JP3739613B2 - 回転式圧縮濾過機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、加工食品の原料やその半加工品、又は汚泥等の含水物(処理原液)を濾過・圧縮して脱水処理を行う圧縮濾過機に関し、特に、回転軸周りに形成された環状の濾過室内を進行させるに従って処理原液に次第に圧力を加えて脱水処理を行う回転式圧縮濾過機に関する。
【0002】
【従来の技術】
固体と液体を分離する装置には、遠心分離機、遠心濾過機、フィルタープレス、スクリュープレス、ロータリーバキュームフィルタ、回転式の圧縮濾過機等、様々なタイプのものがある。これらのうち、回転式の圧縮濾過機については、例えば、図7及び図8に示すような構造のものが知られている。
【0003】
図7は、従来の代表的な回転式圧縮濾過機101の構造を示す一部切欠斜視図であり、図8は、図7の回転式圧縮濾過機101のAA線による断面図である。これらの図からも明らかなように、この回転式圧縮濾過機101は、基本的には、回転軸102、内輪スペーサ103、外輪スペーサ104、2枚のドーナツ状のスクリーン105,105、隔壁板106、及び、図示しない背圧装置、外部ケーシング、駆動装置等によって構成されるものである。
【0004】
より詳細には、回転軸102は、ほぼ水平に保持されるとともに、図示しない駆動装置により駆動力が供給されることにより、図7に示す矢印Bの方向に低速(0.2〜1.3回転/分程度)で回転するようになっている。内輪スペーサ103は、回転軸102周りに固定されており、回転軸102に従って同方向に回転する。
【0005】
外輪スペーサ104は、内輪スペーサ103の外側に配置されるとともに、図示しない外部ケーシングにより保持されており、基端部104aから回転軸102の同心円上に約240°〜300°程度に亘って延出する円状部分と、終端部104bまで当該同心円の接線方向に延出する直線部分とからなっている。また、外輪スペーサ104は、円状部分においては、その内周面104cが、内輪スペーサ103の外周面103aと常に一定の間隔をもって対向するように配置されており、回転軸102の軸方向についての外輪スペーサ104の厚さ寸法W1は、内輪スペーサ103の厚さ寸法W2と一致している。
【0006】
2枚のスクリーン105,105は、内周縁部105a,105aが内輪スペーサ103の両側面上にそれぞれ固定されるとともに、外周縁部105b,105bが外輪スペーサ104の両側面に接するような位置及び寸法にて配置されている。従って、スクリーン105,105は、回転軸102が回転すると、内輪スペーサ103に従って同方向に回転することになり、このとき、その外周縁部105b,105bは、外輪スペーサ104の両側面上を摺動するようになっている。
【0007】
また、各スクリーン105,105は、透水性を確保するために直径0.18mm程度の多数の小孔を有しており、後述するように、処理原液から水分を取り除くためのフィルターとして機能するものである。
【0008】
隔壁板106は、ほぼ水平に、かつ、回転軸102の軸方向と直交する方向に保持されており、回転軸102の軸方向についての隔壁板106の厚さ寸法W3は、外輪スペーサ104の厚さ寸法W1及び内輪スペーサ103の厚さ寸法W2と一致している。また、隔壁板106の内側端部106aは、内輪スペーサ103の外周面103aの曲率に一致し、これと面接触し、摺動するように形成されている。
【0009】
隔壁板106の、内側端部106aとは反対側の端部(外側端部106b)は、外輪スペーサ104の基端部104a及び終端部104bとの間に、それぞれ所定間隔を置いた位置に保持されている。そして、外側端部106bと外輪スペーサ104の基端部104aとの間に確保されたスペースは、原液供給口108として、装置内部に導入する処理原液を供給するために使用され、外側端部106bと外輪スペーサ104の終端部104bとの間に確保されたスペースは、ケーキ出口109として機能するようになっている。
【0010】
隔壁板106の底面106cは、内輪スペーサ103の外周面103aの接線方向と一致しており、かつ、外輪スペーサ104の直線部分の上面104dと平行に延出している。尚、この回転式圧縮濾過機101は、原液供給口108、ケーキ出口109、及び図示しない液体排出口を除き、外部ケーシングにより密閉される構造になっている。
【0011】
また、ケーキ出口109の側方には、図12に示すような可動弁107を有する背圧装置が設けられている。この背圧装置の可動弁107は、可撓性の材料によって形成され、ケーキ出口109側の端部107aが反対側の外部ケーシング113の内壁に接するまで撓むようになっており、図12の(1)に示す全開状態から、同図の(2)に示す全閉状態まで、ケーキ出口109の開口面積を自由に調整できるようになっている。
【0012】
ここで、上記のような構造の従来の回転式圧縮濾過機101の運転方法とその作動原理について、図9(図7の回転式圧縮濾過機101のCC線による断面図)及び図12を用いて簡単に説明する。まず、運転開始時においては、図12の(2)に示すように背圧装置の可動弁107を全閉状態にし、図9に示す原液供給口108より、濾過室110(内輪スペーサ103及び隔壁板106と、外輪スペーサ104との間に形成されている、断面が矩形状(図8参照)のスペースであって、環状(C字状)に延出する部分(環状部分)と直線状に延出する部分(直状部分)を有する。原液供給口108から環状部分及び直状部分を経て、ケーキ出口109に至るまでのスペース。)内へ、処理原液を順次導入していく。このとき、背圧装置の可動弁107は前述の通り全閉状態にあるので、導入された処理原液は、ケーキ出口109より外部に排出されることなく、濾過室110内に貯留されていくことになる。
【0013】
濾過室110のうち、環状部分の全部及び直状部分の一部においては、両側方が、対向する2枚のスクリーン105,105によって閉塞(以下、濾過室110のうち、これらのスクリーン105,105によって側方が閉塞されている部分を「スクリーン部」という。)されているが、スクリーン105は、前述の通り透水性を確保するための小孔を多数有しているので、処理原液が濾過室110内に貯留されていく過程で、処理原液中の水分がスクリーン105の小孔を抜けて、次第に濾過室110外に排出されていくことになる。そうすると、処理原液は固形分濃度を増してスラリー状になり、その一部がスクリーン面に付着する。尚、濾過室110外に排出された水分は、外部ケーシングの内壁とスクリーン105の間隙を流れ落ち、液体排出口より、装置外部に排出される。
【0014】
この状態で、図示しない駆動装置を駆動させ、回転軸102に駆動力を供給し、回転軸102を図9に示す矢印Bの方向に低速(0.2〜1.3回転/分程度)で回転させる。そうすると、回転軸102周りに固定された内輪スペーサ103、及び、内輪スペーサ103の両側面上に固定されたスクリーン105が同方向に回転する。
【0015】
スクリーン105が回転すると、濾過室110内に導入された処理原液は、回転するスクリーン105或いはこれに付着したスラリー状の処理原液との間に生じる摩擦力により、原液供給口108からケーキ出口109に向かって、濾過室110内を順次進行していくことになる。このようにしてスラリー状の処理原液が濾過室110内を進行していくと、その過程で更に脱水が進み、スラリー状の処理原液は、次第にケーキ状(脱水ケーキ)になっていく。そうすると、スクリーン105との間の摩擦力もより大きくなっていき、その増大した摩擦力によって、脱水ケーキは更に先方へと搬送されることになるが、先行する脱水ケーキによって抵抗を受けるため、スクリーン105と等速で搬送されることにはならず、逆に、先行する脱水ケーキを圧縮することになる。このため、先行する脱水ケーキの脱水が更に進むことになる。
【0016】
このようにして、濾過室110内に導入された処理原液は、ケーキ出口109に近づいて行くに従って脱水が進行し、濾過室110内のケーキ出口109付近には、脱水ケーキが滞留して行くことになる。そして、運転を開始してから所定時間経過後、背圧装置の可動弁107を開くと、ケーキ出口109付近に滞留していた最初の脱水ケーキが、後続の脱水ケーキによって押し出され、ケーキ出口109から外部に排出されることになる。そして、最初の脱水ケーキが排出されたら、開始運転を完了し、定常運転へと移行する。
【0017】
定常運転においては、図12に示されている背圧装置の可動弁107を開いた状態で、開始運転時と同様に原液供給口108より濾過室110内に処理原液を順次導入するとともに、スクリーン105を所定の速度で回転させることにより、処理原液を連続的に濾過・脱水してケーキ出口109より脱水ケーキを排出するようにする。かかる定常運転においても、処理原液の導入から脱水ケーキの排出に至るまでの濾過・脱水作用については、前述の開始運転時と基本的に異なるところはないが、処理原液の供給量、スクリーン105の回転速度、及び、背圧装置の可動弁107の開度を適宜調節することにより、所望の脱水度にて脱水ケーキを排出することができるようになっている。
【0018】
以上に説明したように、この回転式圧縮濾過機101は、内輪スペーサ103及びスクリーン105を低速で回転させるだけで、処理原液を液体(水分)と固体(脱水ケーキ)とに、好適に分離することができるようになっており、このため、エネルギー消費量及び騒音が小さく、また、外部ケーシングにより密閉されているため、食品の加工の場合は、衛生面での管理が容易であり、汚物の処理の場合は、臭気の発生を最低限に抑えることができるという利点がある。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この回転式圧縮濾過機101には、次のような問題がある。即ち、脱水ケーキ111は、図10に示すような状態で、ケーキ出口109から外部に排出されるが、それらのうち、外輪スペーサ104に近い比較的下方の位置から排出されるもの(例えば、この図中、Lで示す部位の脱水ケーキ)は、隔壁板106に近い比較的上方の位置から排出されるもの(例えば、この図中、Hで示す部位の脱水ケーキ)に比べて脱水度が低い(即ち、含水率が高い)という問題がある。
【0020】
このような問題は、この種の回転式圧縮濾過機101特有のものであり、その原因は概ね次の通りであると考えられる。まず、図11に示されているように、スクリーン105は、矢印Bの方向に回転するので、脱水ケーキとスクリーン105との摩擦力は、スクリーン105の回転方向、即ち、図11に示す矢印F(F1〜F5)の方向に作用することになる。これらのうち、回転軸102の真下付近においては、摩擦力が作用する方向F1及びF2は、脱水ケーキの進行方向D4と一致しているが、F1、F2の位置から更にケーキ出口109側に進むと、摩擦力はF3〜F5の方向に、即ち、隔壁板106の底面106cに向かって作用することになる。
【0021】
このようなことから、F1に位置していた脱水ケーキは、スクリーン105との摩擦力に従ってF3の方向へ進行するが、F3の位置では、摩擦力は隔壁板106の底面106cに向かって作用しているので、F1の位置から進行してきた脱水ケーキは、隔壁板106の底面106cに押しつけられつつ、底面106cに沿ってP1の位置へと進行することになる。F1に位置していた脱水ケーキがF1の位置から隔壁板106の底面106cに沿ってP1の位置にまで達する間、F1よりも外側(外輪スペーサ104側)に位置していた脱水ケーキがF3やF4の方向に作用する摩擦力に従って隔壁板106の底面106cに向かって絶えず移動してくるので、いわゆる力の衝突が起こり、従って、隔壁板106の底面106c付近、特に、P1付近においては、脱水ケーキは高い圧力により圧縮されるほか、その圧縮は、脱水ケーキの微粒子が互いに相対位置を変えつつ行われることになる。
【0022】
一方、F2に位置していた脱水ケーキは、スクリーン105との摩擦力に従ってF5の方向へ進行し、後続の脱水ケーキによってP2の方向に押し出されるが、F5の位置では、摩擦力は隔壁板106の底面106cに向かって作用しているので、F2に位置していた脱水ケーキは、P2の位置へと進行する間にその一部が隔壁板106側に流れることになる。従って、P2の位置における脱水ケーキの密度及び圧力は、P1に位置する脱水ケーキよりも低くなってしまい、また、隔壁板106に近い部位において生じているような力の衝突は、P2付近においては生じないため、脱水ケーキの微粒子の相対位置変化も起こりにくい。
【0023】
このような作用によって、濾過室110内における脱水ケーキは、隔壁板106に近い部位では、ある程度強く圧縮されて脱水が進み、反対に、外輪スペーサ104に近い部位では、それほど強く圧縮されず、脱水度が低いまま、ケーキ出口109より外部に排出されてしまうのである。
【0024】
また、図7に示したような従来の回転式圧縮濾過機101においては、回転軸102の回転数、原液供給量、及び、ケーキ出口109における背圧装置の可動弁107を制御することにより運転を行っており、回転軸102の回転数と原液供給量を一定にした場合でも、背圧装置における背圧を調整することによって、排出される脱水ケーキにおける脱水度をある程度制御することができる。
【0025】
しかしながら、より高い脱水度を得るために背圧を高くすると、図9のケーキ通路112(濾過室110のうち、スクリーン部以外の部分であって、スクリーン部の終端からケーキ出口109に至るまでのスペース)内の圧力が増加し、ケーキ通路112の内壁と脱水ケーキとの摩擦が大きくなるため、脱水ケーキの移動が阻害され、詰まりが生じたり、内部圧力により装置の破損を招くこともある。
【0026】
本発明は、従来の回転式圧縮濾過機にわずかな改良を加えることにより、上記のような問題を解決することができ、排出される脱水ケーキにおける平均脱水度の飛躍的な向上を期待することができ、また、脱水効率の向上や、脱水ケーキの円滑な排出をも期待することができる回転式圧縮濾過機を提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】
本発明は、断面が矩形状の濾過室と、回転軸周りに固定され、回転軸に従って回転する内輪スペーサと、前記内輪スペーサの外側に配置され、基端部から回転軸の同心円上に延出する円状部分及び終端部まで当該同心円の接線方向に延出する直線部分とからなる外輪スペーサと、透水性を有する材料によって形成され、内周縁部が前記内輪スペーサの両側面上にそれぞれ固定されるとともに、外周縁部が前記外輪スペーサの両側面に接するような位置及び寸法にて配置された2枚のスクリーンとを有し、前記濾過室は、前記内輪スペーサの外周面と、前記外輪スペーサの内周面と、前記スクリーンの各内側面とによって構成され、C字状に延出する環状部分と、直線状に延出する直状部分を有し、前記濾過室内に処理原液を連続的に導入し、前記回転軸を回転させ、前記スクリーンの各内側面を当該濾過室の終端方向へ連続的に回転移動させることによって、当該濾過室内において前記処理原液を前記スクリーンの各内側面との摩擦により順次終端方向へ移動させるとともに圧縮し、その際に処理原液から水分を取り除き、残余の脱水ケーキが、ケーキ通路を通ってケーキ出口より外部へ排出されるように構成した回転式圧縮濾過機であって、前記濾過室内の内輪スペーサ側に、加圧手段を設けることによって、前記濾過室の断面積が、処理原液或いは脱水ケーキの移動方向に従って、次第に減少するように構成し、内輪スペーサ側に位置していた処理原液或いは脱水ケーキが、濾過室内を進行するに従って内輪スペーサから次第に離れ、外輪スペーサ側に移動するように構成されていることを特徴としている。
【0028】
このような構成とすることにより、脱水ケーキの移動方向と直交する方向に脱水ケーキを圧縮することが可能になり、その結果、排出される脱水ケーキにおける平均脱水度を向上させることができる。
【0029】
尚、直径の異なる少なくとも2種類の小孔を多数有し、直径の小さな小孔が直径の大きな小孔よりも外側に配置されたスクリーンを用い、更に濾過室内の圧力が高くなる部位において、加圧手段が直径の大きな小孔を内側から閉塞するように形成すれば、装置全体としての脱水効率の向上を期待することができる。
【0030】
また、前記加圧手段として、濾過室内に加圧板を設け、当該加圧板が上下方向に変位可能なように構成すれば、定常運転に適した加圧板の位置を設定することが可能であり、また、ケーキ通路内において脱水ケーキが詰まることを防止することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明に係る回転式圧縮濾過機1の第1の実施形態の構造を示す断面図である。この回転式圧縮濾過機1は、従来のものと同様に、基本的には回転軸2、内輪スペーサ3、外輪スペーサ4、2枚のドーナツ状のスクリーン5、隔壁板6、及び、図示しない外部ケーシング、駆動装置等によって構成されるものであり、濾過室10(内輪スペーサ3及び隔壁板6と、外輪スペーサ4との間に形成されている、断面が矩形状のスペースであって、環状(C字状)に延出する部分(環状部分)と直線状に延出する部分(直状部分)を有する。原液供給口8から環状部分及び直状部分を経て、ケーキ出口9に至るまでのスペース。)内に、原液供給口8を介して処理原液を連続的に導入し、濾過室10を構成する壁面の一つであるスクリーン5を、濾過室10の終端方向へ連続的に回転移動させることによって、濾過室10内において処理原液をスクリーン5との摩擦により矢印Dの方向へ順次移動させるとともに圧縮し、その際、透水性を有する材料によって形成されたスクリーン5を介して処理原液から水分を取り除き、残余の脱水ケーキがケーキ出口9より外部へ排出されるように構成されている。
【0032】
そして、図1からも明らかなように、この回転式圧縮濾過機1には、加圧手段として、濾過室10内に加圧板13が設けられており、濾過室10の断面積が、処理原液或いは脱水ケーキの移動方向に従って次第に減少するように構成されている。このため、処理原液或いは脱水ケーキが濾過室10内を進行していくと、濾過室10の断面積が次第に減じられ、処理原液或いは脱水ケーキには、その進行に従って進行方向と直交する方向に圧力が生じることになる。
【0033】
このように、本実施形態における回転式圧縮濾過機1は、処理原液或いは脱水ケーキを、濾過室10の進行方向だけでなく、進行方向と直交する方向へも圧縮することができるので、ケーキ出口9から排出される脱水ケーキにおいて、より高い脱水度が得られるようになっている。
【0034】
尚、本実施形態においては、加圧板13が、内輪スペーサ3の外周面3a、及び、隔壁板6の底面6cに沿って設けられ、この加圧板13は、主としてスクリーン部(濾過室10のうち、スクリーン5によって側方を閉塞されている部分)において濾過室10の断面積を次第に減じるようになっている一方、ケーキ通路12(濾過室10のうち、スクリーン部以外の部分であって、スクリーン部の終端からケーキ出口9に至るまでのスペース)においては、加圧板13の底面と外輪スペーサ4の上面4dとがほぼ平行となっており、ケーキ通路12においては濾過室10の断面積は殆ど減じられないような構造となっているので、従来の回転式圧縮濾過機と比べ、濾過室10内において効率良く濾過・脱水が行われ、排出される脱水ケーキにおいて、より高い脱水度が得られる。
【0035】
この点についてより詳細に説明すると、ケーキ通路12は、上下方向が加圧板13の底面及び外輪スペーサ4の上面4dにより、そして、側方が図示しない外部ケーシングの内壁によって構成されており、ケーキ通路12内の水分が速やかに外部に排出されるような構造にはなっていないため、ケーキ通路12内において、進行方向と直交する方向に脱水ケーキを圧縮しても、脱水ケーキから水分だけを有効に分離することができず、脱水ケーキの濾過・脱水を促進するには至らないが、スクリーン部において、進行方向と直交する方向に脱水ケーキを圧縮した場合には、搾り出された水分がスクリーン5から速やかに外部に排出されることになるので、効率よく濾過・脱水が行われ、より高い脱水度の脱水ケーキを排出させることが可能となるのである。
【0036】
尚、本実施形態においては、スクリーン5は、多数の小孔を有する平滑な金属板によって形成されているが、多孔質材であって、透水性を有するものであれば、例えば、プラスチック、金属或いはセラミックの焼結体等によって形成されたものであっても良い。
【0040】
また、加圧手段については、必ずしも隔壁板6のほかに、別個独立の部材としての加圧板13を設ける必要はなく、隔壁板6そのものを、濾過室10の断面積を次第に減少させるような形状及び寸法にて形成することにより、処理原液又は脱水ケーキを進行方向と直交する方向に圧縮するような構成とすることもできる。
【0041】
図3は、本発明に係る回転式圧縮濾過機1の第3の実施形態の構造を示す断面図である。本実施形態においては、隔壁板6の内側下部の加圧部位6aが加圧手段としての機能を有し、図3に示すように変位加圧板13aが任意の点を回動支点16として、ケーキ出口9側が上下方向に変位可能なように、或いは、一定の周期で変位(即ち、揺動)可能なように構成されている。加圧板13を変位させるための機構については説明を省略するが、カム機構やクランク機構等を適宜利用することができる。
【0042】
このように、加圧板13を変位可能なように構成することにより、定常運転に適した加圧板13の位置を設定することが可能であり、更に、開始運転時において、機内に十分な処理原液或いは脱水ケーキが蓄積し、濾過・脱水に十分な内部圧力が発生するまでの間、未だ十分に濾過・脱水されていない脱水ケーキがケーキ出口9から外部に排出されてしまわないように、ケーキ通路12を極端に狭めることにも使用することができる。従って、従来の回転式圧縮濾過機において使用されていた、図12に示したような可動弁107を有する背圧装置は、本実施形態における回転式圧縮濾過機1においては省略することもできる。
【0043】
また、加圧板13を揺動可能なように構成した場合、ケーキ通路12内において脱水ケーキが詰まることを防止し、また、最高圧力を高めに設定した場合でも安定した運転が可能になる。
【0044】
、加圧板13は、全体が変位するように構成しても良いし、一部分のみが変位するように構成しても良い。
【0045】
更に、図3に示したような加圧板13の変位は、自動制御にも応用することができる。例えば、処理原液の固形分濃度や固形分の成分に時間的又は季節的変動がある場合、回転軸、処理原液の供給量、加圧板13の変位量等の運転条件を一定にすると、処理原液の性状の差異により、排出される脱水ケーキの脱水度も変化してしまうことになるが、濾過室10内の加圧板13の表面に圧力センサーを取り付け、濾過室10内各部の圧力を検出し、これに応じて加圧板13を変位させるように構成すれば、濾過室10内部の圧力を容易に制御することができ、排出される脱水ケーキの脱水度も所望の範囲内に制御することができる。
【0046】
尚、従来の回転式圧縮濾過機の場合は、同様の検出装置を用いて背圧装置の可動弁107(図12参照)を変位させた場合、ケーキ通路112の内壁と濾過室110からケーキ出口109までの脱水ケーキの摩擦力の積算値が誤差要因となり、満足の行く制御は不可能であった。
【0047】
図4は、本発明に係る回転式圧縮濾過機1の第4の実施形態の構造を示す断面図である。この図からも明らかなように、本実施形態においては、隔壁板6が濾過室10の断面積を次第に減じるような形状となっており、隔壁板6そのものが加圧手段として機能するようになっている。より詳細には、従来の回転式圧縮濾過機101(図9参照)においては、隔壁板106の底面106cは外輪スペーサ104の直線部分の上面104dと平行に延出しており、濾過室110の断面積を減じるような構成とはなっていなかったが、本実施形態における隔壁板6の底面6cは、内輪スペーサ3の外周面3aに面接触する内側端部6aから外側端部6bにかけて、最初は外輪スペーサ4の直線部分の上面4dに対してほぼ垂直な方向に、次いで緩やかな曲線を描きつつケーキ出口9側に延びていき、最終的にケーキ通路12においては、外輪スペーサ4とほぼ平行に延出して外側端部6bへと至るようになっており、濾過室10の断面積が、スクリーン部において次第に減じられるようになっている。
【0048】
従って、本実施形態においても、濾過室10内を進行する脱水ケーキを、スクリーン部において、進行方向と直交する方向に圧縮することができ、従来の回転式圧縮濾過機に比べ、効率よく濾過・脱水を行うことができ、より高い脱水度の脱水ケーキを得ることができる。
【0049】
また、本実施形態においてもスクリーン5は、多数の小孔によって透水性を有する平滑な金属板によって形成されている。そして、それらの小孔は、図5に示されているように、内周縁部5a側のゾーンG1と、外周縁部5b側のゾーンG2とで、異なる径のものが配設されている。より具体的には、ゾーンG1には、直径が0.16〜0.20mm程度(好ましくは0.18mm)の、従来と同程度の直径の小孔14が配設され、ゾーンG2には、直径が0.11〜0.15mm程度(好ましくは0.13mm)の、ゾーンG1の小孔14よりも直径の小さい小孔15が配設されている。即ち、スクリーン5上においては、直径の小さな小孔15が、直径の大きな小孔14よりも外側(外周縁部5b側)に配置されている。尚、図4及び図5に示されている線5cは、ゾーンG1とゾーンG2の境界線である。
【0050】
このように本実施形態においては、スクリーン5の外周縁部5b側に、従来のものよりも小さな直径の小孔15を配設したことにより、従来の回転式圧縮濾過機よりも、処理原液中の浮遊物質(微粒子)のスクリーン5による捕捉効率が向上している。この点についてより詳細に説明すると、まず、機内に導入された処理原液は、濾過室10のうち、隔壁板6の上面6dから約200°の範囲の濾過ゾーンK(図4参照)を通過中に、大部分の水分(遊離水)がスクリーン5の小孔14,15を抜けて濾過室10外に排出されることになる。
【0051】
この濾過ゾーンKにおける脱水作用は、処理原液の供給圧力が比較的低圧(0.1MPa以下)であるため、スクリーン5の内周縁部5a側のゾーンG1に配設された直径の大きい(従来と同程度の直径の)小孔14を抜けて濾過室10外に排出されるおそれはないが、圧搾ゾーンJ(図4参照)においては、濾過室10内の圧力が、加圧手段として機能する隔壁板6により、処理原液或いは脱水ケーキの進行に従って濾過室10内の圧力が次第に増加(最大0.6MPa程度)していくため、処理原液或いは脱水ケーキ中の微粒子が、その増大した内部圧力によって、スクリーン5の小孔14を抜けて濾過室10外に排出されるおそれがあり(尚、外周縁部5b側のゾーンG2に配設されている小孔15は、従来よりも直径が小さいので、濾過室10の内部圧力が増大しても、微粒子が抜けてしまうおそれはそれ程大きくはない。)、この場合、微粒子の捕捉効率が低下してしまうことになる。
【0052】
しかしながら、本実施形態においては、隔壁板6が濾過室10の断面積を次第に減じるように形成されているので、濾過室10内の内輪スペーサ3側に位置していた処理原液或いは脱水ケーキは、この隔壁板6により、濾過室10内を進行するに従って内輪スペーサ3から次第に離れ、外輪スペーサ4側に移動させられることになる。そうすると、濾過室10内のうち、隔壁板6によって内部圧力が高くなる位置(図4において、Mで示す位置)においては、処理原液或いは脱水ケーキは、スクリーン5の外周縁部5b側のゾーンG2(従来よりも小さな直径の小孔15が配設されているゾーン)に対応するところを通過していくことになり、スクリーン5の内周縁部5a側のゾーンG1に配設されている従来と同程度の直径の小孔14は、隔壁板6によって内側から閉塞されることになる。従って、処理原液或いは脱水ケーキの微粒子が、小孔14から濾過室10外に排出されてしまうことはなく、処理原液中の微粒子の捕捉効率の低下といった問題を好適に回避できるようになっているのである。
【0053】
尚、本実施形態においては、スクリーン5上に直径の異なる2種類の小孔14,15が設けられ、直径の小さい小孔15が直径の大きい小孔14よりも外側に配置されているが、例えば、スクリーン5上に直径の異なる10種類(或いはそれ以上)の小孔を設け、内側から外側にかけて、配設された小孔の直径が次第に小さくなっていくように構成しても良い。
【0054】
最後に、図6に従って、ケーキ通路12が水平ではない回転式圧縮濾過機1の第5の実施形態について説明する。これまでの説明は、ケーキ通路12がほぼ水平に配置された例を示したが、これは説明の便宜のためであり、本発明においては、ケーキ通路12の角度を何ら限定するものではない。ケーキ通路12が機械の最下部に配置され、ケーキ通路12及びケーキ出口9を閉じる機構が全くない場合、運転開始時において処理原液の一部は、スクリーン5の小孔14,15を抜けずに、ケーキ通路12を通ってケーキ出口9から流れてしまうため、ケーキ通路12を一時的に閉鎖するための装置(例えば、図12に示されているような可動弁107を有する背圧装置等)が必要になっていた。これに対し図6に示されているように、ケーキ通路12が上向きになっていれば、運転開始時において特別な措置を講ずることなく、処理原液或いは脱水ケーキの蓄積を待つことができる。
【0055】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。また、本明細書においては、「透水性」、「脱水」、「水分」などのように「水」という言葉を用いているが、これらは説明の便宜上用いたもので、「油」等を排除する趣旨ではなく、広く「液体」を意味するものであることを付言しておく。
【0056】
【発明の効果】
本発明は、上記のような構成により、排出される脱水ケーキにおける平均脱水度の飛躍的な向上を期待することができ、また、脱水効率の向上を期待することができる。また、加圧手段の作用により圧搾ゾーンにおいてスクリーン部の圧力を高めることができ、濾過室の最終脱水部分の圧力を高めることができ、結果的に脱水ケーキ全体の脱水度を向上させることができる。
【0057】
更に、加圧手段として濾過室内に加圧板を設け、この加圧板を上下に揺動可能なように構成した場合には、安定した運転条件を選択する幅が広がり、また、より高い圧力をもって脱水処理を行うことが可能になるため、脱水ケーキの脱水度が向上する。更に、加圧板の変位を圧力センサー等の信号と組合わせて自動制御することにより、処理原液の性状変化に対応し、脱水ケーキの脱水度を一定範囲に収めることが可能となる。
【0058】
また、本発明による回転式圧縮濾過機は、あらゆる固液混合処理液の分離の用途に使用できるが、処理原液に含まれる固形分が圧密性を有する場合に他の固液分離機と比較して特に顕著な優位性を発揮する。一例を挙げるならば、果物や野菜を細断粉砕物からのジュースの分離、豆乳の分離、製紙廃液等の微細な繊維を含む液体の処理に使用できる。また、下水処理場における汚泥の脱水の場合は、前述の通り、ケーキ出口以外の部分を密閉構造にすることができるために、悪臭による環境汚染と作業環境の悪化を最小限にすることができるとともに、脱水ケーキを焼却処理する場合は、燃料を節約することができ、省エネルギーにも寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る回転式圧縮濾過機1の第1の実施形態の基本構造を示す断面図。
【図3】 本発明に係る回転式圧縮濾過機1の第3の実施形態の基本構造を示す断面図。
【図4】 本発明に係る回転式圧縮濾過機1の第4の実施形態の基本構造を示す断面図。
【図5】 図4の回転式圧縮濾過機1に用いるスクリーン5の正面図。
【図6】 本発明に係る回転式圧縮濾過機1の第5の実施形態の基本構造を示す断面図。
【図7】 従来の代表的な回転式圧縮濾過機101の基本構造を示す一部切欠斜視図。
【図8】 図7の回転式圧縮濾過機101のAA線による断面図。
【図9】 図7の回転式圧縮濾過機101のCC線による断面図。
【図10】 図7の回転式圧縮濾過機101のケーキ出口109付近の拡大断面図。
【図11】 図7の回転式圧縮濾過機101の作用を説明するための断面図。
【図12】 図7の回転式圧縮濾過機101のケーキ出口109付近に設けられた背圧装置の可動弁107の説明図。
【符号の説明】
1,101:回転式圧縮濾過機、
2,102:回転軸、
3,103:内輪スペーサ、
3a,103a:外周面、
4,104:外輪スペーサ、
4d,104d:上面、
5,105:スクリーン、
5a,105a:内周縁部、
5b,105b:外周縁部、
5c:境界線、
6,106:隔壁板、
6a,106a:内側端部、
6b,106b:外側端部、
6c,106c:底面、
6d:上面、
6e:加圧部位、
8,108:原液供給口、
9,109:ケーキ出口、
10,110:濾過室、
12,112:ケーキ通路、
13:加圧板、
13a:変位加圧板、
14,15:小孔、
16:回動支点、
104a:基端部、
104b:終端部、
104c:内周面、
107:可動弁、
111:脱水ケーキ、
113:外部ケーシング

Claims (3)

  1. 断面が矩形状の濾過室と、回転軸周りに固定され、回転軸に従って回転する内輪スペーサと、前記内輪スペーサの外側に配置され、基端部から回転軸の同心円上に延出する円状部分及び終端部まで当該同心円の接線方向に延出する直線部分とからなる外輪スペーサと、透水性を有する材料によって形成され、内周縁部が前記内輪スペーサの両側面上にそれぞれ固定されるとともに、外周縁部が前記外輪スペーサの両側面に接するような位置及び寸法にて配置された2枚のスクリーンとを有し、前記濾過室は、前記内輪スペーサの外周面と、前記外輪スペーサの内周面と、前記スクリーンの各内側面とによって構成され、C字状に延出する環状部分と、直線状に延出する直状部分を有し、前記濾過室内に処理原液を連続的に導入し、前記回転軸を回転させ、前記スクリーンの各内側面を当該濾過室の終端方向へ連続的に回転移動させることによって、当該濾過室内において前記処理原液を前記スクリーンの各内側面との摩擦により順次終端方向へ移動させるとともに圧縮し、その際に処理原液から水分を取り除き、残余の脱水ケーキが、ケーキ通路を通ってケーキ出口より外部へ排出されるように構成した回転式圧縮濾過機であって、
    前記濾過室内の内輪スペーサ側に、加圧手段を設けることによって、前記濾過室の断面積が、処理原液或いは脱水ケーキの移動方向に従って、次第に減少するように構成し、内輪スペーサ側に位置していた処理原液或いは脱水ケーキが、濾過室内を進行するに従って内輪スペーサから次第に離れ、外輪スペーサ側に移動するように構成されていることを特徴とする、回転式圧縮濾過機。
  2. 前記スクリーンは、直径の異なる少なくとも2種類の小孔を多数有し、
    前記スクリーン上において、直径の小さな小孔が、直径の大きな小孔よりも外側に配置されることを特徴とする、請求項に記載の回転式圧縮濾過機。
  3. 前記加圧手段として、前記濾過室内に加圧板が設けられ、
    当該加圧板は、上下方向に変位可能なように構成されていることを特徴とする、請求項に記載の回転式圧縮濾過機。
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