JP3903069B1 - 回転加圧脱水機および回転加圧脱水機による汚泥の脱水方法 - Google Patents

回転加圧脱水機および回転加圧脱水機による汚泥の脱水方法 Download PDF

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Abstract

【課題】安定的に汚泥を脱水することを可能ならしめる回転加圧脱水機を提供する。
【解決手段】水平な駆動軸2により回転され、多数の水透過穴が設けられてなるろ過面を有する一対の円盤状のろ過板6,7を備え、この一対の円盤状のろ過板6,7の間に形成される脱水処置室10に、高分子凝集剤が添加混合された汚泥を供給する汚泥供給部8を備えると共に、脱水ケーキを排出する脱水ケーキ排出部9を備えてなる回転加圧脱水機1において、前記回転加圧脱水機1の汚泥供給部8を前記円盤状のろ過板の回転中心より下部側であって、かつ脱水処理室10の外周部から脱水処理室内に汚泥を供給する位置に設け、また脱水ケーキ排出部9を、脱水処理室10内の脱水ケーキを前記円盤状のろ過板6,7の回転中心より上部側であって、かつ脱水処理室10の外周部から排出する位置に設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、産業排水汚泥、下水汚泥等の汚泥を、少なくとも幅方向の一方側に、多数の水透過穴が設けられてなるろ過面を有する円盤状のろ過板を備えた脱水処理室内に供給し、汚泥を円盤状のろ過板の回転に追随させて回転させながら、ろ過板からろ過液を排出させて濃縮脱水する回転加圧脱水機および回転加圧脱水機による汚泥の脱水方法に関するものである。
産業排水汚泥、下水汚泥等の汚泥を濃縮脱水する回転加圧脱水機は、例えば後述するように構成されている。即ち、減速機付きの電動機で駆動される水平な駆動軸により内輪スペーサと共に回転され、ろ過面を有する一対の円盤状のろ過板を備えている。これら一対のろ過板と、これら一対のろ過板の外縁が摺接する外輪スペーサとの間には脱水処理室が形成されている。そして、この脱水処理室に、高分子凝集剤の添加・混合によって調質された汚泥を供給する汚泥供給部を備えると共に、この脱水処理室から脱水ケーキを排出する脱水ケーキ排出部を備えてなる構成になっている。
上記従来例に係る回転加圧脱水機の前記汚泥供給部は、前記円盤状のろ過板の回転中心より上部側であって、かつ脱水処理室の外周部から脱水処理室内に汚泥を供給する位置に設けられている。また、前記脱水ケーキ排出部は、脱水処理室内の脱水ケーキを前記円盤状のろ過板の回転中心より下部側であって、かつ脱水処理室の外周部から排出する位置に設けられている(例えば、特許文献1,2、非特許文献1参照。)。
因みに、上記従来例に係る回転加圧脱水機は、下記のようにして運転される。
(1)運転の開始により、0.5〜1.3rpmの回転速度で回転される内輪スペーサを介して一対の円盤状のろ過板が回転される。
(2)高分子凝集剤の添加・混合により調質された調質汚泥が、汚泥圧入ポンプにより汚泥供給部を介して脱水処理室内に最大100kPaの圧力で連続供給され、ろ過ゾーンでろ過が行われる。
(3)ろ過された汚泥は圧搾脱水ゾーンに至り、徐々に流動性を失いろ過の表面にケーキ層を徐々に形成しながらろ過板の回転力により脱水ケーキ排出部の排出口の方向に移動する。
(4)ろ過板表面の脱水ケーキ層により固形物の捕捉が進行する。
(5)脱水ケーキ排出部の排出口に配設され、空気ばねにより付勢された背圧板により、脱水処理室内の背圧が最大600kPaの一定圧力で保持し続けられている。
(6)流動性を失った汚泥は、ろ過板による剪断力と、背圧板による背圧により圧搾脱水される。
(7)圧搾脱水された低含水率の脱水ケーキは、背圧板を押し退けて機外へ排出される。
特表2004−532733号公報 特開2004−90048号公報 回転加圧脱水機、社団法人下水道新技術推進機構、2002年3月、p.12−35
上記従来例に係る回転加圧脱水機には、下記のような優れた特徴を備えているため、近年、産業排水汚泥、下水汚泥等の汚泥の処理施設において次第に採用されるようになってきている。
(1)起動、停止に特別な工程を必要とせず、構造がシンプルである。
(2)既存の高分子系の脱水機よりも脱水性能が優れている。
(3)複数台の回転加圧脱水機を容易に並設することができるため、幅広い処理量に容易に対応することができる。
(4)他種の高分子系の脱水機よりも軽量でコンパクトである。
(5)密閉構造であるため、臭気対策が容易である。
(6)回転速度が極めて低速(0.5〜1.3rpm)であるため、所要動力が小さい。
(7)ろ過板の表面積が小さいため、洗浄水量が僅かである。
(8)低速回転であり、かつ回転部分も少なく給油・給脂個所も少ないため、維持管理が容易である。
(9)ろ過板の洗浄時間が短く、運転中の洗浄も可能であり、短時間で起動することができ、無駄時間が少ないため、他種の脱水機に比較して稼働率が高い。
この従来例に係る回転加圧脱水機には上記のような利点があるから、極めて優れていると考えられる。ところで、この従来例に係る回転加圧脱水機は、上記のとおり、ろ過板の回転中心よりも上部側から脱水処理室内に供給された汚泥を、ろ過し圧搾脱水して脱水ケーキとして、ろ過板の回転中心より下部側の脱水ケーキ排出部の排出口から排出する構成である。そのため、未脱水汚泥が脱水処理室の下部側に流下し、下部側の脱水ケーキ排出部の排出口から低脱水率の脱水ケーキが排出されることがある。つまり、汚泥の脱水が不安定になることがあるという問題がある。このように低脱水率の脱水ケーキが排出されると、後続のホッパ貯留量の極端な増加や、コンベヤの場合は汚泥の漏れが発生し、無人での復旧は不可能であるというような問題が生じるので好ましくない。
従って、本発明の目的は、安定的に汚泥を脱水することを可能ならしめる回転加圧脱水機および回転加圧脱水機による汚泥の脱水方法を提供することである。
発明者等は、発想を転換して鋭意研究を進めた結果、ろ過板を逆回転させても脱水処理室の汚泥を下側から上側に汚泥を移動させることができることを知見した。また、流動性が高い未脱水汚泥は脱水が進行して流動性が低下しなければ、脱水処理室の上側に移動しないことを知見して、本発明に係る回転加圧脱水機および回転加圧脱水機による汚泥の脱水方法を具現するに至ったものである。
従って、上記課題を解決するために、本発明の請求項1に係る回転加圧脱水機が採用した手段の要旨は、水平な駆動軸により回転され、少なくとも幅方向の一方側に、多数の水透過穴が設けられてなるろ過面を有する円盤状のろ過板を備えた脱水処理室内に汚泥を供給する汚泥供給部が設けられると共に、脱水ケーキを排出する脱水ケーキ排出部が設けられてなる回転加圧脱水機において、前記汚泥供給部は前記円盤状のろ過板の回転中心より下部側であって、かつ脱水処理室の外周部から脱水処理室内に汚泥を供給する位置に設けられ、前記脱水ケーキ排出部は脱水処理室内の脱水ケーキを前記円盤状のろ過板の回転中心より上部側であって、かつ脱水処理室の外周部から排出する位置に設けられてなることを特徴とするものである。
本発明の請求項2に係る回転加圧脱水機が採用した手段の要旨は、請求項1に記載の回転加圧脱水機において、前記汚泥供給部は、前記脱水ケーキ排出部の排出口から排出される脱水ケーキの下方への落下を妨げない形状に形成されてなることを特徴とするものである。
本発明の請求項3に係る回転加圧脱水機が採用した手段の要旨は、請求項2に記載の回転加圧脱水機において、前記汚泥供給部の汚泥が流入する汚泥入口は、下方に開口してなることを特徴とするものである。
本発明の請求項4に係る回転加圧脱水機が採用した手段は、請求項1乃至3のうちの何れか一つの項に記載の回転加圧脱水機において、前記脱水処理室内に背圧を発生させるために、前記脱水ケーキ排出部の排出口に背圧板が設けられていることを特徴とする。
本発明の請求項5に係る回転加圧脱水機が採用した手段は、請求項4に記載の回転加圧脱水機において、前記背圧板は、前記排出口の上側部分の幅寸法を狭める上部背圧板と、前記排出口の下側部分幅寸法を狭める下部背圧板とからなり、これら上部背圧板と、下部背圧板はそれぞれ個別に制御されるように構成されてなることを特徴とする。
本発明の請求項6に係る回転加圧脱水機による汚泥の脱水方法が採用した手段は、少なくとも幅方向の一方側に、多数の水透過穴が設けられてなるろ過面を有する円盤状のろ過板を備えた脱水処理室内に汚泥を供給し、脱水ケーキを脱水ケーキ排出部から排出する回転加圧脱水機による汚泥の脱水方法において、前記汚泥を前記円盤状のろ過板の回転中心より下部側であって、かつ脱水処理室の外周部から脱水処理室内に供給し、脱水ケーキを前記円盤状のろ過板の回転中心より上部側であって、かつ脱水処理室の外周部から排出することを特徴とする。
本発明の請求項7に係る回転加圧脱水機による汚泥の脱水方法が採用した手段は、請求項6に記載の回転加圧脱水機による汚泥の脱水方法において、前記汚泥を、排出される脱水ケーキの下方への落下を妨げない位置から供給することを特徴とする。
本発明の請求項8に係る回転加圧脱水機による汚泥の脱水方法が採用した手段は、請求項7に記載の回転加圧脱水機による汚泥の脱水方法において、前記汚泥を、下側から上側方向に向かって供給することを特徴とする。
本発明の請求項9に係る回転加圧脱水機による汚泥の脱水方法が採用した手段は、請求項6乃至8のうちの何れか一つの項に記載の回転加圧脱水機による汚泥の脱水方法において、前記脱水処理室内に背圧を発生させるために、前記脱水ケーキ排出部の排出口に設けた背圧板の角度を制御して前記排出口の幅寸法を調整することを特徴とする。
本発明の請求項10に係る回転加圧脱水機による汚泥の脱水方法が採用した手段は、請求項9に記載の回転加圧脱水機による汚泥の脱水方法において、前記背圧板の上部背圧板により排出口の上側部分の幅寸法を制御すると共に、前記背圧板の下部背圧板により前記排出口の下側部分の幅寸法が前記上側部分の幅寸法よりも広くなるように制御することを特徴とする。
本発明の請求項1に係る回転加圧脱水機では、汚泥供給部は円盤状のろ過板の回転中心より下部側であって、かつ脱水処理室の外周部から脱水処理室内に汚泥を供給する位置に設けられ、脱水ケーキ排出部は脱水処理室内の脱水ケーキを円盤状のろ過板の回転中心より上部側であって、かつ脱水処理室の外周部から排出する位置に設けられている。また、本発明の請求項6に係る回転加圧脱水機による汚泥の脱水方法では、汚泥を円盤状のろ過板の回転中心より下部側であって、かつ脱水処理室の外周部から脱水処理室内に供給し、脱水ケーキを前記円盤状のろ過板の回転中心より上部側であって、かつ脱水処理室の外周部から排出する。従って、本発明の請求項1に係る回転加圧脱水機または本発明の請求項6に係る回転加圧脱水機による汚泥の脱水方法によれば、未脱水汚泥は流動性が高いため脱水処理室の上部側に移動することがなく、脱水処理室の下部側で確実にろ過されて流動性が失われて始めて脱水処理室の上部側に移動する。そのため、従来例に係る回転加圧脱水機または回転加圧脱水機による汚泥の脱水方法のように、脱水ケーキ排出部の排出口から低脱水率の脱水ケーキが排出されるようなことがなく、汚泥が安定的に脱水される。
本発明の請求項2に係る回転加圧脱水機では、汚泥供給部は、脱水ケーキ排出部の排出口から排出される脱水ケーキの下方への落下を妨げない形状に形成されている。また、本発明の請求項7に係る回転加圧脱水機による汚泥の脱水方法では、汚泥を、排出される脱水ケーキの下方への落下を妨げない位置から供給する。従って、本発明の請求項2に係る回転加圧脱水機または本発明の請求項7に係る回転加圧脱水機による汚泥の脱水方法によれば、脱水ケーキ排出部の排出口から排出される脱水ケーキを搬出する搬出手段、例えば脱水ケーキ搬送コンベアの一端を、脱水ケーキ排出部の排出口の下側に配設することができるから、汚泥供給部が脱水ケーキ搬送コンベアの配設に支障になるようなことがない。
本発明の請求項3に係る回転加圧脱水機では、汚泥供給部の汚泥が流入する汚泥入口は、下方に開口している。また、本発明の請求項8に係る回転加圧脱水機による汚泥の脱水方法では、汚泥を、下側から上側方向に向かって供給する。従って、本発明の請求項3に係る回転加圧脱水機または本発明の請求項8に係る回転加圧脱水機による汚泥の脱水方法によれば、高分子凝集剤が添加・混合により生成されたフロックが破損し難くなるため、高分子凝集剤の添加・混合量の削減が可能になり、汚泥の処理コストの低減に大いに寄与することができる。
本発明の請求項4に係る回転加圧脱水機では、脱水処理室内に背圧を発生させるために、脱水ケーキ排出部の排出口に背圧板が設けられている。また、本発明の請求項9に係る回転加圧脱水機による汚泥の脱水方法では、脱水処理室内に背圧を発生させるために、脱水ケーキ排出部の排出口に設けた背圧板の角度を制御して前記排出口の幅寸法を調整する。従って、本発明の請求項4に係る回転加圧脱水機または本発明の請求項9に係る回転加圧脱水機による汚泥の脱水方法によれば、脱水処理室内に背圧が発生するので、圧搾脱水が可能となり、含水率を低下させることができる。
本発明の請求項5に係る回転加圧脱水機では、背圧板は、排出口の上側部分の幅寸法を狭める上部背圧板と、排出口の下側部分幅寸法を狭める下部背圧板とからなり、これら上部背圧板と、下部背圧板はそれぞれ個別に制御し得るように構成されている。また、本発明の請求項10に係る回転加圧脱水機による汚泥の脱水方法では、背圧板の上部背圧板により排出口の上側部分の幅寸法を制御すると共に、背圧板の下部背圧板により排出口の下側部分の幅寸法が前記上側部分の幅寸法よりも広くなるように制御される。
従って、本発明の請求項5に係る回転加圧脱水機または本発明の請求項10に係る回転加圧脱水機による汚泥の脱水方法によれば、回転加圧脱水機の脱水処理室内を移動して排出口から排出される脱水ケーキの上側部分の含水率が、下側部分の含水率よりも高くなるという問題、つまり脱水ケーキの上下方向の含水率の分布にばらつきが生じるという問題を解消することができる。即ち、上部背圧板を下部背圧板よりも強い押圧力で押圧して、排出口の上下方向の上側部分の幅寸法を下側部分の幅寸法よりも小寸法に制御することにより、脱水処理室の外周側を移動する汚泥の含水率を、回転中心側を移動する汚泥の含水率のように低くすることができるから、脱水ケーキの上下方向の含水率分布の均一化に大いに寄与することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る回転加圧脱水機を、添付図面を順次参照しながら説明する。図1は本発明の実施の形態に係る回転加圧脱水機の概略構成を示す一部省略側面図であり、図2は図1のA−A線断面図であり、また図3は本発明の実施の形態に係る回転加圧脱水機の外輪スペーサの平面図である。
図1に示す符1は、本発明の実施の形態に係る回転加圧脱水機である。この回転加圧脱水機の基本的な構成は従来例に係るものと同様である。即ち、この回転加圧脱水機は、図示しない減速機付の駆動装置により、0.5〜1.3rpmの回転速度で回転される駆動軸2を備えている。この駆動軸2には、この駆動軸2の回転にとり沈みキー2aを介して回転される内輪スペーサ3が嵌着されると共に、この内輪スペーサ3を囲む外輪スペーサ4が配設されている。なお、前記内輪スペーサ3はボス部3aと同心に設けられており、このボス部3aを介しての回転されるように構成されている。
前記外輪スペーサ4には、この外輪スペーサ4の中心側に前記内輪スペーサ3の外周面に摺接する凹曲面を有する水平な仕切りスペーサ5が設けられており、この仕切りスペーサ5の下側には、横方向に開口する汚泥流入口10aが形成されている。また、この仕切りスペーサ5の上側に、横方向に開口する脱水ケーキ排出部9が設けられている。さらに、前記仕切りスペーサ5の側面には、横方向に長い溝と、この溝の底部に開口する複数の水流出口とから構成され、後述する第1,2ろ過板を洗浄する洗浄水を排出する洗浄水排出部5aが設けられている。
前記内輪スペーサ3の両側面から突出する前記ボス部3aの前記駆動軸2の先端側には、多数の水透過穴6aが設けられた円盤状の第1ろ過板6が設けられている。また、前記駆動軸2の基端側には、前記第1ろ過板6と同構成であって、多数の水透過穴7aが設けられた円盤状の第2ろ過板7が設けられている。ところで、本実施の形態に係る回転加圧脱水機1の第1ろ過板6および第2ろ過板7としては、直径0.5mmの水透過穴を有するパンチングメタルを用いた。しかしながら、これに限らず、回転加圧脱水機においては、ろ過板の水透過穴への汚泥の目詰まり抑制等の観点から、ろ過板の水透過穴の直径を、0.3〜1.0mmの範囲に設定するのが好ましい。
即ち、これら第1ろ過板6と第2ろ過板7は、駆動軸2にそれらの回中心に設けられた嵌合穴が嵌合されことにより取付けられている。これら第1ろ過板6と第2ろ過板7の嵌合穴側は、図示しない固着手段により、これら第1,2ろ過板6,7の相対する面が、図示しない機械的締結手段により、前記内輪スペーサ3の側面に密着する状態に固着されている。そして、これら第1,2ろ過板6,7の外周付近の相対する面は、前記外輪スペーサ4の内周部付近の面に摺接するように構成されている。
前記内輪スペーサ3の外周面、前記外輪スペーサ4の内周面、前記第1ろ過板6、および前記第2ろ過板7との間には、前記汚泥流入口10aから前記脱水ケーキ排出部9側に向って順に、前記汚泥流入部10aから流入する汚泥をろ過するろ過ゾーン10bと、ろ過水が除去された汚泥を圧搾脱水する圧搾脱水ゾーン10cとに区分される脱水処理室10が形成されている。前記汚泥流入口10aには、下側に開口する汚泥入口8a、汚泥流路を介して前記汚泥入口部10aに汚泥を供給する汚泥供給部8が取付けられている。
なお、前記脱水処理室10内であって、かつ第1ろ過板6と第2ろ過板7との相対する側の面のそれぞれに接触してなるものは、第1ろ過板6と第2ろ過板7の面のそれぞれに付着するケーキを掻取るスクレーパ10dである。
前記第1ろ過板6の外側には第1カバー11が配設され、この第1カバー11はフランジ部が前記前記外輪スペーサ4の側面に固着されている。また、前記第2ろ過板6の外側には第2カバー12が配設され、この第2カバー12はフランジ部が前記前記外輪スペーサ4の側面に固着されている。これら第1カバー11、第2カバー12それぞれの下部には、下方に突出するドレン管13が設けられており、前記汚泥供給部8、汚泥入口部8aを経て脱水処理室10内に供給され、前記第1,2ろ過板6,7に設けられた多数の水透過穴6a,7aを介して、前記第1カバー11内、前記第2カバー12内に排出された汚泥中の水分は、前記ドレン管13から機外に排水されるようになっている。
また、前記汚泥供給部8は、前記脱水ケーキ排出部9の排出口9aから排出される脱水ケーキの下方への落下を妨げない形状に形成されている。より具体的には、図1,3から良く理解されるように、この汚泥供給部8の図における左方向への突出寸法は、この脱水ケーキ排出部9の排出口9aの図における左方向への突出寸法よりも小寸法になるように設定されている、そのため、脱水ケーキ排出部9の排出口9aから排出される脱水ケーキを搬送する、図示しない脱水ケーキ搬送コンベアの一端を、脱水ケーキ排出部9の排出口9aの下側に配設することができ、汚泥供給部8が脱水ケーキ搬送コンベアの配設に支障になるようなことがない。
さらに、この脱水ケーキ排出部9の排出口9aには、脱水処理室10の圧搾脱水ゾーン10b内の圧搾脱水汚泥に対して背圧を付与する背圧板14が設けられている。この背圧板14は、図示しない空気ばねにより押圧されて排出口9aの幅寸法を狭める上部背圧板14aと、図示しない空気ばねにより押圧されて排出口9aの幅寸法を狭める下部背圧板14bとからなっており、これら上部背圧板14aと、下部背圧板14bはそれぞれ個別に制御されるように構成されている。
以下、本発明の実施の形態に係る回転加圧脱水機の作用態様を説明する。即ち、本発明の実施の形態に係る回転加圧脱水機1によれば、汚泥圧入ポンプ(図示省略)で高分子凝集剤の添加・混合により調質された汚泥が最大100kPa(約1.0kgf/cm)に加圧される。そして、前記汚泥供給部8の下側に開口する汚泥入口8a、汚泥流路、および汚泥流入口10aを介して、0.5〜1.3rpmのゆっくりした速度で回転されている脱水処理室10の下側のろ過ゾーン10bに連続供給され続ける。脱水処理室10の下側のろ過ゾーン10bに供給された汚泥は、このろ過ゾーン10bでろ過され、徐々に流動性が失われる。
前記ろ過ゾーン10bにおけるろ過により流動性が低下した汚泥は、多数の水透過穴が設けられた円盤状の第1ろ過板6、および第2ろ過板7の表面にケーキ層を徐々に形成しながら、これら第1ろ過板6、第2ろ過板7の回転により圧搾脱水ゾーン10c側に移動する。これら第1ろ過板6、第2ろ過板7の表面に形成されたケーキ層により固形物の捕捉が向上するために、ろ液は清浄になる。
そして、前記圧搾脱水ゾーン10c中における汚泥は、脱水ケーキ排出部9の排出口9aに設けられた背圧板14の押圧力制御(空気ばねの圧力制御)により、背圧が最大600kPa(約6.0kgf/cm)の一定圧力(調整可能である)に保持され続ける。
流動性を失った汚泥は、これら第1ろ過板6、第2ろ過板7によるせん断力と、背圧板14による発生する背圧により圧搾脱水される。そして、圧搾脱水された低含水率になった脱水ケーキは、背圧板14を押し退けて脱水ケーキ排出部9から機外へ排出される。
本発明の実施の形態に係る回転加圧脱水機1によれば、汚泥供給部8から回転加圧脱水機1の脱水処理室10の下側のろ過ゾーン10bに供給された汚泥は、上記のようにしてろ過される共に、上側の圧搾脱水ゾーン10cに移動し、ここにおいて圧搾脱水されて脱水ケーキになる。しかしながら、未脱水汚泥は流動性が高いため、ろ過ゾーン10bから圧搾脱水ゾーン10cに移動することがなく、下側のろ過ゾーン10bで確実にろ過されて流動性が失われて始めて、上側の圧搾脱水ゾーン10cに移動する。そのため、従来例に係る回転加圧脱水機のように、脱水ケーキ排出部の排出口から低脱水率の脱水ケーキが排出されるようなことがなく、汚泥が安定的に脱水される。
因みに、従来例に係る回転加圧脱水機では、多いときで6時間の間に未脱水汚泥が数回排出されたが、本発明の実施の形態に係る回転加圧脱水機1の場合には、このような現象は見られなかった。さらに、従来例の場合、運転条件の設定によっては脱水ケーキ排出部から脱水ケーキ状で排出される状態であっても常に脱水ケーキの下部から若干の水分が滴下していたが、本発明の実施の形態に係る回転加圧脱水機では、このような水分の滴下は全く見られなかった。
また、本発明の実施の形態に係る回転加圧脱水機1によれば、高分子凝集剤が添加・混合された汚泥が流入する、汚泥供給部8の汚泥入口8aは、上記のとおり下方に開口している。従って、高分子凝集剤が添加・混合により生成されたフロックが破損し難くなるため、高分子凝集剤の添加・混合量の削減が可能になり、汚泥の処理コストの低減に大いに寄与することができるという優れた経済効果を得ることができる。
ところで、回転加圧脱水機の場合、一般に、回転加圧脱水機の脱水処理室10の回転中心側を移動して排出口9aから排出される脱水ケーキの下側部分の含水率は、脱水処理室10の外周側を移動して排出口9aから排出される脱水ケーキの上側部分の含水率より低くなり、排出口9aから排出される脱水ケーキの上下方向に含水率の分布にばらつきが生じる。因みに、上下の幅寸法が同一の排出口9aから排出される脱水ケーキの下側部分の含水率が80.7%である場合、脱水ケーキの上側部分の含水率は86.7%であった。なお、排出口9aから排出される脱水ケーキの下側部分の含水率が上側部分の含水率より低くなるのは、仕切りスペーサ5のために脱水処理室10の回転中心側を移動する汚泥に対する抵抗が、外周側を移動する汚泥に対する抵抗よりも大きく、より圧搾脱水効果が上がるためであると理解することができる。
ところが、本実施の形態に係る回転加圧脱水機1では、上記のとおり、背圧板14は上部背圧板14aと、下部背圧板14bからなっており、そしてそれぞれ個別に制御されるように構成されているため、第1,2ろ過板6,7の回転中心側を移動する汚泥と、外周側を移動する汚泥の含水率の相違を解消することができる。即ち、上部背圧板14aを下部背圧板14bよりも強い押圧力で押圧して排出口9aの上下方向の上側の幅寸法を下側の幅寸法よりも小寸法にして、排出口9aの上側の背圧を下側の背圧よりも高圧にする。
そのため、第1,2ろ過板6,7の外周側を移動する汚泥の含水率が低くなるから、脱水ケーキの上下方向の含水率分布を均一化することができるという効果が得られる。
なお、以上では、脱水処理室の幅方向の両側に多数の水透過穴が設けられてなるろ過面を有する円盤状のろ過板が配設されている場合を例として説明したが、例えば脱水処理室の幅方向の何れか一方に円盤状のろ過板が配設されていれば、それなりの効果を得ることができる。また、ろ過板にパンチングメタルを用いた場合を説明したが、ウエッジワイヤースクリーン等、汚泥と水分を分離することができる部材であれば利用可能である。
従って、上記実施の形態に係る回転加圧脱水機は、本発明の1具体例に過ぎず、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内における設計変更等は自由自在であるから、回転加圧脱水機の形態は上記実施の形態に係る回転加圧脱水機の形態に限定されるものではない。
本発明の実施の形態に係る回転加圧脱水機の概略構成を示す一部省略側面図である。 図1のA−A線断面図である。 本発明の実施の形態に係る回転加圧脱水機の外輪スペーサの平面図である。
符号の説明
1…回転加圧脱水機
2…駆動軸,2a…沈みキー
3…内輪スペーサ,3a…ボス部
4…外輪スペーサ
5…仕切りスペーサ,5a…洗浄水排出
6…第1スクリーン,6a…水透過
7…第2スクリーン,7a…水透過穴
8…汚泥供給部,8a…汚泥入口
9…脱水ケーキ排出部,9a…排出口
10…脱水処理室,10a…汚泥流入口,10b…ろ過ゾーン,10c…圧搾脱水ゾーン,10d…スクレーパ
11…第1カバー
12…第2カバー
13…ドレン管
14…背圧板,14a…上部背圧板,14b…下部背圧板

Claims (10)

  1. 水平な駆動軸により回転され、少なくとも幅方向の一方側に、多数の水透過穴が設けられてなるろ過面を有する円盤状のろ過板を備えた脱水処理室内に汚泥を供給する汚泥供給部が設けられると共に、脱水ケーキを排出する脱水ケーキ排出部が設けられてなる回転加圧脱水機において、前記汚泥供給部は前記円盤状のろ過板の回転中心より下部側であって、かつ脱水処理室の外周部から脱水処理室内に汚泥を供給する位置に設けられ、前記脱水ケーキ排出部は脱水処理室内の脱水ケーキを前記円盤状のろ過板の回転中心より上部側であって、かつ脱水処理室の外周部から排出する位置に設けられてなることを特徴とする回転加圧脱水機。
  2. 前記汚泥供給部は、前記脱水ケーキ排出部の排出口から排出される脱水ケーキの下方への落下を妨げない形状に形成されてなることを特徴とする請求項1に記載の回転加圧脱水機。
  3. 前記汚泥供給部の汚泥が流入する汚泥入口は、下方に開口してなることを特徴とする請求項2に記載の回転加圧脱水機。
  4. 前記脱水処理室内に背圧を発生させるために、前記脱水ケーキ排出部の排出口に背圧板が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のうちの何れか一つの項に記載の回転加圧脱水機。
  5. 前記背圧板は、前記排出口の上側部分の幅寸法を狭める上部背圧板と、前記排出口の下側部分幅寸法を狭める下部背圧板とからなり、これら上部背圧板と、下部背圧板はそれぞれ個別に制御されるように構成されてなることを特徴とする請求項4に記載の回転加圧脱水機。
  6. 少なくとも幅方向の一方側に、多数の水透過穴が設けられてなるろ過面を有する円盤状のろ過板を備えた脱水処理室内に汚泥を供給し、脱水ケーキを脱水ケーキ排出部から排出する回転加圧脱水機による汚泥の脱水方法において、前記汚泥を前記円盤状のろ過板の回転中心より下部側であって、かつ脱水処理室の外周部から脱水処理室内に供給し、脱水ケーキを前記円盤状のろ過板の回転中心より上部側であって、かつ脱水処理室の外周部から排出することを特徴とする回転加圧脱水機による汚泥の脱水方法。
  7. 前記汚泥を、排出される脱水ケーキの下方への落下を妨げない位置から供給することを特徴とする請求項6に記載の回転加圧脱水機による汚泥の脱水方法。
  8. 前記汚泥を、下側から上側方向に向かって供給することを特徴とする請求項7に記載の回転加圧脱水機による汚泥の脱水方法。
  9. 前記脱水処理室内に背圧を発生させるために、前記脱水ケーキ排出部の排出口に設けた背圧板の角度を制御して前記排出口の幅寸法を調整することを特徴とする請求項6乃至8のうちの何れか一つの項に記載の回転加圧脱水機による汚泥の脱水方法。
  10. 前記背圧板の上部背圧板により排出口の上側部分の幅寸法を制御すると共に、前記背圧板の下部背圧板により前記排出口の下側部分の幅寸法が前記上側部分の幅寸法よりも広くなるように制御することを特徴とする請求項9に記載の回転加圧脱水機による汚泥の脱水方法。
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