JP3698799B2 - 撮像装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像技術に関し、たとえばプレゼンテーション、会議・研修、教育用などの画像表示システムとして、特に撮像機能に記憶機能を付加し、動画像および静止画像による画像信号の任意の選択による出力が可能とされる撮像装置に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、発明者が検討した技術として、プレゼンテーションなどに使用される画像表示システムにおいては、CCD(Charge Coupled Device )などの固体撮像素子を用いたCCDカメラの普及に伴い、このCCDカメラをシステムの撮像機構として用い、このCCDカメラからの画像信号をパーソナルコンピュータなどで処理し、テレビモニターなどに映像化して表示させる技術などが考えられる。
【0003】
このようなCCDカメラにおいて、たとえばテレビモニター上に映像をカラー表示させる場合には、CCDにより撮像対象を光学的に撮像し、このCCDで光信号を電気信号に変換した後、赤、緑、青によるRGB信号などにリアルタイムに信号処理し、このRGB信号がCCDカメラから外部に出力されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記のようなCCDカメラを用いた撮像技術においては、撮像対象とCCDとの位置関係が問題となることが考えられる。たとえば、撮像対象が正しいセット位置に対して上下・左右方向が逆にセットされた場合に、CCDは上下・左右が逆の対象を撮像することになり、この場合にはテレビモニターに上下・左右方向が逆になった映像が表示されることになる。
【0005】
また、前述のようなCCDカメラにおいては、CCDにより光信号を電気信号に変換した後、RGB信号などに信号処理して外部に出力するために、CCDカメラからの出力がCCDで撮像した対象を動画像としてリアルタイムに出力するか、または出力された信号をオフライン処理して静止画像として表示させることに制限されることになる。
【0006】
そこで、本発明の目的は、CCDなどの撮像機能に画像メモリなどの記憶機能を付加し、この記憶機能に撮像中の撮像対象、予め撮像した撮像対象を記憶させることで動画像および静止画像による画像信号が出力でき、特に画像の天地が逆になる場合に対応して記憶画像を電気的に180度回転させることができる撮像装置を提供することにある。
【0007】
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
【0009】
すなわち、本発明の撮像装置は、対象の撮像手段、この画像信号に基づいた静止画像信号の記憶手段、記憶手段の画像信号を180度回転させる画像回転処理手段、180度回転された画像信号の出力手段を有するものである。これにより、記憶手段を有することによって、動いている撮像対象を静止画像で表示させることができ、また撮像手段からの画像信号がブレるときに静止画像を出力することができ、さらに現在撮像している撮像対象に換えて過去に撮像した撮像対象をレビューすることができる。特に、画像回転処理手段を有することによって、画像の天地が逆になる場合に対応し、記憶画像を電気的に180度回転させることができる。
【0010】
また、前記画像回転処理手段は、記憶手段の画像信号を書き込み時とは逆の順で読み出す手段と、画像端をカットするために画像信号カウント値をずらす手段と、フィールドのラインインデックス信号の極性を切り換える手段とを有するものである。これにより、カラー表示のために、記憶画像の電気的な180度回転を簡単な構成で実現することができる。
【0011】
あるいは、前記画像回転処理手段は、記憶手段の画像信号を書き込み時とは逆の順で読み出す手段を有するものである。これにより、白黒表示のために、記憶画像の電気的な180度回転を簡単な構成で実現することができる。
【0012】
以上により、撮像機能に記憶機能を付加し、この記憶機能に撮像中の撮像対象、予め撮像した撮像対象を記憶させることで動画像および静止画像による画像信号が出力でき、特に画像表示を正しい方向でカラー表示、白黒表示させることによって汎用性の高い動画像および静止画像の表示を可能とすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0014】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1である画像表示システムを示す概略斜視図、図2は本実施の形態1の画像表示システムに用いられる撮像装置のCCDカメラを示す機能ブロック図、図3はCCDの画素構造を示す説明図、図4はCCD出力のメモリ内容を示す説明図、図5はメモリ内容を回転処理した状態を示す説明図、図6は最初の画素を無視したメモリ内容を示す説明図、図7は最初の画素を無視した信号処理内容を示す説明図、図8は画像回転走査順を示す説明図、図9はフィールドの線順次方向を示すタイミング図、図10は静止画像のみの出力における記憶部の要部を示す機能ブロック図である。
【0015】
まず、図1により本実施の形態1の画像表示システムの構成を説明する。
【0016】
本実施の形態1の画像表示システムは、たとえばプレゼンテーションなどに使用されるカラー表示によるビデオシステムとされ、対象1がセットされるテーブル2に、上下方向への移動、水平・垂直方向への回転が可能に結合され、テーブル2にセットされた対象1を光学的に撮像して画像信号として出力するCCDカメラ3による撮像装置4と、この撮像装置4に電気的に接続され、動画像および静止画像をカラー表示するテレビモニター5とから構成されている。
【0017】
なお、この撮像装置4においては、CCDカメラ3が上下方向への移動、水平・垂直方向への回転が可能となることから、テーブル2上にセットされた対象1の他に、撮像装置4の左右方向および上下方向などの周囲の対象も撮像できるようになっている。
【0018】
CCDカメラ3は、たとえば図2に示すように、対象1を光学的に撮像する撮像部6(撮像手段)と、この撮像部6に接続され、撮像による画像信号を記憶する記憶部7と、この記憶部7に接続され、記憶された画像信号を信号処理するCCD信号処理回路8(信号処理手段)と、記憶部7およびCCD信号処理回路8に接続され、タイミング、同期信号などの制御信号を発生する制御回路&ビデオ同期信号発生回路9とから構成され、CCD信号処理回路8に接続される出力端子10(出力手段)から表示画像信号が出力されるようになっている。
【0019】
撮像部6は、対象1を撮像するCCD11と、このCCD11に接続され、CCD11からの画像信号に基づいてサンプルホールド、ゲインコントロールなどの前段処理を行うアナログ処理回路12と、このアナログ処理回路12に接続され、アナログ処理回路12からのアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路13とから構成され、この撮像部6からのデジタル信号が記憶部7に出力される。なお、この撮像部6には、たとえば既成のCCD11やアナログ処理、A/D変換機能を有するICなどが用いられるが、これに限定されるものではない。
【0020】
記憶部7は、撮像部6のA/D変換回路13からのデジタル信号に基づいて静止画像信号を記憶する複数の画像メモリ14a〜14n(記憶手段)と、画像メモリ14a〜14nへの入力側に接続され、これらの画像メモリ14a〜14nへの静止画像信号の記憶を指示するスイッチ15a,15cと、動画処理切換用のスイッチ15bと、画像メモリ14a〜14nの出力側に接続され、これらの画像メモリ14a〜14nからの画像信号を任意に切り換えて出力させるスイッチ16a,16cと、動画処理切換用のスイッチ16bとから構成され、この記憶部7からの画像信号がCCD信号処理回路8に出力される。
【0021】
この記憶部7においては、画像メモリ14a〜14nのうち、たとえば画像メモリ14a,14bは動画像としてリアルタイムに出力するために用いられ、画像メモリ14c〜14nは予め記憶されている静止画像を出力するために用いられる。また、画像メモリ14d〜14n、スイッチ15c,16cの部分はメモリカード17としてCCDカメラ3に外付けされ、交換可能に着脱されるようになっている。
【0022】
CCD信号処理回路8では、記憶部7において任意に選択されたCCD11からの画像信号に基づいて連続的に出力される画像メモリ14a,14bからの表示画像信号、または画像メモリ14c〜14nからの静止画像信号が信号処理され、動画像または静止画像の表示ができるように出力端子10から出力される。なお、このCCD信号処理回路8には、たとえば既成のICによるデジタル信号処理プロセッサなどが用いられるが、これに限定されるものではない。
【0023】
また、このCCD信号処理回路8と、記憶部7の画像メモリ14a〜14nおよびスイッチ15b,16a〜16cを含めた部分とで画像回転処理機能を実現することができ、画像メモリ14a,14bの画像信号を180度回転させて動画像をリアルタイムに出力することができ、また画像メモリ14b〜14nの画像信号を180度回転させて静止画像を出力することが可能となっている。
【0024】
このために、CCD信号処理回路8には、画像メモリ14a〜14nの画像信号を書き込み時とは逆の順で読み出す手段と、カラー表示用に画像端をカットするために画像信号カウンタのカウント値をずらす手段、および第1フィールド/第2フィールドのラインインデックス信号の極性を切り換える手段とが含まれている。
【0025】
次に、本実施の形態1の作用について、動画像および静止画像の画像処理を順に説明する。
【0026】
まず、各スイッチの基本動作を説明する。動画像の場合、手動操作に応じスイッチ15a,16bはそれぞれ端子aに接続される。この状態で、スイッチ15b,16bは制御回路&ビデオ同期信号発生回路9に制御されて、1画面毎にシーソー状に自動切り換えされる。たとえば図2の状態では、スイッチ15bを介して画像メモリ14aに1画面分の画像データが書き込まれており、同時にスイッチ16bを介して画像メモリ14bから1画面分前のタイミングで書き込まれたデータが読み出されている。次のタイミングではスイッチ15bは端子bに、スイッチ16bは端子aに切り換えられ、今度は画像メモリ14aからデータが読み出されるとともに画像メモリ14bにデータが書き込まれる。以下これが繰り返され、1画面ずつのデータがCCD信号処理回路8に送られて動画像を得ることができる。
【0027】
静止画像を得るには、手動操作に応じスイッチ15aを端子aから切り離すと、画像メモリ14a,14bのデータの更新が行われなくなるので静止画となる。この場合、必要に応じ、スイッチ15b,16bの自動切り換えも停止する。また、手動操作に応じ1画面分の時間だけスイッチ15aを端子bに接続すると、画像メモリ14cにそのタイミングの静止画が記録される。同様に、手動操作に応じ1画面分の時間だけスイッチ15aを端子cに接続し、かつスイッチ15cを端子a〜nの任意の一つに接続すれば、画像メモリ14d〜14nの任意の一つに静止画が記録される。この操作を所望のタイミングで、所望の回数行えば、所望の数の静止画が記録できる。
【0028】
動画と静止画の切り換えは、スイッチ15a,16a,16bによって行う。まず、画像メモリ14a,14bのみを使用するときは、前述のようにスイッチ15a,15b,16bの操作で、動画と静止画の切り換えが行われる。この場合、スイッチ16aは端子aに接続されたままである。静止画が画像メモリ14cにあるときは、手動操作に応じスイッチ16aを端子aとbの間で切り換えることで、動画と静止画の切り換えが可能である。また、画像メモリ14d〜14nの静止画を読み出すには、手動操作に応じスイッチ16aを端子cに接続するとともに、スイッチ16cで端子a〜nのいずれかを選択する。
【0029】
なお、上記の説明では、各スイッチを機械スイッチとして説明したが、実際にはこれらは回路中の電気スイッチであり、手動切換指示部26からの指示に基づき、制御回路&ビデオ同期信号発生回路9からの制御によるタイミングで動作する。
【0030】
次に画像を回転させる場合とさせない場合について、それぞれ動画、静止画の場合に分けて説明する。
【0031】
(1).動画像による画像を180度回転して出力する場合
たとえば、本実施の形態1のようにCCDカメラ3が固定されている撮像装置4の場合、原稿などの対象1がテーブル2に逆にセットされたとき、このCCDカメラ3のCCD11で撮像された画像が逆方向になるので、テレビモニター5にカラー表示させる場合には、電気的に正常に戻すために画像回転を行う必要がある。
【0032】
そこで、本実施の形態1においては、CCD11が図3のような構造の場合、このCCD11の出力は図4のように画像メモリ14a,14bに記憶される。そして、画像メモリ14a,14bに1画面が記憶された後、この画像メモリ14a,14bからの読み出しは図5に示すように上下・左右を逆にして行う。なお、図中において、Cyはシアン色画素、Yeは黄色画素、Gは緑色画素、Mgはマゼンタ色画素である。
【0033】
すなわち、画像メモリ14a,14bへの書き込みは、図3のCCD11の画素に説明上付与されている番号順に上左端から右方向かつ下方向にリアルタイムに行い、この書き込み後に上下・左右を逆にした後、画像メモリ14a,14bからの読み出しは、図3とは逆に図5のCCD11の画素に説明上付与されている番号順に下右端から左方向かつ上方向にリアルタイムに行う。
【0034】
なお、この画像メモリ14a,14bへの書き込み、画像メモリ14a,14bからの読み出しは、たとえば画像メモリ14aに書き込みが行われているときには画像メモリ14bに既に書き込まれているデータの読み出しが行われ、逆に画像メモリ14bに書き込みが行われているときには画像メモリ14aに既に書き込まれているデータの読み出しが行われ、画像メモリ14aまたは画像メモリ14bで交互に書き込みまたは読み出しがスイッチ15b,16bの交互反転により同時に行われる。
【0035】
この場合、A1ラインは[Ye+Mg][Cy+G][Ye+Mg][Cy+G]となる。ここで、たとえば既成のICなどを使用する場合を考えると、図4のA1ラインと異なるため、この状態では既成のICなどが使用できない。
【0036】
そこで、既成のICが使用できるようにするために、たとえば画像メモリ14a,14bの読み出しは図6のように1画素を無視すれば、A1ラインは[Cy+G][Ye+Mg][Cy+G][無視]となり、図4のA1ラインと同じにすることができる。この場合は、メモリの内容が図7のようになり、また画像回転時の走査順は図8のようになる。
【0037】
ただし、CCD11において、最後の1画素は無駄となるが、これはテレビモニター5の表示画面からは見えないので無視できる。また、ブランキングパルスでテレビモニター5の表示画面上には表示しないようにすることもできる。
【0038】
なお、図6ではCCD11の最初の画素を無視しているが、たとえば1画素前の値から読み出しても同じ結果を得ることができる。その場合、A1〜A3ライン、B1〜B3ラインの最初の画素が、テレビモニター5の表示画面上において無視できる[無視]となる。
【0039】
また、本実施の形態1においては、使用したCCD11の構造によりCCD11の出力信号であるクロマ(色差)信号は線順次でR−Y、−(B−Y)が交互に取り出す方法で行われる。
【0040】
また、画像信号の1フレームはOdd FieldとEven Fieldからなり、図3で示すようにOdd FieldはA1,A2,A3ラインで、Even FieldはB1,B2,B3ラインである。図5では、Odd FieldはB1,B2,B3ラインで、Even FieldはA1,A2,A3ラインとなっている。
【0041】
これは、全体がOdd Fieldの処理のタイミングのとき、画像メモリ14a,14bのメモリ内容はEvenデータがCCD信号処理回路8に出力されているからである。そのため、フィールド毎にラインインデックス信号の極性を切り換える。
【0042】
すなわち、Odd FieldとEven Fieldでは図9のように線順次方向が異なり、フィールド信号FLDがOdd Fieldの区間において、ラインインデックス信号IDの始まりはHighレベルであり、HighレベルとLowレベルで交互にA1ライン、A2ライン、A3ライン、A4ライン、・・・が順に処理される。
【0043】
一方、フィールド信号FLDがEven Fieldの区間においては、ラインインデックス信号IDの始まりはLowレベルであり、LowレベルとHighレベルで交互にB1ライン、B2ライン、B3ライン、B4ライン、・・・が順に処理される。
【0044】
なお、図9においては、Odd FieldとEven Field内のラインインデックス信号IDパルスの関係を示す。またVDは垂直基準パルス、XSGはCCD電荷読入パルスの各信号である。
【0045】
上記の内容により、記憶部7の画像メモリ14a,14bをフレームメモリ構成とした場合、ラインインデックス信号IDの極性切換信号を、Odd Field、Even Fieldのフィールドにより極性を切り換えることで動画像の180度の回転処理を行うことができ、これによって動画像を180度回転させてリアルタイムに出力することができる。
【0046】
(2).動画像による画像をそのままの状態で出力する場合
たとえば、原稿などの対象1がテーブル2に正しくセットされたとき、このCCDカメラ3のCCD11で撮像された画像が正方向になるので、画像メモリ14a,14bに1画面が記憶された後、この画像メモリ14a,14bからの読み出しは書き込みと同じ方向に行うことで、テレビモニター5に正しい画像をカラー表示させることができる。
【0047】
すなわち、ラインインデックス信号IDの極性を切り換えることなく、画像メモリ14a,14bへの書き込みは、たとえば図3のCCD11の画素に付与されている番号順に上左端から右方向かつ下方向にリアルタイムに行い、また画像メモリ14a,14bからの読み出しも、図3と同様にCCD11の画素に付与されている番号順に上左端から右方向かつ下方向にリアルタイムに行う。これにより、動画像をそのままの状態でリアルタイムに出力することができる。
【0048】
(3).静止画像による画像を180度回転して出力する場合
たとえば、予めテーブル2に逆にセットされた原稿などの対象1が撮像され、この逆方向の静止画像が画像メモリ14cに記憶されている場合には、テレビモニター5に静止画像が逆方向にカラー表示されるので、電気的に正常に戻すために画像回転を行う必要がある。なお、このような静止画像は画像メモリ14cに限らず、交換可能に着脱されるメモリカード17の画像メモリ14d〜14nにも記憶することができ、この場合には画像メモリ14c〜14nに記憶された任意の静止画像を選択して表示させることができる。
【0049】
そこで、このように画像メモリ14c〜14nに予め逆方向で書き込まれている静止画像についても、前記(1) と同様にラインインデックス信号IDの極性を切り換えることで、画像メモリ14c〜14nからの読み出しは、たとえば図3のCCD11の画素に付与されている番号順に上左端から右方向かつ下方向に画像メモリ14c〜14nへの書き込みが行われた場合には、図3とは逆に図5のCCD11の画素に付与されている番号順に下右端から左方向かつ上方向に行うことで、静止画像を180度回転させて出力することができる。
【0050】
(4).静止画像による画像をそのままの状態で出力する場合
たとえば、予めテーブル2に正しくセットされた原稿などの対象1が撮像され、この正方向の静止画像が画像メモリ14cに記憶されている場合には、この画像メモリ14cからの読み出しは書き込みと同じ方向に行うことで、テレビモニター5に正しくカラー表示させることができる。なお、このような静止画像はメモリカード17の画像メモリ14d〜14nにも記憶することができ、任意に静止画像を選択して表示させることが可能となる。
【0051】
すなわち、前記(2) と同様にラインインデックス信号IDの極性を切り換えることなく、画像メモリ14c〜14nからの読み出しは、たとえば図3のCCD11の画素に付与されている番号順に上左端から右方向かつ下方向に画像メモリ14c〜14nへの書き込みが行われた場合には、図3と同様にCCD11の画素に付与されている番号順に上左端から右方向かつ下方向に行うことで、静止画像をそのままの状態で出力することができる。
【0052】
従って、本実施の形態1の画像表示システムによれば、撮像装置4のCCDカメラ3が撮像部6、記憶部7およびCCD信号処理回路8などから構成されることにより、動いている対象1の画像を記憶部7の画像メモリ14a,14bにリアルタイムに交互に書き込んだ直後に読み出すことで動画像をカラー表示させることができる上に、画像メモリ14c〜14nに書き込んだ後に読み出すことで静止画像でカラー表示させることができ、さらに撮像部6からの画像信号がブレるときにも静止画像をカラー表示させることができる。
【0053】
また、画像メモリ14a,14bによる現在撮像している対象1に換えて、予め撮像した対象1を画像メモリ14cに記憶しておくことで、過去に撮像した対象1をカラー表示させてレビューすることができ、さらに着脱交換可能なメモリカード17の画像メモリ14d〜14nにも撮像した対象1を記憶しておくことができるので、過去に撮像した複数の対象1を任意に選択してレビューすることができる。
【0054】
さらに、動画像または静止画像をカラー表示させる場合に、画像メモリ14a〜14nに記憶された画像をCCD信号処理回路8などによる画像回転処理機能を用いて電気的に180度回転させることができるので、画像の天地が逆になる場合にも対応することができ、特にCCD信号処理回路8に画像信号のカウント値をずらす手段、ラインインデックス信号の極性切換手段などが含まれることで、カラー表示のために、記憶画像の電気的な180度回転を簡単な構成で実現することができる。
【0055】
また、記憶部7の容量の面においては、撮像部6とCCD信号処理回路8との間に記憶部7が接続されることで、従来のようにCCD信号処理回路8の後に記憶手段(RGBの各メモリまたは色差YUVの各メモリ)を設けて表示画像信号を記憶する場合に較べて、少ない容量の記憶手段で同一情報量の静止画像信号を記憶することができる。
【0056】
なお、本実施の形態1において、静止画像だけの回転や静止画像の出力のみの場合には、リアルタイム出力用の画像メモリ14a,14bは不要となり、従って図10に示すように、少なくとも画像メモリ14cによる1回路の記憶手段を記憶部7に設けることによって対応が可能となる。
【0057】
(実施の形態2)
図11は本発明の実施の形態2である画像処理システムに用いられる撮像装置のCCDカメラの要部を示す機能ブロック図、図12および図13は撮像装置からの出力による表示画面の概略を示す説明図である。
【0058】
本実施の形態2の画像表示システムは、前記実施の形態1と同様にプレゼンテーションなどに使用されるカラー表示によるビデオシステムとされ、前記実施の形態1との相違点は、撮像装置において、対象を光学的に撮像して画像信号として出力するCCDカメラの記憶部の構成が異なり、テレビモニターの表示画面を多画面に分割して複数の画像をカラー表示できるようにする点である。
【0059】
すなわち、本実施の形態の撮像装置におけるCCDカメラ18の記憶部19は、たとえば図11に示すように、撮像部20(撮像手段)からのデジタル信号に基づいて画像信号を記憶する画像メモリ21a〜21d(記憶手段)と、これらの画像メモリ21a〜21dへの画像信号の記憶を指示するスイッチ22aと、これらの画像メモリ21a〜21dからの画像信号、または撮像部20からの画像信号を任意に切り換えて出力させるスイッチ23a〜23eとから構成されている。
【0060】
本実施の形態2におけるCCDカメラ18では、図11のように構成される記憶部19において、画像信号の記憶を指示するスイッチ22aの切り換えにより、それぞれの画像メモリ21a〜21dに撮像部20から画像信号が記憶され、さらに画像信号の出力を切り換えるスイッチ23a〜23eにより、それぞれの画像メモリ21a〜21dに記憶された画像信号が静止画像として出力され、また動画像は画像メモリ21a〜21dを通ることなく、直接、撮像部20から出力される。
【0061】
よって、本実施の形態2においては、記憶部19において任意に選択されたCCDからの画像信号に基づいて連続的に出力される表示画像信号と、画像メモリ21a〜21dからの静止画像信号とを任意に選択するとともに、これらをCCD信号処理回路24(複数画面合成手段)により合成して、動画像または静止画像のみの表示の他に、動画像と静止画像または静止画像同士を多画面に分割してカラー表示できるようになっている。
【0062】
たとえば、画像メモリ21aに1画面(画面1:メモリ画面またはスルー画面)を記憶する場合には、スイッチ22aを端子aにする。そして、テレビモニター25は、スイッチ23bを端子b、スイッチ23aを端子aにすることで動画像となり、また静止画像の場合はスイッチ23bを端子aにすればよい。同様に、画像メモリ21bへの1画面(画面2)の記憶はスイッチ22aを端子bにして行い、スイッチ23cを端子b、スイッチ23aを端子bにすることで動画像、スイッチ23cを端子aにすることで静止画像をテレビモニター25に表示することができる。
【0063】
以上のことから、たとえば画面1と画面2を比較したい場合、画面1を静止画像、画面2を動画像としたい場合、またはその逆の画像としたい場合などに、スイッチ22a,23a〜23cを切り換えることによってテレビモニター25の表示画面を、たとえば図12(a) に示すように上下方向を画面1と画面2に2分割したり、図12(b) に示すように左右方向を画面1と画面2に2分割して、動画像および静止画像を任意に選択してカラー表示させることができる。
【0064】
この場合のスイッチ22a,23a〜23cの切り換えについては、T1の時間にスイッチ22aを端子a、スイッチ23aを端子aとすれば画面1が表示され、スイッチ23bは動画像と静止画像の切り換えのために用いられ、またT2の時間にスイッチ22aを端子b、スイッチ23aを端子bとすれば画面2が表示され、スイッチ23cは動画像と静止画像の切り換えのために用いられる。
【0065】
なお、この場合のT1とT2の時間は任意に可変することができ、たとえばテレビモニター25の表示画面の走査が16msecの場合には、T1=T2=8msecとすることによって均等に2分割することができ、またT1>T2とすることによって画面1を大きく、逆にT1<T2とした場合には画面2を大きくすることができる。
【0066】
また、画像メモリ21aだけの場合にも、たとえば画面1に静止画像、画面2に画面1の動画像を表示させたり、その逆に画面1に動画像、画面2に画面1の静止画像をカラー表示させることができる。また、画像メモリ21bだけの場合にも同様である。
【0067】
さらに、記憶部19の全ての画像メモリ21a〜21dを使用することで、たとえば図13に示すように、テレビモニター25の表示画面を上下方向、左右方向をT1〜T4の時間でそれぞれ2分割して画面1〜4の4画面にすることで、これらの画面にそれぞれ動画像、静止画像を任意に選択してカラー表示させることができる。この場合にも、T1〜T4は任意に可変して、画面の大きさを変えることができる。
【0068】
従って、本実施の形態2の画像表示システムによれば、テレビモニター25の表示画面を多画面に分割して複数の画像をカラー表示することにより、前記実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、特に撮像部20からの画像信号、画像メモリ21a〜21dからの静止画像信号を選択して合成することで、過去に撮像した対象を現在撮像している対象と同時に比較することができ、また画像メモリ21a〜21dからの静止画像信号の選択によって、過去に撮像した対象同士を同時に比較することもできる。
【0069】
以上、本発明者によってなされた発明を発明の実施の形態1,2に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0070】
たとえば、前記実施の形態の画像表示システムについては、テレビモニターに動画像および静止画像をカラー表示させる場合について説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、白黒表示によって動画像および静止画像を表示させることもでき、この場合には画像回転処理手段を構成するCCD信号処理回路に、記憶手段の画像信号を書き込み時とは逆の順で読み出す手段のみを有することで可能となる。
【0071】
また、撮像装置に外付けされて交換可能に着脱される記憶手段は、画像メモリなどを含むメモリカードの他に、たとえばDVDなどの他の記憶媒体を用いることも可能である。
【0072】
さらに、撮像部からの画像信号、画像メモリからの静止画像信号を任意に選択して合成する場合には、前記実施の形態2のようにテレビモニターを多画面に分割して複数の画像を表示させる場合に代えて、たとえば複数の選択された画像信号を重ね合わせて1画面として表示させることも可能である。
【0073】
また、前記実施の形態の画像表示システムは、プレゼンテーションに使用する場合の他に、会議・研修、教育用などの他のビデオシステムとしても広く適用可能であることはいうまでもない。
【0074】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
【0075】
(1).撮像手段に記憶手段を付加することで、動いている撮像対象の静止画像での表示、撮像手段からの画像信号がブレるときの静止画像の出力、さらに現在撮像している撮像対象に換えて過去に撮像した撮像対象のレビューが可能となる。
【0076】
(2).特に記憶手段の画像信号を180度回転させる画像回転処理手段を付加することで、画像の天地が逆になる場合に対応し、記憶画像を電気的に180度回転させることが可能となる。
【0077】
(3).記憶手段の画像信号を書き込み時とは逆の順で読み出し、画像信号のカウント値をずらして画像端をカットし、さらに第1フィールド/第2フィールドのラインインデックス信号の極性を切り換えることで、カラー表示のために、記憶画像の電気的な180度回転を簡単な構成で実現することが可能となる。
【0078】
(4).単に記憶手段の画像信号を書き込み時とは逆の順で読み出すことで、白黒表示のために、記憶画像の電気的な180度回転を簡単な構成で実現することが可能となる。
【0079】
(5).前記(1) 〜(4) により、プレゼンテーション、会議・研修、教育用などの画像表示システムの撮像装置において、撮像機能に記憶機能を付加し、この記憶機能に撮像中の撮像対象、予め撮像した撮像対象を記憶させることで動画像および静止画像による画像信号が出力でき、特に画像表示を正しい方向でカラー表示、白黒表示させることによって汎用性の高い動画像および静止画像の表示を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1である画像表示システムを示す概略斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態1の画像表示システムに用いられる撮像装置のCCDカメラを示す機能ブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態1におけるCCDの画素構造を示す説明図である。
【図4】本発明の実施の形態1におけるCCD出力のメモリ内容を示す説明図である。
【図5】本発明の実施の形態1におけるメモリ内容を回転処理した状態を示す説明図である。
【図6】本発明の実施の形態1において、最初の画素を無視したメモリ内容を示す説明図である。
【図7】本発明の実施の形態1において、最初の画素を無視した信号処理内容を示す説明図である。
【図8】本発明の実施の形態1において、画像回転走査順を示す説明図である。
【図9】本発明の実施の形態1において、フィールドの線順次方向を示すタイミング図である。
【図10】本発明の実施の形態1において、静止画像のみの出力における記憶部の要部を示す機能ブロック図である。
【図11】本発明の実施の形態2である画像処理システムに用いられる撮像装置のCCDカメラの要部を示す機能ブロック図である。
【図12】本発明の実施の形態2において、撮像装置からの出力による表示画面の概略を示す説明図である。
【図13】本発明の実施の形態2において、撮像装置からの出力による表示画面の概略を示す説明図である。
【符号の説明】
1 対象
2 テーブル
3,18 CCDカメラ
4 撮像装置
5,25 テレビモニター
6,20 撮像部(撮像手段)
7,19 記憶部
8,24 CCD信号処理回路(信号処理手段,複数画面合成手段)
9 制御回路&ビデオ同期信号発生回路
10 出力端子(出力手段)
11 CCD
12 アナログ処理回路
13 A/D変換回路
14a〜14n,21a〜21d 画像メモリ(記憶手段)
15a,15c,22a スイッチ
15b スイッチ
16a,16c,23a〜23e スイッチ
16b スイッチ
17 メモリカード
26 手動切換指示部
Claims (1)
- 対象を撮像する撮像手段と、前記撮像手段からの画像信号に基づいて静止画像信号を記憶する記憶手段と、前記記憶手段の画像信号を180度回転させる画像回転処理手段と、前記画像回転処理手段により180度回転された画像信号を出力する出力手段とを有し、
前記画像回転処理手段は、前記記憶手段の画像信号を書き込み時とは逆の順で読み出す手段と、画像端をカットするために画像信号カウンタのカウント値をずらす手段と、第1フィールド/第2フィールドのラインインデックス信号の極性を切り換える手段とを有することを特徴とする撮像装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06226096A JP3698799B2 (ja) | 1996-03-19 | 1996-03-19 | 撮像装置 |
KR1019960077977A KR100240165B1 (ko) | 1996-01-31 | 1996-12-30 | 촬상 장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06226096A JP3698799B2 (ja) | 1996-03-19 | 1996-03-19 | 撮像装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8015554A Division JPH09214838A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 撮像装置およびそれを用いた画像表示システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09214823A JPH09214823A (ja) | 1997-08-15 |
JP3698799B2 true JP3698799B2 (ja) | 2005-09-21 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP06226096A Expired - Fee Related JP3698799B2 (ja) | 1996-01-31 | 1996-03-19 | 撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3698799B2 (ja) |
-
1996
- 1996-03-19 JP JP06226096A patent/JP3698799B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH09214823A (ja) | 1997-08-15 |
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