JP3691925B2 - はんだ付け外観検査装置及びはんだ付け外観検査方法 - Google Patents

はんだ付け外観検査装置及びはんだ付け外観検査方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表面実装部品のはんだ付け部分の外観を検査するはんだ付け外観検査装置及びはんだ付け外観検査方法に関する。
基板に搭載されるSOP(Small Outline Package)ICや抵抗器、コンデンサ等の表面実装部品は、リードが直接基板にはんだ付けされるが、これらは超小型部品であるので、はんだ付けの良否を肉眼で判断するには顕微鏡等で拡大する必要があり、かつ、部品数も多いことから、全数を肉眼で観察してはんだ付けの良否判定を行うのは非能率的である。そこで、リードのはんだ付け部分(この部分は「フィレット」と称される)の画像を取り込み、フィレットの外観からはんだ付けの良否を自動的に判定するはんだ付け外観検査装置が採用される。
【0002】
【従来の技術】
図12は、従来のはんだ付け外観検査装置の一般的な構成例である。このはんだ付け外観検査装置は、多段落射照明部51、カメラ52、画像処理部53、比較部54、検査データメモリ55、判定出力部56を備える。そして、この外観検査装置では、例えば図13、図14示す検査データが用いられる。これは、一般的な外観検査基準の一例である。
【0003】
このはんだ付け外観検査装置では、外観検査が次のようにして行われる。検査対象基板は、ステージに乗せられて多段落射照明部51の照明位置に運ばれる。リード57は、検査対象基板に搭載される表面実装部品、例えばSOPICのリードである。このSOPICのリード57のはんだフィレットの部分が多段落射照明部51の直下に位置決めされると、多段落射照明部51は、リード57のはんだフィレットを、上段と中段と下段とに分けて照明する。なお、上段照明は低角度で画像を抽出するための照明であり、中段照明は中角度で画像を抽出するための照明であり、下段照明は高角度で画像を抽出するための照明である。
【0004】
カメラ52は、多段落射照明部51が照明したはんだフィレットの部分を撮像し、画像信号を画像処理部53に与える。画像処理部53は、入力した画像信号について画像処理を行い、検査データメモリ55から入手した検査項目(図13、図14参照)の測定を行い、その測定値を比較部54に与える。
比較部54では、入力した測定値と検査データメモリ55から入手した検査基準(図13、図14参照)との比較を行い、その比較結果を判定出力部56に与える。判定出力部56は、比較結果に基づきリード57のはんだフィレットの部分のはんだ付け状態の良否を判定し、その判定結果を出力する。不良と判定された場合は、作業者が該当箇所を顕微鏡等で観察して診断する。
【0005】
ここに、図13は、チップ部品系の検査データの一例を示し、図14は、LSI系の検査データの一例を示す。図示するように、この検査データは、「設定項目」と、それに対応する検査内容が設定される「検査項目」と、検査項目に対する「設定値(検査基準)」とで構成される。この検査項目が画像処理部53に与えられ、検査基準が比較部54に与えられる。
【0006】
この検査データは、実際に基準となる検査対象部品を搭載する基板を本装置に設定してはんだ付けした部品のフィレット部分の画像を取り込み、図13、図14に示した各「設定項目」の各「検査項目」を測定し、検査基準を設定することで作成したものである。検査基準は図13、図14に例えば「Aメーカの場合」と示してあるように、各項目毎に1つの値が設定される。そして、これらの検査データは、チップ部品用、LSI用等として、検査対象部品毎に1つの検査基準を備える1つの検査データを用意するのが通例である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、基板に実装される部品は、調達性の確保やコスト競争によるコストダウンを図るため調達先を複数にすること、即ちいわゆるマルチベンダ化が進められており、複数調達先のメーカの部品(以下「マルチベンダ部品」という)は、部品最大外形、リード数、リード配置、ピンピッチ等の条件が共通であれば、使用できる部品であるとして採用される。しかし、マルチベンダ部品は、これらの条件は同じであっても、電極形状(リード幅、長さ、厚み)や表面処理状態(メッキがはんだメッキ、パラジウムメッキ、金メッキ等である)がこれまで標準的に使用している部品(標準部品)とは異なる場合がある。
【0008】
したがって、標準部品で設定された検査基準と比較検査する現状の検査装置では、部品条件の変化に対応できないためにマルチベンダ部品が実装されると、検査見逃しや誤判定の結果作業者が顕微鏡等を持ち出して再度判定する過剰判定が生じ、安定した検査結果が得られない。このため、従来では、診断作業工数の増加や不良見逃しによる製品障害が発生し、問題となっている。
【0009】
例えば、SOPICでは、リードのメッキは、はんだメッキのものが一般的であるが、マルベンダ部品では、パラジウムメッキのものもある。
はんだメッキリードSOPのはんだ付け状態は、良品の場合は、はんだはリードに濡れ上がりフィレットが形成されるのに対し、不良品であるリード浮きの場合は、はんだはリードに濡れず、フットプリント全体に広がってかまぼこ状となる。この場合には、良品と不良品との特徴が現れるので、良否判断ができる。一方、パラジウムメッキのものでは、はんだはリードに濡れにくいため、良品であっても、フットプリントの先端にかまぼこ状に現れるので、区別が困難である。
【0010】
これに対応するため、従来では、図13、図14に「Aメーカの場合」「Bメーカの場合は以下の設定に変更」と示してあるように、専用の検査基準を設定して良否判断を行っている。
しかし、実際に検査に適用できる基準はどれか1つであり、1の検査工程で検査基準を切り換えることは、搭載部品がマルチベンダ部品である場合は、どちらのメッキ状態のものが搭載されているか不明であるので、不可能である。したがって、搭載部品がマルチベンダ部品である場合は、いずれか1の基準を使用することになるが、設定した検査基準とは異なるメッキ種の部品である場合には、不良見逃しや過剰判定を行うことになる。
【0011】
本発明は、このような課題を解決すべく創作されたもので、その目的は、検査対象部品のはんだ付けに関する特徴や部品メーカを特定でき、それに適合した検査基準によってはんだ付け状態を検査できるはんだ付け外観検査装置及びはんだ付け外観検査方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
図1は、請求項1、2、12、13に記載の発明の原理ブロック図である。
【0013】
請求項1に記載の発明は、表面実装部品のはんだ付け部分の画像信号からはんだ付け状態の外観を検査するはんだ付け外観検査装置において、検査対象部品の画像信号に画像処理を施し、はんだ付けに関する検査項目の測定を行い、各項目の測定データと測定データから抽出した特徴データとを出力する画像処理手段1と、登録してある特徴データと抽出した特徴データとの照合を行い、当該検査対象部品のはんだ付けに関する特徴、または、当該検査対象部品のメーカを特定し、特定された何れか一方の特定結果を得る特定処理手段2と、特定した特徴またはメーカに適用する検査基準を発生する検査基準発生手段3と、検査基準発生手段3からの検査基準と画像処理手段1からの測定データとを比較し、当該検査対象部品の良否判定結果を出力する比較手段4とを備えることを特徴とする。
【0014】
即ち、画像処理手段1が、検査対象部品の画像信号に画像処理を施し、はんだ付けに関する検査項目の測定を行い、測定データから抽出した特徴データを特定処理手段2へ出力すると、特定処理手段2では、登録してある特徴データと画像処理手段1から入力した抽出した特徴データとの照合を行い、当該検査対象部品のはんだ付けに関する特徴、または、当該検査対象部品のメーカを特定し、特定された何れか一方の特定結果を検査基準発生手段3へ出力し、検査基準発生手段3が、特定した特徴またはメーカに適用する検査基準を発生する。
【0015】
その結果、比較手段4では、画像処理手段1からの測定データと検査基準発生手段3からの検査基準とを比較し、当該検査対象部品のはんだ付け状態の良否判定を行うが、適用する検査基準は、はんだ付けに関する特徴または当該検査対象部品のメーカに基づき定めたものであるので、正確に良否判定を行うことができる。
【0016】
ここに、請求項2に記載の発明のように、はんだ付けに関する特徴には、はんだメッキかパラジウムメッキか金メッキか等のメッキ種を含めることができる。メッキ種に応じてはんだ付け状態の外観が異なるが、本発明によれば、メッキ種に応じて適切に判断できることになる。このメッキ種の特定では、特徴データに含まれるリード輝度レベルデータ(請求項5参照)が使用される。
【0017】
そして、比較手段4の部品に関する判断結果は、請求項12に記載の発明のように、検査結果出力手段5が検査基板の良否判定を行う際の資料となる。
また、画像処理手段1と特定処理手段2と検査基準発生手段3と比較手段4と検査結果出力手段5とは、請求項13に記載の発明のように、上位装置によって全体的に統括制御されるので、検査処理の円滑化が図れる。
【0018】
図2は、請求項3乃至請求項13に記載の発明の原理ブロック図である。
請求項3に記載の発明は、表面実装部品のはんだ付け部分の画像信号からはんだ付け状態の外観を検査するはんだ付け外観検査装置において、検査データを格納する記憶手段10と、記憶手段10から検査対象基板に関する検査データを取り出し、その検査データに含まれる検査項目と特徴データとを出力するとともに、メッキ種とメーカの何れか一方の特定結果を受けて検査基準を出力する検査基準選択手段11と、検査対象部品の画像信号に画像処理を施し、検査項目の測定を行い、各項目の測定データと、測定データから抽出した特徴データとを出力する画像処理手段12と、検査基準選択手段11からの特徴データと画像処理手段12からの抽出した特徴データとに基づき、検査対象部品のメッキ種またはメーカの特定処理を実行し、特定結果を出力する特定処理手段13と、検査基準選択手段からの検査基準と画像処理部からの測定データとの比較を行い、当該検査対象部品の良否判定結果を出力する比較手段14とを備えることを特徴とする。
【0019】
即ち、記憶手段10には、検査基板毎に検査データを格納してある。検査基準選択手段11は、記憶手段10から検査基板に関する検査データを取り出し、その検査データに含まれる検査対象部品の検査項目を画像処理手段12に与え、特徴データを特定処理手段13に与える。画像処理手段12は、検査対象部品の画像信号に画像処理を施し、はんだ付けに関する検査項目の測定を行い、測定データを比較手段14に与え、測定データから抽出した特徴データを特定処理手段13に与える。
【0020】
そして、特定処理手段13は、両者から受け取った特徴データに基づき検査対象部品のメッキ種またはメーカの特定処理を実行し、特定結果を検査基準選択手段11に与える。これにより、検査基準選択手段11が、特定されたメッキ種またはメーカに適用する検査基準を比較手段14に与えるので、比較手段14は、正確に良否判定を行うことができる。
【0021】
ここに、メッキ種の特定では、特徴データ(請求項5参照)に含まれるリード輝度レベルデータが使用され、また、メーカの特定では、特徴データを構成するマーキング画像,リード輝度レベル,リード長の全部または一部のデータが使用される。
そして、比較手段14の部品に関する判断結果は、請求項12に記載の発明のように、検査結果出力手段15が検査基板の良否判定を行う際の資料となる。
【0022】
また、画像処理手段12と特定処理手段13と検査基準発生手段11と比較手段14と検査結果出力手段15とは、請求項13に記載の発明のように、上位装置によって全体的に統括制御されるので、検査処理の円滑化が図れる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のはんだ付け外観検査装置において、検査データは、部品名と検査項目と検査基準と当該部品が複数調達メーカに属する部品であることを示す調達フラグとを備える第1検査データと、部品メーカと特徴データと検査項目と検査基準とを備える第2検査データとで構成されることを特徴とする。
【0023】
即ち、検査データは、従来の検査データ(図13、図14参照)とは異なり、当該検査対象部品が複数調達メーカに属する部品であるか否かを示す調達フラグを含む基本となる第1検査データと、当該検査対象部品が複数調達メーカに属する部品であるとき使用される第2検査データとで構成し、いわゆるマルチベンダ部品への対応を容易化している。
【0024】
特徴データは、請求項5に記載の発明のように、マーキング画像,リード輝度レベル,リード長の全部または一部のテータで構成される。全部必要となるか一部で足りるかは、検査対象部品によって異なる場合があるので、それに柔軟に対応できる。
請求項6に記載の発明は、請求項4に記載のはんだ付け外観検査装置において、検査基準選択手段11は、第1検査データの調達フラグの有無を検索し、調達フラグがない場合は第1検査データの検査基準,検査項目を出力し、調達フラグがある場合は第2検査データの検査基準,検査項目及び特徴データを出力することを特徴とする。
【0025】
即ち、検査基準選択手段11は、調達フラグの有無に応じて使用する検査基準を選択できるので、検査対象部品がいわゆるマルチベンダ部品である場合に、容易に対応できる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のはんだ付け外観検査装置において、検査基準選択手段11は、調達フラグの確認,検査項目の画像処理部への出力,特定結果に基づく検査基準の出力指示を行う検査データ処理部と、検査データ処理部からの検査基準及び特徴データの格納,出力指示に従い検査基準の比較部への出力を行う情報管理部とを備えることを特徴とする。
【0026】
即ち、検査基準選択手段11は、迅速なデータ処理を要求されるが、2つの機能部で構成し役割を分担したので、処理の高速化が可能となる。
請求項8に記載の発明は、請求項6に記載のはんだ付け外観検査装置において、特定処理手段13は、検査基準選択手段11から入力する特徴データと画像処理手段12から入力する抽出した特徴データとにおけるマーキング画像に関するデータの比較を行うマーキング画像比較部を備えることを特徴とする。
【0027】
即ち、特定処理手段13は、部品に表示された部品メーカのハウスマークを位置,色,フォント,大きさなどの形状をパターンマッチングによって認識する。これを利用してメーカの特定が行える。
請求項9に記載の発明は、請求項6に記載のはんだ付け外観検査装置において、特定処理手段13は、検査基準選択手段11から入力する特徴データと画像処理手段12から入力する抽出した特徴データとにおけるリード輝度レベルに関するデータの比較を行う輝度レベル比較部を備えることを特徴とする。
【0028】
即ち、特定処理手段13は、いわゆるマルチベンダ部品ではメッキ種がメーカによって異なり、それに応じてリード輝度レベルが異なることに着目し、リード輝度レベルを認識する。これを利用してメーカの特定が行える。
請求項10に記載の発明は、請求項6に記載のはんだ付け外観検査装置において、特定処理手段13は、検査基準選択手段11から入力する特徴データと画像処理手段12から入力する抽出した特徴データとにおけるリード長に関するデータの比較を行うリード長比較部を備えることを特徴とする。
【0029】
即ち、特定処理手段13は、いわゆるマルチベンダ部品ではリード長がメーカによって異なる場合がある点に着目し、リード長を認識する。これを利用してメーカの特定が行える。また、リード長が認識できるので、はんだ付け部分の存在位置の認識が容易となり、検査処理の迅速化に役立つ。
請求項11に記載の発明は、請求項6に記載のはんだ付け外観検査装置において、特定処理手段13は、検査基準選択手段11から入力する特徴データと画像処理手段12から入力する抽出した特徴データとにおけるマーキング画像に関するデータの比較を行うマーキング画像比較部と、検査基準選択手段11から入力する特徴データと画像処理手段12から入力する抽出した特徴データとにおけるリード輝度レベルに関するデータの比較を行う輝度レベル比較部と、検査基準選択手段11から入力する特徴データと画像処理手段12から入力する抽出した特徴データとにおけるリード長に関するデータの比較を行うリード長比較部と、マーキング画像比較部の出力と輝度レベル比較部の出力とリード長比較部の出力とからメーカ特定を行うメーカ特定部とを備えることを特徴とする。
【0030】
即ち、特定処理手段13は、検査対象部品のマーキング画像の比較結果とリード輝度レベルの比較結果とリード長の比較結果の全部または一部からメーカの特定が行える。検査対象部品がいわゆるマルチベンダ部品であるときは、メーカを特定できるので、メーカに応じた検査が行えることになる。
請求項12に記載の発明は、請求項1または請求項3に記載のはんだ付け外観検査装置において、比較手段14の判断結果に基づき当該検査対象部品の存する検査基板の良否判定を行い、判定結果を出力する検査結果出力手段5、15を備えることを特徴とする。
【0031】
即ち、検査結果出力手段5、15は、比較手段14の検査対象部品毎の判断結果を資料として用い、検査基板の良否判定が行える。
請求項13に記載の発明は、請求項12に記載のはんだ付け外観検査装置において、全体を統括制御する上位装置を備えることを特徴とする。
即ち、いわゆるパソコン等の上位装置が、全体を統括制御するので、一連の検査工程を円滑に進めることができる。
【0032】
請求項14に記載の発明は、検査対象部品の画像信号に画像処理を施しその検査対象部品のマーキング画像,リード輝度レベル,リード長の全部または一部を認識し、それらのデータと登録してある対応するデータと比較して複数調達に係るメーカを特定し、特定したメーカの検査基準を用いて検査対象部品のはんだ付け状態の検査を行うことを特徴とする。
【0033】
即ち、検査対象部品のマーキング画像,リード輝度レベル,リード長の全部または一部を用いていわゆるマルチベンダ部品のメーカを特定し、特定したメーカの検査基準を用いてマルチベンダ部品のはんだ付け部分の外観検査が行える。
請求項15に記載の発明は、検査データとして、複数調達メーカに属する部品であることを示す調達フラグと部品名と検査項目と検査基準とを備える第1検査データと、部品メーカと特徴データと検査項目と検査基準とを備える第2検査データとを用意し、検査対象部品が調達フラグを有するときは、第2検査データの特徴データと検査対象部品の画像信号から取得した特徴データとを比較してメーカを特定し、特定したメーカの検査基準を用いて検査対象部品のはんだ付け状態の検査を行うことを特徴とする。
【0034】
即ち、第1検査データにおける検査対象部品が調達フラグを有するときは、いわゆるマルチベンダ部品であるので、第2検査データの特徴データと測定した特徴データとを用いてメーカを特定し、特定したメーカの検査基準を用いてマルチベンダ部品のはんだ付け部分の外観検査が行える。
請求項16に記載の発明は、検査対象部品の画像信号に画像処理を施しその検査対象部品のリード輝度レベルを認識し、その輝度レベルと登録してある対応するリード輝度レベルデータと比較してメッキ種を特定し、特定したメッキ種に適用する検査基準を用いて検査対象部品のはんだ付け状態の検査を行うことを特徴とする。
【0035】
即ち、検査対象部品がいわゆるマルチベンダ部品であるか否かを問わず、リード輝度レベルからメッキ種を特定し、そのメッキ種に適用する検査基準を用いて検査対象部品のはんだ付け部分の外観検査が行える。
以下、本発明に関連する発明の構成および作用効果を記載する。
本発明に関連する発明は、表面実装部品のはんだ付け部分の画像信号からはんだ付け状態の外観を検査するはんだ付け外観検査装置において、検査対象部品の画像信号に画像処理を施し、はんだ付けに関する検査項目の測定を行い、各項目の測定データと測定データから抽出した特徴データとを出力する画像処理手段1と、登録してある特徴データと抽出した特徴データとの照合を行い、当該検査対象部品のはんだ付けに関する属性を特定し、または、当該検査対象部品のメーカを特定する特定処理手段2と、特定した属性またはメーカに適用する検査基準を発生する検査基準発生手段3と、検査基準発生手段3からの検査基準と画像処理手段1からの測定データとを比較し、当該検査対象部品の良否判定結果を出力する比較手段4とを備えることを特徴とする。
即ち、画像処理手段1が、検査対象部品の画像信号に画像処理を施し、はんだ付けに関する検査項目の測定を行い、測定データから抽出した特徴データを特定処理手段2へ出力すると、特定処理手段2では、登録してある特徴データと画像処理手段1から入力した抽出した特徴データとの照合を行い、当該検査対象部品のはんだ付けに関する属性を特定し、または、当該検査対象部品のメーカを特定し、その特定結果を検査基準発生手段3へ出力し、検査基準発生手段3が、特定した属性またはメーカに適用する検査基準を発生する。
その結果、比較手段4では、画像処理手段1からの測定データと検査基準発生手段3からの検査基準とを比較し、当該検査対象部品のはんだ付け状態の良否判定を行うが、適用する検査基準は、はんだ付けに関する属性または当該検査対象部品のメーカに基づき定めたものであるので、正確に良否判定を行うことができる。
ここに、はんだ付けに関する属性には、はんだメッキかパラジウムメッキか金メッキか等のメッキ種を含めることができる。メッキ種に応じてはんだ付け状態の外観が異なるが、本発明によれば、メッキ種に応じて適切に判断できることになる。このメッキ種の特定では、特徴データに含まれるリード輝度レベルデータ(既述の請求項5参照)が使用される。
そして、比較手段4の部品に関する判断結果は、既述の請求項12に記載の発明のように、検査結果出力手段5が検査基板の良否判定を行う際の資料となる。
また、画像処理手段1と特定処理手段2と検査基準発生手段3と比較手段4と検査結果出力手段5とは、既述の請求項13に記載の発明のように、上位装置によって全体的に統括制御されるので、検査処理の円滑化が図れる。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0037】
図3は、請求項1乃至請求項15に対応する実施形態の構成図である。この実施形態のはんだ付け外観検査装置は、中央制御コンピュータ30と、これに接続されるテーブル制御部31,キーボード32,検査基準選択部33,特定処理部34,画像処理部35,比較部36,検査結果出力部37等と、検査基準選択部33に接続される外部メモリ38と、テーブル制御部31に接続されるX−Yテーブル39と、カメラ40と、図示省略したが図11に示した多段落射照明部51と同等のものとで構成される。
【0038】
中央制御コンピュータ30は、いわゆるパソコンであり、各部を統括制御するとともに、検査基準選択部33〜検査結果出力部37までの各部間の通信の実施を制御する。
外部メモリ38は、例えばハードディスクであり、予め作成した検査データが格納される。図4は、検査データの構成例である。図4に示すように、この検査データは、基本データブロック(図4(a))と、マルチベンダブロック(図4(b))とからなる。なお、「マルチベンダ」とは、前述したように、複数調達メーカに係ることを指す。
【0039】
基本データブロック(図4(a))は、部品番号,部品名,座標,マルチベンダフラグ,検査内容(検査項目、検査基準)で構成される。この基本データブロックは、CADデータを利用して作成される。マルチベンダフラグは、当該部品がマルチベンダ部品であることを示すフラグであり、この基本データブロックを作成する際にCADデータから引用される。検査内容(検査項目、検査基準)は、このマルチベンダフラグがない場合に設定される。
【0040】
マルチベンダブロック(図4(b))は、部品メーカ,特徴データ,検査内容(検査項目、検査基準)で構成される。このマルチベンダブロックは、基本データブロックにマルチベンダフラグがある場合に、該当部品メーカ毎に特徴データと検査内容(検査項目、検査基準)が設定される。
特徴データは、マーキング画像データ,リード輝度レベルデータ及びリード長データで構成される。図5は、特徴データの構成例を示す。各データは、それぞれ、例えば図5に示すように設定される。
【0041】
図5では、マーキング画像データとして、マーキング形状,マーキング縦位置,マーキング横位置,マーキング最大縦サイズ,マーキング最大横サイズ,マーキングの明るさ,マーキングの色,フォント名,フォントサイズが示されている。リード輝度レベルデータとして、輝度レベル肩部,輝度レベル平坦部が示されている。また、リード長データとして、リード幅,リード長さが示されている。
【0042】
更に、図6は、検査項目の一例を示す。図6では、形状に関する設定項目と検出に関する設定項目とについての検査項目が示され、位置に関する設定項目はないが、図13、図14に示す従来の項目を整理し、さらに○印で示してあるように、画像処理部35が抽出する特徴データも検査項目に含む構成となっている。図7は、検査基準選択部33の構成図である。検査基準選択部33は、図7に示すように、検査データ処理部33aと情報管理部33bとで構成される。検査データ処理部33aは、データ処理マスタCPU33a1と検査データ格納部33a2とを備える。また、情報管理部33bは、データ処理スレーブCPU33b1と検査基準格納部33b2と特徴データ格納部33b3とを備える。なお、CPUは、中央処理装置を意味する。
【0043】
データ処理マスタCPU33a1は、検査する基板の順番に従い外部メモリ38から検査基板の検査データを取り出し、検査データ格納部33a2に一時記憶する。そして、データ処理マスタCPU33a1は、検査データ格納部33a2から検査データを取り出し、マルチベンダフラグの有無を確認し、フラグがある場合は、検査データ(マルチベンダブロック)内の検査基準と特徴データとを情報管理部33bへ転送し、フラグがない場合は、検査データ(基本データブロック)内の検査基準のみを情報管理部33bへ転送し、また、何れの場合も、検査項目を画像処理部35へ出力する。
【0044】
また、データ処理マスタCPU33a1は、特定処理部34からメーカ特定結果(特定できた場合と特定できない場合の双方を含む)が入力されると、情報管理部33bに対し該当するメーカ等の検査基準を出力する指示を与える。これは、メーカの特定ができた場合は、該当するメーカの部品を指定し、メーカの特定ができない場合は、マルチベンダデータブロックに登録してある先頭の部品を指定することにより行われる。なお、検査データ格納部33a2には、基本データブロック内の座標データ等が保存される。
【0045】
一方、データ処理スレーブCPU33b1は、入力した検査基準と特徴データとを検査基準格納部33b2と特徴データ格納部33b3にそれぞれ格納し、特徴データを特定処理部34へ出力し、検査基準を出力する指示に従って該当する検査基準を比較部36へ出力する。
次に、図8は、画像処理部35の構成図である。画像処理部35は、画像処理CPU35a とメモリ35bとカメラ入力部35cとで構成される。
【0046】
カメラ40が撮像した部品の画像信号が、カメラ入力部35c でディジタル化され、メモリ35bに一時記憶される。画像処理CPU35aは、メモリ35b から画像データを取り出し、画像処理を施して検査基準選択部33から受け取った検査項目についての測定を行い、測定データを比較部36へ出力するとともに、3つの特徴データに関する検査項目の測定データを抽出し、特定処理部34に与える。
【0047】
次に図9は、特定処理部の構成図である。この特定処理部34は、マーキング画像比較部34aと輝度レベル比較部34bとリード長比較部34cとメーカ特定部34dとで構成される。
マーキング画像比較部34a は、AND回路で構成され、検査基準選択部33から入力する特徴データにおけるマーキング画像に関するデータと画像処理部35から入力する抽出した特徴データにおけるマーキング画像に関するデータとのパターンマッチング処理を行って一致不一致の比較を行い、比較結果をメーカ特定部34d へ出力する。
【0048】
輝度レベル比較部34b は、AND回路で構成され、検査基準選択部33から入力する特徴データにおけるリード輝度レベルに関するデータと画像処理部35から入力する抽出した特徴データにおけるリード輝度レベルに関するデータとの一致不一致の比較を行い、比較結果をメーカ特定部34d へ出力する。
リード長比較部14c は、AND回路で構成され、検査基準選択部33から入力する特徴データにおけるリード長に関するデータと画像処理部35から入力する抽出した特徴データにおけるリード長に関するデータとの一致不一致の比較を行い、比較結果をメーカ特定部34d へ出力する。
【0049】
メーカ特定部34d は、2つのAND回路で構成され、例えばリード長比較部34cの比較結果と輝度レベル比較部34b の比較結果との一致不一致を判定し、判定結果とマーキング画像比較部34a の比較結果との一致不一致を判定し、その結果をメーカ特定結果として検査基準選択部33へ出力する。
したがって、3つの比較部の全てにおいて、測定データと設定データが一致したときにメーカの特定が行えることになる。以上の特定処理は、一致判定ができるまで、マルチベンダデータブロックに設定してある全ての部品について行われる。全ての部品についての一致判定の結果一致が取れないときは、不一致を内容とするメーカ特定結果を出力することになる。
【0050】
以上の構成において、請求項との対応関係は次のようになっている。画像処理手段1,12には、画像処理部35が対応する。特定処理手段2,13には、特定処理部34が対応する。検査基準発生手段3には、検査基準選択部33と外部メモリ38との全体が対応する。記憶手段10には、外部メモリ38が対応する。検査基準選択手段11には、検査基準選択部33が対応する。比較手段4,14には、比較部36が対応する。検査結果出力手段5,15には、検査結果出力部37が対応する。上位装置には、中央制御コンピュータ30が対応する。また、調達フラグには、マルチベンダフラグが対応する。第1検査データには、基本データブロックが対応する。第2検査データには、マルチベンダデータブロックが対応する。
【0051】
以下、本実施形態の動作を図10、図11をも参照して説明する。図10は、実施形態の動作フローチャートである。図11は、特徴データの作成方法及びメーカ特定方法の説明図である。
図10の最初のS1では、次のようにして検査データ(図4)を作成し、外部メモリ38に格納する。検査データの作成では、CADの設計データと部品ライブラリとを使用する。
【0052】
CADの設計データは、1基板に実装される全ての部品について、部品番号,部品名,X座標,Y座標,実装角の情報を持っているが、当該部品がマルチベンダ部品であるか否かは設計段階で分かるので、マルチベンダ部品に対してはCADデータ内にマルチベンダフラグを設けて置く。
また、部品ライブラリは、部品名と検査内容で構成され、部品毎の検査内容をまとめたもので、検査範囲を指定するウィンドデータと検査項目を持っている。この部品ライブラリは、検査装置において対象部品の検査対象部分にウィンドを設定し、このウィンド内で検査項目で設定した内容について測定し、その測定値を検査基準として持っている。
【0053】
そして、マルチベンダ部品リストを用意する。これでは、部品ライブラリに対応するマルチベンダ部品名を対応させてある。検査データは、一般に使用される作成装置にCADデータと部品ライブラリとを適用して作成する。作成装置ではCADデータの部品名と部品ライブラリの部品名とをキーとして変換処理が行われる。
【0054】
検査データ作成の手順は、概略次の通りである。まず、部品ライブラリ及びマルチベンダ部品リストを作成装置に格納して置いて、CADデータを作成装置に入力する。
次に、CADデータの部品番号の順にマルチベンダフラグの有無を確認し、有りの場合は、マルチベンダ部品リストを参照し、CADデータの部品名をキーにしてマルチベンダ部品リストからマルチベンダ部品名を探索する。そして、マルチベンダ部品リストのマルチベンダ部品名に対応した検査項目を部品ライブラリから引用する。
【0055】
これにより、CADデータの部品名に対応したマルチベンダ部品名とその検査項目が対応付けられ、図4(a)に示した基本データブロックの全部とマルチベンダブロックの特徴データを除いた部分が作成される。
次に、特徴データの作成では、実際に検査対象部品の画像信号を取得し、それに図11に示すように、リード部分(図11(a)(b))やマーキング上(図11(c))に検査ウィンドを配置する。
【0056】
そして、図11(a)に示すように、リード先端からボディまでのウィンドの画素数をリード長さとしてメーカ毎に取り込み、リード長の特徴データとする。また、図11(b)に示すように、リード平坦部もしくはリード肩部の幅方向または長さ方向の輝度レベルのデータをメッキ種毎に取り込み、リード輝度レベルの特徴データとする。図11(b)の右方には、輝度レベルが、メッキ種がはんだメッキであるか、パラジウムメッキであるかによって大きく異なることが示されている。
【0057】
更に、図11(c)に示すように、マーキングの形状の画像をメーカ毎に取り込み、マーキング画像の特徴データとする。
以上の検査データの準備が終了すると、次に検査対象基板をカメラ40の撮像位置に用意する(S2)。つまり検査対象基板をX−Yテーブル39に載置し、キーボード32からテーブル操作指令を入力する。すると、中央制御コンピュータ30がテーブル制御装置31にX−Yテーブル39の駆動指令を送り、X−Yテーブル39が移動して検査対象基板がカメラ40の撮像位置に運ばれる。
【0058】
これと並行して検査対象基板の検査データを外部メモリ38から検査基準選択部33に取り込む(S3)。これは、キーボート32から基板を指定して検査データの読み出し指令を入力すると、中央制御コンピュータ30が検査基準選択部33のデータ処理マスタCPU33a1に該当する検査データの取り込みを指示することで実現される。これにより、検査基準選択部33のデータ処理部33a では、検査データ格納部33a2に所定基板の検査データが格納される。
【0059】
そして、キーボート32から検査スタートの指令を入力すると(S4)、中央制御コンピュータ30は、各部の制御を開始し、検査の動作が開始される。S5→S6→S7の処理と、S8→S9→S10→S11→S12の処理とは並行して実行される。
S5では、X−Yテーブル39を移動して対象部品をカメラ40の直下に設定する。S6では、カメラ40で対象部品を撮像する。これにより画像信号が画像処理部35に入力される。画像処理部35では、画像信号がカメラ入力部35c を介してメモり35bに格納される。
【0060】
このタイミングでは、画像処理部35には、検査基準選択部33から検査項目が与えられているので(S8)、画像処理部35は、メモリ35b から画像データを取り出し、検査ポイントに指示された検査ウィンド内の画像処理を施して検査項目の測定を行い、測定データを比較部36へ出力し、測定データの中から、リード長データとリード輝度レベルデータとマーキング画像データを取り出し、それを抽出した特徴データとして特定処理部34に出力する(S7)。
【0061】
一方、S8では、検査基準選択部33において、データ処理マスタCPU33a1が、検査データ格納部33b2から検査データを取り出し、画像処理部35に検査項目を出力するとともに、基本データブロック内にマルチベンダフラグが有るか否かを探索する。そして、フラグが有る場合は、データ処理マスタCPU33a1は、情報管理部33b に検査基準と特徴データを与える(S9)。これを受けて情報管理部33b では、データ処理スレーブCPU33b1が、受け取った検査基準と特徴データを格納部(33b2,33b3)に格納し、まず最初のマルチベンダ部品の特徴データ(リード長データとリード輝度レベルデータとマーキング画像データ)を特定処理部34に出力する(S10)。なお、フラグがない場合は、データ処理マスタCPU33a1は、情報管理部33b に検査基準を格納させる動作のみを行う。
【0062】
特定処理部34では、3つの比較部(34a,34b,34c)が、検査基準選択部33から送られてきた特徴データと画像処理部35から送られてきた抽出した特徴データとの一致不一致の判断処理をそれぞれ行い、メーカ特定部34d がメーカ特定結果を検査基準選択部33に出力する(S11)。
具体的には、リード長による特定では、図11(a)に示すように、リード部分の画素数と特徴データの画素数とを比較し、メーカを特定する。この場合の判定基準としては、例えば−10%≦基準値≦+10%が採用される。例えば、画像処理部35からのリード長データが「14画素」であるとし、情報管理部33bからのリード長データが、最初「a社:10画素±2画素」であると、メーカ特定結果は“0”であるので、次に情報管理部33bから「B社:15画素±2画素」のリード長データが入力されるとすれば、上記判定基準に適合するので、リード長比較部34cは、メーカ特定部34dに対し、B社のメーカ情報を与え、B社が特定される。
【0063】
また、リード輝度レベルによる特定では、リードの平坦部や肩部の幅方向、長さ方向の輝度レベルと特徴データとを比較し、メーカを特定する。この場合の判定基準としては、同様に、例えば−10%≦基準値≦+10%とする。また、マーキングによる特定では、ウィンド内のマーキング形状(大きさ、フォント)を特徴データとパターンマッチングを取って比較する、あるいは、ウィンド内でマーキングとして抽出された面積、位置を画像処理して算出した検査データと比較し、メーカを特定する。
【0064】
検査基準選択部33では、メーカ特定結果が“0”、即ち、特定できない場合には、次のマルチベンダ部品の特徴データを特定処理部34に送る。その結果、特定処理部34において同様の特定処理が行われる。この特定処理は、メーカ特定結果が0である限りマルチベンダブロックに登録してある全てのマルチベンダ部品について行われる。
【0065】
そして、検査基準選択部33では、データ処理部33a は、メーカ特定結果が、“1”即ちメーカの特定ができた場合は、情報管理部33b に対し当該特定できたメーカのマルチベンダ部品の検査基準を指定して検査基準出力指示を与える。これを受けて、情報管理部33b は、指定されたメーカの検査基準を検査基準格納部33b2から取り出し、比較部35に対し出力する(S12)。
【0066】
一方、検査基準選択部33では、データ処理部33a は、全てのマルチベンダ部品についてのメーカ特定結果が“0”、即ちメーカの特定ができない場合は、情報管理部33b に対しマルチベンダブロックに最初に登録してあるマルチベンダ部品の検査基準を指定して検査基準出力指示を与える。これを受けて、情報管理部33b は、指定されたメーカの検査基準を検査基準格納部33b2から取り出し、比較部35に対し出力する(S12)。
【0067】
また、S9において、フラグがない場合は、検査基準選択部33では、データ処理部33a は、情報管理部33b に対し基本データブロックにおいて対応する検査順序の部品番号を指定して検査基準の出力指示を与える。これを受けて情報管理部33b は、指定された部品番号の検査基準を検査基準格納部33b2から取り出し、比較部35に対し出力する(S12)。
【0068】
次いで、比較部35において、画像処理部35が測定した測定データと検査基準選択部33が出力する検査基準との比較が行われ(S13)、比較結果(良否判定結果)が検査結果出力部37においてメモリに格納される(S14)。そして、次の部品があれば(S15)、S5以降の処理が繰り返される。1基板内の全て部品についての検査が終了すると(S15)、次の基板があるか否か断し(S16)、基板があれば、S2に戻り、基板がなければ、本手順を終了する。
【0069】
なお、メーカ特定部34d は、以上の説明では、AND回路で構成し、3つの比較部の全ての一致を条件にメーカ特定を行うとしたが、何れかの比較結果を用いて、例えばリード長比較部34cの比較結果とマーキング画像比較部34aの比較結果との一致不一致を判定し、または、輝度レベル比較部34b の比較結果とマーキング画像比較部34a の比較結果との一致不一致を判定することでメーカ特定を行うことでも良い。
【0070】
また、厳密な一致を要求するよりは、「一致率」の概念を導入してある程度の許容範囲を定めた方が良い場合もあると想定される。即ちメーカ特定部34d は、OR回路で構成し、3つの比較部の何れかの一致によってメーカ特定を行うのである。
また、以上の説明から明らかなように、マルチベンダ化に対応するためには、マルチベンダ部品のメーカの特定は、必ずしも必要ではなく、マルチベンダ部品のリードの表面処理状態、つまり、メッキ種が分かれば良い。これは、特徴データ中のリード輝度レベルデータを利用すれば可能である。即ち、請求項1、請求項16に対応する実施形態である。
【0071】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明は、検査対象部品の画像信号から特徴データを含むはんだ付けに関する検査項目の測定を行い、測定データから抽出した特徴データと登録してある特徴データとの照合を行い、当該検査対象部品のはんだ付けに関する特徴を特定し、または、当該検査対象部品のメーカを特定し、特定した特徴またはメーカに適用する検査基準と測定データとを比較し、当該検査対象部品のはんだ付け状態の良否判定を行うので、正確に良否判定を行うことができる。
【0072】
ここに、請求項2に記載の発明のように、はんだ付けに関する特徴には、はんだメッキかパラジウムメッキか金メッキかのメッキ種を含めることができる。したがって、本発明によれば、メッキ種に応じて適切に判断できることになる。
【0073】
請求項3に記載の発明は、検査基板毎の検査データを格納する記憶手段から検査対象部品に関する検査データを取り出し、検査項目を画像処理手段に与え、特徴データを特定処理手段に与え、また画像処理手段は測定データから抽出した特徴データを特定処理手段に与え、その結果特定処理手段が特定したメッキ種またはメーカに適用する検査基準を用いて比較手段が測定データと比較するので、正確に良否判定を行うことができる。
【0074】
請求項4に記載の発明は、検査データは、従来の検査データとは異なり、当該検査対象部品が複数調達メーカに属する部品であるか否かを示す調達フラグを含む基本となる第1検査データと、当該検査対象部品が複数調達メーカに属する部品であるとき使用される第2検査データとで構成してあるので、いわゆるマルチベンダ部品への対応が容易となる。
【0075】
請求項5に記載の発明は、特徴データは、マーキング画像とリード輝度レベルとリード長との全部または一部のテータで構成できるので、全部必要となるか一部で足りるか、検査対象部品によって異なる場合に、それに柔軟に対応できる。
請求項6に記載の発明は、検査基準選択手段は、調達フラグの有無に応じて使用する検査基準を選択できるので、検査対象部品がいわゆるマルチベンダ部品である場合に、容易に対応できる。
【0076】
請求項7に記載の発明は、検査基準選択手段は、2つの機能部で構成し役割を分担したので、処理の高速化が可能となる。
請求項8に記載の発明は、特定処理手段は、部品に表示された部品メーカのハウスマークを位置,色,フォント,大きさなどの形状をパターンマッチングによって認識できるので、これを利用してメーカの特定が行える。
【0077】
請求項9に記載の発明は、特定処理手段は、いわゆるマルチベンダ部品ではメッキ種がメーカによって異なり、それに応じてリード輝度レベルが異なることに着目し、リード輝度レベルを認識できるので、これを利用してメーカの特定が行える。
【0078】
請求項10に記載の発明は、特定処理手段は、いわゆるマルチベンダ部品ではリード長がメーカによって異なる場合がある点に着目し、リード長を認識できるので、これを利用してメーカの特定処理が行える。また、リード長が認識できるので、はんだ付け部分の存在位置の認識が容易となり、検査処理の迅速化に役立つ。
【0079】
請求項11に記載の発明は、特定処理手段は、検査対象部品のマーキング画像の比較結果とリード輝度レベルの比較結果とリード長の比較結果の全部または一部からメーカの特定が行えるので、検査対象部品がいわゆるマルチベンダ部品であるときは、メーカを特定できる、メーカに応じた検査が行えることになる。
請求項12に記載の発明は、検査結果出力手段は、比較手段の検査対象部品毎の判断結果を資料として用い、検査基板の良否判定が行える。
【0080】
請求項13に記載の発明は、いわゆるパソコン等の上位装置が、全体を統括制御するので、一連の検査工程を円滑に進めることができる。
請求項14に記載の発明は、検査対象部品のマーキング画像,リード輝度レベル,リード長の全部または一部を用いていわゆるマルチベンダ部品のメーカを特定し、特定したメーカの検査基準を用いてマルチベンダ部品のはんだ付け部分の外観検査が行える。
【0081】
請求項15に記載の発明は、第1検査データにおける検査対象部品が調達フラグを有するときは、いわゆるマルチベンダ部品であるので、第2検査データの特徴データと測定した特徴データとを用いてメーカを特定し、特定したメーカの検査基準を用いてマルチベンダ部品のはんだ付け部分の外観検査が行える。
請求項16に記載の発明は、リード輝度レベルからメッキ種を特定し、そのメッキ種に適用する検査基準を用いて、いわゆるマルチベンダ部品であっても、支障なくはんだ付け部分の外観検査が行える。
【0082】
以上要するに、本発明によれば、検査対象部品のリード形状やメッキ種(つまりリード表面処理)の状態が変化しても最適な検査基準で検査できるので、良否判定を正確に行うことが可能となり、検査対象部品がいわゆるマルチベンダ部品の場合であっても見逃しや過剰判定を少なくできる。その結果、見逃しが少なくなることによって、製品の信頼性が向上する。また、過剰判定が少なくなることは、再点検作業の必要回数が減ることを意味するので、検査工程の合理化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1、2、12、13に記載の発明の原理ブロック図である。
【図2】請求項3乃至請求項13に記載の発明の原理ブロック図である。
【図3】請求項1乃至請求項16に対応する実施形態の構成図である。
【図4】検査データの構成例であり、(a)は基本データブロックの構成図、(b)はマルチベンダデータブロックの構成図である。
【図5】特徴データの構成例である。
【図6】検査項目の一例である。
【図7】検査基準選択部の構成図である。
【図8】画像処理部の構成図である。
【図9】特定処理部の構成図である。
【図10】実施形態の動作フローチャートである。
【図11】特徴データの作成方法及びメーカ特定方法の説明図である。
【図12】従来のはんだ付け外観検査装置の一般的な構成例である。
【図13】チップ部品系の検査データの一例である。
【図14】LSI系の検査データの一例である。
【符号の説明】
1、12 画像処理手段
2、13 特定処理手段
3 検査基準発生手段
4、14 比較手段
5、15 検査結果出力手段
10 記憶手段
11 検査基準選択手段
31 テーブル制御部
32 キーボード
33 検査基準選択部
33a 検査データ部
33a1 データ処理マスタCPU
33b 情報管理部
33b1 データ処理スレーブCPU
33b2 検査基準格納部
33b3 特徴データ格納部
34 特定処理部
34a マーキング画像比較部
34b 輝度レベル比較部
34c リード長比較部
34d メーカ特定部
35 画像処理部
35a 画像処理CPU
36 比較部
37 検査結果出力部
38 外部メモリ
39 X−Yテーブル
40 カメラ

Claims (16)

  1. 表面実装部品のはんだ付け部分の画像信号からはんだ付け状態の外観を検査するはんだ付け外観検査装置において、
    検査対象部品の画像信号に画像処理を施し、はんだ付けに関する検査項目の測定を行い、各項目の測定データと測定データから抽出した特徴データとを出力する画像処理手段と、
    登録してある特徴データと前記抽出した特徴データとの照合を行い、当該検査対象部品のはんだ付けに関する特徴、または、当該検査対象部品のメーカを特定し、特定された何れか一方の特定結果を得る特定処理手段と、
    前記特定した特徴またはメーカに適用する検査基準を発生する検査基準発生手段と、
    前記検査基準発生手段からの検査基準と前記画像処理手段からの測定データとを比較し、当該検査対象部品の良否判定結果を出力する比較手段と
    を備えることを特徴とするはんだ付け外観検査装置。
  2. 請求項1に記載のはんだ付け外観検査装置において、
    前記はんだ付けに関する特徴には、メッキ種が含まれる
    ことを特徴とするはんだ付け外観検査装置。
  3. 表面実装部品のはんだ付け部分の画像信号からはんだ付け状態の外観を検査するはんだ付け外観検査装置において、
    検査データを格納する記憶手段と、
    前記記憶手段から検査対象基板に関する検査データを取り出し、その検査データに含まれる検査項目と特徴データとを出力するとともに、メッキ種とメーカの何れか一方の特定結果を受けて検査基準を出力する検査基準選択手段と、
    検査対象部品の画像信号に画像処理を施し、前記検査項目の測定を行い、各項目の測定データと、測定データから抽出した特徴データとを出力する画像処理手段と、
    前記検査基準選択手段からの特徴データと前記画像処理手段からの抽出した特徴データとに基づき、前記検査対象部品のメッキ種またはメーカの特定処理を実行し、前記特定結果を出力する特定処理手段と、
    前記検査基準選択手段からの検査基準と前記画像処理部からの測定データとの比較を行い、当該検査対象部品の良否判定結果を出力する比較手段と
    を備えることを特徴とするはんだ付け外観検査装置。
  4. 請求項3に記載のはんだ付け外観検査装置において、
    前記検査データは、
    部品名と検査項目と検査基準と当該部品が複数調達メーカに属する部品であることを示す調達フラグとを備える第1検査データと、
    部品メーカと特徴データと検査項目と検査基準とを備える第2検査データと
    で構成されることを特徴とするはんだ付け外観検査装置。
  5. 請求項1、3、4の何れか1項に記載のはんだ付け外観検査装置において、
    前記特徴データは、マーキング画像,リード輝度レベル,リード長の全部または一部のデータで構成されることを特徴とするはんだ付け外観検査装置。
  6. 請求項4に記載のはんだ付け外観検査装置において、
    前記検査基準選択手段は、
    前記第1検査データの前記調達フラグの有無を検索し、調達フラグがない場合は第1検査データの検査基準,検査項目を出力し、調達フラグがある場合は前記第2検査データの検査基準,検査項目及び特徴データを出力する
    ことを特徴とするはんだ付け外観検査装置。
  7. 請求項6に記載のはんだ付け外観検査装置において、
    前記検査基準選択手段は、
    調達フラグの確認,検査項目の前記画像処理部への出力,前記特定結果に基づく検査基準の出力指示を行う検査データ処理部と、
    前記検査データ処理部からの検査基準及び特徴データの格納,前記出力指示に従い検査基準の前記比較部への出力を行う情報管理部と
    を備えることを特徴とするはんだ付け外観検査装置。
  8. 請求項6に記載のはんだ付け外観検査装置において、
    前記特定処理手段は、
    前記検査基準選択手段から入力する前記特徴データと前記画像処理手段から入力する前記抽出した特徴データとにおける前記マーキング画像に関するデータの比較を行うマーキング画像比較部
    を備えることを特徴とするはんだ付け外観検査装置。
  9. 請求項6に記載のはんだ付け外観検査装置において、
    前記特定処理手段は、
    前記検査基準選択手段から入力する前記特徴データと前記画像処理手段から入力する前記抽出した特徴データとにおける前記リード輝度レベルに関するデータの比較を行う輝度レベル比較部
    を備えることを特徴とするはんだ付け外観検査装置。
  10. 請求項6に記載のはんだ付け外観検査装置において、
    前記特定処理手段は、
    前記検査基準選択手段から入力する前記特徴データと前記画像処理手段から入力する前記抽出した特徴データとにおける前記リード長に関するデータの比較を行うリード長比較部
    を備えることを特徴とするはんだ付け外観検査装置。
  11. 請求項6に記載のはんだ付け外観検査装置において、
    前記特定処理手段は、
    前記検査基準選択手段から入力する前記特徴データと前記画像処理手段から入力する前記抽出した特徴データとにおける前記マーキング画像に関するデータの比較を行うマーキング画像比較部と、
    前記検査基準選択手段から入力する前記特徴データと前記画像処理手段から入力する前記抽出した特徴データとにおける前記リード輝度レベルに関するデータの比較を行う輝度レベル比較部と、
    前記検査基準選択手段から入力する前記特徴データと前記画像処理手段から入力する前記抽出した特徴データとにおける前記リード長に関するデータの比較を行うリード長比較部と、
    前記マーキング画像比較部の出力と輝度レベル比較部の出力と前記リード長比較部の出力とからメーカ特定を行うメーカ特定部と
    を備えることを特徴とするはんだ付け外観検査装置。
  12. 請求項1または請求項3に記載のはんだ付け外観検査装置において、
    前記比較手段の判断結果に基づき当該検査対象部品の存する検査基板の良否判定を行い、判定結果を出力する検査結果出力手段
    を備えることを特徴とするはんだ付け外観検査装置。
  13. 請求項12に記載のはんだ付け外観検査装置において、
    全体を統括制御する上位装置を備えることを特徴とするはんだ付け外観検査装置。
  14. 検査対象部品の画像信号に画像処理を施しその検査対象部品のマーキング画像,リード輝度レベル,リード長の全部または一部を認識し、それらのデータと登録してある対応するデータと比較して複数調達に係るメーカを特定し、特定したメーカの検査基準を用いて検査対象部品のはんだ付け状態の検査を行う
    ことを特徴とするはんだ付け外観検査方法。
  15. 検査データとして、複数調達メーカに属する部品であることを示す調達フラグと部品名と検査項目と検査基準とを備える第1検査データと、部品メーカと特徴データと検査項目と検査基準とを備える第2検査データとを用意し、
    検査対象部品が前記調達フラグを有するときは、前記第2検査データの特徴データと検査対象部品の画像信号から取得した特徴データとを比較してメーカを特定し、特定したメーカの検査基準を用いて検査対象部品のはんだ付け状態の検査を行う
    ことを特徴とするはんだ付け外観検査方法。
  16. 検査対象部品の画像信号に画像処理を施しその検査対象部品のリード輝度レベルを認識し、その輝度レベルと登録してある対応するリード輝度レベルデータと比較してメッキ種を特定し、特定したメッキ種に適用する検査基準を用いて検査対象部品のはんだ付け状態の検査を行う
    ことを特徴とするはんだ付け外観検査方法。
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