JP3251052B2 - 縦横変換回路 - Google Patents

縦横変換回路

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JP3251052B2
JP3251052B2 JP13399492A JP13399492A JP3251052B2 JP 3251052 B2 JP3251052 B2 JP 3251052B2 JP 13399492 A JP13399492 A JP 13399492A JP 13399492 A JP13399492 A JP 13399492A JP 3251052 B2 JP3251052 B2 JP 3251052B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、メモリを使用して画
像の縦横を変換する回路に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラを使用することにより、動
画の他に静止画の撮像も可能である。しかし、ビデオカ
メラの解像度はフォトカメラ(フィルムカメラ)の解像
度に比較して低く、ビデオカメラと共にフォトカメラの
使用を希望することも多い。例えば、ビデオカメラにフ
ォトカメラを固定し、ビデオカメラで動画を撮像しなが
ら、フォトカメラによって写真撮影をすることが考えら
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようにビデオカメ
ラにフォトカメラを固定して使用する際、横長で写真を
撮るときは(図19Cに図示)、ビューファインダに表
示される画像は横長となり(同図Aに図示)、ビデオカ
メラからのテレビ信号が供給されるテレビモニタに表示
される画像も横長となる(同図Bに図示)。
【0004】一方、縦長で写真を撮るときは(図20C
に図示)、ビューファインダに表示される画像は縦長と
なるが(同図Aに図示)、テレビモニタに表示される画
像は横向きとなって(同図Bに図示)、非常に見苦しい
ものとなる。
【0005】そこで、この発明では、ビデオカメラで縦
長で撮像しても、テレビモニタに表示される画像が横向
きとなるのを防止することを目的とする。また、この発
明では、少ないメモリ容量でもって縦横変換処理をする
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、ビデオ信号
を画面単位で記憶するメモリと、このメモリに対する書
き込み読み出しの方向を制御して画像の縦横を変換する
制御手段とを備えるものである。そして、メモリを複数
のメモリ部で構成し、一のメモリ部にビデオ信号を書き
込むと同時に他のメモリ部よりビデオ信号を読み出すよ
うに制御するものである。
【0007】
【作用】メモリを構成する複数のメモリ部より読み出さ
れるビデオ信号は、画像の縦横が変換されたものとな
る。そのため、例えばビデオカメラの出力側に付加する
ことにより、縦長で撮像してもテレビモニタの表示画像
が横向きとなることはない。
【0008】また、メモリを複数のメモリ部で構成し、
一のメモリ部にビデオ信号を書き込むと同時に他のメモ
リ部よりビデオ信号を読み出すように制御するため、1
画面分(1フィールド分または1フレーム分)のメモリ
容量で充分となり、少ないメモリ容量で画像の縦横変換
処理が可能となる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照しながら、この発明の一実
施例について説明する。本例は、ビデオカメラとフォト
カメラとを一体的に形成したものである。
【0010】図1は全体構成を示す斜視図である。同図
において、1はキャビネットである。図示せずも、キャ
ビネット1内には、撮像素子、信号処理回路等からなる
ビデオカメラ部と、フィルム装填機構、フィルム駆動機
構等からなるフォトカメラ部とが内蔵される。
【0011】2はビデオカメラ部の撮像レンズであり、
3はフォトカメラ部の撮像レンズである。つまり、ビデ
オカメラ部とフォトカメラ部の光学系は別個に構成され
る。撮像レンズ2として、焦点距離fが7mm〜42m
mの6倍ズームレンズが使用される。一方、撮像レンズ
3として、焦点距離fが55mmの固定焦点レンズが使
用される。
【0012】また、本例ではキャビネット1内には、小
型CRTよりなる電子ビューファインダが設けられ、C
RTには撮像レンズ2を介してビデオカメラ部で撮像さ
れる画面が表示される。4はアイカップである。なお、
撮像レンズ3を介してフォトカメラ部で撮像される画面
を直接確認するファインダーは設けられていない。
【0013】また、5T,5Wは、それぞれTELE方
向、WIDE方向にズーム操作をするズーム操作釦であ
る。6はビデオカメラ部より出力されるビデオ信号のV
TRへの録画操作をする録画釦、7はフォトカメラ部の
シャッター釦である。さらに、8はフィルム巻戻し操作
釦である。
【0014】図2は、ビデオカメラ部の構成を示すブロ
ック図である。被写体からの像光は撮像レンズ2および
アイリス11を介して補色市松方式の色フィルタを有す
る単板式のCCD固体撮像素子12に供給される。
【0015】撮像レンズ2のズーム倍率の調整はズーム
ドライバ41によって行なわれる。図7は、ズームドラ
イバ41の具体構成を示すものである。同図において、
411は撮像レンズ2を構成するレンズであり、ズーム
倍率を調整するためのものである。このレンズ411の
位置を回転駆動でもって前後に移動させることにより、
ズーム倍率が調整される。例えば、T側に回転させるこ
とでTELE方向に調整され、一方W側に回転させるこ
とでWIDE方向に調整される。
【0016】このレンズ411の回転駆動はDCモータ
412によって行なわれる。このモータ412の一端お
よび他端は、それぞれズームドライバ部413の出力端
子q1,q2に接続される。ズームドライバ部413の
入力端子p1,p2は、それぞれズーム操作スイッチ4
2のT側、W側の固定端子に接続される。
【0017】この場合、端子p1にハイレベル「H」の
信号が供給されるときは、端子q1から端子q2の方向
でもってモータ412に電流が流れ(実線図示)、レン
ズ411はT方向に回転駆動される。逆に、端子p2に
ハイレベル「H」の信号が供給されるときは、端子q2
から端子q1の方向でもってモータ412に電流が流れ
(破線図示)、レンズ411はW方向に回転駆動され
る。なお、端子p1,p2のいずれにもハイレベル
「H」の信号が供給されないときは、モータ412に電
流が流れることがなく、レンズ411はいずれの方向に
も回転駆動されず、その位置が保持される。
【0018】ズーム操作スイッチ42の可動端子は電源
端子に接続される。上述したキャビネットの操作釦5
T,5Wを押圧するとき、ズーム操作スイッチ42はそ
れぞれT側、W側に接続される。ズーム操作スイッチ4
2がT側、W側に接続されるとき、それぞれズームドラ
イバ部413の端子p1,p2にハイレベル「H」の信
号が供給され、TELE方向、WIDE方向にズーム調
整が行なわれる。
【0019】図3は、撮像素子12のカラーコーディン
グ模式図である。同図に示すように、フィールド読み出
しが行なわれる。AフィールドではA1,A2のような
ペアで電荷が混合され、BフィールドではB1,B2の
ようなペアで電荷が混合される。そして、水平シフトレ
ジスタHregより、AフィールドではA1,A2,・
・・の順に、BフィールドではB1,B2,・・・の順
に電荷が出力される。
【0020】ここで、電荷の順番a,b,・・・は、図
4に示すように、A1ラインにおいては、(Cy+
G),(Ye+Mg),・・・となり、A2ラインにお
いては、(Cy+Mg),(Ye+G),・・・とな
り、B1ラインにおいては、(G+Cy),(Mg+Y
e),・・・となり、B2ラインにおいては、(Mg+
Cy),(G+Ye),・・・となる。
【0021】撮像素子12の出力信号は信号分離用のC
DS回路(相関二重サンプリング回路)13に供給され
る。このCDS回路13を使用することにより、周知の
ようにリセット雑音を低減することができる。
【0022】撮像素子12およびCDS回路13で必要
なタイミングパルスは、タイミング発生器14より供給
される。タイミング発生器14には、発振器15より8
fsc(fscは色副搬送波周波数)の基準クロックCK0
が供給されると共に、同期発生器16より水平、垂直の
同期信号HD,VDが供給される。一方、同期発生器1
6にはタイミング発生器14より4fscのクロックCK
1が供給される。
【0023】CDS回路13より出力される撮像信号は
レベル検出回路17に供給され、この検出回路17の出
力信号がアイリスドライバ18に供給される。そして、
アイリスドライバ18でアイリス11の絞りが自動的に
制御される。
【0024】ここで、CDS回路13より出力される撮
像信号より輝度信号Yとクロマ信号(色差信号)を得る
ための処理について説明する。
【0025】輝度信号Yに関しては、隣どうしの信号を
加算処理して求められる。図4において、a+b,b+
c,c+d,d+e,・・・の加算信号が順に形成され
る。
【0026】例えば、A1ラインでは、次式のように近
似される。ここで、Cy=B+G,Ye=R+G,Mg
=B+Rである。
【0027】 Y={(Cy+G)+(Ye+Mg))}×1/2 =(2B+3G+2R)×1/2 また、A2ラインでは、次式のように近似される。
【0028】 Y={(Cy+Mg)+(Ye+G))}×1/2 =(2B+3G+2R)×1/2 Aフィールドのその他のライン、Bフィールドのライン
についても同様に近似される。
【0029】クロマ信号に関しては、隣どうしの信号を
減算処理して求められる。
【0030】例えば、A1ラインでは、次式のように近
似される。
【0031】 R−Y=(Ye+Mg)−(Cy+G) =(2R−G) また、A2ラインでは、次式のように近似される。
【0032】 −(B−Y)=(Ye+G)−(Cy−Mg) =−(2B−G) Aフィールドのその他のライン、Bフィールドのライン
についても、同様にして赤色差信号R−Yおよび青色差
信号−(B−Y)が線順次に交互に得られる。
【0033】図2に戻って、CDS回路13より出力さ
れる撮像信号は、AGC回路19を介して輝度処理部を
構成するローパスフィルタ20に供給される。ローパス
フィルタ20では、隣どうしの信号の加算処理(平均
化)が行なわれる。そのため、このローパスフィルタ2
0からは、輝度信号Yが出力される。
【0034】また、AGC回路19より出力される撮像
信号は、クロマ処理部を構成するサンプルホールド回路
21,22に供給される。サンプルホールド回路21,
22には、タイミング発生器14よりサンプリングパル
スSHP1,SHP2(図5、図6のE,Fに図示)が
供給される。なお、図5AはA1ラインの信号、図6A
はA2ラインの信号を示している。
【0035】サンプルホールド回路21からは、(Cy
+G)または(Cy+Mg)の連続した信号S1が出力
されて減算器23に供給される(図5B,図6Bに図
示)。サンプルホールド回路22からは、(Ye+M
g)または(Ye+G)の連続した信号S2が出力され
て減算器23に供給される(図5C,図6Cに図示)。
【0036】減算器23では信号S2より信号S1が減
算される。そのため、この減算器23からは、それぞれ
赤色差信号R−Y,青色差信号−(B−Y)が線順次に
交互に出力される(図5D,図6Dに図示)。
【0037】減算器23より出力される色差信号は、直
接切換スイッチ24のb側の固定端子および切換スイッ
チ25のa側の固定端子に供給されると共に、1水平期
間の遅延時間を有する遅延回路26を介して切換スイッ
チ24のa側の固定端子および切換スイッチ25のb側
の固定端子に供給される。
【0038】切換スイッチ24,25の切り換えは、コ
ントローラ27によって制御される。すなわち、減算器
23より赤色差信号R−Yが出力される1水平期間はb
側に接続され、一方青色差信号−(B−Y)が出力され
る1水平期間はa側に接続される。なお、コントローラ
27には、同期発生器16より同期信号HD,VDが基
準同期信号として供給されると共に、タイミング発生器
14よりクロックCK1が供給される。
【0039】上述のように切換スイッチ24,25は切
り換えられるため、切換スイッチ24からは各水平期間
で赤色差信号R−Yが出力され、切換スイッチ25から
は各水平期間で青色差信号−(B−Y)が出力される。
【0040】ローパスフィルタ20より出力される輝度
信号Yと、切換スイッチ24,25より出力される色差
信号(R−Y),−(B−Y)はエンコーダ28に供給
される。このエンコーダ28には同期発生器16より複
合同期信号SYNC、ブランキング信号BLK、バース
トフラグ信号BFおよび色副搬送波信号SCが供給され
る。
【0041】エンコーダ28では、周知のように輝度信
号Yに関しては同期信号SYNCが付加され、色差信号
に関しては直角2相変調されて搬送色信号Cが形成され
ると共に、カラーバースト信号が付加される。そして、
これら輝度信号Yと搬送色信号Cとが加算されて、例え
ばNTSC方式のカラービデオ信号SCVが形成され
る。
【0042】エンコーダ28より出力されるカラービデ
オ信号SCVは、直接切換スイッチ31のa側の固定端
子に供給されると共に、縦横変換回路32を介して切換
スイッチ31のb側の固定端子に供給される。そして、
切換スイッチ31の出力信号が出力端子29に導出され
る。
【0043】切換スイッチ31および縦横変換回路32
にはコントローラ27より制御信号SIが供給され、切
換スイッチ31の切り換えおよび縦横変換回路32の動
作が制御される。すなわち、コントローラ27に接続さ
れる変換設定スイッチ33がオフのとき、切換スイッチ
31はa側に接続されると共に、縦横変換回路32は非
動作状態となる。一方、設定スイッチ33がオンのと
き、切換スイッチ31はb側に接続されると共に、縦横
変換回路32は動作状態となる。
【0044】そのため、出力端子29には、設定スイッ
チ33がオフのときはエンコーダ28からのカラービデ
オ信号SCVがそのまま導出され、一方、設定スイッチ
33がオンのときは縦横変換回路32からの画像の縦横
が変換されたカラービデオ信号SCV′が導出される。
【0045】また、エンコーダ28からは白黒ビデオ信
号SV(同期信号SYNCが付加された輝度信号Y)が
出力され、この白黒ビデオ信号SVは電子ビューファイ
ンダ30に供給され、小型CRTに撮像画面が表示され
る。
【0046】次に、縦横変換回路32の詳細を説明す
る。この変換回路32では、図8Aに示すような画像
が、同図Bに示すような画像に変換される。この場合、
変換後の画像は、変換前の画像の全てを含んだものとさ
れる。
【0047】このような変換をするために、以下のよう
な処理が行なわれる。
【0048】図9に示すように、有効画面100が水平
方向に480クロック分、垂直方向に240ライン/フ
ィールドに分割される。つまり、奇数フィールドのビデ
オ信号より有効画面100を構成するa11,a12,・・
・,anm,・・・,a240,480の480×240の画素
信号が順次サンプリングされると共に、偶数フィールド
のビデオ信号より有効画面100を構成するb11,b1
2,・・・,bnm,・・・,b240,480の480×240
の画素信号が順次サンプリングされる。
【0049】そして、奇数フィールドではa11〜a240,
480の画素信号がメモリに書き込まれ、偶数フィールド
ではb11〜b240,480の画像信号がメモリに書き込まれ
る。
【0050】なお、有効画面比が83.3%とすると、
1水平期間における書き込みクロックWCLKは、48
0/0.833≒576個となる。図9において、Tは
クロック周期である。
【0051】縦横変換をするには、有効画面100の垂
直方向が240ライン/フィールドフレームであるの
で、水平方向の480クロック分から奇数フィールドお
よび偶数フィールドのそれぞれ240ラインが形成され
る。ここで、図10Aに示すように画面上で縦横の長さ
が等しくなる6クロック分×4ライン/フィールドの正
方形ブロックを考える。
【0052】縦横変換に際して、偶数フィールドのビデ
オ信号の出力時においては第1、第3および第5のクロ
ックに対応する奇数、偶数フィールドの第1〜第4ライ
ンの画素信号[a41,b41,・・・,a11,b11]、
[a43,b43,・・・,a13,b13]および[a45,b
45,・・・,a15,b15]が読み出されて、それぞれ第
1、第2および第3ラインの信号とされると共に、奇数
フィールドのビデオ信号の出力時においては第2、第4
および第6のクロックに対応する奇数、偶数フィールド
の第1〜第4ラインの画素信号[a42,b42,・・・,
a12,b12]、[a44,b44,・・・,a14,b14]お
よび[a46,b46,・・・,a16,b16]が読み出され
て、それぞれ第1、第2および第3ラインの信号とされ
る。これにより8クロック分×3ライン/フィールドの
正方形ブロックが形成される(図10Bに図示)。
【0053】ここで、3ライン/フィールドに対応する
水平方向の時間は6T×3/4=9T/2であるので、
正方形ブロックを構成するためには、読み出しクロック
RCLKの周期は9T/16とされる。
【0054】有効画面100は、6クロック分×4ライ
ン/フィールドの正方形ブロック(図10Aに図示)が
80×60個で構成されるが、各ブロックに対して上述
したように8クロック分×3ライン/フィールドの正方
形ブロック(同図Bに図示)に変換処理され、縦横変換
画像が形成される(図11に図示)。
【0055】読み出しクロックRCLKの周期が9T/
16であるので、変換後の有効画面100の水平方向の
クロック数は480T/(9T/16)≒854個とな
る。そして、1水平期間におけるクロック数は、576
T/(9T/16)=1024個となる。
【0056】図12は、縦横変換回路32の具体構成を
示す図である。
【0057】同図において、入力端子51に供給される
ビデオ信号SCV(図16Aに図示)は輝度信号/色信
号の分離回路52に供給される。分離回路52で分離さ
れる輝度信号Yは、A/D変換器53でディジタル信号
に変換された後にフレームメモリ部54に供給される。
図示せずも、A/D変換器53には書き込みクロック
(1水平期間で576クロック)WCLKが供給され、
このクロックWCLKによって輝度信号Yのサンプリン
グが行なわれる。
【0058】また、分離回路52で分離される色信号C
は色復調器55に供給されて復調され、赤色差信号R−
Yおよび青色差信号B−Yが取り出される。これら色差
信号R−Y、B−YはA/D変換器56でディジタル信
号に変換された後にフレームメモリ部54に供給され
る。図示せずも、A/D変換器56には書き込みクロッ
クWCLKが供給され、このクロックWCLKによって
色差信号R−YおよびB−Yのサンプリングが交互に行
なわれる。
【0059】また、入力端子51に供給されるビデオ信
号SCVは、同期検出回路62に供給される。同期検出
回路62より出力される複合同期信号CSYNC(図1
6Bに図示)、垂直同期信号VD(同図Cに図示)およ
び水平同期信号HD(同図Dに図示)は、コントローラ
63に供給される。
【0060】コントローラ63によってフレームメモリ
部54の動作が制御される。本例において、フレームメ
モリ部54は、図13に示すように構成される。
【0061】図において、輝度信号Yは切換スイッチ1
01の可動端子に供給される。この切換スイッチ101
のa側の固定端子に得られる輝度信号Yは切換スイッチ
103の可動端子に供給される。この切換スイッチ10
3のa側の固定端子に得られる輝度信号YはメモリM1
に書き込み信号として供給されると共に、そのb側の固
定端子に得られる輝度信号YはメモリM2に書き込み信
号として供給される。
【0062】また、切換スイッチ101のb側の固定端
子に得られる輝度信号Yは切換スイッチ105の可動端
子に供給される。この切換スイッチ105のa側の固定
端子に得られる輝度信号YはメモリM3に書き込み信号
として供給されると共に、そのb側の固定端子に得られ
る輝度信号YはメモリM4に書き込み信号として供給さ
れる。
【0063】また、色差信号R−Y,B−Yは切換スイ
ッチ102の可動端子に供給される。この切換スイッチ
102のa側の固定端子に得られる色差信号R−Y,B
−Yはは切換スイッチ104の可動端子に供給される。
この切換スイッチ104のa側の固定端子に得られる色
差信号R−Y,B−YはメモリM1に書き込み信号とし
て供給されると共に、そのb側の固定端子に得られる色
差信号R−Y,B−YはメモリM2に書き込み信号とし
て供給される。
【0064】また、切換スイッチ102のb側の固定端
子に得られる色差信号R−Y,B−Yは切換スイッチ1
06の可動端子に供給される。この切換スイッチ106
のa側の固定端子に得られる色差信号R−Y,B−Yは
メモリM3に書き込み信号として供給されると共に、そ
のb側の固定端子に得られる色差信号R−Y,B−Yは
メモリM4に書き込み信号として供給される。
【0065】切換スイッチ101,102にはサブコン
トローラ107より切換制御信号WCT1が供給される
(図16Iに図示)。切換スイッチ101,102は、
各フィールドの前半期間(有効画面を構成する第1〜第
120ラインを含む)はa側に接続され、その後半期間
(有効画面を構成する第121〜第240ラインを含
む)はb側に接続される。
【0066】また、切換スイッチ103〜106にはサ
ブコントローラ107より切換制御信号WCT2が供給
される(図17Gに図示)。切換スイッチ103〜10
6は、各ラインの前半期間(有効画面を構成する第1〜
第240の画素を含む)はa側に接続され、その後半期
間(有効画面を構成する第241〜第480の画素を含
む)はb側に接続される。
【0067】メモリM1〜M4は、それぞれ輝度信号Y
および色差信号R−Y,B−Yを1/4フレーム分だけ
書き込むことができる記憶容量を持っており、メモリM
1〜M4によってフレームメモリが構成される。メモリ
M1〜M4には、それぞれサブコントローラ107より
書き込みイネーブル信号、アウトプットイネーブル信
号、カラムアドレスおよびローアドレスが供給される。
なお、サブコントローラ107には、コントローラ27
より書き込みクロックWCLK、読み出しクロックRC
LK、同期信号HD,VDが供給される。
【0068】また、メモリM1より読み出される輝度信
号Yは切換スイッチ108のa側の固定端子に供給され
ると共に、このメモリM1より読み出される色差信号R
−Y,B−Yは切換スイッチ110のa側の固定端子に
供給される。また、メモリM2より読み出される輝度信
号Yは切換スイッチ109のa側の固定端子に供給され
ると共に、このメモリM2より読み出される色差信号R
−Y,B−Yは切換スイッチ111のa側の固定端子に
供給される。
【0069】また、メモリM3より読み出される輝度信
号Yは切換スイッチ108のb側の固定端子に供給され
ると共に、このメモリM3より読み出される色差信号R
−Y,B−Yは切換スイッチ110のb側の固定端子に
供給される。また、メモリM4より読み出される輝度信
号Yは切換スイッチ109のb側の固定端子に供給され
ると共に、このメモリM4より読み出される色差信号R
−Y,B−Yは切換スイッチ111のb側の固定端子に
供給される。
【0070】切換スイッチ108より出力される輝度信
号Yは切換スイッチ112のa側の固定端子に供給され
ると共に、切換スイッチ109より出力される輝度信号
Yは切換スイッチ112のb側の固定端子に供給され
る。この切換スイッチ112より出力される輝度信号Y
がフレームメモリ部54の出力とされる。また、切換ス
イッチ110より出力される色差信号R−Y,B−Yは
切換スイッチ113のa側の固定端子に供給されると共
に、切換スイッチ111より出力される色差信号R−
Y,B−Yは切換スイッチ113のb側の固定端子に供
給される。この切換スイッチ113より出力される色差
信号R−Y,B−Yがフレームメモリ部54の出力とさ
れる。
【0071】切換スイッチ112,113にはサブコン
トローラ107より切換制御信号RCT1が供給される
(図16Iに図示)。切換スイッチ112,113は、
各フィールドの前半期間(有効画面を構成する第1〜第
120ラインを含む)はa側に接続され、その後半期間
(有効画面を構成する第121〜第240ラインを含
む)はb側に接続される。
【0072】また、切換スイッチ108〜111にはサ
ブコントローラ107より切換制御信号RCT2が供給
される(図18Gに図示)。切換スイッチ108〜11
1は、各フィールドのラインの前半期間(有効画面を構
成する第1〜第240の画素を含む)はa側に接続さ
れ、その後半期間(有効画面を構成する第241〜第4
80の画素を含む)はb側に接続される。
【0073】図14には、メモリM1〜M4にそれぞれ
書き込まれる画素信号を示している。各フィールドの前
半期間では切換スイッチ101,102がa側に接続さ
れるため、メモリM1,M2に画素信号の書き込みが行
なわれる(図16E参照)。
【0074】そして、各ラインの前半期間では切換スイ
ッチ103〜106がa側に接続され、メモリM1に
は、奇数フィールドの第1〜第120ラインの前半の画
素信号(a11〜a1,240、a21〜a2,240、・・・、a12
0,1〜a120,240)が書き込まれると共に、偶数フィール
ドの第1〜第120ラインの前半の画素信号(b11〜b
1,240、b21〜b2,240、・・・、b120,1〜b120,240)
が書き込まれる。
【0075】一方、各ラインの後半期間では切換スイッ
チ103〜106がb側に接続され、メモリM2には、
奇数フィールドの第1〜第120ラインの後半の画素信
号(a1,241〜a1,480、a2,241〜a2,480、・・・、a
120,241〜a120,480)が書き込まれると共に、偶数フィ
ールドの第1〜第120ラインの後半の画素信号(b1,
241〜b1,480、b2,241〜b2,480、・・・、b120,241
〜b120,480)が書き込まれる。
【0076】また、各フィールドの後半期間では切換ス
イッチ101,102がb側に接続されるため、メモリ
M3,M4に画素信号の書き込みが行なわれる(図16
Gに図示)。
【0077】そして、各ラインの前半期間では切換スイ
ッチ103〜106がa側に接続され、メモリM3に
は、奇数フィールドの第121〜第240ラインの前半
の画素信号(a121,1〜a121,240、a122,1〜a122,24
0、・・・、a240,1〜a240,240)が書き込まれると共
に、偶数フィールドの第121〜第240ラインの前半
の画素信号(b121,1〜b121,240、b122,1〜b122,24
0、・・・、b240,1〜b240,240)が書き込まれる。
【0078】一方、各ラインの後半期間では切換スイッ
チ103〜106がb側に接続され、メモリM4には、
奇数フィールドの第121〜第240ラインの後半の画
素信号(a121,241〜a121,480、a122,241〜a122,48
0、・・・、a240,241〜a240,480)が書き込まれると
共に、偶数フィールドの第121〜第240ラインの後
半の画素信号(b121,241〜b121,480、b122,241〜b1
22,480、・・・、b240,241〜b240,480)が書き込まれ
る。
【0079】ここで、図17図を使用して、書き込み時
におけるメモリM1〜M4のアドレス制御について述べ
る。図17Aはビデオ信号SCV、同図Bは書き込みク
ロックWCLKを示している。各フィールドの前半期間
では、メモリM1に図17Cに示す書き込みイネーブル
信号WE1が供給されると共に、メモリM2に同図Dに
示す書き込みイネーブル信号WE2が供給される。そし
て、各フィールドの後半期間では、メモリM3に同図C
に示すイネーブル信号WE1が供給されると共に、メモ
リM4に同図Dに示すイネーブル信号WE2が供給され
る。すなわち、イネーブル信号WE1によって、第79
クロックから第318クロックまでで240クロック分
の書き込みが行なわれる。また、イネーブル信号WE2
によって、第319クロックから第558クロックまで
で240クロック分の書き込みが行なわれる。
【0080】この場合、ロー(列)アドレスn(同図E
に図示)は、奇数フィールドでは第1、第2、・・・、
第120ラインおよび第121、第122、・・・、第
240ラインのそれぞれで、2,4,・・・,240に
変化するように制御され、偶数フィールドでは第1、第
2、・・・、第120ラインおよび第121、第12
2、・・・、第240ラインのそれぞれで、1,3,・
・・,239に変化するように制御される。
【0081】一方、カラム(行)アドレスは、各ライン
の第79〜第318クロックおよび第319〜第558
クロックでそれぞれ1〜240に変化するように制御さ
れる(同図Fに図示)。
【0082】また、上述したように画素信号が書き込ま
れたメモリM1〜M4より、以下のように画素信号の読
み出しが行なわれて縦横変換が行なわれる。すなわち、
各フィールドの前半期間ではメモリM3,M1より画素
信号の読み出しが行なわれる(図16Fに図示)。
【0083】そして、メモリM3より、奇数フィールド
の第1〜第120ラインの前半の画素信号としてa240,
2〜b121,2、a240,4〜b121,4、・・・、a240,240〜
b121,240の画素信号が読み出されると共に、偶数フィ
ールドの第1〜第120ラインの前半の画素信号として
a240,1〜b121,1、a240,3〜b121,3、・・・、a240,
239〜b121,239の画素信号が読み出される。
【0084】一方、メモリM1より、奇数フィールドの
第1〜第120ラインの後半の画素信号としてa120,2
〜b12、a120,4〜b14、・・・、a120,240〜b1,240
の画素信号が読み出されると共に、偶数フィールドの第
1〜第120ラインの後半の画素信号としてa120,1〜
b11、a120,3〜b13、・・・、a120,239〜b1,239の
画素信号が読み出される。
【0085】また、各フィールドの後半期間ではメモリ
M4,M2より画素信号の読み出しが行なわれる(図1
6Hに図示)。
【0086】そして、メモリM4より、奇数フィールド
の第121〜第240ラインの前半の画素信号としてa
240,242〜b121,242、a240,244〜b121,244、・・・、
a240,480〜b121,480の画素信号が読み出されると共
に、偶数フィールドの第121〜第240ラインの前半
の画素信号としてa240,241〜b121,241、a240,243〜
b121,243、・・・、a240,479〜b121,479の画素信号
が読み出される。
【0087】一方、メモリM2より、奇数フィールドの
第121〜第240ラインの後半の画素信号としてa12
0,242〜b1,242、a120,244〜b1,244、・・・、a120,
480〜b1,480の画素信号が読み出されると共に、偶数フ
ィールドの第121〜第240ラインの後半の画素信号
としてa120,241〜b1,241、a120,243〜b1,243、・・
・、a120,479〜b1,479の画素信号が読み出される。
【0088】ここで、図18図を使用して、読み出し時
におけるメモリM1〜M4のアドレス制御について述べ
る。図18Aは複合同期信号CSYNC、同図Bは読み
出しクロックRCLKを示している。各フィールドの前
半期間では、メモリM3に図18Dに示すアウトプット
イネーブル信号OE1が供給されると共に、メモリM1
に同図Eに示すアウトプットイネーブル信号OE2が供
給される。そして、各フィールドの後半期間では、メモ
リM4に同図Dに示すイネーブル信号OE1が供給され
ると共に、メモリM2に同図Eに示すイネーブル信号O
E2が供給される。すなわち、イネーブル信号OE1に
よって、第327クロックから第566クロックまでで
240クロック分の読み出しが行なわれる。また、イネ
ーブル信号OE2によって、第567クロックから第8
06クロックまでで240クロック分の読み出しが行な
われる。
【0089】この場合、カラムアドレスm(同図Cに図
示)は、奇数フィールドでは第1、第2、・・・、第1
20ラインおよび第121、第122、・・・、第24
0ラインのそれぞれで、2,4,・・・,240に変化
するように制御され、偶数フィールドでは第1、第2、
・・・、第120ラインおよび第121、第122、・
・・、第240ラインのそれぞれで、1,3,・・・,
239に変化するように制御される。一方、ロウアドレ
スは、各ラインの第327〜第566クロックおよび第
567〜第806クロックでそれぞれ240〜1に変化
するように制御される(同図Fに図示)。
【0090】図15は、上述のメモリM1〜M4に対す
る書き込み方向(実線図示)および読み出し方向(二点
鎖線図示)を示している。図示のように書き込み方向と
読み出し方向とが直交するように制御されるため、縦横
の変換が行なわれる。なお、H(W),V(W)は書き
込み時における水平方向、垂直方向を示しており、H
(R),V(R)は読み出し時における水平方向、垂直
方向を示している。
【0091】この場合、上述したように、メモリM1が
書き込み状態とされるときメモリM3が読み出し状態と
され、メモリM2が書き込み状態とされるときメモリM
1が読み出し状態とされ、メモリM3が書き込み状態と
されるときメモリM4が読み出し状態とされ、メモリM
4が書き込み状態とされるときメモリM2が読み出し状
態とされる。
【0092】図13において、切換スイッチ108〜1
11は各ラインの前半期間ではb側に接続され、その後
半期間ではa側に接続される。そして、各フィールドの
前半期間では切換スイッチ112,113がa側に接続
されるため、この切換スイッチ112,113からはメ
モリM3,M1より読み出される輝度信号Yおよび色差
信号R−Y,B−Yが出力される。一方、各フィールド
の後半期間では切換スイッチ112,113がb側に接
続されるため、この切換スイッチ112,113からは
メモリM4,M2より読み出される輝度信号Yおよび色
差信号R−Y,B−Yが出力される。
【0093】図12に戻って、フレームメモリ部54よ
り出力される縦横変換処理された輝度信号YはD/A変
換器64でアナログ信号に変換された後、加算器65で
複合同期信号CSYNCが付加されて加算器66に供給
される。また、フレームメモリ部54より出力される縦
横変換処理された色差信号R−Y,B−YはD/A変換
器67でアナログ信号に変換された後、色変調器68に
供給されて周知の直角2相変調が行なわれ、色信号Cが
形成される。
【0094】色変調器68より出力される色信号Cは、
加算器66に供給されて輝度信号Yと加算され、カラー
ビデオ信号が形成される。このカラービデオ信号はマス
キング回路69に供給され、有効画面100でフレーム
メモリ部58,59より信号が読み出されない期間(図
11の斜線領域参照)は、信号レベルがペデスタルレベ
ルとなるようにマスキング処理される。この場合、コン
トローラ63よりマスキング回路69に、読み出し期間
とブランキング期間以外はハイレベルとなるマスク信号
SMSK(図18Iに図示)が供給され、マスク信号S
MSKがハイレベルとなる期間では信号レベルがペデス
タルレベルとされる。なお、図18Hはフレームメモリ
部54の読み出し信号を示している。
【0095】以上の動作によって、マスキング回路69
からは、図8Bに示すように、ビデオ信号のない部分で
はマスキング処理されると共に、画像の縦横が変換され
たカラービデオ信号SCV′が出力され(図16J参
照)、出力端子70に導出される。
【0096】なお、上述せずもコントローラ63にはコ
ントローラ27(図2に図示)より制御信号SIが供給
されて、上述したような縦横変換動作が制御される。す
なわち、変換設定スイッチ33(図2に図示)がオンと
されるときのみ上述した変換動作が行なわれ、出力端子
70にカラービデオ信号SCV′が導出される。
【0097】このように本例によれば、変換設定スイッ
チ33をオンとすることで、縦横変換回路32が変換動
作をすると共に、切換スイッチ31がb側に接続される
ため、出力端子29には画像の縦横が変換されたカラー
ビデオ信号SCV′が導出される。そのため、縦長で撮
像しても、テレビモニタに表示される画像は横向きとな
ることはなく、良好な画像を得ることができる(図8B
参照)。
【0098】また、縦横変換回路32のフレームメモリ
部54は、それぞれ1/4フレーム分の記憶容量を有す
る4個のメモリM1〜M4を使用して構成されるため、
例えばフレームメモリを2個使用して1フレーム毎に交
互に書き込み読み出しをするものに比べて半分のメモリ
容量で済み、安価に構成することができる。
【0099】また、縦横変換回路32のフレームメモリ
部54を構成するメモリM1〜M4の記憶内容はフィー
ルド毎にその1/2(1フィールド分)が更新されるた
め、メモリM1〜M4より各フィールド毎に読み出され
る輝度信号Y、色差信号R−Y,B−Yはフィールド毎
の連続した時間情報を有するものとなり、自然な動きの
画像を得ることができる。
【0100】なお、上述実施例においては、縦横変換回
路32のフレームメモリ部54を構成するメモリM1〜
M4の総容量を1フレーム分とし、奇数フィールドおよ
び偶数フィールドの双方を使用して変換後のビデオ信号
の各ラインの画素信号を形成するものであるが(図10
A、図11参照)、M1〜M4の総容量を1フィールド
分とし、一方のフィールドのみを使用して変換後のビデ
オ信号の各ラインの画素信号を形成するようにしてもよ
い。その場合には、変換後のビデオ信号の各ラインの画
素信号の数が少なくなるため、解像度は劣化する。
【0101】また、上述実施例においては、フレームメ
モリ部54を4個のメモリM1〜M4で構成したもので
あるが、これ以上の個数、例えば4の倍数のメモリで構
成することもできる。
【0102】また、上述した縦横変換回路32における
書き込み、読み出しのタイミングおよびクロック速度は
一例であり、これに限定されるものではない。また、書
き込み時には、有効画面100の水平方向を480クロ
ック分に分割したものであるが、これに限定されるもの
ではない。
【0103】さらに、上述実施例においては、縦横変換
回路をビデオカメラ部の出力側に付加したものである
が、例えばVTRの再生出力側に付加して使用すること
もできる。これにより、縦長で撮像したビデオ信号の再
生時に縦横変換してテレビモニタに表示することができ
る。
【0104】
【発明の効果】この発明によれば、メモリより読み出さ
れるビデオ信号は、画像の縦横が変換されたものとなる
ため、例えばビデオカメラの出力側に付加することによ
り、縦長で撮像してもテレビモニタの表示画像が横向き
となることを回避できる。
【0105】また、複数のメモリ部でメモリを構成し、
一のメモリ部にビデオ信号を書き込むと同時に他のメモ
リ部よりビデオ信号を読み出すように制御するため、1
画面分(1フィールド分または1フレーム分)のメモリ
容量で縦横変換処理を行なうことができ、安価に構成で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の外観を示す斜視図である。
【図2】ビデオカメラ部の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】撮像素子のカラーコーディング模式図である。
【図4】撮像素子の水平出力レジスタの出力を示す図で
ある。
【図5】色信号処理の説明のための図である。
【図6】色信号処理の説明のための図である。
【図7】ズームドライバの構成を示す図である。
【図8】縦横変換の例を示す図である。
【図9】縦横変換処理(書き込み)の説明のための図で
ある。
【図10】縦横変換処理の説明のための図である。
【図11】縦横変換処理(読み出し)の説明のための図
である。
【図12】縦横変換回路の具体構成を示すブロック図で
ある。
【図13】フレームメモリ部の具体構成を示すブロック
図である。
【図14】各メモリに書き込まれる画素信号を説明する
ための図である。
【図15】各メモリに対する書き込みおよび読み出しの
方向を示す図である。
【図16】垂直方向のタイミングチャートである。
【図17】水平方向のタイミングチャート(書き込み)
である。
【図18】水平方向のタイミングチャート(読み出し)
である。
【図19】横長での撮像を説明するための図である。
【図20】縦長での撮像を説明するための図である。
【符号の説明】
1 キャビネット 2,3 撮像レンズ 12 CCD固体撮像素子 14 タイミング発生器 16 同期発生器 27,63 コントローラ 28 エンコーダ 29,70 出力端子 30 電子ビューファインダ 31,101〜106,108〜113 切換スイッチ 32 縦横変換回路 33 変換設定スイッチ 54 フレームメモリ部 69 マスキング回路 107 サブコントローラ M1〜M4 メモリ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビデオ信号を画面単位で記憶するメモリ
    と、上記メモリに対する書き込み読み出しの方向を制御
    して画像の縦横を変換する制御手段とを備え、 上記メモリを複数のメモリ部で構成し、一のメモリ部に
    上記ビデオ信号を書き込むと同時に他のメモリ部より上
    記ビデオ信号を読み出すように制御することを特徴とす
    る縦横変換回路。
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