JPH0712925A - 電波逆探知装置 - Google Patents

電波逆探知装置

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JPH0712925A
JPH0712925A JP17727693A JP17727693A JPH0712925A JP H0712925 A JPH0712925 A JP H0712925A JP 17727693 A JP17727693 A JP 17727693A JP 17727693 A JP17727693 A JP 17727693A JP H0712925 A JPH0712925 A JP H0712925A
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JP
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memory
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JP17727693A
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English (en)
Inventor
Masaru Ashizawa
賢 芦沢
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 受信した電波をより正確に識別する。 【構成】 受信された電波は、その属性ごとに測定さ
れ、この測定結果は測定電波諸元メモリ2に記憶され
る。一方、識別テーブル3には、各センサ別等におけ
る、測定より得た電波の属性データ、統計より得た属性
データ及び推定より得た属性データが記憶されている。
測定電波諸元メモリ2の属性データは、識別テーブル3
の金属性データにもとづいて、合致率算出装置10〜1
2により、合致率が算出され、合致率算出結果メモリ6
に記憶される。そして、合致結果決定装置7により、そ
のメモリ内の合致率のうち、最も高い合致率と対応する
属性データが識別テーブル3から選択される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レーダ等の電波発信
源を識別する電波逆探知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は、従来の電波逆探知装置を示す
回路ブロック図である。図10において、1は受信され
た電波から測定された周波数,PRI(パルス繰り返し
間隔),PW(パルス幅),スペクトル幅等の属性デー
タを入力する入力端、2はこれらの属性データを記憶す
る測定電波諸元メモリ、3はあらかじめ入力された所定
の電波の周波数,PRI(パルス繰り返し間隔),PW
(パルス幅)等の属性データを記憶する識別判定参照用
データベースとしての識別テーブル、4は識別テーブル
3から属性データを順次読み出すデータ取出し装置、5
は測定電波諸元メモリ2からの属性データとデータ取出
し装置4による測定電波諸元メモリ2からの属性データ
とに基づいて、属性データごとの合致率を算出する合致
率算出装置、6は合致率算出装置5で算出された属性デ
ータごとの合致率を記憶する合致率算出結果メモリ、7
は合致率算出結果メモリ6の合致率のうち一番大きな合
致率を選択して、この選択した合致率と対応する識別テ
ーブル3の属性データ等の情報を出力する合致結果決定
装置、8は選択した属性データ等の情報をCRT装置等
に出力する出力端である。
【0003】次に、この従来の電波逆探知装置の動作に
ついて説明する。まず、受信された電波は電気信号に変
換され、周波数,PRI(パルス繰り返し間隔),PW
(パルス幅),スペクトル幅の属性が測定される。そし
て、入力端1を介して測定電波諸元メモリ2に順次それ
らの属性データが記憶される。一方、識別テーブル3に
は、オペレータにより、測定された電波の属性データ,
その他の情報から得られた属性データがあらかじめ入力
されている。次に、データ取出し装置4は識別テーブル
3のすべての属性データを順次読出して合致率算出装置
5に出力する。合致率算出装置5はデータ取出し装置4
からの属性データ、例えばセンサAで受信した電波によ
る、周波数,PRI(パルス繰り返し間隔),パルス
幅、次に、センサBで受信した電波による、周波数,P
RI(パルス繰り返し間隔),パルス幅の順に合致率を
算出して、合致率算出結果メモリ6に記憶する。この合
致率は、例えば測定電波諸元メモリ2からの実測された
電波の周波数範囲(下限から上限までの値)が識別テー
ブル3からのある電波の周波数範囲に含まれていれば1
00%、含まれていなければ0%として算出される。合
致結果決定手段7は合致率算出結果メモリ6の算出結果
を参照して、例えば上例の場合、100%が算出された
合致率と対応する識別テーブル3の属性データ及びその
属性データをもつ電波の情報を読み出し、出力端8に出
力する。そして、出力された属性データ及びこの属性デ
ータをもつ電波の情報はCRT等に表示され、受信され
た電波の識別結果がオペレータに伝えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の電波逆探知装置
は、以上のように構成されているので、入力された電波
から合致率を算出する場合、一元的に行うことしかでき
なかった。すなわち、測定電波諸元メモリ2からのある
電波の周波数範囲が識別テーブル3からのある電波の周
波数範囲に含まれているときのみ合致率を100%と
し、含まれていない場合は合致率を0%としていた。し
かしながら、識別テーブル3に設定されている属性デー
タは種々あるため、合致率100%(1)か合致率0%
(0)かの一元的な合致率算出では、入力された電波を
識別する精度を高めることが難かしいという問題点があ
る。このようなことから、例えば、属性データの情報が
比較的あいまいで、周波数範囲が広い幅に設定された識
別テーブル3の属性データによる合致率は高くなる一
方、その周波数範囲が狭い幅で設定された正確な属性デ
ータによる合致率は低くなる。
【0005】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、オペレータの設定した識別テ
ーブルの情報源の属性データにより、識別判定算出の方
式を切り替えることにより、より正しい識別判定結果が
得られる電波逆探知装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この第1の発明に係る電
波逆探知装置は、あらかじめ用意した属性データとし
て、測定より得た属性データ,統計より得た属性データ
及び推定より得た属性データより構成して識別テーブル
に記憶し、この識別テーブルのすべての属性データに基
づき、上記測定電波メモリからの受信した電波の属性デ
ータとの合致率を算出する合致率算出手段(合致率算出
装置10等)を備えるようにした。
【0007】この第2の発明に係る電波逆探知装置は、
上記合致率算出手段が、上記識別テーブルからの推定よ
り得た属性データに基づいて、上記測定電波メモリから
の受信電波の合致率を求める場合に、上記識別テーブル
の属性データの数値範囲と、上記測定電波メモリからの
その属性データと同種の属性データの数値範囲とが重複
する範囲を、上記識別テーブルの数値範囲で除算するこ
とにより得る構成とした。この第3の発明に係る電波逆
探知装置は、上記識別テーブルに、上記測定電波メモリ
からの受信電波の精度が悪い場合に、上記識別テーブル
の属性データの数値範囲を変更する数値範囲変更手段8
0を付加する構成とした。
【0008】この第4の発明に係る電波逆探知装置は、
上記合致率算出手段が上記識別テーブルからの推定より
得た属性データに基づいて、上記測定電波メモリからの
受信電波の合致率を求める場合に、上記識別テーブルか
らの属性データの数値範囲を、この数値範囲の中心値と
上記測定電波メモリからのその属性データと同種の属性
データにおける数値範囲の中心値との差で除算すること
により得る構成とした。この第5の発明に係る電波逆探
知装置は、上記合致率結果決定手段に、当該合致率結果
決定手段からの電波の合致率に基づいて学習し、上記識
別テーブルの、統計より得た属性データ及び推定より得
た属性データを書き換える学習手段90を付加する構成
とした。この第6の発明に係る電波逆探知装置は、上記
合致率結果決定手段に、当該合致率算出手段からの電波
の合致率に基づいて学習し、この学習結果により、上記
合致率結果決定手段が選択する上記属性データ及びあら
かじめ用意した属性データの合致率の値の範囲を決める
学習手段90を付加する構成とした。
【0009】
【作用】この第1の発明による電波逆探知装置は、識別
テーブルにあらかじめ電波の属性データを用意する。こ
の属性データは測定より得た属性データ,統計より得た
属性データ及び推定より得た属性データよりなる。次
に、合致率算出手段(合致率算出装置10等)により、
この識別テーブルのすべての属性データに基づき、上記
測定電波メモリからの受信した電波の属性データとの合
致率を算出する。そして、これらの合致率のうち、一番
高い合致率と対応する識別テーブル内の属性データ等の
情報が識別結果となる。
【0010】この第2の発明による電波逆探知装置は、
上記識別テーブルの属性データの数値範囲と、上記測定
電波メモリからのその属性データと同種の属性データの
数値範囲とが重複する範囲を、上記識別テーブルの数値
範囲で除算することにより、受信電波の属性データにお
ける合致率を算出する。この第3の発明による電波逆探
知装置は、上記測定電波メモリからの受信電波の精度が
悪い場合に、数値範囲変更手段80により、上記識別テ
ーブルの属性データの数値範囲を変更する。
【0011】この第4の発明による電波逆探知装置は、
上記識別テーブルからの属性データの数値範囲を、この
数値範囲の中心値と上記測定電波メモリからのその属性
データと同種の属性データにおける数値範囲の中心値と
の差で除算することにより、受信電波の属性データにお
ける合致率を算出する。この第5の発明による電波逆探
知装置は、学習手段90により、当該合致率結果決定手
段からの電波の合致率に基づいて学習し、上記識別テー
ブルの、統計より得た属性データ及び推定より得た属性
データを書き換える。この第6の発明による電波逆探知
装置は、学習手段90により、当該合致率算出手段から
の電波の合致率に基づいて学習し、この学習結果によ
り、上記合致率結果決定手段が選択する上記属性データ
及びあらかじめ用意した属性データの合致率の値の範囲
を決める。
【0012】
【実施例】次に、この発明の実施例を図に基づいて説明
する。図1は、この発明の実施例1による電波逆探知装
置の構成図である。図1において、1は入力端であり、
アンテナに受信された電波を信号処理装置等で測定して
得られた周波数、PRI(パルス繰り返し間隔),PW
(パルス幅),スペクトル幅等の属性データを入力す
る。2は例えば先入れ先出し方式(FIFO)の測定電
波諸元メモリであり、入力端1からの電波の属性データ
を順次記憶する。3は識別テーブルであり、電波を識別
する識別判定参照用のデータベースである。この識別テ
ーブル内の属性データは、オペレータによりあらかじめ
入力されたデータであり、電波を受信するセンサごとに
分類された、測定(実測)が得た属性データ,統計より
得た属性データ及び推定より得た属性データよりなる。
4は識別テーブル3より属性データを順次取出すデータ
取出し装置、9はデータ取出し装置4で取出された属性
データを順次分配する切替え装置である。10は測定
(実測)された属性データにもとづいて所定の演算を行
い合致率を算出する合致率算出装置、11は統計より得
た属性データにもとづいて所定の演算を行い合致率を算
出する合致率算出装置、12は推定より得た属性データ
にもとづいて合致率を算出する合致率算出装置であり、
上記の9〜12は合致率算出手段を構成している。
【0013】6は合致率算出結果メモリであり、合致率
算出装置10〜12で算出された属性データと対応する
合致率のうち、合致率が一定値以上のものを順次記憶す
る。通常は75%以上の合致率のものが記憶する対象と
なるが、測定値と識別テーブルの設定値とのかねあいに
より、記憶する合致率の値は可変である。(例えば、学
習により変化させる。)7は合致結果決定装置であり、
合致率算出結果メモリ6に記憶されている合致率のう
ち、最も高い合致率を選択し、その合致率と対応する属
性データやこの属性データをもつ、例えばセンサ名,レ
ーダ名称等の情報を識別テーブルから読出す。8は出力
端であり、合致結果決定装置7で読出された属性データ
やその他の情報をCRTに出力し、オペレータに受信電
波の判別結果を伝える。
【0014】図2は識別テーブル3のデータ構造を示す
図である。図2において、センサA〜センサNは電波を
受信するセンサ名であり、属性データはこれらのセンサ
名ごとに、周波数,PRI(パルス繰り返し間隔),P
W(パルス幅)の項目に分けられており、それぞれS1
〜S6,S10〜S15,P1〜P6,P10〜P1
5,K1〜K6,K10〜K15のデータが格納されて
いる。また、これらのデータはさらに、実測値,統計
値,推測値に分けられている。実測値は自センサAで受
信された電波から実測されたもので、この測定の対象と
なる電波発振源の電波諸元が確実なものである。例えば
旅客機や自国の戦闘機が出すレーダの電波である。統計
値は自センサAを除く他のセンサ(例えばセンサN)で
長期間にわたり収集され分析されたデータである。ま
た、推測値は、文献の性能値より得られた推測によるデ
ータである。この様にセンサによって、測定値,統計
値,推測値のすべての値が得られるわけではないので、
設定されている範囲のテーブル値との照合を行う。
【0015】図3〜図5は合致率算出装置10〜12に
よる合致率の算出方法を説明する図である。合致率算出
装置10は識別テーブル3の実測値にもとづいて、測定
電波諸元メモリ2からの受信電波による属性データよ
り、次のように、合致率を算出する。すなわち、図3に
おいて、図1の測定電波諸元メモリ2から得た例えば周
波数の測定値が、下限20bから上限20dまでの数値
範囲を持ち、識別テーブル3に格納された周波数のテー
ブル値(実測値S1〜S2)が下限20a(S1)から
上限20c(S2)までの数値範囲を持つ場合、合致率
算出装置10は、測定電波諸元メモリ2から得た実測値
の中心値20eが下限20aから上限20cの数値範囲
内であるか否かを判断する。そしてその数値範囲内であ
るときは合致率100%、その数値範囲内でないときは
合致率0%とする。
【0016】合致率算出装置11は識別テーブル3の統
計値にもとづいて、測定電波諸元メモリ2からの受信電
波の属性データとの合致率を算出する。この識別テーブ
ル3の統計値(テーブル値)は図4で示すように正規分
布を示している。この合致率算出装置11は次のように
合致率を算出する。まず、テーブル値の下限30aから
上限30cまでの数値範囲の中心値30dと、受信電波
から測定された測定値の下限30fから上限30gまで
の数値範囲の中心値30bとの差30eを算出する。そ
して、例えばこの差30eをこの差の最大値の(1/
2)で割り、この割った結果のうち、1より小さいもの
を1から引いて100倍することにより算出される。
【0017】合致率算出装置12は識別テーブル3の推
定値にもとづいて、測定電波諸元メモリ2からの受信電
波の属性データとの合致率を算出する。この合致率は最
もあいまいな情報、例えば文献等から得られた情報等を
もとに算出されたものであり、次のように算出する。す
なわち、図5で示すように、まず受信電波から測定され
た測定値の下限値40aから上限値40bまでの数値範
囲と、その推定値によるテーブル値の下限40cから上
限40dまでの数値範囲との重複範囲40c〜40fを
算出する。そして、この重複範囲40c〜40fの値を
その推定値によるテーブル値の範囲40c〜40dの値
で割ることにより合致率を算出する。
【0018】次にこの実施例1による電波逆探知装置の
動作について説明する。始めに、オペレータにより、電
波を受信したセンサごとに、その電波がもつ周波数,P
RI(パルス繰り返し間隔),PW(パルス幅)の属性
データ(図2)が入力される。これらのデータには、実
測値,統計値,推定値が含まれている。次に、受信され
た電波から、周波数,PRI(パルス繰り返し間隔),
PW(パルス幅)の属性が測定され、その属性データが
入力端1を介して測定電波諸元メモリ2に順次格納され
る。データ取出し装置4は識別テーブル3から各センサ
ごとの周波数,PRI(パルス繰り返し間隔),PW
(パルス幅)の属性データを、切替え装置9を介して順
次、合致率算出装置10〜12に送り出す。合致率算出
装置10〜12は、測定電波諸元メモリからの受信電波
の属性データ(測定値)と、識別テーブル3からの実測
値,統計値,推定値とにもとづき、上述した図3〜図5
の算出方法により、属性データごとの合致率を算出して
合致率算出結果メモリ6に出力する。合致率算出結果メ
モリ6は合致率算出装置10〜12からの合致率のう
ち、例えば75%以上の合致率を格納する。合致結果決
定装置7は、合致算出結果メモリ6からの合致率のう
ち、最大の合致率を選択し、その合致率と対応する識別
テーブル3の属性データ情報(レーダ名称等も含む)を
読出し、出力端8を介してCRT等に表示する。この表
示を見てオペレータは、受信電波の属性や発生源がどの
ようなものであるかを知る。
【0019】図6はこの発明の実施例2による電波逆探
知装置の構成図である。図6において、80は数値範囲
変更手段であり、他の構成は実施例1による装置と同じ
である。この実施例2による装置では、合致率算出装置
12が合致率を求める場合、図7で示すように、その基
となる推定値を変更できるようにした。合致率算出装置
12は合致率を次のようにして求める。すなわち、測定
電波諸元メモリ2の受信電波による測定値の下限60a
から上限60bまでの数値範囲と、識別テーブル3の推
定値によるテーブル値の下限60cから上限60dまで
の数値範囲との重複範囲60e〜60fを、そのテーブ
ル値60c〜60dの値で割って合致率を算出する。こ
のとき、この実施例2による電波逆探知装置では、この
合致率を算出する前に、識別テーブル3の推定値を数値
範囲変更手段80で、例えばテーブル値の上限60dを
60gに変更できる。このようにすることにより、電波
を受信するセンサの測定精度が著しく悪い場合に対応で
きる。尚、合致率の算出を除く他の動作については実施
例1の装置と同じなので省略する。
【0020】図8はこの発明の実施例3による電波逆探
知装置の合致率算出を説明する図である。上記の実施例
2の装置では、合致率算出装置12が識別テーブル3の
推定値による数値範囲と測定電波諸元メモリ2の測定値
による数値範囲との重複範囲を推定値の数値範囲で割る
ことにより、合致率を求めた。この実施例3による電波
逆探知装置では、合致率算出装置が次のように合致率を
求める。まず、その測定値による下限50aから上限5
0bまでの数値範囲における中心値50cと、その推定
値(テーブル値)による下限50dから上限50eの数
値範囲における中心値50dとの中心値差50fを求め
る。次に、上記のテーブル値の数値範囲50d〜50e
を中心値差50fで割ることにより、合致率を求める。
【0021】図9はこの発明の実施例4による電波逆探
知装置の構成図である。図9において、90は学習手段
である。この実施例4の装置では、合致結果決定装置7
の出力結果にもとづいて、合致率の高いデータに、識別
テーブル3を書き換えられる構成とした。この学習手段
90を除く部分は、実施例1で説明した構成と同じもの
である。学習手段90は合致結果決定装置8で選択され
た、合致率の高いものと対応する属性データを記憶し、
例えば推定値による合致率が今までのものと比較して小
さい場合に、識別テーブル3内の推定値の数値範囲を大
きい合致率をもつ数値範囲に書き換える。又は、識別テ
ーブル3内の統計値の数値範囲を書き換える。
【0022】図10はこの発明の実施例5による電波逆
探知装置の構成図、図11は図10の装置の動作を説明
する図である。この実施例5の装置は、上述した実施例
4の装置と構成要素については同じであり、実施例4で
は合致率結果決定装置7の結果に基づいて学習した結果
を識別テーブル3に反映したのに対し、実施例5では合
致率算出装置10〜12の出力する合致率に応じて、合
致率算出結果メモリ6に記録されるデータに反映した。
例えば、図9は必要な合致率を75%に設定したもので
あり、縦軸は必要合致率、横軸は時間(S:秒)の経過
を示している。t1はセンサAによって合致率が得られ
る区間、t2はセンサBによって合致率が得られる区間
である。この図10の学習手段90は合致率算出装置1
0〜12から合致率を得る。そして、この学習手段は連
続して75%以上の合致率が得られない場合には、今ま
で得た合致率の最高値55%に合致率算出結果メモリ6
を設定する。または、合致率算出結果メモリ6の容量が
半分(時刻t3)になった時点で、今までの合致率の3
番目(70%)に設定する(図9)。
【0023】
【発明の効果】この第1の発明によれば、測定より得た
属性データ,統計より得た属性データ及び推定より得た
属性データよりなる識別テーブルのすべての属性データ
に基づき、上記測定電波メモリ(測定電波諸元メモリ)
からの受信した電波の属性データとの合致率を算出する
合致率算出手段を備える構成としたので、より正確に受
信電波を識別できる効果がある。この第2の発明によれ
ば、上記識別テーブルの属性データの数値範囲と、上記
測定電波メモリからのその属性データと同種の属性デー
タの数値範囲とが重複する範囲を、上記識別テーブルの
数値範囲で除算して受信電波の合致率を求める構成とし
たので、より正確に受信電波を識別できる効果がある。
この第3の発明によれば、受信電波の精度が悪い場合
に、上記識別テーブルの属性データの数値範囲を変更す
る数値範囲変更手段を備える構成としたので受信側の電
波を受けるレーダ(センサ)の精度が悪い場合でも、十
分に受信電波を正確に識別できる効果がある。この第4
の発明によれば、上記識別テーブルからの属性データの
数値範囲を、この数値範囲の中心値と上記測定電波メモ
リからのその属性データと同種の属性データにおける数
値範囲の中心値との差で除算して受信電波の合致率を求
める構成としたのでより正確に受信電波を識別できる効
果がある。この第5の発明によれば、合致率結果決定手
段からの電波の合致率に基づいて学習し、上記識別テー
ブルの、統計より得た属性データ及び推定より得た属性
データを書き換える学習手段を備える構成としたので、
識別テーブルをより合致率の高い属性データに書き換え
ることができ、第1〜第4の発明のものより、さらに正
確に受信電波を識別できる効果がある。この第6の発明
によれば、当該合致率算出手段からの電波の合致率に基
づいて学習し、この学習結果により、上記合致率結果決
定手段が選択する上記属性データ及びあらかじめ用意し
た属性データの合致率の値の範囲を決める学習手段を備
える構成としたので、正確に受信電波を識別できる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による電波逆探知装置の構
成図である。
【図2】図1の装置内の識別テーブル内のデータ構造を
示す図である。
【図3】図1の装置による合致率算出を説明する図であ
る。
【図4】図1の装置による合致率算出を説明する図であ
る。
【図5】図1の装置による合致率算出を説明する図であ
る。
【図6】この発明の実施例2による電波逆探知装置の構
成図である。
【図7】図6の装置による合致率算出を説明する図であ
る。
【図8】この発明の実施例3による電波逆探知装置の合
致率算出を説明する図である。
【図9】この発明の実施例4による電波逆探知装置の構
成図である。
【図10】この発明の実施例5による電波逆探知装置の
構成図である。
【図11】図10の装置のもつ機能を説明するための図
である。
【図12】従来の電波逆探知装置の構成図である。
【符号の説明】
1 入力端 2 測定電波諸元メモリ 3 識別テーブル 4 データ取出し装置 5 合致率算出装置 6 合致率算出結果メモリ 7 合致結果決定装置 8 出力端 9 切替え装置 10,11,12 合致率算出装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信した電波の周波数,パルス幅等の属
    性データを記憶する測定電波メモリと、上記属性データ
    とあらかじめ用意した属性データとの合致率の値のう
    ち、もっとも大きな値の属性データ等の情報を選択する
    合致率結果決定手段とを少なくとも備え、受信した電波
    を識別する電波逆探知装置において、上記あらかじめ用
    意した属性データとして、測定より得た属性データ,統
    計より得た属性データ及び推定より得た属性データより
    構成して識別テーブルに記憶し、この識別テーブルのす
    べての属性データに基づき、上記測定電波メモリからの
    受信した電波の属性データとの合致率を算出する合致率
    算出手段を備えたことを特徴とする電波逆探知装置。
  2. 【請求項2】 上記合致率算出手段は、上記識別テーブ
    ルからの推定より得た属性データに基づいて、上記測定
    電波メモリからの受信電波との合致率を求める場合に、
    上記識別テーブルの属性データの数値範囲と、上記測定
    電波メモリからのその属性データと同種の属性データの
    数値範囲とが重複する範囲を、上記識別テーブルの数値
    範囲で除算するようにしたことを特徴とする請求項第1
    項記載の電波逆探知装置。
  3. 【請求項3】 上記識別テーブルに、上記測定電波メモ
    リからの受信電波を受けるセンサの精度が悪い場合に、
    上記識別テーブルの属性データの数値範囲を変更する数
    値範囲変更手段を付加したことを特徴とする請求項第2
    項記載の電波逆探知装置。
  4. 【請求項4】 上記合致率算出手段は、上記識別テーブ
    ルからの推定より得た属性データに基づいて、上記測定
    電波メモリからの受信電波との合致率を求める場合に、
    上記識別テーブルからの属性データの数値範囲を、この
    数値範囲の中心値と上記測定電波メモリからのその属性
    データと同種の属性データにおける数値範囲の中心値と
    の差で除算するようにしたことを特徴とする請求項第1
    項記載の電波逆探知装置。
  5. 【請求項5】 上記合致率結果決定手段には、当該合致
    率結果決定手段からの電波の合致率に基づいて学習し、
    上記識別テーブルの、統計より得た属性データ又は推定
    より得た属性データを書き換える学習手段を付加したこ
    とを特徴とする請求項第1項記載の電波逆探知装置。
  6. 【請求項6】 上記合致率結果決定手段には、当該合致
    率算出手段からの電波の合致率に基づいて学習し、この
    学習結果により、上記合致率結果決定手段が選択する上
    記属性データ及びあらかじめ用意した属性データの合致
    率の値の範囲を決める学習手段を付加することを特徴と
    する請求項第1項記載の電波逆探知装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003270326A (ja) * 2002-03-19 2003-09-25 Toshiba Corp パルス信号分析装置およびパルス信号分析方法
JP2007206037A (ja) * 2006-02-06 2007-08-16 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 信号測定分析装置
JP2020173172A (ja) * 2019-04-10 2020-10-22 三菱電機株式会社 電波諸元学習装置及び目標識別装置

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