JP5979942B2 - パルス内変調分析装置およびパルス内変調分析方法 - Google Patents

パルス内変調分析装置およびパルス内変調分析方法 Download PDF

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Description

本発明は、レーダ等が発生させるパルス信号についてパルス内変調方式を分析する技術に関する。
一般に、レーダ送信機 (またはレーダ送受信機) は、無線信号を間欠出力するパルス変調を行い、パルス変調信号 (パルス列) をアンテナからレーダ信号として送出している。レーダ信号分析装置は、このレーダ信号を受信し、レーダ信号に含まれる各パルスの特性データを分析し、レーダで使用されている送信機の種類や規模等を調べるために用いられている(例えば、特許文献2参照)。
レーダ信号分析装置は、受信したRF信号をビデオ信号に変換してパルス幅等を検出するとともに、パルス周波数や到来方位を検出し、これらの特性データに基づき各パルスをパルス列に分離し、各パルス列の特性データを使ってレーダ送信機の分類を行っている(例えば、特許文献3参照)。特許文献3のパルス列分離装置では、PRIの種類ごとにそれに応じた検出手段を用いて、段階的に検出・分離していくようにしている。
レーダやソナー等において、通常のパルス幅で得られる距離分解能よりも高い距離分解能が得られるパルス圧縮を行うために、各種変調方式が適用された信号が利用されるようになってきた。変調方式としては、チャープや周波数切替(もしくは周波数ホッピング、以降FHと示す)といった周波数変調あるいは位相変調がある。それに対し、レーダ信号分析装置では受信したレーダ信号のパルス内変調の変調方式を分析して判別することにより対象レーダ送信機の種別等を特定するようになってきた(例えば、特許文献1参照)。
そのほか特許文献4には、複数のレーダ信号を受信している状況で、パルス内変調の変調方式を分析する場合に、分析するデータが多くなってメモリの蓄積及び蓄積データの分析処理が飽和するのを防止する技術が記載されている。特許文献4のレーダ信号識別装置では、受信したレーダ信号から得られるビデオ信号等から各レーダパルスのパルス諸元(周波数、パルス幅、パルス繰返し間隔等)を検出して共通の傾向を持つパルスデータを生成する第1の信号処理回路と、受信したレーダ信号をデジタルパルス波形データに変換してメモリに蓄積し、パルス内変調の諸元を検出する第2の信号処理回路を備える。そして、第1の信号処理回路にパルス内変調の有無を簡易分析するパルス内変調簡易分析部を設け、分析の結果変調有りとなった場合に第2の信号処理回路にてパルス内変調の諸元を検出する処理を行なわせる。
特開2005−241360号公報 特開2003−270326号公報 特開2001−77677号公報 特開2008−139056号公報
従来のレーダ信号分析装置のパルス内変調分析機能では、パルス内変調の特徴を表すパラメータを一つずつ用いて、変調方式を一つずつ判別していくため、特徴が不明確な場合に十分な判別性能が得られないことがあった。
本発明は、上述のような事情に鑑みてなされたもので、パルス内変調の特徴が不明確な場合においてもパルス内変調方式を判別することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る、パルス内変調分析装置は、レーダ信号を受信してRF信号を取り出すアンテナと、RF信号をデジタル信号に変換するA−D変換部と、A−D変換部で変換されたデジタル信号からパルス波形を抽出して、パルス波形のパルス幅と周波数帯域幅の積であるBT積を算出するBT積算出部と、パルス波形について複数の時間で算出した瞬時周波数の分布を求めた瞬時周波数ヒストグラムにおける、頻度が最大の周波数ビンを含み頻度が決められた閾値を超える周波数ビンの集合であるピークに含まれる標本数に、瞬時周波数ヒストグラムにおけるピークを含み、頻度が閾値を越えるか頻度がゼロになるまでの周波数ビンの範囲である台の帯域幅を乗じた値を、瞬時周波数ヒストグラムの総標本数に、ピークの帯域幅を乗じた値、で除したピーク密度を算出する周波数局所集中度算出部と、パルス内変調方式を分析するパルス分析部と、を備える。パルス分析部は、BT積が第1の閾値より小さく、かつ、ピーク密度が第2の閾値より小さい場合に、パルス内変調が無いと判別し、BT積が第1の閾値以上、または、ピーク密度が第2の閾値以上の場合に、パルス内変調が有ると判別する。
この発明のパルス内変調分析装置は、パルス分析部がパルス波形から算出した2つ以上の特徴パラメータをまとめて用いてパルス内変調方式を判別するようにしたので、パルス内変調の特徴が不明確な場合においてもパルス内変調方式を判別できる。
本発明の実施の形態に係るパルス内変調分析装置の構成例を示すブロック図である。 実施の形態において、パルス波形の瞬時周波数ヒストグラムにおけるピーク密度を算出する方法を説明する図である。 FH信号の瞬時周波数波形の例を示す図である。 FH信号の瞬時周波数波形の差分波形の例を示す図である。 実施の形態において、FH信号に対して瞬時周波数波形の差分絶対値波形に対する正規化されたPRIスペクトルを算出した例を示す図である。 実施の形態におけるパルス内変調の判別と特徴パラメータの関係を表す図である。 実施の形態に係るパルス内変調判別の動作の一例を示すフローチャートである。 実施の形態に係るパルス内変調分析装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
実施の形態.
図1は、本発明の実施の形態に係るパルス内変調分析装置の構成例を示すブロック図である。図1において、パルス内変調分析装置1は、アンテナ10、RF−IF(高周波周波数−中間周波周波数)変換部11、A−D(アナログ−デジタル)変換部12およびパルス分析部20を備える。パルス内変調分析装置1は、例えばアンテナ、ダウンコンバータ、デジタルオシロスコープ、プログラム制御されるCPU(Central Processing Unit)、磁気ディスク等の記憶装置を有するデータ処理装置(コンピュータ)等で構成することができる。
アンテナ10は、レーダ信号を受信してRF信号を取り出し、RF−IF変換部11に出力する。RF信号は、RF−IF変換部11でIF(中間周波数:Intermediate Frequency)信号に変換される。変換されたIF信号は、A−D変換部12によりデジタル信号に変換され、メモリ(図示せず)に格納される。同時に、各パルスの到来時刻TOAを記録する。パルス分析部20では、メモリに格納されたデジタル信号を読み出し、パルス波形を抽出する。そして、パルス波形から特徴パラメータを算出して分析し、パルス内変調の変調方式の判別を行う。また、判別された変調方式のデジタル信号についてパラメータを抽出する。パルス分析部20で判別した変調方式およびパルス波形の特徴パラメータに基づいて、デジタル信号からパルス列を変調方式、すなわち発信源ごとに分離することができる。
パルス分析部20は、BT積算出部21、周波数局所集中度算出部22、無変調/位相変調判別部23、周期性強度算出部24、ばらつき算出部25およびチャープ/FH判別部26を含む。以下、A−D変換したのちのデジタル信号から、パルス内変調を判別する処理の詳細を説明する。
パルス分析部20は、デジタル信号をベースバンド信号に変換し、その絶対値を取ることにより算出した信号の振幅波形からパルス位置を検出し、その位置のベースバンド信号をパルス波形として抽出する。また、抽出したパルス波形からパルス幅を算出すると共に、パルス波形を離散フーリエ変換することによりパルス波形のスペクトルを算出し、算出したスペクトルから信号帯域幅を算出する。さらに、パルス波形の瞬時周波数波形を算出する。瞬時周波数波形は、パルス波形を[数1]式で表すと、例えば[数2]式で算出することができる。
Figure 0005979942
Figure 0005979942
ここで、jは虚数単位、Im[]は括弧内の虚部を表す。瞬時周波数波形は、パルスの位相波形を局所線形近似すること等により求めてもよい。
BT積算出部21はパルス幅Tと信号帯域幅Bの積であるBT積を算出する。周波数局所集中度算出部22は、瞬時周波数波形から瞬時周波数ヒストグラムを算出し、周波数の局所集中度としてピーク密度を算出する。
図2は、実施の形態において、パルス波形の瞬時周波数ヒストグラムにおけるピーク密度を算出する方法を説明する図である。図2はパルス波形の瞬時周波数ヒストグラムを表しており、その総標本数をNとする。頻度が最大の周波数ビンを含み、所定の閾値を超える周波数ビンの集合をピークと定義する。ピークに含まれる標本数をNp、帯域幅をBpで表す。また、ピークの周辺で所定の閾値を超えない範囲を台とし、その帯域幅をBsで表すと、ピーク密度Dpは[数3]式として算出される。
Figure 0005979942
次に、無変調/位相変調判別部23は、特徴パラメータとして算出されたBT積とピーク密度の1つ以上の特徴パラメータを含む、1つ以上の条件式により無変調信号と位相変調信号を判別する。具体的には、所定の閾値ε、δに対して、BT<εかつDp<δであれば無変調信号と判別し、Dp≧δであれば位相変調信号と判別する。無変調信号は、BT積が2以下程度となるが、位相変調信号もシンボル数が少ない場合は小さなBT積を持つため、BT積だけで無変調信号を判別すると誤判別を起こす可能性がある。そこで、BT積とピーク密度をまとめて用いて無変調信号と位相変調信号を判別することにより、判別精度を向上させることができる。
無変調信号とも位相変調信号とも判別されなかった場合は、周期性強度算出部24が、パルス波形の周波数変化の周期性強度として、パルス波形の瞬時周波数波形の差分絶対値波形に対するPRIスペクトル最大値を算出する。また、ばらつき算出部25が、パルス波形の周波数変化のばらつきとして、パルス波形の瞬時周波数波形の差分波形の標準偏差を算出する。
パルス波形の瞬時周波数波形の差分絶対値波形に対するPRIスペクトルの算出について説明する。PRIスペクトルは、元々パルス列を分離するために用いられるPRI変換の結果得られるもので、PRI(Pulse Repetition Interval:パルス繰り返し間隔)に対するその成分強度分布の一種である(例えば、特許文献3参照)。
本実施の形態では、PRIスペクトルをパルス波形の周波数変化の周期性強度を評価する方法として利用する。パルス波形の瞬時周波数波形の時間差分波形をWk、k=1、...、Kと表し、Wk〜N(0、σ)(平均0、標準偏差σの正規分布)かつ、i.i.d.(independent and identically distributed:独立同分布)と仮定する。また、その絶対値を取ったもの(パルス波形の瞬時周波数波形の差分絶対値波形)をXkで表す。Xkの確率密度関数は次式で表される。[数4]式の「:=」は、定義であることを表す。
Figure 0005979942
とX の期待値はそれぞれ次式で表される。
Figure 0005979942
Figure 0005979942
以降、γ=(√(2/π))・σとする。
確率変数列{X}k=1,...,Kに含まれる周期τ>2の成分をPRI変換で評価することを考える。Kがτに対して十分大きく、Kがτの倍数ではない場合はKがτの倍数となるように端部を切り取るものとする。PRI変換は次式で表される。
Figure 0005979942
なお、{|Yτ|}をPRIスペクトルと呼ぶ。YτとYτ の期待値は次式となる。
Figure 0005979942
Figure 0005979942
Kが十分大きい場合は、中心極限定理によりYの実部、虚部を正規分布と見なすことができ、Zτ=Yτ/√(E[Yτ ])とすると、|Zτ|は標準偏差1のレイリー分布に従う。{|Zτ|}を正規化されたPRIスペクトルと呼ぶことにする。
Wkが i.i.d.な正規分布に従う場合 (Wkに周期成分が含まれず、Zτが標準偏差1のレイリー分布に従う場合)、|Zτ|が一定の閾値ρを超える確率を所望の値ξ以下となるように閾値ρを設定できる。|Zτ|が閾値ρを超えた場合に、{X}k=1,...,Kに周期τの成分が含まれていると判断すれば、誤警報確率ξで周期τの成分、すなわち周波数切替周期τのFH信号を検出できる。図3にFH信号の瞬時周波数波形の例を、図4にその時間差分波形を示す。図5は、実施の形態において、FH信号に対して瞬時周波数波形の差分絶対値波形に対する正規化されたPRIスペクトルを算出した例を示す図である。
周期性強度算出部24は、パルス波形の瞬時周波数波形の差分絶対値波形に対する正規化されたPRIスペクトル{|Zτ|}を算出し、その最大値Θ|Δf|をパルス波形の周波数変化の周期性強度として算出する。ばらつき算出部25は、パルス波形の周波数変化のばらつきとしてパルス波形の瞬時周波数波形の差分波形Wk、k=1,...,Kの標準偏差σΔfを算出する。
次に、チャープ/FH判別部26は、特徴パラメータとして算出されたパルス波形の瞬時周波数波形の差分絶対値波形に対する正規化されたPRIスペクトル最大値Θ|Δf|と、パルス波形の瞬時周波数波形の差分波形の標準偏差σΔfの1つ以上の特徴パラメータを含む、1つ以上の条件式によりチャープ信号とFH信号を判別する。具体的には、所定の閾値η、ζに対して、Θ|Δf|<ηかつσΔf<ζであればチャープ信号と判別し、Θ|Δf|≧ηまたはσΔf≧ζであればFH信号と判別する。
周波数変化量が小さく、周波数が単調増加もしくは単調減少するFH信号はチャープ信号との判別が難しいが、パルス波形の瞬時周波数波形の差分絶対値波形に対する正規化されたPRIスペクトル最大値と、パルス波形の瞬時周波数波形の差分波形の標準偏差をまとめて用いてチャープ信号とFH信号を判別することにより、判別精度を向上させることができる。
図6は、実施の形態におけるパルス内変調の判別と特徴パラメータの関係を表す図である。無変調/位相変調判別部23は、BT積とパルス波形の瞬時周波数ヒストグラムにおけるピーク密度をまとめて用いて無変調信号と位相変調信号を判別する。無変調信号とも位相変調信号とも判別されなかった場合は、チャープ/FH判別部26は、パルス波形の瞬時周波数波形の差分絶対値波形に対するPRIスペクトル最大値と、パルス波形の瞬時周波数波形の差分波形の標準偏差をまとめて用いてチャープ信号とFH信号を判別する。
図7は、実施の形態に係るパルス内変調判別の動作の一例を示すフローチャートである。RF−IF変換部11は、パルス内変調分析装置1に入力されたパルス変調信号の中心周波数を変換し(ステップS01)、A−D変換部12は、周波数変換されたパルス変調信号をデジタル信号にA−D変換する(ステップS02)。次に、パルス分析部20は、A−D変換されたデジタル信号からパルス波形を抽出する(ステップS03)。BT積算出部21は、抽出されたパルス波形のパルス幅と周波数帯域幅を算出し、パルス幅と周波数帯域幅の積であるBT積を算出する(ステップS04)。周波数局所集中度算出部22は、さらにパルス波形の周波数の局所集中度としてパルス波形の瞬時周波数ヒストグラムにおけるピーク密度を算出する(ステップS05)。
無変調/位相変調判別部23は、2つ以上の特徴パラメータとしてBT積とピーク密度をまとめて用いて、無変調信号と位相変調信号を判別する。すなわち、BT<εかつDp<δの場合(ステップS06;YES)、無変調信号と判別する(ステップS07)。そして、BT≧εまたはDp≧δであって(ステップS06;NO)、Dp≧δの場合に(ステップS08;YES)、位相変調信号と判別する(ステップS09)。
無変調信号とも位相変調信号とも判別されなかった場合は(ステップS08;NO)、周期性強度算出部24は、パルス波形の周波数変化の周期性強度として、パルス波形の瞬時周波数波形の差分絶対値波形に対する、正規化されたPRIスペクトルの最大値を算出し(ステップS10)、ばらつき算出部25は、パルス波形の周波数変化のばらつきとしてパルス波形の瞬時周波数波形の差分絶対値波形の標準偏差を算出する(ステップS11)。
チャープ/FH判別部26は、2つ以上の特徴パラメータとして、パルス波形の瞬時周波数波形の差分絶対値波形に対する、正規化されたPRIスペクトルの最大値とパルス波形の瞬時周波数波形の差分絶対値波形の標準偏差をまとめて用いて、チャープ信号とFH信号を判別する。すなわち、Θ|Δf|<ηかつσΔf<ζであれば(ステップS12;YES)、チャープ信号と判別し(ステップS13)、Θ|Δf|≧ηまたはσΔf≧ζであれば(ステップS12;NO)、FH信号と判別する(ステップS14)。
以上説明したように、本実施の形態によれば、パルス分析部20がパルス波形から算出した2つ以上の特徴パラメータをまとめて用いてパルス内変調方式を判別するようにしたので、パルス内変調の特徴が不明確な場合においてもパルス内変調方式を判別できる。
なお、実施の形態では、BT積および周波数局所集中度から無変調/位相変調を判別し、パルス波形の周波数変化の周期性強度およびばらつきからチャープ信号/FH信号を判別する例を説明した。パルス分析部20は、実施の形態に限らず、他の構成をとることもできる。例えば、BT積および周波数局所集中度から無変調/位相変調を判別するだけでもよい。また、周波数変化の周期性強度およびばらつきからチャープ信号/FH信号を判別するだけの構成でもよい。
図8は、実施の形態に係るパルス内変調分析装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。パルス内変調分析装置1は、図8に示すように、制御部31、主記憶部32、外部記憶部33、アンテナ10、周波数変換器34およびA−D変換器35を備える。主記憶部32、外部記憶部33およびA−D変換器35はいずれも内部バス30を介して制御部31に接続されている。
制御部31はCPU(Central Processing Unit)等から構成され、外部記憶部33に記憶されているプログラム39に従って、前述のパルス内変調分析の処理を実行する。
主記憶部32はRAM(Random-Access Memory)等から構成され、外部記憶部33に記憶されているプログラム39をロードし、制御部31の作業領域として用いられる。
外部記憶部33は、フラッシュメモリ、ハードディスク、DVD−RAM(Digital Versatile Disc Random-Access Memory)、DVD−RW(Digital Versatile Disc ReWritable)等の不揮発性メモリから構成され、前記の処理を制御部31に行わせるためのプログラム39を予め記憶し、また、制御部31の指示に従って、このプログラム39が記憶するデータを制御部31に供給し、制御部31から供給されたデータを記憶する。外部記憶部33は、ROM(Read-Only Memory)を含んでもよい。例えば、プログラム39は、ROMに格納され、主記憶部32にロードされる。
周波数変換器34は、アンテナ10で受信したRF信号を、IF(中間周波数:Intermediate Frequency)信号に変換する。A−D変換器35は、周波数変換器34で変換されたIF信号を、デジタル信号に変換し、主記憶部32に記憶する。
図1に示すパルス内変調分析装置1のA−D変換部12、BT積算出部21、周波数局所集中度算出部22、無変調/位相変調判別部23、周期性強度算出部24、ばらつき算出部25およびチャープ/FH判別部26の処理は、プログラム39が、制御部31、主記憶部32、外部記憶部33およびA−D変換器35などを資源として用いて処理することによって実行する。
その他、前記のハードウエア構成やフローチャートは一例であり、任意に変更および修正が可能である。
制御部31、主記憶部32、外部記憶部33およびA−D変換器35などから構成されるパルス内変調分析装置1の処理を行う中心となる部分は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。たとえば、前記の動作を実行するためのコンピュータプログラムを、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM等)に格納して配布し、当該コンピュータプログラムをコンピュータにインストールすることにより、前記の処理を実行するパルス内変調分析装置1を構成してもよい。また、インターネット等の通信ネットワーク上のサーバ装置が有する記憶装置に当該コンピュータプログラムを格納しておき、通常のコンピュータシステムがダウンロード等することでパルス内変調分析装置1を構成してもよい。
また、パルス内変調分析装置1の機能を、OS(オペレーティングシステム)とアプリケーションプログラムの分担、またはOSとアプリケーションプログラムとの協働により実現する場合などには、アプリケーションプログラム部分のみを記録媒体や記憶装置に格納してもよい。
また、搬送波にコンピュータプログラムを重畳し、通信ネットワークを介して配信することも可能である。たとえば、通信ネットワーク上の掲示板(BBS, Bulletin Board System)に前記コンピュータプログラムを掲示し、ネットワークを介して前記コンピュータプログラムを配信してもよい。そして、このコンピュータプログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、前記の処理を実行できるように構成してもよい。
1 パルス内変調分析装置
10 アンテナ
11 RF−IF変換部
12 A−D変換部
20 パルス分析部
21 BT積算出部
22 周波数局所集中度算出部
23 無変調/位相変調判別部
24 周期性強度算出部
25 ばらつき算出部
26 チャープ/FH判別部
31 制御部
32 主記憶部
33 外部記憶部
34 周波数変換器
35 A−D変換器

Claims (6)

  1. レーダ信号を受信してRF信号を取り出すアンテナと、
    前記RF信号をデジタル信号に変換するA−D変換部と、
    前記A−D変換部で変換されたデジタル信号からパルス波形を抽出して、前記パルス波形のパルス幅と周波数帯域幅の積であるBT積を算出するBT積算出部と、
    前記パルス波形について複数の時間で算出した瞬時周波数の分布を求めた瞬時周波数ヒストグラムにおける、頻度が最大の周波数ビンを含み頻度が決められた閾値を超える周波数ビンの集合であるピークに含まれる標本数に、前記瞬時周波数ヒストグラムにおける前記ピークを含み、頻度が前記閾値を越えるか頻度がゼロになるまでの周波数ビンの範囲である台の帯域幅を乗じた値を、前記瞬時周波数ヒストグラムの総標本数に、前記ピークの帯域幅を乗じた値、で除したピーク密度を算出する周波数局所集中度算出部と、
    前記BT積が第1の閾値より小さく、かつ、前記ピーク密度が第2の閾値より小さい場合に、パルス内変調が無いと判別し、前記BT積が前記第1の閾値以上、または、前記ピーク密度が前記第2の閾値以上の場合に、パルス内変調が有ると判別するパルス分析部と、
    を備えるパルス内変調分析装置。
  2. 前記パルス分析部は、前記ピーク密度が前記第2の閾値以上の場合に、パルス内変調が位相変調であると判別する請求項1に記載のパルス内変調分析装置。
  3. 前記パルス波形の瞬時周波数波形の差分絶対値波形に対するパルス繰り返し間隔スペクトルの最大値である、PRIスペクトル最大値を算出する周期性強度算出部と、
    前記パルス波形の瞬時周波数波形の差分波形の標準偏差を算出するばらつき算出部と、
    を備え、
    前記パルス分析部は、
    前記BT積が前記第1の閾値以上、かつ、前記ピーク密度が前記第2の閾値より小さい場合であって、前記PRIスペクトル最大値が第3の閾値より小さく、かつ、前記標準偏差が第4の閾値より小さい場合に、パルス内変調がチャープ信号であると判別し、
    前記BT積が前記第1の閾値以上、かつ、前記ピーク密度が前記第2の閾値より小さい場合であって、前記PRIスペクトル最大値が前記第3の閾値以上、または、前記標準偏差が前記第4の閾値以上である場合に、パルス内変調が周波数ホッピング信号であると
    判別する、請求項1または2に記載のパルス内変調分析装置。
  4. 前記周期性強度算出部は、前記PRIスペクトルを正規化し、
    前記パルス分析部は、前記正規化されたPRIスペクトルを用いて、チャープ信号と周波数ホッピング信号を判別する
    請求項に記載のパルス内変調分析装置。
  5. 前記アンテナで取り出した前記RF信号をIF信号に変換して、前記A−D変換部の入力とするRF−IF変換部をさらに備える、請求項1から4のいずれか1項に記載のパルス内変調分析装置。
  6. レーダ信号を受信しその変調方式を分析して判別するパルス内変調分析装置が行うパルス内変調分析方法であって、
    アンテナで受信したRF信号をデジタル信号に変換するA−D変換ステップと、
    前記A−D変換ステップで変換されたデジタル信号からパルス波形を抽出して、前記パルス波形のパルス幅と周波数帯域幅の積であるBT積を算出するBT積算出ステップと、
    前記パルス波形について複数の時間で算出した瞬時周波数の分布を求めた瞬時周波数ヒストグラムにおける頻度が最大の周波数ビンを含み、決められた閾値を超える周波数ビンの集合であるピークに含まれる標本数に、前記瞬時周波数ヒストグラムにおける前記ピークを含み、頻度が前記閾値を越えるか頻度がゼロになるまでの周波数ビンの範囲である台の帯域幅を乗じた値を、前記瞬時周波数ヒストグラムの総標本数に、前記ピークの帯域幅を乗じた値、で除したピーク密度を算出する周波数局所集中度算出ステップと、
    前記BT積が第1の閾値より小さく、かつ、前記ピーク密度が第2の閾値より小さい場合に、パルス内変調が無いと判別し、前記BT積が前記第1の閾値以上、または、前記ピーク密度が前記第2の閾値以上の場合に、パルス内変調が有ると判別するパルス分析ステップと、
    を備えるパルス内変調分析方法。
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