JPH08322038A

JPH08322038A - 集合住宅用監視システム

Info

Publication number: JPH08322038A
Application number: JP12869795A
Authority: JP
Inventors: Junji Senoo; 純二妹尾
Original assignee: Matsushita Electric Works Ltd
Current assignee: Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date: 1995-05-26
Filing date: 1995-05-26
Publication date: 1996-12-03

Abstract

(57)【要約】【目的】カメラ付きロビーインターホンのカメラを防犯
カメラとして利用し、しかも、集合住宅の防犯機能が向
上するように改良された、簡単且つ安価な集合住宅用監
視システムを提供することを目的とする。【構成】カメラ付きロビーインターホン１のカメラ１ａ
で撮像された映像を録画する画像記録装置５ａと、この
画像記録装置５ａを駆動制御する制御手段１０とを備
え、制御手段１０は、カメラ付ロビーインターホン１か
ら呼出された住戸側の住宅情報盤４が応答通話して、電
気錠９が解錠されたときに画像録画装置５ａを駆動し、
住宅情報盤４による応答通話が終了後した後、所定時間
の遅れをもって停止される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、カメラ付ロビーインタ
ーホンのカメラを防犯カメラとして利用した防犯機能に
優れた集合住宅用監視システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来より、来訪者録画機能を備えた集合
住宅用監視システムは知られている。図２は、来訪者録
画機能を備えた、従来の集合住宅用監視システムＢを概
略的に示す構成図である。図２を参照して説明すると、
１はカメラ付きロビーインターホンで、共同玄関８に取
り付けられるものであり、カメラ１ａと、逆マスターキ
ー１ｂと、テンキー１ｃと、呼出ボタン１ｄが付いてい
る。４は集合住宅の各住戸に設置される住宅情報盤で、
モニタテレビ４ａと、送受器４ｂが付いている。尚、２
は映像制御盤、３は分岐器である。管理人室５には、画
像記録装置（ＶＴＲ）５ａと、警報監視盤５ｂと、モニ
タテレビ５ｃが設けられている。

【０００３】カメラ１ａと画像記録装置（ＶＴＲ）５ａ
とは、映像制御盤２を介して、接続されており、カメラ
１ａが撮像した映像が画像記録装置（ＶＴＲ）５ａに録
画できるようになっている。また、モニタテレビ５ｃに
は、カメラ１ａが撮像した映像が映し出されるようにな
っている。このようなシステムでは、訪問者が、テンキ
ー１ｃに住戸番号を入力した後、呼び出しボタン１ｄを
押す。すると、カメラ付きロビーインターホン１のカメ
ラ１ａがＯＮとなり、これと同時に、住戸番号が指定さ
れた住宅情報盤４が呼び出し音を発生する。

【０００４】これに応答して、住戸番号が指定された住
人が、送受器４ｂを取ると、住宅情報盤４のモニタテレ
ビ４ａがＯＮとなり、訪問者の映像が、モニタテレビ４
ａに映されるので、住人は、訪問者の顔を確認しながら
用件を聞き、訪問者の顔及び用件を確認した後、住宅制
御盤４に設けられた解錠キー（図示せず）を押す。する
と、共同玄関８が解錠されるので、訪問者は、共同玄関
８からロビー内に入ることができる。

【０００５】そして、このシステムでは、住戸番号が指
定された住人が、送受器４ｂを切ると同時に、カメラ１
ａとモニタテレビ４ａがＯＦＦの状態になる。また、こ
のようなシステムでは、訪問者が、テンキー１ｃに住戸
番号を入力した後、呼び出しボタン１ｄを押すと同時
に、管理人室５の画像記録装置（ＶＴＲ）５ａと、モニ
タテレビ５ｃがＯＮにされ、モニタテレビ５ｃに訪問者
が映され、画像記録装置（ＶＴＲ）５ａに訪問者が録画
が開始され、そして、住戸番号が指定された住人が、送
受器４ｂを切ると同時に、カメラ１ａと、画像記録装置
（ＶＴＲ）５ａと、モニタテレビ５ｃがＯＦＦにされ
る。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな集合住宅用監視システムＢでは、住戸番号が指定さ
れた住人が、送受器４ｂを切ると同時に、カメラ１ａ
と、画像記録装置（ＶＴＲ）５ａと、モニタテレビ５ｃ
がＯＦＦになるため、住戸番号が指定された住人が、共
同玄関８を解錠した後、共同玄関８が再び施錠されるま
でに、不審者等が、共同住宅のロビー内に侵入しても、
不審者等が画像記録装置（ＶＴＲ）５ａに録画されず、
モニタテレビ５ｃに、不審者等が撮影されないという問
題があった。

【０００７】また、集合住宅用監視システムＢでは、呼
び出しボタン１ｄを押さずに、カメラ付きロビーインタ
ーホン１の逆マスターキー１ｂに、マスターキーを差し
込んで、共同玄関８の鍵が解錠された場合や、共同玄関
８の電気鍵９を解錠するための暗証番号がテンキー１ｃ
から入力されることによって、共同玄関８の電気鍵９が
解錠された場合には、カメラ１ａと、画像記録装置（Ｖ
ＴＲ）５ａと、モニタテレビ５ｃがＯＮにされないた
め、このような方法で共同玄関８が開かれた場合には、
ロビー内に不審者等が侵入しても、画像記録装置（ＶＴ
Ｒ）５ａに不審者等が録画されず、モニタテレビ５ｃに
も、不審者等が撮影されないという問題があった。

【０００８】そこで、このような問題を解決するため
に、更に、防犯カメラを備えた集合住宅用監視システム
が、提案されている。図３は、防犯カメラ７を用いた集
合住宅用監視システムである。尚、本明細書において
は、説明を容易とするため、同一部材装置には、同一の
参照符号を用いている。

【０００９】図３を参照して説明すると、７は防犯カメ
ラであり、通常は、常時動作状態にされている。そし
て、訪問者が、共同玄関８の前に立つと、防犯カメラ８
に付設して取り付けられたセンサが、訪問者を感知し、
管理人室５の画像記録装置（ＶＴＲ）５ａをＯＮし、防
犯カメラ７が撮像した映像が画像記録装置（ＶＴＲ）５
ａに録画されるようになっている。

【００１０】また、モニタテレビ５ｃは、通常、常時、
ＯＮの状態にされており、常時、防犯カメラ７が撮像し
た映像を映している。しかし、防犯カメラ７を用いた集
合住宅用監視システムＣでは、防犯機能は向上するもの
の、共同玄関８に防犯カメラ７が露呈しているため、訪
問者に監視されているという圧迫感を与え、共同玄関周
りのイメージが悪く、体裁が悪く、しかも、設置する際
及び／またはメインテナンスが一般に割高になるという
問題があった。

【００１１】また、モニタテレビ５ｃに常時防犯カメラ
７が撮像した映像を映しだす構成では、モニタテレビ５
ｃの映し出す映像が、共同玄関８の周辺の映像という退
屈なものであるため、現状では、管理人は、モニタテレ
ビ５ｃの映し出す映像をあまり見ないで、画像記録装置
（ＶＴＲ）５ａ任せになっている。本発明は、以上のよ
うな問題を解決するためになされたものであって、カメ
ラ付きロビーインターホンのカメラを防犯カメラとして
利用し、しかも、集合住宅の防犯機能が向上するように
改良された、簡単且つ安価な集合住宅用監視システムを
提供することを目的とする。

【００１２】

【課題を解決するための手段】請求項１に記載の集合住
宅用監視システムは、カメラ付ロビーインターホンから
住戸を呼出し、住戸内に設置されたモニタテレビ付住宅
情報盤から共同玄関に設けた電気錠を解錠するようにし
た集合住宅用監視システムにおいて、ロビーインターホ
ンのカメラで撮像された映像を録画する画像記録装置
と、この画像記録装置を駆動制御する制御手段とを備
え、この制御手段は、カメラ付ロビーインターホンから
呼出された住戸側の住宅情報盤が応答通話して、電気錠
が解錠されたときに画像録画装置を駆動し、住宅情報盤
による応答通話が終了後した後、所定時間の遅れをもっ
て停止されることを特徴とする。

【００１３】請求項２に記載の集合住宅用監視システム
は、カメラ付ロビーインターホンから住戸を呼出し、住
戸内に設置されたモニタテレビ付住宅情報盤から共同玄
関に設けた電気錠を解錠するようにした集合住宅用監視
システムにおいて、ロビーインターホンのカメラで撮像
された映像を録画する画像記録装置と、この画像記録装
置を駆動制御する制御手段とを備え、この制御手段は、
上記カメラ付ロビーインターホンのテンキーを操作して
共同玄関に設けた電気錠を解錠したときに上記画像録画
装置を駆動し、施錠後所定の時間の遅れをもって停止さ
れることを特徴とする。

【００１４】請求項３に記載の集合住宅用監視システム
は、カメラ付ロビーインターホンから住戸を呼出し、住
戸内に設置されたモニタテレビ付住宅情報盤から共同玄
関に設けた電気錠を解錠するようにした集合住宅用監視
システムにおいて、ロビーインターホンのカメラで撮像
された映像を録画する画像記録装置と、この画像記録装
置を駆動制御する制御手段とを備え、この制御手段は、
カメラ付ロビーインターホンの逆マスターキーを操作し
て共同玄関に設けた電気錠を解錠したときに画像録画装
置を駆動し、施錠後所定の時間の遅れをもって停止され
ることを特徴とする。

【００１５】また、請求項４に記載の集合住宅用監視シ
ステムは、ロビーインターホンのカメラで撮像された映
像を映すモニタテレビを更に備え、モニタテレビは、画
像録画装置が駆動している間、カメラで撮像された映像
を映すことを特徴とする。

【００１６】

【作用】請求項１に記載の集合住宅用監視システムは、
ロビーインターホンのカメラで撮像された映像を録画す
る画像記録装置と、画像記録装置を駆動制御する制御手
段とにより、カメラ付ロビーインターホンから呼出され
た住戸側の住宅情報盤が応答通話して、電気錠が解錠さ
れたときに画像録画装置を駆動し、住宅情報盤による応
答通話が終了後した後、所定時間の遅れをもって停止さ
れるようにしてあるので、不審者が侵入する可能性の高
い応答通話が終了後した後も、所定時間の映像をカメラ
により撮像し、画像録画装置に録画することができる。

【００１７】請求項２に記載の集合住宅用監視システム
は、ロビインターホンのカメラで撮像された映像を録画
する画像記録装置と、この画像記録装置を駆動制御する
制御手段とを設け、カメラ付ロビーインターホンのテン
キーを操作して共同玄関に設けた電気錠を解錠したとき
に上記画像録画装置を駆動し、施錠後所定の時間の遅れ
をもって停止されるようにしてあるので、呼び出しボタ
ンが押されない場合においても、不審者の映像をカメラ
により撮像し、画像録画装置に録画することができる。

【００１８】請求項３に記載の集合住宅用監視システム
は、ロビーインターホンのカメラで撮像された映像を録
画する画像記録装置と、この画像記録装置を駆動制御す
る制御手段とを設け、カメラ付ロビーインターホンの逆
マスターキーを操作して共同玄関に設けた電気錠を解錠
したときに上記画像録画装置を駆動し、施錠後所定の時
間の遅れをもって停止されるようにしてあるので、呼び
出しボタンが押されない場合においても、不審者の映像
をカメラにより撮像し、画像録画装置に録画することが
できる。

【００１９】請求項４に記載の集合住宅用監視システム
は、モニタテレビの駆動期間を、画像録画装置が駆動し
ている間に対応させているので、管理人等は、常時、退
屈な映像を見るという苦痛から開放され、しかも、不審
者等が侵入し易い時間帯の映像のみを見ればよいことと
なるので、不審者等の見つけ出しも容易となる。

【００２０】

【実施例】以下、本発明の一実施例について図１に基づ
いて説明する。この集合住宅用監視システムＡは、以下
の部材装置から構成されている。８は共同玄関を枠とし
て示したものであり、ソレノイドにより駆動される電気
錠９により施錠または解錠できるようになっている。

【００２１】１はカメラ付きロビーインターホンで、１
ａは訪問者を映すテレビカメラで自動焦点機能を有して
いる。１ｂは逆マスターキーであり、逆マスターキー１
ｂに、マスターキー（図示せず）が差し込まれると、共
同玄関８の電気錠９を施錠または解錠できるようになっ
ている。また、１ｃはテンキーであり、集合住宅の住戸
番号を入力したり、暗証番号を入力すれば、共同玄関８
の電気錠９を解錠したりすることができるようになって
いる。１ｄは呼出ボタンである。また、カメラ付きロビ
ーインターホン１には、訪問者が用件を話すマイクや、
呼出しボタンで呼び出された住戸の住人の声や、応答メ
ッセージを流すスピーカ等がある。

【００２２】４は集合住宅の各住戸に設置される住宅情
報盤で、モニタテレビ４ａと、送受器４ｂが付いてい
る。尚、２は情報を多重伝送したり、多重伝送された情
報を分離するための映像制御盤である。３は分岐器であ
る。また、管理人室５には、画像記録装置（ＶＴＲ）５
ａと、警報監視盤５ｂと、モニタテレビ５ｃが設けられ
ている。

【００２３】図１に示す本実施例に係る集合住宅用監視
システムＡでは、新たな構成として、電気錠９の解錠・
施錠に応答して、画像記録装置（ＶＴＲ）５ａ及び／ま
たはモニタテレビ５ｃをＯＮまたはＯＦＦに制御する信
号を発令し、画像記録装置（ＶＴＲ）５ａ及び／または
モニタテレビ５ｃ駆動制御する制御装置１０が設けられ
ている。

【００２４】ここに制御装置１０は、電気錠９と画像録
画装置５ａに接続されており、電気錠９が解錠されたと
きに画像録画装置５ａを駆動するが、電気錠９が施錠さ
れた後、映像制御盤２が画像録画装置５ａに停止信号を
送出した後に予め設定された遅延時間を保持して録画装
置５ａを停止し、あるいは警報監視盤５ｂから住宅情報
盤４の通話終了検知信号が出力されたときに予め設定さ
れた遅延時間を保持して停止するようにしている。

【００２５】次に、集合住宅用監視システムＡの動作に
ついて説明する。訪問者が、テンキー１ｃに住戸番号を
入力した後、呼び出しボタン１ｄを押す。すると、カメ
ラ付きロビーインターホン１のカメラ１ａがＯＮになる
のと同時に、住戸番号の指定された住宅情報盤４が呼び
出し音を発生する。

【００２６】これに応答して、住戸番号が指定された住
人が、送受器４ｂを取ると、住宅情報盤４のモニタテレ
ビ４ａがＯＮとなり、訪問者の映像が、モニタテレビ４
ａに映されるので、住人は、訪問者の顔を確認しながら
用件を聞き、訪問者の顔及び用件を確認した後、住宅制
御盤４に設けられた解錠キー（図示せず）を押す。する
と、共同玄関８が解錠されるので、訪問者は、共同玄関
８からロビー内に入ることができる。

【００２７】この集合住宅用監視システムＡでは、住戸
番号が指定された住人が、送受器４ｂを切ると同時に、
カメラ１ａとモニタテレビ４ａがＯＦＦの状態になる。
また、この集合住宅用監視システムＡでは、訪問者が、
テンキー１ｃに住戸番号を入力した後、呼び出しボタン
１ｄを押すと同時に、管理人室５の画像記録装置（ＶＴ
Ｒ）５ａと、モニタテレビ５ｃをＯＮにされ、モニタテ
レビ５ｃに訪問者が映され、画像記録装置（ＶＴＲ）５
ａに訪問者が録画が開始される。

【００２８】この集合住宅用監視システムＡでは、住戸
番号が指定された住人が、送受器４ｂを切っても、所定
時間が経過するまで、応答通話終了信号を画像記録装置
（ＶＴＲ）５ａ及びモニタテレビ５ｃ出力されない。従
って、カメラ１ａ、画像記録装置（ＶＴＲ）５ａ及びモ
ニタテレビ５ｃは、送受器４ｂが切られた後も所定時間
が経過するまで駆動するので、画像記録装置（ＶＴＲ）
５ａは、送受器４ｂが切られた後の所定の期間の映像を
記録することができ、モニタテレビ１ｃも、送受器４ｂ
が切られた後の所定の時間の映像を映し出すことができ
る。

【００２９】このように、この集合住宅用監視システム
Ａでは、住人が電気錠９を解錠した後の所定時間の映像
を録画したり、映し出したりすることができるため、住
人が電気錠９を解錠した後に侵入する不審者等を容易に
見つけ出すことができるので、この集合住宅用監視シス
テムＡは、従来の集合住宅用監視システムに比べ、防犯
機能が大幅に向上する。

【００３０】また、この集合住宅用監視システムＡは呼
び出しボタン１ｄが押されないで、逆マスターキー１ｂ
を操作して共同玄関８の電気鍵９が解錠された場合や、
共同玄関８の電気錠９を解錠するための暗証番号がテン
キー１ｃから入力されることによって、共同玄関８の電
気錠９が解錠された場合にも、カメラ１ａと、画像記録
装置（ＶＴＲ）５ａと、モニタテレビ５ｃがＯＮにさ
れ、電気錠９が再び施錠された後の所定の時間の間も画
像記録装置（ＶＴＲ）５ａが駆動するので、このような
方法で共同玄関８が開かれた場合にも、ロビー内に不審
者等が侵入すれば、画像記録装置（ＶＴＲ）５ａに不審
者等が記録され、モニタテレビ５ｃに、不審者等が映し
出されることとなる。したがって、従来の集合住宅用監
視システムに比べ、防犯機能が大幅に向上する。

【００３１】尚、集合住宅に不審者が侵入する時間帯に
ついて、データを取ったところ、不審者は、送受器４ｂ
が切られた後、１０秒以内に侵入する頻度が高いことが
判明したので、遅延時間の設定は、住宅情報盤４による
応答通話が終了した後、約１０秒後に設定するのが好ま
しい。また、集合住宅の住人や、管理人が、逆マスター
キー１ｂに、マスターキーを差し込んで、共同玄関８の
電気錠９が解錠した場合や、共同玄関８の電気錠９を解
錠するための暗証番号がテンキー１ｃから入力されるこ
とによって、共同玄関８の電気錠９が解錠した場合に、
不審者等が、その住人や、管理人の後ろについて、共同
玄関８内に侵入するのは、電気錠９が解錠し、共同玄関
８が開いて、再び閉まるまでの期間であるため、遅延時
間の設定は、電気錠９が解錠された後、再び施錠された
後、約２秒後に設定すれば、不審者等を、確実に、画像
記録装置（ＶＴＲ）５ａに録画し、モニタテレビ５ｃに
映し出すことができる。

【００３２】更に、モニタテレビ５ｃの駆動を、画像記
録装置（ＶＴＲ）５ａに対応して駆動させるようにすれ
ば、共同玄関８において、電気錠９が解錠され施錠され
るまでの時間のみにモニタテレビ５ｃに映し出されるこ
ととなるので、管理人は、退屈な映像から開放される。
また、不審者が侵入する可能性のある時にだけ、モニタ
テレビ５ｃがＯＮにされるので、充分な注意力を持っ
て、不審者を見つけ出すことができるという利点が生じ
る。

【００３３】更に、この集合住宅用監視システムＡは、
カメラ付ロビーインターホン１のカメラを利用したシス
テムであるので、既設の集合住宅用監視システムを殆ど
改造せずに設置できるので、設置の際のコストが安い。
また、共同玄関８に、防犯カメラ７を露呈させる必要が
なく、共同玄関８の美観にも優れ、訪問者に監視されて
いるという圧迫感を与えないという効果もある。

【００３４】更に、集合住宅用監視システムＡは、この
カメラ１ａ、画像記録装置（ＶＴＲ）５ａ及びモニタテ
レビ５ｃが、不審者等が侵入する電気錠が解錠された所
定の時間帯だけ駆動するようになっているので、電気
代、テープ代などのメインテナンス経費が安いという利
点もある。

【００３５】

【発明の効果】請求項１に記載の集合住宅用監視システ
ムは、ロビーインターホンのカメラで撮像された映像
は、電気錠が解錠されれば、画像録画装置に録画され、
この録画は、住宅情報盤による応答通話が終了後した
後、所定時間の遅れをもって停止されるようにしてある
ので、不審者が侵入する可能性の高い、応答通話が終了
後した後の所定時間の映像をカメラにより撮像し、画像
録画装置に録画することができる。

【００３６】請求項２に記載の集合住宅用監視システム
は、ロビーインターホンのカメラで撮像された映像は、
カメラ付ロビーインターホンのテンキーを操作して共同
玄関に設けた電気錠を解錠されれば、画像録画装置に録
画され、施錠後所定の時間の遅れをもって停止されるよ
うにしてあるので、呼び出しボタンが押されない場合に
おいても、不審者の映像をカメラにより撮像し、画像録
画装置に録画することができる。

【００３７】請求項３に記載の集合住宅用監視システム
は、ロビーインターホンのカメラで撮像された映像は、
カメラ付ロビーインターホンの逆マスターキーを操作し
て共同玄関に設けた電気錠を解錠されれば、画像録画装
置に録画され、施錠後所定の時間の遅れをもって停止さ
れるようにしてあるので、呼び出しボタンが押されない
場合においても、不審者の映像をカメラにより撮像し、
画像録画装置に録画することができる。

【００３８】請求項４に記載の集合住宅用監視システム
は、モニタテレビの駆動期間を、画像録画装置が駆動し
ている間に対応させているので、管理人等は、常時、退
屈な映像を見るという苦痛から開放され、しかも、不審
者等が侵入し易い時間帯の映像のみを見ればよいことと
なるので、不審者等の見つけ出しも容易となる。更に、
本発明に係る集合住宅用監視システムは、ロビーインタ
ーホンのカメラを利用するものであり、画像記録装置及
び／またはモニタテレビが、不審者等が侵入する可能性
のある時間帯だけ駆動するようになっているので、電気
代、録画テープ代などのメインテナンス経費が安いとい
う利点もある。

【００３９】更に、本願考案に係る集合住宅用監視シス
テムは、共同玄関に防犯カメラが露呈しないので、共同
玄関周りの美観に優れるという効果や、訪問者に監視さ
れているという圧迫感を与えないという効果もある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る集合住宅用監視システムの一実施
例を概略的に示す構成図である。

【図２】従来の来訪者録画機能を備えた集合住宅用監視
システムを概略的に示す構成図である。

【図３】従来の防犯カメラ７を用いた集合住宅用監視シ
ステムを概略的に示す構成図である。

【符号の説明】

１カメラ付きロビーインターホン１ａカメラ１ｂ逆マスターキ１ｃテンキー１ｄ呼出しボタン２映像制御盤３分岐器４住宅情報盤４ａモニタテレビ４ｂ送受器５ａ画像記録装置５ｂ警報監視盤５ｃモニタテレビ１０制御装置

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【手続補正書】

【提出日】平成７年８月１６日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項２

【補正方法】変更

【補正内容】

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００２３

【補正方法】変更

【補正内容】

【００２３】図１に示す本実施例に係る集合住宅用監視
システムＡでは、新たな構成として、電気錠９の解錠・
施錠に応答して、画像記録装置（ＶＴＲ）５ａ及び／ま
たはモニタテレビ５ｃをＯＮまたはＯＦＦに制御する信
号を発令し、画像記録装置（ＶＴＲ）５ａ及び／または
モニタテレビ５ｃを駆動制御する制御装置１０が設けら
れている。

【手続補正３】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００２８

【補正方法】変更

【補正内容】

【００２８】この集合住宅用監視システムＡでは、住戸
番号が指定された住人が、送受器４ｂを切っても、所定
時間が経過するまで、応答通話終了信号を画像記録装置
（ＶＴＲ）５ａ及びモニタテレビ５ｃに出力されない。
従って、カメラ１ａ、画像記録装置（ＶＴＲ）５ａ及び
モニタテレビ５ｃは、送受器４ｂが切られた後も所定時
間が経過するまで駆動するので、画像記録装置（ＶＴ
Ｒ）５ａは、送受器４ｂが切られた後の所定の期間の映
像を記録することができ、モニタテレビ５ｃも、送受器
４ｂが切られた後の所定の時間の映像を映し出すことが
できる。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】カメラ付ロビーインターホンから住戸を呼
出し、住戸内に設置されたモニタテレビ付住宅情報盤か
ら共同玄関に設けた電気錠を解錠するようにした集合住
宅用監視システムにおいて、上記ロビーインターホンのカメラで撮像された映像を録
画する画像記録装置と、この画像記録装置を駆動制御する制御手段とを備え、上記制御手段は、上記カメラ付ロビーインターホンから
呼出された住戸側の住宅情報盤が応答通話して、電気錠
が解錠されたときに上記画像録画装置を駆動し、住宅情
報盤による応答通話が終了後した後、所定時間の遅れを
もって停止されることを特徴とする、集合住宅用監視シ
ステム。
【請求項２】カメラ付ロビーインターホンから住戸を呼
出し、住戸内に設置されたモニタテレビ付住宅情報盤か
ら共同玄関に設けた電気錠を解錠するようにした集合住
宅用監視システムにおいて、上記ロビインターホンのカメラで撮像された映像を録画
する画像記録装置と、この画像記録装置を駆動制御する
制御手段とを備え、上記制御手段は、上記カメラ付ロビーインターホンのテ
ンキーを操作して共同玄関に設けた電気錠を解錠したと
きに上記画像録画装置を駆動し、施錠後所定の時間の遅
れをもって停止されることを特徴とする、集合住宅用監
視システム。
【請求項３】カメラ付ロビーインターホンから住戸を呼
出し、住戸内に設置されたモニタテレビ付住宅情報盤か
ら共同玄関に設けた電気錠を解錠するようにした集合住
宅用監視システムにおいて、上記ロビーインターホンのカメラで撮像された映像を録
画する画像記録装置と、この画像記録装置を駆動制御する制御手段とを備え、上記制御手段は、上記カメラ付ロビーインターホンの逆
マスターキーを操作して共同玄関に設けた電気錠を解錠
したときに上記画像録画装置を駆動し、施錠後所定の時
間の遅れをもって停止されることを特徴とする、集合住
宅用監視システム。
【請求項４】上記カメラ付きロビーインターホンのカメ
ラで撮像された映像を映すモニタテレビを更に備え、上
記モニタテレビは、上記画像録画装置が駆動している
間、上記カメラで撮像された映像を映すことを特徴とす
る、請求項１、２または３に記載の集合住宅用監視シス
テム。