JP3725393B2 - 集合住宅用監視通話システム - Google Patents

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毅 上田
達雄 松岡
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エレベータ内に監視カメラを設置している集合住宅の監視通話システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
マンションなどの集合住宅では、エレベータ内での安全を確保するために、監視カメラを設置する場合がある。図14は、従来の集合住宅用監視通話システムの構成の例を示す図である。
【0003】
集合住宅の各住戸には、モニタテレビM付きのインターホン101を設置し、共同玄関には、ロビーインターホン102を設置している。また、管理人室や警備センタには、警報監視盤103を設置している。各住戸のインターホン101とロビーインターホン102の間、各住戸のインターホン101と警報監視盤103の間、警報監視盤103とロビーインターホン102の間の各々では、通話ができるようになっている。
【0004】
ロビーインターホン102から、住戸番号を指定して呼出があると、警報監視盤103は、その住戸のインターホン101を呼び出して、映像制御盤104を介し、ロビーインターホン102に内蔵されているカメラが撮影した映像を、インターホン101のモニタテレビMに映し出す。
【0005】
住戸のインターホン101では、モニタテレビMの映像を見て、呼び出した人が住戸人や知人であることを確認し、集合住宅内に招き入れるときには、その後のロビーインターホン102との通話中に解錠ボタンを操作する。そうすると、警報監視盤103から解錠信号が送出され、呼出元のロビーインターホン102側にある共同玄関の電気錠が解錠される。
【0006】
一方、管理人室などでは、共同住宅内に設置されたエレベータ内を、監視カメラ108を用いて監視している。図では、2台のエレベータが設置されている場合を示しており、2台の監視カメラ108の映像路がスイッチャ109によって切替制御されるようになっている。監視カメラ108で撮影された映像は、タイムラプスビデオ106によってモニタテレビ105に映し出される。なお、図中、107は、エレベータの作動(昇降)と停止、ドアの開閉などを制御するエレベータ制御盤である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記したような従来の集合住宅用監視通話システムでは、エレベータ内の監視カメラが撮影する映像は、管理人室等のみに映し出されるため、夜間などに管理人が不在であり、管理人が常駐していないような集合住宅では、エレベータ内の監視ができない時間帯などがあった。また、エレベータが移動や停止している階が、管理人室等がある階から離れているときには、迅速な対応がとれないという問題があった。
【0008】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、各住戸のインターホンのモニタテレビにおいて、エレベータ内の映像監視ができるようにした集合住宅用監視通話システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の集合住宅用監視通話システムは、エレベータが設置されている集合住宅において、各住戸に設置されたモニタテレビ付インターホンと、共同玄関に設置された指紋照合装置と、エレベータ内に設置された監視カメラとを備えている。
【0010】
共同玄関の上記指紋照合装置は、モニタテレビ付インターホンの呼出を許可、禁止するモニター起動用釦が接続されており、このモニター起動用釦の操作を受け付けて、モニタテレビ付インターホンの呼出を許可し、かつ住戸人の指紋を照合したときにのみ、その住戸人の住戸のモニタテレビ付インターホンを呼び出す一方、各住戸のモニタテレビ付インターホンは、指紋照合装置から呼び出されたときには、エレベータに設置された監視カメラが撮影する映像を、そのモニタテレビに映し出す。
【0011】
本発明の請求項2に記載の集合住宅監視通話システムは、エレベータが設置されている集合住宅において、各住戸に設置されたモニタテレビ付インターホンと、共同玄関に設置された指紋照合装置と、エレベータ内に設置された監視カメラとを備えている。
【0012】
共同玄関の指紋照合装置は、各住戸人の指紋データに対応させて、エレベータに設置された監視カメラによる監視の有無を設定する一方、その監視が有りと設定された住戸人の指紋を照合したときには、その住戸のモニタテレビ付インターホンを呼び出す一方、各住戸のモニタテレビ付インターホンは、指紋照合装置から呼び出されたときには、上記エレベータに設置された監視カメラが撮影する映像を、そのモニタテレビに映し出す。
【0015】
請求項3〜請求項5では、各住戸のモニタテレビ付インターホンに、非常ボタンを備えており、請求項3では、請求項1または2において、非常ボタンが 操作されたときには、エレベータを最寄階で停止させるとともに、そのエレベータのドアを開放させる。請求項4では、請求項1〜請求項3のいずれかにおいて、非常ボタンが操作されたときには、エレベータ内に警報を出力する。請求項5では、請求項1〜請求項4のいずれかにおいて、非常ボタンが操作されたときには、エレベータとの通話を可能にする。
【0016】
請求項6では、請求項1〜請求項5のいずれかにおいて、エレベータが複数台設置されているときには、動作しているエレベータに設置された監視カメラのみを駆動させる。
【0017】
請求項7では、請求項1〜請求項6のいずれかにおいて、時計機能を備えており、各住戸のモニタテレビ付インターホンは、予め設定された時間帯にのみ、エレベータに設置された監視カメラが撮影する映像を、モニタテレビに映し出す。請求項8では、請求項1〜請求項7のいずれかにおいて、各住戸のモニタテレビ付インターホンは、エレベータ内の積載量が所定の範囲内である場合にのみ、エレベータに設置された監視カメラが撮影する映像を、モニタテレビに映し出す。
【0018】
請求項9では、請求項1〜請求項8のいずれかにおいて、各住戸のモニタテレビ付インターホンは、エレベータが玄関階に停止してから住戸階に停止するまでの間のみ、エレベータに設置された監視カメラが撮影する映像を、モニタテレビに映し出す。
【0019】
請求項10では、請求項1〜請求項9のいずれかにおいて、指紋照合装置には、各住戸人の指紋データに対応させて、エレベータに設置された監視カメラによる監視の有無を設定する。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について、図面とともに説明する。図1は、集合住宅用監視通話システムの構成の一例を示した図である。この集合住宅には、エレベータが設置されており、少なくとも、各住戸に設置されたモニタテレビ付インターホン1と、共同玄関に設置された指紋照合装置Aと、エレベータ内に設置された監視カメラ8とを備える。
【0021】
ここでは、指紋照合装置Aは、ロビーインターホン2に内蔵されており、指紋の読取部に指を置けば、指紋データが読み取れるようになっている。また、集合住宅には、管理人室などに設置された警報監視盤3と、映像制御盤4と、指紋照合装置Aで読み取った指紋データが住戸人の指紋データであるかを照合するIDコントローラ5と、インタフェース盤6とを備え、エレベータを制御するエレベータ制御盤7は、スイッチャ9を介してインタフェース盤6に接続されている。
【0022】
各住戸のインターホン1と警報監視盤3の間、警報監視盤3とロビーインターホン2の間の各々では、通話線や多重伝送線等を用いてインターホン通話ができるようになっており、各住戸のインターホン1とロビーインターホン2間は、警報監視盤3を介して通話ができるようになっている。また、映像制御盤4によって、ロビーインターホン2の内蔵カメラで撮影された映像や、エレベータ内の監視カメラ8で撮影された映像が、映像線を通じて、住戸のインターホン1のモニタテレビMに映し出せるようになっている。
【0023】
図では、エレベータは2台設けられており、スイッチャ9において監視カメラ8の映像路が切替制御できるようになっている。また、エレベータ内の通話装置の通話路も切替制御できるようになっている。
【0024】
本発明では、指紋照合装置Aは、住戸人を照合したときには、その住戸のモニタテレビ付インターホン1を呼び出す。一方、各住戸のインターホン1は、指紋照合装置Aから呼び出されたときには、エレベータに設置された監視カメラ8が撮影する映像を、モニタテレビMに映し出す。
【0025】
このように動作することによって、本発明の集合住宅用監視通話システムでは、エレベータ内の監視カメラ8が撮影する映像が、住戸内において映し出されるため、夜間などの管理人が不在であるときでも、エレベータ内を監視することができる。また、エレベータは住戸階に向かって移動しているので、事故などがあった場合でも、住戸内に居た人がエレベータホールに出向き、迅速に対応することができる。
【0026】
また、住戸人が帰宅した場合などにのみ、その住戸人が住む住戸に設置されたインターホン1のみが、エレベータ内の映像監視を行うので、他の住戸のインターホン1が呼び出されて映像監視を行うことがなく、他の住戸に対して迷惑がかからず、プライバシーを侵害することもない。
【0027】
指紋照合装置Aは、モニター起動用釦bを接続した構成にすることもでき、この構成では、モニター起動用釦bを操作し、かつ、住戸人を照合したときには、その住戸のモニタテレビ付インターホン1を呼び出す。一方、各住戸のインターホン1は、指紋照合装置Aから呼び出されたときには、エレベータに設置された監視カメラ8が撮影する映像を、モニタテレビMに映し出す。このように動作することによって、監視が必要なときにのみ、モニター起動用釦bを操作して、エレベータ内を監視することができる。
【0028】
図2には、上記したシステム全体の動作を示している。指紋照合装置Aにおいて指紋が読み取られると、IDコントローラ5に住戸人の指紋データとともにモニター接続通知が送出され(100,101)、IDコントローラ5では、予め登録されている住戸人の指紋データとの照合を行って(102)、指紋データが一致すれば、その住戸人が住む住戸の住戸番号がインタフェース盤6を介して警報監視盤3に送出される(103,104)。すると、警報監視盤3からロビーインターホン2側に解錠通知がなされ(105)、共同玄関の電気錠が解錠される(106)。これによって、住戸人は共同玄関から集合住宅内に入ることができる。
【0029】
警報監視盤3は、電気錠の解錠通知とともに、インタフェース盤6に映像接続通知を行い(107)、エレベータ内の監視カメラ8の映像路を形成する(108)。また、警報監視盤3は、該当住戸のインターホン1を呼び出し(109)、呼出音を出力させるとともに、モニタテレビMを起動させて(110)、監視カメラ8が映し出す映像を、住戸内のモニタテレビMに映し出す(111)。なお、住戸におけるモニタテレビMの起動(110)は、自動的に行うことには限定されず、呼出に対し、スイッチ操作などで手動で行うようにしてもよい。
【0030】
エレベータ内の映像監視の終了は、例えば、警報監視盤3によって監視開始から所定時間が経過したときに、インターホン1に監視終了信号(モニタテレビMのオフ要求)を送出するとともに、インタフェース盤6に映像開放通知を行うことによって行うようにすればよい。そうすれば、住戸のインターホン1では、モニタテレビMが電源オフ状態になり、監視カメラ8の映像路は開放される。
【0031】
更に、モニター起動用釦bをロビーインターホン2に追加した構成では、指紋照合時に住戸でのモニターが必要と思われる場合にモニター起動用釦bを押下することにより、上記と同様な動作が行われる。すなわち、知人と一緒に帰宅した場合は危険がないため、指紋照合時にモニター起動用釦bを操押下せず、住戸でのエレベータ内監視は行われない。逆に夜間など一人で帰宅して不安と感じた場合に指紋照合とともにモニター用起動釦bを操作することにより、住戸でのエレベータ監視が行われることになる。従って、監視が必要なときのみ、監視カメラを作動できるので映像路の占有率も下がり、エレベータ映像専用の配線をしないで済む。又、住人が不安と思う場合に操作するため、より安全性が高まる。
【0032】
指紋照合装置Aにおいて指紋を読み取る前に、モニター起動用釦bが操作されなかった場合、図2に示した動作では、IDコントローラ5に住戸人の指紋データは送出されるが(100)、モニター接続通知(101)は送出されない。IDコントローラ5では、予め登録されている住戸人の指紋データとの照合を行って(102)、指紋データが一致すれば、その住戸人が住む住戸の住戸番号がインタフェース盤6を介して警報監視盤3に送出される(103,104)。すると、警報監視盤3からロビーインターホン2側に解錠通知がなされ(105)、共同玄関の電気錠が解錠される(106)。これによって、住戸人は共同玄関から集合住宅内に入ることができる。
【0033】
このとき、警報監視盤3は、IDコントローラ5から、インタフェース盤6を介して、住戸番号とともにモニタ接続通知を受けていないので、インタフェース盤6に映像接続通知を行わず、したがって、監視カメラ8が映し出す映像が、住戸内のモニタテレビMに映し出されることはない。
【0034】
次に、参考例として、集合住宅用監視通話システムの別の構成を図3に示す。図1の構成とは、指紋照合装置Bがロビーインターホン2に内蔵されるのではなく、エレベータ内に設けられている点が異なっている。
【0035】
エレベータ内の指紋照合装置Bは、住戸人を照合したときには、その住戸のモニタテレビ付インターホン1を呼び出す。一方、各住戸のインターホン1は、指紋照合装置Bから呼び出されたときには、エレベータに設置された監視カメラ8が撮影する映像を、モニタテレビMに映し出す。
【0036】
これによって、エレベータに乗ってから監視が必要になったときに、指紋を読み取らせれば、エレベータ内の監視カメラ8が撮影する映像が、住戸内において映し出されるため、夜間などの管理人が不在である場合でも、エレベータ内を監視することができる。また、エレベータは住戸階に向かって移動しているので、事故などがあった場合でも、住戸内に居た人がエレベータホールに出向いて迅速に対応することができる。更に、監視が必要なときにのみ、監視カメラ8を作動できるので、映像路の占有率も下がり、エレベータ映像専用の配線をしないで済む。
【0037】
また、住戸人が帰宅した場合などにのみ、その住戸人が住む住戸に設置されたインターホン1のみが、エレベータ内の映像監視を行うので、他の住戸のインターホン1が呼び出されることがなく、他の住戸に対して迷惑がかからない。
【0038】
図4,5には、上記したシステム全体の動作を示している。図4は、従来と同じの共同玄関の電気錠の解錠動作を示しており、ロビーインターホン2において、例えば、住戸番号が入力され住戸の呼び出されると(200)、警報監視盤3がそのロビーインターホン2に映像接続通知を行うとともに(201)、指定された住戸のインターホン1を呼び出し(202)、モニタテレビMを起動させて(203)、ロビーインターホン2側の映像をモニタテレビMに映し出す(204)。
【0039】
住戸内のインターホン1では、映像を見て、住戸人などであることを確認すれば、ハンドセットの取り上げ等で応答し(205)、警報監視盤3によってロビーインターホン2と住戸のインターホン1との通話を可能にする(206)。そして、この通話中に、インターホン1の解錠ボタンを操作すると、警報監視盤3に解錠通知がされるので(207)、警報監視盤3からロビーインターホン2側に解錠通知がなされ(208)、映像路の開放通知がされ、共同玄関の電気錠が解錠される(209)。これによって、住戸人などは共同玄関から集合住宅内に入ることができる。住戸のインターホン1では、ロビーインターホン2との通話を終了すれば、モニタテレビMをオフ状態にする(210)。
【0040】
図5には、エレベータに乗り込んでからエレベータ内の映像監視を開始する場合を示しており、指紋照合装置Bにおいて指紋が読み取られると、IDコントローラ5Aに住戸人の指紋データが送出され(220)、IDコントローラ5では、予め登録されている住戸人の指紋データとの照合を行って(221)、指紋データが一致すれば、その住戸人が住む住戸の住戸番号がインタフェース盤6を介して警報監視盤3に送出される(222,223)。
【0041】
すると、警報監視盤3は、インタフェース盤6に映像接続通知を行い(224)、エレベータ内の監視カメラ8の映像路を形成する(225)。また、警報監視盤3は、該当住戸のインターホン1を呼び出し(226)、呼出音を出力させるとともに、モニタテレビMを起動させて(227)、監視カメラ8が映し出す映像を、住戸内のモニタテレビMに映し出す(228)。なお、住戸におけるモニタテレビMの起動(227)は、自動的に行うことには限定されず、呼出に対し、スイッチ操作などで手動で行うようにしてもよい。
【0042】
エレベータ内の映像監視の終了は、例えば、警報監視盤3によって監視開始から所定時間が経過したときに、インターホン1に監視終了信号(モニタテレビMのオフ要求)を送出するとともに、インタフェース盤6に映像開放通知を行うことによって行うようにすればよい。そうすれば、住戸のインターホン1では、モニタテレビMが電源オフ状態になり、監視カメラ8の映像路は開放される。また、再度、指紋照合装置Bによって指紋データを読み取ったときに、映像監視を終了するようにしてもよい。
【0043】
次に、モニタテレビ付インターホン1の内部構成を図6にブロック図で示す。図示するインターホン1は、住宅情報盤として機能するものであり、火災センサなどの各種セキュリティセンサを接続し、センサが作動すると、異常の発生を警報監視盤3に通知するようになっている。
【0044】
図において、11はインターホン1内の各部を制御するCPU回路、12は警報監視盤3との間で、多重伝送線や通話線を介して、信号の伝送を制御する伝送入出力回路、13はハンドセットHによるインターホン通話を制御する通話制御回路、14はスピーカSP1からの警報出力を制御する警報出力回路、15は各種センサなどの異常検知機器を接続する警報入力回路、16は操作入力回路である。
【0045】
ここでは、操作入力回路16は、共同玄関の電気錠を解錠するための解錠ボタンb1と、映像監視中のエレベータ内で異常が発生したときに操作する非常ボタンb2の操作入力を検出するようになっている。CPU回路11は、伝送入出力回路12を介して呼出信号を受信すると、モニタテレビMを起動して、映像制御盤4を介して送出されてくる映像を映し出す。
【0046】
図7は、警報監視盤3の内部構成の一例を示すブロック図である。図において、31は監視盤3内の各部を制御するCPU回路、32は各住戸のインターホン1、ロビーインターホン2、インタフェース盤6との間で信号の伝送を制御する伝送入出力回路、33は住戸ごとに設けられた表示窓や液晶ディスプレイなどで構成される表示回路、34はスピーカSP3から警報音などを発生させる音発生回路、35は各種キー入力を検出するキースキャン入力回路、36はインターホン通話を制御するインターホン制御回路、37は外部機器に移報接点出力を行う移報接点出力回路である。
【0047】
CPU回路31は、伝送入出力回路12を介して信号を送出することによって、各住戸の呼び出し制御、通話制御、映像路の切り替え制御、共同玄関の電気錠の解錠制御などを行う。
【0048】
図8は、インタフェース盤6及びIDコントローラ5の内部構成の一例を示すブロック図である。インタフェース盤6には、各部を制御するCPU回路61と、警報監視盤3との間で、多重伝送線などを介し、信号の伝送を制御する伝送入出力回路62と、IDコントローラ5などとの間で、RS232Cのケーブルなどを介し、信号の伝送を制御する伝送入出力回路63と、エレベータ内の監視カメラ8から受信した映像信号(ベースバンド)を変調して、映像制御盤4側に送出する映像受信変調回路64と、接続部65とを備える。
【0049】
CPU回路61は、IDコントローラ5,5Aから、映像接続通知を受けた場合には、接続部65に接続信号を出力して、エレベータ内の監視カメラ8からの映像を受信し、映像制御盤4(住戸のインターホン1)側に送出している。
【0050】
一方のIDコントローラ5には、各部を制御するCPU回路51と、ロビーインターホン2に内蔵された指紋照合装置Aとの間で信号の伝送を制御する伝送入出力回路52と、インタフェース盤6との間で信号の伝送を制御する伝送入出力回路53と、予めIDデータを登録したメモリ54とを備える。CPU回路51は、指紋照合装置Aから、住戸人情報を受信したときには、メモリ54に登録にIDデータと照合し、一致するものがあれば、インタフェース盤5に対して映像接続通知を行う。
【0051】
なお、図3に示した構成のIDコントローラ5Aも同様の構成であるが、伝送入出力回路52は、エレベータに設置された指紋照合装置Bに接続されることになり、この装置Bとの間での伝送制御を行う点のみが異なる。
【0052】
次に、本発明システムの別の動作について説明する。図1に示したシステムと、図3に示したシステムのいずれにおいても、各住戸のモニタテレビ付インターホン1は、非常ボタンb2が操作されたときには、エレベータを最寄階で停止させるとともに、そのエレベータのドアを開放させる。
【0053】
すなわち、インターホン1において、エレベータ内の映像を見て非常事態が発生したと判断したときには、非常ボタンb2を操作する。すると、警報監視盤3が、インタフェース盤6を介してエレベータ制御盤7に制御信号を送出して、エレベータを停止させ、ドアを開放させる。これによって、エレベータ内に居る人の救助が容易にできる。
【0054】
また、各住戸のモニタテレビ付インターホン1は、非常ボタンb2が操作されたときには、エレベータ内に警報を出力したり、エレベータとの通話を可能にすることができる。エレベータ内への警報出力は、警報監視盤3から制御信号を送出し、エレベータ制御盤7によってエレベータ内の警報ブザーなどを鳴動させて行う。住戸のインターホン1とエレベータ内の通話装置との通話は、警報監視盤3が制御信号を送出して、警報監視盤3、インタフェース盤6、エレベータ制御盤7を介して行われる。なお、エレベータ内の通話装置は、エレベータ制御盤7を介さずに、警報監視盤3に直接接続される構成であってもよい。
【0055】
このように、エレベータ内に警報を出力したり、住戸内から話し掛けることができれば、強盗や痴漢などに対して威嚇することができるので、犯罪を未然に防ぐことができ安全性が高まる。
【0056】
図9には、上記動作をフローチャート(300〜310)で示している。指紋照合装置A,Bにおいて指紋を照合すると(300)、インタフェース盤6においてエレベータ内の映像を接続制御し(301)、該当住戸を呼び出して、モニタテレビMを起動する(302)。監視中に非常事態が発生しなければ、エレベータの停止などによって監視を終了するが(304)、モニタテレビMで非常事態の発生を確認すると(303,305)、インターホン1の非常ボタンb2を操作する(306)。
【0057】
そうすれば、エレベータを最寄りの階に緊急停止させ、ドアを開放させたり(307)、エレベータ内の警報ブザーを鳴動させたり(308)、エレベータ内の通話装置から音声で威嚇したりする(309)。これによって、非常ボタンb2を操作した住戸人は、エレベータに居た住戸人などの救助に向かうことができる(310)。
【0058】
なお、非常ボタンb2を操作したときの動作は、エレベータの緊急停止及びドアの開放、警報ブザーの出力、通話装置による通話のうち、2以上を組み合わせたものであってもよく、管理人が不在になる時間帯や曜日などによって、各動作や組み合わせを切り替えるようにしてもよい。また、エレベータを緊急停止させるときには、最寄階ではなく、住戸階まで移動してから停止させるようにしてもよい。
【0059】
更に、非常ボタンb2を操作したときに、警報監視盤3や住戸のインターホン1から、警備システムや電話回線などを通じて、警備会社などを自動的に呼び出すようにしてもよい。
【0060】
次に、本発明システムの更に別の動作について説明する。図1に示した構成のシステムにおいて、集合住宅内にエレベータが複数台設置されているときには、動作しているエレベータに設置された監視カメラ8のみを駆動させることができる。これによって、監視が必要なエレベータ内の映像のみが住戸のモニタテレビMに映し出されることになる。
【0061】
なお、図3に示した構成のシステムでは、各エレベータ内に指紋照合装置Bが設置されているので、指紋照合をしたときには、必ずエレベータは作動しており、エレベータの作動を判別することに実質的な効果はない。
【0062】
図10には、上記した場合のスイッチャ9の動作をフローチャート(400〜405)で示している。インタフェース盤6から映像接続通知があった後(400)、エレベータ制御盤7からエレベータ作動信号を検知したときには(401)、映像開放通知があるまで、そのエレベータ内に設置された監視カメラ8のみを接続する。また、作動しているエレベータが複数台あるときには、これらのエレベータに設置された監視カメラ8を時分割で切り替え接続する(402〜405)。
【0063】
次に、本発明システムの更に別の動作について説明する。集合住宅には、図1に示した構成のシステムにおいて、時計機能を更に備え、各住戸のモニタテレビ付インターホン1は、予め設定された時間帯にのみ、エレベータに設置された監視カメラ8が撮影する映像を、モニタテレビMに映し出す。これによって、監視が必要となる夜間等のみに、監視をすることができる。また、映像路の占有率も下がるので、エレベータ映像専用の配線をしないで済む。
【0064】
なお、時計機能は、指紋照合装置A、警報監視盤3、住戸のインターホン1、監視カメラ8など、いずれに設けていてもよい。図11(a)には、夜間のみに監視を行う場合の例をフローチャート(500〜503)で示している。
【0065】
図3に示した構成のシステムにおいても、各エレベータ内に指紋照合装置Bにおいて指紋照合が行われても、予め設定された時間帯でなければ、エレベータ内の映像監視を行わない。また、逆に、緊急事態の発生に対処するため、予め設定された時間帯以外であっても、指紋照合装置Bで指紋照合が行われれば、強制的にエレベータ内の映像監視を行うようにしてもよい。
【0066】
また、各住戸のモニタテレビ付インターホン1は、図1に示した構成のシステムにおいて、エレベータ内の積載量が所定の範囲内(例えば100kg〜250kg)である場合にのみ、エレベータに設置された監視カメラ8が撮影する映像を、モニタテレビMに映し出す。これによって、エレベータに乗っている人が1人だけである場合や、多くの人が乗っている場合には、監視をしないようにできる。また、映像路の占有率も下がるので、エレベータ映像専用の配線をしないで済む。
【0067】
図11(b)には、エレベータ制御盤7が、エレベータ内に2〜3人が乗っていることを検知したときにのみ、監視を行う場合の例をフローチャート(510〜513)で示している。
【0068】
なお、この場合は、途中階で人が降り、エレベータ内に1人だけが乗っている状態になったことを検知したときには、監視を終了するようにしてもよい。逆に、1人だけが乗っていた状態から、途中階で人が乗り込んできた場合には、監視を開始したり、再開することが望ましい。
【0069】
インタフェース盤6は、エレベータ制御盤7からの制御信号により、警報監視盤3に対して、該当住戸のモニタテレビMのオン要求又はオフ要求をしてもよいし、エレベータ制御盤7側と映像線のみで接続されている場合には、エレベータ制御盤7(監視カメラ8)からの映像信号の有無によって、モニタテレビMのオン要求又はオフ要求を行ってもよい。この動作は、他の場合においても同様である。
【0070】
図3に示した構成のシステムにおいても、各エレベータ内に指紋照合装置Bにおいて指紋照合が行われても、エレベータの積載量が、予め設定された積載量の範囲内でなければ、エレベータ内の映像監視を行わない。また、逆に、緊急事態の発生に対処するため、予め設定された積載量の範囲外であっても、指紋照合装置Bで指紋照合が行われれば、強制的にエレベータ内の映像監視を行うようにしてもよい。
【0071】
次に、本発明システムの更に別の動作について説明する。図1に示した構成のシステムにおいて、各住戸のモニタテレビ付インターホン1は、エレベータが玄関階に停止してから住戸階に停止するまでの間のみ、エレベータに設置された監視カメラ8が撮影する映像を、モニタテレビMに映し出す。これによって、エレベータに乗り込むまでの間や、エレベータを降りてから等の監視が不要な時間に、住戸のモニタテレビMに映像が映し出されることがない。また、映像路の占有率も下がるので、エレベータ映像専用の配線をしないで済む。
【0072】
なお、図3に示した構成のシステムでは、各エレベータ内に指紋照合装置Bが設置されているので、指紋照合をしたときには、必ずエレベータ内に人が乗っており、エレベータの作動を判別することに実質的な効果はない。しかし、エレベータ内の映像監視を終了するときを、住戸階に停止したときとすれば、エレベータを降りてから等の監視が不要な時間に、住戸のモニタテレビMに映像が映し出されることがない。
【0073】
図12には、上記動作の一例をフローチャート(600〜607)で示している。ここでは、エレベータが玄関階に停止してから(601)、住戸階に停止した後、ドアが開いて人が降り、ドアが閉まるまで(605)を監視している。なお、監視する期間をエレベータの動作中等としたり、監視の開始を、エレベータが玄関階に停止してドアが開く直前から等としてもよい。
【0074】
次に、本発明システムの更に別の動作について説明する。図1、図3に示した構成のシステムにおいて、指紋照合装置A,Bには、各住戸の住戸人の指紋データに対応させて、エレベータに設置された監視カメラによる監視の有無を設定することができる。
【0075】
これによって、エレベータ内の監視が不要な人に対して、監視がされることがなく、いちいちインターホン1を呼び出すことがない。したがって、成人男性などに対しては、予め、指紋照合装置A,Bに「監視無」を登録しておけばよい。また、不要な監視がされなければ、映像路の占有率も下がるので、エレベータ映像専用の配線をしないで済む。
【0076】
なお、図1,3に示したシステムでは、指紋の照合は、実際はIDコントローラ5,5Aによって行われるので、上記したデータは、IDコントローラ5,5A(図8に示したメモリ54)に登録されている。指紋データなどを登録するときには、例えば、指紋照合装置A,Bを登録モードとして、指紋を読み取らせるとともに、キー操作などによって、住戸番号や監視の有無を入力すればよい。
【0077】
図13(a)には、IDコントローラ5,5Aに登録されているIDデータの構成を模式的に示している。住戸番号に対応させて、その住戸の各住戸人の指紋データと、エレベータ内の監視の有無が設定される。
【0078】
図13(b)には、IDコントローラに5,5Aに「監視有」が設定されている人にのみ、監視を行う場合の例をフローチャート(700〜703)で示している。これによって、例えば、図(a)の(ア)に指紋データを登録した人は、例え、指紋照合装置A,Bにおいて指紋を読み取ったとしても、「監視無」が設定されているので、エレベータ内の映像監視がされることがない。
【0079】
【発明の効果】
以上の説明からも理解できるように、本発明の請求項1〜請求項10の各々に記載の集合住宅用監視通話システムでは、指照合装置から住戸のモニタテレビ付インターホンを呼び出して、エレベータに設置された監視カメラが撮影する映像を、住戸のモニタテレビに映し出すことができるので、夜間などの管理人が不在であるときにも、エレベータ内を監視することができる。また、エレベータは住戸階に向かって移動しているので、事故などがあった場合でも、住戸内に居た人がエレベータホールに出向いて迅速に対応することができる。
【0080】
更に、住戸人が帰宅した場合などにのみ、その住戸人が住む住戸に設置されたインターホンのみが、エレベータ内の映像監視を行うので、他の住戸のインターホンが呼び出されて映像監視を行うことがなく、他の住戸に対して迷惑がかからない。
【0081】
特に、請求項1では、共同玄関の指紋照合装置で住戸人を照合すれば、その住戸人の住戸を呼び出して、住戸内のモニタテレビでエレベータ内の映像監視が実行でき、しかも指紋照合時にモニター起動用釦を操作することにより、監視が必要な時のみ動作するので余計な監視がされることがない。また、請求項2では、指紋照合装置に、各住戸人の指紋データに対応させて、エレベータに設置された監視カメラによる監視の有無を設定できるので、エレベータ内の監視が不要な人に対して、監視がされることがない。
【0082】
請求項3では、住戸のモニタテレビ付インターホンにおいて、エレベータの映像監視中に非常ボタンを操作すれば、エレベータを最寄階で停止させ、そのエレベータのドアを開放させるので、エレベータ内に居る人の救助が容易にできる。
【0083】
請求項4では、住戸のモニタテレビ付インターホンにおいて、エレベータの映像監視中に非常ボタンを操作すれば、エレベータ内に警報を出力するので、強盗や痴漢などに対して威嚇することができ、安全性が高まる。また、請求項5では、住戸のモニタテレビ付インターホンにおいて、エレベータの映像監視中に非常ボタンを操作すれば、エレベータとの通話が可能になるので、住戸内から話し掛ければ、強盗や痴漢などに対して威嚇することができ、安全性が高まる。
【0084】
請求項6では、エレベータが複数台設置されているときには、動作しているエレベータに設置された監視カメラのみを駆動させるので、監視が必要なエレベータ内の映像のみが住戸のモニタテレビに映し出される。
【0085】
請求項7では、住戸のモニタテレビ付インターホンは、予め設定された時間帯にのみ、エレベータ内の映像監視を行い、請求項8では、住戸のモニタテレビ付インターホンは、エレベータ内の積載量が所定の範囲内である場合にのみ、エレベータ内の映像監視を行うので、監視する必要がある場合にのみ、モニタテレビを作動させることができる。
【0086】
請求項9では、住戸のモニタテレビ付インターホンは、エレベータが玄関階に停止してから住戸階に停止するまでの間のみ、エレベータ内の映像監視を行うので、エレベータに乗り込むまでの間や、エレベータを降りてからなどの監視が不要な時間に、モニタテレビに映像が映し出されることがない。
【0087】
請求項11では、指紋照合装置に、各住戸人の指紋データに対応させて、エレベータに設置された監視カメラによる監視の有無を設定できるので、エレベータ内の監視が不要な人に対して、監視がされることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の集合住宅用監視通話システムの構成の一例を示す図である。
【図2】本発明の集合住宅用監視通話システムの動作の一例を示す図である。
【図3】集合住宅用監視通話システムの構成の参考例を示す図である。
【図4】参考例となる集合住宅用監視通話システムの動作の例を示す図である。
【図5】本発明の集合住宅用監視通話システムの動作の他の例を示す図である。
【図6】モニタテレビ付インターホンの構成の一例を示すブロック図である。
【図7】警報監視盤の構成の一例を示すブロック図である。
【図8】インタフェース盤及びIDコントローラの構成の一例を示すブロック図である。
【図9】本発明の集合住宅用監視通話システムの動作の例を示すフローチャートである。
【図10】スイッチャの動作の例を示すフローチャートである。
【図11】本発明の集合住宅用監視通話システムの動作の例を示すフローチャートである。
【図12】本発明の集合住宅用監視通話システムの動作の例を示すフローチャートである。
【図13】本発明の集合住宅用監視通話システムにおけるIDデータを模式的に示す図、及びシステムの動作の例を示すフローチャートである。
【図14】従来の集合住宅用監視通話システムの構成を示す図である。
【符号の説明】
A,B 指紋照合装置
1 モニタテレビ付インターホン
2 ロビーインターホン
3 警報監視盤
4 映像制御盤
5,5A IDコントローラ
6 インタフェース盤
7 エレベータ制御盤
8 監視カメラ
9 スイッチャ
b モニター起動釦

Claims (9)

  1. エレベータが設置されている集合住宅において、各住戸に設置されたモニタテレビ付インターホンと、共同玄関に設置 された指紋照合装置と、エレベータ内に設置された監視カメラとを備えた集合住宅用監視通話システムであって、
    上記指紋照合装置は、上記モニタテレビ付インターホンの呼出を許可、禁止するモニター起動用釦が接続されており、このモニター起動用釦の操作を受け付けて、上記モニタテレビ付インターホンの呼出を許可し、かつ住戸人の指紋を照合したときにのみ、その住戸人の住戸のモニタテレビ付インターホンを呼び出す一方、
    上記各住戸のモニタテレビ付インターホンは、上記指紋照合装置から呼び出されたときには、上記エレベータに設置された監視カメラが撮影する映像を、そのモニタテレビに映し出すことを特徴とする集合住宅用監視通話システム。
  2. エレベータが設置されている集合住宅において、各住戸に設置されたモニタテレビ付インターホンと、共同玄関に設置 された指紋照合装置と、エレベータ内に設置された監視カメラとを備えた集合住宅用監視通話システムであって、
    上記指紋照合装置は、各住戸人の指紋データに対応させて、上記エレベータに設置された監視カメラによる監視の有無を設定する一方、その監視が有りと設定された住戸人の指紋を照合したときには、その住戸のモニタテレビ付インターホンを呼び出す一方、
    上記各住戸のモニタテレビ付インターホンは、上記指紋照合装置から呼び出されたときには、上記エレベータに設置された監視カメラが撮影する映像を、そのモニタテレビに映し出すことを特徴とする集合住宅用監視通話システム。
  3. 上記各住戸のモニタテレビ付インターホンは、非常ボタンを備えており、その非常ボタンが操作されたときには、エレベータを最寄階で停止させるとともに、そのエレベータのドアを開放させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の集合住宅用監視通話システム。
  4. 上記各住戸のモニタテレビ付インターホンは、非常ボタンを備えており、その非常ボタンが操作されたときには、エレベータ内に警報を出力することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の集合住宅用監視通話システム。
  5. 上記各住戸のモニタテレビ付インターホンは、非常ボタンを備えており、その非常ボタンが操作されたときには、エレベータとの通話を可能にすることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の集合住宅用監視通話システム。
  6. エレベータが複数台設置されているときには、動作しているエレベータに設置された監視カメラのみを駆動させることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の集合住宅用監視通話システム。
  7. 時計機能を備えており、上記各住戸のモニタテレビ付インターホンは、予め設定された時間帯にのみ、上記エレベータに設置された監視カメラが撮影する映像を、モニタテレビに映し出すことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の集合住宅用監視通話システム。
  8. 上記各住戸の モニタテレビ付インターホンは、上記エレベータ内の積載量が所定の範囲内である場合にのみ、上記エレベータに設置された監視カメラが撮影する映像を、モニタテレビに映し出すことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の集合住宅用監視通話システム。
  9. 上記各住戸のモニタテレビ付インターホンは、上記エレベータが玄関階に停止してから住戸階に停止するまでの間のみ、上記エレベータに設置された監視カメラが撮影する映像を、モニタテレビに映し出すことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の集合住宅用監視通話システム。
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