JP2003211644A - インクジェット記録装置の制御方法 - Google Patents

インクジェット記録装置の制御方法

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JP2003211644A JP2002007654A JP2002007654A JP2003211644A JP 2003211644 A JP2003211644 A JP 2003211644A JP 2002007654 A JP2002007654 A JP 2002007654A JP 2002007654 A JP2002007654 A JP 2002007654A JP 2003211644 A JP2003211644 A JP 2003211644A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メインタンク交換時等の安全を確保すると共
に、インクタンクからサブタンクへの安定したインク供
給を実現するインクジェット記録装置の制御方法を提供
することをその目的としている。 【解決手段】 記憶部106を有し加圧タンク70に収
容されたメインタンク61と、インクジェットヘッド3
4に連なりインクを貯留するサブタンク87と、メイン
タンク61を収容するタンク収容部23と、インク情報
を記憶可能な制御部188とを備え、サブタンク87の
満減液信号に基づきバルブ制御を行いサブタンク87に
インク供給するインクジェット記録装置の制御方法にお
いて、装置稼動時、タンク収容部扉体24の開放信号に
基づいて、加圧タンクの加圧源83の駆動を停止すると
共に加圧タンク70内を大気に開放し、かつ制御部18
8のインク情報をメインタンク記憶部106に書き込む
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクを貯留する
メインタンクからサブタンクを介してインクジェットヘ
ッドにインクを供給するインクジェット記録装置の制御
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、比較的大型のインクジェットプリ
ンタ等のインクジェット記録装置では、インクを貯留す
るメインタンクとインクジェットヘッドとがインクチュ
ーブによって接続され、インクジェットヘッドの駆動に
よる吸引作用によってインクタンクからインクジェット
ヘッドにインクが供給されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
インクジェット記録装置は、インクタンクのインクの貯
留量によってインクタンク内のインク水位が異なるた
め、水頭圧の変化により安定したインクジェットヘッド
吐出性能維持が困難となる問題があった。また、インク
ジェットヘッドからのインクの液垂れを防ぐために、イ
ンクジェットヘッドをインクタンクよりも幾分高い位置
に設置することが必要であるが、インクジェット記録装
置の限られた空間内に大型のインクタンクを適切に配置
できるとは限らない。そこで、インクタンクの設置の自
由度を増すべく、インクタンク(メインタンク)とインク
ジェットヘッドとの間にサブタンクを介設し、サブタン
クにより上記の水頭圧を確保することが考えられる。ま
た、サブタンクは、空気の混入を防止すべく蒸着フィル
ム等で形成した袋状のものを用いることが好ましい。し
かし、このようにサブタンクを用いたインクジェット記
録装置では、メインタンクからサブタンクへのインク供
給は圧力変動を嫌うため、加圧タンクを用いることが好
ましい。このような場合、装置の異常停止時やメインタ
ンク交換時等で、加圧タンクを開放する必要が生じたと
きに、安全性を確保しなければならない。また、インク
ジェットヘッドから吐出されるインクはサブタンクのイ
ンクによって賄われるため、メインタンクからサブタン
クへの安定したインク供給の実現が課題となる。
【0004】本発明は、メインタンク交換時等の安全を
確保すると共に、インクタンクからサブタンクへの安定
したインク供給を可能とするインクジェット記録装置の
制御方法を提供することをその目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、インク量及び
インク属性をインク情報として記憶する記憶部を有し加
圧タンクに交換可能に収容されたメインタンクと、イン
クジェットヘッドに連なると共に加圧タンクによりメイ
ンタンクから加圧送液したインクを貯留するサブタンク
と、加圧タンクと共にメインタンクを収容するタンク収
容部と、メインタンクのインク情報を記憶可能な制御部
とを備え、サブタンクの満減液信号に基づいて、サブタ
ンクの上流側に設けたバルブを開閉し前記メインタンク
のインクをサブタンクに供給するインクジェット記録装
置の制御方法において、装置稼動時におけるタンク収容
部の扉体の開放信号に基づいて、加圧タンクの加圧源の
駆動を停止すると共に加圧タンク内を大気に開放し、か
つ制御部で記憶しているメインタンクのインク量に関す
るインク情報をメインタンクの記憶部に書き込むことを
特徴とするインクジェット記録装置の制御方法。
【0006】この構成によれば、タンク収容部の扉体が
開放すると、開放信号に基づいて加圧タンクの加圧源が
駆動を停止すると共に加圧タンク内を大気に開放するの
で、瞬時に加圧タンク内を減圧することができる。すな
わち、作業者(ユーザ)が誤って大気開放操作を行わな
いで扉体を開放しても、加圧タンクを開放する前にこれ
を減圧することができ、ユーザが誤って高圧の加圧タン
クを開放するのを確実に防止することができる。また、
扉体を開放すると、制御部で記憶しているメインタンク
のインク量に関するインク情報をメインタンクの記憶部
に書き込むため、メインタンクのインク情報に欠落が生
ずることがなく、かつ開放後に扉体を閉塞したときに、
メインタンクの同一性を確認することが可能となる。
【0007】この場合、装置稼動時におけるタンク収容
部の扉体の開放信号に基づいて、更にサブタンクの上流
側に設けたバルブを閉塞制御することが好ましい。
【0008】この構成によれば、タンク収容部の扉体開
放時にインクの送液が行われていたとしても、バルブを
閉塞することでインク流路を遮断するため、確実にイン
クの送液を停止させることができると共に、メインタン
ク記憶部にインク情報を記憶させた後もインクの送液が
行われることによってメインタンク記憶部に記憶させた
インク情報と制御部が記憶するインク情報との誤差が生
じることを回避できる。
【0009】この場合、装置稼動時におけるタンク収容
部の扉体の開放信号に基づいて、更にインクジェットヘ
ッドからインクを吸引するクリーニング動作を停止制御
することが好ましい。
【0010】この構成によれば、タンク収容部の扉体開
放時にクリーニング動作が行われて、インクジェットヘ
ッドからのインク吸引がなされていたとしても、クリー
ニング動作によりサブタンクからインクジェットヘッド
にかけてのインク流路が負圧状態になることがなく、ク
リーニング動作停止後にインク流路が負圧状態となって
いることで起こるインクの逆流を防止し、インクジェッ
トヘッド内が吸引して一度外部に流出したインクにより
汚染されることを防止できる。また、クリーニング中に
もインク補給がなされている場合があり、クリーニング
中のインク補給により扉体開放時に記憶したメインタン
ク記憶部のインク情報と制御部が記憶するインク情報と
の間で誤差が生じることを防止することができる。
【0011】さらに、インクジェットヘッドが異なるイ
ンク色の複数のノズル列を有している場合には、タンク
収容部の扉体開放時、クリーニング動作が継続すること
によって生じるインク逆流を防止し、インクジェットヘ
ッド内が混色したインクによって汚染されるのを有効に
防止することができる。
【0012】これら場合、装置稼動時におけるタンク収
容部の扉体の閉塞信号に基づいて、メインタンクの記憶
部のインク属性に関するインク情報と制御部から読み出
したインク属性に関するインク情報とが一致し、且つメ
インタンクのインク量に関するインク情報にインクエン
ド情報が含まれていない場合には、加圧タンクの加圧源
の駆動を開始し、メインタンクの記憶部のインク属性に
関するインク情報と制御部から読み出したインク属性に
関するインク情報とが異なる場合、およびメインタンク
のインク量に関するインク情報にインクエンド情報が含
まれる場合には、エラー報知することが好ましい。
【0013】この構成によれば、メインタンクおよび制
御部のインク属性に関するインク情報が一致すれば、例
えインク量に関するインク情報が一致しなくても、イン
クの供給が可能になるため、加圧タンクの加圧源の駆動
を開始する。但し、メインタンクのインク量に関するイ
ンク情報に、インクエンド情報が含まれている場合に
は、メインタンクが空である(空のメインタンクに交換
された場合等)ことが判別され、インクの供給が不可能
になるため、加圧源の駆動は開始しない。
【0014】一方、メインタンクおよび制御部のインク
属性に関するインク情報が異なる場合、例えばインク色
の相違やインク質の相違(顔料インクと染料インクの相
違)する場合には、印刷に支障を生ずる可能性があるた
め、エラーを報知する。同様に、メインタンクのインク
情報にインクエンド情報が含まれる場合には、メインタ
ンクを交換する必要があるため、エラーを報知する。こ
れにより、誤ってメインタンクが不正に交換される場合
等を、有効に防止することができる。
【0015】この場合、インクエンド情報は、インクタ
ンクの容量を越える特定のインク量値であることが、好
ましい。
【0016】この構成によれば、メインタンクの記憶部
における記憶領域を少なくすることができる共に、制御
部における制御(インクエンドの判別)が容易になる。
【0017】これら場合、インクジェットヘッド、サブ
タンクおよびメインタンクは、インク色別に複数のもの
で構成されているときには、複数のサブタンク毎に、サ
ブタンクの減液検出信号に基づいてサブタンクへのイン
ク供給を開始し、かつ満液検出信号に基づいてインクの
供給を停止することが好ましい。
【0018】この構成によれば、サブタンクの満減液信
号に基づいて、メインタンクからのインク供給が制御さ
れるので、サブタンクに貯留するインク量に応じて安定
的なサブタンクへのインク供給が実現できると共にサブ
タンク毎に検出した満減液信号に基づいてインクの供給
を行うので、メインタンクからサブタンクへの1回のイ
ンク供給量を、サブタンク毎に一定にすることができ
る。
【0019】これらの場合、複数のサブタンクにおける
任意の1つのサブタンクの減液検出信号に基づいて全て
のサブタンクにインク供給を開始し、サブタンク毎に満
液検出信号に基づいてインク供給を停止することが好ま
しい。
【0020】この構成によれば、サブタンクのインク量
を示す減液信号に基づいてインク供給を行うので、サブ
タンクのインク量に応じて安定的にインクの供給ができ
ると共に、複数のサブタンクのうちいずれか1つのサブ
タンクから減液信号が検出されれば、全てのサブタンク
にインク供給が開始されるので、全てのサブタンクにお
いてメインタンクから受けるインク供給の回数及びタイ
ミングを統一することができる。
【0021】これらの場合、複数のサブタンクのいずれ
か1つでも満水検出信号がOFFとなったときに全ての
サブタンクのインク供給を開始し、サブタンク毎に満液
検出信号に基づいてインク供給を停止することが好まし
い。
【0022】この構成によれば、複数のサブタンクのい
ずれか1つでも満水検出がなされないサブタンクがあれ
ば、全てのサブタンクにインク供給を開始されるので、
全てのサブタンクが満液状態になるよう安定的なインク
供給ができると共に、全てのサブタンクにおいてメイン
タンクから受けるインク供給の回数及びタイミングを統
一することができる。
【0023】これらの場合、各サブタンクへのインク供
給開始から満液検出までの実補給時間が、設定した予想
補給時間を超えた場合に、エラー報知することを特徴と
する。
【0024】この構成によれば、実補給時間が設定した
予想補給時間を超えた場合にエラー報知することで、メ
インタンクのインクエンドや装置の故障等によりインク
供給が適切になされていないことをユーザに知らせうる
と共に、例えばインク漏れ等に際して徒に時間が過ぎる
ことを防止することができる。
【0025】これらの場合、エラー報知と共に、加圧タ
ンクの加圧源の駆動を停止し、加圧タンク内を大気開放
すると共に制御部で記憶しているメインタンクのインク
量に関するインク情報をメインタンクの記憶部に書き込
むことが好ましい。
【0026】この構成によれば、装置の故障等によりイ
ンク供給が適切になされていない場合に、加圧タンクの
加圧源の駆動を停止すると共に加圧タンク内を大気開放
してメインタンク内を大気圧にし、メインタンクからの
インク供給を停止させるので、不適切なインク供給が継
続することを防止できる。さらに、加圧源の駆動停止時
に制御部で記憶しているインク量に関するインク情報を
メインタンクで記憶するので、メインタンクが記憶する
インク量に関するインク情報に欠落を生じさせることな
く、メインタンクのインク貯留量(消費量)を正確に把
握できる。
【0027】本発明は、インク情報を記憶する記憶部を
有し加圧タンクに交換可能に収容されたメインタンク
と、インクジェットヘッドに連なると共に加圧タンクに
より前記メインタンクから加圧送液したインクを貯留す
るサブタンクと、加圧タンクと共にメインタンクを収容
するタンク収容部とを備え、サブタンクの満減液信号に
基づいて、サブタンクの上流側に設けたバルブを開閉し
メインタンクのインクをサブタンクに送液すると共に、
制御部においてインクジェットヘッドの駆動に基づくイ
ンク消費量およびサブタンクへのインク供給回数をイン
ク情報としてカウントするインクジェット記録装置の制
御方法において、サブタンクへの送液開始時に、サブタ
ンクのインク消費量をメインタンクのインク消費量とし
て加算して記憶すると共に、サブタンクのインク消費量
をリセットすることを特徴とする。
【0028】この構成によれば、メインタンクのインク
消費量はサブタンクのインク消費量の累計として算出す
るので、インク消費量の算出を一元化することができ
る。これにより、メインタンク専用のカウンタを持つ必
要がなく、制御系の構成を単純化することができる。ま
た、何らかの故障(液漏れ等)で、メインタンクからサ
ブタンクへのインク補給が適切になされない場合が生じ
ても、メインタンクでのインク消費量とサブタンクでの
インク消費量とが、食い違うことがない。さらに、サブ
タンクのインク消費量(インク残量)をメインタンクとは
別に常に把握しておくことができる。
【0029】この場合、サブタンクへの送液開始時に、
サブタンクのインク補給回数を加算カウントして制御部
に記憶し、かつサブタンクの交換時には制御部で記憶し
ているサブタンクのインク補給回数をリセットすること
が好ましい。
【0030】この構成によれば、メインタンクからのイ
ンク補給を繰り返すことで消耗(材質疲労や劣化)するサ
ブタンクが受けたインク補給回数を把握することができ
るので、インク補給回数に基づいてサブタンクの寿命を
予測し、適切な交換タイミングに基づいてサブタンクの
メンテナンスを行うことができる。
【0031】これらの場合、装置の異常停止時、装置稼
動時におけるタンク収容部の扉体の開閉時、サブタンク
への初期インク充填処理時およびメインタンクのインク
エンド時に、メインタンクの記憶部のインク消費量を制
御部に書き込むことが好ましい。
【0032】この構成によれば、装置の異常停止時や装
置稼動時におけるタンク収容部の扉体の開閉時等、メイ
ンタンクに関する作業や操作が行われると予想されると
きにメインタンクのインク消費量の書き込みが行われる
ので、メインタンクの交換がなされたとしても、交換さ
れたメインタンクの記憶部で記憶するインク消費量情報
に欠落を生じさせることがない。
【0033】この場合、メインタンクのインクエンド時
は、インクタンクの容量を越える特定のインク量値を、
メインタンクの記憶部に書き込むことが好ましい。
【0034】この構成によれば、メインタンクのインク
エンドは、メインタンクの記憶部のインク消費量と制御
部で記憶するメインタンクのインク容量とを比較するこ
とで判定することができる。したがって、メインタンク
の記憶部における記憶領域を少なくすることができる共
に、制御部における制御(インクエンドの判別)が容易
になる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
発明の一実施形態について説明する。実施形態のインク
ジェットプリンタは、パーソナルコンピュータ(以下、
パソコン)などの外部装置に接続された業務用の大型カ
ラープリンタであり、外部装置で作成した画像データに
基づいて、インクジェット方式により所望の画像を印刷
するものである。具体的には、インクジェットプリンタ
は、連続紙である印刷テープに後に切り抜いてラベルと
して用いる多数の単位画像を連続して印刷するものであ
り、例えば、生鮮食品のラップフィルム上に貼着される
ラベルを小ロットで印刷することを可能にするものであ
る。
【0036】図1は、インクジェットプリンタの全体構
成を示す外観斜視図であり、図2はインクジェットプリ
ンタの一部構成を省略して、その背面側からの外観斜視
図である。
【0037】図1に示すように、このインクジェットプ
リンタ1は、大型の機台2に小形のフィニッシャー3を
連結して構成されており、機台2側には、機台2上に設
置した印刷テープAに印刷を行うプリント手段5と、機
台2から右側にはり出したロール状の印刷テープAを繰
り出し供給するテープ供給手段6と、機台2を縦断する
テープ送り経路4に沿って供給された印刷テープAを送
るテープ送り手段7とを備え、フィニッシャー3側に
は、テープ送り手段7から受け取った印刷済みの印刷テ
ープAをロール状に巻き取るテープ巻取り手段8が組み
込まれている。
【0038】また、機台2には、プリント手段5のヘッ
ドユニット31(インクジェットヘッド34)にインク
を供給するインク供給手段9と、インクジェットヘッド
34を保全するメンテナンス手段10とを備えると共
に、これら各主要な構成手段を個別かつ関連させて制御
するコントローラ11(制御手段)を備えている。
【0039】このインクジェットプリンタ1は、繰り出
したロール状の印刷テープAを、テープ送り手段7の吸
着テーブル141を介して水平に吸着し、この状態でプ
リント手段5を駆動させてこれに多数の画像を連続印刷
すると共に、その印刷済み部分を吸着テーブル141か
ら随時送り出して次の連続印刷を行って、最終的に、テ
ープ巻取り手段8で印刷後の印刷テープAを巻き取って
いくものである。印刷テープAは、いわゆる剥離紙付き
のロール紙であり、テープ幅が最小の50mmから最大
の150mmまで10mmピッチとした、幅の異なる複
数種(11種)のものが用意されている。
【0040】なお、この印刷に用いられるインク、すな
わち1ラインのカラー印刷に用いるインクは、シアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、およびブラ
ック(K)に、ライトシアン(LC)およびライトマゼ
ンダ(LM)を加えた、計6色の基準色で構成され、各
色インクは、サブタンクとしての各中間インクパック8
9を介して各インクジェットヘッド34(ヘッドユニッ
ト31)に供給されている(図2等参照)。
【0041】機台2は、アングル材12を直方体形状に
組み、その上部には台板13を、下部には棚板14を固
定して成ると共に、棚板14の下部には、4個のキャス
ター15と、6個のアジャストボルト付き支持脚16と
が取り付けられている。台板13上には、プリント手段
5の他、中央にメンテナンス手段10および奥側にイン
ク供給手段9のサブタンクが配設され、手前側にテープ
送り手段7の主要部が配設されている。また、台板13
の長手方向の一方の端部には、前後方向中間のアングル
材12を介してテープ供給手段6が取り付けられてい
る。
【0042】台板13は、テープ巻取り手段8側でかつ
手前側の一部(2箇所)が略方形に開口しており、この
開口部17、17に臨んで台板13と棚板14との間に
は、下方に大きく迂回するように、テープ送り経路4が
形成されている。また、棚板14の奥側には、インク供
給手段9の主構成部品(タンク側)が配設されると共に
メンテナンス後の不要な廃インクを貯留する大型の廃イ
ンクタンク18が配設されている。さらに、仕切り板1
9を挟んで右手前側の台板13と棚板14との間には、
コントローラ11が配設されている。
【0043】なお、図示では省略したが、機台2の台板
13上には、配設された上記各手段等を覆う安全カバー
が設けられている。そして、メインタンクユニット収容
部23(タンク収容部)の正面にはメンテナンス用開閉
扉24(タンク収容部の扉体)が設けられており、メン
テナンス用開閉扉24の閉塞を検出する検出センサ25
が取り付けられている。そして、検出センサ25はコン
トローラ11に接続され、電源がON中は常時開閉扉の
開閉を監視している。さらに、安全カバー26の上面に
は警告灯(図示省略)が設けられ、印刷動作中を表示す
る動作表示灯部やインクカートリッジのインク残量を表
示するインク残量灯部、テープエンドを表示するテープ
表示灯部等を有している。
【0044】一方、フィニッシャー3は、フィニッシャ
ー本体20と、フィニッシャー本体20の下部に取り付
けた4個のアジャストボルト付き支持脚21とで構成さ
れ、フィニッシャー本体20にテープ巻取り手段8が組
み込まれている。フィニッシャー本体20の正面左上部
には、印刷テープAの巻取りトルク等を調整する操作パ
ネル22が設けられている。なお、フィニッシャー3が
機台2と連結状態でのみ、インクジェットプリンタ1の
主電源がONできるようになっている。
【0045】では、インクジェットプリンタ1の各手段
について順に説明する。図3、4に示すようにプリント
手段5は、多数のインクジェットヘッド34を搭載した
ヘッドユニット31と、ヘッドユニット31を主走査方
向および副走査方向に自在に移動させるX・Y移動機構
42とを有している。
【0046】ヘッドユニット31は、背面に雌ねじブロ
ックを取り付けた支持ブラケット32と、支持ブラケッ
ト32の下部に水平に取り付けた統一キャリッジ33
(図3、4参照)と、支持ブラケット32の左右に取り
付けた複数の紙粉除去ファン40、41から成る紙粉除
去機構39とを有し、統一キャリッジ33には、下面に
多数のインクノズル(ノズル列)を形成した複数のイン
クジェットヘッド34が搭載されている。具体的には、
統一キャリッジ33は4つの部分キャリッジ37を着脱
自在に装着しており、この各部分キャリッジ37に、そ
れぞれ横並び3個、すなわち全部分キャリッジ37に合
計で12個のインクジェットヘッド34が取り付けられ
ている。
【0047】この場合、各インクジェットヘッド34は
部分キャリッジ37に固定(接着またはねじ止め)さ
れ、各部分キャリッジ37は、複数のピンからなる位置
決め装着手段50により統一キャリッジ33に着脱自在
に装着されている(図4参照)。また、各部分キャリッジ
37に搭載した各インクジェットヘッド34は、インク
ノズルを形成した本体部分を統一キャリッジ33から下
方に突出させ、かつこの本体部分を対向配置するように
して、そのインクノズル列群38を中央に集約配置して
いる(図5参照)。本体部分の裏側には、各色のサブタ
ンクからの各チューブ172を連結して、各色インク供
給を適宜行うインク供給部位36が形成されている。
【0048】図5に模式的に示すように、1ラインの基
準色を構成する6色のインクノズル列群38は4分割さ
れており、分割された6色の分割インクノズル列群38
aが、3個のインクジェットヘッド34に組みこまれ
て、各部分キャリッジ37に搭載されている。具体的に
は、各部分キャリッジ37に搭載される3個のインクジ
ェットヘッド34の第1ヘッド35−1には、ブラック
(K)およびシアン(C)の二つの分割インクノズル列
38aが組み込まれ、第2ヘッド35−2には、ライト
シアン(LC)およびライトマゼンタ(LM)の2つの
分割インクノズル列38aが組み込まれ、第3ヘッド3
5−3には、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)の2
つの分割インクノズル列38aが組み込まれている。
【0049】そして、これらの分割インクノズル列群3
8aは、一部(のインクノズル)を重複させるようにし
て千鳥上に配設され、全体としてほぼ4インチ(1ライ
ン)の各色インクノズル列群38を構成している。
【0050】図3を参照して説明すると、X・Y移動機
構42は、台板13上に載置した、いわゆるX・Yロボ
ットであり、ヘッドユニット31をX軸方向(主走査方
向、印刷テープAの長手方向または延在方向)に移動さ
せるX軸テーブル43と、X軸テーブル43をY軸方向
(副走査方向、印刷テープAの幅方向)に移動させるY
軸テーブル44と、Y軸テーブル44に平行に配設さ
れ、X軸テーブル43の移動をガイドするY軸ガイド4
5とで構成されている。
【0051】X軸テーブル43は、外殻を構成したX軸
テーブルフレーム46の内部に、それぞれヘッドユニッ
ト31を主走査方向に往復動させる主走査ボールねじと
主走査ボールねじを正逆回転させる主走査モータとを、
Y軸テーブル44は、外殻を構成したY軸テーブルフレ
ーム47の内部に、それぞれX軸テーブルフレーム46
を副走査方向に往復動させる副走査ボールねじと副走査
ボールねじを正逆回転させる副走査モータとを収容して
いる。(図示省略)
【0052】主走査モータおよび副走査モータは、上記
コントローラ11に接続されており、主走査モータを正
逆回転させることにより、ヘッドユニット31が主走査
方向に往復動し、副走査モータを正逆回転させることに
より、X軸テーブル43を介してヘッドユニット31の
移動により1ラインの印刷が行なわれ、副走査方向への
移動により次のラインへのヘッドユニット31の移動が
行われる。
【0053】特に図示しないが、X・Y移動機構42は
ヘッドユニット31のX軸方向の基準位置(ホーム位
置、図示左側:X軸の原点)を検出するX方向検出セン
サと、X軸テーブル43を介してヘッドユニット31の
Y方向検出センサとを備えており、インクジェットプリ
ンタ1の主電源がONされると、X・Y移動機構42は
常にこの基準位置にリセットされるようになっている。
【0054】次に、インク供給手段9について、図2を
参照して説明する。インク供給手段9は、棚板14に配
設され各色インクを大量に貯留したメインタンクユニッ
ト61と、台板13上に配設されメインタンクユニット
61からの各色インクを各インクジェットヘッド34に
供給するサブタンクユニット87と、これらメインタン
クユニット61、サブタンクユニット87およびインク
ジェットヘッド34を連結するチューブユニット171
とを備えている。メインタンクユニット61はサブタン
クユニット87より低い位置に配置され、サブタンクユ
ニット87はインクの垂れを防止すべくインクジェット
ヘッド34より幾分低い位置に配置されている。
【0055】メインタンクユニット61はサブタンクユ
ニット87にインクを加圧供給し、サブタンクユニット
87に貯留されたインクは、インクジェットヘッド34
のポンプ作用(インク吐出)を受けてこれに供給され
る。すなわち、メインタンクユニット61から圧力供給
されたインクは、サブタンクユニット87で圧力的に縁
切りされて、インクジェットヘッド34に供給される。
【0056】インク供給手段9の各ユニットの詳細な説
明に先立ち、全体のインク供給系について、図9を参照
して詳述すると、6色(K,C,LC,LM,M,およ
びY)の分割インクノズル列群38aが横並び3個のイ
ンクジェットヘッド34に組み込まれた4個のヘッド群
35に対応するべく、すなわち計12個のインクジェッ
トヘッド34から成る24個のインクノズル列に対応す
るべく、メインタンクユニット61には各色1個のイン
クカートリッジ62(計6個)を備え、サブタンクユニ
ット87には、各色2個の中間インクパック89(計1
2個)を備えている。
【0057】インクカートリッジ62内の各色インク
は、チューブユニット171によって2分岐を2度繰り
返して、24個のインクノズル列38に供給されてゆく
ようになっている。したがって、複数のインクジェット
ヘッド34(複数のインクノズル列)に対するインクカ
ートリッジ62の個数を減らすことができ、インクカー
トリッジ62の配置に自由度を持たすことができる。ま
た、チューブユニット171の好配置等により、インク
ジェットヘッド34へのインク流路において、圧力損失
を極力軽減することができるようになっている。
【0058】では、メインタンクユニット61につい
て、図2及び図9を参照して説明する。メインタンクユ
ニット61は、インクカートリッジ62と、インクカー
トリッジ62を着脱自在に収容する加圧タンク70と、
加圧タンク70に加圧エアーを供給し加圧源となるエア
ー供給機構81とを備えており、インクカートリッジ6
2および加圧タンク70はタンク収容部23に収められ
ている。そして、インクカートリッジ62および加圧タ
ンク70は各色別に複数個(6個)設けられているが、
エアー供給機構81は単一のもので構成され、インクカ
ートリッジ62内のインクをポンプアップしてサブタン
クユニット87に供給する。
【0059】インクカートリッジ62は、図6に表すよ
うに、外殻を形成した樹脂製のカートリッジケース63
と、カートリッジケース63に収容したインクタンク6
7とで構成され、インクタンク67はカートリッジケー
ス63に非気密状態で収容されている。各カートリッジ
ケース63は各インク色専用に構成され、インク色種や
インクカートリッジ62毎に後述するコントローラ11
の制御部188で記憶したインクカートリッジ62のイ
ンクカートリッジ消費カウンタ値を記憶するICチップ
106を有している。インクタンク67は、変形可能な
柔軟性を有する袋状のパック本体68で主要部が構成さ
れ、パック本体68の一端に取り付けた樹脂製のインク
供給口69を有している。そして、カートリッジケース
63内は、加圧タンク70内と通じており、インクタン
ク収容部66の圧力と加圧タンク70内の圧力とが常に
同圧に保たれるようになっている。
【0060】加圧タンクは、図2に表すように、棚板1
4に3段の2列構成で固定的に設置され、各色の加圧タ
ンク70が同図に表すように割り振られている。そし
て、図7および図8に表すように、主要部をなす胴部7
1と、胴部71の一方の小口に設けた閉塞部材72と、
胴部71の他方の小口に設けた蓋部材73とで、内部に
完全密閉空間を形成可能に構成されている。なお、胴部
71には、インクカートリッジ62の凹部に係合する凸
部が、左右中心位置において前後一対形成されており、
閉塞部材72には、胴部71に装着したインクカートリ
ッジ62と接続するタンク側接合部が、その左右中間位
置で胴部71側に突出して取り付けられている。
【0061】蓋部材73は、図8に表すように、胴部7
1の手前側の小口を完全閉塞可能に、胴部71に開閉自
在に取り付けられている。蓋部材73は、胴部71に固
定した枠状の支持蓋77と、胴部71の小口を開閉する
蓋本体76とから成り、支持蓋77の下端部に設けたヒ
ンジ108を中心として蓋本体76は下側に開放され
る。また、蓋部材73には、これを閉塞状態にロックす
る一対の止め金具74と、止め金具74による蓋部材7
3の完全閉塞状態を検出する検出器75とを有してい
る。一対の止め金具74は、蓋本体76に設けた掛け具
78と、支持蓋77に設けた掛け具78が係止される掛
止具79とからなり、一対のものが蓋部材73の中心に
対し点対称位置に配置されている。これにより、止め金
具74をロック状態にすることで、強密着して加圧タン
ク70の気密性が保持される。なお、検出器75は、コ
ントローラ11に接続されている。
【0062】このように、完全気密状態の加圧タンク7
0により、非気密状態のインクカートリッジ62を収容
して加圧しているため、インクカートリッジ62のカー
トリッジケース63の構造を簡略化することができ、イ
ンクカートリッジ62の取扱い性が向上している。そし
て、インクカートリッジ62を加圧収容状態において、
蓋部材73を円滑に開放操作するために、各加圧タンク
70の側部、すなわち胴部71の右側部には、大気開放
バルブ80がそれぞれ設けられている。各大気開放バル
ブ80は、三方弁から成り、エアー供給機構81からの
加圧エアーを受けると共に、エアー供給機構81からの
加圧エアーが所定値以下に減圧したときに、弁体が移動
して加圧タンク70内を大気に開放するようになってい
る。
【0063】エアー供給機構81は、図9に表すよう
に、インク供給専用のものとしてエアー配管82により
各加圧タンク70を連結して構成され、各加圧タンク7
0に接続され加圧エアーを供給する加圧ポンプ83と、
加圧ポンプ83と加圧タンク70との間のエアー配管8
2に介設したレギュレータ84と、エアー配管82内に
発生する脈流を平準化するエアータンク85と、エアー
タンク85と各加圧タンク70の各大気開放バルブ80
との間のエアー配管82に介設した切替えバルブ86
と、を備えている。
【0064】レギュレータ84は、検出した圧力(加圧
力)をフィードバックして加圧ポンプ83の駆動を制御
するようにし、加圧タンク70内の圧力を常に一定に保
つようにして、加圧タンク70内に収容したインクカー
トリッジ62の圧力を、これと同圧に保つようにしてい
る。
【0065】切替えバルブ86は、電磁弁(電磁三方
弁)で構成され、コントローラ11に接続されている。
切替えバルブ86は、常時は開弁されており、各加圧タ
ンク70にエアーを供給可能になっていると共に、イン
クカートリッジ62の交換に際し切替えられることで、
各加圧タンク70内を大気に開放できるようになってい
る。平常状態の切替えバルブ86を切替えると、エアー
供給機構81から大気開放バルブ80に至るエアー配管
82内のエアーが大気開放される。すなわち、各大気開
放バルブ80は自動的に切替えられ、各加圧タンク70
内は大気開放状態となる。これにより、各加圧タンク5
0内にそれぞれ適切な加圧エアー供給でき、かつ簡単に
大気開放状態にすることができる。
【0066】次に、図2、図10および図12を参照し
て、サブタンクユニット87について説明する。サブタ
ンクユニット87は、台板13上の奥側左右に配設した
二つの部分ユニット87a、87bからなり、各部分ユ
ニット87a、87bは、中間タンクとして機能する中
間インクパック89と、中間インクパック89を横向き
鉛直姿勢に支持するサブタンクフレーム96と、中間イ
ンクパック89のメインタンクユニット41側に設けた
供給バルブ104と、中間インクパック89のインクジ
ェットヘッド34側に設けた排出バルブ105とを有
し、これらをそれぞれ6個ずつ備えている。
【0067】具体的には、各部分ユニット87a、87
bに中間インクパック89等が、それぞれ横並び6個
(各色2個)、すなわち全部分ユニット87a、87b
に合計で12個の中間インクパック89等が設けられて
いる。そして、各部分ユニット87a、87bは、部分
ユニット87a、87b毎に設けたサブベースプレート
88上に6個のサブタンクフレーム96を支持すると共
に、各サブベースプレート88を介して台板13上に固
定されている。
【0068】中間インクパック89は、変形可能な柔軟
性を有する袋状の中間パック本体90と、中間パック本
体90の一端に取り付けた樹脂製のインク流入口部材9
2と、他端に取り付けた樹脂製のインク流出口部材93
と、中間パック本体90においてインク流入口部材92
とインク流出口部材93とを接続する流路保持パイプ
(図示省略)とを有している。
【0069】中間パック本体90は、2枚のフィルムシ
ートをその周縁部で熱溶着することで袋状に形成され、
内部にインクを貯留する変形自在な貯留空間91を構成
している。また、中間パック本体90は、両側面部の両
端部にそれぞれインク流入口部材92およびインク流出
口部材93を対向させるように取り付けて、封止されて
いる。このような構成により、中間パック本体90は、
貯留空間91にインクが充填されると、偏平状態(減液
状態)から両フィルムシートが互いに離間して略筒状に
膨出する膨出状態(満液状態)に変形する。
【0070】サブタンクフレーム96は、略「C」字状
に両端を折り曲げて形成されていると共に、サブタンク
フレーム96の鉛直支持面の下端を内側の中間インクパ
ック89側に略「L」字状に上方に折り曲げて形成した
部分に設けたインクハイ検出器98と、サブタンクフレ
ーム96の鉛直支持面の下端部を外側に略「L」字状に
下方に折り曲げて形成した部分に設けたインクロー検出
器100とを有して、サブベースプレート88に立設し
ている(図2参照)。中間インクパック89は、中間パ
ック本体90を鉛直に立てかつインク流入口部材92お
よびインク流出口部材93を水平に位置させた横向き鉛
直姿勢で、サブタンクフレーム96の鉛直支持面の上部
に両面粘着テープを介して貼着されている。
【0071】中間インクパック89の中間パック本体9
0正面には、サブタンクフレーム96の鉛直支持面に対
向する検出板102が取り付けられている。検出板10
2の下端部は、内外方向(パック本体の膨出方向)にそ
れぞれ延設されており、インクハイ検出器98側に突出
したハイ検出部位99と、インクロー検出器100側に
突出したロー検出部位101とが一体に形成されてい
る。ロー検出部位101は、横向き鉛直姿勢のパック本
体の下側を越えてインクロー検出器100に対し延在し
ている。
【0072】インクロー検出器100は、中間インクパ
ック89の減水状態を検出するものであり、インクパッ
ク内のインク量が少なくなると、パック本体の収縮に伴
い、接触していたロー検出部位101が離間する(イン
クロー検出)。これにより、ON−OFF操作されて中
間インクパック89の減水を検出し、減液信号がサブコ
ントローラ103からコントローラ11に送られる。す
ると、コントローラ11により、閉弁状態の供給バルブ
104が開弁されてメインタンクユニット61からイン
クが加圧供給される。
【0073】一方、インクハイ検出器98は、中間イン
クパック89の満水状態を検出するものであり、インク
供給が行われて中間パック本体90が膨らむと、離間し
ていたハイ検出部位89が前進して当接される(インク
ハイ検出)。これにより、OFF−ON操作されて、中
間インクパック89の満水を検出する。このとき、満液
信号がサブコントローラ103からコントローラ11に
送られるが、コントローラ11による供給バルブ104
の閉弁指令に先立ち、サブコントローラ103が供給バ
ルブ104を閉弁するようになっている。
【0074】供給バルブ104は、サブタンクフレーム
96の一方の折曲げ端に支持された電磁弁(電磁二方
弁)で構成され、インクジェットプリンタ1のコントロ
ーラ11およびサブコントローラ103により、開閉制
御される。すなわち、供給バルブ104は、インクカー
トリッジ62のインクを中間インクパック89に供給す
る際に、インクロー検出器100により自動的に開弁さ
れ、常時は閉弁されている。なお、中間インクパック8
9を交換するメンテナンスでは、供給バルブ104は当
然に閉弁されている。
【0075】排出バルブ105は、供給バルブ104と
同様に、サブタンクフレーム96の他方の折曲げ端に支
持された電磁弁(電磁二方弁)で構成され、インクジェ
ットプリンタ1のコントローラ11により開閉制御され
る。すなわち、排出バルブ105は、常時は開弁されて
おり、メンテナンスに際してコントローラ11により閉
弁される。これにより、メンテナンス時において、チュ
ーブユニット171のインク流路を閉塞することができ
るため、インクの漏れを防止した状態で円滑且つ確実に
インクパックの交換を行うことができる。
【0076】次に、チューブユニット171について、
図1、図2および図12を参照して説明する。チューブ
ユニット171は、メインタンクユニット61、サブタ
ンクユニット87およびインクジェットヘッド34を連
結する硬質の複数本のチューブ172と、チューブ17
2に接続される複数個の二分岐継ぎ手173と、機台2
上の配管経路において複数本のチューブ172を保持す
る複数個のチューブホルダ174とを有している。
【0077】メインタンクユニット61の各色インクタ
ンク67に接続された6本のチューブ172の他方の端
部は、各タンク側二分岐継ぎ手173に接続されて分岐
し、各色2個の計12個の中間インクパック89に接続
されている。また、このメイン側の分岐した各チューブ
172には、各供給バルブ104が介設されている。一
方、ヘッド側二分岐継ぎ手173は、台板13上に置か
れ、各排出バルブ105に接続されると共に、その残り
の二口にインクジェットヘッド34に接続されるチュー
ブ172がそれぞれ接続されている。そして、全中間イ
ンクパック89からインクジェットヘッド34への複数
本(24本)のチューブ172は、他の装置(X・Y移
動機構43など)に干渉することなく、台板13上から
X軸ケーブルベア(登録商標)48内およびY軸ケーブ
ルベア49内を通って上方へと導かれ、配管支持プレー
ト175を介して各インクジェットヘッド34へと配管
されている。
【0078】次に、メンテナンス手段10について説明
する。メンテナンス手段10は、フラッシングインクを
受ける上記のフラッシングボックス111の他、非駆動
時においてインクジェットヘッド34を保管する保管ユ
ニット115と、ノズル詰りを解消するためにマニュア
ル操作等でインクジェットヘッド34をクリーニングす
るクリーニングユニット121と、マニュアル操作等に
よりインクジェットヘッド34をワイピングするワイピ
ングユニット131とを有し、これらはいずれも機台2
上において、テープ送り経路4から奥側に外れたX軸テ
ーブル43の近傍に併設されている。
【0079】図3に示すように、フラッシングボックス
111は、底部を有する四周枠上のボックス本体112
とボックス本体112の底部に敷設したインク吸収体1
13と、インク吸収体113の四周縁部を押止するべく
ボックス本体112の上端縁部に固定した枠状押止板1
14とを有しており、その取付け位置がX軸方向の原点
(基準位置)に一致し、その奥側をX軸テーブル43に
支持されているため、X軸方向の原点位置を維持した状
態でX軸テーブル43と共にY軸方向に移動することが
できる。したがって、印刷にあたり、フラッシングボッ
クス111は、X軸方向の原点に復動したヘッドユニッ
ト31に下側から覆うよう常に臨むこととなるため、印
刷動作中において、ヘッドユニット31の1往復(2ラ
インの印刷)毎に、フラッシングを行うことができ、全
体として印刷処理時間を短縮することができる。なお、
フラッシングは、印刷開始時においてまず行われること
が好ましい。
【0080】保管ユニット115は、図1および図13
に示すように、機台2上の略中央部に配設され、それぞ
れ3個の保管用キャップ116(キャップ部材)を搭載
した4個のキャップ支持体117と、各キャップ支持体
117を上下方向にスライドさせ、収容する保管用ベー
スフレーム118と、4個の部分キャップ支持体117
を介して計12個の保管用キャップ116をヘッドユニ
ット31に向かって離接させるキャップ移動機構119
と、を備えており、印刷非駆動時において、各インクジ
ェットヘッド34(インクノズル)を個々に封止し、これ
を高湿度に保つことができるようにしている。なお、キ
ャップ移動機構119は上記のコントローラ11に接続
されており、保管用ベースフレーム118は、下端部に
形成した左右合わせて6ヶ所の固定部120を介して台
板13の所定位置にねじ止めされている。
【0081】クリーニングユニット121は、図1、図
14に示すように、2個の部分ユニット121a、12
1bからなり、各部分ユニット121a、121bは、
台板13上に固定されたクリーニングベースプレート1
22に支持されているとともに、相互にY軸方向に位置
ずれして配設されている。
【0082】クリーニングユニットの各部分ユニット1
21a、121bは各インクジェットヘッド34に密着
可能に構成されたクリーニング用キャップ125と、イ
ンクジェットヘッド34(各ヘッド群35)に対応する
ようクリーニングキャップ125を搭載し昇降移動する
クリーニング用キャップ支持体124と、クリーニング
キャップ支持体124を介してクリーニング用キャップ
125をヘッドユニットに離接させるクリーニング用キ
ャップ移動機構129と、クリーニングキャップ125
を介してインクを吸引するインクポンプ130とを備え
ている。なお、クリーニング用キャップ移動機構129
および各インクポンプ130は、上記のコントローラ1
1に接続されている。
【0083】ここで、図6および図14を参照してクリ
ーニング動作について説明する。クリーニングのために
ヘッド群35がクリーニングユニットに臨むと、クリー
ニング用キャップ移動機構が駆動してクリーニング用キ
ャップ支持体124を上昇させ、クリーニング用キャッ
プ125をヘッドユニット31に密着させる。続いて、
インクポンプ130が駆動し、インクジェットヘッド3
4のインクノズルからインク吸引が行われることによっ
てインクジェットヘッド34のクリーニングがなされ
る。なお、各インクポンプ130で吸引したインクは、
それぞれインク吸収材127からのチューブ172を介
して廃インクタンク18に導かれるようになっている。
また、図示省略したが、クリーニング用ユニット121
には、クリーニング用キャップ支持体124の待機位置
を検出する検出スイッチが取り付けられており、各クリ
ーニング用キャップ支持体124が封止位置にあるとき
には、ヘッドユニット31の移動をインターロックする
ようになっている。
【0084】ワイピングユニット131は、図1および
図14に示すように、クリーニングユニット121に隣
接してヘッドユニット31のX軸方向の終端であって、
印刷テープAの印刷エリアGから外れて配設され、クリ
ーニングユニット121と同様に、隣接する2つのヘッ
ド群35に対応するようにして、Y軸方向に位置ずれし
て配設されている。ワイピングユニット131は、樹脂
製のワイパーブレード132と、ワイパーブレード13
2を回転上昇させるソレノイド133とを備え、各ソレ
ノイド133がコントローラ11に接続、制御されてい
る。
【0085】ワイピングのためにヘッドユニット31が
ワイピングユニット131の直上部に臨むと、ソレノイ
ド133が励磁して、ワイパーブレード132を回動上
昇させワイピング位置でインクジェットヘッド34と接
触する。そして、X・Y移動機構42が駆動して、ヘッ
ドユニット31をX軸方向に微小距離移動させることで
ワイピング動作が行われる。ワイピング動作により、イ
ンクジェットヘッド34の下面(インクノズル面)に付
着したインクを除去し、インクノズルの適切なメニスカ
スを保持することができるようになっている。
【0086】以上のように、メンテナンス手段10で
は、インクジェットヘッド34を保管するための保管ユ
ニット115を、フラッシングボックス111およびク
リーニングユニット121と独立させているため、イン
クジェットヘッド34を適切に保護することができ、イ
ンクジェットヘッド34の保管をクリーニングユニット
121等で兼用することに比べ、吐出(吸引)によるイ
ンク汚れの影響を回避することができる。
【0087】次に、テープ送り手段7(紙送り装置)に
ついて図1を参照して説明する。図1に示すように、テ
ープ送り手段7は、テープ送り経路4の略中央に配設し
た台板13上の吸着テーブル141と、吸着テーブル1
41を挟んで配設されテープ送り経路4に沿って印刷テ
ープAを送るテープ送り機構144とを備えている。
【0088】印刷テープAは、吸着テーブル141の千
鳥上に配設された吸引孔142を介して各吸引ファン
(図示省略)がエアー吸引を行うことによって、浮かない
よう水平に保たれる。そして、ヘッドユニット31に同
期して回転するようコントローラ11によって制御され
たテープ送り機構144のテープ送りモータ(図示省略)
が、テープ送りローラ146を回転させて印刷テープA
のテープ送り及び停止を高精度に行っている。
【0089】続いて、テープ巻取り手段8について、図
1を参照して簡単に説明する。テープ巻取り手段8は、
フィニッシャー本体20に回転自在に支持されたテープ
巻取りリール151と、テープ巻取りリール151の直
上部に位置する巻取りローラ152と、巻取りローラ1
52を回転駆動させる巻取りモータ(図示省略)と、巻
取りローラ152に近接してこれに臨む巻取りガイドロ
ーラ154と、印刷済みの印刷テープAの幅方向を規制
する幅規制部155と、フィニッシャー3と機台2との
間に位置する押えローラ156とを有している。テープ
送り手段7から送られてくる印刷済みの印刷テープA
は、押えローラ156を介して幅規制部155へと導か
れ、ここでテープ巻取りに際しての幅ガイドが行われ
て、テープ巻取りリール151にロール状に巻き取られ
てゆく。
【0090】次に、テープ供給手段6について、図1を
参照して説明する。テープ供給手段6の支持部は供給支
持フレーム161とアングル材12に固定したブラケッ
ト163とで構成され、供給支持フレーム161には、
供給ローラ162と供給ローラ162を回転駆動する供
給モータ165、調整アーム166が支持され、ブラケ
ット163には、ロール状に巻回した印刷テープAを回
転自在に支持する繰り出しリール164が設けられてい
る。そして、調整アーム166の基部には遮光板が設け
られており、この遮光板の移動軌跡上に臨んで一方の支
持フレーム161に2つのフォトインタラプタが設けら
れ、供給モータ165と共にコントローラ11に接続さ
れている。印刷テープAは、フォトインタラプタによる
調整アーム166の遮光板の検出結果に基づいて制御さ
れた供給モータ165の駆動によって供給され、調整ロ
ーラ167および供給ガイド部材168間の印刷テープ
Aのたるみ量が1回のテープ送り量以上に設定されるよ
うに、供給ローラ167が印刷テープAを先方に繰り出
し供給している。
【0091】次に、コントローラ11を構成する主制御
系について説明する。図15に示すように、インクジェ
ットプリンタ1の制御系は、パソコン等の外部装置で作
成した画像データを、その操作により読み込む(入力す
る)入力部181と、プリント手段5を有して印刷テー
プAに画像の印刷を行う印刷部182と、メンテナンス
手段10を有してインクジェットヘッド34の保全処理
を行う保全部183と、インク供給手段9を有してイン
クジェットヘッド34にインク供給を行うインク供給部
184と、テープ供給手段6(供給モータ165)、テ
ープ送り手段7(テープ送りモータ145)およびテー
プ巻取り手段8(巻取りモータ153)を有して印刷テ
ープAを送る搬送部185と、各部を駆動する各種ドラ
イバを有する駆動部186と、サブコントローラ103
やテープ送り手段7のテープ送りセンサ等を有して各種
検出を行う検出部187と、インクジェットプリンタ1
の各部を制御する制御部188(コントローラ11)と
を備えている。
【0092】制御部188は、CPU189、ROM1
90、RAM191およびP−CON192を有してお
り、これらは互いにバス193を介して接続されてい
る。ROM190は、CPU189で処理する制御プロ
グラムを記憶する制御プログラム領域の他、キャラクタ
テーブル、色変換テーブルなど各種の制御データを記憶
する制御データ領域を有している。RAM191は、外
部から入力した画像データを記憶する画像データ領域、
印刷のための画像データを記憶する印刷画像データ領
域、テープ送りのための送り量データを記憶する送り量
データ領域、後述するインク検出に必要なデータを記憶
するインク検出データ領域の他、各色に対応する色変換
バッファ領域や各種レジスタ群を有し、制御処理のため
の作業領域として使用される。
【0093】なお、制御部188はROM190に記憶
する制御プログラムに従い、中間インクパック(サブタ
ンク)89毎にインクジェットヘッド34の駆動に基づ
き、中間インクパック89で消費したインク量をカウン
トするサブタンク消費カウンタ195及び、接続してい
る中間インクパック89のサブタンク消費カウンタ値の
累計をインクカートリッジ(メインタンク)62毎に記
憶するインクカートリッジ消費カウンタ194及び、各
中間インクパック89がインクカートリッジ62から受
けたインク補給回数をカウントするサブタンクメンテナ
ンスカウンタ196とを有し、これらのカウンタ値はR
AM191に記憶される。すなわち、これらのカウンタ
値は、RAM191内のインク検出データ領域に記憶さ
れる。また、インクの属性に関するデータもこのインク
検出データ領域に記憶されている。
【0094】サブタンク消費カウンタ195でカウント
されるインク消費量は、例えばインクジェットヘッド3
4の1回あたりのインク吐出量とインク吐出回数とを乗
じることにより算出され、インクがインクジェットヘッ
ド34から吐出される毎に、すなわち、印刷時又はクリ
ーニング動作時、フラッシング時に算出されたインク消
費量はサブタンク消費カウンタ195に加算され書き換
えがなされる。そして、記憶されたサブタンク消費カウ
ンタ195値は、中間インクパック89がインクカート
リッジ62からのインク補給開始前にインクカートリッ
ジ消費カウンタ194に加算された後、リセットされ
る。
【0095】RAM191に記憶されるインクカートリ
ッジ消費カウンタ194値は、サブタンク消費カウンタ
195値の累計値で、インクカートリッジ62から中間
インクパック89にインクを供給するに先立ってサブタ
ンク消費カウンタ195値がインクカートリッジ消費カ
ウンタ194値に加算されて書き換えられる他、装置の
異常停止時又はメンテナンス用開閉扉24の開放時及び
閉塞時、装置の新設等で初めてインクを充填する初期充
填処理前、インクカートリッジ62のインクエンド時等
に書き換えられる。
【0096】但し、詳細は後述するが、インクカートリ
ッジ62のインクエンド時(中間インクパック89側の
タイマー198で検出)には、インクカートリッジ消費
カウンタ194値として、予め用意しているインクカー
トリッジ62の容量を大きく越えるインク量(インクエ
ンド判定値)を書き込むようにしている。また、インク
エンド時は、RAM191に記憶するインクカートリッ
ジ消費カウンタ194値と新しく交換したインクカート
リッジ62のインク消費量を一致させるため、RAM1
91に記憶しているインクカートリッジ消費カウンタ1
94値をリセットすることが、好ましい。
【0097】サブタンクメンテナンスカウンタ196
は、インクカートリッジ62から中間インクパック89
へのインク供給開始に先立ち行われ、1回のインク補給
処理につき1カウント加算される。そして、中間インク
パック89の寿命等により中間インクパックを交換する
ときに、このサブタンクメンテナンスカウンタ196値
をリセットする。
【0098】P−CON192には、CPU189の機
能を補うと共に、周辺回路とのインタフェース信号を取
り扱うための論理回路が、ゲートアレイやカスタムLS
Iなどにより構成されて組み込まれている。このため、
P−CON192は、パソコンのキーボード等と接続さ
れ、入力部181からの各種指令や画像データなどをそ
のままあるいは加工してバス193に取り込むと共に、
CPU189と連動して、CPU189等からバス19
3に出力されたデータや制御信号を、そのままあるいは
加工して駆動部186に出力する。
【0099】そして、CPU189は、上記の構成によ
り、ROM190内の制御プログラムに従って、P−C
ON192を介して各種検出信号、各種指令、各種デー
タ等を入力し、RAM191内の各種データ等を処理し
た後、P−CON192を介して駆動部186に制御信
号を出力する。これにより、プリント手段5およびテー
プ送りモータ145等が制御され、印刷テープAに対し
て所定の印刷条件・テープ送り条件で画像印刷やテープ
送りを行うなどインクジェットプリンタ1全体を制御し
ている。
【0100】では、ここで本件発明の一実施形態を示す
インクジェット記録装置における制御方法について、ま
ず、メンテナンス用開閉扉24の開閉時における制御方
法から説明する。図16のフローチャートに示すよう
に、メンテナンス用開閉扉24が開かれる(S1)と、
検出センサ25から扉開放信号がコントローラ11に送
られ(S2)、この信号に基づいて、制御部188でカ
ウントしたサブタンク消費カウンタ195値がまずイン
クカートリッジ消費カウンタ194に加算されて書き換
えられ(S3)、この書き換えられたインクカートリッ
ジ消費カウンタ194値がインクカートリッジ62のI
Cチップ106に書き込まれる(S4)。
【0101】そして、全ての供給バルブ104を閉塞さ
せると共にエアー供給機構81の加圧ポンプ83の駆動
を停止させ、切替えバルブ86を制御して各大気開放バ
ルブ80を切替え、加圧タンク70内の圧力を開放する
(インク供給の強制終了:S5)。続いて、クリーニン
グ動作が行われているかを確認し(S6)、もしクリー
ニング動作が行われていれば(S6:Yes)、これを
強制終了させる(S7)。
【0102】続いて、メンテナンス用開閉扉24の閉塞
時の制御について図17に基づき説明する。メンテナン
ス用開閉扉24が閉塞されると(S11)、検出センサ
25からコントローラ11に扉閉塞信号が送られる(S
12)。この信号に基づき、まず、ICチップ106に
記憶しているインクカートリッジ消費カウンタ194値
及びインク色種等のインク属性に関するインク情報をR
AM191に取り込み(S13)、この属性情報とイン
ク検出データ領域に記憶している属性情報(インク情
報)と一致するか否かを確認するインク検出が行われる
(S14)。そして、これらのインク情報が一致してイ
ンク検出で正常と判断されれば(S14:Yes)、供
給バルブ104が開放され(S15)、加圧ポンプ83
を駆動させ、メインタンクユニット61からサブタンク
ユニット87にインクの送液が行われる(S16)。
【0103】一方、インク検出においてICチップ10
6で記憶しているインク色種等のインク属性に関するイ
ンク情報とRAM191で記憶しているインク色種等の
インク属性に関するインク情報が異なり、インク検出で
異常と判断されれば(S14:No)、警告灯を点滅さ
せる等のエラー報知を行う(S17)。また、インク検
出において、ICチップ106で記憶しているインクカ
ートリッジ消費カウンタ194値がとRAM191で記
憶しているインクエンド判定値よりも大きい場合もイン
クカートリッジがインクエンドと判断して、エラー報知
を行う(S17)。なお、インクエンドとなっていない
インクカートリッジ62が交換される可能性もあるが、
インク残量がある限りこれを使用すべく、ステップ14
(S14)ではインクカートリッジ消費カウンタ194
値の一致は問わない。
【0104】次に、図18を参照しながら、メインタン
クユニット61からサブタンクユニット87にインクを
補給する際の制御方法について説明する。まず、インク
パック89が減液状態になると(S21)、インクロー
検出器100により中間インクパック89の減液状態が
検出され(S22)、減液信号がコントローラ11に送
られる(S23)。この減液信号に基づき、インク供給
に先立って、コントローラ11は、サブタンク消費カウ
ンタ195値をインクカートリッジ消費カウンタ194
値に加算し(S24)、サブタンクメンテナンスカウン
タ196値に1カウント加算する(S25)。そして、
減液状態の中間インクパック89にのみインクを供給す
べく、減液信号を検出した中間インクパック89の供給
バルブ104のみを開放する(S26)が、これと同時
にインク供給開始時間を取得する(S27)と共にサブ
タンク消費カウンタ195値をリセットしておく(S2
8)。
【0105】供給バルブ104の開放に伴いインクが中
間インクパック89に供給されることとなるが、タイマ
ー198により、制御部188は取得したインク供給開
始時間からインク供給時間を算出して、インク供給時間
が予め設定されたインク供給設定時間内にあるかを検出
する(S29)。そして、インク供給時間がインク供給
設定時間内(S29:Yes)に中間インクパック89
が満液状態になる(S30)と、インクハイ検出器98
により満液状態が検知され(S31)て満液信号がサブ
コントローラ103およびコントローラ11に送られ
(S32)、サブコントローラ103が供給バルブ10
4の閉弁指令を送ると共にその後コントローラ11から
も供給バルブ104の閉塞制御して(S33)インクの
補給が完了する。
【0106】一方、インク供給設定時間内にインク供給
が終了しなければ(S29:No)、インク供給を強制
終了させ(S34)、警告灯を点灯表示するなどしてエ
ラー報知を行う(S35)。なお、このエラー報知は、
稀に装置の故障(液漏れ等)でインク供給が途絶える場
合も考えられるが、主にはインクカートリッジ62のイ
ンクエンドである。このため、上述したように、このエ
ラー報知を受けてインクカートリッジ62にはインクエ
ンド判定置が書き込まれる。またこのことは、インクカ
ートリッジ62を完全に空になるまで使用することを意
味し、省資源化の考慮も為されている。
【0107】前述したインク供給制御方法は減液状態の
中間インクパック89にだけインクを供給するものであ
るが、複数ある中間インクパック89の内1つでも減液
状態にある中間インクパック89があれば、全ての中間
インクパック89にインクを供給するよう制御してもよ
い。複数ある中間インクパック89の内、インクロー検
出器100によって中間インクパック89が1つでも減
液状態(S21)と検出されれば(S22)、コントロ
ーラ11は全ての中間インクパック89にインク供給を
開始すべく、この減液信号(S23)に基づいて全ての
各中間インクパック89のサブタンク消費カウンタ19
5値をインクカートリッジ消費カウンタ194に加算し
た(S24)後、全てのサブタンクメンテナンスカウン
タ196値に1カウント加算する(S25)。そして、
全供給バルブを開放制御し(S26)、全てのサブタン
クにつきインク供給開始時間を取得する(S27)共に
サブタンク消費カウンタ195値をリセットする(S2
8)。インク供給時間がインク供給設定時間内(S2
9)に中間インクパック89が満液状態になれば(S3
0)、各中間インクパック89のインクハイ検出(S3
1)に応じて各中間インクパック89の満液信号(S3
2)毎に供給バルブ104を閉弁させてインク供給を終
了させ、インク供給時間がインク供給設定時間内を過ぎ
てもインク供給が終了していない中間インクパックがあ
れば(S29:No)、インク供給を強制終了させた
(S34)後エラー報知する(S35)。
【0108】また、満液状態にない中間インクパックが
あれば、全ての中間インクパック89にインクを供給す
るよう制御してもよい。複数ある中間インクパック89
の内、1つでもインクハイ検出器98により満液でない
と判断される中間インクパック89があれば、これを受
けたコントローラ11は全てのサブタンクにインクを供
給すべく、インクカートリッジ消費カウンタ194(S
24)、サブタンクメンテナンスカウンタ(S25)の
加算・書き換えを行った後、全ての供給バルブ104を
開弁制御して(S26)全ての中間インクパック89に
インク供給を行う。インク供給開始と同時にインク供給
開始時間を取得(S27)し、サブタンク消費カウンタ
195(S28)サブタンク消費カウンタ195値をリ
セットする。そして、インク供給設定時間内(S29)
に満液状態(S30)を検出したら(S31)、満液信
号に基づき(S32)それぞれの供給バルブ104を閉
塞制御して(S33)インク供給を終了し、インク供給
設定時間内にインク供給が終了しない中間インクパック
89があれば(S29:No)、その中間インクパック
89のインク供給を強制終了(S34)してエラー報知
を行う(S35)よう制御してもよい。
【0109】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明のインクジ
ェット記録装置の制御方法によれば、タンク収容部の扉
体の開閉に応じてインク供給手段の制御を行うことによ
り、メインタンク内の圧力をコントロールしてメインタ
ンク交換時等の安全を確保すると共に、サブタンク内の
インク貯留量に基づいてメインタンクからサブタンクに
インク供給を行うので、サブタンクへの安定したインク
補給を実現することができる。
【0110】また、本発明の他のインクジェット記録装
置の制御方法によれば、メインタンクおよびサブタンク
におけるインク消費量の算出を一元化することができ、
制御系の構成を単純化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るインクジェットプリ
ンタの外観斜視図である。
【図2】実施形態に係るインクジェットプリンタを、そ
の一部を省略して示す背面側からの外観斜視図である。
【図3】プリント手段廻りを示す平面図である。
【図4】ヘッドユニットの外観斜視図である。
【図5】模式的に表したヘッドユニットの構造図であ
る。
【図6】インクカートリッジを示した図であり、(a)
カートリッジケースの分解斜視図、(b)インクタンク
の斜視図、(c)カートリッジケースの正面図である。
【図7】加圧タンクにインクカートリッジを収容した様
子を示す断面図である。
【図8】加圧タンクを示す、(a)開放状態の斜視図お
よび(b)開放状態の側面図である。
【図9】インク供給系の配管系統図である。
【図10】サブタンクユニットを示す斜視図である。
【図11】サブタンクユニットを背面からみた斜視図で
ある。
【図12】サブタンクユニット廻りを示す斜視図であ
る。
【図13】保管ユニット廻りを示す(a)斜視図および
(b)平面図である。
【図14】クリーニングユニットおよびワイピングユニ
ット廻りを示す、(a)斜視図および(b)平面図であ
る。
【図15】実施形態に係るインクジェットプリンタの制
御系のブロック図である。
【図16】装置稼動中のメンテナンス用開閉扉(タンク
収容部の扉体)開放時の制御処理フローを示すフローチ
ャートである。
【図17】装置稼動中のメンテナンス用開閉扉(タンク
収容部の扉体)閉塞時の制御処理フローを示すフローチ
ャートである。
【図18】インク補給に関する制御処理フローを示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタ 2 機台 3 フィニッシャー 4 テープ
送り経路 5 プリント手段 6 テープ
供給手段 7 テープ送り手段 8 テープ
巻取り手段 9 インク供給手段 10 メンテ
ナンス手段 11 コントローラ 18 廃イ
ンクタンク 23 メインタンクユニット収容部(タンク収容部) 24 メンテナンス用開閉扉(タンク収容部の扉体) 25 検出センサ 31 ヘッ
ドユニット 34 インクジェットヘッド 61 メイ
ンタンクユニット 62 インクカートリッジ 63 カー
トリッジケース 70 加圧タンク 75 検出
器 80 大気開放バルブ 81 エア
ー供給機構 83 加圧ポンプ 86 切替
えバルブ 87 サブタンクユニット 89 中間
インクパック 98 インクハイ検出器 99 ハイ
検出部位 100 インクロー検出器 101 ロ
ー検出部位 104 供給バルブ 104 排
出バルブ 106 ICチップ 111 フ
ラッシングボックス 121 クリーニングユニット 187 検
出部 188 制御部 190 R
OM 191 RAM 194 インクカートリッジ消費カウンタ 195 サブタンク消費カウンタ 196 サブタンクメンテナンスカウンタ
フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA20 EA22 EA26 EB06 EB20 EB38 EB51 EB59 EC18 EC20 EC23 EC24 EC26 EC32 EC37 EC39 EC64 JB04 JC13 JC23 KA01 KB37 KC02 KC14 KC16

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク量及びインク属性をインク情報と
    して記憶する記憶部を有し加圧タンクに交換可能に収容
    されたメインタンクと、インクジェットヘッドに連なる
    と共に前記加圧タンクにより前記メインタンクから加圧
    送液したインクを貯留するサブタンクと、前記加圧タン
    クと共に前記メインタンクを収容するタンク収容部と、
    前記メインタンクの前記インク情報を記憶可能な制御部
    とを備え、 前記サブタンクの満減液信号に基づいて、前記サブタン
    クの上流側に設けたバルブを開閉し前記メインタンクの
    インクを前記サブタンクに供給するインクジェット記録
    装置の制御方法において、 装置稼動時における前記タンク収容部の扉体の開放信号
    に基づいて、前記加圧タンクの加圧源の駆動を停止する
    と共に前記加圧タンク内を大気に開放し、かつ前記制御
    部で記憶している前記メインタンクのインク量に関する
    インク情報を前記メインタンクの記憶部に書き込むこと
    を特徴とするインクジェット記録装置の制御方法。
  2. 【請求項2】 装置の稼動時における前記タンク収容部
    の扉体の開放信号に基づいて、更に前記サブタンクの上
    流側に設けた前記バルブを閉塞制御することを特徴とす
    る請求項1に記載のインクジェット記録装置の制御方
    法。
  3. 【請求項3】 装置稼動時における前記タンク収容部の
    扉体の開放信号に基づいて、更に前記インクジェットヘ
    ッドからインクを吸引するクリーニング動作を停止制御
    することを特徴とする請求項1または2に記載のインク
    ジェット記録装置の制御方法。
  4. 【請求項4】 装置稼動時における前記タンク収容部の
    扉体の閉塞信号に基づいて、 前記メインタンクの記憶部のインク属性に関するインク
    情報と前記制御部から読み出したインク属性に関するイ
    ンク情報とが一致し、且つ前記メインタンクのインク量
    に関する前記インク情報にインクエンド情報が含まれて
    いない場合には、前記加圧タンクの加圧源の駆動を開始
    し、 前記メインタンクの記憶部のインク属性に関するインク
    情報と前記制御部から読み出したインク属性に関するイ
    ンク情報とが異なる場合、および前記メインタンクのイ
    ンク量に関する前記インク情報にインクエンド情報が含
    まれる場合には、エラー報知することを特徴とする請求
    項1、2または3に記載のインクジェット記録装置の制
    御方法。
  5. 【請求項5】 前記インクエンド情報は、前記インクタ
    ンクの容量を越える特定のインク量値であることを特徴
    とする請求項4に記載のインクジェット記録装置の制御
    方法。
  6. 【請求項6】 前記インクジェットヘッド、前記サブタ
    ンクおよび前記メインタンクは、インク色別に複数のも
    ので構成されており、 前記複数のサブタンク毎に、前記サブタンクの減液検出
    信号に基づいて前記サブタンクへのインク供給を開始
    し、かつ満液検出信号に基づいてインクの供給を停止す
    ることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載
    のインクジェット記録装置の制御方法。
  7. 【請求項7】 前記インクジェットヘッド、前記サブタ
    ンクおよび前記メインタンクは、インク色別に複数のも
    ので構成されており、 前記複数のサブタンクにおける任意の1つの前記サブタ
    ンクの減液検出信号に基づいて全ての前記サブタンクに
    インク供給を開始し、前記サブタンク毎に満液検出信号
    に基づいてインク供給を停止することを特徴とする請求
    項1ないし5のいずれかに記載のインクジェット記録装
    置の制御方法。
  8. 【請求項8】 前記インクジェットヘッド、前記サブタ
    ンクおよび前記メインタンクは、インク色別に複数のも
    ので構成されており、 前記複数のサブタンクのいずれか1つでも満水検出信号
    がOFFとなったときに全ての前記サブタンクのインク
    供給を開始し、前記サブタンク毎に満液検出信号に基づ
    いてインク供給を停止することを特徴とする請求項1な
    いし5のいずれかに記載のインクジェット記録装置の制
    御方法。
  9. 【請求項9】 前記各サブタンクへのインク供給開始か
    ら満液検出までの実補給時間が、設定した予想補給時間
    を超えた場合に、エラー報知することを特徴とする請求
    項1ないし6のいずれかに記載のインクジェット記録装
    置の制御方法。
  10. 【請求項10】 前記エラー報知とともに、 前記加圧タンクの加圧源の駆動を停止し、前記加圧タン
    ク内を大気開放すると共に前記制御部で記憶している前
    記メインタンクのインク量に関する前記インク情報を前
    記メインタンクの記憶部に書き込むことを特徴とする請
    求項9に記載のインクジェット記録装置の制御方法。
  11. 【請求項11】 インク情報を記憶する記憶部を有し加
    圧タンクに交換可能に収容されたメインタンクと、イン
    クジェットヘッドに連なると共に前記加圧タンクにより
    前記メインタンクから加圧送液したインクを貯留するサ
    ブタンクと、前記加圧タンクと共に前記メインタンクを
    収容するタンク収容部とを備え、 前記サブタンクの満減液信号に基づいて、前記サブタン
    クの上流側に設けたバルブを開閉し前記メインタンクの
    インクを前記サブタンクに送液すると共に、前記制御部
    において前記インクジェットヘッドの駆動に基づくイン
    ク消費量、前記サブタンクへのインク補給回数及びメイ
    ンタンクのインク容量をインク情報として記憶するイン
    クジェット記録装置の制御方法において、 前記サブタンクへの送液開始時に、前記サブタンクのイ
    ンク消費量を前記メインタンクのインク消費量として加
    算して前記制御部に記憶すると共に、前記サブタンクの
    インク消費量をリセットすることを特徴とするインクジ
    ェット記録装置の制御方法。
  12. 【請求項12】 前記サブタンクへの送液開始時に、前
    記サブタンクのインク補給回数を加算カウントして前記
    制御部に記憶し、 かつ前記サブタンクの交換時には前記制御部に記憶して
    いる前記サブタンクのインク補給回数をリセットするこ
    とを特徴とする請求項11に記載のインクジェット記録
    装置の制御方法。
  13. 【請求項13】 装置の異常停止時、装置稼動時におけ
    る前記タンク収容部の扉体の開閉時、前記サブタンクへ
    の初期インク充填処理時および前記メインタンクのイン
    クエンド時に、前記メインタンクのインク消費量を前記
    メインタンクの記憶部に書き込むことを特徴とする請求
    項11または12に記載のインクジェット記録装置の制
    御方法。
  14. 【請求項14】 前記メインタンクのインクエンド時に
    は、前記インクタンクの容量を越える特定のインク量値
    を、前記メインタンクの記憶部に書き込むことを特徴と
    する請求項13に記載のインクジェット記録装置の制御
    方法。
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