JP3739971B2 - 外用組成物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、外用組成物に関する技術分野の発明であり、より具体的には、使用感触及び長期安定性に優れている、特に化粧料として有用な外用組成物に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】
近年、若年層を中心に、水々しく、肌に優しい感触を与え、さっぱりとした使用感触をもった化粧料が好まれるようになってきている。この傾向は、スキンケア製品のみならずボディケア製品やメーキャップ製品にも及んでいる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この使用感触を得るために、これらの製品において、カルボキシビニルポリマーが、増粘及び安定化剤として一般的に用いられている。しかしながら、アスコルビン酸リン酸マグネシウム,塩酸アルギニンのようなイオン化する薬剤を配合した製品や、顔料を配合したメーキャップ製品等においては、イオン化する薬剤や顔料等によってカルボキシビニルポリマーの増粘性が著しく阻害される。その結果、製品の保存中に、粘度低下,さらには、分離,沈降が起こる等、これらの製品は、長期安定性の面で問題を有している。
【0004】
この点を改善する目的で、キサンタンガムやヒドロキシエチルセルロース等の増粘剤が用いられる場合もある。しかしながら、このような増粘剤の使用により製品の長期安定性を満足させると、今度は、ぬめり感やべたつき感が生じてしまう。
【0005】
これらのことは、製品の使用感触や剤形の画一化につながり、消費者の多様化する嗜好を必ずしも満足させ得ていないのが現状である。
そこで、本発明は、消費者の多様化する嗜好に対応できる新たな使用感触を有し、長期安定性にも優れている、化粧料等の外用組成物を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明者らが鋭意検討を重ねた結果、増粘及び安定化のために、カルボキシビニルポリマーに代わって、サクシノグルカン及び水膨潤性粘土鉱物を用いることによって、水々しい上に肌なじみがよく、非常にさっぱりとした使用後感を与える等、従来の化粧料にない使用感触を有し、しかも、イオン化する薬剤や顔料を配合しても、粘度低下や分離,沈降が起こらず、長期安定性にも優れている、特に化粧料として有用な外用組成物が得られることを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
すなわち、本発明は、サクシノグルカンと水膨潤性粘土鉱物とを含有し、かつ、アクリル酸メタクリル酸アルキル重合体を組成物全体に対して0.005〜5.0重量%含有する、外用組成物を提供する発明である。この組成物に油性成分を配合すると、より好ましい使用感触を有する外用組成物が得られる。また、この組成物、特に油性成分を含有するものに、界面活性剤を配合すると、特に本発明の所期の効果を有効に発揮し得る。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
本発明外用組成物(以下本発明組成物という)は、サクシノグルカンと水膨潤性粘土鉱物とを含有する。
【0009】
本発明組成物に配合されるサクシノグルカンは、微生物に由来する多糖類の一種であり、ガラクトース及びグルコースから誘導される糖単位に加え、コハク酸及びピルビン酸及び随意成分としての酢酸又はこれらの酸の塩から誘導される単位を含む、微生物に由来する多糖類を意味する。
【0010】
より具体的にはサクシノグルカンは、平均分子量が約600万で、以下の構造式を有する、ガラクトース単位1:グルコース単位7:コハク酸単位0.8:ピルビン酸単位1を含み、場合により随意成分である酢酸単位を含む、水溶性高分子である。
【0011】
【化1】
【0012】
上記式中、Glucはグルコース単位を、Galac はガラクトース単位を表す。また、括弧内の表示は、糖単位同士の結合様式を表す。例えば(β1、4)は、β1−4結合を表す。
【0013】
このサクシノグルカンの供給源となる微生物としては、例えば、シュードモナス属、リゾビウム属、アルカリゲネス属又はアグロバクテリウム属の微生物が挙げられるが、アグロバクテリウム属に属する細菌であるアグロバクテリウム・ツメファシエンスI−736(ブタペスト条約に従い1988年3月1日に微生物培養締結国収集機関(CNCM)に寄託され、I−736の番号で公に入手できる)が、特に好ましい。
【0014】
サクシノグルカンは、これらの微生物を培地中で培養することによって製造することができる。
より具体的には、概ね、グルコース,蔗糖,デンプンの加水分解物等の炭素源;カゼイン,カゼイネート,野菜粉末,酵母エキス,コーンスティープリカー(CSL)等の有機窒素源;金属の硫酸塩,リン酸塩,炭酸塩等の無機塩類;及び、随意微量元素等を含む培地中で、上記微生物を培養することによって、サクシノグルカンを製造することができる。
【0015】
また、一般にこの培養は、1〜4バールの圧力下、25〜35℃の温度で、撹拌培養等の好気条件下で行うことが好ましい。また、培地のpHは5〜9、好ましくは6〜8である。
【0016】
培養終了後、培養培地を熱処理後、イソプロピルアルコール等の有機溶媒と連続的に接触させることにより、サクシノグルカンを析出させることができる。サクシノグルカンを培養培地から単離する際には、好ましくは、これを濾過し、遠心分離を施し、加圧、乾燥する。このようにして、本発明組成物に配合し得るサクシノグルカンを得ることができる。
【0017】
なお、本発明組成物には、このようにして製造されたサクシノグルカンをそのまま配合し得ることは勿論、必要に応じて、これに、酸分解,アルカリ分解,酵素分解,超音波処理等を施して得られる分解処理物も同様に配合することができる。
【0018】
本発明組成物中のサクシノグルカンの含有量は、組成物全体に対して0.01〜15.0重量%であることが好ましい。特に、サクシノグルカンの含有量が、組成物全体に対して、0.1〜10.0重量%である場合には、本発明組成物はジェル状を呈し、長期安定性により優れたものとなる。
【0019】
サクシノグルカンの含有量が、組成物全体に対して0.01重量%未満であると、得られる組成物の長期安定性が悪くなり好ましくなく、同15.0重量%を超えると、べたつきが感じられるようになって、使用感触が悪くなり好ましくない。
【0020】
本発明組成物に配合される水膨潤性粘土鉱物は、水膨潤性を有する粘土鉱物であれば特に制限されず、天然のものでも合成のものでもよく、また、いかなる組成のものでもよい。
【0021】
水膨潤性粘土鉱物としては、例えば、モンモリロナイト,サポナイト,ヘクトライト,バイデライト,ノントロナイト,ソーコナイト,スチブンサイト等のスメクタイト;膨潤性の雲母等が挙げられる。
【0022】
本発明組成物には、水膨潤性粘土鉱物の1種のみを配合しても、2種以上を組み合わせて配合してもよい。
本発明組成物中の水膨潤性粘土鉱物の含有量は、組成物全体に対して0.01〜15.0重量%であることが好ましく、0.1〜10.0重量%であることが特に好ましい。水膨潤性粘土鉱物の含有量が、組成物全体に対して0.01重量%未満であると、得られる組成物の長期安定性が悪くなり好ましくなく、同15.0重量%を超えると、本発明の特徴を有する組成物の製造が困難となり好ましくない。
【0023】
本発明組成物に、サクシノグルカン及び水膨潤性粘土鉱物に加え、さらに油性成分を配合することが好ましい。油性成分を配合すると、皮膚に塗布する際ののびが非常によくなり、また、うるおい感が向上する等、特に化粧料として、より好ましい使用感触を有するものが得られる。
【0024】
本発明組成物に配合され得る油性成分は、化粧料等の外用組成物に配合できる油性成分であれば特に制限されず、液体のものでも固体のものでもよく、例えば、アボガド油,ツバキ油,タートル油,マカデミアナッツ油,トウモロコシ油,ミンク油,オリーブ油,ナタネ油,卵黄油,ゴマ油,パーシック油,小麦胚芽油,サザンカ油,ヒマシ油,アマニ油,サフラワー油,綿実油,エノ油,大豆油,落花生油,茶実油,カヤ油,コメヌカ油,シナギリ油,日本キリ油,ホホバ油,胚芽油,トリオクタン酸グリセリル,トリイソパルミチン酸グリセリル,イソオクタン酸セチル,ミリスチン酸イソプロピル,流動パラフィン,スクワラン,イソパラフィン,メチルシリコーン,メチルフェニルシリコーン,オレイルアルコール,2−オクチルドデカノール等の液体油脂;カカオ脂,ヤシ油,馬脂,硬化ヤシ油,パーム油,牛脂,羊脂,硬化牛脂,パーム核油,豚脂,牛骨脂,モクロウ核油,硬化油,牛脚脂,モクロウ,硬化ヒマシ油,ミツロウ,キャンデリラロウ,綿ロウ,カルナウバロウ,ベイベリーロウ,イボタロウ,鯨ロウ,モンタンロウ,ヌカロウ,ラノリン,カポックロウ,酢酸ラノリン,液状ラノリン,サトウキビロウ,ラノリン脂肪酸イソプロピル,ラウリン酸へキシル,還元ラノリン,ジョジョバロウ,硬質ラノリン,セラックロウ,コレステロール,フィトステロール,マイクロクリスタリンワックス,べへニルアルコール,ステアリルアルコール,セチルアルコール,ベヘニン酸,ステアリン酸,ミリスチン酸等の固体油脂及びロウが挙げられる。
【0025】
本発明組成物には、油性成分の1種のみを配合しても、2種以上を組み合わせて配合してもよい。
本発明組成物中の油性成分の含有量は、組成物全体に対して0.1〜40.0重量%であることが好ましく、0.3〜30.0重量%であることが特に好ましい。油性成分の含有量が、組成物全体に対して0.1重量%未満であると、皮膚に塗布する際ののびの向上が認められず好ましくなく、同40.0重量%を超えると、さっぱり感が失われ、使用感触が悪くなり好ましくない。
【0026】
本発明組成物には、さらに界面活性剤を配合することが好ましい。界面活性剤を配合すると、本発明組成物の長期安定性をさらに向上させることができる。特に、本発明組成物に油性成分を配合すると、長期安定性が悪くなる場合があるが、この場合でもさらに界面活性剤を配合することによって、優れた長期安定性を有する本発明組成物を得ることができ好ましい。
【0027】
本発明組成物に配合され得る界面活性剤は、化粧料等の外用組成物に配合できる界面活性剤であれば特に制限されず、非イオン性,アニオン性,カチオン性又は両性の界面活性剤のいずれでもよく、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル,グリセリン又はポリグリセリン脂肪酸エステル,プロピレングリコール脂肪酸エステル,ポリオキシエチレン(以下「POE」と略す)ソルビタン脂肪酸エステル,POEソルビット脂肪酸エステル,POEグリセリン脂肪酸エステル,POE脂肪酸エステル,POEアルキルエーテル,POEアルキルフェニルエーテル,POE・ポリオキシプロピレン(以下「POP」と略す)アルキルエーテル,POEヒマシ油又は硬化ヒマシ油誘導体,POE蜜ロウ・ラノリン誘導体,アルカノールアミド,POEプロピレングリコール脂肪酸エステル,POEアルキルアミン,POE脂肪酸アミド,ショ糖脂肪酸エステル,ポリエーテル変性シリコーン,脂肪酸セッケン,高級アルキル硫酸エステル塩,アルキルエーテル硫酸エステル塩,N−アシルサルコシン酸塩,高級脂肪酸アミドスルホン酸塩,リン酸エステル塩,スルホコハク酸塩,アルキルベンゼンスルホン酸塩,N−アシルグルタミン酸塩,アルキルトリメチルアンモニウム塩,ジアルキルジメチルアンモニウム塩,イミダゾリン系両性界面活性剤,ベタイン系界面活性剤等が挙げられる。
【0028】
本発明組成物には、界面活性剤の1種のみを配合しても、2種以上を組み合わせて配合してもよい。
本発明組成物中の界面活性剤の含有量は、使用感触や安全性を損なわない範囲で適宜選択されるが、組成物全体に対して0.01〜5.0重量%であることが好ましく、0.05〜2.0重量%であることが特に好ましい。界面活性剤の含有量が、組成物全体に対して0.01重量%未満であると、長期安定性を向上させる効果が充分に得られず好ましくなく、同5.0重量%を超えると、得られる組成物の使用感触が悪くなり好ましくない。
【0029】
本発明組成物には、さらにアクリル酸メタクリル酸アルキル重合体を配合することが好ましい。アクリル酸メタクリル酸アルキル重合体を配合すると、長期安定性をさらに向上させることができる。特に、本発明組成物に油性成分を配合すると、長期安定性が悪くなる場合があるが、この場合でもさらにアクリル酸メタクリル酸アルキル重合体を配合することによって、優れた長期安定性を有する本発明組成物を得ることができ好ましい。
【0030】
本発明組成物に配合されるアクリル酸メタクリル酸アルキル重合体は、化粧料等の外用組成物に配合できるものであれば特に限定されず、いかなるアルキル基を有するものでも、いかなる重合度のものでもよい。例えば、PEMULEN TR-2 (BF
Goodrich 社製)が挙げられる。
【0031】
本発明組成物中のアクリル酸メタクリル酸アルキル重合体の含有量は、使用感触や安全性を損なわない範囲で適宜選択されるが、組成物全体に対して0.005〜5.0重量%であることが好ましく、同0.01〜2.0重量%であることが特に好ましい。アクリル酸メタクリル酸アルキル重合体の含有量が、組成物全体に対して0.005重量%未満であると、長期安定性を向上させる効果が充分に得られず好ましくなく、同5.0重量%を超えると、得られる組成物の使用感触が悪くなり好ましくない。
【0032】
本発明組成物には上記成分のほか、化粧料等の外用組成物に一般に配合され得る成分、例えば、
プロピレングリコール,ジプロピレングリコール,1,3−ブチレングリコール,1,4−ブチレングリコール,ジエチレングリコール,トリエチレングリコール,それ以上の分子量のポリエチレングリコール等のグリコール類;
グリセリン,ジグリセリン,それ以上の分子量のポリグリセリン類;
ソルビトール,マンニトール,マルチトール,キシリトール,エリスリトール等の糖アルコール類;
フルクトース,グルコース,ガラクトース,マルトース,ラクトース,トレハロース等の糖類;
タルク,カオリン,雲母,綿雲母(セリサイト),白雲母,金雲母,合成雲母,紅雲母,黒雲母,リチア雲母,バーミキュライト,炭酸マグネシウム,炭酸カルシウム,ケイ酸アルミニウム,ケイ酸バリウム,ケイ酸カルシウム,ケイ酸マグネシウム,ケイ酸ストロンチウム,タングステン酸金属塩,マグネシウム,シリカ,ゼオライト,硫酸バリウム,焼成硫酸カルシウム(焼セッコウ),リン酸カルシウム,弗素アパタイト,ヒドロキシアパタイト,セラミックパウダー,金属石鹸(ミリスチン酸亜鉛,パルミチン酸カルシウム,ステアリン酸アルミニウム等),窒化ホウ素等の無機粉末;
ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末),ポリエチレン粉末,ポリメタクリル酸メチル粉末,ポリスチレン粉末,スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末,ベンゾグアナミン樹脂粉末,ポリ四弗化エチレン粉末,セルロース粉末等の有機粉末;
【0033】
二酸化チタン,酸化亜鉛等の無機白色顔料;酸化鉄(ベンガラ),チタン酸鉄等の無機赤色系顔料;γ−酸化鉄等の無機褐色系顔料;黄酸化鉄,黄土等の無機黄色系顔料;黒酸化鉄,カーボンブラック,低次酸化チタン等の無機黒色系顔料;マンガンバイオレット,コバルトバイオレット等の無機紫色系顔料;酸化クロム,水酸化クロム,チタン酸コバルト等の無機緑色系顔料;群青,紺青等の無機青色系顔料;酸化チタンコーテッドマイカ,酸化チタンコーテッドオキシ塩化ビスマス,酸化チタンコーテッドタルク,着色酸化チタンコーテッドマイカ,オキシ塩化ビスマス,魚鱗箔等のパール顔料;アルミニウムパウダー,カッパーパウダー等の金属粉末顔料;赤色201号,赤色202号,赤色204号,赤色205号,赤色220号,赤色226号,赤色228号,赤色405号,橙色203号,橙色204号,黄色205号,黄色401号及び青色404号等の有機顔料;赤色3号,赤色104号,赤色106号,赤色227号,赤色230号,赤色401号,赤色505号,橙色205号,黄色4号,黄色5号,黄色202号,黄色203号,緑色3号及び青色1号等のジルコニウム,バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料;クロロフィル,β−カロチン等の天然色素;
アラビアガム,トラガントガム,ガラクタン,グアガム,キャロブガム,カラヤガム,ジェランガム,カラギーナン等の植物系高分子;キサンタンガム,デキストラン,サクシノグルカン,プルラン等の微生物系高分子;コラーゲン,カゼイン,アルブミン,ゼラチン等の動物系高分子;カルボキシメチルデンプン,メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分子;メチルセルロース,エチルセルロース,メチルヒドロキシプロピルセルロース,ヒドロキシエチルセルロース,セルロース硫酸ナトリウム,ヒドロキシプロピルセルロース,カルボキシメチルセルロースナトリウム,結晶セルロース等のセルロース系高分子;アルギン酸ナトリウム,アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系高分子;ポリビニルアルコール,ポリビニルアセテート,ポリビニルメチルエーテル,ポリビニルピロリドン,ビニルピロリドンとビニルアセテートの共重合体,カルボキシビニルポリマー等のビニル系高分子;ポリアクリル酸ナトリウム,ポリエチルアクリレート,ポリアクリル酸アルカノールアミン,アルキルメタクリレートとジメチルアミノエチルメタクリレートの共重合体,ポリ2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸,ポリメタクリロイルオキシトリメチルアンモニウム等のアクリル系高分子;
紫外線吸収剤,キレート剤,ビタミン類,殺菌剤,消炎剤,防腐剤,植物抽出物,清涼剤等の薬剤;
エタノール,イソプロピルアルコール等の低級アルコール
等を、本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合することができる。
【0034】
本発明組成物は、皮膚,毛髪等に適用することができる。本発明組成物は、水溶液系、可溶化系、乳化系、油液系、ゲル系、軟膏系、エアゾール系、水−油2層系、水−油−粉末3層系等の種々の剤形を採り得る。本発明組成物は、化粧料として特に有用であるが、医薬品や医薬部外品等としても使用することができる。例えば、本発明組成物が基礎化粧料である場合、スキンケアを目的としたエッセンス(美容液),乳液,クリーム,ジェル等の製品形態を採り得る。本発明組成物がメーキャップ化粧料である場合、ファンデーション,アイシャドー,マスカラ,化粧下地等の製品形態を採り得る。本発明組成物が毛髪化粧料である場合、育毛剤,ヘアスタイリング剤等の製品形態を採り得る。本発明組成物がボディーケア化粧料である場合、サンスクリーン,サンタン,アフターサンケア,ハンドクリーム等の製品形態を採り得る。本発明組成物が医薬品又は医薬部外品である場合、各種の軟膏剤等の製品形態を採り得る。本発明組成物は、これらの剤形及び製品形態に限定されるものではない。
【0035】
【実施例】
以下、実施例等を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0036】
サクシノグルカンの製造例
サクシノグルカンを、特公平6−74283号の記載に従い製造した。すなわち、後述する組成の培養培地で、アグロバクテリウム・ツメファシエンスI−736株を用いて発酵を行った。
【0037】
具体的には、培養培地にアグロバクテリウム・ツメファシエンスI−736株を接種して、使用容量15Lを有する20LのBiolaffite(登録商標)容器中で、28℃で、Ruston(登録商標)タイプ撹拌機を用いて400rpm での撹拌培養を行い、その際、培地を825L/時の風量で曝気した。蔗糖の全消費乃至事実上全消費に相当する90時間の撹拌培養後、使用蔗糖重量に関して定義されるへテロ多糖類66重量%が得られた。30rpm での円筒型スピンドルNo.4を用いたブルックフィールドLTV(登録商標)粘度計により測定した発酵液の粘度は6800Pa/sであった。
【0038】
サクシノグルカンは、90℃で3分間熱処理された上記発酵液2kgから回収された。すなわち、このようにして熱処理された発酵液に、イソプロピルアルコール2300mLを加え、硫酸ナトリウム150gで沈殿を生じさせた。次いで、この沈殿から生じた繊維について、イソプロピルアルコール1200mLで脱水処理を2回行い、この脱水済繊維を加圧してばらばらに引き裂いて、85℃のオーブンで乾燥させた。得られた乾燥物を粉砕した。このようにして、クリーム色のサクシノグルカン粉末を得た。
【0039】
このようにして得られたサクシノグルカンを以下の実施例に供した。
〔培養培地の組成〕
配合成分 配合量(重量%)
CSL(コーンスティープリカー) 11.O
K2 HPO4 4.O
MgSO4 ・7H2 O 0.5
蔗糖 25.0
精製水 残 量
実施例
以下、本発明組成物の処方例を実施例として挙げる。但し、これらの実施例により、本発明の技術的範囲が限定されるものではない。
【0040】
なお、これらの実施例における配合量は、特に断らない限り、その成分が配合される系全体に対する重量%である。
これらの実施例で得られる本発明組成物の使用感触及び長期安定性を、次の基準に従って評価した。
【0041】
〔使用感触〕
女子パネル20名で行い、使用感触(使用時ののび、使用後のうるおい感、使用後のさっぱり感)を次の基準に従って評価した。
◎:よいと評価したパネルが16名以上である。
○:よいと評価したパネルが10〜15名である。
△:よいと評価したパネルが6〜9名である。
×:よいと評価したパネルが5名以下である。
【0042】
〔長期安定性〕
0℃,室温,37℃,50℃での温度試験を行い、次の基準に従って評価した。
◎:各試験温度で分離等の異常は全く認められない。
○:50℃1ヵ月で僅かに分離等の異常が認められる。
△:37℃1ヵ月で分離等の異常が認められる。
×:室温,0℃1ヵ月で分離等の異常が認められる。
【0043】
〔実施例1〜7〕 クリーム
第1表に、実施例1〜7のクリームの配合成分及び配合量を示すと共に、使用感触及び長期安定性の評価結果を示す(実施例1〜7は、本発明の範囲外である)。
【0044】
【表1】
【0045】
<製造方法>
Aの水膨潤性粘土鉱物相をホモディスパーにて均一に膨潤させた中に、別の釜でBのサクシノグルカン相を撹拌溶解したものを加え、均一に撹拌混合してクリームを得た。
【0046】
第1表の結果から明らかなように、サクシノグルカンの配合量が、0.01重量%未満である場合は、得られるクリームは、使用感触には優れるものの長期安定性が悪くなり好ましくない。サクシノグルカンの配合量が0.1重量%を超えると、得られるクリームはジェル状を呈し、長期安定性に大変優れたものとなった。また、サクシノグルカンの配合量が15.0重量%を超える場合、得られるクリームは、使用後のさっぱり感がなくなって、べたついた使用感触を与えるようになり好ましくない。
【0047】
第1表の結果から、本発明組成物中のサクシノグルカンの配合量は、好ましくは0.01〜15.0重量%であり、特に好ましくは0.1〜10.0重量%であることがわかる。
【0048】
〔実施例8〜13、比較例1〕 美白クリーム
第2表に、実施例8〜13及び比較例1の美白クリームの配合成分及び配合量を示すと共に、使用感触及び長期安定性の評価結果を示す(実施例8〜13は、本発明の範囲外である)。
【0049】
【表2】
【0050】
<製造方法>
Aの水膨潤性粘土鉱物相をホモディスパーにて均一に膨潤させた中に、別の釜でBのサクシノグルカン相を撹拌溶解したものを加え、均一に撹拌混合して美白クリームを得た。
【0051】
サクシノグルカンの代わりにカルボキシビニルポリマーを用いると、得られるクリームは、長期安定性に欠けるものとなる(実施例11、比較例1)。
また、第2表の結果から明らかなように、水膨潤性粘土鉱物の配合量が、0.01重量%未満である場合、得られる美白クリームの長期安定性が悪くなり好ましくない。また、水膨潤性粘土鉱物を15.0重量%より多量に配合したところ、本発明の特徴を有する美白クリームの製造が困難となった。
【0052】
第2表の結果等から、本発明組成物中の水膨潤性粘土鉱物の配合量は、好ましくは0.01〜15.0重量%、特に好ましくは0.1〜10.0重量%であることがわかる。
【0053】
〔実施例14〜20、比較例2〕 エッセンス
第3表に、実施例14〜20及び比較例2のエッセンスの配合成分及び配合量を示すと共に、使用感触及び長期安定性の評価結果を示す(実施例14〜20は、本発明の範囲外である)。
【0054】
【表3】
【0055】
<製造方法>
Aの水膨潤性粘土鉱物相をホモディスパーにて均一に膨潤させた中に、別の釜でBのサクシノグルカン相を撹拌溶解したものを加え、均一に撹拌混合し、さらに、別の釜でホモミキサーにて調製したCの油性成分相を加え、均一に撹拌混合してエッセンスを得た。
【0056】
サクシノグルカンの代わりにキサンタンガムを用いると、得られるエッセンスは、使用感触の悪いものとなり、特に、使用後のさっぱり感に欠けるものとなる(実施例18、比較例2)。
【0057】
また、第3表の結果から、油性成分であるスクワランを配合すると、本発明組成物の使用時ののび及び使用後のうるおい感が改善されることがわかる。但し、スクワランの配合量が、0.1重量%未満であると使用時ののび及び使用後のうるおい感の改善効果が十分でなく好ましくなく、また、40.0重量%を超えると、使用後のさっぱり感がなくなって、使用感触が悪くなり好ましくない。
【0058】
第3表の結果から、本発明組成物中の油性成分の配合量は、好ましくは0.1〜40.0重量%であり、より好ましくは0.3〜30.0重量%であることがわかる。
【0059】
〔実施例21〜25〕 化粧下地
第4表に、実施例21〜25の化粧下地の配合成分及び配合量を示すと共に、使用感触及び長期安定性の評価結果を示す(実施例21〜25は、本発明の範囲外である)。
【0060】
【表4】
【0061】
<製造方法>
Aの水膨潤性粘土鉱物相をホモディスパーにて均一に膨潤させた中に、別の釜でBのサクシノグルカン相を撹拌溶解したものを加え、均一に撹拌混合し、さらに、別の釜にて調製したCの油性成分相を加え、ホモミキサーにて均一に乳化して化粧下地を得た。
【0062】
第4表の結果から明らかなように、水膨潤性粘度鉱物及びサクシノグルカンに加えて、さらに油性成分であるジメチルポリシロキサン(6cs)及びデカメチルシクロペンタシロキサンを配合したところ、得られる化粧下地の長期安定性は若干悪くなったが、さらに界面活性剤を、0.01重量%以上、特に0.1重量%以上配合することによって、優れた長期安定性を有する化粧下地を得ることができた。
【0063】
〔実施例26〜29〕 化粧下地
第5表に、実施例21と実施例26〜29の化粧下地の配合成分及び配合量を示すと共に、使用感触及び長期安定性の評価結果を示す。
【0064】
【表5】
【0065】
<製造方法>
実施例21〜25の化粧下地と同様にして、実施例26〜29の化粧下地を得た。
【0066】
第5表の結果から明らかなように、水膨潤性粘度鉱物、サクシノグルカン及び油性成分に加えて、さらにアクリル酸メタクリル酸アルキル重合体を、0.005重量%以上、特に0.05重量%以上配合することによって、使用後のうるおい感に優れていると共に、優れた長期安定性を有する化粧下地を得ることができた。
【0067】
〔実施例30〕 ファンデーション
第6表に、実施例30のファンデーションの配合成分及び配合量を示すと共に、使用感触及び長期安定性の評価結果を示す(実施例30は、本発明の範囲外である)。
【0068】
【表6】
【0069】
<製造方法>
Aの水膨潤性粘土鉱物相をホモディスバーにて均一に膨潤させた中に、別の釜でBのサクシノグルカン相を撹拌溶解したものを加え、均一に撹拌混合し、さらに、別の釜にて調製したCの油性成分相を加え、ホモミキサーにて均一に乳化する。その中に、別の釜で分散させたDの粉末相を加え、均一に撹拌混合してファンデーションを得た。
【0070】
第6表の結果から、本発明のファンデーションは、使用感触に優れ、また、長期安定性にも優れていることがわかる。
〔実施例31〕 サンスクリーン
第7表に、実施例31のサンスクリーンの配合成分及び配合量を示すと共に、使用感触及び長期安定性の評価結果を示す(実施例31は、本発明の範囲外である)。
【0071】
【表7】
【0072】
<製造方法>
Aの水膨潤性粘土鉱物相をホモディスバーにて均一に膨潤させた中に、別の釜でBのサクシノグルカン相を撹拌溶解したものを加え、均一に撹拌混合し、さらに、別の釜にて調製したCの油性成分相を加え、ホモミキサーにて均一に乳化する。その中に、別の釜で分散させたDの粉末相を加え、均一に撹拌混合してサンスクリーンを得た。
【0073】
第7表の結果から、本発明のサンスクリーンは、使用感触に優れ、また、長期安定性にも優れていることがわかる。
【0074】
〔実施例32〕 乳液
第8表に、実施例32の乳液の配合成分及び配合量を示すと共に、使用感触及び長期安定性の評価結果を示す。
【0075】
【表8】
【0076】
<製造方法>
Aの水膨潤性粘土鉱物相をホモディスバーにて均一に膨潤させた中に、別の釜でBのサクシノグルカン相を撹拌溶解したものを加え、均一に撹拌混合し、さらに、別の釜にて調製したCの油性成分相を加え、ホモミキサーにて均一に乳化して乳液を得た。
【0077】
第8表の結果から、本発明の乳液は、使用感触に優れ、また、長期安定性にも優れていることがわかる。
【0078】
【発明の効果】
本発明によれば、多様化する消費者の嗜好に対応できる新たな使用感触を有し、長期安定性にも優れている、特に化粧料として有用な外用組成物が提供される。
Claims (10)
- サクシノグルカンと水膨潤性粘土鉱物とを含有し、かつ、アクリル酸メタクリル酸アルキル重合体を組成物全体に対して0.005〜5.0重量%含有する、外用組成物。
- さらに、油性成分を含有する、請求項1記載の外用組成物。
- さらに、界面活性剤を含有する、請求項1又は2記載の外用組成物。
- サクシノグルカンを、組成物全体に対して0.01〜15.0重量%含有する、請求項1〜3のいずれかの請求項記載の外用組成物。
- サクシノグルカンを、組成物全体に対して0.1〜10.0重量%含有する、請求項1〜3のいずれかの請求項記載の外用組成物。
- 水膨潤性粘土鉱物を、組成物全体に対して0.01〜15.0重量%含有する、請求項1〜5のいずれかの請求項記載の外用組成物。
- 水膨潤性粘土鉱物を、組成物全体に対して0.1〜10.0重量%含有する、請求項1〜5のいずれかの請求項記載の外用組成物。
- 油性成分を、組成物全体に対して0.1〜40.0重量%含有する、請求項2〜7のいずれかの請求項記載の外用組成物。
- 界面活性剤を、組成物全体に対して0.01〜5.0重量%含有する、請求項3〜8のいずれかの請求項記載の外用組成物。
- 外用組成物が化粧料である、請求項1〜9のいずれかの請求項記載の外用組成物。
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