JP3766340B2 - パルス信号分析装置およびパルス信号分析方法 - Google Patents
パルス信号分析装置およびパルス信号分析方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3766340B2 JP3766340B2 JP2002077111A JP2002077111A JP3766340B2 JP 3766340 B2 JP3766340 B2 JP 3766340B2 JP 2002077111 A JP2002077111 A JP 2002077111A JP 2002077111 A JP2002077111 A JP 2002077111A JP 3766340 B2 JP3766340 B2 JP 3766340B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulse
- characteristic
- information
- database
- intra
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、パルス信号を受信してその諸元を分析し、パルス信号の発生源を特定するパルス信号分析装置およびパルス信号分析方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は、パルス信号分析装置として利用される既存の信号分析装置の構成を示すブロック図である。図5において、図示しないアンテナ部に到来した無線周波数のパルス信号は、狭帯域受信機1で検波されたのち、パルス列特性測定回路2に入力される。パルス列特性測定回路2は、パルス繰り返し周波数(PRF)やパルス幅(PD)といったパルス列の時間軸情報の測定データを取得し、このデータを電波源識別部3に与える。電波源識別部3は、電波源の特徴を反映するパルス列の時間軸情報が蓄積された電波源特徴データベース4を参照して、与えられたデータから電波源を識別する。
【0003】
しかしながら近年では、技術の進歩により、複数のPRFパターンや複数のPDパターンを有する電波源が現れるようになってきている。またパルス列の時間軸情報は、ソフトウェアを改修することなどにより比較的容易に変更することができる。このようなパルス列を放射する電波源を識別することは、図5の構成の分析装置によっては困難である。
【0004】
図6は、信号分析装置の他の構成を示すブロック図である。図6において、広帯域受信機11で受信されたパルス信号は、高速A/D変換回路12によりディジタル信号に変換され、メモリ回路13に記憶される。記憶された波形データは振幅特性測定回路14、周波数特性測定回路15、および位相特性測定回路16により読み出され、それぞれパルス内部の振幅特性、周波数特性、位相特性が測定される。これらの測定データは電波源識別部17に与えられ、信号特性データベース18に蓄積されたパルス内部の振幅、周波数、位相の各特性情報と照合され、電波源が識別される。
【0005】
図6に示される信号分析装置によれば、例えば同一型式の個体間の識別など、電波源に関するより詳細な情報を取得することが可能になる。しかしながら、パルス内部の特性は電波受信環境や電波源の機材の安定度などの影響を受けやすいので、1つのパルスによる個体識別は難しい。このため、同一個体から取得した複数のパルスの特性をデータベースに登録し、統計的手法により識別精度を高める方法が考えられている。
【0006】
しかしながら、データベースに登録されるパルス数が増えると、個体識別に必要となる計算量や処理時間も膨大になる。また図6の装置ではパルス内部の微細な特性を利用するため、条件によっては誤識別の可能性も有るという不具合がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
以上述べたように従来の信号分析装置は、1つのパルス列内に複数のPRFパターンや複数のPDパターンを有する電波源への対応が困難であったり、処理時間の長期化および識別精度の低下を招くという不具合を有する。よってこれらの不具合を解決し、更なる性能の向上を図った信号分析装置の提供が要望されている。
【0008】
本発明は上記事情によりなされたもので、その目的は、電波源を識別する性能の向上を図ったパルス信号分析装置およびパルス信号分析方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明に係わるパルス信号分析装置は、被特定電波源から放射されるパルス信号のパルス列特性情報を取得するパルス列特性情報取得手段と、前記パルス信号に含まれる個々のパルスのパルス内特性情報を取得するパルス内特性情報取得手段とを具備するパルス信号分析装置において、電波源の分類情報を、前記パルス列特性情報に対応付けてデータベース化したパルス列特性データベースと、電波源の個体情報を、前記分類情報および前記パルス内特性情報に対応付けてデータベース化したパルス内特性データベースと、前記パルス列特性情報取得手段により取得されたパルス列特性情報に対応する分類情報を、前記パルス列特性データベースから特定する分類特定手段と、この分類特定手段により特定された分類情報に対応する個体情報を、前記パルス内特性データベースから優先的に読み出す制御手段と、前記パルス内特性情報取得手段で取得されたパルス内特性情報と前記読み出された個体情報とを照合し、その結果に基づいて前記被特定電波源の個体情報を特定する個体特定手段とを具備することを特徴とする。
具備することを特徴とする。
【0010】
上記構成によれば、被特定電波源から放射されるパルス信号のパルス列特性情報がパルス列特性情報取得手段により取得される。そして、この取得された情報と、パルス列特性データベースの内容とが分類特定手段により比較照合され、被特定電波源の分類情報が特定される。すると、特定された分類情報に対応する個体情報が、パルス内特性データベースから優先的に読み出される。
【0011】
一方、被特定電波源から放射されるパルス信号に含まれる個々のパルスのパルス内特性情報がパルス内特性情報取得手段により取得される。そして、この取得された情報と、前記読み出された個体情報とが個体特定手段により比較照合され、これにより被特定電波源の個体情報が特定される。
【0012】
このような構成であるので、予め電波源の分類情報が特定され、これをもとに絞り込まれたデータベース情報から電波源の個体が特定される。より具体的には、パルス自体の特性を分析する前にパルス列特性を分析して、時間軸情報から測定されるPD、PRI、あるいはさらに電波源の周波数、アンテナスキャンパターン、スキャン時間などの情報が取得され、これらの情報から電波源の種類が予め絞り込まれる。
【0013】
従って、波形データからパルス内部の諸特性情報を抽出し、これらの情報をもとに電波源を識別する装置において、その識別処理時間の短縮や、ひいては識別精度の向上を図ることが可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係わるパルス信号分析装置の構成を示すブロック図である。このパルス信号分析装置は、例えば航空機などの電波源から放射されるパルス信号を受信し、パルス信号の諸元を分析することにより、航空機の機体番号などを識別する。
【0015】
図1において、広帯域受信部21は、電波源からのパルス信号を受信する。受信信号検波部22は、広帯域受信部21で受信された信号を検波する。PRI/PD分析部23は、受信信号検波部22で検波された信号のPRI(パルス繰返し周期)、およびPD(パルス幅)を分析する。アンテナスキャン分析部24は、受信信号検波部22で検波された信号から電波源のアンテナスキャンパターン、およびスキャン時間を分析する。周波数分析部25は、広帯域受信部21で受信されたパルス信号の信号周波数を分析する。パルス列諸元メモリ部28は、PRI/PD分析部23、アンテナスキャン分析部24、および周波数分析部25で分析されたパルス列の各諸元を記憶する。
【0016】
パルス列特性データベース部29には、航空機の型式すなわち分類情報に対応するパルス列の諸元データが蓄積される。分類識別部30は、パルス列諸元メモリ部28に記憶された諸元データとパルス列特性データベース部29の内容とを比較し、照合する。そして、その結果に基づいて、電波源の種類や動作モードなどを特定する。
【0017】
一方、高速A/D変換部26は、広帯域受信部21で受信された信号に高速A/D(アナログ/ディジタル)変換処理を施し、ディジタルデータに変換する。波形メモリ部27は、高速A/D変換部26においてディジタルデータに変換された受信波形データを記憶する。パルス内特性抽出部31は、波形メモリ部27に記憶された波形データから個々のパルス部分のみを抜き出し、その振幅特性、周波数特性、および位相特性を抽出する。
【0018】
パルス内特性データベース部32は、航空機の個体情報、すなわち機体番号などの識別IDに対応するパルス内諸元データを蓄積する。個体識別部33は、パルス内特性抽出部31で抽出された振幅特性、周波数特性、および位相特性の各特性情報とパルス内特性データベース部32の内容とを比較し、照合する。そして、その結果に基づいて、電波源の個体を特定する。
【0019】
データベース管理部34は、パルス列特性データベース部29に蓄積されたデータとパルス内特性データベース部32に蓄積されたデータの登録内容を一括して管理し、両データベースの内容が矛盾することを防ぐなどの制御を実施する。またデータベース管理部34は、個体識別部33における識別処理に供されるデータを、パルス内特性データベース部32のデータから絞り込む。
【0020】
図2は、パルス列特性データベース29の内容の一例を示す図である。このようにパルス列特性データベース29は、電波源の単発機、双発機、あるいは電波放射装置の型式名称などと云った種別を、電波源から放射されるパルス信号のPRIやPDなどのパルス列特性に対応付けてデータベース化したものである。パルス列特性データベース29に蓄積されるデータは、過去の測定などにより予め取得される。なお、パルス列特性データベース29において、例えば、「距離を測定するレーダのモード」や、「速度を測定するレーダのモード」、あるいは「データを送信する送信機のモード」などのように、各航空機種別に、搭載する電波放射装置の動作モードを対応付けるようにしても良い。
【0021】
図3は、パルス内特性データベース32の内容の一例を示す図である。このようにパルス内特性データベース32は、例えば機体番号などといった電波源の個体情報を、電波源から放射されるパルス信号に含まれるパルスの振幅特性、周波数特性、および位相特性といったパルス内特性情報に対応付けてデータベース化したものである。特に本実施形態では、航空機種別ごとに個体情報を対応付けるようにした点に特徴がある。
【0022】
次に、上記構成における動作を説明する。まず、広帯域受信部21において電波源からのパルス信号が受信される。これにより得られた受信信号は、受信信号検波部22、周波数分析部25、および高速A/D変換部26に与えられる。
【0023】
受信信号検波部22は受信信号を検波し、検波後の信号をPRI/PD分析部23およびアンテナスキャン分析部24に入力する。周波数分析部25は受信信号の中心周波数を測定し、測定結果をパルス列諸元メモリ部28に入力する。また、高速A/D変換部26は受信したパルス波形データをディジタル変換し、得られた受信信号データを波形メモリ部27に入力する。
【0024】
PRI/PD分析部23は、パルス列に含まれるすべてのPRI、PDを検波後の信号から測定し、測定結果をパルス列諸元メモリ部28に入力する。アンテナスキャン分析部24では、比較的長い時間のパルス列の振幅変化やパルスの連続性から受信ローブを検出し、スキャン間隔(ST)、スキャンパターン(SP)を測定して、パルス列諸元メモリ部28に入力する。
【0025】
パルス列諸元メモリ部28にデータが蓄積されると、分類識別部30はパルス列諸元メモリ部28から適宜パルス列測定結果を読み出し、パルス列特性データベース部29に蓄積されたデータと順次比較照合する。その際、データベース管理部34は、周波数測定結果およびスキャンパターン測定結果により、比較照合の対象データの優先度を決定する。そしてデータベース管理部34は、分類識別部30に、上記優先順位に基づく比較照合処理を行なわせる。このようにすることで、電波源の種類・動作モードが識別される。また優先度を設定することにより、処理を高速化することができる。
【0026】
一方、パルス内特性抽出部31は、波形メモリ部27に記憶されたパルス部分の波形データを読み出し、振幅特性、周波数特性、および位相特性の各特性を抽出して個体識別部33に送る。その際、パルスデータを立ち上がり部分、立ち下がり部分、および中間部分に分割し、このうちのいずれか、もしくはすべてについて各特性を抽出するようにしても良い。
【0027】
個体識別部33は、パルス内特性抽出部31から送られたパルス内部の各特性と、パルス内特性データベース部32に蓄積された各特性データとの比較照合を行う。そして、照合結果が、最終的な識別結果として出力される。
【0028】
図4は、図1に示されるパルス信号分析装置における処理手順を示すフローチャートである。すなわち、図4は、上記の処理手順をまとめたフローチャートである。図4のステップS1およびステップS2において、受信パルス信号のパルス列諸元データ、およびパルス内特性データが取得される。そうすると、まずステップS3において、上記取得されたパルス列諸元データが、パルス列特性データベース部29の内容と比較照合される。ここで対応するデータを検索することが出来れば(OK)、処理手順はステップS4に移行して、比較照合の対象データの優先度が決定される。
【0029】
すなわち、ステップS3における比較照合の結果、電波源の種類・動作モードが識別された場合、そのデータと同一種類・動作モードの電波源の波形データがパルス内特性データベース部32から優先的に読み出される。これは、データベース管理部34の制御による。このようにすることで処理時間が短縮され、誤識別の可能性を低くすることができる。
【0030】
続くステップS5では、優先的に読み出されたパルス内特性データから順に、パルス内特性データベース部32の内容と比較照合される。ここで対応するデータを検索することが出来れば(OK)、ステップS6において電波源の個体が確定される。
【0031】
一方、ステップS3において対応するデータを検索することが出来なければ(NG)、処理手順はステップS7に移行して、上記取得されたパルス内特性データが、パルス内特性データベース部32の内容と比較照合される。ここで、対応するデータを検索することが出来たとする(OK)。このことは、航空機の個体は識別できたが、その動作モードは過去のデータに無いことを意味する。すなわち、特定された電波源に関して、これまでにない動作モードが新たに検出されたことになる。そこで処理手順はステップS8に移行し、パルス列諸元データが新たな動作モードに対応付けてパルス列特性データベース部29に登録される。
【0032】
また、ステップS7において対応するデータを検索することが出来なかったとする(NG)。このことは、分類情報も、個体情報も過去のデータに無い電波源が出現したことを意味する。そこで、ステップS8において、パルス列諸元データが新たな動作モードに対応付けてパルス列特性データベース部29に登録されるとともに、ステップS9において、パルス内特性データが新たな個体情報に対応付けてパルス内特性データベース部32に登録される。
【0033】
さらに、ステップS5において対応するデータを検索することが出来なかったとする(NG)。このことは、分類情報は特定できたが、個体情報は特定できない電波源が出現したことを意味する。そこで、処理手順はステップS9に移行し、特定された種類・動作モードの新たな個体のデータとして、分析されたパルス内特性データがパルス内特性データベース部32に登録される。
【0034】
以上の手順において、データベース管理部34は、パルス列特性データベース部29の登録データと、パルス内特性データベース部32の登録データとを一括して管理し、両データベースの内容に矛盾が生じないように対応関係を保持する。
【0035】
このように本実施形態では、広帯域受信部21で受信されたパルス信号のパルス列諸元データを、PRI/PD分析部23、アンテナスキャン分析部24、および周波数分析部25により取得し、パルス内特性データを、パルス内特性抽出部31により取得する。パルス列特性データベース29を参照し、パルス列諸元データから電波源の分類情報を特定する。この結果からパルス内特性データベース32を参照する際の優先度を設定し、この優先度に基づいてパルス内特性データベース32を参照し、パルス内特性データから電波源の個体を特定するようにしている。またデータベース管理部34により、パルス列特性データベース29の内容と、パルス内特性データベース32の内容との対応関係を保持するようにしている。
【0036】
このように、パルス列情報から電波源の分類情報を特定し、その結果をもとに、個体識別の際に対応関係を照合すべきデータを絞り込むようにしている。従って、個体識別の際に全てのデータを検索する必要が無くなり、その結果、処理時間の短縮を図れる。
【0037】
さらに、電波源の分類(種別)をまず特定し、その結果をもとに個体を特定するという、いわば2段がまえの処理手順となっているので、個体識別の精度を高めることも可能になる。
【0038】
これらのことから、受信信号から抽出したパルス列諸元情報およびパルス内部の各特性情報を用いた電波源の識別において、識別精度の向上や処理時間の短縮が図ることができ、電波源を識別する性能の向上を図ったパルス信号分析装置およびパルス信号分析方法を提供することができる。
【0039】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、電波源を識別する性能の向上を図ったパルス信号分析装置およびパルス信号分析方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係わるパルス信号分析装置の構成を示すブロック図。
【図2】 図1に示されるパルス列特性データベース29の内容の一例を示す図。
【図3】 図1に示されるパルス内特性データベース32の内容の一例を示す図。
【図4】 図1に示されるパルス信号分析装置における処理手順を示すフローチャート。
【図5】 パルス信号分析装置として利用される既存の信号分析装置の構成を示すブロック図。
【図6】 パルス信号分析装置として利用される既存の信号分析装置の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
21…広帯域受信部
22…受信信号検波部
23…PRI/PD分析部
24…アンテナスキャン分析部
25…周波数分析部
26…高速A/D変換部
27…波形メモリ部
28…パルス列諸元メモリ部
29…パルス列特性データベース部
30…分類識別部
31…パルス内特性抽出部
32…パルス内特性データベース部
33…個体識別部
34…データベース管理部
Claims (5)
- 被特定電波源から放射されるパルス信号のパルス列特性情報を取得するパルス列特性情報取得手段と、前記パルス信号に含まれる個々のパルスのパルス内特性情報を取得するパルス内特性情報取得手段とを具備するパルス信号分析装置において、
電波源の分類情報を、前記パルス列特性情報に対応付けてデータベース化したパルス列特性データベースと、
電波源の個体情報を、前記分類情報および前記パルス内特性情報に対応付けてデータベース化したパルス内特性データベースと、
前記パルス列特性情報取得手段により取得されたパルス列特性情報に対応する分類情報を、前記パルス列特性データベースから特定する分類特定手段と、
この分類特定手段により特定された分類情報に対応する個体情報を、前記パルス内特性データベースから優先的に読み出す制御手段と、
前記パルス内特性情報取得手段で取得されたパルス内特性情報と前記読み出された個体情報とを照合し、その結果に基づいて前記被特定電波源の個体情報を特定する個体特定手段とを具備することを特徴とするパルス信号分析装置。 - 前記制御手段は、
前記分類特定手段により前記被特定電波源の分類情報が特定されない場合に、前記パルス列特性情報取得手段において取得されたパルス列特性情報を前記パルス列特性データベースに新たに登録してデータベース更新処理を実施することを特徴とする請求項1に記載のパルス信号分析装置。 - 前記制御手段は、
前記個体特定手段により前記被特定電波源の個体情報が特定されない場合に、前記パルス内特性情報取得手段において取得されたパルス内特性情報を前記パルス内特性データベースに新たに登録してデータベース更新処理を実施することを特徴とする請求項1に記載のパルス信号分析装置。 - 前記制御手段は、
前記パルス列特性データベースの内容と前記パルス内特性データベースの内容との対応関係を保持しつつ、前記データベース更新処理を実施することを特徴とする請求項2または3に記載のパルス信号分析装置。 - 被特定電波源から放射されるパルス信号のパルス列特性情報を取得するパルス列特性情報取得手段と、前記パルス信号に含まれる個々のパルスのパルス内特性情報を取得するパルス内特性情報取得手段と、電波源の分類情報を前記パルス列特性情報に対応付けてデータベース化したパルス列特性データベースと、電波源の個体情報を前記分類情報および前記パルス内特性情報に対応付けてデータベース化したパルス内特性データベースと、を具備するパルス信号分析装置に用いられるパルス信号分析方法であって、
前記パルス列特性情報取得手段により取得されたパルス列特性情報に対応する分類情報を、前記パルス列特性データベースから特定する分類特定ステップと、
この分類特定ステップにおいて特定された分類情報に対応する個体情報を、前記パルス内特性データベースから優先的に読み出す読み出しステップと、
前記パルス内特性情報取得手段で取得されたパルス内特性情報と前記読み出された個体情報とを照合し、その結果に基づいて前記被特定電波源の個体情報を特定する個体特定ステップとを具備することを特徴とするパルス信号分析方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002077111A JP3766340B2 (ja) | 2002-03-19 | 2002-03-19 | パルス信号分析装置およびパルス信号分析方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002077111A JP3766340B2 (ja) | 2002-03-19 | 2002-03-19 | パルス信号分析装置およびパルス信号分析方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003270326A JP2003270326A (ja) | 2003-09-25 |
JP3766340B2 true JP3766340B2 (ja) | 2006-04-12 |
Family
ID=29205603
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002077111A Expired - Fee Related JP3766340B2 (ja) | 2002-03-19 | 2002-03-19 | パルス信号分析装置およびパルス信号分析方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3766340B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3776329B2 (ja) * | 2001-04-04 | 2006-05-17 | 三菱電機株式会社 | レーダ識別装置 |
JP4747823B2 (ja) * | 2005-12-16 | 2011-08-17 | 三菱電機株式会社 | レーダ受信パルス分離装置 |
JP5070713B2 (ja) * | 2006-02-27 | 2012-11-14 | トヨタ自動車株式会社 | 物体検出装置 |
JP4651605B2 (ja) * | 2006-11-30 | 2011-03-16 | 三菱電機株式会社 | レーダ信号識別装置 |
JP5206590B2 (ja) * | 2009-05-29 | 2013-06-12 | 三菱電機株式会社 | パルス変調信号特定方法及びパルス変調信号識別方法並びにパルス変調信号識別装置 |
JP5979942B2 (ja) * | 2012-04-03 | 2016-08-31 | 三菱電機株式会社 | パルス内変調分析装置およびパルス内変調分析方法 |
JP5933346B2 (ja) * | 2012-06-01 | 2016-06-08 | 三菱電機株式会社 | 発振器同定装置及び発振器同定方法 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0712925A (ja) * | 1993-06-24 | 1995-01-17 | Mitsubishi Electric Corp | 電波逆探知装置 |
JPH1038999A (ja) * | 1996-07-23 | 1998-02-13 | Toshiba Corp | パルス分析装置 |
JP3519550B2 (ja) * | 1996-07-29 | 2004-04-19 | 株式会社東芝 | 信号分析装置 |
JP3022444B2 (ja) * | 1997-10-20 | 2000-03-21 | 日本電気株式会社 | 電波探知装置 |
JP3292828B2 (ja) * | 1997-12-08 | 2002-06-17 | 三菱電機株式会社 | 電波探知装置 |
JP3427777B2 (ja) * | 1999-04-21 | 2003-07-22 | 三菱電機株式会社 | パルス変調信号分析装置及びレーダ信号識別装置 |
-
2002
- 2002-03-19 JP JP2002077111A patent/JP3766340B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003270326A (ja) | 2003-09-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Kawalec et al. | Radar emitter recognition using intrapulse data | |
Kawalec et al. | Specific emitter identification using intrapulse data | |
EP2041667B1 (en) | Method and apparatus for target discrimination within return signals | |
US4918730A (en) | Process and circuit arrangement for the automatic recognition of signal sequences | |
US20100283666A1 (en) | Radar signals clustering method using frequency modulation characteristics and combination characteristics of signals, and system for receiving and processing radar signals using the same | |
CN115047417B (zh) | 一种模拟雷达回波及干扰的方法和*** | |
JP3519550B2 (ja) | 信号分析装置 | |
JP3766340B2 (ja) | パルス信号分析装置およびパルス信号分析方法 | |
WO2008065328A2 (en) | Method and apparatus for determining dme reply efficiency | |
Cain et al. | Convolutional neural networks for radar emitter classification | |
US5812083A (en) | Non-cooperative target identification using antenna pattern shape | |
CN110554364B (zh) | 一种雷达信号脉冲到达时间测量精度的测试***及方法 | |
CN109557384A (zh) | 基于综合应用场景下民航台站的电磁环境质量评估方法 | |
JP3427777B2 (ja) | パルス変調信号分析装置及びレーダ信号識別装置 | |
JP2011112465A (ja) | 航空機位置測定システム、該システムに用いられる応答信号判別方法及び応答信号判別プログラム | |
Jahangir et al. | Networked staring radar testbed for urban surveillance: status and preliminary results | |
JP2008258737A (ja) | 電波発信装置の個体識別装置 | |
Weng et al. | Neural network detection and identification of electronic devices based on their unintended emissions | |
CN105008950B (zh) | 用于测向和方向不确定度确定的测量装置和测量方法 | |
CN110991153A (zh) | 一种仪表着陆***的飞行校验报告自动生成方法 | |
JPH05107339A (ja) | 電波探知装置の信号処理方式 | |
JPH09264946A (ja) | レーダ識別装置並びにその識別方法 | |
JP3472807B2 (ja) | 無線機同定装置 | |
JPH1038999A (ja) | パルス分析装置 | |
JPH11109032A (ja) | 自動物体類別装置、自動物体類別方法及び自動物体類別プログラムを記録した記憶媒体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040513 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050908 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050913 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051114 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060124 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060126 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 3766340 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100203 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100203 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110203 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120203 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120203 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130203 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140203 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |