Aと、このレシーバ本体挿入部24Aから後方へ延びるように形成され、コード固定用ブロック26と嵌合するブロック嵌合部24Bと、このブロック嵌合部24Bの左右両側部を切り欠くようにして形成され、レシーバ本体挿入部24Aに挿入されたレシーバ本体18の後端部に左右両側から弾性的に係合する1対の弾性係合片24Cと、レシーバ本体挿入部24Aの前端面24Abから前方へ円筒状に延びる外筒部24Dとからなっている。
【0032】
コード固定用ブロック26は、例えばABS樹脂等からなる射出成形品であって、フレーム24のブロック嵌合部24Bの形状に対応するよう側面視においてコ字状に形成されており、その後端部近傍には環状溝26aが形成されている。そして、このコード固定用ブロック26においては、その環状溝26aの下端部に形成された挿通孔(図示せず)を介してコード22を該コード固定用ブロック26内に挿通させ、その端末部をレシーバ本体18の端子18bに基板(図示せず)を介して接続させるようになっている。その際、コード固定用ブロック26内に収容されたコード22の端末部近傍部位には、コブ状の結び目が形成されており、これにより、コード22が引っ張られたときに、この結び目とコード固定用ブロック26とが係合して引張り力に抵抗するようになっている。
【0033】
外装部材28は、例えばシリコーンゴム等の軟質材料で構成されており、フレーム24およびコード固定用ブロック26を覆った状態ではある程度弾性変形している。すなわち、この外装部材28は、単品状態では、円筒状に形成されており、その軸線方向両端部には、各々環状フランジ部28a、28bが内周側へ突出するように形成されている。そして、この外装部材28は、その一方の環状フランジ部28aを押し広げた状態で、フレーム24およびコード固定用ブロック26に被せるようにして後方側から装着され、装着完了状態では、前方側の環状フランジ部28aがフレーム24のレシーバ本体挿入部24Aの前端面24Abと係合し、後方側の環状フランジ部28bがコード固定用ブロック26の環状溝26aと係合するようになっている。ただし、環状溝26aの下端部においては、コード22を迂回するよう前方側へ部分的に変位した状態で係合している。
【0034】
フレーム24の外筒部24Dは、その前端部に外周側へ突出する環状フランジ部24Daが形成されており、その前端面24Dbの下端部には前方へ突出する突起部24Dcが形成されている。この外筒部24Dの内周側空間24Ddは、レシーバ本体挿入部24Aの挿入空間24Aaと連通するように形成されているが、この内周側空間24Ddにおける後端部下面には切欠き部24Deが形成されている。この切欠き部24Deが形成されていることにより、レシーバ本体挿入部24Aにレシーバ本体18が挿入されたとき、その放音孔18aが塞がれてしまわないようにしている。そして、この外筒部24Dの内周側空間24Ddには、内筒部材30が前方側から挿着されており、これら外筒部24Dと内筒部材30とで上記音道管16を構成するようになっている。
【0035】
内筒部材30は、例えばABS樹脂等からなる射出成形品であって、円筒部30Aと、この円筒部30Aの前端部に外周側へ突出するように形成されたフランジ部30Bとからなり、その中心部に形成された貫通孔30aの前端部は、大径のフィルタ収容部30bとして形成されている。円筒部30Aは、その前端近傍部位30Aaの外径が外筒部24Dの内径と略同じ値に設定されており、それよりも後方側の部位の外径は外筒部24Dの内径よりもやや小さい値に設定されている。一方、フランジ部30Bは、その下端部に切欠き部30Baが形成されており、また、その上端部には水平方向に面取りされた面取り部30Bbが形成されている。
【0036】
内筒部材30は外筒部24Dに挿着される際、そのフランジ部30Bが外筒部24Dの前端面24Dbに当接することにより、軸線方向の位置決めが行われ、また、そのフランジ部30Bの切欠き部30Baを外筒部24Dの突起部24Dcに係合させることにより、軸線回り方向の位置決めが行われるようになっている。なお、内筒部材30は、その円筒部30Aの前端近傍部位30Aaにおいて外筒部24Dと摺接嵌合するようになっている。
【0037】
この内筒部材30の外筒部24Dへの挿着が行われることにより、音道管16の音道16aが形成されることとなるが、この音道16aは、内筒部材30の貫通孔30aと、この貫通孔30aの後方側に僅かに露出する外筒部24Dの内周側空間24Ddとで構成されることとなる。
【0038】
内筒部材30のフィルタ収容部30bには、不織布等からなる円板状の音響フィルタ32が、接着あるいは両面テープでの貼着等により固定されている。
【0039】
イヤーチップ14は、例えばシリコーンゴム等の軟質材料で構成されており、筒状部14Aと、第1および第2環状フランジ部14B、14Cとからなっている。
【0040】
筒状部14Aは、音道管16への装着によりその音道16aと連通する音道14aを形成するようになっている。第1環状フランジ部14Bは、筒状部14Aの先端部から基端部側へ略パラボラ状に広がるように形成されており、一方、第2環状フランジ部14Cは、筒状部14Aの中間部から基端部側へ略パラボラ状に広がるように形成されている。
【0041】
第1環状フランジ部14Bは、その内周端部から外周端部まで略同一肉厚で形成されているが、第2環状フランジ部14Cは、その内周端部が厚肉で形成されるとともに、それ以外の部分が略同一肉厚で形成されている。第1環状フランジ部14Bの外径は、第2環状フランジ部14Cの外径よりも小さい値に設定されている。また、第1環状フランジ部14Bは、その内周端部近傍部位14Baが略半ドーナッツ形状に形成されている。
【0042】
具体的には、イヤーチップ14は、その材料硬度がショア硬度でA=30〜60(例えば45)に設定されている。また、第1環状フランジ部14Bの肉厚t1は、t1=0.3〜0.6mm(例えば0.5mm)に設定されており、第2環状フランジ部14Cにおける内周端部以外の以外の部分の肉厚t2も、t2=0.3〜0.6mm(例えば0.5mm)に設定されている。そして、第1環状フランジ部14Bの外径は、約φ10mmに設定されており、第2環状フランジ部14Cの外径は、約φ12mmに設定されている。
【0043】
筒状部14Aの中心軸線Axを含む断面において、第1環状フランジ部14Bの内周端部近傍部位14Baにおける外表面14Ba1の曲率半径R1は、R1=1.0〜1.5mm(例えば1.1mm)に設定されている。なお、第1環状フランジ部14Bの内周端部近傍部位14Baが略半ドーナッツ形状に形成されていることから、筒状部14Aの先端面14Aaは、内周端部近傍部位14Baよりも基端部側に位置しているが、この先端面14Aaにおける内周端部近傍部位14Baの外表面14Ba1との接続部分14Aa1は、円弧状曲線で滑らかに接続されている。この円弧状曲線の曲率半径R2は、R2=1.0〜1.5mm(例えば1.3mm)に設定されている。
【0044】
以上詳述したように、本実施形態に係る挿入型イヤホン10は、レシーバユニット12の音道管16に装着されたイヤーチップ14が、音道管16の音道16aと連通する音道14aを形成する筒状部14Aと、この筒状部14Aの先端部および中間部からその基端部側へ各々略パラボラ状に広がるように形成された第1および第2環状フランジ部14B、14Cとを備えているが、第1環状フランジ部14Bは、その外径が第2環状フランジ部14Cの外径よりも小さい値に設定されており、その内周端部から外周端部まで略同一肉厚で形成されるとともに、その内周端部近傍部位14Baが略半ドーナッツ形状に形成されているので、次のような作用効果を得ることができる。
【0045】
すなわち、図3に示すように、イヤーチップ14を外耳道2に挿入すると、その壁面2aに第1環状フランジ部14B(の下端部)が部分的に当接して壁面2aから反力を受ける。このとき、第1環状フランジ部14Bにおいて相対的に強度が小さい内周端部近傍部位14Baがまず変形する。その際、この内周端部近傍部位14Baは略半ドーナッツ形状に形成されているので、その略円弧状断面の曲率半径を周方向の各部位によって変化させるようにして変形する。この内周端部近傍部位14Baの変形により、その外周側部分14Bbは壁面当接前の形状(図中2点鎖線で示す形状)と略同一形状を維持したまま回動する。このとき外周側部分14Bbが仮に制約なしに回動できるものとすれば図中破線で示す位置まで回動変位することとなるが、回動途中で外周側部分14Bbにおける壁面当接部とは反対側の部分(上端部)が外耳道2の壁面2aに当接するので、この反対側部分が変形して壁面2aを押圧することとなる。その際、外周側部分14Bbの周方向各部位において外耳道2の壁面2aに対する押圧力に差異があれば、内周端部近傍部位14Baの変形作用により押圧力が平均化されるので、第1環状フランジ部14Bは常に外耳道2の壁面2aに対して全周略均一な押圧力で当接することとなる。
【0046】
このため、第1環状フランジ部14Bを外耳道2の壁面2aに対して確実に密着させることができ、これにより音漏れの発生を効果的に防止することができる。しかも、第1環状フランジ部14Bの外周側部分14Bbは外耳道2の壁面2aに対して全周略均一な押圧力で当接するので、その押圧力を小さい値に設定しても十分な密着性を確保することができる。したがって、第1環状フランジ部14Bによって外耳道2の壁面2aを局部的に強く圧迫してしまうおそれをなくすことができ、これによりイヤーチップ14の装着感を向上させることができる。
【0047】
このように本実施形態によれば、挿入型イヤホンにおいて、音漏れの発生を効果的に防止するとともにイヤーチップの装着感を向上させることができる。
【0048】
特に本実施形態においては、ユーザがイヤーチップ14を耳の奥まで挿入した場合においても、第1環状フランジ部14Bの外周側部分14Bbが回動するので、外耳道2の奥の第1湾曲部2bによりイヤーチップ14の音道14aの先端部が塞がれてしまうことなく、イヤーチップ14の装着を行うことができる。
【0049】
しかも本実施形態においては、第1環状フランジ部14Bを外耳道2の壁面2aに確実に密着させることができるので、第2環状フランジ部14Cについては、挿入型イヤホン10の保持機能に特化した構成とすることができる。具体的には、第2環状フランジ部14Cをイヤーチップ装着時の違和感が比較的小さい外耳道2の入口部分において壁面2aに確実に固定することができる。そして、このように挿入型イヤホン10の保持がしっかりと行われることにより、その音響特性(特に低音領域の特性)を向上させることできる。
【0050】
なお実施形態においては、第2環状フランジ部14Cにおける内周端部以外の以外の部分の肉厚t2が、第1環状フランジ部14Bの肉厚t1と同じ値に設定されているものとして説明したが、この肉厚t2を必要に応じて異なる値に設定してもよいことはもちろんである。
【0051】
ところで実施形態においては、筒状部14Aの先端面14Aaにおける内周端部近傍部位14Baの外表面14Ba1との接続部分14Aa1が円弧状曲線で滑らかに形成されているので、第1環状フランジ部14Bは、その内周端部から外周端部まで「同一肉厚」で形成されていることにはならないが、その内周端部から外周端部まで「略同一肉厚」で形成されているという範疇から外れるものではない。すなわち、接続部分14Aa1の曲率半径R2はR2=1.0〜1.5mmであるので、この程度の大きさの曲率半径で接続部分14Aa1が形成されていても、外周側部分14Bbが壁面2aから反力を受けたときの内周端部近傍部位14Baの変形作用が阻害されてしまうことはない。一方、この接続部分14Aa1が形成されていることにより、内周端部近傍部位14Baが変形したときに、第1環状フランジ部14Bの内周端部に亀裂等が発生してしまうおそれをなくすことができる。
【0052】
本実施形態においては、第1環状フランジ部14Bの肉厚t1が0.3〜0.6mmに設定されているので、その内周端部近傍部位14Baの変形によって外周側部分14Bbを壁面当接前の形状と略同一形状を維持したまま回動させるという機能を確保した上で、第1環状フランジ部14Bの薄肉化を図ることができる。
【0053】
また本実施形態においては、第1環状フランジ部14Bの内周端部近傍部位14Baにおける外表面14Ba1の曲率半径R1が1.0〜1.5mmに設定されているので、該内周端部近傍部位14Baの変形によって外周側部分14Bbを壁面当接前の形状と略同一形状を維持したまま回動させることが容易に可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態に係る挿入型イヤホンを示す一部断面側面図
【図2】図1の要部側断面図
【図3】上記挿入型イヤホンの使用状態を示す図
【図4】従来例を示す、図3と同様の図
【符号の説明】
2 外耳道
2a 壁面
2b 第1湾曲部
10 挿入型イヤホン
12 レシーバユニット
14 イヤーチップ
14a 音道
14A 筒状部
14Aa 先端面
14Aa1 接続部分
14B 第1環状フランジ部
14Ba 内周端部近傍部位
14Ba1 外表面
14Bb 外周側部分
14C 第2環状フランジ部
16 音道管
16a 音道
18 レシーバ本体
18a 放音孔
20 ハウジング
22 コード
24 フレーム
24A レシーバ本体挿入部
24B ブロック嵌合部
24C 弾性係合片
24D 外筒部
26 コード固定用ブロック
28 外装部材
30 内筒部材
32 音響フィルタ
Ax 中心軸線

Claims (3)

  1. 音道管を有するレシーバユニットと、このレシーバユニットの音道管に装着されたイヤーチップとを備えてなり、上記イヤーチップを外耳道に挿入した状態で使用するように構成された挿入型イヤホンにおいて、
    上記イヤーチップが、上記音道管の音道と連通する音道を形成する筒状部と、この筒状部の先端部から該筒状部の基端部側へ略パラボラ状に広がるように形成された第1環状フランジ部と、上記筒状部の中間部から該筒状部の基端部側へ略パラボラ状に広がるように形成された第2環状フランジ部とを備えてなり、
    上記第1環状フランジ部の外径が、上記第2環状フランジ部の外径よりも小さい値に設定されており、
    上記第1環状フランジ部が、該第1環状フランジの内周端部から外周端部まで略同一肉厚で形成されるとともに、該第1環状フランジ部の内周端部近傍部位が略半ドーナッツ形状に形成されており、
    上記筒状部の先端面と上記第1環状フランジ部の内周端部近傍部位における外表面との接続部分が、断面円弧状曲線で滑らかに形成されている、ことを特徴とする挿入型イヤホン。
  2. 上記第1環状フランジ部の肉厚が、0.4〜0.6mmに設定されており、
    上記第2環状フランジ部における内周端部以外の部分の肉厚が、上記第1環状フランジ部の肉厚と略同じ値に設定されている、ことを特徴とする請求項1記載の挿入型イヤホン。
  3. 上記第1環状フランジ部の内周端部近傍部位における外表面の曲率半径が、1.0〜1.5mmに設定されており、
    上記円弧状曲線の曲率半径が、上記第1環状フランジ部の内周端部近傍部位における外表面の曲率半径と略同じ値に設定されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の挿入型イヤホン。
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