JP3779195B2 - 挿入型イヤホン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、挿入型イヤホンに関するものであり、特に、そのレシーバユニットの構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、挿入型イヤホンは、音道管を有するレシーバユニットと、このレシーバユニットに装着されたイヤーチップとを備えてなり、イヤーチップを外耳道に挿入した状態で使用するように構成されている。
【0003】
そして、この挿入型イヤホンにおいては、そのレシーバユニットの組付けの際、所定形状を有するハウジングの内部空間に、レシーバ本体およびこれに接続されたコードの端末部等が装填されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の挿入型イヤホンにおいては、レシーバユニットのハウジングが、硬質樹脂の成形品等により剛体として構成されているので、次のような問題がある。
【0005】
すなわち、ユーザが挿入型イヤホンを装着使用している最中に、そのハウジングが外耳道の入口周辺の皮膚に触れることがある。このような場合、ハウジングの表面は固いため、ユーザに違和感や圧迫感ないし不快感を与えてしまうことが少なくなく、また長時間装着を行った場合にはユーザに苦痛を与えてしまうこともある、という問題がある。
【0006】
また、挿入型イヤホンを装着する際には、ハウジングを指で掴んでイヤーチップを外耳道に挿入することとなるが、剛体として構成されたハウジングは指で掴んだときのなじみが悪く滑りやすい。このため、ハウジングをしっかり掴んで滑り落ちないように注意する必要があり、装着時の取扱いが容易でない、という問題もある。
【0007】
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、装着感に優れ、かつ装着時の取扱いが容易な挿入型イヤホンを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、レシーバユニットの構成に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
【0009】
すなわち、本願発明に係る挿入型イヤホンは、
前端部に音道管を有するレシーバユニットと、このレシーバユニットの音道管に装着されたイヤーチップとを備えてなり、上記イヤーチップを外耳道に挿入した状態で使用するように構成された挿入型イヤホンにおいて、
上記レシーバユニットが、レシーバ本体と、このレシーバ本体を収容するハウジングとを備えてなり、
上記ハウジングが、上記レシーバ本体を支持するフレームと、上記レシーバ本体から延びるコードを挿通させた状態で上記フレームに後方側から嵌合固定されたコード固定用ブロックと、これらフレームおよびコード固定用ブロックを筒状に覆う外装部材とからなり、
上記外装部材が、単品状態では略円筒状に形成された弾性を有する軟質材料で構成されており、所定量弾性変形した状態で上記フレームに装着されている、ことを特徴とするものである。
【0011】
上記「軟質材料」の種類は特に限定されるものではないが、例えば、ゴム(例えばシリコーンゴム等)やエラストマ(例えばスチレンエラストマ等)等が採用可能である。
【0012】
【発明の作用効果】
上記構成に示すように、本願発明に係る挿入型イヤホンは、そのレシーバユニットのハウジングが、レシーバ本体を支持するフレームと、レシーバ本体から延びるコードを挿通させた状態でフレームに後方側から嵌合固定されたコード固定用ブロックと、これらフレームおよびコード固定用ブロックを筒状に覆う外装部材とからなり、この外装部材が、単品状態では略円筒状に形成された弾性を有する軟質材料で構成されており、所定量弾性変形した状態でフレームに装着されているので、次のような作用効果を得ることができる。
【0013】
すなわち、外装部材が軟質材料で構成されているので、ハウジングが外耳道の入口周辺の皮膚に触れたとき、柔らかい感触をユーザに与えることができる。このため、挿入型イヤホンの装着時にユーザに与える違和感や圧迫感・不快感を大幅に軽減することができ、また長時間装着を行った場合にもユーザに苦痛を与えてしまうおそれをなくすことができる。
【0014】
しかも、外装部材が軟質材料で構成されているので、ハウジングを指で掴んだときのなじみが良く滑りにくい。このため、挿入型イヤホンを装着する際には、ハウジングを軽く掴むだけで滑り落ちないようにすることができ、これにより余分な注意を払う必要がなくなり、装着時の取扱いが容易となる。
【0015】
このように本願発明によれば、挿入型イヤホンにおいて、これを装着感に優れたものとすることができ、かつ、装着時の取扱いを容易なものとすることができる。
【0016】
しかも、上記「外装部材」は、筒状の弾性部材として構成されており、所定量弾性変形した状態でフレームに装着される構成となっているので、ハウジングの外形の自由度を高めることができ、かつ、レシーバユニットの組付けを、接着剤等で固定する必要なしに容易に行うことができる。
【0017】
上記構成において、フレームに対してレシーバ本体を仮止め固定する仮止め固定構造をフレームに設けておくようにすれば、次のような作用効果を得ることができる。
【0018】
すなわち、本願発明に係る挿入型イヤホンを製造する工程においては、レシーバ本体が支持されたフレームに対して外装部材の装着が行われることとなるが、その際、仮止め固定構造によりレシーバ本体をフレームに仮止め固定しておけば、レシーバ本体の位置ずれやフレームからの脱落を生じさせることなく、外装部材の装着を確実に行うことが可能となる。特に、通常レシーバ本体にはコードの端末部が接続されているので、レシーバ本体はコードが少し引っ張られただけで簡単に位置がずれたりフレームから脱落してしまう。したがって、このような仮止め固定構造を設けておくことが、レシーバユニットの組付作業性を向上させる上で極めて効果的である。また、レシーバ本体の放音孔と音道管の入口とをつなぐにあたり、放音孔の周囲からの空気漏れを防ぐためにシールを施す必要があるが、仮止め固定構造に密閉機能を持たせるようにすれば、このシールを確実に行うことが可能となる。
【0019】
この仮止め固定構造の具体的構成は特に限定されるものではないが、これを、レシーバ本体の一端部が挿入されるように構成されたレシーバ本体挿入部と、このレシーバ本体挿入部に挿入されたレシーバ本体の他端部に弾性的に係合する弾性係合片とで構成すれば、簡単な構成で確実にレシーバ本体の仮止め固定を行うことができる。なお、この場合、弾性係合片は単一であってもよいが、これを複数備えた構成とすれば、レシーバ本体に対する係合をより確実に行うことが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
【0021】
図1は、本願発明の一実施形態に係る挿入型イヤホン10を示す一部断面側面図であり、図2は、図1の要部側断面図である。
【0022】
これらの図に示すように、本実施形態に係る挿入型イヤホン10は、レシーバユニット12とイヤーチップ14とからなっている。レシーバユニット12は、その前端部(図1において右端部)に音道管16を有しており、この音道管16にイヤーチップ14が装着されている。そして、この挿入型イヤホン10は、イヤーチップ14を外耳道に挿入した状態で使用するようになっている。
【0023】
レシーバユニット12は、レシーバ本体18と、このレシーバ本体18を収容するハウジング20と、レシーバ本体18に接続されたコード22とを備えてなっている。
【0024】
レシーバ本体18は、略直方体の外形形状を有するバランスドアーマチャ型の電磁型レシーバで構成されており、その前端面の下端部に放音孔18aが形成されるとともに、その上面後端部近傍部位に端子18bが設けられている。そして、このレシーバ本体18は、コード22を介して端子18bから入力される信号電流に応じた音波を放音孔18aから放射するようになっている。
【0025】
ハウジング20は、レシーバ本体18を仮止め固定するフレーム24と、コード22の端末部を収容した状態でフレーム24に後方側から嵌合固定されたコード固定用ブロック26と、これらフレーム24およびコード固定用ブロック26を筒状に覆う外装部材28とからなっている。
【0026】
フレーム24は、例えばポリカーボネート樹脂等からなる射出成形品であって、レシーバ本体18の前部が後方側から挿入される挿入空間24Aaを形成するレシーバ本体挿入部24Aと、このレシーバ本体挿入部24Aから後方へ延びるように形成され、コード固定用ブロック26と嵌合するブロック嵌合部24Bと、このブロック嵌合部24Bの左右両側部を切り欠くようにして形成され、レシーバ本体挿入部24Aに挿入されたレシーバ本体18の後端部に左右両側から弾性的に係合する1対の弾性係合片24Cと、レシーバ本体挿入部24Aの前端面24Abから前方へ円筒状に延びる外筒部24Dとからなっている。
【0027】
そして、このフレーム24においては、レシーバ本体挿入部24Aと1対の弾性係合片24Cとで、フレーム24に対してレシーバ本体18を仮止め固定する仮止め固定構造を構成するようになっている。なお、レシーバ本体挿入部24Aの挿入空間24Aaの断面形状は、レシーバ本体18の断面形状と略同一形状に設定されている。
【0028】
図3は、フレーム24に対するレシーバ本体18の仮止め固定の様子を示す平断面図である。
【0029】
同図(a)に示すように、レシーバ本体18は、基板34およびコード22の端末部22aが接続された状態で、フレーム24の後方側からレシーバ本体挿入部24Aの挿入空間24Aaへ向けて挿入される。そして、同図(b)に示すように、レシーバ本体18の前端部が挿入空間24Aaの入り口にさしかかると、後方へ延びる1対の弾性係合片24Cの先端部内面に形成された突起部24Caがレシーバ本体18の前端部両側面に当接し、両弾性係合片24Cは弾性変形して両側へ広がるように撓む。この状態でレシーバ本体18が挿入空間24Aaの奥へ挿入されて挿入空間24Aaに入り切ると、同図(c)に示すように、両弾性係合片24Cの撓みが解除され、その突起部24Caがレシーバ本体18の後端部に左右両側から係合し、レシーバ本体18に対する仮止め固定が完了する。
【0030】
図1に示すように、コード固定用ブロック26は、例えばABS樹脂等からなる射出成形品であって、フレーム24のブロック嵌合部24Bの形状に対応するよう側面視においてコ字状に形成されており、その後端部近傍には環状溝26aが形成されている。そして、このコード固定用ブロック26においては、その環状溝26aの下端部に形成された挿通孔(図示せず)を介してコード22を該コード固定用ブロック26内に挿通させ、その端末部22aをレシーバ本体18の端子18bに基板34を介して接続させるようになっている。その際、コード固定用ブロック26内に収容されたコード22の端末部近傍部位には、コブ状の結び目が形成されており、この結び目がレシーバ本体18の後端面に当接してこれを仮止め固定位置に保持するとともに、コード22が引っ張られたときに、この結び目とコード固定用ブロック26とが係合して引張り力に抵抗するようになっている。
【0031】
外装部材28は、例えばシリコーンゴム等の弾性を有する軟質材料で構成されており、ある程度弾性変形した状態でフレーム24およびコード固定用ブロック26に装着されている。
【0032】
すなわち、図4に示すように、外装部材28は、単品状態では円筒状に形成されており、その軸線方向両端部には各々環状フランジ部28a、28bが内周側へ突出するように形成されている。そして、この外装部材28は、その一方の環状フランジ部28aを押し広げた状態で、フレーム24およびコード固定用ブロック26に被せるようにして後方側から装着され、装着完了状態では、前方側の環状フランジ部28aがフレーム24のレシーバ本体挿入部24Aの前端面24Abと係合し、後方側の環状フランジ部28bがコード固定用ブロック26の環状溝26aと係合するようになっている。ただし、環状溝26aの下端部においては、コード22を迂回するよう前方側へ部分的に変位した状態で係合している。
【0033】
図1に示すように、フレーム24の外筒部24Dは、その前端部に外周側へ突出する環状フランジ部24Daが形成されており、その前端面24Dbの下端部には前方へ突出する突起部24Dcが形成されている。この外筒部24Dの内周側空間24Ddは、レシーバ本体挿入部24Aの挿入空間24Aaと連通するように形成されているが、この内周側空間24Ddにおける後端部下面には切欠き部24Deが形成されている。この切欠き部24Deが形成されていることにより、レシーバ本体挿入部24Aにレシーバ本体18が挿入されたとき、その放音孔18aが塞がれてしまわないようにして、内周側空間24Ddおよび後述する貫通孔30aとの連通を図るようにしている。そして、この外筒部24Dの内周側空間24Ddには、内筒部材30が前方側から挿着されており、これら外筒部24Dと内筒部材30とで上記音道管16を構成するようになっている。
【0034】
内筒部材30は、例えばABS樹脂等からなる射出成形品であって、円筒部30Aと、この円筒部30Aの前端部に外周側へ突出するように形成されたフランジ部30Bとからなり、その中心部に形成された貫通孔30aの前端部は、大径のフィルタ収容部30bとして形成されている。円筒部30Aは、その前端近傍部位30Aaの外径が外筒部24Dの内径と略同じ値に設定されており、それよりも後方側の部位の外径は外筒部24Dの内径よりもやや小さい値に設定されている。一方、フランジ部30Bは、その下端部に切欠き部30Baが形成されており、また、その上端部には水平方向に面取りされた面取り部30Bbが形成されている。
【0035】
内筒部材30は外筒部24Dに挿着される際、そのフランジ部30Bが外筒部24Dの前端面24Dbに当接することにより、軸線方向の位置決めが行われ、また、そのフランジ部30Bの切欠き部30Baを外筒部24Dの突起部24Dcに係合させることにより、軸線回り方向の位置決めが行われるようになっている。なお、内筒部材30は、その円筒部30Aの前端近傍部位30Aaにおいて外筒部24Dと摺接嵌合するようになっている。
【0036】
この内筒部材30の外筒部24Dへの挿着が行われることにより、音道管16の音道16aが形成されることとなるが、この音道16aは、内筒部材30の貫通孔30aと、この貫通孔30aの後方側に僅かに露出する外筒部24Dの内周側空間24Ddとで構成されることとなる。
【0037】
内筒部材30のフィルタ収容部30bには、不織布等からなる円板状の音響フィルタ32が、接着あるいは両面テープでの貼着等により固定されている。
【0038】
イヤーチップ14は、例えばシリコーンゴム等の軟質材料で構成されており、筒状部14Aと、第1および第2環状フランジ部14B、14Cとからなっている。筒状部14Aは、音道管16への装着によりその音道16aと連通する音道14aを形成するようになっている。第1環状フランジ部14Bは、筒状部14Aの先端部から基端部側へ略パラボラ状に広がるように形成されており、一方、第2環状フランジ部14Cは、筒状部14Aの中間部から基端部側へ略パラボラ状に広がるように形成されている。第1環状フランジ部14Bは、その内周端部から外周端部まで略同一肉厚で形成されているが、第2環状フランジ部14Cは、その内周端部が厚肉で形成されるとともに、それ以外の部分が略同一肉厚で形成されている。また、第1環状フランジ部14Bの外径は第2環状フランジ部14Cの外径よりも小さい値に設定されている。また、第1環状フランジ部14Bは、その内周端部近傍部位14Baが略半ドーナッツ形状に形成されている。
【0039】
このイヤーチップ14は、その筒状部14Aが音道管16に装着されたとき、該筒状部14Aの後端面が外装部材28の環状フランジ部28aと密着するようになっている。
【0040】
以上詳述したように、本実施形態に係る挿入型イヤホン10は、そのレシーバユニット12のハウジング20が、レシーバ本体18を支持するフレーム24と、このフレーム24に嵌合固定されたコード固定用ブロック26と、これらを所定範囲にわたって覆う外装部材28とからなっているが、この外装部材28は軟質材料で構成されているので、ハウジング20が外耳道の入口周辺の皮膚に触れたとき、柔らかい感触をユーザに与えることができる。このため、挿入型イヤホン10の装着時にユーザに与える違和感ないし不快感を大幅に軽減することができ、また長時間装着を行った場合にもユーザに苦痛を与えてしまうおそれをなくすことができる。
【0041】
しかも、外装部材28が軟質材料で構成されているので、ハウジング20を指で掴んだときのなじみが良く滑りにくい。このため、挿入型イヤホン10を装着する際には、ハウジング20を軽く掴むだけで滑り落ちないようにすることができ、これにより余分な注意を払う必要がなくなり、装着時の取扱いが容易となる。
【0042】
このように本実施形態によれば、挿入型イヤホンにおいて、これを装着感に優れたものとすることができ、かつ、装着時の取扱いを容易なものとすることができる。
【0043】
特に本実施形態においては、外装部材28が筒状の弾性部材として構成されており、所定量弾性変形した状態でフレーム24およびコード固定用ブロック26に装着されるようになっているので、ハウジング20の外形の自由度を高めることができ、かつ、レシーバユニット12の組付けを、接着剤等で固定する必要なしに容易に行うことができる。
【0044】
しかも本実施形態に係る挿入型イヤホン10は、コード22およびコード固定用ブロック26の後端部以外は、軟質材料からなる外装部材28およびイヤーチップ14が露出するように構成されているので、挿入型イヤホン10を手に取ったときの感触が全体的に柔らかいものとなる。このため、挿入型イヤホン10を装着するに際し、イヤーチップ14を外耳道に挿入しなければならないという抵抗感ないし恐怖感をユーザに与えてしまうおそれを最小限に抑えることができる。
【0045】
また本実施形態においては、フレーム24に対してレシーバ本体18を仮止め固定する仮止め固定構造がフレーム24に設けられているので、組付作業中にたとえコード22が引っ張られるようなことがあっても、フレーム24に支持されたレシーバ本体18に位置ずれやフレーム24からの脱落を生じさせることなく、外装部材28の装着を確実に行うことが可能となり、これによりレシーバユニット12の組付作業性を向上させることができる。
【0046】
そして本実施形態においては、この仮止め固定構造が、レシーバ本体18の一端部が挿入されるように構成されたレシーバ本体挿入部24Aと、このレシーバ本体挿入部24Aに挿入されたレシーバ本体18の他端部に弾性的に係合する1対の弾性係合片24Cとで構成されているので、簡単な構成で確実にレシーバ本体18の仮止め固定を行うことができる。
【0047】
しかも本実施形態においては、レシーバ本体挿入部24Aの挿入空間24Aaの断面形状がレシーバ本体18の断面形状と略同一形状に形成されているので、仮止め固定構造に密閉機能を持たせることができ、これにより、放音孔18aと音道16aとの間からレシーバ本体18の後方側への空気漏れを防ぐためのシールを確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態に係る挿入型イヤホンを示す一部断面側面図
【図2】図1の要部側断面図
【図3】上記挿入型イヤホンにおいて、フレームに対するレシーバ本体の仮止め固定の様子を示す平断面図
【図4】上記挿入型イヤホンにおいて、フレームおよびコード固定用ブロックに対する外装部材の装着の様子を示す側面図
【符号の説明】
10 挿入型イヤホン
12 レシーバユニット
14 イヤーチップ
16 音道管
16a 音道
18 レシーバ本体
18a 放音孔
18b 端子
20 ハウジング
22 コード
24 フレーム
24A レシーバ本体挿入部(仮止め固定構造の一部)
24Aa 挿入空間
24Ab 前端面
24B ブロック嵌合部
24C 弾性係合片(仮止め固定構造の一部)
24Ca 突起部
24D 外筒部
24Da 環状フランジ部
24Db 前端面
24Dc 突起部
24Dd 内周側空間
24De 切欠き部
26 コード固定用ブロック
26a 環状溝
28 外装部材
28a、28b 環状フランジ部
30 内筒部材
32 音響フィルタ
34 基板

Claims (4)

  1. 前端部に音道管を有するレシーバユニットと、このレシーバユニットの音道管に装着されたイヤーチップとを備えてなり、上記イヤーチップを外耳道に挿入した状態で使用するように構成された挿入型イヤホンにおいて、
    上記レシーバユニットが、レシーバ本体と、このレシーバ本体を収容するハウジングとを備えてなり、
    上記ハウジングが、上記レシーバ本体を支持するフレームと、上記レシーバ本体から延びるコードを挿通させた状態で上記フレームに後方側から嵌合固定されたコード固定用ブロックと、これらフレームおよびコード固定用ブロックを筒状に覆う外装部材とからなり、
    上記外装部材が、単品状態では略円筒状に形成された弾性を有する軟質材料で構成されており、所定量弾性変形した状態で上記フレームに装着されている、ことを特徴とする挿入型イヤホン。
  2. 上記外装部材の前後方向両端部に、内周側に突出する環状フランジ部が各々形成されており、前方側の上記環状フランジ部において上記フレームの前端部と係合するとともに、後方側の上記環状フランジ部において上記コード固定用ブロックの後端部近傍部位と係合している、ことを特徴とする請求項1記載の挿入型イヤホン。
  3. 上記フレームに、該フレームに対して上記レシーバ本体を仮止め固定する仮止め固定構造が設けられている、ことを特徴とする請求項1または2記載の挿入型イヤホン。
  4. 上記仮止め固定構造が、上記レシーバ本体の一端部が挿入されるように構成されたレシーバ本体挿入部と、このレシーバ本体挿入部に挿入されたレシーバ本体の他端部に対して弾性的に係合する弾性係合片とを備えてなる、ことを特徴とする請求項3記載の挿入型イヤホン。
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