JP3705208B2 - インクジェット記録装置の制御方法およびインクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置の制御方法およびインクジェット記録装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクを貯留するメインタンクからサブタンクを介してインクジェットヘッドにインクを供給するインクジェット記録装置の制御方法およびインクジェット記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、比較的大型のインクジェットプリンタ等のインクジェット記録装置では、インクを貯留するメインタンクとインクジェットヘッドとがインクチューブによって接続され、インクジェットヘッドの駆動による吸引作用によってインクタンクからインクジェットヘッドにインクが供給されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このようなインクジェット記録装置は、インクタンクのインクの貯留量によってインクタンク内のインク水位が異なるため、水頭圧の変化により安定したインクジェットヘッド吐出性能維持が困難となる問題があった。また、インクジェットヘッドからのインクの液垂れを防ぐために、インクジェットヘッドをインクタンクよりも幾分高い位置に設置することが必要であるが、インクジェット記録装置の限られた空間内に大型のインクタンクを適切に配置できるとは限らない。
そこで、インクタンクの設置の自由度を増すべく、インクタンク(メインタンク)とインクジェットヘッドとの間にサブタンクを介設し、サブタンクにより上記の水頭圧を確保することが考えられる。また、サブタンクは、空気の混入を防止すべく蒸着フィルム等で形成した袋状のものを用いることが好ましい。
しかし、このようにサブタンクを用いたインクジェット記録装置では、メインタンクからサブタンクへのインク供給は圧力変動を嫌うため、加圧タンクを用いることが好ましい。このような場合、装置の異常停止時やメインタンク交換時等で、加圧タンクを開放する必要が生じたときに、安全性を確保しなければならない。また、インクジェットヘッドから吐出されるインクはサブタンクのインクによって賄われるため、メインタンクからサブタンクへの安定したインク供給の実現が課題となる。
【0004】
本発明は、メインタンク交換時等の安全を確保すると共に、インクタンクからサブタンクへの安定したインク供給を可能とするインクジェット記録装置の制御方法およびインクジェット記録装置を提供することをその目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、インク量及びインク属性をインク情報として記憶する記憶部を有し加圧タンクに交換可能に収容されたメインタンクと、インクジェットヘッドに連なると共に加圧タンクによりメインタンクから加圧送液したインクを貯留するサブタンクと、加圧タンクと共にメインタンクを収容するタンク収容部と、メインタンクのインク情報を記憶可能であると共に、インクの消費に伴って、記憶したインク情報を書き換える制御部とを備えインクジェット記録装置の制御方法において、インク量は、メインタンクにおけるインク消費量およびインク貯留量の少なくとも一方に関するものであり、装置稼動時におけるタンク収容部の扉体の開放信号に基づいて、加圧タンクの加圧源の駆動を停止すると共に加圧タンク内を大気に開放し、かつ制御部で記憶しているメインタンクのインク量に関するインク情報を記憶部に書き込むことを特徴とする。
また、本発明は、インク量及びインク属性をインク情報として記憶する記憶部を有し加圧タンクに交換可能に収容されたメインタンクと、加圧タンクの加圧源と、インクジェットヘッドに連なると共に加圧タンクによりメインタンクから加圧送液したインクを貯留するサブタンクと、加圧タンクと共にメインタンクを収容するタンク収容部と、メインタンクのインク情報を記憶可能であると共に、インクの消費に伴って、記憶したインク情報を書き換える制御部とを備えたインクジェット記録装置において、タンク収容部の扉体の開閉を検出する検出センサと、加圧タンク内を大気に開放するための切替えバルブと、装置全体を制御する制御手段と、を備え、インク量は、メインタンクにおけるインク消費量およびインク貯留量の少なくとも一方に関するものであり、制御手段は、装置稼動時における検出センサの扉体開放信号に基づいて、加圧タンクの加圧源の駆動を停止すると共に、切替えバルブにより加圧タンク内を大気開放し、かつ制御部で記憶しているメインタンクのインク量に関するインク情報をメインタンクの記憶部に書き込むことを特徴とする。
【0006】
この構成によれば、タンク収容部の扉体が開放すると、開放信号に基づいて加圧タンクの加圧源が駆動を停止すると共に加圧タンク内を大気に開放するので、瞬時に加圧タンク内を減圧することができる。すなわち、作業者(ユーザ)が誤って大気開放操作を行わないで扉体を開放しても、加圧タンクを開放する前にこれを減圧することができ、ユーザが誤って高圧の加圧タンクを開放するのを確実に防止することができる。また、扉体を開放すると、制御部で記憶しているメインタンクのインク量に関するインク情報をメインタンクの記憶部に書き込むため、メインタンクのインク情報に欠落が生ずることがなく、かつ開放後に扉体を閉塞したときに、メインタンクの同一性を確認することが可能となる。
【0007】
この場合、装置稼動時におけるタンク収容部の扉体の開放信号に基づいて、更にサブタンクの上流側に設けたバルブを閉塞制御することが好ましい。
また、この場合、サブタンクの満減液を検出するインク検出器と、インク検出器によるサブタンクの満減液信号に基づいて、サブタンクの上流側を開閉するバルブと、を更に備え、制御手段は、扉体の開放信号に基づいて、更にバルブを閉弁させることが好ましい。
【0008】
この構成によれば、タンク収容部の扉体開放時にインクの送液が行われていたとしても、バルブを閉塞することでインク流路を遮断するため、確実にインクの送液を停止させることができると共に、メインタンク記憶部にインク情報を記憶させた後もインクの送液が行われることによってメインタンク記憶部に記憶させたインク情報と制御部が記憶するインク情報との誤差が生じることを回避できる。
【0009】
この場合、装置稼動時におけるタンク収容部の扉体の開放信号に基づいて、更にインクジェットヘッドからインクを吸引するクリーニング動作を停止制御することが好ましい。
【0010】
この構成によれば、タンク収容部の扉体開放時にクリーニング動作が行われて、インクジェットヘッドからのインク吸引がなされていたとしても、クリーニング動作によりサブタンクからインクジェットヘッドにかけてのインク流路が負圧状態になることがなく、クリーニング動作停止後にインク流路が負圧状態となっていることで起こるインクの逆流を防止し、インクジェットヘッド内が吸引して一度外部に流出したインクにより汚染されることを防止できる。また、クリーニング中にもインク補給がなされている場合があり、クリーニング中のインク補給により扉体開放時に記憶したメインタンク記憶部のインク情報と制御部が記憶するインク情報との間で誤差が生じることを防止することができる。
【0011】
さらに、インクジェットヘッドが異なるインク色の複数のノズル列を有している場合には、タンク収容部の扉体開放時、クリーニング動作が継続することによって生じるインク逆流を防止し、インクジェットヘッド内が混色したインクによって汚染されるのを有効に防止することができる。
【0012】
これら場合、装置稼動時におけるタンク収容部の扉体の閉塞信号に基づいて、メインタンクの記憶部のインク属性に関するインク情報と制御部から読み出したインク属性に関するインク情報とが一致し、且つメインタンクのインク量に関するインク情報にインクエンド情報が含まれていない場合には、加圧タンクの加圧源の駆動を開始し、メインタンクの記憶部のインク属性に関するインク情報と制御部から読み出したインク属性に関するインク情報とが異なる場合、およびメインタンクのインク量に関するインク情報にインクエンド情報が含まれる場合には、エラー報知することが好ましい。
【0013】
この構成によれば、メインタンクおよび制御部のインク属性に関するインク情報が一致すれば、例えインク量に関するインク情報が一致しなくても、インクの供給が可能になるため、加圧タンクの加圧源の駆動を開始する。但し、メインタンクのインク量に関するインク情報に、インクエンド情報が含まれている場合には、メインタンクが空である(空のメインタンクに交換された場合等)ことが判別され、インクの供給が不可能になるため、加圧源の駆動は開始しない。
【0014】
一方、メインタンクおよび制御部のインク属性に関するインク情報が異なる場合、例えばインク色の相違やインク質の相違(顔料インクと染料インクの相違)する場合には、印刷に支障を生ずる可能性があるため、エラーを報知する。同様に、メインタンクのインク情報にインクエンド情報が含まれる場合には、メインタンクを交換する必要があるため、エラーを報知する。これにより、誤ってメインタンクが不正に交換される場合等を、有効に防止することができる。
【0015】
この場合、インクエンド情報は、メインタンクのインク消費量として書き込まれた、インクタンクの容量を越える特定のインク量値であることが、好ましい。
【0016】
この構成によれば、メインタンクの記憶部における記憶領域を少なくすることができる共に、制御部における制御(インクエンドの判別)が容易になる。
【0017】
これら場合、インクジェットヘッド、サブタンクおよびメインタンクは、インク色別に複数のもので構成されているときには、複数のサブタンク毎に、サブタンクの減液検出信号に基づいてサブタンクへのインク供給を開始し、かつ満液検出信号に基づいてインクの供給を停止することが好ましい。
【0018】
この構成によれば、サブタンクの満減液信号に基づいて、メインタンクからのインク供給が制御されるので、サブタンクに貯留するインク量に応じて安定的なサブタンクへのインク供給が実現できると共にサブタンク毎に検出した満減液信号に基づいてインクの供給を行うので、メインタンクからサブタンクへの1回のインク供給量を、サブタンク毎に一定にすることができる。
【0019】
これらの場合、複数のサブタンクにおける任意の1つのサブタンクの減液検出信号に基づいて全てのサブタンクにインク供給を開始し、サブタンク毎に満液検出信号に基づいてインク供給を停止することが好ましい。
【0020】
この構成によれば、サブタンクのインク量を示す減液信号に基づいてインク供給を行うので、サブタンクのインク量に応じて安定的にインクの供給ができると共に、複数のサブタンクのうちいずれか1つのサブタンクから減液信号が検出されれば、全てのサブタンクにインク供給が開始されるので、全てのサブタンクにおいてメインタンクから受けるインク供給の回数及びタイミングを統一することができる。
【0021】
これらの場合、複数のサブタンクのいずれか1つでも満検出信号がOFFとなったときに全てのサブタンクのインク供給を開始し、サブタンク毎に満液検出信号に基づいてインク供給を停止することが好ましい。
【0022】
この構成によれば、複数のサブタンクのいずれか1つでも満検出がなされないサブタンクがあれば、全てのサブタンクにインク供給を開始されるので、全てのサブタンクが満液状態になるよう安定的なインク供給ができると共に、全てのサブタンクにおいてメインタンクから受けるインク供給の回数及びタイミングを統一することができる。
【0023】
これらの場合、各サブタンクへのインク供給開始から満液検出までの実補給時間が、設定した予想補給時間を超えた場合に、エラー報知することを特徴とする。
【0024】
この構成によれば、実補給時間が設定した予想補給時間を超えた場合にエラー報知することで、メインタンクのインクエンドや装置の故障等によりインク供給が適切になされていないことをユーザに知らせうると共に、例えばインク漏れ等に際して徒に時間が過ぎることを防止することができる。
【0025】
これらの場合、エラー報知と共に、加圧タンクの加圧源の駆動を停止し、加圧タンク内を大気開放すると共に制御部で記憶しているメインタンクのインク量に関するインク情報をメインタンクの記憶部に書き込むことが好ましい。
【0026】
この構成によれば、装置の故障等によりインク供給が適切になされていない場合に、加圧タンクの加圧源の駆動を停止すると共に加圧タンク内を大気開放してメインタンク内を大気圧にし、メインタンクからのインク供給を停止させるので、
不適切なインク供給が継続することを防止できる。さらに、加圧源の駆動停止時に制御部で記憶しているインク量に関するインク情報をメインタンクで記憶するので、メインタンクが記憶するインク量に関するインク情報に欠落を生じさせることなく、メインタンクのインク貯留量(消費量)を正確に把握できる。
【0027】
本発明は、メインタンクと、インクジェットヘッドに連なると共にメインタンクから送液したインクを貯留するサブタンクと、を備え、サブタンクの満減液信号に基づいて、メインタンクからサブタンクにインクを送液すると共に、インクジェットヘッドからのインクの消費に伴い、サブタンクのインク消費量をカウントして制御部に記憶するインクジェット記録装置の制御方法において、サブタンクへの送液開始時に、カウントされたサブタンクのインク消費量を、メインタンクのインク消費量として加算して制御部に記憶すると共に、サブタンクのインク消費量をリセットすることを特徴とする。
【0028】
この構成によれば、メインタンクのインク消費量はサブタンクのインク消費量の累計として算出するので、インク消費量の算出を一元化することができる。これにより、メインタンク専用のカウンタを持つ必要がなく、制御系の構成を単純化することができる。また、何らかの故障(液漏れ等)で、メインタンクからサブタンクへのインク補給が適切になされない場合が生じても、メインタンクでのインク消費量とサブタンクでのインク消費量とが、食い違うことがない。さらに、サブタンクのインク消費量(インク残量)をメインタンクとは別に常に把握しておくことができる。
【0029】
この場合、サブタンクへの送液開始時に、サブタンクのインク補給回数を加算カウントして制御部に記憶し、かつサブタンクの交換時には制御部で記憶しているサブタンクのインク補給回数をリセットすることが好ましい。
【0030】
この構成によれば、メインタンクからのインク補給を繰り返すことで消耗(材質疲労や劣化)するサブタンクが受けたインク補給回数を把握することができるので、インク補給回数に基づいてサブタンクの寿命を予測し、適切な交換タイミングに基づいてサブタンクのメンテナンスを行うことができる。
【0031】
これらの場合、装置の異常停止時、装置稼動時におけるタンク収容部の扉体の開閉時、サブタンクへの初期インク充填処理時およびメインタンクのインクエンド時に、メインタンクの記憶部のインク消費量を制御部に書き込むことが好ましい。
【0032】
この構成によれば、装置の異常停止時や装置稼動時におけるタンク収容部の扉体の開閉時等、メインタンクに関する作業や操作が行われると予想されるときにメインタンクのインク消費量の書き込みが行われるので、メインタンクの交換がなされたとしても、交換されたメインタンクの記憶部で記憶するインク消費量情報に欠落を生じさせることがない。
【0033】
この場合、メインタンクのインクエンド時は、メインタンクのインク消費量として、インクタンクの容量を越える特定のインク量値を、メインタンクの記憶部に書き込むことが好ましい。
【0034】
この構成によれば、メインタンクのインクエンドは、メインタンクの記憶部のインク消費量と制御部で記憶するメインタンクのインク容量とを比較することで判定することができる。したがって、メインタンクの記憶部における記憶領域を少なくすることができる共に、制御部における制御(インクエンドの判別)が容易になる。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。実施形態のインクジェットプリンタは、パーソナルコンピュータ(以下、パソコン)などの外部装置に接続された業務用の大型カラープリンタであり、外部装置で作成した画像データに基づいて、インクジェット方式により所望の画像を印刷するものである。具体的には、インクジェットプリンタは、連続紙である印刷テープに後に切り抜いてラベルとして用いる多数の単位画像を連続して印刷するものであり、例えば、生鮮食品のラップフィルム上に貼着されるラベルを小ロットで印刷することを可能にするものである。
【0036】
図1は、インクジェットプリンタの全体構成を示す外観斜視図であり、図2はインクジェットプリンタの一部構成を省略して、その背面側からの外観斜視図である。
【0037】
図1に示すように、このインクジェットプリンタ1は、大型の機台2に小形のフィニッシャー3を連結して構成されており、機台2側には、機台2上に設置した印刷テープAに印刷を行うプリント手段5と、機台2から右側にはり出したロール状の印刷テープAを繰り出し供給するテープ供給手段6と、機台2を縦断するテープ送り経路4に沿って供給された印刷テープAを送るテープ送り手段7とを備え、フィニッシャー3側には、テープ送り手段7から受け取った印刷済みの印刷テープAをロール状に巻き取るテープ巻取り手段8が組み込まれている。
【0038】
また、機台2には、プリント手段5のヘッドユニット31(インクジェットヘッド34)にインクを供給するインク供給手段9と、インクジェットヘッド34を保全するメンテナンス手段10とを備えると共に、これら各主要な構成手段を個別かつ関連させて制御するコントローラ11(制御手段)を備えている。
【0039】
このインクジェットプリンタ1は、繰り出したロール状の印刷テープAを、テープ送り手段7の吸着テーブル141を介して水平に吸着し、この状態でプリント手段5を駆動させてこれに多数の画像を連続印刷すると共に、その印刷済み部分を吸着テーブル141から随時送り出して次の連続印刷を行って、最終的に、テープ巻取り手段8で印刷後の印刷テープAを巻き取っていくものである。印刷テープAは、いわゆる剥離紙付きのロール紙であり、テープ幅が最小の50mmから最大の150mmまで10mmピッチとした、幅の異なる複数種(11種)のものが用意されている。
【0040】
なお、この印刷に用いられるインク、すなわち1ラインのカラー印刷に用いるインクは、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、およびブラック(K)に、ライトシアン(LC)およびライトマゼンダ(LM)を加えた、計6色の基準色で構成され、各色インクは、サブタンクとしての各中間インクパック89を介して各インクジェットヘッド34(ヘッドユニット31)に供給されている(図2等参照)。
【0041】
機台2は、アングル材12を直方体形状に組み、その上部には台板13を、下部には棚板14を固定して成ると共に、棚板14の下部には、4個のキャスター15と、6個のアジャストボルト付き支持脚16とが取り付けられている。台板13上には、プリント手段5の他、中央にメンテナンス手段10および奥側にインク供給手段9のサブタンクが配設され、手前側にテープ送り手段7の主要部が配設されている。また、台板13の長手方向の一方の端部には、前後方向中間のアングル材12を介してテープ供給手段6が取り付けられている。
【0042】
台板13は、テープ巻取り手段8側でかつ手前側の一部(2箇所)が略方形に開口しており、この開口部17、17に臨んで台板13と棚板14との間には、下方に大きく迂回するように、テープ送り経路4が形成されている。また、棚板14の奥側には、インク供給手段9の主構成部品(タンク側)が配設されると共にメンテナンス後の不要な廃インクを貯留する大型の廃インクタンク18が配設されている。さらに、仕切り板19を挟んで右手前側の台板13と棚板14との間には、コントローラ11が配設されている。
【0043】
なお、図示では省略したが、機台2の台板13上には、配設された上記各手段等を覆う安全カバーが設けられている。そして、メインタンクユニット収容部23(タンク収容部)の正面にはメンテナンス用開閉扉24(タンク収容部の扉体)が設けられており、メンテナンス用開閉扉24の閉塞を検出する検出センサ25が取り付けられている。そして、検出センサ25はコントローラ11に接続され、電源がON中は常時開閉扉の開閉を監視している。さらに、安全カバー26の上面には警告灯(図示省略)が設けられ、印刷動作中を表示する動作表示灯部やインクカートリッジのインク残量を表示するインク残量灯部、テープエンドを表示するテープ表示灯部等を有している。
【0044】
一方、フィニッシャー3は、フィニッシャー本体20と、フィニッシャー本体20の下部に取り付けた4個のアジャストボルト付き支持脚21とで構成され、フィニッシャー本体20にテープ巻取り手段8が組み込まれている。フィニッシャー本体20の正面左上部には、印刷テープAの巻取りトルク等を調整する操作パネル22が設けられている。なお、フィニッシャー3が機台2と連結状態でのみ、インクジェットプリンタ1の主電源がONできるようになっている。
【0045】
では、インクジェットプリンタ1の各手段について順に説明する。図3、4に示すようにプリント手段5は、多数のインクジェットヘッド34を搭載したヘッドユニット31と、ヘッドユニット31を主走査方向および副走査方向に自在に移動させるX・Y移動機構42とを有している。
【0046】
ヘッドユニット31は、背面に雌ねじブロックを取り付けた支持ブラケット32と、支持ブラケット32の下部に水平に取り付けた統一キャリッジ33(図3、4参照)と、支持ブラケット32の左右に取り付けた複数の紙粉除去ファン40、41から成る紙粉除去機構39とを有し、統一キャリッジ33には、下面に多数のインクノズル(ノズル列)を形成した複数のインクジェットヘッド34が搭載されている。具体的には、統一キャリッジ33は4つの部分キャリッジ37を着脱自在に装着しており、この各部分キャリッジ37に、それぞれ横並び3個、すなわち全部分キャリッジ37に合計で12個のインクジェットヘッド34が取り付けられている。
【0047】
この場合、各インクジェットヘッド34は部分キャリッジ37に固定(接着またはねじ止め)され、各部分キャリッジ37は、複数のピンからなる位置決め装着手段50により統一キャリッジ33に着脱自在に装着されている(図4参照)。また、各部分キャリッジ37に搭載した各インクジェットヘッド34は、インクノズルを形成した本体部分を統一キャリッジ33から下方に突出させ、かつこの本体部分を対向配置するようにして、そのインクノズル列群38を中央に集約配置している(図5参照)。本体部分の裏側には、各色のサブタンクからの各チューブ172を連結して、各色インク供給を適宜行うインク供給部位36が形成されている。
【0048】
図5に模式的に示すように、1ラインの基準色を構成する6色のインクノズル列群38は4分割されており、分割された6色の分割インクノズル列群38aが、3個のインクジェットヘッド34に組みこまれて、各部分キャリッジ37に搭載されている。具体的には、各部分キャリッジ37に搭載される3個のインクジェットヘッド34の第1ヘッド35−1には、ブラック(K)およびシアン(C)の二つの分割インクノズル列38aが組み込まれ、第2ヘッド35−2には、ライトシアン(LC)およびライトマゼンタ(LM)の2つの分割インクノズル列38aが組み込まれ、第3ヘッド35−3には、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)の2つの分割インクノズル列38aが組み込まれている。
【0049】
そして、これらの分割インクノズル列群38aは、一部(のインクノズル)を重複させるようにして千鳥上に配設され、全体としてほぼ4インチ(1ライン)の各色インクノズル列群38を構成している。
【0050】
図3を参照して説明すると、X・Y移動機構42は、台板13上に載置した、いわゆるX・Yロボットであり、ヘッドユニット31をX軸方向(主走査方向、印刷テープAの長手方向または延在方向)に移動させるX軸テーブル43と、X軸テーブル43をY軸方向(副走査方向、印刷テープAの幅方向)に移動させるY軸テーブル44と、Y軸テーブル44に平行に配設され、X軸テーブル43の移動をガイドするY軸ガイド45とで構成されている。
【0051】
X軸テーブル43は、外殻を構成したX軸テーブルフレーム46の内部に、それぞれヘッドユニット31を主走査方向に往復動させる主走査ボールねじと主走査ボールねじを正逆回転させる主走査モータとを、Y軸テーブル44は、外殻を構成したY軸テーブルフレーム47の内部に、それぞれX軸テーブルフレーム46を副走査方向に往復動させる副走査ボールねじと副走査ボールねじを正逆回転させる副走査モータとを収容している。(図示省略)
【0052】
主走査モータおよび副走査モータは、上記コントローラ11に接続されており、主走査モータを正逆回転させることにより、ヘッドユニット31が主走査方向に往復動し、副走査モータを正逆回転させることにより、X軸テーブル43を介してヘッドユニット31の移動により1ラインの印刷が行なわれ、副走査方向への移動により次のラインへのヘッドユニット31の移動が行われる。
【0053】
特に図示しないが、X・Y移動機構42はヘッドユニット31のX軸方向の基準位置(ホーム位置、図示左側:X軸の原点)を検出するX方向検出センサと、X軸テーブル43を介してヘッドユニット31のY方向検出センサとを備えており、インクジェットプリンタ1の主電源がONされると、X・Y移動機構42は常にこの基準位置にリセットされるようになっている。
【0054】
次に、インク供給手段9について、図2を参照して説明する。インク供給手段9は、棚板14に配設され各色インクを大量に貯留したメインタンクユニット61と、台板13上に配設されメインタンクユニット61からの各色インクを各インクジェットヘッド34に供給するサブタンクユニット87と、これらメインタンクユニット61、サブタンクユニット87およびインクジェットヘッド34を連結するチューブユニット171とを備えている。メインタンクユニット61はサブタンクユニット87より低い位置に配置され、サブタンクユニット87はインクの垂れを防止すべくインクジェットヘッド34より幾分低い位置に配置されている。
【0055】
メインタンクユニット61はサブタンクユニット87にインクを加圧供給し、サブタンクユニット87に貯留されたインクは、インクジェットヘッド34のポンプ作用(インク吐出)を受けてこれに供給される。すなわち、メインタンクユニット61から圧力供給されたインクは、サブタンクユニット87で圧力的に縁切りされて、インクジェットヘッド34に供給される。
【0056】
インク供給手段9の各ユニットの詳細な説明に先立ち、全体のインク供給系について、図9を参照して詳述すると、6色(K,C,LC,LM,M,およびY)の分割インクノズル列群38aが横並び3個のインクジェットヘッド34に組み込まれた4個のヘッド群35に対応するべく、すなわち計12個のインクジェットヘッド34から成る24個のインクノズル列に対応するべく、メインタンクユニット61には各色1個のインクカートリッジ62(計6個)を備え、サブタンクユニット87には、各色2個の中間インクパック89(計12個)を備えている。
【0057】
インクカートリッジ62内の各色インクは、チューブユニット171によって2分岐を2度繰り返して、24個のインクノズル列38に供給されてゆくようになっている。したがって、複数のインクジェットヘッド34(複数のインクノズル列)に対するインクカートリッジ62の個数を減らすことができ、インクカートリッジ62の配置に自由度を持たすことができる。また、チューブユニット171の好配置等により、インクジェットヘッド34へのインク流路において、圧力損失を極力軽減することができるようになっている。
【0058】
では、メインタンクユニット61について、図2及び図9を参照して説明する。メインタンクユニット61は、インクカートリッジ62と、インクカートリッジ62を着脱自在に収容する加圧タンク70と、加圧タンク70に加圧エアーを供給し加圧源となるエアー供給機構81とを備えており、インクカートリッジ62および加圧タンク70はタンク収容部23に収められている。そして、インクカートリッジ62および加圧タンク70は各色別に複数個(6個)設けられているが、エアー供給機構81は単一のもので構成され、インクカートリッジ62内のインクをポンプアップしてサブタンクユニット87に供給する。
【0059】
インクカートリッジ62は、図6に表すように、外殻を形成した樹脂製のカートリッジケース63と、カートリッジケース63に収容したインクタンク67とで構成され、インクタンク67はカートリッジケース63に非気密状態で収容されている。各カートリッジケース63は各インク色専用に構成され、インク色種やインクカートリッジ62毎に後述するコントローラ11の制御部188で記憶したインクカートリッジ62のインクカートリッジ消費カウンタ値を記憶するICチップ106を有している。インクタンク67は、変形可能な柔軟性を有する袋状のパック本体68で主要部が構成され、パック本体68の一端に取り付けた樹脂製のインク供給口69を有している。そして、カートリッジケース63内は、加圧タンク70内と通じており、インクタンク収容部66の圧力と加圧タンク70内の圧力とが常に同圧に保たれるようになっている。
【0060】
加圧タンクは、図2に表すように、棚板14に3段の2列構成で固定的に設置され、各色の加圧タンク70が同図に表すように割り振られている。そして、図7および図8に表すように、主要部をなす胴部71と、胴部71の一方の小口に設けた閉塞部材72と、胴部71の他方の小口に設けた蓋部材73とで、内部に完全密閉空間を形成可能に構成されている。なお、胴部71には、インクカートリッジ62の凹部に係合する凸部が、左右中心位置において前後一対形成されており、閉塞部材72には、胴部71に装着したインクカートリッジ62と接続するタンク側接合部が、その左右中間位置で胴部71側に突出して取り付けられている。
【0061】
蓋部材73は、図8に表すように、胴部71の手前側の小口を完全閉塞可能に、胴部71に開閉自在に取り付けられている。蓋部材73は、胴部71に固定した枠状の支持蓋77と、胴部71の小口を開閉する蓋本体76とから成り、支持蓋77の下端部に設けたヒンジ108を中心として蓋本体76は下側に開放される。また、蓋部材73には、これを閉塞状態にロックする一対の止め金具74と、止め金具74による蓋部材73の完全閉塞状態を検出する検出器75とを有している。一対の止め金具74は、蓋本体76に設けた掛け具78と、支持蓋77に設けた掛け具78が係止される掛止具79とからなり、一対のものが蓋部材73の中心に対し点対称位置に配置されている。これにより、止め金具74をロック状態にすることで、強密着して加圧タンク70の気密性が保持される。なお、検出器75は、コントローラ11に接続されている。
【0062】
このように、完全気密状態の加圧タンク70により、非気密状態のインクカートリッジ62を収容して加圧しているため、インクカートリッジ62のカートリッジケース63の構造を簡略化することができ、インクカートリッジ62の取扱い性が向上している。そして、インクカートリッジ62を加圧収容状態において、蓋部材73を円滑に開放操作するために、各加圧タンク70の側部、すなわち胴部71の右側部には、大気開放バルブ80がそれぞれ設けられている。各大気開放バルブ80は、三方弁から成り、エアー供給機構81からの加圧エアーを受けると共に、エアー供給機構81からの加圧エアーが所定値以下に減圧したときに、弁体が移動して加圧タンク70内を大気に開放するようになっている。
【0063】
エアー供給機構81は、図9に表すように、インク供給専用のものとしてエアー配管82により各加圧タンク70を連結して構成され、各加圧タンク70に接続され加圧エアーを供給する加圧ポンプ83と、加圧ポンプ83と加圧タンク70との間のエアー配管82に介設したレギュレータ84と、エアー配管82内に発生する脈流を平準化するエアータンク85と、エアータンク85と各加圧タンク70の各大気開放バルブ80との間のエアー配管82に介設した切替えバルブ86と、を備えている。
【0064】
レギュレータ84は、検出した圧力(加圧力)をフィードバックして加圧ポンプ83の駆動を制御するようにし、加圧タンク70内の圧力を常に一定に保つようにして、加圧タンク70内に収容したインクカートリッジ62の圧力を、これと同圧に保つようにしている。
【0065】
切替えバルブ86は、電磁弁(電磁三方弁)で構成され、コントローラ11に接続されている。切替えバルブ86は、常時は開弁されており、各加圧タンク70にエアーを供給可能になっていると共に、インクカートリッジ62の交換に際し切替えられることで、各加圧タンク70内を大気に開放できるようになっている。平常状態の切替えバルブ86を切替えると、エアー供給機構81から大気開放バルブ80に至るエアー配管82内のエアーが大気開放される。すなわち、各大気開放バルブ80は自動的に切替えられ、各加圧タンク70内は大気開放状態となる。これにより、各加圧タンク50内にそれぞれ適切な加圧エアー供給でき、かつ簡単に大気開放状態にすることができる。
【0066】
次に、図2、図10および図12を参照して、サブタンクユニット87について説明する。サブタンクユニット87は、台板13上の奥側左右に配設した二つの部分ユニット87a、87bからなり、各部分ユニット87a、87bは、中間タンクとして機能する中間インクパック89と、中間インクパック89を横向き鉛直姿勢に支持するサブタンクフレーム96と、中間インクパック89のメインタンクユニット41側に設けた供給バルブ104と、中間インクパック89のインクジェットヘッド34側に設けた排出バルブ105とを有し、これらをそれぞれ6個ずつ備えている。
【0067】
具体的には、各部分ユニット87a、87bに中間インクパック89等が、それぞれ横並び6個(各色2個)、すなわち全部分ユニット87a、87bに合計で12個の中間インクパック89等が設けられている。そして、各部分ユニット87a、87bは、部分ユニット87a、87b毎に設けたサブベースプレート88上に6個のサブタンクフレーム96を支持すると共に、各サブベースプレート88を介して台板13上に固定されている。
【0068】
中間インクパック89は、変形可能な柔軟性を有する袋状の中間パック本体90と、中間パック本体90の一端に取り付けた樹脂製のインク流入口部材92と、他端に取り付けた樹脂製のインク流出口部材93と、中間パック本体90においてインク流入口部材92とインク流出口部材93とを接続する流路保持パイプ(図示省略)とを有している。
【0069】
中間パック本体90は、2枚のフィルムシートをその周縁部で熱溶着することで袋状に形成され、内部にインクを貯留する変形自在な貯留空間91を構成している。また、中間パック本体90は、両側面部の両端部にそれぞれインク流入口部材92およびインク流出口部材93を対向させるように取り付けて、封止されている。このような構成により、中間パック本体90は、貯留空間91にインクが充填されると、偏平状態(減液状態)から両フィルムシートが互いに離間して略筒状に膨出する膨出状態(満液状態)に変形する。
【0070】
サブタンクフレーム96は、略「C」字状に両端を折り曲げて形成されていると共に、サブタンクフレーム96の鉛直支持面の下端を内側の中間インクパック89側に略「L」字状に上方に折り曲げて形成した部分に設けたインクハイ検出器98と、サブタンクフレーム96の鉛直支持面の下端部を外側に略「L」字状に下方に折り曲げて形成した部分に設けたインクロー検出器100とを有して、サブベースプレート88に立設している(図2参照)。中間インクパック89は、中間パック本体90を鉛直に立てかつインク流入口部材92およびインク流出口部材93を水平に位置させた横向き鉛直姿勢で、サブタンクフレーム96の鉛直支持面の上部に両面粘着テープを介して貼着されている。
【0071】
中間インクパック89の中間パック本体90正面には、サブタンクフレーム96の鉛直支持面に対向する検出板102が取り付けられている。検出板102の下端部は、内外方向(パック本体の膨出方向)にそれぞれ延設されており、インクハイ検出器98側に突出したハイ検出部位99と、インクロー検出器100側に突出したロー検出部位101とが一体に形成されている。ロー検出部位101は、横向き鉛直姿勢のパック本体の下側を越えてインクロー検出器100に対し延在している。
【0072】
インクロー検出器100は、中間インクパック89の減水状態を検出するものであり、インクパック内のインク量が少なくなると、パック本体の収縮に伴い、接触していたロー検出部位101が離間する(インクロー検出)。これにより、ON−OFF操作されて中間インクパック89の減水を検出し、減液信号がサブコントローラ103からコントローラ11に送られる。すると、コントローラ11により、閉弁状態の供給バルブ104が開弁されてメインタンクユニット61からインクが加圧供給される。
【0073】
一方、インクハイ検出器98は、中間インクパック89の満水状態を検出するものであり、インク供給が行われて中間パック本体90が膨らむと、離間していたハイ検出部位89が前進して当接される(インクハイ検出)。これにより、OFF−ON操作されて、中間インクパック89の満水を検出する。このとき、満液信号がサブコントローラ103からコントローラ11に送られるが、コントローラ11による供給バルブ104の閉弁指令に先立ち、サブコントローラ103が供給バルブ104を閉弁するようになっている。
【0074】
供給バルブ104は、サブタンクフレーム96の一方の折曲げ端に支持された電磁弁(電磁二方弁)で構成され、インクジェットプリンタ1のコントローラ11およびサブコントローラ103により、開閉制御される。すなわち、供給バルブ104は、インクカートリッジ62のインクを中間インクパック89に供給する際に、インクロー検出器100により自動的に開弁され、常時は閉弁されている。なお、中間インクパック89を交換するメンテナンスでは、供給バルブ104は当然に閉弁されている。
【0075】
排出バルブ105は、供給バルブ104と同様に、サブタンクフレーム96の他方の折曲げ端に支持された電磁弁(電磁二方弁)で構成され、インクジェットプリンタ1のコントローラ11により開閉制御される。すなわち、排出バルブ105は、常時は開弁されており、メンテナンスに際してコントローラ11により閉弁される。これにより、メンテナンス時において、チューブユニット171のインク流路を閉塞することができるため、インクの漏れを防止した状態で円滑且つ確実にインクパックの交換を行うことができる。
【0076】
次に、チューブユニット171について、図1、図2および図12を参照して説明する。チューブユニット171は、メインタンクユニット61、サブタンクユニット87およびインクジェットヘッド34を連結する硬質の複数本のチューブ172と、チューブ172に接続される複数個の二分岐継ぎ手173と、機台2上の配管経路において複数本のチューブ172を保持する複数個のチューブホルダ174とを有している。
【0077】
メインタンクユニット61の各色インクタンク67に接続された6本のチューブ172の他方の端部は、各タンク側二分岐継ぎ手173に接続されて分岐し、各色2個の計12個の中間インクパック89に接続されている。また、このメイン側の分岐した各チューブ172には、各供給バルブ104が介設されている。一方、ヘッド側二分岐継ぎ手173は、台板13上に置かれ、各排出バルブ105に接続されると共に、その残りの二口にインクジェットヘッド34に接続されるチューブ172がそれぞれ接続されている。そして、全中間インクパック89からインクジェットヘッド34への複数本(24本)のチューブ172は、他の装置(X・Y移動機構43など)に干渉することなく、台板13上からX軸ケーブルベア48内およびY軸ケーブルベア49内を通って上方へと導かれ、配管支持プレート175を介して各インクジェットヘッド34へと配管されている。
【0078】
次に、メンテナンス手段10について説明する。メンテナンス手段10は、フラッシングインクを受ける上記のフラッシングボックス111の他、非駆動時においてインクジェットヘッド34を保管する保管ユニット115と、ノズル詰りを解消するためにマニュアル操作等でインクジェットヘッド34をクリーニングするクリーニングユニット121と、マニュアル操作等によりインクジェットヘッド34をワイピングするワイピングユニット131とを有し、これらはいずれも機台2上において、テープ送り経路4から奥側に外れたX軸テーブル43の近傍に併設されている。
【0079】
図3に示すように、フラッシングボックス111は、底部を有する四周枠上のボックス本体112とボックス本体112の底部に敷設したインク吸収体113と、インク吸収体113の四周縁部を押止するべくボックス本体112の上端縁部に固定した枠状押止板114とを有しており、その取付け位置がX軸方向の原点(基準位置)に一致し、その奥側をX軸テーブル43に支持されているため、X軸方向の原点位置を維持した状態でX軸テーブル43と共にY軸方向に移動することができる。したがって、印刷にあたり、フラッシングボックス111は、X軸方向の原点に復動したヘッドユニット31に下側から覆うよう常に臨むこととなるため、印刷動作中において、ヘッドユニット31の1往復(2ラインの印刷)毎に、フラッシングを行うことができ、全体として印刷処理時間を短縮することができる。なお、フラッシングは、印刷開始時においてまず行われることが好ましい。
【0080】
保管ユニット115は、図1および図13に示すように、機台2上の略中央部に配設され、それぞれ3個の保管用キャップ116(キャップ部材)を搭載した4個のキャップ支持体117と、各キャップ支持体117を上下方向にスライドさせ、収容する保管用ベースフレーム118と、4個の部分キャップ支持体117を介して計12個の保管用キャップ116をヘッドユニット31に向かって離接させるキャップ移動機構119と、を備えており、印刷非駆動時において、各インクジェットヘッド34(インクノズル)を個々に封止し、これを高湿度に保つことができるようにしている。なお、キャップ移動機構119は上記のコントローラ11に接続されており、保管用ベースフレーム118は、下端部に形成した左右合わせて6ヶ所の固定部120を介して台板13の所定位置にねじ止めされている。
【0081】
クリーニングユニット121は、図1、図14に示すように、2個の部分ユニット121a、121bからなり、各部分ユニット121a、121bは、台板13上に固定されたクリーニングベースプレート122に支持されているとともに、相互にY軸方向に位置ずれして配設されている。
【0082】
クリーニングユニットの各部分ユニット121a、121bは各インクジェットヘッド34に密着可能に構成されたクリーニング用キャップ125と、インクジェットヘッド34(各ヘッド群35)に対応するようクリーニングキャップ125を搭載し昇降移動するクリーニング用キャップ支持体124と、クリーニングキャップ支持体124を介してクリーニング用キャップ125をヘッドユニットに離接させるクリーニング用キャップ移動機構129と、クリーニングキャップ125を介してインクを吸引するインクポンプ130とを備えている。なお、クリーニング用キャップ移動機構129および各インクポンプ130は、上記のコントローラ11に接続されている。
【0083】
ここで、図6および図14を参照してクリーニング動作について説明する。クリーニングのためにヘッド群35がクリーニングユニットに臨むと、クリーニング用キャップ移動機構が駆動してクリーニング用キャップ支持体124を上昇させ、クリーニング用キャップ125をヘッドユニット31に密着させる。続いて、インクポンプ130が駆動し、インクジェットヘッド34のインクノズルからインク吸引が行われることによってインクジェットヘッド34のクリーニングがなされる。なお、各インクポンプ130で吸引したインクは、それぞれインク吸収材127からのチューブ172を介して廃インクタンク18に導かれるようになっている。また、図示省略したが、クリーニング用ユニット121には、クリーニング用キャップ支持体124の待機位置を検出する検出スイッチが取り付けられており、各クリーニング用キャップ支持体124が封止位置にあるときには、ヘッドユニット31の移動をインターロックするようになっている。
【0084】
ワイピングユニット131は、図1および図14に示すように、クリーニングユニット121に隣接してヘッドユニット31のX軸方向の終端であって、印刷テープAの印刷エリアGから外れて配設され、クリーニングユニット121と同様に、隣接する2つのヘッド群35に対応するようにして、Y軸方向に位置ずれして配設されている。ワイピングユニット131は、樹脂製のワイパーブレード132と、ワイパーブレード132を回転上昇させるソレノイド133とを備え、各ソレノイド133がコントローラ11に接続、制御されている。
【0085】
ワイピングのためにヘッドユニット31がワイピングユニット131の直上部に臨むと、ソレノイド133が励磁して、ワイパーブレード132を回動上昇させワイピング位置でインクジェットヘッド34と接触する。そして、X・Y移動機構42が駆動して、ヘッドユニット31をX軸方向に微小距離移動させることでワイピング動作が行われる。ワイピング動作により、インクジェットヘッド34の下面(インクノズル面)に付着したインクを除去し、インクノズルの適切なメニスカスを保持することができるようになっている。
【0086】
以上のように、メンテナンス手段10では、インクジェットヘッド34を保管するための保管ユニット115を、フラッシングボックス111およびクリーニングユニット121と独立させているため、インクジェットヘッド34を適切に保護することができ、インクジェットヘッド34の保管をクリーニングユニット121等で兼用することに比べ、吐出(吸引)によるインク汚れの影響を回避することができる。
【0087】
次に、テープ送り手段7(紙送り装置)について図1を参照して説明する。図1に示すように、テープ送り手段7は、テープ送り経路4の略中央に配設した台板13上の吸着テーブル141と、吸着テーブル141を挟んで配設されテープ送り経路4に沿って印刷テープAを送るテープ送り機構144とを備えている。
【0088】
印刷テープAは、吸着テーブル141の千鳥上に配設された吸引孔142を介して各吸引ファン(図示省略)がエアー吸引を行うことによって、浮かないよう水平に保たれる。そして、ヘッドユニット31に同期して回転するようコントローラ11によって制御されたテープ送り機構144のテープ送りモータ(図示省略)が、テープ送りローラ146を回転させて印刷テープAのテープ送り及び停止を高精度に行っている。
【0089】
続いて、テープ巻取り手段8について、図1を参照して簡単に説明する。テープ巻取り手段8は、フィニッシャー本体20に回転自在に支持されたテープ巻取りリール151と、テープ巻取りリール151の直上部に位置する巻取りローラ152と、巻取りローラ152を回転駆動させる巻取りモータ(図示省略)と、巻取りローラ152に近接してこれに臨む巻取りガイドローラ154と、印刷済みの印刷テープAの幅方向を規制する幅規制部155と、フィニッシャー3と機台2との間に位置する押えローラ156とを有している。テープ送り手段7から送られてくる印刷済みの印刷テープAは、押えローラ156を介して幅規制部155へと導かれ、ここでテープ巻取りに際しての幅ガイドが行われて、テープ巻取りリール151にロール状に巻き取られてゆく。
【0090】
次に、テープ供給手段6について、図1を参照して説明する。テープ供給手段6の支持部は供給支持フレーム161とアングル材12に固定したブラケット163とで構成され、供給支持フレーム161には、供給ローラ162と供給ローラ162を回転駆動する供給モータ165、調整アーム166が支持され、ブラケット163には、ロール状に巻回した印刷テープAを回転自在に支持する繰り出しリール164が設けられている。そして、調整アーム166の基部には遮光板が設けられており、この遮光板の移動軌跡上に臨んで一方の支持フレーム161に2つのフォトインタラプタが設けられ、供給モータ165と共にコントローラ11に接続されている。印刷テープAは、フォトインタラプタによる調整アーム166の遮光板の検出結果に基づいて制御された供給モータ165の駆動によって供給され、調整ローラ167および供給ガイド部材168間の印刷テープAのたるみ量が1回のテープ送り量以上に設定されるように、供給ローラ167が印刷テープAを先方に繰り出し供給している。
【0091】
次に、コントローラ11を構成する主制御系について説明する。図15に示すように、インクジェットプリンタ1の制御系は、パソコン等の外部装置で作成した画像データを、その操作により読み込む(入力する)入力部181と、プリント手段5を有して印刷テープAに画像の印刷を行う印刷部182と、メンテナンス手段10を有してインクジェットヘッド34の保全処理を行う保全部183と、インク供給手段9を有してインクジェットヘッド34にインク供給を行うインク供給部184と、テープ供給手段6(供給モータ165)、テープ送り手段7(テープ送りモータ145)およびテープ巻取り手段8(巻取りモータ153)を有して印刷テープAを送る搬送部185と、各部を駆動する各種ドライバを有する駆動部186と、サブコントローラ103やテープ送り手段7のテープ送りセンサ等を有して各種検出を行う検出部187と、インクジェットプリンタ1の各部を制御する制御部188(コントローラ11)とを備えている。
【0092】
制御部188は、CPU189、ROM190、RAM191およびP−CON192を有しており、これらは互いにバス193を介して接続されている。ROM190は、CPU189で処理する制御プログラムを記憶する制御プログラム領域の他、キャラクタテーブル、色変換テーブルなど各種の制御データを記憶する制御データ領域を有している。RAM191は、外部から入力した画像データを記憶する画像データ領域、印刷のための画像データを記憶する印刷画像データ領域、テープ送りのための送り量データを記憶する送り量データ領域、後述するインク検出に必要なデータを記憶するインク検出データ領域の他、各色に対応する色変換バッファ領域や各種レジスタ群を有し、制御処理のための作業領域として使用される。
【0093】
なお、制御部188はROM190に記憶する制御プログラムに従い、中間インクパック(サブタンク)89毎にインクジェットヘッド34の駆動に基づき、中間インクパック89で消費したインク量をカウントするサブタンク消費カウンタ195及び、接続している中間インクパック89のサブタンク消費カウンタ値の累計をインクカートリッジ(メインタンク)62毎に記憶するインクカートリッジ消費カウンタ194及び、各中間インクパック89がインクカートリッジ62から受けたインク補給回数をカウントするサブタンクメンテナンスカウンタ196とを有し、これらのカウンタ値はRAM191に記憶される。すなわち、これらのカウンタ値は、RAM191内のインク検出データ領域に記憶される。また、インクの属性に関するデータもこのインク検出データ領域に記憶されている。
【0094】
サブタンク消費カウンタ195でカウントされるインク消費量は、例えばインクジェットヘッド34の1回あたりのインク吐出量とインク吐出回数とを乗じることにより算出され、インクがインクジェットヘッド34から吐出される毎に、すなわち、印刷時又はクリーニング動作時、フラッシング時に算出されたインク消費量はサブタンク消費カウンタ195に加算され書き換えがなされる。そして、記憶されたサブタンク消費カウンタ195値は、中間インクパック89がインクカートリッジ62からのインク補給開始前にインクカートリッジ消費カウンタ194に加算された後、リセットされる。
【0095】
RAM191に記憶されるインクカートリッジ消費カウンタ194値は、サブタンク消費カウンタ195値の累計値で、インクカートリッジ62から中間インクパック89にインクを供給するに先立ってサブタンク消費カウンタ195値がインクカートリッジ消費カウンタ194値に加算されて書き換えられる他、装置の異常停止時又はメンテナンス用開閉扉24の開放時及び閉塞時、装置の新設等で初めてインクを充填する初期充填処理前、インクカートリッジ62のインクエンド時等に書き換えられる。
【0096】
但し、詳細は後述するが、インクカートリッジ62のインクエンド時(中間インクパック89側のタイマー198で検出)には、インクカートリッジ消費カウンタ194値として、予め用意しているインクカートリッジ62の容量を大きく越えるインク量(インクエンド判定値)を書き込むようにしている。また、インクエンド時は、RAM191に記憶するインクカートリッジ消費カウンタ194値と新しく交換したインクカートリッジ62のインク消費量を一致させるため、RAM191に記憶しているインクカートリッジ消費カウンタ194値をリセットすることが、好ましい。
【0097】
サブタンクメンテナンスカウンタ196は、インクカートリッジ62から中間インクパック89へのインク供給開始に先立ち行われ、1回のインク補給処理につき1カウント加算される。そして、中間インクパック89の寿命等により中間インクパックを交換するときに、このサブタンクメンテナンスカウンタ196値をリセットする。
【0098】
P−CON192には、CPU189の機能を補うと共に、周辺回路とのインタフェース信号を取り扱うための論理回路が、ゲートアレイやカスタムLSIなどにより構成されて組み込まれている。このため、P−CON192は、パソコンのキーボード等と接続され、入力部181からの各種指令や画像データなどをそのままあるいは加工してバス193に取り込むと共に、CPU189と連動して、CPU189等からバス193に出力されたデータや制御信号を、そのままあるいは加工して駆動部186に出力する。
【0099】
そして、CPU189は、上記の構成により、ROM190内の制御プログラムに従って、P−CON192を介して各種検出信号、各種指令、各種データ等を入力し、RAM191内の各種データ等を処理した後、P−CON192を介して駆動部186に制御信号を出力する。これにより、プリント手段5およびテープ送りモータ145等が制御され、印刷テープAに対して所定の印刷条件・テープ送り条件で画像印刷やテープ送りを行うなどインクジェットプリンタ1全体を制御している。
【0100】
では、ここで本件発明の一実施形態を示すインクジェット記録装置における制御方法について、まず、メンテナンス用開閉扉24の開閉時における制御方法から説明する。図16のフローチャートに示すように、メンテナンス用開閉扉24が開かれる(S1)と、検出センサ25から扉開放信号がコントローラ11に送られ(S2)、この信号に基づいて、制御部188でカウントしたサブタンク消費カウンタ195値がまずインクカートリッジ消費カウンタ194に加算されて書き換えられ(S3)、この書き換えられたインクカートリッジ消費カウンタ194値がインクカートリッジ62のICチップ106に書き込まれる(S4)。
【0101】
そして、全ての供給バルブ104を閉塞させると共にエアー供給機構81の加圧ポンプ83の駆動を停止させ、切替えバルブ86を制御して各大気開放バルブ80を切替え、加圧タンク70内の圧力を開放する(インク供給の強制終了:S5)。続いて、クリーニング動作が行われているかを確認し(S6)、もしクリーニング動作が行われていれば(S6:Yes)、これを強制終了させる(S7)。
【0102】
続いて、メンテナンス用開閉扉24の閉塞時の制御について図17に基づき説明する。メンテナンス用開閉扉24が閉塞されると(S11)、検出センサ25からコントローラ11に扉閉塞信号が送られる(S12)。この信号に基づき、まず、ICチップ106に記憶しているインクカートリッジ消費カウンタ194値及びインク色種等のインク属性に関するインク情報をRAM191に取り込み(S13)、この属性情報とインク検出データ領域に記憶している属性情報(インク情報)と一致するか否かを確認するインク検出が行われる(S14)。そして、これらのインク情報が一致してインク検出で正常と判断されれば(S14:Yes)、供給バルブ104が開放され(S15)、加圧ポンプ83を駆動させ、メインタンクユニット61からサブタンクユニット87にインクの送液が行われる(S16)。
【0103】
一方、インク検出においてICチップ106で記憶しているインク色種等のインク属性に関するインク情報とRAM191で記憶しているインク色種等のインク属性に関するインク情報が異なり、インク検出で異常と判断されれば(S14:No)、警告灯を点滅させる等のエラー報知を行う(S17)。また、インク検出において、ICチップ106で記憶しているインクカートリッジ消費カウンタ194値がとRAM191で記憶しているインクエンド判定値よりも大きい場合もインクカートリッジがインクエンドと判断して、エラー報知を行う(S17)。なお、インクエンドとなっていないインクカートリッジ62が交換される可能性もあるが、インク残量がある限りこれを使用すべく、ステップ14(S14)ではインクカートリッジ消費カウンタ194値の一致は問わない。
【0104】
次に、図18を参照しながら、メインタンクユニット61からサブタンクユニット87にインクを補給する際の制御方法について説明する。まず、インクパック89が減液状態になると(S21)、インクロー検出器100により中間インクパック89の減液状態が検出され(S22)、減液信号がコントローラ11に送られる(S23)。この減液信号に基づき、インク供給に先立って、コントローラ11は、サブタンク消費カウンタ195値をインクカートリッジ消費カウンタ194値に加算し(S24)、サブタンクメンテナンスカウンタ196値に1カウント加算する(S25)。そして、減液状態の中間インクパック89にのみインクを供給すべく、減液信号を検出した中間インクパック89の供給バルブ104のみを開放する(S26)が、これと同時にインク供給開始時間を取得する(S27)と共にサブタンク消費カウンタ195値をリセットしておく(S28)。
【0105】
供給バルブ104の開放に伴いインクが中間インクパック89に供給されることとなるが、タイマー198により、制御部188は取得したインク供給開始時間からインク供給時間を算出して、インク供給時間が予め設定されたインク供給設定時間内にあるかを検出する(S29)。そして、インク供給時間がインク供給設定時間内(S29:Yes)に中間インクパック89が満液状態になる(S30)と、インクハイ検出器98により満液状態が検知され(S31)て満液信号がサブコントローラ103およびコントローラ11に送られ(S32)、サブコントローラ103が供給バルブ104の閉弁指令を送ると共にその後コントローラ11からも供給バルブ104の閉塞制御して(S33)インクの補給が完了する。
【0106】
一方、インク供給設定時間内にインク供給が終了しなければ(S29:No)、インク供給を強制終了させ(S34)、警告灯を点灯表示するなどしてエラー報知を行う(S35)。なお、このエラー報知は、稀に装置の故障(液漏れ等)でインク供給が途絶える場合も考えられるが、主にはインクカートリッジ62のインクエンドである。このため、上述したように、このエラー報知を受けてインクカートリッジ62にはインクエンド判定置が書き込まれる。またこのことは、インクカートリッジ62を完全に空になるまで使用することを意味し、省資源化の考慮も為されている。
【0107】
前述したインク供給制御方法は減液状態の中間インクパック89にだけインクを供給するものであるが、複数ある中間インクパック89の内1つでも減液状態にある中間インクパック89があれば、全ての中間インクパック89にインクを供給するよう制御してもよい。複数ある中間インクパック89の内、インクロー検出器100によって中間インクパック89が1つでも減液状態(S21)と検出されれば(S22)、コントローラ11は全ての中間インクパック89にインク供給を開始すべく、この減液信号(S23)に基づいて全ての各中間インクパック89のサブタンク消費カウンタ195値をインクカートリッジ消費カウンタ194に加算した(S24)後、全てのサブタンクメンテナンスカウンタ196値に1カウント加算する(S25)。そして、全供給バルブを開放制御し(S26)、全てのサブタンクにつきインク供給開始時間を取得する(S27)共にサブタンク消費カウンタ195値をリセットする(S28)。インク供給時間がインク供給設定時間内(S29)に中間インクパック89が満液状態になれば(S30)、各中間インクパック89のインクハイ検出(S31)に応じて各中間インクパック89の満液信号(S32)毎に供給バルブ104を閉弁させてインク供給を終了させ、インク供給時間がインク供給設定時間内を過ぎてもインク供給が終了していない中間インクパックがあれば(S29:No)、インク供給を強制終了させた(S34)後エラー報知する(S35)。
【0108】
また、満液状態にない中間インクパックがあれば、全ての中間インクパック89にインクを供給するよう制御してもよい。複数ある中間インクパック89の内、1つでもインクハイ検出器98により満液でないと判断される中間インクパック89があれば、これを受けたコントローラ11は全てのサブタンクにインクを供給すべく、インクカートリッジ消費カウンタ194(S24)、サブタンクメンテナンスカウンタ(S25)の加算・書き換えを行った後、全ての供給バルブ104を開弁制御して(S26)全ての中間インクパック89にインク供給を行う。インク供給開始と同時にインク供給開始時間を取得(S27)し、サブタンク消費カウンタ195(S28)サブタンク消費カウンタ195値をリセットする。そして、インク供給設定時間内(S29)に満液状態(S30)を検出したら(S31)、満液信号に基づき(S32)それぞれの供給バルブ104を閉塞制御して(S33)インク供給を終了し、インク供給設定時間内にインク供給が終了しない中間インクパック89があれば(S29:No)、その中間インクパック89のインク供給を強制終了(S34)してエラー報知を行う(S35)よう制御してもよい。
【0109】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明のインクジェット記録装置の制御方法によれば、タンク収容部の扉体の開閉に応じてインク供給手段の制御を行うことにより、メインタンク内の圧力をコントロールしてメインタンク交換時等の安全を確保すると共に、サブタンク内のインク貯留量に基づいてメインタンクからサブタンクにインク供給を行うので、サブタンクへの安定したインク補給を実現することができる。
【0110】
また、本発明の他のインクジェット記録装置の制御方法によれば、メインタンクおよびサブタンクにおけるインク消費量の算出を一元化することができ、制御系の構成を単純化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るインクジェットプリンタの外観斜視図である。
【図2】実施形態に係るインクジェットプリンタを、その一部を省略して示す背面側からの外観斜視図である。
【図3】プリント手段廻りを示す平面図である。
【図4】ヘッドユニットの外観斜視図である。
【図5】模式的に表したヘッドユニットの構造図である。
【図6】インクカートリッジを示した図であり、(a)カートリッジケースの分解斜視図、(b)インクタンクの斜視図、(c)カートリッジケースの正面図である。
【図7】加圧タンクにインクカートリッジを収容した様子を示す断面図である。
【図8】加圧タンクを示す、(a)開放状態の斜視図および(b)開放状態の側面図である。
【図9】インク供給系の配管系統図である。
【図10】サブタンクユニットを示す斜視図である。
【図11】サブタンクユニットを背面からみた斜視図である。
【図12】サブタンクユニット廻りを示す斜視図である。
【図13】保管ユニット廻りを示す(a)斜視図および(b)平面図である。
【図14】クリーニングユニットおよびワイピングユニット廻りを示す、(a)斜視図および(b)平面図である。
【図15】実施形態に係るインクジェットプリンタの制御系のブロック図である。
【図16】装置稼動中のメンテナンス用開閉扉(タンク収容部の扉体)開放時の制御処理フローを示すフローチャートである。
【図17】装置稼動中のメンテナンス用開閉扉(タンク収容部の扉体)閉塞時の制御処理フローを示すフローチャートである。
【図18】インク補給に関する制御処理フローを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタ 2 機台
3 フィニッシャー 4 テープ送り経路
5 プリント手段 6 テープ供給手段
7 テープ送り手段 8 テープ巻取り手段
9 インク供給手段 10 メンテナンス手段
11 コントローラ 18 廃インクタンク
23 メインタンクユニット収容部(タンク収容部)
24 メンテナンス用開閉扉(タンク収容部の扉体)
25 検出センサ 31 ヘッドユニット
34 インクジェットヘッド 61 メインタンクユニット
62 インクカートリッジ 63 カートリッジケース
70 加圧タンク 75 検出器
80 大気開放バルブ 81 エアー供給機構
83 加圧ポンプ 86 切替えバルブ
87 サブタンクユニット 89 中間インクパック
98 インクハイ検出器 99 ハイ検出部位
100 インクロー検出器 101 ロー検出部位
104 供給バルブ 104 排出バルブ
106 ICチップ 111 フラッシングボックス
121 クリーニングユニット 187 検出部
188 制御部 190 ROM
191 RAM
194 インクカートリッジ消費カウンタ
195 サブタンク消費カウンタ
196 サブタンクメンテナンスカウンタ

Claims (16)

  1. インク量及びインク属性をインク情報として記憶する記憶部を有し加圧タンクに交換可能に収容されたメインタンクと、インクジェットヘッドに連なると共に前記加圧タンクにより前記メインタンクから加圧送液したインクを貯留するサブタンクと、前記加圧タンクと共に前記メインタンクを収容するタンク収容部と、前記メインタンクの前記インク情報を記憶可能であると共に、前記インクの消費に伴って、記憶した前記インク情報を書き換える制御部とを備えたインクジェット記録装置の制御方法において、
    前記インク量は、前記メインタンクにおけるインク消費量およびインク貯留量の少なくとも一方に関するものであり、
    装置稼動時における前記タンク収容部の扉体の開放信号に基づいて、前記加圧タンクの加圧源の駆動を停止すると共に前記加圧タンク内を大気に開放し、かつ前記制御部で記憶している前記メインタンクの前記インク量に関するインク情報を前記記憶部に書き込むことを特徴とするインクジェット記録装置の制御方法。
  2. 前記扉体の開放信号に基づいて、更に前記サブタンクの上流側を閉塞制御することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置の制御方法。
  3. 装置稼動時における前記タンク収容部の扉体の開放信号に基づいて、更に前記インクジェットヘッドからインクを吸引するクリーニング動作を停止制御することを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録装置の制御方法。
  4. 装置稼動時における前記タンク収容部の扉体の閉塞信号に基づいて、
    前記記憶部のインク属性に関するインク情報と前記制御部から読み出したインク属性に関するインク情報とが一致し、且つ前記メインタンクの前記インク量に関する前記インク情報にインクエンド情報が含まれていない場合には、前記加圧タンクの加圧源の駆動を開始し、
    前記メインタンクの記憶部のインク属性に関するインク情報と前記制御部から読み出したインク属性に関するインク情報とが異なる場合、および前記メインタンクの前記インク量に関する前記インク情報にインクエンド情報が含まれる場合には、エラー報知することを特徴とする請求項1、2または3に記載のインクジェット記録装置の制御方法。
  5. 前記インクエンド情報は、前記メインタンクのインク消費量として書き込まれた、前記インクタンクの容量を越える特定のインク量値であることを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記録装置の制御方法。
  6. 前記インクジェットヘッド、前記サブタンクおよび前記メインタンクは、インク色別に複数のもので構成されており、
    前記複数のサブタンク毎に、前記サブタンクの減液検出信号に基づいて前記サブタンクへのインク供給を開始し、かつ満液検出信号に基づいてインクの供給を停止することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のインクジェット記録装置の制御方法。
  7. 前記インクジェットヘッド、前記サブタンクおよび前記メインタンクは、インク色別に複数のもので構成されており、
    前記複数のサブタンクにおける任意の1つの前記サブタンクの減液検出信号に基づいて全ての前記サブタンクにインク供給を開始し、前記サブタンク毎に満液検出信号に基づいてインク供給を停止することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のインクジェット記録装置の制御方法。
  8. 前記インクジェットヘッド、前記サブタンクおよび前記メインタンクは、インク色別に複数のもので構成されており、
    前記複数のサブタンクのいずれか1つでも満液検出信号がOFFとなったときに全ての前記サブタンクのインク供給を開始し、前記サブタンク毎に満液検出信号に基づいてインク供給を停止することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のインクジェット記録装置の制御方法。
  9. 前記各サブタンクへのインク供給開始から満液検出までの実補給時間が、設定した予想補給時間を超えた場合に、エラー報知することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のインクジェット記録装置の制御方法。
  10. 前記エラー報知とともに、
    前記加圧タンクの加圧源の駆動を停止し、前記加圧タンク内を大気開放すると共に前記制御部で記憶している前記メインタンクの前記インク量に関する前記インク情報を前記メインタンクの記憶部に書き込むことを特徴とする請求項9に記載のインクジェット記録装置の制御方法。
  11. メインタンクと、インクジェットヘッドに連なると共に前記メインタンクから送液したインクを貯留するサブタンクと、を備え、前記サブタンクの満減液信号に基づいて、前記メインタンクから前記サブタンクに前記インクを送液すると共に、
    前記インクジェットヘッドからの前記インクの消費に伴い、前記サブタンクのインク消費量をカウントして制御部に記憶するインクジェット記録装置の制御方法において、
    前記サブタンクへの送液開始時に、カウントされた前記サブタンクのインク消費量を、前記メインタンクのインク消費量として加算して前記制御部に記憶すると共に、前記サブタンクのインク消費量をリセットすることを特徴とするインクジェット記録装置の制御方法。
  12. 前記サブタンクへの送液開始時に、前記サブタンクのインク補給回数を加算カウントして前記制御部に記憶し、
    かつ前記サブタンクの交換時には前記制御部に記憶している前記サブタンクのインク補給回数をリセットすることを特徴とする請求項11に記載のインクジェット記録装置の制御方法。
  13. 装置の異常停止時、装置稼動時における前記タンク収容部の扉体の開閉時、前記サブタンクへの初期インク充填処理時および前記メインタンクのインクエンド時に、前記メインタンクのインク消費量を前記メインタンクの記憶部に書き込むことを特徴とする請求項11または12に記載のインクジェット記録装置の制御方法。
  14. 前記メインタンクのインクエンド時には、前記メインタンクのインク消費量として、前記インクタンクの容量を越える特定のインク量値を、前記メインタンクの記憶部に書き込むことを特徴とする請求項13に記載のインクジェット記録装置の制御方法。
  15. インク量及びインク属性をインク情報として記憶する記憶部を有し加圧タンクに交換可能に収容されたメインタンクと、前記加圧タンクの加圧源と、インクジェットヘッドに連なると共に前記加圧タンクにより前記メインタンクから加圧送液したインクを貯留するサブタンクと、前記加圧タンクと共に前記メインタンクを収容するタンク収容部と、前記メインタンクの前記インク情報を記憶可能であると共に、前記インクの消費に伴って、記憶した前記インク情報を書き換える制御部とを備えたインクジェット記録装置において、
    前記タンク収容部の扉体の開閉を検出する検出センサと、
    前記加圧タンク内を大気に開放するための切替えバルブと、
    装置全体を制御する制御手段と、を備え、
    前記インク量は、前記メインタンクにおけるインク消費量およびインク貯留量の少なくとも一方に関するものであり、
    前記制御手段は、装置稼動時における前記検出センサの扉体開放信号に基づいて、前記加圧タンクの加圧源の駆動を停止すると共に、前記切替えバルブにより前記加圧タンク内を大気開放し、かつ前記制御部で記憶している前記メインタンクの前記インク量に関するインク情報を前記メインタンクの前記記憶部に書き込むことを特徴とするインクジェット記録装置。
  16. 前記サブタンクの満減液を検出するインク検出器と、
    前記インク検出器による前記サブタンクの満減液信号に基づいて、前記サブタンクの上流側を開閉するバルブと、を更に備え、
    前記制御手段は、前記扉体の開放信号に基づいて、更に前記バルブを閉弁させることを特徴とする請求項15に記載のインクジェット記録装置。
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