JP3748405B2 - 車両用シート - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車用シートなどの車両用シート、詳しくは、シートの不使用時にシートクッション上にシートバックを重ねて折畳み、そのシートクッションの前、後脚を各々内方に折り畳んで収納できる車両用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動車用シート(リヤシート)には、シートクッションの前底部に前脚を取付け、この前脚の下端を車床、上端をシートクッション側に各々前後方向に回動自在に枢着し、シートクッションの後部を車体にロックするものが開示されている(例えば、特開平2000ー108746号公報)。
【0003】
これは、シートバックをシートクッション上に重ねてシートクッションの後部のロックを解除し、シートクッションを前脚の下端を回転中心に前方に回動させて車床上に収納することができる。
ところで、この収納シートにおいて、シートクッションの後底部に後脚を設け、この後脚の下端に車床側のストライカに係合するフックを設けることにより、車床に対して所望の高さのシートを設置できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
以上の如く、シートクッションの後部に後脚を設けると、収納時に後脚が折り畳まれるようにする必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
以上の如く、シートクッションの後部に後脚を設けると、収納時に後脚が折り畳まれるようにする必要がある。
そこで、前脚と後脚との間に渉って連動ロッドを連結することにより、後脚が前部の前方回動に連動して自動的に折り畳むことができる。
【0006】
ところが、前脚を設置する車床に対して後脚を高い車体にロックするものにおいては、車体に連動ロッドが干渉するため、連動ロッドを取付けることができないし、車体に干渉しないように前脚のクッションフレーム側に取付けると、その連動ロッドの取付性が悪い。
【0007】
加えて、前脚、及び後脚を各々内方に折り畳む構造のものは、シートを形成するために、例えば、トリムカバーでシートクッションのクッションフレーム、発泡体製のクッション材を被包する際に、前脚、後脚が邪魔になり、その作業性が頗る悪い不具合があった。
【0008】
また、クッションフレームにあらかじめ、前、後脚を取付けるものは、構造が複雑になる不具合もある。
【0009】
そこで、本発明は斯様に前脚の下端を回転中心に前方に前脚が折り畳まれ、それに連動して後脚もシートの底部内に折り畳まれる構造の車両用シートにおいて、前記不具合を解消することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するための本発明に係る車両用シートは、前記前脚の上部には、該前脚の上端に対して上方からシートクッションの内部に向けてアームを固設し、該アームの上端部に前記連動ロッドの一端を連結し、連動ロッドの他端は前記後脚に固着した取付片の長孔内に挿入係止し、該長孔は後脚の長さ方向に長く形成し、前記後脚には、収納時に連動ロッドに突き当たるストッパを設けてなる構成である。
【0011】
以上の構成により、前脚を設置する車床に対して、後脚を高い車床にロックするシートに後脚折畳み用の連動ロッドを取付けてることができ、連動ロッドがシートの側方より視覚されない。
【0012】
また、前記後脚に、収納時に連動ロッドに突き当たるストッパを設けることにより、後脚の折畳み時の回動範囲を一定に規制できるため、後脚を元の起立状態に戻すことが容易になる。
【0013】
更に、前記前脚及び後脚をシートクッションのクッションフレームに取付ける取付ブラケットは、クッションフレームにボルトで締結してなることにより、シートクッションを完成後、前脚、後脚をその完成後のシートのクッションフレームに取付けることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る車両用シート(自動車用のサードシート)の使用状態を示し、このシートは図4鎖線に示す前、後脚(1)(5)が折り畳まれて収納状態になるように形成されている。
【0015】
この車両用シートは、車体の***面(90)と床面(92)との間に有する壁面(91)が前方に突出している。そのため、前脚(5)及びこの前脚(5)に対して平行リンクを構成する回転防止用のロッド(8)は壁面(91)の形状に沿うように各々略く字状に折曲成形されている。
【0016】
前脚(5)及びロッド(8)は、図2に示すように各々の上端部(5A)、(8A)がシートクッション(SC)のクッションフレーム(3)側に、前後方向に回動可能に軸支され、各々の下端部(5B)、(8B)は前記壁面(91)の下部に締結したベースプレート(93)に、前後方向に回動可能に軸着されている。
【0017】
クッションフレーム(3)の後部底面左右にはコ字状の後部ブラケット(30)がボルドで締結され、この後部ブラケット(30)にU字状にパイプを折曲した後脚の両端部が折畳可能に取付けられ、この後脚(1)の一方端にフック(7)が設けてあり、このフック(7)が車体に固設したストライカ(6)に係合することにより、シートクッション(SC)がロックされるように形成されている。また、後脚(2)の前面下部にはゴム製のストッパ(12)が突設して、後脚(2)の折畳み時に後述する連動ロッド(2)に突き当たるように構成されているため、後脚(2)の折り畳み範囲は一定に規制され、後脚(1)を元の起立状態に戻し易いようになっている。
【0018】
なお、前脚(5)はクッションフレーム(3)にボルトによって締結される前部ブラケット(31)に設けたストッパ(31A)、後脚(1)は前記クッションフレーム(3)に設けた前方開放状の後部ブラケット(30)の背部を構成するストッパ(30A)によって各々外方への移動を規制している。
【0019】
そして、前脚(5)の上部には前脚の上端である回転中心より上方に向けて、即ち、シートクッション(SC)の内部方向に向けてL字状のアーム(4)が一体に固着されている。従って、このアーム(4)の上端は、前脚(5)が内方である後方に回動すると、前方に移動するように形成されている。
【0020】
このアーム(4)の上端に、図2に示すように、後脚(1)折畳み用の連動ロッド(2)の一端(22)がピンで回動自在に枢着されている。連動ロッド(2)はシートの使用時或いは収納時にシートの構成部材に干渉しないように略く字状に形成されている。
【0021】
以上の連動ロッド(2)の他端(21)は直角状に折曲され、図3に示すように、後脚(1)側に固着した取付片(10)の長孔(10A)内に挿入係止している。
【0022】
この長孔(10A)は、後脚(1)の長さ方向に長く形成して、連動ロッド(2)の全長にバラツキがあっても、長孔(10A)が後脚(1)の長さ方向に拡い空間を有するため、連動ロッド(2)を取付片(10)に取付けることができる。
【0023】
なお、後脚(1)は上端部をボルト(1A)で後部ブラケット(30)にシートの使用状態において前方である内方に回動自在に軸支され、下端部にはフック(7)を内部に有する支片(11)を固設している。
【0024】
なお、以上の前脚(5)は前部ブラケット(31)と共に、シートクッション(SC)を組立後、即ち、クッションフレーム(3)に発泡体製クッション材(不図示)を支持させて、これらをトリムカバーで被包してシートクッション(SC)を組立後、クッションフレーム(3)にボルトで組付ける。また、後脚(1)も同様に後部ブラケット(30)と共にシートクッション(SC)の組立後にクッションフレーム(3)にボルトで締結する。
【0025】
図1に示すシートの使用状態から、図4に示すシートの収納状態に移行させるには、まず、シートバック(SB)を前倒してシートクッション(SC)上に重ねる。次に、フック(7)を操作レバー(不図示)で操作してストライカ(6)から外す。
【0026】
然る後、前脚(5)の下端部(SB)を回転中心に、シートバック(SB)を重ねたシートクッション(SC)全体を床面(92)方向に移動させる。これにより、前脚(5)が前方に回動するため、アーム(5)の上端部もシートクッション(SC)の内部において前方に移動する。
【0027】
そのため、アーム(5)の上端部に一端(22)が取付けられている連動ロッド(2)が前方に引っ張られるため、後脚(1)が内方である前方にそのストッパ(12)が連動ロッド(2)に突き当たるまで回動して折り畳まれ、図4に示すように、前脚(5)に後脚(1)とが重ねるように折り畳まれる。
【0028】
図4の収納状態より図1の使用状態にシートを戻すと、前脚(5)が起立し、連動ロッド(2)が後方に押し出されるため、後脚(1)が自動的に起立してフック(7)がストライカ(6)に係合する
【0029】
なお、前記後脚(1)を折り畳む際、連動ロッド(2)の他端(21)が挿入係止する長孔(10A)が後脚(1)の長さ方向に長いため、即ち、連動ロッド(2)の長さ方向と長孔(10A)の長さ方向は略直角状であるため、連動ロッド(2)によって後脚(1)は引っ張られて回動する。
【0030】
【発明の効果】
本請求項1の発明によれば、後脚折畳み用の連動ロッドがシートクッション内部に収納され、外部から視覚されることがないため、シートクッションの外観品質を向上し得るし、また、後脚と前脚との間に段差を有する車床にシートを設置できる。
【0031】
また、折畳み時の後脚がストッパによって元の起立状態に戻ることができる範囲で回動するため、折り畳み時の後脚の戻りがスムーズになる。
更に、折り畳み時にシートに加わる下向きの負荷により前脚、アームに図4において反時計方向の回転力により、その回転力が連動ロッドに伝わるが、連動ロッドの他端は後脚の側の長孔内に挿入されているため、前記回転力によって連動ロッドが変形しないし、また、後脚も変形しない。
従って、折り畳み時に、取付片の長孔と前記ストッパによって連動ロッド、後脚は前記負荷によって変形することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用シートの使用状態における側面図である。
【図2】要部の拡大図である。
【図3】図2のA部の拡大図である。
【図4】収納状態の部分切欠側面図である。
【符号の説明】
1 後脚
2 連動ロッド
3 クッションフレーム
4 アーム
5 前脚
12 ストッパ
Claims (1)
- シートクッションに、前、後脚を各々内方に折畳み可能に枢着すると共に、前、後間に渉って連動ロッドを架設して、前脚の内方への回動に連動して後脚が内方に回動して収納される車両用シートであって、
前記前脚の上部には、該前脚の上端に対して上方からシートクッションの内部に向けてアームを固設し、該アームの上端部に前記連動ロッドの一端を連結し、連動ロッドの他端は前記後脚に固着した取付片の長孔内に挿入係止し、該長孔は後脚の長さ方向に長く形成し、前記後脚には、収納時に連動ロッドに突き当たるストッパを設けてなる車両用シート。
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