JP3709715B2 - 車両用駆動力制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両用駆動力制御装置、特に車体速や変速比が変化している過渡状態における制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
運転者のアクセルペダル操作とは独立にエンジン出力トルクを制御することが可能なエンジンとCVT(無段変速機:Continuous Variable Transmission)とを備えた車両において、アクセルペダル操作量や運転条件等に基づいて算出された正負の目標駆動トルクを所定のエンジントルクとCVT変速比で実現する「駆動力制御」という考え方がある。
【0003】
この駆動力制御方式では、目標駆動トルクの作り方で車両の動特性を容易に変えることが可能であり、エンジントルクとCVT変速比を算出する際にエンジンの燃料消費率が最も小さい点を用いるようにロジックを構成しておけば、所望の目標駆動トルクを燃費最適で実現することができるというメリットがある。
【0004】
ここで、エンジンやCVTに慣性があり、CVTの変速時にこの影響を受けて(つまり変速比の時間的変化に対応したイナーシャトルクにより)駆動トルクが目標値からずれるので、この駆動トルクのずれを補償するため、変速比の時間的変化に対応したトルク補正量を演算し、この補正量でエンジントルクを補正することにより、駆動トルクが目標値に一致するように制御する技術が公知である(特開昭62−199536号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、加減速時には上記変速比の時間的変化に対応したイナーシャトルクだけでなく、車輪速(車体速)の時間的変化に対応したイナーシャトルクによっても駆動トルクが目標値からずれるので、従来装置のように変速比の時間的変化に対応したイナーシャトルク分だけのトルク補正を行ったのでは、加減速時に目標駆動トルクが得られず、したがって、運転者の意図した通りの車両挙動が実現されない。
【0006】
そこで、変速比の時間的変化に対応したイナーシャトルク分の補正に加えて、車輪速の時間的変化に対応したイナーシャトルク分のトルク補正をも行うことにより、加減速時においても目標駆動トルクが得られるようにすることを本発明の第1の目的とする。
【0007】
その一方で、車輪速の時間的変化に対応したイナーシャトルク分のトルク補正量を、駆動輪の車輪速から求めたのでは、低μ路などで駆動輪にホイールスピンが生じたとき、そのトルク補正がホイールスピンをより増長する方向に働いてしまい、これによって、運転者の頻繁なアクセル操作が必要となったり、駆動力制御をTCS(トラクションコントロールシステム)に用いている場合にはTCSの作動頻度の増加を招くことがある。
【0008】
そこで、車輪速の時間的変化に代えて、変速比と目標駆動トルクとに基づいて、車輪速の時間的変化に対応したイナーシャトルク分のトルク補正量相当を演算することにより、駆動輪にホイールスピンが生じたとしても、目標駆動トルクが得られるようにすることを本発明の第2の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、図20に示すように、車両の目標駆動トルクtTdを演算する手段101と、変速機の変速比Gの時間的変化に対応したエンジントルクの第1補正量を演算する手段102と、車輪速の時間的変化に対応したエンジントルクの第2補正量を演算する手段103と、これら2つの補正量で前記目標駆動トルクtTdを補正して目標エンジントルクtTeを演算する手段104と、この演算された目標エンジントルクを実現する手段105とを備え、駆動輪にホイールスピンが生じているかどうかを判定する手段と、この判定結果に基づきホイールスピンが生じていないとき駆動輪速に基づいて、またホイールスピンが生じているとき従動輪速に基づいてそれぞれ前記第2補正量を演算する
第2の発明は、図20に示すように、車両の目標駆動トルク tTd を演算する手段 101 と、変速機の変速比 G の時間的変化に対応したエンジントルクの第1補正量を演算する手段 102 と、車輪速の時間的変化に対応したエンジントルクの第2補正量を演算する手段 103 と、これら2つの補正量で前記目標駆動トルク tTd を補正して目標エンジントルク tTe を演算する手段 104 と、この演算された目標エンジントルクを実現する手段 105 とを備え、常に従動輪速に基づいて前記第2補正量を演算する。
【0010】
の発明は、図21に示すように、車両の目標駆動トルクtTdを演算する手段101と、変速機の変速比Gの時間的変化に対応したエンジントルクの第1補正量を演算する手段102と、前記変速比Gと前記目標駆動トルクtTdに基づいて車輪速の時間的変化に対応したエンジントルクの第2補正量相当を演算する手段111と、これら第1補正量と第2補正量相当とで前記目標駆動トルクtTdを補正して目標エンジントルクtTeを演算する手段104と、この演算された目標エンジントルクを実現する手段105とを備える。
【0011】
の発明は、図22に示すように、車両の目標駆動トルクtTdを演算する手段101と、変速機の変速比Gの時間的変化に対応したエンジントルクの第1補正量を演算する手段102と、車輪速の時間的変化に対応したエンジントルクの第2補正量を演算する手段103と、前記変速比Gと前記目標駆動トルクtTdに基づいて車輪速の時間的変化に対応したエンジントルクの第2補正量相当を演算する手段111と、駆動輪にホイールスピンが生じているかどうかを判定する手段121と、この判定結果に基づきホイールスピンが生じているときは前記第2補正量相当を、またホイールスピンが生じていないときは前記第2補正量を選択する手段122と、この選択された補正量と前記第1補正量とで前記目標駆動トルクtTdを補正して目標エンジントルクtTeを演算する手段123と、この演算された目標エンジントルクを実現する手段105とを備える。
【0013】
第5の発明では、第の発明において常に従動輪速に基づいて前記第2補正量を演算する。
【0014】
第6の発明では、第または第4の発明において走行抵抗に基づいても前記第2補正量相当を演算する。
【0015】
第7の発明では、第6の発明において前記走行抵抗を駆動輪速に基づいて演算する。
【0016】
第8の発明では、第6の発明において前記走行抵抗を従動輪速に基づいて演算する。
【0017】
第9の発明では、第6の発明において前記走行抵抗を一定値に固定する。
【0018】
第10の発明では、第または第4の発明において前記ホイールスピンを駆動輪速と従動輪速に基づいて判定する。
【0019】
第11の発明では、第または第4の発明において前記ホイールスピンを駆動輪速の変化率に基づいて判定する。
【0020】
第12の発明では、第1から第11までのいずれか一つの発明において車輪速(駆動輪速または従動輪速)の変化率が所定値以上である過渡時にだけ前記第2補正量または前記第2補正量相当によるトルク補正を行う。
【0021】
第13の発明では、第10から第12までのいずれか一つの発明において前記ホイールスピンの有無の判定にヒステリシス特性をもたせる。
【0022】
第14の発明では、第10から第12までのいずれか一つの発明において 前記ホイールスピン有無の判定に時間差を設ける(ホイールスピンが実際に生じなくなったときから所定の時間の経過後にホイールスピンが生じなくなったと判定させる)。
【0023】
【発明の効果】
第1、2の発明によれば、車両の加減速時に、車輪速の時間的変化に対応したイナーシャトルクの影響を受けて発生する駆動トルクのずれを補償することができ、これによって、車両の加減速時においても高精度に目標駆動トルクを実現することができる。
【0024】
の発明によれば、車輪速の時間的変化を用いることなく車輪速の時間的変化に対応したエンジントルクの第2補正量相当を演算することが可能となり、これによって、ホイールスピン時にも車輪速の急激な上昇を生じることなく目標駆動トルクを実現することができる。
【0025】
4、第5、第6、第10、第11の各発明によれば、ホイールスピンが生じても車輪速の急激な上昇が生じることがなく、また、ホイールスピンが生じていないときは高精度に目標駆動トルクを実現することができる。
【0026】
走行抵抗と車体速との間には密接な関係があり、この場合に、第7、第8の各発明によれば車体速に代えて車輪速を用いることで、車体速を検出する手段がなくても、おおよその走行抵抗を求めることができる。
【0027】
第9の発明によれば、第2補正量相当を演算する際の演算負荷を抑えることができる。
【0028】
第12の発明によれば、過渡時以外では第2補正量または第2補正量相当によるトルク補正が行われることがないので、演算負荷を抑えることができる。
【0029】
第13、第14の各発明によれば、ホイールスピンが生じているときの目標エンジントルクの演算とホイールスピンが生じていないときの目標エンジントルクの演算とでの間で頻繁な切換が発生することを防止できる。
【0030】
【発明の実施の形態】
図1は一実施形態の制御システム図、図2は制御装置11の回路構成図である。
【0031】
図1において、エンジン1の出力は、トルクコンバータ2、CVT3、ファイナルギア4を介して駆動輪5に伝達される。
【0032】
エンジン1の吸気通路には、モータ8などでスロットルバルブ7を開閉する、いわゆる電子制御スロットル装置6が介装されており、スロットルバルブ開度によってエンジンに吸入される空気量が調整され、エンジンの出力トルクが制御される。
【0033】
上記の電子制御スロットル装置6を駆動するため、TCM(スロットルコントロールモジュール)9を備える。PCM(パワートレインコントロールモジュール)11からのスロットルバルブ開度指令が送信されるTCM9では、スロットルバルブ開度指令をモータ駆動電圧に変換してモータ8に出力するとともに、スロットル開度センサにより検出される実際のスロットルバルブ開度がPCM11からの開度指令と一致するようにモータ駆動電圧(スロットル開度)をフィードバック制御する。
【0034】
アクセルセンサからのアクセル操作量(アクセルペダルの踏み込み量)信号、車速センサからの車体速信号、CVTのレンジ選択レバーからのセレクトレンジ信号が、ブレーキ操作スイッチからのブレーキ操作信号などとともに入力されるPCM11では、アクセル操作量と車体速に基づいて目標駆動トルクを算出し、その目標駆動トルクが得られるようにエンジントルクとCVT変速比を制御する。
【0035】
PCM11ではまた、エンジン制御(たとえば主にエンジンへの燃料供給量と点火時期の制御)、制動力制御(ブレーキアクチュエータへの各輪毎のブレーキ油圧制御)なども行っている。
【0036】
このように、目標駆動トルクを算出し、その目標駆動トルクが得られるようにエンジントルクとCVT変速比とを制御する、いわゆる駆動力制御方式によれば、前述したように目標駆動トルクの作り方で車両の動特性を容易に変えることが可能であるため、エンジントルクとCVT変速比を算出する際に、エンジンの燃料消費率が最も小さい点を用いるようにロジックを構成しておけば、所望の目標駆動力を燃費最適で実現することができる。
【0037】
この駆動力制御方式をさらに定量的に説明する。駆動系モデルの各パラメータを図3に示すようにとり、
【0038】
【数1】
Td=F×R …▲1▼
ただし、F:駆動力
R:タイヤ有効半径
の式により車両の駆動トルクTdを定義したとき、実際の駆動トルクTdを目標駆動トルクtTdに一致させるためには、次式の目標エンジントルクtTeを実現できれば良いことが分かる。
【0039】
【数2】
Figure 0003709715
ただし、G:CVT変速比
Gf:ファイナルギアの減速比
J1:エンジンおよびCVTの入力側の慣性モーメント
J2:CVT出力からファイナルギア入力までの慣性モーメント
J3:ファイナルギアから駆動輪までの慣性モーメント
ωW:車輪の角速度
なお、▲2▼式右辺カッコ内の第2項のdωW/dtは角速度ωWの変化率であるが、車輪速VWの変化率dVW/dtとの間にはdVW/dt=R・dωW/dtの関係があり、その差は比例定数としてのRでしかないこと、また角速度より車輪速のほうがよく使われることから、以下ではωWを車輪速、dωW/dtを車輪速の変化率という。また、駆動輪と従動輪を区別するときは、ωW1を駆動輪速、dωW1/dtを駆動輪速の変化率、またωW2を従動輪速、dωW2/dtを従動輪速の変化率という。
【0040】
ここで、▲2▼式の右辺カッコ内の第3項が変速比の時間的変化に対応した(変速比の変化率dG/dtに比例した)イナーシャトルク分の補正量、同じく第2項が車輪速の時間的変化に対応した(車輪速の変化率dωW/dtに比例した)イナーシャトルク分の補正量である。
【0041】
▲2▼式において、変速比Gと車輪速ωWが分かれば、これらと車両の諸元値(Gf、J1、J2、J3)を用いて、▲2▼式の右辺カッコ内の第2項、第3項のトルク補正量を演算することができ、これらのトルク補正量で右辺カッコ内の第1項の目標駆動トルクtTdを補正することにより、目標エンジントルクtTeを求めることができる。
【0042】
しかしながら、従来装置では▲2▼式の右辺カッコ内の第2項を省略した次式、
【0043】
【数3】
tTe=(1/(G・Gf))×{tTd+J1・ωW・G・Gf2・(dG/dt)} …▲3▼
によって目標エンジントルクtTeを演算していた。つまり従来は変速比の時間的変化に対応したイナーシャトルク分だけの補正であったので、加減速時に目標駆動トルクが得られず、運転者の意図した通りの車両挙動を実現できなかったわけである。
【0044】
これに対処するため本発明では、目標エンジントルクを上記の▲2▼式で演算することにより、加減速時に車輪速の時間的変化に対応したイナーシャトルクの影響を受けても、目標駆動トルクからのずれが生じないようにする。たとえば、加速動作が行われた場合に、▲3▼式を用いて目標エンジントルクを算出したときは、図4に示したように、車体速が変化している間は目標駆動トルクが得られないのに対して、図4と同じ条件で、▲2▼式を用いて目標エンジントルクを算出したときは、図5のように車体速が変化している間も目標駆動トルクを精度良く実現することが可能となるのである。
【0045】
しかしながら、上記の▲2▼式を用いる場合、右辺カッコ内の第2項(車輪速の時間的変化に対応したイナーシャトルク分の補正量)に車輪速変化率dωW/dtが入っているため、車輪速を駆動輪で検出している場合に、駆動輪にホイールスピンが生じたときは、同第2項の影響により車輪速(エンジン回転)が急激に上昇する可能性がある。
【0046】
そこで、いま駆動輪にホイールスピンが生じていないと仮定すると、次式
【0047】
【数4】
(F−Fr)/M=R・(dωW/dt) …▲4▼
ただし、F:駆動力
Fr:走行抵抗
M:車両質量
R:タイヤ有効半径
が成り立つ。
【0048】
ここで、エンジンの遅れは微小であると仮定し、この▲4▼式を用いて▲2▼式を変形すると、次式
【0049】
【数5】
Figure 0003709715
に変形される。
【0050】
ただし、▲5▼式右辺カッコ内の第2項の係数αは
【0051】
【数6】
α=(J1・G2・Gf2+J2・Gf2+J3)/(M・R2) …▲6▼
である(Gと車両の諸元により定まる値)。
【0052】
この数5式右辺カッコ内の第2項の( tTd Fr R )・α(第2補正量相当)は、車輪速変化率dωW/dtを陽に含んでいないため、数2式を用いた場合のように車輪速(エンジン回転)が急激に上昇する可能性はない。よって、数5式を用いれば、ホイールスピンを生じていないときは目標駆動トルクを精度良く実現でき、また、ホイールスピンを生じるような低μ路でも、車輪速(エンジン回転)が急激に上昇するのを防止できる。
【0053】
たとえば、低μ路において、図4、図5の場合と同じ条件で加速動作が行われた場合の作用を図6、図7に示すと、▲2▼式を用いて目標エンジントルクの算出したときは図6のようになり、ひとたびホイールスピンが生じると、駆動トルクは所望の値を実現できないまま駆動輪速のみが上昇する現象が生じている。これに対して、▲5▼式を用いて目標エンジントルクを算出したときは図7のようになり、ホイールスピンが生じても駆動輪速の上昇を防止できている。ホイールスピンが生じていないとき(図5参照)と比較すれば、精度は若干落ちるものの駆動トルクもほぼ目標値を実現することができている。
【0054】
このように本発明では、▲2▼式または▲5▼式を用いて目標エンジントルクを算出することになると、車輪速に駆動輪の車輪速を用いるのか、従動輪の車輪速を用いるのかをも考え合わせて、次の5つの実施形態が考えられる。
【0055】
〈1〉ホイールスピンを生じていないとき駆動輪速を用いて▲2▼式により、またホイールスピンを生じたとき従動輪速を用いて▲2▼式により目標エンジントルクを演算する。
【0056】
〈2〉ホイールスピンの有無に関係なく、常に従動輪速を用いて▲2▼式により目標エンジントルクを演算する。
【0057】
〈3〉ホイールスピンの有無に関係なく、▲5▼式により目標エンジントルクを演算する。
【0058】
〈4〉ホイールスピンを生じていないときは、▲5▼式より▲2▼式のほうが精度良く目標駆動トルクを実現できるため、ホイールスピンを生じていないとき、▲2▼式を用いて、またホイールスピンを生じたとき▲5▼式を用いて目標エンジントルクを演算する。
【0059】
〈5〉加減速時にだけ車輪速の時間的変化に対応したイナーシャトルク分の補正量(▲2▼式、▲5▼式の右辺カッコ内の各第2項)を演算する。
【0060】
なお、上記の〈3〉、〈4〉において▲5▼式を用いるときは、▲5▼式右辺カッコ内の第2項の演算に走行抵抗Frが必要である。この場合、一般に車体速と走行抵抗Frとの間には後述する図18のような関係があるため、図18のデータをテーブル値としてプログラム中に持たせておけば、車体速から走行抵抗Frを求めることができる。また、車体速に代えて従動輪速あるいは駆動輪速を用いても、およその走行抵抗Frの値を演算することができる。さらに、▲5▼式右辺カッコ内の第2項において、走行抵抗Frの項(Fr・R)が目標駆動トルクtTdに対して微小であれば、運転条件によらず常に一定値あるいはこの項を無視(Fr=0に相当)してもよい。
【0061】
上記の〈1〉、〈4〉、〈5〉においては、ホイールスピンが生じたときと生じていないときとで目標エンジントルクの演算式を切換えなければいけないので、この切換に伴って制御のハンチングが生じないようにする必要がある。
【0062】
以下、フローチャートを用いて具体的に説明する。
【0063】
なお、上記の〈1〉〜〈5〉の順に対応して、後述する図8、図15、図16、図17、図19の各フローチャートが組まれている。
【0064】
図8のフローチャートは第1実施形態で、10ms毎に実行する。
【0065】
ステップ1101では、スロットルセンサにより検出されるアクセル操作量APS、車速センサにより検出される車体速VV、駆動輪速センサ(図2参照)により検出される駆動輪速ωW1、従動輪速センサ(図2参照)により検出される従動輪速ωW2、CVTの実変速比(駆動輪速とCVT入力軸回転数に基づいて計算される)Gを読み込む。
【0066】
このうちアクセル操作量APSと車体速VVから、ステップ1102において図9を内容とするマップを検索して目標駆動トルクtTdを求める。
【0067】
ステップ1103では、実変速比Gからその変化率dG/dtを計算する。この値は変速制御の目標変速比を用いて計算してもかまわない。
【0068】
ステップ1104、1105では駆動輪速ωW1からその変化率dωW1/dtを、従動輪速ωW2からその変化率dωW2/dtをそれぞれ計算する。
【0069】
ステップ1106では、フラグFSPINをみる。このフラグFSPINは、FSPIN=1のときホイールスピンが生じていることを、またFSPIN=のときホイールスピンが生じていないことを表す。このフラグの設定(ホイールスピンの有無の判定)については図10〜図12のフローにより説明する。
【0070】
図10〜図12のフローは図8のフローと独立に10ms毎に実行する。
【0071】
まず図10から説明すると、ステップ1201、1202で駆動輪速ωW1と従動輪速ωW2を読み込み、これらの速度差dω(=ωW1−ωW2)をステップ1203において計算する。
【0072】
ステップ1204〜1206はヒステリシスつきのホイールスピンの有無判定部分で、上記の速度差dωが第1判定値dωHを超えたときホイールスピンが発生したと判断し、速度差dωが第1判定値dωHよりも小さな第2判定値dωL以下になったときホイールスピンは発生していないと判断する。
【0073】
詳細には、ステップ1204でフラグFSPIN(“0”に初期設定)をみる。初期設定の状態であれば、FSPIN=0よりステップ1205に進み、速度差dωと第1判定値dωHを比較する。dω>dωHであるときはホイールスピンが発生したと判断し、ステップ1207に進んでFSPIN=1として今回の処理を終了する。
【0074】
このFSPIN=1より次回からはステップ1204よりステップ1206に進み、今度は速度差dωと第2判定値dωLを比較する。ここで、第2判定値dωLは第1判定値dωHより小さな値である。dω≧dωLであるときはステップ1207の処理を行って(つまりフラグの値はそのまま)今回の処理を終了する。dωがdωL未満となったときホイールスピンが発生していないと判断し、ステップ1206よりステップ1208に進んでFSPIN=0とする。
【0075】
上記2つの判定値dωH、dωLは定数でも良いし、スロットル開度、車速等の運転条件に基づくテーブル値、マップ値などでもよい。
【0076】
このように、フラグFSPINの“0”から“1”への、あるいはその逆への切換にヒステリシスを設けることで、ハンチングの発生を防止できる。
【0077】
図10のフローではヒステリシスによってハンチングの発生を防止したのに対して、図11のフローは、ホイールスピンが実際に生じなくなったときから所定の時間の経過後にフラグFSPINを“1”から“0”へと切換えることにより、ハンチングの発生を防止するものである。
【0078】
なお、図10と同一部分には同一のステップ番号を付けており、図10と異なる部分を中心に説明する。
【0079】
ステップ1205で速度差dωが判定値dωHより大きいときはステップ1207に進んでフラグFSPIN=1とした後、ステップ1301でカウンタTを0にリセットして今回の処理を終了する。
【0080】
速度差dωがdωH以下になるとホイールスピンが生じなくなったと判断し、ステップ1205よりステップ1302に進んでカウンタTと所定値T0を比較する。ここで、所定値T0は経過時間を定める値である。T0は定数でも良いし、スロットル開度、車速等の運転条件に基づくテーブル値、マップ値などでもよい。
【0081】
カウンタTが所定値T0以下であれば、ステップ1303、1304に進み、フラグFSPIN=1とするとともに、カウンタTを1インクリメントして今回の処理を終了する。
【0082】
dω≦dωHの状態でステップ1304のインクリメントが繰り返され、やがてT>T0となった(つまりホイールスピンが生じなくなったときから所定の時間T0が経過した)とき、ステップ1208に進んでフラグFSPIN=0とする。
【0083】
図10、図11では駆動輪速ωW1と従動輪速ωW2の速度差dωに基づいてホイールスピンの有無を判定する構成としたが、これに限るものでなく、両車輪速の比率に基づいてホイールスピンの有無を判定する構成としてもよい。
【0084】
図12のフローは、駆動輪速の変化率に基づいてホイールスピンの有無を判定するようにしたものである。図10と同一部分には同一のステップ番号を付けており、図11と異なる部分を中心に説明する。
【0085】
初期設定の状態であれば、FSPIN=0であるので、ステップ1204よりステップ1401に進み、駆動輪速ωW1からその変化率dωW1/dtを計算し、この変化率dωW1/dtと判定値dωW1H/dtをステップ1402において比較する。
【0086】
W1/dt≦dωW1H/dtであるときは、ホイールスピンが生じていないので、ステップ1402よりステップ1403に進み、フラグFSPIN=0として今回の処理を終了する。dωW1/dt>dωW1H/dtになるとホイールスピンが生じたと判断し、ステップ1402よりステップ1207に進み、FSPIN=1として今回の処理を終了する。
【0087】
一方、FSPIN=1のときは、ステップ1204より1404に進み、駆動輪速ωW1と判定値ωW1Hを比較する。
【0088】
駆動輪速ωW1が判定値ωW1Hを超えているときは、まだスリップが生じていると判断し、ステップ1207でフラグFSPIN=1として今回の処理を終了する。やがて、ωW1≦ωW1Hとなれば、スリップがやんだとしてステップ1404よりステップ1208に進み、FSPIN=0として今回の処理を終了する。
【0089】
上記の判定値dωW1H/dtとωW1Hは、たとえばスロットル開度、車速等の運転条件に基づくテーブル値、マップ値などである。判定値dωW1H/dtのマップの例を図13に、判定値ωW1Hのマップの例を図14に示す。
【0090】
以上、図10〜図12によりフラグFSPINの設定について3つの方法を説明したが、いずれを用いてもかまわない。
【0091】
図8に戻り、フラグFSPIN=0(ホイールスピンが生じていない)のときはステップ1108に進み、駆動輪速変化率dωW1/dtを用いて前述の▲2▼式により目標エンジントルクtTeを、これに対して、FSPIN=1(ホイールスピンが生じている)のときはステップ1107に進み、従動輪速変化率dωW2/dtを用いて前述の▲2▼式により目標エンジントルクtTeを演算する。
【0092】
このように第1実施形態は、目標エンジントルクの演算に前述の▲2▼式を用い、ホイールスピンの有無により演算に用いる車輪速変化率を切換えるようにしたので、ホイールスピンが生じても車輪速の急激な上昇が生じることがなく、また、ホイールスピンが生じていないときは高精度に目標駆動トルクを実現することができる。
【0093】
図15は第2実施形態で、第1実施形態の図8に対応する。図8と同一部分には同一のステップ番号を付けている。
【0094】
第2実施形態は、ホイールスピンの有無に関係なく、常に従動輪速の変化率dωW2/dtを用いて前述の▲2▼式により目標エンジントルクtTeを演算するようにしたもので、この実施形態によっても、第1実施形態と同様の作用効果が生じる。
【0095】
なお、フラグFSPINによる切換が無くなった以外、各ステップは第1実施形態の図8と同じであるので、詳細な説明は省略する。
【0096】
図16は第3実施形態、図17は第4実施形態で、第1実施形態の図8に対応する。図8と同一部分には同一のステップ番号を付けている。
【0097】
図16の第3実施形態は、ホイールスピンの有無に関係なく前述の▲5▼式により目標エンジントルクtTeを演算するようにしたもの、図17の第4実施形態は、ホイールスピンが生じていないとき前述の▲2▼式に基づいて、またホイールスピンが生じているとき前述の▲5▼式に基づいてそれぞれ目標エンジントルクを演算するようにしたもので、これら2つの実施形態によっても、第1実施形態と同様の作用効果が生じる。
【0098】
図16、図17において、図8と異なる部分を主に説明すると、ステップ1601で変速比Gを用いて上記の▲6▼式により係数αを計算し、ステップ1602では車体速VVから図18を内容とするテーブルを検索して走行抵抗Frを求める。ステップ1603ではこれらの係数α、走行抵抗Frを用いて前述の▲5▼式により目標エンジントルクtTeを演算する。
【0099】
ここで、走行抵抗Frを求めるに際しては、車体速の代わりに従動輪速を用いてもかまわない。従動輪速を検出するセンサを備えていない場合は、駆動輪速を用いてもよいが、その場合は、駆動輪速が大きくなった場合にテーブル値が発散することを防止するため、リミッタを用いる。
【0100】
図19は第5実施形態で、第1実施形態の図8に対応する。図8と同一部分には同一のステップ番号を付けている。
【0101】
第5実施形態は、従動輪速の変化率dωW2/dtの絶対値が所定値を超える過渡時にのみ、車輪速の時間的変化に対応したイナーシャトルク分のトルク補正を行うようにしたものである。
【0102】
図8と異なる部分を主に説明すると、ステップ1801では、
【0103】
【数7】
tTe=(1/(G・Gf))×{tTd+J1・ωW2・G・Gf2・(dG/dt)} …▲7▼
の式により基本目標エンジントルクtTe0を演算する。
【0104】
ここで、▲7▼式は前述の▲2▼式において、右辺第1項と右辺第3項を足し合わせたものである。
【0105】
ステップ1802では従動輪速の変化率dωW2/dtの絶対値と所定値dωWL/dtを比較する。ここで、所定値dωWL/dtは、たとえばスロットル開度、車速等の運転条件に基づくテーブル値、マップ値などである。
【0106】
|dωW2/dt|>dωWL/dtであるとき(過渡時)は、ステップ1106に進み、フラ FSPIN =1のときはステップ1803で従動輪速変化率dωW2/dtを用いて、またFSPIN=0のときはステップ1804で駆動輪速変化率dωW1/dtを用いてdTeを演算する。また、|dωW2/dt|≦dωWL/dtである(過渡時でない)ときはステップ1802よりステップ1805に進み、dTe=0とする。
【0107】
ステップ1806では上記の基本目標エンジントルクtTe0とdTeとを足し合わせたものを目標エンジントルクtTeとして演算する。
【0108】
このように第5実施形態では、従動輪速の変化率dωW2/dtの絶対値が所定値を超える過渡時にのみ、車輪速の時間的変化に対応したエンジントルクの補正を行うようにした。これによって、過渡時以外では車輪速の時間的変化に対応したトルク補正量の演算を行う必要がないので、演算負荷を抑えることができる。
【0109】
第5実施形態では、第1実施形態のエンジントルク補正を、従動輪速変化率dωW2/dtの絶対値が所定値を超える過渡時にのみ行うようにしたものであるが、第2から第4の各実施形態に対しても、同様の考え方を適用することができる。
【0110】
実施形態では、ガソリンエンジンを用いた場合で説明したが、これに限られるものでなく、ディーゼルエンジンあるいはモータを用いる場合でも同様の効果を実現することができる。
【0111】
また、本発明の駆動力制御を行うことにより、駆動力の実現精度が向上するため、特にASCD(オートスピードコントロールデバイス)やACC(アダプティブクルーズコントロール:前車追従車間距離制御)等での車速追従性等の性能が向上し、運転者のフィーリング感も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の車両全体のシステム図。
【図2】PCM11の構成図。
【図3】駆動系モデルのパラメータの説明図。
【図4】数3式を用いたときの加速時の車両挙動を説明するための波形図。
【図5】数2式を用いたときの加速時の車両挙動を説明するための波形図。
【図6】低μ路で数2式を用いたときの車両挙動を説明するための波形図。
【図7】低μ路で数5式を用いたときの車両挙動を説明するための波形図。
【図8】第1実施形態の目標エンジントルクの演算を説明するためのフローチャート。
【図9】目標駆動トルクの特性図。
【図10】ホイールスピンの有無の判定を説明するためのフローチャート。
【図11】ホイールスピンの有無の判定を説明するためのフローチャート。
【図12】ホイールスピンの有無の判定を説明するためのフローチャート。
【図13】判定値dωW1H/dtの特性図。
【図14】判定値ωW1Hの特性図。
【図15】第2実施形態の目標エンジントルクの演算を説明するためのフローチャート。
【図16】第3実施形態の目標エンジントルクの演算を説明するためのフローチャート。
【図17】第4実施形態の目標エンジントルクの演算を説明するためのフローチャート。
【図18】走行抵抗の特性図。
【図19】第5実施形態の目標エンジントルクの演算を説明するためのフローチャート。
【図20】第1、2の発明のクレーム対応図。
【図21】第の発明のクレーム対応図。
【図22】第の発明のクレーム対応図。
【符号の説明】
3 CVT
6 電子制御スロットル装置
11 PCM

Claims (14)

  1. 車両の目標駆動トルクを演算する手段と、
    変速機の変速比の時間的変化に対応したエンジントルクの第1補正量を演算する手段と、
    車輪速の時間的変化に対応したエンジントルクの第2補正量を演算する手段と、
    これら2つの補正量で前記目標駆動トルクを補正して目標エンジントルクを演算する手段と、
    この演算された目標エンジントルクを実現する手段と
    を備え
    駆動輪にホイールスピンが生じているかどうかを判定する手段と、
    この判定結果に基づきホイールスピンが生じていないとき駆動輪速に基づいて、またホイールスピンが生じているとき従動輪速に基づいてそれぞれ前記第2補正量を演算する
    ことを特徴とする車両用駆動力制御装置。
  2. 車両の目標駆動トルクを演算する手段と、
    変速機の変速比の時間的変化に対応したエンジントルクの第1補正量を演算する手段と、
    車輪速の時間的変化に対応したエンジントルクの第2補正量を演算する手段と、
    これら2つの補正量で前記目標駆動トルクを補正して目標エンジントルクを演算する手段と、
    この演算された目標エンジントルクを実現する手段と
    を備え、
    常に従動輪速に基づいて前記第2補正量を演算する
    ことを特徴とする車両用駆動力制御装置。
  3. 車両の目標駆動トルクを演算する手段と、
    変速機の変速比の時間的変化に対応したエンジントルクの第1補正量を演算する手段と、
    前記変速比と前記目標駆動トルクに基づいて車輪速の時間的変化に対応したエンジントルクの第2補正量相当を演算する手段と、
    これら第1補正量と第2補正量相当とで前記目標駆動トルクを補正して目標エンジントルクを演算する手段と、
    この演算された目標エンジントルクを実現する手段と
    を備えることを特徴とする車両用駆動力制御装置。
  4. 車両の目標駆動トルクを演算する手段と、
    変速機の変速比の時間的変化に対応したエンジントルクの第1補正量を演算する手段と、
    車輪速の時間的変化に対応したエンジントルクの第2補正量を演算する手段と、
    前記変速比と前記目標駆動トルクに基づいて車輪速の時間的変化に対応したエンジントルクの第2補正量相当を演算する手段と、
    駆動輪にホイールスピンが生じているかどうかを判定する手段と、
    この判定結果に基づきホイールスピンが生じているときは前記第2補正量相当を、またホイールスピンが生じていないときは前記第2補正量を選択する手段と、
    この選択された補正量と前記第1補正量とで前記目標駆動トルクを補正して目標エンジントルクを演算する手段と、
    この演算された目標エンジントルクを実現する手段と
    を備えることを特徴とする車両用駆動力制御装置。
  5. 常に従動輪速に基づいて前記第2補正量を演算することを特徴とする請求項4に記載の車両用駆動力制御装置。
  6. 走行抵抗に基づいても前記第2補正量相当を演算することを特徴とする請求項またはに記載の車両用駆動力制御装置。
  7. 前記走行抵抗を駆動輪速に基づいて演算することを特徴とする請求項6に記載の車両用駆動力制御装置。
  8. 前記走行抵抗を従動輪速に基づいて演算することを特徴とする請求項6に記載の車両用駆動力制御装置。
  9. 前記走行抵抗を一定値に固定することを特徴とする請求項6に記載の車両用駆動力制御装置。
  10. 前記ホイールスピンを駆動輪速と従動輪速に基づいて判定することを特徴とする請求項または4に記載の車両用駆動力制御装置。
  11. 前記ホイールスピンを駆動輪速の変化率に基づいて判定することを特徴とする請求項または4に記載の車両用駆動力制御装置。
  12. 車輪速の変化率が所定値以上である過渡時にだけ前記第2補正量または前記第2補正量相当によるトルク補正を行うことを特徴とする請求項1から11までのいずれか一つに記載の車両用駆動力制御装置。
  13. 前記ホイールスピンの有無の判定にヒステリシス特性をもたせることを特徴とする請求項10から12までのいずれか一つに記載の車両用駆動力制御装置。
  14. 前記ホイールスピン有無の判定に時間差を設けることを特徴とする請求項10から12までのいずれか一つに記載の車両用駆動力制御装置。
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